JPH09198240A - モックアップ方法及びその制御装置 - Google Patents

モックアップ方法及びその制御装置

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JPH09198240A
JPH09198240A JP8009616A JP961696A JPH09198240A JP H09198240 A JPH09198240 A JP H09198240A JP 8009616 A JP8009616 A JP 8009616A JP 961696 A JP961696 A JP 961696A JP H09198240 A JPH09198240 A JP H09198240A
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JP
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item
screen
input
code
mockup
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JP8009616A
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English (en)
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Shigenori Enokido
重則 榎戸
Hiromi Akuta
博美 阿久田
Takayuki Kimura
隆行 木村
Yasushi Kamioka
靖 上岡
Kenji Kato
健二 加藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/30Creation or generation of source code
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 業務ルーチンのプログラム製造工程以前のプ
ログラム設計工程において、実際にプログラムが実行さ
れたと同様な画面表示を行うことにより、プログラムの
検証を行うことによりプログラム製造後の手戻りを減少
させるとともに、設計工程のデータを製造工程に継承す
ることにより、プログラム作成の効率化を図る。 【解決手段】 業務ルーチンに対応した画面レイアウト
をFORMに入力させるとともに、画面入力に対応した
設計情報の項目とコードとを設計情報をテーブルとして
作成し、プログラム製造工程のプログラム設計工程以前
において、画面入力の位置と設計情報テーブルのレコー
ドとを関連付け、画面入力に基づいて設計情報テーブル
をサーチして画面出力を表示することによりモックアッ
プ動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画面制御モックアッ
プシステムに係り、特にソフトウェアシステムを提供す
るにあたって、ソフトウェアプログラムを最後まで製造
する前に設計から製造への途中の段階でソフトウェアの
擬似動作を画面上に表すためのモックアップ(模型)を
提供することにより、ソフトウェアの設計・製造工程を
効率化した画面制御モックアップシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来ソフトウェアの設計を行うにあたっ
てはユーザよりソフトウェアが提供されるべきシステム
の説明をシステムエンジニアが理解し、そのユーザのシ
ステムに沿った形にソフトウェアの基本設計作業を行
い、その後実際にプログラムのコーディングを行った
後、ユーザに再びそのソフトウェアを提供しユーザが希
望するシステムの通り動作するか否かを検討する。した
がって、実際にプログラムがコーディングまでされた後
において、その出来上がったソフトウェアシステムが、
ユーザの希望するものと異なっていた場合はコーディン
グまで完了した時点で再びフィードバック(手戻り)と
なって設計の段階からの出直しを行わなければならなか
った。
【0003】更にユーザにとってみれば、メーカに依頼
したソフトウェアが実際に自分の希望通り動作するか否
かについての検証を行うまでにかなりの時間を要してい
るので、ソフトウェアが実際にコーディングされるまで
の間待たされ続けるということがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、上記の点に鑑み
ていわゆるスパイラル方式あるいはプロトタイプ方式と
呼ばれる手法が提案されている。この手法によれば、ソ
フトウェアを設計段階から製造段階までウォーターフォ
ール形式に作成して仕舞わずに、その工程の途中におい
てSEあるいはソフトウェアメーカはユーザに対して頻
繁にこの経過を報告し必要においては途中までコーディ
ングされたものをユーザに検証してもらうことにより実
際にプログラムの製造完了した後にフィードバックをか
けることから生じる上述した問題を解決しようとしてい
た。しかしながら、この手法もソフトウェアメーカがユ
ーザと再三にわたり打ち合わせをする度に、コーディン
グの手戻りが生じ、工程が完了した後でコーディングを
変更する場合と比べて全体のソフトウェア制作工程に使
用する時間はそれほど効率が上がらないことが現実であ
った。
【0005】さらに、従来はユーザからシステム要件を
入手したSEは、まず紙かあるいはワードプロセッサで
業務ルーチンの実行に用いられる画面レイアウトを作成
し、しかるのち業務ルーチンの設計を紙やワードプロセ
ッサで作成した画面レイアウトに従って行っていたの
で、設計を途中で変更した場合、紙かワードプロセッサ
で作成された画面レイアウトは変更されない状態に残っ
てしまうという問題があった。
【0006】また、設計工程が終了後、製造工程を何も
ないところから開始しなければならないので製造工程に
時間がかかるという問題もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑みて、ソフトウェアの設計工程から製造工程まで
作業を効率的にし、かつユーザの希望を具体的に反映し
たソフトウェアをより迅速に完成するソフトウェア開発
手法を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明では設計工程で画面レイアウ
トに表示すべき項目情報を作成し、その設計工程で作成
されたデータを製造工程でも継承し、製造工程をより短
縮化することを目的とする。
【0009】さらに、本発明ではSEがシステム要件を
入手したとき設計工程を直接FORMに入力することか
ら設計工程を開始することにより画面レイアウト等のデ
ータを一元化することを目的とする。
【0010】本発明の一態様は、業務ルーチンに対応す
る画面レイアウトをFORMに入力するステップと、F
ORMに入力されるべき項目情報の設計情報を業務ルー
チンの製造工程以前の段階において作成するステップ
と、前記業務ルーチンの製造工程以前の段階で、前記項
目情報の画面への入力に対応して前記項目情報に関する
情報を前記設計情報に基づいて画面に表示し、実際に業
務ルーチンが実行された場合の画面表示を実現するモッ
クアップ実行ステップとからなるモックアップ方法を提
供することである。
【0011】本発明の他の態様は、画面に対応するFO
RMと、業務ルーチンに関係する業務上のコードを少な
くとも含むコードテーブルと、少なくとも項目IDとコ
ードIDを含む項目テーブルと、前記FORM上のフィ
ールドの位置と項目テーブルのアドレスとを関連付ける
ポインタ手段と、前記ポインタ手段を用いて前記コード
テーブルからコードと名称を参照するかまたは前記FO
RMのフィールドに入力したコードをもとにコードが正
しいかどうかをチェックし、前記コードおよび前記名称
を前記FORMの特定のフィールドに表示する名称参照
及びコードチェック手段とからなり、前記名称参照及び
コードチェック手段を用いて、前記業務ルーチンに関係
する前記項目テーブルとそれに対応する前記コードテー
ブルを前記業務ルーチンの実際のプログラム作成とは独
立して作成するモックアップ制御装置を提供することで
ある。
【0012】本発明の他の態様は、画面に対応するFO
RMと、項目IDとコードIDを含む項目テーブルと、
前記FORM上のフィールドのアドレスと項目テーブル
のアドレスとを関連付けるポインタ手段と、前記FOR
Mに対する入力工程、前記項目テーブルを参照して行う
工程に伴う画面上の遷移を画面をヘッド、ボディ、ティ
ルとグループ化して順次行うグループ制御手段と、前記
グループ制御手段を用いて、前記業務ルーチンの少なく
とも一部と同様の画面遷移を実際のプログラム作成とは
独立して実行するモックアップ制御装置を提供すること
である。
【0013】本発明の他の態様は、業務ルーチンに用い
られるデータと関係する画面を入力する手段と、前記業
務ルーチンに用いられるデータに関する設計情報を格納
する手段と、前記画面のデータの位置と前記設計情報と
を関連させる手段とからなるプログラム作成装置を提供
することである。
【0014】本発明の他の態様は、業務ルーチンに用い
られるフォームを画面に入力するステップと、プログラ
ム製造段階の前の設計段階において、該フォームへの入
力に対応して設計データファイルを作成するステップ
と、フォームに入力した項目情報の正当性を前記設計情
報に基づいて制御し、その結果を画面に表示するステッ
プと、前記設計情報をプログラム製造工程に自動継承す
るステップとよりなるプログラム作成方法を提供するこ
とである。
【0015】本発明の他の態様は、業務ルーチンに対応
してFORMを作成するステップと、少なくとも業務に
使用される項目の項目IDを含む項目テーブルを作成す
るステップと、前記FORM上の所定項目に対してTA
G領域を設けるステップと、前記TAG領域に前記FO
RMの所定項目に対応する項目IDをセットするステッ
プとからなるFORMヘルパー設計方法を提供すること
である。
【0016】本発明の他の態様は、FORMヘルパー設
計方法で設計されたFORMヘルパーを用いて、前記項
目テーブルのアドレスごとにアドレスが設けられ 画面
テーブルを作成するステップと、前記TAG領域にセッ
トされた項目IDに基づいて前記項目テーブルをサーチ
するステップと、項目IDがマッチングした場合、前記
TAG領域に項目テーブルの前記項目のアドレスをセッ
トすると共に画面テーブルに、前記FORM上の所定項
目のフォーム内項目アドレスをセットするステップから
なることを特徴とするFORMヘルパー制御方法を提供
することである。
【0017】本発明の他の態様は、FORMヘルパー制
御方法を用いて、FORMに業務ルーチンに対応する所
定項目情報を入力するステップと、前記指定項目の設計
情報に基づいて入力された所定項目情報に対応する出力
を画面表示するステップと、前記画面入力ステップ及び
画面出力ステップを業務ルーチンの製造工程前に行うこ
