JPH09194129A - 用紙後処理システム - Google Patents

用紙後処理システム

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JPH09194129A
JPH09194129A JP702196A JP702196A JPH09194129A JP H09194129 A JPH09194129 A JP H09194129A JP 702196 A JP702196 A JP 702196A JP 702196 A JP702196 A JP 702196A JP H09194129 A JPH09194129 A JP H09194129A
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JP702196A
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Inventor
Takeshi Tsuge
毅 柘植
Masayuki Miura
正幸 三浦
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙折り装置等の後処理装置の性能や後処理の
詳細について画像形成装置側が知ること無く、画像形成
装置側のイメージ形成のためのインターイメージ間隔を
設定することを可能にする。 【解決手段】 紙折り装置32はプリンタ装置31から
記録後の用紙の供給を受けて紙折りを行うが、第1およ
び第2のカードリーダ46、47から読み取った情報の
うちインターイメージ間隔に関する情報をプリンタ側R
AM74に格納させる。プリンタ側CPU71は、これ
を基にしてその用紙の折り方にあった用紙間隔で記録を
行うために画像の形成タイミングを設定すると共に、ク
ラッチ79を制御して用紙の搬送タイミングを設定す
る。これにより、紙折りの処理に応じた間隔で画像の記
録が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、プリンタ等
の画像処理装置で記録の終了した用紙を紙折り等によっ
て後処理を行うようにした用紙後処理システムに係わ
り、特に用紙を連続して記録するような場合に、その効
率的な記録が可能になる用紙後処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ある種の図面のように比較的大きなサイ
ズの用紙に対して複写またはプリント(以下単に記録と
いう。)を行う画像形成装置を使用する際には、記録後
の用紙を保管あるいは郵送等のために折り畳んだり、丸
めることが多い。このため、このような画像形成装置に
は、用紙を折り畳んだり丸めたりする後処理を行う専用
の装置(以下後処理装置という。)が接続されることが
ある。
【0003】図13は、後処理の代表的なものとしての
紙折りを行う紙折り装置の要部を示したものである。特
開平5−238636号公報に開示されたこの紙折り装
置10では、図示しない複写機等の画像形成装置側で排
出された用紙(図示せず)が、ガイド11に沿って搬送
ロール12、13によってこの紙折り装置に送り込まれ
る。そして、図示しないソレノイドによって支点14を
中心として左右に揺動する用紙ガイド部材15にその先
端が送り込まれた時点で、この用紙ガイド部材15は図
で左側の位置Aにその出口が向いている。このとき、紙
折り装置10内の左右に設けられた第1および第2の折
りロール対17、18のうちの第1の折りロール対17
が矢印21方向(時計方向)に回転しており、用紙は第
1の折りロール対17によって挟まれてその先端が矢印
22方向に搬送される。
【0004】第1の折りロール対17の出口側には第1
のセンサ23が配置されており、これが用紙の先端を検
知すると、第1の折りロール対17が逆転して矢印25
方向(反時計方向)に回転を開始すると共に用紙ガイド
部材15が図で右側の位置Bにその出口が向く。このと
き、第2の折りロール対18は矢印25方向に回転して
いる。したがって、第1の折りロール対17で折られた
用紙の他端(右側の端部)は第2の折りロール対18の
間を通り、矢印26方向に進行して第2のセンサ27に
よって検知される。これにより、更に第1および第2の
折りロール対17、18の回転方向と用紙ガイド部材1
5の向きが変化する。このようにして、ガイド11に沿
って画像形成装置から送られてくる用紙は蛇腹状に折ら
れていく。
【0005】このような用紙を折る一連の作業か終了す
ると、その用紙は所定方向、例えば矢印26方向にその
ま進行して図示しない排出トレイに排出される。これに
より、用紙ガイド部材15を中心とした用紙の折り作業
を行う箇所に画像形成装置から次の用紙が送られてきて
もよい状況になる。
【0006】以上の説明から明らかなように、各用紙は
紙折り装置の紙折りを行う箇所に送り込まれるとき前の
用紙の紙折りが終了していなければならない。終了前に
次の用紙が送り込まれると、紙折りの作業に支障を来す
からである。画像形成装置では、各種サイズの用紙を記
録し、また同一サイズであっても用紙の搬送方向が短手
方向に一致するように搬送する場合と長手方向に一致す
るように搬送する場合とがある。このような用紙サイズ
や搬送方向によって、あるいは紙折りの要求内容によっ
て紙折りの回数が増減したり処理の方法が異なり、結果
として次の用紙が紙折り装置10に送り込まれるのを禁
止する時間に差異が生じてくる。
【0007】従来では、画像形成装置側が送り出す各種
