JPH09190537A - 白線検出装置 - Google Patents
白線検出装置Info
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- JPH09190537A JPH09190537A JP8003202A JP320296A JPH09190537A JP H09190537 A JPH09190537 A JP H09190537A JP 8003202 A JP8003202 A JP 8003202A JP 320296 A JP320296 A JP 320296A JP H09190537 A JPH09190537 A JP H09190537A
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Abstract
アの影響を排除し、白線レーンマークを安定に抽出す
る。 【解決手段】CCDカメラにより得られたアナログ画像
信号はエッジ検出回路10に取り込まれ、同エッジ検出
回路10では画像信号の明るさの変化に基づき白線エッ
ジが検出される。即ち、データDi ,Di-1 の差の絶対
値ΔDi が所定のしきい値Aよりも大きければ、比較器
15の出力を「1」として白線エッジの可能性があると
する。また、比較器15の比較動作に平行して、比較器
16,17では、データDi-1 ,Di とCCDの明るさ
の飽和レベル付近に設定されたしきい値Bとを比較す
る。この場合、Di-1 ≧B又はDi ≧Bであれば、比較
器16,17の出力が「0」となり、その時のエッジデ
ータが無効化される(EDi =0となる)。
Description
oupled Device )等の固体撮像素子により得られた画像
データを用い、走行路面上の白線レーンマークを検出す
る白線検出装置に関するものである。
術を用いて抽出する場合、一般に白線レーンマークが走
行路面より明るいことを利用している。例えば図9の画
像に対してエッジ強調することで図10に示すように白
線レーンマークと道路面の境界を抽出し、そのエッジ点
を抽出することで白線レーンマークを抽出する方法があ
る。図11に従来のエッジ検出手順の一例を示す。
さを示す水平走査方向の画像データについて、i番目の
データDi と(i−1)番目のデータDi-1 とから、差
の絶対値ΔDi を算出する。続くステップ302では、
差の絶対値ΔDi としきい値Aの比較を行う。ここで、
しきい値Aは画像データがエッジとして有効かどうかを
判断するための値である。ΔDi ≦Aの場合、データD
i はエッジではないとみなし、ステップ303に進む。
ステップ303では、エッジデータEDi を「0」にク
リアする。また、ΔDi >Aの場合、データDi はエッ
ジであるとみなし、ステップ304に進む。ステップ3
04では、エッジデータEDi に「1」をセットする。
ここで、EDi =0は、その時のデータDi が白線エッ
ジでないことを意味し、EDi =1は、その時のデータ
Di が白線エッジであることを意味する。
現するための回路例を示す。図12において、CCDカ
メラからのアナログ画像信号はA/D変換器71にてA
/D変換される。デジタル画像データはラッチ回路7
2,73に直列に入力され、ラッチ回路72ではデータ
Di が、ラッチ回路73ではデータDi-1 が出力され
る。また、データDi ,Di-1 は演算回路74に入力さ
れ、同演算回路74では各データの差の絶対値ΔDi が
算出される(ΔDi =|Di −Di-1 |)。
れ、同比較器75では差の絶対値ΔDi と所定のしきい
値Aとが比較される。この場合、差の絶対値ΔDi がし
きい値Aより大きければ、真のエッジであるとみなされ
比較器75の出力は「1」となる。差の絶対値ΔDi が
しきい値A以下であれば、真のエッジでないとみなされ
比較器75の出力は「0」となる。比較器75から出力
されるエッジデータはエッジデータメモリ76に保存さ
れる。
白線検出装置では、以下に示す問題を生ずる。つまり、
夜間及びトンネル内においては対向車のヘッドライトや
街路灯の明かりがCCDカメラの視野に入るとブルーミ
ングとスミアという現象を起こし、図13,14に示す
ようにCCDの電荷転送方向である画面の縦方向に明る
い筋を発生する。これを、従来の方法でエッジ強調を行
うと、図15に示すようにブルーミングやスミアによる
明るい筋も白線レーンマークと同様にエッジを呈する。
そのため、ブルーミングやスミアによるエッジは白線レ
ーンマーク抽出に対してノイズとなり、白線レーンマー
