JPH09201289A - 焼物調理器 - Google Patents

焼物調理器

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JPH09201289A
JPH09201289A JP1437896A JP1437896A JPH09201289A JP H09201289 A JPH09201289 A JP H09201289A JP 1437896 A JP1437896 A JP 1437896A JP 1437896 A JP1437896 A JP 1437896A JP H09201289 A JPH09201289 A JP H09201289A
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JP
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plate
spatula member
heating plate
lid
spatula
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JP1437896A
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Inventor
Taijiro Kasahara
泰次郎 笠原
Takahiro Hayashi
孝宏 林
Teruzo Furuya
輝三 古谷
Minoru Yoshida
実 吉田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘラ部材の収納に関し、スペースの有効利用
を図り、かつ使用に便利とする。 【解決手段】 本体ケースと、この本体ケースの上面に
付設され被調理物を載置するための載置板と、この載置
板の上方に隙間を形成し載置板に開放可能に対面して設
置され、上・下面を加熱面とする加熱板と、この加熱板
の上面との間に隙間を形成し加熱板に開放可能に対面し
て設置された押え蓋とを備え、この押え蓋が、その上面
部分に、載置板及び/又は加熱板上の被調理物をすくう
ためのヘラ部材を取りはずし可能に装着するヘラ部材装
着手段を具備してなる焼物調理器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、焼物調理器に関
し、特にハンバーガーや、ハンバーガーに用いるために
予め成形され焼き上げられたパンのごとき被調理物を加
熱し、こげ目をつける焼物調理器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】焼物調
理器として、加熱手段を備え上面側に被調理物を載置す
る下部グリル板と、この下部グリル板の上方に被調理物
の厚み相当の隙間を形成して回動可能に対向載置され加
熱手段を備えた上部加熱板とを備え、ハンバーガーを上
下面より焼き上げることができるものが知られている
(特開平2−174816号参照)。
【0003】これに対して、加熱手段を備えた加熱板の
上方及び下方に被調理物の厚み相当の隙間をそれぞれ形
成すべく押え蓋及び載置板を設置し、加熱板の上・下で
それぞれ被調理物を加熱してこげ目をつけることも考え
られるが、こげ目がつけられた被調理物は、通常、上部
加熱板や、押え蓋又は加熱板を開放した後、専用のヘラ
部材によって下部グリル板や、加熱板又は載置板上から
すくい取られ、焼物調理器外へ取り出される。
【0004】従ってヘラ部材の置き場所は焼物調理器の
すぐ近くに確保されることが好ましいが、実際には難し
いという問題がある。通常、焼物調理器の加熱板まわり
は高温になるので調理室の側壁から離して設置する必要
があり、このことがへら部材の置き場所を焼物調理器の
近くに設けることを難しくしていた。特にコンビニエン
スストアのごとく狭いところでは置き場所自体の確保も
難しいことから、ヘラ部材をさがしまわることも多々あ
り、結局一定の置き場所の確保が求められていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、本体ケース
と、この本体ケースの上面に付設され被調理物を載置す
