JPH09200603A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH09200603A
JPH09200603A JP8004919A JP491996A JPH09200603A JP H09200603 A JPH09200603 A JP H09200603A JP 8004919 A JP8004919 A JP 8004919A JP 491996 A JP491996 A JP 491996A JP H09200603 A JPH09200603 A JP H09200603A
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transmittance
state
image pickup
diaphragm
variable
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JP8004919A
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English (en)
Inventor
Kyoji Tamura
恭二 田村
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体の明るさに追従し円滑な露出制御が行
える撮像装置。 【解決手段】 撮像用レンズ1から撮像素子9への光路
に設けた絞り羽根構造の絞り機構2の羽根部分に、透過
率可変フィルター手段6が取り付けてあり、マイクロコ
ンピューター16によって、絞り機構2の絞り状態と透
過率可変フィルター手段6の光透過率の調整制御を行う
撮像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像装置の技術分
野、特に露出制御に関する技術分野に属するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の撮像装置の構成、動作について図
7のブロック図を用いて以下に説明する。
【0003】図7に示す撮像装置の構成は、1は被写体
の結像用レンズ群、2は入射光量を制御する絞り羽根構
造の絞り機構手段、3は絞り機構手段2を駆動する駆動
モーター、4は駆動モーター3を駆動する絞り機構駆動
手段、5は絞り機構手段2の状態を検出する絞り状態検
出手段、17は入射光の光透過率を抑圧するNDフィル
ターであり、図8に示す様にメカニカルに光路上に出し
入れすることが可能である。
【0004】9は入射した光を光電変換する撮像素子、
10は撮像素子9を制御し光電変換された信号を読み出
すとともに、信号の蓄積時間を制御するいわゆる電子シ
ャッター機能を制御する撮像素子駆動手段、11は撮像
素子9で光電変換された信号をサンプリングし、信号を
電気的に増幅するオートゲインコントロール(以下、A
GCと記す)を行うCDS/AGC手段、12はCDS
/AGC手段11の出力であるアナログ信号をデジタル
信号に変換するアナログ−デジタル変換(以下、A/D
変換と記す)手段、13はガンマー補正、色分離、色差
マトリクス等の処理を施した後、同期信号を加え標準テ
レビジョン信号を生成するカメラ信号処理手段、14は
カメラ信号処理手段13の出力信号をデジタル信号状態
からアナログ信号に変換するデジタル−アナログ変換
(以下、D/A変換と記す)手段、18は絞り機構2、
撮像素子9の電子シャッター機能、CDS/AGC手段
11のAGCを制御して露出を制御する露出制御手段を
備えたマイクロコンピューターである。
【0005】上記構成の撮像装置において、簡単な撮像
操作で最適な映像が得られることを可能とするために、
撮像している被写体の時々刻々と変化する明るさの状態
を自動で最適にする自動露出制御手段がある。
【0006】次に自動露出制御手段について説明する。
自動露出制御手段は前記マイクロコンピューター18の
露出制御手段により図9に示す制御フローチャートに従
って制御される。まずステップS901で前記信号処理
手段13の映像信号より被写体の明るさの変化を検出す
る。ステップS902ではステップS901で検出した
信号より露出状態が適正か否かを判別し、適正であれば
現在の露出制御値をそのまま出力し、適正でない場合は
絞り機構手段2、CDS/AGC手段11のAGCを制
御して前記ステップS901の検出信号に応じて露出制
御パラメーターの選択及び各パラメーターに対する露出
補正量を演算する。
【0007】ここでは図10に示すプログラム線図に従
って露出制御を行う場合を例に上げて説明する。屋外な
どの十分な照度下での撮影(エリアB)ではAGCゲイ
ンは最低ゲインに固定し、前記ステップS901で検出
