JPS6237736B2 - - Google Patents

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JPS6237736B2
JPS6237736B2 JP10957280A JP10957280A JPS6237736B2 JP S6237736 B2 JPS6237736 B2 JP S6237736B2 JP 10957280 A JP10957280 A JP 10957280A JP 10957280 A JP10957280 A JP 10957280A JP S6237736 B2 JPS6237736 B2 JP S6237736B2
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circuit
relay
transistor
switch
combustion
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、熱要求信号が与えられてから、プリ
パージ期間、パイロツト・トライアル期間、パイ
ロツト・オンリー期間およびメイン・トライアル
期間を経て定常燃焼状態に入る所定の動作シーケ
ンスを自動的に遂行する機能を有する燃焼安全制
御装置に関し、とくにプリパージ期間が終了して
つぎのパイロツト・トライアル期間に入る前に、
燃焼炉内に供給される空気量を少なくするように
動作する空気供給量制御回路を備えた燃焼安全制
御装置に関するものである。
上記のような動作シーケンスを有する燃焼制御
装置において、プリパージ期間中には充分なプリ
パージを行うために燃焼炉内に多量の空気を供給
するが、プリパージ期間が終了してつぎのパイロ
ツト・トライアル期間に入るまでには、燃焼炉内
に供給される空気量を減少させておく必要があ
る。このような空気量の調節は、たとえばブロワ
から燃焼炉に至る空気供給系路内にダンパを設
け、このダンパを開閉させることによつて行うこ
とができ、ダンパを閉動作させるための信号を送
出したのちにパイロツト・トライアル動作に入る
ことによつて、点火動作が行われるときに空気量
を減少させるという動作が得られる。しかしダン
パを閉動作させる信号を送出したのにもかかわら
ず、何かの故障でダンパが閉動作しないという事
態が起つたときに、空気量は減少せず、流速の速
い空気流の中で点火動作が行われ、点火失敗が起
りやすくなる。
本発明の目的は、プリパージ期間の終了後にダ
ンパを閉動作させるための信号を送出するだけで
なく、ダンパが実際に閉動作したことを確認して
はじめて点火動作を行うことにより、常に確実な
点火が行われるようにした燃焼安全制御装置を提
供することである。
つぎに本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。
第1図において、商用交流電源21が端子1お
よび2から導線26および27を経て降圧変圧器
21の一次巻線23の両端に直接結線される。導
線26と導線27の間には、本制御装置の多数の
出力スイツチすなわち接点からなる負荷駆動制御
回路30が接続され、この負荷駆動制御回路30
と結線された複数の端子を経て外部機器すなわち
燃焼器負荷装置40が接続される。まず、導線2
6から常開接点73―を介して端子3を経てブ
ロワ送風電動機41が、また導線26から常開接
点73―,70―および122―と常閉接
点122―を介して端子4を経て点火器42
が、また導線26から常開接点73―,70―
および160―ならびに常閉接点160―
を介して端子7を経て第一燃料供給装置43が、
さらに常開接点122―および160―と常
閉接点122―および160―の接続点31
からは常閉接点134―を介して端子6を経て
第二燃料供給装置44が、それぞれ導線27に結
線される。第一および第二燃料供給装置43およ
び44は、第一燃料供給装置43を主燃料供給器
としまた第二燃料供給装置44をパイロツト燃料
供給器としても良く、また、油燃焼器で通常計装
されているLow―High 切換燃焼方式に使用さ
れる様な、第一段および第二段燃料供給器として
考えても良い。また接続点31は直接端子5にも
接続されている。これは、本燃焼制御装置を断続
パイロツト燃焼方式として使用する場合に端子5
