JPH09199198A - エラストメリック構造およびコネクタ・アセンブリ - Google Patents

エラストメリック構造およびコネクタ・アセンブリ

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JPH09199198A JP8344767A JP34476796A JPH09199198A JP H09199198 A JPH09199198 A JP H09199198A JP 8344767 A JP8344767 A JP 8344767A JP 34476796 A JP34476796 A JP 34476796A JP H09199198 A JPH09199198 A JP H09199198A
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/50Fixed connections
    • H01R12/59Fixed connections for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に、情報処理システム(コンピュータ)の
電気コネクタ・アセンブリの部品として使用できるエラ
ストメリック構造の技術を高める。 【解決手段】 エラストメリック構造42は2つの層を
有し、第1の層48がパターン化された開口および隣接
ウェブ部材58を有し、第2の層50が直立突起51の
パターン化された配列を有する。開口49および直立突
起51は円柱,角柱,あるいは他の構成からなり、高密
度のパターン内で一定方向に向けられている。エラスト
メリックは、そのエラストメリックの第1の層48の外
側面53に対応する高さの側壁54を有するベース部材
47と共に配置され、ベース部材47に取り付けられて
いる。側壁54は、圧縮の際、エラストメリックを束縛
する。従って、本発明はエラストメリックの側面54の
横方向の拡張と、両層の横方向のたわみとをほぼ防止
し、それによって、直立突起51上への圧縮力を均一に
配分することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エラストメリック
構造に関し、特に、電子パッケージングのアセンブリ、
例えば、情報処理システム(コンピュータ)において一
般的に使用される電気コネクタ・アセンブリの部品とし
て使用できるような構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電気コネクタに使用される構造を含めて
エラストメリック構造の種々の例が、技術上知られてい
る。以下はその代表的な例である。1)米国特許第4,
538,865号明細書(Wakabayashiら)
は、エラストメリック部材の圧縮を制限する第2の部材
内にエラストメリック部材を保持するために、プレス・
フィット(press−fit)構造の使用を開示し、
2)米国特許第4,902,234号明細書(Brod
skyら)は、力再配分部材を有する多層エラストメリ
ック構造を教示し、使用されるエラストメリックの殆ど
非圧縮の性質は圧縮の際横方向に拡張するための空間を
必要としている。3)米国特許第5,059,129号
明細書(Brodskyら)は、第2の層の突起間の圧
力の相互作用を制限するために、下層に開口を有する多
層エラストメリック構造を教示し、4)米国特許第5,
385,477号明細書(Vaynkofら)は、エラ
ストメリック部材に組み込まれた部材の座屈(buck
ling)と、空間が与えられたときのエラストメリッ
ク部材の拡張とを開示している。さらに、以下の例、米
国特許第3,065,446号明細書(Robbら)、
米国特許第4,647,125号明細書(Landi
ら)、米国特許第5,037,312号明細書(Cas
ciottiら)、米国特許第5,099,393号明
細書(Bentlageら)、米国特許第5,219,
293号明細書(Imamura)がある。
【0003】一般的には、上述したようなエラストメリ
ック構造には限界があり、例えば、コンプライアンス
(compliance)を増加させるために、エラス
トマーに発泡剤を添加することによってエラストマーの
剛度を減少させると、それが発泡エラストマーの気体の
抜けによる材料の応力緩和(stress relax
ation)を増大させることになり、信頼できる電気
的接続に有効な接触垂直力を変化させることになる。エ
ラストマーを過剰に束縛すること、すなわち拡張のため
の十分な空間を残さないことは、このような 既知のエ
ラストメリック材料の非圧縮性によって、材料の圧力と
その結果生じる接触力とを増大する。既知のエラストメ
リック材料の他の制限は、圧縮によるこのような構造の
平面的すなわち横方向の拡張の可能性である。この平面
的な拡張は、コネクタ・システムにおける他の構成部品
との位置的な公差および/またはアライメントの問題を
引き起こす。この拡張は、エラストマーのポアソン効果
(Poisson effect)、すなわち換言すれ
ば、均質なエラストメリック材料の近非圧縮性により引
き起こされ、最小仕事の方向に拡張を生じさせる。米国
特許第5,059,129号明細書(図5および図6)
に開示された種類のエラストメリック構造の平面的すな
わち横方向の拡張は、エラストメリックの直立突起およ
び第1の層における付加的な曲げモーメントを発生し得
る。これら付加的な曲げモーメントは、コラム座屈(c
olumn buckling)あるいは“Pデルタ
(P−delta)”効果として既知である。米国特許
第5,059,129号明細書の図7の寸法“OS”お
よび“PS”は減少され、すなわち小さくなっているの
で(例えば、電子パッケージの縮小化の結果として)、
できるだけ最善のコンプライアント(スプリング・レイ
トの逆)構造を維持するためには、シリンダ直径をさら
に小さくしなければならない。これによって、このよう
な構造の弾性的安定度が減少し、その構造の潜在的座屈
(potential buckling)が生じる。
【0004】エラストメリック構造における座屈あるい
は“Pデルタ”効果を最小化する手段を教示すること
は、本発明の1つの目的である。弱く接続されたエラス
トメリック構造がどのようにして座屈するかという一例
として、横方向力すなわち変位力が加えられていない
(また、約1.5の直径に対する高さのアスペクト比を
有している)1つのシリンダは、座屈することなく、そ
の高さの約25%を圧縮できる。しかしながら、同様の
シリンダが、米国特許第5,059,129号明細書の
図6に示されるように、そのシリンダ間の距離を小さく
して、アレイを約25%圧縮して、予め配列された構成
の外端の近くで使用されると、その配列の横方向の拡張
は横方向のシリンダ変形を生じ、その結果座屈が起こ
る。このシリンダの座屈は接触垂直力の損失を引き起こ
し、全接触システムの信頼性を減少させる。
【0005】既知の構造と組み合わせて前述の欠点を克
服することのできるエラストメリック構造は、技術的に
著しい進歩を遂げることであろう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、エラストメリック構造技術、特に、情報処理システ
