JPH09199714A - シリサイドゲート電極の形成方法 - Google Patents

シリサイドゲート電極の形成方法

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JPH09199714A
JPH09199714A JP488296A JP488296A JPH09199714A JP H09199714 A JPH09199714 A JP H09199714A JP 488296 A JP488296 A JP 488296A JP 488296 A JP488296 A JP 488296A JP H09199714 A JPH09199714 A JP H09199714A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソース・ドレイン領域にダメージを与えるこ
となく側壁の高さをゲート電極の上面より低く形成す
る。 【解決手段】 ゲート酸化膜上に多結晶シリコン層から
なるかまたは多結晶シリコン層とこの上に設けたダミー
層とからなる予備ゲート電極を形成する工程と、前述の
予備ゲート電極の側面に、接触する最高位置がこの予備
ゲート電極の上面と同じ高さでこの側面に接触する側壁
を形成する工程と、前述の予備ゲート電極の上面側を開
口部とするマスクを形成する工程と、前述の予備ゲート
電極の上面側をエッチング除去して前述した側壁の接触
していた先の最高位置より低い位置に上面を有する多結
晶シリコンからなるゲート電極を形成する工程と、前述
の側壁に選択的にエッチングを施して前述したゲート電
極と接触しているこの側壁の最高位置をこのゲート電極
の上面より低くする工程とを含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シリサイドゲー
ト電極の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの高集積化を図るために半導体素
子の微細化が求められている。半導体素子の構成要素の
うち、MOSトランジスタのゲート電極はかなりのスペ
ースを占めており、微細化の対象となる。しかし、いわ
ゆるスケーリングの問題があって、ただ寸法を縮尺した
だけでは種々の問題が生じる。例えば、ただゲート電極
を縮小すればゲート電極の抵抗が増大してしまい、コン
ダクタンスの劣化および信号遅延をもたらす。この抵抗
の増大を防ぐために、以前から多結晶シリコンゲート電
極の上部にシリサイドを形成することが行われてきた。
【0003】図11は、従来の形成方法によって作成さ
れたシリサイド形状を示す説明図で、断面の切り口を示
している。図中、10は半導体基板、14はソース・ド
レイン領域、16は多結晶シリコンゲート電極、18は
ゲート酸化膜、20は側壁、および26はシリサイドを
示している。多結晶シリコンゲート電極16の上部にシ
リサイド26を形成するに当たっては、未反応部分36
(図11の破線部36で示される領域。)が形成されな
いようにする必要がある。通常、ゲート電極16の側面
には、MOSトランジスタ作成過程において、ソース・
ドレイン領域14の不純物濃度を調節する目的で絶縁性
の側壁20(サイドウォール)が設けられる。この側壁
20はゲート電極16の上面と同じ高さに異方性エッチ
ングによって形成される。よって、ゲート電極16の上
部は上面のみが露出していて側壁が露出されていない状
態である。この状態で、ゲート電極16および側壁20
の全面に適切な金属層を堆積させて熱処理を施し、金属
層と多結晶シリコンとを反応させてシリサイド化させ
る。この結果、ゲート電極16および側壁20の境界部
分はシリサイド化が進みにくく未反応部分36(図11
の破線部36で示される領域。)となって残存してしま
う。このように、ゲート電極16の上部のシリサイドの
膜厚は均一に形成されず、未反応部分36には他に比べ
て薄い膜厚の層が形成されてしまい、シリサイドゲート
電極としての十分な能力を引き出すことができなくなる
といった問題があった。
【0004】この未反応部分36を形成せずに、ゲート
電極16と側壁20との境界部分にもシリサイドを形成
するための従来技術として文献「特開平7−4582
3」に開示されている例がある。この文献に開示されて
いる技術によれば、側壁20をゲート電極16の上面よ
り低い位置にまで異方性のドライエッチングでエッチン
グ除去する。そして、このエッチング工程によって、ゲ
ート電極16の上部(上面および側面の一部)を露出さ
せる。この状態で、前述の通り、金属層の堆積および熱
処理を行うことにより、ゲート電極16の上部に未反応
部分36を形成することなくシリサイドを形成すること
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た文献例によれば、ゲート電極の上部にシリサイドを、
未反応部分を残存させずに形成するために、側壁の高さ
