JPH09195680A - 地中埋設管の引抜き装置 - Google Patents
地中埋設管の引抜き装置Info
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- JPH09195680A JPH09195680A JP8212834A JP21283496A JPH09195680A JP H09195680 A JPH09195680 A JP H09195680A JP 8212834 A JP8212834 A JP 8212834A JP 21283496 A JP21283496 A JP 21283496A JP H09195680 A JPH09195680 A JP H09195680A
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Abstract
引抜く。 【解決手段】 推進機等を用いる非開削管敷設工法に用
いられるロッド21を、推進完了後に引抜いて回収する
ために、引抜き装置10を用いる。引抜き装置10のベ
ースは、推進機を設置したピット17の底面18に載置
される。枠体12は、ロッド21を引抜く側の壁面19
に当接する。ベース11上には油圧シリンダ13が設け
られ、そのピストンはアーム14に連結される。トング
15は、アーム14に揺動軸16を介してピン結合され
ている。油圧シリンダ13を伸長させると、トング15
が傾斜し、ロッド21の外周を拘束しながらロッド21
を壁面19から引抜くことができる。
Description
いる管を竪坑内に引抜く地中埋設管の引抜き装置に関す
る。
に、非開削による地中への管の敷設工事には、推進工法
が多く用いられている。推進工法では、発進側と到達側
にそれぞれピットと呼ばれる竪坑を構築する。発進側に
は推進機を設置する。推進機から、到達側にロッドを継
ぎ足しながら押し込み、横坑を形成する。ロッドの先端
が到達側に達すると、ロッドの先端でポリエチレン管な
どを保持し、推進とは逆に到達側から発進側に引き込
む。
有し、一端にはおねじ、他端にはめねじが形成されてい
る。先行するロッドに新たにロッドを継ぎ足し、推進機
によって新たに継ぎ足されたロッドを前方に押し込むこ
とによって、接続されたロッドの先端が地中を前進し、
到達坑に至る。到達坑内にロッドの先端が進入すると、
ロッドの先端に引き込むべきポリエチレン管などが接続
される。ロッドの後端には推進機がねじで接続されてい
る。ロッドを引抜く際には、推進機を後進動作させる。
1は一定の長さを有し、一端側にはおねじ2が形成さ
れ、他端側にはめねじ3が形成される。先行するロッド
1のめねじ3に対し、後続のロッド1のおねじ2を結合
すれば、ロッド1を軸線方向につなげることができる。
ロッド1の最先端には、先端部材4を装着する。先端部
材4は、土壌5中を、後方の発進坑6に設けられる推進
機7からの推進力によって前進する。
せたロッドを引抜く動作を示す。ステップa1から動作
を開始し、ステップa2では推進機によってロッド1本
分の長さだけの後進が行われる。ステップa3では最後
部のロッドとその前のロッドとの間のねじを外す。ステ
ップa4では推進機はさらに後進し、ステップa5でロ
ッドと推進機との間のねじを外してステップa6でロッ
ドを除去する。この推進機からロッドを前方に除去する
余地を形成するために、ステップa4で推進機をさらに
後進させる必要がある。ステップa7では推進機を前進
させ、ステップa8で次のロッドと推進機間とのねじ結
合を行う。ステップa9では引抜きが終了したか否かを
判断し、終了していないときにはステップa2以下を繰
り返す。終了しているときにはステップa10で引抜き
動作を終了する。
の敷設工事を非開削によって行う工法は、新管を敷設し
ようとする位置に旧管が存在するときには適用できな
い。したがってこのような場合は、敷設工事の前に旧管
を地中から撤去する工事を行う必要がある。旧管など不
要になった地中埋設管の撤去工事には、管路全長にわた
って地中埋設管が露出するまで掘削し、管を取除く開削
工法が一般的に用いられている。
する工法として、エキストラクション工法と呼ばれる不
要管引抜き工法が周知であり、この工法と、SPモール
と呼ばれる供給管新設用非開削装置を用いる工法とを併
用することによって、管の敷設および撤去工事をすべて
非開削で行うことができる。
において、図17に示すように、推進工法によって複数
のロッドを接続して発進側のピットから到達側のピット
