JPH09195651A - 伝動装置ユニット及び同ユニットを用いた横引きシャッター用開閉装置 - Google Patents

伝動装置ユニット及び同ユニットを用いた横引きシャッター用開閉装置

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JPH09195651A
JPH09195651A JP2729396A JP2729396A JPH09195651A JP H09195651 A JPH09195651 A JP H09195651A JP 2729396 A JP2729396 A JP 2729396A JP 2729396 A JP2729396 A JP 2729396A JP H09195651 A JPH09195651 A JP H09195651A
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JP
Japan
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shutter
bearing
worm
shaft
driven shaft
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Pending
Application number
JP2729396A
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English (en)
Inventor
Shigeo Okamura
茂男 岡村
Masakazu Shimada
昌計 嶋田
Noriyuki Yamamoto
則之 山元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Nikkei Co Ltd
Original Assignee
Shin Nikkei Co Ltd
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Publication date
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
  • Gear Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付が容易にでき、回転力を付与するときは
円滑に伝動し、被伝動物に逆方向の力が加えられても、
自動的にロックが作用する伝動装置ユニットを提供す
る。また、伝動装置ユニットを横引きシャッターに容易
に適用できる開閉装置を提供する。 【解決手段】 軸受100 と、その軸受に回転自在に支持
される従動軸110 と、前記従動軸に固着されたウォーム
ホイール120 と、前記軸受に固着された支持具130 に回
転自在に支持され、前記ウォームホイールに噛み合わさ
れたウォーム140 とからなり、そのウォームは中心に駆
動軸Bと結合するための手段141 を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝動装置ユニット
及び同ユニットを用いた横引きシャッター用開閉装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】窓枠の上枠及び下枠の屋外側端部及び前
記窓枠の左右両側方に接続されたシャッター収納部の上
枠及び下枠の屋外側端部にそれぞれ上下対向して開口
し、かつ、全長に渡って連通するレール溝を設け、それ
ら上下のレール溝間に、左右の横引きシャッターを、前
記シャッター収納部に移動されて窓を開放する位置から
シャッター収納部から移動されて窓を遮蔽する位置まで
移動自在に装備した横引きシャッター付き窓が提案され
ている。
【0003】このような横引きシャッターを、とくに室
内側において操作して開閉する場合は、シャッターを構
成する縦スラットに噛み合う作動ギヤを回転自在に保持
し、その作動ギヤを室内側に設けた回転力付与装置の操
作により伝動手段を介して回転させるように構成した開
閉装置が用いられる。しかしながら、従来の開閉装置
は、伝動方向が両方向性、すなわち、駆動側からの力に
より作動するばかりでなく、従動側から逆方向に加えら
れる力によっても作動可能なものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、閉鎖位置にあ
る横引きシャッターに屋外側から開放方向の力を加える
と、作動ギヤ及び伝動手段が逆回転可能であるため、シ
