JPH09189905A - 液晶表示装置及びこの液晶表示装置を備えた情報伝達装置 - Google Patents

液晶表示装置及びこの液晶表示装置を備えた情報伝達装置

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JPH09189905A
JPH09189905A JP8001805A JP180596A JPH09189905A JP H09189905 A JPH09189905 A JP H09189905A JP 8001805 A JP8001805 A JP 8001805A JP 180596 A JP180596 A JP 180596A JP H09189905 A JPH09189905 A JP H09189905A
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Takashi Sato
隆史 佐藤
Katsumi Kurematsu
榑松  克巳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液晶セルの表示の視認性をよくする。 【解決手段】偏光板3aの表面、及び保護板5の両表面
を拡散処理して拡散面3c、5a,5bをそれぞれ形成
し、保護板5の液晶セル2側の拡散面5b、及び偏光板
3aの拡散面3cの曇り度を、保護板5の観察側の拡散
面5aの曇り度以下にすることにより、照明器具等から
の反射光の散乱による表示全体の白っぽさを抑え、且つ
照明器具等の反射像の輪郭が映り込むことも抑えられ、
表示の視認性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶セルの表示を
見やすくした液晶表示装置及びこの液晶表示装置を備え
た情報伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、情報を表示する液晶セルを備
えた液晶表示装置は種々提案されている。
【0003】図7は、従来の液晶表示装置の一例を示す
概略断面図である。この液晶表示装置100は、透過型
の液晶セル101と、バックライト装置102を備えて
おり、液晶セル101の観察側(図の上方) には一定間
隔をおいて保護板103が設置されている。
【0004】液晶セル101は、一対のガラス基板10
4a,104bと、ガラス基板104a,104b間に
挟持された液晶105とを有しており、ガラス基板10
4a,104bの両表面には偏光板106a,106b
がそれぞれ貼り付けられている。尚、ガラス基板104
a,104bには、不図示の透明電極、絶縁膜、配向膜
等が形成されている。
【0005】保護板103の両表面と、保護板103と
対向する側の偏光板106aの表面には、図8に示すよ
うに、照明器具等からの反射光を散乱させる凹凸状の拡
散面103a,103b、106cがそれぞれ形成され
ている。保護板103の拡散面103a,103bの曇
り度は、保護板103を液晶セル101から離して設置
することにより、表示される情報の解像度を低下させる
ので小さく設定されている。
【0006】一方、偏光板106aの拡散面106cの
曇り度は、偏光板106aを液晶セル101のガラス基
板104aに密着して設置することにより、表示される
情報の解像度をそれほど低下させないので大きく設定さ
れている。
【0007】従来の液晶表示装置100は上述したよう
に構成されており、バックライト装置102で背面側か
ら照明されて液晶セル101で表示される情報は、保護
板103を通して視認することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の液晶表示装置においては、偏光板106aに形成した
拡散面106cの曇り度が、保護板103の拡散面10
3a,103bの曇り度よりも大きく設定されているの
で、照明器具等からの反射光を散乱させることによって
表示全体が白っぽくなる。このため、表示される情報の
コントラストが低下して、液晶セル101の表示内容が
認識されにくいという問題があった。
【0009】また、保護板103と偏光板106aにそ
れぞれ形成した拡散面103a,103b、106cの
凹凸のピッチの大きさによっては、表示品質を低下させ
たり十分な防眩効果が得られないことがある。本願発明
者らの実験によると、液晶セル101の画素ピッチに対
して、保護板103と偏光板106aの拡散面103
a,103b、106cの凹凸の平均ピッチの方が大き
