JPH09200959A - 電力系統事故解析支援装置 - Google Patents

電力系統事故解析支援装置

Info

Publication number
JPH09200959A
JPH09200959A JP2743296A JP2743296A JPH09200959A JP H09200959 A JPH09200959 A JP H09200959A JP 2743296 A JP2743296 A JP 2743296A JP 2743296 A JP2743296 A JP 2743296A JP H09200959 A JPH09200959 A JP H09200959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power system
processing means
accident
storage area
accident analysis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2743296A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Hamabe
弘昭 濱邊
Naoyuki Adachi
直之 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2743296A priority Critical patent/JPH09200959A/ja
Publication of JPH09200959A publication Critical patent/JPH09200959A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02B90/20Smart grids as enabling technology in buildings sector
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/30State monitoring, e.g. fault, temperature monitoring, insulator monitoring, corona discharge
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S20/00Management or operation of end-user stationary applications or the last stages of power distribution; Controlling, monitoring or operating thereof

Abstract

(57)【要約】 【課題】 事故解析に要する時間を短縮することがで
き、しかも誤判断をなくすことができる電力系統事故解
析支援装置を得ることである。 【解決手段】 伝送装置3から受信した電力系統機器の
動作と動作時刻とを履歴として受信データ記憶領域20
1に記憶し、マンマシンインターフェース装置1からの
表示要求により、事故解析処理手段24は電力系統機器
の動作を動作順に受信データ記憶領域201から取り出
し運転員の操作による動作かを否か解析する。表示処理
手段26は、事故解析処理手段24で処理された結果に
基づき電力系統機器の動作を運転員の操作と事故による
動作とを区別して表示装置11に電力系統機器の動作履
歴として再現表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視制御対象であ
る電力系統を構成する電力系統機器に発生した事故内容
の解析及び支援を行う電力系統事故解析支援装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電力系統には、遮断器、断路
器、保護装置などの設備が数多く設置されている。そし
て、電力系統の運用の省力化と、より高度な自動化を目
的として電子計算機と伝送装置を用いて集中監視制御シ
ステムを構築している。
【0003】この集中監視制御システムは、集中監視制
御技術の発達により、監視制御を行う範囲が広範囲とな
り、運転員は、日常、膨大な情報量を扱っているが、故
障や事故を広範囲に波及させることを防ぐため、異常状
態の迅速な把握が求められている。このような中で電力
系統の監視制御を行う場合、集中監視制御システムは、
運転員の要求に応じて、あるいは自動的に情報を運転員
に通知することを実施している。
【0004】図20は、監視制御対象である電力系統の
一例を示すものである。この電力系統は、母線52〜5
4、変圧器55、56、送電線57〜5Aから構成され
ている。図21は、図20の母線54、送電線59、5
Aの詳細図を示すものである。母線54は甲母線54−
1と乙母線54−2からなり、断路器101、102、
121、122、103、123、遮断器110、12
0、送電線59、5A、遮断器110の保護リレー装置
11、遮断器120の保護リレー装置12から構成され
ている。
【0005】図22は、従来の電力系統解析支援装置の
ブロック構成図であり、図20及び図21に示した電力
系統に発生した事故内容を、運転員が事故の解析のため
に表示装置に表示する場合の各装置の相関を示したもの
である。
【0006】マンマシンインターフェース装置1は、表
示装置11及び要求を行う時に使用する入力装置12を
有している。この入力装置12はキーボードやポインテ
ィングデバイス(ライトペン・タブレット等を意味す
る)等で構成される。
【0007】電子計算機2はマンマシンインタフェース
からの要求に基づいて各種の演算処理を行い伝送装置3
に操作指令を出力すると共に、伝送装置3からの情報を
入力しマンマシンインターフェース装置1の表示装置1
1に表示処理するものである。すなわち、入力処理手段
21は、運転員がマンマシンインターフェース装置1を
用いて事故内容の表示要求を行った時に、要求内容を通
知し、電力系統機器の操作要求を行う時に要求内容を入
力する。送信処理手段22は、入力処理手段21により