用紙のうち最も紙折りの処理に要する時間を求めてお
き、この時間だけ次の用紙の送り出しを禁止するように
各用紙の送り間隔を一律に調整するといった手法がとら
れていた。この明細書では、前に送られた用紙の後端か
ら次の用紙の先端までの送り間隔を、インターイメージ
間隔と呼ぶことにする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようにインターイ
メージ間隔を各用紙の状況を考慮して最大に設定する
と、どのような用紙がどのような向きで紙折り装置に送
られても、これらは紙折りの際に緩衝することがなく、
しかも用紙の送り出しの間隔の制御が簡単である。しか
しながら、例えばA0サイズの用紙の紙折りに適合する
ようにインターイメージ間隔を設定した場合で、現実に
はA3用紙の複写および紙折りを行うような場合には、
インターイメージ間隔が大きく設定されているので、用
紙が必要以上に間隔を置いて搬送されることになり、単
位時間当たりの複写および紙折りの処理枚数が低下し、
生産性が落ちるという問題があった。
【0009】もちろん、紙折りの状況を考えながらオペ
レータが複写機等の画像形成装置からインターイメージ
間隔を入力することも技術的に可能であるが、そのため
には各用紙のサイズや向き、および紙折り装置の特性を
知って個別にデータを入力する必要があり、煩雑である
ばかりでなく、誤入力によりインターイメージ間隔が短
く設定されてしまうと、一連の紙折り作業が無駄にな
り、場合によっては原稿の取り直しが必要となって、却
って生産性を低下させることになった。また、どのよう
な数値をデータとして入力すべきかを検討する時間を考
えると、読出手段の処理が終了するまでのトータルの時
間節約の効果が少なくなったり、却って時間が掛かると
いった問題もあった。
【0010】以上、後処理としての紙折りについて説明
を行ったが、これ以外にも画像形成装置の後段に何らか
の後処理装置が付属し、そのためにインターイメージ間
隔を設定する必要がある他の場合についても、同様の問
題が発生することはもちろんである。
【0011】そこで本発明の目的は、オペレータ等の利
用者を煩わせることなく各用紙の状況にあったインター
イメージ間隔を設定することのできる用紙後処理システ
ムを提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、後処理装置の性能や
後処理の詳細について画像形成装置側が知ること無く、
後処理装置側に送る用紙の送り間隔あるいは画像形成装
置側のイメージ形成のためのインターイメージ間隔を設
定することのできる用紙後処理システムを提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)用紙に対して画像情報の記録を行う記録部
と、(ロ)この記録部から所定の間隔を置いて記録終了
後の用紙を送り出す用紙間隔設定手段と、(ハ)記録部
から送り出された用紙を順次受け入れてその搬送路上で
所定の後処理を行った後、排出する後処理手段と、
(ニ)記憶媒体から用紙間隔に関する情報を読み取る用
紙間隔読取手段と、(ホ)この用紙間隔読取手段で読み
取った用紙間隔に関する情報を用紙間隔設定手段に設定
する用紙間隔設定手段とを用紙後処理システムに具備さ
せる。
【0014】すなわち請求項1記載の発明では、記憶媒
体から紙折り等の後処理に対応した用紙間隔に関する情
報を読み出し、これを用いて個々の後処理に対応した用
紙間隔を設定することにして、各用紙の状況にあったイ
ンターイメージ間隔を設定するようにしている。
【0015】請求項2記載の発明では、(イ)用紙に対
して画像情報の記録を行う記録部と、(ロ)この記録部
の記録の行われた用紙の後端から次の記録の行われる用
紙の先端までのインターイメージ間隔を調整するインタ
ーイメージ間隔調整手段と、(ハ)記録部から送り出さ
れた用紙を順次受け入れてその搬送路上で所定の後処理
を行った後、排出する後処理手段と、(ニ)記憶媒体か
らインターイメージ間隔を読み取るインターイメージ間
隔読取手段と、(ホ)後処理に対応させてこのインター
イメージ間隔読取手段で読み取ったインターイメージ間
隔をインターイメージ間隔調整手段に調整値として設定
するインターイメージ間隔設定手段とを用紙後処理シス
テムに具備させる。
【0016】すなわち請求項2記載の発明では、記録部
がある用紙に対して記録を行ったときのその用紙の後端
から次の記録が行われる用紙の先端までのインターイメ
ージ間隔を、記憶媒体からインターイメージ間隔読取手
段によって読み取り、この値をそれぞれの用紙に対応さ
せて設定することにより、個々の後処理に対応したイン
ターイメージ間隔を設定可能にしている。
【0017】請求項3記載の発明では、(イ)用紙に対
して画像情報の記録を行う記録部と、(ロ)この記録部
に所定の間隔を置いて用紙を送り込むことによって記録
部からこの間隔で用紙を送り出す用紙間隔設定手段と、
(ハ)記録部から送り出された用紙を順次受け入れて搬
送しその搬送路上で所定の後処理を行った後、これを排
出する紙折り手段と、(ニ)セットされたメモリカード
から用紙間隔に関する情報を読み取るメモリカードリー
ダと、(ホ)このメモリカードリーダで読み取った用紙
間隔に関する情報を用紙間隔設定手段に設定する用紙間
隔設定手段とを用紙後処理システムに具備させる。
【0018】すなわち請求項3記載の発明では、記憶媒
体としてメモリカードを使用し、これに格納された用紙
間隔に関する情報を読み取って、用紙間隔設定手段に設
定することにしている。したがって、後処理の状況に応
