JPH09199917A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JPH09199917A
JPH09199917A JP2483996A JP2483996A JPH09199917A JP H09199917 A JPH09199917 A JP H09199917A JP 2483996 A JP2483996 A JP 2483996A JP 2483996 A JP2483996 A JP 2483996A JP H09199917 A JPH09199917 A JP H09199917A
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Hiroshi Fujikawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摺動アンテナ部(2)を筺体(4)引き出し
た伸張状態と押し込んだ収納状態のいずれにおいても、
2種類の周波数に共振するアンテナ装置を提供する。 【解決手段】 ヘリカルアンテナエレメントの第1アン
テナ(30)とロッドアンテナエレメントの第2アンテ
ナ(20)を互いに絶縁した摺動アンテナ部(2)を給
電金具(9)に嵌挿させる。給電金具(9)には、ヘリ
カルアンテナエレメントで構成される固定アンテナ(1
4)と摺動アンテナ部(2)の外側面に弾性接触する接
触バネ(18)が取り付けらる。収納状態で、接触バネ
(18)は第1アンテナ(30)に接触し、給電金具
(9)に、第1アンテナ(20)と固定アンテナ(1
4)の2種類のアンテナが接続される。また、伸張状態
で、接触バネ(18)は、第2アンテナ(20)と接触
し、給電金具(9)に、第2アンテナ(20)と固定ア
ンテナ(14)の2種類のアンテナが接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】この発明は、携帯電話機等の携帯無線機に
備えられるアンテナ装置に関し、特に、アンテナが携帯
無線機の筺体内に収納可能に取り付けられるアンテナ装
置に関する。
【0003】
【従来の技術】携帯電話機のように、持ち運びながら使
用する携帯無線機においては、移動中にできるだけコン
パクトな形状とするように、携帯無線機の筺体から突出
したアンテナを筺体内に収納するようにしている。
【0004】しかしながら、この種の携帯無線機におい
て、アンテナを筺体内に収納した状態では送受信を充分
に行うことができず、特に呼び出し信号の受信感度が悪
化することから、受信を待機しているときには、アンテ
ナを引き出しておかなければならなかった。
【0005】この欠点を解消すべく、例えば特開平3−
245603号において示されているように、ロッドア
ンテナユニットを筺体内に収納した状態であっても、送
受信が可能なアンテナ装置が開発されている。
【0006】この従来のアンテナ装置を、図11乃至図
13で説明する。
【0007】図11に示すように、このアンテナ装置
は、携帯無線機110の筺体101の上面に、給電金具
102が取り付けられ、給電金具102に穿設されたサ
ポート孔を通して、アンテナ装置のロッドアンテナエレ
メント103が筺体101に出没できるようになってい
る。
【0008】ロッドアンテナエレメント103の先端に
は、図12のように、螺旋状のヘリカルアンテナエレメ
ント104が取り付けられ、ロッドアンテナエレメント
103とヘリカルアンテナエレメント104が、それぞ
れ携帯無線機110で交信する周波数fの無線信号の1
/4波長の長さを有していることから、筺体101から
ロッドアンテナエレメント103を引き出したときに
は、無線信号の1/2波長の長さを持ったアンテナとな
る。
【0009】この状態でロッドアンテナエレメント10
3の基端部は、給電金具102と電気接触し、給電金具
102は更に、給電線105を介して回路基板106上
の送受信回路(図示せず)に接続している。
【0010】また、ロッドアンテナエレメント103を
筺体101内に収納したときには、図13に示すよう
に、ロッドアンテナエレメント103とヘリカルアンテ
ナエレメント104との接続部が給電金具102と接続
し、筺体101から突出したヘリカルアンテナエレメン
ト104が1/4波長のアンテナとして作用する。
【0011】従って、ロッドアンテナエレメントを収納
したこの状態においても、周波数fの無線信号を送受信
できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のアン
テナ装置によれば、アンテナ収納時でも送受信が可能と
なるが、ロッドアンテナエレメント103が給電金具1
02に接続されたまま筺体101内に収納されているの