通知された操作要求内容を伝送装置3に指令信号として
出力を行う。受信処理手段23は、伝送装置3より送ら
れてくる電力系統機器の状態及び動作内容を受信する。
【0008】その受信データは受信データ記憶領域20
1に保存される。また、受信データ表示フォーマット記
憶領域203には、受信データ記憶領域201の内容を
マンマシンインターフェース装置1に表示するための表
示フォーマットが記憶されている。そして、表示処理手
段26は、受信データ記憶領域201の内容を受信デー
タ表示フォーマット記憶領域203のデータを用いて、
マンマシンインターフェース装置1の表示装置11に表
示を行う。ここで、伝送装置3は電子計算機2と電力系
統の電力系統機器との間のデータを伝送するためもので
あり、伝送装置親局は電子計算機側に設けられ、伝送装
置子局は電力系統装置側に設けられる。
【0009】図23は、図22の受信データ記憶領域2
01の構成図である。受信データ記憶領域201には、
機器現在状態と機器動作履歴とを記憶しており、機器現
在状態には、それぞれの機器1〜機器nについての現在
状態が記憶されている。機器動作履歴には、動作履歴1
〜動作履歴mが記憶されており、それぞれの動作履歴に
は、当該機気の動作時刻、動作した機器の番号、機器の
動作方向、機器の動作要因が記憶されている。
【0010】図24は、図22の受信データ表示フォー
マット記憶領域203の構成図である。受信データ表示
フォーマット記憶領域203は、系統図の機器現在状態
表示フォーマットと機器動作履歴表示フォーマットとを
記憶しており、系統図の機器現在状態表時フォーマット
にはそれぞれの機器1〜機器nについて、表示位置、表
示属性が記憶されている。機器動作履歴表示フォーマッ
トには1行目〜L行目について、表示開始位置、表示属
性を記憶している。
【0011】図25は、運転員の操作による機器動作
と、事故による機器動作の一例を示したものである。す
なわち、図21に示した電力系統の1号線(送電線5
9)の運転員による機器操作(遮断器110の開動作)
と、2号線(送電線5A)に事故が発生した後の機器の
動作(遮断器120の開動作)の表示例を示す。
【0012】図25(a)は操作前の状態を示してい
る。従って、表示装置11のメッセージ表示エリア13
にはまだメッセージは表示されていない。また、系統図
表示エリア14には操作前の系統状態が表示されてい
る。図25(a)では運転員により操作しようとする遮
断器110が選択されフリッカ表示されている状態を示
している。次に、図25(b)は運転員による操作及び
事故が発生した後の状態を示している。系統図表示エリ
ア14には運転員の操作後の状態として遮断器110が
開した状態を表示すると共に、事故の発生により遮断器
120が開した状態を示している。また、メッセージ表
示エリア13には機器の動作順にその動作履歴が表示さ
れている。ここで、図25中において、機器シンボルの
塗りつぶしはその機器が入り(閉)状態であること示
し、白抜きは切り(開)状態であることを示している。
【0013】このように、従来の電力系統事故解析支援
装置おいては、図21に示す電力系統の伝送線5Aに事
故が発生し機器(遮断器120)が動作すると、図22
の伝送装置3から電子計算機2へ機器の動作内容が送信
され、電子計算機2の受信処理手段23は受信データ記
憶領域201に図23で示した構成で保存を行い、表示
処理手段26に通知を行う。表示処理手段26はこの通
知により動作し、受信データ記憶領域201の内容を図
24で示した表示フォーマットに従って図25に示す形
式で表示する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の電力系統事故解析支援装置では、表示装置11に
表示する表示内容は、図25に示すように、事故発生後
の電力系統の状態と、機器の動作履歴をメッセージの形
式で表示するのみであるため、運転員が事故内容を詳細
に解析するために、事故に関連する各機器の動作順番、
または運転員の機器操作による機器の動作を理解しよう
とした場合、何行にも渡るメッセージを目で追いながら
機器の動作順または操作による動作を判断しなければな
らず、非常に運転員の負担となる。
【0015】また、複数の事故が同時に発生したような
場合、情報量が多くなり、ますます運転員にかかる負担
が増え、事故解析にかなりの時間を要するようになるた
め、誤った判断を行う可能性もあった。
【0016】本発明の目的は、事故解析に要する時間を
短縮することができ、しかも誤判断をなくすことができ
る電力系統事故解析支援装置を得ることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、伝送
装置から受信した電力系統機器の動作と動作時刻とを履
歴として記憶する受信データ記憶領域と、マンマシンイ
ンターフェース装置からの表示要求により電力系統機器
の動作を動作順に受信データ記憶領域から取り出し運転
員の操作による動作かを否か解析する事故解析処理手段
と、事故解析処理手段で処理された結果に基づき電力系
統機器の動作を運転員の操作と事故による動作とを区別
して表示装置に電力系統機器の動作履歴として再現表示
する表示処理手段とを備えている。
【0018】請求項1の発明では、マンマシンインター
フェース装置からの表示要求により、電力系統機器の動
作を動作順に取り出し、運転員の操作による動作か否か
を解析し、順次系統図の該当機器へ動作の履歴を再現表
示する。これにより、電力系統機器の動作を系統図へ再
現し、かつ運転員の操作と事故による動作とを区別して
マンマシンインターフェース装置に表示する。
【0019】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、電力系統機器の動作履歴の再現モードを設定記憶す
るための再生要求モード記憶領域を設け、事故解析処理
手段は、再生要求モード記憶領域に設定記憶された再生
モードに基づいて電力系統機器の動作履歴を再現するよ
うにしたものである。
【0020】請求項2の発明では、請求項1の発明の作
