JPH09190168A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH09190168A
JPH09190168A JP8001301A JP130196A JPH09190168A JP H09190168 A JPH09190168 A JP H09190168A JP 8001301 A JP8001301 A JP 8001301A JP 130196 A JP130196 A JP 130196A JP H09190168 A JPH09190168 A JP H09190168A
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JP
Japan
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vibration
display
display device
detecting means
angle
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Pending
Application number
JP8001301A
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English (en)
Inventor
Taku Nakamura
卓 中村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8001301A priority Critical patent/JPH09190168A/ja
Publication of JPH09190168A publication Critical patent/JPH09190168A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動発生環境下での表示を見やすくする。 【解決手段】 振動センサS1で振動を検出するとその
振動により生じる表示ぶれを補正する表示角度を補正角
度計算部5aにおいて計算し、アクチュエータAにより
バリアングルプリズムAの一部の厚みを変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯情報端末やカ
ーナビゲーション装置などのように、移動中に使用する
機器に好適な表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯情報端末、カーナビゲーション装置
は移動中に高精細な表示を行うことが要求される。移動
中には装置の振動を避けることができない。自動車など
に上記装置を搭載する場合、ばねやダンパによる機械的
な緩衝装置を介して表示装置を車体に固定する方法が考
えられる。しかし機械的な緩衝装置を設けることは非常
にコストのかかることであるからあまり行われていない
のが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動使用する機
器に使用される表示装置は機器が振動すると、その振動
が激しい間は表示がぶれて見づらいという解決すべき課
題があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、機械的な緩衝装
置を使用することなく振動の影響を緩和して表画面を見
やすくすることができる表示装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項lの発明は、表示装置本体の振動を検
出する振動検出手段と、該振動検出手段の検出結果に応
じて表示画像の表示方向に対する表示角度を補正する表
示補正手段とを具えたことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載の表示
装置において、前記表示補正手段はその本体の一部の厚
みを変化させることの可能なバリアングルプリズムを有
し、該バリアングルプリズムを表示画面前面に配置して
前記振動検出手段の検出結果に応じて当該バリアングル
プリズムの一部の厚みを変化させることにより前記表示
角度を補正することを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項1に記載の表示
装置において、前記振動検出手段は振動周波数が特定範
囲となる振動を検出することを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項3に記載の表示
装置において、前記振動検出手段は振動センサおよびバ
ンドパスフィルタを有し、前記振動センサの振動検出出
力の高周波成分を除去することを特徴とする。
【0009】請求項5の発明は、請求項3に記載の表示
装置において、前記振動検出手段は振動センサおよびバ
ンドパスフィルタを有し、前記振動センサの振動検出出
力の低周波成分を除去することを特徴とする。
【0010】請求項6の発明は、表示装置本体の振動を
検出する振動検出手段と、該振動検出手段の検出結果に
応じて表示画像の表示位置を補正する表示補正手段とを
具えたことを特徴とする。
【0011】請求項7の発明は、請求項6に記載の表示
装置において、前記振動検出手段は振動周波数が特定範
囲となる振動を検出することを特徴とする。
【0012】請求項8の発明は、請求項7に記載の表示
装置において、前記振動検出手段は振動センサおよびバ
ンドパスフィルタを有し、前記振動センサの振動検出出
力の高周波成分を除去することを特徴とする。
【0013】請求項9の発明は、請求項7に記載の表示
装置において、前記振動検出手段は振動センサおよびバ
ンドパスフィルタを有し、前記振動センサの振動検出出
力の低周波成分を除去することを特徴とする。
【0014】請求項10の発明は、請求項6に記載の表
示装置において、前記表示装置本体はCRT表示装置本