とにより、実際に業務ルーチンが製造された場合の画面
表示を検証するステップとからなることを特徴とするモ
ックアップ方法を提供することである。
【0018】本発明の他の態様は、業務ルーチンに対応
して画面上で用いられる項目の一部を構成する用語とそ
のIDを格納する用語ディクショナリを作成するステッ
プと、前記用語を組み合わせて項目を作成し、用語ID
を組み合わせて項目IDを作成し、この項目を項目ID
を対応させて項目ディクショナリを作成するステップと
からなる項目ディクショナリ作成方法を提供することで
ある。
【0019】本発明によれば、設計工程において、まず
画面に対応するFORMに業務ルーチンに用いられる項
目情報を打ち込み、その項目情報を項目ディレクトリに
登録し、画面に項目名等の必要な項目データを選択表示
することに伴って、画面表示に対応した入出力情報定義
体を生成するものである。入出力情報定義体は画面上の
表示と一対一に対応しているので、画面上の表示の制御
を行うにあたって、コンピュータ内部では入出力情報定
義体を参照しながら制御を行えばよいことになる。そし
て、データエントリプログラムを検証するに際しては、
画面に表示されたデータ、例えば処理区分等の項目が設
計された属性に合っているか否かをチェックルーチンに
よって入出力定義体を参照することにより検出すること
ができる。例えば、処理区分の項目が8桁のデータより
なるものと属性が定められた場合にあって、6桁のデー
タを画面上に入力した場合には、その入力はエラーであ
ることを画面上に表示する。したがって、ユーザは自分
が入力した処理区分のデータが正しく入力されたもので
あるか否かを実際のプログラムが製造される以前に知る
ことができる。
【0020】したがってユーザは、例えば処理区分等の
データのエントリを、実際にプログラムがコーディング
され、製造される以前に本発明において提供されたモッ
クアップシステムを用いることにより確認することがで
きる。このため、ソフトウェアメーカにとってはデータ
入力の状態を実際にプログラムをコーディングすること
なく、擬似的に画面上で表示あるいは動作することがで
きるので、いちいちデータエントリプログラムを製造し
てから検証し、手戻りをしてコーディングを訂正してい
た場合に比べてプログラム作成工程を著しく簡略化でき
る。さらにソフトウェアのユーザにとっては実際にプロ
グラムがコーディングされるまで待たされることなく、
極めて早い段階において、必要においてはソフトウェア
ユーザがソフトウェアメーカに対して自分の希望するシ
ステムを伝達すると直ちに前記モックアップが動作し本
システムが動作することによって擬似出力を画面上に表
示することができるので、そして自分のデータエントリ
の手順が正しいか否か或いは自分の自らの説明したシス
テムがプログラムを経た後で画面上にいかなる形で展開
されるかを実際にプログラムが製造される以前の段階
で、すなわち極めて早い段階において確認することがで
きるものである。
【0021】さらに上述のごとくモックアップ動作に用
いられたプログラムエントリの工程は、そのままプログ
ラムの製造工程に自動継承することができるので、モッ
クアップ動作によって生成された部分については、実際
のプログラム製造段階では改めてプログラムする必要が
ないため、プログラムの実際の製造工程を高速化するこ
とが可能である。
【0022】更に、データエントリを行うに際しては、
画面制御等の共通部品あるいはメッセージ等の業務共通
ルーチンは殆どのプログラムにおいても共通に使用され
るものであるので、かかる共通部品あるいは業務共通ル
ーチンはこのモックアップ工程において再利用可能であ
り、さらにこの改良された共通部品あるいは業務共通ル
ーチンは製造工程においてもそのまま自動継承されて再
利用可能になるのである。必要に応じては業務ルーチン
においても、業務スケルトン部分はモックアップ動作と
関連して使用することができ再利用可能となる。
【0023】さらに、本発明では、設計工程におけるデ
ータを一元化したので、設計変更に伴うデータ修正を簡
単にできる。以下、図1を参照して本発明の原理を具体
的に説明する。
【0024】顧客からシステム要件を入手したSE(シ
ステムエンジニア)は、システム開発を開始し、データ
中心の設計工程を行う。この設計工程の途中で顧客がプ
ログラムの概要レビューを行うが、この段階ではSEの
設計した画面を顧客は見るだけであり、その画面に動き
はない。
【0025】次に、本発明のモックアップ実行工程に移
るとまだプログラムが製造されていない段階にも係わら
ず、プログラムが実行されているように画面表示を制御
し、モックアップ実行レビュー1を行うことができる。
このモックアップ実行レビューにより実際にプログラム
を製造して動かした場合に問題となることを顧客から指
摘されれば、SEはプログラムの設計を修正することが
可能である。すなわち、設計工程作業2でCASEツー
ルを用いて作成された画面レイアウト3、項目管理情報
4としての入出力情報設計5及びコード設計6、メッセ
ージ、ボタン管理情報7、及びテーブル設計8を設計情
報9としてファイルに一元管理し、この設計情報9をも
とに、オブジェクト指向共通部品20として項目テーブ
ル21、コードテーブル22、メッセージテーブル23
を作成するとともに、FORMヘルパー24を構成し、
メッセージ表示25、システムログ取得26を行う。こ
の設計情報9はオブジェクト指向のプログラム製造工程
及び項目テーブル21の作成に自動継承することができ
る。オブシェクト指向共通部品20は、項目テーブル、
コードテーブル、メッセージテーブルに格納されたデー
タをカプセル化して製造工程の手続きに継承する。な
お、設計情報(リポジトリ)9は設計ドキュメント28
として出力してもよい。
【0026】モックアップ実行工程ではFORM29の
機能を用いて画面に項目を打ち込み、FORMヘルパー
24の機能を用いて、その画面入力の正当性を項目テー
ブル、コードテーブル、メッセージテーブルを参照して
画面に表示することができる。ここで、FORMとはた
とえばウィンドウズOS(米国マイクロソフト社の商
標)で動作するコンピュータにビジュアルベーシックと
いうソフトウェアをインストールしたときの画面定義体
のことで、FORMという名の下に画面のみが現れ、そ
の画面に向かって業務仕様を考慮して画面レイアトウや
商品照会ルーチンならば処理区分や商品コードという項
目を打ち込んでいけるものである。そして、FORMヘ
ルパー24はこのFORMへのデータの入力および入力
されたデータへの処理を助けるもので、例えば、画面へ
の入力の桁数、属性が設計情報に照らして正当でなけれ
ばエラー表示やエラーメッセージを表示したり、画面へ
コードの入力によってコードに対応する名称を出力した
り、画面へ入力したコードが正しいか否かを画面に表示
したり、画面の項目の入力をヘッド、ボディ、ティルの
順に可能とする等の画面表示を行うものである。本発明
は、このFORMヘルパーの動作により、画面に入力に
対して、対応する出力を画面表示することにより、まだ
プログラムの設計段階であるのに、あたかも、プログラ
ムが製造されているかのように顧客に対して見せること
(これを本発明はモックアップ実行30と呼んでいる)
が可能になる。更に、メッセージ表示25、システムロ
グ取得26も各業務への共通ルーチンであるから、モッ
クアップ実行工程で可能とする。
【0027】モックアップ実行30をモックアップ制御
31の機能により行った後に、プログラムの製造工程2
7においては、自動継承された設計情報9をもとに各業
務共通の業務スケルトンを業務スケルトン雛形32から
選択コピーし、各項目の詳細なチェックである項目チェ
ック33や各業務実行のためのファイル更新34の業務
個別ルーチンを作成するとともに、ファイルを画面に転
送するルーチンを自動生成35して業務スケルトン3
6、業務個別ルーチン、自動生成ルーチン35を用いて
プログラムを製造する。そして、従来通りの実行レビュ
ー36を行い、かつシステムテストを行う。
【0028】上記において、モックアップの実行モジュ
ールはFORM29、モックアップ制御31、FORM
ヘルパー24を含むオブジェクト指向共通部品20から
なる。業務アプリケーション実行モジュールはFORM
29、オブジェクト指向共通部品20、製造工程作業2
7からなる。
【0029】本発明によれば、設計工程において画面に
入力し、それに対応した出力を生じるモックアップ動作
を実行できるので、プログラムの修正が早期かつ容易で
ある。
【0030】また、設計工程で作成された項目情報をフ
ァイルとして保存し、製造工程にも継承できるので、プ
ログラムの作成が効率的になる。モックアップ実行モジ
ュールはFORMとモックアップ制御とオブジェクト指
向共通部品とからなり、通常の業務アプリケーション実
行モジュールは、FORMとオブジェクト指向共通部品
と製造工程作業からなるので、FORMとオブジェクト
指向共通部品が設計工程から製造工程に継承される。
【0031】従来はシステム要件に基づいて一度ワープ
ロや紙等によって画面フォーマットの設計を行い、次に
設計データを作成し、その後に画面上のFORMにシス
テム要件に基づく画面フォーマットを作成していたが、
本発明はシステム要件に基づいて、いきなり画面FOR
Mを作成するので、設計工程を簡略化するとともに設計
情報の一元化が図れる。
【0032】
【発明の実施の形態】図2は全体フローチャートであ
り、特に設計工程を具体的に示す。先ず設計工程につい
て説明する。
【0033】ターゲット言語、例えばビジュアルベーシ
ックのFORM機能を使ってFORMという画面定義体
にレイアウトや項目を打ち込むことにより画面レイアウ
ト41を作成する。次に、画面レイアウト41に使用さ
れた項目について項目ディクショナリ42を作成する。
これは画面レイアウトに使用された項目のうち、項目デ
ィクショナリ42にない項目については、その項目をい
くつかの用語に分解し各用語の用語定義を行い、用語の
組み合わせを求めて項目定義を行うものである。更に画
面レイアウト41に用いられた項目について、各項目の
うちその内容を更に具体的に規定すべきものについて
は、コード設計43としてコードの洗い出しを先ず行
い、コードと名称の対応関係を登録する。入出力情報定
義〈項目〉44は例えば項目についてみると、項目ディ
クショナリから入出力情報項目、例えば各項目の項目
名、項目ID、属性等を選択し、同時にFORMに各項
目のIDを張りつける。これはFORMの各項目に対応
してTAGを設け、そのTAGに各項目のIDを打ち込
むことにより行う。
【0034】次にメッセージ、ボタン登録45を行う。
メッセージの一元管理とボタンの一元管理のためにメッ
セージ、ボタン名称を登録する。そして、画面内グルー
プ単位に初期表示メッセージ、ボタン名称を定義してア
クションに関する入出力情報定義〈アクション〉46を
行う。
【0035】設計工程で上述したごとく入出力情報定義
