JPH09201109A - 作業車の方向検出装置、走行状態表示装置、及び走行制御装置 - Google Patents

作業車の方向検出装置、走行状態表示装置、及び走行制御装置

Info

Publication number
JPH09201109A
JPH09201109A JP8010496A JP1049696A JPH09201109A JP H09201109 A JPH09201109 A JP H09201109A JP 8010496 A JP8010496 A JP 8010496A JP 1049696 A JP1049696 A JP 1049696A JP H09201109 A JPH09201109 A JP H09201109A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
work
screen
machine
processed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8010496A
Other languages
English (en)
Inventor
Muneyuki Kawase
宗之 河瀬
Yuichi Yamazaki
祐一 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP8010496A priority Critical patent/JPH09201109A/ja
Publication of JPH09201109A publication Critical patent/JPH09201109A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Guiding Agricultural Machines (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 未処理作業地と処理済作業地との境界に沿っ
て列状に形成した処理済作業領域(作物)の列方向を迅
速に検出し、その列方向に対する走行状態を画面表示
し、又、その処理済作業領域の列方向に沿って作業車を
自動走行させる。 【解決手段】 未処理作業地と処理済作業地との境界に
沿って走行する作業車側にて、機体横幅方向に並ぶ複数
列の処理済作業領域を機体前後方向の所定範囲に亘って
捉える画面で撮像する撮像手段S1が少なくとも処理済
作業領域を撮像した撮像画像を、画面鉛直方向に沿う軸
芯周りに設定角度間隔で回転させ、その設定角度間隔毎
の各回転位置の撮像画像において、機体横幅方向に沿う
画面座標軸の各位置における機体前後方向に沿う画面座
標軸全幅に亘っての処理済作業領域Tの各存在量のうち
の極大値を求め、各回転位置のうちで上記存在量の極大
値が最大となる回転位置に対応する方向を処理済作業領
域Tの列方向とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未処理作業地と、
処理済作業領域が未処理作業地との境界の長手方向に沿
う列状で、且つ、その処理済作業領域の列が境界の長手
方向と交差する方向に間隔を隔てて複数列並ぶように形
成されている処理済作業地との境界に沿って走行する作
業車に、機体横幅方向に並ぶ前記複数列の処理済作業領
域を機体前後方向の所定範囲に亘って捉える画面にて撮
像する撮像手段と、その撮像手段にて少なくとも前記処
理済作業領域を撮像した撮像画像情報に基づいて、前記
処理済作業領域の列方向を求める画像処理手段とが設け
られた作業車の方向検出装置、並びに、この方向検出装
置にて検出された処理済作業領域の列方向に対する走行
状態を表示する走行状態表示装置、及び、この処理済作
業領域の列方向に沿って自動走行させるための走行制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記作業車の方向検出装置では、例え
ば、作物としての株単位の苗を既植作業地(処理済作業
地に相当)に隣接させて設定間隔毎に植え付けるため
に、未植作業地(未処理作業地に相当)と既植作業地と
の境界に沿って走行する植付け作業車(田植え機等)
を、列状の既植苗(処理済作業領域に相当)の列方向に
沿って走行させる際の制御情報を得るために、撮像画面
内で各苗に対応して抽出した複数個の作物領域の情報に
基づいて、その苗列の方向に対応する線分を例えばハフ
変換等を利用した直線近似や曲線近似処理にて求めてい
た(例えば、特開平6‐149362号公報参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術(例えばハフ変換)では、処理済作業領域に対応
して抽出された画面内の作物領域を構成する各画素につ
いて、他の作物領域の画素とを結ぶように多数の直線を
引きながら、それらの直線のうちで最も頻度の高いもの
を苗列の方向として求める処理に長い時間がかかるため
に、作物列の方向検出が迅速にできないという不具合が
あった。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、上記従来技術の不具合を解消す
べく、作業車が未処理作業地と処理済作業地との境界に
沿って走行しながら、未処理作業地内に列状に形成した
処理済作業領域の列方向を迅速に検出できるようにし、
