JPH09199407A - 投影露光装置及び半導体ディバイスの製造方法 - Google Patents

投影露光装置及び半導体ディバイスの製造方法

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JPH09199407A
JPH09199407A JP8023225A JP2322596A JPH09199407A JP H09199407 A JPH09199407 A JP H09199407A JP 8023225 A JP8023225 A JP 8023225A JP 2322596 A JP2322596 A JP 2322596A JP H09199407 A JPH09199407 A JP H09199407A
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projection
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Minoru Yoshii
実 吉井
Masanori Hasegawa
雅宣 長谷川
Kyoichi Miyazaki
恭一 宮崎
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 原版と被露光体との間の光路長の変化を高精
度で検出出来る投影露光装置を得ること。 【解決手段】 原版の像を投影光学系により被露光体上
に投影露光する投影露光装置において、前記投影光学系
を通しての前記原版と被露光体の間に光路を有するレー
ザー干渉測長器を設け、該レーザー干渉測長器を用いて
原版と被露光体の間の光路長変化を検出すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はIC,LSI等の半
導体ディバイスなどを製造するリソグラフィー工程にお
いて使用される投影露光装置、特にフォーカス、チルト
の管理を高精度で行える投影露光装置、及び、露光工程
で高精度のフォーカス、チルトの管理を行った半導体デ
ィバイスの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】IC,LSI等の量産の重要な工程の1
つは、図7に示すような投影露光装置を使用し原版であ
るレチクル上の回路パターンを被露光体であるウエハ上
に順次焼き付けて行く露光工程である。ここで1は回路
原版であるところのレチクル、2は原版を1/5に縮小
投影する投影レンズ、3はレジストを塗布したウエハ、
14はウエハ3を移動するステージである。光源11を
点灯しレチクル1を照明すると、レチクル1上の回路パ
ターンは、ウエハ3上に結像し、回路パターンがレジス
トに焼き付けられる。1ショットの焼付けが完了する
と、ステージ14をステップ駆動し、隣に焼き付ける。
このようにして、一枚のウエハ全面にマトリクス状に、
回路パターンが焼き付けられていく。ICの量産工程で
は、露光装置の常時稼動により、ウエハを一時間に60
枚程度の速さで、焼き付けていく。
【0003】501は光源、502は光束位置検出器で
あり、光源501とともにウエハ高さ検出系を構成して
いる。光源501からの光束のうちウエハ3で反射した
光束を光束位置検出器502で検出し、これによりウエ
ハ高さを検出している。この検出系はレチクル1上の回
路パターンの投影レンズ2による結像位置にウエハ3を
設置するため、ウエハの表面高さ(投影光学系2の光軸
方向の位置)を検出している。
【0004】このとき、所望線幅、特にクリティカル
(最小限界)線幅を解像するためには、ウエハの高さ
(光軸方向の高さ)と露光光量(dose量)の2つを
最適化する必要がある。このために、量産工程の最初に
センド・アヘッドと呼ぶ試し焼き工程で決定する。セン
ド・アヘッドとは、まず所望線幅の描かれたレチクルを
セットし、例えば図8に示すように、ウエハ3のx方向
にウエハの高さ(フォーカス)を変化させたショット、
y方向には露光光量(dose量)を変化させたショッ
トを焼き付ける。このウエハのレジストを現像して、走
査型電子顕微鏡でどのショットが所望の線幅を解像して
いるか選び出す。そしてそのショットを焼き付けたウエ
ハの高さと露光光量を本番の焼付け条件として、量産工
程で焼付けていく。
【0005】図9はウエハの高さを検出する方法の原理
図である。
【0006】図9の(A)は図7のウエハ3の高さ検出
系の詳細を図であり、光源501から出射した光束50
4はウエハ表面503で反射する。このウエハ表面50
3は、図7の投影レンズ2の結像面に位置している。
【0007】ウエハ表面503で反射した光束はCCD
の如き光束位置検出器502で光束の入射位置を検出す
る。図9の(B)には光束位置検出器502と光束のピ
ーク位置5021が示されている。今、ウエハー表面が
図9の点線の位置503’にδだけ移動したとすると、
光束位置検出器502の光束位置は5021’で示す位
置に移動する。図9の(B)ではピーク位置の移動量Δ
で示されている。ウエハの高さ変動量δと光束位置変動
量Δは比例関係があり、光束位置移動変動Δを測定する
ことにより変動量δを算出することが出来、ウエハ表面
