JPH09198314A - ディスクキャッシュの制御方法およびディスクキャッシュ装置 - Google Patents

ディスクキャッシュの制御方法およびディスクキャッシュ装置

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Publication number
JPH09198314A
JPH09198314A JP8009177A JP917796A JPH09198314A JP H09198314 A JPH09198314 A JP H09198314A JP 8009177 A JP8009177 A JP 8009177A JP 917796 A JP917796 A JP 917796A JP H09198314 A JPH09198314 A JP H09198314A
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JP
Japan
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disk cache
disk
file
cache
target
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Pending
Application number
JP8009177A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Kusuhara
信哉 楠原
Kiyouji Takeda
亨司 竹田
Yutaka Shirai
豊 白井
Kenichi Miyoshi
憲一 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一ファイルへの同時アクセスが多発した場
合に有効となるディスクキャッシュ装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 アクセス数計数手段14により磁気ディ
スク装置17に記録されているファイル毎に同時アクセ
ス数を計数する。ディスクキャッシュ対象選定手段15
は、アクセス数計数手段14を用いてファイル毎の同時
アクセス数を取得し、一定数以上の同時アクセスが起こ
ったファイルを選定する。磁気ディスク制御手段13
は、磁気ディスク装置17からのデータの入出力を制御
し、ディスクキャッシュ選定手段15がディスクキャッ
シュ対象となるファイルを選定している場合、次に前記
ファイルのアクセスが起こった場合、ディスクキャッシ
ュ16にそのファイルのデータを書き込み、それ以降の
そのファイルに対するアクセスが発生した場合はディス
クキャッシュ16からデータを読み出すように制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気ディスク装
置等のディスク記憶装置を備えた同時アクセスの多発す
るファイルサーバにおいて使用されるディスクキャッシ
ュの制御方法およびディスクキャッシュ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ファイルサーバに設けられる従来のディ
スクキャッシュ装置としては、例えば特開平4−113
414号公報に示されたものがある。図8はこのような
従来のディスクキャッシュ装置の一つの構成例を示すブ
ロックである。図8において、801は中央処理装置、
802はファイル使用プログラム、803はディスクキ
ャッシュ対象データ設定手段、804は入出力手段、8
05はディスクキャッシュ対象データ解析手段、806
はディスクキャッシュサブシステム、807はディスク
キャッシュ、808は磁気ディスク制御装置、809は
磁気ディスク装置、810はファイルラベル、811は
入出力状況記憶フィールド、812はファイルである。
【0003】以上のように構成されたディスクキャッシ
ュ装置においては、装置の起動によりファイルの入出力
状況記憶フィールド811を読み込み、ディスクキャッ
シュ対象データ設定手段803は入出力状況記憶フィー
ルド811をもとにファイル812にディスクキャッシ
ュ807を利用すると有効か否かを判別し、有効に判断
した場合は、ディスクキャッシュ807の利用を開始
し、有効でない場合はなにもしない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、ディスクキャッシュ807を有効にす
るか否かの判定は、アクセスの対象となったファイル8
12の過去からの入出力頻度によるので、同一ファイル
への同時アクセスが急に起こるようなファイルサーバで
は有効でないという課題を有していた。
【0005】この発明はかかる点に鑑み、同一ファイル
への同時アクセスが多発した場合に有効になってディス
ク記憶装置へのアクセスを緩和するとともに多くの同時
アクセスが可能となるディスクキャッシュ装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のディスク
キャッシュの制御方法は、ディスク記憶装置に記録され
ている各ファイルについて、ファイル毎の同時アクセス
数を取得し、同時アクセス数が一定数以上のファイルを
ディスクキャッシュ対象として選定し、ディスクキャッ
シュ対象のファイルに対してディスクキャッシュを有効
にし、その後ディスクキャッシュ対象のファイルに対し
てアクセスが発生したときにディスク記憶装置からディ
スクキャッシュ対象のファイルのデータを読み出してデ
ィスクキャッシュに書き込み、その後ディスクキャッシ
ュ対象のファイルに対してアクセスが発生したときにデ
ィスクキャッシュからデータを読み出すことを特徴とす
る。
【0007】この方法によれば、ディスク記憶装置に記
録されているファイル毎に同時アクセス数を取得し、取
得した同時アクセス数を参照して同時アクセス数が一定
数を超えたファイルをディスクキャッシュ対象として選
定し、ディスクキャッシュ対象のファイルに対してディ
スクキャッシュを有効にした後、ディスクキャッシュ対
象のファイルに対してアクセスが発生した場合、ディス
クキャッシュ対象のファイルのデータはディスクキャッ
シュに書き込まれ、それ以降のディスクキャッシュ対象
のファイルへのアクセスはディスクキャッシュに対して
行われるので、アクセスの速度が向上し、ディスク記憶
装置へのアクセスを緩和するとともにより多くの同時ア
クセスが可能になる。
【0008】請求項2記載のディスクキャッシュの制御
方法は、請求項1記載のディスクキャッシュの制御方法
において、ディスクキャッシュが有効になってから一定
時間内に、ディスクキャッシュ対象のファイルへのアク
セスが発生しなかったときにディスクキャッシュを無効
にすることを特徴とする。この方法によれば、ディスク
キャッシュが有効になってから一定時間内に、ディスク
キャッシュ対象のファイルに対するアクセスが発生しな
かったときに、つまり一定時間内にディスクキャッシュ
が使用されなかったときに、ディスクキャッシュが無効
にされるので、ディスクキャッシュの有効利用が可能と
なる。
【0009】請求項3記載のディスクキャッシュの制御
方法は、請求項1記載のディスクキャッシュの制御方法
において、ディスクキャッシュが有効になった後、ディ
スクキャッシュ対象のファイルの同時アクセス数が一定
数を下回ったときにディスクキャッシュを無効にするこ
とを特徴とする。この方法によれば、ディスクキャッシ
ュが有効になった状態で、ディスクキャッシュ対象のフ
ァイルへの同時アクセス数が一定数を下回ったときに、
ディスクキャッシュが無効にされるので、ディスクキャ
ッシュの有効利用が可能となる。
【0010】請求項4記載のディスクキャッシュの制御
方法は、請求項1記載のディスクキャッシュの制御方法
において、ディスクキャッシュ対象のファイルへの同時
アクセス数を超える同時アクセス数をもつ他のファイル
が出現したときに他のファイルをディスクキャッシュ対
象として選定し直してディスクキャッシュ対象のファイ
ルを変更し、変更前のディスクキャッシュ対象のファイ
ルに対してディスクキャッシュを無効にし、変更後のデ
ィスクキャッシュ対象のファイルに対してディスクキャ
ッシュを有効にし、変更後のディスクキャッシュ対象の
ファイルにアクセスが発生したときにディスク記憶装置
から変更後のディスクキャッシュ対象のファイルのデー
タを読み出してディスクキャッシュに書き込み、その後
変更後のディスクキャッシュ対象のファイルに対するア
クセスが発生したときはディスクキャッシュからデータ
を読み出すことを特徴とする。
【0011】この方法によれば、ディスクキャッシュが
有効になった状態で、ディスクキャッシュ対象のファイ
ルへの同時アクセス数を超える同時アクセス数をもつ他
のファイルが出現したときに他のファイルをディスクキ
ャッシュ対象として選定し直し、ディスクキャッシュ対
象のファイルを変更し、変更後のディスクキャッシュ対
象のファイルに対してディスクキャッシュを有効にする
ので、ディスクキャッシュの有効利用が可能となる。
【0012】請求項5記載のディスクキャッシュの制御
方法は、ディスク記憶装置に記録されている各ファイル
について、ファイル毎の同時アクセス数および時刻毎、
ファイル毎の同時アクセス数の最大値を取得し、現時点
の同時アクセス数が一定数以上のファイルをディスクキ
ャッシュ対象として選定し、一定数以上の同時アクセス
が起こっているファイルが存在しない場合にアクセス数
保持手段のデータを参照して過去の現時点と同時刻にお
いて一定数以上の同時アクセスがあったファイルをディ
スクキャッシュ対象として選定し、ディスクキャッシュ
対象のファイルに対してディスクキャッシュを有効に
し、その後ディスクキャッシュ対象のファイルに対して
アクセスが発生したときにディスク記憶装置からディス
クキャッシュ対象のファイルのデータを読み出してディ
スクキャッシュに書き込み、その後ディスクキャッシュ
対象のファイルに対してアクセスが発生したときにディ
スクキャッシュからデータを読み出すことを特徴とす
る。
【0013】この方法によれば、ディスク記憶装置に記
録されているファイル毎に同時アクセス数を取得し、取
得した同時アクセス数を参照して同時アクセス数が一定
数を超えたファイルをディスクキャッシュ対象として選
定し、ディスクキャッシュ対象のファイルに対してディ
スクキャッシュを有効にした後、ディスクキャッシュ対
象のファイルに対してアクセスが発生した場合、ディス
クキャッシュ対象のファイルのデータはディスクキャッ
シュに書き込まれ、それ以降のディスクキャッシュ対象
のファイルへのアクセスはディスクキャッシュに対して
行われるので、アクセスの速度が向上し、ディスク記憶
装置へのアクセスを緩和するとともにより多くの同時ア
クセスが可能になる。しかも、時刻毎、ファイル毎の同
時アクセス数の最大値を保持し、一定数以上の同時アク
セスが起こっているファイルが存在しない場合に過去の
現時点と同時刻において一定数以上の同時アクセスがあ
ったファイルをディスクキャッシュ対象として選定し、
このディスクキャッシュ対象のファイルに対してディス
クキャッシュを有効にするので、ディスクキャッシュを
一層有効に利用することができる。
【0014】請求項6記載のディスクキャッシュの制御
方法は、請求項1または請求項5記載のディスクキャッ
シュの制御方法において、ディスクキャッシュを複数の
領域に分割し、複数のディスクキャッシュ対象のファイ
ルに対してディスクキャッシュを有効にしたときに、複
数のディスクキャッシュ対象のファイルに対して複数の
領域を割り当てることを特徴とする。
【0015】この方法によれば、ディスクキャッシュが
複数のディスクキャッシュ対象のファイルを保持できる
ようにしているので、複数のファイルに対して同時アク
セスが多発した場合でも、ディスク記憶装置へのアクセ
スを緩和するとともにより多くの同時アクセスが可能と
なる。請求項7記載のディスクキャッシュの制御方法
は、磁気ディスク装置等の複数台のディスク記憶装置を
もつファイルサーバに用いられる方法であり、ディスク