ム(コンピュータ)に使用されるような電子パッケージ
ング・アセンブリにおいて使用できるエラストメリック
構造の技術を高めることにある。
【0007】本発明の他の目的は、このような電子パッ
ケージング・アセンブリに使用される改良された電気コ
ネクタ・アセンブリを提供することにある。
【0008】本発明のさらに他の目的は、エラストメリ
ック部材の座屈の傾向を減少させるような信頼できる、
確実かつ有効な接触圧力を与える電気コネクタ・アセン
ブリを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】これらのまた他の目的
は、エラストメリック構造を提供する、本発明の1つの
実施例によって達成され、このエラストメリック構造は
エラストメリック部材を備え、エラストメリック部材が
少なくとも1つの外側面をもつ第1の層を有し、第1の
層が第1の形成されたパターンに従って第1の層に間隔
を置いて配置された複数の開口をもち、エラストメリッ
ク部材が複数の直立突起をもつ第2の層を有し、直立突
起のうち選択されたものが第2の形成されたパターンに
従って第1の層の開口の1つ以上に隣接してそれぞれ配
置され、第1の層のエラストメリック材料を第2の層の
直立突起の上に力が加わる際、変形し第1の層の開口の
中に広がるように適合させ、ベース部材を備え、ベース
部材内に凹部を区画する少なくとも1つの側壁を有し、
エラストメリック部材の第1の層が凹部に配置され、第
2の層の直立突起の上に力が加わる際、側壁がエラスト
メリック材料でできた第1の層の外側面と係合し、第1
の層の外側面の横方向の拡張と、第1の層および第2の
層の横方向のたわみとをほぼ防止する。
【0010】本発明の他の目的に従って、コネクタ・ア
センブリが提供され、このコネクタ・アセンブリは、第
1の複数の導体を備えた第1の回路化基板を具備し、第
1の複数の導体と係合するように適合された第2の複数
の導体を備えた第2の回路化基板を具備し、エラストメ
リック構造を具備し、エラストメリック構造がエラスト
メリック部材を備え、エラストメリック部材が少なくと
も1つの外側面をもつ第1の層を有し、第1の層が第1
の形成されたパターンに従って第1の層に間隔を置いて
配置された複数の開口をもち、エラストメリック部材が
複数の直立突起をもつ第2の層を有し、直立突起のうち
選択されたものが第2の形成されたパターンに従って第
1の層の前記開口の1つ以上に隣接してそれぞれ配置さ
れ、第1の層のエラストメリック材料を第2の層の直立
突起の上に力が加わる際、変形し前記第1の層の開口の
中に広がるように適合させ、エラストメリック構造がベ
ース部材を備え、ベース部材内に凹部を区画する少なく
とも1つの側壁を有し、エラストメリック部材の第1の
層が凹部に配置され、第2の層の直立突起の上に力が加
わる際、側壁が前記エラストメリック材料でできた第1
の層の外側面と係合し、第1の層の外側面の横方向の拡
張と、第1の層および第2の層の横方向のたわみとをほ
ぼ防止するエラストメリック構造を具備し、直立突起が
第2の回路化基板の導体のそれぞれに対してアライメン
トするように、かつ第2の回路化基板を係合するように
適合させ、第2の回路化基板に第1の回路化基板の導体
に対して力を加えさせ、第2の回路化基板に対してエラ
ストメリック構造を保持する手段を具備する。
【0011】本発明の第3の実施例により、情報処理シ
ステムが提供され、この情報処理システムはコネクタ・
アセンブリを有し、コネクタ・アセンブリは、第1の複
数の導体を備えた第1の回路化基板を具備し、第1の複
数の導体と係合するように適合された第2の複数の導体
を備えた第2の回路化基板を具備し、エラストメリック
構造を具備し、エラストメリック構造がエラストメリッ
ク部材を備え、エラストメリック部材が少なくとも1つ
の外側面をもつ第1の層を有し、第1の層が第1の形成
されたパターンに従って第1の層に間隔を置いて配置さ
れた複数の開口をもち、エラストメリック部材が複数の
直立突起をもつ第2の層を有し、直立突起のうち選択さ
れたものが第2の形成されたパターンに従って第1の層
の開口の1つ以上に隣接してそれぞれ配置され、第1の
層のエラストメリック材料を第2の層の直立突起の上に
力が加わる際、変形し第1の層の開口の中に広がるよう
に適合させ、エラストメリック構造がベース部材を備
え、ベース部材内に凹部を区画する少なくとも1つの側
壁を有し、エラストメリック部材の第1の層が凹部に配
置され、第2の層の直立突起の上に力が加わる際、側壁
がエラストメリック材料でできた第1の層の外側面と係
合し、第1の層の外側面の横方向の拡張と、第1の層お
よび第2の層の横方向のたわみとをほぼ防止するエラス
トメリック構造を具備し、直立突起が第2の回路化基板
の導体のそれぞれに対してアライメントするように、か
つ第2の回路化基板を係合するように適合させ、第2の
回路化基板に第1の回路化基板の導体に対して力を加え
させ、第2の回路化基板に対してエラストメリック構造
を保持する手段を具備する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明と、本発明の他の目的およ
びさらに他の目的,利点,可能性とをより理解するため
に、以下の開示および請求の範囲を図面と一緒に説明す
る。既知の技術の構成要素およびここで教示される対応
する改良された構成要素を含む、同じ構成要素を説明す
るために、同じ参照番号を用いる。
【0013】例えば、情報処理システムにおいて使用さ
れるコネクタ・アセンブリの発展においては、いくつか
の電気的パラメータが考慮されなければならない。この
ようなパラメータの1つは、形成された電気的接続の接
触抵抗である。気密性の低抵抗接続を維持するために
は、加圧あるいはノンワイピング(non−wipin
g)の種類のこのような接続に、最小接触垂直力が一般
に要求される。本発明においては、接触垂直力はエラス
トメリック構造によって与えられる。この構造はエラス
トマーの圧縮前,圧縮中,圧縮後、導体に対して好適に
アライメントされ、接触垂直力を発生させる。エラスト
メリック構造のアライメントが作動中導体に対して変化
すると、正確な接触垂直力の発生は悪影響を受け、所望
の接続を達成しない低い安定した接触抵抗を生じる。
【0014】図1には、電気コネクタ40が分解図で示
されている。コネクタ40は、任意の支持部材41,エ
ラストマー構造42,第1の回路化部材44,第2の回
路化部材43からなる。コネクタ40は、さらに、補強
材45,ねじ46(1つのみ示すが、2つが好まし
い。)を有することができる。ねじ46は、コネクタ・
アセンブリの部材をアライメントするために、さらに、
コネクタを作動状態に維持するために用いられる。他の
手段、例えばクランプ装置を、このような働きを与える
ために用いることができる。
【0015】第1および第2の回路化部材44,43
は、強化ガラス/エポキシ樹脂材料(FR−4),ポリ
イミドフィルム,セラミック,あるいは技術上一般に使
用される他の材料により作製できる。次に、これらの基
板は、その上に銅あるいは類似の導電材料で作製された
導体トレース(回路)57を有することができる。好適
な実施例においては、第1の回路化部材44は、約0.