と端子6とを破線45でジヤンプすることによつ
て切換え得る様にするためである。ちなみに、本
実施例では、このジヤンパ線45が無い状態すな
わち遮断パイロツト燃焼方式で使用した場合につ
いて説明して行くことにする。さらに端子12と
端子2との間には、燃焼動作に異常が発生したこ
とを示す警報装置46が接続される。さらに制御
回路30には、安全遮断スイツチの常開接点63
すなわちSS2と表示器33とが導線26お
よび27間に接続される。またさらに、本制御装
置が燃焼運転中であるか否かを示す表示器34
と、第二燃料供給装置44が付勢されているか否
かを示す表示器35が設けられている。
さらに負荷制御回路30には、燃焼用空気量を
制御するための空気供給制御装置47の動作を制
御する制御回路を含んでいる。空気供給制御装置
47は、代表的なものとしてはダンパ装置が通常
使われるが、燃焼炉内に供給する空気総量を可変
にするものならばどのようなものでも良い。ここ
では、公知のリサイクルモータ48とローハイ設
定器49とを有する制御装置であつて、良く知ら
れた二位置制御装置あるいはON―OFF制御装置
として開示した。空気供給制御装置47は、後述
するように公知の比例制御装置として働らかせる
ことも可能である。
一方、変圧器22の二次巻線24には中点タツ
プ25を有し、このタツプ25と二次巻線24の
一端との間には、四つのダイオードからなる公知
のダイオードブリツジ26が接続され、導線27
には正の電位が、また導線28には負の電位が印
加され、さらにこれ等の導線27および28間に
設けたコンデンサ29の働きによつて、導線27
および28間に降圧された直流電圧を供給してい
る。
この導線27および28間には、本実施例の主
要部をなす燃焼制御装置50が接続されて、直流
電圧が印加されている。第1図中では、燃焼制御
装置50の回路構成および動作をより明確に理解
するためいくつかの破線ブロツクで区分けし、こ
のブロツク毎に説明することにする。
燃焼安全制御装置は、第1電子タイマ回路A、
空気供給源制御回路B、点火源制御回路C、第2
電子タイマ回路Dおよび火炎検出回路Eの五つの
主要回路部分から構成されている。この内、火炎
検出回路Eは、例えば米国特許第3270799号ある
いは同国特許第3270800号明細書に示される如
き、火炎の整流作用を利用する回路、あるいは火
炎の光学的性質を利用する回路などの公知の火炎
検出回路が使われているため、簡略化した構成で
開示してある。
導線27の一端には、後述する安全遮断スイツ
チSSの常閉接点63―すなわちSS―と、端
子19および20に接続した起動スイツチまたは
サーモスタツト・スイツチ39とを介して導線5
1に直流電圧が供給され、上述の五つの回路部分
に電力供給される。第1電子タイマ回路Aには、
安全遮断スイツチ駆動回路53と、起動チエツク
回路54と、さらに第一半導体タイマ回路55と
で主に形成されている。安全遮断スイツチ駆動回
路53には、四つの抵抗57,58,59および
60ならびにダイオード61の第一直列回路と、
トランジスタ53およびPゲート・サイリスタ6
4および安全遮断スイツチ・ヒータ63からなる
第二直列回路とがそれぞれ導線51および28間
に並列に設けられている。安全遮断スイツチ・ヒ
ータ63は、公知のバイメタル加熱式の手動復帰
型熱応動スイツチが使われているが、オンデイレ
イする手動復帰スイツチなら如何なる型式でも良
い。第一直列回路の抵抗59および60の接続点
からは導線66を経て第一半導体タイマ回路55
に、また第二直列回路の安全スイツチ62および
Pゲート・サイリスタ(以下SCRと略す。)64
の接続点65は起動チエツク回路54に接続され
ている。
起動チエツク回路54には、炉内への空気供給
をチエツクするための風圧スイツチ67が端子1
6,17および18に接続される。端子18と導
線66間には、第二燃料供給源44を駆動するた
めのリレー70が接続されている。さらにダンパ
モータなどの燃焼空気供給制御装置47のリサイ
クルモータ48による回動状態すなわち空気供給
量状態もチエツクするため、高(多量供給状態)
スイツチ68、および低(少量供給状態)スイツ
チ69の二つの監視スイツチを有している。空気
供給量が多い時すなわちダンパが開状態にあると
き高スイツチ68はONに、またその供給量が少
