JPH09199195A - フラットケーブルの接続構造 - Google Patents

フラットケーブルの接続構造

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JPH09199195A
JPH09199195A JP8005909A JP590996A JPH09199195A JP H09199195 A JPH09199195 A JP H09199195A JP 8005909 A JP8005909 A JP 8005909A JP 590996 A JP590996 A JP 590996A JP H09199195 A JPH09199195 A JP H09199195A
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JP
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conductor
flat cable
electric
elastic
circuit component
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JP8005909A
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Inventor
Koji Hanabusa
幸司 花房
Keiichi Tanaka
啓一 田中
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラットケーブルを、より小さなスペースで
コンパクトに、しかも導通の信頼性を低下させることな
く、電気回路部品に着脱自在に接続できるフラットケー
ブルの接続構造を提供する。 【解決手段】 電気回路部品2に設けた電気接続部2a
の導体回路21と、フラットケーブル1の、導体露出部
1aで露出された導体11とを、高弾性の高分子材料か
らなる弾性圧接部材3の弾性力によって圧接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フラットケーブ
ルを、たとえば成形回路部品やプリント回路基板、コネ
クタ等の電気回路部品に直接かつ着脱自在に接続するた
めの、フラットケーブルの接続構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】フラットケーブルは、 可撓性を有し自在に曲げることができる、 配線に多くのスペースを必要としない 等の利点を有するため、たとえば各種ビデオ機器、カメ
ラ、コンピュータ、液晶機器等の精密電子機器の内部配
線として多用されている。
【0003】上記フラットケーブルを、成形回路部品
(Molded Interconected Device 、MID)やプリント
回路基板等の電気回路部品に直接に接続する際には、従
来、フラットケーブルの各導体を、電気回路部品に設け
た電気接続部の導体回路に、はんだ付け等によって接
合、固定することが行われていた。しかし上記の方法で
は、固定後の取外しや再接続等が、不可能ではないが決
して容易でないため、両者をいつでも着脱自在に接続で
きる接続構造が求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フラットケーブルを、
電気回路部品に直接かつ着脱自在に接続するためにまず
考えられたのが、金属のばね弾性を利用して、フラット
ケーブルの端部から露出された導体を表裏両面から挟着
して、導通と機械的な接続とを確保する、図12(a)(b)
に示すような挟着式の端子板91を有するコネクタ9で
あった。
【0005】しかし、かかる端子板91の、導体に対す
る接触圧を十分に確保するためには、図にみるように端
子板91、および当該端子板91を収容するためのコネ
クタハウジング92がかなり大掛かりなものとなり、ス
ペースをとるため、本来的に狭いスペースにより多くの
配線をすることが目的であったフラットケーブルの接続
には適さないことが明らかとなった。
【0006】また、かかるコネクタ9は、複数個の端子
板91がそれぞれ別個に、ばね弾性を発揮してフラット
ケーブルの導体と接続されるため、各端子板91の寸法
誤差や、あるいはフラットケーブルの変形等によって、
それぞれの端子板91の、導体に対する接触圧がばらつ
いて、導通の信頼性が低下するといった問題が生じるお
それもあった。
【0007】この発明の目的は、フラットケーブルを、
より小さなスペースでコンパクトに、しかも導通の信頼
性を低下させることなく、電気回路部品に直接かつ着脱
自在に接続できるフラットケーブルの接続構造を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、この発明のフラットケーブルの接続構造は、フラッ
トケーブルを電気回路部品に着脱自在に接続する接続構
造であって、両者の接続時に、電気回路部品に設けた電
気接続部の導体回路と、フラットケーブルの、導体露出
部で露出された導体とが、高弾性の高分子材料からなる