キャッシュを複数台のディスク記憶装置の台数に対応し
て複数の領域に分割し、複数のディスク記憶装置に記録
されている各ファイルについて、ファイル毎の同時アク
セス数を取得し、同時アクセス数が一定数以上のファイ
ルとこの一定数以上の同時アクセスが起こっているファ
イルを格納しているディスク記憶装置をディスクキャッ
シュ対象として選定し、ディスクキャッシュ対象のファ
イルに対してディスクキャッシュのディスクキャッシュ
対象のディスク記憶装置に割り当てられた領域を有効に
し、その後ディスクキャッシュ対象のファイルに対して
アクセスが発生したときにディスクキャッシュ対象のデ
ィスク記憶装置からディスクキャッシュ対象のファイル
のデータを読み出してディスクキャッシュにおけるディ
スクキャッシュ対象のディスク記憶装置に割り当てられ
た領域に書き込み、その後ディスクキャッシュ対象のフ
ァイルに対してアクセスが発生したときにディスクキャ
ッシュのディスクキャッシュ対象のディスク記憶装置に
割り当てられた領域からデータを読み出すことを特徴と
する。
【0016】この方法によれば、複数のディスク記憶装
置に記録されているファイル毎に同時アクセス数を取得
し、取得した同時アクセス数とファイル管理テーブルを
参照し、同時アクセス数が一定数を超えたファイルをデ
ィスクキャッシュ対象としてディスク記憶装置毎に選定
し、ディスクキャッシュ対象のファイルに対してディス
クキャッシュを有効にした後、ディスクキャッシュ対象
のファイルに対してアクセスが発生した場合、ディスク
キャッシュ対象のファイルのデータはディスクキャッシ
ュにおけるディスク対象のディスク記憶装置に対応した
領域に書き込まれ、それ以降のファイルへのアクセスは
ディスクキャッシュの上記領域に対して行われるので、
アクセスの速度が向上し、ディスク記憶装置へのアクセ
スを緩和するとともにより多くの同時アクセスが可能に
なる。
【0017】特に、ディスクキャッシュをディスク記憶
装置の台数に対応して複数の領域に分割し、各ディスク
記憶装置毎にディスクキャッシュ対象のファイルに対し
てディスクキャッシュを有効にすることができ、ディス
ク記憶装置単位のアクセス速度の向上が図れ、ディスク
記憶装置へのアクセスを緩和するとともにより多くの同
時アクセスが可能となる。
【0018】請求項8記載のディスクキャッシュ装置
は、磁気ディスク装置等のディスク記憶装置に記録され
ているファイルのデータを一時的に保持するディスクキ
ャッシュと、ネットワーク等の通信線との間でデータの
入出力を行うデータ入出力手段と、ディスク記憶装置に
記録されているファイル毎に同時アクセス数を計数する
アクセス数計数手段と、アクセス数計数手段を用いてフ
ァイル毎の同時アクセス数を取得し、一定数以上の同時
アクセスが起こっているファイルをディスクキャッシュ
対象として選定するディスクキャッシュ対象選定手段
と、ディスク記憶装置とデータ入出力手段とディスクキ
ャッシュの間のデータの入出力を制御するディスク制御
手段とを備えている。この場合、ディスクキャッシュ対
象選定手段は、ディスクキャッシュ対象のファイルに対
してディスクキャッシュを有効にすることをディスク制
御手段に指示するようにしている。また、ディスク制御
手段は、ディスクキャッシュ対象選定手段からの指示に
応答してディスクキャッシュ対象のファイルに対してデ
ィスクキャッシュを有効にして、ディスクキャッシュ対
象のファイルにアクセスが発生したときにディスク記憶
装置からディスクキャッシュ対象のファイルのデータを
読み出してディスクキャッシュに書き込み、ディスクキ
ャッシュ対象のファイルに対してディスクキャッシュを
有効にした状態でディスクキャッシュ対象のファイルに
対するアクセスが発生したときはディスクキャッシュか
らデータを読み出すようにしている。
【0019】この構成によれば、アクセス数計数手段は
ディスク記憶装置に記録されているファイル毎に同時ア
クセス数を計数しその値を保持し、ディスクキャッシュ
選定手段はアクセス数計数手段が保持している同時アク
セス数を参照し、同時アクセス数が一定数を超えたファ
イルを選定し、ディスク制御手段に選定されたディスク
キャッシュ対象のファイルに対してディスクキャッシュ
を有効にするように伝え、ディスクキャッシュが有効に
なった後、ディスクキャッシュ対象のファイルに対して
アクセスが発生した場合、データはディスクキャッシュ
に書き込まれ、それ以降のファイルへのアクセスはディ
スクキャッシュに対して行われるのでアクセスの速度が
向上し、ディスク記憶装置へのアクセスを緩和するとと
もにより多くの同時アクセスが可能になる。
【0020】請求項9記載のディスクキャッシュ装置
は、請求項8記載のディスクキャッシュ装置において、
ディスクキャッシュが有効になってから一定時間内に、
ディスクキャッシュ対象のファイルに対するアクセスが
発生しなかったときに、ディスクキャッシュを無効にす
ることをディスク制御手段に指示するディスクキャッシ
ュ解除手段をさらに備えている。
【0021】この構成によれば、ディスクキャッシュが
有効になってから一定時間内に、ディスクキャッシュ対
象のファイルに対するアクセスが発生しなかったとき
に、つまり一定時間内にディスクキャッシュが使用され
なかったときに、ディスクキャッシュ解除手段によりデ
ィスクキャッシュが無効にされるので、ディスクキャッ
シュの有効利用が可能となる。
【0022】請求項10記載のディスクキャッシュ装置
は、請求項8記載のディスクキャッシュ装置において、
ディスクキャッシュが有効になった状態で、アクセス数
計数手段を用いてディスクキャッシュ対象のファイルの
同時アクセス数を取得し、ディスクキャッシュ対象のフ
ァイルへの同時アクセス数が一定数を下回ったときに、
ディスクキャッシュを無効にすることをディスク制御手
段に指示するディスクキャッシュ解除手段をさらに備え
ている。
【0023】この構成によれば、ディスクキャッシュが
有効になった状態で、ディスクキャッシュ対象のファイ
ルへの同時アクセス数が一定数を下回ったときに、ディ
スクキャッシュ解除手段によりディスクキャッシュが無
効にされるので、ディスクキャッシュの有効利用が可能
となる。請求項11記載のディスクキャッシュ装置は、
請求項8記載のディスクキャッシュ装置において、ディ
スクキャッシュ対象選定手段は、ディスクキャッシュが
有効になった状態で、ディスクキャッシュ対象のファイ
ルへの同時アクセス数を超える同時アクセス数をもつ他
のファイルが出現したときに他のファイルをディスクキ
ャッシュ対象として選定し直してディスクキャッシュ対
象のファイルを変更し、変更前のディスクキャッシュ対
象のファイルに対してディスクキャッシュを無効にし、
変更後のディスクキャッシュ対象のファイルに対してデ
ィスクキャッシュを有効にすることをディスク制御手段
に指示するようにしている。また、ディスク制御手段
は、ディスクキャッシュ対象選定手段からの指示に応答
して変更前のディスクキャッシュ対象のファイルに対し
てディスクキャッシュを無効にし、変更後のディスクキ
ャッシュ対象のファイルに対してディスクキャッシュを
有効にし、変更後のディスクキャッシュ対象のファイル
にアクセスが発生したときにディスク記憶装置から変更
後のディスクキャッシュ対象のファイルのデータを読み
出してディスクキャッシュに書き込み、変更後のディス
クキャッシュ対象のファイルに対してディスクキャッシ
ュを有効にした状態で変更後のディスクキャッシュ対象
のファイルに対するアクセスが発生したときはディスク
キャッシュからデータを読み出すようにしたことを特徴
とする。
【0024】この構成によれば、ディスクキャッシュが
有効になった状態で、ディスクキャッシュ対象のファイ
ルへの同時アクセス数を超える同時アクセス数をもつ他
のファイルが出現したときに他のファイルをディスクキ
ャッシュ対象として選定し直し、ディスクキャッシュ対
象のファイルを変更し、変更後のディスクキャッシュ対
象のファイルに対してディスクキャッシュを有効にする
ので、ディスクキャッシュの有効利用が可能となる。
【0025】請求項12記載のディスクキャッシュ装置
は、磁気ディスク装置等のディスク記憶装置に記録され
ているファイルのデータを一時的に保持するディスクキ
ャッシュと、ネットワーク等の通信線との間でデータの
入出力を行うデータ入出力手段と、ディスク記憶装置に
記録されているファイル毎に同時アクセス数を計数する
アクセス計数手段と、アクセス計数手段を用いて時刻
毎、ファイル毎の同時アクセス数の最大値を保持するア
クセス数保持手段と、アクセス数計数手段を用いてファ
イル毎の現時点の同時アクセス数を取得し、一定数以上
の同時アクセスが起こっているファイルをディスクキャ
ッシュ対象として選定し、一定数以上の同時アクセスが
起こっているファイルが存在しない場合にアクセス数保
持手段のデータを参照して過去の現時点と同時刻におい
て一定数以上の同時アクセスがあったファイルをディス
クキャッシュ対象として選定するディスクキャッシュ対
象選定手段と、ディスク記憶装置とデータ入出力手段と
ディスクキャッシュの間のデータの入出力を制御するデ
ィスク制御手段とを備えている。この場合、ディスクキ
ャッシュ対象選定手段は、ディスクキャッシュ対象のフ
ァイルに対してディスクキャッシュを有効にすることを
ディスク制御手段に指示するようにしている。また、デ
ィスク制御手段は、ディスクキャッシュ対象選定手段か
らの指示に応答してディスクキャッシュ対象のファイル
に対してディスクキャッシュを有効にし、ディスクキャ
ッシュ対象のファイルにアクセスが発生したときにディ
スク記憶装置からディスクキャッシュ対象のファイルの
データを読み出してディスクキャッシュに書き込み、デ
ィスクキャッシュ対象のファイルに対してディスクキャ
ッシュを有効にした状態でディスクキャッシュ対象のフ
ァイルに対するアクセスが発生したときはディスクキャ
ッシュからデータを読み出すようにしている。
【0026】この構成によれば、アクセス数計数手段は
ディスク記憶装置に記録されているファイル毎に同時ア
クセス数を計数しその値を保持し、ディスクキャッシュ
選定手段はアクセス数計数手段が保持している同時アク
セス数を参照し、同時アクセス数が一定数を超えたファ
イルを選定し、ディスク制御手段に選定されたディスク
キャッシュ対象のファイルに対してディスクキャッシュ
を有効にするように伝え、ディスクキャッシュが有効に
なった後、ディスクキャッシュ対象のファイルに対して
アクセスが発生した場合、データはディスクキャッシュ
に書き込まれ、それ以降のファイルへのアクセスはディ
スクキャッシュに対して行われるのでアクセスの速度が
向上し、ディスク記憶装置へのアクセスを緩和するとと
もにより多くの同時アクセスが可能になる。しかも、ア
クセス数保持手段により時刻毎、ファイル毎の同時アク
セス数の最大値を保持し、一定数以上の同時アクセスが
起こっているファイルが存在しない場合にアクセス数保
持手段のデータを参照して過去の現時点と同時刻におい
て一定数以上の同時アクセスがあったファイルをディス
クキャッシュ対象として選定し、このディスクキャッシ
ュ対象のファイルに対してディスクキャッシュを有効に
するので、ディスクキャッシュを一層有効に利用するこ
とができる。
【0027】請求項13記載のディスクキャッシュ装置
は、請求項8または請求項12記載のディスクキャッシ
ュ装置において、ディスクキャッシュは、複数の領域に
分割し、ディスク制御手段はディスクキャッシュ対象選
定手段から複数のディスクキャッシュ対象のファイルに
対してディスクキャッシュを有効にすることが指示され
たときに、複数のディスクキャッシュ対象のファイルに
対して複数の領域を割り当てるディスクキャッシュ制御
機能を有している。
【0028】この構成によれば、ディスクキャッシュが
複数のディスクキャッシュ対象のファイルを保持できる
ようにしているので、複数のファイルに対して同時アク
セスが多発した場合でも、ディスク記憶装置へのアクセ
スを緩和するとともにより多くの同時アクセスが可能と