ない時すなわちダンパが閉状態にあるとき低スイ
ツチ69はONになる。これらの中間領域にダン
パ開度が置かれているとき、これ等のスイツチ6
8および69はオフである。高スイツチ69は、
端子18と端子14との間に、また低スイツチ6
9は端子13と端子15との間に接続され、端子
13および14間はジヤンパ線で連結されてい
る。端子14と導線28との間には、リレー73
の常閉および常開接点73―および73―
トリガ回路71とが接続され、このトリガ回路7
1の信号が半導体スイツチすなわちPゲート・サ
イリスタ(以下SCRと略す。)72のゲートに供
給される。このサイリスタ72と直列に、リレー
73および表示装置74からなる並列回路が電源
供給導線27および28間に接続されている。さ
らに、サイリスタ72にツイン・トランジスタ7
6が並列に接続され、このトランジスタ76に
は、ポストパージ期間を確保するため抵抗77お
よび78とコンデンサ79からなる遅延回路が設
けられ、これによつて空気供給送風機41を制御
する送風制御回路75が構成される。
一方、端子17は抵抗81を介して、接点73
および接点73―との接続点80に接続さ
れ、この接続点80からも第一半導体タイマ回路
55にも電力供給される。この半導体タイマ回路
55は、主に二つの半導体スイツチ素子85およ
び97を利用したもので、特許第972842号明細書
において開示されている。この半導体タイマ回路
55には、半導体スイツチ素子すなわちnゲー
ト・サイリスタ(以下PUTと略す。)85が設け
られ、そのアノード側に抵抗83およびコンデン
サ84の接続点が、またゲート側に抵抗86およ
び87の接続点がそれぞれ接続される。一方、こ
のPUT85のカソード側は、接続点90を介し
て二つの電流路に分岐され、その一つは、後で詳
述する受光素子U2を経て導線66に、また他の
一つは、抵抗91および92を介して導線28に
接続される。抵抗91および92の接続点からは
さらに導線94を経て後述する空気供給源制御回
路Bおよび点火源制御回路Cにプリパージ期間の
終了信号あるいはパイロツト点火トライアル期間
信号が供給される。この第一電子タイマ回路A
は、さらにリレー70を自己保持あるいはラツチ
させるためトランジスタ95ならびに常開リレー
接点73―を有している。このトランジスタ9
5はこの接点73―を介してもう1つのトラン
ジスタ62の導通をも制御し、安全スイツチヒー
タ63の加熱を制御している。
次に空気供給源制御回路Bの構成を説明する。
なお空気供給源制御回路と同様の回路は後述する
第二電子タイマ回路にも存在している。導線51
および28間には燃焼空気供給源制御用の第一制
御リレー101およびトランジスタ102の直列
回路と、四つの抵抗103,104,105およ
び106の直列回路と、トランジスタ108およ
び二つの抵抗109および110の直列回路との
三つの直列回路が設けられている。さらに抵抗1
04および105の接続点と導線28との間に
も、さらに他のトランジスタ111が設けられて
おり、このトランジスタ111と上述のトランジ
スタ108とは、公知のラツチ回路を形成し、導
線94からの信号でトランジスタ111が導通す
るとトランジスタ108も導通し、両トランジス
タ108および111はそのまま外部信号の有無
と無関係に導通状態を維持する。
また、点火源制御回路Cは、第一電子タイマ回
路Aの接続点52から電力供給されており、起動
チエツク回路54の端子13に戻る電流路を形成
している。すなわち接続点52と端子13の間に
ダイオード121と、リレー122および表示装
置123の並列回路と、ツイン・トランジスタ1
24と、さらにもう1つのダイオード125との
直列回路が設けられ、リレー122とトランジス
タ124との間の接続点128の信号は抵抗12
6を介して、上述したトランジスタ95のベース
に接続されている。
さらに、第二電子タイマ回路Dは、トランジス
タ95のコレクタ側接続点127と、上述の接続
点128との間に設けられ、かつこれ等の接続点
127および128から直流電力が供給される。
この第二電子タイマ回路Dは、主に燃焼空気供給
制御源47および第二燃料供給装置44の双方を
制御するための第二制御リレー134を持つ空気
燃料制御回路140と、第一燃料供給装置43を
