JPH09193195A - 樹脂成形品の塵埃除去装置 - Google Patents

樹脂成形品の塵埃除去装置

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JPH09193195A
JPH09193195A JP4396196A JP4396196A JPH09193195A JP H09193195 A JPH09193195 A JP H09193195A JP 4396196 A JP4396196 A JP 4396196A JP 4396196 A JP4396196 A JP 4396196A JP H09193195 A JPH09193195 A JP H09193195A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
air
product
chute
removing device
Prior art date
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Pending
Application number
JP4396196A
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English (en)
Inventor
Yusaku Yamanaka
勇作 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Seiki Co Ltd
Original Assignee
Shinko Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shinko Seiki Co Ltd filed Critical Shinko Seiki Co Ltd
Priority to JP4396196A priority Critical patent/JPH09193195A/ja
Publication of JPH09193195A publication Critical patent/JPH09193195A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂部品をモールド成形する際に発生す
る塵埃を、フロン洗浄することなく除去することができ
ると共に、合成樹脂製品の成形から塵埃の除去及び袋詰
めに至る一連の作業を無人化することができる塵埃除去
装置を提供する。 【解決手段】 塵埃除去装置1を、一端2aが樹脂成形
機Mの製品排出口に連結可能にされると共に、他端2b
に製品収納用の袋10が装着可能にされたシュート2
と、シュート2の上方に配置されたイオン化エアーガン
4及び5と、シュート2にイオン化エアーガン4及び5
のエアー噴出方向に対峙して設けられた集塵口8と、集
塵口8を被覆する網体9とから構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂成形機に連結
して使用され、成形後の樹脂製品に付着した塵埃を除去
するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気回路のリレー等に使用される合成樹
脂製の部品を樹脂成形機によりモールド成形するに際
し、成形品が金型から抜け出るときの摩擦により静電気
が発生する。この静電気により成形部品が帯電しモール
ド屑等の塵埃が成形部品に付着してしまい、そのままの
状態で接点等の金属部品の取付けを行うと、取付作業の
振動等により落下した塵埃が接点内に入り込み電気の導
通不良を起こしてまうおそれがあった。そこで、従来は
型抜き後の合成樹脂部品をフロン洗浄することにより塵
埃の除去を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在フ
ロン使用に起因する環境汚染問題により、各種技術分野
においてフロンの使用が制限あるいは撒廃される傾向に
あり、フロン洗浄による塵埃除去は事実上不可能なこと
となってきている。また、従来は洗浄工程及びその後の
袋詰めの工程を人手を介して行っていたので、作業性が
悪いばかりでなく製品が汚染されるおそれがあった。本
発明は、従来技術の上記問題点に鑑み、合成樹脂部品を
モールド成形する際に発生する塵埃を、フロン洗浄する
ことなく除去することができると共に、合成樹脂製品の
成形から塵埃の除去及び袋詰めに至る一連の作業を無人
化することができる塵埃除去装置を提供することを目的
とするものである。
【0004】
【課題を解決するため手段】このため本発明では、樹脂
成形品の塵埃除去装置を、一端が樹脂成形機の製品排出
口に連結可能にされると共に、他端に製品収納用の袋が
装着可能にされたシュートと、該シュートの上方に配置
されたイオン化エアーガンと、前記シュートに前記イオ
ン化エアーガンのエアー噴出方向に対峙して設けられた
集塵口と、該集塵口を被覆する網体とから構成したこと
を第1の特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係る塵埃除去装置
を樹脂成形装置に取付けた状態を示す斜視図、図2は塵
埃除去装置の正面図、図3は塵埃除去装置の平面図、図
4は塵埃除去装置の側面図、図5は図2のA−A線断面
図、図6は図4のB−B線断面図、図7は塵埃除去装置
の作動システムを示すブロック図である。
【0006】図1乃至図6に示すように、塵埃除去装置
1のシュート2は、その断面が矩形の筒状に形成され基
台3上に傾斜して固定されており、シュート2の上端開
口部2aが樹脂成形機Mの製品排出部に気密状態で連結
できるようにされている。樹脂成形機Mによりモールド
成形され金型より抜け出た樹脂成形品Pは上端開口部2
aからシュート2内に落下して内部を滑落してシュート
2の下端開口部2bから排出され、下端に装着された製
品収納用の袋10に収容される。
【0007】シュート2には、その上部略中央に一対の
イオン化エアーガン4及び5を配置してシュート2の内
部にエアーを噴出する。そして、これらイオン化エアー
ガン4及び5のエアー噴出方向に対峙して集塵口8が設
けられており、集塵口8は金網9で被覆されると共に、
集塵パイプ8aを介して集塵機Sに連結されている。
尚、図中6はシュート2内部の清掃及びメンテナンスを
行う際に取外し可能にされた蓋、7は滑落する樹脂成形
品Pをシュート2の中央に案内するガイド板である。ま
た、基台3の脚部3a及び3bの下端にはキャスター1
9が配され装置全体を移動できるようにされている。
【0008】一対のイオン化エアーガン4及び5は、正
あるいは負の電荷を持つイオン化エアーを発生して噴出
する装置である。このイオン化エアーを成形部品Pに吹
きつけることにより成形部品Pが金型から抜け出るとき
の摩擦により発生した静電気によって帯電した電荷を中
和する。例えば、成形部品Pが正の電荷に帯電していれ