をゲート電極の高さよりも低く形成する必要があり、こ
の形成のために異方性エッチングを通常のエッチング時
間より長い時間行うことが必要である。このため、この
側壁を形成するためのエッチング工程によって、ソース
・ドレイン領域にダメージを与えてしまうおそれがあっ
た。
【0006】従って、従来より、ソース・ドレイン領域
にダメージを与えることなく側壁の高さをゲート電極の
上面より低く形成する方法の出現が望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のシリサイドゲ
ート電極の形成方法によれば、半導体基板の上面にゲー
ト酸化膜を介して多結晶シリコンゲート電極を設け、こ
のゲート電極の側面に絶縁性を有する側壁をこのゲート
電極の上面より低い位置で接するように設けた後このゲ
ート電極の上面に金属層を設け、然る後このゲート電極
の上面側をシリサイド化してシリサイド電極を形成する
に当たり、(a)前述のゲート酸化膜上に多結晶シリコ
ン層からなるかまたは多結晶シリコン層とこの上に設け
たダミー層とからなる予備ゲート電極を形成する工程
と、(b)前述の予備ゲート電極の側面に、接触する最
高位置がこの予備ゲート電極の上面と同じ高さでこの側
面に接触する側壁を形成する工程と、(c)前述の予備
ゲート電極の上面側を開口部とするマスクを形成する工
程と、(d)前述の予備ゲート電極の上面側をエッチン
グ除去して前述した側壁の接触していた先の最高位置よ
り低い位置に上面を有する多結晶シリコンからなるゲー
ト電極を形成する工程と、(e)前述の側壁に選択的に
エッチングを施して前述したゲート電極と接触している
この側壁の最高位置をこのゲート電極の上面より低くす
る工程とを含むことを特徴とする。
【0008】上述した(a)および(b)工程によっ
て、半導体基板の上面にゲート酸化膜を介して予備ゲー
ト電極が形成され、予備ゲート電極の側面に側壁が形成
される。この側壁は、接触している最高位置が予備ゲー
ト電極の上面と同じ高さになるように形成される。次
に、(c)および(d)工程によって、予備ゲート電極
の上面側にエッチングが施され、予備ゲート電極は多結
晶シリコンからなるゲート電極となる。このゲート電極
は、接触していた最高位置より低い位置に上面を有して
いる。この工程によって、側壁の一部が露出される。
(e)工程において、この側壁の一部に対して選択的に
エッチングが施される。この結果、ゲート電極と接触し
ている最高位置がゲート電極の上面より低い側壁が形成
される。このように、ゲート電極に接触している側壁の
最高位置をゲート電極の上面より低くする工程において
は異方性エッチングが用いられないのでソース・ドレイ
ン領域には何らダメージが与えられない。しかも、
(c)工程において設けられたマスクがソース・ドレイ
ン領域上を保護した状態で上記のエッチング工程が行わ
れる。
【0009】前述した予備ゲート電極は、多結晶シリコ
ン層およびこの層上に設けられたダミー層の二層にして
もよい。この場合には、上述の(c)工程のエッチング
は、このダミー層を選択的に除去するために行われる。
このように、ダミー層を選択的にエッチング除去するの
でゲート電極の高さの制御が容易になる。
【0010】また、この発明のシリサイドゲート電極の
形成方法によれば、半導体基板の上面にゲート酸化膜を
介して多結晶シリコンのゲート電極を設け、このゲート
電極の側面に絶縁性を有する側壁をこのゲート電極の上
面より低い位置で接するように設けた後このゲート電極
の上面に金属層を設け、然る後このゲート電極の上面側
をシリサイド化してシリサイド電極を形成するに当た
り、(a)前述のゲート酸化膜上に多結晶シリコン層か
らなる予備ゲート電極を形成する工程と、(b)前述の
予備ゲート電極の側面に、接触する最高位置がこの予備
ゲート電極の上面と同じ高さでこの側面に接触する側壁
を形成する工程と、(c)前述の予備ゲート電極の上面
側を開口部とするマスクを形成する工程と、(d)前述
の予備ゲート電極の上面側に選択的に多結晶シリコンを
成長させて前述の側壁の接触していた先の最高位置より
高い位置に上面を有する多結晶シリコンからなるゲート
電極を形成する工程とを含むことを特徴とする。
【0011】このように、この発明の別の方法によれ
ば、予備ゲート電極の上面側に選択的に多結晶シリコン
を成長させて側壁の接触していた先の最高位置より高い
位置に上面を有する多結晶シリコンからなるゲート電極
を形成するので、エッチングを行うことなく所望の構造
を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、この発明の
シリサイドゲート電極の形成方法について説明する。
尚、図は、この発明の方法が理解できる程度に概略的に
示されており、また、この発明は、以下に示される形
状、材質および数値条件等に限定されず、従って、この