ク抽出の精度が悪くなる。
のであって、その目的は、明るい光源により発生するブ
ルーミングやスミアの影響を排除し、白線レーンマーク
を安定に抽出することができる白線検出装置を提供する
ことにある。
る対向車のヘッドライトや街路灯などの明るい光源によ
り発生するブルーミングや強いスミアは、固体撮像素子
(CCD)による明るさ飽和レベルに達している。これ
に対して、白線レーンマークの明るさはCCDの飽和レ
ベルに達することは稀である。図16は、白線レーンマ
ークとブルーミング及びスミアによる明るい筋の両者を
含む領域の走査線α,β方向の明るさを示す。
合に画像の明るさを考慮し、もし明るさが飽和レベルに
近ければそのエッジデータはブルーミングと強いスミア
による偽のエッジデータであるとみなし、白線レーンマ
ークのエッジとはしないようにする。このとき、図中の
判定値(しきい値B)は明るさの飽和レベルの90〜9
5%程度が望ましい。これにより、ブルーミングや強い
スミアの影響を排除することができ、安定した白線検出
が実現できる。
記載した発明では、判定手段は、画像データの明るさが
所定の判定値よりも明るいか否かを判定する。また、エ
ッジデータ無効化手段は、画像データの明るさが判定値
よりも明るい場合、その時のエッジデータを無効とす
る。
や街路灯などによりブルーミングが発生するとCCDの
電荷の転送方向にスミアが発生する。光源の光が強く、
且つ、その光の方向がCCDカメラの光軸方向にあれば
強いスミアが発生するが、そうでないときは弱いスミア
が発生する。このような弱いスミアが発生する場合、請
求項2に記載した手法にて偽のエッジデータが無効化
(排除)される。
いる場所でCCDの電荷転送方向に発生する。そのた
め、弱いスミアによる偽のエッジデータはブルーミング
の発生している位置にてCCDの電荷転送方向に現れ
る。よって、ブルーミングの発生している位置のCCD
の電荷転送方向にあるエッジを排除すれば弱いスミアの
影響を排除できる。そこで、請求項2に記載の発明で
は、判定手段は、画像データの明るさが所定の判定値よ
りも明るいか否かを判定する。記憶手段は、画像データ
の明るさが判定値よりも明るい場合、その位置を記憶す
る。エッジデータ無効化手段は、CCDの電荷転送方向
について前記記憶手段により記憶された位置と同じ位置
のエッジデータを無効とする。その結果、ブルーミング
やスミアにより発生する偽の白線エッジデータが確実に
排除でき、白線レーンマークを安定して抽出することが
できる。
の実施形態を図面に従って説明する。先ず最初に略述す
れば、本実施の形態における白線レーンマーク検出装置
では、CCDカメラにより得られたアナログ画像信号を
エッジ検出回路に取り込み、同エッジ検出回路において
アナログ画像信号の明るさの変化に基づき白線エッジを
検出する。この際、エッジ検出回路では、CCDの飽和
レベル付近に達する画像データを無効化し、画像内にお
けるブルーミングやスミアに起因する白線の誤検出を防
止する。そして、白線エッジデータを用いて走行路面上
の白線レーンマークを抽出する。図1は本実施の形態に
おけるエッジ検出回路の構成を示す。
Dカメラからのアナログ画像信号はA/D変換器11に
入力される。同A/D変換器11ではアナログ画像信号
がA/D変換され、デジタル画像データが出力される。
ここで、デジタル画像データDi は画像内における水平
走査方向のi番目の画素の明るさを示すデータである。
デジタル画像データはラッチ回路12,13に直列に入
力され、ラッチ回路12ではデータDi が、ラッチ回路
13ではデータDi-1 が出力される。また、データDi
,Di-1 は演算回路14に入力され、同演算回路14
では各データの差の絶対値ΔDi が算出される(ΔDi
=|Di −Di-1 |)。
れ、同比較器15では差の絶対値ΔDi と所定のしきい
値Aとが比較される。ここで、しきい値Aは画像データ
がエッジとして有効かどうかを判断するための値であ
る。この場合、差の絶対値ΔDiがしきい値Aより大き
ければ、比較器15の出力は「1」となる。このこと
は、画像データDi が白線エッジを含む可能性があるこ
とを意味する。差の絶対値ΔDi がしきい値A以下であ
れば、比較器15の出力は「0」となる。このことは、
画像データDi が白線エッジを含まないことを意味す
る。
びしきい値Bが入力され、比較器17には、画像データ
Di-1 及びしきい値Bが入力される。ここで、しきい値
Bは、ブルーミングとスミアレベルを判定するための判
定値であり、CCDの明るさの飽和レベルの95%程度