弾性圧接部材の弾性力によって圧接されることを特徴と
するものである。
【0009】上記構成からなる、この発明のフラットケ
ーブルの接続構造においては、フラットケーブルの導体
と、電気回路部品の導体回路とを、弾性圧接部材の弾性
力によって圧接するため、複数個の端子板を使用する場
合に比べて、フラットケーブルの各導体と、電気接続部
の導体回路との接触圧がほぼ均一化され、導通の信頼性
が向上する。
【0010】また上記弾性圧接部材は、材料である高弾
性の高分子材料を、たとえばシート状等の形状に成形す
ることにより製造され、自身の持つ高い弾性力によっ
て、端子板のように大きなスペースを必要とせずに、電
気回路部品に設けた電気接続部の導体回路と、フラット
ケーブルの導体露出部の導体とを圧接できるため、接続
構造が要するスペースが少なくてすみ、より一層のコン
パクト化が可能である。よってこの発明のフラットケー
ブルの接続構造は、本来的に狭いスペースにより多くの
配線をすることが目的であったフラットケーブルの接続
に適している。
【0011】なおこの発明において、電気回路部品の導
体回路と、フラットケーブルの導体露出部の導体とを、
当該導体露出部の背面側に設けた、導体露出部の導体を
補強するための電気絶縁性の補強板を介して、弾性圧接
部材の弾性力によって圧接した場合には、上記弾性力
が、補強板によってフラットケーブルの各導体に均等に
分散されるため、当該各導体と、電気接続部の導体回路
との接触圧がさらに均一化され、導通の信頼性がさらに
向上する。
【0012】また、上記両者の接触圧は、この発明で
は、フラットケーブルの導体1芯あたり10〜500g
の範囲内であるのが好ましい。すなわち接触圧が上記の
範囲未満では、両者を十分な接触圧で圧接できず、フラ
ットケーブルと電気回路部品の導通の信頼性が低下する
おそれがある。そして導通の信頼性が低下して、たとえ
ば両者の接触抵抗が20mΩを超えた場合には、発熱等
を生じるおそれがある。
【0013】また逆に、接触圧が上記の範囲を超えた場
合には、とくに導体の芯数が多くなるほど、接続部分に
かかる応力が大きくなるため、それに耐えるべく、接続
構造を構成する部品を高強度でかつ大きなものとする必
要が生じ、本来的に狭いスペースにより多くの配線をす
るというフラットケーブルの接続に適さなくなってしま
うおそれがある。また接続方法にもよるが、フラットケ
ーブルの、電気回路部品への着脱が困難になって、着脱
時に、電気回路部品の導体回路や、フラットケーブルの
導体の表面に傷がついたりするという問題を生じるおそ
れもある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下にこの発明のフラットケーブ
ルの接続構造を、その実施の形態の一例を示す図面を参
照しつつ説明する。まず図1(a) 〜(c) の接続構造につ
いて説明する。図の接続構造は、フラットケーブル1
を、電気回路部品としての成形回路部品2の端部に設け
た電気接続部2aに着脱自在に接続するためのものであ
って、フラットケーブル1は、従来同様に複数芯(図で
は5芯)の導体11を、端部に設けた導体露出部1aで
のみ外部に露出させるように、2枚の可撓性の絶縁フィ
ルム12間に挟持して構成されている。また上記フラッ
トケーブル1の、導体露出部1aの背面側、すなわち上
記導体露出部1aの、電気接続部2aとの接続側と反対
側(図では上側)には、当該導体露出部1aの導体11
を補強するための、電気絶縁性の補強板13が接着、固
定されている。
【0015】一方、成形回路部品2の電気接続部2a
は、当該成形回路部品2に設けた1つの突起22上に、
前記フラットケーブル1の導体11に対応する複数芯
(5芯)の導体回路21を形成して構成されている。こ
のように、突起22上に導体回路21を形成して電気接
続部2aを構成した場合は、導体露出部1aの導体11
と、電気接続部2aの導体回路21とを接触させた際
に、両者の接触圧が突起22の頂部に集中するので、当
該両者を平面同士で接触させる場合に比べて、同じ接触
圧で、両者間の接触抵抗を著しく低減して(たとえば前
述した20mΩ以下として)、より確実な導通が可能と
なる。
【0016】また、少なくとも上記導体露出部1aの導
体11の表面を金めっき処理またはすずめっき処理する
とともに、電気回路部品の、少なくとも電気接続部の導
体回路の表面を金めっき処理した場合には、両者の接触
抵抗をさらに低減できるので、同じ接触圧で、さらに確
実な導通が可能となる。とくに、上記両者をともに金め
っき処理した場合には、両者間の接触抵抗を著しく低減
することができる。
【0017】上記成形回路部品2の電気接続部2a上に
は、図(b)(c)にみるように、高弾性の高分子材料からシ
ート状に成形された弾性圧接部材3を保持したハウジン
グhが、脱着自在に装着される。かかるハウジングh
は、上記図にみるように、成形回路部品2への装着時
に、弾性圧接部材3が電気接続部2aと対向するよう
に、その下面側に、上記弾性圧接部材3を保持するため
の凹部h1を設けたものである。
【0018】なおハウジングhを成形回路部品2の電気
