JPH09196366A - 燃焼装置用の連動アダプター - Google Patents

燃焼装置用の連動アダプター

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JPH09196366A
JPH09196366A JP351696A JP351696A JPH09196366A JP H09196366 A JPH09196366 A JP H09196366A JP 351696 A JP351696 A JP 351696A JP 351696 A JP351696 A JP 351696A JP H09196366 A JPH09196366 A JP H09196366A
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combustion
alarm
voltage
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JP351696A
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Yuji Takagi
裕司 高木
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Harman Co Ltd
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Harman Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 警報器の警報情報を有効利用して、燃焼装置
の構成を複雑化させることなく、使用上の安全性を向上
させることが可能となる燃焼装置用の連動アダプターを
提供する。 【解決手段】 異常検出用端子22から特定形式の異常
情報が入力されるに伴って、燃焼が抑制されるように構
成された燃焼装置と、その燃焼装置の外部に設置され
て、空気中の可燃成分の濃度が異常になることを検出す
るに伴って、前記異常情報の特定形式とは異なる形式の
警報情報を外部端子30から出力する警報器Qとを、連
動状態に接続する燃焼装置用の連動アダプターであっ
て、警報器Qの外部端子30に接続されて、前記警報情
報を入力する入力部34と、その入力部34からの入力
情報に基づいて、前記燃焼装置の異常検出用端子22に
接続される出力部35から、前記特定形式の異常情報を
出力させる制御部SEとを備えて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気中の可燃成分
の濃度が異常になると警報情報を出力する警報器と、燃
焼装置とを連動させるための燃焼装置用の連動アダプタ
ーに関する。尚、前記燃焼装置は、各種の動作異常が発
生した場合、異常検出用端子から特定形式の異常情報が
入力されると、使用上の安全性を確保するために燃焼が
抑制されるように構成されているものである。
【0002】
【従来の技術】従来では、前記警報器が警報情報を出力
すると、例えば、警報音等を発生させて、可燃成分の濃
度が異常となったことを使用者に報知させるように構成
されており、使用者は、その警報に伴って、例えば、燃
焼装置の燃焼作動を停止させたり、燃焼作動の開始を抑
制したり、あるいは、可燃成分の濃度異常の原因となる
燃料供給を停止させる等の安全処置をとるようになって
いた。
【0003】又、燃焼装置の内部における燃焼ガスの排
気路等に、燃焼ガス中の未然成分等の可燃成分の濃度を
検出する可燃成分濃度の検出手段を設け、この検出手段
により、可燃成分の濃度が異常になったことが検出され
ると、例えば、燃焼を停止させる等の処理を実行させる
ように構成したものもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
に、警報器の警報報知作動に基づいて、燃焼作動を停止
させたりする構成においては、警報報知作動があったこ
とを認識するまでに時間がかかる場合や、認識できない
状態が長時間継続してしまうおそれもあり、安全性の面
で未だ充分とは言えないものであった。
【0005】又、可燃成分濃度検出手段を設ける構成に
おいては、可燃成分濃度検出手段が、高温であって且つ
硫黄成分等の有害物質を含む燃焼ガスに晒される箇所に
設置させる必要があり、その耐久性や検出性能を向上さ
せるために、構成が複雑になり、燃焼装置の構成が複雑
化してコスト高になる等の不利な面がある。しかも、可
燃成分が装置外部に漏れ出しているような場合には、そ
