JPH09190729A - 半導電性複合碍子 - Google Patents

半導電性複合碍子

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JPH09190729A
JPH09190729A JP114896A JP114896A JPH09190729A JP H09190729 A JPH09190729 A JP H09190729A JP 114896 A JP114896 A JP 114896A JP 114896 A JP114896 A JP 114896A JP H09190729 A JPH09190729 A JP H09190729A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁器碍子に比べて軽量で撥水性に優れた複合
碍子に対して、半導電性を付与し、ラジオ・テレビ等の
雑音障害を防止し、耐汚損特性を改良した複合碍子を提
供することを目的とする。 【解決手段】 コア部材と該コア部材の周囲に設けたシ
リコーンゴムからなる外被からなる複合碍子であって、
外被表面に半導電性シリコーンゴム層が設けられてお
り、該半導電性シリコーンゴムにはカーボンブラック、
金属粉末、金属繊維及び炭素繊維から選ばれた少なくと
も1つの機能性充填剤を含む複合碍子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、送電線を支持す
る等のために用いられ、特にラジオ・テレビ等に対する
雑音障害を生じさせず、汚損特性を改良した半導電性複
合碍子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 碍子は、一般に高電圧線等を絶縁支持
するため等に用いられるが、碍子の高電圧線近傍及び接
地側近傍の電位は他の箇所に比較して高く、その結果コ
ロナ放電が生じラジオ・テレビ等に雑音障害を発生する
とともに耐汚損性を損なう可能性がある。かかる不均一
な電位分布をより平坦なものとしてコロナ放電を生じに
くくし、ラジオ・テレビ等でのに雑音障害の発生を防止
し、かつ碍子の耐汚損性を上げるため、従来から導電性
を持たせた碍子が使用されている。例えば、特開昭46
−53417に開示されたように導電性釉薬を塗布した
碍子が知られている。この碍子は、電孤遮断作用を行う
複数の笠状体を有する高電圧用の碍子であって、笠状体
の間に位置する円筒状部分に金属酸化物からなる半導電
性の表面層を設けたものである。かかる碍子は、磁器碍
子を対象としており、金属酸化物を混入させた釉薬を碍
子の表面に塗布することによって導電性をもたせたもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、FRPロッド等
からなるコア部材の回りに絶縁性の高分子材料からなる
外被を設けた複合碍子の場合にも、不均一な電位分布に
よりコロナ放電が生ずるという問題はあったが、複合碍
子で用いている構成材料の硬度及び弾性の点から特開昭
46−53417に開示された方法で複合碍子に導電性
を持たせることは出来ない。現在の所、複合碍子に導電
性をもたせるのに有効な技術はなかった。
【0004】 本発明者は、複合碍子の材料が、磁器碍
子に比較してトラッキング及びエロージョンを生じ易い
ため、複合碍子に導電性を付与するには、耐トラッキン
グ性及び耐エロージョン性を満足させながら導電性を付
与する必要があるということに留意し、複合碍子に導電
性を付与する材料を種々検討することによって、本発明
を完成した。
【0005】 本発明は、磁器碍子に比べて軽量で撥水
性に優れた複合碍子に対して、半導電性を付与し、ラジ
オ・テレビ等の雑音障害を防止し、耐汚損特性を改良し
た複合碍子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本発明の複合碍子は、
コア部材と該コア部材の周囲に設けた絶縁性高分子材料
からなる外被とからなる複合碍子であって、少なくとも
外被表面部層が半導電性高分子材料からなり、外被表面
部層にはカーボンブラック、金属粉末、金属繊維及び炭
素繊維から選ばれた少なくとも1つの導電性付与充填剤
が含まれていることを特徴とする。
【0007】 本発明の複合碍子は、外被表面部層がカ
