JPH09194202A - 超微粒子薄膜及び超微粒子薄膜利用装置 - Google Patents

超微粒子薄膜及び超微粒子薄膜利用装置

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JPH09194202A
JPH09194202A JP8255316A JP25531696A JPH09194202A JP H09194202 A JPH09194202 A JP H09194202A JP 8255316 A JP8255316 A JP 8255316A JP 25531696 A JP25531696 A JP 25531696A JP H09194202 A JPH09194202 A JP H09194202A
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thin film
ultrafine
ultrafine particles
particles
ultrafine particle
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Application number
JP8255316A
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English (en)
Inventor
Kiju Endo
喜重 遠藤
Takeshi Araya
雄 荒谷
Masahiko Ono
雅彦 小野
Takao Kawamura
孝男 河村
Hiromitsu Kawamura
啓溢 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、導電性と反射防止機能を有
する超微粒子薄膜及び導電性と反射防止機能を有する超
微粒子薄膜を表示管(又は面板)に塗布した超微粒子薄
膜利用装置を提供することにある。 【解決手段】 2種以上の無機酸化物が相互に混じり合
って構成された超微粒子、または、一つの無機酸化物が
その他の無機酸化物を包含して構成された超微粒子で超
微粒子薄膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は反射防止機能と導
電性とを備えた超微粒薄膜及び超微粒子薄膜利用装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より2つの異なる機能の超微粒子を
混合し、これを特定の目的のために利用する技術は知ら
れている。この場合、2つの異なる機能を同時に満たす
ことが要求されるが、現実には両機能とも希薄化されて
しまい実用性に乏しいものしか得られていないのが現状
である。
【0003】一方、陰極線管においてはガラス面の帯電
防止の為に導電性膜を形成すると共に反射防止の工夫も
要求されている。
【0004】ところで、ブラウン管など陰極線管の前面
パネル表面(画像表示面板)が帯電することが知られて
いるが、その理由は図3に示すごとく、通常ブラウン管
7の内面9に塗布されている蛍光体10の上に薄く均一
なアルミニウムを蒸着しているがそのアルミニウム膜1
1に高電圧が印加されると、その印加時及び遮断時にブ
ラウン管前面パネル12が静電誘導により帯電現象を起
こすことによる。
【0005】このような表示管表面での帯電防止に更に
反射防止をかねて導電性反射防止膜を形成させる方法が
特開昭61-51101号公報に開示されている。この場合には
まずガラス基板に真空蒸着法、スパッタリング法などの
物理的気相法あるいは化学的気相法などにより導電性膜
を形成し、その上に反射防止膜を形成するようになって
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の如く混
合超微粒子はその原料超微粒子の機能を希薄化させてし
まうという欠点がある。かと言って2種の超微粒子膜の
積層化は生産性、価格、膜強度において問題がある。
【0007】特に従来技術は、導電性膜と反射防止膜を
それぞれ形成する2層構造であり、生産性、価格の点で
問題があった。また膜焼成温度が低温に限定されるブラ
ウン管などの表示管表面に膜形成する場合には膜強度、
反射特性に問題があった。本発明の第一の目的は、導電
性と反射防止機能を有する超微粒子薄膜を提供すること
である。
【0008】本発明の第二の目的は、導電性と反射防止
機能を有する超微粒子薄膜を表示管(又は面板)に塗布
した超微粒子薄膜利用装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は超微粒子一粒
