JPH09191687A - 直流ブラシレスモータの駆動方法とその装置 - Google Patents

直流ブラシレスモータの駆動方法とその装置

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JPH09191687A
JPH09191687A JP8002723A JP272396A JPH09191687A JP H09191687 A JPH09191687 A JP H09191687A JP 8002723 A JP8002723 A JP 8002723A JP 272396 A JP272396 A JP 272396A JP H09191687 A JPH09191687 A JP H09191687A
Authority
JP
Japan
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phase
circuit
signal
energization
conduction
Prior art date
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Pending
Application number
JP8002723A
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English (en)
Inventor
Yuichi Senoo
優一 妹尾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置検出器の位置を変えることなく、固定電
機子の巻線の通電位相を電流量に比例して進相し、効率
を向上する、直流ブラシレスモータの駆動装置の提供。 【解決手段】 回転子1aの位置を検出し位置検出信号
を出力する位置検出器2と、前記位置検出信号に基づい
て通電信号を出力する通電位相合成回路4と、前記通電
信号に基づいて固定電機子1bに通電する駆動回路8と
を有する直流ブラシレスモータの駆動装置において、通
電位相合成回路4と駆動回路8との間に、モータの電流
値を検出する電流検出回路9と、電機子誘起電圧の位相
に対して前記モータの電流値に比例して位相が進んだ調
相信号を出力する通電位相調整回路6と、起動時には、
前記通電信号を駆動回路8に出力し、起動後には、前記
調相信号に基づく調相通電信号を駆動回路8に出力する
通電信号切換回路7とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OA機器、音響機
器、映像機器等に使用される直流ブラシレスモータに関
し、特に、直流ブラシレスモータの駆動方法とその装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、OA機器、音響機器、映像機器等
の省電力化の要望が強くなり、直流ブラシレスモータの
高効率化が求められている。
【0003】直流ブラシレスモータの駆動方法とその装
置の従来例の構成と動作とを図4、図5に基づいて説明
する。
【0004】図4、図5において、1bは中心部に固定
配置された固定電機子、1aは省略表現により円形に記
載されているが、前記固定電気子1bの周りを回転する
多極着磁された永久磁石の回転子、1は前記永久磁石の
回転子1aと前記固定電機子1bとにより構成される直
流ブラシレスモータ、2は前記回転子1aの位置を検出
する位置検出素子HU、HV、HWにより構成され、電
気的に120°位相がずれた位置検出信号a、b、cを
出力する位置検出器、3はコンパレータ3a、3b、3
cにより構成され、前記位置検出信号a、b、cを波形
整形する波形整形回路、4は前記波形整形回路3によっ
て波形整形された前記位置検出信号a、b、cから、通
電信号d、e、fを出力する通電位相合成回路、8は前
記通電位相合成回路4から出力された通電信号d、e、
fに従って前記直流ブラシレスモータ1の固定電機子1
bの各相の巻線に通電する駆動回路である。
【0005】上記のようにすると、直流ブラシレスモー
タ1は、回転子1aと各相の巻線を有する固定電機子1
bとの相互位置に合わせて、固定電機子1bの各相の巻
線に通電し、回転子1aを所定回転数で回転することが
でき、ブラシ付DCモータのブラシと整流子との寿命問
題から開放され、且つ、小型化が可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来例
の構成では、固定電機子1bの各相の巻線にインダクタ
ンスLがあるので、モータ1が回転し負荷に応じて電流
が増加すると、電流の立ち上がり立ち下がりにおける前
記インダクタンスLの影響が大きくなり、結果として、
電流量に比例して位相が遅れ、モータ1の効率を低下す
るという問題点がある。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決するため
に、位置検出器の位置を変えることなく、電気的操作に
より通電位相を電流量に比例して進相し、効率を向上さ
せる、直流ブラシレスモータの駆動方法とその装置の提
供を課題とする。
【0008】
