JPH0919009A - 単相3線式分電盤 - Google Patents

単相3線式分電盤

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JPH0919009A
JPH0919009A JP7165277A JP16527795A JPH0919009A JP H0919009 A JPH0919009 A JP H0919009A JP 7165277 A JP7165277 A JP 7165277A JP 16527795 A JP16527795 A JP 16527795A JP H0919009 A JPH0919009 A JP H0919009A
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敏宏 大井戸
Akihiko Hirao
昭彦 平尾
Yasushi Tsugihata
康 二畠
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分岐ブレーカに供給される電圧の変換が容易
にできる単相3線式分電盤の提供。 【構成】 ボックス取付基台1 と、所定間隔を有して並
設され、その長手方向に対し多数の端子接続体7,17,27
を連設してなるL1相導体バー3 、L2相導体バー13及
びN相導体バー23、と、電源側端子32,42 と負荷側端子
33,43 を有する2極の100Vまたは200V分岐ブレ
ーカ31,41 と、分岐ブレーカの電源側端子の一方の極と
N相導体バーの端子接続体を接続する第1金具及び他方
の極とL1相導体バーまたはL2相導体バーの端子接続
体を接続する第2金具を有する100Vユニット51と、
分岐ブレーカの電源側端子の一方の極とL1相導体バー
の端子接続体を接続する第3金具及び他方の極とL2相
導体バーの端子接続体を接続する第4金具を有する20
0Vユニット61と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単相3線式分電盤、特
にその分岐ブレーカに供給される電圧を変換する構造を
改良した単相3線式分電盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、単相3線式分電盤における分岐ブ
レーカに供給される電圧を変換する構造として、実開平
5−25907号公報に開示されるものがある。このも
のは、図41に示すように、電源を供給するL1相導体バ
ー3 、L2相導体バー13及びN相導体バー23、と、10
0Vまたは200Vの分岐ブレーカ31,41 と、分岐ブレ
ーカ31,41 の一方の極に接続される接続端子100 と、略
L字状の接続バー101 とを主要構成部材としている。そ
して、L1相導体バー3 を分岐ブレーカ31,41 の他方の
極に接続するとともに、接続バー101 の第1片101aを第
1ネジ102 でもって接続端子100 に接続し、第2片102a
を第2ネジ103 でもってL2相導体バー13の切欠部13a
またはN相導体バー23の切欠部23a のどちらか一方に接
続することにより、異なる電圧、例えば100Vまたは
200Vを分岐ブレーカ31,41 に供給する構造となって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した単相3線式分
電盤は、簡単な構造で分岐ブレーカに供給される電圧を
変換することができる。しかし、その電圧を変換するた
めには、第1ネジ及び第2ネジを緩め、第1ネジを軸と
して接続バーを回転して第2ネジを他方の切欠部に挿入
して第2ネジを締結し、さらに第1ネジを締結するとい
った複数の操作が必要であり、面倒であるだけでなく、
施工に手間がかかっていた。
【0004】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、分岐ブレーカに供給され
る電圧の変換が容易にできる単相3線式分電盤を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、請求項1記載の単相3線式分電盤は、ボックス取
付基台と、所定間隔を有してボックス基台に並設される
略長尺板状のものであって、その長手方向に対し多数の
端子接続体を連設してなるL1相導体バー、L2相導体
バー及びN相導体バー、と、電源側端子と負荷側端子を
有して各導体バーと直交するようボックス基台に取着さ
れる2極の100Vまたは200V分岐ブレーカと、該
分岐ブレーカの電源側端子の一方の極とN相導体バーの
端子接続体を接続する第1金具及び他方の極とL1相導
体バーまたはL2相導体バーの端子接続体を接続する第
2金具を有する略直方体状の100Vユニットと、分岐
ブレーカの電源側端子の一方の極とL1相導体バーの端
子接続体を接続する第3金具及び他方の極とL2相導体
バーの端子接続体を接続する第4金具を有する略直方体
状の200Vユニットと、を具備する構成としている。
【0006】また、請求項2記載の単相3線式分電盤
は、請求項1記載の各導体バーの端子接続体を栓刃状
に、各分岐ブレーカの電源側端子の各極を受け刃状に形
成するとともに、100V及び200Vユニットの各第
1乃至第4金具に、端子接続体を挟着する受け刃状の挟
着部と、分岐ブレーカの電源側端子の各極に挿入する栓
刃状の被挟着部とを設けた構成としている。
【0007】また、請求項3記載の単相3線式分電盤
は、請求項1または2記載の100V分岐ブレーカに、
凸状の第1挿入部を設けるとともに、100Vユニット
に、第1挿入部が挿入されることにより導体バーと10
0V分岐ブレーカが電気的に接続される凹状の第1被挿
入部を設けた構成としている。
【0008】また、請求項4記載の単相3線式分電盤
は、請求項1乃至3記載の200Vユニットに、凸状の
第2挿入部を設けるとともに、200V分岐ブレーカ
に、第2挿入部が挿入されることにより導体バーと20
0V分岐ブレーカが電気的に接続される凹状の第2被挿
入部を設けた構成としている。
【0009】また、請求項5記載の単相3線式分電盤
