JPH09195628A - 車両用ドア部品の取付構造及び車両用ドアの組付方法 - Google Patents

車両用ドア部品の取付構造及び車両用ドアの組付方法

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JPH09195628A
JPH09195628A JP8004999A JP499996A JPH09195628A JP H09195628 A JPH09195628 A JP H09195628A JP 8004999 A JP8004999 A JP 8004999A JP 499996 A JP499996 A JP 499996A JP H09195628 A JPH09195628 A JP H09195628A
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JP
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inner panel
motor
door
power window
regulator
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JP8004999A
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Takeshi Oshima
毅 大島
Akio Minami
昭雄 南
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • B60J5/04Doors arranged at the vehicle sides
    • B60J5/0412Lower door structure
    • B60J5/0416Assembly panels to be installed in doors as a module with components, e.g. lock or window lifter, attached thereto

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パワーウィンドウ装置等の電装部品の取り付
けを容易にし、且つドア用ワイヤーハーネス、防水構造
を簡素なものにする。 【解決手段】 インナーパネル57とアウターパネルと
で形成されたドア内部空間に、パワーウィンドウ装置
を、インナーパネル57に形成された作業開口部から取
り付ける車両用ドア部品の取付構造41において、パワ
ーウィンドウ装置からパワーウィンドウモータ43を分
離し、該パワーウィンドウモータ43を収容するモータ
モジュール47を形成し、前記パワーウィンドウモータ
43と分離された昇降レール45及びドラム部65をイ
ンナーパネル57の裏面に取り付ける一方、モータモジ
ュール47をインナーパネル57の表面に取り付け、イ
ンナーパネル57を貫通してパワーウィンドウモータ4
3の駆動軸55をドラム部65に嵌合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ドア部品の
取付構造及び車両用ドアの組付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用ドアは、パワーウィンドウ装置を
装備するものが近年主流となっている。図8は従来のパ
ワーウィンドウ装置を示す側面図である。パワーウィン
ドウ装置1は、ウィンドウガラス3と、昇降レール5
と、ウィンドウガラス3を支持して昇降レール5内を昇
降する昇降部材7と、昇降部材7に動力伝達用ワイヤ9
を介して連結されるパワーウィンドウモータユニット1
1とからなる。昇降部材7に連結されたワイヤ9は、昇
降レール上下端に設けられたプーリ13a、13bに掛
着された後、端部がワイヤードラム15に取り付けられ
る。
【0003】パワーウィンドウ装置1のドアへの組付け
は、図示しないドアのアウターパネルとインナーパネル
とによって形成される袋状のドア内部空間に、このパワ
ーウィンドウ装置1をインナーパネルの作業開口部より
挿入し、インナーパネルの裏面(ドア内部空間側)に固
定することにより行われていた。
【0004】また、車両用ドア部品の取付構造には、別
体のインナーパネルを用いたものが提案されている。図
9は従来のドア部品取付構造を示す分解斜視図である。
この従来例では、ドア21がアウターパネル23とイン
ナーパネル25とに分離して形成され、アウターパネル
