JPH09190661A - Ｖｔｒ等におけるカセットローディング装置 - Google Patents
Ｖｔｒ等におけるカセットローディング装置Info
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- JPH09190661A JPH09190661A JP8018158A JP1815896A JPH09190661A JP H09190661 A JPH09190661 A JP H09190661A JP 8018158 A JP8018158 A JP 8018158A JP 1815896 A JP1815896 A JP 1815896A JP H09190661 A JPH09190661 A JP H09190661A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 単一のトーションバネを用いてイジェクト時
にカセットホルダーをこの位置に付勢し、ローディング
時にはカセットホルダーを付勢してこの位置に安定せし
める。部品点数を削減し、メカのコストダウンを図る。 【解決手段】 カセットを保持するためのカセットホル
ダー１は側板２ａのガイド溝３に沿って案内されるスラ
イドピン１ａを有し、またローディングアーム４に設置
されたトーションバネ５によりイジェクト時にはイジェ
クト位置に付勢さける。カセットをカセットホルダー１
へ挿入すると、このカセットホルダー１がトーションバ
ネ５に抗してイジェクト位置より移動する。この移動距
離が所定値になると駆動手段によりローディングアーム
４が回動され、カセットホルダー１はガイド溝３に沿っ
てローディング位置まで移動し、ローディング位置で
は、トーションバネ５がスライドピン１ａを付勢してカ
セットホルダー１をローディング状態に安定せしめる。
にカセットホルダーをこの位置に付勢し、ローディング
時にはカセットホルダーを付勢してこの位置に安定せし
める。部品点数を削減し、メカのコストダウンを図る。 【解決手段】 カセットを保持するためのカセットホル
ダー１は側板２ａのガイド溝３に沿って案内されるスラ
イドピン１ａを有し、またローディングアーム４に設置
されたトーションバネ５によりイジェクト時にはイジェ
クト位置に付勢さける。カセットをカセットホルダー１
へ挿入すると、このカセットホルダー１がトーションバ
ネ５に抗してイジェクト位置より移動する。この移動距
離が所定値になると駆動手段によりローディングアーム
４が回動され、カセットホルダー１はガイド溝３に沿っ
てローディング位置まで移動し、ローディング位置で
は、トーションバネ５がスライドピン１ａを付勢してカ
セットホルダー１をローディング状態に安定せしめる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明はＶＴＲ（ビデオテ
ープレコーダ）等（再生専用機をも含む）の磁気記録再
生装置におけるカセットローディング装置に関する。
ープレコーダ）等（再生専用機をも含む）の磁気記録再
生装置におけるカセットローディング装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のＶＴＲ等におけるカセッ
トローディング装置として、図７乃至図１１に示すもの
が知られている。これらの図中、図７は要部の斜視図、
図８は図７の要部の拡大斜視図、図９乃至図１１は動作
を説明するための側面図であって、各部材を透視して示
したものである。図において、符号１はカセットホルダ
ーであり、これには図示していない周知のカセットが保
持される。このカセットホルダー１にはスライドピン１
ａが突設されている。２はシャシであり、これに固定さ
れた側板２ａには前記スライドピン１ａが嵌合され、該
スライドピンを案内するガイド溝３が設けられ、また前
記側板２ａには４ｂを支点として回転可能にローディン
グアーム４が取り付けられている。
トローディング装置として、図７乃至図１１に示すもの
が知られている。これらの図中、図７は要部の斜視図、
図８は図７の要部の拡大斜視図、図９乃至図１１は動作
を説明するための側面図であって、各部材を透視して示
したものである。図において、符号１はカセットホルダ
ーであり、これには図示していない周知のカセットが保
持される。このカセットホルダー１にはスライドピン１
ａが突設されている。２はシャシであり、これに固定さ