体であって、偏向電圧を変化させることにより前記表示
画像の表示装置を補正することを特徴とする。
【0015】請求項1〜3、6、10の発明では、振動
を検出すると表示画像の表示角度や表示位置を変更する
ことにより、振動により生じる表示画像のぶれを相殺す
ることができる。
【0016】請求項4、5、7〜9の発明により低周
波、および高周波の振動に対して表示補正を行わないの
で、微細な振動影響を受けて表示画面が見にくくなるこ
とはない。
【0017】
【発明の実施の形態】
(実施例1)図1は実施例1の要部構成を示す。本実施
例は自動車に搭載される機器の表示装置に本発明を適用
したものである。図1において、Dlは液晶表示器であ
り、Iは画像を表示する表示面である。Eは観測者であ
り、Lは表示面Iから観測者Eに至る光路である。Pは
アクチュエータAに与える電圧によって上端側の厚みを
変化させることができるプリズム、いわゆるバリアング
ルプリズムである。プリズムPによって光路Lを上下方
向にふること、すなわち、表示方向に対する表示角度を
変化させることができる。プリズムPは液晶表示器Dl
に固定されている。
【0018】液晶表示器Dlの振動は振動センサSlに
よってその信号出力の電圧変化として検出される。振動
センサS1の信号出力はバンドパスフィルタlaを経由
してアンプ2aによって増幅された後、A/Dコンバー
タ3aでデジタル化され、変位計算部4aによって液晶
表示器Dlの変位量が計算される。
【0019】補正角度計算部5aはプリズムPから観測
者までの距離および前記変位量を用い、補正角度、すな
わち表示角度をどれだけ動かせば観測者Eから見た液晶
表示器Dlの表示内容が静止して見えるかを数値的に示
す補正角度を幾何光学的に計算する。
【0020】制御電圧計算部6aは上記補正角度により
指示された角度を得るためにアクチュエータAに与える
べき電圧値を計算する。計算にはプリズムPの媒質の屈
折率が必要である。得られた電圧値はD/Aコンバータ
7aによって実際の電圧に変換され、ドライバ8aを介
してアクチュエータAに与えられる。プリズムPを透過
する液晶表示器Dlからの光は前記補正角度分だけ曲げ
られて観測者Bに届き、観測者Eには液晶表示器Dlの
表示内容がほぼ静止して見える。
【0021】自動車に搭載する機器の表示装置の場合、
表示内容の認識に影響を与える振動は主として上下方向
(鉛直方向)のものであるから、振動の検出と表示のぶ
れの補正は上下方向についてだけ行えば実用上十分であ
る。すなわち、液晶表示器Dlの振動の上下方向成分を
振動センサSlで検出し、プリズムPによって表示角度
を上下方向にだけ変化させればよい。振動周波数が低い
ときには、表示内容を見る人自身が液晶表示器D1の動
きにつれて動くと考えられるから補正の必要がない。一
方、振動周波数が高いときにはアクチュエータAが追従
できないため補正が不可能である。
【0022】したがって振動に応じた補正は振動の低周
波成分と高周波成分を除いた上で行う必要があり、バン
ドパスフィルタはこの目的、すなわち特定範囲の周波数
の振動を検出する目的で設けられている。上記の実施例
においては、プリズムPが液晶表示器D1に対して固定
されていたが、プリズムPは観測者Eに対して固定され
ていてもかまわない。また、互いの位置関係がわかって
いさえすれば光路は幾何光学的に計算できるので、液晶
表示器Dl,プリズムP,観測者Eのうちの2者が互い
に固定されていなくてもよい。
【0023】(実施例2)図2は本発明の実施例2の要
部構成を示す。本実施例は上下左右方向の振動を補正す
ることができ、表示手段としてCRT表示器を用いるも
のである。図2において、D2はCRT表示器(陰極線
管表示器)である。映像信号は後に説明する水平バイア
ス、垂直バイアスととともに偏向制御部Bに入力され
る。偏向制御部Bによって発生された偏向電圧はCRT
表示器D2に加えられる。Eは観測者である。
【0024】CRT表示器D2の横振動は振動センサS
2からの信号出力の電圧変化として検出され、ハイパス
フィルタlbを経由してアンプ2bによって増幅された
後、A/Dコンバータ3bでデジタル化され、水平変位
計算部4bによってCRT表示器D2の水平変位量が計
算される。水平バイアス計算部6bは前記水平変位量を
打ち消すために必要な偏向電圧の水平バイアス値を計算
する。
【0025】前記水平バイアス値はD/Aコンバータ7
bによって実際の電圧値に変換され、ドライバ8bを介
して偏向制御部Bに入力される。
【0026】CRT表示器D2の縦振動は振動センサS
3によって電圧変化として検出され、横振動と全く同様
にして垂直バイアス電圧が偏向制御部Bに入力される。
偏向制御部Bは、前記水平バイアス電圧と前記垂直バイ
アス電圧をそれぞれ水平偏向電圧と垂直偏向電圧に加え
てCRT表示器D2に出力する。この結果、観測者Eに
はCRT表示器D2の表示内容がほぼ静止して見える。
【0027】第1の実施例と同様の理由で低い周波数の
振動に関しては補正の必要がない。したがって振動に応
じた補正は振動の低周波成分を除いた上で行う必要があ
り、ハイパスフィルタlbおよびlcはこの目的で用い
られている。
【0028】発生する振動の方向および振幅があらかじ
めわかっている場合には、振動の方向と振幅を検出する
必要はなく、振動の有無だけを検出すれば目的を達する
ことができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1〜3、6、10の発明では、振
動を検出すると表示画像の表示角度や表示位置を変更す
ることにより、振動により生じる表示画像のぶれを相殺
することができる。
【0030】請求項4、5の発明により低周波、および
高周波の振動に対して表示補正を行わないので、微細な
振動影響を受けて表示画面が見にくくなることはない。
【0031】以上の発明により、振動が発生して表示内