152〜約0.254cm(約0.060〜約0.10
0インチ)の厚さを有するエポキシ樹脂材料および銅の
回路からなる。第2の回路化部材43は、好ましくは
0.00508cm(0.002インチ)ほどの薄い厚
さのポリイミドである。この両方の例では、導体回路5
7は、約0.00102〜0.00406cm(約0.
0004〜0.0016インチ)の厚さを有することが
できる。また、第2の回路化部材43と同じほど薄い部
材は、フレキシブル回路部材とも呼ばれ、一方、樹脂誘
電基板は一般的には厚くてより硬いプリント回路基板で
ある。
【0016】図2は、エラストメリック部材52の上層
50を形成する直立突起51のパターンと、エラストメ
リック部材の層48の開口49のパターンとを示すエラ
ストメリック構造42の部分平面図である。この突起パ
ターンは、中心から中心までの間隔が、約0.0508
cmと約0.1016cm(約0.020インチと約
0.040インチ)のほぼ長方形のパターンである(図
2)。これは、また約0.254cmと約0.254c
m(約0.100インチと約0.100インチ)、すな
わち正方形のパターンであっても良い。図3に示すよう
に、本発明では長方形のパターンに限定されてはいな
い。例えば、図3では、直立突起51がほぼ台形のパタ
ーンを形成し、一方、各突起の周囲の開口49は、環状
あるいは六角形の構成を形成できる。図に示すように、
2つの隣接する直立突起51の間に配置された開口49
は、それぞれ両方の隣接する直立突起に共通の開口を表
している。図2および図3のパターンは、共に、6.4
516cm2 (1平方インチ)当たり、約100〜1,
250個の突起の密度と、これと同じくらいの数の開口
とからなり、従って、比較的高い密度の構造を保証して
いる。
【0017】他の実施例では、下層(第1の層)48の
開口49および/または上層(第2の層)50の直立突
起51(図4)が、円柱以外の形状で作製できる(すな
わち、その部材の周辺に沿っている場合には半円柱)。
さらに、これらはほぼ角柱あるいは楕円柱の形状であっ
ても良い。
【0018】図4は、図1の線3−3に沿ったエラスト
メリック構造42の断面図である。エラストメリック構
造42は、ベース部材47とエラストメリック部材52
とを有し、このエラストメリック部材52は、開口49
を有する前述の第1の層48と(断面図によって示され
る)、直立突起51を有する第2の層50とを有する。
第1の層48の開口49は、ベース部材48まで完全に
延ばすこともできるし、あるいは延ばさなくても良い
(部分拡大図が図4に示される)。第1の層48の底に
沿ったリービング(leaving)材料(例えば5
5)は、エラストメリック部材52とベース部材47と
の間の全体の接着面積を増大する。部分的深さ(par
tial depth)の開口49を使用すると、部品
の成形(molding)を簡略化する。特に、開口4
9用のコア・ピンをベース部材まで完全に延ばす必要は
なく、従って、これら開口49が加工される公差は小さ
くなる。どちらの実施例も、本明細書の教示に従って、
十分に実現できることであろう。
【0019】図5および図6は、それぞれ、既知の構造
および本発明の改善された構造の断面図である。両図に
おけるエラストメリック構造の直立突起51は、その直
立突起の上面(上部)に力を加えることによって、Z
(垂直)方向に圧縮されている。ここで記述されるそれ
ぞれの方向は、図1および図4に示されている。両図に
おける隠れ線56は、第1の層48の開口49がエラス
トマー変形の際どのように変形されるかを示している。
下部の第1の層48の開口は、直立突起51の圧縮剛度
にほぼ等しい第1の層48の圧縮剛度を与えるように設
計されており、従って、両層はほぼ同じ剛度特性を有す
る。第1の層および第2の層48,50のスプリング・
レイト(spring rate)が、それぞれ非常に
類似しているとき、全体のスプリング・レイトは各層の
スプリング・レイトの1/2である。換言すれば、2つ
のスプリング(突起51,第1の層48)を使用する
と、最終構造のコンプライアンシー(complian
cy)が2倍となる。
【0020】図5の従来例と図6の実施例との間の著し
い相違は、この位置においてエラストメリック材料を接
続するように機能する第1の層の接続ウェブ58の最終
形状(圧縮後の形状)である。従って、開口49は、隣
接するウェブ58の間にあるということが分かる。図5
においては、これらの接続ウェブ58は、一部のウェブ
が垂直なZ軸に対して角度をなして変位されるように変
形され、一方、図6では重大なことに、これらのウェブ
はZ軸に対して殆どアライメントされたままである。こ
の相違は、直立突起51の異なる拡張によって引き起こ
され、Z軸の方向に圧縮されるとき、これらの突起はY
方向(図5および図6において、図面に対し垂直な方
向)と、X方向(図5および図6において、見る人に向
かう方向および離れる方向)とに拡張する。この拡張に
よって、第1の層48の上面59が、下部のベース部材
47の方に対して横方向に変位する。第1の層48の圧
縮によって、第1の層の外側面53が、横方向であるY
方向に拡張する。図5に示すように、外側面53のこの
ような変位は、ウェブ58とエラストマーの中間の高さ
の面(表面59によって示される)との両方のほぼY方
向への移動分だけ示している。さらに、表面59の横方
向の変位は、エラストマー・コラムの曲げモーメントを
増大し(すなわち、ビーム・コラムあるいはPデルタ効
果)、結局、エラストメリック部材の座屈あるいは不安
定な変形を引き起こす。ビーム・コラム構造の技術上知
られているように、コラムの横方向のたわみ(すなわち
偏心)が増大するにつれて、コラムの負荷支持能力は最
大値に達し、それからは減少する。表面59の横方向の
変位が増大するにつれて、図5の直立突起51によって
支持できる最大の力は、最大値に達してからは減少し、
図5に示すように不安定なエラストメリック構造を形成
する。
【0021】しかしながら、図6においては、外側面5
3は、硬いベース部材47の側壁54、あるいは類似の
構造によって束縛され、外側面53の横方向の拡張を防
止し、これによって、表面59の横方向の動きをほぼな
くしている(ベース部材47は熱硬化性のプラスチック
材料が好ましく、一方、両層48,50の材料は、シリ
コンゴムが好ましい)。第1の層48は、図6では横方
向に拡張できないので、直立突起およびそれに対応する
ウェブの中心線(CL)は、ほぼまっすぐなままであ
り、これにより、ビーム・コラムあるいはPデルタ効果
の増大曲げモーメントの発生を防ぎ、エラストマー・コ