に設定されている。このとき、Di-1 <Bであれば比較
器16の出力は「1」になり、Di-1 ≧Bであれば比較
器16の出力は「0」になる。また、Di <Bであれば
比較器17の出力は「1」になり、Di ≧Bであれば比
較器17の出力は「0」になる。
がしきい値B以上となることは、当該画像データDi ,
Di-1 がブルーミング又はスミアであることを意味す
る。従って、かかる場合には、その時のエッジデータを
無効化すべく、比較器16,17の出力が「0」に固定
される。
8に入力され、ANDゲート18では比較器15〜17
の出力が共に「1」であればエッジデータEDi として
「1」が出力される。エッジデータEDi が「1」であ
ることは、画像データDi が真の白線エッジであること
を意味する。また、比較器15〜17の出力のいずれか
が「0」であれば、エッジデータEDi として「0」が
出力される。エッジデータEDi が「0」であること
は、画像データDi が偽の白線エッジであることを意味
する。ANDゲート18から出力されたエッジデータE
Di は、エッジデータメモリ19に保存される。
されるエッジ検出手順について、図2のフローチャート
を用いて説明する。図2において、先ず画像データDi
,Di-1 の差の絶対値ΔDi を算出し(ステップ10
1)、差の絶対値ΔDi がしきい値A(エッジとして有
効かどうかを判定する値)よりも大きいか否かを判別す
る(ステップ102)。ΔDi ≦Aであれば、今回の画
像データDi はエッジではないとしてエッジデータED
i を「0」にクリアする(ステップ104)。
ESの場合)、画像データDi が白線エッジである可能
性があるとしてステップ103に進む。ステップ103
では、i番目の画像データDi がしきい値Bよりも小さ
く、且つ(i−1)番目の画像データDi-1 がしきい値
Bよりも小さいか否かを判別する。このとき、ステップ
102,103が共に肯定判別されれば、エッジデータ
EDi に「1」をセットする(ステップ105)。ま
た、ステップ102,103のいずれかが否定判別され
れば、エッジデータEDi を「0」にクリアする(ステ
ップ104)。
タEDi を用い、図示しないCPUにより白線決定処理
が行われる。この白線決定処理を略述すれば、先ず前記
エッジデータメモリ19に保存されている白線エッジデ
ータについて、白線が直線状とみなし得る自車両に近い
所定範囲(例えば、画面の下1/3)の画素に対してハ
フ変換を行う。これにより、画像上の比較的多数の画素
を連ねる複数の直線が得られる。また、かかる処理にて
得られた直線を基に、自車両に近い画像位置から遠い位
置へ前記直線近傍の一定範囲内に画素が存在することを
確認し、これら画素を白線レーンマークとして決定す
る。この場合、湾曲或いは断続する白線についても、確
実且つ容易に白線レーンマークを検索できる。
る。 (a)夜間及びトンネル内においては対向車のヘッドラ
イトや街路灯の明かりがCCDカメラの視野に入るとブ
ルーミングとスミアという現象を起こし、白線エッジを
誤検出してしまうという問題を生じる。しかし、上記の
ようなエッジ検出手順によれば、画像データDi の明る
さに基づいてブルーミングやスミアによるエッジデータ
が無効化され、ブルーミングや強いスミア等の影響が排
除できる。その結果、白線エッジの誤検出を防止するこ
とができ、白線レーンマークを安定して抽出することが
できる。
出回路(図12参照)に対し、主に比較器16,17及
びANDゲート18を追加したことを特徴とするが、こ
のような簡単な回路でブルーミングとスミアによる偽の
エッジデータを排除することができる。
ジ検出回路10を構成したため、高速に白線エッジを検
出することができる。即ち、1画面分の画像をメモリに
取り込み、その後メモリデータを用いてエッジ検出を行
う場合には、画像を取り込む時間と、その後のエッジ検
出処理にかかる時間とが不可欠になるが、本構成では画
像を取り込みながらエッジを検出することができ、エッ
ジ検出処理にかかる時間を必要とせず処理時間が短縮化
できる。但し、画像をメモリに取り込み、その後CPU
によりエッジ検出処理を実施することも勿論可能であ
る。この場合、前記図2のアルゴリズムに従って演算が
行われる。
態では、水平走査方向のi,(i−1)番目の画像デー
タDi ,Di-1 の値がブルーミングやスミアの判定レベ
ル(しきい値B)より大きいか否かを判定し、その判定
結果からブルーミングやスミアを白線エッジから無効化
したが、これを下記のように変更する。つまり、図3に