そして、その列方向に対する走行状態を例えば手動操縦
している作業者等に対して画面表示したり、あるいは、
その処理済作業領域の列方向に沿って作業車を自動走行
させるように制御することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の構成によれ
ば、複数列の処理済作業領域が、未処理作業地と処理済
作業地との境界の長手方向に沿って且つその境界の長手
方向と交差する方向に間隔を隔てて並ぶように形成さ
れ、上記境界に沿って走行する作業車側の撮像手段によ
って、その機体横幅方向に並ぶ複数列の処理済作業領域
を機体前後方向の所定範囲に亘って捉える画面にて少な
くともその複数列の処理済作業領域が撮像された撮像画
像を、画面鉛直方向に沿う軸芯周りに設定角度間隔で回
転させ、その設定角度間隔で回転された各回転位置の撮
像画像において、機体横幅方向に沿う画面座標軸の各位
置における機体前後方向に沿う画面座標軸全幅に亘って
の処理済作業領域の各存在量のうちの極大値を求め、上
記各回転位置のうちで前記存在量の極大値が最大となる
回転位置に対応する方向を前記処理済作業領域の列方向
として求める。
【0006】従って、機体横幅方向に沿う画面座標軸の
各位置毎に、画面内の処理済作業領域に対応する情報つ
まり画素等の情報を機体前後方向に沿う画面座標軸全幅
に亘って加算して処理済作業領域の存在量を求めるとい
う比較的簡単な演算処理が主な画像処理の内容であり、
後は、その各存在量うちの極大値の判別及びその各極大
値のうちの最大値の判別を行うための簡単な比較処理に
よって、処理済作業領域の方向検出ができるので、従来
のように(例えばハフ変換)、画面内の処理済作業領域
に対応する各画素同士を結んで、処理済作業領域の列方
向に対応する可能性のあるすべての線分を求めるととも
に、その線分のうちで最も確度の高い線分を判別する処
理のような複雑な画像処理が不要となり、もって、処理
済作業領域の方向検出が迅速にできる作業車の方向検出
装置が得られる。
【0007】請求項2の構成によれば、請求項1におい
て、撮像手段の撮像面がその撮像方向に沿う軸芯周りに
回転されて、複数列の処理済作業領域を撮像した撮像画
像が画面鉛直方向に沿う軸芯周りに設定角度間隔で回転
される。
【0008】従って、例えば、上記撮像画像を画面鉛直
方向に沿う軸芯周りでに回転させるのを回転演算処理に
て行うのに比べて、複雑な画像処理装置が不要となり、
撮像手段の撮像面を回転させるだけの単純な装置構成で
足り、もって、請求項1の構成を簡素な手段で実現する
際の好適な手段が得られる。
【0009】請求項3の構成によれば、請求項1におい
て、撮像手段の撮像画像に対して画面座標軸を回転させ
る演算処理がなされて、複数列の処理済作業領域を撮像
した撮像画像が画面鉛直方向に沿う軸芯周りに設定角度
間隔で回転される。
【0010】従って、例えば、上記撮像画像を画面鉛直
方向に沿う軸芯周りに回転させるために撮像手段の撮像
面を回転させるものでは、機械的な作動による遅れが生
じるために迅速な処理ができないのに比べて、機械的な
作動ではなく電気的な演算処理によって高速に処理で
き、もって、請求項1の構成を迅速な処理条件で実現す
る際の好適な手段が得られる。
【0011】請求項4の構成によれば、請求項1、2又
は3において、未処理作業地としての未植作業地に対し
て、機体進行方向に設定植付け間隔を隔て且つ機体横幅
方向に設定植付け幅を隔てる状態で、処理済作業領域を
形成する複数個の作物が植え付けられ、前記設定角度間
隔で回転された各回転位置の撮像画像において、その機
体進行方向に沿って列状に並ぶ複数個の作物夫々に対応
する複数個の作物領域を抽出するとともに、機体横幅方
向に沿う画面座標軸の各位置における機体前後方向に沿
う画面座標軸全幅に亘っての前記作物領域の各存在量の
うちの極大値、及び、機体前後方向に沿う画面座標軸の
各位置における機体横幅方向に沿う画面座標軸全幅に亘
っての前記作物領域の各存在量のうちの極大値を夫々求
め、前記各回転位置のうちで前記両極大値が最大となる
回転位置に対応する方向を前記作物の列方向として求め
る。
【0012】従って、機体横幅方向に沿う画面座標軸の
各位置毎に機体前後方向に沿う画面座標軸全幅に亘って
の処理済作業領域の存在量を求めるとともに、機体前後
方向に沿う画面座標軸の各位置毎に機体横幅方向に沿う
画面座標軸全幅に亘っての処理済作業領域の存在量を求
め、その両存在量の情報に基づいて処理済作業領域の列
方向の検出を行うので、上記機体横幅方向に沿う画面座
標軸の各位置毎での存在量の情報だけに基づいて処理済
作業領域の列方向の検出を行うのに比べて、その検出確
度を高めることができ、もって、請求項1、2又は3の
構成の好適な手段が得られる。
【0013】請求項5の構成によれば、請求項1、2、
3又は4において、列状の処理済作業領域を含む作業地
を斜め下向きに撮像した撮像手段の撮像画像が、鉛直下
向きに撮像した状態の画像に変換され、その変換後の撮
像画像情報に基づいて処理済作業領域の列方向が求めら
れる。
【0014】従って、作業地を斜め下向きに撮像する場
合の画像歪みを補正して画像処理を適正に行いながら、
作業地を斜め下向きに撮像することで、鉛直下向きに撮
像するのに比べて、より広い範囲に存在する処理済作業