接続部2a上に装着固定するための手段は図示していな
いが、たとえばねじ止めやロックアームを弾性変形させ
て逆止爪に係止させるロック機構等、周知のものでよ
い。上記ハウジングhに保持される弾性圧接部材3は、
前述したように高弾性の高分子材料により形成される。
高弾性の高分子材料としては、これに限定されないがた
とえばゴムや熱可塑性エラストマー等の、それ自身が弾
性を有する高分子を基材(ベース)とするものがあげら
れる。
【0019】上記のうちゴムとしては、たとえば天然ゴ
ム(NR)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム
(IR)、スチレン−ブタジエン共重合ゴム(SB
R)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(NB
R)、クロロプレンゴム(CR)、ふっ素ゴム(FK
M)、ブチルゴム(IIR)、エチレン−プロピレン共
重合ゴム(EPM)、エチレン−プロピレン−ジエン共
重合ゴム(EPDM)、シリコーンゴム、エピクロロヒ
ドリンゴム(CO、ECO)、多硫化ゴム(T)、ウレ
タンゴム(U)等があげられる。
【0020】また熱可塑性エラストマーとしては、たと
えばスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体
(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック
共重合体(SIS)、1,2−ポリブタジエン、トラン
スポリイソプレン等があげられる。これらはそれぞれ単
独で使用できる他、2種以上を併用することもできる。
【0021】高弾性の高分子材料は、上記の基材高分子
に、たとえば加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、加硫
遅延剤、架橋剤、補強剤、充てん剤、軟化剤、可塑剤、
加工助剤、老化防止剤等の種々の添加剤を適宜の割合で
添加することで構成される。上記弾性圧接部材3の弾性
力による、電気回路部品2の電気接続部2aの導体回路
21と、フラットケーブル1の、導体露出部1aで露出
された導体11との接触圧は、この発明では、前述した
ようにフラットケーブルの導体1芯あたり10〜500
gの範囲内であるのが好ましい。
【0022】接触圧を上記の範囲に調整するには、たと
えば弾性圧接部材3を構成する基材高分子の種類を選択
したり、加硫の程度を調整したり、あるいは補強剤や充
てん剤、軟化剤等の添加剤の配合量を調整したりして、
当該弾性圧接部材3の弾性力を調整すればよい。また弾
性圧接部材3の厚みや、ハウジングhを成形回路部品2
の電気接続部2a上に装着固定した際に、弾性圧接部材
3と電気接続部2aとの間に形成される隙間の寸法と、
フラットケーブル1の導体露出部1aの、補強板13を
含む厚みとの比率等を調整することでも、接触圧を前記
の範囲に調整することができる。
【0023】なお接触圧は、前記範囲内でもとくにフラ
ットケーブルの導体1芯あたり50〜200g程度であ
るのがさらに好ましい。上記各部からなる接続構造にお
いては、まず図(b) に示すように、成形回路部品2から
ハウジングhを取外した状態で、フラットケーブル1の
導体露出部1aを、成形回路部品2の電気接続部2aに
合わせる。
【0024】つぎに図(c) に示すように、ハウジングh
を成形回路部品2に装着すると、当該ハウジングhに保
持された弾性圧接部材3が、上記フラットケーブル1の
導体露出部1aを、背面側から、補強板13を介して下
方へ押圧し、それによって当該導体露出部1aの導体1
1が、電気接続部2aの導体回路21と圧接されて、電
気的に導通される。
【0025】またこの場合には、弾性圧接部材3を保持
するハウジングhの凹部h1の開口の寸法形状が、フラ
ットケーブル1の補強板13の外形と一致するように設
定されており、ハウジングhを成形回路部品2に装着し
た際には、図(c) に示すように、弾性圧接部材3が補強
板13からの反力によって厚み方向に圧縮され、補強板
13が凹部h1に係合して、フラットケーブル1と成形
回路部品2とが機械的にも接続される。
【0026】上記の接続構造を解除するには、ハウジン
グhを成形回路部品2から取り外して、ハウジングhの
凹部h1と補強板13との係合を解除するとともに、弾
性圧接部材3による、フラットケーブル1の導体11
と、電気接続部2aの導体回路21との圧接を解除すれ
ばよい。なお図1(a)(b)の接続構造では、前述したよう
に成形回路部品2に設けた1つの突起22上に複数芯の
導体回路21を形成して電気接続部2aが構成されてい
たが、たとえば図2(a)(b)に示すように上記突起22に
代えて、各導体回路21に沿う複数の突条23を採用す
ることもできる。
【0027】かかる突条23は、成形回路部品2の、電
気接続部2aの表面を規則的な波状とすることで構成さ
れており、各突条23の稜線上に導体回路21を形成し
て電気接続部2aが構成されている。上記の構成では、
たとえば図(b) に二点鎖線で示すようにフラットケーブ
ル1の導体11と接触された際に、各導体回路21の、