のような可燃成分の濃度が異常になったことの検出が精
度よく行えなくなるおそれがあるという不利もあった。
【0006】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、警報器の警報情報を有効利用し
て、燃焼装置の構成を複雑化させることなく、使用上の
安全性を向上させることが可能となる燃焼装置用の連動
アダプターを提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、異常検出用端子から特定形式の異常情報が
入力されるに伴って、燃焼が抑制されるように構成され
た燃焼装置と、その燃焼装置の外部に設置されて、空気
中の可燃成分の濃度が異常になることを検出するに伴っ
て、前記異常情報の特定形式とは異なる形式の警報情報
を外部端子から出力する警報器とを、連動状態に接続す
る燃焼装置用の連動アダプターであって、且つ、警報器
の外部端子に接続されて、前記警報情報を入力する入力
部と、その入力部からの入力情報に基づいて、前記燃焼
装置の異常検出用端子に接続される出力部から、前記特
定形式の異常情報を出力させる制御部とを備えて構成さ
れている。
【0008】従って、警報器によって、空気中の可燃成
分の濃度が異常になったことが検出されると、外部端子
から警報情報が出力され、連動アダプターの入力部にそ
の情報が入力される。そうすると、その入力情報に基づ
いて、制御部は、燃焼装置の異常検出用端子に接続され
た出力部から、前記特定形式の異常情報を出力させるの
で、燃焼装置は燃焼が抑制されることになる。
【0009】その結果、従来より既存の警報器を有効利
用して、燃焼装置の燃焼を抑制させるように、それらを
連動状態に接続することができて、空気中の可燃成分の
濃度が異常になった状態で、報知作動のみが継続される
だけの構成に較べて、使用上の安全性が向上すると共
に、燃焼装置側に複雑な構造の専用の可燃成分濃度検出
手段を設ける場合に較べて、燃焼装置の構成が簡素化で
きることになる。
【0010】しかも、既設の警報器と燃焼装置とを連動
状態で接続することも可能であって、特殊な構成の警報
器や燃焼装置を新たに設置する等の煩わしさがなく、既
設の装置における安全性を向上させることが可能になる
という効果もある。
【0011】請求項2に記載の特徴構成によれば、前記
警報器が、前記警報情報として、前記外部端子の出力電
圧を非作動用電圧から作動用電圧に変化させるように構
成されるものであり、前記制御部が、前記外部端子の出
力電圧が非作動用電圧から作動用電圧に変化したか否か
を判別する判別手段と、この判別手段にて、前記出力電
圧が前記作動用電圧に変化したことが判別されるに伴っ
て、前記出力部から前記特定形式の異常情報を出力させ
る情報出力手段とを備えて構成されることになる。
【0012】従って、電圧レベルの変化に基づいて警報
情報を判別するので、例えば、導通状態であるか、ある
いは非導通状態であるかに基づいて判別するような場合
に較べて、接続部分における接触抵抗に起因する検出誤
差等が発生するおそれが少なく、精度よく判別できるも
のとなる。
【0013】請求項3に記載の特徴構成によれば、前記
燃焼装置は、異常検出用端子が非導通状態と導通状態と
間で切り換わることに基づいて、燃焼を抑制するように
構成されるものであり、制御部は、入力部の入力情報に
基づいて、出力部を非導通状態と導通状態と間で切り換
えるように構成されている。
【0014】その結果、異常検出用端子が、例えば、非
導通状態から導通状態に切り換わると燃焼を抑制する構
成であり、燃焼装置における所定箇所の動作異常を検出
すると、例えば、非導通状態から導通状態に切り換わる
ように構成された検出手段の検出用端子が、前記異常検
出用端子に接続されている場合には、この検出手段の検
出用端子と、連動アダプターの出力部とを並列状態で、
異常検出用端子に接続することで、検出手段による動作
異常検出時、あるいは、連動アダプターの出力時のいず
れの状態であっても、異常検出用端子が非導通状態から
導通状態になることによって、燃焼装置は適切に燃焼が
抑制されることになる。
【0015】又、異常検出用端子が、例えば、導通状態
から非導通状態に切り換わると燃焼を抑制する構成であ
れば、前記検出手段の検出用端子と出力部とを直列状態
に接続することで、いずれの出力情報であっても、異常
検出用端子が導通状態から非導通状態になることによっ
て、燃焼装置は適切に燃焼が抑制されることになる。
【0016】従って、連動アダプターの接続時において
