JPH09202640A - ファイバ線引きプロセス中の被覆付き光ファイバの被覆の変形を少なくする方法および装置 - Google Patents
ファイバ線引きプロセス中の被覆付き光ファイバの被覆の変形を少なくする方法および装置Info
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Abstract
覆付き光ファイバを線引きする改善された方法および装
置を提供する。 【解決手段】 キャプスタンベルト(80)は、線引き
キャプスタン(75)の表面と係合するように一対のプ
ーリ(82、83)上に取り付けられる。キャプスタン
ベルト(80)は、キャプスタン(75)の回転運動に
よって一対のプーリ(82、83)上で回転するように
駆動される。被覆付き光ファイバ(35)は、キャプス
タン(75)とキャプスタンベルト(80)の間で線引
きされる。キャプスタンベルト(80)の少なくとも表
面は、ベルトと被覆付きファイバの間で接触している間
にファイバの被覆ではなくベルト材料が変形するように
被覆付き光ファイバ(35)と接触した際に容易に変形
する弾性率の非常に小さい材料から製造される。アイド
ラベルト(78)がキャプスタン(75)およびアイド
ラプーリ(79)を囲む。アイドラベルト(78)の少
なくとも表面は、キャプスタンベルト(80)と同じま
たは同様の材料から製造される。
Description
の製造に関し、さらに詳細には、光ファイバをプリフォ
ームから線引き(draw)した後の被覆付き光ファイバの
被覆の変形を少なくする方法および装置に関する。
ガラスプリフォームから細いストランドまたはファイバ
を線引きし、その後その構造強度を保持するためにファ
イバのストランドをポリマーで被覆するプロセスにおい
て製造される。プリフォームの組成は、所望の光ファイ
バのタイプ(単一モード、マルチモード、分散シフトな
ど)によって大きく異なる。
することによって低粘度状態にもっていくことができ
る。光ファイバを製造するのに通常使用される石英ガラ
スプリフォームの場合、ガラスの顕著な軟化は、約19
00゜Kから約2000゜Kまでのガラス軟化温度にお
いて起こる。ガラス軟化温度におけるガラス軟化を利用
すれば、プリフォームを線引きして細いガラスファイバ
にすることができる。そのために、プリフォームを線引
きオーブン(炉)内で加熱する。炉は、加熱要素を脈動
直流電流または脈動交流電流によってガラス軟化温度に
もっていく黒鉛抵抗炉である。あるいは、酸化ジルコニ
ウムまたは黒鉛から製造した管を電磁界によってガラス
軟化温度にもっていく誘導炉が使用される。
引き塔(drawing tower)において行われる。線引き塔
は、光ファイバを製造するために鉛直方向を向いた製造
装置である。炉は、ガラスプリフォームを加熱するため
に線引き塔の上部にあり、プリフォームから線引きされ
たストランドまたはファイバは、線引き塔の底部にある
張力かけおよび線引き装置を通過する前に、様々な測定
段階、冷却段階、被覆段階および硬化段階を通過する。
張力かけおよび線引き装置は、一般に、光ファイバを巻
取りスプールに送るキャプスタン装置である。
イバが一様な所望の特性で連続的に線引きされるように
適切に平衡していなければならない。この平衡は、通
常、ファイバを一般に1メートル毎秒から10メートル
毎秒の均一な速度で線引きしている間、被覆付きファイ
バの張力を監視することによって達成される。被覆付き
ファイバの張力が規定の値よりも大きくなると、炉の熱
は一般に上昇され、したがって張力が小さくなる。同様
に、炉の温度は、張力が規定の範囲の値よりも小さくな
るのに応答して下げられる。また、線引き速度を制御す
ることによってファイバ張力を調整することが周知であ
る。例えば、被覆付きファイバの張力が小さすぎると、
線引き速度を速くしてファイバ張力を大きくする。ファ
イバの張力が規定の範囲の値よりも大きくなると、ファ
イバ線引き速度を遅くして、したがってファイバ張力を
小さくする。
位置に保持された一対のキャプスタンホイールを含み、
ファイバがホイール間に供給されるキャプスタン機構で
ある。キャプスタンホイールの一方または両方は、ファ
イバをしっかりと把持するために、例えばゴム被覆で被
覆される。他の周知のキャプスタン配置は、例えば直径
30センチメートルのモータ駆動ホイールを含み、被覆
付き光ファイバがキャプスタンベルトによってそれに押
し当てられる。ファイバは、キャプスタンの表面と、例