の中に原料成分を混在させた超微粒子で膜を形成するこ
とにより達成される。
【0010】(超微粒子)本発明に係る超微粒子とは、
2種以上の無機酸化物より構成されるコンポジットな粒
状物であって、2種以上の無機酸化物が相互に入り混り
あっているか、又は一方の無機酸化物が他方の無機酸化
物に包含されて粒状構造を形成していて、かつその平均
粒径が0.1μm以下のものを言う。好ましくはその粒
度分布が平均粒径付近の粒径を有する粒子のところに最
大ピ−クを示し、かつその粒径を有する粒子が全粒子の
ほぼ50%以上を占め、かつ最大粒子径が平均粒径のほ
ぼ2倍、最小粒子径がその約1/2倍のものが挙げられ
る。各超微粒子(溶媒相当)に混入している微少成分
(溶質相当)の平均粒径は0.01〜0.05μmが好ま
しい。
【0011】上記超微粒子は、球状に限らず、図7に示
すように不良全球体であってもよい。但し超微粒子の粒
径が小さすぎると、形成される膜の最外表面が平滑にな
りすぎて十分な反射防止効果が得られないおそれがある
ので平均粒径は0.05μm以上が好ましい。逆に大き
すぎても拡散効果が大きすぎてしまい解像度が低下する
と共に膜強度も低下するので、その平均粒径が0.1μ
m以下であることが望まれる。上記の2種以上の無機酸
化物の代表的な組合せ例は、導電性成分と反射防止機能
成分とから成る。導電性機能成分と反射防止機能成分と
の構成割合は製造条件により多少変動するが導電性成分
が超微粒子の全重量の10%以上(体積比0.1以上)
であることが好ましい。尚、この量が50%を越えると
反射防止機能の低下をきたす恐れがあり、50%以下に
調整する必要がある。尚、便宜的に導電性成分を少量成
分、反射防止成分を多量成分と称する場合もある。
【0012】本発明に係る超微粒子を構成する各成分が
いかなる形で粒状体を形成するかは各成分の種類、性能
等により必ずしも一定の形態を取るか否かは判然として
いないが、少量成分が多量成分中に粒状物の形態で包含
されている場合もあり、その場合少量成分により形成さ
れる粒状体の平均粒径は0.01〜0.05μmであるこ
とが好ましい。
【0013】反射防止機能成分の代表例はSiO2(酸
化ケイ素)である。一方導電性成分の代表例はSnO2
(酸化スズ)、In23(酸化インジウム)、Sb2
3(酸化アンチモン)などが挙げられる。尚、導電性成分
は2種以上併用してもよい。両成分の組合せは上記成分
間の組合せに限定されるものではなく、要は2種機能を
各超微粒子が充足できればよい。上記の如く多量成分に
少量成分が混入している場合は多量成分で構成される超
微粒子を海に例えれば混在する超微粒子はあたかも島の
如く存在することになる。また本発明に係る超微粒子に
平均粒径が0.01〜0.05μmの導電性成分又は導電
性成分と反射防止機能成分よりなる微粒子を重量比で1
0%以下添加しても同様の効果が得られる。
【0014】本発明に係る超微粒子は通常金属成分を用
いて超微粒子を製造するための装置を用いて製造するこ
とができる。係る製造装置としてはア−ク、プラズマ、
(誘導プラズマ、ア−クプラズマ)、レ−ザ、電子ビ−
ム、ガスなどを熱源として用いて反射防止機能成分と導
電性成分とを共に蒸発させ、ついで急冷してこれら原料
成分が相互に混じり合った形で超微粒子として産出させ
うる装置が挙げられる。
【0015】本発明に係る超微粒子の製造方法は系内ガ
ス雰囲気を酸素ガスもしくは酸素ガスと不活性ガスとの
混合ガス雰囲気として、少なくとも2種以上の材料を混
合した超微粒子原材料と、この原材料に斜向又は直交さ
せた放電用電極との間にア−クを発生させて原材料の酸
化物混合超微粒子を生成するようにしたものである。
【0016】より具体的には米国特許第4,619,691号記
載のレ−ザを用いた超微粒子製造装置や米国特許第4,61
0,718号及び同第4,732,369号記載のア−クを利用した超
微粒子発生装置で、図8に模式的に示した装置などが例
示される。
【0017】図8において14はタングステン電極、1
5は超微粒子原材料、16は水冷用ルツボ、17はアー
ク、18はシールドガスノズル、19は放電用電源、2
0はシールドガス導入口、21は雰囲気ガス導入口、2
2は超微粒子発生室、23は超微粒子捕集部、24は循
環ポンプ、25は排気ポンプをそれぞれ示す。
【0018】かかる構成において、まず排気ポンプ25
により系内を真空排気後、雰囲気ガス導入口21から酸
素ガス又は同ガスと不活性ガス例えばアルゴンとの混合
ガスを適当な気圧約0.1MPaまで封入し、循環ポンプ2
4によって系内を循環させる。次にシールドガス導入口
20からアルゴンガスを、雰囲気ガス導入口21から上
記ガスを一定量系内に導入すると同時にこのガスと同量