を変動量δだけ下降させることにより正規の結像面にウ
エハを位置させることが出来る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のウエ
ハの高さ検出方式は、オフアクシス方式と分類される。
これは検出光束が投影光学系を透過せずに検出する方法
である。この方式は投影光学系の熱歪変動や気圧変化の
変動等を反映せずに検出するため、つぎのような欠点が
ある。
【0009】つまり、使用される照明光源の波長が、L
SIの集積化が進むに従い、g線、I線、EXレーザー
と紫外から真空紫外へとむかって短波長化している。一
方レンズの材料であるガラスは光源が短波長化するに従
い、光を吸収する割合(吸収率)がふえる。投影レンズ
が露光光を吸収すると、そのエネルギーが熱になり、そ
の熱がレンズの形状変化と屈折率の変動を生じさせるこ
とがわかっている。この形状変化と屈折率の変動によ
り、所定の線幅を解像するベストフォーカス面、つまり
投影レンズによるレチクルパターンの像が形成する光軸
上の位置が変動する。
【0010】以上の様な欠点を補うために、従来ではこ
のベストフォーカス面の変動を、焼付け開始時点を基準
に、変動が落ち着きレンズの温度が一定の状態になるま
での時刻までを、前記センド・アヘッド工程等で予め測
定して時刻と変動量の補正テーブル表を作成しておく。
実際の焼付けでは、その補正テーブルに基づき、焼付け
開始からの時間基準でウエハの高さを補正することによ
り対策している。
【0011】また、大気圧変動によっても投影光学系の
光学的変動が生じベストフォーカス面は変動する。焼付
け露光装置を入れたチャンバーは温度と湿度は一定に保
つが、気圧は大気圧に連動して変化する。気圧の変動は
レンズ中の空気の屈折率変化を生じ、その結果、ベスト
フォーカス面の変動を生じる。従来は気圧変動とベスト
フォーカスの変動位置を予め測定して、気圧変動とベス
トフォーカス位置を対応させた気圧補正テーブルを用意
しておき、実際の焼付けでは気圧計により検出した気圧
から、先の気圧補正テーブルに基づいて、ウエハの高さ
の補正を行う。
【0012】上記に述べた様に、LSIの集積化が進
み、回路の線幅が微細化するに従い、短波長化と投影系
のNAの増大化がおこり、その結果焦点深度が浅くなっ
ている。一方、露光光の吸収による発熱や気圧変動によ
り、投影光学系のベストフォーカス位置が変動し、上記
補正テーブルによるフォーカス補正では、正確な追随が
できず、精度が劣り所定の線幅が解像しないという問題
があった。
【0013】このような、ベストフォーカス位置の変動
に対し、追随すべきウエハの高さが正確に追随しないと
いう、問題が発生する根本原因は、従来のウエハの高さ
検出系が投影レンズ内の光学的変動を反映していないた
めである。
【0014】従って、本発明は投影光学系内の光学的変
動を反映させた原版(レチクル)と被露光体(ウエハ)
の間の光路長の変化を検出可能な投影露光装置の提供及
び投影光学系内の光学的変動を反映させた原版と被露光
体の間の光路長の変化を検出し、その変化を補正する工
程を有する半導体ディバイスの製造方法の提供を目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】
(1ー1) 本発明の投影露光装置は投影光学系を通し
ての原版と被露光体の間に光路を有するレーザ干渉計が
設けられ、このレーザ干渉計で、投影光学系の光学的変
動を反映させた原版と被露光体との光路長の変化を検出
している。
【0016】(1ー2) 本発明の半導体ディバイスの
製造方法はレチクルの像をウエハ上に投影露光する工程
において、投影光学系を通したレチクルとウエハの間の
光路長を検出し、光路長に変化が有った場合それを補正
して投影露光を行っている。
【0017】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)以下本発明を実施形態に基づいて詳細に
説明する。
【0018】図1は露光装置の原版であるレチクルと被
露光体であるウエハとの間の光路長を検出する実施形態
1の要部概略図である。図は特にレチクル、投影レン
ズ、ウエハの位置関係を抜きだして示してあるが、その
他は図7に示すように、全体として投影露光装置として
の構成となっている。ここで1は回路パターンが描画さ
れたレチクル、2はレチクル1の像を形成する投影レン
ズ、3はレチクル1の回路パターンを焼き付けるレジス
トの塗布されたウエハである。そして、4が可干渉性を
有する光源であるところの2周波レーザで、その差周波
数が通常は100KHz〜10MHzの範囲で固定され
ている。ここで、光源4はレチクルとウエハの距離を測
長する光源である。光源4からの光束の波長はレジスト
が感光しない波長で、例えばHeNeのゼーマンレーザ
ーである。もちろん音響光学素子AOMで2周波光源を
構成してもよい。21は光分割器で10〜20%の光を
反射して偏光板9を介して光電検出器20へ向ける。光
電検出器20は基準信号を別途検出する。6は偏光ビー
ムスプリッター(以下PBSと称する。)、7、8は各
々λ/4位相差板、9は偏光面を揃える偏光板、10は