えば90゜(1.6ラジアン)に等しい円周の一部にわ
たって接触する。ファイバは、キャプスタンを通過した
後、巻取りスプールに巻き取られる前に一つまたは複数
のプーリを通過する。キャプスタンベルトは、ファイバ
がキャプスタン上を滑らないように、またキャプスタン
がプロセス中にファイバの速度を完全に制御するよう
に、ファイバと線引きキャプスタンとが十分に接触する
ようにする役目を果たす。したがって、キャプスタンベ
ルトによってキャプスタンホイールに当たるファイバに
かなりな圧力がかかる。現代の工業では、キャプスタン
ベルトは、一般にファイバ強化硬質ゴムか、または大き
い織込みパターンを有する強靱な織物であり、ファイバ
がキャプスタンを通過する際にそれに押し当てられる。
これらの材料では、ベルトの摩耗が少なく、耐用年数が
長くなる。
ァイバ被覆は、ファイバがキャプスタンに入った際に比
較的高い温度(100℃またはそれ以上)のままである
ことが分かっている。一対のキャプスタンホイールを使
用して、キャプスタンホイール間に被覆付きファイバを
通すことによって被覆付きファイバを線引きする場合、
被覆付きファイバは「挟みつけられ(pinched)」、そ
の結果ファイバをキャプスタンホイールに押し付けた際
にファイバ被覆が変形する。同様に、単一のキャプスタ
ンおよびベルト装置では、硬質ゴムまたは織物のキャプ
スタンベルトにより、ファイバをキャプスタンホイール
に押し付けた際にファイバ被覆が変形する。同時に、被
覆は、鋼製のキャプスタンと接触することによってガラ
ス遷移温度以下に冷却され、それにより被覆内へ変形が
固定化される。被覆内の変形は、ガラスファイバ上の不
均一な応力分布に変化し、マイクロベンディングによっ
て誘導される追加の損失がもたらされる。変形は、時間
とともに二次被覆からある程度まで緩和され、追加の損
失が低減する。ただし、追加の損失低減の程度は様々で
あり、永久的な追加の損失は、場合によっては最大0.
1dB/KMまで観測される。したがって、当技術分野
では、ファイバ線引き中のファイバ被覆の変形を最小限
に抑える光ファイバを線引きする方法および装置が必要
である。
ァイバの被覆の変形を最小限に抑える被覆付き光ファイ
バを線引きする改善された方法および装置を提供し、そ
れにより減衰の小さい改善された光ファイバを得ること
を含む。
スタンベルトは、線引きキャプスタンの表面と係合する
ように一対のプーリ上に取り付けられる。キャプスタン
ベルトは、キャプスタンの回転運動によって一対のプー
リ上で回転するように駆動され、被覆付き光ファイバ
は、キャプスタンとキャプスタンベルトの間で線引きさ
れる。キャプスタンベルトは、ベルトと被覆付きファイ
バの間で接触している間にファイバの被覆ではなくベル
ト材料が変形するように被覆付き光ファイバと接触した
際に容易に変形する弾性率の非常に小さい材料から製造
される。
キャプスタンの周りに追加される。アイドラベルトは、
ファイバがベルトのみに接触し、キャプスタンの金属面
に接触しないように、キャプスタンベルトと同じまたは
同様の材料から製造される。
ひずみにおいて10PSIから200PSI(0.07
MPaから1.38MPa)まで、100%ひずみにお
いて200PSIから5000PSI(1.38MPa
から34.5MPa)までの弾性率を有する材料から製
造される。さらに、ASTM C501(1000サイ
クル、1000グラム負荷)に従って試験した場合のベ
ルト材料の摩滅抵抗は10から200までである。
24ダイCに従って測定した)ベルト材料の引裂き特性
は、100lb/直線インチから1000lb/直線イ
ンチ(1.75×104nt/mから1.75×105n
t/m)までである。
5に従うベルト材料の圧縮特性は、1%から20%まで
(セット、方法A)、または5%から50%まで(セッ
ト、方法B)である。デュロメータShore Aに従
って試験した場合、ベルト材料は、50から90までの
Shore A数を示す。
には、ポリエステル、熱硬化性ポリウレタン、ブロック
コポリマーゴム、または光ファイバの被覆の変形を最小
限に抑える所望の物理特性を有する他の材料がある。
強化ゴムタイプまたは硬質ゴムタイプのベルトは、上述
の低率材料など、より軟らかいポリマー材料で被覆され
る。
バを製造する方法および装置を提供することによって、
従来技術に勝る著しい改善がもたらされ、特に光ファイ
バの被覆の永久的な変形による減衰が小さくなる。本発
明では、ベルトが被覆付き光ファイバと接触した際に被