るための載置板と、この載置板の上方に隙間を形成し載
置板に開放可能に対面して設置され、上・下面を加熱面
とする加熱板と、この加熱板の上面との間に隙間を形成
し加熱板に開放可能に対面して設置された押え蓋とを備
え、この押え蓋が、その上面部分に、載置板及び/又は
加熱板上の各被調理物をすくうためのヘラ部材を取りは
ずし可能に装着するヘラ部材装着手段を具備してなる焼
物調理器を提供する。
【0006】すなわち、この発明は、押え蓋に、ヘラ部
材を取りはずし可能に装着するヘラ部材装着手段を採用
することによって、押え蓋の上面及びその上方のスペー
スを有効に利用でき、しかもヘラ部材の使用個所、つま
り被調理物をすくって取り出す個所のすぐ近くに収納ス
ペースを確保できるので、操作性の向上とスペースの有
効利用が併せて可能になる。特にコンビニエンスストア
のごとく狭いところでは、ヘラ部材の置き場所を確保で
きると共に置き場所を特定できるという効果もある。
【0007】ここでヘラ部材装着手段を、押え蓋の上面
に設けられ、ヘラ部材を押え蓋の上面に沿って引き出し
可能にスライド案内する案内部材と、押え蓋の上面に設
けられヘラ部材を取りはずし可能に係止する係止部材と
で構成すれば、きわめて簡単な構成で押え蓋の上方のス
ペースを有効利用できる。具体的には案内部材を、押え
蓋の両横辺に立設された1対の側壁と、これら1対の側
壁の上部を、前・後方にヘラ部材をスライド通過可能に
連結する連結壁とで構成すれば、加熱板又は押え蓋を開
閉操作してもヘラ部材を押え蓋から落下させることもな
く安全である。一方、係止部材としては、係止バネ(板
バネ)を用いるのが簡単な構成で十分な仮止め機能を得
ることができるので好ましい。
【0008】この発明に係る焼物調理器に使用されるヘ
ラ部材は、具体的には、例えば約215mm×240mmの
大きさで非磁性体(アルミニウム製)の略平らで矩形状
の板部と、この板部の後部分から後方へ延びるハンドル
部とから構成され、板部の前辺には、被調理物をすくい
やすくするために刃が形成されているものが好ましい。
更に好ましくは、板部の前辺を除く3つの辺にコ字状の
囲い壁部が形成される。
【0009】一方、板部の表面には、被調理物の出し入
れをスムースにするために出し入れの方向(前後方向)
に長い少なくとも1本以上のリブ(凸条)を形成するの
が、被調理物の接触面を小さくすることによってスベり
やすくし、それによって被調理物の付着を防止できるの
で好ましく、更に2本以上のリブで、リブの隣接する間
隔の合計が被調理物の直径より大きいと被調理物が板部
の底面に接触しないので、被調理物の出し入れがスムー
スになる。ここでリブの具体的寸法は、被調理物をハン
バーガーのパン(通常直径90〜110mm)として高
さ:1〜2mm、幅:3〜5mm、リブ間隔(中心間距
離):約40mmに設定されるのが好ましい。
【0010】以上要するにこの発明は、別の観点からす
れば、略平らで矩形状の板部と、この板部の後部分の前
辺を除く3つの辺に立設されたコ字状の囲い壁部と、こ
の囲い壁部の後部分に設けられたハンドル部とを備え、
前記板部の表面には1本以上のリブを前後方向に形成し
てなる焼物調理器用ヘラ部材を提供する。ここでリブは
2以上がより好ましく、リブの隣接する間隔の合計が被
調理物の直径より大きく設定されるものが更に好ましい
点は上述のとおりである。
【0011】この発明における焼物調理器とは、載置板
及び/または加熱板の上面に載置された被調理物を加熱
する調理器であって、その熱源は本体ケースに内設され
たもの、または加熱板自体に内設されたものが好まし
い。具体的には、本体ケースに内設された電磁誘導コイ
ルと磁性材料からなる加熱板の配置による電磁誘導式加
熱調理器、ハロゲン光等を用いた電気ヒータ式加熱調理
器が上げられる。特に前者の電磁誘導式加熱調理器の場
合には、本体ケースが載置板の下方に加熱コイルを具備
し、載置板が前記加熱コイルの電磁誘導作用に感応しな
い非磁性板からなり、加熱板が前記加熱コイルの電磁誘
導作用により加熱される磁性板からなるのが好ましい。
【0012】この発明における被調理物としては、ハン
バーガーそのもの、ハンバーガーのパン、スナック類等