で、この状態で携帯無線機110から送信を行おうとす
ると、ロッドアンテナエレメント103からも高周波信
号が放射し、ノイズとなって筺体101内の各回路に悪
影響をもたらす。
【0013】また、この状態で受信する場合にあって
も、ロッドアンテナエレメント103の影響で、ヘリカ
ルアンテナエレメント104の波長が1/4波長からず
れ、受信感度が悪化するという問題があった。
【0014】このため、前記従来例では、図14に示す
ようにロッドアンテナエレメント103収納時に、ロッ
ドアンテナエレメント103の基端部103aをアース
片107に接触させ、給電金具102からみたインピー
ダンスを無限大として、ロッドアンテナエレメント10
3がアンテナとして機能しないようにしている。
【0015】しかしながら、このようにロッドアンテナ
エレメント103の基端部103aを接地させるには、
アース片107の他、余分な接地回路を設ける必要があ
り、構造が複雑となる。
【0016】更に、ロッドアンテナエレメント103
は、収納時に上端が給電金具102で支持されているだ
けなので、基端部103aの位置は不安定でアース片1
07と常に接触しないという問題がある。
【0017】また、図12のように、ロッドアンテナエ
レメント103を筺体101から引き出した状態であっ
ても、1周波数の共振周波数しか得られないため携帯電
話機のように受信周波数と送信周波数が異なる場合に
は、受信感度と送信時の輻射電力を共に良好なものとす
ることができなかった。
【0018】そこで、本出願人は、特願平7年1866
97号において、摺動アンテナ部を引き出した状態で、
2周波数の共振周波数が得られるアンテナ装置に係る発
明を出願した。
【0019】このアンテナ装置120を図15で説明す
ると、給電金具9のサポート孔10を嵌挿する摺動アン
テナ部2は、ロッドアンテナ20とロッドアンテナ20
の中間より上方を被覆する絶縁被覆11とロッドアンテ
ナ20の基端部に固着する接続金具22とから構成され
ている。
【0020】また、給電金具9には、ヘリカルアンテナ
エレメントで構成される固定アンテナ14が取り付けら
れるとともに、摺動アンテナ部2の外側面に弾性接触す
る接触バネ18がサポート孔10内に臨むように取り付
けらている。
【0021】接触バネ18は、摺動アンテナ部2を押し
込んだ状態で、摺動アンテナ部2の絶縁被覆11の位置
に接触し、ロッドアンテナ20との電気接続が断たれ
る。したがって、固定アンテナ14のみがアンテナとし
て作用し、ロッドアンテナ20による影響を受けない。
一方、摺動アンテナ部を引き出した状態では、接触バネ
18は、ロッドアンテナ20の基端と接続する接続金具
22と導電接触し、給電金具9にロッドアンテナ20と
固定アンテナ14の2種類のアンテナが接続され、送受
信に対応する異なる2種類の共振周波数を得ることがで
きる。
【0022】しかしながら、このように構成されたアン
テナ装置120であっても、摺動アンテナ部を収納した
状態では、固定アンテナ14による1周波のみの共振周
波数しか得ることができないものであった。従って、携
帯電話機にこのアンテナ装置120を用いる場合には、
受信周波数若しくは送信周波数のいずれか一方に共振周
波数を調整する他なく、これらの中間の周波数に調整し
て共用しようとすると、固定アンテナ14がヘリカルア
ンテナであることもあって、送受信感度が極めて劣るこ
ととなるものであった。
【0023】この発明は、以上の問題点を解決するため
になされたもので、アンテナを収納可能とし、アンテナ
収納時とアンテナ伸張時のいずれにおいても、2種類の
共振周波数によって携帯無線機での送受信が可能なアン
テナ装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】以上の問題点を解決する
ため、請求項1のアンテナ装置は、絶縁摘みで覆われた
ヘリカルアンテナエレメントからなる第1アンテナと、
ロッドアンテナエレメントからなる第2アンテナとが互
いに絶縁され同一軸線上に連設された摺動アンテナ部
と、第1アンテナと電気接続し、絶縁摘みの下方で摺動
アンテナ部の外側面に露出する第1可動接触部と、第2
アンテナと電気接続し、第2アンテナの基端部で摺動ア
ンテナ部の外側面に露出する第2可動接触部と、携帯無
線機の筺体に取り付けられ、中央に穿設されたサポート
孔に摺動アンテナ部を嵌挿させて筺体内に出没自在とす
るとともに、摺動アンテナ部の外側面に弾性接触する接
触バネを有する給電金具と、ヘリカルアンテナエレメン
トからなり、基端の固定接続部を給電金具に取り付けた
固定アンテナとを備え、摺動アンテナ部が筺体内に押し
込まれたときには、接触バネが摺動アンテナ部の第1可
