JPH09198547A - Atm内光学的センサの自動清掃機構 - Google Patents

Atm内光学的センサの自動清掃機構

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JPH09198547A
JPH09198547A JP8005330A JP533096A JPH09198547A JP H09198547 A JPH09198547 A JP H09198547A JP 8005330 A JP8005330 A JP 8005330A JP 533096 A JP533096 A JP 533096A JP H09198547 A JPH09198547 A JP H09198547A
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compressed air
atm
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optical sensor
valve
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JP8005330A
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Kazuyuki Ogata
一幸 尾形
Takahiko Akinaga
孚彦 秋永
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Hitachi Electronics Services Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ATMに多数装備されている光学的センサの送
受光器面に付着する塵埃を、保守作業員などに依存する
ことなく、機械的、自動的に清掃除去する機構を提供す
ることにある。 【解決手段】遠隔地から電話回線を介してATM電源1
0を立ち上げる際に、センサ部清掃動作時間設定タイマ
7を備え、それで制御される高圧空気供給系から、AT
M内の多数の光学的センサ1に、1度に1個所ずつ圧縮
空気を供給して、高圧空気供給系内の空気圧力の急激な
低下を避けながら、逐次、センサの送受光器面の塵埃を
吹き飛ばす清掃作業を機械的、自動的に実行させるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATMの内部に多
数配置されている光学的センサそれぞれの送受光器面
に、ATMによる紙幣の取扱動作などによって紙幣その
他から発生した塵埃が付着したためにセンサ機能が低下
しないように、光学的センサの送受光器面をATMの電
源を起動させる度に定期的に清掃する機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ATMは金融機関の窓口などの人間に代
わって、主として紙幣の数を数え出し入れを行うための
機械であるから、その各部の動作を確かめながら順次的
確に動作させたり、また、各動作の正誤を監視したりす
ること等が極めて大切であって、そのような目的で、A
TMの内部には多数の光学的センサが装備されている。
紙幣は紙としては高級で丈夫な原材料を用いて製造され
ているが、実際に使用されている間には、折り曲げられ
たり、たたまれたり、表面を強くこすられたりして、表
面が荒れてけばたち、紙の塵埃が発生するようになる。
また、一般に大気中には多数の塵埃が浮遊している。し
たがって、ATM内部に装備された多数の光学的センサ
の送受光器の表面には、時間の経過とともに塵埃が付着
し、付着の仕方がひどくなれば、センサ機能の障害とな
る恐れが多分に存在する。
【0003】従来は、ATM内部に装備された光学的セ
ンサの送受光器の表面に付着した上記のような塵埃の除
去は、ATMに対して定期的に行われる保守作業員によ
る保守作業に依存していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
保守作業員に頼る方法では、光学的センサの送受光器面
に付着した塵埃の除去、清掃の度合いを向上させるため
には莫大な工数を必要とし、実際には不可能に近い問題
であった。
【0005】本発明は上記従来の問題を解決し、概ね毎
日1回という、従来に比較すれば、遥かに高い頻度で、
自動的あるいは機械的に、光学的センサの送受光器面に
付着した塵埃の除去、清掃を行うATM内光学的センサ
の自動清掃機構を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては、ATMの電源を起動させる度に高
圧空気供給系を起動させて、ATMに装備された複数個
(例えば21個以上)の光学的センサの送受光器面に、
高圧空気供給系から、所定圧力に達している除塵、除湿
した高圧空気を、1時期には1個所ずつ、逐次、センサ