れた側板２ａには前記スライドピン１ａが嵌合され、該
スライドピンを案内するガイド溝３が設けられ、また前
記側板２ａには４ｂを支点として回転可能にローディン
グアーム４が取り付けられている。
【０００３】このローディングアーム４にはトーション
バネ５が取り付けられ、該ローディングアーム４の溝４
ｇに前記したカセットホルダー１のスライドピン１ａが
スライド可能に取り付けられている。前記側板２ａには
図示しない駆動モーターに連結されて移動されるスライ
ダー６が取り付けられ、このスライダー６にはローディ
ングアーム４上のボス４ａが係合されるカム６ａが形成
されている。このスライダー６にはトーションバネ７が
前記ローディングアーム４のボス４ａを付勢するように
取り付けられている。上記説明では、シャシ２の片側の
側板２ａに関連した構成を説明したが、この側板２ａと
は対称に、図示していないもう一方の側板があり、この
側板に関しても上記と同様のローディングアーム等が設
けられている。
バネ５が取り付けられ、該ローディングアーム４の溝４
ｇに前記したカセットホルダー１のスライドピン１ａが
スライド可能に取り付けられている。前記側板２ａには
図示しない駆動モーターに連結されて移動されるスライ
ダー６が取り付けられ、このスライダー６にはローディ
ングアーム４上のボス４ａが係合されるカム６ａが形成
されている。このスライダー６にはトーションバネ７が
前記ローディングアーム４のボス４ａを付勢するように
取り付けられている。上記説明では、シャシ２の片側の
側板２ａに関連した構成を説明したが、この側板２ａと
は対称に、図示していないもう一方の側板があり、この
側板に関しても上記と同様のローディングアーム等が設
けられている。
【０００４】次に、上記のように構成されたカセットロ
ーディング装置の動作を図９乃至図１１を用いて説明す
る。ユーザーが図示しないＶＴＲのカセット挿入口にカ
セットを挿入すると、カセットはカセットホルダー１に
導入される。この導入により、カセットホルダー１は力
を受けるが、スライダー６に取り付けられたバネ７がロ
ーディングアーム４のボス４ａを押し、ローディングア
ーム４の溝４ｇがカセットホルダー１のスライドピン１
ａを支えるため、カセットホルダー１は動かず、カセッ
トがカセットホルダー１内に保持される。この状態が図
９に示されている。カセットがカセットホルダー１内に
保持された後に、前記した挿入によってさらにそれ以上
の力がカセットホルダー１に加わると、未だ動作してい
ない駆動モーターに連結されているスライダー６は停止
の状態になっているので、このスライダー６のバネ７が
たわんで、その分だけカセットホルダー１が移動する。
この状態が図１０に示されている。
ーディング装置の動作を図９乃至図１１を用いて説明す
る。ユーザーが図示しないＶＴＲのカセット挿入口にカ
セットを挿入すると、カセットはカセットホルダー１に
導入される。この導入により、カセットホルダー１は力
を受けるが、スライダー６に取り付けられたバネ７がロ
ーディングアーム４のボス４ａを押し、ローディングア
ーム４の溝４ｇがカセットホルダー１のスライドピン１
ａを支えるため、カセットホルダー１は動かず、カセッ
トがカセットホルダー１内に保持される。この状態が図
９に示されている。カセットがカセットホルダー１内に
保持された後に、前記した挿入によってさらにそれ以上
の力がカセットホルダー１に加わると、未だ動作してい
ない駆動モーターに連結されているスライダー６は停止
の状態になっているので、このスライダー６のバネ７が
たわんで、その分だけカセットホルダー１が移動する。
この状態が図１０に示されている。
【０００５】このカセットローディング装置には、図示
しないセンサーが設置されていて、予め設定しておいた
距離だけカセットホルダー１が、図１０に示す位置に移
動すると前記センサーがこれを感知し、この情報により
前記駆動モーターが動作し、ローディング動作が開始さ
れる。このローディング動作時には前記モーターから駆
動力を受けてスライダー６が移動し、スライダー６のカ
ム６ａがローディングアーム４を任意の速度で回動させ
る。ローディングアーム４の回動によりカセットホルダ
ー１のスライドピン１ａがローディングアーム４の溝４
ｇにより押され、カセットホルダー１はガイド溝３に沿
ってイジェクト位置からローディング位置まで移動され
る。この状態は図１１に示されている。このローディン
グ位置ではカセットホルダー１のスライドピン１ａはロ