覆付き光ファイバではなくベルト材料が変形するよう
に、弾性率の非常に小さい材料から製造した線引きキャ
プスタン用のキャプスタンベルトを備えることによって
この目的を達成する。光ファイバの特性は、線引きキャ
プスタンのまわりにこれも弾性率の非常に小さい材料か
ら製造したアイドラベルトを備えることによってさらに
向上する。本発明では、光ファイバの被覆の変形が最小
限に抑えられ、したがって光ファイバの被覆の永久的な
変形によって生じるマイクロベンディングによる光ファ
イバの追加の損失が最小限に抑えられる。
点は、添付の図面に示される本発明の例示の実施形態に
ついての以下の詳細な説明に照らせば明らかになろう。
き塔を示す概略ブロック図が示されている。線引き塔
は、通常、プリフォームの加熱された端部から光ファイ
バが線引きされるように、プリフォーム(図示せず)を
炉10内に導入する垂直な装置である。光ファイバは、
炉を出た後、プリフォームから線引きされている光ファ
イバの直径および張力を測定する測定装置12を通過す
る。次いで、光ファイバは、被覆ダイなど、光ファイバ
に被覆を塗布する一次被覆装置15を通過する。被覆
は、紫外線硬化可能または熱硬化可能な被覆か、または
光ファイバの表面に所望の機械特性を与える他の適切な
被覆である。光ファイバは、一次被覆装置15を出た
後、一次被覆を少なくとも部分的に硬化させる硬化段階
17に入る。例えば、一次被覆が紫外線硬化可能な被覆
の場合、硬化段階15は、一次被覆を紫外線光に当てて
一次被覆を硬化させる紫外線光源を含む。
た後、それぞれ一つまたは複数の二次被覆をファイバに
付加する追加の被覆段階20および硬化段階21に送ら
れる。被覆付き光ファイバは、最終硬化段階の後、被覆
付き光ファイバの最終外直径を測定する測定装置30を
通過する。最後に、被覆付き光ファイバは、被覆付き光
ファイバを線引き塔から線引きし、巻取りスプール(図
示せず)に送る張力かけおよび線引き装置32に送られ
る。被覆付き光ファイバは、巻取りスプールに送られる
前に一つまたは複数のプーリを通過する。
2に詳細に示す。図2を参照すると、被覆付き光ファイ
バ35はまず、線引きされた光ファイバをアイドラプー
リ52に案内するファイバガイド50に送られる。被覆
付き光ファイバは、アイドラプーリ52を通過した後、
第二のファイバガイド55を通過し、次いで張力または
ロードセル60を通過する。当技術分野において周知の
ように、張力またはロードセル60は、被覆付き光ファ
イバ35に所望の張力を与える制御装置として実施され
る。
キャプスタン装置70に送られる前に、第三のファイバ
ガイド65を通過する。線引きキャプスタン装置70
は、被覆付き光ファイバを線引き塔から所望の線引き速
度で線引きするために、例えば変速駆動モータ76(破
線で示す)によって駆動されるキャプスタン75を含
む。アイドラベルト78はキャプスタン75を囲み、ア
イドラベルト78のキャプスタン75への張力は、調節
可能なアイドラホイールまたはプーリ79によって制御
される。例えば、アイドラホイール79のキャプスタン
ベルト78への張力は、調節可能なスプリング力によっ
て制御される。キャプスタンベルト80は、一対のプー
リ82、83によって受容される。キャプスタンベルト
80はアイドラベルト78と接触する。キャプスタンベ
ルト80は、キャプスタン75によって駆動されるアイ
ドラベルト78と摩擦接触することによってプーリ8
2、83上で回転するように駆動される。キャプスタン
ベルト80の張力は、プーリ82、83の一方または両
方によって維持される。例えば、プーリ82、83の一
方が固定軸のまわりで回転するように固定位置にあり、
他方のプーリが図示されていない調節可能なスプリング
負荷装置によってキャプスタンベルト張力の維持のため
スプリング負荷される。あるいは、プーリ82、83の
両方がスプリング負荷される。
ャプスタンベルト80とアイドラベルト78の張力を維
持するためにスプリング負荷されるものとして説明した
が、本発明に従って、気圧負荷または油圧負荷など、張
力を調節する任意の適切な手段も使用できる。
光ファイバ35は、アイドラベルト78と接触し、次い
でキャプスタン75の回転速度によって制御されるファ
イバ線引き速度でキャプスタンベルト80とアイドラベ
ルト78の間で線引きされる。キャプスタンベルト80
の速度は、キャプスタン75の回転速度によって完全に
制御される。被覆付き光ファイバ35は、次いで図示さ
れていないプーリを通って巻取りスプールに送られる。
