JPH09192773A - フランジナット素材の圧造方法 - Google Patents
フランジナット素材の圧造方法Info
- Publication number
- JPH09192773A JPH09192773A JP1711696A JP1711696A JPH09192773A JP H09192773 A JPH09192773 A JP H09192773A JP 1711696 A JP1711696 A JP 1711696A JP 1711696 A JP1711696 A JP 1711696A JP H09192773 A JPH09192773 A JP H09192773A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- forging
- raw material
- heading
- flange
- cutting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フランジナット素材を３ダイ３ブローヘッダ
ーで能率良く圧造する。 【解決手段】 Ｌ／ｄが１．３〜２．５の素材を用いて
圧造する。
ーで能率良く圧造する。 【解決手段】 Ｌ／ｄが１．３〜２．５の素材を用いて
圧造する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はフランジナットのね
じ切り前の素材を圧造する方法に関する。
じ切り前の素材を圧造する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、フランジナット素材の圧造は４つ
の圧造工程を有する専用のナットホーマーによって４工
程に分けて行われていた。
の圧造工程を有する専用のナットホーマーによって４工
程に分けて行われていた。
【０００３】すなわち、切断した素材を矯正する第１圧
造工程と、フランジとなる部分を残して外周を正六角形
に圧造する第２圧造工程と、円形のフランジを圧造する
第３圧造工程と、ねじ孔となる部分を打ち抜く第４工程
とからなっていた。
造工程と、フランジとなる部分を残して外周を正六角形
に圧造する第２圧造工程と、円形のフランジを圧造する
第３圧造工程と、ねじ孔となる部分を打ち抜く第４工程
とからなっていた。
【０００４】このように、４工程に分ける必要があるの
は、切断した素材の長さの直径に対する比（以下、Ｌ／
ｄという）をほぼ１にすると圧造による変形量が最も小
さく、圧造能力の小さいホーマーでも加工が可能である
が、Ｌ／ｄが１程度であると、切断ダイスと素材との間
隙のため切断の際に作用する剪断力によって大きな歪み
が生じることにより、そのままでは圧造することができ
ず、素材を円柱形に矯正する矯正工程を設けなければな
らないからである。
は、切断した素材の長さの直径に対する比（以下、Ｌ／
ｄという）をほぼ１にすると圧造による変形量が最も小
さく、圧造能力の小さいホーマーでも加工が可能である
が、Ｌ／ｄが１程度であると、切断ダイスと素材との間
隙のため切断の際に作用する剪断力によって大きな歪み
が生じることにより、そのままでは圧造することができ
ず、素材を円柱形に矯正する矯正工程を設けなければな
らないからである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来のナットホーマーによるフランジナッ
ト素材の圧造工程が多く一般的に工程数の多い圧造機械
は生産速度が遅くなるために、生産能率が低いことであ
る。さらに型費が高くコスト高になることである。
する課題は、従来のナットホーマーによるフランジナッ
ト素材の圧造工程が多く一般的に工程数の多い圧造機械
は生産速度が遅くなるために、生産能率が低いことであ
る。さらに型費が高くコスト高になることである。
【０００６】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】本発明の
フランジナット素材の圧造方法は上記課題を解決するた
めの手段として、線材を直径に対する長さの比が１．３
〜２．５の素材に切断する工程と、フランジとなる部分
を残して外周を正六角形に圧造する第１圧造工程と、円
形のフランジを圧造する第２圧造工程と、ねじ孔となる
部分を打ち抜く第３圧造工程と、からなる構成としたも
のであって、Ｌ／ｄが大きいから切断の際の素材の歪み
が小さく、そのまま圧造工程に入ることができて矯正工
程が不要となり、３つの圧造工程で製造することができ
るから、汎用の３ダイ３ブローヘッダーを用いて能率よ
く製造することができ、また、圧造加工比が大きいから
高強度の製品を得ることができる効果がある。さらに型
費が安くなることからコスト低減の効果もある。
フランジナット素材の圧造方法は上記課題を解決するた
めの手段として、線材を直径に対する長さの比が１．３
〜２．５の素材に切断する工程と、フランジとなる部分
を残して外周を正六角形に圧造する第１圧造工程と、円
