JPH09189740A - ワイヤーハーネスの故障位置検出装置 - Google Patents

ワイヤーハーネスの故障位置検出装置

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JPH09189740A
JPH09189740A JP8002333A JP233396A JPH09189740A JP H09189740 A JPH09189740 A JP H09189740A JP 8002333 A JP8002333 A JP 8002333A JP 233396 A JP233396 A JP 233396A JP H09189740 A JPH09189740 A JP H09189740A
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wire
wire harness
failure
harness
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JP8002333A
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Akio Matsumaru
彰男 松丸
Yoriyuki Miyazaki
順之 宮▲崎▼
Motonori Kido
元則 城戸
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤーハーネス中の電線に断線や短絡が生
じた場合の故障位置の検出を容易に行なうことができる
ようにし、とくにシールド機能を有する部分を利用して
簡単な構造によりながら故障位置の検出を行なうことが
できる。 【解決手段】 このワイヤーハーネス1内の故障位置検
出対象となる電線2とこれに並行する検知線とに対して
一端側からパルス信号を送信し、その反射波を検知して
送信波と反射波の時間差を計測する測定器20を備え、
上記時間差と信号伝播速度とに基づいて上記故障が生じ
ている箇所までの距離を求めるようにしたワイヤーハー
ネスの故障位置検出装置であって、上記ワイヤーハーネ
ス1内の各電線2をスプライス部を有しない単線とし、
かつ各電線2を導電性のシールド外皮を有するシールド
線とするとともに、上記各電線2とシールド外皮10と
を上記測定器20に接続する接続部をワイヤーハーネス
1に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に搭載さ
れるワイヤーハーネスに断線、ショート等の故障が生じ
たときにその故障位置を検出する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車等に装備されるワイヤーハーネス
は、長期間の車両使用によって電線の噛込み、走行中の
振動による他の部品との干渉、ハーネス中の電線同士の
摺接による摩耗、ドアの開閉に伴う屈曲の繰り返し等に
より劣化し、断線や短絡を生じる場合があり、このよう
な故障が生じると電装品が作動しなくなる等の事態が生
じる。従来、このような故障位置の検出、修理は、一般
に次のような方法で行なわれていた。
【0003】テスターを使用して故障が発生している
電線(回路)を見付け出す。
【0004】その電線が配策されている箇所を配線図
集等で調べ、その部位に取り付けられている自動車内の
内装部品を全て取り外す。
【0005】車体にクランプ等で固定されているワイ
ヤーハーネスを取り出す。
【0006】ワイヤーハーネスの外装をとり、故障し
ている電線及びその故障箇所を見付け出して修理し、例
えば断線の場合は故障箇所を端子にて圧着接続し、半田
付けし、接続部位を絶縁テープ等で保護する。
【0007】ワイヤーハーネスの外装を元に戻し、ク
ランプ等でワイヤーハーネスを車体に固定し、外した内
装部品を全て取り付ける。
【0008】このような一般的方法によると、上記の
作業では故障(断線、短絡)が発生している電線が見付
けられるだけで故障位置が判らないため、上記以下の
作業では断線箇所を見つけ出すためにかなりの手間及び
時間が費やされ、上記〜の各作業が非常に面倒で時
間のかかるものとなっていた。
【0009】従来、このような問題の対策として、例え
ば実公平4−22311号公報に示されるように、電気
配線用電線における導電線に対してこれに密着するよう
に検知用電線を設け、この断線用電線をアダプターの第
1端子に接続するとともに、上記各導電線を上記アダプ
ターの第2,第3……の端子に接続し、一方、第1,第
2の測定子と交流電源及び電流測定用のメータを有する
検出器を設けた断線位置検出装置が提案されている。こ