23の周縁部27にはインナーパネル25の取付けのた
めのねじ孔26が設けられている。インナーパネル25
の表面(車室側)には、ドア用ワイヤーハーネス28が
配設される。
【0005】また、インナーパネル25の裏面にはパワ
ーウィンドウ装置29等の電装品がねじ固定され、ドア
用ワイヤーハーネス28のコネクタ31と接続される。
更に、インナーパネル25の表面に固定されたコネクタ
31には、コンソールスイッチ33、カーテシランプ3
4が接続されることで、内部パネル組立体35が完成さ
れる。この内部パネル組立体35をねじ37で周縁部2
7に締付け固定し、その上に図示しない覆板をクランプ
等によって固定することにより、車両用ドア21の組付
けが行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示したパワーウィンドウ装置1を、インナーパネルの作
業開口部よりドア内部空間に挿入する従来のドア部品取
付構造では、パワーウィンドウモータユニット11と昇
降レール5とが動力伝達用ワイヤ9で繋がっていること
から、外形の大きいパワーウィンドウ装置1を小さな作
業開口部より挿入しなければならず、作業性が非常に悪
いものとなっていた。また、図9に示したドア部品取付
構造では、インナーパネル25にパワーウィンドウ装置
29等の電装品を取付け、これらにドア用ワイヤーハー
ネス28を接続して内部パネル組立体35を形成し、こ
れをアウターパネル23に組付けることとしていたが、
インナーパネル25に取り付けられるドア用ワイヤーハ
ーネス28は、パワーウィンドウ装置29、電動ミラー
39、電動ドアロック装置(図示せず)等の分散された
位置にそれぞれ配索する必要があり、複数の分岐配線を
必要とすることから、複雑且つ大型化する問題があっ
た。更に、この構造では、インナーパネル25が防水シ
ートを兼ねているため、パワーウィンドウ装置29等、
電装品の取付位置調整用の穴加工が行えず、電装品取付
け位置の微調整が困難であるとともに、インナーパネル
25が縮小化できず、軽量化の障害ともなっていた。本
発明は上記状況に鑑みてなされたもので、パワーウィン
ドウ装置等の電装部品が容易に取り付けできるととも
に、ドア用ワイヤーハーネス、防水構造を簡素なものに
できる車両用ドア部品の取付構造及び車両用ドアの組付
方法を提供し、車両用ドアの組付性向上、軽量化、及び
ドア用ワイヤーハーネス、防水構造の簡素化によるコス
トの低減を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る車両用ドア部品の取付構造は、インナー
パネルとアウターパネルとで形成されたドア内部空間
に、パワーウィンドウ装置を、インナーパネルに形成さ
れた作業開口部から取り付ける車両用ドア部品の取付構
造において、前記パワーウィンドウ装置からパワーウィ
ンドウモータを分離し、該パワーウィンドウモータを収
容するモータモジュールを形成し、前記パワーウィンド
ウモータと分離された昇降レール及びドラム部を前記イ
ンナーパネルの裏面に取り付ける一方、前記モータモジ
ュールを前記インナーパネルの表面に取り付け、前記イ
ンナーパネルに形成された貫通穴を介して前記パワーウ
ィンドウモータの駆動軸と前記ドラム部とを嵌合させた
ことを特徴とするものである。そして、取付構造は、少
なくとも前記モータモジュールと前記インナーパネルと
の間に防水シートを設け、前記モータモジュールからの
駆動軸を前記ドラム部に嵌合するための前記インナーパ
ネルに形成された貫通穴を、前記モータモジュールと該
貫通穴の縁部との間に挟入したパッキンで封じることが
好ましい。また、取付構造は、アウターパネルと別体で
形成されるインナーパネルと、該インナーパネルの裏面
に取り付けられるウィンドウレギュレータ及びドアロッ
クレギュレータと、前記インナーパネルの表面に取り付
けられパワーウィンドウモータ、ドアロックモータ、制
御基板を統合配置したモータモジュールと、該インナー
パネルに取り付けられるドア用ワイヤーハーネスとでイ
ンナーモジュールを形成し、該インナーモジュールを前
記アウターパネルに固定するものであってもよい。更
に、取付構造は、前記ウィンドウレギュレータ及びドア
ロックレギュレータが移動可能に仮止めされる調整孔を
前記インナーパネルに形成することが好ましい。本発明
による車両用ドアの組付方法は、ウィンドウレギュレー
タ及びドアロックレギュレータを調整孔を介して前記イ
ンナーパネルに仮止めし、前記インナーパネルを前記ア