の全装備個所に対して吹き付け、それらの面に動作中に
付着した塵埃を吹き飛ばして、センサ機能の保持、回復
を図ることにした。
【0007】
【発明の実施の形態】具体的には、まず空気圧縮ポンプ
と、除湿器と、除塵用フィルタと、容量が1回の噴出量
に対して充分に大きい圧縮空気タンクと、センサ部清掃
動作時間設定タイマと、圧縮空気分配制御器と、圧縮空
気分配弁駆動部と、圧縮空気用電磁開閉弁とを備えた高
圧空気を供給する系を準備し、この高圧空気供給系か
ら、実際に光学的センサの送受光器面に極めて近い個所
それぞれに設置した高圧空気噴出用ノズルまで高圧空気
を導いて噴出させる。実施の形態としては、2次的な圧
縮空気タンクとしても作用する分配器(ディストリビュ
ータ)と、この分配器に直結した噴出ノズルと同数の圧
縮空気用電磁開閉弁と、これらの弁の先に連結されセン
サ部それぞれに設置した噴出ノズルに至る配管とを用い
るか、または、多数の光学的センサ部に至る高圧圧縮空
気配管系の最先端部それぞれに、圧縮空気用電磁開閉弁
を直結した噴出ノズルを設置するか、の何れかにした。
いずれの実施の形態を採るにしても、多数個所に存在す
る光学的センサ部それぞれに設置した噴出ノズルから、
一斉に高圧圧縮空気を噴出させることは、配管中での急
激な圧力低下を伴って不具合であるから、圧縮空気分配
制御器を用いて、1時期には噴出ノズル1個所ずつ、逐
次、全噴出ノズルにわたって、圧縮空気を噴出するよう
に制御させることにした。
【0008】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を説明するための
図である。図中、1は光学的センサ(の送受光器)、2
は圧縮空気噴出用ノズル、3は空気圧縮ポンプ、4は圧
縮空気タンク、5は空気フィルタ(除湿器内蔵)、6は
圧縮空気用電磁開閉弁、7はセンサ部清掃動作時間設定
タイマ、8は圧縮空気分配制御器、9は圧縮空気分配弁
駆動部、10はATM電源、11は遠隔電源制御器、1
2は遠隔電源スイッチ、13は圧縮空気分配器である。
【0009】通常、通信回線を経由して遠隔電源制御器
11に信号が送られて来る。遠隔電源制御器11から、
電源スイッチ12へ電源オン、オフ信号が送られ、遠隔
電源スイッチ12に電源オン信号が送られると、ATM
電源10が立ち上げられ、同時に高圧空気供給系のセン
サ部清掃動作時間設定タイマ7へタイマ起動信号が送ら
れる。センサ部清掃動作時間設定タイマ7はタイマ起動
信号を受け取ると、ポンプ動作信号を空気圧縮ポンプ3
へ、同時に、圧縮空気分配制御器8へ分配動作信号を送
る。ポンプ動作信号を受け取った圧縮空気ポンプ3は空
気圧縮動作を開始し、圧縮空気を、タンク4、フィルタ
5を経由して分配器13へ送り込む。また、センサ部清
掃動作時間設定タイマ7から分配動作信号を受け取った
圧縮空気分配制御器8は圧縮空気分配弁駆動部9へ、電
磁開閉弁6を開閉させるための一連のシーケンス信号を
送る。このシーケンス信号を受け取った圧縮空気分配弁
駆動部9は、圧縮空気分配器13に直結された電磁開閉
弁6を、逐次、所定時間ずつ間隔をあけて、所定時間ず
つ開かせるための、一連の信号を送出する。図で良く分
かるように、分配弁駆動部9は、それまで1本の信号線
を通って直列的に伝えられてきた信号を、電磁開閉弁と
同数の個別信号線それぞれに分配して各電磁開閉弁へ並
列的に送り出す。この実施例の場合、電磁開閉弁6から
噴出ノズル2に至る配管の中で、圧縮空気の圧力は若干
低下するが、光学的センサ送受光器1に付着した塵埃を
吹き飛ばすのには充分である。なお、タンク4や分配器
13があるために、圧縮空気がノズルから噴出された時
の高圧空気供給系内部の圧力の急激な低下はかなり抑制
される。圧縮空気分配器13から、逐次、複数個の光学
的センサ1へ圧縮空気を噴出させるシーケンス信号の実
行を最後まですべて終了すると、センサ部清掃動作時間
設定タイマ7は、設定されたタイマとしての任務を完了
したことになるので、圧縮空気ポンプ3への動作信号出
力は終了し、ポンプの運転も止まる。
【0010】図2は本発明の第2実施例を説明するため
の図である。図中、1は光学的センサ(の送受光器)、
2は圧縮空気噴出用ノズル、3は空気圧縮ポンプ、4は
圧縮空気タンク、5は空気フィルタ(除湿器内蔵)、6
は圧縮空気用電磁開閉弁、7はセンサ部清掃動作時間設
定タイマ、8は圧縮空気分配制御器、9は圧縮空気分配
弁駆動部、10はATM電源、11は遠隔電源制御器、
12は遠隔電源スイッチである。
【0011】本実施例が、既述の第1実施例と異なる所
は、第1実施例で用いていた分配器がなく、圧縮空気配
管系が、直接そのまま光学的センサ1と同数の配管に分
岐されて、噴出ノズル2に直結された電磁開閉弁6に接
続されている点だけである。高圧空気供給系内部の圧縮
空気貯留(タンク)機能は第1実施例の場合に比べて遥