実施の形態例によって何等限定されない。最初に、第1
の形成方法について説明する。
【0013】<第1の実施の形態>図1〜図3は、この
実施の形態の第1の形成方法の工程の説明に供する説明
図で、断面の切り口を示している。この実施の形態例の
シリサイドゲート電極の形成方法によれば、先ず、予備
ゲート電極の側面に、接触する最高位置がこの予備ゲー
ト電極の上面と同じ高さでこの側面に接触する側壁を形
成する。
【0014】[第1段階]はじめに、ゲート酸化膜上に
多結晶シリコン層からなる予備ゲート電極を形成する
(図1の(A))。ここでは、Si基板の上面の面方位
が(100)面である基板10を用いる。この工程は通
常の半導体製造技術を用いて行えばよい。すなわち、S
i基板10の酸化(フィールド酸化膜の形成)、多結晶
シリコン(以下、POLY−Siと称する場合があ
る。)膜の堆積、パターニングによるアクティブ領域
(フィールド酸化膜に覆われていない基板表面領域)の
形成、SiO2 ゲート酸化膜とPOLY−Siゲート電
極の形成、およびアクティブ領域に対しLDD(低濃度
ドープドレイン)領域形成のためのイオン注入によって
行われる。以上の工程によって、Si(100)基板1
0の上面には、フィールド酸化膜としてSiO2 膜12
が設けられ、SiO2 膜12に囲まれた領域に離間した
二つのソース・ドレイン領域14(後に、サイドウォー
ルを形成して、2度目のイオン注入を行ってソース・ド
レイン領域14を完成させる。)が設けられる。これら
ソース・ドレイン領域14に挟まれた領域にゲート酸化
膜18およびこの上面に予備ゲート電極46が設けられ
る。この予備ゲート電極46はPOLY−Siからな
る。ゲート酸化膜18の厚さは100Åであり、予備ゲ
ート電極46の厚さは3000Åとしてある。
【0015】次に、前工程で作成された構造の全面にS
34 (窒化シリコン)層を堆積させる(図1の
(B))。このSi34 層48の堆積は、例えばCV
D(化学気相成長)法を用いて行えばよい。
【0016】次に、Si34 層48にエッチングを施
してサイドウォールを形成する(図1の(C))。この
エッチングには、方向性を有するドライエッチング、例
えばRIE(リアクティブイオンエッチング)が用いら
れる。このエッチングによって、予備ゲート電極46の
上面およびソース・ドレイン領域14上のSi34
48を除去する。この結果、予備ゲート電極46の側面
にはサイドウォール20が形成される。この側壁(サイ
ドウォール20)は、予備ゲート電極46に接触してい
る最高位置が予備ゲート電極46の上面と同じ高さに形
成される。従って、Si基板10の表面からのこの側壁
20の高さは、ゲート酸化膜18の厚さと予備ゲート電
極46の厚さを重ねた高さとなっている。この実施の形
態例ではサイドウォール20としてSi34 を用いて
いる。しかし、例えばサイドウォール20をSiO2
して形成してもよい。
【0017】[第2段階]図2は、第2段階の工程の説
明に供する説明図である。以上の工程によって、予備ゲ
ート電極の側面に、接触する最高位置がこの予備ゲート
電極の上面と同じ高さでこの側面に接触する側壁が形成
された。通常、この段階でソース・ドレイン領域14に
はソース・ドレイン領域を完成するため、再度のイオン
注入(図2の(A)の矢印で表す。)が施される(図2
の(A))。
【0018】次に、予備ゲート電極46の上面側を開口
部22aとするマスク22を形成する(図2の
(B))。ここでは、マスク22としてレジストを用い
ており、フォトリソグラフィによりパターニングを施し
て予備ゲート電極46の上面が開口部22aに露出する
ように設けられる。
【0019】次に、予備ゲート電極46の上面側をエッ
チング除去してサイドウォール20の接触していた先の
最高位置より低い位置に上面を有する多結晶シリコンか
らなるゲート電極16を形成する(図2の(C))。こ
のため、予備ゲート電極46であるPOLY−Si層に
対して、エッチャントとしてレジストとサイドウォール
に対してはエッチングが行われないエッチャント、例え
ばフッ硝酸を用いたウエットエッチングを施す。予備ゲ
ート電極46は上面側から実質的に均一の厚さだけエッ
チングが施されて、新たに、高さが低い上面が得られ
る。この新たに得られた上面は、サイドウォール20の
高さよりも低くなっており、このため上述の予備ゲート
電極46がこのサイドウォールの接触していた最高位置
より低い上面を有するゲート電極16とエッチング加工
されたことになる。尚、このエッチングで除去するゲー
ト電極の深さは、ゲート電極16の側面に突出するサイ
ドウォールの突出高さを次工程のエッチングでサイドウ
ォールの先端部がエッチング加工できるようなエッチン
グ深さとすれば良い。
【0020】次に、サイドウォール20に対し選択的に
エッチングを施してゲート電極16と接触しているサイ
ドウォール20の最高位置をこのゲート電極16の上面
