JPH09190935A - 負荷時タップ切換変圧器のタップ切換制御回路 - Google Patents
負荷時タップ切換変圧器のタップ切換制御回路Info
- Publication number
- JPH09190935A JPH09190935A JP116196A JP116196A JPH09190935A JP H09190935 A JPH09190935 A JP H09190935A JP 116196 A JP116196 A JP 116196A JP 116196 A JP116196 A JP 116196A JP H09190935 A JPH09190935 A JP H09190935A
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- Japan
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- tap
- transformer
- voltage value
- control circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】操作員が１度の制御指令で複数タップの操作を
可能とする負荷時タップ切換変圧器のタップ切換制御回
路を提供すること。 【解決手段】複数のタップを有する負荷時タップ切換変
圧器とこのタップを切り換えるタップ切換器を備えた電
力系統の負荷時タップ切換変圧器のタップ切換制御回路
において、現在のタップ位置と変圧器の二次電圧値を検
出する検出手段と、変圧器の二次側の基準電圧値と１タ
ップ分の電圧変化値を予め設定する設定手段と、現在の
二次電圧値と変圧器の二次側の基準電圧値との偏差が大
きい場合、タップ切換器にて基準電圧値まで駆動させる
制御指令を出力する制御装置とを備えているので、１回
の制御指令で自動的に電圧差相当回数分の制御指令を演
算装置より出力することが可能となり、従来のようにタ
ップ切換えのための時間と手間がかからなくなった。
可能とする負荷時タップ切換変圧器のタップ切換制御回
路を提供すること。 【解決手段】複数のタップを有する負荷時タップ切換変
圧器とこのタップを切り換えるタップ切換器を備えた電
力系統の負荷時タップ切換変圧器のタップ切換制御回路
において、現在のタップ位置と変圧器の二次電圧値を検
出する検出手段と、変圧器の二次側の基準電圧値と１タ
ップ分の電圧変化値を予め設定する設定手段と、現在の
二次電圧値と変圧器の二次側の基準電圧値との偏差が大
きい場合、タップ切換器にて基準電圧値まで駆動させる
制御指令を出力する制御装置とを備えているので、１回
の制御指令で自動的に電圧差相当回数分の制御指令を演
算装置より出力することが可能となり、従来のようにタ
ップ切換えのための時間と手間がかからなくなった。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷時タップ切換
変圧器のタップ切換制御回路に関する。
変圧器のタップ切換制御回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】通常、電力系統の受変電設備には、電力
の授受を円滑にするために負荷時タップ切換変圧器が用
いられている。このような電力系統の負荷時タップ切換
変圧器のタップ切換制御回路の構成例を図３に示す。
の授受を円滑にするために負荷時タップ切換変圧器が用
いられている。このような電力系統の負荷時タップ切換
変圧器のタップ切換制御回路の構成例を図３に示す。
【０００３】同図に示すように、電力会社の電源設備１
より供給された電力は、需要家設備の遮断器２および負
荷時タップ切換変圧器３を介して負荷（図示しない）に
供給される。負荷時タップ切換変圧器３にはタップを作
動させるためのタップ切換器４が付随しており、制御盤
６のスイッチより演算装置５を経て入力される制御指令
によりタップ切換器４が操作され、負荷時タップ切換変
圧器３の切換えタップが制御される。
より供給された電力は、需要家設備の遮断器２および負
荷時タップ切換変圧器３を介して負荷（図示しない）に
供給される。負荷時タップ切換変圧器３にはタップを作
動させるためのタップ切換器４が付随しており、制御盤
６のスイッチより演算装置５を経て入力される制御指令
によりタップ切換器４が操作され、負荷時タップ切換変
圧器３の切換えタップが制御される。
【０００４】次に、タップ切換器の一連の手順を図４の
フロー図を参照して説明する。操作員は、まずステップ
Ｓ１０にて最新の変圧器二次電圧値を確認する。次にス
テップＳ１１にてタップを操作する必要性について判断