【発明を解決するための手段】本願第1発明は、上記の
課題を解決するために、永久磁石の回転子と、各相の巻
線を有する固定電機子とからなる直流ブラシレスモータ
の駆動方法において、起動時は、前記回転子の位置を検
出して位置検出信号を出力し、前記位置検出信号に基づ
いて通電信号を出力し、前記通電信号に基づいて前記モ
ータに通電して起動し、起動後は、前記通電信号の位相
を、前記固定電機子に発生する誘起電圧の位相に対し
て、前記モータの電流値に比例して進相させるように制
御することを特徴とする。
【0009】又、本願第2発明は、上記の課題を解決す
るために、永久磁石の回転子の位置を検出し位置検出信
号を出力する位置検出器と、前記位置検出信号に基づい
て通電信号を出力する通電位相合成回路と、前記通電信
号に基づいて固定電機子各相の巻線に通電する駆動回路
とを有する直流ブラシレスモータの駆動装置において、
前記通電位相合成回路と前記駆動回路との間に、モータ
の電流値を示す電流値信号を出力する電流値信号回路
と、固定電機子各相に発生する電機子誘起電圧の位相に
対して前記電流値信号に比例して位相が進んだ調相信号
を出力する通電位相調整回路と、起動時には、前記通電
信号を前記駆動回路に出力し、起動後には、前記調相信
号に基づく調相通電信号を前記駆動回路に出力する通電
信号切換回路とを設けたことを特徴とする。
【0010】上記のようにすると、本願第1、第2発明
共に、固定電機子各相の巻線が有するインダクタンスの
ために、負荷に応じて電流が増加すると、電流増加に比
例して位相が遅れ、効率が低下するという直流ブラシレ
スモータの問題点を、位置検出器を移動させるという複
雑な機構を使用することなしに解決し、巻線のインダク
タンスによる電流位相の遅れを回復しモータの効率を向
上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態の構成と動
作を図1〜図3に基づいて説明する。
【0012】図1において、1bは中心部に固定配置さ
れた固定電機子、1aは省略表現により円形に記載され
ているが、前記固定電気子1bの周りを回転する多極着
磁された永久磁石の回転子、1は前記永久磁石の回転子
1aと前記固定電機子1bとにより構成される直流ブラ
シレスモータ、2は前記回転子1aの位置を検出する位
置検出素子HU、HV、HWにより構成され、電気的に
120°位相がずれた図2の位置検出信号a、b、cを
出力する位置検出器、3はコンパレータ3a、3b、3
cにより構成され、図2の前記位置検出信号a、b、c
を波形整形する波形整形回路、4は前記波形整形回路3
によって波形整形された図2の通電信号d、e、fを出
力する通電位相合成回路、5はモータ1の固定電機子1
b各相に発生する電機子誘起電圧g、h、iを検出し、
図2に示すように各誘起電圧g、h、iの0電圧時に合
わせて進相信号jを出力する進相信号出力回路、9はモ
ータ1に流れる電流値、例えば駆動回路8における直流
電源の供給電流値を検出し、検出した電流値に比例する
図2の比例電圧vを出力する電流値信号回路である。
【0013】通電位相調整回路6を、図3に基づいて説
明する。
【0014】図3において、進相信号出力回路5からの
進相信号jがSRラッチ回路41に入力される。SRラ
ッチ回路41は進相信号jによってセットされて、トラ
ンジスタ45をオンしトランジスタ44をオフする信号
を出力する。トランジスタ45がオンすることにより、
充電されていたコンデンサ42が定電流回路43を通し
て一定の電流を流して放電する。コンデンサ42の端子
電圧kは、比較回路48により、図2に示すように、前
記電流値信号回路9からの比例電圧vと比較される。同
時に、前記コンデンサ42の端子電圧kは、比較回路4
7で、図2に示す所定電圧v0 と比較される。前記比較
回路47は、前記端子電圧kが前記所定電圧v0 まで低
下すると、前記SRラッチ回路41をリセットする信号
を出力する。リセットされたSRラッチ回路41は、ト
ランジスタ44をオンしトランジスタ45をオフする。
これによって、前記コンデンサ42は、定電流回路46
によって一定の電流で再充電され、図2に示すように、
鋸歯状に変化する。この鋸歯状に変化する前記コンデン
サ42の端子電圧kと、前記のモータ1の電流に比例し
た比例電圧vとの交点は、前記のモータ1の電流に比例
する進相量を有することになる。そして、前記コンデン
サ42の端子電圧kと前記比例電圧vとを比較している
前記比較回路48から、kとvとの交点に対応して、図
2に示す調相信号mを、各Dフリップフロップ回路5
0、52、54に出力させる。
【0015】通電位相合成回路4からの通電信号d、
e、fが、インバータ回路49、51、53に入力す
る。インバータ回路49、51、53は通電信号d、
e、fを反転して、Dフリップフロップ回路50、5
2、54に入力する。Dフリップフロップ回路50、5
2、54は、入力された通電信号d、e、fと前記比較
回路48からの前記調相信号mとに基づいて、前記調相
信号mの立ち上がりエッジに同期して、図2に示す調相
通電信号n、o、pを通電信号切換回路7に出力する。
