JP3124943B2 - ガス加熱器具の安全装置 - Google Patents

ガス加熱器具の安全装置

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JP3124943B2
JP3124943B2 JP09027659A JP2765997A JP3124943B2 JP 3124943 B2 JP3124943 B2 JP 3124943B2 JP 09027659 A JP09027659 A JP 09027659A JP 2765997 A JP2765997 A JP 2765997A JP 3124943 B2 JP3124943 B2 JP 3124943B2
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佳則 岩谷
彰人 早野
悟 阿波根
康晴 談議
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株式会社ハーマン
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ガスやプロパ
ンガスのような燃料ガスを燃焼させるガス加熱器具にお
いて、燃焼ガスの供給路上に安全弁を設けたガス加熱器
具の安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ガスコンロやオーブンのよう
なガス調理器具、風呂用のガス釜、ガスストーブなどの
ガス加熱器具では、燃料ガスの供給路上に安全弁を設
け、燃焼異常時には安全弁を遮断することによってガス
漏れや不完全燃焼による事故を防止することが考えられ
ている。
【0003】この種の安全装置は図4に示す構成を有
し、制御部CNは、図示しない器具栓が操作され器具栓
スイッチSW1 がオンしたことを抵抗R2 を介して検出
すると、安全弁駆動用トランジスタQ1 ,Q2 両方をオ
ンすることにより、トランジスタよりなる主スイッチ素
子QM −器具栓スイッチSW1 −安全弁駆動用トランジ
スタQ1 −安全弁駆動用トランジスタQ2 −安全弁V1
の経路で電源Vccから安全弁V1 への給電を行い、図
示していないセンサにより燃焼異常が検出されると制御
部CNにより安全弁駆動用トランジスタQ1 ,Q2 両方
をオフすることによって、安全弁V1 を遮断するのであ
る。なお、主スイッチ素子QM は、電源投入時に制御部
CNをリセットするリセット回路RCからの信号にてオ
ンする。
【0004】ところで、この種の安全弁V1 は異常発生
時に遮断することが保証されていなければならないか
ら、上述のように電磁弁よりなる安全弁V1 の励磁コイ
ルへの制御電源Vccからの給電経路には2つの安全弁
駆動用トランジスタQ1 ,Q2のコレクタ−エミッタ間
が直列に接続され、いずれか一方の安全弁駆動用トラン
ジスタQ1 ,Q2 が何らかの原因で短絡したとしても、
他方の安全弁駆動用トランジスタQ2 ,Q1 をオフにす
ることで、安全弁V1 を遮断できるようにしてある。
【0005】ここに、制御部CNは、各安全弁駆動用ト
ランジスタQ1 ,Q2 に接続されたチェック回路CCの
出力により安全弁駆動用トランジスタQ1 ,Q2 の短絡
故障の有無の確認を行っており、器具栓をオン操作した
時に、チェック回路CCによりいずれかの安全弁駆動用
トランジスタQ1 ,Q2 の短絡が検出されると、短絡し
ていないほうの安全弁駆動用トランジスタQ1 ,Q2
オフにし安全弁V1 に給電しないようにして安全弁V1
を遮断状態にするとともに、図示していない警報報知手
段(例えば、発光ダイオードやブザー等)でトランジス
タの異常の発生を報知させるようになっている。なお、
いずれかの安全弁駆動用トランジスタQ 1 ,Q2 の短絡
が検出された時には、制御部CNは、安全弁駆動用トラ
ンジスタQ1 ,Q2 をオフにするための信号を各安全弁
駆動用トランジスタQ1 ,Q2 の制御端子(ベース)へ
送る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成のものでは、ガス加熱器具の安全性を確保するために
1つの安全弁V1 に対して、器具栓スイッチSW1 と安
全弁V1 との間に2つの安全弁駆動用トランジスタ
1 ,Q2 を設ける必要であって、例えば図4に示すよ
うに3つの器具栓スイッチSW1 ,SW2 ,SW3 を有
するようなガス加熱器具では3つの安全弁V1 と3組の
トランジスタQ1 ,Q2 対が必要となる。つまり、上記
従来構成では、ガス加熱器具の備えるバーナの数が増え
ると、安全弁駆動用トランジスタQ1 ,Q2 の数が多く
なり、コストが高くなってしまうという不具合があっ
た。
【0007】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、安全性を確保しつつ低コスト化が可