まで敷設したロッドを回収する作業を推進機を利用して
行う場合には、ねじで結合して引抜き、ねじを外して取
外し、新たにまたねじを結合するといった動作を行う。
推進機本体および接続ロッド間のねじの脱着を繰返し行
う必要があるので、非常に繁雑で所要時間を必要とす
る。推進工法に用いるロッドには、推進時に軸線まわり
に回転させるために、ロッドの外周に六角形受け口など
を設け、推進時に軸線まわりに回転を与える方式もあ
る。このような方式の接続ロッドであっても、推進機を
利用して引抜く際には、図17と同様な繁雑な動作を行
う必要がある。
て、開削工法では、管路全長にわたって地盤を掘削しな
ければならないため、土砂入替や舗装復元などの作業に
多くの手間と工事費用を必要とする。都市部で管を埋設
してから年月が経過した後では、建造物が建てられてい
たり、道路の交通量が多くなっていたりして地上から開
削して管を取出すための余地を作ることが困難な場合が
多い。このような問題を解決するために開発された非開
削工法として、エキストラクション工法と呼ばれる不要
管引抜き工法は、上記した開削工法に比較して掘削長さ
が大幅に短縮されるので、土砂取替や舗装復元作業に要
する手間、工事コストならびに地上の建造物および交通
に影響を与える恐れを減少させることができる。しかし
ながら前記不要管引抜き工法において使用される装置は
構成が複雑で、装置コストも高いという問題を有する。
事であっても工事の作業効率を向上させるために、簡単
な操作で効率よく非開削によって地中から管を引抜くこ
とができる、構成が単純な装置が望まれている。
中から管を引抜くことができ、かつ構成が単純な、地中
埋設管の引抜き装置を提供することである。
れている管を、竪坑内に引抜く地中埋設管の引抜き装置
であって、竪坑底面に設置されるベースと、ベースの一
端から立設され、管が引抜かれる部分の周囲で竪坑の壁
面に当接する枠体と、大略的に板状で、管の軸線方向に
ほぼ垂直な表面を有し、予め定める角度の範囲で傾斜可
能であり、管の外径よりも大きな間隔を有し、管が挿通
され、傾斜状態で管の外周を拘束可能な間隙が形成され
るトングと、ベースに固定され、トングが傾斜可能に連
結され、トングを管の軸線方向に往復移動させる駆動手
段とを含むことを特徴とする地中埋設管の引抜き装置で
ある。本発明に従えば、駆動手段を駆動することによっ
て、トングは管の軸線方向に往復移動可能である。ベー
スに固定された駆動手段には、トングがたとえばピン結
合などの手段で傾斜可能なように連結される。トングに
は引抜かれる管の外径よりも大きな間隔と、管が挿通さ
れ、傾斜状態で管の外周を拘束可能な間隙とが形成され
ているので、駆動手段を駆動することによって、管を引
抜くことができる。管を引抜いた後は、駆動手段を逆方
向に駆動する。トングは傾斜しない状態で、引抜かれた
管の外周に対して相対的に移動し、次の引抜き動作に備
えることができる。トングを往復移動させるだけで管の
引抜きを行うことができるので、簡単な操作で効率的に
管の引抜き作業を行うことができる。またトングを傾斜
させるだけで引抜かれる管を拘束できるので、引抜き装
置を単純な構成にすることができる。
隙には、厚み方向に平行な内面が、表面に平行な方向で
前記駆動手段との連結部側では厚み方向の前記枠体から
離間する側に、表面に平行な方向で駆動手段との連結部
から離間する側では厚み方向の枠体側にそれぞれ形成さ
れ、間隙の残途の部分には、前記傾斜状態とは異なる方
向に傾斜する際に管の軸線とほぼ平行となるような、ト
ングの表面に対して傾斜する内面が形成され、一端にト
ングが傾斜可能に連結され、他端が前記駆動手段に連結
され、前記ベースからトングまでの距離が予め定める範
囲で調整可能なアームを備えることを特徴とする。本発
明に従えば、トングの間隙には、厚み方向に平行な内面
と、トングの表面に対して傾斜する内面が形成される。
トングが前記傾斜状態とは異なる方向に傾斜する際に、
すなわちトングが駆動手段によって引抜かれた管の外周
に対して相対的に移動する際に、トングの表面に対して
傾斜する内面は、管の軸線とほぼ平行となるように形成
されるので、トングは円滑に管の外周に対して相対的に
移動し、次の引抜き動作に備えることができる。またト
ングは、ベースからトングまでの距離が調整可能なアー
ムの一端に連結されるので、引抜き装置の設置場所の高
さ位置を引抜かれる管の高さ位置に合うように細かく調
整するという手間のかかる作業を行う必要がなくなり、