動接触部の位置で接触し、第1アンテナと固定アンテナ
が給電金具に並列に電気接続し、摺動アンテナ部が筺体
から引き出されたときには、接触バネが摺動アンテナ部
の第2可動接触部の位置で接触し、第2アンテナと固定
アンテナが給電金具に並列に電気接続することを特徴と
する。
【0025】請求項1の発明は、摺動アンテナ部が、携
帯無線機の筺体に取り付けられた給電金具のサポート孔
に嵌挿することによって、筺体内に押し込まれ、若しく
は筺体から引き出される。
【0026】摺動アンテナ部の外側面には、接触バネが
弾性接触し、摺動アンテナ部が押し込まれ、若しくは引
き出された各状態を保持するとともに、摺動アンテナ部
の第1可動接触部と第2可動接触部のいずれかに接触す
る。
【0027】摺動アンテナ部が押し込まれた状態で、接
触バネは、第1アンテナと電気接続する第1可動接触部
に接触し、給電金具には、筺体から常時突出している固
定アンテナと絶縁摘みで覆われ筺体外に残された第1ア
ンテナとが並列に電気接続する。従って、これらの固定
アンテナと第1アンテナがそれぞれ携帯無線機のアンテ
ナとして作用し、2種類の周波数の無線信号を送受信す
ることができる。このとき、収納した第2アンテナと給
電金具との電気接続は断たれ、第2アンテナからノイズ
などの影響は受けない。
【0028】筺体から突出した固定アンテナと第1アン
テナは、いずれもヘリカルアンテナエレメントで構成さ
れているので、筺体から大きく突出することなく、携帯
無線機として持ち運ぶ際の障害とならない。
【0029】摺動アンテナ部が筺体から引き出された状
態で、接触バネは、第2アンテナの基端部に固着された
第2可動接触部に接触し、給電金具には、筺体から常時
突出している固定アンテナと筺体外に引き出された第2
アンテナとが並列に電気接続する。従って、これらの固
定アンテナと第2アンテナがそれぞれ携帯無線機のアン
テナとして作用し、2種類の周波数の無線信号を送受信
することができる。
【0030】筺体から引き出された第2アンテナはロッ
ドアンテナエレメントで構成されているので、送受信に
おいて更に良好な感度が得られ、また指向性の偏らない
非接地型の1/2波長や5/8波長のアンテナとするこ
とができる。
【0031】更に、請求項2のアンテナ装置は、給電金
具上に固定アンテナの外側面を覆う円筒状の絶縁カバー
を取り付け、絶縁摘みを絶縁カバーの挿通孔の内径より
大径として摺動アンテナ部の収納ストッパーとしたこと
を特徴とする。
【0032】ヘリカルアンテナエレメントで構成された
固定アンテナが、円筒状の絶縁カバーで覆われるので、
美感を損なうことがなく、また、ヘリカルアンテナエレ
メントが外力による変形を受けない。
【0033】また、摺動アンテナ部を収納する際に、収
納ストッパーが絶縁カバーの上端面に当接し、摺動アン
テナ部が筺体内へ脱落せず、更に、収納ストッパーを絶
縁カバーに当接させることによって、摺動アンテナ部が
押し込まれた状態で、接触バネが確実に第1可動接触部
の位置で弾性接触するように位置決めすることができ
る。
【0034】更に、請求項3のアンテナ装置は、第2可
動接触部が、サポート孔に嵌挿する支持部と支持部の基
端側を拡径させた引き出しストッパーからなり、摺動ア
ンテナ部が引き出されたときに、引き出しストッパーを
給電金具の基端面に当接させたことを特徴とする。
【0035】摺動アンテナ部を筺体から引き出す際に、
引き出しストッパーが給電金具の基端面に当接し、摺動
アンテナ部が筺体から抜け出ることがない。また、当接
位置によって、摺動アンテナ部の引き出し位置が位置決
めされ、接触バネが確実に第2可動接触部に導電接触す
る。
【0036】第2可動接触部の支持部は、サポート孔に
嵌挿するので、筺体から突出した摺動アンテナ部をがた
つきなく支持する。
【0037】更に、請求項4のアンテナ装置は、円筒金
具の側面の複数箇所を内方に切り起こして接触バネと
し、給電金具の内側面に凹設された環状凹溝に円筒金具
を嵌着させたことを特徴とする。
【0038】摺動アンテナ部の外側面に、周囲の異なる
位置から複数の接触バネが接触し、摺動アンテナ部を偏
りなく保持すると共に、第1可動接触部若しくは第2可
動接触部に複数箇所で弾性接触し、確実に電気接続す
る。
【0039】接触バネが切り起こされた円筒金具は、給
電金具の環状凹溝に嵌着することにより簡単に取り付け
ることができる。
【0040】また、円筒金具の着脱が容易なので、接触
バネが塑性変形したときに、簡単に接触バネを交換する
ことができる。
【0041】更に、請求項5のアンテナ装置は、給電金
具と一体の複数の舌片で接触バネを形成し、接触バネを
摺動アンテナ部の外側面に弾性接触させるように給電金
