JPH09193567A - 自動譜面めくり装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、手を使わずに自動的に譜面をめくる
装置を提供する。 【解決手段】譜面台（１５）の裏面に、モーター（３）
を設け、隣接して電源を設け、モーター（３）の回転軸
にギヤ（４）を介し、譜面台（１５）の中央のたて方向
に、シャフト（８）を設ける。シャフト（８）に、カム
（７）とバネ（９）を設け、シャフト（８）の上部先端
からアーム（１０）を設ける。アーム（１０）の先か
ら、アーム先端部（１１）を譜面台（１５）の右側半面
中央上部より上に位置するように取り付け、アーム先端
部（１１）の下部に、マグネット（１２）を装着する。
譜面台（１５）の左側半面中央上部に、マグネット（１
３）を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、手を使わずに、
足でスイッチを入れる事により、譜面を自動的に、めく
る装置である。

【０００２】

【従来の技術】従来より、楽器を演奏中に譜面をめくる
時には、手を使っていたので、わずらわしさがあり、演
奏が中断してしまう事があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】

（イ）手で譜面をめくるので、わずらわしさがあり、演
奏が中断してしまう事があった。 （ロ）発表会などでは、他の人にめくる事を依頼するこ
とも多く、観客から見て、見苦しさがあった。本発明は
これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】譜面台（１５）の裏面
に、モーター（３）を設け、隣接して電源（２）を設け
る。電源（２）からフットスイッチ（１）を設ける。モ
ーター（３）の回転軸にギャ（４）を介し、譜面台の中
央のたて方向に、シャフト（８）をガイド（６）で安定
させる。シャフト（８）に、カム（７）とカムスイッチ
（５）を設ける。シャフト（８）にバネ（９）を設け、
シャフト（８）の上部先端から、アーム（１０）を設け
る。アーム（１０）の先から、アーム先端部（１１）を
譜面台（１５）の右側半面上部より上に位置するように
取り付ける。アーム先端部（１１）の下部に、マグネッ
ト（１２）を装着する。譜面台（１５）の左側半面中央
上部に、マグネット（１３）を設ける。本発明は以上の
構成よりなる自動譜面めくり装置である。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明を使用するときは、次のよ
うにして譜面はめくられる。めくりたい譜面（１６）
が、２枚ある場合について、次のように述べる。めくり
たい２枚の譜面中央上部に、着磁体クリップ（１４）
を、あらかじめ設け、譜面台右半面に設ける。その時、
マグネット（１２）が、図２に示される状態で、着磁体
クリップ（１４）の上部に吸着するように設ける。譜面
（１６）を見ながら演奏している時に、めくりたい時が
きたならば、足でフットスイッチ（１）を入れる事によ
り、モーター（３）が始動する。モーター（３）の回転
軸にギヤ（４）を介して、シャフト（８）とアーム（１
０）に連動しているので、アーム先端部（１１）は円運
動を開始する。マグネット（１２）は着磁体クリップ
（１４）に吸着されているので、着磁体クリップ（１
４）でとめられた譜面（１６）も、図５が示す状態で円
運動を開始する。アーム（１０）は回転を始めてから、
譜面台（１５）の左半面上部にきたときに止まらなけれ
ばならないが、シャフト（８）に設けた、カム（７）と
カムスイッチにより制御する。マグネット（１２）によ
って譜面台（１５）の左半面に運ばれた譜面（１６）
は、図６が示すように、マグネット（１３）が着磁体ク
リップ（１４）中央部に吸着する。次に、アーム（１
０）は初動位置にもどらなければならないが、シャフト
（８）に取り付けたバネ（９）により、初動位置にもど
ることができる。この時にマグネット（１２）は、次に
めくりたい譜面に取り付けられた着磁体クリップ（１
４）の上部に吸着された状態になる。又、めくられた譜
面（１６）からマグネット（１２）が離れなければなら
ないが、マグネット（１３）とマグネット（１２）の吸
着力の差により、図７が示すように、ずれるような状態
で離れることができる。従ってアーム先端部（１１）と
着磁体クリップ（１４）の上部は柔軟な材質を使用す
る。次に、譜面をめくりたい時がきたならば、再度フッ
トスイッチ（１）を入れる事により、前に述べた動作を
くりかえす事になり、２枚の譜面はめくられた事にな
る。

【０００６】

【発明の効果】本発明を使用する事により、演奏中譜面
をめくりたい時に、足でフットスイッチを入れることに
より、自動的に譜面をめくる事ができるので、手で伸ば
して譜面をめくるわずらわしさから解放される。しか
も、手を使わないので、演奏に集中する事ができる。

【図面の簡単な説明】

【第１図】本発明の斜視図

【第２図】本発明譜面台上部拡大図

【第３図】本発明譜面台上部断面図

【第４図】本発明のクリップの拡大図

【第５図】本発明の使用状態の側面図

【第６図】本発明の作動完了時の側面図

【符号の説明】 １ フットスイッチ ２ 電源 ３ モーター ４ ギヤ ５ カムスイッチ ６ ガイド ７ カム ８ シャフト ９ バネ １０ アーム １１ アーム先端部 １２ マグネット １３ マグネット １４ 着磁体クリップ １５ 譜面台 １６ 譜面

【手続補正書】

【提出日】平成８年４月３０日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図７

【補正方法】変更

【補正内容】

【図７】本発明の使用状態を示した側面図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）譜面台（１５）の裏面に、モーター
   （３）を設け、隣接して電源（２）を）を設ける。 （ロ）モーター（３）の回転軸にギヤ（４）を介し、譜
   面台（１５）の中央のたて方向に、シャフト（８）を設
   ける。 （ハ）シャフト（８）に、カム（７）とバネ（９）を設
   ける。 （ニ）シャフト（８）の上部先端から、アーム（１０）
   を設ける。 （ホ）アーム（１０）の先から、アーム先端部（１１）
   を、譜面台（１５）の右側半面中央上部より上に位置す
   るように取り付ける。 （ヘ）アーム先端部（１１）の下部に、マグネット（１
   ２）を装着する。 （ト）譜面台（１５）の左側半面中央上部に、マグネッ
   ト（１３）を設ける。 以上の構成によりなる自動譜面めくり装置。