は、請求項1乃至4記載の100V及び200Vユニッ
トを、異なる色で形成した構成としている。
【0010】また、請求項6記載の単相3線式分電盤
は、請求項1乃至5記載の100V及び200Vユニッ
トの少なくとも一方に、電気が流れているかどうかを表
示する通電表示部材を設けた構成としている。
【0011】また、請求項7記載の単相3線式分電盤
は、請求項1乃至6記載の100V及び200Vユニッ
トの少なくとも一方に、電圧を表示する電源表示部材を
設けた構成としている。
【0012】また、請求項8記載の単相3線式分電盤
は、請求項1乃至7記載の100V及び200Vユニッ
トの少なくとも一方に、隣接するN相導体バーを被覆す
る被覆部材を設けた構成としている。
【0013】また、請求項9記載の単相3線式分電盤
は、請求項1乃至8記載の100V及び200Vユニッ
トの少なくとも一方に、そのものの温度を表示する温度
表示部材を設けた構成としている。
【0014】また、請求項10記載の単相3線式分電盤
は、請求項1乃至9記載の100V及び200V分岐ブ
レーカの少なくとも一方の負荷側端子に、負荷電線が速
結可能な速結端子部を設けた構成としている。
【0015】また、請求項11記載の単相3線式分電盤
は、請求項1乃至10記載の100V及び200V分岐ブ
レーカの少なくとも一方の負荷側端子に、絶縁抵抗を測
定する抵抗測定部を設けた構成としている。
【0016】また、請求項12記載の単相3線式分電盤
は、請求項1乃至11記載の100V及び200V分岐ブ
レーカの少なくとも一方の負荷側端子を、分岐ブレーカ
の本体と嵌合することにより着脱自在に形成した構成と
している。
【0017】さらに、請求項13記載の単相3線式分電盤
は、請求項1乃至12記載のボックス取付基台に、100
V及び200Vユニットの少なくとも一方を保管する保
管部を設けた構成としている。
【0018】
【作用】請求項1記載の構成によれば、100V分岐ブ
レーカに100Vを供給する場合には100Vユニット
を、200V分岐ブレーカに200Vを供給する場合に
は200Vユニットを用いることで、各ユニットの各金
具でもって各導体バーと100V及び200V分岐ブレ
ーカが簡単に接続される。
【0019】また、請求項2記載の構成によれば、請求
項1の作用に加えて、100V及び200Vユニットの
挟着部に栓刃状の端子接続体を、100V及び200V
ユニットの被挟着部に受け刃状の各分岐ブレーカの電源
側端子を、挿入することで接続することができるため、
その接続時間が短縮される。
【0020】また、請求項3記載の構成によれば、請求
項1または2の作用に加えて、第1挿入部が第1被挿入
部に挿入されないと、導体バーと100V分岐ブレーカ
が100Vユニットでもって電気的に接続されないた
め、100V分岐ブレーカに200Vが供給されること
はない。
【0021】また、請求項4記載の構成によれば、請求
項1乃至3のいづれかの作用に加えて、第2挿入部が第
2被挿入部に挿入されないと、導体バーと200V分岐
ブレーカが200Vユニットでもって電気的に接続され
ないため、100V分岐ブレーカに200Vが供給され
ることはない。
【0022】また、請求項5記載の構成によれば、請求
項1乃至4のいづれかの作用に加えて、100V及び2
00Vユニットの見分けがつきやすいため、誤接続が抑
制され、接続状況が一目でわかる。
【0023】また、請求項6記載の構成によれば、請求
項1乃至5のいづれかの作用に加えて、通電表示部材で
100V及び200Vユニットに電気が流れているかが
確認できるため、使用状況がわかる。
【0024】また、請求項7記載の構成によれば、請求
項1乃至6のいづれかの作用に加えて、電源表示部材で
その分岐ブレーカを流れる電圧が確認できるため、さら
に誤接続が抑制され、接続状況が一目でわかる。
【0025】また、請求項8記載の構成によれば、請求
項1乃至7のいづれかの作用に加えて、被覆部材で隣接
するN相導体バーが被覆されるため、感電が抑制され
る。
【0026】また、請求項9記載の構成によれば、請求
項1乃至8のいづれかの作用に加えて、温度表示部材で
その分岐ブレーカの温度を確認できるため、異常が発生
した場合の検出が容易となる。
【0027】また、請求項10記載の構成によれば、請求
項1乃至9のいづれかの作用に加えて、負荷電線が分岐
ブレーカの負荷側端子に速結で接続できるため、施工時
間の短縮が図れる。
【0028】また、請求項11記載の構成によれば、請求
項1乃至10のいづれかの作用に加えて、分岐ブレーカの
抵抗測定部で絶縁抵抗が測定できるため、便利となる。
【0029】また、請求項12記載の構成によれば、請求
項1乃至11のいづれかの作用に加えて、分岐ブレーカの
負荷側端子が着脱できることにより、負荷側端子を外し
て負荷電線を接続できるため、さらに施工時間の短縮が
図れる。
【0030】さらに、請求項13記載の構成によれば、請
求項1乃至12のいづれかの作用に加えて、保管部で10
0V及び200Vユニットの少なくとも一方を保管する
ことができるため、その紛失の心配が減少する。
【0031】
【実施例】本発明の第1実施例を図1乃至図10に基づい
て説明する。この単相3線式分電盤A は、ボックス取付
基台1 と、主幹ブレーカ2 と、L1相導体バー3 と、L
2相導体バー13と、N相導体バー23と、100V分岐ブ
レーカ31と、200V分岐ブレーカ41と、100Vユニ
ット51と、200Vユニット61と、保管部71と、を主要
構成部品としている。なお、従来のものと基本的機能が
同じ部材には同一の符号を付している。
【0032】ボックス取付基台1 は、図3に示すよう
に、後述する主幹ブレーカ2 、各導体バー3,13,23 及び
各分岐ブレーカ31,41 等を装着するもので、絶縁材料で
もって略矩形平板状に形成される。主幹ブレーカ2 は、
単相3線式の電路に接続されてその電路の開閉を行うも
ので、端子部2aを有してボックス取付基台1 に取着され
る。
【0033】L1相導体バー3 、L2相導体バー13及び
