JPH09196307A - 多段燃料噴射による接触式燃焼システム - Google Patents

多段燃料噴射による接触式燃焼システム

Info

Publication number
JPH09196307A
JPH09196307A JP9005625A JP562597A JPH09196307A JP H09196307 A JPH09196307 A JP H09196307A JP 9005625 A JP9005625 A JP 9005625A JP 562597 A JP562597 A JP 562597A JP H09196307 A JPH09196307 A JP H09196307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monolith
combustion
catalyst
injection means
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9005625A
Other languages
English (en)
Inventor
Gal Jean-Herve Le
ガル ジャン−エルベイ ラ
Gerard Martin
ジェラード マルタン
Patrick Euzen
パトリック エウゼ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IFP Energies Nouvelles IFPEN
Original Assignee
IFP Energies Nouvelles IFPEN
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IFP Energies Nouvelles IFPEN filed Critical IFP Energies Nouvelles IFPEN
Publication of JPH09196307A publication Critical patent/JPH09196307A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23CMETHODS OR APPARATUS FOR COMBUSTION USING FLUID FUEL OR SOLID FUEL SUSPENDED IN  A CARRIER GAS OR AIR 
    • F23C13/00Apparatus in which combustion takes place in the presence of catalytic material
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23CMETHODS OR APPARATUS FOR COMBUSTION USING FLUID FUEL OR SOLID FUEL SUSPENDED IN  A CARRIER GAS OR AIR 
    • F23C6/00Combustion apparatus characterised by the combination of two or more combustion chambers or combustion zones, e.g. for staged combustion
    • F23C6/04Combustion apparatus characterised by the combination of two or more combustion chambers or combustion zones, e.g. for staged combustion in series connection
    • F23C6/045Combustion apparatus characterised by the combination of two or more combustion chambers or combustion zones, e.g. for staged combustion in series connection with staged combustion in a single enclosure
    • F23C6/047Combustion apparatus characterised by the combination of two or more combustion chambers or combustion zones, e.g. for staged combustion in series connection with staged combustion in a single enclosure with fuel supply in stages

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の多段接触式燃焼法を改良し、天然ガス
の完全燃焼を実現して環境汚染排出ガスを減少させると
ともに、システムの総合的な温度制御により燃焼触媒の
劣化を防止できる、多段噴射による接触式燃焼システム
を提供する。 【解決手段】 本発明のシステムは、空気の入口(2)
を有するケーシング(1)と、多段燃料噴射を目的とし
た数箇の噴射手段(3、5、7)、及び燃焼触媒で被覆
でき、かつ、本システム中で空気−燃焼混合物の進行方
向で第1の噴射手段(3)の下流に置かれた少なくとも
第1のモノリス部材(4)とからなり、該第1の噴射手
段は燃料の一部の噴射を行い、さらに、第2の噴射手段
(5)の下流に置かれた第2のモノリス部材(6)とか
らなり、該部材(6)は燃焼触媒で被覆でき、燃焼を安
定化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料の多段噴射と
非選択的酸化触媒を使用する接触式燃焼システムに関す
る。
【0002】
【先行技術】天然ガスのような炭化水素のための燃焼方
法に共通して使用される、焔の存在下で行われる従来の
燃焼は、制御の困難な燃焼方法である。その燃焼は一定
の空気−炭化水素の濃度範囲で起り、炭酸ガスと水の生
成の他に、一酸化炭素及び酸化窒素などの汚染物の生成
をもたらす。
【0003】燃焼工程から排出される汚染物(酸化窒
素、未燃炭化水素、一酸化炭素)に関する環境規定が益
々厳しくなってきているため、これらの排出物を大幅に
減らすことのできる新しい技術を求めることが必要とな
っている。従来の幾つかの解決法は当業者に公知であり
以下のようである。
【0004】・選択的排ガス減少法(SCR):水酸化
アンモニウムにより酸化窒素を選択的に減少させること
によりNOx含量を約10ppmまで減らすことができ
る。しかし、この解決法は特殊な反応器、貯槽ならびに
水酸化アンモニウムの使用を必要とし、したがってその
ようなシステムの建設費及び運転費は高い。
【0005】・水又はスチーム噴射法:このような噴射
は燃焼ガスによる到達温度を下げるためNOx含量を約
50ppmまで著しく減少させる。このような装置を加
えることによってもたらされる建設費は低いものであ
る。しかしながら、この装置の運転費用は、特に噴射に
先立って水の精製が必要なため高い。また、エネルギー
効率の低下による燃料の過剰消費も運転費用を高くす
る。さらに、水噴射は現今の基準には十分に合格するけ
れども、将来のNOx基準には適合できないであろう。
【0006】・稀薄混合プライマリゾーン(prima
ry zone)法:この技術は空気−燃料の混合物の
均質性を改善することに基いている。これはNOx排出
を約50ppmまで低下させることができるが、この減
少は一酸化炭素及び未燃炭化水素の増加と言う不利によ
り得られるものである。
【0007】接触式燃焼は、ますます厳しくなる汚染物
制限基準に適合するための魅力的な解決法である。実
際、接触式燃焼室は、広範囲の空気−燃料比の値で全体
的な酸化の制御をより良好なものにし、したがって酸化
窒素、未燃焼炭化水素ならびに一酸化炭素を著しく減少
させるので、有利に慣用のバーナーに取って代ってい
る。この燃焼室はまた、非常に多種類の化合物を燃焼さ
せ得ると言うことも述べておかねばならない。
【0008】D.Reayの「接触式燃焼:プロセス工
業におけるエネルギー効率の現状と示唆」(Heat
Recovery Systems & CHP,
,No.5,pp383−390,1993)」及び
D.Jones & S.Salfatiの「Rev.