の装置は、上記第1端子と断線が生じている導電線に対
応する端子とに上記第1,第2の測定子をつないだ状態
で、この両測定子間に交流電圧を印加し、両測定子間に
流れる電流値を測定することにより、その電流値に基づ
いて断線位置までの距離を求めることができるようにな
っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に示された装
置は、所謂静電容量測定法により断線位置を求めるもの
であって、前述の一般的方法と比べると断線位置の検出
が容易になる。しかし、測定する導電線に密着させるよ
うに検知用電線を付設する必要があるため、現状の車載
ワイヤーハーネスに適用する場合に、電線種の変更及び
電線本数の増加が必要となり、ワイヤーハーネスの大型
化を招く。このため、車両内への配索スペースの確保が
困難になるとともに、周囲部品との干渉が生じ易くな
り、ハーネス保護用の外装品が増加する等の問題があ
る。また、断線の場合のみ検出可能であって、短絡の場
合には適用できない。
【0011】なお、地中電線路等の分野においては、断
線及び短絡のいずれの場合でも故障位置を検出できる方
法として、後に詳述するようなパルスレーダー法と称せ
られる故障位置検出方法が知られている。ところが、こ
の方法は、従来、線路が長くて分岐のない地中電線路等
に用いられているにすぎず、線路が短く、かつ途中に分
岐を有していることが多い車載ワイヤーハーネスにその
まま適用することは困難であった。
【0012】本発明は、上記の事情に鑑み、所謂パルス
レーダー法をワイヤーハーネスの故障検出に有効に適用
して、ワイヤーハーネス中の電線に断線や短絡が生じた
場合の故障位置の検出を容易に行なうことができるよう
にし、とくに、外部のノイズから電線を保護すべくシー
ルドするとともに、そのシールド機能を有する部分を利
用して簡単な構造によりながら故障位置の検出を行なう
ことができるワイヤーハーネスの故障位置検出装置を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
多数の電線を有するワイヤーハーネスと、このワイヤー
ハーネス内の故障位置検出対象となる電線とこれに並行
する検知線とに対して一端側からパルス信号を送信し、
その反射波を検知して送信波と反射波の時間差を計測す
る測定器とを備え、上記時間差と信号伝播速度とに基づ
いて上記故障が生じている箇所までの距離を求めるよう
にしたワイヤーハーネスの故障位置検出装置であって、
上記ワイヤーハーネス内の各電線をスプライス部を有し
ない単線とし、かつ各電線を導電性のシールド外皮を有
するシールド線とするとともに、上記各電線とシールド
外皮とを上記測定器に接続する接続部をワイヤーハーネ
スに設けることにより、故障位置検出時に上記シールド
外皮を検知線として使用するように構成したものであ
る。
【0014】この装置によると、所謂パルスレーダー法
がワイヤーハーネスに有効に適用され、ワイヤーハーネ
スのいずれかの電線に故障が生じたときにその故障位置
の検出が容易に、かつ精度良く行なわれる。特に、上記
各電線をシールド線としてそのシールド外皮を検知線と
して利用することにより、比較的簡単な構造でシールド
機能と故障位置検出機能とが達成される。
【0015】請求項2に係る発明は、多数の電線を有す
るワイヤーハーネスと、このワイヤーハーネス内の故障
位置検出対象となる電線とこれに並行する検知線とに対
して一端側からパルス信号を送信し、その反射波を検知
して送信波と反射波の時間差を計測する測定器とを備
え、上記時間差と信号伝播速度とに基づいて上記故障が
生じている箇所までの距離を求めるようにしたワイヤー
ハーネスの故障位置検出装置であって、上記ワイヤーハ
ーネス内の各電線をスプライス部を有しない単線とする
とともに、その電線群を保護する外装部材に導電層を形
成し、上記各電線と上記導電層とを上記測定器に接続す
る接続部をワイヤーハーネスに設けることにより、故障
位置検出時に上記導電層を検知線として使用するように
構成したものである。
【0016】この装置によっても、パルスレーダー法で
ワイヤーハーネス内の電線の故障位置が検出されるとと
もに、シールド機能も得られ、比較的簡単な構造でシー
ルド機能と故障位置検出機能とが達成される。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0018】図1は本発明の第1実施形態によるワイヤ
ーハーネスの故障位置検出装置の構成を概略的に示し、
図2は上記ワイヤーハーネスを自動車に装備した状態を
示し、図3は上記ワイヤーハーネスの構造を示してい