ャッターが不要に開放される恐れがあるので、防犯の目
的で、閉鎖した横引きシャッターをロックするためのロ
ック手段を、別途取付ける必要があるため、コスト高の
原因となる。
【0005】従って、また、シャッターの開放時及び閉
鎖時に、それぞれロック手段の施錠操作又は解錠操作を
必要として、繁雑であるなどの問題点があり、さらに、
施錠忘却の恐れがある。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、取付が容易にできて、しかも、
回転力を付与するときは円滑に伝動し、被伝動物に逆方
向の力が加えられても、自動的にロックが作用するよう
にした伝動装置ユニットを提供することにある。また、
上記伝動装置ユニットを横引きシャッターに容易に適用
することができるようにした開閉装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明による伝動装置ユニットは、軸受と、その軸
受に回転自在に支持される従動軸と、前記従動軸に固着
されたウォームホイールと、前記軸受に固着された支持
具に回転自在に支持され、前記ウォームホイールに噛み
合わされたウォームとからなり、そのウォームは中心に
駆動軸と結合するための手段を有することを特徴として
いる。
【0008】また、横引きシャッター用開閉装置は、窓
枠の上枠及び下枠の屋外側端部及び前記窓枠の側方に接
続されたシャッター収納部の上枠及び下枠の屋外側端部
にそれぞれ上下対向して開口し、かつ、全長に渡って連
通するレール溝を設け、それら上下のレール溝間に、横
引きシャッターを、前記シャッター収納部に移動されて
窓を開放する位置からシャッター収納部から移動されて
窓を遮蔽する位置まで移動自在に装備した横引きシャッ
ター付き窓において、軸受と、その軸受に回転自在に支
持された従動軸と、前記従動軸に固着されたウォームホ
イールと、前記軸受に固着された支持具に回転自在に支
持され、前記ウォームホイールに噛み合わされ、中心に
駆動軸を結合するための手段を有するウォームと、前記
従動軸に固着された作動ギヤとを有する伝動装置ユニッ
トを、前記軸受において前記シャッター収納部の入り口
至近における上枠に取付け;前記軸受と同様の軸受に前
記作動ギヤと同様の作動ギヤを固着した縦軸を回転自在
に保持してなる伝動ユニットを、前記軸受において前記
シャッター収納部の入り口至近における下枠に取付け;
前記伝動装置ユニットの従動軸と、前記伝動ユニットの
縦軸とを連結軸により連結し;軸受により回転自在に保
持された回転軸を中心に有するスプロケットホイール
と、このスプロケットホイールに一部が半回され、かつ
残部が垂下された無端チェーンとを有し、前記無端チェ
ーンの垂下部分の引き下げにより前記回転軸が回転され
る回転力付与装置を備え;前記回転力付与装置の回転軸
と前記伝動装置ユニットのウォームの回転軸とを前記駆
動軸により連結してなることを特徴としている。
【0009】上記の構成により、構造材に固定される軸
受と、その軸受の軸受に回転自在に支持される従動軸
と、前記従動軸に固着されたウォームホイールと、前記
軸受に固着された支持具に回転自在に支持され、前記ウ
ォームホイールに噛み合わされたウォームとからなり、
前記ウォームの回転軸は、これに連動軸を結合するため
の結合手段を有しているから、無端チェーンとスプロケ
ットホイール等からなる回転力付与装置のスプロケット
ホイールの回転軸を、前記結合手段により前記ウォーム
の回転軸に結合すると、回転力付与装置側から回転力を
与えるときは、ウォームからウォームホイールに容易に
伝動され、従動軸が確実に回転される。これに対して、
従動軸側から回転力が加えられる時は、ウォームホイー
ルはウォームにより回転を阻止され、従動軸は回転され
ないので、ロックの機能を発揮する。
【0010】また、横引きシャッターの開閉装置に適用
する場合は、回転力付与装置のスプロケットホイールの
回転軸と、ウォームの回転軸とを駆動軸により連結し、
伝動装置ユニットの従動軸と、下部伝動ユニットの縦軸
とを連結軸で連結するだけで、容易にロック機能を備え
た横引きシャッター開閉装置を実現することが可能であ
る。別途に施錠手段を取付ける必要が無く、コストダウ
ン及び操作省略の効果が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。図1は、伝動装置ユニッ
トの一部透視斜視図である。同図に示されているよう
に、伝動装置ユニットAは、軸受100 と、その軸受に回
転自在に支持される従動軸110 と、前記従動軸に固着さ