Gen.Therm,Fr.,No.330−331,
pp401〜406,June−July 198
9)」に明白に記載されているように、接触式燃焼は多
くの用途を有している。すなわち、放射パネル及び放射
管、接触式ストーブ、ガスタービン、コージェネレーシ
ョン、バーナー、スチーム改質管用の触媒スリーブ、直
接接触加熱分野における高温ガスの生成、及び触媒式プ
レート反応器などである。
【0009】エネルギー生産及びコージェネレーション
の分野において使用される触媒式燃焼システムに関して
は、最も普通の反抗器様式は幾つかの触媒ゾーンからな
る反応器である。すなわち、入口の触媒は特に燃焼反応
を起させることを目的としており、他の触媒は高温での
燃焼反応を安定化する役目をなし、触媒段階(又はゾー
ン)の数は考慮した用途に課された条件にしたがって調
節されている。
【0010】燃焼触媒は一般にセラミック又は金属製の
モノリス基体(monolithic substra
te)からつくられ、この基本の上に、表面積と多孔性
がモノリス基本のそれよりも大きい、1つ以上の耐熱性
酸化物からなる薄い担持体層が沈着される。主として白
金族の金属からなる活性相がこの酸化物の上に分散され
る。
【0011】当業者には自明のように、炭化水素の酸化
には白金族の金属が最も高い触媒活性を示し、したがっ
て遷移金属酸化物よりも低温で燃焼を始動させる。それ
故これら白金族の金属は第1の触媒ゾーンに用いるのが
好ましい。しかしながら、開始時期又は定常状態のいず
れかにおいて到達する高温度のため、これら触媒はその
触媒性能を減少させる劣化を蒙むる。アルミナ−ベース
の担持体のフリッティング(fritting:糊状
化)と金属活性相のフリッティング及び/又は担持体に
よる包み込み(encapsulation)が、この
劣化を説明するために普通言われている原因である。
【0012】アルミナベース担持体の特定の表面の脱落
(drop)が、適当なドーピングにより効果的に安定
化できると言うことはよく知られている。稀土類とシリ
カが最も効果的なアルミナ安定剤のうちの幾つかとして
よく言われている。この技術によって製造された触媒
が、とりわけアメリカ特許4,220,559に記載さ
れている。この明細書では、触媒は、アルミナ;バリウ
ム、ランタン及びストロンチウムからなる群から選ばれ
た金属の酸化物;及び錫、シリコン、ジルコニウム及び
モリブデンからなる群から選ばれた金属の酸化物;の上
に沈着された白金族の金属又は遷移金属からなる。
【0013】その他、活性金属相のフリッティングを制
限するために、例えば、アメリカ特許4,857,49
9に記載されているように、特に遷移金属酸化物をベー
スとする各種の安定剤を加えることが提案されている。
【0014】幾つかの触媒ゾーンからなる燃焼反応器を
代表する文献のなかで特に以下を引用することができ
る。
【0015】・ヨーロッパ特許A−198,948:
これは 第1の触媒ゾーン:Pd及びPt及びNiO; 及び 第2の触媒ゾーン:Pt及びPd を記載している。
【0016】・日本特許A−04/197,443:
これは 第1の触媒ゾーン:Pd及び/又はPt; 第2の触媒ゾーン:Sr0.8La0.2MnAl11
19-α;及び 第3の触媒ゾーン:Sr0.8La0.2MnAl1119-α
を記載。
【0017】・国際特許出願WO−A−92/9,84
8及びWO−A−92/9,849: 第1の触媒ゾーン:Pd及び(Pt又はAg); 第2の触媒ゾーン:Pd及び(Pt又はAg); 第3の触媒ゾーン:灰チタン石ABO3あるいはV族
(Nb又はV),VI族(Cr)又はVIII族(F
e,Co,Ni)の群からの金属の酸化物。
【0018】公知の多段プロセスの重要な点は、多数の
触媒段階内での温度制御にある。燃焼反応が制御できな
い場合には触媒温度は急速に断熱火焔温度に到達し得
る。しかしながら、ガスタービンの全負荷範囲をカバー
することが重要である。着火工程から空運転及び全負荷
まで空気−燃料比は広い割合で変化し得る。そのような
接触式燃焼室を使用することは、したがってデリケート
であり得る。
【0019】古屋(Furuya)らのアメリカ特許
4,731,989は、多段燃料噴射を主な特徴とする
燃焼法を記載している。「ハイブリッド」と称される組
合せシステムは、燃料の一部が燃やされる触媒ゾーンか
らなり、この触媒ゾーンは、残りの燃料が触媒を去る高
温ガスと混合されて予混合火焔の形で燃やされる均質相
のポスト燃焼ゾーンに続いている。この触媒ゾーンに入
る混合物の空気−燃料比は、ガスの断熱温度がこの触媒
ゾーン出口で約1000℃を超えないように調節され
る。混合物の残りは現今の燃焼法が求める温度と一致す
る燃焼ガス温度、すなわち1200℃〜1500℃に到
達するように触媒ゾーンの下流に噴射される。材料温度
の制限が1000℃までであるので、触媒が失活するこ
とはない。
【0020】この方法は、温度がモノリス又は複数のモ
ノリスの形状によってのみ制御される方法よりも安全性
が大きい限り興味ある方法である。この方法はまた、開
始時期の間はよりフレキシブルである。
【0021】しかしながら極く最近、古屋らの「ガスタ
ービン用燃焼触媒の研究」[Second Tokyo
Conference on Advanced C
atalytic Science and Tech