N相導体バー23は、主幹ブレーカ2と各分岐ブレーカ31,
41 を電気的に接続して、各分岐ブレーカ31,41 に電源
を供給するもので、L1相導体バー3 は単相3線におけ
る主回路線のL1相と、L2相導体バー13は主回路線の
L2相と、N相導体バー23は中性線と接続される。従っ
て、L1相導体バー3 とN相導体バー23の間、及びL2
相導体バー13とN相導体バー23の間には100Vの電圧
が、L1相導体バー3 とL2相導体バー13の間には20
0Vの電圧が供給される。
【0034】L1相導体バー3 は、導電材料製の略長尺
板状であって、第1本体4 と第2本体5 を有するもの
で、ボックス取付基台1 に配設される。具体的には、第
1本体4 は、長尺板材を略コ字状に折り曲げ形成したも
ので、その一端が主幹ブレーカ2 の端子部2aと接続され
るとともに、他端は第2本体5 と接続される。第2本体
5 は、長尺板状の第2本体板6 と、第2本体板6 の長手
方向に対し所定間隔で連設される多数の第2端子接続体
7,7 …を有する。この第2本体板6 は、後述する各分岐
ブレーカ31,41 の下方となるよう、そして、ボックス取
付基台1 の長手方向を向くようボックス取付基台1 に配
設される。第2端子接続体7,7 …は、後述する100V
及び200Vユニット51,61 と接続されるもので、長尺
板状であって一端が第2本体板6 と直交方向に接続され
るとともに、他端及び略中央部にはボックス取付基台1
に対し垂設される栓刃状の第2端子部8a,8b を有する。
【0035】L2相導体バー13は、導電材料製の略長尺
板状であって、第3本体14と第4本体15を有するもの
で、ボックス取付基台1 に配設される。具体的には、第
3本体14は、長尺板材を略コ字状に折り曲げ形成したも
ので、その一端が主幹ブレーカ2 の端子部2aと接続され
るとともに、他端は第4本体15と接続される。第4本体
15は、長尺板状の第4本体板16と、第4本体板16の長手
方向に対し所定間隔で連設される多数の第4端子接続体
17,17 …を有する。この第4本体板16は、後述する各分
岐ブレーカ31,41 の下方となるよう、そして、第2本体
板6 と平行となるようボックス取付基台1 に配設され
る。第4端子接続体17,17 …は、後述する100V及び
200Vユニット51,61 と接続されるもので、長尺板状
であって一端が第4本体板16と直交方向に接続されると
ともに、他端及び略中央部にはボックス取付基台1 に対
し垂設される栓刃状の第4端子部18b,18a を有する。こ
の第4端子部18a はL1相導体バー3 の第2端子部8a
と、第4端子部18b は第2端子部8bと所定間隔を有して
並設される。
【0036】N相導体バー23は、導電材料製の略長尺板
状であって、第5本体24と第6本体25を有するもので、
ボックス取付基台1 に配設される。具体的には、第5本
体24は、長尺板材を略コ字状に折り曲げ形成したもの
で、その一端が主幹ブレーカ2の端子部2aと接続される
とともに、他端は第6本体25と接続される。第6本体25
は、長尺板状の第6本体板26と、第6本体板26の長手方
向に対し所定間隔で連設される多数の第6端子接続体2
7,27 …を有する。この第6本体板26は、その対向面26a
がボックス取付基台1 に対し所定間隔を有して平行と
なるように、そして、ボックス取付基台1 の短手方向の
略中央部であって第2本体板6 と第4本体板16の間に配
設される。第6端子接続体27,27 …は、後述する100
V及び200Vユニット51,61 と接続されるもので、長
尺板状であって一端が第2本体板6 と直交方向に接続さ
れるとともに、他端にはボックス取付基台1 に対し垂設
される栓刃状の第6端子部28を有する。この第6端子接
続体7,7 …は、第6本体板26に対して対称に配設され
る。また、この第6端子部28は、第2端子部8aと第4端
子部18a の中間位置に、及び第2端子部8bと第4端子部
18b の中間位置に、配設される。
【0037】100V分岐ブレーカ31,31 …及び200
V分岐ブレーカ41,41 …は、負荷機器(図示せず)への
電源供給を個別にオンオフをするもので、100V分岐
ブレーカ31,31 …は100Vの電圧に、200V分岐ブ
レーカ41,41 …は100Vの電圧に接続される。この各
ブレーカ31,41 は、2極の電源側端子32,42 と負荷側端
子33,43 をそれぞれ有する。これらの各端子32,42,33,4
3 は、図示していないが、後述する各ユニット51,61 の
被挟着部を挿入して圧着するよう受け刃状に形成され
る。また、200V分岐ブレーカ41,41 …は、その電源
側端子42の側の側面41a,41a …に、凹状の第2被挿入部
44を有する。この第2被挿入部44は、後述する200V
ユニット61の第2挿入部がちょうど挿入されるよう略直
方体状の空間である。
【0038】100Vユニット51は、各導体バー3,13,2
3 より100Vを100V分岐ブレーカ31,31 …に供給
するもので、第1金具52と第2金具55と第1ケーシング
56とを有する。第1金具52は、100V分岐ブレーカ31
の電源側端子32の一方の極と、N相導体バー23の第6端
子接続体27を接続するもので、導電材料製であって、金
具本体53と被挟着部54を有する。金具本体53は、図7に
示すように、金属板を折り曲げ形成したもので、一端に
N相導体バー23の第6端子接続体27の第6端子部28を挟
着する受け刃状の挟着部53a を、他端に被挟着部54を取
着する第1取着孔53b を、一端と他端の略中間位置に第
1ケーシング56に取着するための第2取着孔53c を有す
る。被挟着部54は、100V分岐ブレーカ31の電源側端
子32の受け刃状の一方の極に挿入するもので、略円柱状
の栓刃状であって、金具本体53に直交するようその第1
取着孔53b にかしめや溶接等で取着される。この被挟着
部54は、第1ケーシング56より大きく突出する長さを有
する。
【0039】第2金具55は、100V分岐ブレーカ31の