能なガス加熱器具の安全装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、複数の燃焼装置への燃料ガスの
各供給路上に配置された電磁弁よりなる安全弁と、各燃
焼装置の器具栓の操作に連動してオン、オフする器具栓
スイッチそれぞれを介して安全弁への各給電路に挿入さ
れ安全弁への供給電流を可変とする安全弁駆動用トラン
ジスタと、各器具栓スイッチが分岐接続され各器具栓ス
イッチを介して各安全弁駆動用トランジスタへ電源を供
給する1つの主スイッチ素子と、器具栓スイッチのオ
ン、オフに基づいて安全弁駆動用トランジスタをオン、
オフ制御する制御部とを備え、制御部は、安全弁駆動用
トランジスタの短絡故障を検出すると、警報を報知させ
るとともに、開放状態の安全弁を遮断させることができ
るデューティ比で主スイッチ素子のオンオフを繰り返し
制御することを特徴とするものであり、安全弁駆動用ト
ランジスタが短絡すると、制御部が警報を報知させるの
で、器具の異常を迅速に使用者に知らせることができ、
しかも、安全弁が遮断されることによりガスの流出が防
止されるので安全性を確保することができ、したがっ
て、1つの安全弁に対して2つの安全弁駆動用トランジ
スタを必要とする従来の安全装置に比べて、安全性を確
保しつつ安全弁駆動用トランジスタの数を減らすことが
できるので、安全装置の低コスト化を図ることができ
る。また、制御部は、主スイッチ素子のオンオフの繰り
返し制御を行うので、主スイッチ素子のオン期間に器具
栓スイッチのオンオフを検出することができるから、器
具栓をオフ操作することにより器具栓スイッチのオフを
検出でき、器具栓スイッチのオフを検出した時に警報を
リセットすることも可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】本実施形態では、図2に示すよう
に、2つのコンロ部1、2と1つのグリル部3と、各部
1、2、3それぞれのガスバーナへの燃焼ガスの供給路
上に設けられた電磁弁よりなる安全弁V1 ,V2 ,V3
と、安全弁V1 ,V2 ,V3 を制御する安全弁制御装置
10とを備えている。安全弁制御装置10は、図示しな
いセンサにより異常が検出された時には安全弁V1 ,V
2 ,V3 を遮断することによってガスバーナによる燃焼
を停止させる。
【0010】安全弁制御装置10は、図1に示すよう
に、トランジスタよりなる主スイッチ素子QM と、それ
ぞれの安全弁駆動用トランジスタQS を介して電源Vc
cから安全弁V1 ,V2 ,V3 への給電を行う。主スイ
ッチ素子QM と各安全弁駆動用トランジスタQS との間
には器具栓による点火、消火の操作に連動する器具栓ス
イッチSW1 ,SW2 ,SW3 が挿入される。なお、安
全弁V1 ,V2 ,V3 への供給電流は、それぞれの安全
弁V1 ,V2 ,V3 に接続される安全弁駆動用トランジ
スタQS の制御端子(ベース)への制御部CNからの信
号により制御される。また、安全弁制御装置10には、
電源投入に伴って制御部CNをリセットするとともに主
スイッチ素子QM をオンさせるためのリセット回路RC
が設けられている。
【0011】以下、図3を参照しながら動作について説
明する。いま、例えば器具栓のオン操作(S1)により
器具栓スイッチSW1 がオンすると、制御部CNは、抵
抗R2 を介して器具栓スイッチSW1 のオンを検出し、
チェック回路CCの出力信号に基づいて安全弁駆動用ト
ランジスタQS が短絡していないか否か(正常か否か)
の判定を行う(S2)。制御部CNは、S2において、
安全弁駆動用トランジスタQS が短絡していないと判断
する(正常であると判断する)と、安全弁駆動用トラン
ジスタQS をオンさせる(S3)。すると、主スイッチ
素子QM −器具栓スイッチSW1 −安全弁駆動用トラン
ジスタQS−安全弁V1 の経路で安全弁V1 のコイルへ
電流が流れて安全弁V1 が開放されるので、ガスバーナ
が図示しない点火器により点火され、燃焼ガスの燃焼が
行われる。その後、器具栓のオフ操作(S5)により器
具栓スイッチSW1 がオフすると、制御部CNは、抵抗
2 を介して器具栓スイッチSW1 のオフを検出し、安
全弁駆動用トランジスタQS をオフさせる。すると、安
全弁V1 が遮断されるので、ガスバーナによる燃焼が停
止される。
【0012】一方、S2において、制御部CNは、安全
弁駆動用トランジスタQS が短絡していると判断する
と、安全弁V1 を遮断するために主スイッチ素子QM
所定のデューティ比(例えば、1msecオン−10m
secオフ)でオンオフ制御する(S6)。安全弁駆動
用トランジスタQS が故障などによって短絡してしまっ
ている場合、器具栓スイッチSW1 がオンすると安全弁
1 へ電流が流れて安全弁V1 は開放状態となるが、主
スイッチ素子QM をオンオフ制御することにより安全弁