の食材が挙げられる。この発明の焼物調理器は、それら
の食材に適当なこげ目を付けるのに好適である。さて、
この発明の焼物調理器を使用するときには、まず、加熱
板を載置板上方の開放位置まで開き、載置板に被調理物
を載置する。次に、加熱板を載置板との対向位置まで閉
じ、押え蓋を加熱板上方の開放位置まで開いて加熱板の
上面に他の被調理物を載置した後、押え蓋を加熱板との
対向位置まで閉じる。加熱板の上下両面に適当な圧力の
付加を受けて接触する両面の被調理物は、加熱板によ
り、所定時間加熱される。
【0013】以上のように焼物調理器が使用され押え蓋
や加熱板が開閉操作される際に、ヘラ部材が押え蓋上に
装着されていても、押え蓋のヘラ部材装着手段によって
ヘラ部材が十分仮止めされているので脱落することを防
止できる。次に被調理物の加熱が終了すると、押え蓋上
にヘラ部材を装着している場合にはそれを取りはずし
て、押え蓋を開放し、加熱板上の被調理物をヘラ部材で
すくって取り出し、次いで押え蓋を閉塞し、この押え蓋
と共に加熱板を開放して載置板上のもう1つの被調理物
をヘラ部材ですくって取り出し、押え蓋と共に加熱板を
閉塞する。使用後のヘラ部材は、もちろん押え蓋上に装
着(収納)できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施の形態に基づ
いてこの発明を詳述する。なお、これによってこの発明
が限定されるものではない。図1〜4は、本願発明の一
つの実施形態にかかる電磁誘導式焼物調理器(又は加熱
調理器、バンズトースタとも言う)の外観を示し、具体
的には図1及び図2は加熱板3を閉じた状態及び開いた
状態を示す斜視図であり、図3は加熱板3を開いた状態
を示す側面図であり、図4は加熱板3を閉じて押え蓋5
を開いた状態を示す正面図である。
【0015】図1〜4において、焼物調理器10は、本
体ケース1と、本体ケース1の上面1aに付設され被調
理物を載置するための載置板2と、載置板2の上方に回
動可能に設置された加熱板3と、加熱板3の周縁部に取
り付けられた遮熱板4と、加熱板3の上部を覆う押え蓋
5とから主に構成されている。本体ケース1は、特に図
4において内部に加熱コイル11を収納する鋼板製のケ
ースからなり、加熱コイル11は磁束の漏れを抑えるた
めの、上方が開口した封止ケース12に封止されてい
る。本体ケース1の前面には、特に図1及び4において
電源スイッチ13、出力調整つまみ14及び表示ランプ
15等が配設されたコントロール部16と、ケース1内
部の冷却用通気口17が配設されている。封止ケース1
2の開口部には載置板2が配設され、結局この載置板2
の下方には加熱コイル11が配設され、結局この載置板
2の下方には加熱コイル11が配設されている。
【0016】図5は焼物調理器の加熱板、載置板及び押
え蓋等の関係構造を説明する要部断面図である。載置板
2はセラミック板で矩形の平板状に形成されており、図
5に示すように、その上面21aが本体ケース1の上面
1aと略同一の水平面上に配されるように上面1aの段
落部分に固定されている。載置板2の上面21aの周縁
部には規制枠6が配置されている。規制枠6は、載置板
2に載置される水平部61及び水平部61の内方側端部
から略上方に向かって延びる垂直部62の両壁体からな
るコ字状の囲いであり、本体ケース1の前面で開口して
いる。
【0017】加熱板3は、載置板2よりわずかに大きい
矩形平板状に形成され加熱コイル11の電磁誘導作用に
より加熱される強磁性ステンレス板(銅板を内部に介
在)からなる。加熱板3の側面部には、加熱板3と略直
交する垂直壁からなる遮熱板4が固着されている。遮熱
板4は、内壁41と外壁42とからなり、更に内壁41
により形成される加熱板3からの垂下部41aと、外壁
42により形成され加熱板3から立ち上がった押え蓋受
け部42aとを備えている。そして加熱板3の前側面部
では実質的に遮熱板4は除かれ、加熱板3から下へ折れ
曲った垂下部41aのみが取り付けられ、加熱板3の上
面31aの縁部は開放されているので、この上面31a
に載置された被調理物の取り出しが容易になる。4辺の
垂下部41aが形成する枠体は規制枠6(加熱板3の対