体と画面表示との間に項目IDでリンクが張られている
ので、設計情報をもとにして画面処理を実行させ、設計
の確認を行うことができる。本発明ではこの工程をモッ
クアップ実行工程と称する。
【0036】製造工程においては、設計工程において生
成された画面制御と入出力情報定義とのリンクをそのま
ま用いると共に、共通部品もそのまま用いてプログラム
の再利用を図るとともに、ユーザごとの各種の要求に対
応した業務固有ルーチンを作成するものである。
【0037】図3は本発明に係る全体システムの構成図
であり、特に設計工程を具体的に示す。設計工程2にお
いてはCASEツール50としては画面レイアウト、用
語・項目管理、コード設計、入出力情報設計、メッセー
ジ管理、ボタン管理を行う。図2に示した設計工程は、
図3のCASEツールにより情報の一元化を図って行う
ことができる。
【0038】そして、設計の資産としては画面レイアウ
ト3により得られたFORM51を有し、設計ドキュメ
ントとして画面レイアウト書52を出力する。項目管理
4は設計資産として用語ディクショナリ53と項目ディ
クショナリ54とを有する。コード設計6は設計資産と
してコードテーブル55を有し、設計ドキュメントとし
てコード設計書56を出力する。入出力情報設計5は設
計資産として入出力情報57としての項目、アクション
等を有し、設計ドキュメントとして入出力情報定義書5
8を出力する。なお、入出力情報57は入出力情報定義
書58に加えて項目編集説明書59およびプログラム概
要60、画面レイアウト書52も出力することができ
る。さらにメッセージ管理7およびボタン管理7は、そ
れぞれ資産としてメッセージテーブル61およびボタン
テーブル62とを有する。モックアップ実行工程30は
モックアップツール63を用いて実行される。これにつ
いては後述する。製造工程27は上記設計工程2で作成
された資産であるFORM51、用語ディクショナリ5
3、項目ディクショナリ54、コードテーブル55、入
出力情報56、メッセージテーブル61、ボタンテーブ
ル62、項目テーブル(図4)を継承するとともに、各
業務ルーチンに共通なたとえば画面制御等の共通部品資
産64を使用してプログラムの再利用を図りながら行
う。
【0039】ここで、図2及び図3で示された本発明の
モックアップの開発手順を従来の開発手順と比較して説
明する。通常の開発手順においては、設計し製造し終わ
った後で設計の段階に戻ったり、製造の開始時点に工程
の戻りを行う必要があった。これは設計情報はドキュメ
ントでしかなく、製造が終了する時点までイメージが湧
かなかった為であり、更に実行していく仕様の変更もあ
るので、工程戻りの確率が極めて高かった。これに対し
て、本発明において図1,図2、及び図3に示すよう
に、画面制御をモックアップとして実行し、プログラム
することなくデータエントリ等の画面処理をすることが
できるので、項目の入力チェック等の画面制御を実際に
動く形式でユーザは確認することができる。したがって
設計情報でモックアップが実行できるので、モックアッ
プでの擬似実行に伴って設計工程を行うことになるの
で、通常の意味における製造工程終了に発生する工程戻
りを減少させることができ、簡単に設計の追加変更を行
うことができる。更に桁数チェック、必須入力チェック
等の設計情報はモックアップで完了し、このモックアッ
プで確認されたシステム開発作業における設計工程の情
報(FORM、項目定義等)を製造工程にも自動継承で
きるので、現実のプログラム製造工程ではモックアップ
に用いられたデータに関しては再利用可能である。
【0040】したがって本発明においては設計作業と製
造作業と役割分担を明確にすることができ、これらを分
業して行う場合等において設計情報の製造工程への自動
継承を容易に行うことができる。
【0041】したがって、本発明によれば、モックアッ
プ実行工程を経ることによりモックアップ実行によるメ
リットに加えて、そのモックアップ実行に用いられた資
産がさらに製造工程に継承できるので製造工程も短縮で
きるというメリットもあわせてもつものである。
【0042】図4は本発明のシステム構成図であり、特
にモックアップ実行及び業務アプリケーションを具体的
に示す図である。設計工程2において画面レイアウト3
はビジュアルベーシックのFORM51を用いて例えば
処理区分等を画面上に表示する。コード設計6は処理区
分の区分(コード)1,2,3に対応してその名称を登
録、修正、削除とし、処理区分の各区分をコードテーブ
ル55に格納する。入出力情報設計5は例えば項目が処
理区分ならば、項目IDとしてSYRKBNを登録す
る。項目IDとは項目をコンピュータが認識するための
ものである。この入出力情報設計5により入出力情報か
ら項目テーブル70を作成する。ボタン定義はB000
には登録、取消、終了を定義し、それらはPFキー中の
PF1,PF2,PF3に対応し、B001は取消のみ
定義し、PF2に対応する。メッセージ定義はE000
としては“入力エラーです”としてE001は“入力し
て下さい”とする。ボタン定義、メッセージ定義は、そ
れぞれボタンテーブル62、メッセージテーブル61に
格納する。
【0043】次に、設計工程2からモックアップ実行工
程30に移行するに際して、画面レイアウトはターゲッ
ト言語のFORM機能で設計し、コード設計によってコ
ードテーブルから例えば処理区分のコードを選択し、入
出力情報定義によって項目テーブルを作成し、ボタン定
義からボタンテーブル、そしてメッセージ定義からメッ
セージテーブルがそれぞれ作成される。
【0044】モックアップ実行工程においては、コード
テーブル、項目テーブル、ボタンテーブル、メッセージ
テーブルからのデータを受けてFORMに対してモック
アップ制御71およびFORMヘルパー72による制御
が行われ、さらに共通ルーチンである業務共通部品73
をアクセスする。モックアップ制御を行うためには、F
ORMヘルパー内に設けられたチェックルーチンにより
例えばデータエントリが登録されたデータの属性を満た
しているか否かを判別し、入力に対して疑似出力を提供
する。その際に表示画面の制御等の基本的なシステムと
してロギングやメッセージ表示等を業務共通部品73を
用いて制御を行う。モックアップ実行30としては、た
とえば上述の属性チェックの他に、桁数チェック、必須
チェック等の(1) チェックルーチン、(2) コード参照入
力及びコードチェック名称表示ルーチン、(3) グループ
遷移、(4) メッセージボタン表示がある。
【0045】さらに固有業務アプリケーション74につ
いてはモックアップ実行で用いられた処理を継承し、各
業務に共通な業務スケルトン75以外の部分である、項
目チェックやファイル更新ルーチンを作成する。FOR
Mヘルパー72や業務共通部品73はモックアップ実行
で用いられたものを使用する。業務スケルトン75は再
利用を行えるものであり、項目チェックは項目またがり
や各項目の詳細内容をチェックし、ファイル更新は各業
務の必要に応じてファイルを更新するものである。
【0046】図5は、設計工程において作成するFOR
M一覧及び項目ディクショナリ、入出力情報定義との関
係を示す。各画面にはFORM IDが付され、それぞ
れFORM名称が付されている。まず、FORM一覧を
参照し、1つのFORMを選択し、この選択されたFO
RMについて項目ディクショナリから入出力情報定義を
作成する。
【0047】以下、図2の本発明のフローチャートを具
体的に説明する。図6〜図9を参照して図2における項
目ディクショナリの作成方法を具体的に説明する。
【0048】図6において用語ディクショナリ53には
業務ルーチンに使用される日本語名および英数字名を入
力し、登録する。図7において項目ディクショナリの管
理は用語組み合わせ処理において、用語ディクショナリ
から所定の用語を選択し、用語と用語の組み合わせで項
目名及び項目IDを作成する。そして、項目名、項目I
D、基本属性としての桁数、データ型等を項目ディクシ
ョナリ54に登録を行う。その際に各項目の基本属性と
して桁数、あるいはデータ型等を項目ディクショナリに
入力する。
【0049】図8は用語ディクショナリ53の例であ
る。用語と用語IDとが対応する。図9は項目ディクシ
ョナリ54の構成を示し、項目名、項目ID、桁数、デ
ータ型が対応する。桁数とは項目名に対応して入力され
る文字の桁数であり、またデータ型は文字型なのかある
いは数字型なのかを知らせるものである。なお桁数とデ
ータ型は基本属性と称するものである。項目ディクショ
ナリ54は用語ディクショナリ53から引いた用語の組
み合わせでつくられる。例えば、処理区分SYRKBは
処理SYRと区分KBとの組み合わせからつくる。
【0050】図10及び図11はコード設計の作成方法
およびコードテーブルを示す。図10において、FOR
Mに打ち込まれた項目のうち、より具体的な設計を必要
とするものに、コードIDを付してコードマスタ80
(図11)に登録する。コードマスタ80の1レコード
には、コードID、コードID名称、属性、桁数、キー
長、名称長が書き込まれる。例えば、コードID SY
ORIのコードID名称は処理区分である。次に、コー
ドIDをテーブル名としてコードテーブル81,82を
作成し、このコードテーブルにコードと名称を登録す
る。例えばコードID名称の処理区分のコードIDがS
YORIのとき、SYORIをテーブル名としたテーブ
ルのコードは1,2,3であり、それぞれの名称は照
会、登録、更新である。
【0051】図12を参照して、図2における入出力情
報定義〈項目〉の作成をより詳細に説明する。先ず各F
ORMの1枚1枚に付された画面ID(FORM I
D)を入力82し、次に項目ディクショナリ54から項
目名とこれと同一レコードの項目ID、基本属性を選択
する。画面定義体毎にFORMに使用する全項目を選択
83する。そして、画面定義体(FORM)上ではその
項目名に選択された項目IDをTAGに張りつける(8
4)。これと共に画面定義体に対応して入出力情報定義
テーブル85の登録を行い、ここに選択された項目に対
して1レコードを作成する。この入出力情報定義体の1
レコードには画面ID、項目名、項目ID、基本属性、
拡張属性をたとえば項目ディクショナリから選択して入
力する。さらに、この1レコードに対して項目の拡張属
性としてグループ番号(画面項目のグループ化)、必須
入力チェックをするかしないか、編集形式として、日付
編集、金額編集、編集なし、あるいは項目のタイプとし
て入力項目、表示項目、ボタン項目等の入力を行っても
よい。画面定義体上の項目と入出力情報定義テーブルの
対応項目は同一の項目IDでリンクされる。
【0052】次に、たとえば処理区分という項目のよう
に、コード1,2,3に対して登録、修正、削除という
コード名称を参照する項目のため、コードIDを選択8
6するのであるが、そのコードIDはコードテーブル5
5に格納されている。そして、入出力情報定義テーブル
85を更新し、入出力情報テーブル85のレコードに選