領域の画像情報を得て、その多くの処理済作業領域の情
報に基づいてその列方向検出の確度を高めることがで
き、もって、請求項1、2、3又は4の構成の好適な手
段が得られる。
【0015】請求項6の構成によれば、請求項1、2、
3、4又は5記載の作業車の方向検出装置において撮像
手段の撮像画像を処理して求めた処理済作業領域の列方
向に対する機体前後方向の変位を示す画像と、上記撮像
画像とが、画像表示手段の同一画面上に表示される。
【0016】従って、例えば作業車を手動で操縦する作
業者が、実際の作業地の状態を見て処理済作業地内の列
状の処理済作業領域に対する機体前後方向の変位状態を
判断するのに比べて、表示画面上において作業地の実際
の撮像画像に重ねて表示された上記変位の画像から容易
且つ的確に判断でき、もって、機体を上記境界に沿って
適切な状態で走行するように手動操向させる際に好適な
作業車の走行状態表示装置が得られる。
【0017】請求項7の構成によれば、請求項1、2、
3、4又は5記載の作業車において、撮像手段の撮像画
像を処理して求めた処理済作業領域の列方向に対する機
体前後方向の変位情報に基づいて、つまりその変位を打
ち消すように走行装置が自動的に操向操作されて、作業
車が上記処理済作業領域の列方向つまり未処理作業地と
処理済作業地との境界に沿って走行するように操向制御
される。
【0018】従って、例えば、作業者が手動にて操向操
作して機体が境界に沿って走行している場合に、他の作
業(植付け作業車における苗補給等)を行うために操縦
用のハンドル等から一時的に手を放しても、機体を境界
に沿って自動走行させることができ、もって、作業性に
優れた作業車の走行制御装置が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る作業車の方向
検出装置、走行状態表示装置及び走行制御装置を、作業
車としての田植え機(植付け作業車)が植付け作業しな
がら圃場内を走行する場合について、図面に基づいて説
明する。
【0020】図1及び図2に示すように、操向操作自在
な走行装置としての前輪1F及び後輪1Rを備えた作業
車Vの機体後部側に、作物としての苗Tを圃場に植え付
けるための苗植え付け装置2が昇降自在に設けられ、作
業車Vは、未植作業地(未処理作業地に相当)と既植作
業地(処理済作業地に相当)との境界に沿って走行しな
がら、その未植作業地に対して、機体進行方向に設定植
付け間隔を隔て、且つ、機体横幅方向に設定植付け幅を
隔てる状態で複数個の苗Tを植え付ける植付け作業車に
構成されている。そして、処理済作業領域としての複数
個の苗Tが上記境界の長手方向に沿う列状で、且つ、そ
の苗Tの列が境界の長手方向と交差する方向に間隔を隔
てて複数列並ぶように形成される。
【0021】作業車Vの機体前部側に、既植作業地と未
植作業地との境界箇所に撮像方向を向けて、機体横幅方
向に並ぶ前記複数列の苗Tを機体前後方向の所定範囲に
亘って捉える画面にて撮像する撮像手段としてのテレビ
カメラS1が設けられ、このテレビカメラS1は、作業
地を斜め下向きに撮像する状態で、機体横外側方に向か
って突出された支持部材4の先端部に取り付けられてい
る。又、テレビカメラS1の撮像画像をその画面鉛直方
向に沿う軸芯周りに設定角度間隔で回転させる画像回転
手段Kとして、テレビカメラS1の撮像面をその撮像方
向に沿う軸芯周りに回転させる撮像面回転手段としての
画像回転用モータ18(図4参照)及び図示しない回転
機構が設けられている。
【0022】そして、圃場の一端側から他端側に向かう
複数個の作業行程が、機体横幅方向に平行に並ぶ状態で
設定され、各作業行程では、作業者が、後述のテレビモ
ニター13の表示画面を見ながら作業車Vを手動操向さ
せたり(尚、この場合、境界に位置する苗Tnが画面左
右中央を画面上下方向に通る走行基準線La上に並ぶと
きに適正操向状態となるように設定されている)、ある
いは、上記苗列の方向に対する機体前後方向の変位情報
に基づいて作業車Vが自動的に操向制御される。尚、作
業車Vは、一行程走行する毎に圃場に対する走行方向が
反転して、作業車Vに対する苗Tの位置が左右反転する
ことから、前記テレビカメラS1は、作業車Vの左右夫
々に各一個が設けられ、使用する側のテレビカメラS1
を後述のように切り換え制御する。図1では、苗Tの位
置が作業車Vの左側であり、左側のテレビカメラS1の
撮像情報が使われる。
【0023】前記作業車Vの構成について説明すれば、
図3に示すように、エンジンEの出力が変速装置5を介
して前輪1F及び後輪1Rの夫々に伝達され、変速装置
5の変速操作状態を検出する変速状態検出用ポテンショ
メータR3と、変速装置5を変速操作するための変速用
電動モータ6及び手動変速用のアクセルペダル17とが
設けられている。尚、図中、S2は変速装置5の出力回
転数に基づいて走行距離を検出するための距離センサで
ある。
【0024】前輪1F及び後輪1Rが、夫々油圧シリン
ダ7F,7Rによって各別にステアリング操作されるよ
うに構成され、前後輪1F,1Rのステアリング角度を
検出するステアリング角検出用ポテンショメータR1,
R2と、手動操縦用のハンドル16と、そのハンドル1
6の操作角を検出するハンドル操作角検出用ポテンショ
メータR0と、検出ステアリング角が目標ステアリング