ラムが支持できる力を増大させる。均一のエラストメリ
ック材料のポアソン比は約0.5である(殆ど非圧縮で
ある)。殆ど非圧縮であるので、エラストマーが束縛さ
れ圧縮されても、荷重対たわみ、すなわちエラストメリ
ック部材の剛度は、その材料の体積弾性係数とほぼ同じ
である(すなわち、非常に硬い)。しかしながら、本発
明においては、第1の層48は第1の層の開口49の中
に拡張し、その構造にさらに低い剛度、すなわち高いコ
ンプライアンス(剛度の逆)をもたせている。さらに、
均一に間隔を置いて調整された第1の層の開口49を使
用することによって、一般にはエラストマー内に多孔性
の開口あるいは類似の空間を有する発泡エラストマーな
どよりも、さらに安定したエラストメリック構造を開発
することができる。図6に示すように、側壁54は対応
する第1の層48の厚さとほぼ同じ高さを有する。好適
には、その高さは両層48,50の全体の厚さと比較し
て約1:2〜約1.5:2の割合である。
【0022】一例として、前述したような2つの電気コ
ネクタ・システムが、図5および図6に示されるよう
に、エラストメリック構造42によって構成されてき
た。これらのシステムは、第1の回路化部材44用の銅
回路を有するFR−4誘電体プリント回路基板と、また
銅の金属回路を有する第2の回路化部材43用の0.0
0508cm(0.002インチ)の厚さのポリイミド
フィルムとを使用して構成されてきた。エラストメリッ
ク部材は、図1のY方向の6個の直立突起と、X方向の
50個の直立突起とで、合計300個の直立突起を有す
る。第1の層48の開口49と第2の層50の直立突起
51とは、中心間の寸法が0.127cm(0.050
インチ)を有する長方形のパターンに配置されている。
第1の層および第2の層は、0.0889cm(0.0
35インチ)の等しい厚さを有し、また、ベース部材の
側壁54(図6における実施例)は、側壁54に隣接し
て対応する第1の層48(図6)の厚さと同じくらいの
高さを有する。上述したように、第1のコネクタ・シス
テムは側壁(図5)を有さず、側壁は示唆されてもいな
い。両システムにおける直立円柱突起の各々の直径は、
約0.0965cm(約0.038インチ)であった。
両システムの第1の層の開口49は、各々約0.088
9cm(約0.035インチ)の直径を有し、ほぼ円筒
形であった。結合層55は、わずか約0.0127cm
(約0.005インチ)の厚さであった。使用されるエ
ラストメリック材料は、Varox DBPH−50過
酸化物(R.T.Vanderbilt,Compan
y,Inc.から入手できる)を混合された、Dow
Corning LCS−745のシリコンゴムであっ
た。これらの構造は、それぞれ350゜Fにおいてトラ
ンスファー成形され、その後、375゜Fで6時間ポス
ト・ベークされた。次に、このエラストメリック構造
は、既知の熱可塑性プラスチック、この場合はRyto
nR−4でできたベース部材47に加硫圧着された(v
ulcanized)。RytonR−4は、Phil
lips Petroleumの登録商標である。しか
しながら、本明細書の教示によると、このような加硫圧
着(vulcanization)は必要ではない。エ
ラストメリック構造42は、ベース部材47に締まりば
め(すなわち、プレス・フィット(press fi
t))を形成することができるであろう。外側面53と
側壁54との間に小さい間隙(例えば、0.00127
〜0.0381cm(0.0005〜0.015イン
チ))を残すことも可能である。これは、このような間
隙が外側面53の横方向の拡張をほぼ防止する、従っ
て、表面59の横方向の変形をほぼ制限するのに十分狭
い場合である。エラストマーは、また、接着することが
できる。両実施例においては、アルミニウムの底部支持
部材41が使用された。
【0023】図5の既知のコネクタ・システムでは、作
動時に、1つの直立突起につき100グラムの平均負荷
が加えられると、座屈あるいは不安定な変形を示した。
これとは著しく相違して、本発明の接続システムは、座
屈あるいは不安定な負荷たわみを示さないで、1つの直
立突起につき100グラム平均よりも大きい負荷を支持
することができた。この実験により、側壁54を使用す
ると座屈あるいは不安定な変形を防止できるが、さら
に、第1の層48の開口49がエラストメリック部材の
変形のための空間を与え、高いコンプライアンスの弾性
的に安定した構造を提供することが分かった。すなわ
ち、図6における実施例は、エラストメリック部材の側
面の横方向の拡張をほぼ防止することができ、さらにま
た、エラストメリック部材の第1の層および第2の層の
両方の横方向のたわみをほぼ防止することができる。
【0024】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。 (1)エラストメリック部材を備え、前記エラストメリ
ック部材が少なくとも1つの外側面をもつ第1の層を有
し、前記第1の層が第1の形成されたパターンに従って
前記第1の層に間隔を置いて配置された複数の開口をも
ち、前記エラストメリック部材が複数の直立突起をもつ
第2の層を有し、前記直立突起のうち選択されたものが
第2の形成されたパターンに従って前記第1の層の前記
開口の1つ以上に隣接してそれぞれ配置され、前記第1
の層のエラストメリック材料を、前記第2の層の前記直
立突起の上に力が加わる際、変形し前記第1の層の前記
開口の中に広がるように適合させ、ベース部材を備え、
前記ベース部材内に凹部を区画する少なくとも1つの側
壁を有し、前記エラストメリック部材の前記第1の層が
前記凹部に配置され、前記第2の層の前記直立突起の上
に前記力が加わる際、前記側壁が前記エラストメリック
材料でできた前記第1の層の前記外側面と係合し、前記
第1の層の前記外側面の横方向の拡張と、前記第1の層
および第2の層の横方向のたわみとをほぼ防止すること
を特徴とする、エラストメリック構造。 (2)前記エラストメリック部材の前記第1の層および
第2の層が、シリコンゴムからなることを特徴とする、
上記(1)に記載のエラストメリック構造。 (3)前記エラストメリック部材の前記第1の層の前記
開口が、ほぼ円柱の形状であることを特徴とする、上記
(1)に記載のエラストメリック構造。 (4)前記エラストメリック部材の前記第2の層の前記
直立突起が、ほぼ円柱の形状であることを特徴とする、
上記(3)に記載のエラストメリック構造。 (5)前記エラストメリック部材の前記第1の層の前記
第1のパターンの前記開口の数が、6.4516cm2
(1平方インチ)当たりほぼ約100〜1,250個の
範囲の開口の密度を有し、前記エラストメリック部材の