択されたコードIDを登録87する。入出力情報定義テ
ーブル85の1レコードはフォームID、項目名、項目
ID、基本属性、拡張属性、コードID、手入力される
名称表示項目からなることとなる。したがって、コード
テーブルと入出力情報定義テーブル86とは同一のコー
ドIDでリンクされることになり、入出力情報定義テー
ブル86からコードテーブル55の中身であるコード、
名称を参照することができる。
【0053】図13は入出力情報定義テーブルを示す。
このテーブルはたとえば画面(FORM)ID、項目
名、項目ID、桁数、データ型、グループID、必須、
編集形式、項目タイプ、コードID、名称表示項目から
なる。このうちで画面ID、項目名、項目ID、桁数、
データ型は項目ディクショナリにより検索することがで
きるが、グループID、必須、編集形式は手入力情報で
あり、コードIDは、例えば処理区分についてSYRK
UBUN、担当者コードについてTANTOUをコード
テーブル55から選択して入力する。名称表示項目は手
入力情報であり、次に名称を表示すべき項目名、すなわ
ち処理区分のときは処理区分名、項目IDSYRKBN
Mおよび担当者コードのときは担当者名の項目ID T
ANNMをそれぞれ手入力する。例えばグループIDは
画面上の項目をヘッド、テイル、エンドとグループ化
し、カーソルの動きを各グループ内に制限するものであ
る。必須1の場合必ずチェックする必要があり、それ以
外の場合は必ずしも必要ない場合がある。編集形式にお
いては00は編集なしであり、10は通貨編集、例えば
¥とかカンマを付ける等のものであり、20の日付編集
は日付と月の間にスラッシュを入れるものである。項目
タイプは入力項目、表示項目、およびボタン項目が存在
する。
【0054】図14はメッセージテーブルを示し、例え
ばメッセージID E001のときは、『業務を終了し
て下さい』というメッセージをヘッド、ボディ、ティル
のうちの所定のグループに対応して表示する。
【0055】図15はボタンテーブルを示す。例えばボ
タンID E001のメッセージについてボタン1は終
了を示し、これはPFキーのPF1に対応する。図16
は図2における入出力情報定義〈アクション〉46を示
し、画面のグループ1(ヘッド)について、メッセージ
ID E001のメッセージとボタンID B001の
ボタン名称を表示することを示す。
【0056】図17は表示画面に対応するFORM51
およびその表示の制御を行うFORMヘルパー72、業
務ルーチンの制御に共通して使用される共通ルーチンで
ある業務共通部品73、そしてモックアップの制御71
とからなる本発明が適用されるモックアップ制御システ
ムのシステム構成図である。
【0057】画面にはFORM機能により処理区分、正
方形、次に商品コード、長方形が打ち込まれる。FOR
Mヘルパー72は項目テーブル(KTAG)70、FO
RMテーブル(FTAG)90、画面テーブル(G)9
1を参照しながら制御を実行する。項目テーブル(KT
AG)は入出力情報定義テーブルから読み込んだ設計情
報、FORMテーブル(FTAG)は項目テーブルをF
ORM単位に区分けするためのインデックス情報、画面
テーブル(G)は項目テーブルと対になっている各FO
RM内項目アドレスをそれぞれ格納する。
【0058】次に、キー入力あるいはカーソルによるク
リックによって各イベントが発生した場合のプロシジャ
を説明する。まず、イベントプロシジャの(1)とし
て、Form-Lord イベントが到来した場合にはFORMヘ
ルパーによりFORM、画面テーブル、項目テーブル、
FORMテーブルの初期処理92が行われ、また業務共
通部品73内において初期処理93されて、システムロ
グ出力94を実行し、さらにモックアップ制御71中に
おける業務スケルトン対応部において初期処理95が行
われ、先頭グループをサーチするため次グループサーチ
96を実行する。イベントプロシジャの(2)として、
Form-Keypress イベントの場合には、FORMヘルパー
72により桁数及び属性チェック97が行われる。イベ
ントプロシジャの(3)としてForm-Keydownイベントの
場合にはFORMヘルパー72においてPFキーの受付
98が行われ、イベントプロシジャ(4)の、Command-
click イベントの場合にはFORMヘルパー72でコマ
ンドボタン99を駆動する。FORMヘルパーのPFキ
ー受付、コマンドボタンのいずれかが実行された場合に
はモックアップ制御71の業務スケルトン対応部におい
てPFキー制御100が行われる。モックアップ制御に
おいては、PFキー制御により入力完の時は次キーサー
チ101に進み、取消の時は前グループを再度サーチ1
02する。PFキー制御100によりコード参照103
する場合もある。さらに、PFキー制御100により、
業務共通部品73を用いてメッセージ表示、ボタン表示
103を行う場合もある。
【0059】イベントプロシジャ(5)としてカーソル
が特定の項目に到来したときGot-Forcusイベントが発生
し、FORMヘルパー72において項目開始105が行
われる。そして、項目において必要な入力がFORMに
対して行われる。カーソルがその項目から離れるとイベ
ントプロシジャ(6)でLost-Forcus イベントの場合と
なりFORMヘルパー72において項目終了106が実
行され、1項目の打ち込みを終了し、その1項目につい
て必須チェック107、項目編集108を起動し、更に
この場合、モックアップ制御の業務スケルトン対応部に
おける項目チェック制御109も起動する。この項目チ
ェックは各項目のより詳細な事項をチェックすることを
可能にするものである。その後にコードチェック110
が行われてもよい。なお、上記各イベント名について、
例はビジュアルベーシックでのイベント名称であり、こ
れはターゲット言語により違ってくる。最後に業務共通
部品73によって終了処理111する。
【0060】図18はモックアップ制御のフローチャー
トである。先ず、FORMヘルパー72が起動され、初
期制御処理および項目テーブル(KTAG)及びFOR
Mテーブル(FTAG)、画面テーブル(G)を作成
し、次にモックアップ制御71に移り、初期処理を行っ
て項目テーブルをサーチして先頭グループをサーチす
る。
【0061】次にFORMヘルパー72の制御に移り、
Got-Focus イベントにより項目開始イベントを実行し、
Form-Keypress イベントにより桁数、属性チェックを実
行し、Lost-Focusイベントにより項目終了イベントが発
生し、必須のチェックを行い、さらに項目編集を行って
もよい。これらをグループ内の項目数分だけ行う。
【0062】次にForm-KeyDownイベントを受けてPFキ
ーを受け付け、或いはCommand-Click イベントを受けて
コマンドボタンから入力する。その後制御は再びモック
アップ制御71に移り、PFキー制御に従ってFORM
ヘルパーでのチェックエラーが残っていればグループ変
更はせず、入力完PFキーの場合には次グループサーチ
し取り消しPFキーの場合は、前グループをサーチして
FORMヘルパーに依頼する。これにより見た目には指
定したPFキーによりグループが遷移して見える。図1
9は、FORMヘルパー初期処理時のテーブル構造であ
る。先ず、入出力情報定義テーブル85を入力し、これ
らを展開して項目テーブル(KTAG)70及びFORMテ
ーブル(FTAG)90を作成する。項目テーブルは項
目IDとグループID、その他属性よりなり、そのアド
レスは0〜項目数、例えば20までの配列番号である。
項目IDには各項目のIDが記憶される。グループID
及びその他属性はここでは省略する。FORMテーブル
(FTAG)は画面毎にFORMIDを01,02,0
3として付し、各画面は項目テーブルのどのアドレスに
対応するかを示す。例えば、FORMID02はポイン
タ開10終14であるから、2番目の画面で項目テーブ
ルの配列番号10〜14に対応する。
【0063】前述したように、画面上の各項目に対して
コントロールTAG120をペーストし、たとえば入出
力情報定義テーブル85を画面に呼び出すことによりそ
の項目の項目IDを検出し、そのコントロールTAG1
20にその項目IDを入れる。ここまで、設計工程で設
計しておく。
【0064】すなわち、設計時にSEは画面のフォーム
内項目アドレスに対応して設けられたコントロールTA
G120に業務ルーチンに対応した項目IDを打ち込
む。フォームヘルパーの初期処理としてこのコントロー
ルTAG120の項目IDによって項目テーブル70の
項目IDをマッチングして、合致した場合、同一項目I
Dの配列番号を前記コントロールTAG120の項目I
Dの次の領域99にたとえば10として書き込む121
と共に項目の画面における位置に相当するフォーム内項
目アドレスを画面テーブル122に書き込む123。画
面テーブル122はFORMヘルパーの処理として、項
目テーブル70の1つの配列番号に対応した1つの領域
を設けることにより構成される。コントロールTAG1
20に項目テーブル70の1つの項目アドレスたとえば
10が格納されると共にそのTAGがポイントする画面
テーブル122の1つの領域にFORM内の項目アドレ
ス3が格納されるので、コントロールTAG120によ
りFORM上の項目に対応する位置とその項目に対応す
る項目テーブルの1レコードとが関連づけられることに
なる。
【0065】図20は項目テーブル70を詳細に示す。
項目テーブル70は図13に示した入出力情報定義テー
ブルから項目名を除いたものである。次に図21は、F
ORMヘルパーの初期処理をフローチャートで示す。こ
のフローチャートはプログラム実行時に(モックアップ
を含む)最初の1回だけ呼ばれる処理で、項目テーブル
と画面の各項目をリンク付けるものである。
【0066】最初に入出力情報テーブルを入力し、KT
AG(項目テーブル)とFTAG(画面テーブル)を展
開(ステップ130)し、それ以降はFORMヘルパー
は項目テーブルの内容を配列変数、すなわち項目テーブ
ルのアドレスとして参照できる。
【0067】次に画面の全項目を検査して、TAGに項
目IDがセットされていれば、下記の2点のリンク付け
を行う(ステップ131)。すなわち、画面FORMの
各項目について配列番号IのTAGが未設定かどうか
を、FORM内項目数、例えば0〜20について検出し
(ステップ132)、TAGが設定されていればすなわ
ちタグに項目IDがセットされていれば、タグにセット
されている項目IDとKTAGテーブルの全項目を比較
し、等しい項目IDをサーチする。ヒットしたKTAG
テーブルのアドレスをJに入れる(ステップ133)。
次に、画面テーブルにFORM内項目アドレスをセット
する(画面テーブル(J)=I)。その後TAGの後に
KTAGインデックスを追加する。FORM(I),T
AG=FORM(I),TAG+STR(J) (ステ
ップ134) 上述したように、項目テーブルからFORMの所定領域