の位置より低くする(図2の(D))。このため、エッ
チャントとしてレジストおよびゲート電極に対してはエ
ッチングが行われないエッチャント例えばリン酸(サイ
ドウォール20としてSiO2 を用いるときにはエッチ
ャントとしてフッ酸を用いる。)を用いてサイドウォー
ル20に対しエッチングを施す。このときエッチング
は、開口部22aに露出しているサイドウォールの箇所
からエッチングが開始しサイドウォール20上端側から
順次除去が行われる。このウエットエッチング工程によ
って、サイドウォール20の上端側の部分のみを除去し
てゲート電極16との最高接触位置(図2の(D)のH
で示される位置)を、ゲート電極16の上面の位置より
低くする。尚、このサイドウォール20のゲート電極1
6との一番高い接触位置をどこにするか、すなわちゲー
ト電極16がサイドウォール20から突出する高さをど
の程度にするかは、設計に応じて任意に決めれば良い。
【0021】[第3段階]以上の工程に続きシリサイド
化を行う。この工程につき図3を参照して説明する。レ
ジスト22を除去することによって(また、ソース・ド
レイン領域14上に薄く堆積しているSi34 層を除
去することによって)、ゲート電極16の側面に絶縁性
を有する側壁(サイドウォール)20がこのゲート電極
16の上面より低い位置で接するように設けられている
構造物を得る。続いて、この構造物の全面にシリサイド
化されるべき適切な金属層24を堆積する(図3の
(A))。この実施の形態においては金属層としてTi
膜24を用いており、Tiをスパッタによって堆積させ
る。
【0022】その後、Ti膜24とその下側のゲート電
極16のポリシリコンおよび基板10のシリコンとを熱
処理(アニール)によってシリサイド化し、終了後、シ
リサイド化処理で残存した未反応金属を除去する。
【0023】先ず、熱処理を施してシリサイドを形成す
る(図3の(B))。この例では、熱処理としてRTA
(ラピッドサーマルアニーリング)を窒素雰囲気中で6
00〜700℃で行う。この熱処理によって、ゲート電
極16の上部のポリシリコンおよびソース・ドレイン領
域の上部のシリコンがチタンと化合してTiシリサイド
(TiSi2 )26が形成される。
【0024】次に、未反応金属を除去する(図3の
(C))。ここでは除去されるべき残存したTi膜24
には、シリサイド化されなかった未反応金属すなわちT
iおよびシリサイド化のとき窒素と反応して生成された
TiNが含まれる。この残存したTi膜24をアンモニ
ア過水によって除去することができる。このようにし
て、薄い未反応膜部分が無い状態でシリサイドがゲート
電極上部に形成される。
【0025】最後に、再度の熱処理(RTA)を750
〜850℃で行い、チタン(Ti)シリサイド26を低
抵抗化する。
【0026】以上の工程(第1、第2および第3段階)
によって、シリサイドゲート電極が形成される。この第
1の形成方法は、既に説明した特開平7−45823号
に開示されている従来の形成方法と比べて次の点で有利
である。
【0027】先ず、既に説明した通り、サイドウォール
20の最高接触位置Hをゲート電極16の上面と同じ高
さにする工程(第1段階)については、この実施の形態
も従来方法も同様に異方性エッチングを用いて行ってい
る。前述した文献に開示されている従来方法によれば、
この[第1段階]の工程に続けて、さらにこの異方性エ
ッチングを施すことによって、サイドウォール20の高
さ(位置H)を低く形成している。従って、ゲート電極
の上面が現れるまでの通常のエッチング時間に加えてさ
らに継続してエッチングを行なうので、ソース・ドレイ
ン領域14にダメージを与えるおそれがある。この従来
の方法によれば、このエッチング工程(サイドウォール
をゲート電極の上面と同じ高さに形成する工程。)の段
階では、まだフィールド酸化膜にパターニングを施して
ないので、ソース・ドレイン領域上には酸化膜が残存し
ている状態にある。一方、RIE等の異方性エッチング
には選択性がないため、この酸化膜はSi34 層と共
にエッチングされてしまう。従って、従来方法では、エ
ッチング時間を制御しなければ酸化膜は完全に除去され
てしまい、ソース・ドレイン領域14にはイオン衝撃に
よりダメージが入ってしまう。
【0028】これに対して、この発明の第1の形成方法
によればソース・ドレイン領域14にダメージを与える
危険が無い。この第1の形成方法では、[第1段階]の
工程の後に続く[第2段階]の工程に特徴がある。この
[第2段階]の工程に示されるように、この第1の形成
方法においては、一度、ゲート電極の上面をエッチング
除去により側壁より低くする。そして、露出した側壁に
対してエッチングを施して最高接触位置Hをゲート電極
の上面より低くする。このような工程は、ソース・ドレ
イン領域14がマスク(レジスト22)によって保護さ
れた状態で行われ、しかも用いるエッチングは等方性の
ウエットエッチングである。従って、ソース・ドレイン