ウターパネルに固定した後、前記ウィンドウレギュレー
タ及びドアロックレギュレータを位置決めして前記イン
ナーパネルに本固定することを特徴とするものである。
【0008】本発明による車両用ドア部品の取付構造で
は、パワーウィンドウモータが昇降レールと分離してモ
ータモジュールに設けられ、作業開口部から挿入する昇
降レールの外形が小型のものとなる。そして、電装部品
を統合したモータモジュールとインナーパネルとの間に
防水シートが設けられ、インナーパネルの裏面側に電装
品を設けた場合のように、電装品を完全防水する必要が
なくなる。また、パワーウィンドウモータ、ドアロック
モータ、制御基板がモータモジュールに統合され、この
モータモジュールがインナーパネルに設けられること
で、ドア用ワイヤーハーネスの配索がモータモジュール
までの長さとなり、簡素且つ小型のドア用ワイヤーハー
ネスを配索したインナーモジュールの構成が可能とな
る。更に、ウィンドウレギュレータ、ドアロックレギュ
レータが調整孔を介してインナーパネルに仮止めされ、
インナーパネルをアウターパネルに固定した後のウィン
ドウレギュレータ、ドアロックレギュレータの位置調整
が可能となる。本発明による車両用ドアの組付方法で
は、インナーパネルがアウターパネルに固定された後、
ウィンドウレギュレータ、ドアロックレギュレータが調
整孔を介して移動可能となり、車体側に対するウィンド
ウレギュレータ、ドアロックレギュレータの位置調整が
可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用ドア部
品の取付構造及び車両用ドアの組付方法の好適な実施の
形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に
よるドア部品取付構造の第一の実施の形態を示す断面
図、図2は図1に用いられるモータモジュールの側面
図、図3は図1の要部拡大図である。本実施の形態によ
る車両用ドア部品の取付構造41では、パワーウィンド
ウモータ43と、昇降レール45とが別体で設けられ
る。パワーウィンドウモータ43は、図2に示すモータ
モジュール47内に取り付けられる。
【0010】モータモジュール47内に取り付けられた
パワーウィンドウモータ43は、出力軸に設けられたウ
ォーム49がウォームホイール51に噛合される。図3
に示すようにモータモジュール47の背面には例えば円
形の凹部53が形成され、凹部53の中心にはウォーム
ホイール51と同軸状で固定された駆動軸55が突出さ
れる。モータモジュール47は、インナーパネル57の
表面(車室側)に取り付けられる。駆動軸55に対応す
るインナーパネル57部分には貫通穴59が穿設され、
貫通穴59には駆動軸55が配置されるようになってい
る。
【0011】また、インナーパネル57とモータモジュ
ール47との間には、防水シート61が設けられる。モ
ータモジュール47の凹部53には円環状のパッキン6
3が取り付けられ、パッキン63はインナーパネル57
に密接するように配設されている。従って、貫通穴59
は、凹部53がパッキン63を介してインナーパネル5
7に当接されることで、防水シールされることとなる。
【0012】昇降レール45にはドラム部65が設けら
れ、ドラム部65にはインナーパネル57側に開口した
連結孔67が設けられる。連結孔67は、貫通穴59に
配置されたウォームホイール51の駆動軸55と嵌合さ
れる。駆動軸55と連結孔67とは、例えば、角形状に
形成されることで回転が伝達できるようになっている。
【0013】このように構成される取付構造41の組付
け手順としては、先ず、昇降レール45をインナーパネ
ル57の作業開口部(図示せず)より挿入し、インナー
パネル57の裏面側に固定する。この際、同時に昇降レ
ール45に繋げられたドラム部65を、クランプ手段等
によりインナーパネル57の裏面側に固定する。次い
で、インナーパネル57の表面にモータモジュール47
を固定する。この時、モータモジュール47は、駆動軸
55がドラム部65の連結孔67と一致するように位置
決め固定される。これにより、ウォームホイール51、
ドラム部65を介しパワーウィンドウモータ43によっ
て動力伝達用ワイヤ69の駆動が可能となる。
【0014】なお、モータモジュール47には、パワー
ウィンドウモータ43の他、電動ドアロック装置のドア
ロックモータ71、制御基板73等が統合配置されるこ
ととなる。ドアロックモータ71の出力軸にはウォーム
72が設けられ、ウォーム72はウォームホイール75
