JPH09189922A - アクティブマトリクス基板 - Google Patents

アクティブマトリクス基板

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JPH09189922A
JPH09189922A JP268896A JP268896A JPH09189922A JP H09189922 A JPH09189922 A JP H09189922A JP 268896 A JP268896 A JP 268896A JP 268896 A JP268896 A JP 268896A JP H09189922 A JPH09189922 A JP H09189922A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素構造を改良して、表示の欠陥などの発生
を防止し、品質の高い表示を行うことのできるアクティ
ブマトリクス基板および液晶表示装置を提供することに
ある。 【解決手段】 アクティブマトリクス基板2では、デー
タ線3と第1のゲート線42Nとの交点、およびデータ
線3と第2のゲート線42Pとの交点からなる2つの交
点に1つの画素が対応するように構成され、該画素のそ
れぞれについて、第1のゲート線42Nを介して駆動さ
れるN型TFT10Nと、このTFTに電気的接続する
第1の画素電極62Nと、第2のゲート線42Pを介し
て駆動され、N型TFT10Nと相補構成にあるP型T
FT10Pと、該TFTに電気的接続する第2の画素電
極62Pとを有する。第1および第2の画素電極62
N、62Pは、自身が属する画素の第2および第1のゲ
ート線42P、42Nに重なって第1および第2の保持
容量92N、92Pをそれぞれ構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置のア
クティブマトリクス基板に関するものである。さらに詳
しくは、アクティブマトリクス基板上に構成される各画
素の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置に用いられるアクティブマ
トリクス基板では、図12に示すように、互いに直交す
る方向に延びるデータ線3Aおよびゲート線4Aによっ
て画素領域5Aが区画形成され、各画素領域5Aには、
画素用の薄膜トランジスタ(以下、TFTという。)1
0Aを介して画像信号が入力される液晶セル6Aが構成
されている。従って、データ線3Aとゲート線4Aとの
交点には、1つの画素が対応している構造になってい
る。また、画素領域5Aには、液晶セル6Aでの保持特
性を高めることを目的に、前段のゲート線4Aとの間、
または保持容量線(図示せず。)との間に保持容量51
Aが形成されるのが一般的である。
【0003】ここで、TFT10Aは、図13および図
14に示すように、基板20A上において、データ線3
Aに対して層間絶縁膜16Aのコンタクトホール17A
を介して電気的接続するソース領域11A、画素電極1
9Aに対して層間絶縁膜16Aのコンタクトホール18
Aを介して電気的接続するドレイン領域12A、ドレイ
ン領域12Aとソース領域11Aとの間にチャネルを形
成するチャネル領域13A、およびチャネル領域13A
に対してゲート絶縁膜14Aを介して対峙するゲート電
極15Aから構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アクティブマトリクス基板2Aにおいて、いずれの画素
領域5Aにおいても、TFT10Aの動作に異常がある
と、このTFT10Aが対応する画素領域5Aでは、表
示動作が完全に行われなくなり、表示の点欠陥が発生す
るという問題点がある。また、ゲート信号に異常がある
と、このゲート線4Aに対応する1ライン分の画素領域
5A全体の動作に異常が生じ、表示のライン欠陥などと
いった致命的な異常が発生するという問題点がある。
【0005】さらに、従来のアクティブマトリクス基板
2Aにおいて、TFT10Aがオン状態からオフ状態に
切り換わる度に、TFT10Aのゲート−ドレイン(画
素電極)間に寄生する容量と、液晶セル6Aの容量との
カップリングに起因して、図15に示すように、液晶セ
ル6Aの極間電圧(画素電位Vp)には、ΔVに相当す
るプッシュアップやプッシュダウンが発生し、表示にフ
リッカ(画面のちらつき)などが発生するという問題点
がある。従って、従来は、データ線3Aを介して送出さ
れる画像信号の中心電位Vcに対し、対向電極の電位V
comをΔVの平均値に相当する電圧値だけシフトさせ
る方法を採用しているが、かかる方法では、対向電極を
接地電位とすることができず、回路構成が複雑になると
いう問題点がある。
【0006】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
画素領域における構造を改良して、表示の欠陥などの発
生を防止し、品質の高い表示を行うことのできるアクテ
ィブマトリクス基板および液晶表示装置を提供すること
にある。
【0007】さらに、本発明の課題は、画素セル毎に保
持容量を付加することによって、画素セルの保持特性を
向上し、品質の高い表示を行うことのできるアクティブ
マトリクス基板および液晶表示装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を課題を解決す
るために、本発明に係る液晶表示装置のアクティブマト
リクス基板では、基板上に形成されたデータ線と第1の
ゲート線との交点、および前記データ線と第2のゲート
線との交点からなる2つの交点に1つの画素が対応する
ように構成され、該画素のそれぞれについて、前記第1
のゲート線から印加される第1のゲート信号によって駆
動され、前記データ線にソース領域が電気的接続するN
型TFTと、該N型TFTのドレイン領域に電気的接続
する第1の画素電極と、前記N型TFTと同一のデータ
線にソース領域が電気的接続し、前記第2のゲート線か
ら印加される第2のゲート信号によって前記N型TFT
に対して相補的に駆動されるP型TFTと、該P型TF
Tのドレイン領域に電気的接続する第2の画素電極とを
有することを特徴とする。
【0009】このように構成したアクティブマトリクス
基板において、画素領域では、第1のゲート信号および
第2のゲート信号によって、N型TFTおよびP型TF
Tがそれぞれ同じタイミングでオン・オフする。従っ
て、正常な状態であれば、N型TFTおよびP型TFT
が同じタイミングでオンし、第1の液晶セルおよび第2
の液晶セルには、同じ画像情報がそれぞれ書き込まれ
る。また、N型TFTおよびP型TFTのいずれかに動
作異常があっても、正常に動作した方のTFTを介し
て、液晶セルに画像情報が書き込まれることになる。従
って、表示には、完全な点欠陥が発生しない。また、第
1のゲート信号および第2のゲート信号のうちの一方に
異常があっても、正常な方のゲート信号によって表示駆
動が行われるので、完全なライン欠陥が発生しないな
ど、致命的な欠陥が発生しない。
【0010】また、正常時でも、第1のゲート信号およ
び第2のゲート信号がオンレベルからオフレベルに移行
するとき、第1の液晶セルには、プッシュダウンが発生
し、第2の液晶セルには、プッシュアップが発生する
が、本発明では、それらのタイミングが一致しているた
め、プッシュダウンに起因する表示の乱れをプッシュア
