JPH09197498A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH09197498A
JPH09197498A JP1931196A JP1931196A JPH09197498A JP H09197498 A JPH09197498 A JP H09197498A JP 1931196 A JP1931196 A JP 1931196A JP 1931196 A JP1931196 A JP 1931196A JP H09197498 A JPH09197498 A JP H09197498A
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JP
Japan
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light
light emission
strobe
photographing
camera
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Application number
JP1931196A
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English (en)
Inventor
Jiro Kazumi
二郎 数見
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラット発光中の光量が一定となる様な制御
を行う手段を有しない、簡易なストロボ装置を用いて
も、シャッタスピードの制約なしに適正な日中シンクロ
撮影を行うことを可能にする。 【解決手段】 定常光のみによる露出制御情報が所定レ
ベルより小さい事を判別した場合、連続発光機能による
ストロボ撮影を禁止する撮影制御手段(#104),
(#117)を設け、定常光(外光輝度)のみによる露
出制御情報が所定レベルより小さい場合は、連続発光機
能によるストロボ撮影を禁止し、そうでない場合のみ、
連続発光機能によるストロボ撮影を許容して、定常光と
ストロボ光がミックスされた状態での撮影を実行するよ
うにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャッタ先幕走行
開始からシャッタ後幕走行完了まで連続的に発光させる
連続発光機能を有するストロボ装置を用いる事により、
高速シャッタでストロボ同調可能な、フォーカルプレー
ンシャッタを具備したカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】フォーカルプレーンシャッタを有するカ
メラでストロボ撮影を行う場合は、シャッタスピードを
シャッタ全開秒時以下のシャッタスピードにする必要が
あった。しかし、明るい日中でストロボ撮影(日中シン
クロ撮影)を行う場合、このようなシャッタスピードの
制約は望ましくない。
【0003】そこで、シャッタ走行中継続してストロボ
を光らせることにより、全開秒時以上のシャッタスピー
ドでストロボ撮影を可能にするものがある。このような
ストロボの発光はフラット発光と呼ばれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のフラット発光を
行うストロボの回路構成は図2に示しているが、この構
成においては、発光量をセンサで受光し、その値が発光
中一定となるように発光制御回路にフィードバックを行
っていた(なお、図2の詳細は、本発明の実施の第1の
形態におけるストロボ回路の説明との比較に用いる為、
後述する)。
【0005】この為、専用のセンサや制御回路が必要に
なることから、フラット発光を行うストロボはどうして
も大きく且つ高価になるという問題があった。一方、こ
のような制御を行わずにストロボを連続発光させること
は可能であるが、この場合は連続発光中の光量を一定に
保つことができず、露出むらになってしまう。従って、
このようなフィードバックを持たないフラット発光スト
ロボは実用化されていない。
【0006】また、フラット発光はシャッタが走行中行
われるため、シャッタによって遮られる分、通常の発光
よりも撮影に利用できるストロボ光が少なくなってしま
う。この為、フラット発光を行うストロボは比較的大光
量のものに限られていた。
【0007】(発明の目的)本発明の第1の目的は、フ
ラット発光中の光量が一定となる様な制御を行う手段を
有しない、簡易なストロボ装置を用いても、シャッタス
ピードの制約なしに適正な日中シンクロ撮影を行うこと