ば、負の電荷を持つイオン化エアーを吹きつければ良
い。(イオン化エアーガンのイオン電荷は正負のどちら
にも切換可能にされている。) これにより、成形部品Pの静電吸着力は消滅し、成形部
品Pに付着したモールド屑等の塵埃は確実に剥離して風
圧により除去される。ここで、イオン化エアーガン4
は、エアーを広範囲に噴出して除塵をより効果的に行う
ためにその噴出口4aが末広に形成されると共に、エア
ーを弾発的に噴出するようにされている。また、イオン
化エアーガン5の噴出口5aは先細に形成されエアーを
連続的に噴出してエアーカーテンとなり、成形部品Pを
一旦停留させると共に、塵埃が製品収納袋10へ侵入す
るのを防止できるようにされている。
【0009】次に、図5及び図7を参照して本装置の作
動について説明する。樹脂成形機Mの金型より抜け出た
成形部品Pは、シュート2の上端開口部2aよりシュー
ト2内へ落下する。その際、樹脂成形機Mの金型の開信
号が制御ユニット17に送信されると制御ユニット17
からイオン化エアーガンコントローラー18にスタート
信号が送信されイオン化エアーガン4及び5からのエア
ー噴出が開始する。このイオン化エアーガン4及び5に
は除湿用のフィルター11及び除塵用のフィルター12
を介して浄化されたエアーが供給される。尚、図中13
はレギュレーター、14は圧力スイッチ、15及び16
はソレノイドバルブである。成形部品Pはシュート2内
を滑り落ち、イオン化エアーガン4の直下を通過する際
に上述した静電気の中和作用を含む除塵作用により塵埃
が吹き飛ばされ、吹き飛ばされた塵埃は金網9を介して
集塵口8から集塵機Sに吸引される。塵埃が除去された
成形部品Pは、イオン化エアーガン5のエアーカーテン
機能により一旦停留した後、エアーの噴出が停止すると
同時に、製品Pはシュート2の下端開口部2bから排出
され製品収納袋10に落下する。以上、本装置は上記の
動作を反復連続して行う。
【0010】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下の優れた効果を有する。 (1).フロン洗浄することなくモールド成形による合
成樹脂製品の塵埃除去を行うことができる。 (2).合成樹脂製品の成形から塵埃の除去及び袋詰め
に至る一連の作業を無人化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塵埃除去装置を樹脂成形装置に取
付けた状態を示す斜視図である。
【図2】塵埃除去装置の正面図である。
【図3】塵埃除去装置の平面図である。
【図4】塵埃除去装置の側面図である。
【図5】図2のA−A線断面図である。
【図6】図3のB−B線断面図である。
【図7】塵埃除去装置の作動システムを示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 塵埃除去装置 2 シュート 2a 上端開口部 2b 下端開口部 3 基台 3a 脚部 3b 脚部 4 イオン化エアーガン(除塵用) 5 イオン化エアーガン(エアカーテン用) 6 蓋 7 ガイド板 8 集塵口 8a 集塵パイプ 9 金網 10 製品収納袋 11 フィルター(除湿用) 12 フィルター(除塵用) 13 レギュレーター 14 圧力スイッチ 15 ソレノイドバルブ 16 ソレノイドバルブ 17 制御ユニット 18 イオン化エアーガンコントローラー 19 キャスター M 樹脂成形機 S 集塵機 P 樹脂成形品(製品)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が樹脂成形機の製品排出口に連結可能
    にされると共に、他端に製品収納用の袋が装着可能にさ
    れたシュートと、該シュートの上方に配置されたイオン
    化エアーガンと、前記シュートに前記イオン化エアーガ
    ンのエアー噴出方向に対峙して設けられた集塵口と、該
    集塵口を被覆する網体とから成ることを特徴とする樹脂
    成形品の塵埃除去装置。
  2. 【請求項2】一方はエアーを弾発的に噴出し、他方はエ
    アーを連続的に噴出するようにされた少なくとも一対の
    イオン化エアーガンを設けたことを特徴とする請求項1
    記載の樹脂成形品の塵埃除去装置。
  3. 【請求項3】樹脂成形機の金型の開信号を受けてイオン
    化エアーガンがエアーの噴出を開始するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の塵埃除去装置。
JP4396196A 1996-01-23 1996-01-23 樹脂成形品の塵埃除去装置 Pending JPH09193195A (ja)

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JP4396196A JPH09193195A (ja) 1996-01-23 1996-01-23 樹脂成形品の塵埃除去装置

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JP4396196A JPH09193195A (ja) 1996-01-23 1996-01-23 樹脂成形品の塵埃除去装置

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JPH09193195A true JPH09193195A (ja) 1997-07-29

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ID=12678313

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JP4396196A Pending JPH09193195A (ja) 1996-01-23 1996-01-23 樹脂成形品の塵埃除去装置

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JP (1) JPH09193195A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012240421A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Leonhard Kurz Stiftung & Co Kg インモールド加飾方法及び装置

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JP2012240421A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Leonhard Kurz Stiftung & Co Kg インモールド加飾方法及び装置

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