ップが補い、プッシュアップに起因する表示の乱れをプ
ッシュダウンが補う。従って、対向電極の電位を画像信
号の中心レベルからずらさなくても、フリッカなどとい
った表示の乱れが発生しない。それ故、本例のアクティ
ブマトリス基板を用いた液晶表示装置では、対向電極を
接地電位とすることができるなど、回路構成を簡略化で
きる。また、1つの画素領域に相補構成のTFTを形成
するといっても、ドライバ部において、CMOS回路を
構成する工程をそのまま利用して、画素領域のTFTを
形成すればよいので、製造工程数が増えない。
【0011】本発明において、前記第1の画素電極は、
隣接する画素に対応する前記第2のゲート線との間に第
1の保持容量を備え、前記第2の画素電極は、隣接する
画素に対応する前記第1のゲート線との間に保持容量を
備えることが好ましい。
【0012】本発明では、上記の保持容量に代えて、前
記画素のそれぞれについて、前記第1の画素電極との間
に第1の保持容量を構成する第1の保持容量線と、前記
第2の画素電極との間に第2の保持容量を構成する第2
の保持容量線とを形成してもよい。
【0013】この場合には、前記第1の保持容量線は、
該保持容量線に対応する画素の前記N型TFTを駆動す
る前記第1のゲート信号と位相が同相で逆極性の信号を
供給し、前記第2の保持容量線は、該保持容量線に対応
する画素の前記P型TFTを駆動する前記第2のゲート
信号と位相が同相で逆極性の信号を供給するように構成
されていることが好ましい。
【0014】また、本発明では、上記の保持容量に代え
て、前記第1の画素電極は、該画素電極が属する画素の
前記P型TFTを駆動するための前記第2のゲート線と
の間に第1の保持容量を備え、前記第2の画素電極は、
該画素電極が属する画素の前記N型TFTを駆動するた
めの前記第1のゲート線との間に第2の保持容量を備え
るように構成してもよい。
【0015】このようにして、画素電極毎に保持容量を
構成した場合には、各液晶セルでの保持特性が向上する
ので、品質の高い表示を行うことができる。特に、ゲー
ト線との重なりを利用して保持容量を構成した場合に
は、画素領域における開口率を損なうことがない。
【0016】本発明では、前記データ線は、前記画素の
それぞれにおいて画素領域を前記第1のゲート線および
前記第2のゲート線の延設方向において前記第1の画素
電極が位置する第1の画素領域と前記第1の画素電極が
位置する第2の画素領域とに2分割するように構成され
ていることが好ましい。
【0017】この場合に、前記画素のそれぞれにおい
て、前記データ線の形成領域内に前記N型TFTおよび
前記P型TFTの形成領域が含まれていることが好まし
い。
【0018】このように構成すると、データ線の形成領
域をそのままTFTの形成領域としているので、従来の
構造においてTFTが占めていた領域分だけ、開口部分
を拡張することができ、この点からも、表示品質が向上
する。さらにまた、データ線は、TFTの形成領域全体
を覆っているので、チャネル領域やソース・ドレイン領
域とチャネル領域との境界部分から光が漏れないので、
表示品質が高い。
【0019】この場合に、前記N型TFTおよび前記P
型TFTは、ソース領域とドレイン領域とを接続するチ
ャネル領域と、該チャネル領域に対してゲート絶縁膜を
介して対峙するゲート電極と、該ゲート電極の上層に形
成された第1の層間絶縁膜と、該第1の層間絶縁膜の上
層に形成された前記データ線が前記第1の層間絶縁膜お
よび前記ゲート絶縁膜を介して前記ソース領域に電気的
接続するための第1のコンタクトホールと、前記データ
線の上層に形成された第2の層間絶縁膜と、該第2の層
間絶縁膜の上層に形成された前記第1の画素電極および
前記第2の画素電極が前記第2の層間絶縁膜、第1の層
間絶縁膜、および前記ゲート絶縁膜を介して前記ドレイ
ン領域に電気的接続するための第2のコンタクトホール
とを有することが好ましい。
【0020】このように構成したアクティブマトリクス
基板では、画素電極が上層にあるので、液晶の配向を効
果的に制御できる。しかも、データ線は、第2の層間絶
縁膜によって覆われているため、データ線に印加されて
いる電位が液晶の配向に影響を及ぼさないので、表示品
質が高い。
【0021】また、前記第2のコンタクトホールは、前
記第1の層間絶縁膜および前記ゲート絶縁膜に対して形
成された下段側コンタクトホールと、該下段側コンタク
トホールに対応する位置において前記第2の層間絶縁膜
に形成された上段側コンタクトホールとから構成され、
下段側コンタクトホールの内部には、前記データ線を構
成する金属層が該データ線から絶縁分離された状態に残
され、該金属層を介して、前記第1の画素電極および前
記第2の画素電極は、前記ドレイン領域に電気的接続し
ていることが好ましい。
【0022】このように構成したアクティブマトリクス
基板では、画素電極は、第2のコンタクトホール内部に
残る金属層を介してドレイン領域に電気的接続している
ため、シリコン膜とITO膜とを直接電気的接続した場
合に生じる接続抵抗が大きいという問題を解消できる。
【0023】また、上記のTFT構造に代えて、前記第
2のコンタクトホールは、前記第1の層間絶縁膜および
前記ゲート絶縁膜に対して形成された下段側コンタクト
ホールと、該下段側コンタクトホールに対応する位置に
おいて前記第2の層間絶縁膜に形成された上段側コンタ
クトホールとから構成され、前記上段側コンタクトホー
ルに対応する領域は、前記データ線の窓開け領域になっ
ていてもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施例
を説明する。
【0025】[実施例1]図1(a)は、本例の液晶表
示装置のアクティブマトリクス基板の構成を模式的に示
す説明図である。
【0026】図1(a)において、本例の液晶表示装置
1も、基本的には、従来の液晶表示装置と同様、そのア
クティブマトリクス基板2上において、データ線3およ
びゲート線4の交点に対応する位置に画素領域5がそれ
ぞれ構成され、いずれの画素領域5にも、画素用のTF
Tを介して画像信号が入力される液晶セルが構成されて
いる。但し、本例では、2本のゲート線(第1のゲート
線42N、第2のゲート線42P)でゲート線4が構成
されていることから、第1のゲート線42Nとデータ線
3との交点、および第2のゲート線42Pとデータ線3
との交点からなる2つの交点に対して、1つの画素が対
応している構造になっている。
【0027】データ線3に対しては、シフトレジスタ7
1、レベルシフタ72、ビデオライン73、アナログス
イッチ74を備えるデータドライバ部7が構成され、ゲ
ート線4に対しては、シフトレジスタ81およびレベル
シフタ82を備える走査ドライバ部8が構成されてい
る。ここで、データドライバ部7および走査ドライバ部
8では、図1(b)に示すように、N型TFTn1、n
2・・・と、P型TFTp1、p2・・・とによって多
段のCMOS回路が構成されている。
【0028】特に、本例では、後述するとおり、位相が
同相で逆極性の2種類のゲート信号を発生させる必要が
あるため、図2(a)に示すように、走査ドライバ部8
では、クロック発生回路84、シフトレジスタ81、お
よびNANDゲートバッファ82の後段に、非反転回路
83Nおよび反転回路83Pが構成されている。ここ
で、図2(b)において、NANDゲートバッファ82
から出力される信号を信号Aで表すと、非反転回路83