nology(TOCAT),Tokyo,21〜26
August 1994,I.38,pp129〜1
30]なる論説において、著者らは、パラジウムをベー
スとする触媒の触媒活性が以下のような平衡のために8
00℃と1000℃の間で変動すると述べている。 このパラジムの不安定な挙動は、多段噴射を有するその
ような燃焼反応器において運転中に観測される。古屋ら
は、もしパラジウムをベースとする配合物のこの不安定
性の問題が解決できれば、パラジウムをベースとする触
媒が多段噴射法に特によく適合するだろうとつけ加えて
いる。
【0022】接触式燃焼に対する総合的な解決法がした
がって接触式反応器のタイプ及び触媒組成の利点と欠点
の両方を考慮して必要となる。
【0023】さらに、燃料が一箇所(一段の触媒段階又
は多段触媒段階の上流)で噴射される非−多段燃焼の問
題は、反応器の壁がそれでは断熱火焔温度に達してしま
うことである。これは早急に触媒を失活させる。
【0024】これらの高温度を回避するため、燃料の噴
射を分割(すなわち多段噴射)することからなる多段接
触式燃焼法及びシステムが既に提案されている。したが
って、上述のアメリカ特許4,731,989がこの問
題の解決法となり得るように思われる。しかしながら、
パラジウムの挙動に関する上述の欠点が触媒を完全に失
活させ得る。
【0025】なお、観察された触媒のこの劣化は着火点
の移動(light−off shift)の問題を提
起する。したがってこの方法の信頼性は疑問である。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、した
がって、上述の問題点を総合的に解決する接触式燃焼シ
ステムを提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、空気のような
酸化剤用の入口を有するケーシングと、多段燃料噴射を
目的とした複数の燃料噴射手段、及び燃焼触媒で被覆で
き、かつ、接触式燃焼システム中で空気−燃料混合物の
進行方向に関して第1の燃料噴射手段の下流におかれた
少くとも1つの第1のモノリス部材(monolith
ic element)とからなり、該第1の噴射手段
は燃料の一部の噴射を行う、接触式燃焼システムであ
る。
【0028】本発明によれば、前記システムはさらに第
2の噴射手段の下流に位置する第2のモノリス部材を含
み、該第2のモノリス部材は燃焼の安定化を意図してい
る。この第2のモノリス部材は、ヘキサ−アルミン酸塩
のような燃焼触媒で被覆することができる。
【0029】本発明によれば、第1又は第2のモノリス
(monolith)は、貴金属をベースとする触媒で
被覆された複数の基本的モノリスからなることができ
る。
【0030】第2の噴射手段により噴射される燃料の量
は、断熱火焔温度が1100℃を超えないような量であ
る。なお、第1の噴射手段によって吐出される燃料の量
は、断熱火焔温度が900℃を超えないような量であ
る。
【0031】さらに、第1のモノリス部材は、該部材を
被覆する触媒が900℃以下の温度に耐えることがで
き、かつ、第1のモノリス部材の出口ガス温度が約80
0℃以下であるような部材である。
【0032】第2のモノリス部材は、該部材を被覆する
触媒が1100℃以下の温度に耐えることができ、か
つ、第2のモノリス部材の出口ガス温度が1000℃以
下であるような部材である。
【0033】本発明の一実施態様によれば、この接触式
燃焼システムは第2のモノリス部材の下流に置いた第3
のモノリス部材を構成し、第3の燃料噴射手段が第2と
第3のモノリス部材の間に設置される。
【0034】効果的には、前記触媒は、主としてフラン
ス特許A−2,721,837の出願人により記載され
た式で該式は以下のようである。
【0035】A(1-x)yzAl(12-y-z)(19-d) 但し上式中、Aはバリウム、ストロンチウム及び希土類
からなる群から選ばれる原子価Xの1つ以上の元素を表
わし;BはMn,Co及びFeからなる群から選ばれる
原子価Yの1つ以上の元素を表わし;CはMgとZnか
らなる群から選ばれる少くとも1つの元素を表わし;x
の値は0〜0.25の範囲、yの値は0.5〜3の範
囲、zの値は0.01〜3の範囲であり;(y+z)の
合計最高値は4であり、dは元素AとBのそれぞれの原
子価XとY及びx,y及びzの値の関数として決まり、
1−1/2{(1−x)X+yY−3y−z}に等しい
値を有する。
【0036】特に、第1のモノリス部材を被覆する触媒
は酸化パラジウムからなる。
【0037】より正確には、第1のモノリス部材を被覆
している触媒は、耐熱性の酸化物担持体と、該担持体に
対して重量%で、0.3〜20%のセリウム、0.01
〜3.5%の鉄及び1〜10%の白金及びパラジウムか
ら選ばれる少くとも1つの元素を含む活性相とでなるこ
とができる。
【0038】本発明によれば、ケーシングは主として円
筒状であり、酸化剤入口と第1の噴射手段はケーシング
断面の一方の端に位置しており、前記第2及び/又は第
3の噴射手段は該円筒中に縦方向に開口している。
【0039】モノリス部材の少くとも1つは環状である
ことができる。例えば、第1と第2のモノリス部材は環
状であり得る。
【0040】本発明の範囲から逸脱することなく、少く
ともモノリス部材の1つは円筒状であり、かつ、該円筒