具に片持ち支持したことを特徴とする。
【0042】摺動アンテナ部の外側面に、周囲の異なる
位置から複数の接触バネが接触し、摺動アンテナ部を偏
りなく保持すると共に、第1可動接触部若しくは第2可
動接触部に複数箇所で弾性接触し、確実に電気接続す
る。
【0043】接触バネが給電金具と一体に形成されてい
るので、部品点数が増加せず、容易にアンテナ装置を組
み立てることができる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1乃至図8により説明する。なお、上記図15に示すア
ンテナ装置120と同一の構成は、同一の符号を付して
説明する。
【0045】図7に示すように、本実施の形態に係るア
ンテナ装置では、携帯無線機5を移動させる際に、摺動
アンテナ部2を絶縁摘み13を残して携帯無線機の筺体
4内に収納した状態(以下単に収納状態という)として
いる。この収納状態から通常の交信を行うときには、絶
縁摘み13を引き上げて、図中2点鎖線で示すように摺
動アンテナ部2を、筺体4から引き出した状態(以下単
に伸張状態という)にして送受信を行うものである。
【0046】図1は、この収納状態を示す要部断面図、
図2は、伸張状態を示す要部断面図、図3は、アンテナ
装置の各構成部品を示す部分分解断面図である。
【0047】図において6は、携帯無線機の送信回路、
受信回路、空中線結合回路等を構成する高周波回路部品
(図示せず)が実装された回路基板であり、回路基板6
の空中線結合回路は、給電線7を介して筺体4の上面に
取り付けられた取付リング8に電気接続している。
【0048】取付リング8の内側面には、雌ねじ8aが
螺刻され、給電金具9を、その外側面に設けられたフラ
ンジ部9cが筺体4に当接するまで取付リング8にねじ
込み、筺体4へ取り付けるものである。給電金具9は、
中心にサポート孔10が穿設された略円筒状の金具であ
り、サポート孔10は、後述する摺動アンテナ部2を嵌
挿させ、伸張状態と収納状態において摺動アンテナ部2
を保持するため、摺動アンテナ部2の外径とほぼ同一の
内径となっている。
【0049】給電金具9の内側面には、環状凹溝9eが
凹設され(図3参照)、この環状凹溝9eに図6に示す
円筒金具17が嵌着される。円筒金具17は、円筒の一
部がスリットにより分割されて、半径方向に伸縮可能と
なっていて、円筒を縮径させながら環状凹溝9eに嵌着
させている。
【0050】円筒の側面には、円周上に等間隔で複数の
接触バネ18が内方に向けて切り起こされ、この複数の
接触バネ18が、サポート孔10に嵌挿する摺動アンテ
ナ部2の外側面に、複数の異なる位置から弾性接触す
る。
【0051】図3に示すように、給電金具9の上筒部9
aは、螺旋状のヘリカルアンテナエレメント14の固定
接続部14aを支持するために、外径をヘリカルアンテ
ナ14の螺旋の直径と等しくし、その外側面の雄ねじ部
9bをヘリカルアンテナエレメント14の螺旋ピッチに
あわせている。
【0052】ヘリカルアンテナエレメント14は、本発
明において固定アンテナとなるもので、携帯無線機の受
信信号の1/4波長の長さのピアノ線を螺旋状に巻回し
てなるものである。例えば、携帯無線機5が自動車電話
の携帯電話機である場合には、受信周波数帯は869か
ら894MHzで、その中心周波数f1(881MH
z)に共振するようピアノ線を螺旋状に巻き、1/4波
長のアンテナとしている。螺旋状の内径は、ヘリカルア
ンテナエレメント14に摺動アンテナ部2が接触せずに
挿通するように、摺動アンテナ部2の外径より充分大径
となっている。
【0053】19は、円筒状の絶縁カバーで、ヘリカル
アンテナエレメント14の全体を覆い、ヘリカルアンテ
ナエレメント14を外力から保護するために、硬質のプ
ラスチックなどの合成樹脂で形成している。絶縁カバー
19の基端部19aは、給電金具9の上筒部9aより大
径の取付筒部9dに接着剤により固着され、給電金具9
のフランジ部9c上に取り付けられる。
【0054】図5は、このようにして給電金具9に絶縁
カバー19を取り付けた状態を示し、同図に示すよう
に、給電金具9のサポート孔10と、ヘリカルアンテナ
エレメント14は、それぞれ同一軸線上に配置され、こ
の軸線上に摺動アンテナ部2が挿通する。
【0055】図3及び図4に示すように、摺動アンテナ
部2は、絶縁摘み13で覆われたヘリカルアンテナエレ
メントからなる第1アンテナ30と、第2アンテナとな
る棒状のロッドアンテナエレメント20とを同一軸線上
に備えてなるものであり、第1アンテナ30と第2アン
テナ20は、互いに絶縁被覆部11によって絶縁されて
いる。
【0056】ヘリカルアンテナエレメント14は、ピア
ノ線を螺旋状に巻回し、ロッドアンテナエレメント20