Nおよび反転回路83Pから出力される信号は、それぞ
れ信号B、Cで示すように、波形が反転した関係にあ
る。
【0029】なお、図1において、アクティブマトリク
ス基板2としては、アクティブマトリクス部9だけが基
板上に構成されたもの、アクティブマトリクス部9と同
じ基板上にデータドライバ部7が構成されたもの、アク
ティブマトリクス部9と同じ基板上に走査ドライバ部8
が構成されたもの、アクティブマトリクス部9と同じ基
板上にデータドライバ部7および走査ドライバ部8の双
方が構成されたものがある。また、ドライバ内蔵型のア
クティブマトリクス基板2であっても、データドライバ
部7に含まれるシフトレジスタ71、レベルシフタ7
2、ビデオライン73、アナログスイッチ74等の全て
がアクティブマトリクス基板2上に構成された完全ドラ
イバ内蔵タイプと、それらの一部がアクティブマトリク
ス基板2上に構成された部分ドライバ内蔵タイプとがあ
るが、本発明は、いずれのタイプのアクティブマトリク
ス基板にも適用できる。
【0030】本例では、いずれの画素領域5も同じ構成
になっているので、そのうちの画素領域52について説
明する。
【0031】画素領域52に対しては、ゲート線4が第
1のゲート線42Nおよび第2のゲート線42Pからな
る2本のゲート線から構成され、これらのゲート線とデ
ータ線3との2つの交点に対して、1つの画素が構成さ
れている状態にある。また、走査ドライバ部8は、各ゲ
ート線毎に、第1のゲート信号G2Nおよび第2のゲー
ト信号G2Pをそれぞれ出力するようになっている。こ
こで、第1のゲート信号G2Nと、第2のゲート信号G
2Pとは、反転した関係にある信号となるように、走査
ドライバ部8には、非反転回路83Nと反転回路83P
とが構成されている。
【0032】また、画素領域52では、第1のゲート線
42Nおよび第2のゲート線42Pから供給される各ゲ
ート信号G2N、G2Pによってそれぞれ駆動される相
補構成のN型TFT10NおよびP型TFT10Pが構
成され、各TFT毎にそのドレイン領域に対してITO
膜からなる第1の画素電極62Nおよび第2の画素電極
62Pがそれぞれ接続している。このため、1つの画素
領域52では、第1の画素電極62Nと対向基板(図示
せず。)との間に第1の液晶セル32Nが構成され、第
2の画素電極62Pと対向基板(図示せず。)との間に
第2の液晶セル32Pが構成されている状態にある。
【0033】但し、N型TFT10NおよびP型TFT
10Pのソース領域は、いずれも、同じデータ線3に接
続している。
【0034】図3(a)に画素領域52を拡大して示す
ように、第1の画素電極62Nは、その端部620N
が、第1のゲート線42Nを跨いで、隣接する画素領域
51にまで延設され、この画素領域51に対する第2の
ゲート線41Pと重なることによって、第1の保持容量
92Nが構成されている。同様に、第2の画素電極62
Pは、その端部620Pが、第2のゲート線42Pを跨
いで、隣接する画素領域53にまで延設され、この画素
領域53に対する第1のゲート線43Nと重なることに
よって、第2の保持容量92Pが構成されている。
【0035】このように構成したアクティブマトリクス
基板2において、画素領域52では、図3(b)に示す
ように、反転信号の関係にある第1のゲート信号G2N
および第2のゲート信号G2Pによって、N型TFT1
0NおよびP型TFT10Pがそれぞれ同じタイミング
でオン・オフする。従って、正常な状態であれば、N型
TFT10NおよびP型TFT10Pが同じタイミング
でオンし、データ線3、第1の画素電極62N、および
第2の画素電極62Pを介して、第1の液晶セル32N
および第2の液晶セル32Pには、同じ画像情報がそれ
ぞれ書き込まれる。
【0036】ここで、N型TFT10Nがオンするとき
の第1のゲート電圧G2Nのレベルが+7.5V、P型
TFT10Pがオンするときの第2のゲート電圧G2P
のレベルが−7.5Vであって、データ線3からの画像
信号が+5Vであったとき、第1の液晶セル32Nに
は、+2.5Vに相当する電荷が蓄積されるだけである
が、第2の液晶セル32Pには、−12.5Vに相当す
る電荷が蓄積される。従って、データ線3から送出され
てくる画像信号のレベルを低くした場合でも、十分なコ
ントラストを有する画像を表示できる。
【0037】しかも、N型TFT10NおよびP型TF
T10Pのいずれかに動作異常があっても、画素領域5
2では、正常に動作した方のTFTを介して、液晶セル
(液晶セル32Nまたは第2の液晶セル32P)に画像
情報が書き込まれることになる。従って、表示には、完
全な点欠陥が発生しない。また、第1のゲート信号G2
Nおよび第2のゲート信号G2Pのうちの一方に異常が
あっても、正常な方のゲート信号によって表示駆動が行
われるので、完全なライン欠陥などといった致命的な欠
陥が発生しない。
【0038】また、正常時でも、第1のゲート信号G2
Nおよび第2のゲート信号G2Pがオンレベルからオフ
レベルに移行するとき、第1の液晶セル32Nには、プ
ッシュダウンが発生し、第2の液晶セル32Pには、プ
ッシュアップが発生するが、本例では、それらのタイミ
ングが一致しているため、プッシュダウンに起因する表
示の乱れをプッシュアップが補い、プッシュアップに起
因する表示の乱れをプッシュダウンが補う。従って、対
向電極の電位を画像信号の中心レベルからずらさなくて
も、フリッカなどといった表示の乱れが発生しない。そ
れ故、本例のアクティブマトリス基板2を用いた液晶表
示装置では、対向電極を接地電位とすることができるな
ど、回路構成を簡略化できる。
【0039】さらに、画素領域52では、第1の液晶セ
ル32Nに対しては、第1の画素電極62Nと、隣接す
る画素領域51の第2のゲート線41Pとの間に第1の
保持容量92Nが構成され、図3(b)に示すように、
画素領域52における第1のゲート信号G2NがN型T
FT10Nをオン状態とするレベル(ハイレベル)にあ
るとき(正方向のパルスが印加されるとき)、画素領域
51に対して第2のゲート線41Pから供給される第2
のゲート信号G1Pは、オフレベル(ローレベル)にあ
る。同様に、画素領域52では、第2の液晶セル32P
に対しては、第2の画素電極62Pと、隣接する画素領
域53の第1のゲート線43Nとの間に第2の保持容量
92Pが構成され、画素領域52における第2のゲート
信号G2PがP型TFT10Pをオン状態とするレベル
(ローレベル)にあるとき(負方向のパルスが印加され
るとき)、画素領域53に対して第1のゲート線43N
から供給される第1のゲート信号G3Nは、オフレベル
(ハイレベル)にある。それ故、第1の液晶セル32N
および第2の液晶セル32Pに画像情報を書き込むタイ
ミングに合わせて、第1の保持容量92Nおよび第2の
保持容量92Pに電荷が蓄積されるので、第1の液晶セ
ル32Nおよび第2の液晶セル32Pのいずれにおいて
も保持特性が高い。それ故、品質の高い表示を行うこと
ができる。
【0040】しかも、画素領域52では、あくまで隣接
する画素領域51、53のゲート線(第2のゲート線4
1P、第1のゲート線43N)を利用して保持容量(第
1の保持容量92N、第2の保持容量92P)を構成し
ているので、画素領域52における開口率を損なうこと
がない。
【0041】さらに、本例では、1つの画素領域52に