の全断面を占める。
【0041】本発明の一実施形態によれば、モノリス部
材の全部が円筒状である。
【0042】本発明の別の実施態様によれば、環状のモ
ノリス部材は、酸化剤及び燃料の入口を備えたエンドデ
ィスクと、ガスを流出させるボトムとの間に同心状に配
置される。この入口ディスクはボトムより大きな表面を
有するので該円筒中のガスの動きは主として半径方向で
ある。
【0043】
【発明の実施の形態】本発明の他の特徴、利点及び詳細
は、添付図面を参照した非限定的な実施例による、以下
の説明を読むことにより明らかとなるであろう。
【0044】図1にしたがって、ケーシング1は、第1
の燃焼性流体(この場合は空気)と燃料が第1の噴射手
段3により導入される入口2を有する。この第1の噴射
手段3は、全燃焼に必要な燃料の一部分のみを噴射す
る。
【0045】第1のモノリス部材4は、矢印Aで示され
たケーシング1中の流体の進行方向に関して第1の噴射
手段3の下流に置かれる。
【0046】このモノリス部材は、互いに間隔をとった
n部分(又は区域)からなることができ、あるいはそう
でないこともできる。モノリスの基体はセラミック又は
金属でつくるこができ、ハニカム形状を有する。この基
体は、パラジウムのような貴金属でつくられた触媒層で
被覆できる。
【0047】第1のモノリス部材4は、したがってその
中を流れるガス及び触媒層の温度を次第に増加させる。
ここでは燃料の一部のみが燃焼する。
【0048】本発明のこの実施態様によれば、全燃焼に
必要な残りの燃料を噴射するための第2の燃料噴射手段
5は、第1のモノリス部材の下流に位置している。
【0049】さらに、第2のモノリス部材6が第2の燃
料噴射手段5の下流に置かれる。この第2のモノリス部
材6は、互いに間隔をとったn部分(又は区域)からな
ることができ、あるいはそうでないこともできる。基体
は、セラミック又は金属でつくることができ、好ましく
はヘキサ−アルミン酸塩からなる触媒層で被覆すること
ができる。第2のモノリス部材の触媒は、この第2のモ
ノリスを通って流れるガスをその自己着火温度、すなわ
ち約1000℃、までもって行くことができるように、
1100℃に達し得る温度に耐えねばならない。
【0050】この形態の第2のモノリスでは、燃焼の着
火開始(第1のモノリスのレベルで)は700℃前後で
あり、殆んど常に600℃以上の温度である。
【0051】したがって、第1の触媒段階は、その出口
ガスの温度が好ましくは650〜800℃の範囲でなけ
ればならない。
【0052】本発明の好ましい実施態様によれば、第1
のモノリス部材4に使用される触媒は酸化パラジウムか
らなる。酸化パラジウムは約900℃以上(圧力によっ
て変わる数値)で金属パラジウムに還元されることが知
られているので、この酸化パラジウムの変質を防ぐた
め、沈着触媒温度が約900℃以下となるように燃料噴
射手段3での燃料の流量が調節される。同時に、モノリ
ス4中で自己着火に至らないようにされる。したがって
該モノリスの出口ガスの温度は約800℃以下でなけれ
ばならない。
【0053】より厳密には、第1のモノリス部材を被覆
する触媒は、耐熱性の酸化物担持体と、該担持体に対し
て重量%で0.3〜20%セリウム、0.01〜3.5
%鉄、及び白金とパラジウムから選ばれる少くとも1つ
の元素の1〜10%を含む活性相とからなる。
【0054】この触媒は、本出願人が提出した特許出願
EN.94/13,739に記載されている。
【0055】図2に示す本発明の他の実施態様によれ
ば、第2の燃焼段階5、6のあとに第3の燃焼段階が続
いている(ケーシング1中のガスの進行方向に関し
て)。
【0056】より正確には、さらに第3の燃料噴射手段
7が第2のモノリス部材6の後に置かれる。触媒で被覆
されていないのが好ましい第3のモノリス部材8が、第
3の燃料噴射手段の下流に置かれる。
【0057】このように規定された第3の燃焼段階は、
第2のモノリス部材6がそれ自体触媒で被覆されている
ときは、主として燃焼を安定化することを目的とする。
【0058】従来技術と本発明の相違ならびにそれらの
利点を示すため、以下に例を比較してあげる。
【0059】
【実施例】
実験例1(先行技術)ここに示すモノリス部材は、ケー
シング中に並べられたハニカム構造の、密度が350セ
ル/インチ2すなわち約54セル/cm2の3つのセラミ
ックのモノリスからなる。このモノリスのチャンネルの
壁は約0.14mmの厚さである。各モノリスは長さが
5cm,直径が20cmである。第1のモノリスは、安
定化したアルミナ上の酸化パラジウムをベースとする触
媒で被覆されており、他の2つのモノリスはヘキサ−ア
ルミン酸塩で被覆されている。
【0060】第1のモノリス上を流れる空気は15バー
ルの圧力の下で380℃に予熱される。第1のモノリス
の上流で全部噴射される燃料は天然ガス(組成例:98
%CH4,2%C26)であり、したがって空気−燃料
比は0.4である。この燃焼システムに入る空気の流量
は2880kg/hであり、天然ガスの流量は67kg
/hである。
【0061】図3はこの実験例の軸方向ガスと基体の温
度プロフィルを示す。
【0062】曲線B及びDは、モノリスを通って流れる
混合物の温度に関する。すなわち第1のモノリスでは0
〜0.05mの間、第2のモノリスでは0.05〜0.