前記第2の層の前記第2のパターンの前記直立突起が、
6.4516cm2 (1平方インチ)当たりほぼ約10
0〜1,250個の範囲の直立突起の密度を有すること
を特徴とする、上記(4)に記載のエラストメリック構
造。 (6)前記エラストメリック部材の前記第2の層の前記
直立突起が、ほぼ角柱の形状であることを特徴とする、
上記(3)に記載のエラストメリック構造。 (7)前記エラストメリック部材の前記第1の層の前記
第1のパターンの前記開口の数が、6.4516cm2
(1平方インチ)当たりほぼ約100〜1,250個の
範囲の開口の密度を有し、前記エラストメリック部材の
前記第2の層の前記第2のパターンの前記直立突起の数
が、6.4516cm2 (1平方インチ)当たりほぼ約
100〜1,250個の範囲の直立突起の密度を有する
ことを特徴とする、上記(6)に記載のエラストメリッ
ク構造。 (8)前記側壁が、前記第1の層の厚さとほぼ同じ高さ
を有することを特徴とする、上記(3)に記載のエラス
トメリック構造。 (9)前記エラストメリック部材の前記第1の層におけ
る前記開口が、ほぼ角柱の形状であることを特徴とす
る、上記(1)に記載のエラストメリック構造。 (10)前記エラストメリック部材の前記第2の層の前
記直立突起が、ほぼ角柱の形状であることを特徴とす
る、上記(9)に記載のエラストメリック構造。 (11)前記エラストメリック部材の前記第1の層の前
記第1のパターンの前記開口の数が、6.4516cm
2 (1平方インチ)当たりほぼ約100〜1,250個
の範囲の開口の密度を有し、前記エラストメリック部材
の前記第2の層の前記第2のパターンの前記直立突起の
数が、6.4516cm2 (1平方インチ)当たりほぼ
約100〜1,250個の範囲の直立突起の密度を有す
ることを特徴とする、上記(10)に記載のエラストメ
リック構造。 (12)前記エラストメリック部材の前記第2の層の前
記直立突起が、ほぼ円柱の形状であることを特徴とす
る、上記(9)に記載のエラストメリック構造。 (13)前記エラストメリック部材の前記第1の層の前
記第1のパターンの前記開口の数が、6.4516cm
2 (1平方インチ)当たりほぼ約100〜1,250個
の範囲の開口の密度を有し、前記エラストメリック部材
の前記第2の層の前記第2のパターンの前記直立突起の
数が、6.4516cm2 (1平方インチ)当たりほぼ
約100〜1,250個の範囲の直立突起の密度を有す
ることを特徴とする、上記(12)に記載のエラストメ
リック構造。 (14)前記側壁の高さが、前記エラストメリック部材
の前記第1の層の厚さとほぼ同じであることを特徴とす
る、上記(9)に記載のエラストメリック構造。 (15)前記エラストメリック部材の前記第1の層がほ
ぼ長方形の形状であることを特徴とする、上記(1)に
記載のエラストメリック構造。 (16)前記側壁が第1の高さを有し、前記第1の層お
よび第2の層が第1の合計厚さを有し、前記エラストメ
リック部材の前記第1の層および第2の層の前記合計厚
さに対する前記側壁の前記第1の高さの比が、約1:2
〜約1.5:2の範囲にあることを特徴とする、上記
(1)に記載のエラストメリック構造。 (17)前記エラストメリック部材の前記第1の層が第
1の厚さを有し、前記エラストメリック部材の前記第2
の層が第2の厚さを有し、前記第1および第2の厚さが
ほぼ同じであることを特徴とする、上記(1)に記載の
エラストメリック構造。 (18)前記第2の層の前記直立突起の部分がほぼ長方
形のパターンに配列されていることを特徴とする、上記
(1)に記載のエラストメリック構造。 (19)第1の複数の導体を備えた第1の回路化基板を
具備し、前記第1の複数の導体と係合するように適合さ
れた第2の複数の導体を備えた第2の回路化基板を具備
し、エラストメリック構造を具備し、前記エラストメリ
ック構造がエラストメリック部材を備え、前記エラスト
メリック部材が少なくとも1つの外側面をもつ第1の層
を有し、前記第1の層が第1の形成されたパターンに従
って前記第1の層に間隔を置いて配置された複数の開口
をもち、前記エラストメリック部材が複数の直立突起を
もつ第2の層を有し、前記直立突起のうち選択されたも
のが第2の形成されたパターンに従って前記第1の層の
前記開口の1つ以上に隣接してそれぞれ配置され、前記
第1の層のエラストメリック材料を、前記第2の層の前
記直立突起の上に力が加わる際、変形し前記第1の層の
前記開口の中に広がるように適合させ、前記エラストメ
リック構造がベース部材を備え、前記ベース部材内に凹
部を区画する少なくとも1つの側壁を有し、前記エラス
トメリック部材の前記第1の層が前記凹部に配置され、
前記第2の層の前記直立突起の上に前記力が加わる際、
前記側壁が前記エラストメリック材料でできた前記第1
の層の前記外側面と係合し、前記第1の層の前記外側面
の横方向の拡張と、前記第1の層および第2の層の横方
向のたわみとをほぼ防止するエラストメリック構造を具
備し、前記直立突起が前記第2の回路化基板の前記導体
のそれぞれに対してアライメントするように、かつ前記
第2の回路化基板を係合するように適合させ、前記第2
の回路化基板が前記第1の回路化基板の前記導体に対し
て前記力を与えるようにし、前記第2の回路化基板に対
して前記エラストメリック構造を保持する手段を具備す
ることを特徴とする、コネクタ・アセンブリ。 (20)前記エラストメリック部材の前記第1の層およ
び第2の層が、シリコンゴムからなることを特徴とす
る、上記(19)に記載のコネクタ・アセンブリ。 (21)前記エラストメリック構造の前記エラストメリ
ック部材の前記第1の層の前記開口が、ほぼ円柱の形状
であることを特徴とする、上記(19)に記載のコネク
タ・アセンブリ。 (22)前記エラストメリック部材の前記第2の層の前
記直立突起が、ほぼ円柱の形状であることを特徴とす
る、上記(21)に記載のコネクタ・アセンブリ。 (23)前記エラストメリック部材の前記第1の層の前
記第1のパターンの前記開口の数が、6.4516cm
2 (1平方インチ)当たりほぼ約100〜1,250個
の範囲の開口の密度を有し、前記エラストメリック部材
の前記第2の層の前記第2のパターンの前記直立突起の
数が、6.4516cm2 (1平方インチ)当たりほぼ
約100〜1,250個の範囲の直立突起の密度を有す
ることを特徴とする、上記(22)に記載のコネクタ・
アセンブリ。 (24)前記エラストメリック部材の前記第2の層の前
記直立突起が、ほぼ角柱の形状であることを特徴とす
る、上記(21)に記載のコネクタ・アセンブリ。 (25)前記エラストメリック部材の前記第1の層の前