相補構成のTFT(N型TFT10N、およびP型TF
T10P)を形成するといっても、データドライバ部7
および走査ドライバ部8において、CMOS回路を構成
するN型TFTおよびP型TFTをそれぞれを形成する
工程をそのまま利用して、画素領域52に相補構成のT
FTを形成すればよいので、製造工程数が増えない。
【0042】[実施例1の変形例]実施例1では、第1
の保持容量92Nおよび第2の保持容量92Pを構成す
るにあたって、第1の画素電極62Nおよび第2の画素
電極62Pを隣接する画素領域51、53にまで延設
し、層間絶縁膜を誘電体としてゲート線と重畳する構造
としたが、図3に示すような構造であってもよい。すな
わち、画素領域52では、それぞれ隣接する画素領域5
1、53の端部において、第2のゲート線42Pおよび
第1のゲート線41Pに対してゲート絶縁膜を介して重
なるように、N型TFT10N、およびP型TFT10
Pのソース・ドレイン領域と同じ工程の中で、高濃度領
域SUB2N、SUB2Pを形成し、かつ、これらの高
濃度領域SUB2N、SUB2Pが第1の画素電極62
Nおよび第2の画素電極62Pとそれぞれ層間絶縁膜お
よびゲート絶縁膜のコンクタクトホールを介して電気的
に接続するように構成してもよい。このように構成した
場合には、第2のゲート線42Pおよび第1のゲート線
41Pと、高濃度領域SUB2N、SUB2Pとがそれ
ぞれゲート絶縁膜を誘電体として重なる構造になるの
で、第1の画素電極62Nおよび第2の画素電極62P
と、第2のゲート線42Pおよび第1のゲート線41P
との間に第1の保持容量92Nおよび第2の保持容量9
2Pをそれぞれ構成することができる。
【0043】[実施例2]図5は、本例の液晶表示装置
のアクティブマトリクス基板の構成を模式的に示す説明
図である。なお、本例のアクティブマトリクス基板の基
本的な構成は、実施例1と同様であるため、対応する部
分には同じ符合を付してそれらの説明を省略する。
【0044】図5において、本例のアクティブマトリク
ス基板2でも、データ線と2本のゲート線との2つの交
点に対して1つの画素領域5(画素)が対応しており、
いずれの画素領域5も、同じ構成になっているので、そ
のうちの画素領域52について説明する。
【0045】画素領域52に対しては、ゲート線4が第
1のゲート線42Nおよび第2のゲート線42Pからな
る2本のゲート線から構成され、これらの各ゲート線毎
に、走査ドライバ部8は、第1のゲート信号G2Nおよ
び第2のゲート信号G2Pをそれぞれ出力するようにな
っている。ここで、第1のゲート信号G2Nと、第2の
ゲート信号G2Pとは、位相が同相で逆極性の関係にあ
る。
【0046】また、画素領域52では、第1のゲート線
42Nおよび第2のゲート線42Pから供給される各ゲ
ート信号G2N、G2Pによってそれぞれ駆動される相
補構成のN型TFT10NおよびP型TFT10Pが構
成され、各TFT毎にそのドレイン領域に第1の画素電
極62Nおよび第2の画素電極62Pがそれぞれ接続し
ている。このため、1つの画素領域52では、第1の画
素電極62Nと対向基板(図示せず。)との間に第1の
液晶セル32Nが構成され、第2の画素電極62Pと対
向基板(図示せず。)との間に第2の液晶セル32Pが
構成されている状態にある。但し、N型TFT10Nお
よびP型TFT10Pのソース領域は、いずれも、同じ
データ線3に接続している。
【0047】さらに、画素領域52には、第1のゲート
線42Nおよび第2のゲート線42Pに平行な第1の保
持容量線42CN、および第2の保持容量線42CPか
らなる2本の保持容量線が構成されている。ここで、第
1の保持容量線42CNおよび第2の保持容量線42C
Pは、いずれもゲート線と同時に形成された層であり、
第1の保持容量線42CNに対しては、反転回路83P
が構成され、第2の保持容量線42CPには、非反転回
路83Nが構成されている。従って、第1の保持容量線
42CN、および第2の保持容量線42CPから供給さ
れる信号C2N、C2Pは、位相が同相で、かつ、極性
が逆である。
【0048】また、第1の保持容量線42CNおよび第
2の保持容量線42CPと、第1の画素電極62Nおよ
び第1の画素電極62Nとの間には、第1の保持容量9
2N、および第2の保持容量92Pがそれぞれ構成され
ている。すなわち、図6(a)に画素領域52を拡大し
て示すように、第1の画素電極62Nは、その端部62
0Nが、層間絶縁膜(図示せず。)を介して第1の保持
容量線42CNに重なることによって、第1の保持容量
92Nが構成され、第2の画素電極62Pは、その端部
620Pが、層間絶縁膜(図示せず。)を介して第2の
保持容量線42CPと重なることによって、第2の保持
容量92Pが構成されている。
【0049】このように構成したアクティブマトリクス
基板2において、たとえば、画素領域52では、図6
(b)に示すように、反転信号の関係にある第1のゲー
ト信号G2Nおよび第2のゲート信号G2PによってN
型TFT10NおよびP型TFT10Pがそれぞれ同じ
タイミングでオン・オフし、第1の液晶セル32Nおよ
び第2の液晶セル32Pに画像情報がそれぞれ書き込ま
れる。また、N型TFT10NおよびP型TFT10P
のいずれかに動作異常があっても、画素領域52では、
正常に動作した方のTFTを介して、液晶セル(液晶セ
ル32Nまたは第2の液晶セル32P)に画像情報が書
き込まれるので、完全な点欠陥やライン欠陥が発生しな
いなど、実施例1と同様な効果を奏する。
【0050】さらに、画素領域52では、第1の液晶セ
ル32Nに対しては、第1の画素電極62Nと、第1の
保持容量線42CNとの間に第1の保持容量92Nが構
成され、第2の液晶セル32Pに対しては、第2の画素
電極62Pと、第2の保持容量線42CPとの間に第2
の保持容量92Pが構成されている。しかも、図6
(b)に示すように、第1のゲート信号G2Nと、第1
の保持容量線42CNから出力される信号C2Nとは、
位相が同相で逆極性である。また、第2のゲート信号G
2Pと、第2の保持容量線42CPから出力される信号
C2Pとは、位相が同相で逆極性である。従って、画素
領域52における第1のゲート信号G2NがN型TFT
10Nをオン状態とするレベル(ハイレベル)にあると
き(正方向のパルスが印加されるとき)、画素領域52
に対して、第1の保持容量線42CNからは、信号C2
Nとして負方向のパルス(ローレベルの信号)が出力さ
れ、画素領域52における第2のゲート信号G2PがP
型TFT10Pをオン状態とするレベル(ローレベル)
にあるとき(負方向のパルスが印加されるとき)、画素
領域52に対して、第2の保持容量線42CPからは、
信号C2Pとして正方向のパルス(ハイレベルの信号)
が出力される。それ故、第1の液晶セル32Nおよび第
2の液晶セル32Pに画像情報を書き込むタイミングに
合わせて、第1の保持容量92N、および第2の保持容
量92Pに電荷が蓄積されるので、第1の液晶セル32
Nおよび第2の液晶セル32Pのいずれにおいても、保
持特性が高い。それ故、品質の高い表示を行うことがで
きる。
【0051】ここで、第1のゲート信号G2Nの振幅を
V1(V)とし、信号C2Nの振幅をV2(V)とした
場合に、以下の式を満たすように、V1、V2のレベル
を設定すると、個々の液晶セル32Nにおいて、フィー
ドスルーを最小とすることができ、たとえ、存在したと