示すように、画像信号の暗から明、明から暗への変化は
1画素の間にはできないことがある。従って、図3のよ
うな場合、隣合う画像データDi ,Di-1 だけではブル
ーミングとスミアによるエッジにも関わらず排除されな
いことになる。
号の立ち上がりを考慮し、ブルーミングやスミアの判定
を行う画像の領域を拡げて構成する。図4は、本実施の
形態におけるエッジ検出回路を示す。図4について、前
記第1の実施の形態におけるエッジ検出回路(図1)と
の相違点を中心に説明する。なお、図4では、前記図1
と共通の構成に対して同一の符号を付し、その説明を簡
略化する。
D変換器11にてA/D変換されたデジタル画像データ
は、ラッチ回路21,22,23,24,25を通り、
この際、ラッチ回路21ではデータDi+1 が、ラッチ回
路22ではデータDi が、ラッチ回路23ではデータD
i-1 が、ラッチ回路24ではデータDi-2 が、ラッチ回
路25ではデータDi-3 が出力される。
ら差の絶対値ΔDi が求められ、比較器15では、前記
差の絶対値ΔDi としきい値A (エッジとして有効かど
うかを判定するための値)とが大小比較される。このと
き、ΔDi >Aであれば、比較器15の出力は「1」と
なる(図1と同様)。
器26,27,28,29が設けられている。そして、
比較器26では、データDi+1 がしきい値B(ブルーミ
ングやスミアの判定レベル)よりも小さいか否かが判定
され、比較器27では、データDi がしきい値Bよりも
小さいか否かが判定される。また、比較器28では、デ
ータDi-1 がしきい値Bよりも小さいか否かが判定さ
れ、比較器29では、データDi-2 がしきい値Bよりも
小さいか否かが判定される。各比較器26〜29の比較
動作は、前記比較器15の比較動作と平行して行われ
る。
ANDゲート18に入力される。そして、比較器15,
26〜29の出力が全て「1」の時、画像データDi は
有効なエッジと判定され、ANDゲートから出力される
エッジデータEDi は「1」となる。
グや強いスミアによってデータDi+1 ,Di ,Di-1 ,
Di-2 のいずれかがしきい値Bよりも大きくなれば、そ
れに対応する比較器26〜29の出力が「0」となり、
ANDゲート18から出力されるエッジデータEDi が
無効化される。つまり、ブルーミングや強いスミアによ
る白線の誤検出が回避される。
形態にて記載した効果に加えて、以下に示す効果を奏す
る。画像信号の暗から明、明から暗への変化が1画素の
間にはできない場合であっても、その変化状態によるエ
ッジの誤検出が防止される。つまり、ブルーミングとス
ミアの判定値(レベルB)との比較を行う画像の領域を
拡げることにより、画像信号の立ち上がりを考慮して確
実にブルーミングやスミアによる偽のエッジデータを排
除することができる。
化した第3の実施の形態を説明する。本実施の形態で
は、白線検出回路でエッジを抽出する際、アップエッジ
とダウンエッジとに分けて抽出する。ここで、アップエ
ッジとは、画像を左から右へ横方向に走査していった場
合、明るさが暗から明へと変化する時に相当し、ダウン
エッジとは、画像を左から右へ横方向に走査していった
場合、明るさが明から暗へと変化する時に相当する。そ
して、アップエッジとダウンエッジとについてペアリン
グを行い、白線レーンマークを抽出する。即ち、アップ
エッジとダウンエッジとが所定の間隔でアップエッジ、
ダウンエッジの順に存在した場合、ペアリングできたと
しアップエッジとダウンエッジの中点、又は、ダウンエ
ッジの位置、又はアップエッジの位置を白線レーンマー
クのエッジ位置とする。
i番目の画像データDi と、これに対して前後にn画素
だけ離れた(i−n),(i+n)番目の画像データD
i-n,Di+n とに着目して、これらの相対的な明るさの
差により上記各エッジを検出する。
回路を示す。図5のエッジ検出回路30は、直列に接続
された2つのn段シフトレジスタ31,32を有し、こ
れらレジスタ31,32にCCDカメラからのDi+n 信
号が入力されると、シフトレジスタ31からはDi 信号
が、シフトレジスタ32からはDi-n 信号が得られる。
なお、この場合の各信号Di-n ,Di ,Di+n はCCD
カメラのアナログ出力を図略のA/D変換器でデジタル
化したものである。上記各信号Di ,Di-n ,Di+n は
それぞれ加算器33,34,35に入力され、この加算
器33〜35ではDi ,Di-n ,Di+n にしきい値TH
L(エッジとして有効かどうかを判定するための値)が
加算される。