角になるように油圧シリンダ7F,7Rを作動させる電
磁操作式の制御弁8F,8Rとが設けられている。尚、
前後輪1F,1Rを同位相で且つ同角度に操向する平行
ステアリング形式、前後輪1F,1Rを逆位相で且つ同
角度に操向する4輪ステアリング形式、前輪1Fのみを
操向する2輪ステアリング形式の三種類のステアリング
形式を、図示しない切換スイッチによって選択使用でき
るようになっている。但し、各作業行程に沿って自動走
行する時は、2輪ステアリング形式が選択される。
【0025】マイクロコンピュータ利用の制御装置12
が設けられ、この制御装置12に、前記ステアリング角
検出用ポテンショメータR1,R2、ハンドル操作角検
出用ポテンショメータR0、変速状態検出用ポテンショ
メータR3、距離センサS2、及び、自動走行モードを
起動する自動走行スイッチ15からの各信号が入力さ
れ、制御装置12からは、前記変速用電動モータ6、及
び、制御弁8F,8Rに対する駆動信号が出力されてい
る。そして、制御装置12は、自動走行スイッチ15が
オンした自動走行モードでは、変速装置5が予め設定さ
れた設定走行速度に対応する操作状態となるように変速
用電動モータ6を駆動し、且つ、前後輪1F,1Rが設
定操舵角になるように制御弁8F,8Rを駆動し、ま
た、自動走行スイッチ15がオフした手動走行モードで
は、前後輪1F,1Rがハンドル16にて指示された操
作角になるように制御弁8F,8Rを駆動する。尚、手
動走行モードでは、上記アクセルペダル17を作業者が
操作して変速させる。
【0026】図4に示すように、圃場面における苗T等
から反射光は、水面等からの直接反射光が入射しないよ
うにするための偏光フィルタ及び可視光の入射を阻止す
るための可視光カットフィルタからなる光フィルタ14
を透過した後、前記テレビカメラS1に入射している。
つまり、テレビカメラS1からは、圃場面における苗T
等についての赤外光による赤外画像がアナログ画像情報
として得られる(図10(イ)参照)。尚、この画像
は、テレビカメラS1が圃場の前方側を斜め下向きに撮
像しているために、遠方側の画像ほど距離が縮んで見え
ている。
【0027】次に、前記テレビカメラS1の撮像情報を
処理して苗Tの列方向及びそれに対する機体方向の変位
を求めるための制御構成(図3、図4のG)について説
明すると、テレビカメラS1からのアナログ画像信号を
処理して苗Tに対応する苗領域Taの2値化された情報
であるデジタル画像信号(図10(ロ)参照)を出力す
るビデオ信号処理部9と、そのデジタル画像信号を予め
設定された画素密度(32×32画素/1画面)に対応
した画像データとして記憶する画像メモリ11と、画像
メモリ11内の画像データを処理して、遠方側の画像ほ
ど距離が縮んでいる画像の歪みを補正した画像に変換し
ながら上記苗Tの列方向を求めるとともに、ビデオ信号
処理部9に対して左右のテレビカメラS1の切換や画像
取り込み信号等の制御信号を出力する画像処理部10と
が設けられている。又、この画像処理部10からは、前
記画像回転用モータ18に対する駆動信号が出力される
とともに、前記テレビカメラS1の撮像面の撮像方向に
沿う軸芯周りの回転角を検出する画像回転角検出用ポテ
ンショメータR4の検出情報が入力されている。
【0028】以上より、ビデオ信号処理部9、画像処理
部10、及び画像メモリ11を利用して、前記テレビカ
メラS1にて少なくとも複数個の苗Tを撮像した撮像画
像情報に基づいて、苗Tの列方向を求める画像処理手段
GSが構成され、この画像処理手段GSが、前記テレビ
カメラS1の撮像画像情報に基づいて、機体進行方向に
沿って列状に並ぶ複数個の苗T夫々に対応する複数個の
苗領域Ta(作物領域に相当)を抽出するように構成さ
れる。又、画像処理部10及び画像メモリ11を利用し
て、前記テレビカメラS1の撮像画像を鉛直下向きに撮
像した状態の画像に変換する画像変換手段101が構成
される。
【0029】又、画像処理部10は、前記求めた苗Tの
列方向に対する機体前後方向の変位(角度ずれθs)を
判別して、その判別情報を前記制御装置12に出力する
とともに、液晶パネル等にて構成されたテレビモニター
13を表示駆動させている。つまり、このテレビモニタ
ー13が、前記画像処理手段GSにて求めた苗Tの列方
向に対する機体前後方向の変位を示す画像及びテレビカ
メラS1の撮像画像を同一画面上に表示する画像表示手
段に対応し、画像処理部10を利用して、上記テレビモ
ニター13を表示作動させる表示制御手段102が構成
され、又、前記制御装置12を利用して、苗Tの列方向
に対する機体前後方向の変位情報に基づいて前後輪1
F,1Rを操向制御する制御手段100が構成されてい
る。
【0030】そして、前記画像処理手段GSは、画像回
転手段Kによって(つまり画像回転用モータ18を作動
させて)設定角度間隔で回転された各回転位置の撮像画
像において、機体横幅方向に沿う画面座標軸の各位置に
おける機体前後方向に沿う画面座標軸全幅に亘っての前
記処理済作業領域(具体的には、苗領域Taが対応す
る)の各存在量のうちの極大値を求め、前記各回転位置
のうちで前記存在量の極大値が最大となる回転位置に対
応する方向を前記処理済作業領域つまり苗Tの列方向と
して求めるように構成されている。
【0031】次に、図5〜図9に示すフローチャートに
