JPH09202176A - 車両用コーナーポール - Google Patents

車両用コーナーポール

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Publication number
JPH09202176A
JPH09202176A JP3000696A JP3000696A JPH09202176A JP H09202176 A JPH09202176 A JP H09202176A JP 3000696 A JP3000696 A JP 3000696A JP 3000696 A JP3000696 A JP 3000696A JP H09202176 A JPH09202176 A JP H09202176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corner pole
vehicle
pinion
drive cord
drive
Prior art date
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Pending
Application number
JP3000696A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ando
弘 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Altia Co Ltd
Original Assignee
Nissan Altia Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Altia Co Ltd filed Critical Nissan Altia Co Ltd
Priority to JP3000696A priority Critical patent/JPH09202176A/ja
Publication of JPH09202176A publication Critical patent/JPH09202176A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、車両のフロントバンパなどに取り
付けられる電動格納式の車両用コーナーポールを提供せ
んとするものである。 【解決手段】 本発明は、伸縮可能に組み付けられた複
数のコーナーポール要素12a・・・からなるコーナー
ポール組立体12と、ラック歯部13aを有する可撓性
の長尺体からなり、前記コーナーポール組立体12の内
部で進退して前記コーナーポール要素12a・・・を伸
縮させるためのドライブコード13と、当該ドライブコ
ード13の前記ラック歯部13aにピニオン16を介し
てその駆動軸15aを直接連係させた超音波モータ15
と、当該超音波モータ15を駆動させるための超音波発
振装置17とを備えた車両用コーナーポール11にあ
り、これによって、小型で、取り付けスペースをあまり
要せず、低コストの車両用コーナーポールが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のフロントバ
ンパなどに取り付けられる電動格納式の車両用コーナー
ポールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動格納式の車両用コーナーポールは、
高級車などにおいて、オプション部品などとして取り付
けられることが多い。このような車両用コーナーポール
1の一例を示すと(実開昭64−42943号)、図3
〜図5に示した如くで、これは、車両100のフロント
バンパ101のコーナー部に取り付けられる。その構造
の概略は、伸縮可能に組み付けられた複数のコーナーポ
ール要素(ロッドアンテナ型の筒体)2a・・・を有す
るコーナーポール組立体2と、ラック歯部3aを有する
可撓性の長尺体からなり、上記コーナーポール組立体2
の内部で進退して上記コーナーポール要素2a・・・を
伸縮させるためのドライブコード3と、このドライブコ
ード3を、複雑な歯車機構4を介して、進退させる直流
電動モータ5などを備えてなり、この直流電動モータ5
の正逆回転によって、ドライブコード3が進退し、これ
によって、コーナーポール要素2a・・・が伸縮するよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な構造の車両用コーナーポール1の場合、次のような問
題点があった。
【0004】(1)先ず、車両用コーナーポール1の取
り付けられるフロントバンパ101のコーナー部分に
は、前照灯などの照明装置が近接して組み込まれるた
め、コーナーポール用のスペースはあまり大きく取れ
ず、車両用コーナーポール1の直流電動モータ5やその
歯車機構4をなるべく小型化する必要があるものの、そ
の小型化には、限界がある。特に、歯車機構4の場合、
回転速度の大きい直流電動モータ5では、ウオームギア
や遊星ギア、平歯車などの多数の歯車を複雑に組み付け
て、所望の速度とトルクを得る必要があるため、相当複
雑で、その小型化には、限界があると共に、部品点数の
多さから、コスト上昇も避けられなかった。また、直流
電動モータ5にあっても、コイル部品が必須である関係
上、軸方向の長さを短縮するにも限界があり、薄型化も
に、限界がある。したがって、あまりスペースの取れな
い車種によっては、このような車両用コーナーポール1
の装着は、不可能となったり、また、取り付けることが
できる車種によっても、車種毎に最適の取付位置を選ん
で取り付けなければならないなどの統一化できない面倒
な問題がある。
【0005】(2)また、上記のようなスペースの問題
にとどまらず、複雑な歯車機構4の組み込みによって、