も動作異常を検出するための検出手段をそのまま使用す
ることが可能となる。
【0017】請求項4に記載の特徴構成によれば、前記
制御部は、出力部における各端子間を導通状態又は非導
通状態に切り換えるスイッチ手段と、このスイッチ手段
に対して電気的に分離された状態で設けられ、入力部の
入力情報に基づいて、スイッチ手段を切り換えるスイッ
チ操作手段とを備えて構成されている。
【0018】つまり、燃焼装置の異常検出用端子に接続
されるスイッチ手段と、そのスイッチ手段を操作するた
めのスイッチ操作手段とが、電気的に分離されているの
で、電気的なノイズや連動アダプターの誤動作に起因し
た異常情報等が、燃焼装置側に伝わることを抑制でき、
ノイズ等による燃焼装置側での動作異常の発生を回避で
きる。
【0019】請求項5に記載の特徴構成によれば、前記
外部端子から前記警報情報が出力されると、非検出状態
から検出状態に切り換わると共に、その検出状態を保持
する検出状態保持手段が備えられ、制御部は、前記検出
状態保持手段が検出状態に保持されている間、出力部か
ら、前記特定形式の異常情報を出力するように構成され
ている。
【0020】警報器が警報情報を出力すると、検出状態
保持手段にて検出状態が保持されるから、その後、警報
情報が出力されない状態に復帰しても、出力部から特定
形式の異常情報を出力する状態が保持されることにな
る。
【0021】例えば、警報器が警報情報を出力する状態
が設定時間継続したときにのみ、前記出力部から特定形
式の異常状態を出力する構成とすると、可燃成分の濃度
が異常な状態に近い状態であるにもかかわらず、燃焼装
置が良好に抑制されなくなる等の不利が発生するおそれ
があるが、このような不利の無い状態で、一旦、可燃成
分の濃度異常状態が発生すると、その後、燃焼装置を抑
制する状態が維持されるので、使用上の安全性が向上す
るものとなる。
【0022】請求項6に記載の特徴構成によれば、前記
警報器における外部端子は、前記非作動用電圧として第
1設定電圧が出力され、前記作動用電圧として第1設定
電圧と異なる第2設定電圧が出力されるものであり、前
記制御部は、前記第1設定電圧あるいは前記第2設定電
圧のいずれの電圧においても作動可能であって、且つ、
前記外部端子から作動用電力が供給されるように構成さ
れている。
【0023】その結果、連動アダプターに対して、警報
器の外部端子から作動用電力が供給され、警報器がどの
ような状態であっても、外部端子からは連動アダプター
が作動可能となる電圧が出力されるから、連動アダプタ
ーに専用の電力供給手段を設ける必要がなく、構成を簡
素化できるものとなる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る燃焼装置用の
連動アダプターADを、燃焼装置としての給湯装置に適
用した場合について説明する。
【0025】図1に給湯装置の概略構成が示されてい
る。給湯装置は、供給される水を加熱して図示しない給
湯栓に給湯する給湯部K、この給湯部Kの動作を制御す
るコントローラH、このコントローラHに通信線Cを介
して接続され、コントローラHに制御用の情報や給湯部
Kの動作情報等の情報を互いに通信自在なリモコン操作
部R等を備えて構成されている。
【0026】前記給湯部Kは、燃焼室1の内部に、水加
熱用の熱交換器2と、この熱交換器2を加熱するガス燃
焼式のバーナ3とが備えられ、燃焼室1の下部には、燃
焼室1内に向けてバーナ3の燃焼用の空気を通風する通
風手段としてのファン4が設けられている。前記熱交換
器2には、水が供給される給水路5と、加熱された後の
湯を給湯栓に供給する出湯路6とが接続されている。給
水路5には入水温度を検出する入水温サーミスタ7、及
び、通水量を検出する通水量センサ8が備えられ、出湯
路6には、加熱後の湯温を検出する出湯温サーミスタ9
が備えられている。前記バーナ3に対する燃料供給路1
0には、2つの電磁操作式の開閉弁11,12と、燃料
供給量を変更調整する電磁操作式の燃料調整弁13とが
備えられ、バーナ3の近くには、点火用のイグナイタ1
4と、バーナ3に着火されたことを検出するフレームロ
ッド15とが備えられている。
【0027】前記リモコン操作部Rは、給湯部Kの給湯
運転の開始・停止を指令する運転スイッチ16、目標給
湯温度を設定するための温度設定スイッチ17,給湯温
度等を表示する温度表示部18、給湯運転状態を表示す
る運転ランプ19、バーナ3の燃焼状態を表示する燃焼
表示ランプ20等を備えて構成されている。
【0028】前記コントローラHは、マイクロコンピュ