に噛合される。ウォームホイール75には同軸状にピニ
オン77が固設され、ピニオン77はドアロックギヤ7
9の扇形円弧部に形成された歯部に噛合される。ドアロ
ックギヤ79には平歯車部81が形成され、平歯車部8
1にはギヤ83が噛合されている。ギヤ83には同軸状
に連結棒85が固設され、連結棒85はインナーハンド
ル87のロックノブ89に連結されている。
【0015】この取付構造41によれば、パワーウィン
ドウモータ43が昇降レール45と分離してモータモジ
ュール47に設けられるため、作業開口部から挿入する
昇降レール45の外形が小型のものとなり、ドアへの組
付け性を良好なものにすることができる。また、電装部
品を統合したモータモジュール47がインナーパネル5
7の表面に設けられ、インナーパネル57とモータモジ
ュール47との間に防水シート61が設けられること
で、インナーパネル57の裏面側に電装品を設けた場合
のように、電装品を完全防水する必要がなくなり、防水
構造を簡素なものにすることができる。これにより、防
水コネクタ等も不要となり、コスト低減を達成すること
ができる。
【0016】次に、本発明による車両用ドア部品の取付
構造及び車両用ドアの組付方法の他の実施の形態を図4
〜図7に基づき説明する。図4は他の実施の形態による
取付構造を示す分解斜視図、図5は図4に用いられるイ
ンナーモジュールを示す側面図、図6は図4に示した取
付構造の組付手順を説明するフローチャート、図7は他
の実施の形態による取付構造によって組付けられたドア
の側面図である。なお、図1〜図3に示した部材と同等
の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する
ものとする。この取付構造91では、ドアがアウターパ
ネル95と、インナーパネル97とにより分割されてい
る。インナーパネル97は、例えばFRP等の強化プラ
スチックで製作される。
【0017】インナーパネル97の表面(車室側)に
は、防水シート99が設けられている。また、インナー
パネル97の裏面にはウィンドウガラス101、昇降レ
ール45、ドラム部65等からなるウィンドウレギュレ
ータ103と、電動ロック機構のドアロックレギュレー
タ105、サイドガイド107等が取り付けられる。
【0018】一方、インナーパネル97の表面にはモー
タモジュール109、スピーカ111、ドア用ワイヤー
ハーネス117が取り付けられる。モータモジュール1
09には、パワーウィンドウモータ43、ドアロックモ
ータ71、制御基板73等が統合配置される。
【0019】パワーウィンドウモータ43は、出力軸に
設けられたウォーム49がウォームホイール51に噛合
される。モータモジュール109の背面にはウォームホ
イール51と同軸状で固定された駆動軸55(図1参
照)が突出され、駆動軸55はウィンドウレギュレータ
103の図示しないドラム部に連結される。
【0020】また、ドアロックモータ71の出力軸には
ピニオン113が設けられ、ピニオン113は扇形の平
歯車115に噛合している。平歯車115には同一回転
軸で連結棒116が固設され、連結棒116は回転軸を
挟んで一端がインナーハンドル87のロックノブ89に
連結される一方、他端がロッド119を介してドアロッ
クレギュレータ105へ接続されている。また、ドアロ
ックレギュレータ105は、ロッド121を介してイン
ナーハンドル87のロックノブ89に接続され、インナ
ーハンドル87側の操作により直接ロック、ロック解除
が行えるようになっている。
【0021】モータモジュール109に設けられた制御
基板73は、パワーウィンドウモータ43、ドアロック
モータ71の出力を直接制御するようになっている。ま
た、この制御基板73には、電動ミラースイッチ、パワ
ーウィンドウスイッチ等の統合スイッチ回路が設けられ
ている。制御基板73は、基板に実装されたコネクタ1
25(図7参照)を介してこれらの回路がドア用ワイヤ
ーハーネス117(図5参照)に接続される。
【0022】従って、ドア用ワイヤーハーネス117
は、モータモジュール109が設けられることにより、
パワーウィンドウモータ43、ドアロックモータ71用
の電源配線が一括してモータモジュール109に配線さ
れることとなる。また、従来、ドア用ワイヤーハーネス
117から電線を分岐することで設けられていた各種ス
イッチ用のコネクタは、一括してモータモジュール10
9に接続されることで削除されることとなる。なお、制
御基板73上の各種回路は、リード線127a、127