じたメモリカードをメモリカードリーダにセットすれ
ば、記録部から用紙を送り出す間隔を自在にかつオペレ
ータ等の利用者を煩わせることなく各用紙の状況にあっ
たインターイメージ間隔を設定することができる。
【0019】請求項4記載の発明では、(イ)用紙に対
して画像情報の記録を行う記録部と、用紙を収容した用
紙給紙トレイと、この給紙トレイから記録部に所定の間
隔を置いて用紙を送り込みこの間隔で記録後の用紙を排
出させる用紙間隔設定手段とを備えた記録装置と、
(ロ)用紙間隔設定手段によって設定された間隔で記録
部から排出される用紙を順次受け入れて搬送しその搬送
路上で紙折りの処理を行う紙折り手段と、紙折りの際の
折り方を制御する紙折り制御手段と、紙折り手段によっ
て折られた用紙を排出する後処理側用紙排出手段と、セ
ットされたメモリカードから用紙間隔および紙折りの折
り方に関する情報を読み取るメモリカードリーダと、こ
のメモリカードリーダで読み取った用紙間隔に関す情報
を記録装置の用紙間隔設定手段に転送する情報転送手段
とを備えた紙折り装置とを用紙後処理システムに具備さ
せる。
【0020】すなわち請求項4記載の発明では、メモリ
カードに用紙間隔および紙折りの折り方に関する情報を
一緒に格納しておく。そして、これを紙折り装置側のメ
モリカードリーダにセットしておくことによって、紙折
り装置側では紙折りの情報を得ることができ、このうち
の用紙間隔に関する情報を情報転送手段によって記録装
置側に転送することによって、用紙の折り方に正確に対
応したインターイメージ間隔を記録装置側に設定し、用
紙間隔の制御を行わせることができる。すなわち、紙折
り装置の性能や紙折りについての詳細を記録装置が知る
こと無く、必要なインターイメージ間隔を設定すること
が可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】
【0022】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0023】図1は本発明の一実施例における用紙後処
理システムの外観を表わしたものである。このシステム
は、プリンタ装置31と、紙折り装置32とによって構
成されている。プリンタ装置31は矢印34に示す方向
が装置の前方であり、内部にゼログラフィの技術を用い
た記録部を備え、比較的大型サイズの用紙のプリントを
行うようになっている。プリントした用紙は、これを後
処理しない場合にはプリンタ装置31の本体後部(図で
手前)に配置された排出用紙垂直搬送部36を上昇して
装置本体上部の排出トレイ37に排出されるようになっ
ている。
【0024】一方、記録の終了した用紙のうち紙折りの
指示が行われたものについては、排出用紙垂直搬送部3
6を搬送されることなくほぼ水平に搬送されて紙折り装
置32に送り込まれるようになっている。紙折り装置3
2は紙詰まりのときにこれを引き出すためのフォルダド
ロワの下の前面排出口39から排出される場合と、コン
トロール装置41の置かれた上部パネルの図で右側に配
置されたフォルダトレイ43から排出される場合とがあ
る。前面排出口39から排出された場合には、その手前
に配置されたキャッチバスケット45に収容される。キ
ャッチバスケット45に収容される用紙は、紙折り装置
32内に存在する第1折り部でのみ折られた用紙であ
る。これに対して、これと90度回転した方向としての
フォルダトレイ43に収容される用紙は第1折り部を経
た後に存在する第2折り部を更に経た用紙である。
【0025】第1折り部では用紙を通常の蛇腹折りする
ことになり、第2折り部ではこのようにして折られた用
紙を更に90度回転した状態で折ることになる。本実施
例の紙折り装置32は、これら2種類の折り方に対し
て、綴じ代を設けるか否かとか、各折り幅をどのように
設定するか等によって幾つもの折り方(折りパターン)
を指定することができる。代表的なものの1つがファイ
ル折り(ファンフォールド)であり、もう1つはクロス
折り(クロスフォールド)である。ファイル折りは折っ
た書類をファイルに綴じることを前提としており、綴じ
代を設定することを特徴としている。折り幅は均等では
ない。
【0026】クロス折りは、綴じ代分を考慮せずに紙折
りを行う手法であり、各折り幅は均等となる。各種の折
りパターンのうちから所望のパターンを一々指定するこ
とは面倒であり、また間違いが発生する可能性がある。
したがって、本実施例の用紙後処理システムでは代表的
な折りパターンをメモリカードにそれぞれ記憶してお
き、使用しようとする最大2種類の折りパターンをコン
トロール装置41の第1および第2のカードリーダ4
6、47にセットすることができるようになっている。
【0027】図2は、本実施例のプリンタ装置の原理的
な構成を表わしたものである。プリンタ装置31は複数
本のロール紙(図では簡単にするために1つのみを示
す)51を収容している。記録の行われる用紙のサイズ
が指定されるとこれに対応したロール紙51が選択さ
れ、カッタ52で所定の長さに裁断された後、レジスト
ローラ53を経て感光体ドラム54とトランスファコロ
トロン55の間を通過する。レジストローラ53は、感
光体ドラム54へ向けてのロール紙(以下単に用紙とい
う)51の送り出しのタイミングを設定するためのロー
ルである。
【0028】感光体ドラム54の周囲には、トランスフ
ァコロトロン55の他に、チャージコロトロン56、現
像装置57およびクリーニング装置58が配置されてい
る。感光体ドラム54はこの図には示していないメイン