は、弾性ワイヤーを直線状に形成してなるもので、それ
ぞれ、携帯無線機の送信信号の周波数と共振するように
その長さを調整している。例えば、携帯無線機5が自動
車電話の携帯電話機である場合には、送信周波数帯は8
24から849MHzで、その中心周波数f2(836
MHz)に共振するよう1/4波長のアンテナとしてい
る。
【0057】ヘリカルアンテナエレメント30の周囲
は、その基端部30aを残して、合成樹脂製の絶縁摘み
13により覆われている。絶縁摘み13の外径は、前述
の絶縁カバー19の挿通孔16の内径より大径であり、
摺動アンテナ部2を筺体4内に押し込んでも、絶縁摘み
13が絶縁カバー19上に当接し、筺体4内に脱落しな
いようになっている。摺動アンテナ部2を引き出すとき
には、この絶縁摘み13を掴み、引き出す。
【0058】本実施の形態においては、絶縁摘み13を
成形する際に、両者をインサート成形により一体成形す
るものであるが、ヘリカルアンテナエレメント30を被
包するように二つ割りした絶縁摘み13を互いに係合さ
せて組み立てる等他の方法で組み立ててもよい。
【0059】基端部30aは、ヘリカルアンテナエレメ
ント30の螺旋中心軸線上で下方に突出し、連結金具3
の加締め筒部3aで加締められ、連結金具3に固着され
る。連結金具3は第1可動接触部となるもので、給電金
具9のサポート孔10に嵌挿するようにサポート孔10
の内径とほぼ等しい外径の円柱形状に形成され、絶縁摘
み13が絶縁カバー19に当接する収納状態において、
接触バネ18がその外側面に弾性接触するものである。
【0060】連結金具3の底面には、雌ねじ部3bが螺
刻され、この雌ねじ部3bに絶縁被覆部11の上端の雄
ねじ部11aがネジ止めされることによって、連結金具
3の下方に絶縁被覆部11が連結される。絶縁被覆部1
1は、硬質の合成ゴムなどの絶縁性エラストマーで成形
され、ロッドアンテナエレメント20の周囲を、その基
端部20aの一部を残して被覆している。
【0061】ロッドアンテナエレメント20は、この絶
縁被覆部11によって第1アンテナであるヘリカルアン
テナエレメント30と絶縁されるとともに、その周囲が
絶縁保護されるので、摺動アンテナ部2を引き出す際に
給電金具9とも絶縁される。絶縁被覆部11の中間部
は、摺動アンテナ部2の引き出し若しくは収納を容易に
するため、その外径をやや小径としている。
【0062】ロッドアンテナエレメント20の基端部2
0aには、支持部22aと引き出しストッパー22bか
らなる接続金具22が固着していて、ロッドアンテナエ
レメント20と接続金具22が電気接続している。
【0063】接続金具22の固着は、まず絶縁被覆部1
1の基端を接続金具22の支持部22aで覆い、ロッド
アンテナエレメント20と共に加締め、次いでロッドア
ンテナエレメント20の基端部20aを直接接続金具2
2で加締める。
【0064】接続金具22は、第2可動接触部となるも
ので、その支持部22aは接触バネ18と弾性接触する
ように、外径をサポート孔10の内径とほぼ同一として
いる。接続金具22の基端側は、支持部22aを拡径さ
せて引き出しストッパー22bとしている。引き出しス
トッパー22bの外径は、給電金具9のサポート孔10
の内径より大径となっている。
【0065】従って、絶縁摘み13を掴み摺動アンテナ
部2を引き出すと、引き出しストッパー22bが給電金
具9の基端面に当接し、摺動アンテナ部2がそのまま抜
け出ることがなく、この当接位置を伸張状態の引き出し
位置として、接触バネ18が第2可動接触部である接続
金具22に接触する(図2参照)。また、この伸張状態
において支持部22aは、サポート孔10に嵌挿される
ので、筺体4から突出した摺動アンテナ部2ががたつき
なく支持される。
【0066】このように構成されたアンテナ装置の収納
状態と伸張状態における作用について説明する。
【0067】図1に示すように、収納状態において絶縁
摘み13は、絶縁カバー19に当接し、摺動アンテナ部
2のロッドアンテナエレメント20は、筺体4内に収納
される。このとき、摺動アンテナ部2の連結金具3が、
給電金具9のサポート孔10に嵌挿されているので、摺
動アンテナ部2はがたつきなく支持される。
【0068】また、接触バネ18は、第1可動接触部と
なる連結金具3に導電接触するので、図8(a)のよう
に給電金具9には、共振周波数を携帯無線機5の送信周
波数f2に調整した1/4波長の第1アンテナ30と、
受信周波数f1に調整した1/4波長の固定アンテナ1
4がそれぞれ電気的に接続された状態となる。従って、
同図(c)に示すように、この第1アンテナ30と固定
アンテナ14からなるアンテナ装置は、送信周波数f2
(836MHz)と受信周波数f1(881MHz)に