びキャプスタンベルト80は、ベルトが被覆付き光ファ
イバと接触した際にベルトが変形するように、弾性率の
小さい材料から製造される。当技術分野において周知の
ように、被覆付き光ファイバは、被覆のガラス遷移温度
以上の高い温度になっている。したがって、被覆は、堅
い表面と接触した場合に変形する。この変形は、冷却さ
れると被覆内へ「固定」される。この変形により光ファ
イバのマイクロベンディングが生じ、それにより光ファ
イバの減衰がもたらされる。したがって、キャプスタン
ベルト80およびアイドラベルト78のベルト材料は、
被覆付き光ファイバがベルトと接触した際に被覆材料で
はなくベルト材料が変形するように、加熱された被覆材
料よりも弾性率の小さいものを選択する。また、光ファ
イバの被覆の変形を防ぐと同時に、耐用年数が比較的長
くなるように、ベルトの他の機械特性を選択することも
重要である。本発明によれば、適切なベルト材料は、以
下の表Iに示される範囲の特性を有する。
ベルト材料はポリウレタンである。特に、10%ひずみ
において30PSI(0.21MPa)、100%ひず
みにおいて800PSI(5.52MPa)の弾性率を
有するポリウレタンベルト材料を選択した。さらに、ポ
リウレタンベルト材料は、摩滅抵抗が70(ASTMC
501、1000サイクル、1000グラム負荷)であ
った。ポリエステル材料の引裂き特性は、425ポンド
/直線インチ(7.44×104)(ASTM D52
4ダイC)であった。ポリウレタン材料の圧縮特性は、
方法A ASTM D395によれば11%、方法B
ASTM D395によれば18%であった。デュロメ
ータShore Aに従って試験した場合、ポリウレタ
ン材料は、Shore A数85を示す。
た際に加熱された光ファイバの被覆材料ではなくベルト
材料が変形するように、所望の弾性率および圧縮特性を
有するものであれば、他の適切な材料もベルト材料に使
用できると考えられる。他の適切なベルト材料には、ポ
リエステル、ブロックコポリマーゴムなどがある。
ァイバに塗布して説明し、図解したが、完成した光ファ
イバの所望の特性を得るために、一つまたは複数の被覆
層を塗布することが当技術分野において周知である。さ
らに、本願では、本発明について、二つのベルト、すな
わちアイドラベルトとキャプスタンベルトが備えられた
図2に関して説明したが、本発明による弾性率の小さい
材料から製造したキャプスタンベルトを使用するだけ
で、線引き被覆付き光ファイバの特性の著しい改善が達
成される。
料から完全に製造されたキャプスタンベルト80および
アイドラベルト78を使用するものとして説明した。し
かしながら、本発明によれば、弾性率の小さい材料で被
覆された従来技術の強化ベルトも使用できる。図3を参
照すると、ファイバ強化硬質ゴムまたは織物材料から製
造されたコア90を有する強化ベルトの断面図が示され
ている。低弾性率材料の他の層92がコア90を囲んで
いる。低弾性率材料は、上述のものと同じタイプのもの
である。本発明のこの実施形態を使用して、被覆付きフ
ァイバがキャプスタン装置を通過した際にファイバ被覆
ではなく外側層92が変形するように、外側層92の厚
さを選択する。
れる線引き塔の概略ブロック図である。
率の非常に小さいベルトを含む本発明の変更された線引
きキャプスタンを示す概略図である。
である。
Claims (16)
- 【請求項1】 円筒形線引き面を有する回転線引きキャ
プスタン(75)を含み、周囲温度以上の高い温度にな
っている保護被覆材料(15、20)の少なくとも一つ
の層によって囲まれた中心ファイバを含む被覆付き光フ
ァイバ(35)を線引き塔から線引きする装置におい
て、 キャプスタンベルト(80)が一つまたは複数のキャプ
スタンベルトプーリ(82、83)上に取り付けられ、
前記キャプスタンベルト(80)の表面(92)が前記
線引きキャプスタン(75)の前記面と係合し、前記キ
ャプスタンベルト(80)が、前記線引きキャプスタン
(75)の回転運動によって前記一つまたは複数のキャ
プスタンベルトプーリ(82、83)上で回転するよう
に駆動され、 被覆光ファイバ(35)が前記線引きキャプスタン(7
5)と前記キャプスタンベルト表面(92)の間で線引
きされ、 前記キャプスタンベルト(80)の少なくとも前記表面
(92)が、前記キャプスタンベルト表面(92)が被
覆材料(15、20)と接触している間に、被覆材料
(15、20)ではなく前記キャプスタンベルト表面
(92)が変形するように、前記被覆材料(15、2