光エネルギーを電気信号に変える光電変換素子、100
はミラーである。
【0019】レーザ4からの光束30は偏光板5を通る
ことにより偏光面が揃う。この光束の偏光方位はPBS
6のビーム分割面の法線と光束30が作る平面に対し4
5°をなす。従って、PBS6で透過するP偏光成分3
2と、反射するS偏光成分31の強度比は1:1とな
る。PBS6で反射した光束31は、レチクル1の所定
の部分に入射する。この部分はCr蒸着膜で覆われたで
反射面になっており、入射した光束はこの面で反射して
再びPBS6に向かう。このときλ/4板7を2回往復
して偏光面が90°回転するので、偏光ビームスプリッ
タを透過し、投影レンズ2を経てウエハ3の表面に入射
する。ウエハ3で反射した光束31は、再びPBS6に
向かう。このときλ/4板8をもう一度透過するので、
偏光面が90°さらに回転し偏光ビームスプリッタ6で
反射してP偏光成分光32と合わさる。偏光板9はP、
S偏光に対し45°に設置しており、光束31と32は
偏光面が揃えられて2光束は干渉し、2周波光源4の差
周波数からなるビート強度を生ずる。このビート干渉光
が光電検出器10に入射し、電気ビート信号が得られ
る。19は位相比較器等の処理系で、光電検出器20か
ら得られた参照光電気ビート信号と光電検出器10から
の電気ビート信号の位相変化を検出する。18は制御系
で処理系19の出力でステージ14を上下駆動する。こ
れによりウエハ3の高さを制御している。
【0020】量産露光に先だって、前述したように、セ
ンド・アヘッド工程によって、レチクル1のクリティカ
ル線幅が解像するウエハの高さをステージ14を上下駆
動して定める。そのときの光電検出器10の信号と、光
電検出器20の基準ビート信号との位相差φOをベスト
フォーカス時のウエハ高さ信号としてを記憶しておく。
【0021】ここから、投影光学系の熱変形を例にして
説明する。もちろん気圧変動等の場合でも同様である。
【0022】まず、ウエハ3の高さは、検出波長のλ/
2(例えば0.32μm)以内に予めセットしておく。
【0023】レチクル1をウエハ3に次々露光すると、
投影レンズ2が露光光を吸収し、クリティカル線幅を解
像するベストフォーカス位置がレンズ3側に近寄る。こ
のままでは、ウエハ3の位置は不動なので、レチクル1
からウエハ3までの光路長が伸びる。従ってウエハ3上
で回路パターンの像がぼける事になる。そこで、ウエハ
高さを示す光電検出器10の信号φは、レチクル1とウ
エハ3の光路長を測定しているので、センド・アヘッド
工程で測定した位相φ0から変化する。この変化を打ち
消すようにステージ14を制御系18で投影レンズの光
軸方向に移動させることにより、光路長の変化を補正
し、常にベストフォーカス位置にウエハ3面の高さを位
置決めし露光することができる。従って半導体ディバイ
スの投影露光工程で光路長変化を精密に管理することが
出来る。
【0024】ところで、露光波長(例えば極紫外)とレ
チクル/ウエハ間を測長する波長(例えばHeNe)の
違いによる光路長変化の違いは、制御系18で線形補正
すればよい。
【0025】(実施形態2)図2は先に述べた実施形態
1の方式を応用して、ウエハの傾きを検出する構成をし
めす。図は同一部材に同一番号でしめす。
【0026】光束30のS偏光成分がPBS6で反射/
透過/反射して光束31に、また光束30のP偏光成分
がPBS6を透過し光束32になるまでは、実施形態1
と同一であるので説明を省略する。λ/2板15は光束
31、32の偏光方位を90°回転する。つまりλ/2
板15の前後でP偏光はS偏光に、S偏光はP偏光にな
る。従って、PBS6を透過した光束32はPBS6と
同様にPBS11により反射/透過/反射をする。また
PBS6で反射/透過/反射した光束31はPBS11
を透過する。これは、光束31の位相はレチクル1のA
側(図面左側)のレチクル/ウエハ間の光路長の変化
を、光束32の位相はレチクル1のB側(図面右側)の
レチクル/ウエハ間の光路長の変化を反映している。偏
光子9により、偏光面が揃えられビート信号として光電
検出器10に検出される。その位相φはレチクルのA
点、B点とそれぞれウエハ上の共役点との光路長差の変
化を示している。この位相φを前述したセンド・アヘッ
ド工程で定められた位相φ1を目標にウエハティルトス
テージ16を駆動する。このようにしてウエハのティル
トを制御することができる。
【0027】(実施形態3)図3はこのウエハティルト
検出制御系をスキャン露光装置に適用したときのレチク
ル側の上面からみた図である。図3の断面図は図2とほ
ぼ同様になるので参照されたい。スキャン露光装置は、
露光光源がレチクル1上を40で表わすスリット状の領
域を照明した状態で、レチクルは図のy方向に移動し、
同時にウエハも投影光学系の縮小率に応じた速度で物像
共役関係を保ちながら同期スキャン露光する。レチクル
1上の両側A、Bに、回路パターンが描画された面に3
0、31で示した反射面をスキャン方向に沿って設け
る。この反射面30、31にPBS6、11の反射光を
向け図2と同様に位相φ1を目標にティルト管理をす
る。反射面30、31はスキャン方向に沿って設けられ