引抜き装置を設置後、引抜かれる管とトングとの高さ位
置が合うようにアームを調整することによって簡単な作
業で管の引抜き準備作業を終了させることができる。
よる引抜き装置10の使用状態と概略的な構成を示す。
引抜き装置10のベース11の一端からは枠体12が立
設される。ベース11上には駆動手段となる油圧シリン
ダ13が装着され、そのピストンロッドにはアーム14
の一端側が連結される。アーム14の他端側には、トン
グ15が装着される。トング15は、アーム14に対し
て揺動軸16を介してピン結合されている。
設置されていた発進側のピット17の底面18上に載置
される。枠体12は、引抜きを行う壁面19に当接され
る。引抜き装置10には油圧シリンダ13を制御するた
めの切換弁などを含む制御ユニット20が取付けられて
いる。引抜くべき管であるロッド21は、枠体12が当
接している壁面19から引抜かれる。
の形状を示す。図2は側面図、図3は平面図、図4は正
面図をそれぞれ示す。トング15には、ロッド21の外
径よりも大きな間隔を有する大略的にU字状の間隙22
が設けられる。間隙22の位置の半円部では、内径が図
1に示すロッド21の外径よりも大きくなっている。半
円部の上端から延びる平行部では、対向する面間の距離
がロッド21の外径よりも大きくなっている。すなわ
ち、半円部の半径Rは、ロッド21の半径よりも大き
い。ロッド21は間隙22の開口側から半円部まで進入
させることができる。トング15は、揺動軸16を中心
として、枠体12側に傾斜させることができる。トング
15が傾斜した状態では、間隙22でロッド21の外周
を拘束することができる。トング15が揺動軸16を介
して結合されているアーム14は、油圧シリンダ13の
ピストンロッドに連結されている。油圧シリンダ13の
ロッド21の軸線21cに平行な軸線13c方向に往復
移動可能である。ピストンロッドが枠体12から離隔す
る方向に伸長すると、仮想線で示すようにアーム14お
よびトング15が枠体12から離隔する方向に移動す
る。トング15に設けられている間隙22の中心は、推
進機を設置してロッド21の推進を行っているときの中
心軸21cの位置と一致するように形成されている。し
たがって間隙22内に引抜くべきロッド21が収納さ
れ、油圧シリンダ13のピストンを伸長させれば、トン
グ15が傾斜して間隙22によってロッド21の外周面
を拘束させることができる。
1の引抜きを行う状態を示す。図5(a)はトング15
を前進させた状態から後退してロッド21の引抜きを開
始する状態を示す。図5(b)は、ロッド21の引抜き
を1ストローク分行った後で、ロッド21の除去と次の
ロッド21の引抜きのためにトング15を前進させよう
とする状態を示す。注目すべきは、本実施形態による引
抜き装置10は、推進機に比較すると構成が簡単となる
ので、同じピット17に設置する場合に、ロッド21を
より長く引抜くことができることである。本実施形態で
はピット17の背面いっぱいまでロッド21を引抜くこ
とができる。トング15の前進と後進の切換えは、制御
ユニット20に設けられる操作レバー23が付加された
切換弁24によって、油圧シリンダ13に供給する作動
油の流路を切換えて行う。油圧シリンダ13は切換弁2
4の右側に接続され、切換弁24の一次側には油圧ユニ
ット25が接続される。油圧ユニット25は、ロッド2
1の推進を行う推進機用のものを流用可能である。
する部分は硬質に形成されている。たとえばロッド21
とトング15とを同じ金属材料で形成しても、トング1
5の方には焼入れなどの硬質化処理を施しておく。アー
ム14には、トング15を枠体12から離隔する方向に
移動させるときのみ傾斜を許容し、トング15が枠体1
2側に接近するときにはほぼ垂直となるような当接面2
6が形成されている。
いてロッド21を引抜く動作を示す。ステップb1から
動作を開始し、ステップb2で推進に用いた推進機と引
抜き装置との交換を行う。ステップb3ではアーム14
を枠体12から離隔するように後進させる。アームの後
進に伴ってトング15がロッド21の外周面を拘束した
状態でピット17内に引き込む。次にステップb4でア
ーム14を枠体12側に前進させる。この前進時には、
トング15はアーム14に対してほぼ垂直状態となり、
トング15によるロッド21の外周の拘束状態は解除さ
れ、ロッド21を再び押し込むことなくアーム14およ
びトング15が前進することが可能である。次にステッ
プb5では、ロッド21間のねじを外し、ステップb6