なる。請求項14記載のディスクキャッシュ装置は、磁
気ディスク装置等の複数台のディスク記憶装置をもつフ
ァイルサーバに設けられるものであり、ディスク記憶装
置の台数に対応して複数の領域に分割され、各ディスク
記憶装置に記録されているファイルのデータを各領域に
それぞれ一時的に保持するディスクキャッシュと、ネッ
トワーク等の通信線との間でデータの入出力を行うデー
タ入出力手段と、複数のディスク記憶装置に記録されて
いるファイル毎に同時アクセス数を計数するアクセス数
計数手段と、ファイル毎の複数のディスク記憶装置にお
ける格納場所を管理するファイル管理テーブルと、アク
セス数計数手段とファイル管理テーブルとを用いてファ
イル毎の同時アクセス数を取得し、一定数以上の同時ア
クセスが起こっているファイルとこの一定数以上の同時
アクセスが起こっているファイルを格納しているディス
ク記憶装置をディスクキャッシュ対象として選定するデ
ィスクキャッシュ対象選定手段と、ディスク記憶装置と
データ入出力手段とディスクキャッシュの間のデータの
入出力を制御するディスク制御手段とを備えている。こ
の場合、ディスクキャッシュ対象選定手段は、ディスク
キャッシュ対象のファイルおよびディスク記憶装置に対
してディスクキャッシュを有効にすることをディスク制
御手段に指示し、ディスク制御手段は、ディスクキャッ
シュ対象選定手段からの指示に応答して、ディスクキャ
ッシュ対象のファイルに対してディスクキャッシュのデ
ィスクキャッシュ対象のディスク記憶装置に割り当てら
れた領域を有効にし、ディスクキャッシュ対象のファイ
ルにアクセスが発生したときにディスクキャッシュ対象
のディスク記憶装置からディスクキャッシュ対象のファ
イルのデータを読み出してディスクキャッシュにおける
ディスクキャッシュ対象のディスク記憶装置に割り当て
られた領域に書き込み、ディスクキャッシュ対象のファ
イルに対してディスクキャッシュのディスクキャッシュ
対象のディスク記憶装置に割り当てられた領域について
有効にした状態でディスクキャッシュ対象のファイルに
対するアクセスが発生したときはディスクキャッシュの
ディスクキャッシュ対象のディスク記憶装置に割り当て
られた領域からデータを読み出すようにしている。
【0029】この構成によれば、アクセス数計数手段は
複数のディスク記憶装置に記録されているファイル毎に
同時アクセス数を計数しその値を保持し、ディスクキャ
ッシュ選定手段はアクセス数計数手段が保持している同
時アクセス数とファイル管理テーブルを参照し、同時ア
クセス数が一定数を超えたファイルをディスク記憶装置
毎に選定し、ディスク制御手段に選定されたディスクキ
ャッシュ対象のファイルに対してディスクキャッシュを
有効にするように伝え、ディスクキャッシュが有効にな
った後、ディスクキャッシュ対象のファイルに対してア
クセスが発生した場合、データはディスクキャッシュに
おけるディスク対象のディスク記憶装置に対応した領域
に書き込まれ、それ以降のファイルへのアクセスはディ
スクキャッシュの上記領域に対して行われるのでアクセ
スの速度が向上し、ディスク記憶装置へのアクセスを緩
和するとともにより多くの同時アクセスが可能になる。
【0030】特に、ディスクキャッシュをディスク記憶
装置の台数に対応して複数の領域に分割し、各ディスク
記憶装置毎にディスクキャッシュ対象のファイルに対し
てディスクキャッシュを有効にすることができ、ディス
ク記憶装置単位のアクセス速度の向上が図れ、ディスク
記憶装置へのアクセスを緩和するとともにより多くの同
時アクセスが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照しながら説明する。 〔第1の実施の形態〕図1はこの発明の第1の実施の形
態におけるディスクキャッシュ装置11のブロック図を
示すものである。図1において、データ入出力手段12
は通信線であるネットワーク(例えば、ローカルエリア
ネットワーク)10との間でデータの入出力を行う。磁
気ディスク制御手段13はディスク記憶装置である磁気
ディスク装置17を制御し磁気ディスク装置17に記録
されているファイルのデータの入出力の制御を行うとと
もに、そのデータをデータ入出力手段12およびディス
クキャッシュ16の間でやり取りを制御する。アクセス
数計数手段14はデータ入出力手段12からの情報(後
述のファイル名)をもとに磁気ディスク装置17に記録
されているファイル毎に同時アクセス数を計数し保持す
る。ディスクキャッシュ対象選定手段15はアクセス数
計数手段14を用いてディスクキャッシュ16に書き込
むファイルを選定する。つまり、ディスクキャッシュ対
象選定手段15はファイル毎の同時アクセス数を取得
し、一定数以上の同時アクセスが起こっているファイル
をディスクキャッシュ対象として選定する。ディスクキ
ャッシュ16は磁気ディスク装置17に書き込まれてい
るデータを一時的に保持する。磁気ディスク装置17に
はアクセスの対象となるファイルが1または複数記録さ
れている。
【0032】ディスクキャッシュ対象選定手段15は、
ディスクキャッシュ対象のファイルに対してディスクキ
ャッシュ16を有効にすることを磁気ディスク制御手段
13に指示するようにしている。また、磁気ディスク制
御手段13は、ディスクキャッシュ対象選定手段15か
らの指示に応答してディスクキャッシュ対象のファイル
に対してディスクキャッシュ16を有効にして、ディス
クキャッシュ対象のファイルにアクセスが発生したとき
に磁気ディスク装置17からディスクキャッシュ対象の
ファイルのデータを読み出してディスクキャッシュ16
に書き込み、ディスクキャッシュ対象のファイルに対し
てディスクキャッシュ16を有効にした状態でディスク
キャッシュ対象のファイルに対するアクセスが発生した
ときはディスクキャッシュ16からデータを読み出すよ
うにしている。
【0033】以上のように構成されたこの実施の形態の
ディスクキャッシュ装置について、以下その動作につい
て説明する。データ入出力手段12がネットワーク10
を通じてクライアント(図示せず)から磁気ディスク装
置17に記録されているファイルのデータ転送の要求を
受けると、磁気ディスク制御手段13を用いて指定され
たファイルのデータを磁気ディスク装置17から読み出
し、ネットワーク10にデータを送出する。また、デー
タ入出力手段12は送出したファイルのファイル名をア
クセス数計数手段14に送る。アクセス数計数手段14
は〔表1〕に示す同時アクセス計数テーブルを保持して
おり、データ入出力手段12から送られたファイル名の
アクセス開始時にファイル名(〔表1〕ではファイル1
〜4が示されている)に対応した同時アクセス数を1増
やし、アクセス終了時に1減じる。
【0034】
【表1】
【0035】ディスクキャッシュ選定手段15はアクセ
ス数計数手段14が保持している同時アクセス計数テー
ブルを一定時間毎に参照して、一つのファイルへの同時
アクセス数をすべてのファイルについて監視し、同時ア
クセス数が一定数以上(例えば5以上)で最大のファイ
ル(〔表1〕ではファイル1)が存在した場合、このフ
ァイル1をディスクキャッシュ対象ファイルとして選定
し、磁気ディスク制御手段13にファイル1に対してデ
ィスクキャッシュ16を有効にするように指示する。
【0036】磁気ディスク制御手段13はディスクキャ
ッシュ選定手段15によりファイル1に対してディスク
キャッシュ16を有効にするように指示を受けた場合、
ディスクキャッシュ16を有効にし、ファイル1にアク
セス要求が発生すると、磁気ディスク装置17からファ
イル1のディスクを読み出してデータ入出力手段12に
データ転送を行うと同時に、ディスクキャッシュ16に
同じデータを書き込む。その後、ファイル1へのアクセ
スはディスクキャッシュ16から行われる。
【0037】なお、ディスクキャッシュが有効になって
いるファイル1への同時アクセス数が一定数より少なく
なっている場合に、別の、例えばファイル2への同時ア
クセス数が一定以上の場合、ファイル1のディスクキャ
ッシュが無効になり、ファイル2のディスクキャッシュ
が有効になる。以上のように、この実施の形態によれ
ば、一つのファイルに対して一定数以上の同時アクセス
が発生した場合に、そのファイルをディスクキャッシュ
対象ファイルとして選定するとともに、そのファイルに
対してディスクキャッシュ16を有効にし、それ以降の
ディスクキャッシュ対象ファイルへのアクセスはディス
クキャッシュ16に対して行うので、アクセス速度が向
上し、磁気ディスク装置17へのアクセスを緩和すると
ともにより多くの同時アクセスが可能になる。
【0038】〔第2の実施の形態〕図2はこの発明の第
2の実施の形態におけるディスクキャッシュ装置21の
ブロック図を示すものである。図2において、データ入
出力手段22は通信線であるネットワーク(例えば、ロ
ーカルエリアネットワーク)20との間でデータの入出
力を行う。磁気ディスク制御手段23はディスク記憶装
置である磁気ディスク装置28を制御し磁気ディスク装
置28に記録されているファイルのデータの入出力の制
御を行うとともに、そのデータをデータ入出力手段22
およびディスクキャッシュ26の間でやり取りを制御す
る。アクセス数計数手段24はデータ入出力手段22か
らの情報(後述のファイル名)をもとに磁気ディスク装
置28に記録されるいるファイル毎に同時アクセス数を
計数し保持する。ディスクキャッシュ対象選定手段25
はアクセス数計数手段24を用いてディスクキャッシュ
26に書き込むファイルを選定する。つまり、ディスク
キャッシュ対象選定手段25はファイル毎の同時アクセ
ス数を取得し、一定数以上の同時アクセスが起こってい
るファイルをディスクキャッシュ対象として選定する。
ディスクキャッシュ26は磁気ディスク装置28に書き
込まれているデータを一時的に保持する。磁気ディスク
装置28にはアクセスの対象となるファイルが1または
複数記録されている。
【0039】ディスクキャッシュ対象選定手段25は、
ディスクキャッシュ対象のファイルに対してディスクキ
ャッシュ26を有効にすることを磁気ディスク制御手段
23に指示するようにしている。また、磁気ディスク制
御手段23は、ディスクキャッシュ対象選定手段25か
らの指示に応答してディスクキャッシュ対象のファイル
に対してディスクキャッシュ26を有効にして、ディス
クキャッシュ対象のファイルにアクセスが発生したとき
に磁気ディスク装置28からディスクキャッシュ対象の
ファイルのデータを読み出してディスクキャッシュ26
に書き込み、ディスクキャッシュ対象のファイルに対し
てディスクキャッシュ26を有効にした状態でディスク
キャッシュ対象のファイルに対するアクセスが発生した
ときはディスクキャッシュ26からデータを読み出すよ
うにしている。
【0040】ディスクキャッシュ解除手段27は、磁気
ディスク制御手段23のディスクキャッシュ26へのア
クセス状態を監視し、ディスクキャッシュ26が有効の
状態で、ディスクキャッシュ26が有効になってから一
定時間経過後までにディスクキャッシュ26へのアクセ
スが発生しなかった場合、磁気ディスク制御手段23に
ディスクキャッシュ26を無効にするように指示する。
なお、上記の一定時間は、例えば10分程度である。
【0041】以上のように構成されたこの実施の形態の
ディスクキャッシュ装置について、以下その動作につい
て説明する。データ入出力手段22がネットワーク20
を通じてクライアント(図示せず)から磁気ディスク装
置28に記録されているファイルのデータ転送の要求を
受けると、磁気ディスク制御手段23を用いて指定され
たファイルのデータを磁気ディスク装置28から読み出
し、ネットワーク20にデータを送出する。また、デー
タ入出力手段22は送出したファイルのファイル名をア
クセス数計数手段24に送る。アクセス数計数手段24
は〔表1〕に示す同時アクセス計数テーブルを保持して
おり、データ入出力手段22から送られたファイル名の
アクセス開始時にファイル名(〔表1〕ではファイル1
〜4)に対応した同時アクセス数を1増やし、アクセス
