JPH09194249A - 撥水性窯業系建材の製造方法 - Google Patents

撥水性窯業系建材の製造方法

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JPH09194249A
JPH09194249A JP2475696A JP2475696A JPH09194249A JP H09194249 A JPH09194249 A JP H09194249A JP 2475696 A JP2475696 A JP 2475696A JP 2475696 A JP2475696 A JP 2475696A JP H09194249 A JPH09194249 A JP H09194249A
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ceramic
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Hiroshi Teramoto
寺本  博
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    • C04B20/10Coating or impregnating
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維補強セメント板、石膏ボードなど吸水し
易い材質の窯業系建材に、撥水剤を添加して耐水性を付
与する場合に、撥水剤処理原料の水に対する親和性を改
良し、もって製品に十分な耐水性を付与すると共に、強
度も維持することを目的とする。 【解決手段】 窯業系建材の配合材料のうち強度寄与の
少ない原料に、撥水剤が配合材料全量に対し0.08〜0.4
重量%となるように濃度を調整した撥水剤のエマルジョ
ンを添加して均一に混合し、乾燥後さらに前記原料に対
し0.2 〜1.0 重量%の水酸化鉄あるいは水酸化アルミを
含む溶液を添加して均一に混合し、その後他の配合材料
と必要量の水とを添加して混合攪拌後成形し、一次養生
後オートクレーブ養生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、撥水性窯業系建材の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】繊維補強セメント板、石膏ボードなどの
窯業系建材は一般に吸水し易く、特に軽量発泡コンクリ
ート建材や石膏ボードなど低比重の窯業系建材ほどその
傾向が大きい。このような建材が吸水すると、その後に
当然放水、放湿することになるが、この繰り返しにより
建材が反ったりうねったり、あるいは収縮しその程度が
大きいと建材が割れたりクラックが発生することとな
る。また、寒冷地では吸水した水が凍結し、凍害発生の
原因ともなる。このため、従来では建材の表面あるいは
表裏面を防水塗料により塗装したり、あるいは特公昭60
-16384号公報に開示されているように、配合材料中に撥
水剤を添加して建材を成形することや、特公平4-45470
号公報に開示されているように配合材料中に撥水剤を吸
着させた多孔質骨材を配合するなどして建材の吸水性を
抑えることが行われている。
【0003】
【従来技術の問題点】しかしながら、塗装による防水
は、塗膜自体ある程度の通水性を有するから完全な防水
は期待できず、また建材を施工現場で切断すると、その
切断面からの吸水は防ぎようがなくなる問題があった。
また前掲の特公昭60-16384号公報に開示された撥水剤添
加の方法の場合、成形体をいったんかなり高度に乾燥さ
せる必要があり、製造に時間がかかる問題があった。
【0004】一方、前掲の特公平4-45470 号公報に開示
された方法の場合、ゼオライト等の多孔質添加材に撥水
剤を吸着させるので、このような添加材を用いない配合
材料の場合では実施ができず、汎用性がない問題があっ
た。さらに、一般に撥水剤あるいはこれらのコーティン
グ処理材料は、撥水機能がある故に水と混合し成形する
過程で分離し易い傾向にあり、特にスラリー濃度が低い
とその傾向が大きい問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記問題
点に鑑み、繊維補強セメント板、石膏ボードなど吸水し