i +THL),(Di+n +THL)と上記信号Di-n ,
Di ,Di+n とは、比較器36,37,38,39に入
力されて相互に比較される。このとき、比較器37の出
力は、Di+n >Di +THLの時に「1」レベルとな
り、比較器38の出力は、Di+n >Di-n +THLの時
に「1」レベルとなる。これら比較器37,38の出力
はANDゲート43に入力される。一方、比較器36の
出力は、Di-n >Di +THLの時に「1」レベルとな
り、比較器39の出力は、Di-n >Di+n +THLの時
に「1」レベルとなる。これら比較器36,39の出力
はANDゲート44に入力される。
行して、比較器40,41,42では、データDi+n ,
Di ,Di-1 としきい値B(ブルーミングとスミアの判
定レベル)とがそれぞれに大小比較される。このとき、
Di+n <B,Di <B,Di-1 <Bであれば、それに対
応する比較器40〜42の出力が「1」となる。また、
Di+n ≧B,Di ≧B,Di-1 ≧Bであれば、それに対
応する比較器40〜42の出力が「0」となる。データ
Di+n ,Di ,Di-1 がしきい値B以上となることは、
データDi がブルーミングやスミアであることを意味す
る。
ート43及び44に入力される。しかして、ANDゲー
ト43の出力が「1」の時、アップエッジが生じている
と判定され、44の出力が「1」の時、ダウンエッジが
生じていると判定される。このアップエッジ及びダウン
エッジの判定結果は図示しないメモリに保存される。
形態にて記載した効果に加えて、以下に示す効果を奏す
る。つまり、本実施の形態では、白線エッジの検出に際
して、アップエッジとダウンエッジとを特定するように
した。そのため、白線レーンマークのエッジ検出の能力
が向上する。この際、画像データDi+n ,Di ,Di-1
の明るさがしきい値Bよりも大きければ、ブルーミング
又は強いスミアによる偽のエッジデータとして排除する
ようにしたため、常に正確なエッジデータが抽出でき
る。
載の発明を具体化した第4の実施の形態について説明す
る。つまり、本実施の形態では、画像内の明るい光源に
対応する画像の横位置を特定し、その位置を記憶してお
く。そして、CCDの電荷転送方向について明るい光源
に対応する横位置のエッジデータを無効とする。以下、
図6,7のエッジ検出処理に従って、本実施の形態の構
成を詳述する。なお、図6,7のエッジ検出処理は、メ
モリに取り込まれた画像についてCPUにより所定周期
で実施される処理に相当する。ここで、画像の大きさは
横方向の画素数がyoko、縦方向の画素数がtate
であり、CCDの電荷転送方向は縦方向であるとする。
画素番号を示すiを「1」に、縦方向の画素番号を示す
jを「0」に、ブルーミングの数を示すkを「0」に、
ブルーミングの位置を保存する配列posi[]の最初
の配列posi[0]を「−1」に、それぞれ初期化す
る。ステップ202では、画像データDj,i がしきい値
B(ブルーミングとスミアの判定レベル)よりも小さい
か否かを判別する。Dj,i <Bであればステップ203
に進み、Dj,i ≧Bであればステップ206に進む。
ルーミング又はスミアによるものではない。そのため、
ステップ203では、画像データDj,i 及びDj,i-1 の
差の絶対値ΔDj,i を求める。続くステップ204で
は、差の絶対値ΔDj,i がしきい値A(エッジとして有
効かどうかを判定する値)よりも大きいか否かを判別す
る。ΔDj,i >Aであれば、画像データDj,i は真のエ
ッジであるとしてステップ205に進み、エッジデータ
EDj,i に「1」をセットする。ΔDj,i ≦Aであれ
ば、画像データDj,i は真のエッジではないとしてステ
ップ210に進み、エッジデータEDj,i を「0」にク
リアする。
場合、画像データDj,i がブルーミングによるものとみ
なしてステップ206に進み、以下のステップ206〜
209でブルーミング又はスミアの発生している位置i
を配列posi[]に保存する。この時、同じ位置を重
複して保存しないよう確認しながら、ブルーミングの位
置を保存する。
る。ステップ207では、既に保存されている配列po
si[n]と、現時点でブルーミングが確認された横位
置i(ステップ202が否定判別された時の横位置)と
を比較する。そして、iがブルーミング位置として既に
保存されたものであれば、即ち、ステップ207が肯定
判別されれば、新たに保存する必要はないのでステップ
210に進む。posi[n]とブルーミングのあった