しても、第1の液晶セル32Nと第2の液晶セル32P
との間で相殺できる。
【0052】C1<<C2<C3 V1・(C1+C2)=V2・C3 V1=V2 但し、C1は、N型TFT10Nのゲート・ソース間容
量、C2は、N型TFT10Nのゲート・ドレイン間容
量、C3は、第1の保持容量92Nの容量値であり、上
式の関係は、P型TFT10Pについても同様に成り立
つように設定する。
【0053】なお、本例でも、実施例1に対して変形例
を示したように、TFTのソース・ドレイン領域と同時
形成した高濃度領域と、第1の画素電極62Nおよび第
2の画素電極62Pとがそれぞれコンクタクトホールを
介して電気的に接続し、かつ、これらの高濃度領域と保
持容量線とがゲート絶縁膜を誘電体膜として重畳する構
造であってもよい。
【0054】[実施例3]図7は、本例の液晶表示装置
のアクティブマトリクス基板の構成を模式的に示す説明
図である。なお、本例のアクティブマトリクス基板の基
本的な構成は、実施例1と同様であるため、対応する部
分には同じ符合を付してそれらの説明を省略する。
【0055】図7において、本例のアクティブマトリク
ス基板2でも、画素領域52に対しては、ゲート線4が
第1のゲート線42Nおよび第2のゲート線42Pから
なる2本のゲート線から構成され、これらの各ゲート線
毎に、走査ドライバ部8は、第1のゲート信号G2Nお
よび第2のゲート信号G2Pをそれぞれ出力するように
なっている。ここで、第1のゲート信号G2Nと、第2
のゲート信号G2Pとは、位相が同相で逆極性の信号と
なるように、走査ドライバ部8には、共通のクロック信
号に対し、非反転回路83Nと反転回路83Pとが構成
されている。
【0056】また、画素領域52では、第1のゲート線
42Nおよび第2のゲート線42Pから供給される各ゲ
ート信号G2N、G2Pによってそれぞれ駆動される相
補構成のN型TFT10N、およびP型TFT10Pが
構成され、各TFT毎にそのドレイン領域に第1の画素
電極62Nおよび第2の画素電極62Pがそれぞれ接続
している。このため、1つの画素領域52では、第1の
画素電極62Nと対向基板(図示せず。)との間に第1
の液晶セル32Nが構成され、第2の画素電極62Pと
対向基板(図示せず。)との間に第2の液晶セル32P
が構成されている状態にある。但し、N型TFT10N
およびP型TFT10Pのソース領域は、いずれも、同
じデータ線3に接続している。
【0057】図8(a)に画素領域52を拡大して示す
ように、画素領域52に対応するデータ線3は、第1の
ゲート線42Nおよび第2のゲート線42Pの延設方向
において、画素領域52を、第1の画素電極62Nが位
置する第1の画素領域52Nと、第2の画素電極62P
が位置する第2の画素領域52Pとに2分割するよう
に、コの字形状に屈曲しながら延びており、かかるデー
タ線3に対して、N型TFT10Nと、P型TFT10
Pとが両側から接続している状態にある。
【0058】また、第1の画素電極62Nの端部620
Nは、同じ画素領域52に対応する第2のゲート線42
Pと重なることによって、第1の保持容量92Nを構成
し、第2の画素電極62Pの端部620Pは、同じ画素
領域52に対応する第1のゲート線43Nと重なること
によって、第2の保持容量92Pを構成している。
【0059】このように構成したアクティブマトリクス
基板2において、画素領域52では、図8(b)に示す
ように、反転信号の関係にある第1のゲート信号G2N
および第2のゲート信号G2PによってN型TFT10
NおよびP型TFT10Pがそれぞれ同じタイミングで
オン・オフする。従って、第1の液晶セル32Nおよび
第2の液晶セル32Pには、同じ画像情報がそれぞれ書
き込まれる。ここで、N型TFT10NおよびP型TF
T10Pのいずれかに動作異常があっても、正常に動作
した方のTFTを介して、液晶セル(液晶セル32Nま
たは第2の液晶セル32P)に画像情報が書き込まれる
ことになる。従って、表示には、完全な点欠陥やライン
欠陥など、致命的な欠陥が発生しないなど、実施例1と
同様な効果を奏する。
【0060】また、画素領域52では、第1の液晶セル
32Nに対しては、第1の画素電極62Nと、第1の保
持容量線42CNとの間に第1の保持容量92Nが構成
され、第2の液晶セル32Pに対しては、第2の画素電
極62Pと、第2の保持容量線42CPとの間に第2の
保持容量92Pが構成されている。しかも、図8(b)
に示すように、画素領域52における第1のゲート信号
G2NがN型TFT10Nをオン状態とするレベル(ハ
イレベル)にあるとき、第2のゲート信号G2Pは、ロ
ーレベルにある。逆にいえば、第2のゲート信号G2P
がP型TFT10Pをオン状態とするレベル(ローレベ
ル)にあるとき、第1のゲート信号G2Nは、ハイレベ
ルにある。それ故、第1の液晶セル32Nおよび第2の
液晶セル32Pに画像情報を書き込むタイミングに合わ
せて、第1の保持容量92N、および第2の保持容量9
2Pに電荷が蓄積されるので、第1の液晶セル32Nお
よび第2の液晶セル32Pのいずれにおいても、保持特
性が高い。それ故、品質の高い表示を行うことができ
る。
【0061】ここで、図8(b)に示す波形の第1のゲ
ート信号G2N、および第2のゲート信号G2Pに代え
て、図8(c)に示す波形の第1のゲート信号G2N、
および第2のゲート信号G2Pを用いてもよい。この場
合には、第1のゲート信号G2N、および第2のゲート
信号G2PがTFTをオン状態とするときの振幅をV3
(V)とし、それに先行して反転するパルスの振幅をV
4(V)とした場合に、以下の式を満たすように、V
3、V4のレベルを設定すると、個々の液晶セル32
N、32Pにおいて、フィードスルーを最小とすること
ができ、たとえ、存在したとしても、第1の液晶セル3
2Nと第2の液晶セル32Pとの間で相殺できる。
【0062】C1<<C2<C3 V3・(C1+C2)=V4・C3 但し、C1は、TFTのゲート・ソース間容量、C2
は、TFTのゲート・ドレイン間容量、C3は、保持容
量の容量値である。
【0063】なお、本例でも、実施例1に対して変形例
を示したように、TFTのソース・ドレイン領域と同時
形成した高濃度領域と、第1の画素電極62Nおよび第
2の画素電極62Pとがそれぞれコンクタクトホールを
介して電気的に接続し、かつ、これらの高濃度領域と保
持容量線とがゲート絶縁膜を誘電体膜として重畳する構
造であってもよい。
【0064】[実施例4]図9は、本例の液晶表示装置
のアクティブマトリクス基板の構成を模式的に示す説明
図である。なお、本例のアクティブマトリクス基板の基
本的な構成は、実施例3と同様であるため、同じく、図
7と同様な等価回路で表される。すなわち、画素領域5
2に対しては、ゲート線4が第1のゲート線42Nおよ
び第2のゲート線42Pからなる2本のゲート線から構
成され、これらの各ゲート線毎に、走査ドライバ部8
は、第1のゲート信号G2Nおよび第2のゲート信号G
2Pをそれぞれ出力するようになっている。ここで、第
1のゲート信号G2Nと、第2のゲート信号G2Pと
は、位相が同相で逆極性の関係となるように、走査ドラ
イバ部8には、共通のクロック信号に対し、非反転回路
83Nと反転回路83Pとが構成されている。
【0065】また、画素領域52では、第1のゲート線
42Nおよび第2のゲート線42Pから供給される各ゲ
ート信号G2N、G2Pによってそれぞれ駆動されるN