モータによって定速で回転するようになっており、チャ
ージコロトロン56の放電によってその表面が一様に帯
電される。チャージコロトロン56と現像装置57の間
のドラム表面には、レーザ装置59から出力され画像信
号によって変調されたレーザビーム61がポリゴンミラ
ー62の反射によって走査されるようになっており、こ
れにより静電潜像が形成される。画像情報に対応したこ
の静電潜像は、現像装置57によって現像され、トナー
像が作成される。トナー像は、トランスファコロトロン
55のちょうど上を通過する用紙51に転写される。転
写後の用紙51は破線64で示す搬送路を搬送され、ヒ
ートロール65を通過して定着される。感光体ドラム5
4の表面に残ったトナー粒子は、クリーニング装置58
で清掃され、再び次の静電潜像形成のために使用され
る。
【0029】一方、ヒートロール65を通過した用紙5
1は、図1に示した紙折り装置32によって折られる場
合にはそのまま直進してこの装置内に送られる。これに
対して、紙折りが行われない場合には、排出用紙垂直搬
送部36によって垂直方向に搬送され、前記したように
装置本体上部の排出トレイ37から排出されることにな
る。
【0030】図3は、本実施例の用紙後処理システムの
回路構成の要部を表わしたものである。プリンタ装置3
1はその制御のためのプリンタ側CPU(中央処理装
置)71を備えている。プリンタ側CPU71はプリン
タ側バス72を通じてプリンタ装置31内の各部と接続
されている。プリンタ側ROM(リード・オンリ・メモ
リ)73は、プリンタ装置31内の各部の制御と紙折り
装置32が接続された際のこれに対する全体的な制御を
行うための制御手順を格納している。プリンタ側RAM
(ランダム・アクセス・メモリ)74は、プリンタ装置
31の制御のために必要なデータを一時的に格納するよ
うになっている。本実施例ではインターイメージ間隔の
設定のためのデータが紙折り装置32から送られてきた
とき、この格納も行うようになっている。
【0031】操作パネル75は、プリンタ装置31の操
作を行うためのパネルである。プリンタ側モータ制御回
路76は、図2で示した感光体ドラム54等の駆動を行
うメインモータ77の制御を行うようになっている。ク
ラッチ制御回路78は、レジストローラ53の駆動をオ
ン・オフ制御するためのクラッチ79の励磁を制御する
回路である。インターフェイス(I/F)回路81は、
紙折り装置32側とデータの送受信を行うための回路で
ある。通信制御装置82は、このプリンタ装置31が図
示しないホストコンピュータあるいはイメージスキャナ
を備えた画像読取装置からプリントデータを受信した
り、この装置との間で制御信号を送受信するための装置
である。もちろん、プリンタ装置31はフロッピーディ
スク等の記憶媒体を用いてオフラインでプリントデータ
を得るようになっていることも可能である。
【0032】紙折り装置32は独自に紙折り側CPU9
1を備えている。紙折り側CPU91は、紙折り側バス
を通じて紙折り装置32内の各部と接続される他、イン
ターフェイス回路81を介してプリンタ装置31と接続
されている。紙折り装置側ROM93には、紙折り装置
32内の各部の制御を行う制御手順と、インターイメー
ジ間隔の入力があったときにはこれをプリンタ装置31
側に送出するための手順が格納されている。紙折り側R
AM94は、紙折り装置32内の各種の制御を行うとき
に使用される作業用メモリである。第1および第2のカ
ードリーダ46、47は図1に示したコントロール装置
41に付属しており、それぞれ図示しない第1のメモリ
カードまたは第2のメモリカードを挿入して必要な情報
を読み取るようになっている。モータ制御回路97は、
図13で説明したような第1および第2の折りロール対
17、18の駆動を行うための紙折り側モータ98の駆
動制御を行うようになっている。
【0033】クラッチ制御回路99は、紙折り側モータ
98の駆動力によって作り出された2方向の回転運動の
うちの第1の折り部における第1の回転方向を選択する
第1のクラッチ101と、第1の折り部におけるこれと
逆方向の第2の回転方向を選択する第2のクラッチ10
2と、第1の折り部を経てフォルダトレイ43に送られ
る用紙搬送路上に配置された第2の折り部における第1
の回転方向を選択する第3のクラッチ103と、第2の
折り部におけるこれと逆方向の第2の回転方向を選択す
る第4のクラッチ104をそれぞれ選択的に励磁するよ
うになっている。センサ入力回路105は、第1〜第4
のセンサ106〜109からの読出手段検出結果を入力
するようになっている。これらは、図13に示した第1
および第2のセンサ23、27に対応してそれぞれの折
り部に2つずつ配置されたものである。
【0034】図4は本実施例の紙折り装置の用紙の搬送
の様子を表わしたものである。用紙51はプリンタ装置
31の後部の用紙排出部111から紙折り装置32内に
送り込まれる。この用紙51は、レジストレーション部
112を通過した後、第1の折り部113で搬送方向に
矢印で示すように折り畳まれる。用紙51はこのまま直
進して図1に示したキャッチバスケット45に排出され
る場合の他、方向変換部114で搬送方向を90°回転
させて、第1の折り部113と同一構成の第2の折り部
115に導かれる。第2の折り部115では、最初に折
った方向と直角の方向に、矢印で示すように用紙51が
折り畳まれる。この後、用紙51は垂直搬送部116を
経てフォルダトレイ43に排出される。
【0035】ところで、本実施例で用紙後処理システム