した信号に応じた絞り機構手段2の制御量をステップS
906で求め、被写体の明るさが暗くなり絞り機構手段
2が開放状態になり(エリアA)、絞り機構手段2で露
出制御できなくなると絞り機構状態を開放状態に固定
し、被写体の明るさに応じたAGCゲインの制御量をス
テップS904で求める。このようにして得られた各パ
ラメーター制御値をステップS907で出力し、制御値
を更新することで常に被写体の明るさに追従して最適な
露出状態になる制御を行う。
【0008】前述した図10のプログラム線図による露
出制御は、屋外等の充分な照度での撮影時には絞り機構
手段2により露出制御を行うが、特に高照度の被写体撮
影時には前記絞り機構手段が小絞り状態となり、回拆現
象が発生し画質が劣化する問題がある。この問題は最近
の技術の進歩による撮像素子9の感度アップ等の性能向
上や小型化に伴って、一般的な屋外撮影時においても発
生する恐れがあり画質の劣化が顕著に現れるようになっ
てきた。そこで絞り機構手段2が小絞り状態になるとN
Dフィルター手段17を光路上に挿入し、小絞り状態に
成るのを防ぐ。
【0009】例えば絞り機構手段2の絞り状態がF16
の状態で光透過率が1/8になるNDフィルターを挿入
すると、絞り状態はF5.6まで開くことになり、小絞
り時の回拆現象を防ぐことができる。しかしNDフィル
ター手段17を手動で出し入れを行う必要があり、操作
性が悪い、撮影途中で出し入れの操作を行うと露出状態
が変動し、映像が安定しないなどの問題がある。更にN
Dフィルター手段17は光透過率が一定であり、状況に
応じて光透過率の異なったNDフィルターを選択したい
場合は光透過率の異なったNDフィルター手段を複数、
予め備えておく必要があり、構造的に大きくなる問題も
ある。そこでNDフィルター手段の代わりに電気的に光
透過率が可変できる透過率可変フィルター手段が従来よ
り考案されている。
【0010】次に透過率可変フィルター手段を用いた撮
像装置の露出制御について説明する。
【0011】図11は透過率可変フィルター手段を用い
た撮像装置の構成を示すブロック図であり、図7と異な
るのは入射光の光透過率を制御する透過率可変フィルタ
ー手段6、透過率可変フィルター手段6を駆動する透過
率可変フィルター駆動手段7、透過率可変フィルター手
段6の光透過率を検出する透過率検出手段8、透過率可
変フィルター手段6の光透過率を撮影者が設定するため
の透過率設定キー15が追加され、透過率可変フィルタ
ー手段6は常に光路上に配置されている。マイクロコン
ピューター19で透過率可変フィルター手段6は制御さ
れると共に、露出制御も前述した従来例と同様に図9の
制御フローチャートに従って制御される。
【0012】次に透過率可変フィルター手段6の制御に
ついて図12に示す制御フローチャートに従って説明す
る。
【0013】透過率可変フィルター手段6の光透過率は
通常、最大透過率に設定され、絞り機構手段2の絞り状
態が小絞り状態になると撮影者が所望の光透過率を透過
率設定キー15で設定を行う。マイクロコンピューター
19ではステップS121で透過率設定キー15の信号
を検出し、撮影者が設定したい光透過率である透過率目
標値Dtを設定する。次にステップS122で現在の透
過率可変フィルター手段6の光透過率Dnを透過率検出
手段8から検出し、ステップS123、ステップS12
4で前記透過率目標値Dtと現在の光透過率Dnを比較
して、状態に応じてステップS125、ステップS12
6で光透過率Dnが透過率目標値Dtになるように透過
率可変フィルター駆動手段7を制御する。
【0014】このように透過率可変フィルター手段6を
用いることにより、出し入れの操作が不要で、露出状態
が変動すること無く、状況に応じて最適な光透過率を設
定することで回拆現象の発生を防ぐことが可能となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記透過
率可変フィルター手段は一般的に最大光透過率が悪く、
常に撮像素子に入射する光の光路上に入っているため、
絞り機構手段の絞り状態が開放になるような低照度の被
写体撮影時は、透過率可変フィルター手段がない撮像装
置に比べて撮像素子に入射する光量が下がり、S/N比
が劣化した映像になる問題がある。例えば透過率可変フ
ィルター手段の最大透過率が75%であれば、透過率可
変フィルター手段の無い場合に比べてS/N比が約3d
B劣化することになる。
【0016】本発明では、レンズの回拆現象による画質
の劣化を防ぐことができるとともに、低照度の撮影にお
いても画質の劣化がなく、様々な撮影状況において被写
体の明るさに追従し円滑な露出制御が行え、最適な映像
を得ることが可能な撮像装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の構成に
