JPH09199315A - クエンチ検出器 - Google Patents

クエンチ検出器

Info

Publication number
JPH09199315A
JPH09199315A JP4224096A JP4224096A JPH09199315A JP H09199315 A JPH09199315 A JP H09199315A JP 4224096 A JP4224096 A JP 4224096A JP 4224096 A JP4224096 A JP 4224096A JP H09199315 A JPH09199315 A JP H09199315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
bridge
bridge circuit
terminal
superconducting coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4224096A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Takano
一郎 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4224096A priority Critical patent/JPH09199315A/ja
Publication of JPH09199315A publication Critical patent/JPH09199315A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低い常電導電圧でのクエンチの検出を可能と
すると共に、超電導コイルの両方向に対称的に発生した
クエンチの検出も可能にしたクエンチ検出器を得ること
である。 【解決手段】 超電導コイル6の両端及び中間に合計4
個の電圧タップ7〜10を設け、それらのうちの1個を
基準電圧タップとし、基準電圧タップを含んだ3個の電
圧タップの異なる組み合わせの2組を選択し、それぞれ
の組について入力端子2〜5を介して所定のブリッジ端
子に接続して2組のブリッジ回路11、12を並列に構
成し、2個のブリッジ回路11、12の出力端子及び基
準電圧タップを所定のブリッジ端子に接続して出力段の
ブリッジ回路13を構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超電導コイルのク
エンチを検出するためのクエンチ検出器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、超電導コイルは低温に維持され
電気抵抗がほぼ零の状態の超電導状態で運転される。こ
の超電導状態が何らかの原因で常電導状態に変化するク
エンチ現象が生じることがあり、その場合、直ちに超電
導コイルの運転を停止する必要がある。このようなクエ
ンチ現象を検出するものとしてクエンチ検出器が設けら
れている。
【0003】図2に、従来のクエンチ検出器の構成図を
示す。図2に示すクエンチ検出器1は、ブリッジ回路部
分のみを示し、ブリッジ回路部分以外の構成要素につい
ては省略している。
【0004】クエンチ検出器1は3個の入力端子31、
32、33を有しており、これらの入力端子31、3
2、33は、超電導コイル6に設けられた3個の電圧タ
ップ35、36、37にそれぞれ接続されている。電圧
タップ35、37は超電導コイル6の両端に設けられ、
電圧タップ36は超電導コイル6の中央の位置に設けら
れている。
【0005】一方、クエンチ検出器1の入力端子31、
32、33は、ブリッジ回路38のブリッジ端子39、
40、41にそれぞれ接続されている。電圧タップ36
はブリッジ回路38の入力側中間端子であるブリッジ端
子40に接続されるので、基準電圧タップ36と呼ばれ
ている。
【0006】また、ブリッジ回路38のブリッジ端子3
9とブリッジ端子42との間のブリッジ辺には可変抵抗
Raが接続され、ブリッジ端子41とブリッジ端子42
との間のブリッジ辺には固定抵抗器Rbが接続されてい
る。
【0007】そして、ブリッジ回路38の出力端子4
3、44からブリッジ出力電圧Eが出力される。すなわ
ち、入力側中間端子であるブリッジ端子40は出力端子
44に接続され、ブリッジ端子42は出力端子43に接
続される。したがって、ブリッジ端子42とブリッジ端
子40との間の電圧が出力端子43、44を介して後続
の回路に接続される。
【0008】ここで、基準電圧タップ36と電圧タップ
37との間の電圧をVa、電圧タップ35と電圧タップ
37との間の電圧をVbとすると、ブリッジ出力電圧E
は次の(1)式で与えられる。
【0009】 E={Ra/(Ra+Rb)}Vb−Va …(1) いま、超電導コイル6に小電流Iを通電したときに発生
する電圧に対し、可変抵抗Raを変えて、以下の(2)
式を満たす状態にする。
【0010】 (2)式を満たす状態となったときに、ブリッジ出力電
圧Eは零となり、ブリッジ回路38はバランスする。
【0011】この状態で、通電電流Iを大きくしたとき
に超電導コイル6がクエンチした場合、ブリッジ回路3