記第1のパターンの前記開口の数が、6.4516cm
2 (1平方インチ)当たりほぼ約100〜1,250個
の範囲の開口の密度を有し、前記エラストメリック部材
の前記第2の層の前記第2のパターンの前記直立突起の
数が、6.4516cm2 (1平方インチ)当たりほぼ
約100〜1,250個の範囲の直立突起の密度を有す
ることを特徴とする、上記(24)に記載のコネクタ・
アセンブリ。 (26)前記側壁が前記第1の層の厚さと同じ高さを有
することを特徴とする、上記(21)に記載のコネクタ
・アセンブリ。 (27)前記エラストメリック構造の前記エラストメリ
ック部材の前記第1の層の前記開口が、ほぼ角柱の形状
であることを特徴とする、上記(19)に記載のコネク
タ・アセンブリ。 (28)前記エラストメリック部材の前記第2の層の前
記直立突起が、ほぼ角柱の形状であることを特徴とす
る、上記(27)に記載のコネクタ・アセンブリ。 (29)前記エラストメリック部材の前記第1の層の前
記第1のパターンの前記開口の数が、6.4516cm
2 (1平方インチ)当たりほぼ約100〜1,250個
の範囲の開口の密度を有し、前記エラストメリック部材
の前記第2の層の前記第2のパターンの前記直立突起の
数が、6.4516cm2 (1平方インチ)当たりほぼ
約100〜1,250個の範囲の直立突起の密度を有す
ることを特徴とする、上記(28)に記載のコネクタ・
アセンブリ。 (30)前記エラストメリック部材の前記第2の層の前
記直立突起がほぼ円柱の形状であることを特徴とする、
上記(27)に記載のコネクタ・アセンブリ。 (31)前記エラストメリック部材の前記第1の層の前
記第1のパターンの前記開口の数が、6.4516cm
2 (1平方インチ)当たりほぼ約100〜1,250個
の範囲の開口の密度を有し、前記エラストメリック部材
の前記第2の層の前記第2のパターンの前記直立突起の
数が、6.4516cm2 (1平方インチ)当たりほぼ
約100〜1,250個の範囲の直立突起の密度を有す
ることを特徴とする、上記(30)に記載のコネクタ・
アセンブリ。 (32)前記側壁の高さが、前記エラストメリック部材
の前記第1の層の厚さとほぼ同じであることを特徴とす
る、上記(27)に記載のコネクタ・アセンブリ。 (33)前記エラストメリック構造の前記エラストメリ
ック部材の前記第1の層がほぼ長方形の形状であること
を特徴とする、上記(19)に記載のコネクタ・アセン
ブリ。 (34)前記側壁が第1の高さを有し、前記第1の層お
よび第2の層が第1の合計厚さを有し、前記エラストメ
リック部材の前記第1の層および第2の層の前記合計厚
さに対する前記側壁の前記第1の高さの比が、約1:2
〜約1.5:2の範囲にあることを特徴とする、上記
(19)に記載のコネクタ・アセンブリ。 (35)前記エラストメリック構造の前記エラストメリ
ック部材の前記第1の層および第2の層がほぼ同じ厚さ
であることを特徴とする、上記(19)に記載のコネク
タ・アセンブリ。 (36)前記第2の層の前記直立突起部分がほぼ長方形
のパターンに配列されていることを特徴とする、上記
(19)に記載のコネクタ・アセンブリ。 (37)前記第1の回路化基板が誘電体層を有するプリ
ント回路基板からなり、前記複数の導体の各々が前記誘
電体層に予め設定されたパターンで配置された導体パッ
ドを有することを特徴とする、上記(19)に記載のコ
ネクタ・アセンブリ。 (38)前記第2の回路化基板が、フレキシブル誘電体
層を有するフレキシブル回路からなり、前記第2の複数
の導体の各々が前記フレキシブル誘電体層に配置された
導体パッドを有することを特徴とする、上記(37)に
記載のコネクタ・アセンブリ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるエラストメリック構造を
有する電子コネクタ・アセンブリの部分分解斜視図であ
る。
【図2】図1に示されたエラストメリック構造の一部を
示し、図1を拡大した部分平面図である。
【図3】本発明の他の実施例によるエラストメリック構
造を示し、図1をさらに拡大した部分平面図である。
【図4】図1の線3−3に沿った図1のエラストメリッ
ク構造の断面を示す拡大側面図である。
【図5】圧縮の際の直立突起およびベース層のたわみを
示す、既知の束縛されないエラストメリック構造の断面
図である。
【図6】圧縮の際の本発明の実施例の構造の断面図であ
る。
【符号の説明】
40 コネクタ 41 任意の支持部材 42 エラストメリック構造 43 第2の回路化部材 44 第1の回路化部材 45 補強材 46 ねじ 47 ベース部材 48 第1の層 49 開口 50 第2の層 51 直立突起 52 エラストメリック部材 53 外側面 54 側壁 55 リービング部材 56 隠れ線 57 導体回路 58 接続ウェブ 59 上面
フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム・ルイス・ブロドスキー アメリカ合衆国 13903 ニューヨーク州 ビンガムトン ブレイディー ヒル ロ ード 4414 (72)発明者 デヴィッド・ヴィンセント・カレッカ アメリカ合衆国 13732 ニューヨーク州 アパラチン トゥベイ ロード 428

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エラストメリック部材を備え、前記エラス
    トメリック部材が少なくとも1つの外側面をもつ第1の
    層を有し、前記第1の層が第1の形成されたパターンに
    従って前記第1の層に間隔を置いて配置された複数の開
    口をもち、前記エラストメリック部材が複数の直立突起
    をもつ第2の層を有し、前記直立突起のうち選択された
    ものが第2の形成されたパターンに従って前記第1の層
    の前記開口の1つ以上に隣接してそれぞれ配置され、前
    記第1の層のエラストメリック材料を、前記第2の層の
    前記直立突起の上に力が加わる際、変形し前記第1の層
    の前記開口の中に広がるように適合させ、 ベース部材を備え、前記ベース部材内に凹部を区画する
    少なくとも1つの側壁を有し、前記エラストメリック部
    材の前記第1の層が前記凹部に配置され、前記第2の層
    の前記直立突起の上に前記力が加わる際、前記側壁が前
    記エラストメリック材料でできた前記第1の層の前記外
    側面と係合し、前記第1の層の前記外側面の横方向の拡
    張と、前記第1の層および第2の層の横方向のたわみと
    をほぼ防止することを特徴とする、エラストメリック構
    造。