10mの間、第3のモノリスでは0.10〜0.15m
の間の温度に関する。
【0063】曲線A及びCは、基体すなわち触媒及び担
持体の上述した3つのモノリスにわたる温度を示す。
【0064】先ず曲線A及びBを解析してみる:曲線A
は、実際に基体の温度が依然として900℃以上である
ことを示しており、この温度はPdO→Pd+1/2O
2の転化によってモノリス触媒の失活をもたらすであろ
う。
【0065】曲線Aは、基体の温度が900℃以上であ
ることを示す。これは、触媒の活性相を構成する酸化パ
ラジウムを分解して著しく活性の低い金属のパラジウム
となし、その結果メタン転化の急速な低下をもたらす。
【0066】一方、第2のモノリス(軸方向距離が0.
05〜0.10mの範囲)内の基体の温度は1350℃
以上であり、これは第2と第3のモノリスの触媒の失活
を招くであろう。
【0067】さらに、上記条件下で50時間の運転後、
このシステムの着火点は290℃から450℃に移っ
た。このことは、タービンの運転条件下ではこの触媒は
もはや奨勵できないことを意味する。
【0068】触媒の温度を下げる解決法は、燃焼システ
ムの入口における空気速度を変える(例えばチャンバー
の直径を小さくして)ことであったかも知れない。曲線
CとDは、空気速度を4倍にしても特に第1のモノリス
のレベルにおいて基体温度に何ら著しい変化も得られな
いと言うことを示している。したがってこの解決法はそ
のまま実行してはならない。この解決法は圧力降下(×
16)を非現実的なレベルまで著しく増加させるのでな
おさらそうである。
【0069】実験例2(先行技術)図4に示されるこの
実験例では、運転条件は実験例1と同じである。ただ
し、燃焼室のレイアウトは異っている。この燃焼室は、
実験例1に記載したモノリスと同様の3つのモノリスか
らなるが、燃料の全部が反応器入口で噴射されることは
ない。燃料の一部、すなわち55kg/hの量、が第1
のモノリスの前に噴射され、残部の12kg/hが第3
と最後のモノリス部の直ぐ下流に噴射される。
【0070】曲線Aは、転化がモノリス4と6中で自己
制御されることを示している。何故ならモノリス中の温
度が900℃以上であるからである。
【0071】反応器出口の熱ガス中に噴射される補充用
燃料は、混合物を自己着火させ、したがって完全な転化
を得ることができる。
【0072】しかしながら、実験例1と同様に、50時
間の運転後にモノリス4と6が劣化してしまい、このシ
ステムは第1の噴射器によって噴射された燃料の30%
しか転化できなかった。第2の噴射時には、ガスの温度
が混合物を自己着火させるのに充分な程高くはなかっ
た。実験例1と同様な欠点が残っている。
【0073】実験例3(本発明による)図5に例示され
るこの実施例では、その運転条件は前出の2つの実験例
の運転条件と同じである。燃焼室は2つのモノリス部材
からなっている。第1のモノリス部材は、酸化パラジウ
ムをベースとする触媒で被覆された2つの5cm長さの
モノリス部分(同じセル密度を有する)でなる。このシ
ステムは次いで2.5cmの空間をもち、その中に燃料
が噴射され、次いでヘキサ−アルミン酸塩族の触媒で被
覆された2.5cm長さの第2のモノリスを有してい
る。図1はそのような構造を示す。
【0074】燃料噴射は2つ(33.5kg/h、すな
わち燃料全量の半分)に分けられて第1の触媒部分の上
流に噴射され、残りは最後の触媒部分の前に噴射され
る。
【0075】本発明によれば、各モノリス段階(又は区
域)での最低の噴射量は全供給物量の約20%である。
これにより、実現しようとする燃料と空気又はガスとの
混合がより着実なものとなる。
【0076】前述のシステムに関連して観測された改善
点は、基体の温度に関するもので、この温度は第1の2
つの部分で900℃を超えない。同様に、最後の部分に
おいて、この温度はヘキサ−アルミン酸塩がそれ程の失
活もなしに耐え得る最高温度の1100℃を超えない。
燃焼は、均質相の状態で最後の部分の直ぐ下流で完了す
る。このような条件の下で、このシステムは、触媒のさ
したる失活又は着火点の変化もなく400時間にわたっ
て運転が続けられた。
【0077】このように、モノリスの温度を著しく下げ
ることによって、本発明はそれらを完全無欠のまま保持
することができる。また、900℃以下の温度でのみ起
り得る接触式燃焼が、本発明の殆んどすべてのモノリス
中でこのように実現される。
【0078】図6は、図2の実施態様とは最初の2つの
モノリス4と6の形だけが異なる、本発明の一実施態様
に関する。ここではこれらのモノリスは、円筒状の代り
に環状であり、流れを妨げる中央のゾーン12を有す
る。これは混合物をして異なる通路を通過させることと
なり、この反応器が図2の運転条件と異なる条件で使用
される場合に好ましいものとなろう。
【0079】最後に、図7及び8は、第1と第2のモノ
リス部材4と6が環状、同心状であって、空気−燃焼混
合物が半径方向に交差して流れる本発明の一実施態様を
示す。より正確には、ケーシング1はその直径に比して
高さが低い円筒である。空気の入口は、第1の噴射手段
3とともに、入口ディスク9上の該円筒軸の近くに位置
している。モノリス部材は円筒1の2つのエンドディス
ク(9、10)の間に同心で設けられている。入口ディ
スク9は、ボトム10よりも大きな表面を有する。
【0080】したがって、空気−燃焼混合物は第1の環
状モノリス部材4を通って半径方向に方向を転じる。第
2の噴射手段5は、第1のモノリス部材4と第2のモノ
リス部材6によって境界を定められた環状の空間11中
に開口する幾つかの噴射手段からなる。
【0081】上述の実施態様におけると同様、噴射手段
5は燃焼を完全なものにすることができる。同様に、第
2のモノリス部材6はこの燃焼を安定化させる。
【0082】ガス状混合物は、第2のモノリスの下流で
図7の矢印A’に示すように円筒状のケーシング1を出
る。すなわち、入口2の対向端から流出する。これは、
ボトム10が第2のモノリス部材6を、塞いでおり、入
口ディスク9がボトム10よりも大きな表面を有するが
故に可能となる。
【0083】本発明のこの実施態様は、好ましくは、装
置の大きさの問題が図1〜6に関連して説明した実施態
様を選択させない場合に選ばれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施態様の簡単化した縦方向の
断面図である。
【図2】本発明の第2の実施態様の簡単化した縦方向の
断面図である。
【図3】先行技術による反応器の異なる点における温度
曲線を示す。
【図4】先行技術による反応器の異なる点における温度
曲線を示す。
【図5】図2に示す本発明の実施態様の異なる点におけ
る温度曲線を示す。
【図6】本発明の他の実施態様の簡単化した縦方向の断
面図である。