る。これらの図において、ワイヤーハーネス1は多数の
電線2を有し、これらの電線2が複数(同図では5個)
の電気配線用のコネクタ3A〜3E間に配設されてい
る。図示の例では、第1,第2のコネクタ3A,3Bの
間の幹線部分4と、この幹線部分4から別れて第3乃至
第5の各コネクタ3C,3D,3Eに至る枝線部分5と
にわたって電線2が配索されている。
【0019】このワイヤーハーネス1内の各電線2はス
プライス部(分岐接続部)を有しない単線とされてい
る。つまり、幹線部分4と枝線部分5とにわたって配設
されている電線2も幹線部分4から枝線部分5に屈曲し
ているだけで電線自身はスプライス部を有しない単線と
なっている。その代りに、一部の電気配線用のコネクタ
3Aに対してスプライス用のコネクタ6が着脱可能に連
結されるようになっている。
【0020】すなわち、一般にこの種のワイヤーハーネ
スにおいては、各種電装品に対する電気配線上の要求に
より、1本の主線からスプライス部(分岐接続部)を介
してスプライス線(支線)が分岐するような分岐配線部
分を設けることが必要となる場合が多く、このような場
合に従来は、通常、コネクタ間における電線の中間部に
スプライス部が設けられているが、本実施形態のワイヤ
ーハーネスでは電線2の途中にはスプライス部が設けら
れず、その代りに、電気配線上の要求に応じ、コネクタ
3Aに連結されるスプライス用のコネクタ6の内部に、
スプライス部7を有する電気配線8が、バスバー等によ
り形成されている。
【0021】また、上記各電線2は、それぞれ、導電性
のシールド外皮10を有するシールド線とされている。
そして、一部のコネクタ3A,3Eの近傍において各電
線2にそれぞれ個別に測定用電線11が接続されるとと
もに、各電線2のシールド外皮10に、共通の検知用電
線12が接続されている。コネクタ3A,3Eの近傍に
おいてそれぞれ、測定用,検知用の電線11,12の末
端部は検出用コネクタ13に接続されている。外観的に
は図3に示すように、ワイヤーハーネス1におけるコネ
クタ3Aの近傍の幹線部分4及びコネクタ3Eの近傍の
枝線部分5からそれぞれ測定用,検知用の電線配設部分
14が分岐し、その先端に検出用コネクタ13が具備さ
れている。なお、15は上記幹線部分4、枝線部分5及
び上記電線配設部分14の電線群を保護する外装部材で
ある。
【0022】上記ワイヤーハーネス1は自動車の車体1
6に装備されている。そして、通常使用時には、図3
(b)に示すように、コネクタ3Aにスプライス用のコ
ネクタ6が連結された状態で、コネクタ3Aがスプライ
ス用のコネクタ6を介して他のハーネス17のコネクタ
18あるいはジョイントボックス等に接続されるととも
に、上記検出用のコネクタ13が上記外装部材15にテ
ープ等で固定されており、後述のように故障位置検出時
には、コネクタ3Aとスプライス用のコネクタ6とが分
離されるとともに、上記テープ等による検出用コネクタ
13の固定が外されるようになっている。
【0023】また、上記ワイヤーハーネス1の故障位置
検出のための測定器20は、パルス発生器21、シンク
ロスコープ22、演算器23、メモリ24及び表示器2
5を内蔵するとともに、一対の端子26A,26Bを装
備しており、この一対の端子26A,26Bにパルス発
生器21及びシンクロスコープ22が接続され、かつ、
一方の端子26Bがアースされている。
【0024】このような本実施形態の故障位置検出装置
の作用を、次に説明する。
【0025】本発明の装置は、パルスレーダー法と称せ
られる手法でハーネスの故障位置の検出を行なうもので
あり、先ずこのパルスレーダー法の原理を、図4及び図
5を用いて概説する。断線等の故障が生じている電線2
を測定線W1とし、この測定線W1と並行して延びる導
体(当実施形態ではシールド外皮10)を検知線W2と
して、この両線W1,W2をパルス発生器21に接続
し、かつ検知線W2をアース側に接続した状態で、上記
パルス発生器21からパルス波Paを、上記両線W1,
W2からなる線路に一端側から送信する。このようにす
ると、上記パルス波Paは線路に応じた減衰量で徐々に
減衰しつつ線路を伝播するが、線路中に断線、短絡等で
特性インピーダンスが変化する箇所が存在すると、この
箇所でパルス波Paが反射する。
【0026】線路の一端側からパルス反射箇所(故障箇
所)までの距離をL、上記線路中のパルス伝播速度を
v、パルス伝播時間(送信波Paと反射波Pbとの時間
差)をt、上記線路の誘電率をεとすると、これらの間
の関係式は次のようになる。
【0027】
【数1】L=v・t/2 v=300/√ε そして、パルス伝播時間tは上記測定器10のシンクロ