し、操作の必要ありと判断した場合、ステップＳ１２で
タップ制御指令を出力する。ステップＳ１３では操作後
の変圧器二次電圧値を確認し、ステップＳ１４にて変圧
器二次電圧値が適切か否かを判断する。
フロー図を参照して説明する。操作員は、まずステップ
Ｓ１０にて最新の変圧器二次電圧値を確認する。次にス
テップＳ１１にてタップを操作する必要性について判断
し、操作の必要ありと判断した場合、ステップＳ１２で
タップ制御指令を出力する。ステップＳ１３では操作後
の変圧器二次電圧値を確認し、ステップＳ１４にて変圧
器二次電圧値が適切か否かを判断する。
【０００５】以上の操作及び判断指令の入力は、すべて
操作員が人手で行っており、図３の演算装置５は、入力
された制御指令をそのままタップ切換器４へ出力してい
るに過ぎず、内部で特別な演算は実行されていない。
操作員が人手で行っており、図３の演算装置５は、入力
された制御指令をそのままタップ切換器４へ出力してい
るに過ぎず、内部で特別な演算は実行されていない。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のタップ切換制御回路では、１タップ操作に
付き１回の制御指令が要求される。したがって、必要と
される変圧器二次電圧値と最新の変圧器二次電圧値の偏
差が極めて大きく、１度に複数タップ分の操作が必要と
なる場合、操作員は複数回制御指令を出す必要があり、
適正な制御を行うために時間と手間を必要とするという
問題があった。
ような従来のタップ切換制御回路では、１タップ操作に
付き１回の制御指令が要求される。したがって、必要と
される変圧器二次電圧値と最新の変圧器二次電圧値の偏
差が極めて大きく、１度に複数タップ分の操作が必要と
なる場合、操作員は複数回制御指令を出す必要があり、
適正な制御を行うために時間と手間を必要とするという
問題があった。
【０００７】本発明は上記問題を解決するためになされ
たもので、その目的は、予め演算装置に必要な数値を入
力または設定し、操作員が１度の制御指令で複数タップ
の操作を可能とする負荷時タップ切換変圧器のタップ切
換制御回路を提供することにある。
たもので、その目的は、予め演算装置に必要な数値を入
力または設定し、操作員が１度の制御指令で複数タップ
の操作を可能とする負荷時タップ切換変圧器のタップ切
換制御回路を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項１は、複数のタップを有する負荷時
タップ切換変圧器と前記タップを切り換えるタップ切換
器を備えた電力系統の負荷時タップ切換変圧器のタップ
切換制御回路において、前記変圧器の現在のタップ位置
と前記変圧器の二次電圧値を検出する検出手段と、前記
変圧器の二次側の基準電圧値と１タップ分の電圧変化値
を予め設定する設定手段と、前記変圧器の現在の二次電
圧値と前記変圧器の二次側の基準電圧値との偏差が大き
い場合、前記タップ切換器にて前記基準電圧値まで駆動
させる制御指令を出力する制御装置とを備えていること
を特徴とする。
に、本発明の請求項１は、複数のタップを有する負荷時
タップ切換変圧器と前記タップを切り換えるタップ切換
器を備えた電力系統の負荷時タップ切換変圧器のタップ
切換制御回路において、前記変圧器の現在のタップ位置
と前記変圧器の二次電圧値を検出する検出手段と、前記
変圧器の二次側の基準電圧値と１タップ分の電圧変化値
を予め設定する設定手段と、前記変圧器の現在の二次電
圧値と前記変圧器の二次側の基準電圧値との偏差が大き
い場合、前記タップ切換器にて前記基準電圧値まで駆動
させる制御指令を出力する制御装置とを備えていること
を特徴とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図１は本発明の一実施例の電力系統
図であり、既に説明した従来例と同一部分には同一符号
を付して説明する。
参照して説明する。図１は本発明の一実施例の電力系統
図であり、既に説明した従来例と同一部分には同一符号
を付して説明する。
【００１０】同図において、１は電力会社の電源設備で
あり、需要家設備の遮断器２、負荷時タップ切換変圧器
３を介して図示しない負荷に電力が供給される。負荷時
タップ切換変圧器３にはタップを作動させるためのタッ
プ切換器４が付随している。操作員は制御盤６よりタッ
プ切換制御指令を出力する。
あり、需要家設備の遮断器２、負荷時タップ切換変圧器
３を介して図示しない負荷に電力が供給される。負荷時
タップ切換変圧器３にはタップを作動させるためのタッ
プ切換器４が付随している。操作員は制御盤６よりタッ
プ切換制御指令を出力する。
【００１１】次に、本実施例の制御手順を図２のフロー