突条23の稜線の部分に、導体11と導体回路21との
接触圧が集中するので、先の場合と同様に、当該両者を
平面同士で接触させる場合に比べて、同じ接触圧で、両
者の接触抵抗をたとえば20mΩ以下として、より確実
な導通が可能となる。
【0028】また、上記のように成形回路部品2の電気
接続部2a側ではなく、図3(a)(b)に示すように、フラ
ットケーブル1の導体露出部1aで露出された導体11
に、突起11aを設けてもよい。上記突起11aは、た
とえば導体11の所定の位置に裏側から、金型によるプ
レス加工等を施すことで形成される。上記の構成では、
たとえば図(b) に二点鎖線で示すように成形回路部品2
の導体回路21と接触された際に、各導体11の、突起
11aの頂部に、導体11と導体回路21との接触圧が
集中するので、先の2つの場合と同様に、当該両者を平
面同士で接触させる場合に比べて、同じ接触圧で、両者
の接触抵抗をたとえば20mΩ以下として、より確実な
導通が可能となる。
【0029】つぎに図4(a)(b)の接続構造について説明
する。図の接続構造は、電気回路部品としての成形回路
部品2の電気接続部2a上に、シート状の弾性圧接部材
3を保持したハウジングhを、着脱自在とせずに固定
し、この電気接続部2aとハウジングhとの隙間S1
に、フラットケーブル1の導体露出部1aを挿抜するよ
うにしたものである。
【0030】成形回路部品2や、この成形回路部品2の
電気接続部2aに接続されるフラットケーブル1、ある
いは弾性圧接部材3は、先のものと同様に構成される。
すなわちフラットケーブル1は、複数芯の導体11を、
端部に設けた導体露出部1aでのみ外部に露出させるよ
うに、2枚の可撓性の絶縁フィルム12間に挟持すると
ともに、上記導体露出部1aの背面側(図では上側)
に、当該導体露出部1aの導体11を補強するための、
電気絶縁性の補強板13を接着、固定して構成されてい
る。
【0031】また成形回路部品2は、当該成形回路部品
2に設けた突起22上に導体回路21を形成して、電気
接続部2aを構成してある。このように突起22上に導
体回路21を形成して電気接続部2aを構成した場合に
は、前述したようにフラットケーブル1の接続時に、導
体11と導体回路21との接触圧が突起22の頂部に集
中するので、当該両者を平面同士で接触させる場合に比
べて、同じ接触圧で、より確実な導通が可能となるだけ
でなく、フラットケーブル1の挿抜時の抵抗を低減でき
るため挿抜が容易となるという利点もある。
【0032】なお、突起22に代えて図2(a)(b)に示し
た突条23を採用した場合や、あるいは図3(a)(b)に示
すように導体11に突起11aを形成した場合にも、上
記と同様の効果がえられる。すなわち同じ接触圧で、よ
り確実な導通が可能となるとともに、フラットケーブル
1の挿抜時の抵抗を低減できるため挿抜が容易となる。
【0033】弾性圧接部材3を保持した状態で、成形回
路部品2の電気接続部2a上に固定されるハウジングh
は、図にみるように、弾性圧接部材3が電気接続部2a
と対向するように、その下面側に、上記弾性圧接部材3
を保持するための凹部h1を設けたものである。ここま
での構成は先のものと同様である。ただしこの場合は、
図(a) に白矢印で示すように、フラットケーブル1の導
体露出部1aを、ハウジングhの側方から、電気接続部
2aと弾性圧接部材3との隙間S1に挿入し、また図
(b) に黒矢印で示すように、上記隙間S1から外へ抜き
出す必要があるので、ハウジングhの凹部h1と、フラ
ットケーブル1の補強板13とが係合しないように、上
記ハウジングhの、導体露出部1aが挿抜される側に切
り欠きh2が設けられている。
【0034】上記各部からなる接続構造においては、図
(a) に示すように、フラットケーブル1の導体露出部1
aを、ハウジングhの側方から、白矢印で示すように、
電気接続部2aと弾性圧接部材3との隙間S1に挿入す
る。そうすると図(b) に示すように、上記弾性圧接部材
3が、導体露出部1aを、背面側から、補強板13を介
して下方へ押圧し、それによって当該導体露出部1aの
導体11が、電気接続部2aの導体回路21と圧接され
て、電気的に導通されるとともに、この圧接によって、
導体11と導体回路21との間、および補強板13と弾
性圧接部材3との間に生じる摩擦力により、フラットケ
ーブル1と成形回路部品2とが機械的にも接続される。
【0035】上記の接続構造を解除するには、フラット
ケーブル1の導体露出部1aを、図(b) に黒矢印で示す
ように、前記摩擦力に抗して隙間S1から外へ抜き出せ
ばよい。つぎに図5(a)(b)の接続構造について説明す
る。図の接続構造は、電気回路部品としての成形回路部
品2の、電気接続部2aと対向する位置に圧接補助部4
を設け、この圧接補助部4と電気接続部2との隙間S2
に、フラットケーブル1の導体露出部1aと、シート状
の弾性圧接部材3を保持するハウジングhとを挿入する
ものである。
【0036】成形回路部品2や、この成形回路部品2の
電気接続部2aに接続されるフラットケーブル1、そし
て弾性圧接部材3は、先のものと同様に構成される。上