のできるカメラを提供することにある。
【0008】本発明の第2の目的は、光量の大きなスト
ロボ装置を用いなくとも、適正な日中シンクロ撮影を行
うことのできるカメラを提供することにある。
【0009】本発明の第3の目的は、連続発光機能によ
るストロボ撮影時におけるストロボ光が変化しても実用
上問題のない写真を撮ることのできるカメラを提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明は、測光手段の出力に基づき
カメラの露出制御情報を演算する演算手段の演算結果か
ら定常光のみによる露出制御情報が所定レベルより小さ
い事を判別した場合、連続発光機能によるストロボ撮影
を禁止する撮影制御手段を設け、定常光(外光輝度)の
みによる露出制御情報が所定レベルより小さい場合は、
連続発光機能によるストロボ撮影を禁止し、そうでない
場合のみ、連続発光機能によるストロボ撮影を許容し
て、定常光とストロボ光がミックスされた状態での撮影
を実行するようにしている。
【0011】また、請求項2記載の本発明によれば、測
光手段にて得られる被写体輝度が所定値より大きい場
合、連続発光機能によるストロボ撮影を禁止する撮影制
御手段を設け、被写体輝度が所定値より大きい場合に
は、連続発光機能によるストロボ撮影時におけるストロ
ボ光が有効に撮影に作用しない為、換言すれば、ストロ
ボ光が無駄に発光される事になる為、この様な場合には
連続発光機能によるストロボ撮影を禁止し、ストロボ光
が有効に作用する程に被写体輝度は低い場合のみ、連続
発光機能によるストロボ撮影を許容するようにしてい
る。
【0012】また、請求項3記載の本発明によれば、ス
トロボ装置にて行われる連続的なストロボ発光の光量
を、定常光により得られる光量より所定量小さくする光
量制御手段を設け、連続発光機能によるストロボ撮影時
におけるストロボ発光の光量を、定常光によりも所定量
小さくするようにしている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の実施の第1の形態に係るカ
メラの要部構成を示すブロック図であり、1はカメラの
制御を行う1チップマイクロコントローラ(以下、MP
Uと略す)で、通常のIO以外にLCDパネルを駆動し
て表示を行うためのLCDドライバーポートを有してい
る。2はLCDパネルで、前記LCDドライバーポート
に接続され、カメラの様々な表示を行うようになってい
る。
【0015】3は測光センサで、(不図示の)光学系に
より被写体輝度を測定するようになっている。4は前記
測光センサ3に接続される測光回路であり、被写体輝度
に対応する信号を出力するものである。5は前記測光回
路3からのアナログ信号をディジタル信号に変換する為
のA/Dコンバータであり、この出力は前記MPU1に
よって読み出される。
【0016】6は測距を行うためのCCD(ラインセン
サとも記す)であり、(不図示の)光学系により、被写
体のデフォーカス量に応じた像がラインセンサ6上に結
像するようになっており、この像信号はA/Dコンバー
タ7によりデジタル化されてMCU1にて読み出される
ことになる。
【0017】8は調光センサであり、(不図示の)光学
系により、フィルム面の反射光を測定するようになって
いる。10は前記調光センサ8に接続された調光回路で
あり、前記MCU1により設定された値に基づき、フィ
ルム面からの反射光の積分値が一定量になるようにスト
ロボ回路9に制御信号を出力する。
【0018】前記ストロボ回路9の詳細は図3にて説明
するが、該ストロボ回路9の発光用のコンデンサの充電
電圧はA/Dコンバータ11によりMCU1が読み取れ
るようになっている。
【0019】12は入力スイッチであり、AEモード
(AV優先モード,プログラムAEモード,TV優先モ
ード)の設定や、AV優先モードやTV優先モード時
に、TV値,AV値の入力に用いられものである。
【0020】図2は従来のストロボ回路9の構成例であ
る。
【0021】図2において、101はストロボ用の昇圧
回路で、ストロボ発光に必要な電圧まで(不図示の)電
源の昇圧を行ものであり、該昇圧回路101の出力はダ
イオード102を介してストロボ発光用のコンデンサ1
03に接続されている。前記昇圧回路101はMCU1
からの信号により昇圧動作を行うようになっている。前
記コンデンサ103はキセノン管107に接続され、該
キセノン管107のもう一方はIGBT(Insulated Ga
te Bipolar Transistor )108のコレクタに接続され
ている。また、前記コンデンサ103は抵抗104を介