電源側端子32の他方の極と、L1相導体バー3 の第2端
子接続体7 またはL2相導体バー13の第4端子接続体17
を接続するもので、導電材料製であって、第1金具52と
同様に金具本体53と被挟着部54を有する。但し、金具本
体53の形状が、図5に示すように多少第1金具52の金具
本体53と異なり、一端と他端の略中間位置の折り曲げ部
の長さが短くなる。
【0040】第1ケーシング56は、第1金具52及び第2
金具55を収納するケースで、樹脂材料でもって横本体57
と縦本体58を有する中空状の断面略T字状に形成され
る。横本体57は、表面板57a に「100V」の表示を有
するとともに、第1金具52及び第2金具55を収納するも
のであって、第1金具52及び第2金具55をその第2取着
孔53c,53c にネジ59を挿入して固定することで横本体57
に取着する。また、横本体57の一端には被覆部材57b
を、他端下方には第1金具52及び第2金具55の被挟着部
54,54 が挿通する挿通孔57c,57c を有する。この被覆部
材57b は、この100Vユニット51の設置するところに
隣接するN相導体バー23を被覆するもので、略平板状に
形成される。
【0041】縦本体58は、第1金具52及び第2金具55の
挟着部53a,53a を収納するもので、その下面58a には、
所定間隔で並設される3個の挿通孔58b,58c,58d を有す
る。この挿通孔58b,58c,58d は、各導体バー3,13,23 の
並設される第2端子部8a、第6端子部28及び第4端子部
18a の間隔、または第2端子部8b、第6端子部28及び第
4端子部18b の間隔と一致する。また、挿通孔58b は、
第2金具55の挟着部53a に、挿通孔58c は、第1金具53
の挟着部53a に、に対応する位置に配設され、挿通孔58
d の内側は空間となっている。なお、この第1ケーシン
グ56は、黒色で形成される。
【0042】200Vユニット61は、L1相導体バー3
とL2相導体バー13より200Vを200V分岐ブレー
カ41,41 …に供給するもので、第3金具62と第4金具65
と第2ケーシング66とを有する。第3金具62は、200
V分岐ブレーカ41の電源側端子42の一方の極と、L1相
導体バー3 の第2端子接続体7 またはL2相導体バー13
の第4端子接続体17を接続するもので、導電材料製であ
って、金具本体63と被挟着部64を有する。金具本体63
は、金属板を折り曲げ形成したもので、一端にL1相導
体バー3 の第2端子接続体7 の第2端子部8a,8b または
L2相導体バー13の第4端子接続体17の第4端子部18a,
18b を挟着する受け刃状の挟着部63a を、他端に被挟着
部64を取着する第1取着孔63b を、一端と他端の略中間
位置に第2ケーシングに取着するための第2取着孔63c
を有する。被挟着部64は、200V分岐ブレーカ41の電
源側端子42の受け刃状の一方の極に挿入するもので、略
円柱状の栓刃状であって、金具本体63に直交するようそ
の第1取着孔63b にかしめや溶接等で取着される。この
被挟着部64は、第2ケーシング66より大きく突出する長
さを有する。
【0043】第4金具65は、100V分岐ブレーカ31の
電源側端子32の他方の極と、第3金具62で接続しない方
のL1相導体バー3 の第2端子接続体7 またはL2相導
体バー13の第4端子接続体17を接続するもので、導電材
料製であって、第3金具62と同様に金具本体63と被挟着
部64を有する。但し、金具本体63の形状が、図9に示す
ように多少第3金具62の金具本体63と異なり、一端と他
端の略中間位置の折り曲げ部の長さが短くなる。
【0044】第2ケーシング66は、第3金具62及び第4
金具65を収納するケースで、樹脂材料でもって横本体67
と縦本体68を有する中空状の断面略T字状に形成され
る。横本体67は、表面板67a に「200V」の表示を有
するとともに、第3金具62及び第4金具65を収納するも
のであって、第3金具62及び第4金具65をその第2取着
孔63c,63c にネジ59を挿入して固定することで横本体67
に取着する。また、横本体67の一端には被覆部材67b
を、他端下方には第3金具62及び第4金具65の被挟着部
64,64 が挿通する挿通孔67c,67c を、他端側面には第2
挿入部67d を有する。この被覆部材67b は、この200
Vユニット61の設置するところに隣接するN相導体バー
23を被覆するもので、略平板状に形成される。第2挿入
部67d は、200V分岐ブレーカ41の第2被挿入部44に
挿入する凸状のもので、第2被挿入部44と略同形の略直
方体状に形成される。
【0045】縦本体68は、第3金具62及び第4金具65の
挟着部63a,63a を収納するもので、その下面68a には、
所定間隔で並設される3個の挿通孔68b,68c,68d を有す
る。この挿通孔68b,68c,68d は、各導体バー3,13,23 の
並設される第2端子部8a、第6端子部28及び第4端子部
18a の間隔、または第2端子部8b、第6端子部28及び第
4端子部18b の間隔と一致する。また、挿通孔68b は、
第3金具65の挟着部63a に、挿通孔68d は、第4金具63
の挟着部63a に、に対応する位置に配設され、挿通孔68
c の内側は空間となっている。なお、この第1ケーシン
グ66は、赤色で形成される。
【0046】保管部71は、100V及び200Vユニッ
ト51,51 …61,61 …を利用しないときにを保管するもの
で、ボックス取付基台1 の端部に設けられる。この保管
部71は、電気的に接続されていない多数の栓刃状の保管
本体(図示せず)を有しており、この保管本体に100
V及び200Vユニット51,51 …61,61 …の挟着部53a,
63a を挟着することで、それらを保管する。
【0047】次に、この単相3線式分電盤A の組立手順
を以下に述べる。まず、ボックス取付基台1 に主幹ブレ
ーカ2 、L1相導体バー3 、L2相導体バー13、N相導
体バー23、及び保管部71を装着するとともに、主幹ブレ