領域にダメージが入らない。
【0029】この第1の形成方法は、レジスト22の位
置合わせが多少ずれた場合にも問題がない。図4は、こ
のマスク合わせにずれがあった場合のエッチング工程の
説明に供する説明図であって断面の切り口を指名してい
る。レジスト22の開口部が、予備ゲート電極46の上
面から多少外れて形成された場合(図4の(A))に
も、第2段階で図2(A)〜(C)を参照して説明した
エッチングと同様にして、予備ゲート電極46の上面に
等方性エッチングを施す。この結果、予備ゲート電極4
6の上面が下がって予備ゲート電極はゲート電極16と
なり、このゲート電極16の上面より上側に突出してサ
イドウォール20の先端部分が露出される(図4の
(B))。この露出したサイドウォール20の部分に対
して、図2の(C)〜(D)を参照して説明したと同様
にして、等方性エッチングを施すことによって、位置H
がゲート電極16の上面より低くなるように形成するこ
とができる(図4の(C))。
【0030】このようにして、この第1の形成方法によ
れば、マスクの位置ずれがあっても、マスクの開口部2
2aに予備ゲート電極46の上面が露出しているなら
ば、ソース・ドレイン領域にダメージを与えることなく
側壁の高さをゲート電極の上面より低くする工程をエッ
チング技術を用いて行うことが可能である。
【0031】<第2の実施の形態>図5および図6は、
第2の形成方法の説明に供する説明図であって、図1〜
図3の場合と同様な断面切り口で示してある。この第2
の形成方法においては、多結晶シリコン層とこの上に設
けたダミー層とからなる二層を予備ゲート電極46とし
て用いる。この予備ゲート電極46を形成する工程は以
下の通りである。
【0032】先ず、Si基板10を酸化してフィールド
酸化膜としてSiO2 膜38を形成し、このSiO2
38の上面にPOLY−Si膜40およびSiO2 膜4
2をこの順に堆積させる(図5の(A))。パターニン
グによって、SiO2 膜42を整形してSiO2 膜28
とし(図5の(B))、このSiO2 膜28をマスクと
して用いてPOLY−Si膜40をエッチングしてPO
LY−Si膜44とする(図5の(C))。形成された
SiO2 膜28がダミー層であり、POLY−Si膜4
4と相俟って予備ゲート電極46を形成している。この
実施の形態においては、ゲート酸化膜18を100Å、
POLY−Si膜44を3000Å、SiO2 膜28を
1000Åとしている。
【0033】予備ゲート電極46の形成した後は、続い
て、前述した[第1段階](図1)の工程が同様にして
行われる。この工程によって、予備ゲート電極46の側
面に、接触する最高位置Hがこの予備ゲート電極46の
上面、従ってSiO2 膜28の上面と同じ高さでこの側
面に接触するサイドウォール20が形成される(図6の
(A))。
【0034】次に、予備ゲート電極46の上面すなわち
SiO2 膜28の上面を開口部とするマスク22を形成
する(図6の(B))。そして、このマスク22をレジ
ストで形成し、このマスクを用いてエッチングを行い、
SiO2 膜28を除去する(図6の(C))。このエッ
チングはエッチャントとしてフッ酸を用いたウエットエ
ッチングによって行われる。このエッチングによってサ
イドウォール20よりも低い位置に上面を有するPOL
Y−Si層からなる本来のゲート電極16が形成され
る。また、この工程によってSi34 からなるサイド
ウォール20が露出する。後は第1の形成方法と同様に
して、このサイドウォール20に対してエッチャントと
してリン酸を用いたウエットエッチングを施して位置H
がゲート電極16の上面より低いサイドウォール20を
形成して所望の構造が得られる(図2の(D))。ま
た、第1の形成方法の第3段階の工程(図3)を行うこ
とによって、シリサイドを形成する。
【0035】このように、この第2の形成方法は、予備
ゲート電極46をエッチングによって低くしてゲート電
極16とする工程において特徴を有する。この工程で
は、予備ゲート電極46の上側に設けられたダミー層
(SiO2 膜28)のみを選択的にエッチング除去する
ので第1の形成方法に比べてPOLY−Siゲート電極
16の膜厚の制御が容易である。第1の形成方法では、
予備ゲート電極46をエッチングする際に、除去し過ぎ
てしまい、POLY−Si層が無くなってしまうおそれ
があった。しかし、この第2の形成方法によればその危
険が無い。
【0036】また、この実施の形態では、サイドウォー
ル20としてSi34 、ダミー層としてSiO2 膜2
8を用いたが、この逆でもよい。尚、この場合には、そ
れぞれのエッチングには、これら材料に対応するエッチ
ャントを用いれば良い。
【0037】<第3の実施の形態>図7および図8は、
第3の形成方法の説明に供する説明図で、ここでは断面
の切り口で示してある。この第3の形成方法によれば、
マスクとしてサイドウォール20の外側表面に追加形成