のガスを排気ポンプによって系外に排気する。この状態
でタングステン電極14と少なくとも2種以上の材料を
混合した超微粒子原材料15との間に放電用電源19か
ら電流を供給してアーク17を発生させることにより、
超微粒子原材料15がアーク熱により蒸発し活性化され
た酸素ガスと反応して酸化物混合超微粒子となり、循環
ガスと一緒に捕集部23に搬送されて捕集される。この
時、タングステン電極14はアルゴンガスでシールドさ
れているので、タングステン電極の消耗は非常に少な
く、タングステンが不純物として生成された超微粒子に
混在することはほとんど無い。また常時新しい酸素ガス
又は同ガスと不活性ガスとの混合ガスが系内に導入され
ることになるので、生成した超微粒子の酸化による系内
の酸素濃度低下を防ぐことができる。
【0019】不活性ガスとしてはヘリウム、アルゴンガ
スなどが例示される。
【0020】これらの装置は常法に従って操作すればよ
く、本発明に係る超微粒子はこれらの装置を利用するこ
とによりなんら困難を伴うことなく製造することができ
る。
【0021】少なくとも2種以上の材料を混合した超微
粒子原材料を用いれば原材料の酸化物混合超微粒子を生
成することができるがこの場合、蒸発速度のほぼ等しい
材料を混合することにより、混合原材料の組成比に近い
酸化物濃度超微粒子を生成することができる。
【0022】また、原材料は金属でも金属酸化物でも同
様の酸化物超微粒子が生成される。この時、混合した金
属材料同士が化合しやすい場合には化合物超微粒子が、
化合しにくい場合にはそれぞれの酸化物超微粒子が生成
される傾向にある。導電性を有する酸化物と反射防止機
能を有する酸化物は通常は化合しないのでそれぞれの酸
化物が混在した超微粒子が生成される。
【0023】(超微粒子薄膜)本発明の超微粒子膜(以
下、薄膜ともいう。)は上記超微粒子を主体とするもの
である。尚、上記超微粒子の原料成分を極小超微粒子
(平均粒径0.01〜0.05μm)とすれば上記の超微
粒子と該極小超微粒子との混合物も本発明の範囲であ
る。
【0024】層数は一層で十分であるが、所望により二
層としても差し支えない。この超微粒子層の厚さとして
は0.1〜0.2μmが好ましい。
【0025】薄膜中の導電性成分と反射防止機能成分と
の最適比率は上記超微粒子の項で述べた最適比率と同じ
である。導電性成分と反射防止機能成分との混合超微粒
子の薄膜化は、適当量の超微粒子を基板上にコ−トする
ことにより行えばよく、作業性、経済性などから一層コ
ートが理想的である。超微粒子間に形成される谷の深さ
は0.05〜0.2μmであることが好ましい。また隣接する
超微粒子同士の導電性成分間の距離は0.05μm以下であ
ることが好ましい。
【0026】薄膜形成方法は、Si(OR)4(ただし、
Rはアルキル基)を溶解したアルコール溶液に、本発明
に係る超微粒子、或いは更に原料超微粒子を分散し、こ
の溶液を透光性画像表示画板上に塗布した後、この塗布
面を加熱(焼成)して前記Si(OR)4を分解して超微
粒子薄膜をSiO2で覆った膜を形成することになる。S
i(OR)4の分解物たるSiO2は超微粒子と基板との間
隙にも入り込むから接着剤の役目もある。
【0027】上記Si(OR)4のRとしては、一般に炭
素数1〜5のアルキル基が好ましい。また、Si(OR)
4を溶解させるためのアルコ−ルは、上記Rの炭素数の
増加と共にSi(OR)4アルコ−ル溶液の粘性が高くな
るので、作業性を考慮して粘性が高くなりすぎないよう
に適宜アルコ−ルを選択すればよい。一般に使用可能な
アルコ−ルとしては炭素数が1ないし5のアルコ−ルが
挙げられる。 更に上記薄膜には、帯電防止効果を付与
するために周期律表の第II族、第III族金属の塩を添加
して使用してもよい。代表的な例としてはアルミニウム
の塩酸塩、硝酸塩、硫酸塩及びカルボン酸塩が挙げられ
る。
【0028】更にSi(OR)4が加水分解の促進のため
水及び触媒として鉱酸、例えば硝酸などを加えて、薄膜
コ−ト用溶液を調整してもよい。
【0029】上記アルコール溶液を基板上に塗布する方
法として、スピニング法、ディッピング法及びスプレイ
法もしくはこれらの組合せからなる塗布法を用いると共
に塗布面の加熱処理を50〜200℃とすることが実用
的である。
【0030】(超微粒子薄膜利用装置)本発明の超微粒
子薄膜利用装置は、上記の超微粒子薄膜がガラス基板等
透光性基板上に形成された画像表示面板或いは反射防止
膜であり、例えばこの画像表示面板を組み込んだ陰極線
管等である。
【0031】基板への本発明に係る超微粒子の固定量は
(特に反射防止機能成分にSiO2を用いる場合は)0.