制御する負荷リレー160を持つ第二半導体タイ
マ回路145との二つの回路を有するユニークな
構成のものである。空気燃料制御回路140は、
先に述べたように制御回路Bと共に空気供給量制
御回路を形成する。さらに、この制御回路140
は抵抗133、第二制御リレー134およびトラ
ンジスタ135の直列回路と、トランジスタ13
6および三つの抵抗137,138,139の直
列回路とを有し、これらはそれぞれ導線131お
よび132間に並設され、さらに第二制御リレー
134およびトランジスタ135の直列回路に
は、トランジスタ141および二つの抵抗14
2,143の直列回路が並列に接続されている。
また、トランジスタ135のベースおよび導線1
32間には、トランジスタ141の導通と同時に
導通するもう1つのトランジスタ144が設けら
れている。なお、トランジスタ136および13
5はツインになつており、先に述べた空気供給源
制御回路Bのトランジスタ108および111と
同様の働きをする。
一方、第二半導体タイマ回路145も、先に述
べた第一半導体タイマ回路と同様の回路構成を持
つている。すなわち、nゲート・サイリスタ(以
下、PUTと略す。)150のアノード側には、リ
レー134の一端から抵抗134および負荷リレ
ー160を通し導線158およびダイオード14
9を経てコンデンサ146への充電回路が、ま
た、ゲート側には、導線131および132間に
設けた二つの抵抗147と抵抗148との接続点
がそれぞれ接続される。一方、PUT150のカ
ソード側には、接続点151を介してダイオード
154、抵抗152および抵抗153の三つの導
線に分岐される。さらにダイオード154は導線
161に、また抵抗152はトランジスタ141
のベースに、さらに抵抗153はPゲート・サイ
リスタ157のゲートに接続されている。
火炎検出回路Eは、導線27および28から直
流電圧を、また導線176から交流電圧をそれぞ
れ供給される公知の検出端180および181を
持つ検出回路166と、信号応答制御回路167
とで構成される。先にも述べた様に検出端および
検出回路166は、公知の如何なる型式のもので
も良く、例えばフレームロツド検出、紫外線検出
あるいはCds検出などの各種検出端とそのそれぞ
れに適合する検出回路を使用できるので、ここで
は略記号で示しておいた。火炎信号出力177
は、ツエナー・ダイオード172を介してトラン
ジスタ168のエミツタに接続され、そのコレク
タは導線174および179を経てトランジスタ
95のベースに接続されている。一方、トランジ
スタ168のベースからは、ツエナー・ダイオー
ド169および抵抗171の並列回路を経て導線
175および抵抗173を介して安全スイツチ駆
動回路53の接続点52に結線されている。この
ため、燃焼シーケンス動作に伴い接続点52の電
位が変化することを利用して、この信号応答制御
回路167が次の二つの機能を持つように制御し
ている。第1は、火炎応答時間がシーケンス期間
に応じて速遅識別する機能であり、第2は、瞬時
停電に対する復帰機能である。
さらに前記の接続点128と導線28との間に
は、発光素子U1、抵抗191、ダイオード19
2およびコンデンサ193からなる第1の直列回
路が接続され、また接続点128とコンデンサ1
93との間に、ダイオード194および抵抗19
5からなる第2の直列回路が接続されている。発
光素子U1は、たとえば発光ダイオードであり、
前述の受光素子(この例ではフオトサイリスタ)
U2とともに、スイツチ手段としてのフオトカプ
ラを構成している。
この燃焼安全制御装置の動作を、第2図の動作
シーケンス図との関連で説明する。まず最初に本
実施例制御装置の正常燃焼動作を述べる。
まず、起動スイツチ39が投入されると、同時
に抵抗103,104,105および106に通
電されトランジスタ102を導通し第一制御リレ
ー101がONすると共に、抵抗57,58,5
9および60にも通電されトランジスタ62が導
通し安全スイツチヒータ63および風圧スイツチ
67を経てトリガ回路71が付勢されSCR72
がONしかつリレー73がONする。このため負荷
駆動制御回路30の各接点を介して端子10から
ダンパ制御装置47を開放する方向に駆動すると
共に、端子3から送風機41に通電付勢され炉内
に空気が導入される。リレー73の付勢は、安全