ケーシング(ハウジング)の樹脂型(金型)も複雑で高
価なものとなり、さらに、組み立てにあたっても、作業
工数が多く、これらの面からも、製造コストの上昇は避
けられない。さらにまた、このような複雑な歯車機構4
の組み込みによって、故障の確率が高くなり、修理など
の際においても、面倒な作業が必要とされる。
【0006】(3)また、直流電動モータ5の組み込み
では、ポールが最上端や最下端に達したとき、あるいは
障害物に当たったとき、当該直流電動モータ5の損傷
(焼き付き)などを避けるため、上記歯車機構にクラッ
チを組み込んだり、モータの空転を止めるためのタイマ
ーを設けるなどの必要があり、この面からのコスト上昇
も避けられない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような狭
小なスペース部分に装着されるという、車両用コーナー
ポール特有の問題点に鑑みてなされたもので、その特徴
とする点は、伸縮可能に組み付けられた複数のコーナー
ポール要素を有するコーナーポール組立体と、ラック歯
部を有する可撓性の長尺体からなり、前記コーナーポー
ル組立体の内部で進退して前記コーナーポール要素を伸
縮させるためのドライブコードと、当該ドライブコード
の前記ラック歯部にピニオンを介してその駆動軸を直接
連係させた超音波モータと、当該超音波モータを駆動さ
せるための超音波発振装置とを備えた車両用コーナーポ
ールにある。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図2は、上記本発明に係る
車両用コーナーポールの一つの実施の形態を示したもの
である。この車両用コーナーポール11において、12
は伸縮可能に組み付けられた複数のコーナーポール要素
(ロッドアンテナ型の筒体)12a・・・を有するコー
ナーポール組立体、13はラック歯部13aを有する可
撓性の長尺体からなり、上記コーナーポール組立体12
の内部で進退して前記コーナーポール要素12a・・・
を伸縮させるためのドライブコード、15は上記ドライ
ブコード13のラック歯部13aにピニオン(歯車)1
6を介してその駆動軸15aを直接連係させた超音波モ
ータ、17は超音波モータ15を駆動させるための超音
波発振装置、18は超音波モータ15を正回転又は逆回
転させるための切換スイッチ、19はその摘み19aに
よって、超音波モータ15の回転速度を調整するための
可変抵抗器、20は超音波モータ15への通電導体であ
る。
【0009】このようにしてなる本発明に係る車両用コ
ーナーポール11は、従来と同様、車両のフロントバン
パ101のコーナー部に取り付けられ、ドライバが、運
転席の近傍などに設置した上記切換スイッチ18を操作
すれば、超音波モータ5が正逆回転して、ドライブコー
ド13が進退する。これによって、コーナーポール組立
体12のコーナーポール要素12a・・・が伸縮して、
所望のコーナーポール機能が得られる。そして、好まし
くは、最内側のコーナーポール要素12aの先端内部に
ランプ30を組み込み、上記コーナーポール要素12a
・・・の伸長時には、図示しない配線系によって、自動
的にランプ30を点灯させ、また、逆にその収縮時に
は、自動的に消灯させるようにしてある。
【0010】この構造からなる車両用コーナーポール1
1の場合、超音波モータ15は、小型、軽量で、かつ低
速、高トルクであるため、その駆動軸15aが、ピニオ
ン16を介して、直接ドライブコード13のラック歯部
13aに噛み合い、連係されても、スムーズに当該ドラ
イブコード13を進退させることができる。また、この
ようなダイレクト駆動方式によって、従来のような、複
雑な構造の歯車機構が不要となるため、上記超音波モー
タ15やピニオン16が収納されるケーシング21が、
極めて簡単な構造のもので対応することができる。この
ケーシング21はまた、従来の直流電動モータのように
駆動軸の軸方向にコイル部品がないという、超音波モー
タ15の軸方向長さの短縮化された構造(薄型構造)
と、上記複雑な歯車機構の不要化と相俟って、より大幅
な小型化が可能となる。
【0011】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る車両用コーナーポールによると、バンパ内の狭小
なスペース部分に取り付けなければならないという、車
両用コーナーポール特有の問題点に対して、次のような
優れた効果が得られる。
【0012】(1)先ず、上述したように、超音波モー
タの駆動軸が、ピニオンを介して、直接ドライブコード
のラック歯部に噛み合わせ、連係させてあるため、従来
のような、複雑な構造の歯車機構が不要となり、極めて
簡単な構造のケーシングで対応することができる。した
がって、従来のような、複雑な構造の樹脂型(金型)が
不要となり、この面からの低コスト化が可能となる。
【0013】(2)また、上述したように、ケーシング
自体の大幅な小型化によって、バンパ内という、狭小な
スペース部分への取り付けが容易に行えるようになる。
このことによって、従来、所望のスペースが取れず、装
着が不可能であった車種に対しても、本発明の車両用コ
ーナーポールでは、装着が可能となって、大きな汎用性
が得られる。また、従来から取付け可能な車種であって
も、従来構造のコーナーポールの場合、ある程度の大き
さのスペースが必要となるため、車種毎に、所望のスペ
ースが得られる最適の取付位置を、その都度厳格に選ぶ
必要があったのに対して、本発明の車両用コーナーポー
ルでは、その小スペース化によって、取付位置の範囲が
大幅に拡大でき、この点でも、大きな汎用性が得られ
る。
【0014】(3)もちろん、上記のような複雑な構造
の歯車機構の不要化による、歯車個数の大幅な削減、及