いと、この拡散面103a,103b、106cのレン
ズ効果により、観察者が認識する画素ごとに輝度むらが
発生し、且つ、観察者の視点が移動するにつれて各画素
の輝度むらが変化するため、表示がぎらついて見えて表
示品質を低下させる。
【0010】また、画素の大きさにかかわらず、保護板
103と偏光板106aの拡散面103a,103b、
106cの凹凸の平均ピッチが1μmより小さいと、拡
散面103a,103b、106cで反射光がほとんど
拡散されずに反射像の輪郭が明瞭に映り込み、十分な防
眩効果が得られないという問題があった。
【0011】また、保護板103と偏光板106aに拡
散処理面103a,103b、106cを形成する代わ
りに、光の干渉を利用して反射輝度を低減させる反射防
止膜を保護板103の両表面と偏光板106aの表面に
形成することも考えられるが、この場合、照明器具等か
らの反射光の輝度は低減されるが、この反射像の輪郭が
明瞭に映り込むために防眩効果は十分なものではなく、
液晶セル101の表示内容が認識されにくいという問題
があった。
【0012】そこで、本発明は、液晶セルの表示の視認
性のよい液晶表示装置及びこの液晶表示装置を備えた情
報伝達装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、対向する一対の基板間に情報
を表示するための液晶を挟持した液晶セルと、前記液晶
セルの観察側に所定の隙間を設けて対向するように設置
された前記液晶セルを保護する略透明な保護板と、前記
液晶セルの少なくとも観察側の表面に取り付けられた一
定方向の偏波面の光だけを通す偏光板とを備えた液晶表
示装置において、前記保護板の両表面、及び前記偏光板
の表面をそれぞれ拡散処理して拡散面を形成し、前記保
護板の前記液晶セル側の表面及び前記偏光板の表面にそ
れぞれ形成した前記拡散面の曇り度を、前記保護板の観
察側の表面に形成した前記拡散面の曇り度以下としたこ
とを特徴としている。
【0014】また、対向する一対の基板間に情報を表示
するための液晶を挟持した液晶セルと、前記液晶セルの
観察側に所定の隙間を設けて対向するように設置された
前記液晶セルを保護する略透明な保護板と、前記液晶セ
ルの少なくとも観察側の表面に取り付けられた一定方向
の偏波面の光だけを通す偏光板とを備えた液晶表示装置
において、前記保護板の両表面の少なくとも観察側の表
面及び前記偏光板の表面をそれぞれ拡散処理して拡散面
を形成し、前記偏光板の表面に形成した前記拡散面の曇
り度を、前記保護板の表面に形成した前記拡散面の曇り
度以下としたことを特徴としている。
【0015】また、対向する一対の基板間に情報を表示
するための液晶を挟持した液晶セルと、前記液晶セルの
観察側に所定の隙間を設けて対向するように設置された
前記液晶セルを保護する略透明な保護板と、前記液晶セ
ルの少なくとも観察側の表面に取り付けられた一定方向
の偏波面の光だけを通す偏光板とを備えた液晶表示装置
において、前記保護板の両表面及び前記偏光板の表面の
うち、少なくとも前記保護板の観察側の表面を拡散処理
して拡散面を形成し、前記拡散面を形成した面以外の表
面、又は全ての表面に反射防止膜を形成したことを特徴
としている。また、本発明に係る情報伝達装置は、デー
タ信号及び走査方式信号を出力するグラフィックコント
ローラと、走査線アドレスデータ及び走査方式信号を出
力する走査信号制御回路と、表示データ及び走査方式信
号を出力する情報信号制御回路と、上述したいずれかの
液晶表示装置とを備えたことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明に係
る実施の形態について説明する。
【0017】図1は、第1の実施の形態に係る液晶表示
装置を示す概略断面図である。この液晶表示装置1は、
透過型の液晶セル2、偏光板3a,3b、液晶セル2を
背面側から照明するバックライト装置4、及び液晶セル
2を外部からの衝撃等から保護する保護板5とを備えて
おり、液晶セル2、偏光板3a,3b、バックライト装
置4は本体6内に設置され、保護板5は液晶セル2の観
察側(図の上方側) に一定間隔をおいて本体6に取り付
けられている。
【0018】液晶セル2は、一対のガラス基板7a,7
bと、ガラス基板7a,7b間に挟持される強誘電性液
晶8を有しており、強誘電性液晶8の電気光学効果によ
る透過率の制御によって、液晶セル2に情報が表示され
る。尚、ガラス基板7a,7bには、不図示の透明電
極、絶縁膜、配向膜等が形成されている。