基づいて、前記制御装置12及び画像処理手段GSの制
御作動を説明しながら、その制御構成について詳述す
る。制御がスタートすると、メインフロー(図5)で
は、テレビカメラS1の情報に基づく苗列検出処理を行
い、次に、自動走行モードか手動走行モードかを判断し
て、手動走行モードは、走行状態表示処理を行い、自動
走行モードでは、前記変位(角度ずれθs)情報に基づ
く方向制御処理を行う。
【0032】苗列検出処理(図6)では、先ず、テレビ
カメラS1の撮像方向軸芯周りの回転角angを、図1
2に示すように、機体前後方向を0基準としたときの最
大角度ang maxだけ一方側(マイナス側とする)
に回転させた初期角度(−ang max)に設定して
から、テレビカメラS1の撮像画像を取り込み(図10
(イ))、この画像に対して、ノイズ除去のためのフィ
ルタ処理と、設定閾値で2値化して苗Tに対応する苗領
域Taを抽出する処理と、図10(ロ)に示すような微
小な偽の苗領域Ta’を除去するための縮体・膨張処理
を行い、さらに、前記遠近補正処理を行って、図10
(ハ)に示す苗領域Ta画像(苗領域Taの画素は1、
それ以外は0の画素値である)を得る。尚、図では、3
列状態で8個の苗領域Ta1〜8が抽出されている。
【0033】次に、画面内の全画素について、図11に
示すように、機体横幅方向に対応する画面左右(x軸)
及び機体前後方向に対応する画面上下(y軸)の両方向
で画素値を度数として積算して、苗領域Taのxy両方
向各位置での存在量を求めるためのXY投影処理(図
7)と、それら各存在量のうちのx軸方向での最大度数
及びy軸方向の最大度数を夫々求める最大度数検出処理
(図8)とを行い、そのx軸方向での最大度数を回転角
angにおけるx軸方向の極大値Xmax〔ang〕と
し又y軸方向での最大度数を回転角angにおけるy軸
方向で極大値Ymax〔ang〕として求める。
【0034】次に、図12に示すように、テレビカメラ
S1の回転角angをプラス側の最大角度(ang m
ax)に達するまで設定角度(ang step)づつ
増加させながら、各回転角angにおいて、上記撮像画
像の取り込みから、xy各軸方向での極大値Xmax
〔ang〕,Ymax〔ang〕を求めるフローまでを
繰り返す。そして、最後に、各回転角angにおける極
大値Xmax〔ang〕のうちの最大値を判別して、そ
の最大値に対応する上記回転角angの方向を苗Tの植
付け方向(列方向)とする植え付け方向検出処理(図
9)を行う。
【0035】XY投影処理(図7)では、積算用レジス
ターXdeg〔x〕及びYdeg〔y〕の値をクリアし
てから、図11に示すように、画面の左上端の座標軸の
原点(0,0)に位置する画素から出発して、先ず、y
=0のx軸に沿うライン上の画素(x=0〜31〔x
max〕)の値dataを画面左端から右端に向かって
順次調べて、画素値が1であれば、その画素のx座標値
に対応する積算用レジスターXdeg〔x〕及びそのy
座標値(y=0)に対応する積算用レジスターYdeg
〔0〕の各値を1つ加算し、画素値が0であれば、上記
積算は行わない。以下、同様にして、y=1〜31〔y
max〕の各x軸に沿うライン上の画素の値data
を画面左端から右端に向かって順次調べて、画素値が1
である場合だけ、その画素のx座標値に対応する積算用
レジスターXdeg〔x〕及びそのy座標値に対応する
積算用レジスターYdeg〔y〕の各値を1つ加算する
処理を繰り返す。
【0036】最大度数検出処理(図8)では、最大度数
用レジスターXmax及びYmaxの値をクリアしてか
ら、先ず、x方向での前記積算用レジスターXdeg
〔x〕の各値をx=0から31〔x max〕まで、x
方向での最大度数用レジスターXmaxの値と順次比較
して、Xdeg〔x〕の値がXmaxの値よりも大きい
場合だけ、その積算用レジスターXdeg〔x〕の値で
最大度数用レジスターXmaxの値を置き換える。次
に、上記と同様にして、y方向での前記積算用レジスタ
ーYdeg〔y〕の各値をy=0から31〔y ma
x〕まで、y方向での最大度数用レジスターYmaxの
値と順次比較して、Ydeg〔y〕の値がYmaxの値
よりも大きい場合だけ、その積算用レジスターYdeg
〔y〕の値で最大度数用レジスターYmaxの値を置き
換える。尚、上記各最大度数用レジスターXmax及び
Ymaxの最終の値が、夫々その回転角angにおける
前記極大値Xmax〔ang〕及びYmax〔ang〕
に相当する。
【0037】植え付け方向検出処理(図9)では、最大
値レジスターMAX、及び、最大値のときの回転角記憶
用の回転角レジスターmax angの各値をクリア
し、回転角angをマイナス側の最大角度(−ang
max)に設定してから、各設定回転角度位置での前記
x軸方向での極大値Xmax〔ang〕を上記最大値レ
ジスターMAXの値と順次比較して、極大値Xmax
〔ang〕の値が最大値レジスターMAXの値よりも大
きい場合だけ、その極大値Xmax〔ang〕の値で最
大値レジスターMAXの値を置き換えるとともに、その
ときの回転角angの値を回転角レジスターmax a
ngに記憶する処理を、回転角angがプラス側の最大
角度ang maxになるまで繰り返す。そして、最後
に回転角レジスターmax angに記憶されている回
転角angの方向を、苗Tの植付け方向(列方向)とす