終了時に1減じる。
【0042】ディスクキャッシュ選定手段25はアクセ
ス数計数手段24が保持している同時アクセス計数テー
ブルを一定時間毎に参照して、一つのファイルへの同時
アクセス数をすべてのファイルに対して監視し、同時ア
クセス数が一定数以上(例えば5以上)で最大のファイ
ル(〔表1〕ではファイル1)が存在した場合、このフ
ァイル1をディスクキャッシュ対象ファイルとして選定
し、磁気ディスク制御手段23にファイル1に対してデ
ィスクキャッシュ26を有効にするように指示する。
【0043】磁気ディスク制御手段23はディスクキャ
ッシュ選定手段25によりファイル1に対してディスク
キャッシュ26を有効にするように指示を受けた場合、
ディスクキャッシュ26を有効にし、ファイル1にアク
セス要求が発生すると、磁気ディスク装置28からファ
イル1のディスクを読み出してデータ入出力手段22に
データ転送を行うと同時に、ディスクキャッシュ26に
同じデータを書き込む。その後、ファイル1へのアクセ
スはディスクキャッシュ26から行われる。
【0044】また、磁気ディスク制御手段23はディス
クキャッシュ26が有効になったことをディスクキャッ
シュ解除手段27に伝える。ディスクキャッシュ解除手
段27はディスクキャッシュ26が有効になってから一
定時間の間磁気ディスク制御手段23を監視し、ディス
クキャッシュ26へのアクセスが一定時間行われなかっ
た場合、磁気ディスク制御手段23にディスクキャッシ
ュ26を無効にするように指示する。
【0045】以上のように、この実施の形態によれば、
ディスクキャッシュ解除手段27により、一定時間内に
ディスクキャッシュ26が使用されなければディスクキ
ャッシュ26が無効になるので、ディスクキャッシュ2
6の有効利用が可能になる。その他の効果は第1の実施
の形態と同様である。 〔第3の実施の形態〕図3はこの発明の第3の実施の形
態におけるディスクキャッシュ装置31のブロック図を
示すものである。図3において、データ入出力手段32
は通信線であるネットワーク(例えば、ローカルエリア
ネットワーク)30との間でデータの入出力を行う。磁
気ディスク制御手段33はディスク記憶装置である磁気
ディスク装置38を制御し磁気ディスク装置38に記録
されているファイルのデータの入出力の制御を行うとと
もに、そのデータをデータ入出力手段32およびディス
クキャッシュ36の間でやり取りを制御する。アクセス
数計数手段34はデータ入出力手段32からの情報(後
述のファイル名)をもとに磁気ディスク装置38に記録
されているファイル毎に同時アクセス数を計数し保持す
る。ディスクキャッシュ対象選定手段35はアクセス数
計数手段34を用いてディスクキャッシュ36に書き込
むファイルを選定する。つまり、ディスクキャッシュ対
象選定手段35はファイル毎の同時アクセス数を取得
し、一定数以上の同時アクセスが起こっているファイル
をディスクキャッシュ対象として選定する。ディスクキ
ャッシュ36は磁気ディスク装置38に書き込まれてい
るデータを一時的に保持する。磁気ディスク装置38に
はアクセスの対象となるファイルが1または複数記録さ
れている。
【0046】ディスクキャッシュ対象選定手段35は、
ディスクキャッシュ対象のファイルに対してディスクキ
ャッシュ36を有効にすることを磁気ディスク制御手段
33に指示するようにしている。また、磁気ディスク制
御手段33は、ディスクキャッシュ対象選定手段35か
らの指示に応答してディスクキャッシュ対象のファイル
に対してディスクキャッシュ36を有効にして、ディス
クキャッシュ対象のファイルにアクセスが発生したとき
に磁気ディスク装置38からディスクキャッシュ対象の
ファイルのデータを読み出してディスクキャッシュ36
に書き込み、ディスクキャッシュ対象のファイルに対し
てディスクキャッシュ36を有効にした状態でディスク
キャッシュ対象のファイルに対するアクセスが発生した
ときはディスクキャッシュ36からデータを読み出すよ
うにしている。
【0047】ディスクキャッシュ解除手段37は、ディ
スクキャッシュ36が有効の状態で、アクセス数計数手
段34を参照して、ディスクキャッシュ対象選定手段3
6が選定したファイルへの同時アクセスが一定数を下回
ったとき、磁気ディスク制御手段33にディスクキャッ
シュ36を無効にするように指示する。なお、ディスク
キャッシュを解除するときの条件となる同時アクセス数
(一定数)は、ディスクキャッシュを有効にするときの
条件となる同時アクセス数(一定数)と同じ値に設定さ
れる。
【0048】以上のように構成されたこの実施の形態の
ディスクキャッシュ装置について、以下その動作につい
て説明する。データ入出力手段32がネットワーク30
を通じてクライアント(図示せず)から磁気ディスク装
置38に記録されているファイルのデータ転送の要求を
受けると、磁気ディスク制御手段33を用いて指定され
たファイルのデータを磁気ディスク装置38から読み出
し、ネットワーク30にデータを送出する。また、デー
タ入出力手段32は送出したファイルのファイル名をア
クセス数計数手段34に送る。アクセス数計数手段34
は〔表1〕に示す同時アクセス計数テーブルを保持して
おり、データ入出力手段32から送られたファイル名の
アクセス開始時にファイル名(〔表1〕ではファイル1
〜4)に対応した同時アクセス数を1増やし、アクセス
終了時に1減じる。
【0049】ディスクキャッシュ選定手段35はアクセ
ス数計数手段34が保持している同時アクセス計数テー
ブルを一定時間毎に参照して、一つのファイルへの同時
アクセス数をすべてのファイルに対して監視し、同時ア
クセス数が一定数以上(例えば5以上)で最大のファイ
ル(〔表1〕ではファイル1)が存在した場合、このフ
ァイル1をディスクキャッシュ対象ファイルとして選定
し、磁気ディスク制御手段33にファイル1に対してデ
ィスクキャッシュ36を有効にするように指示する。
【0050】磁気ディスク制御手段33はディスクキャ
ッシュ選定手段35によりファイル1に対してディスク
キャッシュ36を有効にするように指示を受けた場合、
ディスクキャッシュ36を有効にし、ファイル1にアク
セス要求が発生すると、磁気ディスク装置38からファ
イル1のディスクを読み出してデータ入出力手段32に
データ転送を行うと同時に、ディスクキャッシュ36に
同じデータを書き込む。その後、ファイル1へのアクセ
スはディスクキャッシュ36から行われる。
【0051】また、磁気ディスク制御手段33はディス
クキャッシュ36が有効になったことをディスクキャッ
シュ解除手段37に伝える。ディスクキャッシュ解除手
段37は一定時間毎にアクセス数計数手段34が保持し
ている同時アクセス数テーブルを参照してディスクキャ
ッシュ対象選定手段34が選定したファイル1の同時ア
クセス数が一定数以下になった場合、磁気ディスク制御
手段33にディスクキャッシュ36を無効にするように
指示する。
【0052】以上のように、この実施の形態によれば、
ディスクキャッシュ解除手段37により、同時アクセス
数が一定数以下になった場合、ディスクキャッシュ36
が無効になるので、ディスクキャッシュ36の有効利用
が可能になる。その他の効果は第1の実施の形態と同様
である。 〔第4の実施の形態〕図4はこの発明の第4の実施の形
態におけるディスクキャッシュ装置41のブロック図を
示すものである。図4において、データ入出力手段42
は通信線であるネットワーク(例えば、ローカルエリア
ネットワーク)40との間でデータの入出力を行う。磁
気ディスク制御手段43はディスク記憶装置である磁気
ディスク装置48を制御し磁気ディスク装置48に記録
されているファイルのデータの入出力の制御を行うとと
もに、そのデータをデータ入出力手段42およびディス
クキャッシュ46の間でやり取りを制御する。アクセス
数計数手段44はデータ入出力手段42からの情報(後
述のファイル名)をもとに磁気ディスク装置48に記録
されているファイル毎に同時アクセス数を計数し保持す
る。ディスクキャッシュ対象選定手段45はアクセス数
計数手段44を用いてディスクキャッシュ46に書き込
むファイルを選定する。つまり、ディスクキャッシュ対
象選定手段45はファイル毎の同時アクセス数を取得
し、一定数以上の同時アクセスが起こっているファイル
をディスクキャッシュ対象として選定する。ディスクキ
ャッシュ46は磁気ディスク装置48に書き込まれてい
るデータを一時的に保持する。磁気ディスク装置48に
はアクセスの対象となるファイルが1または複数記録さ
れている。
【0053】ディスクキャッシュ対象選定手段45は、
ディスクキャッシュ対象のファイルに対してディスクキ
ャッシュ46を有効にすることを磁気ディスク制御手段
43に指示するようにしている。また、このディスクキ
ャッシュ対象選定手段45は、ディスクキャッシュ46
が有効になった状態で、ディスクキャッシュ対象のファ
イルへの同時アクセス数を超える同時アクセス数をもつ
他のファイルが出現したときに他のファイルをディスク
キャッシュ対象として選定し直してディスクキャッシュ
対象のファイルを変更し、変更前のディスクキャッシュ
対象のファイルに対してディスクキャッシュ46を無効
にし、変更後のディスクキャッシュ対象のファイルに対
してディスクキャッシュ46を有効にすることを磁気デ
ィスク制御手段43に指示するようにしている。
【0054】また、磁気ディスク制御手段43は、ディ
スクキャッシュ対象選定手段45からの指示に応答して
ディスクキャッシュ対象のファイルに対してディスクキ
ャッシュ46を有効にして、ディスクキャッシュ対象の
ファイルにアクセスが発生したときに磁気ディスク装置
48からディスクキャッシュ対象のファイルのデータを
読み出してディスクキャッシュ46に書き込み、ディス
クキャッシュ対象のファイルに対してディスクキャッシ
ュ46を有効にした状態でディスクキャッシュ対象のフ
ァイルに対するアクセスが発生したときはディスクキャ
ッシュ46からデータを読み出すようにしている。ま
た、磁気ディスク制御手段43は、ディスクキャッシュ
対象選定手段45からの指示に応答して変更前のディス
クキャッシュ対象のファイルに対してディスクキャッシ
ュ46を無効にし、変更後のディスクキャッシュ対象の
ファイルに対してディスクキャッシュ46を有効にし、
変更後のディスクキャッシュ対象のファイルにアクセス
が発生したときに磁気ディスク装置48から変更後のデ
ィスクキャッシュ対象のファイルのデータを読み出して
ディスクキャッシュ46に書き込み、変更後のディスク
キャッシュ対象のファイルに対してディスクキャッシュ
46を有効にした状態で変更後のディスクキャッシュ対
象のファイルに対するアクセスが発生したときはディス
クキャッシュ46からデータを読み出すようにしてい
る。
【0055】読み出し切り替え手段47は、ディスクキ
ャッシュ46からのファイルのデータの読み出し中のデ
ィスクキャッシュ46を有効にするファイルが変更され
た場合に、ファイルのデータをディスクキャッシュ46
からの読み出しから途切れることなく磁気ディスク装置
48からの読み出しへ移行させるための手段である。以
上のように構成されたこの実施の形態のディスクキャッ
シュ装置について、以下その動作について説明する。
【0056】データ入出力手段42がネットワーク40
を通じてクライアント(図示せず)から磁気ディスク装
置48に記録されているファイルのデータ転送の要求を
受けると、磁気ディスク制御手段43を用いて指定され
たファイルのデータを磁気ディスク装置48から読み出
し、ネットワーク40にデータを送出する。また、デー
タ入出力手段42は送出したファイルのファイル名をア
クセス数計数手段44に送る。アクセス数計数手段44
は〔表1〕に示す同時アクセス計数テーブルを保持して
おり、データ入出力手段42から送られたファイル名の
アクセス開始時に1増やし、アクセス終了時に1減じ
る。ディスクキャッシュ選定手段45はアクセス数計数
手段44が保持している同時アクセス計数テーブルを一
定時間毎に参照して、一つのファイルへの同時アクセス