おいて共振する2周波のアンテナとして作用する。
【0069】これらの第1アンテナ30と固定アンテナ
14は、いずれも筺体4外に突出し、しかもそれぞれ送
信周波数と受信周波数にその共振周波数が調整されてい
るので、第1アンテナ30によって輻射電力が大きな送
信信号を出力することができ、固定アンテナ14によっ
て良好な受信感度が得られる。
【0070】一方、第2アンテナであるロッドアンテナ
エレメント20は、周囲が絶縁被覆部11で覆われてい
るので、第1アンテナ30及び接触バネ18と導電接触
することがない。従って、第2アンテナ20は、給電金
具9と絶縁され、送信時に筺体4内の第2アンテナ20
から高周波信号が放射することがなく、受信時において
も固定アンテナ14に影響を与えることがない。
【0071】尚、収納状態において、ロッドアンテナエ
レメント20が給電金具9より下方に位置するものであ
れば、給電金具9と接触する恐れはないので、必ずしも
ロッドアンテナエレメント20の中間部を絶縁被覆部1
1で覆う必要はない。
【0072】収納状態から、絶縁摘み13を掴み、接続
金具22の引き出しストッパー22bが給電金具9の基
端面に当接するまで引き出すと、図2に示すように接続
金具22が接触バネ18と弾性接触する。このとき、連
結金具3の支持部22aが給電金具9のサポート孔10
に嵌挿されているので、筺体4から突出した摺動アンテ
ナ部2は、がたつきなく支持される。
【0073】また、接触バネ18は、第2可動接触部と
なる接続金具22に導電接触するので、図8(b)のよ
うに給電金具9には、共振周波数を携帯無線機5の送信
周波数f2に調整した1/4波長の第2アンテナ20
と、受信周波数f1に調整した1/4波長の固定アンテ
ナ14がそれぞれ電気的に接続された状態となる。従っ
て、この伸張状態においても、同図(c)に示すよう
に、第2アンテナ20と固定アンテナ14からなるアン
テナ装置が、送信周波数f2(836MHz)と受信周
波数f1(881MHz)において共振する2周波のア
ンテナとして作用する。
【0074】これらの第2アンテナ20と固定アンテナ
14は、いずれも筺体4外に突出し、しかもそれぞれ送
信周波数と受信周波数にその共振周波数が調整されてい
るので、第2アンテナ20によって輻射電力が大きな送
信信号を出力することができ、固定アンテナ14によっ
て良好な受信感度が得られる。
【0075】一方、第1アンテナ30は、第2アンテナ
20と絶縁した状態で空中に突出しているので、送受信
にこの第1アンテナ30が影響を与えることはない。
【0076】図9は、本発明の第2実施の形態に係る給
電金具24を示すもので、接触バネ25を給電金具24
と一体に形成したものである。この接触バネ25は、横
断面が円弧状の互いに対向する2枚の舌片で構成され、
それぞれ給電金具24の下端面から内方に傾斜して垂設
された後、先端が外方に折り返され、接触バネ25で挟
持される摺動アンテナ部2を滑らかに摺動させるように
している。
【0077】図10は、この給電金具24を用いたアン
テナ装置を示し、このように構成された給電金具24の
サポート孔26に摺動アンテナ部2を嵌挿させると、接
触バネ25は、内方に傾斜しているので摺動アンテナ部
2の外周面に弾性接触し、収納状態で連結金具3と導電
接触し、伸張状態で接続金具22と導電接触する。
【0078】従って、第1実施の形態と同様の作用効果
を得ることができる。更に、この第2実施の形態におい
ては、接触バネ25が給電金具24と一体に形成されて
いるので、部品点数が増加することなく、組立工程が簡
略化する。
【0079】本発明は、上記実施の形態に限定されるこ
となく、種々変形が可能である。上記実施の形態では、
第2アンテナ20を1/4波長のアンテナとしたが、非
接地型の1/2波長若しくは5/8波長のロッドアンテ
ナエレメントで構成してもよい。
【0080】また、接触バネは、摺動アンテナ部2の外
側面に弾性接触するものであれば、切り起こした舌片状
とする必要はなく、例えば給電金具の一部をサポート孔
10の中心方向に膨出させ、この膨出部を接触バネとし
てもよい。
【0081】また、上記実施の形態と逆に、固定アンテ
ナを送信周波数f2で共振するように、に調整し、第1
アンテナ30、第2アンテナ20をそれぞれ受信周波数
1で共振するように調整してもよい。
【0082】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ロットアンテ
ナエレメント20を携帯無線機5の筺体4内に収納した
収納状態で、筺体4から突出する第1アンテナ30と固
定アンテナ14は、いずれもヘリカルアンテナエレメン
トで構成されているので、筺体4から大きく突出するこ