向位置で垂直部62と水平部61とで構成)を囲い込
む。
【0018】特に図3において、加熱板3の後端面部に
取り付けられた遮熱板4は加熱板3の枢支用基部32に
固着されている。この基部32の両端面からは支軸3
3、34がそれぞれ突出し、支軸33は本体ケース1の
上面1a後端部に取り付けられた左右1対の軸受37に
枢支されている。軸受37は、支軸34が摺動状態で挿
入され、加熱板3を支軸33周りの任意の回動角度に摺
動させる摺動用長孔35を備えている。
【0019】上記した枢支構造により、加熱板3は載置
板2の上方に被調理物の厚み相当の隙間を形成して載置
板2に対面する対面位置(図1及び図4)と、この対面
位置から載置板2に開放する開放位置(図2及び図3)
との間を切り換え回動可能に設置されている。加熱板3
が対面位置にある場合、加熱コイル11が通電される
と、加熱コイル11の電磁誘導作用によって加熱板3の
周りに渦電流が生じ、加熱板3の上下両面に加熱面が形
成される。加熱板3が対面位置から開放位置の方向にわ
ずかに回動すると加熱板3に対する電磁誘導作用は減衰
し、開放位置では消滅する。
【0020】特に図3において、遮熱板4の前部には、
遮熱板4の左辺から突出したL字状のハンドル43が取
り付けられている。さらに遮熱板4の両端部には、押え
蓋4の軸支片44がそれぞれ外方に突出して配設されて
いる。軸支片44は押え蓋5から左外方に延出する押え
蓋5の軸支片51に枢支されている。押え蓋5は、加熱
板3の上方に被調理物の厚み相当の隙間を形成して加熱
板3に対面する対面位置とこの対面位置から開放する開
放位置との間を切り換え回動可能に設置され、前端部を
除いた押え蓋5の周縁部には押え蓋受け部42aを被せ
て加熱板3と押え蓋5との間に生じた熱気の流出を抑え
るフランジ部52が形成されている。軸支片51と対向
する押え蓋5の右辺のフランジ部52には、押え蓋5の
回動用ハンドル53が取り付けられている。
【0021】図6は押え蓋のロック機構を示す説明図で
ある。特に図1及び図6において、ハンドル53はフラ
ンジ部52の上面を台座とする押え蓋受け部42aに枢
支され、金具54に取り付けられたマグネットキャッチ
55により押え蓋受け部42aと押え蓋5を係脱可能に
係合するロック機構の操作部としても機能する。すなわ
ち、押え蓋5のフランジ部52は、図6の(A)に示す
ごとく遮熱板4の通孔59を介してマグネットキャッチ
55のマグネット部に直接接触している。そして図6の
(B)に示すごとくハンドル53を矢印X方向にわずか
回転させるとハンドル53の脚部57・58のうち脚部
58がフランジ部52の通孔56を介して押え蓋受け部
42aを直接押し下げ、フランジ部52をマグネットキ
ャッチ55から切り離す。そして矢印Y方向にハンドル
53を操作することによって押え蓋5が開放される。
【0022】更に押え蓋5は、その上面部分に、ヘラ部
材7(載置板及び/又は加熱板上の被調理物をすぐ取る
ための道具、詳細は後述する)を取りはずし可能に装着
するヘラ部材装着手段として、ヘラ部材7(又はスパチ
ェラー、特に図1参照)を押え蓋5の上面上に前方から
引き出し可能にスライド案内する案内構成部材70と、
押え蓋5の上面の後部に設けられた係止板バネ71とを
備えている。そして案内構成部材70は、押え蓋5の上
面の両横辺に立設された1対の側壁72・73と、これ
ら1対の側壁の上部を連結する連結壁74とで構成され
る。
【0023】かくして前方からヘラ部材7を連結壁74
及び1対の側壁72・73の間を通って押し込むとヘラ
部材7の先端が係止板バネ71に係止される。そしてヘ
ラ部材7を、押え蓋5や加熱板3の回動では容易にはず
れないようにすることができる。もちろん使用時にはヘ
ラ部材7のハンドル75を前方へ引くことによって先端
を係止板バネ71から離し、ヘラ部材7を前方へ引き出
すことができる。
【0024】ここで図7は焼物調理器の縦断面による概
略構成説明図、図8はヘラ部材7の斜視図、図9はその
背面図、図10はヘラ部材7のリブの機能の説明図であ
る。まず図8及び図9において、ヘラ部材7は全体が非
磁性体で軽量のアルミニウムで形成され、矩形状の基板
76と、この基板の前辺77(先端には刃が形成されて