用に加え、事故解析処理手段は運転員により設定された
再生モードに基づいて電力系統機器の動作履歴を再現す
る。
【0021】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、事故解析処理手段は、再現モードが逆再生モードで
あるときは電力系統機器の動作を動作順の逆順に再現
し、再現モードが停止モードであるときは再現を一時的
に止めるようにしたものである。
【0022】請求項3の発明では、請求項2の発明の作
用に加え、電力系統機器の動作を動作順の逆順に再現し
たり、その再現を一時的に止めたりし、電力系統機器の
動作履歴をくり返しまたは再現の途中のままの状態とし
てマンマシンインターフェース装置に表示する。
【0023】請求項4の発明は、請求項2の発明におい
て、事故解析処理手段は、再生モードが早送りモードで
あるときは電力系統機器の動作履歴の表示したい動作時
刻まで早送りし、再現モードが巻き戻しモードであると
きは電力系統機器の動作履歴の表示したい動作時刻まで
巻き戻すようにしたものである。
【0024】請求項4の発明では、請求項2の発明の作
用に加え、電力系統機器の動作の履歴から表示したい動
作時刻まで早送りまたは巻戻しする。これにより、電力
系統機器の動作の履歴を目的の動作時刻まですばやく再
現しマンマシンインターフェース装置に表示する。
【0025】請求項5の発明は、電力系統機器の動作履
歴から表示したい動作時刻の系統設備が何時の世代のも
のなのかを判断する再生データ検索処理手段を設け、事
故解析処理手段及び表示処理手段は生成データ検索処理
手段で判定された世代のデータベースに基づいて演算処
理し、世代に合わせた電力系統機器の動作履歴を再現表
示するようにしたものである。
【0026】請求項5の発明では、請求項1の発明の作
用に加え、電力系統機器の動作の履歴から表示したい動
作時刻時点の系統設備が次の世代のものなのかを判断す
る。これにより、過去の動作時刻に合わせた系統図機器
情報等で再現しマンマシンインターフェース装置に表示
する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態を示すブロック
構成図である。図1において、図22に示した従来例と
同一部分は同一符号を付して説明を省略する。
【0028】事故解析処理手段24は、事故の発生後に
運転員の要求により事故の解析処理を行うものである。
運転員の事故解析の要求は事故番号を指定して行われ
る。この事故番号は再生要求記憶領域205に設定記憶
される。すなわち、事故解析処理手段24は、入力処理
手段21より要求のあった事故番号を保存している再生
要求記憶領域205の情報と、受信処理手段23より電
力系統機器の動作内容を保存している事故内容記憶領域
204の情報とを用いて、事故の解析処理を行う。そし
て、その解析結果を事故解析データ記憶領域206に格
納する。
【0029】ここで、図2は、事故内容記憶領域204
の構成図である。事故内容記憶領域204は、それぞれ
の事故1〜事故kに対して、事故発生前機器状態と機器
動作履歴情報とを記憶する。また、事故発生前機器状態
はそれぞれ機器1〜機器nの状態を記憶する。また、図
3は事故解析データ記憶領域206の構成図である。事
故解析データ記憶領域206は、機器現在状態と機器動
作履歴情報とから構成される。
【0030】次に、表示処理手段26は、事故解析処理
手段24からの通知により、事故解析データ記憶領域2
06に保存している情報を受信データ表示フォーマット
記憶領域203の表示フォーマットを用いて表示装置1
1に表示を行う。また、操作指示記憶領域207に保存
している情報を操作機器指示シンボル表示フォーマット
記憶領域208の表示フォーマットに従い表示装置11
に表示を行う。
【0031】図4は、操作機器指示シンボル表示フォー
マット記憶領域208の構成図である。操作機器指示シ
ンボル表示フォーマットは、それぞれの機器1〜機器n
に対して、矢印等のシンボルを記憶しており、その表示
位置や表示属性を記憶している。
【0032】次に、図5は、この第1の実施の形態によ
り事故内容を解析し、表示装置11に表示した場合の表
示例である。すなわち、図21に示した電力系統の伝送
線5Aに事故が発生した場合、その事故により動作した
機器の動作タイミングと、運転員の操作により動作した
機器の動作タイミングとを順次表示した時の表示例を示
している。図5(a)は状態変化前の状態を示し、図5
(b)は保護リレー装置12が動作した状態を示し、図
5(c)は保護リレー装置12の動作により遮断器12
0がトリップした状態を示し、図5(d)はさらに運転
員の操作により遮断器110が切りの状態になった場合
を示している。運転員の操作による遮断器110の動作
の場合には、図5(d)に示すように、操作機器指示シ
ンボル表示10Aとして、矢印を併せて表示するように
している。
【0033】いま、図21に示した電力系統の伝送線5
Aに事故が発生した場合を考える。この場合、伝送装置
3からは電力系統機器が動作した順にその機器情報が送
信されてくる。この機器情報は受信処理手段23で受信
され、受信データとして受信データ記憶領域201に保
存されると共に、事故内容として事故内容記憶領域20
4に保存される。なお、事故が発生したときは、表示処
理手段26は表示装置11へ表示通知を行い、事故後の
状態が表示される。
【0034】この状態で、運転員が事故内容の再生要求
を行うと、図1に示す入力処理手段21が要求内容の判
断を行い、再生要求のあった事故番号を再生要求記憶領
域205に保存し事故解析処理手段24に通知を行う。
事故解析処理手段24はこの通知により、再生要求記憶
領域205と事故内容記憶領域204に保存している情
報を用いて、事故解析処理を行い当該事故に関する機器
の動作履歴を以下の如く処理し再現する。
【0035】図6及び図7は、第1の実施の形態におけ
る事故解析処理手段24の処理内容を示すフローチャー
トである。この事故解析処理手段24は、入力処理手段
21から再生要求が通知されることで処理が開始され