0)が前記高い温度になっている場合に被覆光ファイバ
(35)の被覆材料よりも小さい弾性率を有するベルト
材料から製造されることを特徴とする装置。 - 【請求項2】 前記キャプスタン(75)によって受容
されるアイドラベルト(78)をさらに特徴とし、前記
被覆光ファイバ(35)が前記キャプスタンベルト表面
(92)と前記アイドラベルト(78)の表面(92)
の間で線引きされ、少なくとも前記アイドラベルト表面
(92)が、前記アイドラベルト表面(92)が被覆材
料(15、20)と接触している間に、被覆材料(1
5、20)ではなく前記アイドラベルト表面(92)が
変形するように、前記ベルト材料から製造される請求項
1に記載の装置。 - 【請求項3】 前記ベルト材料(92)の弾性率が10
%ひずみにおいて10PSIから200PSI(0.0
7MPaから1.38MPa)までであることを特徴と
する請求項2に記載の装置。 - 【請求項4】 前記ベルト材料(92)の弾性率が10
0%ひずみにおいて200PSIから5000PSI
(1.38MPaから34.5MPa)までであること
を特徴とする請求項3に記載の装置。 - 【請求項5】 前記ベルト材料(92)の摩滅抵抗は1
0から200までであることを特徴とする請求項4に記
載の装置。 - 【請求項6】 前記ベルト材料(92)の引裂き特性が
100lb/直線インチから1000lb/直線インチ
(1.75×104nt/mから1.75×105nt/
m)までであることを特徴とする請求項5に記載の装
置。 - 【請求項7】 前記ベルト材料(92)の圧縮特性が1
%から50%までであることを特徴とする請求項6に記
載の装置。 - 【請求項8】 前記ベルト材料(92)が50から90
までのデュロメータShore A数を示すことを特徴
とする請求項7に記載の装置。 - 【請求項9】 前記キャプスタンベルト(80)と前記
アイドラベルト(78)が前記ベルト材料(92)から
完全に製造されることを特徴とする請求項2に記載の装
置。 - 【請求項10】 前記キャプスタンベルト(80)と前
記アイドラベルト(78)がそれぞ高強度コア材料のコ
ア(90)および前記ベルト材料の外側層(92)を含
むことを特徴とする請求項2に記載の装置。 - 【請求項11】 前記コア材料(90)が、ファイバ強
化硬質ゴムおよび織物材料からなるグループから選択さ
れることを特徴とする請求項10に記載の装置。 - 【請求項12】 前記ベルト材料(92)が、ポリエス
テル、熱硬化性ポリウレタン、ブロックコポリマーゴム
からなるグループから選択されることを特徴とする請求
項2に記載の装置。 - 【請求項13】 前記一つまたは複数のキャプスタンベ
ルトプーリ(82、83)が一対のキャプスタンベルト
プーリを含み、前記一対のキャプスタンベルトプーリ
(82、83)が離間し、前記キャプスタンベルト(8
0)が前記一対のキャプスタンベルトプーリ(82、8
3)の間で前記キャプスタン(75)と接触することを
特徴とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項14】 前記一つまたは複数のキャプスタンベ
ルトプーリ(82、83)が一対のキャプスタンベルト
プーリを含み、前記一対のキャプスタンベルトプーリ
(82、83)が離間し、前記キャプスタンベルト(8
0)が前記一対のキャプスタンベルトプーリ(82、8
3)の間で前記キャプスタン(75)と接触することを
特徴とする請求項2に記載の装置。 - 【請求項15】 前記キャプスタン(75)から離間し
たアイドラプーリ(79)をさらに特徴とし、前記アイ
ドラベルト(78)が前記キャプスタン(75)および
前記アイドラプーリ(79)によって受容されることを
特徴とする請求項2に記載の装置。 - 【請求項16】 前記一つまたは複数のキャプスタンベ
ルトプーリ(82、83)が一対のキャプスタンベルト
プーリを含み、前記一対のキャプスタンベルトプーリ
(82、83)が離間し、前記キャプスタンベルト(8
0)が前記一対のキャプスタンベルトプーリ(82、8
3)の間で前記キャプスタン(75)と接触することを
特徴とする請求項15に記載の装置。
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EP (1) | EP0785173B1 (ja) |
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