れたウォームホイール120 と、前記軸受に固着された支
持具130 に回転自在に支持され、ウォームホイール120
に噛み合わされたウォーム140 とからなっている。ウォ
ーム140 とウォームホイール120 は、回転方向変換機構
を構成している。
【0012】軸受100 は、この伝動装置ユニットの適用
対象に応じて、図示の例のようなブロック状、その他の
任意の形状を備えることができ、任意の構造物に固定さ
れるものである。従動軸110 には、回転力を他の従動体
に伝達するための伝動手段150 が固着される場合があ
る。この伝動手段も、回転力を伝達される被移動部材の
形状構造などに応じて、その形態が選択される。例え
ば、被移動部材が多数の縦スラットを横方向に連結して
なる横引きシャッターである場合は、図示されるよう
な、縦スラットの溝に一つの歯が噛み合う作動ギヤが用
いられる。ウォーム140 は、その回転中心に連動軸を結
合するための結合手段141 、例えば中心において軸方向
に開口する角孔を有している。しかし、結合手段は、そ
の他任意の構成とすることができる。
【0013】ウォーム104 には、結合手段141 に結合さ
れる駆動軸Bを介して回転力付与装置Cの動力源に連結
される。図2は、ウォーム140 に回転力を与える回転力
付与装置Cを連結する一例を示している。すなわち、回
転力付与装置Cを構成するスプロケットホイール200
は、その中心に設けられている回転軸210 が軸受220 に
より回転自在に保持されているともに、その回転軸の中
心にも、駆動軸Bの他端を挿入して結合し得る同様の角
孔が形成してあり、ウォーム140 の回転軸の角孔141と
スプロケットホイール200 の回転軸210 の角孔に、駆動
軸の両端に形成してある角棒部をそれぞれ挿入して連結
されている。スプロケットホイール200 には、無端チェ
ーン300 の一部が半回され、その無端チェーンの垂下部
分を引下げることにより、スプロケットホイール及び回
転軸210 を介して、駆動軸Bが回転される。
【0014】上記の構成において、回転方向変換機構
は、ウォーム130 とウォームイール140 により構成され
ているので、ウォーム130 に結合される駆動軸B側から
は回転力がウォームホイール140 を介して従動軸110 側
に容易に伝達されるが、その逆方向に、すなわわ、従動
軸110 側から駆動軸B側には伝達されない特徴を有す
る。従って、従動軸110 に係合される被移動部材に、こ
れを移動させようとして力を加えても、ウォーム130 と
ウォームホイール140 の作用により、従動軸110 の回転
を阻止されるため、当該被移動部材がロックされている
のと同一の効果が奏される。
【0015】続いて、上記伝動装置ユニットAを、出窓
の横引きシャッターの開閉装置に適用した場合の実施例
について、図3以下の図面に基づいて説明する。
【0016】図3は横引きシャッターを装着した出窓の
正面図、図4は同出窓の横断面図、図5は同出窓の横引
きシャッターを閉め、鏡板を除去し、かつ、シャッター
の一部を破断した斜視図、図6は同出窓の一部省略分解
斜視図、図7は図3の出窓の中央縦断面図、図8は横引
きシャッターの開閉装置の一部を示す斜視図、図9は横
引きシャッターの構成を示す説明図、図10は開閉装置
の作動ギヤの作用を説明する横断面図、図11は横引き
シャッターの開閉装置の横断面図である。
【0017】出窓PWは、図3,4に示すように、窓枠
FWと、この窓枠の左右両側に結合されたシャッター収
納部HL,HRとからなっている。窓枠FWは、基本形
態が既知のものと同様であり、図6に一部を省略して示
すように、上枠1(3本の上枠材1a,1b,1cの総称)と、
下枠2(3本の下枠材2a,2b,2cの総称)とを、左右の縦
枠3,4及び方立5,6により連結し、さらに必要に応
じて、縦枠3,4の上端部間及び下端部間を連結枠7,
8により連結して構成されている。
【0018】そして、窓枠WFの下枠2には、下枠2の
平面形状と相似形に結合してなる下レール9が結合して
あり、また、窓枠WFの上枠1には、上枠1の平面形状
と相似形に結合してなる上レール10が結合してある。
上レール10を上枠1に直接結合することも可能である
が、上枠1に対する屋根と上レールの取付手間を少なく
するため、図7に示すように、上レール10と補助枠1
1と天板12と屋根板13とで屋根ユニットRUを形成
し、その屋根ユニットRUを上枠1の上面に載せて結合
する方法を採用している。上枠1の中間部から木ねじS
3を天板13にねじ込むことにより、屋根ユニットRU