で引抜かれたロッド21を除去する。本実施形態ではピ
ット17の背面いっぱいまでロッド21を引抜くことが
可能であるので、推進機を用いて1本ずつロッド21を
引抜く場合よりも、一層作業効率を向上させることがで
きる。たとえば、外径43mmのポリエチレン管を5m
引抜く時間は、従来の推進機を利用した場合に30分で
あるのに対し、本実施形態の引抜き装置10を利用すれ
ば10分に短縮される。ステップb7では、引抜きが終
了したか否かを判断する。終了していないときにはステ
ップb3に戻り、次の引抜きを行う。終了していると判
断されるときにはステップb8で動作を終了する。
トング30の形状を示す。本実施形態のトング30は、
間隙の表面に歯型面31を形成し、ロッド21の外周面
の拘束をより一層確実に行うことができる。
いて、土壌35中に埋設されている管36を引抜く状態
を示す。長い管36であっても、引抜き装置10によっ
て一方側の土壌35中から1ストローク分ずつ引き込ま
れた管36は、図8に示すように他方側の土壌37側に
送り出してもよいけれども、ピット38内で曲げて地上
に出させたり、切断して除去したりすることもできる。
よる引抜き装置50の使用状態と概略的な構成を示す斜
視図である。引抜き装置50は図1に示す引抜き装置1
0と類似し、対応する部分には同一の参照符を付し、説
明は省略する。注目すべきは、上記した引抜き装置10
では1本の油圧シリンダ13のピストンロッドにアーム
14の一端部が固定されているのに対し、引抜き装置5
0では互いに平行に配設された2本の油圧シリンダ55
a,55bのピストンロッドの各先端部51a,51b
が丸棒状の連結棒52によって連結され、その連結棒5
2が可変アーム53の一端側に設けられるアームジョイ
ント54に挿通されていることによって、可変アーム5
3は油圧シリンダ55a,55bに対し傾斜可能に連結
されているということである。また可変アーム53の他
端側には、トング56が装着されるので、ベースとなる
ベース部60とトング56との距離を調整することがで
きる。
置50の形状を示す。図10は側面図、図11は平面
図、図12は正面図をそれぞれ示す。引抜き装置50の
フレーム58は、引抜きを行う壁面19に当接されるべ
き枠体部59と、推進機が設置されていた発進側のピッ
ト17の底面18上に載置されるべきベース部60とを
有する。ベース部60には、2本の油圧シリンダ55
a,55b(以後、55a,55bを総称して55と略
称することがある)が装着される。注目すべきはベース
部60の内部空間に油圧シリンダ55が装着されること
によって、油圧シリンダ55のシリンダ本体61はベー
ス部60の一部として構成されることである。これによ
って引抜き装置50を、2本の油圧シリンダ55がベー
ス部60上に装着される場合と比べて小形に、かつ軽量
にすることができる。ベース部60の正面板62には、
油圧シリンダ55のピストンロッドの外径よりも大きな
内径を有する2つの挿通孔62a,62bが形成され
る。その挿通孔62a,62bをそれぞれ挿通した2本
のピストンロッドの一端部である各先端部51a,51
bは、ピストンロッドの軸線63c方向にそれぞれ往復
移動可能である。
を簡略化して示す側面図であり、図14はトング56の
使用状態と概略的な構成を示す側面図である。可変アー
ム53の一端側に設けられるアームジョイント54に
は、前記連結棒52の外径よりもわずかに大きい内径を
有する挿通孔70が形成される。可変アーム53は連結
棒52の軸線52cを中心として、ベース部60から離
反する方向に傾斜可能である。これによってベース部6
0とトング56との距離を調整することができるので、
トング56と図10に示すロッド21の高さ位置を合わ
せるために、ピット17の底面18を掘削あるいは土砂
を入れるといった手間のかかる作業を行う必要がなくな
る。可変アーム53の他端側には、トング56が揺動軸
73を介してピン結合され、またトング56の枠体部5
9側から離反する方向への傾斜角を調整する傾斜角調整
ネジ57が配設され、さらにトング56の枠体部59側
に近接する方向への傾斜を許容する当接面74が形成さ
れる。トング56には、大略的にU字状の、図10に示
すロッド21の外径よりも大きな間隙77が形成され
る。間隙77の位置の半円部では、内径が図10に示す
ロッド21の外径よりも大きくなっている。半円部の上
端から延びる平行部には、トング56の厚み方向に平行
な内面である第1内面78と、トング56の表面56a
