JPH09201524A - アッシュ混合タンク - Google Patents

アッシュ混合タンク

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JPH09201524A
JPH09201524A JP1170996A JP1170996A JPH09201524A JP H09201524 A JPH09201524 A JP H09201524A JP 1170996 A JP1170996 A JP 1170996A JP 1170996 A JP1170996 A JP 1170996A JP H09201524 A JPH09201524 A JP H09201524A
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JP
Japan
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magnet
mixing tank
ash
screen
ash mixing
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Application number
JP1170996A
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English (en)
Inventor
Tomotoshi Tokawa
智敏 東川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 黒液燃焼ボイラにおけるアッシュ混合タンク
に関し、混入する金属片を取除き、すり板やスクリーン
の損傷を防止する。 【解決手段】 アッシュ混合タンク2内には攪拌羽根4
とすり板5を設けた回転軸が回転し、図示省略のストレ
ージタンクから黒液が供給され、すり板5の多数の突起
片5aとスクリーン6の間ですりつぶし、外部から供給
されるアッシュと混合し、外部のボイラに供給される。
回転軸4a上部には横棒9aが固定され、ボルト・ナッ
ト10で縦棒9bを連結し、下部に磁石8を取付けた磁
石固定棒9を構成し、磁石8はスクリーン6上に近接し
て回転軸4aにより回転し、金属片等の混入物を吸着す
る。縦棒9bと磁石8はボルト・ナット10を外し、マ
ンホール7から取出し、金属片を除去した後、再度挿入
し、取付けて使用されるのですり板5やスクリーン6の
破損を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は黒液燃焼ボイラにお
けるアッシュ混合タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の黒液燃焼ボイラの側面図で
ある。図において1は黒液を貯蔵するストレージタン
ク、2は円筒容器状のアッシュ混合タンク本体、3は電
気集塵機、20はボイラである。このような黒液燃焼ボ
イラのアッシュ混合タンク2の縦断面図を図6に示す。
【0003】図6において、4aはアッシュ混合タンク
本体2の中心部の回転軸、4は回転軸4aに取付けられ
て回転する攪拌羽根、5は回転軸4aに固着され、下面
に複数の耐摩耗性の突起片5aが突設したすり板、6は
円板状のスクリーンで、タンク2の中央部を上下に区分
するように取付けられ、全面に多数の小径孔を有し、す
り板5の突起片5aと近接し、上面ですり板5が回転す
る。7はマンホールである。
【0004】このような従来の黒液燃焼ボイラにおいて
は、黒液はストレージタンク1を通ってアッシュ混合タ
ンク本体2に導かれ、ここでボイラ20及び電気集塵機
3で排出されるアッシュと黒液とが混合されたのちボイ
ラ20に供給されて燃焼するようになっている。アッシ
ュ混合タンク本体2は図6に示すように混合を目的とし
た攪拌羽根4とアッシュ固形物をすりつぶす目的の多数
の突起片5aを有するすり板5及びスクリーン6を設け
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの種の
アッシュ混合タンクにはボイラ20及び電気集塵機3側
より供給されるアッシュに混じってすり板5、スクリー
ン6ですりつぶす事のできないボルトやナット類等の金
属片が入る事があり、従来の技術ではその対策を行なっ
ていないためにすり板5やスクリーン6を損傷し、その
補修に多大の時間と費用を必要としている。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みて提案した
もので、タンク内に混入した金属片を磁石を用いて吸着
して取除き、すり板やスクリーンの損傷を防止するよう
にし、又、ボイラ運転中にでも回転軸の動力を一時停止
する事でアッシュ回収タンクのマンホールから容易に磁
石を取り外し、磁石に付いた金属片も容易に取り外す事
ができるようにし、更に、金属片を取り除いた後の磁石