ーディングアーム４の溝４ｇの切り欠き部４ｅに遊嵌さ
れ、バネ５の一端部近傍５ａによって付勢されるため、
カセットホルダー１はローディング位置に安定し、従っ
て前記カセットを安定した姿勢に保ち、カセットの録・
再動作を行うことができる。以上の動作により、カセッ
トのローディング動作が完了する。
しないセンサーが設置されていて、予め設定しておいた
距離だけカセットホルダー１が、図１０に示す位置に移
動すると前記センサーがこれを感知し、この情報により
前記駆動モーターが動作し、ローディング動作が開始さ
れる。このローディング動作時には前記モーターから駆
動力を受けてスライダー６が移動し、スライダー６のカ
ム６ａがローディングアーム４を任意の速度で回動させ
る。ローディングアーム４の回動によりカセットホルダ
ー１のスライドピン１ａがローディングアーム４の溝４
ｇにより押され、カセットホルダー１はガイド溝３に沿
ってイジェクト位置からローディング位置まで移動され
る。この状態は図１１に示されている。このローディン
グ位置ではカセットホルダー１のスライドピン１ａはロ
ーディングアーム４の溝４ｇの切り欠き部４ｅに遊嵌さ
れ、バネ５の一端部近傍５ａによって付勢されるため、
カセットホルダー１はローディング位置に安定し、従っ
て前記カセットを安定した姿勢に保ち、カセットの録・
再動作を行うことができる。以上の動作により、カセッ
トのローディング動作が完了する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
カセットローディング装置においては、イジェクト時に
カセットホルダーを正規のイジェクト位置に付勢するた
めのバネとローディング時にカセットホルダーの状態を
安定させるためのバネが独立して存在しており、コスト
アップの要因となっていた。この発明は部品点数を削減
し、安価なＶＴＲ等におけるカセットローディング装置
を提供することを目的とするものである。
カセットローディング装置においては、イジェクト時に
カセットホルダーを正規のイジェクト位置に付勢するた
めのバネとローディング時にカセットホルダーの状態を
安定させるためのバネが独立して存在しており、コスト
アップの要因となっていた。この発明は部品点数を削減
し、安価なＶＴＲ等におけるカセットローディング装置
を提供することを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、前
記の目的を達成するための、この発明のＶＴＲ等におけ
るカセットローディング装置は、シャシに固定され、各
別のガイド溝をそれぞれ有する一対の側板と、これらの
側板のガイド溝に沿って案内されるスライドピンを有
し、カセットを保持するためのカセットホルダーと、前
記側板にそれぞれ回動可能に設けられた各別のローディ
ングアームと、これらのローディングアームに設けられ
た第１のバネと、前記カセットホルダーが正規のイジェ
クト位置に保持されるように該カセットホルダーを付勢
する第２のバネと、前記カセットホルダーの位置を感知
するセンサーとを備え、前記カセットを手動により前記
カセットホルダーへ挿入したときに、このカセットホル
ダーが前記第２のバネに抗して前記イジェクト位置より
移動され、この移動距離が所定値になったときに、これ
を前記センサーにより感知して駆動手段により前記ロー
ディングアームを回動せしめ、該ローディングアームの
回動により、前記カセットホルダーを前記ガイド溝に沿
って、前記のように第２のバネに抗して移動された位置
からローディング位置まで移動せしめるようになし、こ
のローディング位置では、前記ローディングアームに取
り付けられた前記第１のバネが前記カセットホルダーの
前記スライドピンを付勢してカセットホルダーをローデ
ィング状態に安定せしめるようにしたカセットローディ
ング装置において、前記ローディングアームにはバネを
設置し、このバネがイジェクト時にカセットホルダーを
前記した正規のイジェクト位置に付勢するための前記第
２のバネとして働き、ローディング時にはカセットホル
ダーのスライドピンを前記のように付勢してカセットホ
ルダーをこの位置に安定せしめる前記第１のバネとして
動作するようにしたことを特徴とするものである。
記の目的を達成するための、この発明のＶＴＲ等におけ
るカセットローディング装置は、シャシに固定され、各
別のガイド溝をそれぞれ有する一対の側板と、これらの