してコンデンサ105に接続され、該コンデンサ105
及び前記キセノン管107のトリガ端子はトリガ用のコ
イル106のそれぞれ1次側と2次側に接続されてい
る。前記抵抗104はIGBT108のコレクタと接続
されており、該IGBT108のゲートは抵抗109を
介してORゲート111の出力に接続されている。前記
ORゲート111の入力の一方は前述の調光回路10に
接続され、もう一方の入力はANDゲート112の出力
に接続されている。該ANDゲート112の一方の入力
はMCU1に接続され、もう一方の出力はコンパレータ
113に接続されている。
【0022】115はストロボ光を直接測定できるよう
に設置されたセンサであり、測光回路114に接続さ
れ、ストロボ発光開始からの積分光量に対応した出力を
コンパレータ113に出力するようになっている。
【0023】図3は、本発明の実施の第1の形態に係る
ストロボ回路9の構成例である。
【0024】図2に示した従来例と異なる点は、センサ
115,測光回路114,コンパレータ113,AND
ゲート112が無く、MPU1からの出力は直接ORゲ
ート111に入力されている。
【0025】まず、通常の発光の動作を述べる。これは
従来例も本実施の形態でも同じである。
【0026】MCU1からの信号により昇圧回路101
が動作して、コンデンサ103が充電される。この充電
電圧をMCU1はA/Dコンバータ11により検出す
る。発光に適切な電圧まで充電されると、MCU1は昇
圧回路101の動作を停止する。このときコンデンサ1
05にも抵抗104を介して電荷がチャージされる。
【0027】通常発光の場合は、調光回路10よりハイ
レベル信号がORゲート111に入力される。この信号
によりORゲート111の出力もハイレベルとなり、I
GBT108のゲートがハイレベルとなるので、このI
GBT108がオンする。IGBT108のコレクタは
コンデンサ105に接続されているので、該IGBT1
08がオンするとトリガコイル106の1次側にコンデ
ンサ105から電流が流れる。これにより、トリガコイ
ル106の2次側に高圧の電圧が発生する。同時にIG
BT108がオンすることでコンデンサ103とキセノ
ン管107のループができているので、前述したトリガ
コイル106の高圧出力により発光が開始する。
【0028】前記ストロボ光は被写体で反射し、その光
が撮影レンズを介してフィルム面に到達する。そして、
その反射光が調光センサ8により測定され、積分光量が
適正露出レベルに対応する値になると、調光回路10は
ストロボ回路9への出力を停止する。この信号によりO
Rゲート111の出力はローレベルとなり、IGBT1
08がオフする。これにより、コンデンサ103とキセ
ノン管107ループが切られるため、発光が停止する。
【0029】次に、本発明の実施の第1の形態でのフラ
ット発光時の動作(図3のストロボ回路の動作)につい
て述べる。
【0030】フラット発光を行う場合は、図4に示すよ
うな一定周期の信号をMCU1より出力する。この信号
はORゲート111に入力しているから、通常発光時と
同様にIGBT108がこの信号に対応してオン,オフ
し、図4のような発光波形となる。発光に伴い、コンデ
ンサ103の電圧は低下するため、図4のように発光光
量は低下する。従って、光量むらが発生する。
【0031】次に、従来例の場合(図2のストロボ回路
の動作)について説明する。
【0032】従来例の場合は、発光光量が一定になるよ
うに、測光回路114の出力が一定レベルになるまで発
光が行われる。従って、図5に示すように、コンデンサ
103の電圧が低下するとIGBT108がオンする時
間が延び、光量はほぼフラットに保たれる。
【0033】図3で示すようなフィードバック制御を行
わない回路では、±1段程度のストロボ光量のむらが発
生する。
【0034】図6は、図1の構成より成るカメラのおお
まかな動作を説明する為のフローチャートである。
【0035】カメラを起動すると、まずラインセンサ
(CCD)6のデータを読み出し、そのデータからデフ
ォーカス量を演算する。その結果を(不図示の)レンズ
に送信し、レンズ駆動を行ってAF動作を行う(ステッ
プ#1)。
【0036】次に、測光センサ3の出力を読んで被写体
輝度を測定する。この値と(不図示の)フィルム感度設
定手段により読み込んだフィルム感度情報より、制御す
べき露出値EVを求める(ステップ#2)。そして、こ
のEV値より制御すべきシャッタスピードTVと絞り値
AVを求める(ステップ#3)。次いで、これらの情報
からフラット発光するか通常の発光をするかを判断し