01〜1mg/cm2が好ましく、より望ましくは0.1〜0.
3mg/cm2である。
【0032】尚、本発明の超微粒子薄膜利用装置につい
ては導電成分は透明であることが好ましい。光路の邪摩
にならないからである。
【0033】本発明の超微粒子薄膜は、一方の機能はメ
イン(多量成分)の超微粒子の機能として活き続ける。
残る極小超微粒子(混在成分)の機能は隣接する超微粒
子間に着目すると極小超微粒子間には距離があるのだが
超微粒子の大きさを超えぬ極短い距離の為、トンネル効
果にて発揮される。
【0034】この場合少量成分から形成され、超微粒子
中に極超微粒子の形で混在する成分の機能は、隣接する
超微粒子中に存在する各極少超微粒子間には距離がある
のだが超微粒子の大きさを越えぬ程短い距離のため、導
電性の点でトンネル効果が発揮されることとなる。この
場合、多量成分はその粘度から必然的に形成される主に
表面の粗さが効を奏して低反射機能を達成することとな
る。導電成分についてはトンネル効果にて導電性を発揮
することになる。従って各機能成分の積層物よりも剥離
個所の減少で膜強度は向上する。また、各機能成分ごと
に超微粒子を作って混合したものに比べてトンネル効果
を利用できるから両機能の持続向上が図れることにもな
る。
【0035】メインの超微粒子を反射防止機能成分とす
れば主に表面の粗さが効を奏して低反射機能を達成す
る。導電成分についてはトンネル効果にて導電性を発揮
することになる。従って各機能成分の積層物よりも剥離
箇所(ポテンシャル)の減少で膜強度は向上する。また
各機能成分ごとに超微粒子を作って混合したものに比べ
てトンネル効果を利用できるから両機能の維持が図れる
ことにもなる。 系内ガス雰囲気を酸素ガスもしくは酸
素ガスと不活性ガスとの混合ガス雰囲気として超微粒子
原材料と放電用電極との間にアークを発生させ、このア
ーク熱により超微粒子原材料から蒸気を発生させ、活性
化された雰囲気ガス中の酸素と反応させ酸化物超微粒子
を生成する。
【0036】この時、少なくとも2種以上の材料を混合
した超微粒子原材料を用いることにより、酸化物混合超
微粒子を生成することができる。この場合、蒸発速度の
ほぼ等しい材料を混合することにより、混合原材料の組
成比に近い酸化物混合超微粒子を生成することができ
る。
【0037】また原材料は金属でも金属酸化物でも同様
の酸化物超微粒子が生成される。この時、混合した材料
同士が化合しやすい場合には化合物超微粒子が、化合し
にくい場合にはそれぞれの酸化物超微粒子が生成される
傾向にある。この中で導電性を有する酸化物と反射防止
機能を有する酸化物は化合しない場合があり、その時は
それぞれの酸化物が混在した超微粒子が生成される。
【0038】この酸化物混合超微粒子をガラス又は表示
管表面に塗布し膜を形成した場合には、導電性と反射防
止機能を2つの特性を有する膜が得られる。
【0039】こうして表示管表面には導電性反射防止膜
を一層でかつ低温で形成することが可能となる。
【0040】
【発明の実施の形態】更に本発明に係る薄膜について図
面に言及しつつ詳述する。
【0041】図1は反射防止膜をガラス基板に形成した
断面図であり、図2はその部分拡大図である。
【0042】本例ではガラス基板3上に一層の超微粒子
薄膜5が形成されている。超微粒子薄膜は主として超微
粒子1から成り、各超微粒子1は導電性成分2と反射防
止機能成分6との混合体になっている。導電性成分2は
いわば極小超微粒子であって超微粒子1の外側にも存在
していてもよい。本例ではこの超微粒子はSiO2薄膜4
で覆われるが、本発明はこれに限定されずつまり超微粒
子をSiO2被膜でコ−ティングせずむき出しのままとし
てもよい。超微粒子とガラス基板3との間隙にはSiO2
充填部4’が形成される。SiO2薄膜4やSiO2充填部
4’はSi(OR)4の焼成分解生成物である。
【0043】尚、本例では導電性成分2としてSnO2
を用い、反射防止機能成分6としてSiO2を用いてい
る。成膜中のSnO2/SiO2体積比率は0.1(10