型TFT10NおよびP型TFT10Pが構成され、各
TFT毎にそのドレイン領域に第1の画素電極62Nお
よび第2の画素電極62Pがそれぞれ接続している。こ
のため、1つの画素領域52では、第1の画素電極62
Nと対向基板(図示せず。)との間に第1の液晶セル3
2Nが構成され、第2の画素電極62Pと対向基板(図
示せず。)との間に第2の液晶セル32Pが構成されて
いる状態にある。
【0066】図9に画素領域52を拡大して示すよう
に、画素領域52に対応するデータ線3は、第1のゲー
ト線42Nおよび第2のゲート線42Pの延設方向にお
いて、画素領域52を、第1の画素電極62Nが位置す
る第1の画素領域52Nと、第2の画素電極62Pが位
置する第2の画素領域52Pとに2分割するように真っ
直ぐに延びている。
【0067】第1の画素電極62Nの端部620Nは、
同じ画素領域52に対応する第2のゲート線42Pと重
なることによって、第1の保持容量92Nを構成し、第
2の画素電極62Pの端部620Pは、同じ画素領域5
2に対応する第1のゲート線43Nと重なることによっ
て、第2の保持容量92Pを構成している。
【0068】ここで、第1の画素電極62Nおよび第2
の画素電極62Pと、第2のゲート線42Pおよび第1
のゲート線42Nとの重なり幅は、それぞれΔNP、Δ
PNである。また、第1の画素電極62Nは、その他方
の端部621Nが、同じ画素領域52に対応する第1の
ゲート線42Nとも重なり、第2の画素電極62Pは、
その他方の端部621Pが、同じ画素領域52に対応す
る第2のゲート線43Pとも重なっているが、それらの
重なり幅は、それぞれΔNN、ΔPPであり、前述のΔ
NP、ΔPNに比較して著しく小さい。従って、第1の
保持容量92Nおよび第2の液晶セル32Pは、第1の
液晶セル32Nおよび第2の液晶セル32Pに対する保
持容量として十分に機能する。
【0069】また、P型TFT10Pも同様であるが、
N型TFT10Nにおけるソース・ドレイン間容量をC
5、第1の画素電極62Nの他方の端部621Nと、同
じ画素領域52に対応する第1のゲート線42Nと重な
りに起因する容量をC6、第1の保持容量92Nの容量
値をC7としたときに、C5、C6、C7が以下の式 C5 < C6 < C7 (C5+C6) = C7 を満たす範囲にあれば、N型TFT10Nにおける寄生
容量がばらついた場合でも、フィードスルーを最小限と
することができ、たとえ存在しても、第1の液晶セル3
2Nと第2の液晶セル32Pとの間で相殺することがで
きる。
【0070】本例では、データ線3の延びる方向に沿っ
て、N型TFT10NおよびP型TFT10Pのチャネ
ル長方向が設定され、かつ、データ線3の形成領域内
に、N型TFT10NおよびP型TFT10Pが形成さ
れている。
【0071】また、本例では、各TFTの形成領域がデ
ータ線3で覆われていることから、データ線3をブラッ
クマトリックスとして利用できるよう、図10(a)、
(b)に示す構造になっている。
【0072】すなわち、図10(a)、(b)におい
て、N型TFT10NおよびP型TFT10Pのいずれ
においても、基板20上では、データ線3に対して電気
的接続するソース領域11、画素電極19に対して電気
的接続するドレイン領域12、ドレイン領域12とソー
ス領域11との間にチャネルを形成するためのチャネル
領域13、およびチャネル領域13に対してゲート絶縁
膜14を介して対峙するゲート電極15から構成され、
このゲート電極15は、ゲート線の一部として構成され
ている点では、従来のTFTと同じ構造である。
【0073】但し、本例では、ゲート電極15の上層に
は、第1の層間絶縁膜16が形成され、この第1の層間
絶縁膜16の上層に形成されたデータ線3は、第1の層
間絶縁膜16およびゲート絶縁膜14に形成されたコン
タクトホール17を介してソース領域11に電気的接続
している。
【0074】また、データ線3の上層には、第2の層間
絶縁膜18が形成され、この第2の層間絶縁膜18の上
層に形成された第1の画素電極62Nおよび第2の画素
電極62Pは、第2の層間絶縁膜18、第1の層間絶縁
膜16、およびゲート絶縁膜14に形成された第2のコ
ンタクトホール19を介してドレイン領域12に電気的
接続している。
【0075】ここで、第2のコンタクトホール19は、
第1の層間絶縁膜16およびゲート絶縁膜14に対して
形成された下段側コンタクトホール191と、この下段
側コンタクトホール191に対応する位置において第2
の層間絶縁膜18に形成された上段側コンタクトホール
192とから構成されている。
【0076】また、本例では、第2のコンタクトホール
19の底部には、データ線3を構成している金属と同時
形成された金属層30が、データ線3から絶縁分離され
た状態に残され、この金属層30を介して、第1の画素
電極62Nおよび第2の画素電極62Pは、ドレイン領
域12に電気的接続している。
【0077】このように構成したアクティブマトリクス
基板2では、第1の画素電極62Nおよび第2の画素電
極62Pは、第2のコンタクトホール19の内部に残る
金属層30を介してドレイン領域12に電気的接続して
いるため、シリコン膜(ドレイン領域12)とITO膜
とを直接電気的接続した場合に生じる接続抵抗が大きい
という問題を解消できる。
【0078】また、本例のアクティブマトリクス基板2
では、第1の画素電極62Nおよび第2の画素電極62
Pが上層にあるので、液晶の配向を効果的に制御でき
る。しかも、データ線3は、第2の層間絶縁膜18によ
って覆われているため、データ線3に印加されている電
位が液晶の配向に影響を及ぼさないので、表示品質が高
い。
【0079】さらに、データ線3の形成領域をそのまま
TFTの形成領域としているので、従来の構造において
TFTが占めていた領域分だけ、開口部分を拡張するこ
とができ、この点からも、表示品質が向上する。さらに
また、データ線3は、TFTの形成領域全体を覆ってい
るので、チャネル領域13、ソース領域11とチャネル
領域13との境界部分、およびドレイン領域12とチャ
ネル領域13との境界部分からの光の漏れがないので、
表示品質が高い。
【0080】このような構成の本例のアクティブマトリ
クス基板2は、たとえば以下の製造方法により製造でき
る。まず、第1の層間絶縁膜16を形成するまでは、通
常の製造工程を行い、第1の層間絶縁膜16を形成した
後は、まず、第1の層間絶縁膜16およびゲート絶縁膜
14に対して、下段側コンタクトホール191および第
1のコンタクトホール17を形成し、しかる後に、第1
の層間絶縁膜16の表面側に、データ線3を構成するた
めのアルミニウム層を形成する。
【0081】次に、アルミニウム層をパターニングする
際には、データ線3から絶縁分離した状態に金属層30
を残す。
【0082】次に、第2の層間絶縁膜18を形成した
後、この第2の層間絶縁膜18に対して、下段側コンタ
クトホール191に対応する位置に上段側コンタクトホ
ール192を形成する。
【0083】しかる後、第2の層間絶縁膜18の表面に
ITO層を形成した後、それをパタンニングし、第1の
画素電極62Nおよび第2の画素電極62Pを形成す
る。
【0084】[実施例4の変形例]なお、実施例4につ
いては、図10(a)、(b)に示す構造のTFTに代
えて、図11(a)、(b)に示す構造のTFTを用い
ることができる。すなわち、本例では、N型TFT10