(ステップ#4)、それぞれに応じた露出制御値の演算
を行う(ステップ#5,#6)。
【0037】カメラ動作中は上記の動作を繰り返す。
【0038】この状態で(不図示の)レリーズボタンが
押されると、カメラは図7のフローチャートに従い、レ
リーズ動作を行う。
【0039】まず、シャッタと絞りの制御を行い(ステ
ップ#11)、図6のステップ#4でフラット発光を許
可しているかどうかチェックし(ステップ#12)、そ
れに従って通常ストロボ制御(ステップ#13)もしく
はフラット発光制御を行う(ステップ#14)。このフ
ラット発光制御については後述する。
【0040】次に、図8のフローチャートに従って、上
記ステップ#3〜#6の動作の詳細を説明する。
【0041】まず、設定されたAEモードを判断する。
AEモードは図1に示す入力スイッチ11により設定さ
れている。
【0042】1)AV優先モードの場合 まず、制御すべき絞り値AVに入力スイッチ11で入力
された設定値を入力する(ステッ102)。制御すべき
シャッタスピードTVはEVから TV=EV−AV にて求める(ステップ#103)。シャッタスピードが
ストロボ同調秒時TVXより遅いかどうかを判断し(ス
テップ#104)、遅ければ通常発光を選択し、TVは
同調秒時TVXとする(ステップ#113)。
【0043】従って、定常光で露出アンダーになる場合
はフラット発光が行われない。
【0044】また、シャッタスピードがストロボ同調秒
時TVXより速い場合は、次にEVが特定の値Flim 以
上かどうか判断する(ステップ#105)。Flim はス
トロボのフラット発光時の光量から求められる値であ
り、常用距離で5段程度アンダーになる値を選んであ
る。これ以上輝度が高い場合、ストロボ光の効果は期待
できず、通常発光の方がストロボ光を有効に生かせるの
で、この場合は通常発光を選択する(ステップ#10
7)。一方、EVが特定の値Flim より低い場合はフラ
ット発光の効果を得ることができるので、フラット発光
を選択する(ステップ#106)。
【0045】通常発光の場合はTVに同調秒時を設定し
(ステップ#108)、AV値を再演算する(ステップ
#109)。
【0046】2)プログラムAEの場合 プログラムAEでは、まず TV=(EV−10)/2+10 でTVを求め(ステップ#110)、その値からAVを
求める(ステップ#111)。その後の処理はAV優先
モードと同じである。
【0047】3)TV優先モードの場合 まず、制御すべきシャッタスピードTVに入力スイッチ
11で入力された設定値を入力する(ステッ114)。
制御すべき絞り値AVはEVから AV=EV−TV にて求める(ステップ#115)。シャッタスピードが
ストロボ同調秒時TVXより遅いかどうかを判断し(ス
テップ#116)、遅ければ通常発光を選択する(ステ
ップ#118)。また、シャッタスピードがストロボ同
調秒時TVXより速い場合には、次に演算したAV値が
制御可能の開放絞り値AVo より小さいかどうかを判断
し(ステップ#117)、小さい場合は通常発光を選択
する(ステップ#113)。この場合は開放絞り値でも
露出はアンダーになる。
【0048】従って、定常光で露出アンダーになる場合
はフラット発光が行われない。
【0049】次に、フラット発光時の動作(図6のステ
ップ#14の動作)の詳細について、図9のフローチャ
ートに従って述べる。なお、通常発光時の制御について
は省略する。
【0050】まず、コンデンサ103の充電電圧を測定
する(ステップ#201)。充電電圧により、図10の
ように、フラット発光制御を行う駆動信号のオン時間を
求める。これらの値は実測値を平均して求められた値を
テーブルの形でMCU1内のプログラムに持っているも
のとする。勿論、数式として演算するようにしてもよ
い。この時間は図4のIGBT_ONに相当する。ここ
でフル発光というのは、シャッタ動作中ストロボの発光
を継続できる最大光量を得られる発光であり、1/2発
光はその1/2の光量が得られる発光である。
【0051】次に、プリ発光を行う(ステップ#20
2)。プリ発光はフル発光可能なIGBT_ONの時間
で数回発光を行い、その光量BVf を測光センサ3によ
り測定するものである。光量BVf が定常光の輝度BV
に比べ1/4以下であれば、発光はフラット発光を行
う。BVf がそれ以上であった場合はストロボ光がBV
の1/4以下になるようにIGBT_ONの時間を決定
する(ステップ#203)。充電電圧が300VでBV
f がBVの1/2であれば1/4にするためにはストロボ
光を1/2にする必要があるから、図10のグラフから、