る。
【0036】まず、ステップS1で再生要求記憶領域2
05に指定してある再生要求の事故番号を取出し、事故
番号に対応する事故発生前機器状態を事故内容記憶領域
204より取出し、事故解析データ記憶領域206に図
3に示したフォーマットで保存する。次に、ステップS
2で表示処理手段26に表示要求の通知を行う。そし
て、ステップS3で事故内容記憶領域204の機器動作
履歴情報より、機器の動作情報を取り出すためのインデ
ィクス(I)を初期化する(I=0とする)。次に、以
下に述べるステップS4からステップS11までを、事
故内容記憶領域204の当該事故番号に対応する機器動
作履歴情報を全て処理するまで繰り返す。
【0037】ステップS4で、事故内容記憶領域204
より当該事故番号に対応する機器動作履歴情報よりI番
目の機器動作を取出し、事故解析データ記憶領域206
に追加保存する。次に、ステップS5で、I番目の機器
動作情報の中の動作要因は、操作か否かを判断する。操
作であれば、ステップS6へ進み、操作でなければステ
ップS6を飛び越しステップS7へ進む。
【0038】次に、ステップS6にて、ステップS5で
操作と判断したI番目の機器動作情報の中の機器番号を
取出し、操作指示記憶領域207に保存する。次にステ
ップS7で、表示処理手段26に表示要求の通知を行
い、ステップS8で、I+1番目の機器動作情報を取出
し、I番目の機器動作情報の中の動作時刻とI+1番目
の機器動作情報の中の動作時刻の時刻差を算出し、I番
目の機器動作からI+1番目の機器動作までの経過時間
を求める。
【0039】このステップS8で求めた経過時間分につ
いて、次の機器動作を表示するまでの表示時間を延ばす
遅延処理を、ステップS9で行い、ステップS10で、
機器動作情報を取出すためのインデックスをインクリメ
ント(I=I+1)する。S−11のステップで、事故
内容記憶領域204の当該事故番号に対応する機器動作
履歴情報は全てを処理したか判断し、全て処理していな
い場合は、ステップS4へ戻り、ステップS4からステ
ップS11までを繰り返す。そして、全て処理した場合
は、本処理が終了する。
【0040】この結果、図5に示すように、操作により
動作した機器には操作指示シンボル10Aの表示を行
い、機器の動作順に系統図に順次表示することができ
る。
【0041】以上の処理により、事故が発生した場合に
後からでも機器の動作履歴を再現することが可能とな
る。これによりどのようなタイミングで動作したかを認
識することが可能となる。また、事故による動作と運転
員の操作による動作の区別も容易に認識が可能となる。
【0042】以上説明したように、第1の実施の形態に
よれば、運転員が事故内容を詳細に解析するために、事
故に関する各機器の動作順番を何行にも渡るメッセージ
の中から目で追いながら機器の動作順を判断する作業が
不要となる。また、操作により動作した機器か事故によ
り動作した機器かが一目で把握でき、操作と事故とのタ
イミングを認識することが容易となる。また、電力系統
の監視制御範囲が拡大したり、複数の事故が同時に発生
しても解析を容易に行うことが可能となる。
【0043】次に、本発明の第2の実施の形態を図8に
示す。この第2の実施の形態は、図1に示した第1の実
施の形態に対し、電力系統機器の動作履歴の再現モード
を設定記憶するための再生要求モード記憶領域209を
設け、事故解析処理手段24は、再生要求モード記憶領
域209に設定記憶された再生モードに基づいて電力系
統機器の動作履歴を再現するようにしたものである。
【0044】すなわち、この第2の実施の形態は、第1
の実施の形態に対し再生要求モード記憶領域209を追
加し、事故解析処理手段24の演算処理機能として、図
9乃至図12に示すように以下の機能を追加したもので
ある。第1の実施の形態における図6のステップS3と
ステップS4との間に、図10に示すように、ステップ
S20〜ステップS29の電力系統機器の動作を動作順
の送順に再現する機能と再現を一時的に止める機能とを
追加すると共に、図11に示すように、ステップS31
からステップS37の電力系統機器の動作の履歴から表
示したい動作時刻まで早送りまたは巻戻しする機能を追
加したものである。
【0045】まず、電力系統機器の動作を動作順の送順
に再現する機能と再現を一時的に止める機能(ステップ
S20〜ステップS29)について説明する。図8にお
いて、運転員が再生要求モードの逆再生の要求を行う
と、入力処理手段21が再生要求モード記憶領域209
に逆再生要求を図13の構成例で保存し、事故解析処理
手段24に通知を行う。図13は、再生要求モード記憶
領域209の構成図であり、生成要求モード記憶領域2
09は、再生要求モードとして、再生モード、早送り先
時刻、巻戻し先時刻、一時停止を記憶する。
【0046】事故解析処理手段24は、この通知により
再生要求モード記憶領域209に保存している情報を用
いて、図10に示すように、ステップS21からステッ
プS27の処理を行い、当該事故に関する機器の動作履
歴を以下の如く処理し、逆順に再現する。
【0047】すなわち、ステップS20で、再生要求モ
ード記憶領域209に一時停止要求が設定されているか
チェックし、設定されていれば一定時間の遅延を行う。
これにより、機器動作履歴の表示が一定時間の間、現状
の表示された状態のままとなる。次に、ステップS21
で再生要求モード記憶領域209の再生モードに指定し
ている再生モードを取出し、ステップS22で再生モー
ドが逆再生モードかチェックし、逆再生モードであれば
ステップS24へ進み、逆再生モードでなければステッ
プS23へ進む。
【0048】ステップS23に進んだ場合には、さら
に、再生モードのチェックを行い停止モードであれば、
ステップS231へ進み、事故解析処理手段24の処理
を終了する。再生モードであれば、ステップS232へ
進み、第1の実施の形態と同様な再生処理を行う。
【0049】一方、ステップS24に進んだ場合には、
現在表示している機器動作情報を取り出すためのインデ
ックス(I1)を算出する(I1=I−1)。そして、