よって、前記目的を達成するものである。
【0018】(1)被写体の結像用レンズと、該結像用
レンズより入射した光を光電変換する撮像素子と、前記
結像用レンズの光路上に設けられた前記撮像素子に入射
する光量を制限する絞り機構手段と、前記撮像素子に入
射する光の光透過率を変化させる透過率可変フィルター
手段とを備えた撮像装置であって、前記透過率可変フィ
ルター手段の前記撮像素子に入射する光の光路面におけ
る位置が前記絞り機構手段の絞り状態に応じて変化する
構造であることを特徴とする撮像装置。
【0019】(2)前記絞り機構手段の絞り状態が開放
状態または開放近傍状態になると、前記透過率可変フィ
ルター手段は前記撮像素子に入射する光の光路面から外
れた位置に変化する構造であることを特徴とする前記
(1)記載の撮像装置。
【0020】(3)前記絞り機構手段が所定の絞り状態
よりも小絞り状態になると、前記透過率可変フィルター
手段は前記撮像素子に入射する光の光路面を完全に覆う
位置に変化する構造であることを特徴とする前記(1)
または(2)記載の撮像装置。 (4)前記透過率可変フィルター手段が前記撮像素子に
入射する光の光路面を完全に覆う位置に変化するまで
は、前記透過率可変フィルター手段の光透過率を最大透
過率状態またはその近傍状態に固定し、前記透過率可変
フィルター手段が前記撮像素子に入射する光の光路面を
完全に覆う位置に変化すると、前記透過率可変フィルタ
ー手段の光透過率を変化させることが可能であることを
特徴とする前記(3)記載の撮像装置。
【0021】(5)被写体の結像用レンズと、該結像用
レンズより入射した光を光電変換する撮像素子と、前記
結像用レンズの光路上に設けられた前記撮像素子に入射
する光量を制限する絞り機構手段と、前記撮像素子に入
射する光の光透過率を変化させ前記絞り機構手段の絞り
状態に応じて前記撮像素子に入射する光の光路面におけ
る位置が変化する構造である透過率可変フィルター手段
と、前記撮像素子で光電変換された信号に処理を施しテ
レビジョン信号となる映像信号を生成する信号処理手段
と、前記生成した映像信号の露出状態を最適に制御する
露出制御手段とを備えた撮像装置であって、前記露出制
御手段は、前記絞り機構手段が所定の絞り状態より開放
状態の場合は前記絞り機構手段により前記撮像素子に入
射する被写体の光量を制御し、前記絞り機構手段が所定
の絞り状態より小絞り状態の場合には、前記透過率可変
フィルター手段が前記撮像素子に入射する光の光路面を
完全に覆う位置に変化し、前記撮像素子に入射する被写
体の光量に応じて前記透過率可変フィルター手段の光透
過率を制御して露出制御することを特徴とする撮像装
置。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明に係わる撮像装置は、絞り
機構手段と連動して撮像素子の光路上に出し入れするこ
とが可能な場所に透過率可変フィルター手段を備えたこ
とを特徴とする構成によって、前記目的を達成しようと
するものである。
【0023】上記の構成より、レンズの回拆現象による
画質劣化を防ぐことができるとともに、低照度の撮影に
おいても画質の劣化がなく、様々な撮影状況において被
写体の明るさに追従して円滑な露出制御が行え、様々な
被写体や撮影状況に応じた最適な映像を提供することが
出来る。
【0024】上記の実施形態を実施例により詳しく説明
する。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0026】(第1の実施例)図1は、本発明の第1の
実施例の構成を示すブロック図である。従来例の図11
と同符号で示した部分は従来例と同様の機能を有するブ
ロックであり、本発明の第1の実施例は内部処理が異な
るマイクロコンピューター16が従来例と異なる。
【0027】本発明実施例の透過率可変フィルター手段
6は、図2に示すように絞り機構手段2の絞り羽根に取
り付けた構造とし、絞り機構手段2に連動して透過率可
変フィルター手段6の位置が変化する。
【0028】絞り機構手段2が開放状態の場合は、図3
に示すのように透過率可変フィルター手段6は撮像素
子9の素子面に入射する光の光路外の場所に位置し、中
間絞り状態の場合は図3ののように光路上の一部を覆
うように位置し、小絞り状態の場合は図3ののように
光路を全て覆うように位置するよう変化する。これによ
り被写体の明るさが絞り機構手段2が開放になるような
低照度の場合には、透過率可変フィルター手段6は光路
上を全く覆わないため、最大透過率が悪くても入射光に
対して影響を与えることはない。
【0029】次に上記構造の絞り機構手段2、透過率可