ているため、レチクルがスキャンする全面にわたってウ
エハのティルト変化を検出し制御することができる。
【0028】(実施形態4)実施形態4と実施形態3
は、反射面30に沿って、PBS6、11が配置されて
いることが異なっている。そして縦断面図は図2とほぼ
同様であるので参照されたい。スキャン方向に沿って設
けられた反射面のスリット露光領域40の前後に反射光
を向けるためPBS6、11は配置されている。これら
PBS6、11からの検出光31、32は光電検出器1
0によって検出され、光電検出器20の信号との位相変
化が処理系19により検出される。この変化はウエハ3
のスキャン方向のティルト変化を示すものでティルトス
テージ16を駆動することによって補正される。この第
4実施形態の投影露光装置により、今迄の実施形態と同
様にティルト管理を精密に行った半導体ディバイス製造
が行なわれる。
【0029】(実施形態5)図5は実施形態1で示した
投影レンズを通してのレチクルとウエハの距離の検出で
行う実施形態と実施形態3で示したウエハのティルトの
検出を共通のPBS6で行う実施形態を示す。
【0030】ハーフミラー23をPBS6とPBS11
の間の光路の露光光を遮光しない位置におき、図1で示
した光束31、32を取り出し、ミラー24、偏光板9
をへて光電検出器22でビート信号を検出する。この検
出器22と基準検出器20からのビート信号の位相差か
ら、レチクルとウエハの間隔の変動が検出される。さら
に実施形態3で説明したように、光電変換器10と光電
変換器20によりウエハのティルトが検出でき、この2
系統を検出することにより、ウエハ間の高さとティルト
を同時に検出し制御することが出来る。
【0031】これまでの説明ではゼーマンレーザー等の
2周波レーザーを使用したが、図6に示すように2つの
波長の異なるレーザーを用いても良い。2つのレーザー
からの光束をハーフミラー101で重ね合せ、合成波長
を生成することができる。合成波長は λ1・λ2/(λ1−λ2) で表され、実質的な波長を数μmオーダーに拡大でき、
検出レンジを拡大することも出来る。
【0032】次に、本発明の投影露光装置を使用したデ
ィバイスの製造方法を説明する。
【0033】図10は半導体デバイス(ICやLSI等
の半導体チップ、或は液晶パネルやCCD等)の製造の
フローを示す。
【0034】ステップ1(回路設計)では半導体デバイ
スの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では設
計した回路パターンを形成したマスクを製作する。一
方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を
用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセ
ス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを
用いてリソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回路
を形成する。
【0035】次のステップ5(組立)は後工程と呼ば
れ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導
体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ
5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久
性テスト等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体
デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0036】図11は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。
【0037】ステップ11(酸化)ではウエハの表面を
酸化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に
絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエ
ハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イ
オン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ
15(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。
ステップ16(露光)では上記説明した露光装置によっ
てマスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。
【0038】ステップ17(現像)では露光したウエハ
を現像する。ステップ18(エッチング)では現像した
レジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジ
スト剥離)ではエッチングがすんで不要となったレジス