8の出力電圧Eとしては、次の電圧ΔEが発生する。
【0012】 ΔE={Rb/(Ra+Rb)}ΔVb−ΔVa …(3) =(1/2)ΔVb−ΔVa ここに、たとえばクエンチが基準電圧タップ36と電圧
タップ37との間に生じ、その場合の常電導部の発生電
圧を2Vnとすると、ΔVa、ΔVb、ΔEは以下のよ
うになる。
【0013】ΔVa=2Vn …(4) ΔVb=2Vn …(5) ΔE=−Vn …(6) したがって、ブリッジ出力電圧Eによりクエンチの検出
が可能となり、従来のクエンチ検出器では、出力端子4
3と出力端子44との間のブリッジ出力電圧Eを監視す
ることによりクエンチを検出している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のクエンチ検出器では、次の(A)、(B)に述べ
るような欠点があった。 (A)ブリッジ回路38のバランスの調整精度は可変抵
抗Raの調整精度によって決まるので、より低い常電導
電圧でクエンチを検出する必要のある用途に対しては、
従来のクエンチ検出器の適用は困難である。 (B)基準電圧タップ36を中心に超電導コイル6の両
方向に対称的に常電導部が拡がってクエンチする場合に
は、ブリッジ電圧に常電導電圧が発生しないので、クエ
ンチの検出ができない。
【0015】すなわち、この場合、ΔVb、ΔVaは、
(7)式及び(8)式のようになる。
【0016】ΔVb=2Vn …(7) ΔVa=Vn …(8) ここで、ΔVbがΔVaの2倍になるのは、基準電圧タ
ップ36を中心に超電導コイル6の両方向に対称的に常
電導部が拡がった場合には、電圧タップ35と電圧タッ
プ37との間の電圧ΔVbは、常電導部の電圧そのもの
になり、電圧タップ36と電圧タップ37との間の電圧
は、常電導部の電圧の1/2になるからである。この
(7)式及び(8)式を(3)式に代入すると、(9)
式のようになる。
【0017】ΔE=0 …(9) つまり、クエンチが発生してもブリッジ回路38の出力
端子43、44に出力電圧ΔEが発生しないので、クエ
ンチの検出をすることができない。
【0018】本発明の目的は、より低い常電導電圧での
クエンチの検出を可能とすると共に、超電導コイルの両
方向に対称的に発生したクエンチの検出も可能にしたク
エンチ検出器を得ることである。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、超電
導コイルの両端及び中間に合計4個の電圧タップを設
け、4個の電圧タップのうちの1個を基準電圧タップと
し、基準電圧タップを含んだ3個の電圧タップの異なる
組み合わせの2組を選択し、それぞれの組について入力
端子を介して所定のブリッジ端子に接続して2組のブリ
ッジ回路を並列に構成し、2個のブリッジ回路の出力端
子及び基準電圧タップを所定のブリッジ端子に接続して
出力段のブリッジ回路を構成し、各々のブリッジ回路の
出力端子に発生する電圧を各々のブリッジ回路の可変抵
抗により調整して検出精度を高め、出力段のブリッジ回
路における出力端子の電圧により超電導コイルのクエン
チを検出するようにしたものである。
【0020】請求項1の発明では、3個のそれぞれのブ
リッジ回路で検出精度の調整を行い、並列に接続された
2個のブリッジ回路は、クエンチが発生した場合それぞ
れ超電導コイルの異なる場所の電圧を基に出力端子に電
位を発生し、出力段のブリッジ回路は、それらを統合し
た電圧を出力端に発生する。
【0021】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、超電導コイルの両端に設けた電圧タップのうちいず
れか一方を基準電圧タップとしたものである。
【0022】請求項2の発明では、基準電圧タップとし
て超電導コイルの両端に設けた電圧タップのうちいずれ
か一方の電圧タップとする。従って、その電圧タップの
電圧が基準電圧となる。
【0023】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、超電導コイルの中間に設けた2個の電圧タップのう
ちいずれか一方を基準電圧タップとしたものである。
【0024】請求項3の発明では、基準電圧タップとし
て超電導コイルの中間に設けた2個の電圧タップのうち
いずれか一方の電圧タップとする。従って、その電圧タ
ップの電圧が基準電圧となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の実施の形態を示す構成図である。
図1に示すクエンチ検出器1は、ブリッジ回路部分のみ
を示し、ブリッジ回路部分以外の構成要素については省
略している。
【0026】図1において、クエンチ検出器1は4個の
入力端子2、3、4、5を有しており、これらの入力端
子2、3、4、5は、超電導コイル6に設けられた4個
の電圧タップ7、8、9、10にそれぞれ接続される。
電圧タップ7、10は超電導コイル6の両端に設けら
れ、電圧タップ8、9は超電導コイル6の中間の位置に
設けられている。
【0027】クエンチ検出器1のブリッジ回路部分は、
3個のブリッジ回路11、12、13から構成され、ブ
リッジ回路11とブリッジ回路12とは並列に接続さ