ータを備えて、リモコン操作部Rからの指令情報に基づ
いて、給湯部Kの動作を制御するように構成されてい
る。具体的には、運転スイッチ16のON操作に伴っ
て、給湯部Kを運転待機状態に設定し、その状態で、給
湯栓が開栓されて給水が開始されると、バーナ3の燃焼
を開始させる点火制御を実行し、且つ、出湯温度が目標
給湯温度になるように燃焼制御を実行する。つまり、通
水量センサ8により検出される通水量が設定水量を越え
ると、ファン4を起動して通風を開始すると共に、各開
閉弁11,12及び燃料調整弁13を開弁させてバーナ
3に燃料を供給し、更に、イグナイタ14により点火作
動を実行し、フレームロッド15にて着火が確認される
と、点火作動を停止する。その後、出湯温サーミスタ9
の検出値が目標給湯温度になるように燃料供給量を調整
すると共に、適切な空燃比になるようにファン4による
通風量を調整して、燃焼制御を実行する。又、給湯栓が
閉栓されて通水量が設定水量を下回ると、バーナ3の燃
焼を停止させるように制御する。
【0029】前記熱交換器2の近くには、例えば、通水
されていない状態でバーナ3が燃焼する等の異常状態に
より、この熱交換器2の表面温度が異常高温になったこ
とを検出する動作異常状態検出手段としてのバイメタル
式のハイリミットスイッチ21が設けられている。この
ハイリミットスイッチ21は、正常動作状態では導通状
態となり、上記異常高温状態では非導通状態に切り換わ
るように構成されている。この切り換え状態が、特定形
式の異常情報に相当する。そして、コントローラHは、
このハイリミットスイッチ21が非導通状態になると、
バーナ3の燃焼を抑制するように構成されている。
【0030】前記ハイリミットスイッチ21は、コント
ローラに設けられた異常検出用端子22に接続される構
成となっており、この異常検出用端子22は、前記燃料
供給断続用の開閉弁11,12の駆動用回路に接続され
ている。詳述すると、図2に示すように、図外の制御用
マイクロコンピュータからの開弁信号に基づいてトラン
ジスタ23,24がONすると、各開閉弁11,12に
対する駆動回路に介装された電磁リレーRL1 ,RL2
の励磁コイル25,26に通電され、電磁リレーR
1 ,RL2 の接点27,28が閉じて、閉弁付勢状態
の開閉弁11,12が開弁作動するように構成され、ト
ランジスタ23,24がOFFすると、開閉弁11,1
2が閉弁するように構成されている。そして、前記各励
磁コイル25,26に対する電源供給回路部分に異常検
出用端子22が設けられ、この該回路部分にハイリミッ
トスイッチ21が介装される構成となっている。尚、励
磁コイル25,26の駆動回路及び各開閉弁11,12
の駆動回路には、電源回路29から異なる電源電圧V
1,V2が供給されるようになっている。
【0031】従って、開弁信号に基づいて各開閉弁1
1,12が開弁操作されて、バーナ3が燃焼作動してい
る状態であっても、ハイリミットスイッチ21が非導通
状態になると、励磁コイル25,26への通電が停止さ
れ、各開閉弁11,12が閉弁作動して、バーナ3の燃
焼が非常停止されることになる。
【0032】そして、この給湯装置の外部に設置され
て、空気中における可燃成分の一例としての一酸化炭素
(CO)の濃度が異常になることを検出するに伴って、
前記異常情報の特定形式とは異なる形式の警報情報を外
部端子30から出力する警報器Qが設けられている。つ
まり、この警報器Qは、空気中のCO濃度を検出するC
O濃度検出部31と、CO濃度検出部31により、空気
中のCO濃度が設定濃度を越えた状態が検出されると、
外部端子30から出力される電圧を、第1設定電圧(6
V)(非作動用電圧に相当)から第2設定電圧(18
V)(作動用電圧に相当)に切り換える電圧出力部32
とを備えて構成されている。
【0033】そして、前記警報器Qの外部端子30と、
ハイリミットスイッチ21の接続配線中に直列状態で設
けられた接続用端子33との間に、連動アダプターAD
が接続されている。この連動アダプターADは、警報器
Qにて、空気中のCO濃度が設定濃度を越えた状態が検
出され、外部端子30から出力される電圧が、第1設定
電圧(6V)(非作動用電圧に相当)から第2設定電圧
(18V)(作動用電圧に相当)に切り換わると、給湯
装置が、バーナ3の燃焼を抑制するように、それらを連
動させるように機能する。
【0034】この連動アダプターADは、図3に示すよ
うに、2端子構造の入力部34と、2端子構造の出力部
35とが設けられ、入力部34に供給される電圧が、第
1設定電圧(6V)から第2設定電圧(18V)に切り