ーボンブラック、金属粉末、金属繊維及び炭素繊維から
選ばれた少なくとも1つの機能性充填剤を含む半導電性
高分子材料からなるので、碍子の周囲の電位分布がより
均一化される。その結果、コロナ放電が防止され、ラジ
オ・テレビ等の雑音障害を防止し、耐汚損特性が改良さ
れる。
【0008】
【発明の実施の形態】 本発明の複合碍子として、好ま
しい態様として以下に掲げるのものがある。上記必須要
件に加え、以下の(1)−(4)の特徴を適宜任意に組
み合わせたものも本発明の好ましい態様に含まれる。
【0009】(1) 前記絶縁性高分子材料が、シリコ
ーンゴムあるいはエチレンープロピレンージエン共重合
体(EPDM)である。この場合には、外被としての特
性をより好適に発揮できる。
【0010】(2) 前記外被の全体が半導電性高分子
材料からなる。この場合には、碍子全体の導電性がさら
に大きくなり、碍子の周囲の電位分布の均一化、コロナ
放電の防止効果等がさらに向上する。
【0011】(3) 外被の表面に耐トラッキング性及
び耐エロージョン性に優れた高分子材料層を設ける。こ
の場合には、導電性を付与する半導電性高分子材料と耐
トラッキング性及び耐エロージョン性を与える高分子材
料層を別々に選択出来るという利点があり、また、耐ト
ラッキング性及び耐エロージョン性を低下させることの
ない複合碍子が得られる。
【0012】(4) コア部材が樹脂で含浸したガラス
繊維の束からなり、該ガラス繊維の一部が半導電性細線
で置換、あるいはコア部材にカーボンブラック、金属粉
末、金属繊維及び炭素繊維から選ばれた少なくとも1つ
の導電性付与充填剤を混入させることによってコア部材
に半導電性を持たせる。この場合には、コア部材が半導
電性とされ、かつ上記外被で覆われているため、外被の
劣化に伴いトラッキング及びエロージョン等の劣化した
場合でも複合碍子全体の抵抗値の変化がなく、従って、
複合碍子を安定して使用できる。また、碍子の許容抵抗
値をコアの製造時で規定できるため、傘の各種デザイン
に対応することができる。
【0013】(5) 複合碍子を使用する路線の電圧が
1kVとした場合、複合碍子の両端の抵抗値を路線電圧
1kV当たり1MΩ−10MΩに設定する。上記抵抗値
の範囲は、以下の点を考慮して好ましい抵抗値の範囲と
して決定された。すなわち、抵抗値が高すぎる場合に
は、碍子の周囲の電位分布の均一化の効果が得られな
い。抵抗値が低すぎると、漏れ電流が必要以上に流れ過
ぎ、電力損失値が無視しえないレベルに至る。さらに、
漏れ電流によるジュール熱で複合碍子が発熱し、材料の
劣化が激しくなる。
【0014】 本願明細書にいう『複合碍子』とは、F
RP等からなる中空あるいは中実の碍子コア部とその外
周面に設けた絶縁性高分子材料からなる外被とからなる
碍子をいう。該絶縁高分子材料としては、一般的ゴムが
使用可能で、特にシリコーンゴム、エチレンープロピレ
ン共重合体、エチレンープロピレンージエン共重合体等
が好ましい材料として挙げられる。該ゴム材料をベース
ゴムとして、これに通常の各種添加剤を配合して最終的
な外被材料とし、成形・加硫を通してコア部材周囲に外
被を形成する。本発明に係る複合碍子の外被の形状は、
通常採用されている形状と同一形状とする。以下に、本
発明で用いる複合碍子の構成材料について説明する。
【0015】(1) コア部材 コア部材としては、複合碍子に通常用いているFRP等
からなるコア部材を用いる。すなわち、コア部材は樹脂
で含浸したガラス繊維等の束からなる。コア部材に半導
電性を持たせるためには、該ガラス繊維の一部を半導電
性細線で置換するか、あるいはコア部材にカーボンブラ
ック、金属粉末、金属繊維及び炭素繊維から選ばれた少
なくとも1つの導電性付与のための機能性充填剤を硬化
前の樹脂に混入・混練し、これをガラス繊維等の束に含
浸させてコア部材を形成する。
【0016】(2) 外被 i) シリコーンゴムをベースゴムとして用いる場合 例えば、a)一分子中に少なくとも2個のケイ素原子結
合アルケニル基を有するジオリガノポリシロキサン(粘
度25゜Cで10cSt以上、好ましくは40x104
以上、分子量5x104 以上)、b)シリカ微粉末(ヒ
ュームドシリカ、沈殿シリカ、シリカアエロゲル等、好
ましくは粒径が50μm 以下、比表面積が100m2/g
以上の超微粒子ヒュームドシリカ)をa)成分100重