  2. 【請求項2】前記エラストメリック部材の前記第1の層
    および第2の層が、シリコンゴムからなることを特徴と
    する、請求項1に記載のエラストメリック構造。
  3. 【請求項3】前記エラストメリック部材の前記第1の層
    の前記開口が、ほぼ円柱の形状であることを特徴とす
    る、請求項1に記載のエラストメリック構造。
  4. 【請求項4】前記エラストメリック部材の前記第2の層
    の前記直立突起が、ほぼ円柱の形状であることを特徴と
    する、請求項3に記載のエラストメリック構造。
  5. 【請求項5】前記エラストメリック部材の前記第1の層
    の前記第1のパターンの前記開口の数が、6.4516
    cm2 (1平方インチ)当たりほぼ約100〜1,25
    0個の範囲の開口の密度を有し、前記エラストメリック
    部材の前記第2の層の前記第2のパターンの前記直立突
    起が、6.4516cm2 (1平方インチ)当たりほぼ
    約100〜1,250個の範囲の直立突起の密度を有す
    ることを特徴とする、請求項4に記載のエラストメリッ
    ク構造。
  6. 【請求項6】前記エラストメリック部材の前記第2の層
    の前記直立突起が、ほぼ角柱の形状であることを特徴と
    する、請求項3に記載のエラストメリック構造。
  7. 【請求項7】前記エラストメリック部材の前記第1の層
    の前記第1のパターンの前記開口の数が、6.4516
    cm2 (1平方インチ)当たりほぼ約100〜1,25
    0個の範囲の開口の密度を有し、前記エラストメリック
    部材の前記第2の層の前記第2のパターンの前記直立突
    起の数が、6.4516cm2 (1平方インチ)当たり
    ほぼ約100〜1,250個の範囲の直立突起の密度を
    有することを特徴とする、請求項6に記載のエラストメ
    リック構造。
  8. 【請求項8】前記側壁が、前記第1の層の厚さとほぼ同
    じ高さを有することを特徴とする、請求項3に記載のエ
    ラストメリック構造。
  9. 【請求項9】前記エラストメリック部材の前記第1の層
    における前記開口が、ほぼ角柱の形状であることを特徴
    とする、請求項1に記載のエラストメリック構造。
  10. 【請求項10】前記エラストメリック部材の前記第2の
    層の前記直立突起が、ほぼ角柱の形状であることを特徴
    とする、請求項9に記載のエラストメリック構造。
  11. 【請求項11】前記エラストメリック部材の前記第1の
    層の前記第1のパターンの前記開口の数が、6.451
    6cm2 (1平方インチ)当たりほぼ約100〜1,2
    50個の範囲の開口の密度を有し、前記エラストメリッ
    ク部材の前記第2の層の前記第2のパターンの前記直立
    突起の数が、6.4516cm2 (1平方インチ)当た
    りほぼ約100〜1,250個の範囲の直立突起の密度
    を有することを特徴とする、請求項10に記載のエラス
    トメリック構造。
  12. 【請求項12】前記エラストメリック部材の前記第2の
    層の前記直立突起が、ほぼ円柱の形状であることを特徴
    とする、請求項9に記載のエラストメリック構造。
  13. 【請求項13】前記エラストメリック部材の前記第1の
    層の前記第1のパターンの前記開口の数が、6.451
    6cm2 (1平方インチ)当たりほぼ約100〜1,2
    50個の範囲の開口の密度を有し、前記エラストメリッ
    ク部材の前記第2の層の前記第2のパターンの前記直立
    突起の数が、6.4516cm2 (1平方インチ)当た
    りほぼ約100〜1,250個の範囲の直立突起の密度
    を有することを特徴とする、請求項12に記載のエラス
    トメリック構造。
  14. 【請求項14】前記側壁の高さが、前記エラストメリッ
    ク部材の前記第1の層の厚さとほぼ同じであることを特
    徴とする、請求項9に記載のエラストメリック構造。
  15. 【請求項15】前記エラストメリック部材の前記第1の
    層がほぼ長方形の形状であることを特徴とする、請求項
    1に記載のエラストメリック構造。
  16. 【請求項16】前記側壁が第1の高さを有し、前記第1
    の層および第2の層が第1の合計厚さを有し、前記エラ
    ストメリック部材の前記第1の層および第2の層の前記
    合計厚さに対する前記側壁の前記第1の高さの比が、約
    1:2〜約1.5:2の範囲にあることを特徴とする、
    請求項1に記載のエラストメリック構造。
  17. 【請求項17】前記エラストメリック部材の前記第1の
    層が第1の厚さを有し、前記エラストメリック部材の前
    記第2の層が第2の厚さを有し、前記第1および第2の
    厚さがほぼ同じであることを特徴とする、請求項1に記
    載のエラストメリック構造。
  18. 【請求項18】前記第2の層の前記直立突起の部分がほ
    ぼ長方形のパターンに配列されていることを特徴とす
    る、請求項1に記載のエラストメリック構造。
  19. 【請求項19】第1の複数の導体を備えた第1の回路化
    基板を具備し、 前記第1の複数の導体と係合するように適合された第2
    の複数の導体を備えた第2の回路化基板を具備し、 エラストメリック構造を具備し、前記エラストメリック
    構造がエラストメリック部材を備え、前記エラストメリ
    ック部材が少なくとも1つの外側面をもつ第1の層を有
    し、前記第1の層が第1の形成されたパターンに従って
    前記第1の層に間隔を置いて配置された複数の開口をも
    ち、前記エラストメリック部材が複数の直立突起をもつ
    第2の層を有し、前記直立突起のうち選択されたものが
    第2の形成されたパターンに従って前記第1の層の前記
    開口の1つ以上に隣接してそれぞれ配置され、前記第1
    の層のエラストメリック材料を、前記第2の層の前記直
    立突起の上に力が加わる際、変形し前記第1の層の前記
    開口の中に広がるように適合させ、前記エラストメリッ
    ク構造がベース部材を備え、前記ベース部材内に凹部を
    区画する少なくとも1つの側壁を有し、前記エラストメ
    リック部材の前記第1の層が前記凹部に配置され、前記
    第2の層の前記直立突起の上に前記力が加わる際、前記
    側壁が前記エラストメリック材料でできた前記第1の層
    の前記外側面と係合し、前記第1の層の前記外側面の横