となく、携帯無線機5を収容し、持ち運ぶ際の障害とな
らない。
【0083】しかも、これらの筺体から突出した第1ア
ンテナ30と固定アンテナ14は、給電金具9に並列に
電気接続しているので、2種類のアンテナの一方を携帯
無線機5の送信周波数f2に、他方を受信周波数f1に合
わせれば、送信の輻射電力が大きく、受信の受信感度が
良好なアンテナ装置とすることができる。従って、携帯
無線機5のロッドアンテナを収納した待機状態において
も、良好に送受信の交信を行うことができる。
【0084】更に、収納状態において、第2アンテナ2
0は絶縁被覆部11によって絶縁されているので、送信
時に第2アンテナ20から高周波信号が放射し、ノイズ
となって筺体4内の各回路に悪影響をもたらすことがな
く、受信時にも第2アンテナ20が影響することなく、
受信感度が悪化することがない。
【0085】一方、伸張状態においても、給電金具9に
第2アンテナ20と固定アンテナ14の2種類のアンテ
ナが電気接続するので、この2種類のアンテナの一方を
携帯無線機5の送信周波数f2に、他方を受信周波数f1
に合わせれば、送信の輻射電力が大きく、受信の受信感
度が良好なアンテナ装置とすることができる。
【0086】特に、筺体4から突出した第2アンテナ2
0は、ロッドアンテナエレメントで構成しているので、
この第2アンテナ20を1/2波長や5/8波長のアン
テナとして指向性の偏らない非接地型のアンテナとする
ことができる。
【0087】請求項2の発明によれば、固定アンテナ1
4が円筒状の絶縁カバー19で覆われるので、不用意な
外力によって変形することがない。
【0088】また、絶縁摘み13が絶縁カバー19の上
端面に当接する位置で、接触バネ18を第1可動接触部
3と接触させるようにしたので、収納状態で確実に第1
アンテナ30を給電金具9に電気接続させることができ
る。
【0089】更に、絶縁摘み13が収納ストッパーとし
て作用するので、摺動アンテナ部2が筺体4内に脱落す
ることがない。
【0090】請求項3の発明によれば、接続金具22の
引き出しストッパー22bが給電金具9の基端面に当接
する位置で、接触バネ18を第2可動接触部3と接触さ
せるようにしたので、伸張状態で確実に第2アンテナ2
0を給電金具9に電気接続させることができる。
【0091】更に、摺動アンテナ部2を引き出すと、引
き出しストッパー22bが給電金具9の基端面に当接す
るので、摺動アンテナ部2が筺体4から抜け出ることが
ない。
【0092】請求項4の発明によれば、摺動アンテナ部
2の外側面に、周囲の異なる位置から複数の接触バネ1
8が弾性接触するので、摺動アンテナ部2を偏りなく保
持することができ、第1可動接触部3若しくは第2可動
接触部22と確実に導電接触する。
【0093】接触バネ18が切り起こされた円筒金具1
7は、給電金具9の環状凹溝9eに嵌着することにより
簡単に取り付けることができる。
【0094】更に、円筒金具17の着脱が容易なので、
接触バネ18が塑性変形したときに、簡単に接触バネ1
8を交換することができる。
【0095】請求項5の発明によれば、摺動アンテナ部
2の外側面に、周囲の異なる位置から複数の接触バネ2
5が接触するので、摺動アンテナ部2を偏りなく保持す
ることができ、第1可動接触部3若しくは第2可動接触
部22と確実に導電接触する。
【0096】接触バネ25が給電金具24と一体に形成
されているので、部品点数が増加せず、容易にアンテナ
装置を組み立てることができる。
【0097】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置の収
納状態を示す要部断面図である。
【図2】アンテナ装置の伸張状態を示す要部断面図であ
る。
【図3】アンテナ装置の各構成部品を示す部分分解断面
図である。
【図4】第1アンテナ30の組立を説明する部分分解斜
視図である。
【図5】給電金具9に絶縁カバー19を取り付けた状態
を示す断面図である。
【図6】円筒金具17の斜視図である。
【図7】携帯無線機5の正面図である。
【図8】携帯無線機5におけるアンテナ装置120の
(a)は、収納状態での等価回路図、(b)は、伸張状
態での等価回路図、(c)は、周波数特性図、である。
【図9】本発明の第2実施の形態に係る給電金具24の
斜視図である。
【図10】第2実施の形態に係る給電金具24に摺動ア
ンテナ部2を嵌挿させた状態を示す部分断面図である。
【図11】従来のアンテナ装置を備えた携帯無線機11
0の斜視図である。
【図12】従来のアンテナ装置の伸張状態を示す断面図
である。
【図13】アンテナ装置の収納状態を示す断面図であ
る。
【図14】収納状態で、アース片107をロッドアンテ
ナエレメント103に接触させた状態を示す概略図であ