数をすべてのファイルに対して監視し、同時アクセス数
が一定数以上(例えば5以上)で最大のファイル(〔表
1〕ではファイル1)が存在した場合、このファイル1
をディスクキャッシュ対象ファイルとして選定し、磁気
ディスク制御手段43にファイル1に対してディスクキ
ャッシュ46を有効にするように指示する。磁気ディス
ク制御手段43はディスクキャッシュ選定手段45によ
りディスクキャッシュ46を有効にするように指示を受
けた場合、ディスクキャッシュ46を有効にし、ファイ
ル1にアクセス要求が発生すると、磁気ディスク装置4
8からファイル1のディスクを読み出してデータ入出力
手段42にデータ転送を行うと同時に、ディスクキャッ
シュ46に同じデータを書き込む。その後、ファイル1
へのアクセスはディスクキャッシュ46から行われる。
【0057】ファイル1に対するディスクキャッシュが
有効の状態で、ディスクキャッシュ対象選定手段45は
同時アクセス数がファイル1よりも多いファイル2が存
在すると、磁気ディスク制御手段43にディスクキャッ
シュ対象のファイルをファイル1からファイル2に切り
替えるように、つまりファイル1に対してディスクキャ
ッシュ46を無効にし、ファイル2に対してディスクキ
ャッシュ46を有効にするように指示する。磁気ディス
ク制御手段43はディスクキャッシュ対象選定手段45
からディスクキャッシュ対象ファイルの切り替えの要請
を受け取ると、読み出し切り替え手段47を用いて、現
在ファイル1にアクセス中の読み出しがとぎれることな
く、読み出しがディスクキャッシュ46から磁気ディス
ク装置48に移行できるようにする。
【0058】さらに、ファイル2に対する次のアクセス
が発生した場合に、磁気ディスク装置からの読み出しと
同時に、ディスクキャッシュ46にデータを書き込む。
以上のように、この実施の形態によれば、ディスクキャ
ッシュ対象選定手段45により、ディスクキャッシュ対
象ファイルの切り替えを行うことができるので、ディス
クキャッシュの有効利用が可能になる。しかも、ディス
クキャッシュ対象のファイルが変更された後、読み出し
切り替え手段47によりディスクキャッシュ46から読
み出していたファイルの読み出しを途切れることなく磁
気ディスク装置48からの読み出しに切り替えることが
できるので、ディスクキャッシュ46からファイルの読
み出しの途中でディスクキャッシュ対象のファイルの変
更を行っても、何等支障はない。 〔第5の実施の形態〕図5はこの発明の第5の実施の形
態におけるディスクキャッシュ装置51のブロック図を
示すものである。図5において、データ入出力手段52
は通信線であるネットワーク(例えば、ローカルエリア
ネットワーク)50との間でデータの入出力を行う。磁
気ディスク制御手段53はディスク記憶装置である磁気
ディスク装置57を制御し磁気ディスク装置57に記録
されているファイルのデータの入出力の制御を行うとと
もに、そのデータをデータ入出力手段52およびディス
クキャッシュ56の間でやり取りを制御する。アクセス
数計数手段54はデータ入出力手段52からの情報(後
述のファイル名)をもとに磁気ディスク装置57に記録
されているファイル毎に同時アクセス数を計数し保持す
る。時刻別アクセス数保持手段58は〔表2〕に示すよ
うなテーブルをもちアクセス数計数手段54の同時アク
セス数計数テーブルを参照して、時刻別の同時アクセス
数最大値テーブルを作成する。
【0059】
【表2】
【0060】ディスクキャッシュ対象選定手段55はア
クセス数計数手段54または時刻別アクセス数保持手段
58を用いてディスクキャッシュ56に書き込むファイ
ルを選定する。つまり、ディスクキャッシュ対象選定手
段55は、現時点におけるファイル毎の同時アクセス数
を取得し、一定数以上の同時アクセスが起こっているフ
ァイルをディスクキャッシュ対象として選定する。ディ
スクキャッシュ56は磁気ディスク装置57に書き込ま
れているデータを一時的に保持する。磁気ディスク装置
57にはアクセスの対象となるファイルが1または複数
記録されている。
【0061】ディスクキャッシュ対象選定手段56は現
在一定数以上の同時アクセスが起こっているファイルが
存在しないと判定したときは、時刻別アクセス数保持手
段58がもつ時刻別同時アクセス数計数テーブルを参照
して、過去の同時刻に一定数以上の同時アクセスが発生
していたファイルを選定し、ディスクキャッシュ対象フ
ァイルとする。過去の同時刻に一定数以上の同時アクセ
スが発生したファイルが存在しない場合はなにもしな
い。
【0062】ディスクキャッシュ対象選定手段55は、
ディスクキャッシュ対象のファイルに対してディスクキ
ャッシュ56を有効にすることを磁気ディスク制御手段
53に指示する。磁気ディスク制御手段53は、ディス
クキャッシュ対象選定手段55からの指示に応答してデ
ィスクキャッシュ対象のファイルに対してディスクキャ
ッシュ56を有効にし、ディスクキャッシュ対象のファ
イルにアクセスが発生したときに磁気ディスク装置57
からディスクキャッシュ対象のファイルのデータを読み
出してディスクキャッシュ56に書き込み、ディスクキ
ャッシュ対象のファイルに対してディスクキャッシュ5
6を有効にした状態でディスクキャッシュ対象のファイ
ルに対するアクセスが発生したときはディスクキャッシ
ュ56からデータを読み出すようにしている。
【0063】以上のように構成されたこの実施の形態の
ディスクキャッシュ装置について、以下その動作につい
て説明する。データ入出力手段52がネットワーク50
を通じてクライアント(図示せず)から磁気ディスク装
置57に記録されているファイルのデータ転送の要求を
受けると、磁気ディスク制御手段53を用いて指定され
たファイルのデータを磁気ディスク装置57から読み出
し、ネットワーク50にデータを送出する。また、デー
タ入出力手段52は送出したファイルのファイル名をア
クセス数計数手段54に送る。
【0064】アクセス数計数手段54は〔表1〕に示す
同時アクセス計数テーブルを保持しており、データ入出
力手段52から送られたファイル名のアクセス開始時に
1増やし、アクセス終了時に1減じる。ディスクキャッ
シュ選定手段55はアクセス数計数手段54が保持して
いる同時アクセス計数テーブルを一定時間毎(例えば1
0分おき)に参照して、一つのファイルへの同時アクセ
ス数をすべてのファイルに対して監視し、同時アクセス
数が一定数以上で最大(例えばアクセス数が5以上)の
ファイル1が存在した場合、磁気ディスク制御手段53
にファイル1に対してディスクキャッシュ56を有効に
するように指示する。
【0065】また、ディスクキャッシュ対象選定手段5
5は現在一定数以上の同時アクセスが起こっているファ
イルが存在しないと判定したときは、時刻別アクセス数
保持手段58がもつ時刻別同時アクセス数計数テーブル
を参照して、過去の同時刻(例えば時刻2)に一定数以
上で最大(例えばアクセス数5以上)の同時アクセスが
発生していたファイル2を選定し、ディスクキャッシュ
対象ファイルとし、磁気ディスク制御手段33にファイ
ル2に対してディスクキャッシュ56を有効にするよう
に指示する。過去の同時刻に一定数以上の同時アクセス
が発生したファイルが存在しない場合はなにもしない。
【0066】磁気ディスク制御手段53はディスクキャ
ッシュ選定手段55によりディスクキャッシュ56を有
効にするように指示を受けた場合、ディスクキャッシュ
56を有効にし、ファイル1にアクセス要求が発生する
と、磁気ディスク装置57からファイル1のディスクを
読み出してデータ入出力手段52にデータ転送を行うと
同時に、ディスクキャッシュ56に同じデータを書き込
む。その後、ファイル1へのアクセスはディスクキャッ
シュ56から行われる。
【0067】以上のように、この実施の形態によれば、
過去の時刻別アクセス数を保持する時刻別アクセス数保
持手段58を備え、ディスクキャッシュ対象選定手段5
5により、現在一定数以上の同時アクセスが起こってお
らず、ディスクキャッシュ56が使用されていない場
合、時刻別アクセス数保持手段58により、過去の同時
刻に一定数以上の同時アクセスが発生したファイルを選
定し、そのファイルに対するディスクキャッシュ56を
有効にするため、ディスクキャッシュ56を有効に使用
することが可能になる。その他の効果は第1の実施の形
態と同様である。
【0068】なお、第2、第3、第4の実施の形態につ
いても、第5の実施の形態と同様に時刻別アクセス数保
持手段を付加してもよいのは当然であり、それによる効
果も第5の実施の形態と同様である。 〔第6の実施の形態〕図6はこの発明の第6の実施の形
態におけるディスクキャッシュ装置61のブロック図を
示すものである。図6において、データ入出力手段62
は通信線であるネットワーク(例えば、ローカルエリア
ネットワーク)60との間でデータの入出力を行う。磁
気ディスク制御手段63はディスク記憶装置である磁気
ディスク装置67を制御し磁気ディスク装置67に記録
されているファイルのデータの入出力の制御を行うとと
もに、そのデータをデータ入出力手段62およびディス
クキャッシュ66の間でやり取りを制御する。アクセス
数計数手段64はデータ入出力手段62からの情報(後
述のファイル名)をもとに磁気ディスク装置67に記録
されているファイル毎に同時アクセス数を計数し保持す
る。ディスクキャッシュ対象選定手段65はアクセス数
計数手段64を用いてディスクキャッシュ66に書き込
むファイルを選定する。つまり、ディスクキャッシュ対
象選定手段65はファイル毎の同時アクセス数を取得
し、一定数以上の同時アクセスが起こっているファイル
をディスクキャッシュ対象として選定する。ディスクキ
ャッシュ66はその領域を例えば領域1、領域2の2つ
の領域(3つ以上であってもよい)に区分けされてお
り、磁気ディスク装置67に書き込まれているデータを
一時的に保持する。磁気ディスク装置67にはアクセス
の対象となるファイルが複数記録されている。
【0069】ディスクキャッシュ対象選定手段65は、
ディスクキャッシュ対象のファイルに対してディスクキ
ャッシュ66を有効にすることを磁気ディスク制御手段
63に指示するようにしている。また、磁気ディスク制
御手段63は、ディスクキャッシュ対象選定手段65か
らの指示に応答してディスクキャッシュ対象のファイル
に対してディスクキャッシュ66を有効にして、ディス
クキャッシュ対象のファイルにアクセスが発生したとき
に磁気ディスク装置67からディスクキャッシュ対象の
ファイルのデータを読み出してディスクキャッシュ66
に書き込み、ディスクキャッシュ対象のファイルに対し
てディスクキャッシュ66を有効にした状態でディスク
キャッシュ対象のファイルに対するアクセスが発生した
ときはディスクキャッシュ66からデータを読み出すよ
うにしている。
【0070】以上のように構成されたこの実施の形態の
ディスクキャッシュ装置について、以下その動作につい
て説明する。データ入出力手段62がネットワーク60
を通じてクライアント(図示せず)から磁気ディスク装
置67に記録されているファイルのデータ転送の要求を
受けると、磁気ディスク制御手段63を用いて指定され
たファイルのデータを磁気ディスク装置67から読み出
し、ネットワーク60にデータを送出する。また、デー
タ入出力手段62は送出したファイルのファイル名をア
クセス数計数手段64に送る。
【0071】アクセス数計数手段64は〔表3〕に示す
同時アクセス計数テーブルを保持しており、データ入出
力手段62から送られたファイル名のアクセス開始時に
1増やし、アクセス終了時に1減じる。ディスクキャッ
シュ選定手段65はアクセス数計数手段64が保持して
いる同時アクセス計数テーブルを一定時間毎に参照し
て、一つのファイルへの同時アクセス数をすべてのファ
イルに対して監視し、同時アクセス数が一定数以上のフ
ァイル1が存在した場合、磁気ディスク制御手段63に
ファイル1に対してディスクキャッシュ66を有効にす
るように指示する。
【0072】
【表3】
【0073】磁気ディスク制御手段63はディスクキャ