に入力する場合には、項目テーブルのアドレスに対応す
る画面テーブルのアドレスを参照し、そのFORM内項
目アドレスに相当するところに項目テーブルの当該アド
レスのデータを表示する。逆に、FORM内の特定の領
域から項目テーブルを参照する場合には、FORM内項
目アドレスが格納されている画面テーブルの特定のアド
レスを検出し、TAGを用いて該アドレスに対応した項
目テーブルのアドレスを参照してその項目テーブルの当
該アドレスに記憶されている項目ID等を検出する。
【0068】このように項目テーブルから、画面上の位
置をポイントすることも出来るし、あるいは画面上の特
定の位置から項目テーブルの特定のデータをポイントす
ることもできる。これは、項目テーブルと画面テーブル
とが相互にチェーンしているからである。
【0069】項目テーブルとFORMテーブルとはモッ
クアップ時にFORMヘルパーの動作の一環として作成
され、FORMやFORMヘルパーと共に、設計から製
造へと継承されることになる。項目IDが入れられたT
AGも各項目毎に作成され、設計から製造へと継承され
る。
【0070】画面テーブルは項目テーブルからFORM
上のアドレスを指すように、あるいはその逆にFORM
上の特定の領域から項目テーブルのデータを指すよう
に、項目テーブルの特定の項目アドレスと画面上の項目
のFORM内項目アドレスとを対応づけるものとして、
FORMヘルパーの初期処理で各項目毎にその都度形成
されるものである。またTAGへの項目テーブルの配列
番号のセットも、FORMヘルパーの初期処理で各項目
毎にその都度行われる。
【0071】図22はモックアップ内部仕様を詳細に説
明する。先ず、画面レイアウトをビジュアルベーシック
のFORM上に生成する。すなわち、画面にFORM機
能によってFORM51に示すように、例えば商品照会
である場合には、処理区分、縦長四角の図形、アンダー
ライン、商品コード、横長四角の図形、アンダーライン
をSEが打ち込む。
【0072】次に、入出力情報定義テーブル85を画面
を呼び出すと、その画面には、例えば項目名、項目I
D、属性、コードID、表示名称が表示される。もし、
FORMに打ち込むべき項目たとえば処理区分が入出力
定義テーブル85に存在しないときは、更に項目ディク
ショナリ(図示せず)を表示し、その項目ディクショナ
リ内で処理区分を選択すると入出力情報定義テーブル8
5の画面に項目名として処理区分、IDとしてSYRK
BN、および属性・・・が表示される。次にコードID
ファイルを表示し、処理区分に対するコードIDを選択
し、SYRKENを入出力情報定義テーブル85に表示
する。さらに表示名称としては通常次の欄に記載される
べき項目名たとえば処理名のID、すなわちSYRNM
を手入力すれば、次の項目の処理名が処理区分のコード
を画面に入力したとき表示される。以下同様にしてシス
テム要件に対する業務ルーチンを作成するために処理
名、商品コード、商品名をFORMに入力する必要のあ
るときにはこれを項目ディクショナリから選択して入出
力情報定義テーブル85に入力表示する。
【0073】この後、モックアップ実行時に、入出力情
報定義テーブル85に基づいてこれとほぼ同形の項目テ
ーブル70を作成する。項目テーブルと画面の各項目に
対して設けられた図示しないTAGとに基づいて、項目
テーブル70と画面テーブル120との関連ずけが行わ
れる。なお入出力情報定義を直接設計ドキュメントとし
て出力し、プリントアウトすることも可能である。
【0074】項目テーブル作成ステップ137は入出力
情報定義テーブル85の第1ラインのデータを項目テー
ブル70のアドレス0にSYRKBN,・・・,SYR
EBN,SHNNMとして登録し、さらに項目インデッ
クス138を作成する。この項目インデックス138は
製造工程で業務ルーチンが使用するものであり、項目テ
ーブル70のテーブルアドレス0,1,2,3をソース
プログラムに書くのではなくて、このインデックスを書
くことによって各アドレスに格納されている各項目情報
の関連性と視認性をよくする。
【0075】次に、本発明の中心であるモックアップ処
理について説明する。項目テーブル70のアドレス0に
は、項目IDSYRKBNの処理区分がストアされ、画
面情報に対応する画面テーブル22のアドレス0には、
画面上の項目ID SYRKBNのアドレス(2)が記
憶される。したがって、画面テーブルにおいて項目テー
ブルとFORM画面との対応が形成される。したがっ
て、まずSEが商品照会プログラムを設計するにあたっ
て、FORM51に示す画面と必要な設計情報を作成し
たとする。その段階でユーザあるいはSEがFORM5
1を画面に表示して、処理区分の次の項目アドレスの長
四角にコード1を入力するとFORMヘルパーの動作に
よってそのコードの桁数、属性等がチェックされエラー
であるならその旨の表示が行われ、正しければコードテ
ーブルを検索し、次のFORM内項目アドレス(3)に
登録という名称が表示される。したがって、ユーザはま
だプログラムが実際できてないのに、コード入力1に対
して何らかの出力がFORM上に現れるのでプログラム
が動作しているかのように画面を見ることにより、その
画面の動きに対して、さらなる希望や設計や設計変更を
想到し、この変更をユーザからSEに伝達することがで
きる。今は処理区分について説明したが、画面内の必要
な項目情報を項目テーブルと関連させることができる。
画面の各項目から項目テーブルのアドレスが特定もする
ことができるし、項目テーブルから画面の位置を特定す
ることも出来る。
【0076】そしてテーブルアドレスをパラメータとし
た共通サブルーチン群が作成でき、属性チェック等が自
動化し、モックアップが実現するものである。なお、各
モックアップ処理は図示しないがチェックルーチンが実
行されることにより、データエントリの継承を行うこと
ができる。
【0077】FORMヘルパーの動作として、桁数、属
性チェック、コード参照コードチェックについて、以
下、順次説明する。これらの動作によって、ユーザはS
Eが製造を実際に完了してない段階でプログラムが現実
に動いているような感覚で、すなわちプログラムのモッ
クアップを用いて画面入力を行うことができる。
【0078】図23はモックアップ動作において、デー
タエントリを使用するための自動属性チェック方式につ
いて説明する。画面にはFORMとして、処理区分、及
び商品コードが表示されているとすると、イベントルー
チンにおいては1文字エントリのチェック、すなわちキ
ー入力チェックは属性チェック、桁数チェック、自動タ
ブ(次のフィードへの)が行われる。尚項目入力(ロス
トホォーカスチェック)においては必須入力チェック、
編集表示、コードチェックを伴う。項目テーブルは項目
名として処理区分あるいは商品コードとそれに要求され
る属性とのテーブルである。属性としては、属性、桁
数、自動タブ、必須入力、コードID、表示項目ID等
をテーブルしたものであり、この中で処理区分と商品コ
ードは画面テーブルにFORM内項目アドレスとして
(2),(5)の対応関係が記憶される。
【0079】図24は、桁数属性チェックの動作フロー
チャートである。Got-Focus イベントは、項目開始イベ
ントを駆動し、項目にカーソルが飛び込んだときFOR
M内項目アドレスをACTIVE-CTLに格納する(ステップ4
0)。次にキーボードから1文字を入力したために、Fo
rm-keypress イベントが生じた時、桁数チェックを実行
する。その桁数チェックルーチンは先ずFORM(画
面)内の現在カーソルがあるフィールドに基づいて項目
テーブルのアドレス、すなわち配列番号K−IXをTA
GのKTAGインデックスから取り出し、項目テーブル
のK−IXアドレスから設計桁数Iを取り出し(ステッ
プ141)、次に現在カーソルがあるフィールドのデー
タ長J(現在桁数J)を調べる(ステップ142)。そ
して両者の桁数を比較し、設計桁数Iが現在桁数Jより
大の時にはそのまま処理が進行(ステップ143)し、
NOの時には桁数オーバーのため現在カーソルフィール
ドの文字色をエラー色(赤)にする(ステップ14
4)。
【0080】次に属性チェックルーチンがForm-Keypres
s イベントによって駆動された場合には、項目テーブル
KTAGから現在カーソルのあるフィールドの属性を取
り出し(ステップ145)、その数字チェック(ステッ
プ146)、英字チェック(ステップ147)あるいは
日付チェック(ステップ148)を行い、エラー時には
Beep音をならしキーボードからの1文字をネグレストす
るようにする(ステップ149)。
【0081】図25は必須入力チェックのフローチャー
トである。Lost Focusイベントが発生すると項目終了イ
ベントが駆動され、項目テーブルKTAGから今までカ
ーソルがあった項目の必須桁数Iを取り出す(ステップ
150)。そして、今までカーソルのあったフィールド
のデータ長(入力桁数J)を調べる(ステップ15
1)。両者の桁数を比較する(ステップ152)。必須
桁数Iが入力桁数Jと等しいかより小の時、必須入力項
目に入力が打ち込まれたことを示すので処理が終了す
る。しかし、必須桁数Iが入力桁数Jより大の時には、
必須入力の項目の桁数不足のため、今までカーソルのあ
ったフィールドのバック色をエラー色(例えば赤)にす
る(ステップ153)。
【0082】図26は項目編集の例を示す説明図であ
る。すなわち、入力値123456を入力した場合、編
集IDが編集なし、数値編集、通貨編集であることに応
じて、それぞれ編集後の表示フォーマットは12345
6、123,456、¥123,456となる。
【0083】19960101という数値が入力された
場合には、編集IDが日付編集の時には1996/01
/01と表示される。この仕掛けは項目毎にもっている
タグの最後に編集前の値をセーブし、画面テキストエリ
アには編集後の値を表示する。すると、項目開始イベン
トのタイミングではセーブしたタグの内容を画面テキス
トエリアに表示すれば元の値になる。
【0084】図27は項目編集フローチャートである。
Lost-Focusイベントが発生すると、項目終了イベントが
駆動されて、必須入力チェックを行う(ステップ16
0)。次に項目編集を行うため項目テーブルKTAGか
ら今までのカーソルがあった項目編集IDを取り出し
(ステップ161)、この編集IDが0の時にはこのま
ま終了する(ステップ162)が、IDが存在する時に
は画面上のテキストエリアをタグの後にセーブし(ステ
ップ163)、セーブした内容からテキストエリアに編
集表示をし、数字編集、通過編集、日付編集等を行う
(ステップ164)。
【0085】図28は項目編集解除のフローチャートで
ある。Got-Focus イベントが発生すると、項目開始イベ
ントを駆動し、項目にカーソルが飛び込んだとき、その
FORM内項目アドレスをACTIVE-CTLにセーブし、ACTI
VE-CTLではフォーム内項目アドレスをストアする(ステ
ップ170)。