が窓枠WFに取付けられ、かつ、上レール10が上枠1
の屋外側に設けられている。
【0019】上下のレール9,10には、上下相対向し
て開口するレール溝G9,G10が設けられている。そ
して、上レール10及び下レール9を窓枠WFに取付け
た状態で、各レール溝G9,G10の端部がそれぞれ縦
枠4,5の側方に開口している。
【0020】なお、上記実施例は、下レール9及び上レ
ール10が、それぞれ下枠2と上枠1と別体に成形され
た場合のものであるが、上レール及び下レールの一方又
は双方を、上枠及び下枠と一体に成形することができ
る。すなわち、上枠及び下枠にレール溝G9,G10を
設けてもよいことは、いうまでもない。
【0021】窓枠WFには、既知の出窓におけると同様
に、上枠1及び下枠2の正面部1b,2bと左右の方立
5,6の間に、引違いガラス戸d1,d2が嵌め込ま
れ、又は、ガラス板が嵌め殺し式に装着される。また、
隣合っている縦枠と方立3,5;4,6の間には、押し
出し戸又は滑り出し戸14などが取付けられ、あるい
は、ガラス板が嵌め殺し式に装着される。
【0022】シャッター収納部HL,HRは、外壁Wの
屋外側において、窓枠WFの側方に接続されている。左
側のシャッター収納部HLは、右側のシャッター収納部
HRと対称形状である。シャッター収納部は、少なくと
も窓枠WFに設けられた上レール10及び下レール9と
それぞれ等しい高さに設けられる延長上レール10Eと
延長下レール9Eとを有する。
【0023】延長上レール10Eと延長下レール9Eに
は、図6及び図8に示すように、上下相対向して開口す
るレール溝G10E,G9Eが設けられている。窓枠W
Fの上レール10及び下レール9に設けられたレール溝
G10,G9が直線的であるのに対して、シャッター収
納部HL,HRにおけるレール溝G10E,G9Eは、
これに収納されるシャッターの直線距離を小さくするた
め、U字形又はJ字形に形成されている。収納占拠空間
を最小にするために蛇行させてもよい。
【0024】そして、窓枠WF及びシャッター収納部H
R,HLは、図4に良く示されているように、まず、窓
枠WFを建物の外壁Wに開設された出窓取付用開口Oの
屋外側面に、従来と同様の要領で取付けられる。すなわ
ち、両縦枠3,4が開口Oを画成する柱P1,P2にね
じ止めなどにより固定され、かつ、屋根板13の屋内側
端部が外壁Wに釘打ちなどにより固定される。
【0025】次いで、シャッター収納部HR,HLを、
取付終了後の窓枠の縦枠3,4の側方における外壁Wの
屋外側面に近接し、延長上レール10E及び延長下レー
ル9Eの他端部、すなわち、妻板15と反対側の端部
を、窓枠WFの上枠1と上レール10の端部及び下枠2
と下レール9の端部に連続させて、上レール10及び下
レール9のレール溝G10,G9のそれぞれの端部を、
延長上レール10E及び延長下レール9Eのレール溝G
10E,G9Eの一端部に連続させ、ブラケット16の
屋内側端部を外壁W又は柱P3,P4にねじ止めにより
堅固に固定する。
【0026】この場合、シャッター収納部HR及びHL
には、それぞれその入口付近に、後述される横引きシャ
ッターSTを、出窓遮蔽位置と出窓開放位置すなわちシ
ャッター収納部に収納される位置との間を移動させるた
めに、シャッターに水平方向の移動力を加える開閉装置
の一部が設けられている。
【0027】開閉装置の構成を説明する前に、横引きシ
ャッターSTの構造を、図9に基づいて説明する。横引
きシャッターSTは、図9(a)に示すように、構成単
位として縦スラット17を有する。この縦スラット17
は、一方向に開口する切欠円状の大径部17aと、反対
方向に開口する切欠円状の小径部17bと、その間を連
結する断面ほぼV字形の連結部17cとを一体に有する
ものであり、図9(b)に示すように、同一形状の多数
枚の縦スラット17を、大径部17aと小径部17bに
おいて回動自在に嵌合して、横方向に連結することによ
り、湾曲又は屈曲しているレール溝G9,G10;G9
E,G10Eに沿って屈曲しながら移動可能な横引きシ
ャッターSTが構成されている。各スラット又は幾つか
毎のスラットの上端部には、図7に示すように、上吊り
具18が差し込み、その他の方法で固定され、これにロ
ーラその他の滑り部材19が取付けられている。
【0028】上吊り具18は、図7に示すように、シャ
ッターの上端部と共に、上レール10,10Eのレール
溝G10,G10Eに移動可能に嵌合され、レール溝G
10,G10Eの開口辺に上方に突出するように形成さ
れた凸条20の上面に転動自在又は摺動自在に載置され