いる)を除く3つの辺に形成されたコ字状の囲い78
と、この囲いの後部から後方に延びるハンドル75とか
らなり、基板7bの上面には前後方向に延びる4本のリ
ブ(又はビード)79が形成されている。なお、リブ7
9の高さ(c:図10参照、以下同様):1mm、幅
(d):約3mm、各リブの中心距離:約50mm(b)、
約40mm(b')である。但し被調理物としてのハンバー
ガーの上部(クラウン)の直径(a)は約100mmであ
る。
【0025】従ってヘラ部材7は、リブ79が前後方向
に細長く複数本形成されると共にパンの直径がリブの間
隔より大きいので、パンの底面が基板76に面接触する
ことがなく、しかもパンのすべりを良好にすることがで
き、それによって載置板又は加熱板上のこげ目付きパン
(ヒール又はクラウン)をスムースにすくって取り出す
ことができる。特に図10(A)(B)のごとくパンの
直径がリブ79の隣接する間隔の合計距離より大きく設
定されると、パンがどの位置にあっても2本以上のリブ
で支持されることになるのでパンの取り出し操作がより
スムースになる。なお、各リブは連続したものに限定さ
れるものではなく比較的短いリブを長手方向に断続的に
(前後方向に列設する)形成することもできる。
【0026】またヘラ部材7のコ字状の囲い78は、パ
ンをすくって取り出す際にパンの落下を防止すると共に
押え蓋5上への装着(仮止め)及びその操作を確実に、
かつスムースにする。以下、簡単に焼物調理器の使用方
法を説明する。特に図1、2、7〜10において、ま
ず、加熱板3を載置板2上方の開放位置までハンドル4
3で開き、載置板2の周縁部に規制枠6を配置した後、
規制枠6内の載置板2に被調理物、例えば、水平方向に
切断して2分されたハンバーガーのパンの下部H(ヒー
ル)を切断面を上にして載置する。次に、加熱板3を載
置板2との対向位置までハンドル43で閉じ、押え蓋5
を加熱板3上方の開放位置までハンドル53で開いて加
熱板3の上面にハンバーガーのパンの上部K(クラウ
ン)を切断面を下にして載置した後、押え蓋5を加熱板
3との対向位置までハンドル43で閉じる。加熱板3の
上下両面に適当な圧力を受けて接触する双方のパンH・
Kは、電磁誘導作用により約200℃に加熱した加熱板
3により、加熱板3との接触面にこげめが付くまで所定
時間(例えば40秒〜1分間)加熱される。
【0027】以上のように焼物調理器10が使用され押
え蓋5や加熱板3が開閉操作される際に、ヘラ部材7が
押え蓋5上に装着されていても、押え蓋5のヘラ部材装
着手段によってヘラ部材7が十分仮止めされているので
脱落することを防止できる。次に被調理物の加熱が終了
すると、押え蓋5上にヘラ部材7を装着している場合に
はそれを取りはずして、押え蓋5を開放し、加熱板3上
の被調理物をヘラ部材7ですくって取り出し、次いで押
え蓋5を閉塞し、この押え蓋5と共に加熱板3を開放し
て載置板上のもう1つの被調理物をヘラ部材7ですくっ
て取り出し、押え蓋5と共に加熱板3を閉塞する。使用
後のヘラ部材7は、もちろん押え蓋5上に装着(収納)
できる。従って押え蓋5の上面及びその上方のスペース
を有効に利用でき、しかも被調理物をすくって取り出す
個所のすぐ近くに収納スペースを確保できるので、操作
性の向上とスペースの有効利用が併せて可能になるわけ
である。
【0028】なお、加熱板3を載置板2との対向位置ま
でハンドル43で閉じる際、載置板2に載置されたパン
Hは、載置板2の縁部に配置された規制枠6内により、
その載置位置が遮熱板4の内側に予め規制されているの
で、加熱板3とともに回動下降した遮熱板4によってそ
の表面が損傷することはない。
【0029】
【発明の効果】この発明によれば、押え蓋に、ヘラ部材
を取りはずし可能に装着するヘラ部材装着手段を採用す
ることによって、押え蓋の上面及びその上方のスペース
を有効に利用でき、しかもヘラ部材の使用個所、つまり
被調理物をすくって取り出す個所のすぐ近くに収納スペ
ースを確保できるので、操作性の向上とスペースの有効
利用が併せて可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による焼物調理器の外観
を説明する斜視図である。