る。
【0038】そして、図10(ニ)に示すように、前記
テレビモニター13の画面に、上記求めた苗Tの列方向
に対応する直線Lnと、画面左右中央の上下方向を示す
基準線Laを表示し、さらに、その両線がなす角度を、
苗Tの列方向に対する機体前後方向の変位(角度ずれθ
s)として示す。
【0039】一方、作業車Vを苗列の方向に沿うように
方向制御して自動走行させる場合には、前記傾き角θs
を零に近づけるように、2輪ステアリング形式で操向操
作することになる。尚、作業車Vが作業行程の終端部に
達したか否かは、撮像画面内での苗領域Taの画素の積
算値が設定値以下になったときに、苗Tが存在しない行
程終端部に達したと判断し、自動停止する。
【0040】〔別の実施の形態〕上記の実施の形態で
は、苗Tの列方向を求めるのに、機体横幅方向に沿う画
面座標軸の各位置における苗Tつまり苗領域Taの存在
量のみを使ったが、機体横幅方向及び機体前後方向の各
方向に沿う画面座標軸の各位置における苗領域Taの存
在量を使うようにしてもよい。つまり、この場合は、前
記画像処理手段GSは、画像回転手段Kによって設定角
度間隔で回転された各回転位置の撮像画像において、機
体横幅方向に沿う画面座標軸の各位置における機体前後
方向に沿う画面座標軸全幅に亘っての苗領域Taの各存
在量のうちの極大値、及び、機体前後方向に沿う画面座
標軸の各位置における機体横幅方向に沿う画面座標軸全
幅に亘っての苗領域Taの各存在量のうちの極大値を夫
々求め、前記各回転位置のうちで前記両極大値が最大と
なる回転位置に対応する方向を前記苗Tの列方向として
求めるように構成される。
【0041】具体的には、植え付け方向検出処理(図9
参照)において、x軸及びy軸両方向のでの極大値Xm
ax〔ang〕,Ymax〔ang〕から夫々の最大値
を求めるように処理することになる。つまり、先ず、図
9に示すフローによってx軸方向の極大値Xmax〔a
ng〕に対する処理を行って、最後に回転角レジスター
max angに記憶されている回転角angの方向
を、x軸方向の極大値Xmax〔ang〕が最大になる
ときの回転角Xangとして保持した後、図9と同じフ
ロー(但し、Xmax〔ang〕をYmax〔ang〕
に読み換える)を、y軸方向の極大値Ymax〔an
g〕に対して適用して、最後に回転角レジスターmax
angに記憶されている回転角angの方向を、y軸
方向の極大値Ymax〔ang〕が最大になるときの回
転角Yangとして保持する。そして、両方の回転角X
ang,Yangが一致すれば、その回転角の方向を苗
Tの列方向とするが、両者がずれている場合には、例え
ば両方の回転角Xang,Yangの平均値の方向を苗
Tの列方向とする。
【0042】前記画像回転手段Kとして、前記撮像手段
(テレビカメラS1)の撮像面を回転させる手段(モー
タ18等)ではなく、撮像手段(テレビカメラS1)の
撮像画像に対して画面座標軸を回転させる演算処理(こ
の処理をアフィン変換と呼ぶ)を行う回転演算手段10
3にて構成してもよい。例えば、図14に示すように、
画面中心を原点として右方向をx軸に上方向をy軸にし
たxy座標軸で表される画面座標軸を、画面に向かって
右周りに角度θ回転させると、元のxy座標軸での点
(x,y)が、回転後のXY座標軸での点(X,Y)と
して、下記の式のように求まる。従って、撮像画像上の
全ての点(x,y)を下式に代入して、元の画像を角度
θ回転させた画像の点(X,Y)を得ることができる。
【0043】
【数1】X=cosθ・x−sinθ・y Y=sinθ・x+cosθ・y
【0044】具体的には、この回転演算手段103は、
図4に示すように、前記画像処理部10及び画像メモリ
11を利用して構成される。又、このときの処理フロー
を図12に示すが、遠近補正後の画像に対して上記回転
演算処理を行い、その回転演算処理された画像に対して
XY投影処理からのフローを行う。
【0045】上記の実施の形態では、撮像手段としてテ
レビカメラS1を用いて可視光をカットした赤外線によ
る撮像画像を得て、その赤外線画像を2値化して作物
(苗T)に対応する作物領域Taを抽出するようにした
が、例えば、三原色情報R,G,Bによるカラー画像を
撮像するカラー式のテレビカメラを用い、そのカラー画
像において作物と背景(泥田)との色の違いによって作
物領域Taを抽出するようにしてもよい。
【0046】上記の実施の形態では、撮像手段(テレビ
カメラS1)が、境界付近の処理済作業領域(苗T)と
未処理作業地とを含む範囲を撮像しているが、境界より
も処理済作業地内において処理済作業領域(苗T)のみ
を撮像するようにしてもよい。
【0047】上記の実施の形態では、撮像手段(テレビ
カメラS1)が、作業地を斜め下向きに撮像するように
したが、鉛直下向きに撮像するようにしてもよい。この
場合には、遠近歪みを補正する処理が不要になる。
【0048】上記の実施の形態では、作業車が植付け作
業車であって、未処理作業地としての未植作業地に対し
て複数個の作物Tを列状に植え付ける場合を例示した
が、これ以外に、未処理作業地としての未刈作業地に成
育した作物や草等を刈り取って既刈作業地を形成する刈
取収穫機や芝刈り機等の刈取作業車、あるいは、未処理
作業地としての耕耘前作業地を耕して耕耘済作業地を形