【図7】本発明のさらに別の実施態様の縦方向の断面図
及び半径方向の断面図をそれぞれ示す。
【図8】本発明のさらに別の実施態様の縦方向の断面図
及び半径方向の断面図をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 空気入口 3 第1の噴射手段 4 第1のモノリス部材 5 第2の噴射手段 6 第2のモノリス部材 7 第3の噴射手段 8 第3のモノリス部材 9 入口ディスク 10 ボトム 11 環状スペース 12 中央ゾーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルタン ジェラード フランス国 92500 リュエーユ マルメ ゾン アヴェニュ ダ コウルマー 34ビ (72)発明者 エウゼ パトリック フランス国 92500 リュエーユ マルメ ゾン ルュ デュ ジェネラル ノウェル 12

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気などの酸化剤用の入口(2)を有す
    るケーシング(1)、多段燃料噴射を目的とする複数の
    燃料噴射手段(3、5、7)、及び燃焼触媒で被覆で
    き、かつ、接触式燃焼システム中で空気−燃料混合物の
    進行方向に関して第1の燃料噴射手段(3)の下流に置
    かれた少くとも一個の第1のモノリス(monolit
    hic)部材(4)とからなり、該第1の噴射手段は燃
    料の一部の噴射を行う燃焼システムにおいて、さらに第
    2の噴射手段(5)の下流に置かれた少くとも第2のモ
    ノリス部材(6)からなり、該第2のモノリス部材
    (6)は燃焼の安定化を目的とし、第2のモノリス部材
    (6)はヘキサ−アルミン酸塩類から選ばれる燃焼触媒
    で被覆されていることを特徴とする接触式燃焼システ
    ム。
  2. 【請求項2】 第2のモノリス部材(6)の下流に置か
    れた第3のモノリス部材(8)を構成し、かつ、第3の
    燃料噴射手段(7)が第2のモノリス部材(6)と第3
    のモノリス部材(8)の間に位置することを特徴とす
    る、請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記第1のモノリス部材(4)又は第2
    のモノリス部材(6)が、貴金属をベースとする触媒で
    被覆された複数の基本(elementary)モノリ
    スからなることを特徴とする、先行する請求項のいずれ
    かに記載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記第2のモノリス部材(6)が前記の
    構成であるため、該部材を被覆する触媒が約1100℃
    までの温度に耐えることができ、かつ、該部材の出口ガ
    ス温度が約1000℃以下であることを特徴とする、先
    行する請求項のいずれか1項に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記触媒が主として次式 A(1-x)yzAL(12-y-z)(19-d) からなることを特徴とする、請求項4に記載のシステ
    ム。[但し上式中、Aはバリウム、ストロンチウム及び
    希土類からなる群から選ばれる原子価Xの1つ以上の元
    素を表わし;BはMn,Co及びFeからなる群から選
    ばれる原子価Yの1つ以上の元素を表わし;CはMgと
    Znからなる群から選ばれる1つ以上の元素を表わし;
    xの値は0〜0.25の範囲、yの値は0.5〜3の範
    囲、zの値は0.01〜3の範囲であり;(y+z)の
    最高値は4であり、dは元素AとBのそれぞれの原子価
    XとY及びx、y及びzの関数として決る1−1/2
    {(1−x)X+yY−3y−z}に等しい値を有す
    る。]
  6. 【請求項6】 前記第1のモノリス部材(4)を被覆す
    る触媒が酸化パラジウムからなることを特徴とする、先
    行する請求項のいずれか1項に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記触媒が、耐熱性の酸化物担持体と、
    該担持体に対して重量%で0.3〜20%セリウム、
    0.01〜3.5%鉄及び1〜10%の白金とパラジウ
    ムから選ばれる1つ以上の元素を含む活性相とからなる
    ことを特徴とする、請求項6に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 第1のモノリス部材(4)の前記構成に
    より、該部材を被覆する触媒が約900℃までの温度に
    耐えることができ、かつ、該第1のモノリス部材の出口
    ガス温度が約800℃以下であることを特徴とする、先
    行する請求項のいずれか1項に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 ケーシング(1)が主として円筒状であ
    り、酸化剤のための入口(2)及び第1の噴射手段
    (3)がケーシングの一方の端の断面上に位置し、前記
    第2及び/又は第3の噴射手段(5、7)が該円筒
    (1)中に縦方向に開口することを特徴とする、先行す
    る請求項のいずれか1項に記載のシステム。
  10. 【請求項10】 少くとも1つのモノリス部材が環状で
    あることを特徴とする、請求項9に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 前記モノリス部材(4、6、8)の少
    くとも1つが円筒状であり、かつ、前記円筒(1)の断
    面の全部を占めることを特徴とする、請求項9に記載の
    システム。
  12. 【請求項12】 前記モノリス部材(4、6、8)のす
    べてが円筒状であることを特徴とする、請求項10に記
    載のシステム。
  13. 【請求項13】 第1のモノリス部材(4)及び第2の
    モノリス部材(6)が環状であることを特徴とする、請
    求項9又は10に記載のシステム。
  14. 【請求項14】 第3のモノリス部材(8)が円筒状で
    あることを特徴とする、請求項11又は12に記載のシ
    ステム。
  15. 【請求項15】 前記環状モノリス部材(4、6)が、
    酸化剤(2)及び燃料(3)の入口を備えたエンドディ
    スク(9)とガスを流出させるボトム(10)との間に
    同心円状に配置され、前記円筒(1)内のガスの流動が
    主として半径方向となるように入口ディスク(9)がボ
    トム(10)よりも大きな表面を有することを特徴とす
    る、請求項9又は10に記載のシステム。