量部に対し好ましくは10−100重量部、c)水酸化
アルミニウム(Al2 3 ・3H 2 O、好ましくは平均
粒径5μm 未満)、好ましくは成分a)100重量部に
対し15−300重量部、好ましくは50〜200重量
部、d)ベンゾイルペーオキサイド等の有機過酸化物
(加硫剤)、e)その他周知の適当な添加剤(非補強性
添加剤、顔料、耐熱剤、難燃剤、内部用離型剤、可塑剤
等)から外被材料を得られる。 ii) ベースゴムとしてEPDMを用いる場合 ベースゴムとしてのEPDMに対し上記i)(b)から
(e)を同様の条件で添加・混合することによって外被
材料が得られる。
【0017】(3)半導電性外被表面部形成材料(外被
表面部層形成用材料) 外被の表面部を形成する材料(外被表面部層用材料)と
しては、基本的に外被材料で説明した材料に半導電性を
付与する機能を有する機能性充填剤を添加して得ること
ができる。ただし、外被表面部層とする場合には、製作
上の点から液状シリコーンゴムに機能性充填剤を添加し
た構成とすることが好ましい。本項でいう半導電性材料
としては、その材料の体積抵抗率が103 〜1010Ωcm
のものをいう。(通常ポリマー碍子用外被ゴムに使う絶
縁材料は1014Ωcmレベルである)。
【0018】 液状シリコーンゴムは、ジメチルシロキ
サンを代表とするポリマー、シリカ微粉末(補強材・増
量無機充填剤)、架橋剤、触媒等からなる。かかる液状
シリコーンゴムには、製品形態からして1液タイプと2
液タイプとがあり、また硬化機構から凝縮反応タイプと
付加反応タイプとがあるが、これらのいずれのもの本発
明で用いることができる。
【0019】(4)外被表面部層形成用材料に含有する
カーボンブラック、金属粉末、金属繊維、炭素繊維 i)カーボンブラック カーボンブラックとしては、従来知られているケッチェ
ンブラック、XCFカーボン、アセチレンブラック、S
RFカーボン、グラファイト、アクチベイチドカーボン
等を用いることができる。カーボンの添加量は、選択す
るカーボンの種類及び所望の半導電性特性からその配合
量を決定できる。このような各種カーボンブラックの材
料特性・挙動については、例えば特開昭56−165、
203、特開昭59−18、734等に記載されてい
る。本発明で用いるカーボンの粒径としては100μm
以下、比表面積としては1 m2 /g−1000 m2
/gのものが適用可能である。 ii) 金属粉末 金属粉末としては、銀、銅、ニッケル、アルミニウム等
が考えられる。また、使用形態は、金属単体で使用する
以外に、合金、酸化物、ヨウ化物、ハロゲン化物等の形
態で用いることもできる。粉末の形状としては、球状の
他、楕円形、板状等のものも使用できる。球状の場合に
は、粒径が100μm以下のものを用いることが好まし
い。 iii)金属繊維 金属繊維の材料としては、上記金属粉末の材料が用いら
れ、繊径は100μm以下のものが用いられる。 iv) 炭素繊維 炭素繊維としては、繊径が100μm以下のものが用い
られる。上記導電性物質は、単体でもあるいはそれらの
混合物としても用いても構わない。半導電性外被表面部
層の好ましい厚さは,特に限定されないが、表面のトラ
ッキング・エロージョンによる侵食を考慮して5mm以
上とすることが好ましい。さらに、外被表面部のみを半
導性とするのではなく、外被全体を半導性とすることも
でき、本項でいう「外被表面部層」はかかる場合も含
む。 v)耐トラッキング及び耐エロージョン性に優れた高分子
材料。 耐トラッキング性用高分子材料としては、基本構成とし
て外被を形成する高分子材料(シリコーンゴムおよび
EPDMゴム等)と同一である。ただし、作製上の観点
から液状シリコーンゴムが好ましい。水酸化アルミニウ
ムを添加するが、その量は平均粒径5μm 以下のサイズ
で、ポリマー100重量部に対して15〜300重量部
が好ましい。また液状シリコーンゴムの流動性を持たせ
る必要から、さらに好ましくは15〜100重量部とす
る。膜厚の考え方としては、耐用年数の間トラッキング
・エロージョンによる劣化を防ぐに必要な厚みとする。
耐トラッキング性用高分子材料層の厚みは2mm以上が好
ましい。
【0020】 本発明の複合碍子は、FRP等からなる
コア部材の外周に金型成型法、トランスファー法等によ
って絶縁性高分子材料からなる外被を形成する。半導電
性外被表面部層は、半導電性高分子材料に予めカーボン