【0016】通電回路切換回路7は、起動時には、通電
位相合成回路4から入力した通電信号d、e、fを駆動
回路8に出力し、駆動後は、通電位相調整回路6から入
力した調相通電信号n、o、pを駆動回路8に出力する
ように出力の切り換えを行う。
【0017】以上により、本実施の形態は、進相信号出
力回路5、通電位相調整回路6、通電信号切換回路7を
設けることにより、位置検出器を移動させるという複雑
な機構を使用することなしに、モータ1の電流値に比例
して位相を調整しながら直流ブラシレスモータを駆動す
ることができる。
【0018】尚、本発明の直流ブラシレスモータの駆動
方法とその装置は、起動後は、通電信号の位相を、固定
電機子に発生する誘起電圧の位相に対して、モータの電
流値に比例して進相させるように制御することができ、
巻線のインダクタンスによる電流位相の遅れを回復しモ
ータの効率を向上することができれば良いので、本実施
の形態の方法に限らず、電機子に発生する誘起電圧の位
相に相当するものを基準にし、この基準になる位相か
ら、モータの電流値に比例して決めた進相量だけ進相し
た通電信号を使用できる方法であれば、自由に設計して
使用し、本実施の形態と同じ効果が得られる。又本実施
の形態はアウタロータ構造の直流ブラシレスモータに関
するものであるが、本発明をインナロータ構造の直流ブ
ラシレスモータに適用することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、位置検出器を移動させ
るという複雑な機構を使用することなしに、モータに流
れる電流値に比例して、固定電機子の巻線における通電
位相を進めることができるので、巻線のインデクタンス
による電流位相の遅れに基づく効率の低下を防止できる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の一実施の形態の動作を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態の構成の要部を示すブロ
ック図である。
【図4】従来例の構成を示すブロック図である。
【図5】従来例の動作を示す図である。
【符合の説明】
HU、HV、HW 位置検出素子 1 ブラシレスモータ 1a 回転子 1b 固定電機子 2 位置検出器 3 波形整形回路 3a、3b、3c コンパレータ 4 通電位相合成回路 5 進相信号出力回路 6 通電位相調整回路 7 通電信号切換回路 8 駆動回路 9 電流値信号回路 41 RSラッチ回路 42 コンデンサ 43 定電流回路 44 トランジスタ 45 トランジスタ 46 定電流回路 47 比較回路 48 比較回路 49、51、53 インバータ回路 50、52、54 Dフリップフロップ回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石の回転子と、各相の巻線を有す
    る固定電機子とからなる直流ブラシレスモータの駆動方
    法において、起動時は、前記回転子の位置を検出して位
    置検出信号を出力し、前記位置検出信号に基づいて通電
    信号を出力し、前記通電信号に基づいて前記モータに通
    電して起動し、起動後は、前記通電信号の位相を、前記
    固定電機子に発生する誘起電圧の位相に対して、前記モ
    ータの電流値に比例して進相させるように制御すること
    を特徴とする直流ブラシレスモータの駆動方法。
  2. 【請求項2】 永久磁石の回転子の位置を検出し位置検
    出信号を出力する位置検出器と、前記位置検出信号に基
    づいて通電信号を出力する通電位相合成回路と、前記通
    電信号に基づいて固定電機子各相の巻線に通電する駆動
    回路とを有する直流ブラシレスモータの駆動装置におい
    て、前記通電位相合成回路と前記駆動回路との間に、モ
    ータの電流値を示す電流値信号を出力する電流値信号回
    路と、固定電機子各相に発生する電機子誘起電圧の位相
    に対して前記電流値に比例して位相が進んだ調相信号を
    出力する通電位相調整回路と、起動時には、前記通電信
    号を前記駆動回路に出力し、起動後には、前記調相信号
    に基づく調相通電信号を前記駆動回路に出力する通電信
    号切換回路とを設けることを特徴とする直流ブラシレス
    モータの駆動装置。
JP8002723A 1996-01-11 1996-01-11 直流ブラシレスモータの駆動方法とその装置 Pending JPH09191687A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002034280A (ja) * 2000-07-18 2002-01-31 Daikin Ind Ltd ブラシレスdcモータ制御方法およびその装置
JP2002112577A (ja) * 2000-10-02 2002-04-12 Oriental Motor Co Ltd ブラシレスdcモータの駆動装置および駆動方法

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