れ、出力段のブリッジ回路13は、スイッチ14、1
5、16を介してブリッジ回路11及びブリッジ回路1
2に直列に接続されている。
【0028】そして、各々のブリッジ回路11、12、
13における出力側ブリッジ端子間のブリッジ辺には、
可変抵抗器R11、R21、R31、固定抵抗器R1
2、R22、R32が設けられている。すなわち、ブリ
ッジ回路11のブリッジ端子17とブリッジ端子20と
の間のブリッジ辺には可変抵抗R11が接続され、ブリ
ッジ端子19とブリッジ端子20との間のブリッジ辺に
は固定抵抗R12が接続されている。同様に、ブリッジ
回路12のブリッジ端子21とブリッジ端子24との間
のブリッジ辺には可変抵抗R21が接続され、ブリッジ
端子23とブリッジ端子24との間のブリッジ辺には固
定抵抗R22が接続されている。さらに、出力段ブリッ
ジ回路13のブリッジ端子25とブリッジ端子28との
間のブリッジ辺には可変抵抗R31が接続され、ブリッ
ジ端子27とブリッジ端子28との間のブリッジ辺には
固定抵抗R32が接続されている。
【0029】ここで、本発明におけるクエンチ検出器1
の各々のブリッジ回路11、12、13は、以下のよう
に接続して構成される。 (1)超電導コイル6に設けられた4個の電圧タップ
7、8、9、10のうち、どれか1本を基準電圧タップ
に選ぶ。図1の実施の形態では電圧タップ10を基準電
圧タップに選んでいる。 (2)この基準電圧タップ10と、各々のブリッジ回路
11、12、13の入力側中間端子であるブリッジ端子
18、22、26とをそれぞれ結線する。 (3)ブリッジ回路11、ブリッジ回路12の入力電圧
を選定する。図1の実施の形態では、電圧タップ9と電
圧タップ10との間の電圧をV1、電圧タップ8と電圧
タップ10との間の電圧をV2、電圧タップ7と電圧タ
ップ10との間の電圧をV3とし、電圧V2及び電圧V
3をブリッジ回路11の入力電圧とし、電圧V1及び電
圧V2をブリッジ回路12の入力電圧に選んで結線して
いる。 (4)ブリッジ回路11の出力電圧E1(ブリッジ端子
18とブリッジ端子20との間の電圧)と、ブリッジ回
路12の出力電圧E2(ブリッジ端子22とブリッジ端
子24との間の電圧)とが、出力段のブリッジ回路13
の入力電圧となるように結線する。 (5)出力段のブリッジ13の出力電圧E3(ブリッジ
端子26とブリッジ端子28との間の電圧)がクエンチ
検出器1のブリッジ回路部分の出力電圧(出力端子29
と出力端子30との間の電圧)となるように結線する。
【0030】このように、本発明のクエンチ検出器1に
おいては、超電導コイル6の両端及び中間に設けられた
4個の電圧タップ7、8、9、10のうちの1個を基準
電圧タップとし、その基準電圧タップを含んだ3個の電
圧タップの異なる組み合わせの2組を選択し、それぞれ
の組について入力端子を介して所定のブリッジ端子に接
続して2組のブリッジ回路11、12を並列に構成す
る。そして、2個のブリッジ回路11、12の出力端子
及び基準電圧タップを所定のブリッジ端子に接続して出
力段のブリッジ回路13を構成する。
【0031】次に、本発明のクエンチ検出器1における
各々のブリッジ回路11、12、13の調整法は以下の
とおりである。 (1)超電導コイル6に小電流Iを通電し、超電導コイ
ル6に小電圧が発生している状態においてブリッジ調整
を行う。 (2)まず、ブリッジ回路13以降の回路の影響を除く
ため、スイッチ14、15、16を開とする。この状態
で、可変抵抗R11、R21を変えてブリッジ回路11
の出力電圧E1及びブリッジ回路12の出力電圧E2が
零近くになるように調整する。 (3)次に、スイッチ14、15、16を閉じ、可変抵
抗R31を変えて、出力段のブリッジ回路13の出力電
圧E3を零とする。以上でクエンチ検出器1のブリッジ
調整が終了する。
【0032】このように、本発明のクエンチ検出器1で
は、各々のブリッジ回路11、12、13の各々の出力
端子に発生する電圧を各々のブリッジ回路11、12、
13の可変抵抗R11、R21、R31により調整して
検出精度を高め、出力段のブリッジ回路13における出
力端子29、30の電圧により超電導コイル6のクエン
チを検出する。
【0033】ここで、超電導コイル6の電圧タップ8又
は電圧タップ9を中心として超電導コイル6の両方向に
対称的に常電導部が拡がり、超電導コイル6がクエンチ
した場合に、出力段のブリッジ回路13の出力電圧E3
にクエンチを反映した電圧が現れることについて説明す
る。
【0034】いま、超電導コイル6に設けられた4個の
電圧タップのうち、電圧タップ8及び電圧タップ9は、
超電導コイル6の3等分された位置に設けられていると
する。この場合の電圧タップ7からの電圧V3及び電圧
タップ8からの電圧V2を入力するブリッジ回路11に
ついて説明する。電圧V3と電圧V2との関係は、(1
0)式で示され、可変抵抗R11を(11)式の条件を
満たすように調整すると、ブリッジ回路11のブリッジ
出力電圧E1は、(1)式に(10)式及び(11)式
を代入して、(12)式に示すように零と設定すること
ができる。これにより、ブリッジバランスの調整が可能
である。