JP9005625A 1996-01-15 1997-01-16 多段燃料噴射による接触式燃焼システム Withdrawn JPH09196307A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR96/00512 1996-01-15
FR9600512A FR2743616B1 (fr) 1996-01-15 1996-01-15 Systeme de combustion catalytique a injection etagee de combustible

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09196307A true JPH09196307A (ja) 1997-07-29

Family

ID=9488203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9005625A Withdrawn JPH09196307A (ja) 1996-01-15 1997-01-16 多段燃料噴射による接触式燃焼システム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5797737A (ja)
EP (1) EP0784187B1 (ja)
JP (1) JPH09196307A (ja)
DE (1) DE69622361T2 (ja)
DK (1) DK0784187T3 (ja)
FR (1) FR2743616B1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9609317D0 (en) * 1996-05-03 1996-07-10 Rolls Royce Plc A combustion chamber and a method of operation thereof
SE9602688L (sv) * 1996-07-08 1998-01-09 Volvo Ab Katalytisk brännkammare, samt förfarande för tändning och reglering av den katalytiska brännkammaren
JPH1122916A (ja) * 1997-07-04 1999-01-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 燃焼装置
WO2004043587A1 (en) * 2002-11-13 2004-05-27 Nuvera Fuel Cells, Inc. Fast startup in autothermal reformers
WO2005026675A2 (en) * 2003-09-05 2005-03-24 Catalytica Energy Systems, Inc. Catalyst module overheating detection and methods of response
US20050245620A1 (en) * 2003-11-13 2005-11-03 Yanlong Shi Fast startup in autothermal reformers
US8814562B2 (en) * 2008-06-02 2014-08-26 Aerojet Rocketdyne Of De, Inc. Igniter/thruster with catalytic decomposition chamber
US8225613B2 (en) * 2009-09-09 2012-07-24 Aurora Flight Sciences Corporation High altitude combustion system
US9187335B2 (en) 2011-03-30 2015-11-17 Altmerge, Llc Pulse jet water desalination and purification
WO2012134521A1 (en) * 2011-03-30 2012-10-04 Altmerge, Llc Systems and methods of producing chemical compounds
US8721980B2 (en) 2011-03-30 2014-05-13 Altmerge, Llc Systems and methods of producing chemical compounds
CN107158910B (zh) * 2017-06-28 2023-11-21 青岛国林科技集团股份有限公司 一种烟气脱硝用臭氧反应装置
US11407645B2 (en) * 2018-11-12 2022-08-09 Linde Aktiengesellschaft Method and apparatus for producing carbon dioxide
US20230014723A1 (en) * 2021-07-16 2023-01-19 Proof Energy Inc. Two-stage catalytic heating systems and methods of operating thereof

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4089654A (en) * 1975-08-26 1978-05-16 Engelhard Minerals & Chemicals Corporation Catalyst system
US4220559A (en) 1978-02-14 1980-09-02 Engelhard Minerals & Chemicals Corporation High temperature-stable catalyst composition
JPS597722A (ja) * 1982-07-07 1984-01-14 Hitachi Ltd ガスタ−ビン触媒燃焼器
JPS59180220A (ja) * 1983-03-31 1984-10-13 Toshiba Corp ガスタ−ビン燃焼器
DE3474714D1 (en) 1983-12-07 1988-11-24 Toshiba Kk Nitrogen oxides decreasing combustion method
JPS60202206A (ja) * 1984-03-28 1985-10-12 Toshiba Corp 低ΝOx燃焼器
JPS61195215A (ja) * 1985-02-26 1986-08-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 触媒燃焼装置