記弾性圧接部材3を保持するハウジングhは、図にみる
ように、その下面側に、上記弾性圧接部材3を保持する
ための凹部h1を設けたものである。また上記ハウジン
グhは、図(a) に白矢印で示すように、フラットケーブ
ル1の導体露出部1aを、圧接補助部4と電気接続部2
との隙間S2に先に挿入した後、残りの隙間に当該ハウ
ジングhを挿入する際に、ハウジングhの凹部h1と、
フラットケーブル1の補強板13とが係合しないよう
に、上記ハウジングhの、導体露出部1aの先端側に切
り欠きh3が設けられている。
【0037】上記各部からなる接続構造においては、図
(a) に示すようにまず、フラットケーブル1の導体露出
部1aを、圧接補助部4と電気接続部2との隙間S2に
先に挿入した後、残りの隙間に、図中白矢印で示すよう
に、弾性圧接部材3を保持したハウジングhを挿入す
る。そうすると図(b) に示すように、弾性圧接部材3
が、導体露出部1aを、背面側から、補強板13を介し
て下方へ押圧し、それによって当該導体露出部1aの導
体11が、電気接続部2aの導体回路21と圧接され
て、電気的に導通されるとともに、この圧接によって、
導体11と導体回路21との間、補強板13と弾性圧接
部材3との間、およびハウジングhと圧接補助部4との
間に生じる摩擦力により、フラットケーブル1と成形回
路部品2とが機械的にも接続される。
【0038】上記の接続方法では、フラットケーブル1
自体にさし込み抵抗が加わらず、挿抜がしやすいという
利点があるが、フラットケーブル1の導体露出部1aと
ハウジングhは、あらかじめ重ね合わせたものを、同時
に隙間S2に挿入してもよい。また逆に、ハウジングh
を先に挿入した後、フラットケーブル1の導体露出部1
aを挿入するようにしてもよいが、その場合には図とは
逆に、ハウジングhの、導体露出部1aが挿抜される側
に切り欠きを設ける必要がある。
【0039】上記の接続構造を解除するには、フラット
ケーブル1の導体露出部1aとハウジングhとを、前記
摩擦力に抗して隙間S2から外へ抜き出せばよい。つぎ
に図6(a)(b)の接続構造について説明する。図の接続構
造は、導体露出部1aの背面側(図では上側)に、シー
ト状の弾性圧接部材3と、補強板13とをこの順に積層
したフラットケーブル1を使用し、このフラットケーブ
ル1の導体露出部1aを、電気接続部2aと対向する位
置に圧接補助部5を設けた成形回路部品2の、上記圧接
補助部5と電気接続部2との隙間S3に挿抜するもので
ある。
【0040】上記のうちフラットケーブル1を構成する
各部や、弾性圧接部材3自体は、先のものと同様に構成
される。なおフラットケーブル1の導体露出部1aの導
体11と、弾性圧接部材3と、補強板13とは、それぞ
れ接着、固定されて一体化される。また成形回路部品2
は、電気接続部2aを平面としたこと以外は、先のもの
と同様に構成される。このように電気接続部2aを平面
とした場合は、導体11と導体回路21との間のより確
実な導通を確保すべく、前述したように導体11の表面
を金めっき処理またはすずめっき処理するとともに、導
体回路21の表面を金めっき処理するのが好ましい。
【0041】またさらに図3(a)(b)に示したように、フ
ラットケーブル1の導体11の表面に突起11aを形成
して、導体11と導体回路21との間のさらに確実な導
通を確保するとともに、フラットケーブル1の挿抜時の
抵抗を低減して、その挿抜を容易とするのが好ましい。
上記各部からなる接続構造においては、図(a) に白矢印
で示すように、フラットケーブル1の導体露出部1a
を、圧接補助部5と電気接続部2との隙間S3に挿入す
る。
【0042】そうすると図(b) に示すように、弾性圧接
部材3が、導体露出部1aを背面側から下方へ押圧し、
それによって当該導体露出部1aの導体11が、電気接
続部2aの導体回路21と圧接されて、電気的に導通さ
れる。この際、弾性圧接部材3の背後に接着、固定され
た補強板13の作用によって、先の例における補強板1
3を介した押圧の場合と同様に、上記弾性圧接部材3の
弾性力が各導体11に均等に分散されるため、導通の信
頼性が維持される。
【0043】また上記弾性圧接部材3による圧接によっ
て、導体11と導体回路21との間、および補強板13
と圧接補助部5との間に生じる摩擦力により、フラット
ケーブル1と成形回路部品2とが機械的にも接続され
る。上記の接続構造を解除するには、フラットケーブル
1の導体露出部1aを、図(b) に黒矢印で示すように、
前記摩擦力に抗して、隙間S3から外へ抜き出せばよ
い。
【0044】つぎに図7(a)(b)の接続構造について説明
する。図の接続構造は、2本のフラットケーブル1、1
が、当該両フラットケーブル1、1の導体露出部1a、
1aの背面側に設けた補強板13、13で、1枚のシー
ト状の弾性圧接部材3を挟むように配置された複合ケー
ブルCを、相対向させた2つの電気接続部2a、2aを
備えた成形回路部品2と接続するものである。
【0045】上記のうちフラットケーブル1を構成する
各部や、弾性圧接部材3自体は、先のものと同様に構成
される。なおフラットケーブル1の導体露出部1aの導