成する耕耘作業車等であってもよい。そして、刈取作業
車の場合には、植付け作業車とは逆に、処理済作業領域
が作物や草が存在しない領域に対応する。又、耕耘作業
車の場合には、処理済作業領域が耕された作業地に対応
し、この場合は、耕されていない作業地の光反射率が耕
された作業地よりも高いことで区別して抽出処理がなさ
れる。
【0049】上記の実施の形態では、手動操向用の情報
として画像表示手段13に表示され、又、自動走行用の
操向制御情報として使用される変位情報を、処理済作業
領域(苗T)の方向に対する機体前後方向の角度ずれθ
sとして求めたが、角度ずれとともに、例えば境界に位
置する処理済作業領域(苗Tn)に対する機体横幅方向
での位置ずれを求めるようにしてもよい。尚、上記変位
情報(角度ずれθs)等を車体側で表示させずに、例え
ば遠隔操縦するためのリモコン装置に表示させて、地上
側の作業者がその画面を見て手動操向操作するようにし
てもよい。
【0050】走行装置は、上記の実施の形態のような車
輪式の走行装置以外に、例えばクローラ走行装置等であ
ってもよい。
【0051】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】植付け作業車の概略平面図
【図2】同概略側面図
【図3】制御構成のブロック図
【図4】制御構成のブロック図
【図5】制御作動のフローチャート
【図6】制御作動のフローチャート
【図7】制御作動のフローチャート
【図8】制御作動のフローチャート
【図9】制御作動のフローチャート
【図10】画像処理の説明図
【図11】画像処理の説明図
【図12】画像処理の説明図
【図13】別の実施の形態の制御作動のフローチャート
【図14】別の実施の形態の画像回転処理の説明図
【符号の説明】
T 処理済作業領域 T 作物 S1 撮像手段 GS 画像処理手段 K 画像回転手段 18 撮像面回転手段 103 回転演算手段 Ta 作物領域 101 画像変換手段 13 画像表示手段 102 表示制御手段 1F,1R 走行装置 100 制御手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未処理作業地と、処理済作業領域(T)
    が未処理作業地との境界の長手方向に沿う列状で、且
    つ、その処理済作業領域(T)の列が境界の長手方向と
    交差する方向に間隔を隔てて複数列並ぶように形成され
    ている処理済作業地との境界に沿って走行する作業車
    に、機体横幅方向に並ぶ前記複数列の処理済作業領域
    (T)を機体前後方向の所定範囲に亘って捉える画面に
    て撮像する撮像手段(S1)と、その撮像手段(S1)
    にて少なくとも前記処理済作業領域(T)を撮像した撮
    像画像情報に基づいて、前記処理済作業領域(T)の列
    方向を求める画像処理手段(GS)とが設けられた作業
    車の方向検出装置であって、 前記撮像手段(S1)の撮像画像をその画面鉛直方向に
    沿う軸芯周りに設定角度間隔で回転させる画像回転手段
    (K)が設けられ、 前記画像処理手段(GS)は、前記画像回転手段(K)
    によって設定角度間隔で回転された各回転位置の撮像画
    像において、機体横幅方向に沿う画面座標軸の各位置に
    おける機体前後方向に沿う画面座標軸全幅に亘っての前
    記処理済作業領域(T)の各存在量のうちの極大値を求
    め、前記各回転位置のうちで前記存在量の極大値が最大
    となる回転位置に対応する方向を前記処理済作業領域
    (T)の列方向とするように構成されている作業車の方
    向検出装置。
  2. 【請求項2】 前記画像回転手段(K)が、前記撮像手
    段(S1)の撮像面をその撮像方向に沿う軸芯周りに回
    転させる撮像面回転手段(18)にて構成されている請
    求項1記載の作業車の方向検出装置。
  3. 【請求項3】 前記画像回転手段(K)が、前記撮像手
    段(S1)の撮像画像に対して画面座標軸を回転させる
    演算処理を行う回転演算手段(103)にて構成されて
    いる請求項1記載の作業車の方向検出装置。
  4. 【請求項4】 前記作業車が、未処理作業地としての未
    植作業地に対して、機体進行方向に設定植付け間隔を隔
    て、且つ、機体横幅方向に設定植付け幅を隔てる状態で
    複数個の作物(T)を植え付けて、その複数個の作物
    (T)を前記処理済作業領域(T)として形成する植付
    け作業車であり、 前記画像処理手段(GS)が、前記撮像手段(S1)の
    撮像画像情報に基づいて、機体進行方向に沿って列状に
    並ぶ前記複数個の作物(T)夫々に対応する複数個の作
    物領域(Ta)を抽出し、且つ、 前記画像回転手段(K)によって設定角度間隔で回転さ
    れた各回転位置の撮像画像において、機体横幅方向に沿
    う画面座標軸の各位置における機体前後方向に沿う画面
    座標軸全幅に亘っての前記作物領域(Ta)の各存在量
    のうちの極大値、及び、機体前後方向に沿う画面座標軸
    の各位置における機体横幅方向に沿う画面座標軸全幅に
    亘っての前記作物領域(Ta)の各存在量のうちの極大
    値を夫々求め、前記各回転位置のうちで前記両極大値が