トを取り除く。これらのステップを繰り返し行なうこと
によってウエハ上に多重の回路パターンが形成される。
【0039】本実施形態に製造方法を用いれば、高集積
度の半導体デバイスを製造することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明の投影露光装置によれば原版と被
露光体の間に投影光学系を通しての光路を有するレーザ
干渉測長器を使用して原版と被露光体の間の光路長変
化、ティルト状態を検出しているため、投影光学系の光
学的変動をも含めた光路長変化が検出出来、この検出に
基づき調整することにより、高精度な投影像が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投影露光装置の実施形態1の要部概略
【図2】本発明の投影露光装置の実施形態2の要部概略
【図3】本発明の投影露光装置の実施形態3の要部概略
【図4】本発明の投影露光装置の実施形態4の要部概略
【図5】本発明の投影露光装置の実施形態5の要部概略
【図6】本発明の投影露光装置に使用する合成波長を生
成するレーザを説明する図
【図7】従来の露光装置の要部概略図
【図8】試し焼き工程で使用するウエハーの説明図
【図9】図7の一部分の拡大説明図
【図10】本発明の半導体ディバイスの製造方法のフロ
ーチャート
【図11】本発明の半導体ディバイスの製造方法のフロ
ーチャート
【符号の説明】
1 回路原版(レチクル) 2 投影レンズ 3 ウエハ 4 2周波レーザー 9 偏光素子 6、11 偏光ビームスプリッター 7、8、12、13 λ/4位相差板 10、20、22 光電変換器 14 Zステージ 15 λ/2位相差板 16 ティルト機構 18 ステージ制御系 19 処理系 21 ハーフミラー 30 反射ミラー部 40 露光部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原版の像を投影光学系により被露光体上
    に投影露光する投影露光装置において、前記投影光学系
    を通しての前記原版と被露光体の間に光路を有するレー
    ザー干渉測長器を設け、該レーザー干渉測長器を用いて
    原版と被露光体の間の光路長変化を検出することを特徴
    とする投影露光装置。
  2. 【請求項2】 前記レーザー干渉測長器により検出した
    光路長変化を補正する補正機構を設けたことを特徴とす
    る請求項1の投影露光装置。
  3. 【請求項3】 原版の像を投影光学系により被露光体上
    に投影露光する投影露光装置において、前記投影光学系
    を通しての、前記原版と被露光体の間の異なる、少なく
    とも2つの光路の光路長変化を検出するようにしたレー
    ザー干渉測長器を設けたことを特徴とする投影露光装
    置。
  4. 【請求項4】 前記レーザー干渉測長器によりそれぞれ
    の光路の光路長変化を検出した際に、それぞれの光路長
    を補正するティルト補正機構を設けたことを特徴とする
    請求項3の投影露光装置。
  5. 【請求項5】 前記レーザー干渉測長器は波長の異なる
    2つのレーザー光源の合成波長を用いていることを特徴
    とする請求項1,2,3又は4の投影露光装置。
  6. 【請求項6】 レチクル上のパターンの像を投影光学系
    により感光層が形成されたウエハー上に投影露光する工
    程を有する半導体ディバイスを製造する際、前記投影露
    光工程は前記投影光学系を通しての前記レチクルとウエ
    ハーの間の光路長の変化をレーザー干渉測長器で検出
    し、変化が検出された際に光路長を補正した後、若しく
    は補正しつつ投影露光を行うことを特徴とする半導体デ
    ィバイス製造方法。
  7. 【請求項7】 レチクル上のパターンの像を投影露光光
    学系により感光層が形成されたウエハー上に投影露光す
    る工程を有する半導体ディバイスを製造する方法におい
    て、前記投影露光工程は前記投影光学系を通しての前記
    レチクルとウエハーの間の異なる少なくとも2つの光路
    長の変化をレーザー干渉測長器で検出し、光路長差を検
    出した際に、その差を補正した後、若しくは補正しつつ
    投影露光を行うことを特徴とする半導体ディバイスの製
    造方法。
JP8023225A 1996-01-17 1996-01-17 投影露光装置及び半導体ディバイスの製造方法 Pending JPH09199407A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10326738A (ja) * 1997-05-23 1998-12-08 Nikon Corp 投影露光装置
JP2002148021A (ja) * 2000-11-15 2002-05-22 Yokogawa Electric Corp 位置決め装置
KR20020038531A (ko) * 2000-11-17 2002-05-23 니시가키 코지 패턴 형성 방법

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