ッシュ選定手段65によりディスクキャッシュ66を有
効にするように指示を受けた場合、ディスクキャッシュ
66を有効にし、その後のファイル1にアクセス要求が
発生すると、磁気ディスク装置67からファイル1のデ
ータを読み出してデータ入出力手段62にデータ転送を
行うと同時に、ディスクキャッシュ66に同じデータを
書き込み、ファイル1へのアクセスはディスクキャッシ
ュ66から行われる。
【0074】その後、一定数以上の同時アクセスが発生
したファイル2が存在すると、ディスクキャッシュ選定
手段65はディスクキャッシュ66の領域2にファイル
2のディスクキャッシュ66を有効にするよう磁気ディ
スク制御手段63に指示する。以上のように、この実施
の形態によれば、デイスクキャッシュ66を分割し、複
数のファイルに対してディスクキャッシュ66を有効に
することができるので、複数のファイルに対して同時ア
クセスが多発した場合でも、磁気ディスク装置67への
アクセスを緩和するとともにより多くの同時アクセスが
可能になる。
【0075】なお、第5の実施の形態のような、時刻別
アクセス数保持手段を第6の実施の形態のディスクキャ
ッシュ装置に追加してもよい。 〔第7の実施の形態〕図7はこの発明の第7の実施の形
態におけるディスクキャッシュ装置71のブロック図を
示すものである。図7において、データ入出力手段72
は通信線であるネットワーク(例えば、ローカルエリア
ネットワーク)70との間でデータの入出力を行う。磁
気ディスク制御手段73はディスク記憶装置である3台
の磁気ディスク装置78,79,80を制御し磁気ディ
スク装置78,79,80に記録されているファイルの
データの入出力の制御を行うとともに、そのデータをデ
ータ入出力手段72およびディスクキャッシュ77の間
でやり取りを制御する。アクセス数計数手段74はデー
タ入出力手段72からの情報(後述のファイル名)をも
とに磁気ディスク装置78,79,80に記録されてい
るファイル毎に同時アクセス数を計数し保持する。ま
た、ファイル管理手段76は〔表4〕に示すようなファ
イルの格納先(磁気ディスク装置の番号)を示すファイ
ル管理テーブルを保持している。
【0076】
【表4】
【0077】ディスクキャッシュ対象選定手段75はア
クセス数計数手段74とファイル管理手段76が保持し
ているファイル管理テーブルを用いて同時アクセス数が
一定数以上のファイルを磁気ディスク装置78,79,
80毎に選定しディスクキャッシュ77に書き込むファ
イルを選定する。つまり、ディスクキャッシュ対象選定
手段75はファイル毎の同時アクセス数を取得し、一定
数以上の同時アクセスが起こっているファイルをディス
クキャッシュ対象として選定する。ディスクキャッシュ
77は、その領域が磁気ディスク装置数分に磁気ディス
ク装置78用の領域1、磁気ディスク装置79用の領域
2、磁気ディスク装置80用の領域3に区分けされてお
り、磁気ディスク装置78,79,80に書き込まれて
いるデータを磁気ディスク装置78,79,80毎に一
時的に保持する。磁気ディスク装置78,79,80に
はアクセスの対象となるファイルが1または複数記録さ
れている。
【0078】ディスクキャッシュ対象選定手段75は、
ディスクキャッシュ対象のファイルに対してディスクキ
ャッシュ77を有効にすることを磁気ディスク制御手段
63に指示するようにしている。また、磁気ディスク制
御手段73は、ディスクキャッシュ対象選定手段75か
らの指示に応答してディスクキャッシュ対象のファイル
に対してディスクキャッシュ77の領域1,2,3のい
ずれかを有効にして、ディスクキャッシュ対象のファイ
ルにアクセスが発生したときに磁気ディスク装置78,
79,80のいずれかからディスクキャッシュ対象のフ
ァイルのデータを読み出してディスクキャッシュ77の
領域1,2,3のいずれかに書き込み、ディスクキャッ
シュ対象のファイルに対してディスクキャッシュ77の
領域1,2,3のいずれかを有効にした状態でディスク
キャッシュ対象のファイルに対するアクセスが発生した
ときはディスクキャッシュ77の領域1,2,3のいず
れかからデータを読み出すようにしている。
【0079】以上のように構成されたこの実施の形態の
ディスクキャッシュ装置について、以下その動作につい
て説明する。データ入出力手段72がネットワーク70
を通じてクライアント(図示せず)から磁気ディスク装
置78,79,80に記録されているファイルのデータ
転送の要求を受けると、磁気ディスク制御手段73はフ
ァイル管理手段76が保持しているファイル管理テーブ
ルを用いてそのファイルの存在する磁気ディスク装置を
選定し、指定されたファイルのデータを上記選定した磁
気ディスク装置78,79,80のいずれかから読み出
し、ネットワーク70にデータを送出する。また、デー
タ入出力手段72は送出したファイルのファイル名をア
クセス数計数手段74に送る。
【0080】アクセス数計数手段74は〔表3〕に示す
同時アクセス計数テーブルを保持しており、データ入出
力手段72から送られたファイル名のアクセス開始時に
1増やし、アクセス終了時に1減じる。ディスクキャッ
シュ選定手段75はアクセス数計数手段74が保持して
いる同時アクセス計数テーブルを一定時間毎に参照し
て、磁気ディスク装置78,79,80毎に一つのファ
イルへの同時アクセス数をすべてのファイルに対して監
視し、磁気ディスク装置78に同時アクセス数が一定数
以上のファイル1が存在した場合、磁気ディスク制御手
段73にファイル1に対してディスクキャッシュ77の
領域1を有効にするように指示する。磁気ディスク制御
装置73はディスクキャッシュ選定手段75によりディ
スクキャッシュ77の領域1を有効にするように指示を
受けた場合、ディスクキャッシュ77の領域1を有効に
し、ファイル1にアクセス要求が発生すると、磁気ディ
スク装置78からファイル1のデータを読み出してデー
タ入出力手段72にデータ転送を行うと同時に、ディス
クキャッシュ77の領域1に同じデータを書き込み、次
回からのファイル1へのアクセスはディスクキャッシュ
77の領域1から行われる。
【0081】その後、一定数以上の同時アクセスが発生
した磁気ディスク装置79のファイル4が存在すると、
ディスクキャッシュ選定手段75はディスクキャッシュ
77の領域2にディスクキャッシュ77のファイル4を
有効にするよう磁気ディスク制御手段73に指示する。
以下、同じように処理する。以上のように、この実施の
形態によれば、ディスクキャッシュ77を各磁気ディス
ク装置78,79,80に対応した領域に区分し、磁気
ディスク装置78,79,80毎にファイルに対するデ
ィスクキャッシュ77が行えるので、磁気ディスク装置
78,79,80単位のアクセスアクセス速度の向上が
図れ、磁気ディスク装置78,79,80へのアクセス
を緩和するとともにより多くの同時アクセスが可能にな
る。
【0082】なお、この実施の形態において、第2,第
3,第4の実施の形態のようなディスクキャッシュ解除
やディスクキャッシュ変更の構成を採用可能であること
はいうまでもない。
【0083】
【発明の効果】請求項1記載のディスクキャッシュの制
御方法およびディスクキャッシュ装置によれば、ディス
ク記憶装置に記録されているファイル毎に同時アクセス
数を取得し、取得した同時アクセス数を参照して同時ア
クセス数が一定数を超えたファイルをディスクキャッシ
ュ対象として選定し、ディスクキャッシュ対象のファイ
ルに対してディスクキャッシュを有効にした後、ディス
クキャッシュ対象のファイルに対してアクセスが発生し
た場合、ディスクキャッシュ対象のファイルのデータは
ディスクキャッシュに書き込まれ、それ以降のディスク
キャッシュ対象のファイルへのアクセスはディスクキャ
ッシュに対して行われるので、アクセスの速度が向上
し、ディスク記憶装置へのアクセスを緩和するとともに
より多くの同時アクセスが可能になる。
【0084】請求項2記載のディスクキャッシュの制御
方法によれば、ディスクキャッシュが有効になってから
一定時間内に、ディスクキャッシュ対象のファイルに対
するアクセスが発生しなかったときに、つまり一定時間
内にディスクキャッシュが使用されなかったときに、デ
ィスクキャッシュが無効にされるので、ディスクキャッ
シュの有効利用が可能となる。
【0085】請求項3記載のディスクキャッシュの制御
方法によれば、ディスクキャッシュが有効になった状態
で、ディスクキャッシュ対象のファイルへの同時アクセ
ス数が一定数を下回ったときに、ディスクキャッシュが
無効にされるので、ディスクキャッシュの有効利用が可
能となる。請求項4記載のディスクキャッシュの制御方
法によれば、ディスクキャッシュが有効になった状態
で、ディスクキャッシュ対象のファイルへの同時アクセ
ス数を超える同時アクセス数をもつ他のファイルが出現
したときに他のファイルをディスクキャッシュ対象とし
て選定し直し、ディスクキャッシュ対象のファイルを変
更し、変更後のディスクキャッシュ対象のファイルに対
してディスクキャッシュを有効にするので、ディスクキ
ャッシュの有効利用が可能となる。
【0086】請求項5記載のディスクキャッシュの制御
方法によれば、ディスク記憶装置に記録されているファ
イル毎に同時アクセス数を取得し、取得した同時アクセ
ス数を参照して同時アクセス数が一定数を超えたファイ
ルをディスクキャッシュ対象として選定し、ディスクキ
ャッシュ対象のファイルに対してディスクキャッシュを
有効にした後、ディスクキャッシュ対象のファイルに対
してアクセスが発生した場合、ディスクキャッシュ対象
のファイルのデータはディスクキャッシュに書き込ま
れ、それ以降のディスクキャッシュ対象のファイルへの
アクセスはディスクキャッシュに対して行われるので、
アクセスの速度が向上し、ディスク記憶装置へのアクセ
スを緩和するとともにより多くの同時アクセスが可能に
なる。しかも、時刻毎、ファイル毎の同時アクセス数の
最大値を保持し、一定数以上の同時アクセスが起こって
いるファイルが存在しない場合に過去の現時点と同時刻
において一定数以上の同時アクセスがあったファイルを
ディスクキャッシュ対象として選定し、このディスクキ
ャッシュ対象のファイルに対してディスクキャッシュを
有効にするので、ディスクキャッシュを一層有効に利用
することができる。
【0087】請求項6記載のディスクキャッシュの制御
方法によれば、ディスクキャッシュが複数のディスクキ
ャッシュ対象のファイルを保持できるようにしているの
で、複数のファイルに対して同時アクセスが多発した場
合でも、ディスク記憶装置へのアクセスを緩和するとと
もにより多くの同時アクセスが可能となる。請求項7記
載のディスクキャッシュの制御方法によれば、複数のデ
ィスク記憶装置に記録されているファイル毎に同時アク
セス数を取得し、取得した同時アクセス数とファイル管
理テーブルを参照し、同時アクセス数が一定数を超えた
ファイルをディスクキャッシュ対象としてディスク記憶
装置毎に選定し、ディスクキャッシュ対象のファイルに
対してディスクキャッシュを有効にした後、ディスクキ
ャッシュ対象のファイルに対してアクセスが発生した場
合、ディスクキャッシュ対象のファイルのデータはディ
スクキャッシュにおけるディスク対象のディスク記憶装
置に対応した領域に書き込まれ、それ以降のファイルへ
のアクセスはディスクキャッシュの上記領域に対して行
われるので、アクセスの速度が向上し、ディスク記憶装
置へのアクセスを緩和するとともにより多くの同時アク
セスが可能になる。
【0088】請求項8記載のディスクキャッシュ装置に
よれば、アクセス数計数手段はディスク記憶装置に記録
されているファイル毎に同時アクセス数を計数しその値
を保持し、ディスクキャッシュ選定手段はアクセス数計
数手段が保持している同時アクセス数を参照し、同時ア
クセス数が一定数を超えたファイルを選定し、ディスク
制御手段に選定されたディスクキャッシュ対象のファイ
ルに対してディスクキャッシュを有効にするように伝
え、ディスクキャッシュが有効になった後、ディスクキ