NおよびP型TFT10Pのいずれにおいても、基板2
0上では、データ線3に対して電気的接続するソース領
域11、画素電極19に対して電気的接続するドレイン
領域12、ドレイン領域12とソース領域11との間に
チャネルを形成するためのチャネル領域13、およびチ
ャネル領域13に対してゲート絶縁膜14を介して対峙
するゲート電極15から構成され、このゲート電極15
は、ゲート線4の一部として構成されている点では、従
来のTFTと同じ構造である。
【0085】但し、本例では、ゲート電極15の上層に
は、第1の層間絶縁膜16が形成され、この第1の層間
絶縁膜16の上層に形成されたデータ線3は、第1の層
間絶縁膜16およびゲート絶縁膜14に形成されたコン
タクトホール17を介してソース領域11に電気的接続
している。また、データ線3の上層には、第2の層間絶
縁膜18が形成され、この第2の層間絶縁膜18の上層
に形成された第1の画素電極62Nおよび第2の画素電
極62Pは、第2の層間絶縁膜18、第1の層間絶縁膜
16、およびゲート絶縁膜14に形成された第2のコン
タクトホール19を介してドレイン領域12に電気的接
続している。
【0086】ここで、第2のコンタクトホール19は、
第1の層間絶縁膜16およびゲート絶縁膜14に対して
形成された下段側コンタクトホール191と、この下段
側コンタクトホール191に対応する位置において第2
の層間絶縁膜18に形成された上段側コンタクトホール
192とから構成されている。また、第2のコンタクト
ホール19に対応する領域は、データ線3が存在しない
窓開け領域130になっている。
【0087】このように構成したアクティブマトリクス
基板2でも、第1および第2の画素電極62N、62P
が上層にあるので、液晶の配向を効果的に制御できる。
また、データ線3は、第2の層間絶縁膜18によって覆
われているため、データ線3に印加されている電位が液
晶の配向に影響を及ぼさない。さらに、データ線3の形
成領域をそのままTFTの形成領域としているので、従
来の構造においてTFTが占めていた領域分だけ、開口
部分を拡張することができ、この点からも、表示品質が
向上する。さらにまた、データ線3は、TFTの形成領
域の略全体を覆っているので、チャネル領域13、ソー
ス領域11とチャネル領域13との境界部分、およびド
レイン領域12とチャネル領域13との境界部分からの
光の漏れがないので、表示品質が高い。
【0088】このような構成の本例のアクティブマトリ
クス基板2は、たとえば以下の製造方法により製造でき
る。まず、第1の層間絶縁膜16を形成するまでは、通
常の製造工程を行い、第1の層間絶縁膜16を形成した
後は、まず、第1の層間絶縁膜16およびゲート絶縁膜
14に対して、下段側コンタクトホール191および第
1のコンタクトホール17を形成し、しかる後に、第1
の層間絶縁膜16の表面側に、データ線3を構成するた
めのアルミニウム層を形成する。
【0089】次に、アルミニウム層をパタンニングして
データ線3を残す。この際には、下段側コンタクトホー
ル191および上段側コンタクトホール192に対応す
る領域に、データ線3に対して窓開け領域130を形成
する。
【0090】次に、第2の層間絶縁膜18を形成した
後、この第2の層間絶縁膜18に対して、下段側コンタ
クトホール191に対応する位置に上段側コンタクトホ
ール192を形成する。
【0091】しかる後、第2の層間絶縁膜18の表面に
ITO層を形成した後、それをパタンニングし、第1の
画素電極62Nおよび第2の画素電極62Pを形成す
る。
【0092】[その他の実施例]なお、実施例1ないし
4において、各画素に2つの画素電極があることを利用
して、各画素電極の間においてラビング方向を変えるこ
とにより、高視野角度を備える液晶表示装置を実現して
もよい。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る液晶
表示装置のアクティブマトリクス基板では、基板上に形
成されたデータ線と第1のゲート線との交点、および前
記データ線と第2のゲート線との交点からなる2つの交
点に1つの画素が対応するように構成され、該画素のそ
れぞれについて、第1のゲート線および第2のゲート線
によって駆動されるTFT、および該TFTに接続する
画素電極を設けてあるため、2つのTFTが同じタイミ
ングでオンし、各液晶セルには、同じ画像情報がそれぞ
れ書き込まれる。従って、いずれかのTFTに動作異常
があっても、正常に動作した方のTFTを介して、液晶
セルに画像情報が書き込まれることになる。それ故、本
発明によれば、致命的な表示欠陥が発生しない。また、
2つの液晶セルにプッシュダウンおよびプッシュアップ
が発生しても、互いに相殺し合うので、対向電極の電位
を画像信号の中心レベルからずらさなくても、フリッカ
などといった表示の乱れが発生しない。さらに、1つの
画素領域に相補構成のTFTを形成するといっても、同
一基板上のドライバ部において、CMOS回路を構成す
る工程をそのまま利用して画素領域のTFTを形成すれ
ば、製造工程数が増えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る液晶表示装置のアクテ
ィブマトリクス基板の等価回路を示す説明図である。
【図2】図1に示すアクティブマトリクス基板上に構成
した走査ドライバ回路の説明図である。
【図3】(a)は、図1に示すアクティブマトリクス基
板上に構成した画素の1つを拡大して示す説明図、
(b)は、この画素を駆動するためのゲート信号の波形
図である。
【図4】本発明の実施例1の変形例に係る液晶表示装置
のアクティブマトリクス基板上に構成した画素を拡大し
て示す説明図である。
【図5】本発明の実施例2に係る液晶表示装置のアクテ
ィブマトリクス基板の等価回路を示す説明図である。
【図6】(a)は、図5に示すアクティブマトリクス基
板上に構成した画素を拡大して示す説明図、(b)は、
この画素を駆動するためのゲート信号などの波形図であ
る。
【図7】本発明の実施例3に係る液晶表示装置のアクテ
ィブマトリクス基板の等価回路を示す説明図である。
【図8】(a)は、図7に示すアクティブマトリクス基
板上に構成した画素を拡大して示す説明図、(b)は、
この画素を駆動するためのゲート信号の波形図、(c)
は、別のゲート信号の波形図である。
【図9】本発明の実施例4に係る液晶表示装置のアクテ
ィブマトリクス基板に構成した画素の1つを拡大して示
す説明図である。
【図10】(a)は、図9に示すアクティブマトリクス
基板の画素に構成したTFTの平面図、(b)は、その
断面図である。
【図11】(a)は、実施例4の変形例に係るアクティ
ブマトリクス基板の画素に構成したTFTの平面図、
(b)は、その断面図である。
【図12】従来のアクティブマトリクス基板の等価回路
を示す説明図である。
【図13】従来のアクティブマトリクス基板の画素に構
成したTFTの断面図である。
【図14】従来のアクティブマトリクス基板の画素領域
を示す平面図である。
【図15】従来のアクティブマトリクス基板における駆