1 を遮断することができるので、安全弁駆動用トラン
ジスタQS の故障に伴うガスの流出を防ぐことができ
る。なお、安全弁V1 以外の安全弁V2 ,V 3 について
は、開放状態だったものは遮断され、遮断状態だったも
のは遮断状態を維持する。
【0013】制御部は、オンオフ制御を開始する(S
6)のと略同時に安全弁駆動用トランジスタQS が故障
していることを示す警報を図示しない警報報知手段(例
えば発光ダイオードやブザー等)から報知させ(S
7)、次に、器具栓のオフ操作(S5)により器具栓ス
イッチSW1 がオフすると、制御部CNは、抵抗R2
介して器具栓スイッチSW1 のオフを検出する。ここ
に、制御部CNは、主スイッチ素子QM のオン期間に抵
抗R2 を介して器具栓スイッチSW1 のオンオフを検出
するようにしてあるので、制御部CNは器具栓スイッチ
SW1 の状態を確実に検知することができる。制御部C
Nは、警報報知手段から警報を報知させている際に、器
具栓のオフ操作(S5)に伴う器具栓スイッチSW1
オフを検出すると、警報報知手段からの警報をリセット
(停止)させるようになっている。
【0014】
【発明の効果】請求項1の発明は、複数の燃焼装置への
燃料ガスの各供給路上に配置された電磁弁よりなる安全
弁と、各燃焼装置の器具栓の操作に連動してオン、オフ
する器具栓スイッチそれぞれを介して安全弁への各給電
路に挿入され安全弁への供給電流を可変とする安全弁駆
動用トランジスタと、各器具栓スイッチが分岐接続され
各器具栓スイッチを介して各安全弁駆動用トランジスタ
へ電源を供給する1つの主スイッチ素子と、器具栓スイ
ッチのオン、オフに基づいて安全弁駆動用トランジスタ
をオン、オフ制御する制御部とを備え、制御部は、安全
弁駆動用トランジスタの短絡故障を検出すると、警報を
報知させるとともに、開放状態の安全弁を遮断させるこ
とができるデューティ比で主スイッチ素子のオンオフを
繰り返し制御するので、安全弁駆動用トランジスタが短
絡すると、制御部が警報を報知させるから、器具の異常
を迅速に使用者に知らせることができ、しかも、安全弁
が遮断されることによりガスの流出が防止されるので安
全性を確保することができ、したがって、1つの安全弁
に対して2つの安全弁駆動用トランジスタを必要とする
従来の安全装置に比べて、安全性を確保しつつ安全弁駆
動用トランジスタの数を減らすことができ、安全装置の
低コスト化を図ることができるという効果がある。ま
た、制御部は、主スイッチ素子のオンオフの繰り返し制
御を行うので、主スイッチ素子のオン期間に器具栓スイ
ッチのオンオフを検出することができるから、器具栓を
オフ操作することにより器具栓スイッチのオフを検出で
き、器具栓スイッチのオフを検出した時に警報をリセッ
トすることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示す概略回路図である。
【図2】同上の概略構成図である。
【図3】同上の動作説明図である。
【図4】従来例を示す概略回路図である。
【符号の説明】
M 主スイッチ素子 QS 安全弁駆動用トランジスタ CN 制御部 SW1 〜SW3 器具栓スイッチ V1 安全弁 RC リセット回路 CC チェック回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 談議 康晴 大阪市港区南市岡1丁目1番52号株式会 社ハーマン内 (56)参考文献 特開 平4−151427(JP,A) 特開 平6−337115(JP,A) 特開 平8−35653(JP,A) 特開 平8−49849(JP,A) 特開 平6−257746(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 5/24 113

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の燃焼装置への燃料ガスの各供給路
    上に配置された電磁弁よりなる安全弁と、各燃焼装置の
    器具栓の操作に連動してオン、オフする器具栓スイッチ
    それぞれを介して安全弁への各給電路に挿入され安全弁
    への供給電流を可変とする安全弁駆動用トランジスタ
    と、各器具栓スイッチが分岐接続され各器具栓スイッチ
    を介して各安全弁駆動用トランジスタへ電源を供給する
    1つの主スイッチ素子と、器具栓スイッチのオン、オフ
    に基づいて安全弁駆動用トランジスタをオン、オフ制御
    する制御部とを備え、制御部は、安全弁駆動用トランジ
    スタの短絡故障を検出すると、警報を報知させるととも
    に、開放状態の安全弁を遮断させることができるデュー
    ティ比で主スイッチ素子のオンオフを繰り返し制御する
    ことを特徴とするガス加熱器具の安全装置。
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