る。また、縦スラットの下端部は、下レール9,延長下
レール9Eのレール溝G9,G9Eに移動自在に嵌合さ
れている。
【0029】前記開閉装置は、図8,10に示すよう
に、延長上レール10Eのレール溝G10付近に設けら
れた伝動装置ユニットAと、延長下レール9Eのレール
溝G9E付近に設けられた下部伝動ユニットA´と、伝
動装置ユニットAの従動軸110及び下部伝動ユニットA
´の縦軸110Eとにそれぞれ備えられた作動ギヤ150,150E
と、上記従動軸110 及び縦軸支110Eを連結し支持する連
結軸21と、天板12に取付けられた上記回転力付与装
置Cとから構成されている。
【0030】前記作動ギヤ150,150Eの各歯は、前記シャ
ッターの縦スラット17の連結部17cの凹部に噛合う
寸法に設定されている。なお、前記軸受100,100Eは、レ
ール溝G9E,G10Eの終端を塞いで、横引きシャッ
ターSTが開放位置まで移動された場合の終端スラット
17eを停止するストッパをも兼ねている。
【0031】図6に示すように、上記窓枠の上レール1
0及び下レール9の正面部10b,9bの中央には、シ
ャッターSTの上下端部をレール溝G10,G9に導入
するための導入口I10,I9が開設されている。すな
わち、この導入口I10,I9は、上下のレール溝G1
0,G9を屋外側に連通させているため、屋外側から導
入口I10,I9より上記シャッターST(L),ST
(R)の上端部及び下端部をその終端部側からレール溝
G10,G9に挿入することができる。左側シャッター
ST(L)は、正面中央より左方向に移動し、図3に示
すように出窓の左半分を遮蔽する位置まで移動すると、
すべて装着される。また、同様に、右側シャッターST
(R)は、正面中央より右方向に移動し、図5に示すよ
うに出窓の右半分を遮蔽する位置まで移動すると、すべ
て装着される。導入口I10,I9は、図4,6に示す
ように、導入口I10,I9に閉塞部材27を装着し
て、導入口の存在が分からないようにすることが望まし
い。
【0032】こうして、横引きシャッターSTが建物に
取付けられた窓枠WFの導入口I10,I9から上下の
レール溝G10,G9に導入され、図3,5に示すよう
に、出窓への装着を終了した後は、シャッター収納部H
L,HRの屋外側面に鏡板28を装着する。鏡板28
は、一例として波板の周囲に上下框及び縦框を結合して
補強してなり、その上下端部を、延長上レール10E及
び延長下レール9Eの最屋外側に形成してある溝(図示
せず)にけんどん式で嵌め込んで、装着される。以上
で、横引きシャッターを備えた出窓の取付の完了であ
る。
【0033】そして、天板12に設けてある孔Hから上
記垂下無端チェーン式回転力付与装置Cを挿入し、基板
230 の周縁部の孔からねじSを天板12の下面にねじ込
んで、又は釘をうち込んで、固定する。なお、図11の
240 はスプロケットホイール200 の両側部分を包囲し
て、ホイールに半回された無端チェーンの外れを防止す
るホルダ部である。また、250 は駆動軸Bの先端を回転
軸210 に結合する際の案内作用を行うガイド部である。
【0034】上記無端チェーン300 の垂下部分の所定の
一方側を引き下げることにより、駆動軸C、伝動装置ユ
ニットA、連結軸21及び作動ギヤ150,150Eを介して、
シャッターSTを閉めることができ、また、無端チェー
ンの垂下部分の他方側を引き下げることにより、同様に
して、横引きシャッターSTを開放することができる。
しかし、図5に示されているように、出窓を遮閉してい
るシャッターSTに、開放方向の力を加えた場合は、図
11のシャッターSTの縦スラットから作動ギヤ105,15
0Eに回転力が加わるが、伝動装置ユニットAのロック作
用により、シャッターを開放することができない。
【0035】
【発明の効果】上述のように、本発明による伝動装置ユ
ニットは、軸受と、その軸受に回転自在に支持される従
動軸と、前記従動軸に固着されたウォームホイールと、
前記軸受に固着された支持具に回転自在に支持され、前
記ウォームホイールに噛み合わされたウォームとからな
り、そのウォームは中心に駆動軸と結合するための手段
を有する構成であるので、取付が容易にできて、しか
も、回転力を付与するときは円滑に従動側に伝動し、被
移動部材側に逆方向の力が加えられても、自動的にロッ
クが作用する。従って、伝動装置の他にロック機構を備
える必要がない。
【0036】また、横引きシャッター用開閉装置は、上
記伝動装置ユニットを利用しているので、シャッターに
屋外側から開放方向の力を加えられても、ウォームとウ