図を参照して説明する。まず、ステップＳ１では操作員
が基準電圧値８と１タップ分の電圧変化量９を演算装置
５へ設定入力する。ステップＳ２では変圧器二次電圧値
を演算装置５へ入力しておく。次に、操作員はステップ
Ｓ３にて変圧器二次電圧値を確認した後、ステップＳ４
にてタップ操作を行うか否かを判断する。タップ操作を
行うと判断すると、制御盤６より演算装置５へタップ切
換制御指令を出力する。このタップ切換制御指令を受け
た演算装置５は直ちにステップＳ５の演算を実行する。
すなわち、ステップＳ１にて設定した基準電圧値８とス
テップＳ２にて入力された変圧器二次電圧値９との差の
絶対値をＸとし、同じくステップＳ１にて設定した１タ
ップ分の電圧変化量９をＹとする。そして、Ｚ＝Ｘ／Ｙ
を求める。さらに、ステップＳ６ではｉ＝０を設定し、
ステップＳ７ではタップ作動指令を出力した後、ステッ
プＳ８にてｉ＝ｉ＋１を実行し、新たに設定されたｉと
Ｚの比較をステップＳ９にて行う。その結果がｉ≧Ｚで
あれば、ステップＳ２へのジャンプを実行する。ｉ＜Ｚ
であれば、ステップＳ７へのジャンプを実行し、ｉ≧Ｚ
の条件を満たすまでステップＳ７〜Ｓ８を繰り返す。そ
の結果、Ｚの整数値が必要タップ数となり、ステップＳ
７にて演算装置５よりタップ切換器４へＺ回タップ作動
指令が出力されることになる。
図を参照して説明する。まず、ステップＳ１では操作員
が基準電圧値８と１タップ分の電圧変化量９を演算装置
５へ設定入力する。ステップＳ２では変圧器二次電圧値
を演算装置５へ入力しておく。次に、操作員はステップ
Ｓ３にて変圧器二次電圧値を確認した後、ステップＳ４
にてタップ操作を行うか否かを判断する。タップ操作を
行うと判断すると、制御盤６より演算装置５へタップ切
換制御指令を出力する。このタップ切換制御指令を受け
た演算装置５は直ちにステップＳ５の演算を実行する。
すなわち、ステップＳ１にて設定した基準電圧値８とス
テップＳ２にて入力された変圧器二次電圧値９との差の
絶対値をＸとし、同じくステップＳ１にて設定した１タ
ップ分の電圧変化量９をＹとする。そして、Ｚ＝Ｘ／Ｙ
を求める。さらに、ステップＳ６ではｉ＝０を設定し、
ステップＳ７ではタップ作動指令を出力した後、ステッ
プＳ８にてｉ＝ｉ＋１を実行し、新たに設定されたｉと
Ｚの比較をステップＳ９にて行う。その結果がｉ≧Ｚで
あれば、ステップＳ２へのジャンプを実行する。ｉ＜Ｚ
であれば、ステップＳ７へのジャンプを実行し、ｉ≧Ｚ
の条件を満たすまでステップＳ７〜Ｓ８を繰り返す。そ
の結果、Ｚの整数値が必要タップ数となり、ステップＳ
７にて演算装置５よりタップ切換器４へＺ回タップ作動
指令が出力されることになる。
【００１２】一方、ステップＳ４で操作員がタップ操作
を行わないと判断した場合、ステップＳ２の変圧器二次
電圧値の入力に戻り、上記手順を繰り返す。上述したよ
うに、本実施例によると、負荷時タップ切換変圧器のタ
ップ切換制御回路における複数のタップ制御の手間を確
実に減らすことが可能である。また、受変電設備におけ
る負荷時タップ切換変圧器のタップ切換の切換制御を、
電子計算機等の演算装置を介して行うとさらに能率良く
行うことができる。
を行わないと判断した場合、ステップＳ２の変圧器二次
電圧値の入力に戻り、上記手順を繰り返す。上述したよ
うに、本実施例によると、負荷時タップ切換変圧器のタ
ップ切換制御回路における複数のタップ制御の手間を確
実に減らすことが可能である。また、受変電設備におけ
る負荷時タップ切換変圧器のタップ切換の切換制御を、
電子計算機等の演算装置を介して行うとさらに能率良く
行うことができる。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
現在の変圧器の二次電圧値と基準電圧値の偏差が大きい
場合、予め設定しておいた１タップ分の電圧変化量より
電圧差が何タップ分に相当するかを求め、１回の制御指
令で自動的に電圧差相当回数分の制御指令を演算装置よ
り出力することができるので、従来の負荷時タップ切換
変圧器のタップ切換制御回路のように時間と手間が掛か
ったという問題を解決することが可能である。
現在の変圧器の二次電圧値と基準電圧値の偏差が大きい
場合、予め設定しておいた１タップ分の電圧変化量より
電圧差が何タップ分に相当するかを求め、１回の制御指
令で自動的に電圧差相当回数分の制御指令を演算装置よ
り出力することができるので、従来の負荷時タップ切換
変圧器のタップ切換制御回路のように時間と手間が掛か
ったという問題を解決することが可能である。
【図１】本発明の一実施例の電力系統図。
【図２】図１のタップ切換器制御回路の実行手順を示す
フローチャート。