【0086】次に項目テーブルKTAGから現在カーソ
ルがある項目の編集IDを取り出し(ステップ17
1)、その編集IDが存在しなければ処理が終了する
(ステップ172)が、存在した場合には画面上のテキ
ストエリアに、タグの後にセーブしてある編集前データ
をセットすることによって項目編集を解除する(ステッ
プ173)。
【0087】本発明によると、SEがプログラムの設計
段階でユーザに対して画面の処理区分の後に縦長四角に
処理区分のコードIDテーブルを見ながら、例えば
“1”と入力した時のその桁数が正しければ、そのまま
処理が進行し、誤っていればエラー色が表示されるの
で、実際にはプログラムが製造されていないのに、プロ
グラムが出来上がっているような感覚で入力して画面に
表示できる。したがって、ユーザがその時点でプログラ
ムの仕様に変更等も提案できるのでよりユーザの希望に
即したプログラムを設計できる。
【0088】図29は、コード参照及びコードチェック
のフローチャートである。次に、実行時のFORMヘル
パー処理を説明する。この処理には2通りあり、第1は
検索PFキーが押圧され、コード参照処理を行う。この
場合は、コードテーブルからコード情報を一覧して、選
択入力させ結果を画面のコード及び名称エリアにセット
する。
【0089】また第2はコードチェック処理を行う。こ
の場合では、項目終了イベントは画面から入力されたコ
ードを元にコードテーブルをサーチして有無を調べる。
有ればそのコードの名称を名称エリアにセットする。
【0090】図30はFORMヘルパー処理のコード参
照のフローチャートである。先ず、Got-Focus イベント
が入ると、項目開始イベント、すなわち項目にカーソル
が飛び込んだ時、そのFORM内項目アドレスをACTIVE
-CTLにセーブする(ステップ180)。
【0091】次に、Form-KeyDownイベントが入ると、P
Fキー受付し(ステップ181)、検索PFキーがNO
の場合は終了し(ステップ182)、YESの場合は項
目テーブル(KTAG)から現在カーソルがあるフィールド
のコードIDを取り出す(ステップ183)。
【0092】K−IX=FORM(ACTIVE-CTL).TAG〈KTAGイ
ンデックス値〉 コードID=KTAG. コードID(K−IX)となる。次
にコードIDをファイル名としてコードテーブルを入力
し(ステップ184)、コード一覧表ウィンドウを表示
する(ステップ185)。
【0093】次に、一覧表から1つ選択させる(マウス
等使用)(ステップ186)。次に、選択された1行か
らコードと名称を取り出す(ステップ187)。選択コ
ードは1行の先頭からキー長桁、選択名称は1行のキー
長 1桁から名称長桁である。
【0094】次に図31に示すように選択コードを画面
の現在カーソルがあるフィールドにセットし、選択コー
ドを画面に表示する(ステップ188)。 FORM(ACTIVE-CTL).Text=選択コード 次に、選択名称を画面の現在カーソルがあるフィールド
の表示項目IDが示すフィールドにセットする(ステッ
プ189)。
【0095】すなわち表示項目ID=KTAG.表示項
目ID(K−IX) KTAG(項目テーブル)の項目IDを全項目にわたっ
てサーチする。KTAG.項目ID(1〜全項目)=表
示項目IDとなり、ヒットしたKTAGインデックスを
Iに入れる。
【0096】そして、KTAGインデックスを元に画面
テーブルを使って選択名称をセットする。FORM(画
面テーブル(I)).Text=選択名称である。
【0097】すなわち、選択名称に対応する項目テーブ
ル(KTAG)のアドレスで画面テーブルを引き、そこ
に格納されているFORM内項目アドレスに選択名称を
表示する。これにより、FORM上のコードの項目のた
とえば次の項目にその名称を表示できる。
【0098】図32はFORMヘルパー処理のコードチ
ェックのフローチャートである。先ず、Lost-Focusイベ
ントが入ると、項目終了イベントとなり、必須入力チェ
ック及び項目編集となる(ステップ190)。次にコー
ドチェックでは、KTAGから今までカーソルがあった
項目のコードチェックフラグを取り出す(ステップ19
1)。
【0099】すなわち、K−IX=FORM(ACTIVE-CTL).T
AG〈KTAGインデックス値〉 コードチェックフラグ=KTAG. コードチェックフラグ(K
-IX)となる。次に、コードチェックフラグが0(チェッ
ク不要)の場合は終了し(ステップ192)、1(チェ
ック要)の場合は、KTAGから今までカーソルがあっ
た項目のコードIDを取り出す(ステップ192)。
【0100】コードID=KTAG.コードID(K−
IX)となる。次に、コードIDをテーブル名としてコ
ードテーブルを入力し(ステップ194)、次に図33
に示すように今までカーソルがあった項目のテキストと
比較する(ステップ196)。
【0101】等しいレコードが存在したか否か(ステッ
プ196)で、存在しない場合には、入力されたコード
データが設計情報に見つからなかったため、エラーとみ
なし、今までカーソルがあったフィールドのバック色を
エラー色(赤)にする(ステップ197)。
【0102】また、存在した場合には、ヒットレコード
から名称を取り出す(ステップ198)。次に、ヒット
名称を今までカーソルがあったフィールドの表示項目I
Dが示すフィールドにセットする(ステップ199)。
すなわち、KTAG(項目テーブル)の項目IDをサー
チする。
【0103】KTAG、項目ID(1〜全項目)=表示
項目IDとなり、ヒットしたKTAGインデックスをI
に入れる。すなわち、KTAGインデックスを元に画面
テーブルを使ってヒット名称をセットする。
【0104】FORM(画面テーブル(I)).TEX
T=ヒット名称となる。すなわち、画面に入力したコー
ドがコードテーブルに存在した時は、そのコード名称を
表示項目IDが示すフィールドに表示する。
【0105】図34はグループ制御の説明図である。ヘ
ッドグループはボディ部で処理したいデータのキー入力
を行い、ボディグループはヘッド部で指定されたデータ
の表示/修正を行い、ティルグループはボディ部で処理
した結果の確認を行う。つまり、画面の動きはグループ
単位のエントリとなり、順次グループ遷移していく。
【0106】図35はグループ制御の全体フローチャー
トである。先ず、入出力情報定義として、画面内各項目
を定義する時に、各項目にグループIDを指定するステ
ップ200)。
【0107】次に、実行時の業務ルーチン又はモックア
ップ制御は実行処理の手順に従ってグループIDを決め
てFORMヘルパーにグループスタート依頼する(ステ
ップ210)。
【0108】次に、FORMヘルパーは、業務ルーチン
(又はモックアップ制御)からグループスタート依頼を
受けて、入出力定義からつくられた項目テーブルのグル
ープIDを参照し、以降そのグループだけの入力を許す
(ステップ202)。例えば、グループを0〜9の10
個まで指定できることとすると、アクティブグループの
指定により、他のグループ項目のエントリを不可とす
る。
【0109】図36はFORMヘルパー処理のグループ
制御のフローチャートである。先ず、業務ルーチン(モ
ックアップ制御)からグループスタート依頼を受ける
と、KTAG(項目テーブル)を元に全項目に対し、T
ABSTOPプロパティを指定する(ステップ21
0)。すなわち、KTAG.グループID(I)=ACTIVEグ
ループであり、YESの場合 → TABSTOP =ONとな
り、NOの場合 → TABSTOP =OFF となり、IをFO
RM内全項に対して行う。
【0110】以降TABキー又はリターンキーを押した
時、TABSTOP=ONの項目にしかカーソルが飛ば
ない。次に指定されたグループIDに対応するメッセー
ジIDあるいはボタンIDを元にそれぞれサブルーチン
を呼び出す(ステップ211)。
【0111】図37において、 メッセージボタン表示
の実行を説明する。先ず、FORMヘルパーが初期処理
として入出力情報定義体のアクションテーブル(図1
6)をFORMヘルパーが初期処理として展開し、次に
モックアップ制御または業務ルーチンがグループIDを
指定してスタート依頼を行う。次にFORMヘルパーは
指定したグループIDに対応するメッセージIDをもと
にメッセージ表示のサブルーチンを呼び出し、或いは指
定されたグループIDに対応したボタンIDをもとにボ
タン表示サブルーチンを呼び出す。すなわち、FORM
IDがABC12301の画面は、そのグループ1に
ついて、メッセージE001がそのグループ7において
メッセージE0015が表示され、図4には図示しない
が、図16よりグループ1ではボタンB001がグルー
プ7ではボタンB003が駆動される。
【0112】図38は部品資産継承の動作のフローチャ
ートである。先ず、フォームの作成に際して、(1) ひな
型フォームをコピーしてターゲットフォーム名を変名し
て、新しいFORM ID をつくる。次に、(2) 画面レイアウ
トを作成する。入出力定義画面を呼び出して、(3) 入出
力定義作業として各項目を定義する。そして(4) 入出力
情報定義ファイルあるいは及び項目インデックス転送ル
ーチン等の自動生成ルーチンへと転送する。
【0113】次に、モックアップ制御が行われて、(5)
ひな型モジュール構成をコピーしてターゲット名に変名
する。そして、(6) フォームモジュールすなわち(2) で
つくったFORM ID を追加し、(7) モックアップ実行し、
設計情報のデバッグおよび業務仕様レビューを行う。
(1) 〜(7) が設計工程作業である。
【0114】次に製造工程作業では、(8) ひな型スケル
トンから業務スケルトンをコピーし変名する。そして
(9) モジュール構成を変更する。モックアップを制御を
解放し、変名した業務 スケルトンを追加し、自動生成
ルーチンを追加する。
【0115】次に(10)業務スケルトン修正作業を行い、
グループ制御部分の見直しと項目チェック、関連チェッ
クルーチンを追加し、ファイル入出力ルーチンを追加
し、最後に(11)実行テストを行い開発を終了する。
【0116】図39は部品資産継承図である。先ずひな
型ファイルからひな型を(1) copyして、FORMファイ
ルに入力し、FORMとして(2) 画面レイアウトを作成
する。なお、ステップ(1) 〜(11)は前述の図38のステ
ップ(1) 〜(11)に対応する。
【0117】次に、(3) 入出力情報定義を作成し、これ
に基づいて入出力情報定義と、自動生成(4) ルーチンと
を作成する。次にひな型ファイルからひな型を(5) コピ
ーしてモジュール構成(MAK)とし、これにはモック
アップ制御、FORMヘルパー、業務共通部品が含まれ
る。モックアップ時にはモックアップ制御、FORMヘ
ルパー、業務共通部品に加え、(6) FORMモジュール
を追加してからこれらを(7) 実行する。
【0118】さらに製造工程作業としてエントリをひな
型ファイルから(8) コピーして業務ルーチンファイルに