スイツチヒータ63の断線がなく、そして風圧ス
イツチ67の接点が風圧ゼロ(NO Air)側であ
ることを確認してから行われ、その後はすぐに接
点73―および73―ならびに風圧スイツチ
67が反転するのでヒータ63の加熱は停止する
が、SCR72は導通を続ける。この間にダンパ
制御器47により低状態スイツチ69はOFF
し、高状態スイツチ68がONするのを待つ。ダ
ンパ制御器47は、低位置から高位置まで通常数
秒から数分の移動時間t1を要する各種型式のもの
が使われるが、本実施例制御装置は如何なる型式
のものにも適合する構成になつている。ここでダ
ンパ37が開位置すなわち高スイツチ68がON
の状態になると、第一半導体タイマ回路55は、
安全スイツチヒータ63、風圧スイツチ67、高
スイツチ68、接点73―、抵抗83を経て供
給される電流でコンデンサ84への充電を始め、
プリパージ時間T1を計時する。このようにダン
パ37が全開状態でコンデンサ84が十分充電さ
れ、PUT85のアノード電圧がゲート電圧まで
達すると、PUT85は導通し、コンデンサ84
は放電を始め、プリパージ時間の終了を示す信号
が、PUT85のカソードから抵抗91を介して
空気供給制御回路Bのトランジスタ111と点火
源制御回路Cのトランジスタ124に印加され、
それ等のトランジスタは導通する。トランジスタ
111が導通するとトランジスタ108も導通
し、以後燃焼動作中は両トランジスタ108およ
び111は導通状態を保持しつづける。トランジ
スタ111の導通により、抵抗105を介してベ
ースバイアスが低下するためにトランジスタ10
2は非導通となり、第一制御リレー101は
OFFし、空気供給制御回路Bは、負荷駆動制御
回路30の接点を反転し、制御装置47がダンパ
37を閉止する方向に移動し始める。一方、トラ
ンジスタ124は、高スイツチ68がONしてい
る間は導線66、リレー70、端子18,14お
よび13を介して印加される比較的高い電圧のた
めに導通できず、制御装置47の働きで高スイツ
チ68がOFFした後は電流路が形成されないた
めにやはりトランジスタ124は導通しない。こ
のためトランジスタ124は、制御装置47によ
つてダンパ37が閉止され、低スイツチ69が再
びONになるのを待つことになる。この期間t2
間にも、コンデンサ84は放電され続けるが、こ
の期間t2での放電が急速に行われるのを防止する
ため抵抗92を比較的大きい値(たとえば1M
Ω)に選定してある。ダンパ37が全閉されて、
低スイツチ69がONしたことを確認すると、ト
ランジスタ124のエミツタはダイオード125
および低スイツチ69を介して導線28の電位と
なるため、トランジスタ124は瞬時に導通しリ
レー122がONすると同時に、抵抗126を介
してトランジスタ95が導通するため、導線96
を介して二つのトリガ回路75および97が付勢
され、トランジスタ76およびSCR64が導通
する。トランジスタ76がONするとSCR72へ
の印加電圧が低下するためOFFして、以後リレ
ー73はトランジスタ76で制御される。
一方、起動スイツチ39がONになつた時点か
ら、抵抗126、ダイオード194および抵抗1
95を経てコンデンサ193に充電電流が流れ、
この充電電荷は、トランジスタ124がONする
と同時に、ダイオード192、抵抗191および
発光素子U1を通つて放電し、これによつて発光
素子U1がパルシブに発光する。この光は、受光
素子U2に入射してこれを導通させ、これによつ
て接続点90に現われたプリパージ終了信号は、
受光素子U2、リレー70、風圧スイツチ67、
導線65を通してSCR64に急速に流れ込み、
この電流でリレー70が動作する。このとき接点
70―がONするため、すでに導通しているト
ランジスタ95、接点70―、ダイオード6
1、抵抗59、導線66、リレー70、風圧スイ
ツチ67、SCR64を経て電流でリレー70は
自己保持される。このためトランジスタ62は
OFFし、ヒータ63の発熱は停止される。
これらの動作は、低スイツチ69のONとほぼ
同時に行われ、負荷駆動制御回路30の端子4を
介して点火器42をリレー122が、またその端
子6を介して第二燃料供給源すなわちパイロツト
弁44をリレー70がそれぞれ付勢して、パイロ
ツト点火トライアル時間T2が始まる。このパイ