【0019】薄板状(例えば、厚さ約0.2mm) の偏
光板3a,3bは、ガラス基板7a,7bの各表面に貼
り付けられており、それぞれ一定方向の偏波面の光だけ
を通す。偏光板3aの表面は、図2に示すように凹凸状
の拡散面3cが形成されて、照明器具等からの反射光を
散乱させるアンチグレア処理が施されている。偏光板3
aの拡散面3cは、コーティング、エンボス等の化学的
方法、又は物理的方法によって形成されている。
【0020】バックライト装置4は、蛍光ランプ9a,
9b、輝度均一化のための表面処理を施した導光体1
0、及び反射板(図示省略) 、拡散板(図示省略) 等を
有しており、液晶セル2を背面から均一な輝度で照明す
る。
【0021】保護板5は、薄板状(例えば、厚さ約2m
m) の透明なガラス基材からなり、保護板5の両表面
は、図2に示すように凹凸状の拡散面5a,5bがそれ
ぞれ形成され、照明器具等からの反射光を散乱させるア
ンチグレア処理が施されている。保護板5の拡散面5
a,5bは、コーティング、エンボス等の化学的方法、
又は物理的方法によって形成されている。
【0022】尚、偏光板3aの表面、及び保護板5の両
表面にそれぞれ形成された拡散面3c、5a,5bの凹
凸のピッチは、1μm以上で、且つ液晶セル2の画素ピ
ッチ(例えば、115μm程度)以下であり、好ましく
は20〜30μm程度に設定されている。また、また、
偏光板3aの拡散面3cと保護板5の液晶セル2側の拡
散面5bの曇り度を3%にし、保護板5の観察側の拡散
面5aの曇り度を5%にして、偏光板3aの拡散面3
c、及び保護板5の拡散面5bの曇り度が、保護板5の
拡散面5aの曇り度以下になるようにしている。
【0023】次に、本実施の形態に係る液晶表示装置1
の作用について説明する。
【0024】バックライト装置4の蛍光ランプ9a,9
bの点灯によって液晶セル2を背面側から照明すること
により、液晶セル2に表示される情報が保護板5を通し
て視認される。
【0025】この時、保護板5で液晶セル2が保護され
ているので、強誘電性液晶8の配向の乱れを抑えて、良
好な表示品質を確保することができる。
【0026】また、偏光板3aの表面、及び保護板5の
両表面にそれぞれ拡散面3c、5a,5bを形成して、
偏光板3aの拡散面3c、及び保護板5の拡散面5bの
曇り度が、保護板5の拡散面5aの曇り度以下になるよ
うにしているので、照明器具等からの反射光の散乱によ
る表示全体の白っぽさを最小限に抑え、表示される情報
のコントラストの低下を防止して、表示品位を良好に維
持することができる。また、照明器具等の外光は、保護
板5の両表面に形成した拡散面5a,5bを通過する際
に拡散され、更に、偏光板3aでの反射光が保護板5を
通して観察側に出射していく際にも拡散されるので、偏
光板3aの拡散面3cの曇り度が、保護板5の拡散面5
aの曇り度以下になるようにしていても、照明器具等の
反射像の輪郭が映り込むこともなく、液晶セル2の表示
の認識が容易になる。
【0027】更に、偏光板3aの表面と保護板5の両表
面にそれぞれ形成した拡散面3c、5a,5bの凹凸の
平均ピッチは、液晶セル2の画素ピッチ(例えば、11
5μm程度)に対して20〜30μmとしているので、
拡散面3c、5a,5bのレンズ効果による表示のぎら
つきが防止されて表示品位を良好に維持することがで
き、しかも、照明器具等の反射像の輪郭の映り込みも低
減されることによって十分な防眩効果を得ることができ
る。
【0028】尚、上述した保護板5の拡散面5a,5b
の代わりに、フィルム(基材としてポリエチレンテレフ
タレート等)の表面にコーティング、エンボス等の化学
的方法、又は物理的方法によって拡散面を形成したアン
チグレアフィルムを、保護板5の基材であるガラスに貼
り付けるようにして形成してもよい。
【0029】また、上述した保護板5の両表面、及び偏
光板3aの表面のうち少なくとも一つの表面に反射防止
膜を形成してもよい。
【0030】図3は、第2の実施の形態に係る液晶表示
装置の要部を示す拡大断面図である。
【0031】本実施の形態では、偏光板3aの表面、及
び保護板5の観察側(図の上方側)の表面にそれぞれ拡
散面3c、5aを形成している。他の構成は上述した第
1の実施の形態に係る液晶表示装置1と同様である。
【0032】尚、偏光板3aの表面、及び保護板5の観
察側の表面にそれぞれ形成された拡散面3c、5aの凹
凸のピッチは、1μm以上で、且つ液晶セル2の画素ピ
ッチ(例えば、115μm程度)以下であり、好ましく