横位置iが異なり、ステップ207が否定判別されれば
ステップ208に進む。この場合、ステップ208,2
08’の処理により、既に保存されているブルーミング
の数kまでposi[n]とiとが比較される。そし
て、全て異なっていればステップ209に進み、k個目
のブルーミングの横位置として現時点の横位置iをpo
si[k]に保存すると共に、ブルーミングの数kを
「1」加算する。
エッジではないとしてEDj,i =0とする。こうしてス
テップ202〜210では、画像データDj,i がエッジ
かエッジではないかの判定とブルーミングによる明るい
点かどうかの判定が行われ、その判定結果が記憶され
る。
向全体の判定が終了していないか否か、即ち、iが横方
向の最終画素番号yokoよりも小さいか否かを判別す
る。横方向全体の判定が終了していなければ、iが横方
向の最終画素番号yokoより小さくなり、ステップ2
11を肯定判別してステップ212に進む。ステップ2
12ではiを「1」加算し、その後ステップ202に戻
る。横方向全体の判定が終了していれば、iが横方向の
最終画素番号yokoより大きくなり、ステップ211
を否定判別してステップ213に進む。
判定が終了していないか否か、即ち、jが縦方向の最終
画素番号tateよりも小さいか否かを判別する。縦方
向全体の判定が終了していなければ、jが縦方向の最終
画素番号tateより小さくなり、ステップ213を肯
定判別してステップ214に進む。ステップ214では
jを「1」加算し、その後ステップ202に戻る。縦方
向全体の判定が終了していれば、jが縦方向の最終画素
番号tateより大きくなり、ステップ213を否定判
別して図7のステップ215に進む。
ルーミングが確認された位置(posi[])の縦方向
のエッジを偽エッジとして無効化(排除)する処理を行
う。即ち、明るい光源によりブルーミングが発生する
と、このブルーミングの上下方向にスミアが生じる。こ
のとき、光源の明るさが強いか、又はその光の向きがC
CDカメラの光軸に一致すれば、強いスミアが発生する
が、そうでなけば弱いスミアが発生する。例えば夜間に
おける街路灯などでは弱いスミアが発生する。従って、
上記スミア206〜209で確認されたブルーミングの
位置を手掛かりとして、偽のエッジデータを無効化す
る。
ミング位置を検索するためのnを「0」に初期化し、続
くステップ216では、縦方向の画素番号jを「0」に
初期化する。ステップ217では、n個目(当初はn=
0)のブルーミングの位置posi[n]をiに代入す
る。ステップ218では、ブルーミング位置に相当する
データDj,i がスミアによる偽エッジであるとして、該
当位置のエッジデータEDj,i を「0」に変更する。
終了していないか否かを判別する。縦方向全体の判定が
終了していなければ、jが縦方向の最終画素番号tat
eより小さくなり、ステップ219を肯定判別してステ
ップ220に進む。ステップ220ではjを「1」加算
し、その後ステップ218に戻る。縦方向全体の変更が
終了していれば、jが縦方向の最終画素番号tateよ
り大きくなり、ステップ219を否定判別してステップ
221に進む。
くステップ222では、ブルーミング数k個すべての変
更が終了したか否かを判別する。nがkより小さければ
(n<kの場合)、ブルーミング数k個すべての変更が
終了していないとしてステップ216に戻る。nがkよ
り大きければ(n≧kの場合)、ブルーミング数k個す
べての変更が終了しているとして処理を終了する。
以下に示す効果を奏する。 (a)本実施の形態では、画像データの明るさが所定の
判定値(しきい値B)よりも明るい場合、その位置をブ
ルーミングの位置として記憶し、当該記憶された位置の
CCDの電荷転送方向(画像の縦方向)についてエッジ
データを無効化するようにした。その結果、ブルーミン
グやスミアにより発生する偽の白線エッジデータが確実
に排除でき、白線レーンマークを安定に抽出することが
できる。かかる場合、例えスミアが弱いものであって
も、そのスミアによる白線エッジの誤検出が回避でき
る。
よれば、同一のブルーミング位置を重複して保存しない
よう、過去データを確認しながらブルーミング位置を判
定するようにした(ステップ206〜209)。その結
果、ブルーミング位置が適正に保存できると共に、保存
メモリ量を削減することができる。
みながらエッジを抽出するようにした第5の実施の形態
について説明する。本実施の形態では、CCDカメラか
らのアナログ画像信号をA/D変換したデジタル画像に
対して随時、偽のエッジデータを無効化(排除)し、エ