された第2サイドウォール30を用いて予備ゲート電極
46のエッチングを行う。先ず、図1を参照して前述し
たように、異方性エッチングを用いてサイドウォール2
0をエッチング形成する。これにより、接触している最
高位置が予備ゲート電極46の上面と等しいサイドウォ
ール20を形成することが出来る(図7の(A))。
尚、図には示されていないが、ソース・ドレイン領域1
4上には薄いSi34 層が残存している。これと同様
にして、第2サイドウォール30を形成する。はじめ
に、図7の(A)に示す構造体の全面にSiO2 膜(図
示せず)を堆積させる。次いで、このSiO2 膜に対し
てRIE等のドライエッチングを施してサイドウォール
20と接触している最高位置が予備ゲート電極46の上
面と同じ高さの第2サイドウォール30をサイドウォー
ル20の上に重ねて追加形成する(図7の(B))。こ
の実施の形態においてはサイドウォール20はSi3
4 としているので、第2サイドウォール30はSiO2
で形成する。尚、図には示されていない薄いSiO2
がソース・ドレイン領域14上に堆積している。また、
ゲート酸化膜18は100Åであり、予備ゲート酸化膜
は3000Åとしている。
【0038】次に、フッ硝酸を用いてPOLY−Si予
備ゲート電極46をエッチングする(図7の(C))。
このエッチングによって、予備ゲート電極46の上面を
側壁より低くし、本来のゲート電極16を形成する。ま
た、この工程によって、ゲート電極16の上面に面した
側のサイドウォール20の部分が露出する。
【0039】次に、リン酸を用いてサイドウォール20
をエッチングする(図7の(D))。この工程によっ
て、ゲート電極16と接触している最高位置Hがゲート
電極16の上面より低いサイドウォール20が形成され
る。
【0040】この後は、第1の形成方法の第3段階の工
程で示した工程を行うことによって、ゲート電極16お
よびソース・ドレイン領域14の上面部分にシリサイド
26を形成する(図8の(C))。この工程を図8の
(A)〜(C)に断面切り口で示した。先ず、図7の
(D)に示す構造体の上側の全面にTi膜24を堆積す
る(図8の(A))。次に、熱処理によってチタンシリ
サイド26を形成する(図8の(B))。最後に、未反
応チタンを除去して、さらに熱処理によってシリサイド
26を低抵抗化する(図8の(C))。
【0041】このように、この第3の形成方法によれ
ば、第2サイドウォール30をマスクとして用いてゲー
ト電極16を形成し、また、ゲート電極16およびサイ
ドウォール30をマスクとして用いてサイドウォール2
0をエッチングする。この方法によれば、第1および第
2の形成方法においてマスクとして用いたレジスト22
を形成する必要がなく、マスクの位置合わせを行う必要
がない。また、この実施の形態では、サイドウォール2
0としてSi34 、第2サイドウォール30としてS
iO2 を用いたが、この逆でもよい。尚、この場合に
は、それぞれのエッチングには、これら材料に対応する
エッチャントを用いれば良い。さらに、これらのサイド
ウォール20および30と異なる材料を用いれば第2の
形成方法において示した二層の予備ゲート電極16を用
いてもよい。
【0042】<第4の実施の形態>図9および図10
は、第4の形成方法の説明に供する説明図で、断面の切
り口で示してある。この第4の形成方法は、多結晶シリ
コンからなる予備ゲート電極46の上面にPOLY−S
i層を選択成長させることによって、ゲート電極の上面
をこれと接触しているサイドウォール20の最高位置よ
り高く形成する方法である。但し、この実施の形態にお
いてはサイドウォール20をSiO2 で形成する。
【0043】最初に、図1を参照して前述した方法と同
様にして、予備ゲート電極46(例えば膜厚2500
Å)、ゲート酸化膜18(例えば膜厚100Å)および
これらの側面に接触する最高位置が予備ゲート電極46
の上面と同じ高さのサイドウォール20が形成される。
しかし、この第4の形成方法においてはアクティブ領域
上のフィールド酸化膜をパターニングによって除去せず
残しておき、このフィールド酸化膜によって、ソース・
ドレイン領域14を保護する。または後からソース・ド
レイン領域14上に酸化シリコン膜32を堆積させてマ
スクとして用いてもよい(図9の(A))。この工程に
よって、予備ゲート電極46の上面だけが露出して、残
りの上側の全面が酸化シリコン(SiO2 )膜32、2
0および12によって覆われる。
【0044】次に、酸化シリコン膜32およびサイドウ
ォール20をマスクとして用いて予備ゲート電極46の
上面にPOLY−Si層34を選択的に成長させる(図
9の(B))。この選択成長は例えばCVD法を用いて
行われる。この工程によって、POLY−Si層34お
よび46からなる本来のゲート電極16が形成される。
このゲート電極16は、サイドウォール20の接触して