はその後再使用する事が可能で、メインテナンスを容易
にし、経済運転を図ることのできるアッシュ混合タンク
を提供する事を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は次の
ような手段を提供する。
【0008】(1)竪型で円筒状のアッシュ混合タンク
の中間部を水平多孔スクリーン板にて上下に仕切り、同
アッシュ混合タンクの中心線上に延び、同水平多孔スク
リーン板の中心孔を貫通する回転軸を設け、同回転軸の
前記水平多孔スクリーン板の上部及び下部にそれぞれ同
回転軸と一体に回転する攪拌羽根を付設するとともに前
記水平多孔スクリーン板の上面に近接して対向し、共に
回転するすり板を付設してなるアッシュ混合タンクにお
いて、前記回転軸と共に前記水平多孔スクリーン板上面
に近接して回転し、タンク内金属片を吸着する磁石を設
けたことを特徴とするアッシュ混合タンク。
【0009】(2)上記(1)において、前記磁石は前
記回転軸と一体に回転する攪拌羽根又はすり板のいずれ
かに取付けたことを特徴とするアッシュ混合タンク。
【0010】(3)上記(1)又は(2)において、前
記磁石はタンクのマンホールからアクセス可能で、かつ
取外し、再取付けを可能とし、磁石に付いた金属片を除
去し、再使用可能としたことを特徴とするアッシュ混合
タンク。
【0011】本発明はこのような手段により、その
(1)の手段においては、ボイラ及び電気集塵機より黒
液と共にアッシュが混合タンク内に供給されるが、この
アッシュにボルト・ナット等の金属片が混入することが
ある。タンク内では回転軸と共にスクリーン上面を回転
する磁石が設けられているので、混入した金属片はこの
回転する磁石に吸引される。このような磁石の構成とし
ては、例えば、回転軸に横棒を固定し、下部に磁石を固
定した縦棒をこの横棒に連結し、回転軸と共にスクリー
ン上面で回転するようにすれば良い。
【0012】このようにアッシュ混合タンク内に混入す
る金属片を除去することができるので、金属異物による
すり板やスクリーン板の損傷を防止する事ができる。
【0013】(2)の手段においては、上記(1)にお
いて、磁石を回転軸と一体的に回転する攪拌羽根やすり
板に取付けて磁石がスクリーン上面に回転するような構
成にするので、上記(1)と同様の作用、効果を奏する
と共にアッシュ混合タンクの各種の構造に対応して幅広
い応用が可能となる。
【0014】(3)の手段においては、上記(1)又は
(2)において、磁石が取外し可能であるので、磁石に
吸い付いた金属片を取除く場合には、運転中の動力を一
時停止し、アッシュ混合タンクのマンホールからアクセ
スし、磁石を取外し、マンホールの外へ取出し、磁石に
吸引した金属片を除去し、マンホールよりタンク内に入
れて再度回転軸又は攪拌羽根やすり板に取付けて再使用
が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実
施の一形態に係るアッシュ混合タンクの縦断面図、図2
はそのA−A断面図である。両図において符号2,4,
5,5a,6,7は図6に示す従来例と同じ部材を示
し、そのまま同じ符号を引用して説明するが、本発明の
特徴となる部分は符号8,9で示す部分であり、以下に
詳しく説明する。
【0016】両図において2は円筒容器状のアッシュ混
合タンク本体、4aはアッシュ混合タンク本体2に上部
より下向に、かつ同軸的に枢支され、複数の攪拌羽根4
が取り付けられた回転軸、6は中心孔に回転軸4aの中
間部が貫通し、外周部がアッシュ混合タンク本体2と円
周部に固着され、全面に千鳥状に多数の小径孔(孔径8
φ)が穿設されたスクリーンである。
【0017】5は円板上のすり板で、上記スクリーン6
の上方に近接的に対向して上記回転軸4aに固着され、
下面には複数の耐摩耗性の突起片5aが突設されてい
る。
【0018】7はマンホール、8は磁石で上下の両面が
磁石となっている。9は磁石を固定するため横棒9aと
縦棒9bをボルト・ナット10で連結した構造からなる
磁石固定棒であり、その細部を図3の拡大側面図、図4
の平面図に示す。
【0019】図3,図4において、磁石固定棒9は横棒
9aと縦棒9bとをボルト・ナット10で連結してお
り、ボルト・ナット10をゆるめて縦棒9aを取外し可
能とし、横棒9aには回転軸4aへの取付部9cが設け
られ、回転軸4aに固定される。縦棒9bの下端には磁
石8の取付部11に取付けられている。
【0020】このような構成の磁石固定棒9は図1に示
すように磁石8がスクリーン6の表面上に近接するよう
に配置して横棒9aの取付部9cを回転軸4aに取付
け、回転軸4aと共に回転するようにする。
【0021】このような構造のアッシュ混合タンクにお
いて、アッシュ混合タンク本体2が稼働中、タンク本体
2内に鉄製の金属片が入った場合は、磁石8でこれら金
属を吸い付ける事ができ、磁石8に吸い付けられた金属
片を除去する場合は、回転軸4aの動力を停止し、アッ