格納する。そして、モックアップ制御を(9) 解放し、F
ORMヘルパーと業務共通部品はそのまま継承し、(8)
でコピーした業務スケルトンと入出力情報定義から自動
生成されたルーチンを追加し、(10)修正して継承し(11)
実行する。ここで、モジュール構成ファイルとはプログ
ラム実行単体に存在し、当該プログラムが持つモジュー
ルのファイル名をテーブルとしてもっている。修正事項
はこのモジュール構成ファイル単位に行うことができ
る。例えば、前述の項目テーブル(KTAG)、フォー
ムテーブル(FTAG)はそれらが作成される都度製造
工程に継承される。
【0119】図40は本発明のFORMヘルパーとモッ
クアップ制御を継承して製造されたプログラム全体シス
テム構成図である。この図は図17に示したモックアッ
プ制御のシステム構成図と、業務ルーチン220を除い
て同様である。すなわち、全体システム構成図は業務ル
ーチンの実行時を示すのに対して、モックアップシステ
ム構成図はモックアップ制御時を示す。全体システム制
御において各業務に共通な業務スケルトンとして、初期
処理95及びPFキー制御100、及び項目チェック制
御109はモックアップ制御と同様であるが、業務固有
ルーチン、自動生成ルーチンが業務ルーチンとして加わ
った。
【0120】業務ルーチンにおいては業務スケルトンに
おいてPFキー制御が行われた後、先ずヘッド関連チェ
ック221が行われ、NGの場合は共通ルーチンのメッ
セージ表示あるいはボタン表示を駆動する。OKの場合
には各業務ルーチン用のファイル入力222し、その後
画面にデータの項目転送223を行いグループをボディ
に移す。
【0121】次に、ボディにおいてボディ関連チェック
224を行い、NGの場合にはやはり共通ルーチンにお
いてメッセージ表示、ボタン表示を行う。グループティ
ルの場合には、業務ルーチンにおいて画面よりデータを
項目転送226し、ファイル更新を行う。業務ルーチン
のうち、ヘッド関連チェック、ファイル入力、ファイル
更新、項目チェックは業務固有ルーチンであり、項目転
送は自動生成ルーチンである。
【0122】図41は本発明によるモックアップ動作の
画面を示す。 メッセージテーブルよりメッセージの表示 ボタンテーブルよりボタンの表示 項目テーブルよりFORM内の項目のグループを化
を行う。これによりグループ以外の項目には、カーソル
が行かなくなる。
【0123】 検索実行(PFキー、又はボタン等)
(検索ウィンドウ表示) コードテーブルからコード及び名称のデータ表示 選択データをFORM内の処理区分の次の項目アド
レス位置(長四角内)にコードのチェック結果をその次
のアンダーライン部に名称をそれぞれ反映 −1 入力フィールドチェック
【0124】
【外1】
【0125】−2 編集 ・数字 ¥、カンマ、等 ・日付 年月日、時間等 −3 商品コードを入力。
【0126】 エンターポイント処理 グループの最終にエンターポイントを定義。このボタン
を押すことで、グループ内の処理を完了し次のグループ
へ移る。
【0127】図41に示した画面上でユーザまたはSE
は項目等の入力データの正当性のチェックコードを入力
することによるコードや名称の参照、コードの正しいか
否かのチェックあるいは入力データの編集を各グループ
毎に遷移して行うことができるので、設計段階であるに
も係わらずFORMが入出力関係に従って変化するの
で、実際にプログラムが製造された場合の画面の変化を
実現しかつ検証できる。
【0128】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、プ
ログラムシステムの設計から製造にいたる過程におい
て、製造工程が終わるのを待って手戻りをして、設計工
程あるいは製造工程を直すという従来のやり方を改善
し、設計情報からモックアップを活用して少なくともデ
ータエントリに関しては、実際にデータエントリの業務
プログラムが動作しなくても結果として表示画面にはデ
ータエントリが行われたか否かを示すことができるよう
にしたソフトウェア開発ツールを提供するものである。
【0129】このように作られた設計情報はそのままコ
ード情報として製造工程に自動継承することができるの
で、製造工程におけるプログラムを行う必要がない点で
極めてプログラムの作成工程を簡略化できる。
【0130】モックアップ動作の実行にあたってはフォ
ームヘルパー内に設けられているチェックルーチン、共
通部品内のフォームに設けられたフォームヘルパー用の
共通ルーチン或いは業務共通部品とをそれぞれ用いてデ
ータエントリがあくまでも行われたかの如くみせること
ができる。
【0131】またフォームヘルパーの中のチェックルー
チン、共通部品の中の共通ルーチンあるいは業務共通ル
ーチンを再利用することができるという大きな効果も存
在する。
【0132】さらに、紙やワープロで画面レイアウトを
行うのではなく、FORMに直接画面レイアウトを行
い、入出力情報等をCASEツール入力を行うので、設
計データの一元化も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の全体フローチャートと特に設計工程を
示す図である。
【図3】本発明のシステム構成と特に設計工程を示す図
である。
【図4】本発明のシステム構成と特にモックアップ構成
を示す図である。
【図5】FORMと入出力情報定義と項目ディクショナ
リの関係を示す図である。
【図6】用語ディクショナリ作成方法を示す図である。
【図7】項目ディクショナリの作成方法を示す図であ
る。
【図8】用語ディクショナリを示す図である。
【図9】項目ディクショナリを示す図である。
【図10】コード設計、コードテーブル作成のフローチ
ャートである。
【図11】コードテーブルの構成図である。
【図12】入出力情報定義作成のフローチャートであ
る。
【図13】入出力情報定義テーブルを示す図である。
【図14】メッセージテーブルを示す図である。
【図15】ボタンテーブルを示す図である。
【図16】入出力情報定義のアクションを示すテーブル
の図である。
【図17】モックアップの概略システム構造を示す図で
ある。
【図18】モックアップ動作のフローチャートを示す図
である。
【図19】FORMヘルパー初期処理時のテーブル構成
図である。
【図20】項目テーブルを示す図である。
【図21】FORMヘルパーの初期処理時のフローチャ
ートである。
【図22】FORMヘルパーの処理を示すテーブル関係
図である。
【図23】属性チェックの説明図である。
【図24】桁数・属性チェックのフローチャートを示す
図である。
【図25】必須入力チェックのフローチャートを示す図
である。
【図26】編集例を示す図である。
【図27】項目編集のフローチャートを示す図である。
【図28】項目編集解除のフローチャートを示す図であ
る。
【図29】コード参照、コードチェックの全体フローチ
ャートを示す図である。
【図30】FORMヘルパーのコード参照フローチャー
ト(その1)である。
【図31】FORMヘルパーのコード参照フローチャー
ト(その2)である。
【図32】FORMヘルパーのコードチェックのフロー
チャート(その1)である。
【図33】FORMヘルパーのコードチェックのフロー
チャート(その1)である。
【図34】グループの説明図である。
【図35】グループ制御全体フローチャートである。
【図36】FORMヘルパーのグループ制御フローチャ
ートである。
【図37】入出力情報定義のアクション動作の説明図で
ある。
【図38】部品資産継承のフローチャートである。
【図39】部品継承を説明するためのブロック図であ
る。
【図40】FORM、FORMヘルパー業務共通部品を
継承して製造した業務ルーチンアプリケーションの構成
図である。
【図41】本発明によるモックアップ動作およびこれを
継承した業務ルーチンアプリケーション動作を表示する
ディスプレイ図である。
【符号の説明】
1 モックアップ実行レビュー 2 設計工程 3 画面レイアウト 4 項目管理情報 5 入出力情報設計 6 コード設計 7 メッセージ,ボタン管理情報 8 テーブル設計 9 設計情報 20 オブシェクト指向共通部品 21 項目テーブル 22 コードテーブル 23 メッセージテーブル 24 FORMヘルパー 25 メッセージ表示 26 システムログ取得 27 製造工程 28 設計ドキュメント 29 FORM 30 モックアップ実行 31 モックアップ制御 32 業務スケルトン雛形 33 項目チェック 34 ファイル更新 35 自動生成ルーチン 36 業務スケルトン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 隆行 東京都港区西新橋三丁目25番33号 株式会 社富士通東京システムズ内 (72)発明者 上岡 靖 東京都港区西新橋三丁目25番33号 株式会 社富士通東京システムズ内 (72)発明者 加藤 健二 東京都港区西新橋三丁目25番33号 株式会 社富士通東京システムズ内

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 業務ルーチンに対応する画面レイアウト
    をFORMに入力するステップと、 FORMに入力されるべき項目情報の設計情報を業務ル
    ーチンの製造工程以前の段階において作成するステップ
    と、 前記業務ルーチンの製造工程以前の段階で、前記項目情
    報の画面への入力に対応して前記項目情報に関する情報
    を前記設計情報に基づいて画面に表示し、実際に業務ル
    ーチンが実行された場合の画面表示を検証するモックア
    ップ実行ステップとからなることを特徴とするモックア
    ップ方法。
  2. 【請求項2】 前記モックアップ実行ステップはFOR
    Mへの入力の画面上のフィールドに基づいて前記設計情
    報をサーチして設計情報に対応する出力を画面に表示す
    るFORMヘルパーステップからなることを特徴とする
    請求項1記載のモックアップ方法。
  3. 【請求項3】 前記FORMヘルパーステップは、 設計情報に含まれる項目情報を前記画面上のフィールド
    に対応したタグ領域にもセットすることを特徴とする請
    求項2記載のモックアップ方法。
  4. 【請求項4】 前記FORMヘルパーステップは、 画面上のフィールドに対応したタグ領域にセットされた
    項目情報と、 設計情報に含まれる項目情報とに基づいて画面上の入力
    と設計情報とを関連付けて前記入力に対応する出力を画
    面表示するることを特徴とする請求項3記載のモックア
    ップ方法。
  5. 【請求項5】 前記FORMヘルパーステップは、 前記FORMに入力される所定項目情報の画面上の位置
    と前記所定項目情報の前記設計情報が格納されたファイ
    ルのアドレスとを関連付けることにより、前記FORM
    に入力された所定項目情報の正当性を検証することを特
    徴とする請求項4記載のモックアップ方法。