換わったこと(電圧切り換え状態)を検出する判別手段
HBとしての電圧検出部36、電圧検出部36が電圧切
り換え状態を検出すると、非検出状態から検出状態に切
り換わると共に、その検出状態を保持する検出状態保持
手段としての自己保持部37、出力部35を導通状態と
非導通状態に切り換える導通状態切換手段としての切換
部38と、自己保持部37が検出状態になっている間、
切換部38を非導通状態に切り換え操作する操作手段と
しての操作部39とを備えて構成されている。入力部3
4は警報器Qの外部端子30に接続され、出力部35は
ハイリミットスイッチ21に直列に設けられた接続用端
子33に接続される。前記電圧検出部36、自己保持部
37、切換部38、操作部39の夫々により制御部SE
が構成され、制御部SEは、判別手段HBとしての電圧
検出部36と、切換部38と操作部39により構成され
る情報出力手段JSが備えられて構成されることにな
る。
【0035】詳述すると、図4に示すように、電圧検出
部36は、保護抵抗器40、電圧検出用の抵抗器41、
ブレークオーバ電圧が17Vのツェナーダイオード4
2、交流成分を除去するためのコンデンサ43で構成さ
れ、入力部34の電圧が17Vを越えてツェナーダイオ
ード42が導通状態になると、抵抗器41の電圧が上昇
するように構成されている。自己保持部37は、自己保
持回路を構成する2個のトランジスタ44,45、3個
の抵抗器46,47,48及びコンデンサ49で構成さ
れ、前記抵抗器41の電圧が上昇して、第1トランジス
タ44がONすると、第2トランジスタ45もONす
る。第2トランジスタ45がONする検出状態になる
と、抵抗器48を通して第1トランジスタ44にベース
電流が供給される状態となり、その後、入力部34の電
圧が低下しても、その検出状態が保持されるように構成
されている。尚、入力部34に供給される電圧が(0
V)になると、両トランジスタ44,45がOFFする
非検出状態に復帰することになる。
【0036】操作部39は、第3トランジスタ50、こ
の第3トランジスタ50のコレクタ端子に直列状態で接
続される2個の発光ダイオード51,52、入力電圧に
対して直列で接続される3個の抵抗器53,54,5
5、抵抗器53,54の中間部と第2トランジスタ45
のコレクタ端子とを接続するダイオード56、保護抵抗
器57,58及び、交流成分除去用のコンデンサ59で
構成されている。この操作部39は、自己保持部37が
非検出状態であれば、抵抗器53,54を通して第3ト
ランジスタ50のベースに電流が供給されて、第3トラ
ンジスタ50がON状態に維持されて、各発光ダイオー
ド51,52に通電されるように構成されている。そし
て、自己保持部37が検出状態に切り換わると、第1ト
ランジスタ44がONするから、第3トランジスタ50
に流れていたベース電流が、抵抗器53、ダイオード5
6、第1トランジスタ44を通して流れることになり、
第3トランジスタ50に流れずに、第3トランジスタ5
0がOFFに切り換わり、各発光ダイオード51,52
への通電が停止されるように構成されている。
【0037】前記切換部38は、前記各発光ダイオード
51,52に対応して設けられ、それらと共に、夫々、
フォトカプラPCを構成する2個のフォトトランジスタ
60,61、第4、第5トランジスタ62,63、2個
の逆流防止用ダイオード64,65、動作安定用の抵抗
器66,67で構成されている。自己保持部37が非検
出状態であれば、各発光ダイオード51,52に通電さ
れているので、各フォトトランジスタ60,61が光電
流を発生して、第4トランジスタ62及び第5トランジ
スタ63が共にON状態になっている。従って、出力部
35における端子T1 が、正電圧であり、端子T2 が負
電圧であれば、第5トランジスタ63、ダイオード65
を通して各端子が導通状態に維持されることになる。
又、出力部35における端子T2 が、正電圧であり、端
子T1 が負電圧であれば、第4トランジスタ62、ダイ
オード64を通して各端子が導通状態に維持されること
になる。従って、出力部35は、正逆いずれの方向に接
続しても適切に導通状態が維持されるようになってい
る。
【0038】そして、警報器Qにて、空気中のCO濃度
が設定濃度を越えた状態が検出され、外部端子30から
出力される電圧が第2設定電圧(18V)に切り換わ
り、自己保持部37が検出状態になると、各発光ダイオ
ード51,52への通電が停止されるから、前記各フォ
トトランジスタ60,61は共に光電流が発生せず、第