の利用者は、図1に示すコントロール装置41の第1お
よび第2のカードリーダ46、47に第1と第2のメモ
リカードをそれぞれ挿入している。第1のメモリカード
には、ファイル折りに関して紙折り装置32側で行うべ
き折り方の内容を示すデータと、各種用紙に対してこれ
らのファイル折りを行う際に必要なインターイメージ間
隔に関するデータが格納されている。また、第2のメモ
リカードには、クロス折りに関して紙折り装置32側で
行うべき折り方の内容を示すデータと、各種用紙に対し
てこれらのクロス折りを行う際に必要なインターイメー
ジ間隔に関するデータが格納されている。
【0036】図5は、本実施例の第1のメモリカードに
格納されているファイル折りの内容の一例を示したもの
である。ここではA0サイズの縦方向の用紙搬送(同図
(a))と、A1サイズの縦方向の用紙搬送(同図
(b))およびA1サイズの横方向の用紙搬送(同図
(c))を示しているが、実際にはA2サイズやA3サ
イズの縦方向、横方向等の他の用紙サイズについての折
り方もデータとして格納されている。矢印121が第1
の折り部113(図4)における用紙51の走行方向で
ある。
【0037】同図(a)のA0サイズの用紙51A0
は第1の折り部113(図4)で幅A(210mm)、
幅B(190mm)、幅C(129mm)というような
幅で順に折り畳まれ、第2の折り部115(図4)で幅
G(294mm)、幅H(297mm)というような幅
で順に折り畳まれる。この結果、最初の幅Aと幅Bの差
として一例として20mmの綴じ代が形成される。
【0038】同図(b)のA1サイズの用紙51A1
は、用紙51A1 のサイズが小さくなった分だけ折り畳
みの数が減少するが、同様に最初の幅Aと幅Bの差とし
ての20mmの綴じ代が形成される。同図(c)ではA
1サイズの用紙51A1 の長手方向を搬送方向にするの
で、最初に第1の折り部113(図4)において幅E
(297mm)で折り畳まれ、次に第2の折り部115
(図4)で幅A(210mm)、幅B(190mm)、
幅C(129mm)というような幅で順に折り畳まれ
る。この場合にも、幅Aと幅Bの差としての20mmの
綴じ代が形成されることになる。このようにこのメモリ
カードを使用すれば、いずれのサイズの用紙51に対し
ても、20mmの綴じ代でファイル折りが行われること
になる。
【0039】図6は、本実施例の第2のメモリカードに
格納されているクロス折りの内容を示したものである。
この図でもA0サイズの縦方向の用紙搬送(同図
(a))と、A1サイズの縦方向の用紙搬送(同図
(b))およびA1サイズの横方向の用紙搬送(同図
(c))のみを示している。クロス折りの場合には、そ
れぞれの折り部113、115(図4)における折り幅
が等しく、綴じ代は設定されない。例えば同図(a)の
A0サイズの用紙51A0 の縦送りでは、第1の折り部
113で297mmずつ折り畳まれ、第2の折り部11
5で210mmずつ折り畳まれる。このようにして、最
終的にA4サイズに折り畳まれる。図(b)と図(c)
では、A1サイズの用紙51A1 の送り方向が異なるも
のの、最終的には共にA4サイズに折り畳まれる。
【0040】図7は、インターイメージ間隔を説明する
ためのものである。インターイメージ間隔とは用紙搬送
方向131に搬送されている先行する用紙511 の後端
とこれに続いて搬送される用紙512 の先端との距離的
な間隔Lあるいはこれらの時間的な間隔Tをいう。搬送
速度が一定であると仮定すると、搬送される用紙51の
搬送方向131での長さが長いほど、インターイメージ
間隔は大きくなければならない。図5および図6で示し
たように大きなサイズの用紙ほど紙折りに要する時間が
それだけ長くかかるからである。また、用紙51は図4
で示したように第1の折り部113のみを通過する場合
と、第1および第2の折り部、113、115の双方を
通過する場合がある。したがって、折り幅や折り方の種
類および用紙51のサイズ等の条件によってインターイ
メージ間隔を調整しないと、用紙51同士の衝突が発生
したり、効率的な用紙搬送ができないことになる。そこ
で本実施例では、各メモリカードにそれらの折り方の内
容を記憶しておくと共に、それぞれの用紙サイズや送り
方向に応じて最適なインターイメージ間隔を一緒に記憶
しておくようにしている。
【0041】図8は、ファイル折り用のメモリカードの
記憶内容の一例を表わしたものであり、図9はクロス折
り用のメモリカードの記憶内容の一例を表わしたもので
ある。これらの図では共に用紙としてA0サイズの縦送
りとA1サイズの縦送りおよび横送りの場合の例を示し
ている。折り回数とは、第1または第2の折り部、11
3、115で折られる回数をいい、用紙サイズが用紙5
の送り方向に対して長いほど、折り回数が多くなる。折
り総数(TOT)を見ると、ファイル折りの方がクロス
折りよりも折り回数が多く、これに伴ってインターイメ
ージ間隔(III)が長くなる。
【0042】インターイメージ間隔の設定の計算方法を
例示する。A0サイズの用紙51A 0 (図5参照)の縦
送りでファイル折りを行う場合、図5(a)に示した条
件で第1の折り部113での所要時間t1Fは次の式
(1)のようになる。 t1F=(210+190+……+113)÷135+0.1×5 =7.95(秒) ……(1)
【0043】ここで(210+190+……+113)
は折るための用紙51A0 の総移動長であり、数値“1
35”は搬送速度である。また、第1の折り部113で
折り返しのために5回の反転が必要になり、1回に0.