変フィルター手段6の制御について説明する。
【0030】透過率可変フィルター手段6の光透過率は
通常、最大透過率に設定され、絞り機構手段2の絞り状
態が回拆現象が発生するような小絞り状態になると撮影
者が所望の光透過率を透過率設定キー15で設定を行
う。この時点においては図3のに示すように透過率可
変フィルター手段6が完全に光路を覆っているため、従
来と同様に図12の制御フローチャートに従って光透過
率を可変することで従来と同様の効果が得られる。この
ように従来同様に図12の制御フローチャートに従って
制御を行うと、小絞り状態以外の場合においても透過率
可変フィルター手段6の光透過率を変化することが可能
になる。しかし一般的には図3ののように中間絞り状
態で透過率可変フィルター手段6の光透過率を低く設定
すると光路上の一部分の光透過率を下げることになりシ
ェーディングなどの影響が発生することから、小絞り状
態以外の時に光透過率を下げることはなく、逆に不具合
が生じる。図12の制御フローチャートのように制御を
行ってもよいが、本発明の第1の実施例では図4に示す
制御フローチャートに従って透過率可変フィルター手段
6を制御する。
【0031】図4に示す制御フローチャートに従った本
実施例の制御では、まずステップS401で絞り状態検
出手段5の信号より絞り機構手段2の絞り状態を検出
し、ステップS402で絞り状態を判別し、回拆現象が
発生するような小絞り状態の場合はステップS403で
透過率設定キー15による設定を検出し、撮影者が設定
したい光透過率である透過率目標値Dtを設定する。次
にステップS405で現在の透過率可変フィルター手段
6の光透過率Dnを透過率検出手段8から検出し、ステ
ップS406、ステップS407で前記透過率目標値D
tと現在の光透過率Dnを比較して、状態に応じてステ
ップS408、ステップS409で光透過率Dnが透過
率目標値Dtになるように透過率可変フィルター駆動手
段を制御する。
【0032】前記ステップS402で絞り状態が小絞り
状態以外と判断した場合は透過率設定キー15の状態に
係わらず、透過率目標値Dtに最大光透過率値を設定す
ることで、絞り機構手段2が小絞り状態以外の時には透
過率可変フィルターの光透過率の設定を誤っても、低透
過率に設定されることがなく、映像に影響を与えること
がなくなる。
【0033】(第2の実施例)本発明の第2の実施例の
構成は前記第1の実施例と同様であり、図1に示すマイ
クロコンピューター16の内部の露出制御手段が異なる
だけであり、図5に第2の実施例のプログラム線図、図
6に第2の実施例の制御フローチャートを示す。
【0034】本発明の第2の実施例の透過率可変フィル
ター手段6は第1の実施例と同様に図2,図3に示すよ
うに絞り機構手段2の絞り羽根に取り付けた構造とし、
絞り機構手段2に連動して透過率可変フィルター手段6
の位置が変化する。第1の実施例では撮影者が透過率設
定キーにより光透過率を設定する構成であるが、第2の
実施例では撮影者の手を煩わす事無く、映像信号より被
写体の明るさを検出し、自動的に最適な光透過率に制御
することを特徴とする。
【0035】次に本発明の第2の実施例の特徴である露
出制御手段の動作について図5のプログラム線図、図6
の制御フローチャートを参照して説明する。
【0036】図6の制御フローチャートにおいて、ステ
ップS606で絞り機構手段2の絞り状態が所定の絞り
状態よりも開放状態であると判断したとき(図5に示す
エリアA、エリアBの状態)は、従来と同様に信号処理
手段13の映像信号より被写体の明るさ情報に応じて絞
り機構手段2、CDS/AGC手段11のAGCにより
露出制御を行う。前記ステップS606で絞り機構手段
2の絞り状態が所定の絞り状態よりも小絞り状態である
と判断したとき(図5に示すエリアCの状態)は、絞り
機構手段2はそのときの絞り状態、またはその近傍の状
態に維持し、ステップS601で検出した信号処理手段
13の映像信号による被写体の明るさ情報に応じてステ
ップS610で透過率可変フィルター手段6の光透過率
を制御する。なお前記ステップS606で絞り機構手段
2の絞り状態が所定の絞り状態よりも小絞り状態である
と判断したときには、透過率可変フィルター6の状態は
図3のに示すように光路上を完全に覆っている。
【0037】次に被写体の明るさが更に明るくなると、
透過率可変フィルター手段6の光透過率も被写体の明る
さに応じて下がるが、ステップ607で透過率検出手段
8の信号を検出し、光透過率状態の判別を行い、光透過
率が制御できる下限値に達すると(図5に示すエリア
D)、ステップ608において透過率可変フィルター手
段6の光透過率は前記下限値、またはその近傍の光透過
率状態に維持し、信号処理手段13の映像信号による被