ーカ2 の端子部2aに、L1相導体バー3 、L2相導体バ
ー13、及びN相導体バー23を接続する。そして、100
V及び200V分岐ブレーカ31,41 …を、必要な数及び
必要な電圧の分だけボックス取付基台1 に装着する。図
3は、ボックス取付基台1 の上側の列に100V分岐ブ
レーカ31,31 …を、下側の列に200V分岐ブレーカ4
1,41 …を、装着した状態を示す。
【0048】次に、各分岐ブレーカ31,41 に供給する電
圧に応じて、100V及び200Vユニット51,61 を装
着する。ボックス取付基台1 の上側の列は、100Vで
あるため、100Vユニット51,51 …を、下側の列は、
200Vであるため、200Vユニット61,61 …を装着
する。この装着は、各ユニット51,61 の各金具52,55,6
2,65 の被挟着部54,54,64,64 を各分岐ブレーカ31,41
の電源側端子32,42 に挿入するとともに、各金具52,55,
62,65 の挟着部53a,53a,63a,63a を各導体バー3,13,23
の各端子部8a,8b,18a,18b,28、28 に挿入する。また、不
要なユニット51,61 は、保管部71に挿入する。
【0049】この単相3線式分電盤A は、100Vユニ
ット51を100V分岐ブレーカ31と各導体バー3,13,23
を連結するよう装着することにより、100V分岐ブレ
ーカ31に100Vが供給され、200Vユニット61を2
00V分岐ブレーカ41と各導体バー3,13,23 を連結する
よう装着することにより、200V分岐ブレーカ41に2
00Vが供給される。したがって、電路の接続が簡単で
施工時間の短縮が図れ、各分岐ブレーカ31,41 に供給さ
れる電圧の変換が容易にできる。また、被覆部材57b,67
b で隣接するN相導体バー23が被覆されるため、感電が
抑制されるので、安全性が向上する。
【0050】図11乃至図14は、100V及び200Vユ
ニット51,61 の変形例を示すもので、通電表示部材72を
設けたものである。通電表示部材72は、100V及び2
00Vユニット51,61 に電気が流れているかどうかを表
示するもので、変流器72a と電流検出回路72b と表示器
72c を有する。
【0051】変流器72a は、100Vユニット51の第2
金具55または200Vユニット61の第3金具62に電気が
流れているかを検出するもので、コイル状に形成されて
第2金具55または第3金具62に外挿され、検出信号を電
流検出回路72b に出力する。電流検出回路72b は、第2
金具55または第3金具62に流れる電流が表示器72c を点
灯するレベルかどうかを判断するもので、検出信号よ
り、例えば10Wの電流が第2金具55または第3金具62
に流れたことを検出したときには、表示器72c に表示信
号を出力する。表示器72c は、例えば発光ダイオードに
より形成されて横本体57,67 の表面板57a,67a に取着さ
れ、表示信号に基づき点灯する。
【0052】このものは、通電表示部材72で100V及
び200Vユニット51,61 に電気が流れているかが確認
できるため、使用状況がわかり、便利である。なお、通
電表示部材72の表示器72c が点灯するレベルは、本変形
例に限定されるものではなく、適宜設定可能である。
【0053】図15乃至図17は、100V及び200Vユ
ニット51,61 の別の変形例を示すもので、電源表示部材
73を設けたものである。なお、200Vユニット61に関
しては図示していない。
【0054】電源表示部材73は、100V及び200V
ユニット51,61 に流れている電流の電圧を表示するもの
で、電圧検出線73a と制御回路73b と表示器73c を有す
る。電圧検出線73a は、100Vユニット51の第1金具
52と第2金具55または200Vユニット61の第3金具62
と第4金具65より電流を引き出す電線で、制御回路73b
と接続される。制御回路73b は、電路の電圧が表示器73
c を点灯するレベルかどうかを判断するもので、例え
ば、電圧が定格電圧の85%以下になるときには、表示
器73c に表示信号を出力する。表示器73c は、例えば発
光ダイオードにより形成されて横本体57,67 の表面板57
a,67a に取着され、表示信号に基づき点灯する。
【0055】このものは、電源表示部材73でその100
V及び200Vユニット51,61 が接続されている分岐ブ
レーカ31,41 を流れる電圧が確認できるため、誤接続が
抑制されて接続状況が一目でわかるので、便利となる。
なお、電源表示部材73の表示器73c が点灯するレベル
は、本変形例に限定されるものではなく、例えば、定格
電圧以上でもよく、適宜設定可能である。
【0056】図18及び図19は、100V及び200Vユ
ニット51,61 のさらに別の変形例を示すもので、温度表
示部材74を設けたものである。温度表示部材74は、10
0V及び200Vユニット51,61 の第1及び第2ケーシ
ング56、66 の表面の温度を表示するもので、温度感応材
料で形成され、第1及び第2ケーシング56、66 の表面板
57a,67a に取着される。この温度表示部材74は、常温で
は白色であるが、温度が60℃に達すると黒色に変色
し、温度が下がっても白色には戻らない。
【0057】このものは、温度表示部材74でそれを装着
した分岐ブレーカ31,41 の温度を確認できるため、異常
が発生した場合の検出が容易となるので、安全性が向上
する。なお、温度表示部材74の色はこの変形例に限定さ
れるものではなく、また、温度の上昇を段階的に表示で
きるものでもよい。
【0058】次に、本発明の第2実施例を図20乃至図30
に基づいて説明する。この実施例は、100V及び20
0V分岐ブレーカ31,41 と100V及び200Vユニッ
ト51,61 の構造が第1実施例と異なるものである。
【0059】100V及び200V分岐ブレーカ31,41
の電源側端子32,42 は、各極が栓刃状の端子部32a,32a,
42a,42a を有しており、端子部32a,32a,42a,42a の周囲