ャッシュ対象のファイルに対してアクセスが発生した場
合、データはディスクキャッシュに書き込まれ、それ以
降のファイルへのアクセスはディスクキャッシュに対し
て行われるのでアクセスの速度が向上し、ディスク記憶
装置へのアクセスを緩和するとともにより多くの同時ア
クセスが可能になる。
【0089】請求項9記載のディスクキャッシュ装置に
よれば、ディスクキャッシュが有効になってから一定時
間内に、ディスクキャッシュ対象のファイルに対するア
クセスが発生しなかったときに、つまり一定時間内にデ
ィスクキャッシュが使用されなかったときに、ディスク
キャッシュ解除手段によりディスクキャッシュが無効に
されるので、ディスクキャッシュの有効利用が可能とな
る。
【0090】請求項10記載のディスクキャッシュ装置
によれば、ディスクキャッシュが有効になった状態で、
ディスクキャッシュ対象のファイルへの同時アクセス数
が一定数を下回ったときに、ディスクキャッシュ解除手
段によりディスクキャッシュが無効にされるので、ディ
スクキャッシュの有効利用が可能となる。請求項11記
載のディスクキャッシュ装置によれば、ディスクキャッ
シュが有効になった状態で、ディスクキャッシュ対象の
ファイルへの同時アクセス数を超える同時アクセス数を
もつ他のファイルが出現したときに他のファイルをディ
スクキャッシュ対象として選定し直し、ディスクキャッ
シュ対象のファイルを変更し、変更後のディスクキャッ
シュ対象のファイルに対してディスクキャッシュを有効
にするので、ディスクキャッシュの有効利用が可能とな
る。
【0091】請求項12記載のディスクキャッシュ装置
によれば、アクセス数計数手段はディスク記憶装置に記
録されているファイル毎に同時アクセス数を計数しその
値を保持し、ディスクキャッシュ選定手段はアクセス数
計数手段が保持している同時アクセス数を参照し、同時
アクセス数が一定数を超えたファイルを選定し、ディス
ク制御手段に選定されたディスクキャッシュ対象のファ
イルに対してディスクキャッシュを有効にするように伝
え、ディスクキャッシュが有効になった後、ディスクキ
ャッシュ対象のファイルに対してアクセスが発生した場
合、データはディスクキャッシュに書き込まれ、それ以
降のファイルへのアクセスはディスクキャッシュに対し
て行われるのでアクセスの速度が向上し、ディスク記憶
装置へのアクセスを緩和するとともにより多くの同時ア
クセスが可能になる。しかも、アクセス数保持手段によ
り時刻毎、ファイル毎の同時アクセス数の最大値を保持
し、一定数以上の同時アクセスが起こっているファイル
が存在しない場合にアクセス数保持手段のデータを参照
して過去の現時点と同時刻において一定数以上の同時ア
クセスがあったファイルをディスクキャッシュ対象とし
て選定し、このディスクキャッシュ対象のファイルに対
してディスクキャッシュを有効にするので、ディスクキ
ャッシュを一層有効に利用することができる。
【0092】請求項13記載のディスクキャッシュ装置
によれば、ディスクキャッシュが複数のディスクキャッ
シュ対象のファイルを保持できるようにしているので、
複数のファイルに対して同時アクセスが多発した場合で
も、ディスク記憶装置へのアクセスを緩和するとともに
より多くの同時アクセスが可能となる。請求項14記載
のディスクキャッシュ装置によれば、アクセス数計数手
段は複数のディスク記憶装置に記録されているファイル
毎に同時アクセス数を計数しその値を保持し、ディスク
キャッシュ選定手段はアクセス数計数手段が保持してい
る同時アクセス数とファイル管理テーブルを参照し、同
時アクセス数が一定数を超えたファイルをディスク記憶
装置毎に選定し、ディスク制御手段に選定されたディス
クキャッシュ対象のファイルに対してディスクキャッシ
ュを有効にするように伝え、ディスクキャッシュが有効
になった後、ディスクキャッシュ対象のファイルに対し
てアクセスが発生した場合、データはディスクキャッシ
ュにおけるディスク対象のディスク記憶装置に対応した
領域に書き込まれ、それ以降のファイルへのアクセスは
ディスクキャッシュの上記領域に対して行われるのでア
クセスの速度が向上し、ディスク記憶装置へのアクセス
を緩和するとともにより多くの同時アクセスが可能にな
る。
【0093】特に、ディスクキャッシュをディスク記憶
装置の台数に対応して複数の領域に分割し、各ディスク
記憶装置毎にディスクキャッシュ対象のファイルに対し
てディスクキャッシュを有効にすることができ、ディス
ク記憶装置単位のアクセス速度の向上が図れ、ディスク
記憶装置へのアクセスを緩和するとともにより多くの同
時アクセスが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態におけるディスク
キャッシュ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の第2の実施の形態におけるディスク
キャッシュ装置の構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の第3の実施の形態におけるディスク
キャッシュ装置の構成を示すブロック図である。
【図4】この発明の第4の実施の形態におけるディスク
キャッシュ装置の構成を示すブロック図である。
【図5】この発明の第5の実施の形態におけるディスク
キャッシュ装置の構成を示すブロック図である。
【図6】この発明の第6の実施の形態におけるディスク
キャッシュ装置の構成を示すブロック図である。
【図7】この発明の第7の実施の形態におけるディスク
キャッシュ装置の構成を示すブロック図である。
【図8】従来例のディスクキャッシュ装置の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
10 ネットワーク 11 ディスクキャッシュ装置 12 データ入出力手段 13 磁気ディスク制御手段(ディスク制御手段) 14 アクセス数計数手段 15 ディスクキャッシュ対象選定手段 16 ディスクキャッシュ 17 磁気ディスク装置 20 ネットワーク 21 ディスクキャッシュ装置 22 データ入出力手段 23 磁気ディスク制御手段(ディスク制御手段) 24 アクセス数計数手段 25 ディスクキャッシュ対象選定手段 26 ディスクキャッシュ 27 ディスクキャッシュ解除手段 28 磁気ディスク装置 30 ネットワーク 31 ディスクキャッシュ装置 32 データ入出力手段 33 磁気ディスク制御手段(ディスク制御手段) 34 アクセス数計数手段 35 ディスクキャッシュ選定手段 36 ディスクキャッシュ 37 ディスクキャッシュ解除手段 38 磁気ディスク装置 40 ネットワーク 41 ディスクキャッシュ装置 42 データ入出力手段 43 磁気ディスク制御手段(ディスク制御手段) 44 アクセス数計数手段 45 ディスクキャッシュ対象選定手段 46 ディスクキャッシュ 47 読み出し切り替え手段 48 磁気ディスク装置 50 ネットワーク 51 ディスクキャッシュ装置 52 データ入出力手段 53 磁気ディスク制御手段(ディスク制御手段) 54 アクセス数計数手段 55 ディスクキャッシュ対象選定手段 56 ディスクキャッシュ 57 磁気ディスク装置 60 ネットワーク 61 ディスクキャッシュ装置 62 データ入出力手段 63 磁気ディスク制御手段(ディスク制御手段) 64 アクセス数計数手段 65 ディスクキャッシュ対象選定手段 66 ディスクキャッシュ 67 磁気ディスク装置 70 ネットワーク 71 ディスクキャッシュ装置 72 データ入出力手段 73 磁気ディスク制御手段(ディスク制御手段) 74 アクセス数計数手段 75 ディスクキャッシュ対象選定手段 76 ファイル管理テーブル 77 ディスクキャッシュ 78 磁気ディスク装置 79 磁気ディスク装置 80 磁気ディスク装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三好 憲一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク記憶装置に記録されている各フ
    ァイルについて、ファイル毎の同時アクセス数を取得
    し、同時アクセス数が一定数以上のファイルをディスク
    キャッシュ対象として選定し、前記ディスクキャッシュ
    対象のファイルに対してディスクキャッシュを有効に
    し、その後前記ディスクキャッシュ対象のファイルに対
    してアクセスが発生したときに前記ディスク記憶装置か
    ら前記ディスクキャッシュ対象のファイルのデータを読
    み出して前記ディスクキャッシュに書き込み、その後前
    記ディスクキャッシュ対象のファイルに対してアクセス
    が発生したときに前記ディスクキャッシュからデータを
    読み出すことを特徴とするディスクキャッシュの制御方
    法。
  2. 【請求項2】 ディスクキャッシュが有効になってから
    一定時間内に、ディスクキャッシュ対象のファイルへの
    アクセスが発生しなかったときに前記ディスクキャッシ
    ュを無効にすることを特徴とする請求項1記載のディス
    クキャッシュの制御方法。
  3. 【請求項3】 ディスクキャッシュが有効になった後、
    ディスクキャッシュ対象のファイルの同時アクセス数が
    一定数を下回ったときに前記ディスクキャッシュを無効
    にすることを特徴とする請求項1記載のディスクキャッ
    シュの制御方法。
  4. 【請求項4】 ディスクキャッシュ対象のファイルへの
    同時アクセス数を超える同時アクセス数をもつ他のファ
    イルが出現したときに前記他のファイルを前記ディスク
    キャッシュ対象として選定し直して前記ディスクキャッ
    シュ対象のファイルを変更し、変更前のディスクキャッ
    シュ対象のファイルに対してディスクキャッシュを無効
    にし、変更後のディスクキャッシュ対象のファイルに対
    して前記ディスクキャッシュを有効にし、前記変更後の
    ディスクキャッシュ対象のファイルにアクセスが発生し
    たときにディスク記憶装置から前記変更後のディスクキ
    ャッシュ対象のファイルのデータを読み出して前記ディ
    スクキャッシュに書き込み、その後前記変更後のディス
    クキャッシュ対象のファイルに対するアクセスが発生し
    たときは前記ディスクキャッシュからデータを読み出す
    ことを特徴とする請求項1記載のディスクキャッシュの
    制御方法。
  5. 【請求項5】 ディスク記憶装置に記録されている各フ
    ァイルについて、ファイル毎の同時アクセス数および時
    刻毎、ファイル毎の同時アクセス数の最大値を取得し、
    現時点の同時アクセス数が一定数以上のファイルをディ
    スクキャッシュ対象として選定し、一定数以上の同時ア
    クセスが起こっているファイルが存在しない場合に前記
    アクセス数保持手段のデータを参照して過去の現時点と
    同時刻において一定数以上の同時アクセスがあったファ
    イルをディスクキャッシュ対象として選定し、前記ディ
    スクキャッシュ対象のファイルに対してディスクキャッ
    シュを有効にし、その後前記ディスクキャッシュ対象の
    ファイルに対してアクセスが発生したときに前記ディス
    ク記憶装置から前記ディスクキャッシュ対象のファイル
    のデータを読み出して前記ディスクキャッシュに書き込
    み、その後前記ディスクキャッシュ対象のファイルに対
    してアクセスが発生したときに前記ディスクキャッシュ
    からデータを読み出すことを特徴とするディスクキャッ
    シュの制御方法。
  6. 【請求項6】 ディスクキャッシュを複数の領域に分割
    し、複数のディスクキャッシュ対象のファイルに対して
    前記ディスクキャッシュを有効にしたときに、前記複数
    のディスクキャッシュ対象のファイルに対して前記複数
    の領域を割り当てることを特徴とする請求項1または請