1(秒)が必要なので、このための0.5(秒)が加算
されている。
【0044】A0サイズの用紙51A0 の縦送りでファ
イル折りを行う場合の第2の折り部115での所要時間
2 は次の式(2)のようになる。 t2F=(297×2)÷135+0.1×1 =4.5(秒) ……(2)
【0045】このため、A0サイズの用紙51A0 のフ
ァイル折りの場合のインターイメージ間隔(時間)は、
所要時間t1Fとt2Fの合計となり、12.45(秒)と
なる。
【0046】一方、A0サイズの用紙51A0 (図6参
照)の縦送りでクロス折りを行う場合、図6(a)に示
した条件で第1の折り部113での所要時間t1Cは次の
式(3)のようになる。 t1C=(297×3)÷135+0.1×2 =6.8(秒) ……(3)
【0047】ここで(297×3)は折るための用紙5
1A0 の総移動長であり、数値“135”は搬送速度で
ある。また、第1の折り部113で折り返しのために2
回の反転が必要になり、1回に0.1(秒)が必要なの
で、このための0.2(秒)が加算されている。
【0048】A0サイズの用紙51A0 の縦送りでクロ
ス折りを行う場合の第2の折り部115での所要時間t
2 は次の式(4)のようになる。 t2C=(210×3)÷135+0.1×2 =4.87(秒) ……(4)
【0049】このため、A0サイズの用紙51A0 のク
ロス折りの場合のインターイメージ間隔(時間)は、所
要時間t1Cとt2Cの合計となり、11.67(秒)とな
る。以下同様にして、図8および図9のように各用紙サ
イズおよび用紙51の向きに応じてファイル折りとクロ
ス折りのインターイメージ間隔が求められる。それぞれ
のメモリカードには、折り方と共にこのようなインター
イメージ間隔が記憶されている。
【0050】用紙後処理システムの利用者が、幾つかの
プリントジョブを行うものとし、その際にファイル折り
のジョブとクロス折りのジョブが存在するものとする
と、図1に示したカードリーダ46、47に例えば図8
および図9に示したデータを格納したこれらのメモリカ
ードをセットすることになる。紙折り装置32側では折
り方のデータを読み取ってその折り方で紙折りを行う。
また、プリンタ装置31側ではインターイメージ間隔に
関するデータの転送を受け、用紙ごとに指示されたイン
ターイメージ間隔の制御を行うことになる。
【0051】図10は、プリント装置の電源投入時にお
けるインターイメージ間隔設定作業の流れを表わしたも
のである。図1に示したプリンタ装置31に対しては紙
折り装置32をオプションとして取り付けることができ
る。紙折り装置32を取り付けたときには、プリンタ装
置31の図示しない電源スイッチを入れると紙折り装置
32も連動して電源が投入される。この電源投入前に利
用者は該当するメモリカードを最大2枚までカードリー
ダ46、47にセットすることになる。電源が投入され
ると、プリンタ側CPU71(図3)は紙折り装置32
が接続されているかどうかをチェックし(ステップS1
01)、接続していなければ(N)、インターイメージ
間隔設定作業は未設定の状態で終了する(エンド)。
【0052】紙折り装置32が接続されている場合には
(Y)、同時に電源の投入された紙折り装置32からメ
モリカードのインターイメージ間隔に関するデータを受
信する(ステップS102)。カードリーダ46、47
の双方にメモリカードがセットされている場合にはこれ
ら2通りのデータが受信されるし、一方のみにメモリカ
ードがセットされている場合には1通りのデータが受信
される。いずれにもセットされていない場合にはデータ
の受信がないので、所定時間内にデータの受信がなけれ
ば(N)、同様に作業を終了させる(エンド)。
【0053】所定時間内にデータが受信されたときには
(Y)、それぞれの折り方の種類に対応させてインター
イメージ間隔をプリンタ装置31のプリンタ側RAM7
4(図3)に格納して(ステップS103)、作業を終
了させる(エンド)。
【0054】このように本実施例の用紙後処理システム
では、電源の投入前に該当するメモリカードをカードリ
ーダ46、47にセットしておくことを条件として、そ
れらのインターイメージ間隔に関するデータがプリンタ
側RAM74に格納されるようになっているが、ジョブ
の指定と合わせてメモリカードをカードリーダ46また
は47に挿入し、その時点で時点でこれらのインターイ
メージ間隔に関するデータをプリンタ装置31側に転送
するような構成も可能である。
【0055】用紙後処理システムの利用者は、この後、
プリントジョブごとにどの折り方を行うかとかあるジョ
ブについては折らないで用紙51を排出するといった指
定を行う。このような指定が行われると、プリントジョ
ブ単位で該当するインターイメージ間隔に関するデータ
が対応付けられてプリンタ側RAM74に格納される。
それぞれのプリントジョブでは用紙サイズや用紙51の
送り方向が特定されているので、プリンタ側CPU71
(図3)はプリンタ側RAM74に格納されているイン
ターイメージ間隔の中で、該当する1つのインターイメ
ージ間隔をジョブ単位で読み出して対応付けることにな
る。
【0056】図11は、紙折りを指定した所定のプリン
トジョブにおけるインターイメージ間隔の制御の様子を
表わしたものである。操作パネル75(図3)内の図示
しないスタートボタンが押されると(ステップS20
1;Y)、プリンタ装置31のロール紙51(図2)の
給送が開始され(ステップS202)、これから所定の
時間が経過した時点で感光体ドラム54に対するレーザ
ビーム61による画像の形成が開始される。また、これ
と前後した所定のタイミングでレジストローラ53が用
紙51の給送を開始させる(ステップS203)。
【0057】感光体ドラム54による静電潜像の形成開
始とレジストローラ53による用紙51の給送開始のタ
イミングの設定は、ドラム表面の静電潜像の先端がチャ
ージコロトロン55の直上のトナー像転写位置に到達し
たとき、用紙51の先端がこの位置にちょうど到達する
ように行われるものであり、どちらが時間的に先になる
かあるいは両者が同一タイミングになるかはプリンタ装
置31の設計による。同様に、本実施例の用紙後処理シ
ステムではロール紙51の送り出しが開始してから感光
体ドラム54による静電潜像の形成が開始するように説
明しているが、装置によっては感光体ドラム54の静電
潜像の形成が先行することもあり得ることはもちろんで
ある。
【0058】このようにして1枚目の用紙51の搬送が
開始されると、プリンタ側CPU71は連続して次のペ
ージの記録を行うかどうかの判別を行う(ステップS2