易い材質の窯業系建材に、ゼオライトなどのような特別
な担体を用いることなく撥水剤を添加し、しかも加水混
合時の分離を防ぎもって製品に十分な耐水性を付与する
と共に、強度も維持することを目的としてなされたもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の撥水性
窯業系建材の製造方法は、窯業系建材の配合材料のうち
強度寄与の少ない原料に、撥水剤が配合材料全量に対し
0.08〜0.4 重量%となるように濃度を調整した撥水剤の
エマルジョンを添加して均一に混合し、乾燥後さらに前
記原料に対し0.2 〜1.0 重量%の水酸化鉄を含む溶液を
添加して均一に混合し、その後他の配合材料と必要量の
水とを添加して混合攪拌後成形し、一次養生後オートク
レーブ養生することを特徴とするものである。
【0007】請求項2に記載の撥水性窯業系建材の製造
方法は、撥水剤のエマルジョンに、窯業系建材の配合材
料のうち強度寄与の少ない原料を浸漬し均一に混合した
後取り出して、撥水剤が配合材料全量に対し0.08〜0.4
重量%となるように濾過した後、乾燥し、さらに前記原
料に対し0.2 〜1.0 重量%の水酸化鉄を含む溶液を添加
して均一に混合し、その後他の配合材料と必要量の水と
を添加して混合攪拌後成形し、一次養生後オートクレー
ブ養生することを特徴とするものである。
【0008】請求項3に記載の撥水性窯業系建材の製造
方法は、撥水剤のエマルジョンに、窯業系建材の配合材
料のうち強度寄与の少ない原料を浸漬し均一に混合した
後取り出して、撥水剤が配合材料全量に対し0.08〜0.4
重量%となるように濾過した後、乾燥し、さらに前記原
料に対し0.2 〜1.0 重量%の水酸化鉄を含む溶液に浸漬
後、均一に混合し、その後取り出して乾燥させ他の配合
材料と必要量の水とを添加して混合攪拌後成形し、一次
養生後オートクレーブ養生することを特徴とするもので
ある。
【0009】請求項4に記載の撥水性窯業系建材の製造
方法は、請求項1、2又は3に記載の撥水性窯業系建材
の製造方法において、水酸化鉄を含む溶液に代えて水酸
化アルミを含む溶液を用いることを特徴とするものであ
る。請求項5に記載の撥水性窯業系建材の製造方法は、
請求項1、2、3又は4に記載の撥水性窯業系建材の製
造方法において、撥水剤がステアリン酸系、シリコーン
系撥水剤のいずれかであることを特徴とするものであ
る。
【0010】
【作用】請求項1〜3において、窯業系建材に耐水性を
付与する撥水剤はいずれも窯業系建材の配合材料のうち
強度寄与の少ない原料を担体として用い、これに撥水剤
を吸収させ、あるいはコーティングすることによって担
持させて組織中に混在させる。
【0011】そして、この撥水剤をコーティングした配
合材料を水酸化鉄の溶液で処理することにより水に対す
る親和性が付与される。従って、配合材料に水を添加し
て混合する際非常に良く分散し、均一混合される。
【0012】また、組織の水和反応時、撥水剤は担体に
付着したままであるので、組織中に極度に分散すること
がなく、組織の硬化反応が撥水剤により阻害される弊害
が非常に少ない。そして、その後に行われるオートクレ
ーブ養生時の熱により撥水剤がある程度溶融溶出し、組
織中に分散する。なお、この時の溶出は、担体原料を乾
燥させない場合が効率が良い。
【0013】上記において、窯業系建材の配合材料のう
ち強度寄与の少ない原料としては、パーライト、バーミ
キュライト等の軽量発泡骨材、配合材料中の一部の珪砂
あるいはフライアッシュ、炭酸カルシウム、流動床灰な
どその他の添加剤がある。上記のうち、軽量発泡骨材は
多孔組織中に撥水剤を吸収するので撥水剤担体としては
好適である。
【0014】また、撥水剤の添加量を、配合材料全量に
対し0.08〜0.4 重量%の範囲とするのは0.08重量%より
少ないと撥水効果が十分に発揮されず、一方 0.4重量%
より多くしても添加増量の割りには撥水効果の向上があ
まりなく、経済的に無駄となるからである。
【0015】水酸化鉄の溶液の添加量を0.2 〜1.0 重量
%とするのは、0.2 重量%より少ないと水との親和性が
乏しく、1.0 重量%を越えて添加しても添加に見合った
効果が得られず不経済となるからである。
【0016】請求項1は、この撥水剤を担体原料に担持
させる手段として、必要量の撥水剤と担体原料とを混合