体11と、補強板13と、弾性圧接部材3とは、それぞ
れ接着、固定されて一体化される。また成形回路部品2
は、平面状の電気接続部2a、2aを、互いに対向する
ように配置して構成されている。なおこのように電気接
続部2a、2aを平面とした場合は、先の例と同様に、
当該電気接続部2a、2aの導体回路21、21と、複
合ケーブルCの導体11、11との間のより確実な導通
を確保すべく、前述したように導体11、11の表面を
金めっき処理またはすずめっき処理するとともに、導体
回路21、21の表面を金めっき処理するのが好まし
い。
【0046】またさらに図3(a)(b)に示したように、導
体11、11の表面に突起11aを形成して、導体1
1、11と導体回路21、21との間のさらに確実な導
通を確保するとともに、複合ケーブルCの挿抜時の抵抗
を低減して、その挿抜を容易とするのが好ましい。上記
各部からなる接続構造においては、図(a) に白矢印で示
すように、複合ケーブルCの両フラットケーブル1、1
の弾性圧接部材3を挟んで一体化された導体露出部1
a、1aを、電気接続部2a、2aの隙間S4に挿入す
る。
【0047】そうすると図(b) に示すように、弾性圧接
部材3が、両導体露出部1a、1aを、それぞれ背面側
から、補強板13、13を介して上方および下方へ押圧
し、それによって当該導体露出部1a、1aの導体1
1、11が、電気接続部2a、2aの導体回路21、2
1と圧接されて、電気的に導通される。またこの圧接に
よって、導体11、11と導体回路21、21との間に
生じる摩擦力により、複合ケーブルCと成形回路部品2
とが機械的にも接続される。
【0048】上記の接続構造を解除するには、複合ケー
ブルCの導体露出部1a、1aを、図(b) に黒矢印で示
すように、前記摩擦力に抗して隙間S4から外へ抜き出
せばよい。なおこの発明のフラットケーブルの接続構造
は、以上で説明した各例のものには限定されない。
【0049】たとえば上記各例はいずれも、フラットケ
ーブルを接続する電気回路部品が成形回路部品であった
が、フラットケーブルを接続する電気回路部品は、たと
えば通常のプリント回路基板やフレキシブルプリント回
路基板、あるいはかかるプリント回路基板等に接続され
るコネクタ等であってもよい。その他、この発明の要旨
を変更しない範囲で、種々の設計変更を施すことができ
る。
【0050】
【実施例】
実施例1 図2(a)(b)に示す突条構造の電気接続部2aを有し、か
つ電気接続部2aの導体回路21の表面が金めっき処理
された成形回路部品2〔導体回路21のピッチ1mm、
芯数10芯、突条23の突出高さH=0.6mm、導体
回路21の線幅W=0.7mm〕と、図1(a) に示すよ
うに、導体露出部1aの導体11が平形で、かつその表
面がすずめっき処理されたフラットケーブル1〔導体1
1のピッチ1mm、芯数10芯、導体厚み0.1mm、
導体幅0.7mm〕とを、導体11と導体回路21とが
互いに接触するように重ね合わせるとともに、フラット
ケーブル1の導体露出部1aの背面側に配置された補強
板13の背後に、厚み0.5mmのシリコーンゴムシー
トを弾性圧接部材3として重ね合わせた状態で、図8
(a) に示すように、加圧手段としてのマイクロメータ式
の押込装置Mと、圧力測定のためのプッシュプルゲージ
のヘッドPとの間に装填した。
【0051】つぎに図中白矢印で示すように押込装置M
によって上記の重ね合わせ部分を加圧した際に、プッシ
ュプルゲージのヘッドPに対して、黒矢印で示す方向に
発生する荷重(kg)を、上記プッシュプルゲージで測
定しつつ、フラットケーブル1の10芯の導体11のう
ちの1芯と、成形回路部品2の10芯の導体回路21の
うちの1芯との間に直流100mAの電流を流した際
の、両者間の電圧を測定した。
【0052】そして測定された電圧値と、上記電流値と
から、導体11と導体回路21との間の抵抗値(mΩ)
を求め、この抵抗値から、導体11および導体回路21
自体の抵抗値を減算して、両者間の接触抵抗値(mΩ)
とした。上記の測定を、それぞれフラットケーブル1の
10芯の導体11のうち、図8(b) に示すように左から
1番目(11−1)、3番目(11−3)、5番目(1
1−5)、7番目(11−7)、および10番目(11
−10)の5芯の導体と、それに対応する成形回路部品
2の5芯の導体回路21との間で行った。
【0053】結果を図9に示す。なお図において横軸の
荷重(kg)は、前述したようにフラットケーブル1と
成形回路部品2との重ね合わせ部全体の荷重であり、こ
れを1芯の導体11あたりの接触圧に換算するには、横
軸の数値を1/10にすればよい。図9の結果より、実
施例1の接続構造では、1芯の導体11あたりの接触圧
がおよそ50g以上であれば、導体11と導体回路21
との間の接触抵抗値をすべて20mΩ以下にできること
がわかった。 実施例2 導体露出部1aの導体11の表面を金めっき処理したこ
と以外は、上記実施例1と同様にして、導体11と導体
回路21との間の接触抵抗値を測定した。
【0054】結果を図10に示す。図10の結果より、