る。
【図15】伸張状態で、2周波数の共振周波数が得られ
るアンテナ装置の要部断面図である。
【符号の説明】
2 摺動アンテナ部 3 第1可動接触部(連結金具) 4 筺体 5 携帯無線機 9、24 給電金具 9e 環状凹溝 10 サポート孔 11 絶縁被覆部 13 絶縁摘み 14 固定アンテナ(ヘリカルアンテナエレメン
ト) 14a 固定接続部 16 挿通孔 18、25 接触バネ 19 絶縁カバー 20 第2アンテナ(ロッドアンテナエレメン
ト) 20a 基端部 20b 上端部 22 第2可動接触部(接続金具) 22a 支持部 22b 引き出しストッパー 30 第1アンテナ(ヘリカルアンテナエレメン
ト)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁摘み(13)で覆われたヘリカルア
    ンテナエレメントからなる第1アンテナ(30)と、ロ
    ッドアンテナエレメントからなる第2アンテナ(20)
    とが互いに絶縁され同一軸線上に連設された摺動アンテ
    ナ部(2)と、 第1アンテナ(30)と電気接続し、絶縁摘み(13)
    の下方で摺動アンテナ部(2)の外側面に露出する第1
    可動接触部(3)と、 第2アンテナ(20)と電気接続し、第2アンテナ(2
    0)の基端部(20a)で摺動アンテナ部(2)の外側
    面に露出する第2可動接触部(22)と、 携帯無線機(5)の筺体(4)に取り付けられ、中央に
    穿設されたサポート孔(10)に摺動アンテナ部(2)
    を嵌挿させて筺体(4)内に出没自在とするとともに、
    摺動アンテナ部(2)の外側面に弾性接触する接触バネ
    (18)(25)を有する給電金具(9)(24)と、 ヘリカルアンテナエレメントからなり、基端の固定接続
    部(14a)を給電金具(9)(24)に取り付けた固
    定アンテナ(14)とを備え、 摺動アンテナ部(2)が筺体(4)内に押し込まれたと
    きには、接触バネ(18)(25)が摺動アンテナ部
    (2)の第1可動接触部(3)の位置で接触し、第1ア
    ンテナ(30)と固定アンテナ(14)が給電金具
    (9)に並列に電気接続し、 摺動アンテナ部(2)が筺体(4)から引き出されたと
    きには、接触バネ(18)(25)が摺動アンテナ部
    (2)の第2可動接触部(22)の位置で接触し、第2
    アンテナ(20)と固定アンテナ(14)が給電金具
    (9)に並列に電気接続することを特徴とするアンテナ
    装置。
  2. 【請求項2】 給電金具(9)上に固定アンテナ(1
    4)の外側面を覆う円筒状の絶縁カバー(19)を取り
    付け、絶縁摘み(13)を絶縁カバー(19)の挿通孔
    (16)の内径より大径として摺動アンテナ部(2)の
    収納ストッパーとしたことを特徴とする請求項1記載の
    アンテナ装置。
  3. 【請求項3】 第2可動接触部(22)は、サポート孔
    (10)に嵌挿する支持部(22a)と支持部(22
    a)の基端側を拡径させた引き出しストッパー(22
    b)からなり、 摺動アンテナ部(2)が引き出されたときに、引き出し
    ストッパー(22b)を給電金具(9)の基端面に当接
    させたことを特徴とする請求項1又は2記載のアンテナ
    装置。
  4. 【請求項4】 円筒金具(17)の側面の複数箇所を内
    方に切り起こして接触バネ(18)とし、給電金具
    (9)の内側面に凹設された環状凹溝(9e)に円筒金
    具(17)を嵌着させたことを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 給電金具(24)と一体の複数の舌片で
    接触バネ(25)を形成し、接触バネ(25)を摺動ア
    ンテナ部(2)の外側面に弾性接触させるように給電金
    具(24)に片持ち支持したことを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
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KR19990085294A (ko) * 1998-05-15 1999-12-06 구자홍 듀얼 밴드 이동 단말기용 안테나
JP2007221374A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Nippon Soken Inc アンテナホルダ
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