側板のガイド溝に沿って案内されるスライドピンを有
し、カセットを保持するためのカセットホルダーと、前
記側板にそれぞれ回動可能に設けられた各別のローディ
ングアームと、これらのローディングアームに設けられ
た第１のバネと、前記カセットホルダーが正規のイジェ
クト位置に保持されるように該カセットホルダーを付勢
する第２のバネと、前記カセットホルダーの位置を感知
するセンサーとを備え、前記カセットを手動により前記
カセットホルダーへ挿入したときに、このカセットホル
ダーが前記第２のバネに抗して前記イジェクト位置より
移動され、この移動距離が所定値になったときに、これ
を前記センサーにより感知して駆動手段により前記ロー
ディングアームを回動せしめ、該ローディングアームの
回動により、前記カセットホルダーを前記ガイド溝に沿
って、前記のように第２のバネに抗して移動された位置
からローディング位置まで移動せしめるようになし、こ
のローディング位置では、前記ローディングアームに取
り付けられた前記第１のバネが前記カセットホルダーの
前記スライドピンを付勢してカセットホルダーをローデ
ィング状態に安定せしめるようにしたカセットローディ
ング装置において、前記ローディングアームにはバネを
設置し、このバネがイジェクト時にカセットホルダーを
前記した正規のイジェクト位置に付勢するための前記第
２のバネとして働き、ローディング時にはカセットホル
ダーのスライドピンを前記のように付勢してカセットホ
ルダーをこの位置に安定せしめる前記第１のバネとして
動作するようにしたことを特徴とするものである。
【０００８】また、前記のようにローディングアームに
設置されたバネとしてトーションバネを用い、前記のよ
うにローディングアームを回動させるための前記駆動手
段と前記ローディングアームとの間に介在されたスライ
ダー等の可動部材を備え、この可動部材にはボスを設
け、該ボスが前記ローディングアームに設置さられた前
記バネを押圧して前記カセットホルダーを正規のイジェ
クト位置に付勢するようにしてもよい。
設置されたバネとしてトーションバネを用い、前記のよ
うにローディングアームを回動させるための前記駆動手
段と前記ローディングアームとの間に介在されたスライ
ダー等の可動部材を備え、この可動部材にはボスを設
け、該ボスが前記ローディングアームに設置さられた前
記バネを押圧して前記カセットホルダーを正規のイジェ
クト位置に付勢するようにしてもよい。
【０００９】また、前記ローディングアームには３個の
ボスが植設され、これらのボスのうち中央に位置した第
１のボスにはこれを支点として、前記第１のバネ及び第
２のバネに代わるトーションバネが取り付けられ、この
バネの一端部近傍は残りの第２のボスに、他端部近傍は
第３のボスによって押さえられていて、初期付勢が与え
られ、この他端部近傍は前記可動部材に設置されたボス
によっても押さえられ、イジェクト時には前記ローディ
ングアームに取り付けられた前記のトーションバネの前
記他端部近傍が前記可動部材のボスによって押され、ロ
ーディングアームはこのバネの付勢力によってイジェク
ト側に押しつけられ、このバネの他端部近傍がイジェク
ト時にカセットホルダーを前記した正規のイジェクト位
置に付勢するための前記第２のバネとして働き、前記カ
セットをカセットホルダーに導入すると、前記ローディ
ングアームはこのバネによって押されるが、前記バネの
他端部近傍によってローディングアームは支えられ、該
ローディングアームは移動せず、前記カセットがカセッ
トホルダー１内に保持され、このカセットがカセットホ
ルダー内に保持された後に、さらにそれ以上の力が加わ
ると、前記バネの他端部近傍がたわんでカセットホルダ
ーが移動し、この移動距離が予め設定しておいた距離に
なると、これがセンサーにより感知され、前記駆動手段
が動作してローディング動作が開始され、カセットホル
ダーは前記ガイド溝に沿って前記の予め設定しておいた
距離に該当する位置からローディング位置まで移動さ
れ、ローディング位置では、カセットホルダーの前記ス
ライドピンが前記第１のバネとして動作する、前記バネ
の一端部近傍によって付勢され、カセットホルダーをこ
の位置に安定ならしめるようにしてもよい。
ボスが植設され、これらのボスのうち中央に位置した第
１のボスにはこれを支点として、前記第１のバネ及び第
２のバネに代わるトーションバネが取り付けられ、この
バネの一端部近傍は残りの第２のボスに、他端部近傍は