【0035】 V3/V2=3/2 …(10) R11/R12=1/2 …(11) E1=[{R12/(R11+R12)}(V3/V2)−1}]V2 ={(2/3)(3/2)−1}=0 …(12) この状態で、電圧タップ8を中心に、超電導コイル6の
両方向に対称的に常電導部が拡がってクエンチした場合
には、ΔVb、ΔVaは、(13)式及び(14)式の
ようになる。
【0036】ΔV3=2Vn …(13) ΔV2=Vn …(14) ここで、ΔVbがΔVaの2倍になるのは、上述したよ
うに、電圧タップ8を中心に超電導コイル6の両方向に
対称的に常電導部が拡がった場合には、電圧タップ7と
電圧タップ10との間の電圧ΔVbは、常電導部の電圧
そのものになり、電圧タップ8と電圧タップ10との間
の電圧は、常電導部の電圧の1/2になるからである。
【0037】この(13)式及び(14)式、さらに
(11)式を(3)式に代入すると、ブリッジ回路11
の出力電圧ΔE1は(15)式に示されるようになる。
【0038】 これにより、電圧タップを中心に常電導状態になるクエ
ンチが発生したとしても、そのクエンチ検出が可能とな
る。
【0039】以上述べたように、この発明の実施の形態
によれば、3個のブリッジ回路を組み合せてブリッジバ
ランスを調整するので、検出精度を向上させることがで
きる。また、電圧タップ8、9の位置を変えることによ
り、電圧タップを中心に常電導状態になるクエンチが発
生したとしても、そのクエンチの検出が可能となる。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ブ
リッジ回路11、12と、出力段のブリッジ回路13と
の2段のブリッジ回路で調整を行うため、ブリッジ回路
のバランスの調整精度が向上する。また、超電導コイル
6の電圧タップ8又は電圧タップ9を中心として超電導
コイル6の両方向に対称的に常電導部が拡がり、超電導
コイル6がクエンチしたとしても出力電圧E3にクエン
チを反映した電圧が現れる。したがって、電圧タップを
中心に超電導コイルの両方向に対称的に常電導部が拡が
るクエンチが発生したとしても、そのクエンチの検出が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す構成図。
【図2】従来例の構成図。
【符号の説明】
1 クエンチ検出器 2、3、4、5 入力端子 6 超電導コイル 7、8、9、10 電圧タップ 11、12 ブリッジ回路 13 出力段のブリッジ回路 14、15、16 スイッチ 17〜28 ブリッジ端子 29、30 出力端子 31、32、33 入力端子 35、36、37 電圧タップ 38 ブリッジ回路 39、40、41 42 ブリッジ端子 43、44 出力端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超電導コイルの両端及び中間に設けられ
    た電圧タップを入力端子を介して所定のブリッジ端子に
    接続してブリッジ回路を構成し、前記ブリッジ回路の出
    力端子に発生する電圧を前記ブリッジ回路の可変抵抗に
    より調整して検出精度を調整し、前記ブリッジ回路の出
    力端子の電圧により前記超電導コイルのクエンチを検出
    するようにしたクエンチ検出器において、前記超電導コ
    イルの両端及び中間に合計4個の電圧タップを設け、前
    記4個の電圧タップのうちの1個を基準電圧タップと
    し、前記基準電圧タップを含んだ3個の電圧タップの異
    なる組み合わせの2組を選択し、それぞれの組について
    前記入力端子を介して所定のブリッジ端子に接続して2
    組のブリッジ回路を並列に構成し、前記2個のブリッジ
    回路の出力端子及び前記基準電圧タップを所定のブリッ
    ジ端子に接続して出力段のブリッジ回路を構成し、前記
    各々のブリッジ回路の出力端子に発生する電圧を前記各
    々のブリッジ回路の可変抵抗により調整して検出精度を
    高め、前記出力段のブリッジ回路における出力端子の電
    圧により前記超電導コイルのクエンチを検出するように
    したことを特徴とするクエンチ検出器。
  2. 【請求項2】 前記超電導コイルの両端に設けた電圧タ
    ップのうちいずれか一方を前記基準電圧タップとしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のクエンチ検出器。
  3. 【請求項3】 前記超電導コイルの中間に設けた2個の
    電圧タップのうちいずれか一方を前記基準電圧タップと
    したことを特徴とする請求項1に記載のクエンチ検出
    器。
JP4224096A 1996-01-12 1996-01-12 クエンチ検出器 Pending JPH09199315A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4224096A JPH09199315A (ja) 1996-01-12 1996-01-12 クエンチ検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4224096A JPH09199315A (ja) 1996-01-12 1996-01-12 クエンチ検出器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09199315A true JPH09199315A (ja) 1997-07-31