は、矩形凹状の電源挿入部35,45 となっている。一方、
負荷側端子33,43 も各極が栓刃状の端子部33a,33a,43a,
43a を有しており、端子部33a,33a,43a,43a の周囲も、
矩形凹状の負荷挿入部36,46 となっている。なお、端子
部32a,32a,42a,42a と端子部33a,33a,43a,43a は、各分
岐ブレーカ31,41 の遮断機構(図示せず)と接続されて
いる。
【0060】81は負荷側端子ブロックで、100V及び
200V分岐ブレーカ31,41 の負荷側端子33,43 に負荷
電線(図示せず)を接続するコネクタとなるもので、端
子金具82,82 と錠バネ83,83 と解除ボタン84,84 とケー
シング85を有する。端子金具82は、端子部33a,33a,43a,
43a と負荷電線を接続するもので、導電材料製の金属板
を折り曲げ形成することで、受け刃状の挟着部82a と、
それと連結される大略コ字状の接続部82b を有する。挟
着部82a は、端子部33a,33a,43a,43a が挿入される。接
続部82b は、錠バネ83が挿入されるもので、錠バネ83
は、その弾性力で負荷電線を接続部82b との間で挟着す
る。解除ボタン84は、錠バネ83を圧縮する円柱状のもの
で、これを押圧することにより錠バネ83と接続部82b の
間の空間が広がり、負荷電線を外すことができる。した
がって、この負荷側端子ブロック81は、負荷電線が速結
可能な速結端子部を形成する。
【0061】ケーシング85は、端子金具82,82 と錠バネ
83,83 と解除ボタン84,84 を収納するとともに、100
V及び200V分岐ブレーカ31,41 の負荷挿入部36,46
に着脱自在に挿入されるもので、樹脂材料でもって略箱
状に形成される。具体的には、上面85a に解除ボタン8
4,84 を押圧するための押圧孔85b,85b 、側面85c に負
荷電線を端子金具82の接続部82b に挿入するための挿入
孔85d,85d 、端子金具82の挟着部82a を収納して負荷挿
入部36,46 に挿入される矩形箱状の被挿入部85eを有す
る。この押圧孔85b,85b は、絶縁抵抗を測定する抵抗測
定部となる。すなわち、押圧孔85b,85b より、絶縁抵抗
を測定するテスターの測定用端子を挿入し、端子金具82
に触れることで、絶縁抵抗を測定することができる。ま
た、被挿入部85e は、下方に開口部85f を有しており、
100V及び200V分岐ブレーカ31,41 の端子部33a,
33a,43a,43a が挿入される。
【0062】100V及び200Vユニット51,61 にお
いて、第1乃至第4金具52,55,62,65 の被挟着部54,64
は、図25に示すように受け刃状になっている。また、第
1及び第2ケーシング56,66 の横本体57,67 の他端の下
面には、被挟着部54,64 を収納するものであって、10
0V及び200V分岐ブレーカ31,41 の負荷挿入部36,4
6 に挿入される矩形箱状の被挿入部57e,67e を有する。
【0063】この単相3線式分電盤A は、負荷側端子ブ
ロック81が着脱できることにより、負荷電線が接続しや
すくなるため、施工時間の短縮が図れる。また、100
V及び200V分岐ブレーカ31,41 の各電源挿入部35,4
5 に、各ユニット51,61 の被挿入部57e,67e が挿入され
るため、各ユニット51,61 の位置が安定し、信頼性が向
上する。
【0064】図31乃至図40は、第2実施例の変形例を示
すもので、各接続箇所の構造を変更したものである。こ
のものは、100V及び200V分岐ブレーカ31,41 の
電源側端子32,42 の端子部32a.42a 、負荷側端子33,43
の端子部33a,43a が受け刃状になっている。また、負荷
側端子ブロック81の端子金具82の挟着部82a と、100
V及び200Vユニット51,61 の第1乃至第4金具52,5
5,62,65 の被挟着部54,64 が断面矩形状の栓刃状に形成
されている。
【0065】なお、100V及び200Vユニットの誤
装着を防止するため、200Vユニットに第2挿入部、
200V分岐ブレーカに第2被挿入部を設けたが、10
0V分岐ブレーカに、凸状の第1挿入部を設けるととも
に、100Vユニットに、第1挿入部が挿入されること
により導体バーと100V分岐ブレーカが電気的に接続
される凹状の第1被挿入部を設けてもよい。
【0066】
【発明の効果】請求項1記載の単相3線式分電盤は、1
00V分岐ブレーカに100Vを供給する場合には10
0Vユニットを、200V分岐ブレーカに200Vを供
給する場合には200Vユニットを用いることで、各ユ
ニットの各金具でもって各導体バーと100V及び20
0V分岐ブレーカが簡単に接続されるので、分岐ブレー
カに供給される電圧の変換が容易にできる。
【0067】また、請求項2記載の単相3線式分電盤
は、請求項1の効果に加えて、100V及び200Vユ
ニットの挟着部に栓刃状の端子接続体を、100V及び
200Vユニットの被挟着部に受け刃状の各分岐ブレー
カの電源側端子を、挿入することで接続することができ
るため、その接続時間が短縮されるので、さらに分岐ブ
レーカに供給される電圧の変換が容易にできる。
【0068】また、請求項3記載の単相3線式分電盤
は、請求項1または2の効果に加えて、第1挿入部が第
1被挿入部に挿入されないと、導体バーと100V分岐
ブレーカが100Vユニットでもって電気的に接続され
ないため、100V分岐ブレーカに200Vが供給され
ることはないので、信頼性が向上する。
【0069】また、請求項4記載の分電盤は、請求項1
乃至3のいずれかの効果に加えて、第2挿入部が第2被
挿入部に挿入されないと、導体バーと200V分岐ブレ
ーカが200Vユニットでもって電気的に接続されない
ため、100V分岐ブレーカに200Vが供給されるこ
とはないので、さらに信頼性が向上する。
【0070】また、請求項5記載の分電盤は、請求項1
乃至4のいずれかの効果に加えて、100V及び200