シュ混合タンク本体2のマンホール7を開け、磁石固定
棒9の横棒9aと縦棒9bのボルト・ナット10を外
し、磁石8が取付けられた縦棒9bのみをマンホール7
から取り出す。
【0022】取出された金属片が付いた磁石8を取り外
すか、又は縦棒9bが取付いた状態で、金属片を取除
き、排出する事ができる。
【0023】金属片を除去したあとの縦棒9bに固定さ
れた磁石8は縦棒9bと共にマンホール7内に入れ、磁
石固定棒9の横棒9aとボルト・ナット10で固定する
ことで再使用が可能となる。
【0024】なお、上記の実施の形態においては、磁石
8は磁石固定棒9の取付部9cで回転軸4aに取付ける
例で説明したが、本発明はこれに限定するものではな
く、磁石8は回転軸4aと共に一体的に回転する攪拌羽
根4やすり板5に取外し可能に取付けると共にスクリー
ン6の上面に近接して回転するように取付け、かつマン
ホール7からアクセスが可能なようにボルト・ナット等
で結合するようにしても良い。
【0025】以上、説明の実施の形態においては、横棒
9aと縦棒9bとで構成した磁石固定棒9に磁石8を取
付け、縦棒9bは横棒9aからボルト・ナット10で取
外し可能とし、アッシュ混合タンク本体2のマンホール
7から外出して金属片を磁石8から除去することができ
るのですり板5やスクリーン6の損傷を防止することが
できる。更に、磁石8は金属片を除去した後、縦棒9b
と共に再使用ができる。
【0026】
【発明の効果】以上、具体的に説明したように、本発明
は、円筒状のアッシュ混合タンクを上下に仕切る水平多
孔スクリーン板、タンクの中心線上を貫通する回転軸、
回転軸に固定した攪拌羽根及び上記水平多孔スクリーン
板上で回転するすり板を有するアッシュ混合タンクにお
いて、(1)上記回転軸と共に水平多孔スクリーン板上
を回転する磁石を設けた構成、(2)磁石を攪拌羽根や
すり板に取付けた構成、又(3)磁石を取外し、再取付
け可能とした構成を特徴としているので、次のような効
果を奏する。
【0027】(1)混入するボルト・ナット等の金属片
が取除かれるので、すり板やスクリーンの損傷を防止
し、多大の補修費や補修の時間を費すことがなくなりメ
インテナンスを容易にし経済運転を図るアッシュ混合タ
ンクを得ることができ、産業上極めて有益なものとな
る。
【0028】(2)又、磁石を攪拌羽根やすり板に取付
けることもできるので各種の構造のアッシュ混合タンク
に幅広く用いることができる。
【0029】(3)磁石を取外し、再取付して再使用が
できるのでメインテナンスが容易となり、経済的であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るアッシュ混合タンクの
断面図である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】図1におけるアッシュ混合タンクにおける磁石
固定棒の拡大側面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】従来の黒液燃焼ボイラの側面図である。
【図6】従来のアッシュ混合タンクの縦断面図である。
【符号の説明】
2 アッシュ混合タンク 4 攪拌羽根 4a 回転軸 5 すり板 5a 突起片 6 スクリーン 7 マンホール 8 磁石 9 磁石固定棒 10 ボルト・ナット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竪型で円筒状のアッシュ混合タンクの中
    間部を水平多孔スクリーン板にて上下に仕切り、同アッ
    シュ混合タンクの中心線上に延び、同水平多孔スクリー
    ン板の中心孔を貫通する回転軸を設け、同回転軸の前記
    水平多孔スクリーン板の上部及び下部にそれぞれ同回転
    軸と一体に回転する攪拌羽根を付設するとともに前記水
    平多孔スクリーン板の上面に近接して対向し、共に回転
    するすり板を付設してなるアッシュ混合タンクにおい
    て、前記回転軸と共に前記水平多孔スクリーン板上面で
    回転し、タンク内金属片を吸着する磁石を設けたことを
    特徴とするアッシュ混合タンク。
  2. 【請求項2】 前記磁石は前記回転軸と一体に回転する
    攪拌羽根又はすり板のいずれかに取付けたことを特徴と
    する請求項1記載のアッシュ混合タンク。
  3. 【請求項3】 前記磁石はタンクのマンホールからアク
    セス可能で、かつ取外し、再取付けを可能とし、磁石に
    付いた金属片を除去し、再使用可能としたことを特徴と
    する請求項1又は2記載のアッシュ混合タンク。
JP1170996A 1996-01-26 1996-01-26 アッシュ混合タンク Pending JPH09201524A (ja)

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