04)。1つのプリントジョブが1ページだけの場合に
は、インターイメージ間隔を考慮する必要がないので、
このまま作業を終了する(エンド)。
【0059】これに対して、連続して記録するページが
ある場合には(ステップS204;Y)、現在搬送され
ている用紙51の搬送方向の長さを搬送速度で割った時
間にその搬送されている用紙51に対応するインターイ
メージ間隔を加算した時間だけ、ステップ203で説明
した感光体ドラム54による静電潜像の形成開始時間と
レジストローラ53による用紙51の搬送開始時間が遅
延するように、所定時間の待機を行う(ステップS20
5)。この待機時間はステップ203で行う制御開始を
考慮したものなので、ステップ202の用紙給送開始の
制御が先行する本実施例の場合には、計算した待機時間
よりもステップ202とステップ203の処理開始時間
の差に相当する時間だけ短い時間が経過したら、ステッ
プ203の制御に移ることになる。
【0060】このようにして、図7で説明したように2
ページ目の用紙512 の先端は、1ページ目の用紙51
1 の後端からインターイメージ間隔だけ遅延して搬送さ
れることになり、紙折り装置32側で1ページ目の用紙
511 が紙折りの処理をされているときに2ページ目の
用紙512 がこれに衝突することが防止される。しか
も、これらの用紙511 、512 の搬送間隔は最も効率
的な値に設定されることになる。
【0061】ステップ204の処理で後続ページが存在
すると判断される限り、以上の制御が繰り返して行われ
る。なお、プリントジョブによっては途中で異なったサ
イズの用紙51がプリントされる場合があるが、この場
合、プリンタ装置31はその用紙51に対応するインタ
ーイメージ間隔を設定するように制御すればよい。
【0062】図12は本発明の変形例におけるインター
イメージ間隔の制御の様子を表わしたものである。この
変形例では各ページの記録が行われるたびに、その直前
のページについて紙折りが選択されたかどうかの判別を
行う(ステップS301)。このために、この変形例の
用紙後処理システムでは1つ前のページの用紙サイズと
用紙の向きおよび紙折りの種類が記憶されている。直前
のページで紙折りの処理が行われていない場合には
(N)、プリンタ装置31に予め設定されている固有の
インターイメージ間隔が選択され(ステップS30
2)、その間隔を置いて感光体ドラム54(図2参照)
に対する静電潜像の形成の開始タイミングや用紙51の
搬送開始のタイミングが制御される(ステップS30
3)。
【0063】これに対して、直前の用紙51について紙
折りの処理が選択されていたときには、前記した固有の
インターイメージ間隔で次の用紙51を送り出すと紙折
りを行っている箇所で用紙51同士の衝突が発生するお
それがある。そこで、紙折り装置32から電源投入時に
送られてきたインターイメージ間隔に関するデータによ
るテーブルから、直前の用紙51の状況に対応したイン
ターイメージ間隔を選択する(ステップS304)。そ
して、このインターイメージ間隔で静電潜像の形成の間
隔が設定されるようにその形成タイミングや用紙51の
搬送開始のタイミングの制御が行われる(ステップS3
03)。
【0064】以上説明した実施例および変形例では紙折
り装置32をプリンタ装置31に接続した場合を説明し
たが、複写機等の他の画像形成装置に接続してもよいこ
とは当然である。また実施例では紙折り装置32側にカ
ードリーダを配置したが、これをプリンタ装置31側あ
るいは画像形成装置側に配置して、インターイメージ間
隔を画像形成装置側が直接読み取り、紙折りに関する情
報を紙折り装置32側に転送するようにしてもよいこと
はもちろんである。
【0065】更に実施例では紙折り装置32に2つのカ
ードリーダ46、47を配置したが、1つであってもよ
く、更に多くのカードリーダが配置されていてもよい。
また、これらのカードリーダ46、47の代わりにテー
プ、磁気ディスク、光ディスク等の他の記憶媒体が使用
されてもよいことはもちろんである。
【0066】また、実施例ではロール紙を用紙として使
用したが、予め裁断された用紙を使用してもよいことは
当然である。更に実施例では画像形成装置として感光体
ドラムを使用したものを説明したが、画像の形成を行う
ことのできる他の記録方式を採用した装置に対しても本
発明を適用できることも当然である。
【0067】また、実施例では後処理の方法として紙折
りについて説明したが、紙を巻いたり、封筒に入れた
り、ステープラで綴じたりするあらゆる後処理に対して
も本発明を適用することができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、記憶媒体から紙折り等の後処理に対応した用
紙間隔に関する情報を読み出し、これを用いて個々の後
処理に対応した用紙間隔を設定することにしたので、記
憶媒体を後処理の態様や用紙の種類に合わせて使い分け
ることにより、各用紙の状況にあったインターイメージ
間隔を設定することができ、事務の効率化とオペレータ
等の利用者の負担の軽減を図ることができる。
【0069】また、請求項2記載の発明によれば、記録
部がある用紙に対して記録を行ったときのその用紙の後
端から次の記録が行われる用紙の先端までのインターイ
メージ間隔を、記憶媒体からインターイメージ間隔読取
手段によって読み取り、この値をそれぞれの用紙に対応
させて設定することにした。これにより、個々の後処理
に対応したインターイメージ間隔の設定を可能にし、事
務の効率化とオペレータ等の利用者の負担の軽減を図る
ことができる。
【0070】更に請求項3記載の発明によれば、記憶媒
体としてメモリカードを使用し、これに格納された用紙
間隔に関する情報を読み取って、用紙間隔設定手段に設
定することにしたので、後処理の状況に応じたメモリカ
ードをメモリカードリーダにセットするだけで、記録部
から用紙を送り出す間隔を自在にかつオペレータ等の利
用者を煩わせることなく各用紙の状況にあったインター
イメージ間隔を設定することができる。また、メモリカ
ードには紙折りの方法等の付加的な情報を格納すること
ができるので、これを用いて後処理等の事務作業の効率
化を図ることも可能になる。
【0071】また、請求項4記載の発明によれば、メモ
リカードに用紙間隔および紙折りの折り方に関する情報
を一緒に格納しておき、これを紙折り装置側のメモリカ
ードリーダにセットしておくことにした。したがって、
紙折り装置側では紙折りの情報を得ることができ、この
うちの用紙間隔に関する情報を情報転送手段によって記
録装置側に転送することによって、用紙の折り方に正確