は20〜30μm程度に設定されている。
【0033】また、偏光板3aの拡散面3cの曇り度を
3%、保護板5の拡散面5aの曇り度を5%にして、偏
光板3aの拡散面3cの曇り度が、保護板5の拡散面5
aの曇り度以下になるようにしている。
【0034】このように、本実施の形態では、偏光板3
aの表面、及び保護板5の観察側の表面にそれぞれ拡散
面3c、5aを形成して、偏光板3aの拡散面3cの曇
り度が、保護板5の拡散面5aの曇り度以下になるよう
にしているので、照明器具等からの反射光の散乱による
表示全体の白っぽさを最小限に抑え、表示される情報の
コントラストの低下を防止して、表示品位を良好に維持
することができる。
【0035】また、照明器具等の外光は、保護板5の観
察側の表面に形成した拡散面5aを通過する際に拡散さ
れ、更に、偏光板3aでの反射光が保護板5を通して観
察側に出射していく際にも拡散されるので、偏光板3a
の拡散面3cの曇り度が、保護板5の拡散面5aの曇り
度以下になるようにしていても、照明器具等の反射像の
輪郭が映り込むこともなく、液晶セル2の表示の認識が
容易になる。
【0036】更に、偏光板3aの表面と保護板5の観察
側の表面にそれぞれ形成した拡散面3c、5aの凹凸の
平均ピッチは、液晶セル2の画素ピッチ(例えば、11
5μm程度)に対して20〜30μmとしているので、
拡散面3c、5aのレンズ効果による表示のぎらつきが
防止されて表示品位を良好に維持することができ、しか
も、照明器具等の反射像の輪郭の映り込みも低減される
ことによって十分な防眩効果を得ることができる。
【0037】図4は、第3の実施の形態に係る液晶表示
装置の要部を示す拡大断面図である。
【0038】本実施の形態では、偏光板3aの表面に施
した拡散面3c上に反射防止膜11を形成している。こ
の反射防止膜11のコーティングは、蒸着、ディッピン
グ、スピン、ポッティング、スプレー等により施され
る。コーティングされる反射防止膜11の膜厚は、単層
の場合には約1000Å、3層の場合には約3000Å
である。他の構成は上述した第1の実施の形態と同様で
ある。
【0039】このように、偏光板3aの拡散面3c上に
反射防止膜11を形成したことにより、上述した第1の
実施の形態で得られる効果以外に、偏光板3aでの照明
器具等の反射光の強度が小さくなることにより、外光か
らの反射率が低減され、液晶セル2の表示の認識がさら
に容易になる。
【0040】尚、本実施の形態では、偏光板3aの拡散
面3c上に反射防止膜11を形成したが、保護板5の拡
散面5a,5bの両表面、或はどちらか一方の表面にも
反射防止膜を形成することにより、照明器具等の反射光
の強度がさらに小さくなって、外光からの反射率が低減
され、液晶セル2の表示の認識がよりいっそう容易にな
る。
【0041】図5は、第4の実施の形態に係る液晶表示
装置の要部を示す拡大断面図である。
【0042】本実施の形態では、保護板5の観察側の表
面だけに上述した凹凸状の拡散面5aを形成し、保護板
5の液晶セル2側の表面、及び偏光板3aの表面に反射
防止膜11a,11bをそれぞれ形成している。この反
射防止膜11a,11bのコーティングは、蒸着、ディ
ッピング、スピン、ポッティング、スプレー等により施
されている。コーティングされる反射防止膜11a,1
1bの膜厚は、単層の場合には約1000Å、3層の場
合には約3000Åである。他の構成は上述した第2の
実施の形態に係る液晶表示装置1と同様である。
【0043】このように、保護板5の観察側の表面に拡
散面5aを形成し、保護板5の液晶セル2側の表面、及
び偏光板3aの表面に反射防止膜11a,11bをそれ
ぞれ形成したことにより、上述した第1の実施の形態と
同様に、照明器具等からの反射光の散乱による表示全体
の白っぽさを最小限に抑え、表示される情報のコントラ
ストの低下を防止して、表示品位を良好に維持すること
ができる。
【0044】また、照明器具等の外光は、保護板5の観
察側の表面に施した拡散面5aを通過する際に拡散さ
れ、更に、偏光板3aでの反射光が保護板5を通して観
察側に出射していく際にも拡散され、且つ、保護板5の
液晶セル2側の表面、及び偏光板3aの表面の反射防止
膜11a,11bによって反射光の強度が小さくなるの
で、照明器具等の反射像の輪郭が映り込むこともなく、
液晶セル2の表示の認識が容易になる。
【0045】尚、本実施の形態では、保護板5の観察側
の表面に拡散面5aを形成し、保護板5の液晶セル2側
の表面、及び偏光板3aの表面に反射防止膜11a,1