%)以上0.5(50%)以下である。この成膜中の導
電性機能成分が超微粒子中に占める比率は、重量%表示
で1%以上50%以下であり、その場合SiO2薄膜4や
SiO2充填部4’を除外して計算する。
【0044】また、超微粒子間の距離は、相隣接する超
微粒子の中に含まれる導電性成分間の距離がいわゆるト
ンネル効果が表われるような長さに保持される間隔にあ
ることが必要である。そのような距離としては0.05
μm以下が好ましい。
【0045】超微粒子の平均粒径(≒一層の薄膜厚さ)
が0.1μm以下であることから薄膜の厚さとしては0.
1μm〜0.2μmが許容されるが、その場合粒子と粒
子間に形成される粒子間の谷の深さは通常0.05μm
〜0.2μm(SiO2薄膜4で被覆される場合は、谷の
深さは0.05μm〜0.2μm)となる。これらの関係
を図示したものが図2であり、aは導電性成分間の距
離、bは超微粒子の粒径、cは谷の深さ、dはSiO2
膜4で覆われた場合の最終谷の深さを示す。
【0046】また、Si(OR)4の分解物たるSiO2
超微粒子と薄膜との間隙にも入り込むから接着剤の役目
もある。
【0047】上述したような反射防止膜を形成したガラ
ス面板において、反射率を低下させることができる理由
を次に説明する。
【0048】図6は反射膜の断面を示したものである
が、Aに示す位置における屈折率は空気の屈折率n
0で、その値は約1である。一方、Bに示す位置では超
微粒子1(SiO2主体)が詰まった状態で、その屈折率
はほぼガラス(SiO2主体)の屈折率ng=1.48に等
しい。このA,Bに挟まれた凹凸部分において、屈折率
は、SiO2の体積分率、つまりA,B平面に平行な平面
で切った微小な厚みの板を仮想したとき、その板の体積
全体に占めるSiO2部分の体積の割合に応じて連続的に
変化する。Aよりわずかに内側に入ったC位置での屈折
率をn1,Bよりわずかに外側に出たD位置での屈折率
をn2としたとき、この反射防止膜を形成したガラス面
板表面での反射率Rが最小となる条件は、
【0049】
【数1】 であり、これから、
【0050】
【数2】 の条件を満足するときに、無反射性能が得られる。
【0051】ここで、n2/n1の値は、凹凸の形状によ
って決まるが、前述したように超微粒子を添加したSi
(OR)4のアルコール溶液を塗布後焼成することによ
り、上式を近似的に満足するような凹凸が形成でき、1
%以下というような低い反射率が得られたものと考えら
れる。
【0052】次に、本例の反射防止膜が高い機械的強度
を保持している理由は、Si(OR)4が次のように加水分解
してできたSiO2膜が存在し、これが保護膜となってい
るためと考えられる。
【0053】Si(OC25)4+4H2O→Si(OH)4
4C25OH→SiO2+5H2Oまた、本発明で用いる
超微粒子による細かい凹凸が平板上に規則的にかつ均一
に形成されることになるから、全面にわたり、良好な反
射防止効果が得られると共に、必要以上の凹凸によって
解像度が低下することもなくなる。
【0054】実施例1(超微粒子の調整例) 図8に模式的に示した混合超微粒子原材料としてSi;
80wt%と20wt%のSnO2及びSb(SnO2;9
0wt%とSb;10wt%)の混合物の圧縮粉末、系
内ガス雰囲気としてアルゴン+30%酸素ガス、シール
ドガスとしてアルゴン3l/min、雰囲気導入ガスにアル
ゴン+30%酸素ガス20l/minを用いて150A−30
Vのアーク条件で酸化物混合超微粒子を生成させた。生
成された超微粒子はSiO2+SnO2+Sb23の酸化物
混合超微粒子であり、組成比はほぼ原材料と変わらない
40:9:1であった。また比表面積は60〜70m2/
gであり、生成量は15〜20g/時間でSiを超微粒子原材料
としてSiO2超微粒子を生成した場合の値と比べて約6
倍の生成量が得られた。図9は生成した酸化物混合超微
粒子の走査型他電子顕微鏡によるSnの分布測定結果で
あり、均一に分散されていることが分かる。また図10