ステップS25で、機器動作情報のI1番目の情報を事
故内容記憶領域204により取出し、I1番目の機器番
号に対応する事故解析データ記憶領域206の機器現状
態をI1番目の動作方向と逆の状態とし機器動作履歴情
報からI1番目の情報を消去し、プランク(空白)とし
て保存する。
【0050】次に、ステップS26で、表示処理手段2
6に表示要求の通知を行い、現在表示していた動作情報
の1つ前の状態の動作情報を表示することになる。次
に、ステップS27でI1−1番目の機器動作情報を取
出し、I1−1番目の動作時刻とI1番目の動作時刻の
時刻差を算出し、I1−1番目の機器動作からI1番目
の機器動作までの経過時間を求める。そして、ステップ
S28で経過時間分について、1つ前の機器動作を表示
するまでの表示時間を延ばす遅延処理を行い、ステップ
S29で、1つ前の機器動作情報を取出すためのインデ
ックスをデクリメント(I=I−1)し、第1の実施の
形態でのステップS11と同様な処理を行い、機器動作
履歴情報を全て処理するまで繰り返す。但し前述したよ
うに、ステップS23で停止モードと判断した場合はス
テップS231へ進み本処理を終了する。
【0051】また、再現中に運転員が再生要求モードの
一時停止の要求を行うと、事故解析処理手段24は、ス
テップS20により再生要求モード記憶領域209から
一時停止要求を取出し、一定時間遅延することにより機
器動作履歴の再現が現状の再現状態のままとなる。この
結果、図14に示すような機器の動作の再現が可能とな
り、ある特定の動作時間帯の機器の動作を繰り返し再現
することが出来、より綿密に解析することが可能とな
る。
【0052】以上説明したように、電力系統の機器の動
作を動作順に再現している場合に、一時的に停止した
り、動作順を逆順に再現して繰り返し再現を可能とする
ことから運転員が事故内容を詳細に解析でき、また機器
の動作タイミングを綿密に認識することができる。ま
た、電力系統の監視制御範囲が拡大したり、複数の事故
が同時に発生しても解析を容易に行うことが可能とな
る。
【0053】次に、電力系統機器の動作の履歴から表示
したい動作時刻まで早送りまたは巻戻しする機能(ステ
ップS31〜ステップS37)について説明する。
【0054】図8において、運転員が再生要求モードの
早送りの要求と早送り先時刻の設定を行うと、入力処理
手段21が再生要求モード記憶領域209に早送り先時
刻を図13の構成例で保存し、事故解析処理手段24に
通知を行う。事故解析処理手段24は、この通知により
再生要求モード記憶領域209と事故内容記憶領域20
4に保存している情報を用いて、図10に示すようにス
テップS20からステップS23、さらに図11に示す
ように、ステップS31からステップS37までの処理
を行い、当該事故に関する機器の動作履歴を目的とする
動作時刻付近まで以下の如く処理しすばやく再現する。
【0055】ステップS23で、再生要求モード記憶領
域209の再生モードのチェックを行い、早送りモード
であれば、ステップS31へ進む。また、巻戻しモード
の場合も、ステップS31へ進む。次に、ステップS3
1では、機器動作履歴情報をどこまで早送りするか、ま
たは巻戻しするかを、再生要求モード記憶領域209に
設定された行先の情報から、早送りモードの場合は早送
り先時刻を、巻戻しモードの場合は巻戻し先時刻を取出
す。
【0056】次に、ステップS32では、ステップS4
からステップS7と同一の処理を行い機器動作情報を表
示する。次に、ステップS33で、事故内容記憶領域2
04の機器動作履歴情報より機器の動作情報を取り出す
ためのインデックスを、早送りモードの場合は、インク
リメント(I=I+1)し、巻戻しモードの場合は、デ
クリメント(I=I−1)する。
【0057】次に、ステップS34で、早送り中もしく
は巻戻し中に、一時停止の要求があるかをチェックす
る。すなわち、一時停止の要求が再生要求モード記憶領
域209に設定されているかをチェックし、設定されて
いれば一定時間の遅延を行う。これにより、機器動作履
歴の表示が一定時間の間、現状の表示された状態のまま
となり、運転員はどこまで早送りもしくは巻戻ししたか
が把握できる。
【0058】次に、ステップS35では、機器動作履歴
情報からI番目の機器動作情報の中の動作時刻を取出
し、ステップS36で早送りもしくは巻戻し完了かをチ
ェックし、完了していなければステップS32へ戻り、
ステップS32からステップS36までを繰り返す。完
了した場合は、ステップS37へ進み再生要求モード記
憶領域209に一時停止の要求を保存し、一定時間の遅
延を行い機器動作履歴の表示が早送りもしくは巻戻しし
た時刻での状態のままとなる。
【0059】また、巻戻しの要求も同様に、目的とする
動作時刻付近まで上記の如く処理しすばやく再現する。
この結果、大量な機器動作履歴から必要とする動作時刻
付近までスピーディーに再現表示を行うことが出来、事
故解析に要する時間の短縮が可能となる。
【0060】以上説明したように、電力系統機器の大量
にある動作履歴から必要とする動作時刻まですばやく再
現出来る事を可能とするので、大量の機器動作履歴から
運転員が事故内容を解析する時間を短縮できる。また、
短時間で必要とする事故動作の再現ができ、事故内容の
判断に非常に負担となる作業の解消が可能となる。ま
た、電力系統の監視制御範囲が拡大したり、複数の事故
が同時に発生しても解析を容易に行うことが可能とな
る。
【0061】次に、本発明の第3の実施の形態を図15
に示す。この第3の実施の形態は、図1に示した第1の
実施の形態の操作機器指示シンボル表示フォーマット記
憶領域208の代わりに、系統設備のデータベースの世
代によって変化する表示フォーマットを図16の構成例
で保存する再生用表示フォーマット記憶領域213と
し、図17の構成例で示すデータベース211と、図1
8の構成例で示す事故発生終了時刻記憶領域212と、
再生要求時刻を記憶する再生要求時刻記憶領域210
と、適切なデータベースを検索する再生データ検索処理
手段25とを追加し、再生データ検索処理手段25より