いた最高位置より高い位置に上面を有する多結晶シリコ
ンからなるゲート電極16である。
【0045】次に、アクティブ領域上の酸化シリコン膜
32を除去する(図9の(C))。この酸化シリコン膜
32の除去は例えばフッ酸を用いて行われる。
【0046】後の工程は、図3の(A)〜(C)を参照
して説明した方法と同様にして、金属層の堆積、熱処理
および未反応金属の除去を行う。この工程を図10の
(A)〜(C)に断面切り口で示した。先ず、図9の
(C)に示す構造体の上側の全面にTi膜24を堆積す
る(図10の(A))。次に、熱処理によってチタンシ
リサイド26を形成する(図10の(B))。最後に、
未反応チタンを除去して、さらに熱処理によってシリサ
イド26を低抵抗化する(図10の(C))。
【0047】この結果、ゲート電極16の上部すなわち
POLY−Si層34の上部およびソース・ドレイン領
域14の上部にシリサイド26が形成される。
【0048】この第4の形成方法によれば、アクティブ
領域上に酸化膜が堆積されれば選択成長用のマスクとし
て機能するから、ゲート電極16の上面が露出している
ような開口部22aを形成する必要がない。また、後か
らソース・ドレイン領域14上に酸化シリコン膜を堆積
させる場合であっても、第1および第2の実施の形態で
行った、予備ゲート電極46の上面を開口部22aとす
るマスク22を形成するときのマスク合わせよりも、予
備ゲート電極16を覆うマスクを形成すれば良く、容易
に行うことができる。さらに、図示していないが、酸化
シリコン膜32を除去する際のエッチング用マスクにつ
いても、ある程度の幅をもって設ければ良く、高い精度
のマスク合わせを行う必要がない。
【0049】
【発明の効果】この発明のシリサイドゲート電極の形成
方法によれば、ゲート電極と接触している最高位置がゲ
ート電極の上面と同じ高さである側壁をその最高位置を
ゲート電極の上面より低くする過程は次のように進めら
れる。先ず、ゲート電極の上面を開口部とするマスクを
形成して、ウエットエッチングによってゲート電極の上
面を先の最高位置より低くする。次に、側壁に対して選
択的にウエットエッチングを施すことによって、先の最
高位置をゲート電極の上面より低くする。このように、
この形成方法の工程によれば、異方性エッチングを用い
ずウエットエッチングを用い、さらに、前述の工程にお
いてはマスクを用いてソース・ドレイン領域を保護して
いる。従って、ソース・ドレイン領域にダメージが与え
られるおそれがないといった効果を奏する。
【0050】また、前述のゲート電極の上面を低く形成
する工程においては、予め、ゲート電極となるべき層の
上側に除去されるべきダミー層を設けておき、このダミ
ー層を選択的にエッチング除去することによって、ゲー
ト電極の上面の位置を、接触していた側壁の最高位置よ
り低くする。この結果、エッチングによって本来のゲー
ト電極がすべて除去されてしまうおそれがなくなり、エ
ッチング深さの制御が容易になるといった効果を奏す
る。
【0051】また、前述のマスクとして、側壁の外側の
表面に重ねて設けた第2の側壁をマスクとして用いても
良い。この第2の側壁をマスクとして用いれば、マスク
合わせをする必要がないといった効果を奏する。
【0052】また、ゲート電極の上面を開口部とするマ
スクを用いて、このゲート電極の上面に選択的に多結晶
シリコン膜を成長させることによっても、ソース・ドレ
イン領域を傷つけることなく作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の形成方法の説明に供する断面図である。
【図2】図1に続く第1の形成方法の説明に供する断面
図である。
【図3】図2に続く第1の形成方法の説明に供する断面
図である。
【図4】マスクがずれた場合の第1の形成方法の説明に
供する断面図である。
【図5】第2の形成方法の説明に供する断面図である。
【図6】図5に続く第2の形成方法の説明に供する断面
図である。
【図7】第3の形成方法の説明に供する断面図である。
【図8】図7に続く第3の形成方法の説明に供する断面
図である。
【図9】第4の形成方法の説明に供する断面図である。
【図10】図9に続く第4の形成方法の説明に供する断
面図である。
【図11】従来の形成方法により作成されたシリサイド
形状を示す断面図である。
【符号の説明】
10:Si基板 12、28、32、38、42:SiO2 膜 14:ソース・ドレイン領域 16:ゲート電極 18:ゲート酸化膜 20:サイドウォール 22:マスク 22a:開口部 24:Ti膜 26:Tiシリサイド 30:第2サイドウォール 34、40、44:POLY−Si膜 36:未反応部分 46:予備ゲート電極 48:Si34

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の上面にゲート酸化膜を介し
    て多結晶シリコンのゲート電極を設け、このゲート電極