フローチャート。
【図３】従来のタップ切換器制御回路を含む電力系統
図。
図。
【図４】図３のタップ切換器制御回路の実行手順を示す
フローチャート。
フローチャート。
１…電源設備、２…遮断器、３…負荷時タップ切換変圧
器（ＬＲＴ）、４…タップ切換器（ＬＴＣ）、５…演算
装置、６…制御盤、７…変圧器二次電圧値、８…変圧器
二次電圧の基準値、９…１タップ分の電圧変化量。
器（ＬＲＴ）、４…タップ切換器（ＬＴＣ）、５…演算
装置、６…制御盤、７…変圧器二次電圧値、８…変圧器
二次電圧の基準値、９…１タップ分の電圧変化量。
Claims (1)
- 【請求項１】 複数のタップを有する負荷時タップ切換
変圧器と前記タップを切り換えるタップ切換器を備えた
電力系統の負荷時タップ切換変圧器のタップ切換制御回
路において、前記変圧器の現在のタップ位置と前記変圧
器の二次電圧値を検出する検出手段と、前記変圧器の二
次側の基準電圧値と１タップ分の電圧変化値を予め設定
する設定手段と、前記変圧器の現在の二次電圧値と前記
変圧器の二次側の基準電圧値との偏差が大きい場合、前
記タップ切換器にて前記基準電圧値まで駆動させる制御
指令を出力する制御装置とを備えていることを特徴とす
る負荷時タップ切換変圧器のタップ切換制御回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP116196A JPH09190935A (ja) | 1996-01-09 | 1996-01-09 | 負荷時タップ切換変圧器のタップ切換制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP116196A JPH09190935A (ja) | 1996-01-09 | 1996-01-09 | 負荷時タップ切換変圧器のタップ切換制御回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09190935A true JPH09190935A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11493720
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP116196A Pending JPH09190935A (ja) | 1996-01-09 | 1996-01-09 | 負荷時タップ切換変圧器のタップ切換制御回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09190935A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2201433A1 (en) * | 2007-10-19 | 2010-06-30 | Shell Internationale Research Maatschappij B.V. | Variable voltage load tap changing transformer |
| US8857506B2 (en) | 2006-04-21 | 2014-10-14 | Shell Oil Company | Alternate energy source usage methods for in situ heat treatment processes |
-
1996
- 1996-01-09 JP JP116196A patent/JPH09190935A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8857506B2 (en) | 2006-04-21 | 2014-10-14 | Shell Oil Company | Alternate energy source usage methods for in situ heat treatment processes |
| EP2201433A1 (en) * | 2007-10-19 | 2010-06-30 | Shell Internationale Research Maatschappij B.V. | Variable voltage load tap changing transformer |
| EP2201433A4 (en) * | 2007-10-19 | 2013-12-04 | Shell Int Research | VOLTAGE CHANGE SWITCH WITH VARIABLE VOLTAGE |
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