再生要求記憶領域205に検索した事故番号を保存する
構成としたものである。
【0062】図15において、電力系統機器の情報(以
後総称してデータベース211という)は、図17に示
すように、それぞれの世代に対し、メンテナンス時刻、
系統図の機器現在状態表示フォーマット、操作機器指示
シンボル表示フォーマット、機器動作履歴表示フォーマ
ット、機器情報を記憶し、機器情報についてはさらに機
器1〜機器nの情報を記憶する。データベース211に
はこのような情報があり、電力系統機器の増設、移動、
撤去等の変更に伴い、データベースの変更(以後メンテ
ナンスと呼ぶ)を行う。また、事故内容記憶領域204
は、図2の構成例で示すように機器の動作履歴情報を保
存している。このため過去の情報となる。
【0063】また、事故解析処理手段24により求めら
れた事故解析データ記憶領域206の情報は、データベ
ース211の図17の構成例の各種表示フォーマットに
従って表示される。ここで、再生データ検索処理手段2
5によりデータベース211と事故内容記憶領域204
との整合性を、図19に示すフローチャートのステップ
によりとり、過去の履歴データをその当時(世代)のデ
ータベースで表示される。
【0064】運転員が電力系統機器の動作履歴から再生
を行いたい時刻を要求すると、図15に示す入力処理手
段21が要求内容の判断を行い、再生要求時刻記憶領域
210に要求時刻を保存し、再生データ検索処理手段2
5に通知を行う。再生データ検索処理手段25は、この
通知により再生要求時刻記憶領域210とデータベース
211と事故発生終了時刻記憶領域212に保存してい
る情報を用いて、図19に示したフローチャートの演算
を行う。すなわち、要求時刻が含まれるデータベース
と、事故内容の事故番号との整合性をとり、データベー
ス211の該当世代から図17で示す各種表示フォーマ
ットを再生用表示フォーマット記憶領域213に保存
し、また、該当する事故番号を再生要求記憶領域205
に以下の如く処理して保存し、事故解析処理手段24に
通知する。
【0065】この処理は、入力処理手段21から再生要
求が通知されることで処理が開始される。図19におい
て、ステップS41で再生要求時刻記憶領域210に指
定してある再生要求の時刻を取出す。次に、ステップS
42でデータベース211のメンテナンス時刻を取り出
すためのデータベース世代のインデック(l)を初期化
する(l=0)。
【0066】次に、ステップS43でデータベース21
1からl番目のメンテナンス時刻を取出し、ステップS
44で、再生要求の時刻がメンテナンス時刻以降か否か
をチェックし、再生要求の時刻がメンテナンス時刻より
前であれば、ステップS441へ進み、メンテナンス世
代のインデックスをインクリメント(l=l+1)し、
ステップS43からステップS44を繰り返す。ステッ
プS44で、再生要求の時刻とメンテナンス時刻とが等
しいか再生要求の時刻が越えていれば、ステップS45
へ進み、再生要求の時刻のデータベースの世代はl番目
となる。
【0067】次に、ステップS45では、データベース
記憶領域211からl番目の世代の系統図の機器現在状
態表示フォーマット、操作機器指示シンボル表示フォー
マット機器動作履歴表示フォーマットを取出し、再生用
表示フォーマット213へ図16で示したフォーマット
で保存する。次にステップS46で事故発生終了日時記
憶領域212の事故番号に対応する発生時刻と終了時刻
とを取出すための事故番号のインデックス(l)を初期
化する(l=0)。
【0068】次に、ステップS47で事故発生終了時刻
記憶領域212からl番目の事故の発生時刻と終了時刻
とを取出し、ステップS48で、再生要求の時刻が事故
発生から終了までの時刻に含まれるかチェックし、含ま
れなければ次の事故番号を検索するためにステップS4
81で、事故番号のインデックスをインクリメント(l
=l+1)し、ステップS47からステップS48を繰
り返す。ステップS48で再生要求の時刻が、l番目の
事故の発生時刻から終了時刻に含まれていれば、ステッ
プS49のステップへ進み、再生要求する事故番号をl
番目とし、再生要求記憶領域705に保存し事故解析処
理手段24へ通知する。
【0069】これにより、要求した時刻が含まれるデー
タベースと事故内容が整合性のとれた形で表示でき、ま
た過去の動作時刻に合わせたデータベースの世代の表示
フォーマットで再現を可能とする。
【0070】以上説明したように、電力系統機器の大量
にある動作履歴と、電力系統機器の増設、移動、撤去等
の変更に伴いメンテナンスを行ったデータベースとの情
報の整合性がとれ、大量にある動作履歴から要求した時
刻の機器動作情報とその当時のデータベースの表示フォ
ーマット、機器情報を取り出すことで、過去のデータの
再現が可能となる。これにより、最近の事故との比較解
析や若手運転員への指導にも役立せることができ、事故
の再発防止の事前検討を可能とする。また、電力系統の
監視制御範囲が拡大した場合でも容易に再現表示ができ
解析を行うことが可能となる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
運転員が事故内容を詳細に解析するために事故に関連す
る各機器の動作順番を何行にも渡るメッセージの中から
目で追いながら機器の動作順を判断する作業が不要とな
り、操作による動作か事故による動作かを操作機器に対
して指示表示を行うことが容易に把握できる。
【0072】また、逆再生、一時停止、停止、早送り、
巻戻しの再生モードにより、機器動作の再現をフレキシ
ブルに行うことができ、詳細に解析したければ、逆再
生、一時停止により繰り返し再現を可能とし、綿密な認
識ができる。また、解析時間の短縮には、早送り、巻戻
しにより、短時間で必要とする機器動作の再現を可能と
する。また、大量なる履歴から過去のデータの再現も可
能であり若手運転員への指導に役立ち、事故の再発防止
の事前検討を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック構成
図。
【図2】本発明の事故内容記憶領域の説明図。