4、第5トランジスタ62,63は共にOFF状態に切
り換わるので、出力部35は非導通状態に切り換わるの
である。その結果、各開閉弁11,12が閉弁状態に切
り換わり、バーナ3の燃焼が停止されることになる。
【0039】このように、操作部39と切換部38との
間は、光情報に基づいて連動する構成となっており、電
気的には分離された状態となっている。従って、給湯装
置側からノイズが操作部39側に伝わることがなく、
又、電源供給ラインを通して切換部38が誤動作する等
の不利を未然に回避することができるようになってい
る。
【0040】この連動アダプターADにおいては、自己
保持部37にて、検出状態が保持されるので、上述した
ように、バイメタル式のハイリミットスイッチ21が、
例えば、バーナ3の燃焼が停止されても、検出状態を保
持することで、バーナ3の燃焼再開が抑制されることに
なり、空気中のCO濃度が高い状態でバーナ3の再点火
が行えないようになっており、使用上の安全性の向上を
図っている。
【0041】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、連動アダプターに検出状態保
持手段としての自己保持部37が設けられる構成とした
が、このような保持手段を設けることなく、警報器の外
部端子30から出力される電圧が第2設定電圧に切り換
わっている間だけ、出力部35を非導通状態に切り換え
るように構成してもよい。
【0042】(2)上記実施形態では、導通状態切換手
段としての切換部38と、操作手段としての操作部39
とが、光信号にて情報が伝達されるようにして、電気的
に分離される構成としたが、このような構成に代えて、
例えば、励磁コイルへの通電の有無に基づいて接点が開
閉操作される電磁操作式リレーにて磁力信号に基づいて
情報が伝達される構成としてもよい。又、このように、
電気的に分離される構成でなく、電気的に接続された状
態で導通状態を切り換える構成としてもよい。
【0043】(3)上記実施形態では、出力部35が、
異常検出用端子に対して正逆いずれの接続状態であって
も、導通状態が維持される構成としたが、このような構
成に代えて、接続箇所が常に一定方向にのみ接続可能に
構成して、いずれか一方の端子に正電圧がかかる状態で
導通状態が維持される構成としてもよい。
【0044】(4)上記実施形態では、空気中のCO濃
度が異常になると、異常検出用端子が導通状態から非導
通状態に切り換わる構成の燃焼装置を用いたが、このよ
うな構成に代えて、空気中のCO濃度が異常になると、
異常検出用端子が非導通状態から導通状態に切り換わる
構成の燃焼装置であっても適用できる。又、この場合に
は、連動アダプターの出力部も同様に、警報情報が入力
されると、出力部が非導通状態から導通状態に切り換わ
る構成となる。
【0045】(5)上記実施形態では、前記異常検出用
端子の特定形式の異常情報として、導通状態と非導通状
態とに切り換わる構成の燃焼装置としたが、このような
構成に代えて、この異常検出用端子に供給される電圧レ
ベルが変化する形式や、又、抵抗値が変化する形式の燃
焼装置にも適用できる。
【0046】(6)上記実施形態では、警報器の警報情
報として、前記外部端子の出力電圧を非作動用電圧から
作動用電圧に変化させる構成であって、且つ、非作動用
電圧、作動用電圧のいずれの電圧であっても作動可能な
連動アダプターに作動電力を供給する構成としたが、こ
のような構成に限らず、連動アダプターに別途、電力供
給手段が設けられ、警報器の外部端子は非作動用電圧で
は無電力状態となるような構成であってもよい。
【0047】(7)上記実施形態では、異常検出用端子
から特定形式の異常情報が入力されるに伴って、燃焼が
停止され、異常情報が解除されると、燃焼可能な状態に
復帰する構成の燃焼装置を例示したが、このような構成
に代えて、一旦、特定形式の異常情報が入力されると、
燃焼が停止され且つその後の燃焼の再開も抑制される構
成の燃焼装置であってもよい。
【0048】(8)上記実施形態では、空気中の可燃成
分としてCOの濃度を検出する構成としたが、これに限
らず、ブタンガスやメタンガス等の燃料ガスの濃度や、
水素ガス等の可燃成分の濃度を検出するものであっても
よい。
【0049】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】概略構成図
【図2】開閉弁制御用回路
【図3】連動アダプターのブロック図
【図4】連動アダプターの電気回路図