  6. 【請求項6】 前記FORMヘルパーステップは、 前記FORMに入力された所定項目情報に対応する項目
    IDと、 前記設計情報の項目IDとを用いて両者の関連付けを行
    うことを特徴とする請求項5記載のモックアップ方法。
  7. 【請求項7】 前記設計情報を作成するステップは、 項目ディクショナリを用いて、前記FORMに入力され
    た所定項目に対応する項目IDを有する入出力情報定義
    体を作成するステップと、 入出力情報定義体を用いて、前記FORMに入力された
    所定項目に対して対応する項目IDをペーストするステ
    ップからなることを特徴とする請求項1記載のモックア
    ップ方法。
  8. 【請求項8】 前記FORMヘルパーステップは、 前記FORMに入力された所定項目情報に関する設計情
    報を有する設計情報テーブルを作成するステップと、 FORMに入力された項目情報の正当性を前記設計情報
    テーブルを用いて判断するチェックステップからなるこ
    とを特徴とする請求項2記載のモックアップ方法。
  9. 【請求項9】 前記設計情報テーブルは項目情報が記憶
    される項目テーブルと項目情報の中の具体的情報を含む
    コードテーブルの少なくとも1つからなることを特徴と
    する請求項8記載のモックアップ方法。
  10. 【請求項10】 前記チェックステップは、 前記項目テーブルからデータが入力されたフィールドの
    設計桁数を取り出すステップと、 入力されたデータのデータ長を調べるステップと、 前記設計桁数とデータ長とを比較するチェック工程とか
    らなる桁数チェックルーチンを行うことを特徴とする請
    求項9記載のモックアップ方法。
  11. 【請求項11】 前記チェックステップは、 前記項目テーブルからデータが入力されたフィールドの
    設計属性を取り出すステップと、 入力されたフィールドについてその属性に基づいて数字
    チェック、英数字チェック或いは日付チェックのうちの
    少なくとも1つを行う工程とからなる属性チェックステ
    ップを行うことを特徴とする請求項9記載のモックアッ
    プ方法。
  12. 【請求項12】 前記チェックステップは、 前記項目テーブルからデータが入力されたフィールドの
    必須桁数を取り出すステップと、 入力されたデータのデータ長を調べるステップと、 必須桁数がデータ長より大きくない場合に必須項目に入
    力がされたものとする必須入力チェック工程を有するこ
    とを特徴とする請求項9記載のモックアップ方法。
  13. 【請求項13】 前記コードテーブルを用いて画面の特
    定のフィールドに対応するコードと名称を参照するか又
    は特定のフィールドに入力されたコードのチェックを行
    うことを特徴とする請求項9記載のモックアップ方法。
  14. 【請求項14】 前記コード参照ステップは画面の特定
    のフィールドから項目内アドレスを基にTAGと画面テ
    ーブルを用いて項目テーブルを参照し、その項目テーブ
    ル内のコードIDをひき、コードIDに基づいてコード
    テーブルを参照し、そのコードテーブルから所望のコー
    ドと名称を選択することを特徴とする請求項13記載の
    モックアップ方法。
  15. 【請求項15】 前記コードチェックステップはコード
    が入力された画面の特定のフィールドの項目内アドレス
    を基にTAGと画面テーブルを用いて項目テーブルを参
    照し、その項目テーブル内のコードIDをひき、コード
    IDに基づいてコードテーブルを参照し、そのコードテ
    ーブルから入力されたコードがあるか否かを判断し、あ
    ればその名称を表示することを特徴とする請求項13記
    載のモックアップ方法。
  16. 【請求項16】 前記モックアップ実行ステップは、 項目テーブルから今までカーソルがあった項目の編集I
    Dを取り出すステップと、 その編集IDが存在する場合に画面上のテキストエリア
    をセーブするステップと、 テキストエリアにセーブした内容から数値編集、通貨編
    集、或いは日付編集のうちの少なくもどれか1つの編集
    を行うステップとからなる項目編集工程を有することを
    特徴とする請求項2記載のモックアップ方法。
  17. 【請求項17】 メッセージ、ボタン情報を作成するス
    テップを更に有し、 前記モックアップ実行ステップにおいて、前記メッセー
    ジ情報、及びボタン情報を画面に表示することを特徴と
    する請求項2記載のモックアップ方法。
  18. 【請求項18】 前記FORMと項目情報とメッセージ
    ボタン情報との少なくとも1つを製造工程に継承するこ
    とを特徴とする請求項17記載のモックアップ方法。
  19. 【請求項19】 画面に対応するFORMと、 業務ルーチンに関係する業務上のコードを少なくとも含
    むコードテーブルと、 少なくとも項目IDとコードIDを含む項目テーブル
    と、 前記FORM上のフィールドの位置と項目テーブルのア
    ドレスとを関連付けるポインタ手段と、 前記ポインタ手段を用いて前記コードテーブルからコー
    ドと名称を参照するかまたは前記FORMのフィールド
    に入力したコードをもとにコードが正しいかどうかをチ
    ェックし、前記コードおよび前記名称を前記FORMの
    特定のフィールドに表示する名称参照及びコードチェッ
    ク手段とからなり、 前記名称参照及びコードチェック手段を用いて、前記業
    務ルーチンに関係する前記項目テーブルとそれに対応す
    る前記コードテーブルを前記業務ルーチンの実際のプロ
    グラム作成とは独立して作成することを特徴とするモッ
    クアップ制御装置。
  20. 【請求項20】 前記モックアップ制御装置を構成する
    FORM、コードテーブル及び項目テーブルを設計工程
    から自動継承したことを特徴とする請求項19記載のプ
    ログラム製造装置。
  21. 【請求項21】 画面に対応するFORMと、 項目IDとコードIDを含む項目テーブルと、 前記FORM上のフィールドのアドレスと項目テーブル
    のアドレスとを関連付けるポインタ手段と、 前記FORMに対する入力工程、前記項目テーブルを参
    照して行う工程に伴う画面上の遷移を画面をヘッド、ボ
    ディ、ティルとグループ化して順次行うグループ制御手
    段と、 前記グループ制御手段を用いて、前記業務ルーチンの少
    なくとも一部と同様の画面遷移を実際のプログラム作成
    とは独立して実行するモックアップ制御装置。
  22. 【請求項22】 業務ルーチンに用いられるデータと関
    係する画面を入力する手段と、 前記業務ルーチンに用いられるデータに関する設計情報
    を格納する手段と、 前記画面のデータの位置と前記設計情報とを関連させる
    手段とからなるプログラム作成装置。
  23. 【請求項23】 前記関連手段は、業務ルーチンの製造
    以前の設計段階において、 前記画面に業務ルーチンに用いられるデータを入力した
    とき前記設計情報に基づいてかかるデータ入力に対応し
    た出力結果を画面に表示することを特徴とする請求項2
    2記載のプログラム作成装置。
  24. 【請求項24】 業務ルーチンの製造以前の設計段階に
    おいて、 前記画面に入力された項目情報に対応して作成された設
    計情報のうち、用語ディクショナリ、項目ディクショナ
    リ、入出力情報定義体、項目テーブル、メッセージテー
    ブル、ボタンテーブルのうちの少なくとも1つを業務ル
    ーチンの製造段階でもそのまま自動継承することを特徴
    とする請求項23記載のプログラム作成装置。
  25. 【請求項25】 業務ルーチンに用いられるフォームを
    画面に入力するステップと、 プログラム製造段階の前の設計段階において、該フォー
    ムへの入力に対応して設計データファイルを作成するス
    テップと、 フォームに入力した項目情報の正当性を前記設計情報に
    基づいて制御し、その結果を画面に表示するステップ
    と、 前記設計情報をプログラム製造工程に自動継承するステ
    ップとよりなるプログラム作成方法。
  26. 【請求項26】 業務ルーチンに対応してFORMを作
    成するステップと、 少なくとも業務に使用される項目の項目IDを含む項目
    テーブルを作成するステップと、 前記FORM上の所定項目に対してTAG領域を設ける
    ステップと、 前記TAG領域に前記FORMの所定項目に対応する項
    目IDをセットするステップとからなるFORMヘルパ
    ー設計方法。
  27. 【請求項27】 請求項26記載のFORMヘルパー設
    計方法で設計されたFORMヘルパーを用いて、 前記項目テーブルのアドレスごとにアドレスが設けられ
    画面テーブルを作成するステップと、 前記TAG領域にセットされた項目IDに基づいて前記
    項目テーブルをサーチするステップと、 項目IDがマッチングした場合、前記TAG領域に項目
    テーブルの前記項目のアドレスをセットすると共に画面
    テーブルに、前記FORM上の所定項目のフォーム内項
    目アドレスをセットするステップからなることを特徴と
    するFORMヘルパー制御方法。
  28. 【請求項28】 請求項27記載のFORMヘルパー制
    御方法を用いて、 FORMに業務ルーチンに対応する所定項目情報を入力
    するステップと、 前記指定項目の設計情報に基づいて入力された所定項目
    情報に対応する出力を画面表示するステップと、 前記画面入力ステップ及び画面出力ステップを業務ルー
    チンの製造工程前に行うことにより、実際に業務ルーチ
    ンが製造された場合の画面表示を検証するステップとか
    らなることを特徴とするモックアップ方法。
  29. 【請求項29】 前記項目テーブルを作成するステップ
    において、項目テーブルのアドレスに対応してソースプ
    ログラム作成時に視認性のあるコードデータを格納する
    項目インデックス格納ファイルを作成することを特徴と
    する請求項26記載のFORMヘルパー設計方法。
  30. 【請求項30】 業務ルーチンに対応して画面上で用い
    られる項目の一部を構成する用語とそのIDを格納する
    用語ディクショナリを作成するステップと、 前記用語を組み合わせて項目を作成し、用語IDを組み
    合わせて項目IDを作成し、この項目を項目IDを対応
    させて項目ディクショナリを作成するステップとからな
    ることを特徴とする項目ディクショナリ作成方法。
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