ォームホイールの作用により作動ギヤが回転されないた
め、不正開放を防止することができるので、防犯効果が
得られる。さらに、横引きシャッターにロック手段を別
途設けなくともよいので、コスト低減効果が得られる。
また、シャッターの閉鎖時の施錠操作の手間が省けるの
で便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る伝動装置ユニットの斜視図であ
る。
【図2】伝動装置に垂下無端チェーン式回転力付与装置
を連結した状態を示す斜視図である。
【図3】横引きシャッターを装着した出窓の正面図であ
る。
【図4】同出窓の横断面図である。
【図5】同出窓の横引きシャッターを閉め、鏡板を除去
し、かつ、シャッターの一部を破断した斜視図である。
【図6】同出窓の一部省略分解斜視図である。
【図7】図3の出窓の中央縦断面図である。
【図8】横引きシャッター開閉装置の一部を示す斜視図
である。
【図9】横引きシャッターの構成を示す説明図である。
【図10】開閉装置の作動ギヤと、シャッターとの係合
状体を示す要部の横断面図である。
【図11】出窓の横引きシャッターの開閉装置の全体を
示す横断面図である。
【符号の説明】
A 伝動装置ユニット 100 軸受 110 従動軸 120 ウォームホイール 130 支持具 140 ウォーム 141 結合手段 150 ,150E 伝動手段(作動ギヤ) B 駆動軸 C 回転力付与装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸受と、その軸受に回転自在に支持される
    従動軸と、前記従動軸に固着されたウォームホイール
    と、前記軸受に固着された支持具に回転自在に支持さ
    れ、前記ウォームホイールに噛み合わされたウォームと
    からなり、そのウォームは中心に駆動軸と結合するため
    の手段を有することを特徴とする伝動装置ユニット。
  2. 【請求項2】窓枠の上枠及び下枠の屋外側端部及び前記
    窓枠の側方に接続されたシャッター収納部の上枠及び下
    枠の屋外側端部にそれぞれ上下対向して開口し、かつ、
    全長に渡って連通するレール溝を設け、それら上下のレ
    ール溝間に、横引きシャッターを、前記シャッター収納
    部に移動されて窓を開放する位置からシャッター収納部
    から移動されて窓を遮蔽する位置まで移動自在に装備し
    た横引きシャッター付き窓において、 軸受と、その軸受に回転自在に支持された従動軸と、前
    記従動軸に固着されたウォームホイールと、前記軸受に
    固着された支持具に回転自在に支持され、前記ウォーム
    ホイールに噛み合わされ、中心に駆動軸を結合するため
    の手段を有するウォームと、前記従動軸に固着された作
    動ギヤとを有する伝動装置ユニットを、前記軸受におい
    て前記シャッター収納部の入り口至近における上枠に取
    付け、 前記軸受と同様の軸受に前記作動ギヤと同様の作動ギヤ
    を固着した縦軸を回転自在に保持してなる伝動ユニット
    を、前記軸受において前記シャッター収納部の入り口至
    近における下枠に取付け、 前記伝動装置ユニットの従動軸と、前記伝動ユニットの
    縦軸とを連結軸により連結し、 軸受により回転自在に保持された回転軸を中心に有する
    スプロケットホイールと、このスプロケットホイールに
    一部が半回され、かつ残部が垂下された無端チェーンと
    を有し、前記無端チェーンの垂下部分の引き下げにより
    前記回転軸が回転される回転力付与装置を備え、 前記回転力付与装置の回転軸と前記伝動装置ユニットの
    ウォームの回転軸とを前記駆動軸により連結してなる、 横引きシャッター用開閉装置。
JP2729396A 1996-01-22 1996-01-22 伝動装置ユニット及び同ユニットを用いた横引きシャッター用開閉装置 Pending JPH09195651A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000145324A (ja) * 1998-11-09 2000-05-26 Toshiaki Kataoka シャッター装置
CN116778623A (zh) * 2023-08-16 2023-09-19 南方电网调峰调频发电有限公司信息通信分公司 电网运维信息的安全预警装置及其操作方法

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