    求項5記載のディスクキャッシュの制御方法。
  7. 【請求項7】 磁気ディスク装置等の複数台のディスク
    記憶装置をもつファイルサーバに用いられるディスクキ
    ャッシュの制御方法であって、 ディスクキャッシュを前記複数台のディスク記憶装置の
    台数に対応して複数の領域に分割し、前記複数のディス
    ク記憶装置に記録されている各ファイルについて、ファ
    イル毎の同時アクセス数を取得し、同時アクセス数が一
    定数以上のファイルとこの一定数以上の同時アクセスが
    起こっているファイルを格納しているディスク記憶装置
    をディスクキャッシュ対象として選定し、前記ディスク
    キャッシュ対象のファイルに対して前記ディスクキャッ
    シュの前記ディスクキャッシュ対象のディスク記憶装置
    に割り当てられた領域を有効にし、その後前記ディスク
    キャッシュ対象のファイルに対してアクセスが発生した
    ときに前記ディスクキャッシュ対象のディスク記憶装置
    から前記ディスクキャッシュ対象のファイルのデータを
    読み出して前記ディスクキャッシュにおける前記ディス
    クキャッシュ対象のディスク記憶装置に割り当てられた
    領域に書き込み、その後前記ディスクキャッシュ対象の
    ファイルに対してアクセスが発生したときに前記ディス
    クキャッシュの前記ディスクキャッシュ対象のディスク
    記憶装置に割り当てられた領域からデータを読み出すこ
    とを特徴とするディスクキャッシュの制御方法。
  8. 【請求項8】 磁気ディスク装置等のディスク記憶装置
    に記録されているファイルのデータを一時的に保持する
    ディスクキャッシュと、 ネットワーク等の通信線との間でデータの入出力を行う
    データ入出力手段と、 前記ディスク記憶装置に記録されているファイル毎に同
    時アクセス数を計数するアクセス数計数手段と、 前記アクセス数計数手段を用いてファイル毎の同時アク
    セス数を取得し、一定数以上の同時アクセスが起こって
    いるファイルをディスクキャッシュ対象として選定する
    ディスクキャッシュ対象選定手段と、 前記ディスク記憶装置と前記データ入出力手段と前記デ
    ィスクキャッシュの間のデータの入出力を制御するディ
    スク制御手段とを備え、 前記ディスクキャッシュ対象選定手段は、前記ディスク
    キャッシュ対象のファイルに対して前記ディスクキャッ
    シュを有効にすることを前記ディスク制御手段に指示
    し、 前記ディスク制御手段は、前記ディスクキャッシュ対象
    選定手段からの指示に応答して前記ディスクキャッシュ
    対象のファイルに対して前記ディスクキャッシュを有効
    にして、前記ディスクキャッシュ対象のファイルにアク
    セスが発生したときに前記ディスク記憶装置から前記デ
    ィスクキャッシュ対象のファイルのデータを読み出して
    前記ディスクキャッシュに書き込み、前記ディスクキャ
    ッシュ対象のファイルに対してディスクキャッシュを有
    効にした状態で前記ディスクキャッシュ対象のファイル
    に対するアクセスが発生したときは前記ディスクキャッ
    シュからデータを読み出すようにしたことを特徴とする
    ディスクキャッシュ装置。
  9. 【請求項9】 ディスクキャッシュが有効になってから
    一定時間内に、ディスクキャッシュ対象のファイルに対
    するアクセスが発生しなかったときに、前記ディスクキ
    ャッシュを無効にすることをディスク制御手段に指示す
    るディスクキャッシュ解除手段をさらに備えた請求項8
    記載のディスクキャッシュ装置。
  10. 【請求項10】 ディスクキャッシュが有効になった状
    態で、アクセス数計数手段を用いてディスクキャッシュ
    対象のファイルの同時アクセス数を取得し、前記ディス
    クキャッシュ対象のファイルへの同時アクセス数が一定
    数を下回ったときに、前記ディスクキャッシュを無効に
    することをディスク制御手段に指示するディスクキャッ
    シュ解除手段をさらに備えた請求項8記載のディスクキ
    ャッシュ装置。
  11. 【請求項11】 ディスクキャッシュ対象選定手段は、
    ディスクキャッシュが有効になった状態で、ディスクキ
    ャッシュ対象のファイルへの同時アクセス数を超える同
    時アクセス数をもつ他のファイルが出現したときに前記
    他のファイルをディスクキャッシュ対象として選定し直
    してディスクキャッシュ対象のファイルを変更し、変更
    前のディスクキャッシュ対象のファイルに対して前記デ
    ィスクキャッシュを無効にし、変更後のディスクキャッ
    シュ対象のファイルに対して前記ディスクキャッシュを
    有効にすることをディスク制御手段に指示するように
    し、 前記ディスク制御手段は、前記ディスクキャッシュ対象
    選定手段からの指示に応答して前記変更前のディスクキ
    ャッシュ対象のファイルに対してディスクキャッシュを
    無効にし、前記変更後のディスクキャッシュ対象のファ
    イルに対してディスクキャッシュを有効にし、前記変更
    後のディスクキャッシュ対象のファイルにアクセスが発
    生したときに前記ディスク記憶装置から前記変更後のデ
    ィスクキャッシュ対象のファイルのデータを読み出して
    前記ディスクキャッシュに書き込み、前記変更後のディ
    スクキャッシュ対象のファイルに対して前記ディスクキ
    ャッシュを有効にした状態で前記変更後のディスクキャ
    ッシュ対象のファイルに対するアクセスが発生したとき
    は前記ディスクキャッシュからデータを読み出すように
    したことを特徴とする請求項8記載のディスクキャッシ
    ュ装置。
  12. 【請求項12】 磁気ディスク装置等のディスク記憶装
    置に記録されているファイルのデータを一時的に保持す
    るディスクキャッシュと、 ネットワーク等の通信線との間でデータの入出力を行う
    データ入出力手段と、 前記ディスク記憶装置に記録されているファイル毎に同
    時アクセス数を計数するアクセス計数手段と、 前記アクセス計数手段を用いて時刻毎、ファイル毎の同
    時アクセス数の最大値を保持するアクセス数保持手段
    と、 前記アクセス数計数手段を用いてファイル毎の現時点の
    同時アクセス数を取得し、一定数以上の同時アクセスが
    起こっているファイルをディスクキャッシュ対象として
    選定し、一定数以上の同時アクセスが起こっているファ
    イルが存在しない場合に前記アクセス数保持手段のデー
    タを参照して過去の現時点と同時刻において一定数以上
    の同時アクセスがあったファイルをディスクキャッシュ
    対象として選定するディスクキャッシュ対象選定手段
    と、 前記ディスク記憶装置と前記データ入出力手段と前記デ
    ィスクキャッシュの間のデータの入出力を制御するディ
    スク制御手段とを備え、 前記ディスクキャッシュ対象選定手段は、前記ディスク
    キャッシュ対象のファイルに対して前記ディスクキャッ
    シュを有効にすることを前記ディスク制御手段に指示
    し、 前記ディスク制御手段は、前記ディスクキャッシュ対象
    選定手段からの指示に応答して前記ディスクキャッシュ
    対象のファイルに対して前記ディスクキャッシュを有効
    にし、前記ディスクキャッシュ対象のファイルにアクセ
    スが発生したときに前記ディスク記憶装置から前記ディ
    スクキャッシュ対象のファイルのデータを読み出して前
    記ディスクキャッシュに書き込み、前記ディスクキャッ
    シュ対象のファイルに対して前記ディスクキャッシュを
    有効にした状態で前記ディスクキャッシュ対象のファイ
    ルに対するアクセスが発生したときは前記ディスクキャ
    ッシュからデータを読み出すようにしたことを特徴とす
    るディスクキャッシュ装置。
  13. 【請求項13】 ディスクキャッシュは、複数の領域に
    分割し、ディスク制御手段はディスクキャッシュ対象選
    定手段から複数のディスクキャッシュ対象のファイルに
    対して前記ディスクキャッシュを有効にすることが指示
    されたときに、前記複数のディスクキャッシュ対象のフ
    ァイルに対して前記複数の領域を割り当てるディスクキ
    ャッシュ制御機能を有している請求項8または請求項1
    2記載のディスクキャッシュ装置。
  14. 【請求項14】 磁気ディスク装置等の複数台のディス
    ク記憶装置をもつファイルサーバに設けられるディスク
    キャッシュ装置であって、 前記ディスク記憶装置の台数に対応して複数の領域に分
    割され、前記各ディスク記憶装置に記録されているファ
    イルのデータを前記各領域にそれぞれ一時的に保持する
    ディスクキャッシュと、 ネットワーク等の通信線との間でデータの入出力を行う
    データ入出力手段と、 前記複数のディスク記憶装置に記録されているファイル
    毎に同時アクセス数を計数するアクセス数計数手段と、 ファイル毎の前記複数のディスク記憶装置における格納
    場所を管理するファイル管理テーブルと、 前記アクセス数計数手段と前記ファイル管理テーブルと
    を用いてファイル毎の同時アクセス数を取得し、一定数
    以上の同時アクセスが起こっているファイルとこの一定
    数以上の同時アクセスが起こっているファイルを格納し
    ているディスク記憶装置をディスクキャッシュ対象とし
    て選定するディスクキャッシュ対象選定手段と、 前記ディスク記憶装置と前記データ入出力手段と前記デ
    ィスクキャッシュの間のデータの入出力を制御するディ
    スク制御手段とを備え、 前記ディスクキャッシュ対象選定手段は、前記ディスク
    キャッシュ対象のファイルおよびディスク記憶装置に対
    して前記ディスクキャッシュを有効にすることを前記デ
    ィスク制御手段に指示し、 前記ディスク制御手段は、前記ディスクキャッシュ対象
    選定手段からの指示に応答して、前記ディスクキャッシ
    ュ対象のファイルに対して前記ディスクキャッシュの前
    記ディスクキャッシュ対象のディスク記憶装置に割り当
    てられた領域を有効にし、前記ディスクキャッシュ対象
    のファイルにアクセスが発生したときに前記ディスクキ
    ャッシュ対象のディスク記憶装置から前記ディスクキャ
    ッシュ対象のファイルのデータを読み出して前記ディス
    クキャッシュにおける前記ディスクキャッシュ対象のデ
    ィスク記憶装置に割り当てられた領域に書き込み、前記
    ディスクキャッシュ対象のファイルに対して前記ディス
    クキャッシュの前記ディスクキャッシュ対象のディスク
    記憶装置に割り当てられた領域について有効にした状態
    で前記ディスクキャッシュ対象のファイルに対するアク
    セスが発生したときは前記ディスクキャッシュの前記デ
    ィスクキャッシュ対象のディスク記憶装置に割り当てら
    れた領域からデータを読み出すようにしたことを特徴と
    するディスクキャッシュ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001027967A (ja) * 1999-07-14 2001-01-30 Hitachi Ltd 外部記憶装置及び情報処理システム

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JP2001027967A (ja) * 1999-07-14 2001-01-30 Hitachi Ltd 外部記憶装置及び情報処理システム

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