【符号の説明】 22 異常検出用端子 30 外部端子 34 入力部 35 出力部 37 検出状態保持手段 38 導通状態切換手段 39 操作手段 HB 判別手段 Q 警報器 SE 制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異常検出用端子(22)から特定形式の
    異常情報が入力されるに伴って、燃焼が抑制されるよう
    に構成された燃焼装置と、その燃焼装置の外部に設置さ
    れて、空気中の可燃成分の濃度が異常になることを検出
    するに伴って、前記異常情報の特定形式とは異なる形式
    の警報情報を外部端子(30)から出力する警報器
    (Q)とを、連動状態に接続する燃焼装置用の連動アダ
    プターであって、 前記警報器(Q)の外部端子(30)に接続されて、前
    記警報情報を入力する入力部(34)と、その入力部
    (34)からの入力情報に基づいて、前記燃焼装置の異
    常検出用端子(22)に接続される出力部(35)か
    ら、前記特定形式の異常情報を出力させる制御部(S
    E)とを備えて構成されている燃焼装置用の連動アダプ
    ター。
  2. 【請求項2】 前記警報器(Q)が、前記警報情報とし
    て、前記外部端子(30)の出力電圧を非作動用電圧か
    ら作動用電圧に変化させるように構成されるものであ
    り、 前記制御部(SE)は、 前記外部端子(30)の出力電圧が非作動用電圧から作
    動用電圧に変化したか否かを判別する判別手段(HB)
    と、この判別手段(HB)にて、前記出力電圧が前記作
    動用電圧に変化したことが判別されるに伴って、前記出
    力部(35)から前記特定形式の異常情報を出力させる
    情報出力手段(JS)とを備えて構成されている請求項
    1記載の燃焼装置用の連動アダプター。
  3. 【請求項3】 前記燃焼装置は、 前記異常検出用端子(22)が非導通状態と導通状態と
    間で切り換わることに基づいて、燃焼を抑制するように
    構成されるものであり、 前記制御部(SE)は、前記入力部(34)の入力情報
    に基づいて、前記出力部(35)を非導通状態と導通状
    態との間で切り換えるように構成されている請求項1又
    は2記載の燃焼装置用の連動アダプター。
  4. 【請求項4】 前記制御部(SE)は、 前記出力部(35)を導通状態又は非導通状態に切り換
    える導通状態切換手段(38)と、 この導通状態切換手段(38)に対して電気的に分離さ
    れた状態で設けられ、前記入力部(34)の入力情報に
    基づいて、前記導通状態切換手段(38)を切り換える
    操作手段(39)とを備えて構成されている請求項3記
    載の燃焼装置用の連動アダプター。
  5. 【請求項5】 前記外部端子(30)から前記警報情報
    が出力されると、非検出状態から検出状態に切り換わる
    と共に、その検出状態を保持する検出状態保持手段(3
    7)が備えられ、 前記制御部(SE)は、前記検出状態保持手段(37)
    が検出状態に保持されている間、前記出力部(35)か
    ら、前記特定形式の異常情報を出力するように構成され
    ている請求項1、2、3又は4記載の燃焼装置用の連動
    アダプター。
  6. 【請求項6】 前記警報器(Q)における外部端子(3
    0)は、前記非作動用電圧として第1設定電圧が出力さ
    れ、前記作動用電圧として第1設定電圧と異なる第2設
    定電圧が出力されるものであり、 前記制御部(SE)は、 前記第1設定電圧あるいは前記第2設定電圧のいずれの
    電圧においても作動可能であって、且つ、前記外部端子
    (30)から作動用電力が供給されるように構成されて
    いる請求項2、3、4又は5記載の燃焼装置用の連動ア
    ダプター。
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JP2018146128A (ja) * 2017-03-01 2018-09-20 株式会社ノーリツ 給湯システム

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AU2018201281B2 (en) * 2017-03-01 2022-12-08 Noritz Corporation Water heating system

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