かに少なく、圧縮空気を噴出させた際の、高圧空気供給
系内部の圧縮空気の圧力低下傾向は大きいから、電磁開
閉弁6と噴出ノズル2との距離を極力短くするために直
結したのである。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、A
TMの内部に多数配置されている光学的センサの送受光
器面に、ATMによる紙幣の取扱動作などによって発生
した塵埃が付着することによりセンサ機能が低下しない
ように、ATMの電源を起動する度に、例えば毎朝定期
的に、光学的センサの送受光器面を機構的、自動的に清
掃するようにしたので、人手に依存する場合に比べて、
長期的には遥かに経済的に、ATMの良好な保守作業が
行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の動作を説明するための図
である。
【図2】本発明の第2実施例の動作を説明するための図
である。
【符号の説明】
1…光学的センサ 2…圧縮空気噴
出用ノズル 3…空気圧縮ポンプ 4…圧縮空気タ
ンク 5…空気フィルタ(除湿器内蔵) 6…圧縮空気用
電磁開閉弁 7…センサ部清掃動作時間設定タイマ 8…圧縮空気分
配制御器 9…圧縮空気分配弁駆動部 10…ATM電源 11…遠隔電源制御器 12…遠隔電源
スイッチ 13…圧縮空気分配器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ATMに装備された複数個の光学的センサ
    の送受光器面に、ATMの電源起動に同期して起動させ
    た高圧空気供給系から、所定圧力に達している除湿、除
    塵した高圧空気を、1時期1個所ずつ逐次全個所で噴出
    させて吹き付け、それらの面に動作中に付着した塵埃を
    吹き飛ばして、センサ機能の保持、回復を図ったことを
    特徴とするATM内光学的センサの自動清掃機構。
  2. 【請求項2】噴出清掃用高圧空気を供給する系は、空気
    圧縮ポンプと、除湿器と、除塵用フィルタと、容量が1
    回の噴出量に対して充分に大きい圧縮空気タンクと、セ
    ンサ部清掃動作時間設定タイマと、圧縮空気分配制御器
    と、圧縮空気分配弁駆動部と、圧縮空気用電磁開閉弁と
    を備えていることを特徴とする請求項1記載のATM内
    光学的センサの自動清掃機構。
  3. 【請求項3】2次的な圧縮空気タンクとしても作用する
    分配器と、この分配器に直結した噴出ノズルと同数の圧
    縮空気用電磁開閉弁と、この弁に直結され、そこからセ
    ンサ部に設置した噴出ノズルに至る配管とを備えている
    ことを特徴とする請求項2記載のATM内光学的センサ
    の自動清掃機構。
  4. 【請求項4】複数の光学的センサ部それぞれに配置され
    た噴出ノズルは、高圧空気供給系の配管の最先端部に配
    設された圧縮空気用電磁開閉弁に直結されていることを
    特徴とする請求項2記載のATM内光学的センサの自動
    清掃機構。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006024693A1 (de) * 2006-05-19 2007-11-22 Siemens Ag Verfahren und Vorrichtung zum Reinigen eines auf elektromagnetischer Strahlung beruhenden Sensors
DE102007016099A1 (de) * 2007-03-27 2008-10-02 Siemens Ag Verfahren und Vorrichtung zum Reinigen eines auf elektromagnetischer Strahlung beruhenden Sensors
US8557050B1 (en) * 2008-10-31 2013-10-15 Genefluidics, Inc. System for washing a sensor structure

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DE102007016099A1 (de) * 2007-03-27 2008-10-02 Siemens Ag Verfahren und Vorrichtung zum Reinigen eines auf elektromagnetischer Strahlung beruhenden Sensors
US8557050B1 (en) * 2008-10-31 2013-10-15 Genefluidics, Inc. System for washing a sensor structure

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