【図3】本発明の事故解析データ記憶領域の説明図。
【図4】本発明の操作機器指示シンボル表示フォーマッ
ト記憶領域の説明図。
【図5】本発明の第1の実施の形態における表示例を示
す平面図。
【図6】本発明の第1の実施の形態における事故解析処
理手段の演算内容(その1)を示すフローチャート。
【図7】本発明の第1の実施の形態における事故解析処
理手段の演算内容(その2)を示すフローチャート。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示すブロック構成
図。
【図9】本発明の第2の実施の形態における事故解析処
理手段の演算内容(その1)を示すフローチャート。
【図10】本発明の第2の実施の形態における事故解析
処理手段の演算内容(その2)を示すフローチャート。
【図11】本発明の第2の実施の形態における事故解析
処理手段の演算内容(その3)を示すフローチャート。
【図12】本発明の第2の実施の形態における事故解析
処理手段の演算内容(その4)を示すフローチャート。
【図13】本発明の再生要求モード記憶領域の説明図。
【図14】本発明の第2の実施の形態における表示例を
示す平面図。
【図15】本発明の第3の実施の形態を示すブロック構
成図。
【図16】本発明の再生用表示フォーマット記憶領域の
説明図。
【図17】本発明のデータベースの構成図。
【図18】本発明の事故発生終了時刻記憶領域の説明
図。
【図19】本発明の再生データ検索処理手段の演算内容
を示すフローチャート。
【図20】電力系統の系統図。
【図21】図20に示した電力系統の部分詳細図。
【図22】従来例のブロック構成図。
【図23】受信データ記録領域の説明図。
【図24】受信データ表示フォーマット記憶領域の説明
図。
【図25】従来例での表示例を示す平面図。
【符号の説明】
1 マンマシンインタフェース装置 2 電子計算機 3 伝送装置 11 表示装置 12 入力装置 13 メッセージ表示エリア 14 系統図表示エリア 21 入力処理手段 22 送信処理手段 23 受信処理手段 24 事故解析処理手段 26 表示処理手段 52、53、54 母線 55、56 変圧器 57、58、59、5A 送電線 101、102、121、122、123 断路器 110、120 遮断器 111、112 保護リレー装置 201 受信データ記憶領域 203 受信データ表示フォーマット記憶領域 204 事故内容記憶領域 205 再生要求記憶領域 206 事故解析データ記憶領域 207 操作指示記憶領域 208 操作機器指示シンボル表示フォーマット 209 再生要求モード記憶領域 210 再生要求時刻記憶領域 211 データベース 212 事故発生終了時刻記憶領域 213 再生用表示フォーマット記憶領域

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統の状態を表示する表示装置を有
    し前記電力系統の監視制御及び前記電力系統の事故解析
    を行うためのマンマシンインターフェース装置と、前記
    マンマシンインタフェース装置からの指令を処理すると
    共に前記電力系統を構成する電力系統機器の動作状態や
    動作時刻を取り込み前記マンマシンインターフェース装
    置の前記表示装置に表示するための電子計算機と、前記
    電子計算機と前記電力系統機器との間でデータの送受信
    を行うための伝送装置とからなる電力系統事故解析支援
    装置において、前記伝送装置から受信した前記電力系統
    機器の動作と動作時刻とを履歴として記憶する受信デー
    タ記憶領域と、前記マンマシンインターフェース装置か
    らの表示要求により前記電力系統機器の動作を動作順に
    前記受信データ記憶領域から取り出し運転員の操作によ
    る動作かを否か解析する事故解析処理手段と、前記事故
    解析処理手段で処理された結果に基づき前記電力系統機
    器の動作を運転員の操作と事故による動作とを区別して
    前記表示装置に前記電力系統機器の動作履歴として再現
    表示する表示処理手段とを備えたことを特徴とする電力
    系統事故解析支援装置。
  2. 【請求項2】 前記電力系統機器の動作履歴の再現モー
    ドを設定記憶するための再生要求モード記憶領域を設
    け、前記事故解析処理手段は、前記再生要求モード記憶
    領域に設定記憶された再生モードに基づいて前記電力系
    統機器の動作履歴を再現するようにしたことを特徴とす
    る請求項1に記載の電力系統事故解析支援装置。
  3. 【請求項3】 前記事故解析処理手段は、前記再現モー
    ドが逆再生モードであるときは前記電力系統機器の動作
    を動作順の逆順に再現し、前記再現モードが停止モード
    であるときは再現を一時的に止めるようにしたことを特
    徴とする請求項2に記載の電力系統事故解析支援装置。
  4. 【請求項4】 前記事故解析処理手段は、前記再生モー
    ドが早送りモードであるときは前記電力系統機器の動作
    履歴の表示したい動作時刻まで早送りし、前記再現モー
    ドが巻き戻しモードであるときは前記電力系統機器の動
    作履歴の表示したい動作時刻まで巻き戻すようにしたこ
    とを特徴とする請求項2に記載の電力系統事故解析支援
    装置。
  5. 【請求項5】 前記電力系統機器の動作履歴から表示し
    たい動作時刻の系統設備が何時の世代のものなのかを判
    断する再生データ検索処理手段を設け、前記事故解析処
    理手段及び前記表示処理手段は前記生成データ検索処理
    手段で判定された世代のデータベースに基づいて演算処
    理し、世代に合わせた前記電力系統機器の動作履歴を再
    現表示するようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の電力系統事故解析支援装置。