ブラック、金属粉末、金属繊維及び炭素繊維から選ばれ
た少なくとも1つの半導電性付与充填剤を混入し上記外
被表面に形成する。より詳しく述べると、 非半導電
性材料で外被をコア外周に成形し、導電性充填剤を含ん
だ液状ゴムを満たしたタンクに浸し、回転させながら引
上げ、外被上に均一な半導電性材料層を形成し、外被と
ともに硬化させる。 もしくは、一度成形した碍子に
対し、半導電性層厚み分のクリアランスをとった金型に
組み込み、間隙に同液状ゴムを流して半導電性層を形成
し、外被とともに硬化させる。 液状ゴムを使用しな
い場合は、上記方法で金型内に組み混んだ後、インジェ
クション成形方法を用いて、半導電性層を形成させ、そ
の後同様に硬化させる。
【0021】 また、外被全体を半導電性高分子材料か
ら形成する場合には、半導電性シリコーンゴムに予めカ
ーボンブラック、金属粉末、金属繊維及び炭素繊維から
選ばれた少なくとも1つの半導電性付与充填剤を混入・
混練し、上記コア部材外周面に金型成型法、トランスフ
ァー法等によって該高分子材料から外被を形成する。耐
トラッキング性及び耐エロージョン性に優れた高分子材
料層は、上記半導電性外被表面部層の形成法にならい、
外被の外周面に形成する。
【0022】 また、周知の方法によりコア部材を樹脂
で含浸したガラス繊維の束で形成し、その際、該ガラス
繊維の一部を半導電性細線で置換することによりあるい
はコア部材にカーボンブラック、金属粉末、金属繊維及
び炭素繊維から選ばれた少なくとも1つの機能性充填剤
を混入させることによりコア部材に半導電性を持たせ
る。
【0023】
【実施例】 本発明を以下の実施例を参照してさらに詳
細に説明する。配合は、全て重量部で表わす。
【0024】 (実施例1〜4) 実施例1 (外被全外表面部を半導電性層とした複合碍
子) (形状) 評価法の節で記載する。 (配合) ベース材料としての外被の配合は以下のものとし
た。 ジメチルポリシロキサン(熱硬化型) 100 シリカ微粉末 50 水酸化アルミニウム 100 ベンゾイルパーオキサイド 5 表面に形成される半導電性層は、液状シリコーンゴ
ムにカーボンブラックを添加した配合とした。 ジメチルポリシロキサン(1液タイプ液状ゴム) 100 シリカ微粉末 50 架橋剤(以下のものも含めて、架橋剤とあるのは 5 ベンゾイルパーオキサイドを示す) 触 媒 0.5 カーボンブラック 20 (平均粒径 50μm ,同比表面積 500m2/g) (成形・硬化)ベース材料としての外被ゴム素地を用
い、エポキシグラスファイバーロッドとともに圧縮成形
方法で碍子形成に成形した。半導電性層となる液状シリ
コーンゴム材質を満たしたタンクに、この成形品を一定
時間浸し、その後引き上げ膜厚が均一になるよう回転さ
せながら硬化させた。この半導電性層の厚みが5mmにな
るまで繰り返した。この後両端に金具をかしめて完成と
した。
【0025】 実施例2 (外被全体を半導電性とした
複合碍子) (形状) 評価法の節で記載する。 (配合)導電性をもつベース材料の配合は以下のものと
した。 ジメチルポリシロキサン(熱硬化型) 100 シリカ微粉末 50 水酸化アルミニウム 100 ベンゾイルパーオキサイド 5 カーボンブラック 20 (平均粒径 50μm ,同比表面積 500m2/g) (成形・硬化)上記と同様、外被ゴム素地を用い、エポ
キシグラスファイバーロッドとともに圧縮成形方法で碍
子形状に成形し、硬化した。
【0026】 実施例3 (半導電性ゴムの外表面全体
に耐トラッキング層を持つ半導電性複合碍子) (形状) 評価法は節に記載する。 (配合) 導電性をもつベース材料の配合は実施例2と同一と
した。 耐トラッキング層の配合は以下の通りとした。 ジメチルポリシロキサン(1液タイプ液状ゴム) 100 シリカ微粉末 50 水酸化アルミニウム 100 架橋剤 5 触 媒 0.5 (成形・硬化)実施例1と同一とした。耐トラッキング
層の厚みは2mmであった。
【0027】 実施例4 (コア部が半導電性である複
合碍子) (形状) 評価法は節で記載する。 (配合) 外被材料としては、実施例2で用いたゴムを使用し
た。 コアの材質は以下のものを使用した。 エポキシ樹脂(2液性) 100 カーボンブラック 30 (平均粒径 50μm ,同比表面積 500m2/g) ガラスファイバー 100 (成形・硬化)2液タイプのエポキシ樹脂にカーボンブ