    の側面に絶縁性を有する側壁を該ゲート電極の上面より
    低い位置で接するように設けた後該ゲート電極の上面に
    金属層を設け、然る後該ゲート電極の上面側をシリサイ
    ド化してシリサイド電極を形成するに当たり、 (a)前記ゲート酸化膜上に多結晶シリコン層からなる
    かまたは多結晶シリコン層とこの上に設けたダミー層と
    からなる予備ゲート電極を形成する工程と、 (b)前記予備ゲート電極の側面に、接触する最高位置
    が該予備ゲート電極の上面と同じ高さで該側面に接触す
    る側壁を形成する工程と、 (c)前記予備ゲート電極の上面側を開口部とするマス
    クを形成する工程と、 (d)前記予備ゲート電極の上面側をエッチング除去し
    て前記側壁の接触していた前記最高位置より低い位置に
    上面を有する多結晶シリコンからなるゲート電極を形成
    する工程と、 (e)前記側壁に選択的にエッチングを施して前記ゲー
    ト電極と接触している該側壁の最高位置を該ゲート電極
    の上面より低くする工程とを含むことを特徴とするシリ
    サイドゲート電極の形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシリサイドゲート電極
    の形成方法において、前記マスクをレジスト層とするこ
    とを特徴とするシリサイドゲート電極の形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のシリサイドゲート電極
    の形成方法において、前記ダミー層を窒化シリコンとす
    るとき、前記側壁をSiO2 とすることを特徴とするシ
    リサイドゲート電極の形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のシリサイドゲート電極
    の形成方法において、前記ダミー層をSiO2 とすると
    き、前記側壁を窒化シリコンとすることを特徴とするシ
    リサイドゲート電極の形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のシリサイドゲート電極
    の形成方法において、前記マスクを前記側壁の外側表面
    を覆って設けられた前記側壁とは異なる材料の第2側壁
    とすることを特徴とするシリサイドゲート電極の形成方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のシリサイドゲート電極
    の形成方法において、前記側壁をSiO2 とするとき、
    前記第2側壁を窒化シリコンとすることを特徴とするシ
    リサイドゲート電極の形成方法。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のシリサイドゲート電極
    の形成方法において、前記側壁を窒化シリコンとすると
    き、前記第2側壁をSiO2 とすることを特徴とするシ
    リサイドゲート電極の形成方法。
  8. 【請求項8】 半導体基板の上面にゲート酸化膜を介し
    て多結晶シリコンのゲート電極を設け、このゲート電極
    の側面に絶縁性を有する側壁を該ゲート電極の上面より
    低い位置で接するように設けた後該ゲート電極の上面に
    金属層を設け、然る後該ゲート電極の上面側をシリサイ
    ド化してシリサイド電極を形成するに当たり、 (a)前記ゲート酸化膜上に多結晶シリコン層からなる
    予備ゲート電極を形成する工程と、 (b)前記予備ゲート電極の側面に、接触する最高位置
    が該予備ゲート電極の上面と同じ高さで該側面に接触す
    る側壁を形成する工程と、 (c)前記予備ゲート電極の上面側を開口部とするマス
    クを形成する工程と、 (d)前記予備ゲート電極の上面側に選択的に多結晶シ
    リコンを成長させて前記側壁の接触していた前記最高位
    置より高い位置に上面を有する多結晶シリコンからなる
    ゲート電極を形成する工程とを含むことを特徴とするシ
    リサイドゲート電極の形成方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のシリサイドゲート電極
    の形成方法において、前記マスクをSiO2 層とするこ
    とを特徴とするシリサイドゲート電極の形成方法。
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JPWO2007007375A1 (ja) * 2005-07-07 2009-01-29 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 半導体装置およびその製造方法

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