Family

ID=12630513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4224096A Pending JPH09199315A (ja) 1996-01-12 1996-01-12 クエンチ検出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09199315A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008056314A1 (en) * 2006-11-10 2008-05-15 Koninklijke Philips Electronics N.V. Detecting quench in a magnetic resonance examination system
EP2315042A1 (de) * 2009-10-20 2011-04-27 Karlsruher Institut für Technologie Verfahren und Vorrichtung zur indirekten Überwachung eines elektrischen Leitwertes

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008056314A1 (en) * 2006-11-10 2008-05-15 Koninklijke Philips Electronics N.V. Detecting quench in a magnetic resonance examination system
US8134368B2 (en) 2006-11-10 2012-03-13 Koninklijke Philips Electronics N.V. Detecting quench in a magnetic resonance examination system
EP2315042A1 (de) * 2009-10-20 2011-04-27 Karlsruher Institut für Technologie Verfahren und Vorrichtung zur indirekten Überwachung eines elektrischen Leitwertes

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017215303A (ja) 抵抗値測定回路
JPH10506750A (ja) 真ヒステリシスウィンドウ比較器
JPH09199315A (ja) クエンチ検出器
JP3433274B2 (ja) マルチプレクサ
JP2000138541A (ja) 熱線センサの増幅回路
JPH02159579A (ja) 精密な電流対電圧増幅器
KR101890333B1 (ko) 시그마 델타 루프를 갖는 서미스터 기반의 온도 센서
JP2003028901A (ja) マルチソースmosを用いた電流検出回路
JPH04238272A (ja) 漏洩電流検知機能を備えた電力供給回路
JP2002098718A (ja) 電流/電圧変換回路
US20050062584A1 (en) High-linearity switched-resistor network for programmability
JP3090098B2 (ja) 基準電圧発生回路
EP0280516B1 (en) Differential amplifier circuit
CN116224043B (zh) 芯片均压测试系统
GB2215931A (en) Amplifying devices
US7733119B1 (en) Single-resistor static programming circuits and methods
US7852141B2 (en) Circuit arrangement for selective generation of an analog current output value or an analog voltage output value
JPH07174803A (ja) 超電導コイルのクエンチ検出装置
SU1406763A1 (ru) Многоканальный коммутатор
JP2000101392A (ja) 多入力バッファアンプおよびこれを用いた回路
JPH039229A (ja) 熱電対のバーンアウト回路
CN117890650A (zh) 一种电流检测电路及包括电流检测电路的电源芯片
SU1725209A2 (ru) Управл емый стабилизатор тока или напр жени
JPH06236966A (ja) 集積回路
JPH1010162A (ja) 電流検出回路並びに該回路を用いる電圧印加電流測定回路及び定電流源回路