ラックを添加した混合液の中に、適当量束ねたガラスフ
ァイバーを通しながら含浸させた。所望の径を持つダイ
スから引き抜き、硬化させた。外被の成形・硬化方法は
は実施例2と同じとした。
【0028】 (評価方法) (1) 評価項目として、以下(a)〜(e)を採用した。 a)電圧分担割合 b)コロナ発生の有無 c)ラジオ雑音の有無 d)汚損特性 e)耐トラッキング・エロージョン特性 (2) 試験サンプル (形状1) 評価項目a)〜d)については、以下の形
状のものとした。 5m長懸垂タイプ 735kV用 笠直径: 182mmφ 胴径: 42mmφ コア径: 32mmφ 笠ピッチ: 50mmφ 笠枚数: 89枚 (形状2) 評価項目e)については、以下の形状のも
のとした。 笠直径: 126mmφ 胴径: 26mmφ コア径: 16mmφ 笠ピッチ: 50mmφ 笠枚数: 4枚 いずれの試料においても材料構成以外は同一とする。 (3) 評価方法の説明 a)電圧分担割合 定格電圧を両端に荷電し、従来からある方法により笠位
置毎に電位分布を測定した。 b)可視コロナ発生電圧 下記条件下に供試試料を置き、引荷電圧を上げていき可
視コロナが発生した時の電圧を測定する。 汚損条件: 塩分付着密度: 0.34−0.37mg/cm2 湿潤条件: 人口霧 5g/m3 c)テレビ・ラジオ雑音 TVI,RIV 供試試料を下記条件に汚損するとともに湿潤環境下で荷
電した。この供試試料に対し、6素子八木アンテナでテ
レビ雑音(TVI)、ラジオ雑音電圧(RIV)を受
け、TVIメーター、RIVメーターおよび電磁オシロ
グラフで解析した。 TVI: 最も障害を受けやすい第1チャンネルの映像
および音声周波数の中間で、バックグランウンドノイズ
の低い94MHzwを測定した。 RIV: NBMA Pub.107 −1964を適用。測定周波
数1MHz。 引荷電圧: 735kV 汚損条件: 塩分付着密度: 0.34−0.37mg/cm2 トノコ付着密度: 0.1mg/cm2 湿潤条件: 人口霧 5g/m3 実験開始時より30分間の信号強度の平均値を表記す
る。 d)汚損耐電圧 この試験は、碍子が長期累積汚損し、定常運転時に霧、
小雨に曝されることを模擬した試験である。塩分付着密
度を変えた供試試料に対し、人口霧をかけながら引荷電
圧を上げていき、耐電圧を測定した。 塩分付着密度: 0.5mg/cm2 人口霧: 5g/m3 e)耐トラッキング・エロージョン特性 IEC 1109を適用し、下記条件で供試サンプルに
塩水噴霧と荷電を同時に行った。試験時間内にトリップ
およびエロージョン発生の有無を確認するとともに、エ
ロージョンの最大深さを測定した。 引荷電圧: 16kV 霧室容積: 8.75m3 霧吐出量: 3.5l/hr 霧の塩分濃度: 16mS/cm 試験時間 1000時間
【0029】 評価試験結果を以下の表1に示す。な
お、従来のものとして、外被を全て実施例1の外被材料
で形成したものを用いた。
【0030】
【表1】
【0031】 上記結果から、従来品に比べて本発明に
係る実施例1−4の半導電性碍子は、いずれも可視コロ
ナ発生電圧を非常に高くできるとともに、ノイズ発生を
大幅に抑制することができることが分かる。また、汚損
耐電圧についても、従来品に比べて本発明に係る実施例
1−4.の半導電性碍子は大幅に該耐電圧の向上を図る
ことができることがわかる。また、耐トラッキング及び
耐エロージョン特性についても本実施例1,2では若干
性能は低下するが、実用上問題のないレベルであること
が分かる。また、実施例3と4は従来品の現行レベルと
ほぼ同様レベルに保たれることがわかる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】 (評価方法) (1)評価項目として、以下(a)〜(e)を採用し
た。 a)電圧分担割合 b)コロナ発生の有無 c)ラジオ雑音の有無 d)汚損特性 e)耐トラッキング・エロージョン特性 (2)試験サンプル (形状1) 評価項目a)〜d)については、以下の形
状のものとした。 5m長懸垂タイプ 735kV用 笠直径: 182mmφ 胴径: 42mmφ コア径: 32mmφ 笠ピッチ: 50mmφ 笠枚数: 89枚 (形状2) 評価項目e)については、以下の形状のも