は透過電子顕微鏡による観察結果であり、アモルファス
SiO2超微粒子の中及び周囲にSnO2+Sb23超微粒
子が細かく分散している様子が判る。
【0055】以上のように、本実施例によれば、ア−ク
熱源を用いて少なくとも2種以上の酸化物超微粒子がほ
ぼ均一に混合した形で生成できる。
【0056】また酸化物混合超微粒子を生成する熱源と
してはAr+O2の誘導プラズマ又はア−クプラズマを
用い、このプラズマに前記混合粉末を添加することでも
同様の酸化物混合超微粒子が得られる。
【0057】尚、この酸化物混合超微粒子を溶剤に分散
させ、ガラス基板に塗布し、導電性反射防止膜を形成し
た。
【0058】実施例2〜6(超微粒子薄膜の形成例) ブラウン管の前面パネル表面(ガラス面板)に本発明を
適用した例を以下に示す。
【0059】テトラエトキシシラン〔Si(OC
25)4〕をエタノールに溶解し、さらに加水分解のため
の水(H2O)と触媒としての硝酸(HNO3)とを添加
した溶液を作る。上記アルコール溶液に実施例1と同様
にして整粒された超微粒子(粒形はほぼ球形)1を重量
1gの割合で添加する。このとき、粒子が十分に分散す
るようにアセチルアセトンを分散媒として適量添加す
る。
【0060】上記アルコール溶液には、超微粒子1を添
加する前に、表1に示す各種添加剤を所定量添加した。
【0061】
【表1】 上記表1の配合溶液をガラス面板上に滴下し、さらにス
ピンナーで均一に塗布する。
【0062】その後、150℃で約30分間空気中で焼成
し、テトラエトキシシラン〔Si(OC35)4〕を分解
する。アルコール溶液に添加した超微粒子は、分解して
できたSiO2の連続した均一の薄膜により強固に固着さ
れ、ガラス面板上に凹凸が形成される。このようにして
形成された反射防止膜の断面を電子顕微鏡で観察したと
ころ、図4の部分拡大図である図5に示すように、最外
表面に深さ1,000ű200Å,ピッチ500Åの
均一な凹凸を有する反射防止膜13が形成された。尚、
反射防止膜13の構成は図1,図2に示したものと同様
であるが、4,4'はテトラエトキシシランが分解してで
きたSiO2部分であり、添加剤である帯電防止成分を含
んでいる。
【0063】溶剤の塗布方法としては、上記スピニング
法に限らず、ディッピング法やコ−ティング法、スプレ
−法及びそれらの組合せなどでもよい。また、塗布後の
焼成温度は50〜200℃程度が適当である。
【0064】この反射防止膜を形成したガラス面板に5
°の入射角で光を入射させ、その反射率を測定した結
果、表1に示すように、波長550nmで0.5%以
下、図5の曲線Iに示す如く波長450〜650nmの
範囲で1%以下の反射率であった。この値は、VDT
(ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)としての条
件を充分に満足する値である。
【0065】次に、この反射防止膜を形成したガラス面
板の表面を消ゴム〔(株)ライオン事務器・商品名ライオ
ン50−50〕で1kgの加圧力下で均一に50回こす
ったところ、反射率は、表1の強度及び図5の曲線IIに
示すように、0.1%〜0.2%程度増加しただけで、そ
の品質上は全く問題がなかった。比較のため、従来のエ
ッチングにより凹凸を形成したガラス面板について同様
の試験を行ったところ、消ゴム1回のこすりで反射率は
2%増加し、5回のこすりにより、図5の曲線IIIに示
した無処理のガラス面板と全く同じ反射率となった。
【0066】さらに、表1に示す如く、低い表面抵抗が
得られる理由は溶液中の各種の帯電防止成分が有効に働
き、かつ反射防止性能、膜強度に大きな影響を与えない
ためと考えられる。
【0067】さらに、このような反射防止膜を形成する
プロセスとしては、完成球に直接形成することができ既
存のSi(OR)4アルコール溶液に市販のSiO2微粒子を添
加して塗布し焼成するだけでよく、フツ酸などの有害な
薬品の使用は一切なく、安全にしかも低コストで製造す
ることができる。
【0068】超微粒子1は、球形に限らず、図7に示す