容を見ることが困難になった場合でも、振動を打ち消す
よう表示位置または表示角度をずらすので、振動発生環
境においても快適に表示内容を見ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の要部構成を示すブロック図である。
【図2】実施例2の要部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
Dl 液晶表示器 D2 CRT表示器 P プリズム Sl、S2、S3 振動センサ la バンドパスフィルタ lb、lc ハイパスフィルタ 6a 制御電圧計算部 6b 水平バイアス計算部 6c 垂直バイアス計算部 B 偏向制御部 E 観測者

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置本体の振動を検出する振動検出
    手段と、 該振動検出手段の検出結果に応じて表示画像の表示方向
    に対する表示角度を補正する表示補正手段とを具えたこ
    とを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の表示装置において、前
    記表示補正手段はその本体の一部の厚みを変化させるこ
    との可能なバリアングルプリズムを有し、該バリアング
    ルプリズムを表示画面前面に配置して前記振動検出手段
    の検出結果に応じて当該バリアングルプリズムの一部の
    厚みを変化させることにより前記表示角度を補正するこ
    とを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の表示装置において、前
    記振動検出手段は振動周波数が特定範囲となる振動を検
    出することを特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の表示装置において、前
    記振動検出手段は振動センサおよびバンドパスフィルタ
    を有し、前記振動センサの振動検出出力の高周波成分を
    除去することを特徴とする表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の表示装置において、前
    記振動検出手段は振動センサおよびバンドパスフィルタ
    を有し、前記振動センサの振動検出出力の低周波成分を
    除去することを特徴とする表示装置。
  6. 【請求項6】 表示装置本体の振動を検出する振動検出
    手段と、 該振動検出手段の検出結果に応じて表示画像の表示位置
    を補正する表示補正手段とを具えたことを特徴とする表
    示装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の表示装置において、前
    記振動検出手段は振動周波数が特定範囲となる振動を検
    出することを特徴とする表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の表示装置において、前
    記振動検出手段は振動センサおよびバンドパスフィルタ
    を有し、前記振動センサの振動検出出力の高周波成分を
    除去することを特徴とする表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の表示装置において、前
    記振動検出手段は振動センサおよびバンドパスフィルタ
    を有し、前記振動センサの振動検出出力の低周波成分を
    除去することを特徴とする表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載の表示装置において、
    前記表示装置本体はCRT表示装置本体であって、偏向
    電圧を変化させることにより前記表示画像の表示装置を
    補正することを特徴とする表示装置。
JP8001301A 1996-01-09 1996-01-09 表示装置 Pending JPH09190168A (ja)

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JP8001301A JPH09190168A (ja) 1996-01-09 1996-01-09 表示装置

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JP8001301A JPH09190168A (ja) 1996-01-09 1996-01-09 表示装置

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JP (1) JPH09190168A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6317114B1 (en) 1999-01-29 2001-11-13 International Business Machines Corporation Method and apparatus for image stabilization in display device
JP2006195333A (ja) * 2005-01-17 2006-07-27 Nissan Motor Co Ltd 車載情報提供装置、および車載情報提供装置の制御方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6317114B1 (en) 1999-01-29 2001-11-13 International Business Machines Corporation Method and apparatus for image stabilization in display device
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