1bをそれぞれ形成したが、保護板5の観察側の表面に
形成した拡散面5a上にも反射防止膜も形成してもよ
い。
【0046】図6は、上述した液晶表示装置1を備えた
情報伝達装置の構成を示すブロック図である。この情報
伝達装置20は、上述した液晶表示装置1と、駆動制御
部21と、グラフィックコントローラ22とを備えてお
り、液晶表示装置1には、走査信号印加回路23と情報
信号印加回路24が接続されている。
【0047】駆動制御部21は、走査信号制御回路2
5、情報信号制御回路26、駆動制御回路27からな
り、走査信号制御回路25、情報信号制御回路26に
は、グラフィックコントローラ22から駆動制御回路2
7を介してデータと走査方式信号等が入力される。そし
て、走査信号制御回路25は走査信号印加回路23に走
査線アドレスデータを出力し、情報信号制御回路26は
情報信号印加回路24に表示データを出力する。
【0048】走査信号印加回路23は、アドレスデータ
によって決まる液晶表示装置1の走査電極(図示省略)
へ走査方式信号によって決まる波形の走査信号を印加
し、情報信号印加回路24は、液晶表示装置1の情報電
極(図示省略)へ表示データによって送られる白又は黒
の表示内容と走査方式信号の2つによって決まる波形の
情報信号を印加するることによって、液晶表示装置1に
情報が表示される。
【0049】本実施の形態に係る情報伝達装置20は上
述したように構成されており、上述したように液晶表示
装置1の表示の視認性が向上することにより、高品位な
表示を行うことができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る液晶
表示装置では、照明器具等からの反射光の散乱による表
示全体の白っぽさを最小限に抑えてコントラストの低下
を防止し、且つ、照明器具等からの反射像の輪郭が映り
込むことも抑えられることにより、表示の視認性が向上
する。
【0051】また、反射防止膜を、保護板の両表面及び
観察側偏光板の表面のうちの少なくとも一面に形成する
ことにより、反射光の強度が小さくなって外光からの反
射率が低減し、表示の視認性がさらによくなる。
【0052】また、保護板の少なくとも観察側の表面及
び観察側偏光板の表面にそれぞれ形成した拡散面の凹凸
の平均ピッチを、液晶セルの画素ピッチ以下で、且つ1
μm以上にしたことにより、拡散面のレンズ効果による
画素ごとの輝度ムラが抑えられ、表示品位を良好に維持
することができる。
【0053】また、本発明に係る上述した液晶表示装置
を備えた情報伝達装置では、視認性が向上することによ
り、高品位な表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る液晶表示装置
を示す概略断面図。
【図2】第1の実施の形態に係る液晶表示装置の要部を
示す拡大断面図。
【図3】第2の実施の形態に係る液晶表示装置の要部を
示す拡大断面図。
【図4】第3の実施の形態に係る液晶表示装置の要部を
示す拡大断面図。
【図5】第4の実施の形態に係る液晶表示装置の要部を
示す拡大断面図。
【図6】本発明に係る液晶表示装置を備えた情報伝達装
置の構成を示すブロック図。
【図7】従来例に係る液晶表示装置を示す概略断面図。
【図8】従来例に係る液晶表示装置の要部を示す拡大断
面図。
【符号の説明】
1 液晶表示装置 2 液晶セル 3a,3b 偏光板 3c 拡散面 4 バックライト装置 5 保護板 5a,5b 拡散面 7a,7b ガラス基板(基板) 8 強誘電性液晶(液晶) 11,11a,11b 反射防止膜 20 情報伝達装置

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する一対の基板間に情報を表示する
    ための液晶を挟持した液晶セルと、前記液晶セルの観察
    側に所定の隙間を設けて対向するように設置された前記
    液晶セルを保護する略透明な保護板と、前記液晶セルの
    少なくとも観察側の表面に取り付けられた一定方向の偏
    波面の光だけを通す偏光板とを備えた液晶表示装置にお
    いて、 前記保護板の両表面、及び前記偏光板の表面をそれぞれ
    拡散処理して拡散面を形成し、 前記保護板の前記液晶セル側の表面及び前記偏光板の表
    面にそれぞれ形成した前記拡散面の曇り度を、前記保護
    板の観察側の表面に形成した前記拡散面の曇り度以下と
    した、 ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記保護板の前記液晶セル側の前記拡散