【図2】図1の焼物調理器の加熱板が半開された状態を
示す斜視図である。
【図3】図1の焼物調理器の加熱板が全開された状態を
示す側面図である。
【図4】図1の焼物調理器の押え蓋だけが全開された状
態を示す正面図である。
【図5】閉じられた押え蓋及び加熱板と載置板と、装着
状態のヘラ部材との関係構造を示す要部断面図である。
【図6】押え蓋のロック機構を示す説明図で、(A)は
ロック状態を、(B)はロック解除状態をそれぞれ示
す。
【図7】焼物調理器の縦断面による概略構成説明図であ
る。
【図8】ヘラ部材の斜視図である。
【図9】ヘラ部材の背面図である。
【図10】ヘラ部材のリブの機能を説明する説明図で、
(A)は被調理物とリブの寸法関係を、(B)は被調理
物の配置とリブとの関係をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1 本体ケース 1a 上面 2 載置板 3 加熱板 4 遮熱板 5 押え蓋 6 規制枠 7 ヘラ部材 10 焼物調理器 11 加熱コイル 12 封止ケース 13 電源スイッチ 14 出力調整つまみ 15 表示ランプ 16 コントロール部 17 冷却用通気口 31a 上面 32 枢支用基部 33 支軸 34 支軸 35 長孔 37 軸受 41 内壁 42 外壁 43 ハンドル 44 軸支片 51 軸支片 52 フランジ部 53 ハンドル 54 金具 55 キャッチ 56 通孔 58 脚部 59 通孔 61 水平部 62 垂直部 70 案内構成部材 71 係止板バネ 72 側壁 73 側壁 74 連結壁 75 ハンドル 76 基板 77 前辺 78 囲い 79 リブ
フロントページの続き (72)発明者 吉田 実 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースと、この本体ケースの上面に
    付設され被調理物を載置するための載置板と、この載置
    板の上方に隙間を形成し載置板に開放可能に対面して設
    置され、上・下面を加熱面とする加熱板と、この加熱板
    の上面との間に隙間を形成し加熱板に開放可能に対面し
    て設置された押え蓋とを備え、 この押え蓋が、その上面部分に、載置板及び/又は加熱
    板上の各被調理物をすくうためのヘラ部材を取りはずし
    可能に装着するヘラ部材装着手段を具備してなる焼物調
    理器。
  2. 【請求項2】 ヘラ部材装着手段は、押え蓋の上面に設
    けられ、ヘラ部材を押え蓋の上面に沿ってスライド案内
    する案内部材と、押え蓋の上面の後部に設けられヘラ部
    材を取りはずし可能に係止する係止部材とからなる請求
    項1の焼物調理器。
  3. 【請求項3】 案内部材は、押え蓋の上面の両横辺に立
    設された1対の側壁と、これら1対の側壁の上部を、前
    ・後方にヘラ部材をスライド通過可能に連結する連結壁
    とからなる請求項2の焼物調理器。
  4. 【請求項4】 加熱板は本体ケースに回動可能に設置さ
    れ、押え蓋は加熱板の周縁部の少なくとも一部に回動可
    能に取り付けられてなる請求項1〜3のいずれか1つに
    記載の焼物調理器。
JP1437896A 1996-01-30 1996-01-30 焼物調理器 Pending JPH09201289A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1607030A1 (fr) * 2004-06-14 2005-12-21 Seb Sa Appareil électroménager avec au moins un accessoire amovible

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EP1607030A1 (fr) * 2004-06-14 2005-12-21 Seb Sa Appareil électroménager avec au moins un accessoire amovible

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