第３のボスによって押さえられていて、初期付勢が与え
られ、この他端部近傍は前記可動部材に設置されたボス
によっても押さえられ、イジェクト時には前記ローディ
ングアームに取り付けられた前記のトーションバネの前
記他端部近傍が前記可動部材のボスによって押され、ロ
ーディングアームはこのバネの付勢力によってイジェク
ト側に押しつけられ、このバネの他端部近傍がイジェク
ト時にカセットホルダーを前記した正規のイジェクト位
置に付勢するための前記第２のバネとして働き、前記カ
セットをカセットホルダーに導入すると、前記ローディ
ングアームはこのバネによって押されるが、前記バネの
他端部近傍によってローディングアームは支えられ、該
ローディングアームは移動せず、前記カセットがカセッ
トホルダー１内に保持され、このカセットがカセットホ
ルダー内に保持された後に、さらにそれ以上の力が加わ
ると、前記バネの他端部近傍がたわんでカセットホルダ
ーが移動し、この移動距離が予め設定しておいた距離に
なると、これがセンサーにより感知され、前記駆動手段
が動作してローディング動作が開始され、カセットホル
ダーは前記ガイド溝に沿って前記の予め設定しておいた
距離に該当する位置からローディング位置まで移動さ
れ、ローディング位置では、カセットホルダーの前記ス
ライドピンが前記第１のバネとして動作する、前記バネ
の一端部近傍によって付勢され、カセットホルダーをこ
の位置に安定ならしめるようにしてもよい。
【００１０】
【作用】上記のように構成されたこの発明のカセットロ
ーディング装置では、カセットホルダーを正規のイジェ
クト位置に付勢するためのバネとカセットホルダーのス
ライドピンを付勢してカセットホルダーの状態を安定さ
せるためのバネを共用することができるため、部品点数
を減らすことができ、コストダウンを図ることができ
る。
ーディング装置では、カセットホルダーを正規のイジェ
クト位置に付勢するためのバネとカセットホルダーのス
ライドピンを付勢してカセットホルダーの状態を安定さ
せるためのバネを共用することができるため、部品点数
を減らすことができ、コストダウンを図ることができ
る。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図１乃至図６基づいて説明する。これらの図中、図１は
要部の斜視図、図２は図１の要部の拡大斜視図、図３は
図２の要部の部材の拡大側面図、図４乃至図６は動作を
説明するための側面図であって、各部材を透視して示し
たものである。これらの図において、前記した図７乃至
図１１と同一符号は特に断わらない限り同様のものを示
す。カセットホルダー１にはスライドピン１ａが突設さ
れ、シャシ２には側板２ａが固定されている。この側板
２ａには前記スライドピン１ａが嵌合され、該スライド
ピンを案内するガイド溝３が設けられている。前記側板
２ａにはローディングアーム４が符号４ｂを支点として
回動可能に取り付けられ、ローディングアーム４にはト
ーションバネ５が取り付けられ、このローディングアー
ム４の溝４ｇには前記したカセットホルダー１のスライ
ドピン１ａがスライド可能に嵌合されている。
図１乃至図６基づいて説明する。これらの図中、図１は
要部の斜視図、図２は図１の要部の拡大斜視図、図３は
図２の要部の部材の拡大側面図、図４乃至図６は動作を
説明するための側面図であって、各部材を透視して示し
たものである。これらの図において、前記した図７乃至
図１１と同一符号は特に断わらない限り同様のものを示
す。カセットホルダー１にはスライドピン１ａが突設さ
れ、シャシ２には側板２ａが固定されている。この側板
２ａには前記スライドピン１ａが嵌合され、該スライド
ピンを案内するガイド溝３が設けられている。前記側板
２ａにはローディングアーム４が符号４ｂを支点として
回動可能に取り付けられ、ローディングアーム４にはト
ーションバネ５が取り付けられ、このローディングアー
ム４の溝４ｇには前記したカセットホルダー１のスライ
ドピン１ａがスライド可能に嵌合されている。
【００１２】さらに、前記側板２ａには、図示していな
い駆動モーターに連結されて、これにより移動されるス
ライダー６が取り付けられ、このスライダー６にはロー
ディングアーム４のボス４ａが係合されるカム６ａが形
成されている。ローディングアーム４には図３に拡大し
て示すように、ボス４ｃ，４ｄ，４ｆが植設され、この
ボス４ｆにはこれを支点としてトーションバネ５が取り