JPH0617733B2 (ja) * 1985-04-04 1994-03-09 バブコツク日立株式会社 触媒バ−ナ
EP0198948A3 (en) 1985-04-11 1988-09-21 Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co., Ltd Catalytic combustor for combustion of lower hydrocarbon fuel
JPS61252408A (ja) * 1985-05-02 1986-11-10 Kikai Syst Shinko Kyokai メタン系燃料の燃焼方法
JPH0670376B2 (ja) * 1986-09-01 1994-09-07 株式会社日立製作所 触媒燃焼装置
DE3809226C2 (de) 1987-03-20 1994-10-27 Toshiba Kawasaki Kk Hochtemperatur-Verbrennungskatalysator und Verfahren zu seiner Herstellung
JP2618960B2 (ja) * 1988-03-29 1997-06-11 バブコツク日立株式会社 触媒燃焼装置およびその燃焼制御方法
JP3191013B2 (ja) 1990-11-26 2001-07-23 カタリティカ,インコーポレイテッド パラジウム部分的燃焼触媒およびその使用方法
EP0558669B1 (en) 1990-11-26 1998-09-16 Catalytica, Inc. Multistage process for combusting fuel mixtures
US5170624A (en) * 1991-04-05 1992-12-15 W. R. Grace & Co.-Conn. Composite catalytic converter
US5378142A (en) * 1991-04-12 1995-01-03 Engelhard Corporation Combustion process using catalysts containing binary oxides
AU6268094A (en) * 1993-03-04 1994-09-26 Engelhard Corporation Improved substrate configuration for catalytic combustion system
US5395235A (en) * 1993-04-01 1995-03-07 General Electric Company Catalytic preburner
FR2721837B1 (fr) * 1994-07-01 1996-08-30 Inst Francais Du Petrole Catalyseur d'oxydation resistant a des temperatures elevees, son procede de preparation et procede de combustion utilisant un tel catalyseur

Also Published As

Publication number Publication date
EP0784187B1 (fr) 2002-07-17
DE69622361D1 (de) 2002-08-22
DK0784187T3 (da) 2002-09-02
FR2743616B1 (fr) 1998-02-27
DE69622361T2 (de) 2002-11-14
EP0784187A1 (fr) 1997-07-16
FR2743616A1 (fr) 1997-07-18
US5797737A (en) 1998-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5425632A (en) Process for burning combustible mixtures
Geus et al. Monoliths in catalytic oxidation
US4400356A (en) Combustion catalyst bed
Dalla Betta Catalytic combustion gas turbine systems: the preferred technology for low emissions electric power production and co-generation
US5281128A (en) Multistage process for combusting fuel mixtures
JPH09196307A (ja) 多段燃料噴射による接触式燃焼システム
EP0611433B1 (en) LOW NOx COMBUSTION PILOTED BY LOW NOx PILOTS
JPH04273914A (ja) 接触燃焼方法
KR100261783B1 (ko) 연료 혼합물 연소를 위한 다단공정
EP0685055B1 (en) Improved catalyst configuration for catalytic combustion systems
JPS6257887B2 (ja)
CN106196049A (zh) 难燃气体或液体燃料的微小型多段催化燃烧器及燃烧方法
US5823761A (en) Process for catalytic combustion with staged fuel injection
US7691338B2 (en) Two stage catalytic combustor
JPS6380848A (ja) 高圧メタン系燃料の燃焼用触媒システムおよびそれを用いた燃焼方法
JP2001227330A (ja) エンジンシステム
JPS6380849A (ja) 高圧メタン系燃料の燃焼用触媒システムおよびそれを用いた燃焼方法
JPH0545293B2 (ja)
JPS6280420A (ja) 低級炭化水素燃料の燃焼用触媒システムおよびそれを用いた燃焼方法
RU2674231C1 (ru) Способ каталитического сжигания газообразных топлив и устройство для его осуществления
JP4360273B2 (ja) 触媒燃焼器
JPH05306808A (ja) 触媒燃焼装置
US8071062B2 (en) High temperature catalytic process to reduce emissions of carbon monoxide
CN209196842U (zh) 一种催化无焰燃烧器
JPS634852A (ja) 燃焼用触媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20040513