ように不定形であってもよい。但し超微粒子の粒径が小
さすぎると、形成される膜の最外表面が平滑になりすぎ
て充分な反射防止効果が得られない恐れがあるので平均
粒径100Å以上が好ましい。逆に大きすぎてもて拡散
効果が大きすぎてしまい解像度が低下するとともに膜強
度も低下するので、いわゆる超微粒子1と定義される
0.1μm以下の平均粒径が好ましい。
【0069】超微粒子を添加したSi(OR)4のアルコー
ル溶液の塗布方法は、上記実施例で示したスピニング法
に限らず、ディッピング法やコーティング法,スプレー
法及びそれらの組合せなどでもよい。また、塗布後の焼
成温度は50〜200℃程度が適当である。
【0070】また、上記実施例では、Si(OR)4として
Rがエチル基の例を示したが、前述したとおりR=Cn
2n+1としたとき、n=1〜5の範囲で実施可能であ
り、nが大きくなる場合、溶液の粘性が少し高くなるの
で、溶媒としては作業性を考慮してそれに応じたアルコ
ールを選択すればよい。
【0071】さらにまた、帯電防止効果を付与する添加
剤として、金属塩の例としてはアルミニウムの塩を代表
して例示したが、その他の吸湿性のある周期律表第II
族、第III族の金属元素の塩であればいずれも同等の効
果が得られる。導電性金属酸化物についても実施例では
SnO2を代表して例示したが、その他周知の例えばI
23,Sb23,ペロブスカイト型構造を有する複合
金属酸化物例えばLaNiO3,La1-xrx03(これ
らは常温に於ける比抵抗がいずれも10~4Ωcm)などいず
れのものでもよい。
【0072】本例によれば、反射防止効果にすぐれ、か
つ機械的にも強い帯電防止機能を有する反射防止膜の形
成された画像表示面板が得られる。しかも、本発明のこ
の面板は、フツ酸などの有害な処理薬品を使用せず、簡
単で安全なプロセスで製造でき、量産化に好適で、耐汚
染性にもすぐれている。
【0073】実施例7(超微粒子薄膜の形成例) 硝酸1gに実施例1で得た酸化物の超微粒子を0.2g
分散させ、この溶液にケイ酸エステルアルコール溶液5
gとアセチルアセトン5g及びジカルボン酸0.1gを
添加し、撹拌、分散した。この溶液をガラス基板に滴下
し、600rpmで1分間保持するスピンコートを行い、
160℃で30分焼成した。形成した膜の5°正反射率
は400〜700nmの可視領域で0.06%、表面抵
抗は0.5〜1×107Ω/□であった。
【0074】SiO2超微粒子とSnO2+Sb23超微
粒子を別々に生成した材料を混合して用い、上記実施例
と同様の方法で膜形成した場合の表面抵抗は数10GΩ
/□であった。
【0075】以上のように、本実施例によればアーク熱
源を用いて少なくとも2種以上の酸化物超微粒子がほぼ
均一に混合した形で生成できる。またこの酸化物混合超
微粒子を用いて、導電性と反射防止の複合機能を持つ膜
を一度の塗布作業で形成できる。
【0076】また酸化物混合超微粒子を生成する熱源と
してはAr−O2の誘導プラズマ又はアークプラズマを用
い、このプラズマに前記混合粉末を添加することでも同
様の酸化物混合超微粒子が得られる。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、導電性と反射防止機能
を有する超微粒子膜を提供することができる。また、本
発明によれば、導電性と反射防止機能を有する超微粒子
膜を表示管(又は面板)に塗布した超微粒子膜利用装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る超微粒子膜の断面模
式図である。
【図2】 図1の部分拡大図である。
【図3】 陰極線管の一般的な断面図である。
【図4】 本発明の他の実施例に係る超微粒子膜利用装
置である陰極線管の一般的な断面図である。
【図5】 本発明の薄膜を反射防止膜に適用した場合の
反射率特性図である。
【図6】 本発明の一実施例に係る超微粒子膜の断面模
式図である。
【図7】 本発明の一実施例に係る超微粒子膜の断面模
式図である。