Vユニットの見分けがつきやすいため、誤接続が抑制さ
れ、接続状況が一目でわかるので、便利となる。
【0071】また、請求項6記載の分電盤は、請求項1
乃至5のいずれかの効果に加えて、通電表示部材で10
0V及び200Vユニットに電気が流れているかが確認
できるため、使用状況がわかるので、さらに便利とな
る。
【0072】また、請求項7記載の分電盤は、請求項1
乃至6のいずれかの効果に加えて、電源表示部材でその
分岐ブレーカを流れる電圧が確認できるため、さらに誤
接続が抑制され、接続状況が一目でわかるので、より一
層便利となる。
【0073】また、請求項8記載の分電盤は、請求項1
乃至7のいずれかの効果に加えて、被覆部材で隣接する
N相導体バーが被覆されるため、感電が抑制されるの
で、さらに安全性が向上する。
【0074】また、請求項9記載の分電盤は、請求項1
乃至8のいずれかの効果に加えて、温度表示部材でその
分岐ブレーカの温度を確認できるため、異常が発生した
場合の検出が容易となるので、より一層安全性が向上す
る。
【0075】また、請求項10記載の分電盤は、請求項1
乃至9のいずれかの効果に加えて、負荷電線が分岐ブレ
ーカの負荷側端子に速結で接続できるため、より施工時
間の短縮が図れる。
【0076】また、請求項11記載の分電盤は、請求項1
乃至10のいずれかの効果に加えて、分岐ブレーカの抵抗
測定部で絶縁抵抗が測定できるため、より便利となる。
【0077】また、請求項12記載の分電盤は、請求項1
乃至11のいずれかの効果に加えて、分岐ブレーカの負荷
側端子が着脱できることにより、負荷側端子を外して負
荷電線を接続できるため、さらに一層施工時間の短縮が
図れる。
【0078】さらに、請求項13記載の分電盤は、請求項
1乃至12のいずれかの効果に加えて、保管部で100V
及び200Vユニットの少なくとも一方を保管すること
ができるため、その紛失の心配が減少し、使い勝手の良
いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す単相3線式分電盤の
分解斜視図である。
【図2】その単相3線式分電盤の組立斜視図である。
【図3】その単相3線式分電盤の平面図である。
【図4】その単相3線式分電盤の100Vユニットの斜
視図である。
【図5】その100Vユニットの横断面図である。
【図6】その100Vユニットの縦断面図である。
【図7】その100Vユニットの第1金具の金具本体の
斜視図である。
【図8】その単相3線式分電盤の200Vユニットの斜
視図である。
【図9】その200Vユニットの横断面図である。
【図10】その200Vユニットの縦断面図である。
【図11】第1実施例の変形例を示す100Vユニットの
斜視図である。
【図12】その100Vユニットの横断面図である。
【図13】その100Vユニットの縦断面図である。
【図14】その200Vユニットの斜視図である。
【図15】第1実施例の別の変形例を示す100Vユニッ
トの斜視図である。
【図16】その100Vユニットの横断面図である。
【図17】その100Vユニットの縦断面図である。
【図18】第1実施例のさらに別の変形例を示す100V
ユニットの斜視図である。
【図19】その200Vユニットの斜視図である。
【図20】本発明の第2実施例を示す単相3線式分電盤の
分解斜視図である。
【図21】その単相3線式分電盤の平面図である。
【図22】その単相3線式分電盤の100Vユニットの斜
視図である。
【図23】その100Vユニットの横断面図である。
【図24】その100Vユニットの縦断面図である。
【図25】その100Vユニットの第1金具の金具本体の
斜視図である。
【図26】その200Vユニットの横断面図である。
【図27】その200Vユニットの縦断面図である。
【図28】その単相3線式分電盤の負荷側端子ブロックの
斜視図である。
【図29】その負荷側端子ブロックの縦断面図である。
【図30】その負荷側端子ブロックの端子金具の斜視図で
ある。
【図31】第2実施例の変形例を示す単相3線式分電盤の
分解斜視図である。
【図32】その単相3線式分電盤の100Vユニットの斜
視図である。
【図33】その100Vユニットの横断面図である。
【図34】その100Vユニットの縦断面図である。
【図35】その100Vユニットの第2金具の斜視図であ
る。
【図36】その200Vユニットの横断面図である。
【図37】その200Vユニットの縦断面図である。
【図38】その単相3線式分電盤の負荷側端子ブロックの
斜視図である。
【図39】その負荷側端子ブロックの縦断面図である。
【図40】その負荷側端子ブロックの端子金具の斜視図で
ある。
【図41】本発明の従来例を示す単相3線式分電盤の部分
分解斜視図である。
【符号の説明】
A 単相3線式分電盤 1 ボックス取付基台 2 主幹ブレーカ 3 L1相導体バー 4 第1本体 5 第2本体 6 第2本体板 7 第2端子接続体 13 L2相導体バー 14 第3本体 15 第4本体 23 N相導体バー 24 第5本体 25 第6本体 31 100V分岐ブレーカ 32 電源側端子 33 負荷側端子 41 200V分岐ブレーカ 42 電源側端子 43 負荷側端子 51 100Vユニット 52 第1金具 55 第2金具 56 第1ケーシング 61 200Vユニット 62 第3金具 65 第4金具 66 第2ケーシング 71 保管部 72 通電表示部材 73 電源表示部材 74 温度表示部材 81 負荷側端子ブロック 82 端子金具 83 錠バネ 84 解除ボタン 85 ケーシング
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】100V分岐ブレーカ31,31 …及び200
V分岐ブレーカ41,41 …は、負荷機器(図示せず)への
電源供給を個別にオンオフをするもので、100V分岐
ブレーカ31,31 …は100Vの電圧に、200V分岐ブ
レーカ41,41 …は200Vの電圧に接続される。この各
ブレーカ31,41 は、2極の電源側端子32,42 と負荷側端