ッジ検出処理の高速化を図る。
は、通常図13又は図14に示すように、自車走行路を
示すレーンマークより上方にある。故に、光源を検知し
てからそれより下方のデータに対してスミアによる偽エ
ッジの排除処理を行えばレーンマーク抽出には十分であ
る。要するに、白線検出の開始当初は画面の下1/3を
使い、画面内で垂直方向に延びるものを排除すると共
に、画面中央の消失点に延びるものを白線レーンマーク
として抽出する。その後、画面1/3の白線データに基
づいて画面全体の白線レーンマークを抽出する。そし
て、下記に示すエッジ検出に際しては、既に確認されて
いる白線レーンマークの概要に従って、その近辺につい
てエッジ検出を実施する。
路の一例を示す。以下、図8の回路の動作を説明する。
なお、図8のエッジ検出回路50において、画像データ
Di,Di-1 からエッジレベルを判定する構成は、既述
した回路例(例えば図1)と同等であり、ここでは説明
を省略する。つまり、比較器15は、画像データDi,
Di-1 の差の絶対値ΔDi と所定のしきい値Aとの比較
結果に応じた2値信号を出力するものであり、ΔDi >
Aであれば「1」を、ΔDi ≦Aであれば「0」を出力
する。
の比較動作と平行して、ブルーミングの発生した画像の
横位置ではエッジデータが無効化される。詳しくは、比
較器51では、データDi としきい値B(ブルーミング
とスミアの判定レベル)とが比較される。データDi が
しきいBよりも大きい場合、データDi はブルーミング
とみなされ、比較器51の出力は「1」となる。カウン
タ52は、水平走査の開始時に出力される水平同期信号
HDでリセットされ、A/D変換器で画像をサンプリン
グするためのクロックをカウントする。この場合、比較
器51の出力が「1」になった時、カウンタ52のカウ
ント値YPが「BP」としてレジスタ53に保存され
る。ここで、カウント値YPがブルーミングの横位置に
相当する。
れたBP値と横位置のカウンタ52のYP値とを随時比
較し、BP=YPのとき「0」を、それ以外は「1」を
出力する。比較器15,54の出力はANDゲート18
に入力される。そして、比較器15,54の出力が共に
「1」の場合、画像データDi は有効なエッジ(真のエ
ッジ)と判定され、ANDゲート18から出力されるエ
ッジデータEDi は「1」となる。比較器15,54の
出力のいずれかが「0」の場合、画像データDi は有効
でないエッジ(偽のエッジ)と判定され、ANDゲート
18から出力されるエッジデータEDi は「0」とな
る。
が発生すると、その旨が比較器51にて判別され、その
時の横位置のカウント値YPがレジスタ53に保存され
る。そして、CCDの電荷転送方向(画像の縦方向)に
対する水平走査時において、レジスタ53に保存された
YP値になる毎に、エッジデータが無効化されることと
なる。
形態で記載した効果に加えて、次の効果を奏する。つま
り、第4の実施の形態で既述したソフト処理では、所定
時間毎に画像をメモリに取り込み、その取り込まれた1
枚の画像に対してエッジ検出を行う。そのため、1回当
たりの処理時間が嵩むことになる。しかし、本実施の形
態の構成によれば、画像を取り込みながらエッジを抽出
することにより、1画面分の画像を取り込むだけの時間
で処理を終えることができ、第4の実施の形態で既述し
たソフト処理にかかる時間の無駄を省くことができる。
の様態にて具体化できる。 (1)上述したブルーミングやスミアによる白線の誤検
出は、暗闇となる夜間やトンネル内にて生じ易い。そこ
で、例えば自車両のヘッドライトの点灯に伴って、本発
明の要旨であるエッジデータの無効化処理を実施するよ
うにしてもよい。また、暗闇かそうでないかに応じてブ
ルーミングやスミアを判定するための判定値(しきい値
B)を可変に設定するようにしてもよい。
部のみをソフト処理に変更してもよい。例えば図8のレ
ジスタ53をRAMにて構成し、比較器51,54及び
ANDゲート18をCPUにより構成する。この場合、
エッジデータを無効化するための構成だけがCPUによ
り演算されることとなり、演算負荷の軽減並びに回路構
成の簡略化が実現できる。
す構成図。
す構成図。
す構成図。
すフローチャート。
ート。
す構成図。
す図。
ーチャート。
図。
を示す図。
を構成するエッジ検出回路、50…判定手段,記憶手
段,エッジデータ無効化手段を構成するエッジ検出回
路。
Claims (3)
- 【請求項1】固体撮像素子により得られた走行路面の画
像中において画像データの明るさの変化に応じて白線エ