JP2743296A 1996-01-23 1996-01-23 電力系統事故解析支援装置 Pending JPH09200959A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2743296A JPH09200959A (ja) 1996-01-23 1996-01-23 電力系統事故解析支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2743296A JPH09200959A (ja) 1996-01-23 1996-01-23 電力系統事故解析支援装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09200959A true JPH09200959A (ja) 1997-07-31

Family

ID=12220957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2743296A Pending JPH09200959A (ja) 1996-01-23 1996-01-23 電力系統事故解析支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09200959A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008015822A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Hitachi Ltd プラント監視制御システムの遠隔保守システム
CN103645728A (zh) * 2013-12-02 2014-03-19 攀钢集团攀枝花钢钒有限公司 工业测量信号在控制系统中的防干扰处理系统及其方法
CN103825273A (zh) * 2014-03-21 2014-05-28 北京四方继保自动化股份有限公司 一种以馈线联络组为单元的配电网事故全过程反演方法
CN104377818A (zh) * 2014-11-11 2015-02-25 国家电网公司 一种过载连切装置与自切装置配合的n-1开断扫描系统
JP2015230644A (ja) * 2014-06-06 2015-12-21 株式会社東芝 過去断面再生装置および監視制御システム
CN106681300A (zh) * 2016-12-14 2017-05-17 云南电网有限责任公司电力科学研究院 一种电力设备的数据聚类分析方法和系统
WO2022131185A1 (ja) * 2020-12-18 2022-06-23 ファナック株式会社 集中管理装置、及び、集中管理装置の制御方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008015822A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Hitachi Ltd プラント監視制御システムの遠隔保守システム
CN103645728A (zh) * 2013-12-02 2014-03-19 攀钢集团攀枝花钢钒有限公司 工业测量信号在控制系统中的防干扰处理系统及其方法
CN103645728B (zh) * 2013-12-02 2017-02-08 攀钢集团攀枝花钢钒有限公司 工业测量信号在控制系统中的防干扰处理系统及其方法
CN103825273A (zh) * 2014-03-21 2014-05-28 北京四方继保自动化股份有限公司 一种以馈线联络组为单元的配电网事故全过程反演方法
JP2015230644A (ja) * 2014-06-06 2015-12-21 株式会社東芝 過去断面再生装置および監視制御システム
CN104377818A (zh) * 2014-11-11 2015-02-25 国家电网公司 一种过载连切装置与自切装置配合的n-1开断扫描系统
CN106681300A (zh) * 2016-12-14 2017-05-17 云南电网有限责任公司电力科学研究院 一种电力设备的数据聚类分析方法和系统
WO2022131185A1 (ja) * 2020-12-18 2022-06-23 ファナック株式会社 集中管理装置、及び、集中管理装置の制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2012008093A1 (ja) 電力設備監視制御システム
JPH09200959A (ja) 電力系統事故解析支援装置
JP4245020B2 (ja) マトリックススイッチャ装置及びマトリックススイッチャ装置の制御方法
KR101577891B1 (ko) 선로 장애 처리 동영상을 제공하는 시스템 및 방법
CN110703722A (zh) 控制系统、控制装置以及存储介质
JPS63161826A (ja) 電力系統監視制御装置
JP3612372B2 (ja) 事故イメージ支援システム
JP2009017625A (ja) 電力系統監視システムおよび電力系統監視方法
JPH03270654A (ja) 電力系統事故解析支援装置
JPH04188298A (ja) 設備異常状態表示装置
JPH09163636A (ja) 電力系統監視制御装置
JP2778789B2 (ja) 電力系統監視制御装置
JPH03198625A (ja) 電力系統事故解析支援装置
JPH0113115B2 (ja)
JP2645062B2 (ja) 電力系統監視装置
JPS6277837A (ja) 電力系統表示装置
JPS6353774B2 (ja)
JP2545927B2 (ja) 監視制御装置
KR20000074577A (ko) 교환망관리 시스팀에서의 과거상황 재현 장치 및 방법
JPH10322908A (ja) 電力系統模擬装置
KR100443010B1 (ko) 무선인터넷을 이용한 교환기 상태정보 검색/제어 장치 및그 방법
JP2000116002A (ja) 鉄道電力管理システムのシミュレータ
JPH0784903A (ja) Wanによる情報提供システム
JPH04340325A (ja) 電力系統監視装置
JPH05103427A (ja) 電力系統監視装置