子33,43 をそれぞれ有する。これらの各端子32,42,33,4
3 は、図示していないが、後述する各ユニット51,61 の
被挟着部を挿入して圧着するよう受け刃状に形成され
る。また、200V分岐ブレーカ41,41 …は、その電源
側端子42の側の側面41a,41a …に、凹状の第2被挿入部
44を有する。この第2被挿入部44は、後述する200V
ユニット61の第2挿入部がちょうど挿入されるよう略直
方体状の空間である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】縦本体58は、第1金具52及び第2金具55の
挟着部53a,53a を収納するもので、その下面58a には、
所定間隔で並設される3個の挿通孔58b,58c,58d を有す
る。この挿通孔58b,58c,58d は、各導体バー3,13,23 の
並設される第2端子部8a、第6端子部28及び第4端子部
18a の間隔、または第2端子部8b、第6端子部28及び第
4端子部18b の間隔と一致する。また、挿通孔58b は、
第2金具55の挟着部53a に、挿通孔58c は、第1金具53
の挟着部53a に、対応する位置に配設され、挿通孔58d
の内側は空間となっている。なお、この第1ケーシング
56は、黒色で形成される。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボックス取付基台と、所定間隔を有して
    ボックス基台に並設される略長尺板状のものであって、
    その長手方向に対し多数の端子接続体を連設してなるL
    1相導体バー、L2相導体バー及びN相導体バー、と、
    電源側端子と負荷側端子を有して各導体バーと直交する
    ようボックス基台に取着される2極の100Vまたは2
    00V分岐ブレーカと、該分岐ブレーカの電源側端子の
    一方の極とN相導体バーの端子接続体を接続する第1金
    具及び他方の極とL1相導体バーまたはL2相導体バー
    の端子接続体を接続する第2金具を有する略直方体状の
    100Vユニットと、分岐ブレーカの電源側端子の一方
    の極とL1相導体バーの端子接続体を接続する第3金具
    及び他方の極とL2相導体バーの端子接続体を接続する
    第4金具を有する略直方体状の200Vユニットと、を
    具備することを特徴とする単相3線式分電盤。
  2. 【請求項2】 前記各導体バーの端子接続体を栓刃状
    に、各分岐ブレーカの電源側端子の各極を受け刃状に形
    成するとともに、100V及び200Vユニットの各第
    1乃至第4金具に、端子接続体を挟着する受け刃状の挟
    着部と、分岐ブレーカの電源側端子の各極に挿入する栓
    刃状の被挟着部とを設けたことを特徴とする請求項1記
    載の単相3線式分電盤。
  3. 【請求項3】 前記100V分岐ブレーカに、凸状の第
    1挿入部を設けるとともに、100Vユニットに、第1
    挿入部が挿入されることにより導体バーと100V分岐
    ブレーカが電気的に接続される凹状の第1被挿入部を設
    けたことを特徴とする請求項1または2記載の単相3線
    式分電盤。
  4. 【請求項4】 前記200Vユニットに、凸状の第2挿
    入部を設けるとともに、200V分岐ブレーカに、第2
    挿入部が挿入されることにより導体バーと200V分岐
    ブレーカが電気的に接続される凹状の第2被挿入部を設
    けたことを特徴とする請求項1乃至3記載の単相3線式
    分電盤。
  5. 【請求項5】 前記100V及び200Vユニットを、
    異なる色で形成したことを特徴とする請求項1乃至4記
    載の単相3線式分電盤。
  6. 【請求項6】 前記100V及び200Vユニットの少
    なくとも一方に、電気が流れているかどうかを表示する
    通電表示部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至5
    記載の単相3線式分電盤。
  7. 【請求項7】 前記100V及び200Vユニットの少
    なくとも一方に、電圧を表示する電源表示部材を設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至6記載の単相3線式分電
    盤。
  8. 【請求項8】 前記100V及び200Vユニットの少
    なくとも一方に、隣接するN相導体バーを被覆する被覆
    部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至7記載の単
    相3線式分電盤。
  9. 【請求項9】 前記100V及び200Vユニットの少
    なくとも一方に、そのものの温度を表示する温度表示部
    材を設けたことを特徴とする請求項1乃至8記載の単相
    3線式分電盤。
  10. 【請求項10】 前記100V及び200V分岐ブレーカ
    の少なくとも一方の負荷側端子に、負荷電線が速結可能
    な速結端子部を設けたことを特徴とする請求項1乃至9
    記載の単相3線式分電盤。
  11. 【請求項11】 前記100V及び200V分岐ブレーカ
    の少なくとも一方の負荷側端子に、絶縁抵抗を測定する
    抵抗測定部を設けたことを特徴とする請求項1乃至10記
    載の単相3線式分電盤。
  12. 【請求項12】 前記100V及び200V分岐ブレーカ
    の少なくとも一方の負荷側端子を、分岐ブレーカの本体
    と嵌合することにより着脱自在に形成したことを特徴と
    する請求項1乃至11記載の単相3線式分電盤。
  13. 【請求項13】 前記ボックス取付基台に、100V及び
    200Vユニットの少なくとも一方を保管する保管部を
    設けたことを特徴とする請求項1乃至12記載の単相3線
    式分電盤。
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