動方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・液晶表示装置 2・・・アクティブマトリクス基板 3・・・データ線 4・・・ゲート線 5、51、52、53・・・画素領域 10N・・・N型TFT 10P・・・P型TFT 11・・・ソース領域 12・・・ドレイン領域 13・・・チャネル形成領域 14・・・ゲート絶縁膜 15・・・ゲート電極 16・・・第1の層間絶縁膜 17・・・第1のコンタクトホール 18・・・第2の層間絶縁膜 19・・・第2のコンタクトホール 30・・・コンタクトホール内の金属層 32N・・・第1の液晶セル 32P・・・第2の液晶セル 42N・・・第1のデータ線 42P・・・第1のデータ線 62N・・・第1の液晶セル 62P・・・第2の液晶セル 83N・・・非反転回路 83P・・・反転回路 92N・・・第1の保持容量 92P・・・第2の保持容量 130・・・データ線の窓開け領域 191・・・下段側コンタクトホール 192・・・上段側コンタクトホール

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成されたデータ線と第1のゲ
    ート線との交点、および前記データ線と第2のゲート線
    との交点からなる2つの交点に1つの画素が対応するよ
    うに構成され、該画素のそれぞれについて、 前記第1のゲート線から印加される第1のゲート信号に
    よって駆動され、前記データ線にソース領域が電気的接
    続するN型薄膜トランジスタと、該N型薄膜トランジス
    タのドレイン領域に電気的接続する第1の画素電極と、
    前記N型薄膜トランジスタと同一のデータ線にソース領
    域が電気的接続し、前記第2のゲート線から印加される
    第2のゲート信号によって前記N型薄膜トランジスタに
    対して相補的に駆動されるP型薄膜トランジスタと、該
    P型薄膜トランジスタのドレイン領域に電気的接続する
    第2の画素電極とを有することを特徴とするアクティブ
    マトリクス基板。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1の画素電極
    は、隣接する画素に対応する前記第2のゲート線との間
    に第1の保持容量を備え、前記第2の画素電極は、隣接
    する画素に対応する前記第1のゲート線との間に保持容
    量を備えることを特徴とするアクティブマトリクス基
    板。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記画素のそれぞれ
    について、前記第1の画素電極との間に第1の保持容量
    を構成する第1の保持容量線と、前記第2の画素電極と
    の間に第2の保持容量を構成する第2の保持容量線とを
    有することを特徴とするアクティブマトリクス基板。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記第1の保持容量
    線は、該保持容量線に対応する画素の前記N型の薄膜ト
    ランジスタを駆動する前記第1のゲート信号と位相が同
    相で逆極性の信号を供給し、前記第2の保持容量線は、
    該保持容量線に対応する画素の前記P型の薄膜トランジ
    スタを駆動する前記第2のゲート信号と位相が同相で逆
    極性の信号を供給するように構成されていることを特徴
    とするアクティブマトリクス基板。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記第1の画素電極
    は、該画素電極が属する画素の前記P型の薄膜トランジ
    スタを駆動するための前記第2のゲート線との間に第1
    の保持容量を備え、前記第2の画素電極は、該画素電極
    が属する画素の前記N型の薄膜トランジスタを駆動する
    ための前記第1のゲート線との間に第2の保持容量を備
    えることを特徴とするアクティブマトリクス基板。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかの項におい
    て、前記データ線は、前記画素のそれぞれにおいて画素
    領域を前記第1のゲート線および前記第2のゲート線の
    延設方向において前記第1の画素電極が位置する第1の
    画素領域と前記第1の画素電極が位置する第2の画素領
    域とに2分割するように構成されていることを特徴とす
    るアクティブマトリクス基板。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記画素のそれぞれ
    では、前記データ線の形成領域内に前記第1の薄膜トラ
    ンジスタおよび前記第2の薄膜トランジスタの形成領域
    が含まれていることを特徴とするアクティブマトリクス
    基板。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記第1の薄膜トラ
    ンジスタおよび前記第2の薄膜トランジスタは、ソース
    領域とドレイン領域とを接続するチャネル領域と、該チ
    ャネル領域に対してゲート絶縁膜を介して対峙するゲー
    ト電極と、該ゲート電極の上層に形成された第1の層間
    絶縁膜と、該第1の層間絶縁膜の上層に形成された前記
    データ線が前記第1の層間絶縁膜および前記ゲート絶縁
    膜を介して前記ソース領域に電気的接続するための第1
    のコンタクトホールと、前記データ線の上層に形成され
    た第2の層間絶縁膜と、該第2の層間絶縁膜の上層に形
    成された前記第1の画素電極および前記第2の画素電極
    が前記第2の層間絶縁膜、第1の層間絶縁膜、および前
    記ゲート絶縁膜を介して前記ドレイン領域に電気的接続
    するための第2のコンタクトホールとを有することを特
    徴とするアクティブマトリクス基板。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記第2のコンタク
    トホールは、前記第1の層間絶縁膜および前記ゲート絶
    縁膜に対して形成された下段側コンタクトホールと、該
    下段側コンタクトホールに対応する位置において前記第
    2の層間絶縁膜に形成された上段側コンタクトホールと
    から構成され、前記下段側コンタクトホールの内部に
    は、前記データ線を構成する金属層が該データ線から絶
    縁分離された状態に残され、該金属層を介して、前記第
    1の画素電極および前記第2の画素電極は、前記ドレイ
    ン領域に電気的接続していることを特徴とするアクティ
    ブマトリクス基板。
  10. 【請求項10】 請求項8において、前記第2のコンタ
    クトホールは、前記第1の層間絶縁膜および前記ゲート
    絶縁膜に対して形成された下段側コンタクトホールと、
    該下段側コンタクトホールに対応する位置において前記
    第2の層間絶縁膜に形成された上段側コンタクトホール
    とから構成され、前記上段側コンタクトホールに対応す
    る領域は、前記データ線の窓開け領域になっていること
    を特徴とするアクティブマトリクス基板。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかの項に
    規定するアクティブマトリクス基板を用いたことを特徴
    とする液晶表示装置。
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