    最大となる回転位置に対応する方向を前記作物(T)の
    列方向として求めるように構成されている請求項1、2
    又は3記載の作業車の方向検出装置。
  5. 【請求項5】 前記撮像手段(S1)が、作業地を斜め
    下向きに撮像するように構成され、 前記撮像手段(S1)の撮像画像を鉛直下向きに撮像し
    た状態の画像に変換する画像変換手段(101)が設け
    られている請求項1、2、3又は4記載の作業車の方向
    検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5記載の作業
    車の方向検出装置における、前記画像処理手段(GS)
    にて求めた前記処理済作業領域(T)の列方向に対する
    機体前後方向の変位を示す画像及び前記撮像手段(S
    1)の撮像画像を同一画面上に表示する画像表示手段
    (13)と、その画像表示手段(13)を表示作動させ
    る表示制御手段(102)とが設けられている作業車の
    走行状態表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4又は5記載の作業
    車に、操向操作自在な走行装置(1F,1R)と、前記
    画像処理手段(GS)にて求めた前記処理済作業領域
    (T)の列方向に対する機体前後方向の変位情報に基づ
    いて前記走行装置(1F,1R)を操向制御する制御手
    段(100)とが設けられている作業車の走行制御装
    置。
JP8010496A 1996-01-25 1996-01-25 作業車の方向検出装置、走行状態表示装置、及び走行制御装置 Pending JPH09201109A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8010496A JPH09201109A (ja) 1996-01-25 1996-01-25 作業車の方向検出装置、走行状態表示装置、及び走行制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8010496A JPH09201109A (ja) 1996-01-25 1996-01-25 作業車の方向検出装置、走行状態表示装置、及び走行制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09201109A true JPH09201109A (ja) 1997-08-05

Family

ID=11751811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8010496A Pending JPH09201109A (ja) 1996-01-25 1996-01-25 作業車の方向検出装置、走行状態表示装置、及び走行制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09201109A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102017965B1 (ko) 작업 차량
EP2311307B1 (en) A filling degree gauge, an agricultural vehicle comprising such gauge, and a method of controlling filling of a target area
JPH09224417A (ja) 作業車の補助装置
JPH09224415A (ja) 作業車の方向検出装置、走行状態表示装置、及び走行制御装置
JPH09201109A (ja) 作業車の方向検出装置、走行状態表示装置、及び走行制御装置
JP3044141B2 (ja) 作物植付機用の植付け状態検出装置
JP2815760B2 (ja) 作物列検出装置
JPH09168315A (ja) 作業車の境界検出装置、走行状態表示装置、及び走行制御装置
JPH0628032A (ja) 自動走行作業車の走行制御装置
JPH09201110A (ja) 作業車の方向検出装置、走行状態表示装置、及び走行制御装置
JPH09224414A (ja) 作業車の方向検出装置、走行状態表示装置、及び走行制御装置
JP2502981Y2 (ja) 田植機における作物列検出画像処理装置
JPH01211408A (ja) 農作業機における作物列検出装置
JP2667462B2 (ja) 農作業機における自動操舵制御装置
JPH0312713A (ja) 農作業機の自動操舵制御装置における画像処理装置
JP2583583B2 (ja) 農作業機における自動燥舵制御装置
JP2593166B2 (ja) 農作業機における植付苗列検出装置
JP2907641B2 (ja) 作業領域検出装置
JP2907613B2 (ja) 作物列検出装置
JP2907612B2 (ja) 作物列検出装置
JPH0257109A (ja) 農作業機における自動燥舵制御装置
JP2721071B2 (ja) 作物列検出装置
JP2593165B2 (ja) 農作業機における自動操舵検出装置
JPH01269406A (ja) 作業用車両の自動操向装置
JPH03272607A (ja) 農作業機における作物列検出装置