ロツト点火トライアル時間T2の期間にも、コン
デンサ84の電荷は抵抗91および129を介し
て放電を続ける。
もし、このとき第二燃料供給源44に火炎が確
立しないと、コンデンサ84の放電終了後、トラ
ンジスタ124は導通してリレー122はOFF
し、点火源42は消勢し、さらにトランジスタ9
5も非導通になる。このためリレー70は、トラ
ンジスタ95の自己保持回路も解かれ、しかも
PUT85からの放電々流も無くなるため、OFF
する。同時に接点70―がOFFすると再びト
ランジスタ62が導通し、安全スイツチヒータ6
3がSCR64を流れる電流で加熱し始め、数秒
後にその常閉接点63―を遮断し、同時に接点
63―をONしてアラームを付勢する。
また一方、第二燃料供給源44に火炎が確立す
ると、火炎検出回路Eの増幅器166の出力17
7は低電位になる。しかしこのとき応答制御回路
167への導線175の電位は、接続点52の高
い電位のため高くなつており、このためにツエナ
ーダイオード169および172は瞬時に導通
し、トランジスタ168も、火炎信号が存在する
と瞬時に導通する。すなわちトライアル期間T2
の間に火炎を検出すると、ほぼ瞬時にトランジス
タ95のベース178に火炎信号を送ることが出
来る。このため、たとえコンデンサ84が放電を
終え、パイロツト点火トライアル期間T2が完了
し、トランジスタ124およびリレー122が
OFFして点火源42が消勢しても、トランジス
タ95および接点70―はONを維持してリレ
ー70は保持を続け、パイロツト弁44は火炎を
持続する。
次に、トランジスタ95がONし、かつトラン
ジスタ124がOFFして抵抗163および16
4を介してトランジスタ162を導通すると、す
なわち、パイロツト火炎の確立と、パイロツトト
ライアルT2の終了が確認されると、このとき始
めて導線131および132を介して第二電子タ
イマ回路Dに電力が供給される。まず初めに抵抗
133、第二制御リレー134、抵抗143、導
線161、リレー160、導線158およびダイ
オード149を経てコンデンサ146に充電が始
まる。すなわち、パイロツト・オンリー期間また
はパイロツト安定期間T3が、リレー134およ
び160の断線をチエツクしながら、ほぼ抵抗1
43およびコンデンサ146で決る時定数で計時
される。この所定安定期間T3が経過し、PUT1
50のアノード電位がゲート電位に達すると、
PUT150は導通する。まず初めにPUT150
のカソード151から抵抗152を介して供給さ
れる電流でトランジスタ141がONして、つづ
いてトランジスタ144がONする。トランジス
タ141がONすると抵抗133を流れる電流が
増加するためトランジスタ136をONするが、
このとき、PUT150のカソード電流はトリガ
回路155をも付勢し、ほぼ瞬時にSCR157
を導通する。このため導線161の電位は低下す
るためダイオード154は導通し、コンデンサ1
46の電荷はより大きな電流として流れ、ダイオ
ード154、リレー160およびSCR157に
通電され、リレー160のみが付勢される。
PUT150が導通してからリレー160がONま
での時間はほぼ瞬時である。リレー160の付勢
に伴つて、次のメイン・トライアル期間T4が始
まり、第一燃料供給源すなわち主弁43が付勢さ
れ、炉内にメイン燃料が供給され、既に火炎が確
立しているパイロツト炎からの着火が試みられ
る。ここで、コンデンサ146の電荷が放電を終
了し、トランジスタ141および144はOFF
する。このため、それまでトランジスタ144で
ロツクされていたトランジスタ135は導通し
て、以後正常燃焼中は、トランジスタ135およ
び136は導通し続け、それによつて第二制御リ
レー134は付勢される。すなわち、メイン・ト
ライアル期間T4の終了と同時に、このリレー1
34によつて再び負荷駆動制御回路30を介し
て、ダンパ制御器47は再びダンパ37を開方向
に駆動し、ダンパ37が全開されて炉内には、完
全な正常燃動作が確立する。
さらに、熱要求がなくなることによつて起動ス
イツチ39がOFFすると、この起動スイツチ3
9を経ないで電力供給されているリレー73およ
び検出回路166を除き、全ての回路は消勢され
る。リレー70,101,122,140および