形のフランジを圧造する第２圧造工程と、ねじ孔となる
部分を打ち抜く第３圧造工程と、からなる構成としたも
のであって、Ｌ／ｄが大きいから切断の際の素材の歪み
が小さく、そのまま圧造工程に入ることができて矯正工
程が不要となり、３つの圧造工程で製造することができ
るから、汎用の３ダイ３ブローヘッダーを用いて能率よ
く製造することができ、また、圧造加工比が大きいから
高強度の製品を得ることができる効果がある。さらに型
費が安くなることからコスト低減の効果もある。
【０００７】なお、Ｌ／ｄを１．３〜２．５の範囲とし
たのは１．３より小さいと切断の際の素材の歪みが大き
くて矯正工程が必要となり、２．５より大きいと第１圧
造工程において座屈するおそれがあるからである。
たのは１．３より小さいと切断の際の素材の歪みが大き
くて矯正工程が必要となり、２．５より大きいと第１圧
造工程において座屈するおそれがあるからである。
【０００８】
【実施の形態】以下、本発明を呼び径８ｍｍのフランジ
ナットを製造に適用した実施の一形態を添付図面に基づ
いて説明する。
ナットを製造に適用した実施の一形態を添付図面に基づ
いて説明する。
【０００９】図１は線材から切断した円柱形の素材１を
示し、長さＬは１６．７ｍｍ、直径ｄは８．８７ｍｍで
あって、Ｌ／ｄ＝１．９である。
示し、長さＬは１６．７ｍｍ、直径ｄは８．８７ｍｍで
あって、Ｌ／ｄ＝１．９である。
【００１０】図２は第１圧造工程で圧造された素材２を
示し、後工程でフランジとなる部分を円錐台形部３とし
て残し、他の部分を正六角形部４に成形したものであっ
て、図５に示すように、ダイスｃとこれに嵌合するピン
ｄ及びパンチａとこれに嵌合するピンｂにより圧造され
る。
示し、後工程でフランジとなる部分を円錐台形部３とし
て残し、他の部分を正六角形部４に成形したものであっ
て、図５に示すように、ダイスｃとこれに嵌合するピン
ｄ及びパンチａとこれに嵌合するピンｂにより圧造され
る。
【００１１】図３は第２圧造工程で圧造された素材５を
示し、正六角形部４の一端にフランジ６が形成され、フ
ランジ６側の端面に面取付きの凹部７を、正六角形部４
側の端面に凹部８をそれぞれ成形したものであって、図
６に示すように、ダイスｆとこれに嵌合するピンｇ及び
パンチｅにより圧造される。
示し、正六角形部４の一端にフランジ６が形成され、フ
ランジ６側の端面に面取付きの凹部７を、正六角形部４
側の端面に凹部８をそれぞれ成形したものであって、図
６に示すように、ダイスｆとこれに嵌合するピンｇ及び
パンチｅにより圧造される。
【００１２】図４は第３工程で圧造された素材９を示
し、素材５の中心に雌ねじの下孔１０を打ち抜きにより
形成したものであって、図７に示すように、ダイスｊと
これに嵌合するピンｉ及び中空のパンチｈにより打ち抜
き加工される。
し、素材５の中心に雌ねじの下孔１０を打ち抜きにより
形成したものであって、図７に示すように、ダイスｊと
これに嵌合するピンｉ及び中空のパンチｈにより打ち抜
き加工される。
【図１】Ａは切断された素材１の側面図、Ｂは正面図で
ある。
ある。
【図２】Ａは第１圧造工程を施された素材２の側面図、
Ｂは断面図、Ｃは正面図である。
Ｂは断面図、Ｃは正面図である。
【図３】Ａは第２圧造工程を施された素材５の側面図、
Ｂは断面図、Ｃは正面図である。
Ｂは断面図、Ｃは正面図である。
【図４】Ａは第３圧造工程を施された素材９の側面図、
Ｂは断面図、Ｃは正面図である。
Ｂは断面図、Ｃは正面図である。
【図５】第１圧造工程の断面図である。
【図６】第２圧造工程の断面図である。
【図７】第３圧造工程の断面図である。
１：切断された素材 ２：第１圧造工程の施された素材 ５：第２圧造工程の施された素材 ９：第３圧造工程の施された素材
Claims (1)
- 【請求項１】 線材を直径に対する長さの比が１．３〜
２．５の素材に切断する工程と、 フランジとなる部分を残して外周を正六角形に圧造する
第１圧造工程と、 円形のフランジを圧造する第２圧造工程と、 ねじ孔となる部分を打ち抜く第３圧造工程と、からなる
フランジナット素材の圧造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1711696A JPH09192773A (ja) | 1996-01-05 | 1996-01-05 | フランジナット素材の圧造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1711696A JPH09192773A (ja) | 1996-01-05 | 1996-01-05 | フランジナット素材の圧造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09192773A true JPH09192773A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=11935073