写体の明るさ情報に応じて絞り機構手段2の絞り状態を
制御する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
様々な撮影状況において被写体の明るさに追従して円滑
な露出制御が行え、最適な映像を得ることが可能な撮像
装置を提供できる。この詳細を以下に説明する。
【0039】本出願に係わる第1の発明によれば、被写
体の結像用レンズと、この結像用レンズより入射した光
を光電変換する撮像素子と、前記結像用レンズの光路上
に設けられた前記撮像素子に入射する光量を制限する絞
り機構手段と、前記撮像素子に入射する光の光透過率を
変化させる透過率可変フィルター手段とを備え、前記絞
り機構手段の絞り状態に応じて透過率可変フィルターの
前記撮像素子に入射する光の光路面における位置が変化
する構成により、撮影者の手を煩わすことなく自動で光
路上に透過率可変フィルター手段の出し入れが可能とな
る効果が得られる。
【0040】また、本出願に係わる第2の発明によれ
ば、前記絞り機構手段の絞り状態が開放状態または開放
近傍状態になると、前記透過率可変フィルター手段は前
記撮像素子に入射する光の光路面から外れた位置に変化
する構成により、低照度の撮影においてもS/N比の劣
化のない、高品位の映像が保たれるという効果が得られ
る。
【0041】また、本出願に係わる第3の発明によれ
ば、前記絞り機構手段が所定の絞り状態よりも小絞り状
態になると、前記透過率可変フィルター手段は前記撮像
素子に入射する光の光路面を完全に覆う位置に変化する
構成により、前記透過率可変フィルター手段の光透過率
を可変して前記絞り機構手段の絞り状態が回拆現象が発
生するような小絞り状態になるのを防ぐ効果が得られ
る。
【0042】また、本出願に係わる第4の発明によれ
ば、前記透過率可変フィルター手段が前記撮像素子に入
射する光の光路面を完全に覆う位置に変化するまでは、
前記透過率可変フィルター手段の光透過率を最大透過率
状態またはその近傍状態に固定し、前記透過率可変フィ
ルター手段が前記撮像素子に入射する光の光路面を完全
に覆う位置に変化すると、前記透過率可変フィルター手
段の光透過率を変化させることが可能な構成により、光
路上の一部分だけの光透過率を下げることが無く、シェ
ーディングなどの影響が発生しない高品位な映像が保た
れるという効果が得られる。
【0043】また、本出願に係わる第5の発明によれ
ば、被写体の結像用レンズと、この結像用レンズより入
射した光を光電変換する撮像素子と、前記結像用レンズ
の光路上に設けられた前記撮像素子に入射する光量を制
限する絞り機構手段と、前記撮像素子に入射する光の光
透過率を変化させ、前記絞り機構手段の絞り状態に応じ
て前記撮像素子に入射する光の光路面における位置が変
化する構造とする透過率可変フィルター手段と、前記撮
像素子で光電変換された信号に処理を施しテレビジョン
信号となる映像信号を生成する信号処理手段と、前記生
成した映像信号の露出状態を最適に制御する露出制御手
段とを備え、前記露出制御手段において前記絞り機構手
段が所定の絞り状態より開放状態の場合は前記絞り機構
手段により前記撮像素子に入射する被写体の光量を制御
し、前記絞り機構手段が所定の絞り状態より小絞り状態
の場合には、前記透過率可変フィルター手段が前記撮像
素子に入射する光の光路面を完全に覆う位置に変化し、
前記撮像素子に入射する被写体の光量に応じて前記透過
率可変フィルター手段の光透過率を制御して露出制御す
る構成により、撮影者の手を煩わすことなく自動的に、
様々な撮影状況において被写体の明るさに追従し、かつ
小絞り時の回拆現象の発生を防止する露出制御が行え、
常に最適な映像が保たれるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の構成を示すブロック
【図2】 本発明の実施例の絞り機構手段と透過率可変
フィルター手段の構造説明図
【図3】 本発明の実施例の絞り機構手段の絞り状態に
対する透過率可変フィルター手段の位置関係説明図
【図4】 本発明の第1の実施例の透過率可変フィルタ
ー手段の制御フローチャート
【図5】 本発明の第2の実施例の露出制御手段のプロ
グラム線図
【図6】 本発明の第2の実施例の露出制御手段の制御
フローチャート
【図7】 従来例1 の構成を示すブロック図
【図8】 従来例1 のNDフィルター手段の周辺の構造
説明図
【図9】 従来例1の露出制御手段の制御フローチャー
【図10】 従来例1の露出制御手段のプログラム線図
【図11】 従来例2構成を示すブロック図
【図12】 従来例2の透過率可変フィルター手段の制
御フローチャート
【符号の説明】