スコープ12で測定されるので、上記パルス伝播速度v
もしくは誘電率εを予め調べ、例えば正常な状態にある
時のパルス伝播時間を測定してこれと線路長とからパル
ス伝播速度vを求めておけば、これと上記パルス伝播時
間tの測定値とから上記距離Lを求めることができる。
【0028】また、上記反射波Pbの大きさ及び極性
は、次のように求められる反射係数mによって定まる。
【0029】
【数2】m=(Ze−Zo)/(Ze+Zo) Ze:反射点の特性インピーダンス Zo:線路の特性インピーダンス そして、測定線に断線があった場合には、
【0030】
【数3】Ze→∞ m=(1−Zo/Ze)/(1+Zo/Ze)→+1 となり、短絡があった場合には、
【0031】
【数4】Ze→0 m=(Ze−Zo)/(Ze+Zo)→−1 となる。つまり、図6中に示すように、断線があった場
合の反射波Pb(実線)は送信波Paと同極性となり、
短絡があった場合の反射波Pb´(破線)は送信波Pa
と逆極性となる。従って、反射波の極性を調べることに
より、断線か短絡かの判別も可能となる。
【0032】ところで、上記パルスレーダー法は従来か
ら地中送電線路の故障点検出には用いられており、上記
のような原理はすでに知られている。
【0033】しかしながら、自動車等に装備されるワイ
ヤーハーネス1は地中送電線路と比べると桁違いに短
く、故障点検出誤差も格段に小さくする必要があること
から、送信パルスの幅、周期等の設定に工夫を要する。
【0034】そこで、送信パルスについては、次の表1
のように、実測等によって調べられるパルス伝播速度、
ハーネスの長さ、要求される故障位置測定可能範囲等を
考慮してパルス幅、周期等を設定する。
【0035】
【表1】
【0036】パルスレーダー法は、前に示したように、
反射時間とパルス伝播速度との積を2で割ることにより
断線位置を算出することができる。従って、パルス伝播
速度を既知にする必要があるため、今回、最も基本的な
ケーブル状態(平行2線)にて上記測定器10により測
定したところ、パルス伝播速度は205m/μsecであ
った。
【0037】ところで、一定周期でパルス波を送信して
上記のような測定を行なう場合に、反射波と次の送信波
とがラップすると測定困難となることから、送信波の周
期Bは車載ハーネスにおけるパルス伝播時間の最大値よ
りも大きくしておくことが望ましい。従って、車載ワイ
ヤーハーネスの最大長を10mとすると、送信波の周期
Bは10mを205m/μsecで割った値である48.
78n secとすればよい。
【0038】また、送信波Paと反射波Pbとの時間差
が送信波のパルス幅Aよりも小さくなると送信波と反射
波とが重なってパルス伝播時間の測定が困難となること
から、測定点からの故障位置測定可能な始点の距離を短
くするためには上記パルス幅Aを小さくする必要があ
り、パルス伝播速度を205m/μsec、送信波の周期
Bを48.78n secとすると、測定点からの故障位置
測定可能な始点の距離とパルス幅A及びデューティ比
(A/B)との関係が上記表のようになる。
【0039】このようなデータに基づき、故障位置測定
範囲等についての要求に応じ、上記パルス幅A等を設定
すればよい。
【0040】さて、実際に車載ワイヤーハーネス中の電
線2に故障が生じた場合の故障位置の検出は、次のよう
に行なう。
【0041】すなわち、ワイヤーハーネス1の故障が起
因した電装品の作動不良等があった場合に、先ずその作
動不良等に関係するワイヤーハーネス1を調べ、そのワ
イヤーハーネス1の中から故障が生じている電線2をテ
スター等で見つけ出す。そして、このワイヤーハーネス
1のコネクタ(少なくとも故障が生じている電線が接続
されているコネクタ)を相手側コネクタ等から分離し、
故障が生じている電線2を測定線として、この測定線か
ら分岐した測定用電線11とシールド外皮10に連なる
検知用電線12とに計測器20の端子26A,26Bを
接続するように、測定器20の端子26A,26Bを検
出用コネクタ13に挿し込む。
【0042】この状態で上記測定器20が作動されるこ
とにより、前述のように、測定器20のパルス発生器2
1からパルス波が送信され、シンクロスコープ22によ
り反射波が戻ってくるまでの時間tが計測され、演算器
23により、この時間tと予め調べられたパルス伝播速
度vとから前記の数1の式で故障箇所までの距離Lが求
められる。また、反射波が送信波と同極性か逆極性かに
よって断線か短絡かが判別される。
【0043】上記距離L及び断線、短絡の区別は表示器
25に表示される。作業者は上記表示器25に表示され
た距離Lから故障位置を認識することができる。