に対して傾斜する内面である第2内面79とが形成され
る。
に平行な方向(図13および図14の上下方向)で、油
圧シリンダ55との連結部側、すなわち可変アーム53
とトング56との連結部側(図13および図14の下
側)において、トング56の厚み方向の枠体部59から
離間する側(図13および図14の左側)に前記厚み方
向に平行に形成される。またトング56の表面56aに
平行な方向で、油圧シリンダ55との連結部側から離間
する側、すなわち可変アーム53とトング56との連結
部側から離間する側(図13および図14の上側)にお
いても、トング56の厚み方向の枠体59側に前記厚み
方向に平行に形成される。
79は、第1内面78に連なって形成され、図14に示
すようにトング56がロッド21の軸線21cに対して
ロッド21を引抜く方向A1に傾斜する際に、前記軸線
21cとほぼ平行になるように形成される。
ッド21を引抜く方向A1へ逃がし易くするテーパ面が
形成されるので、トング56は前進工程、すなわち図6
に示すステップb4において、確実に引抜かれたロッド
21を拘束状態から解放し、引抜かれたロッド21の外
周に対して相対的に矢符A2に示す方向へ円滑に移動す
ることができる。
態でトング56がロッド21の外周を拘束または拘束解
除する様態を簡略化して示す側面図である。トング56
が揺動軸73を中心にロッド21を引抜く方向A1に傾
斜する傾斜角度は、予め傾斜角調整ネジ57によって、
第2内面79とロッド21の軸線21cとが平行になる
ように調整することができるので、ロッド21とは異な
る外径を有するロッドであっても本発明の引抜き装置5
0は上述した拘束または拘束解除した状態(図14およ
び図15)を実現することができる。
引抜き装置によって引抜かれるべき管はロッド21であ
ったけれども、地中に埋設された不要管であってもよ
い。この不要管のサイズは、たとえば「25A」,「3
2A」と呼ばれる2種が存在するけれども、トングの間
隙の大きさを管径の大きい方(「32A」は外径42.
7mm)よりも大きく形成し、管を拘束するトングが最
大傾斜角度に傾斜された状態で管径の小さい方(「25
A」は外径34mm)を拘束できるように当接面を形成
することによって、引抜き装置は管径が34mm〜4
2.7mmの全ての管に対応することができる。
は、油圧シリンダによってアームおよびトングの移動を
行っているけれども、てこ機構を用いて手動のみで移動
を行わせることもできる。あるいは他の空気圧や電力な
どを動力源としてアームおよびトングの移動を起こさせ
ることも可能である。また、図8にも示したように、引
抜き装置10を用いて土壌37中に管36間を押し込む
こともできるので、簡易的な推進機として利用すること
もできる。
利用して管の外周を拘束し、容易に引抜くことができ、
拘束状態の解除はトングの移動方向を逆方向にするだけ
で可能である。したがって簡単な操作で効率的に引抜き
を行うことができる。また管の外周をトングで拘束可能
であれば引抜きが可能であるので、管の材質や管径によ
らず、またねじなどを形成する必要もなく、広い範囲の
管にわたって引抜きが可能である。
脱着の繁雑な作業が不要となり、作業のスピードアップ
を図ることができる。簡単な構成で引抜きを行うことが
できるので、引抜き装置を小形に製造することができ、
長いストロークで管の引抜きを行い、さらに作業効率を
向上させることができる。
手段が固定され、その駆動手段に、引抜かれるべき管が
挿通されるトングを傾斜可能に連結するという簡単な構
成であり、しかも駆動手段の一部は、たとえば推進工法
で用いられる推進機用のものを流用可能なので、引抜き
装置を低コストで製造することができる。
抜かれた管を引抜く方向へ逃がすテーパが形成されるの
で、トングは管引抜き作業の戻り工程で、確実に引抜か
れた管を拘束状態から解放し、円滑に引抜かれた管の外
周に対して相対的に移動して次の引抜き動作に備えるこ
とができる。これによって引抜き作業にムダがなくな
り、前記作業の効率を向上させることができる。
かく調整する必要がないので、引抜き装置の設置作業の
効率を向上させることができる。
使用状態を示す斜視図である。
したブロック図である。
き動作を示すフローチャートである。
いるトング30の形状を示す断面図である。
設されている管36を引抜く状態を示す簡略化した断面
図である。
置50の使用状態と概略的な構成を示す斜視図である。
ある。
ある。
ある。
略化して示す側面図である。