ッジを判定し、当該白線エッジに基づいて走行路面上の
白線を検出する白線検出装置であって、 前記画像データの明るさが所定の判定値よりも明るいか
否かを判定する判定手段と、 前記画像データの明るさが前記の判定値よりも明るい場
合、その時のエッジデータを無効とするエッジデータ無
効化手段とを備えることを特徴とする白線検出装置。 - 【請求項2】固体撮像素子により得られた走行路面の画
像中において画像データの明るさの変化に応じて白線エ
ッジを判定し、当該白線エッジに基づいて走行路面上の
白線を検出する白線検出装置であって、 前記画像データの明るさが所定の判定値よりも明るいか
否かを判定する判定手段と、 前記画像データの明るさが前記の判定値よりも明るい場
合、その位置を記憶する記憶手段と、 前記固体撮像素子の電荷転送方向について前記記憶手段
により記憶された位置と同じ位置のエッジデータを無効
とするエッジデータ無効化手段とを備えることを特徴と
する白線検出装置。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載の白線検出装置にお
いて、 前記判定手段による判定値は、前記固体撮像素子の飽和
レベル付近であることを特徴とする白線検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09190537A true JPH09190537A (ja) | 1997-07-22 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6145614A (en) * | 1996-10-31 | 2000-11-14 | Isuzu Motors Limited | Four-wheel drive vehicle having differential-limiting control |
EP1209645A1 (en) * | 2000-11-22 | 2002-05-29 | Nissan Motor Company, Limited | Apparatus and method for detecting road white lines for automotive vehicle |
EP1291808A2 (en) | 2001-09-06 | 2003-03-12 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Stop marker recognition apparatus of vehicle drive assist system |
US6993158B2 (en) | 2001-08-07 | 2006-01-31 | Samsung Electronic Co., Ltd. | Device for and method of automatically tracking a moving object |
-
1996
- 1996-01-11 JP JP00320296A patent/JP3672994B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR100792283B1 (ko) * | 2001-08-07 | 2008-01-07 | 삼성전자주식회사 | 이동물체 자동 추적장치 및 방법 |
EP1291808A2 (en) | 2001-09-06 | 2003-03-12 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Stop marker recognition apparatus of vehicle drive assist system |
US7068154B2 (en) | 2001-09-06 | 2006-06-27 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Stop marker recognition apparatus of vehicle drive assist system |
EP2040199A1 (en) | 2001-09-06 | 2009-03-25 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Stop marker recognition apparatus for a vehicle drive assist system |
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