【図8】 本発明の一実施例に係る超微粒子製造装置の
配置図である。
【図9】 本発明の一実施例に係る超微粒子の粒子構造
を示す顕微鏡写真である。
【図10】 本発明の一実施例に係る超微粒子の粒子構
造を示す顕微鏡写真である。
【符号の説明】
1…超微粒子、2…導電性成分、3…ガラス基板、4…
SiO2薄膜、5…超微粒子薄膜、6…反射防止機能成
分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C23D 5/00 C23D 5/00 J G02B 1/11 H01J 9/20 A H01J 9/20 29/88 29/88 29/89 29/89 G02B 1/10 A (72)発明者 河村 孝男 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所茂原工場内 (72)発明者 河村 啓溢 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所茂原工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一粒子が2種以上の無機酸化物からなる
    超微粒子で形成された超微粒子薄膜であって、前記2種
    以上の無機酸化物のうち少なくとも一つの無機酸化物が
    その他の無機酸化物よりも大きいことを特徴とする超微
    粒子薄膜。
  2. 【請求項2】 一粒子が2種以上の無機酸化物からなる
    超微粒子で形成された超微粒子薄膜であって、前記一粒
    子が前記2種以上の無機酸化物が相互に混じり合って構
    成されていること、または、前記2種以上の無機酸化物
    のうち一つの無機酸化物がその他の無機酸化物を包含し
    て構成されていることを特徴とする超微粒子薄膜。
  3. 【請求項3】 一粒子が少なくともSiO2とSnO2
    からなる超微粒子で形成されていることを特徴とする超
    微粒子薄膜。
  4. 【請求項4】 SiO2と、このSiO2よりも小さいS
    nO2とからなる超微粒子で形成されていることを特徴
    とする超微粒子薄膜。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の超微
    粒子薄膜を透光性基板上に形成して反射防止を行うこと
    を特徴とする超微粒子薄膜利用装置。
  6. 【請求項6】 反射防止機能と導電性とを備えた透明の
    超微粒子薄膜を透光性基板上に形成して反射防止を行う
    ことを特徴とする超微粒子薄膜利用装置。
  7. 【請求項7】 反射防止機能と導電性とを備えた超微粒
    子からなる超微粒子薄膜を表示面に形成した超微粒子薄
    膜利用装置であって、前記表示面上の前記超微粒子間に
    形成される谷の深さcが0.05μm≦c≦0.2μm
    の範囲内であることを特徴とする超微粒子薄膜利用装
    置。
  8. 【請求項8】 反射防止機能と導電性とを備えた超微粒
    子からなる超微粒子薄膜を表示面に形成した超微粒子薄
    膜利用装置であって、前記表示面上の前記超微粒子間の
    距離aが0μm ≦a≦0.05μmの範囲内であるこ
    とを特徴とする超微粒子薄膜利用装置。
  9. 【請求項9】 前記超微粒子薄膜利用装置が陰極線管で
    あることを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記載
    の超微粒子薄膜利用装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50119044A (ja) * 1974-03-06 1975-09-18
JPS63183175A (ja) * 1987-01-22 1988-07-28 Sharp Corp 超微粒子薄膜の製造方法

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