「IGBT_ON=18」マイクロ秒を選択する。フラ
ット発光の光量が1段変化した場合、定常光とストロボ
光を合わせた光量の変化は−1/8段から+1/4段の
変化となり、実用上は問題無いレベルとなる。
【0052】次に、ステップ#203で決められたIG
BT_ONで発光を開始し(ステップ#204)、シャ
ッタの先幕走行を開始し(ステップ#205)、後幕走
行が完了した時点(ステップ#206)で発光を停止す
る(ステップ#207)。
【0053】(実施の第2の形態)上記実施の第1の形
態では、フラット発光するかどうかを通常光の測光値に
より決定していたが、プリ発光の結果をもとに行っても
良い。
【0054】図8のステップ#105での判別の代わり
に、プリ発光での測定値BVf がBVの一定値以下の場
合はフラット発光を禁止して通常の発光を行っても良
い。この場合、実施の第1の形態より、より正確にスト
ロボ光が有効か否かを判断することができる。
【0055】以上の実施の各形態によれば、被写体輝度
及びカメラの露出制御値からフラット発光を行うか、通
常のストロボ発光を行うかを判断(図8のステップ#1
04又は#117及び#105)する手段を持ち、定常
光が適正露出に対して特定の範囲内である場合のみフラ
ット発光を行うようにしている。
【0056】従って、フラット発光時には、定常光とス
トロボ光のミックスした照明で撮影を行うことができ、
ストロボ光の光量が変化してもその影響を少なくするこ
とができる。
【0057】また、上記の様にしてフラット発光を行う
か否かを設定する様にしている為、特別な制御回路を持
たない簡易なストロボ回路でも、フラット発光を行うこ
とができるようになった。そして、被写体輝度が低い場
合はそもそも高速シャッタを切る必要は少なく、このよ
うな条件でフラット発光を禁止しても、その実用性には
大きな差はない。
【0058】また、フラット発光の光量を定常光よりも
少なくなるように制御するので、フラット発光の変化し
た場合でも実用上支障の無い写真を撮影できる。
【0059】さらに、ストロボ回路も特にフラット発光
専用の測光回路等を必要としないから、カメラの内蔵ス
トロボのようにコストも安く、スペースの小さな場合で
もフラット発光を行うことができる。
【0060】更に、被写体輝度が高く、EVが大きな場
合はフラット発光を禁止するので、フラット発光が有効
でない場合は通常の発光を行うことになる。つまり、通
常の発光の方がストロボ光を有効に生かせるので、スト
ロボ光の効果を生かした撮影を行うことができる。
【0061】(発明と実施の形態の対応)本実施の形態
において、MCU1の図8のステップ#104,#11
7の判断を実行する部分が本発明の請求項1記載の撮影
制御手段に相当し、ステップ#105の動作を実行する
部分が本発明の請求項2記載の撮影制御手段に相当し、
MCU1の図9のステップ#203を実行する部分が本
発明の請求項3記載の光量制御手段に相当する。
【0062】以上が実施の形態の各構成と本発明の各構
成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の形態の
構成に限定されるものではなく、請求項で示した機能、
又は実施の形態がもつ機能が達成できる構成であればど
のようなものであってもよいことは言うまでもない。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
測光手段の出力に基づきカメラの露出制御情報を演算す
る演算手段の演算結果から定常光のみによる露出制御情
報が所定レベルより小さい事を判別した場合、連続発光
機能によるストロボ撮影を禁止する撮影制御手段を設
け、定常光(外光輝度)のみによる露出制御情報が所定
レベルより小さい場合は、連続発光機能によるストロボ
撮影を禁止し、そうでない場合のみ、連続発光機能によ
るストロボ撮影を許容して、定常光とストロボ光がミッ
クスされた状態での撮影を実行するようにしている。
【0064】よって、フラット発光中の光量が一定とな
る様な制御を行う手段を有しない、簡易なストロボ装置
を用いても、シャッタスピードの制約なしに適正な日中
シンクロ撮影を行うことができる。
【0065】また、本発明によれば、測光手段にて得ら
れる被写体輝度が所定値より大きい場合、連続発光機能
によるストロボ撮影を禁止する撮影制御手段を設け、被
写体輝度が所定値より大きい場合には、連続発光機能に
よるストロボ撮影時におけるストロボ光が有効に撮影に
作用しない為、換言すれば、ストロボ光が無駄に発光さ
れる事になる為、この様な場合には連続発光機能による