し、乾燥後さらに水酸化鉄の溶液を添加混合しこれを配
合材料として用いる。請求項2は、撥水剤のエマルジョ
ン液に担体原料を浸漬する。この浸漬により撥水剤は均
一かつ確実に担体原料に担持される。なお、余剰の撥水
剤はエマルジョン液の濾過により除去てたあと乾燥させ
る。その後水酸化鉄の溶液を添加混合しこれを配合材料
として用いる。
【0017】請求項3は、浸漬により担持させたエマル
ジョン液を濾過により除去したあと乾燥させ、その後水
酸化鉄の溶液に前記配合材料をさらに浸漬し均一に混合
し、その後取り出して乾燥させる。この乾燥はいわゆる
乾式製法の場合に行われ、他の乾燥材料との均一混合の
ために行われる。
【0018】請求項4は、請求項1〜3の発明において
水との親和性を付与する水酸化鉄の溶液に代え水酸化ア
ルミの溶液を用いたものである。請求項5は、請求項
1、2、3、又は4に記載の発明において、撥水剤とし
てステアリン酸系、シリコーン系撥水剤のいずれかを使
用するものである。
【0019】
【実施例】次にこの発明の実施例を説明する。
【0020】〔実施例1〕セメント42.5重量%、珪砂4
2.5重量%、パルプ繊維 5重量%、軽量発泡骨材として
パーライト10重量%とからなるセメント配合において、
パーライトに前記セメント配合100 重量%に対して固形
分0.2 重量%のシリコーン系撥水剤のエマルジョンを添
加し、均一に混合した後、乾燥させ、次いで前記原料に
対し0.2 重量%の水酸化鉄を含む溶液を添加して均一に
混合し、その後他のセメント、珪砂、パルプ繊維と外割
で40重量%の水とを加えて混練し、厚さ5mm 、幅450mm
長さ900mm の板状体を成形し、室温で12時間一次養生
後、蒸気圧5kg/cm2 の飽和水蒸気により10時間のオー
トクレーブ養生を行い試験板を得た。
【0021】〔実施例2〕実施例1におけるシリコーン
系撥水剤に代えステアリン酸系撥水剤を使用した他は実
施例1と同様にして同様にして試験板を得た。
【0022】〔実施例3〕実施例1における水酸化鉄の
溶液の添加量を1.0 重量%とした他は実施例1と同様に
して試験板を得た。
【0023】〔実施例4〕実施例3におけるシリコーン
系撥水剤に代えステアリン酸系撥水剤を使用した他は実
施例3と同様にして試験板を得た。
【0024】〔実施例5〕パーライトをシリコーン系撥
水剤のエマルジョンに浸漬した後、一旦乾燥させたもの
を用いた他は実施例1と同様にして試験板を得た。
【0025】〔実施例6〕パーライトをシリコーン系撥
水剤のエマルジョンに浸漬した後、一旦乾燥させ次い
で、この撥水剤処理原料を0.2 重量%の水酸化鉄の溶液
に浸漬した後さらに乾燥させたものを用いた他は実施例
1と同様にして試験板を得た。
【0026】〔実施例7〕実施例1におけるパーライト
に代え、珪砂42.5重量%の内の 8重量%を用い、これに
前記セメント配合100 重量%に対して固形分0.2 重量%
のシリコーン系撥水剤のエマルジョンを添加し、均一に
混合した後、乾燥させ、その後0.2 重量%の水酸化鉄の
溶液を添加し、残りの珪砂、パルプ繊維、パーライトと
外割で40重量%の水とを加えて混練し、厚さ5mm 、幅45
0mm 長さ900mm の板状体を成形し、室温で12時間一次養
生後、蒸気圧5kg/cm2 の飽和水蒸気により10時間のオ
ートクレーブ養生を行い試験板を得た。
【0027】〔実施例8〜9〕実施例1及び実施例3に
おける水酸化鉄の溶液に代えて水酸化アルミの溶液を使
用した他は、実施例1又は実施例3と同様にして試験板
を得た。
【0028】〔比較例1〕実施例1と同じセメント配合
材料を用い、撥水剤や水酸化鉄の溶液による処理をする
ことなくそのまま実施例1と同様にして試験板を得た。
【0029】〔比較例2〕実施例1における水酸化鉄の
溶液による処理を省略して実施例1と同じ試験板を得
た。
【0030】〔比較例3〕実施例2における水酸化鉄の
溶液による処理を省略して実施例1と同じ試験板を得
た。
【0031】〔比較例4〕実施例1におけるシリコーン
系撥水剤の添加量を0.05重量%、水酸化鉄の溶液の添加
量を0.1 重量%とした他は実施例1と同様にして試験板
を得た。
【0032】〔比較例5〕実施例1におけるシリコーン
系撥水剤の添加量を0.5 重量%、水酸化鉄の溶液の添加
量を1.2 重量%とした他は実施例1と同様にして試験板