態と概略的な構成を示す側面図である。
斜させた状態でトング56がロッド21の外周を拘束す
る様態を簡略化して示す側面図である。
する状態を示す簡略化した断面図である。
抜く動作を示すフローチャートである。
Claims (2)
- 【請求項1】 地中に埋設されている管を、竪坑内に引
抜く地中埋設管の引抜き装置であって、 竪坑底面に設置されるベースと、 ベースの一端から立設され、管が引抜かれる部分の周囲
で竪坑の壁面に当接する枠体と、 大略的に板状で、管の軸線方向にほぼ垂直な表面を有
し、予め定める角度の範囲で傾斜可能であり、管の外径
よりも大きな間隔を有し、管が挿通され、傾斜状態で管
の外周を拘束可能な間隙が形成されるトングと、 ベースに固定され、トングが傾斜可能に連結され、トン
グを管の軸線方向に往復移動させる駆動手段とを含むこ
とを特徴とする地中埋設管の引抜き装置。 - 【請求項2】 前記トングに形成される間隙には、厚み
方向に平行な内面が、表面に平行な方向で前記駆動手段
との連結部側では厚み方向の前記枠体から離間する側
に、表面に平行な方向で駆動手段との連結部から離間す
る側では厚み方向の枠体側にそれぞれ形成され、間隙の
残途の部分には、前記傾斜状態とは異なる方向に傾斜す
る際に管の軸線とほぼ平行となるような、トングの表面
に対して傾斜する内面が形成され、 一端にトングが傾斜可能に連結され、他端が前記駆動手
段に連結され、前記ベースからトングまでの距離が予め
定める範囲で調整可能なアームを備えることを特徴とす
る請求項1記載の地中埋設管の引抜き装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21283496A JP3783974B2 (ja) | 1995-11-14 | 1996-08-12 | 地中埋設管の引抜き装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-295860 | 1995-11-14 | ||
JP29586095 | 1995-11-14 | ||
JP21283496A JP3783974B2 (ja) | 1995-11-14 | 1996-08-12 | 地中埋設管の引抜き装置 |
Publications (2)
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JPH09195680A true JPH09195680A (ja) | 1997-07-29 |
JP3783974B2 JP3783974B2 (ja) | 2006-06-07 |
Family
ID=26519461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21283496A Expired - Lifetime JP3783974B2 (ja) | 1995-11-14 | 1996-08-12 | 地中埋設管の引抜き装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3783974B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116879522A (zh) * | 2023-07-25 | 2023-10-13 | 生态环境部南京环境科学研究所 | 一种饮用水水源地突发性水污染快速溯源方法及装置 |
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1996
- 1996-08-12 JP JP21283496A patent/JP3783974B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN116879522A (zh) * | 2023-07-25 | 2023-10-13 | 生态环境部南京环境科学研究所 | 一种饮用水水源地突发性水污染快速溯源方法及装置 |
CN116879522B (zh) * | 2023-07-25 | 2024-04-09 | 生态环境部南京环境科学研究所 | 一种饮用水水源地突发性水污染快速溯源方法及装置 |
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JP3783974B2 (ja) | 2006-06-07 |
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