導体11と導体回路21の両方を金めっき処理した実施
例2の接続構造では、実施例1に比べて、1芯の導体1
1あたりの接触圧を同じにしても、両者間の接触抵抗値
をさらに低減できることがわかった。 実施例3 図3(a)(b)に示すように、導体露出部1aの導体11に
突起11aが形成され、かつその表面が金めっき処理さ
れたフラットケーブル1と、電気接続部2aの導体回路
21の表面が平形で、かつその表面が金めっき処理され
た成形回路部品2とを組み合わせたこと以外は、上記実
施例1と同様にして、導体11と導体回路21との間の
接触抵抗値を測定した。
【0055】結果を図11に示す。図11の結果より、
実施例3の接続構造でも、導体11と導体回路21の両
方を金めっき処理しているために、前記実施例2と同様
に、実施例1に比べて、1芯の導体11あたりの接触圧
を同じにしても、両者間の接触抵抗値をさらに低減でき
ることがわかった。
【0056】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明のフラッ
トケーブルの接続構造によれば、フラットケーブルを、
より小さなスペースでコンパクトに、しかも導通の信頼
性を低下させることなく、電気回路部品に着脱自在に接
続できる。よってこの発明のフラットケーブルの接続構
造は、本来的に狭いスペースにより多くの配線をするた
めのものであるフラットケーブルの接続部の、さらなる
コンパクト化を実現できるため、当該フラットケーブル
の、電気回路部品への接続に適するという特有の作用効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のフラットケーブルの接続構造の、実
施の形態の一例を示す図であって、同図(a) は、フラッ
トケーブルと、電気回路部品である成形回路部品の斜視
図、同図(b) は、弾性圧接部材を保持したハウジングを
成形回路部品の電気接続部上に装着する前の状態を示す
断面図、同図(c) は、上記ハウジングを、フラットケー
ブルの導体露出部を挟んで電気接続部上に装着した状態
を示す断面図である。
【図2】この発明のフラットケーブルの接続構造のう
ち、電気回路部品である成形回路部品の変形例を示す図
であって、同図(a) は、成形回路部品の電気接続部の斜
視図、同図(b) は、上記電気接続部の拡大正面図であ
る。
【図3】この発明のフラットケーブルの接続構造のう
ち、フラットケーブルの変形例を示す図であって、同図
(a) は、フラットケーブルの斜視図、同図(b) は、上記
フラットケーブルの導体露出部の拡大正面図である。
【図4】この発明のフラットケーブルの接続構造の、実
施の形態の他の例を示す図であって、同図(a) は、フラ
ットケーブルの導体露出部を、弾性圧接部材と電気接続
部との隙間に挿入する前の状態を示す断面図、同図(b)
は、挿入した後の状態を示す断面図である。
【図5】この発明のフラットケーブルの接続構造の、実
施の形態の他の例を示す図であって、同図(a) は、フラ
ットケーブルの導体露出部を、弾性圧接部材を保持した
ハウジングとともに、電気接続部と圧接補助部との隙間
に挿入する前の状態を示す断面図、同図(b) は、挿入し
た後の状態を示す断面図である。
【図6】この発明のフラットケーブルの接続構造の、実
施の形態の他の例を示す図であって、同図(a) は、弾性
圧接部材を積層したフラットケーブルの導体露出部を、
電気接続部と圧接補助部との隙間に挿入する前の状態を
示す断面図、同図(b) は、挿入した後の状態を示す断面
図である。
【図7】この発明のフラットケーブルの接続構造の、実
施の形態の他の例を示す図であって、同図(a) は、弾性
圧接部材を挟持した2本のフラットケーブルの導体露出
部を、一対の電気接続部の隙間に挿入する前の状態を示
す断面図、同図(b) は、挿入した後の状態を示す断面図
である。
【図8】同図(a) は、この発明の実施例において、フラ
ットケーブルの導体と成形回路部品の導体回路との接触
抵抗を測定する方法を説明する概略図、同図(b) は、上
記測定方法において接触抵抗を測定するフラットケーブ
ルの導体を示す平面図である。
【図9】この発明の実施例1における、接触抵抗の測定
値と、接続箇所の荷重との関係を示すグラフである。
【図10】この発明の実施例2における、接触抵抗の測
定値と、接続箇所の荷重との関係を示すグラフである。
【図11】この発明の実施例3における、接触抵抗の測
定値と、接続箇所の荷重との関係を示すグラフである。
【図12】従来の、端子板を用いたコネクタの一例を示
す図であって、同図(a) は平面図、同図(b) は側面断面
図である。
【符号の説明】
1 フラットケーブル 1a 導体露出部 11 導体 11a 突起 13 補強板 2 電気回路部品(成形回路部品) 2a 電気接続部 21 導体回路 22 突起 23 突条 3 弾性圧接部材 4、5 圧接補助部 h ハウジング S1、S2、S3、S4 隙間

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フラットケーブルを電気回路部品に着脱自