b等を介して図示しない電動ミラー、スピーカ111等
に接続される。
【0023】この取付構造91では、ウィンドウレギュ
レータ103、ドアロックレギュレータ105等、車体
側との位置決めが必要となる部品は、調整孔128(図
5参照)を介してインナーパネル97に対して仮止めさ
れて取り付けられる。このように、インナーパネル97
にモータモジュール109、ドア用ワイヤーハーネス1
17、スピーカ111等を固定するとともに、ウィンド
ウレギュレータ103、ドアロックレギュレータ105
等を仮固定することにより、インナーモジュール131
が形成されている。
【0024】このインナーモジュール131を用いた車
両用ドアの組付手順を図6を参照して説明する。先ず、
インナーパネル97の表面に、スピーカ111等の電装
品を固定する。次いで、インナーパネル97の裏面側
に、サイドガイド107をねじ141、143により仮
止めする。次いで、ウィンドウレギュレータ103の昇
降レール45をねじ145、147、149、151に
より仮止めする。これとともに、ウィンドウレギュレー
タ103のドラム部65(図1参照)をインナーパネル
97裏面の所定位置に固定する。
【0025】次いで、モータモジュール109をインナ
ーパネル97の表面に固定する。この際、モータモジュ
ール109から突出された駆動軸55を、ドラム部65
の連結孔67(図3参照)に嵌合する。次いで、インナ
ーパネル97の裏面に、ドアロックレギュレータ105
を、ねじ153、155により仮止めする。次いで、ド
ア用ワイヤーハーネス117をクランプ等を用いてイン
ナーパネル97の表面に配索する。次いで、ウィンドウ
レギュレータ103にウィンドウガラス101をねじ1
59、161、163により固定する。
【0026】次いで、このようにして、仮組付けが完了
したインナーモジュール131を、アウターパネル95
へとねじ165、167、169、171、173、1
75により固定する。インナーモジュール131をアウ
ターパネル95に固定した後、車体側との相対位置を調
整しながらウィンドウレギュレータ103、サイドガイ
ド107、ドアロックレギュレータ105を本固定し、
車両用ドアの組付を完了させる。
【0027】この取付構造91によれば、パワーウィン
ドウモータ43、ドアロックモータ71、制御基板73
をモータモジュール109に統合して、インナーパネル
97に設けたので、ドア用ワイヤーハーネス117の配
索がモータモジュール109までの長さで行えることと
なり、ドア用ワイヤーハーネス117を簡素且つ小型に
することができる。
【0028】また、モータ43、71、制御基板73等
の電気接続部分をモータモジュール109に統合したの
で、防水必要箇所を局所的なものにすることができ、従
来のように、インナーパネルの全面を用いて構成してい
た防水構造を、縮小することができ、インナーパネル9
7を軽量化することができる。
【0029】更に、防水構造を局所的なものとすること
で、インナーパネル97に調整用の孔加工が施せるよう
になり、ウィンドウレギュレータ103、ドアロックレ
ギュレータ105を仮止めし、インナーモジュール13
1取付け後の微調整が容易に行えるようになり、ドアへ
の組付け性を大幅に向上させることができるようにな
る。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る車両用ドア部品の取付構造によれば、パワーウィンド
ウモータが分離してモータモジュールに設けられ、作業
開口部から挿入する昇降レールの外形が小型のものとな
るので、組付性を向上させることができる。そして、モ
ータモジュールとインナーパネルとの間に防水シートが
設けられれば、インナーパネルの裏面側に電装品を設け
た場合のように、電装品を完全防水する必要がなくな
り、防水構造の簡素化による軽量化、コストの低減を達
成することができる。また、パワーウィンドウモータ、
ドアロックモータ、制御基板をモータモジュールに統合
し、このモータモジュールをインナーパネルに設けたイ
ンナーモジュールを構成すれば、ドア用ワイヤーハーネ
スを簡素且つ小型にすることができる。更に、ウィンド
ウレギュレータ、ドアロックレギュレータを仮止めする
調整孔をインナーパネルに形成すれば、インナーパネル
固定後のウィンドウレギュレータ、ドアロックレギュレ
ータの位置調整が可能となる。本発明による車両用ドア
の組付方法では、インナーパネルがアウターパネルに固
定された後、ウィンドウレギュレータ、ドアロックレギ
ュレータを移動し、車体側に対する位置調整が行えるの