    方向の拡張と、前記第1の層および第2の層の横方向の
    たわみとをほぼ防止するエラストメリック構造を具備
    し、前記直立突起が前記第2の回路化基板の前記導体の
    それぞれに対してアライメントするように、かつ前記第
    2の回路化基板を係合するように適合させ、前記第2の
    回路化基板が前記第1の回路化基板の前記導体に対して
    前記力を与えるようにし、 前記第2の回路化基板に対して前記エラストメリック構
    造を保持する手段を具備することを特徴とする、コネク
    タ・アセンブリ。
  20. 【請求項20】前記エラストメリック部材の前記第1の
    層および第2の層が、シリコンゴムからなることを特徴
    とする、請求項19に記載のコネクタ・アセンブリ。
  21. 【請求項21】前記エラストメリック構造の前記エラス
    トメリック部材の前記第1の層の前記開口が、ほぼ円柱
    の形状であることを特徴とする、請求項19に記載のコ
    ネクタ・アセンブリ。
  22. 【請求項22】前記エラストメリック部材の前記第2の
    層の前記直立突起が、ほぼ円柱の形状であることを特徴
    とする、請求項21に記載のコネクタ・アセンブリ。
  23. 【請求項23】前記エラストメリック部材の前記第1の
    層の前記第1のパターンの前記開口の数が、6.451
    6cm2 (1平方インチ)当たりほぼ約100〜1,2
    50個の範囲の開口の密度を有し、前記エラストメリッ
    ク部材の前記第2の層の前記第2のパターンの前記直立
    突起の数が、6.4516cm2 (1平方インチ)当た
    りほぼ約100〜1,250個の範囲の直立突起の密度
    を有することを特徴とする、請求項22に記載のコネク
    タ・アセンブリ。
  24. 【請求項24】前記エラストメリック部材の前記第2の
    層の前記直立突起が、ほぼ角柱の形状であることを特徴
    とする、請求項21に記載のコネクタ・アセンブリ。
  25. 【請求項25】前記エラストメリック部材の前記第1の
    層の前記第1のパターンの前記開口の数が、6.451
    6cm2 (1平方インチ)当たりほぼ約100〜1,2
    50個の範囲の開口の密度を有し、前記エラストメリッ
    ク部材の前記第2の層の前記第2のパターンの前記直立
    突起の数が、6.4516cm2 (1平方インチ)当た
    りほぼ約100〜1,250個の範囲の直立突起の密度
    を有することを特徴とする、請求項24に記載のコネク
    タ・アセンブリ。
  26. 【請求項26】前記側壁が前記第1の層の厚さと同じ高
    さを有することを特徴とする、請求項21に記載のコネ
    クタ・アセンブリ。
  27. 【請求項27】前記エラストメリック構造の前記エラス
    トメリック部材の前記第1の層の前記開口が、ほぼ角柱
    の形状であることを特徴とする、請求項19に記載のコ
    ネクタ・アセンブリ。
  28. 【請求項28】前記エラストメリック部材の前記第2の
    層の前記直立突起が、ほぼ角柱の形状であることを特徴
    とする、請求項27に記載のコネクタ・アセンブリ。
  29. 【請求項29】前記エラストメリック部材の前記第1の
    層の前記第1のパターンの前記開口の数が、6.451
    6cm2 (1平方インチ)当たりほぼ約100〜1,2
    50個の範囲の開口の密度を有し、前記エラストメリッ
    ク部材の前記第2の層の前記第2のパターンの前記直立
    突起の数が、6.4516cm2 (1平方インチ)当た
    りほぼ約100〜1,250個の範囲の直立突起の密度
    を有することを特徴とする、請求項28に記載のコネク
    タ・アセンブリ。
  30. 【請求項30】前記エラストメリック部材の前記第2の
    層の前記直立突起がほぼ円柱の形状であることを特徴と
    する、請求項27に記載のコネクタ・アセンブリ。
  31. 【請求項31】前記エラストメリック部材の前記第1の
    層の前記第1のパターンの前記開口の数が、6.451
    6cm2 (1平方インチ)当たりほぼ約100〜1,2
    50個の範囲の開口の密度を有し、前記エラストメリッ
    ク部材の前記第2の層の前記第2のパターンの前記直立
    突起の数が、6.4516cm2 (1平方インチ)当た
    りほぼ約100〜1,250個の範囲の直立突起の密度
    を有することを特徴とする、請求項30に記載のコネク
    タ・アセンブリ。
  32. 【請求項32】前記側壁の高さが、前記エラストメリッ
    ク部材の前記第1の層の厚さとほぼ同じであることを特
    徴とする、請求項27に記載のコネクタ・アセンブリ。
  33. 【請求項33】前記エラストメリック構造の前記エラス
    トメリック部材の前記第1の層がほぼ長方形の形状であ
    ることを特徴とする、請求項19に記載のコネクタ・ア
    センブリ。
  34. 【請求項34】前記側壁が第1の高さを有し、前記第1
    の層および第2の層が第1の合計厚さを有し、前記エラ
    ストメリック部材の前記第1の層および第2の層の前記
    合計厚さに対する前記側壁の前記第1の高さの比が、約
    1:2〜約1.5:2の範囲にあることを特徴とする、
    請求項19に記載のコネクタ・アセンブリ。
  35. 【請求項35】前記エラストメリック構造の前記エラス
    トメリック部材の前記第1の層および第2の層がほぼ同
    じ厚さであることを特徴とする、請求項19に記載のコ
    ネクタ・アセンブリ。
  36. 【請求項36】前記第2の層の前記直立突起部分がほぼ
    長方形のパターンに配列されていることを特徴とする、
    請求項19に記載のコネクタ・アセンブリ。
  37. 【請求項37】前記第1の回路化基板が誘電体層を有す
    るプリント回路基板からなり、前記複数の導体の各々が
    前記誘電体層に予め設定されたパターンで配置された導
    体パッドを有することを特徴とする、請求項19に記載
    のコネクタ・アセンブリ。
  38. 【請求項38】前記第2の回路化基板が、フレキシブル
    誘電体層を有するフレキシブル回路からなり、前記第2
    の複数の導体の各々が前記フレキシブル誘電体層に配置
    された導体パッドを有することを特徴とする、請求項3
    7に記載のコネクタ・アセンブリ。
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