付けられ、このバネ５の一端部近傍５ａはボス４ｄに、
他端部近傍５ｂはボス４ｃによって押さえられていて、
初期付勢力が与えられている。イジェクト時には図４に
示すように、ローディングアーム４に取り付けられた前
記のトーションバネ５の他端部近傍５ｂがスライダー６
のボス６ｂによって押され、ローディングアーム４はこ
のバネ５の付勢力によってイジェクト側に押しつけられ
ている。そして、図示しないストッパーによって正規の
イジェクト位置に保持されている。
い駆動モーターに連結されて、これにより移動されるス
ライダー６が取り付けられ、このスライダー６にはロー
ディングアーム４のボス４ａが係合されるカム６ａが形
成されている。ローディングアーム４には図３に拡大し
て示すように、ボス４ｃ，４ｄ，４ｆが植設され、この
ボス４ｆにはこれを支点としてトーションバネ５が取り
付けられ、このバネ５の一端部近傍５ａはボス４ｄに、
他端部近傍５ｂはボス４ｃによって押さえられていて、
初期付勢力が与えられている。イジェクト時には図４に
示すように、ローディングアーム４に取り付けられた前
記のトーションバネ５の他端部近傍５ｂがスライダー６
のボス６ｂによって押され、ローディングアーム４はこ
のバネ５の付勢力によってイジェクト側に押しつけられ
ている。そして、図示しないストッパーによって正規の
イジェクト位置に保持されている。
【００１３】ユーザーがこのＶＴＲの図示していないカ
セット挿入口にカセットを挿入すると、カセットはカセ
ットホルダー１に導入される。カセットホルダー１はこ
の導入により力を受けるが、バネ５によってローディン
グアーム４は押され、ローディングアームの溝４ｇがカ
セットホルダー１のスライドピン１ａを支えるため、カ
セットホルダー１は動かず、カセットがカセットホルダ
ー１内に保持される。このカセットがカセットホルダー
１内に保持された後に、さらにそれ以上の力が加わる
と、前記従来例で説明したのと同様に、駆動モーターは
動作していないので、図５のようにバネ５がたわんでカ
セットホルダー１が移動する。そして、従来例と同様
に、予め設定しておいた距離だけカセットホルダー１が
移動すると前記したセンサーがこれを感知し、前記駆動
モーターが動き出し、ローディング動作が開始される。
セット挿入口にカセットを挿入すると、カセットはカセ
ットホルダー１に導入される。カセットホルダー１はこ
の導入により力を受けるが、バネ５によってローディン
グアーム４は押され、ローディングアームの溝４ｇがカ
セットホルダー１のスライドピン１ａを支えるため、カ
セットホルダー１は動かず、カセットがカセットホルダ
ー１内に保持される。このカセットがカセットホルダー
１内に保持された後に、さらにそれ以上の力が加わる
と、前記従来例で説明したのと同様に、駆動モーターは
動作していないので、図５のようにバネ５がたわんでカ
セットホルダー１が移動する。そして、従来例と同様
に、予め設定しておいた距離だけカセットホルダー１が
移動すると前記したセンサーがこれを感知し、前記駆動
モーターが動き出し、ローディング動作が開始される。
【００１４】ローディング動作時には前記モーターから
駆動力を受けてスライダー６が移動し、スライダー６上
のカム６ａがローディングアーム４のボス４ａに係合
し、ローディングアーム４を任意の速度で回動させる。
このローディングアーム４の回動によりカセットホルダ
ー１のスライドピン１ａがローディングアーム４の溝４
ｇにより押され、カセットホルダー１はガイド溝３に沿
ってイジェクト位置からローディング位置まで移動され
る。ローディング位置では、図６に示すように、カセッ
トホルダー１のスライドピン１ａはローディングアーム
４の溝４ｇの切り欠き部４ｅに遊嵌され、バネ５の一端
部近傍５ａによって付勢されるため、カセットホルダー
１は安定し、従ってカセットを安定した姿勢に保ち、カ
セットの録・再動作を行うことができる。
駆動力を受けてスライダー６が移動し、スライダー６上
のカム６ａがローディングアーム４のボス４ａに係合
し、ローディングアーム４を任意の速度で回動させる。
このローディングアーム４の回動によりカセットホルダ
ー１のスライドピン１ａがローディングアーム４の溝４
ｇにより押され、カセットホルダー１はガイド溝３に沿
ってイジェクト位置からローディング位置まで移動され
る。ローディング位置では、図６に示すように、カセッ
トホルダー１のスライドピン１ａはローディングアーム