に対応したインターイメージ間隔を記録装置側に設定
し、用紙間隔の制御を行わせることができる。すなわ
ち、個々の装置に別々の情報を個別に与える場合と異な
り、事務作業を単純化することができると共に、2つの
装置の連携作業を確実に行わせることができる。しか
も、紙折り装置の性能や紙折りについての詳細を記録装
置が知ること無く、必要なインターイメージ間隔を設定
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における用紙後処理システ
ムの外観を表わした斜視図である。
【図2】 本実施例のプリンタ装置の原理的な構成を表
わした概略構成図である。
【図3】 本実施例の用紙後処理システムの回路構成の
要部を表わしたブロック図である。
【図4】 本実施例の紙折り装置の一部を切り欠いて用
紙の搬送の様子を表わした斜視図である。
【図5】 本実施例の第1のメモリカードに格納されて
いるファイル折りの内容の一例を示した説明図である。
【図6】 本実施例の第1のメモリカードに格納されて
いるクロス折りの内容の一例を示した説明図である。
【図7】 インターイメージ間隔の内容を示した説明図
である。
【図8】 ファイル折り用のメモリカードの記憶内容の
一例を表わした説明図である。
【図9】 クロス折り用のメモリカードの記憶内容の一
例を表わした説明図である。
【図10】 プリント装置の電源投入時におけるインタ
ーイメージ間隔設定作業の流れを表わした流れ図であ
る。
【図11】 所定のプリントジョブにおけるインターイ
メージ間隔の制御の様子を表わした流れ図である。
【図12】 本発明の変形例におけるインターイメージ
間隔の制御の様子を表わした流れ図である。
【図13】 従来提案された紙折り装置の要部を示した
概略構成図である。
【符号の説明】
15…用紙ガイド部材、17…第1の折りロール対、1
8…第2の折りロール対、31…プリンタ装置、32…
紙折り装置、39…前面排出口、41…コントロール装
置、46、47…カードリーダ、51…用紙、53…レ
ジストローラ、54…感光体ドラム、59…レーザ装
置、71…プリンタ側CPU、73…プリンタ側RO
M、74…プリンタ側RAM、79…クラッチ、81…
インターフェイス回路、91…紙折り側CPU、93…
紙折り装置側ROM、98…紙折り側モータ、113…
第1の折り部、115…第2の折り部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙に対して画像情報の記録を行う記録
    部と、 この記録部から所定の間隔を置いて記録終了後の用紙を
    送り出す用紙間隔設定手段と、 記録部から送り出された用紙を順次受け入れてその搬送
    路上で所定の後処理を行った後、排出する後処理手段
    と、 記憶媒体から用紙間隔に関する情報を読み取る用紙間隔
    読取手段と、 この用紙間隔読取手段で読み取った用紙間隔に関する情
    報を前記用紙間隔設定手段に設定する用紙間隔設定手段
    とを具備することを特徴とする用紙後処理システム。
  2. 【請求項2】 用紙に対して画像情報の記録を行う記録
    部と、 この記録部の記録の行われた用紙の後端から次の記録の
    行われる用紙の先端までのインターイメージ間隔を調整
    するインターイメージ間隔調整手段と、 記録部から送り出された用紙を順次受け入れてその搬送
    路上で所定の後処理を行った後、排出する後処理手段
    と、 記憶媒体からインターイメージ間隔を読み取るインター
    イメージ間隔読取手段と、 後処理に対応させてこのインターイメージ間隔読取手段
    で読み取ったインターイメージ間隔を前記インターイメ
    ージ間隔調整手段に調整値として設定するインターイメ
    ージ間隔設定手段とを具備することを特徴とする用紙後
    処理システム。
  3. 【請求項3】 用紙に対して画像情報の記録を行う記録
    部と、 この記録部に所定の間隔を置いて用紙を送り込むことに
    よって記録部からこの間隔で用紙を送り出す用紙間隔設
    定手段と、 記録部から送り出された用紙を順次受け入れて搬送しそ
    の搬送路上で所定の後処理を行った後、これを排出する
    紙折り手段と、 セットされたメモリカードから用紙間隔に関する情報を
    読み取るメモリカードリーダと、 このメモリカードリーダで読み取った用紙間隔に関する
    情報を前記用紙間隔設定手段に設定する用紙間隔設定手
    段とを具備することを特徴とする用紙後処理システム。
  4. 【請求項4】 用紙に対して画像情報の記録を行う記録
    部と、用紙を収容した用紙給紙トレイと、この給紙トレ
    イから前記記録部に所定の間隔を置いて用紙を送り込み
    この間隔で記録後の用紙を排出させる用紙間隔設定手段
    とを備えた記録装置と、 用紙間隔設定手段によって設定された間隔で記録部から
    排出される用紙を順次受け入れて搬送しその搬送路上で
    紙折りの処理を行う紙折り手段と、紙折りの際の折り方
    を制御する紙折り制御手段と、紙折り手段によって折ら
    れた用紙を排出する後処理側用紙排出手段と、セットさ
    れたメモリカードから用紙間隔および紙折りの折り方に
    関する情報を読み取るメモリカードリーダと、このメモ
    リカードリーダで読み取った用紙間隔に関する情報を前
    記記録装置の用紙間隔設定手段に転送する情報転送手段
    とを備えた紙折り装置とを具備することを特徴とする用
    紙後処理システム。
JP702196A 1996-01-19 1996-01-19 用紙後処理システム Pending JPH09194129A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010120712A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Fuji Xerox Co Ltd 制御装置、画像形成システム、用紙搬送制御方法および用紙搬送制御プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010120712A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Fuji Xerox Co Ltd 制御装置、画像形成システム、用紙搬送制御方法および用紙搬送制御プログラム

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