160はOFFするため、ダンパ制御器47は再
びダンパ37を閉方向に駆動し始める。それと同
時に、リレー73は、トリガ回路75のコンデン
サ79の放電が終了するまでの期間すなわちポス
ト・パージ期間T5を経過して、トランジスタ7
6を非導通にするまでリレー73を付勢し、その
後はリレー73をOFFし、送風機41を停止
し、一順の燃焼サイクルを完了する。第2図は、
この一回の燃焼サイクルとリレー動作シーケンス
を図に表わしたものである。
以上のように本発明の燃焼安全制御装置によれ
ば、プリパージ期間T1の開始前は、ダンパ37
を全開させかつ高状態インタロツクのための高ス
イツチ68を確認してプリパージ期間T1をスタ
ートさせ、プリパージ期間T1中は、ダンパ37
を高状態に保持させ、さらにプリパージ期間T1
経過後は再びダンパ37を開止状態にさせかつ低
状態インタロツクのための低スイツチ69を確認
してからパイロツト・トライアル期間T2に移
る。このため、プリパージ期間T1用の半導体タ
イマ回路55は、ダンパ37が開状態で、しかも
風圧スイツチ67が空気供給を監視しているとき
のみ計時動作をしている。しかも半導体タイマ回
路55がプリパージ終了信号を発生しても、ダン
パ37が閉じたことを低スイツチ69のONによ
つて確認したのちにはじめてリレー2Kが動作
し、このリレー70が動作したことを確認してか
らリレー122が動作する。したがつて点火動作
は、炉内に供給される空気量が減少してから開始
されることになり、動作の確実性と安定性が大幅
に向上する。
もし発光素子U1が短絡または開放故障を起せ
ば、この発光素子U1は発光しないので、受光素
子U2は導通せず、リレー70は動作しない。ま
た受光素子U2が開放故障すればリレー70は動
作せず、短絡故障の場合には、起動直後にロツク
アウトの動作が行われる。したがつて素子の故障
に対するフエイルセーフ性も確保されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例燃焼制御装置の回
路接続図、第2図は、同燃焼制御装置の燃焼動作
シーケンスおよびダンパ開閉動作シーケンスをリ
レー動作との関連で示したシーケンス図である。 30……負荷駆動制御回路、40……負荷装
置、41……送風機、42……点火源、43……
第一燃料供給装置または主弁、44……第二燃料
供給装置またはパイロツト弁、A……第一電子タ
イマ回路、B……空気源制御回路、C……点火源
制御回路、D……第二電子タイマ回路、E……火
炎検出回路、U1……発光素子、U2……受光素
子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プリパージ期間およびパイロツト・トライア
    ル期間を設定し、プリパージ期間の終了時にプリ
    パージ終了信号を発生するタイマ回路と、上記プ
    リパージ終了信号を受けたときに、燃焼炉に供給
    される空気量を減少させる空気供給量制御回路
    と、この空気量の減少を確認して動作するスイツ
    チと、上記プリパージ終了信号を受けている状態
    で上記スイツチが動作したことを検出して動作す
    るスイツチ手段と、このスイツチ手段が動作した
    ときに、上記タイマ回路からの上記プリパージ終
    了信号を受けて燃料供給機構を開動作させる第1
    のリレーと、この第1のリレーが動作したときに
    動作して点火源を駆動する第2のリレーとを備え
    た燃焼安全制御装置。 2 上記スイツチ手段は、上記スイツチが動作し
    たときに発光する発光素子と、この発光素子から
    の光を受けたときに導通し、上記タイマ回路から
    の上記プリパージ終了信号を上記第1のリレーに
    供給する受光素子とからなるフオトカプラである
    特許請求の範囲第1項記載の燃焼安全制御装置。 3 上記受光素子はフオトサイリスタである特許
    請求の範囲第2項記載の燃焼安全制御装置。
JP10957280A 1980-08-08 1980-08-08 Safely controlling device for combustion Granted JPS5733724A (en)

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