４の溝４ｇの切り欠き部４ｅに遊嵌され、バネ５の一端
部近傍５ａによって付勢されるため、カセットホルダー
１は安定し、従ってカセットを安定した姿勢に保ち、カ
セットの録・再動作を行うことができる。
【００１５】
【発明の効果】この発明は上記のように構成されている
ので、部品点数が少なくなり、メカのコストダウンが図
れる。
ので、部品点数が少なくなり、メカのコストダウンが図
れる。
【図１】この発明の実施の態様を示す斜視図である。
【図２】この発明の実施の態様を示す要部の拡大斜視図
である。
である。
【図３】この発明の実施の態様を示す要部の部材の拡大
側面図である。
側面図である。
【図４】この発明の実施の態様の動作を示す側面図であ
る。
る。
【図５】この発明の実施の態様の動作を示すものであ
り、図４とは異なる動作状態の側面図である。
り、図４とは異なる動作状態の側面図である。
【図６】この発明の実施の態様の動作を示すものであ
り、図４、図５とは異なる動作状態の側面図である。
り、図４、図５とは異なる動作状態の側面図である。
【図７】従来例を示す斜視図である。
【図８】従来例示す要部の拡大斜視図である。
【図９】従来例の動作を示す側面図である。
【図１０】従来例の動作を示すものであり、図９とは異
なる動作状態の側面図である。
なる動作状態の側面図である。
【図１１】従来例の動作を示すものであり、図９、図１
０とは異なる動作状態の側面図である。
０とは異なる動作状態の側面図である。
１ カセットホルダー １ａ スライドピン ２ シャシ ２ａ 側板 ３ ガイド溝 ４ ローディングアーム ４ａ ボス ４ｂ 支点 ４ｃ，４ｄ，４ｆ ボス ４ｅ 切り欠き部 ４ｇ 溝 ５ トーションバネ ５ａ 一端部近傍 ５ｂ 他端部近傍 ６ スライダー ６ａ カム ６ｂ ボス ７ トーションバネ
Claims (3)
- 【請求項１】 シャシに固定され、各別のガイド溝をそ
れぞれ有する一対の側板と、これらの側板のガイド溝に
沿って案内されるスライドピンを有し、カセットを保持
するためのカセットホルダーと、前記側板にそれぞれ回
動可能に設けられた各別のローディングアームと、これ
らのローディングアームに設けられた第１のバネと、前
記カセットホルダーが正規のイジェクト位置に保持され
るように該カセットホルダーを付勢する第２のバネと、
前記カセットホルダーの位置を感知するセンサーとを備
え、 前記カセットを手動により前記カセットホルダーへ挿入
したときに、このカセットホルダーが前記第２のバネに
抗して前記イジェクト位置より移動され、この移動距離
が所定値になったときに、これを前記センサーにより感
知して駆動手段により前記ローディングアームを回動せ
しめ、該ローディングアームの回動により、前記カセッ
トホルダーを前記ガイド溝に沿って、前記のように第２
のバネに抗して移動された位置からローディング位置ま
で移動せしめるようになし、このローディング位置で
は、前記ローディングアームに取り付けられた前記第１
のバネが前記カセットホルダーの前記スライドピンを付
勢してカセットホルダーをローディング状態に安定せし
めるようにしたカセットローディング装置において、 前記ローディングアームにはバネを設置し、このバネが
イジェクト時にカセットホルダーを前記した正規のイジ
ェクト位置に付勢するための前記第２のバネとして働
き、ローディング時にはカセットホルダーのスライドピ
ンを前記のように付勢してカセットホルダーをこの位置
に安定せしめる前記第１のバネとして動作するようにし
たことを特徴とするＶＴＲ等におけるカセットローディ
ング装置。 - 【請求項２】 前記のようにローディングアームに設置
されたバネとしてトーションバネを用い、前記のように
ローディングアームを回動させるための前記駆動手段と
前記ローディングアームとの間に介在されたスライダー
等の可動部材を備え、この可動部材にはボスを設け、該
ボスが前記ローディングアームに設置さられた前記バネ
を押圧して前記カセットホルダーを正規のイジェクト位
置に付勢することを特徴とする請求項１記載のＶＴＲ等
におけるカセットローディング装置。 - 【請求項３】 シャシに固定され、各別のガイド溝をそ
れぞれ有する一対の側板と、これらの側板のガイド溝に
沿って案内されるスライドピンを有し、カセットを保持
するためのカセットホルダーと、前記側板にそれぞれ回
動可能に設けられた各別のローディングアームと、これ
らのローディングアームに設けられた第１のバネと、前