のとした。 笠直径: 126mmφ 胴径: 26mmφ コア径: 16mmφ 笠ピッチ: 50mmφ 笠枚数: 4枚 いずれの試料においても材料構成以外は同一とする。 (3)評価方法の説明 a)電圧分担割合 定格電圧を両端に荷電し、従来からある方法により笠位
置毎に電位分布を測定した。 b)可視コロナ発生電圧 下記条件下に供試試料を置き、引荷電圧を上げていき可
視コロナが発生した時の電圧を測定する。 汚損条件: 塩分付着密度: 0.34−0.37mg/cm 湿潤条件: 人口霧 5g/m c)テレビ・ラジオ雑音 TVI,RIV 供試試料を下記条件に汚損するとともに湿潤環境下で荷
電した。この供試試料に対し、6素子八木アンテナでテ
レビ雑音(TVI)、ラジオ雑音電圧(RIV)を受
け、TVIメーター、RIVメーターおよび電磁オシロ
グラフで解析した。 TVI: 最も障害を受けやすい第1チャンネルの映像
および音声周波数の中間で、バックグランウンドノイズ
の低い94MHzwを測定した。 RIV: NEMA Pub.107−1964を適
用。測定周波数1MHz。 引荷電圧: 735kV 汚損条件: 塩分付着密度: 0.34−0.37mg/cm トノコ付着密度: 0.1mg/cm 湿潤条件: 人口霧 5g/m 実験開始時より30分間の信号強度の平均値を表記す
る。 d)汚損耐電圧 この試験は、碍子が長期累積汚損し、定常運転時に霧、
小雨に曝されることを模擬した試験である。塩分付着密
度を変えた供試試料に対し、人口霧をかけながら引荷電
圧を上げていき、耐電圧を測定した。 塩分付着密度: 0.5mg/cm 人口霧: 5g/m e)耐トラッキング・エロージョン特性 IEC 1109を適用し、下記条件で供試サンプルに
塩水噴霧と荷電を同時に行った。試験時間内にトリップ
およびエロージョン発生の有無を確認するとともに、エ
ロージョンの最大深さを測定した。 引荷電圧: 16kV 霧室容積: 8.75m 霧吐出量: 3.51/hr 霧の塩分濃度: 16mS/cm 試験時間 1000時間

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア部材と該コア部材の周囲に設けた絶
    縁性高分子材料からなる外被で形成された複合碍子であ
    って、少なくとも外被表面部層が半導電性高分子材料か
    らなり、外被表面部層にはカーボンブラック、金属粉
    末、金属繊維及び炭素繊維から選ばれた少なくとも1つ
    の導電性付与充填剤が含まれる複合碍子。
  2. 【請求項2】 前記絶縁性高分子材料が、シリコーンゴ
    ムあるいはエチレンープロピレンージエン共重合体(E
    PDM)であることを特徴とする請求項1に記載した複
    合碍子。
  3. 【請求項3】 前記外被の全体が半導電性シリコーンゴ
    ムからなることを特徴とする請求項1に記載した複合碍
    子。
  4. 【請求項4】 外被の表面に耐トラッキング性及び耐エ
    ロージョン性に優れた高分子材料層を設けたことを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載した複合碍子。
  5. 【請求項5】 コア部材が樹脂で含浸したガラス繊維の
    束からなり、該ガラス繊維の一部が半導電性細線で置換
    あるいはコア部材にカーボンブラック、金属粉末、金属
    繊維及び炭素繊維から選ばれた少なくとも1つの導電性
    付与充填剤を混入させることによってコア部材に半導電
    性を持たせていることを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれかに記載した複合碍子。
  6. 【請求項6】 複合碍子を使用する路線の電圧を1kV
    とした場合、複合碍子の両端の抵抗値が1MΩ−10M
    Ωであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに
    記載した複合碍子。
  7. 【請求項7】 取付金具が両端に取り付けられているこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載した複
    合碍子。
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