びこれらの多数の歯車機構の組み付けによる、作業工数
の大幅な削減によって、コーナーポール全体の大幅なコ
ストダウンを図ることができる。また、このような複雑
な構造の歯車機構の不要化によって、故障の確率が大幅
に低減し、さらに、修理などの作業も大幅に簡略化され
る。
【0015】(4)また、コーナーポールの特性上、そ
れが最上端や最下端に達したとき、あるいは障害物に当
たったとき、従来の直流電動モータでは、損傷を防止す
るため、上記複雑な歯車機構にさらにクラッチを組み込
んだり、あるいはモータの空転を止めるためのタイマー
などを設けるなどの必要があったが、本発明の車両用コ
ーナーポールでは、上記超音波モータの採用により、上
記クラッチやタイマーの設置などが不要となり、この面
でのコストダウンも可能となる。つまり、超音波モータ
では、過負荷時において、回転速度のフィードバックに
より自動的に停止する機能があるからである。また、上
記のような歯車機構からなる特別な減速手段などを設け
なくとも、超音波発振装置内に適当な可変抵抗器を設け
れば、超音波モータの回転速度を自在に調整することが
できるからである。
【0016】(5)さらにまた、近年の技術革新によっ
て、超音波モータ自体の製造コストも大幅に低減されて
おり、この超音波モータの採用によっても、コーナーポ
ール全体としては、やはりコストダウンが達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用コーナーポールの1つの実
施の形態を示した部分縦断側面図である。
【図2】図1の車両用コーナーポールにおけるドライブ
コードのラック歯部と超音波モータのピニオンとの連係
関係を示した部分拡大平面図である。
【図3】従来の車両用コーナーポールの装着した状態を
示した斜視図である。
【図4】図3の車両用コーナーポールの一部伸長時にお
ける部分縦断側面図である。
【図5】図3の車両用コーナーポールの収縮時における
歯車機構部分を示した部分縦断側面図である。
【符号の説明】
11 車両用コーナーポール 12 コーナーポール組立体 12a 複数のコーナーポール要素 13 ドライブコード 13a ラック歯部 15 超音波モータ 15a 駆動軸 16 ピニオン 17 超音波発振装置 18 切換スイッチ、 19 可変抵抗器 21 ケーシング 30 ランプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮可能に組み付けられた複数のコーナ
    ーポール要素を有するコーナーポール組立体と、ラック
    歯部を有する可撓性の長尺体からなり、前記コーナーポ
    ール組立体の内部で進退して前記コーナーポール要素を
    伸縮させるためのドライブコードと、当該ドライブコー
    ドの前記ラック歯部にピニオンを介してその駆動軸を直
    接連係させた超音波モータと、当該超音波モータを駆動
    させるための超音波発振装置とを備えたことを特徴とす
    る車両用コーナーポール。
JP3000696A 1996-01-24 1996-01-24 車両用コーナーポール Pending JPH09202176A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3000696A JPH09202176A (ja) 1996-01-24 1996-01-24 車両用コーナーポール

Applications Claiming Priority (1)

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JP3000696A JPH09202176A (ja) 1996-01-24 1996-01-24 車両用コーナーポール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09202176A true JPH09202176A (ja) 1997-08-05

Family

ID=12291810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3000696A Pending JPH09202176A (ja) 1996-01-24 1996-01-24 車両用コーナーポール

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JP (1) JPH09202176A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1075775C (zh) * 1997-10-03 2001-12-05 原田工业株式会社 车辆用角杆装置
CN100386539C (zh) * 2005-08-12 2008-05-07 哈尔滨工业大学 能够实现曲线传动的齿轮、齿条机构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1075775C (zh) * 1997-10-03 2001-12-05 原田工业株式会社 车辆用角杆装置
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A977 Report on retrieval

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Effective date: 20060413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060425

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060822