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1711696A Pending JPH09192773A (ja) | 1996-01-05 | 1996-01-05 | フランジナット素材の圧造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09192773A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103722106A (zh) * | 2012-10-10 | 2014-04-16 | 聚亨企业股份有限公司 | 六角螺丝的成型装置及其制造方法 |
| EP3795272A1 (en) * | 2019-09-20 | 2021-03-24 | Hitachi Metals, Ltd. | Nut-shaped fcc magnet and method for manufacturing the same |
| KR102399380B1 (ko) * | 2022-03-31 | 2022-05-19 | 주식회사 서울에프엔디 | 후렌지너트 마중스프링을 이용한 제품수용장치 |
-
1996
- 1996-01-05 JP JP1711696A patent/JPH09192773A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103722106A (zh) * | 2012-10-10 | 2014-04-16 | 聚亨企业股份有限公司 | 六角螺丝的成型装置及其制造方法 |
| EP3795272A1 (en) * | 2019-09-20 | 2021-03-24 | Hitachi Metals, Ltd. | Nut-shaped fcc magnet and method for manufacturing the same |
| KR102399380B1 (ko) * | 2022-03-31 | 2022-05-19 | 주식회사 서울에프엔디 | 후렌지너트 마중스프링을 이용한 제품수용장치 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3699346B2 (ja) | 溝付きナットの製造方法 | |
| JP3787767B2 (ja) | 鍔付き連結シャフトの製造方法 | |
| JPH09192773A (ja) | フランジナット素材の圧造方法 | |
| KR20060130273A (ko) | 용접 너트 및 이의 제조방법 | |
| JP2006255778A (ja) | 座金とボルトの同時圧造方法 | |
| JPS63299839A (ja) | 縦溝付きナットの製造方法及び装置 | |
| CN1827291A (zh) | 自攻螺丝的制造方法 | |
| JP2017074600A (ja) | 座金付きナットの製造方法 | |
| US2814812A (en) | Method of forging nut blanks having axially extending skirt portions and attaching awasher thereto | |
| US6558263B1 (en) | Forging method of a hollow part | |
| JPH10211540A (ja) | 六角頭ボルトの製造方法 | |
| JPWO2008111121A1 (ja) | リング状部材の製造方法 | |
| JPS63235040A (ja) | 角形頭部をもつボルトの製造方法 | |
| JP2002224789A (ja) | くさびボルト用粗形材の製造方法 | |
| JPH0635021B2 (ja) | バ−リング加工方法 | |
| JPH05305383A (ja) | 割溝付きスリーブ及びその製造方法 | |
| JPS58345A (ja) | 仮枠締結用ボルトの製造方法 | |
| JP3746828B2 (ja) | 円筒状部品の製造方法 | |
| RU2080955C1 (ru) | Способ изготовления головок торцовых ключей с рифленой наружной поверхностью | |
| JP2001321867A (ja) | スチールホイールにおけるボルト穴の成形方法 | |
| JPS57134232A (en) | Method and apparatus for manufacturing bolt having bulge at tip | |
| JP3013080B2 (ja) | シャフトの圧造成形方法 | |
| JPS6061134A (ja) | バルブ状成形物の加工方法 | |
| JPH11290985A (ja) | ボルト素形材の製造方法 | |
| JP2005103637A (ja) | 座金を含む複数部材の圧造方法 |