1 被写体結像用レンズ 2 絞り機構手段 3 絞り機構駆動モーター 4 絞り機構駆動手段 5 絞り状態検出手段 6 透過率可変フィルター手段 7 透過率可変フィルター駆動手段 8 透過率検出手段 9 撮像素子 10 撮像素子駆動手段 11 CDS/AGC手段 12 A/D変換手段 13 信号処理手段 14 D/A変換手段 15 透過率設定キー 16 第1の実施例のマイクロコンピューター 17 NDフィルター手段 18 従来例1のマイクロコンピューター 19 従来例2のマイクロコンピューター

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の結像用レンズと、該結像用レン
    ズより入射した光を光電変換する撮像素子と、前記結像
    用レンズの光路上に設けられた前記撮像素子に入射する
    光量を制限する絞り機構手段と、前記撮像素子に入射す
    る光の光透過率を変化させる透過率可変フィルター手段
    とを備えた撮像装置であって、 前記透過率可変フィルター手段の前記撮像素子に入射す
    る光の光路面における位置が前記絞り機構手段の絞り状
    態に応じて変化する構造であることを特徴とする撮像装
    置。
  2. 【請求項2】 前記絞り機構手段の絞り状態が開放状態
    または開放近傍状態になると、前記透過率可変フィルタ
    ー手段は前記撮像素子に入射する光の光路面から外れた
    位置に変化する構造であることを特徴とする請求項1記
    載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記絞り機構手段が所定の絞り状態より
    も小絞り状態になると、前記透過率可変フィルター手段
    は前記撮像素子に入射する光の光路面を完全に覆う位置
    に変化する構造であることを特徴とする請求項1または
    2記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記透過率可変フィルター手段が前記撮
    像素子に入射する光の光路面を完全に覆う位置に変化す
    るまでは、前記透過率可変フィルター手段の光透過率を
    最大透過率状態またはその近傍状態に固定し、前記透過
    率可変フィルター手段が前記撮像素子に入射する光の光
    路面を完全に覆う位置に変化すると、前記透過率可変フ
    ィルター手段の光透過率を変化させることが可能である
    ことを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 被写体の結像用レンズと、該結像用レン
    ズより入射した光を光電変換する撮像素子と、前記結像
    用レンズの光路上に設けられた前記撮像素子に入射する
    光量を制限する絞り機構手段と、前記撮像素子に入射す
    る光の光透過率を変化させ前記絞り機構手段の絞り状態
    に応じて前記撮像素子に入射する光の光路面における位
    置が変化する構造である透過率可変フィルター手段と、
    前記撮像素子で光電変換された信号に処理を施しテレビ
    ジョン信号となる映像信号を生成する信号処理手段と、
    前記生成した映像信号の露出状態を最適に制御する露出
    制御手段とを備えた撮像装置であって、 前記露出制御手段は、前記絞り機構手段が所定の絞り状
    態より開放状態の場合は前記絞り機構手段により前記撮
    像素子に入射する被写体の光量を制御し、前記絞り機構
    手段が所定の絞り状態より小絞り状態の場合には、前記
    透過率可変フィルター手段が前記撮像素子に入射する光
    の光路面を完全に覆う位置に変化し、前記撮像素子に入
    射する被写体の光量に応じて前記透過率可変フィルター
    手段の光透過率を制御して露出制御することを特徴とす
    る撮像装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020067486A (ja) * 2018-10-22 2020-04-30 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd 制御装置、撮像装置、移動体、制御方法、及びプログラム

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JP2020067486A (ja) * 2018-10-22 2020-04-30 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd 制御装置、撮像装置、移動体、制御方法、及びプログラム

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