で、ウィンドウレギュレータ、ドアロックレギュレータ
の取付け精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるドア部品取付構造の第一の実施の
形態を示す断面図である。
【図2】図1に用いられるモータモジュールの側面図で
ある。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】他の実施の形態による取付構造を示す分解斜視
図である。
【図5】図4に用いられるインナーモジュールを示す側
面図である。
【図6】図4に示した取付構造の組付手順を説明するフ
ローチャートである。
【図7】他の実施の形態による取付構造によって組付け
られたドアの側面図である。
【図8】従来のパワーウィンドウ装置を示す側面図であ
る。
【図9】従来のドア部品取付構造を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
41、91 車両用ドア部品の取付構造 43 パワーウィンドウモータ 45 昇降レール 47、109 モータモジュール 55 駆動軸 57、97 インナーパネル 59 貫通穴 61、99 防水シート 63 パッキン 65 ドラム部 71 ドアロックモータ 73 制御基板 95 アウターパネル 103 ウィンドウレギュレータ 105 ドアロックレギュレータ 117 ドア用ワイヤーハーネス 128 調整孔 131 インナーモジュール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナーパネルとアウターパネルとで形
    成されたドア内部空間に、パワーウィンドウ装置を、イ
    ンナーパネルに形成された作業開口部から取り付ける車
    両用ドア部品の取付構造において、 前記パワーウィンドウ装置からパワーウィンドウモータ
    を分離し、該パワーウィンドウモータを収容するモータ
    モジュールを形成し、前記パワーウィンドウモータと分
    離された昇降レール及びドラム部を前記インナーパネル
    の裏面に取り付ける一方、前記モータモジュールを前記
    インナーパネルの表面に取り付け、前記インナーパネル
    に形成された貫通穴を介して前記パワーウィンドウモー
    タの駆動軸と前記ドラム部とを嵌合させたことを特徴と
    する車両用ドア部品の取付構造。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記モータモジュールと前記
    インナーパネルとの間に防水シートを設け、 前記モータモジュールからの駆動軸を前記ドラム部に嵌
    合するための前記インナーパネルに形成された貫通穴
    を、前記モータモジュールと該貫通穴の縁部との間に挟
    入したパッキンで封じたことを特徴とする請求項1記載
    の車両用ドア部品の取付構造。
  3. 【請求項3】 アウターパネルと別体で形成されるイン
    ナーパネルと、該インナーパネルの裏面に取り付けられ
    るウィンドウレギュレータ及びドアロックレギュレータ
    と、前記インナーパネルの表面に取り付けられパワーウ
    ィンドウモータ、ドアロックモータ、制御基板を統合配
    置したモータモジュールと、該インナーパネルに取り付
    けられるドア用ワイヤーハーネスとでインナーモジュー
    ルを形成し、 該インナーモジュールを前記アウターパネルに固定する
    ことを特徴とする車両用ドア部品の取付構造。
  4. 【請求項4】 前記ウィンドウレギュレータ及びドアロ
    ックレギュレータが移動可能に仮止めされる調整孔を前
    記インナーパネルに形成したことを特徴とする請求項3
    記載の車両用ドア部品の取付構造。
  5. 【請求項5】 ウィンドウレギュレータ及びドアロック
    レギュレータを、調整孔を介して前記インナーパネルに
    仮止めし、 前記インナーパネルを前記アウターパネルに固定した
    後、前記ウィンドウレギュレータ及びドアロックレギュ
    レータを位置決めして前記インナーパネルに本固定する
    ことを特徴とする車両用ドアの組付方法。
JP8004999A 1996-01-16 1996-01-16 車両用ドア部品の取付構造及び車両用ドアの組付方法 Pending JPH09195628A (ja)

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