ストロボ撮影を禁止し、ストロボ光が有効に作用する程
に被写体輝度は低い場合のみ、連続発光機能によるスト
ロボ撮影を許容するようにしている。
【0066】よって、光量の大きなストロボ装置を用い
なくとも、適正な日中シンクロ撮影を行うことができ
る。
【0067】また、本発明によれば、ストロボ装置にて
行われる連続的なストロボ発光の光量を、定常光により
得られる光量より所定量小さくする光量制御手段を設
け、連続発光機能によるストロボ撮影時におけるストロ
ボ発光の光量を、定常光によりも所定量小さくするよう
にしている。
【0068】よって、連続発光機能によるストロボ撮影
時におけるストロボ光が変化しても実用上問題のない写
真を撮ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの要部
構成を示すブロック図である。
【図2】従来のカメラに具備されたストロボ回路の構成
を示す回路図である。
【図3】本発明の実施の第1の形態に係るカメラに具備
されたストロボ回路の構成を示す回路図である。
【図4】図3のストロボ回路の動作説明を助ける為の信
号波形を示す図である。
【図5】図2のストロボ回路の動作説明を助ける為の信
号波形を示す図である。
【図6】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの一連
の大まかな動作を示すフローチャートである。
【図7】図6の主要部分の動作の詳細を示すフローチャ
ートである。
【図8】図6のステップ#3〜#6の動作の詳細を示す
フローチャートである。
【図9】図7のステップ#14の動作の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図10】本発明の実施の第1の形態において充電電圧
とフラット発光の制御パルスの時間の関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 マイクロコントローラ(MCU) 3 被写体輝度を測定する測光センサ 9 ストロボの充電発光制御を行うストロボ回路 10 調光回路 101 昇圧回路 103 発光用のコンデンサ 105 トリガ用のコンデンサ 106 トリガコイル 107 キセノン管 108 IGBT

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体輝度を測光する測光手段と、該測
    光手段の出力に基づきカメラの露出制御情報を演算する
    演算手段とを備え、シャッタ先幕走行開始からシャッタ
    後幕走行完了まで連続的に発光させる連続発光機能を有
    するストロボ装置を用いる事により、高速シャッタでス
    トロボ同調可能な、フォーカルプレーンシャッタを具備
    したカメラにおいて、 前記演算手段の演算結果から定常光のみによる露出制御
    情報が所定レベルより小さい事を判別した場合、前記連
    続発光機能によるストロボ撮影を禁止する撮影制御手段
    を設けたことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 被写体輝度を測光する測光手段と、該測
    光手段の出力に基づきカメラの露出制御情報を演算する
    演算手段とを備え、シャッタ先幕走行開始からシャッタ
    後幕走行完了まで連続的に発光させる連続発光機能を有
    するストロボ装置を用いる事により、高速シャッタでス
    トロボ同調可能な、フォーカルプレーンシャッタを具備
    したカメラにおいて、 前記測光手段にて得られる被写体輝度が所定値より大き
    い場合、前記連続発光機能によるストロボ撮影を禁止す
    る撮影制御手段を設けたことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 前記ストロボ装置にて行われる連続的な
    ストロボ発光の光量を、定常光により得られる光量より
    所定量小さくする光量制御手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載のカメラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009222985A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Nikon Corp 撮影装置

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