    在に接続する接続構造であって、両者の接続時に、電気
    回路部品に設けた電気接続部の導体回路と、フラットケ
    ーブルの、導体露出部で露出された導体とが、高弾性の
    高分子材料からなる弾性圧接部材の弾性力によって圧接
    されることを特徴とするフラットケーブルの接続構造。
  2. 【請求項2】電気接続部の導体回路と、フラットケーブ
    ルの導体露出部で露出された導体とが、当該導体露出部
    の背面側に設けた、導体を補強するための電気絶縁性の
    補強板を介して、弾性圧接部材の弾性力によって圧接さ
    れる請求項1記載のフラットケーブルの接続構造。
  3. 【請求項3】電気接続部の導体回路と、フラットケーブ
    ルの導体露出部で露出された導体との接触圧が、導体1
    芯あたり10〜500gである請求項1記載のフラット
    ケーブルの接続構造。
  4. 【請求項4】電気回路部品の電気接続部が、当該電気回
    路部品に設けた突起上に導体回路を形成して構成されて
    いる請求項1記載のフラットケーブルの接続構造。
  5. 【請求項5】電気回路部品の突起が、各導体回路に沿う
    複数の突条である請求項4記載のフラットケーブルの接
    続構造。
  6. 【請求項6】フラットケーブルの導体露出部の導体に突
    起が形成されている請求項1記載のフラットケーブルの
    接続構造。
  7. 【請求項7】フラットケーブルの、少なくとも導体露出
    部の導体の表面が金めっき処理またはすずめっき処理さ
    れているとともに、電気回路部品の、少なくとも電気接
    続部の導体回路の表面が金めっき処理されている請求項
    1記載のフラットケーブルの接続構造。
  8. 【請求項8】弾性圧接部材が、電気回路部品の電気接続
    部上に脱着自在に設けたハウジングの、当該電気回路部
    品への装着時に上記電気接続部と対向する位置に配置さ
    れており、電気回路部品にハウジングを装着すること
    で、フラットケーブルの導体露出部が弾性圧接部材と電
    気接続部とに挟まれた際に、当該導体露出部の導体が、
    その背面側に設けた補強板を介して、弾性圧接部材の弾
    性力によって、電気接続部の導体回路と圧接される請求
    項1記載のフラットケーブルの接続構造。
  9. 【請求項9】弾性圧接部材が、電気回路部品の電気接続
    部上に固定されたハウジングの、当該電気接続部と対向
    する位置に配置されており、上記電気接続部と弾性圧接
    部材との隙間にフラットケーブルの導体露出部が挿入さ
    れた際に、当該導体露出部の導体が、その背面側に設け
    た補強板を介して、弾性圧接部材の弾性力によって、電
    気接続部の導体回路と圧接される請求項1記載のフラッ
    トケーブルの接続構造。
  10. 【請求項10】電気回路部品が、電気接続部と対向する
    位置に圧接補助部を備えており、フラットケーブルの導
    体露出部が、弾性圧接部材を保持するハウジングととも
    に、上記電気接続部と圧接補助部との隙間に挿入された
    際に、上記導体露出部の導体が、その背面側に設けた補
    強板を介して、弾性圧接部材の弾性力によって、電気接
    続部の導体回路と圧接される請求項1記載のフラットケ
    ーブルの接続構造。
  11. 【請求項11】弾性圧接部材が、フラットケーブルの導
    体露出部の背面側に、補強板とともに積層されていると
    ともに、電気回路部品が、電気接続部と対向する位置に
    圧接補助部を備えており、上記導体露出部が、上記電気
    接続部と圧接補助部との隙間に挿入された際に、導体露
    出部の導体が、弾性圧接部材の弾性力によって、電気接
    続部の導体回路と圧接される請求項1記載のフラットケ
    ーブルの接続構造。
  12. 【請求項12】2本のフラットケーブルが、当該両フラ
    ットケーブルの導体露出部の背面側に設けた補強板で弾
    性圧接部材を挟むように配置されているとともに、電気
    回路部品が、相対向させた2つの電気接続部を備えてお
    り、上記両フラットケーブルの導体露出部が、相対向す
    る2つの電気接続部間の隙間に挿入された際に、それぞ
    れの導体露出部の導体が、補強板を介して、弾性圧接部
    材の弾性力によって、それぞれ電気接続部の導体回路と
    圧接される請求項1記載のフラットケーブルの接続構
    造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102004023189A1 (de) * 2004-05-11 2005-12-01 Tyco Electronics Pretema Gmbh & Co.Kg Lösbare elektrische Kontaktierung dreidimensionaler spritzgegossener Schaltungsträger
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