を得た。
【0033】次に実施例1〜9及び比較例1〜5につい
て材料混合時の分散状態の観察、曲げ強度試験、吸水率
及び絶乾比重を測定したところ表1の結果となった。
【0034】
【表1】
【0035】表1より明らかなように、板材強度の点で
は実施例、比較例共に際立った相違はないものの吸水率
に関しては実施例が撥水剤の含有量の増加に伴って著し
い低下が見られ、防水性に効果があることが判明した。
また実施例のものはすべて水との混合時、材料は均一分
散したが比較例2、3については水との混合時に撥水剤
コーティング処理した材料の分離が見られ、十分均一に
混合できないことも判明した。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の方法に
よれば、強度寄与の少ない材料を撥水剤の担体とするた
め、マトリックスの強度を損なうことなく撥水剤を含め
ることができ、また、水酸化鉄あるいは水酸化アルミの
添加により撥水剤コーティング材料の水に対する親和性
も良く、このため耐水性、強度に優れた窯業系建材を製
造できる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 24:42 20:10 14:18 24:08 22:06) 103:65 111:27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窯業系建材の配合材料のうち強度寄与の
    少ない原料に、撥水剤が配合材料全量に対し0.08〜0.4
    重量%となるように濃度を調整した撥水剤のエマルジョ
    ンを添加して均一に混合し、乾燥後さらに前記原料に対
    し0.2 〜1.0重量%の水酸化鉄を含む溶液を添加して均
    一に混合し、その後他の配合材料と必要量の水とを添加
    して混合攪拌後成形し、一次養生後オートクレーブ養生
    することを特徴とする撥水性窯業系建材の製造方法。
  2. 【請求項2】 撥水剤のエマルジョンに、窯業系建材の
    配合材料のうち強度寄与の少ない原料を浸漬し均一に混
    合した後取り出して、撥水剤が配合材料全量に対し0.08
    〜0.4 重量%となるように濾過した後、乾燥し、さらに
    前記原料に対し0.2 〜1.0 重量%の水酸化鉄を含む溶液
    を添加して均一に混合し、その後他の配合材料と必要量
    の水とを添加して混合攪拌後成形し、一次養生後オート
    クレーブ養生することを特徴とする撥水性窯業系建材の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 撥水剤のエマルジョンに、窯業系建材の
    配合材料のうち強度寄与の少ない原料を浸漬し均一に混
    合した後取り出して、撥水剤が配合材料全量に対し0.08
    〜0.4 重量%となるように濾過した後、乾燥し、さらに
    前記原料に対し0.2 〜1.0 重量%の水酸化鉄を含む溶液
    に浸漬後、均一に混合し、その後取り出して乾燥させ他
    の配合材料と必要量の水とを添加して混合攪拌後成形
    し、一次養生後オートクレーブ養生することを特徴とす
    る撥水性窯業系建材の製造方法。
  4. 【請求項4】 水酸化鉄を含む溶液に代えて水酸化アル
    ミを含む溶液を用いることを特徴とする請求項1、2又
    は3に記載の撥水性窯業系建材の製造方法。
  5. 【請求項5】 撥水剤がステアリン酸系、シリコーン系
    撥水剤のいずれかであることを特徴とする請求項1、
    2、3、又は4に記載の撥水性窯業系建材の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008169083A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Nichiha Corp 耐力面材及びその製造方法
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JP2021528345A (ja) * 2018-06-04 2021-10-21 張郁文 コンクリート撥水剤

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