記カセットホルダーが正規のイジェクト位置に保持され
るように該カセットホルダーを付勢する第２のバネと、
前記カセットホルダーの位置を感知するセンサーとを備
え、 前記カセットを手動により前記カセットホルダーへ挿入
したときに、このカセットホルダーが前記第２のバネに
抗して前記イジェクト位置より移動され、この移動距離
が所定値になったときに、これを前記センサーにより感
知して駆動手段によりスライダー等の可動部材を介して
前記ローディングアームを回動せしめ、該ローディング
アームの回動により、前記カセットホルダーを前記ガイ
ド溝に沿って、前記のように第２のバネに抗して移動さ
れた位置からローディング位置まで移動せしめるように
なし、このローディング位置では、前記ローディングア
ームに取り付けられた前記第１のバネが前記カセットホ
ルダーの前記スライドピンを付勢してカセットホルダー
をローディング状態に安定せしめるようにしたカセット
ローディング装置において、 前記ローディングアームには３個のボスが植設され、こ
れらのボスのうち中央に位置した第１のボスにはこれを
支点として、前記第１のバネ及び第２のバネに代わるト
ーションバネが取り付けられ、このバネの一端部近傍は
残りの第２のボスに、他端部近傍は第３のボスによって
押さえられていて、初期付勢が与えられ、この他端部近
傍は前記可動部材に設置されたボスによっても押さえら
れ、 イジェクト時には前記ローディングアームに取り付けら
れた前記のトーションバネの前記他端部近傍が前記可動
部材のボスによって押され、ローディングアームはこの
バネの付勢力によってイジェクト側に押しつけられ、こ
のバネの他端部近傍がイジェクト時にカセットホルダー
を前記した正規のイジェクト位置に付勢するための前記
第２のバネとして働き、 カセットをカセットホルダーに導入すると、前記ローデ
ィングアームはこのバネによって押されるが、前記バネ
の他端部近傍によってローディングアームは支えられ、
該ローディングアームは移動せず、前記カセットがカセ
ットホルダー１内に保持され、 このカセットがカセットホルダー内に保持された後に、
さらにそれ以上の力が加わると、前記バネの他端部近傍
がたわんでカセットホルダーが移動し、この移動距離が
予め設定しておいた距離になると、これがセンサーによ
り感知され、前記駆動手段が動作してローディング動作
が開始され、カセットホルダーは前記ガイド溝に沿って
前記の予め設定しておいた距離に該当する位置からロー
ディング位置まで移動され、 ローディング位置では、カセットホルダーの前記スライ
ドピンが前記第１のバネとして動作する、前記バネの一
端部近傍によって付勢され、カセットホルダーをこの位
置に安定ならしめるようにしたことを特徴とするＶＴＲ
等におけるカセットローディング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8018158A JPH09190661A (ja) | 1996-01-08 | 1996-01-08 | Ｖｔｒ等におけるカセットローディング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8018158A JPH09190661A (ja) | 1996-01-08 | 1996-01-08 | Ｖｔｒ等におけるカセットローディング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09190661A true JPH09190661A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11963814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8018158A Pending JPH09190661A (ja) | 1996-01-08 | 1996-01-08 | Ｖｔｒ等におけるカセットローディング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09190661A (ja) |
-
1996
- 1996-01-08 JP JP8018158A patent/JPH09190661A/ja active Pending
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