    面と前記偏光板の前記拡散面の曇り度を3%にし、前記
    保護板の観察側の前記拡散面の曇り度を5%にした、 請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記保護板の両表面及び前記偏光板の表
    面のうち少なくとも一つの表面に反射防止膜を形成し
    た、 請求項1又は2記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記保護板の両表面及び前記偏光板の表
    面にそれぞれ形成した前記拡散面の凹凸の平均ピッチ
    が、前記液晶セルの画素ピッチ以下で、且つ1μm以上
    である、 請求項1乃至3記載のいずれか1項記載の液晶表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記液晶は、強誘電性液晶である、 請求項1記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 対向する一対の基板間に情報を表示する
    ための液晶を挟持した液晶セルと、前記液晶セルの観察
    側に所定の隙間を設けて対向するように設置された前記
    液晶セルを保護する略透明な保護板と、前記液晶セルの
    少なくとも観察側の表面に取り付けられた一定方向の偏
    波面の光だけを通す偏光板とを備えた液晶表示装置にお
    いて、 前記保護板の両表面の少なくとも観察側の表面及び前記
    偏光板の表面をそれぞれ拡散処理して拡散面を形成し、 前記偏光板の表面に形成した前記拡散面の曇り度を、前
    記保護板の観察側の表面に形成した前記拡散面の曇り度
    以下とした、 ことを特徴とする液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 前記偏光板の前記拡散面の曇り度を3%
    にし、前記保護板の観察側の前記拡散面の曇り度を5%
    にした、 請求項6記載の液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 前記保護板の両表面、及び前記偏光板の
    表面のうち少なくとも一つの表面に反射防止膜を形成し
    た、 請求項6又は7記載の液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 前記保護板の両表面の少なくとも観察側
    の表面及び前記偏光板の表面にそれぞれ形成した前記拡
    散面の凹凸の平均ピッチが、前記液晶セルの画素ピッチ
    以下で、且つ1μm以上である、 請求項6乃至8記載のいずれか1項記載の液晶表示装
    置。
  10. 【請求項10】 前記液晶は、強誘電性液晶である、 請求項6記載の液晶表示装置。
  11. 【請求項11】 対向する一対の基板間に情報を表示す
    るための液晶を挟持した液晶セルと、前記液晶セルの観
    察側に所定の隙間を設けて対向するように設置された前
    記液晶セルを保護する略透明な保護板と、前記液晶セル
    の少なくとも観察側の表面に取り付けられた一定方向の
    偏波面の光だけを通す偏光板とを備えた液晶表示装置に
    おいて、 前記保護板の両表面及び前記偏光板の表面のうち、少な
    くとも前記保護板の観察側の表面を拡散処理して拡散面
    を形成し、前記拡散面を形成した面以外の表面、又は全
    ての表面に反射防止膜を形成した、 ことを特徴とする液晶表示装置。
  12. 【請求項12】 前記保護板の両表面及び前記偏光板の
    表面のうち、少なくとも前記保護板の観察側の表面に形
    成した前記拡散面の凹凸の平均ピッチが、前記液晶セル
    の画素ピッチ以下で、且つ1μm以上である、 請求項11記載の液晶表示装置。
  13. 【請求項13】 前記液晶は、強誘電性液晶である、 請求項11記載の液晶表示装置。
  14. 【請求項14】 データ信号及び走査方式信号を出力す
    るグラフィックコントローラと、 走査線アドレスデータ及び走査方式信号を出力する走査
    信号制御回路と、 表示データ及び走査方式信号を出力する情報信号制御回
    路と、 請求項1乃至13記載のいずれか1項記載の液晶表示装
    置とを備えた、ことを特徴とする情報伝達装置。
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