【0044】このようにして、故障位置の検出及びそれ
に基づく修理等の作業を容易に行なうことができる。と
くに、故障が生じている電線2を測定線とする一方、シ
ールド外皮10を検知線として利用するようにしている
ため、比較的簡単な構造によりながら、外部のノイズか
ら電線2を保護するシールド機能が達成されるととも
に、故障位置の検出も容易に、かつ精度良く行なわれ
る。
【0045】また、上記パルスレーダー法が用いられる
ことにより、断線と短絡の判別も可能となる。
【0046】なお、上記実施形態では、ワイヤーハーネ
ス1の中から故障が生じている電線をテスター等で見つ
け出した上で、その故障を有する測定線とシールド外皮
10(検知線)とに対して測定器20の端子26A,2
6Bを接続し、故障位置の検出を行なうようにしている
が、端子26A,26Bの接続を順次変えてワイヤーハ
ーネス1内の各電線をそれぞれ測定対象とすることによ
り、故障が生じている電線の検出も上記測定器20を用
いて行なうようにしてもよい。また、ワイヤーハーネス
1のコネクタに連結されるコネクタを測定器20に設け
ておき、そのコネクタを連結することにより、上記のよ
うな故障が生じている電線の検出及び故障位置の検出が
自動的に行なわれるようにしておけば、より効果的であ
る。
【0047】図6及び図7は第2実施形態によるワイヤ
ーハーネス1の構造を示している。
【0048】これらの図に示すワイヤーハーネス1も、
コネクタ3A´,3B,3C,3D,3E´に接続され
た多数の電線2を有し、各電線2はスプライス部を有し
ない単線とされ、その代りに、一部の電気配線用のコネ
クタ3A´に対してスプライス用のコネクタ6が着脱可
能に連結されるようになっている。また、各電線2がそ
れぞれ導電性のシールド外皮10を有するシールド線と
され、故障位置検出時に各電線のシールド外皮10が検
知線として機能するように構成されている。これらの点
は第1の実施形態と同様である。
【0049】ただし、当実施形態では、コネクタ3A
´,3E´の内部において、各電線2からそれぞれ分岐
した測定用の導線31及びシールド外皮10に接続され
た検知用の導線32がバスバー等で形成されている。そ
して、上記コネクタ3A´,3E´に一体に検出用の接
続部33が設けられ、この接続部33に、上記各導線3
2の末端の端子が配列されている。
【0050】この実施形態でも、第1実施形態と略同様
に、測定器20を用いたパルスレーダー法によりワイヤ
ーハーネス1中の電線2の故障位置が検出され、とくに
シールド外皮10が検知線として利用されることによ
り、シールド機能及び故障位置検出機能が比較的簡単な
構造で達成される。
【0051】図8は第3実施形態によるワイヤーハーネ
ス1の概略構成を示し、図9はこのワイヤーハーネス1
の外装部材の構造を示し、図10はワイヤーハーネス1
の端部の構造を示している。
【0052】この実施形態のワイヤーハーネス1も、コ
ネクタ3A〜3Eに接続された多数の電線2を有し、各
電線2はスプライス部を有しない単線とされ、その代り
に、一部の電気配線用のコネクタ3Aに対してスプライ
ス用のコネクタ6が着脱可能に連結されるようになって
いる点は第1,第2の実施形態と同様である。ただし、
ワイヤーハーネス1の幹線部分及び枝線部分においてそ
れぞれ電線群を一括に被覆して保護する外装部材(後記
テープ40)を有し、この外装部材に導電層が設けら
れ、この導電層が、シールド機能を有するとともに、故
障位置検出時に検知線として機能するように構成されて
いる。
【0053】具体的に説明すると、上記外装部材は例え
ば図9に示すようなテープ40を素材としており、この
テープ40は、絶縁層41と、その内部に埋装された導
電層42と、絶縁層41の内面側に設けられた接着剤4
3とからなっている。上記導電層42はシールド線、導
電性プラスチック、導電性塗料、導電性ゴム等の導電体
のいずれか一つまたは複数を組み合わせたものである。
そして、ワイヤーハーネス1の電線群に上記テープ40
が螺旋状に巻き付けられることにより外装部材が形成さ
れている。
【0054】上記外装部材の端部では、上記導電層42
に検知用電線44が接続され、この検知用電線44の末
端に設けられた端子45がコネクタ3A(3E)に挿入
されている。この部分の加工の仕方の一例を図10によ
って説明すると、先ず同図(a)のように、外装部材を
構成するテープ40の末端部で内面側の絶縁層を部分的
に剥ぎ取って導電層42をテープ内面側に露出させた状
態で、一端側に端子45を備えた検知用電線44の他端
部を、上記導電層42に超音波溶着等により接続する。
次いで、同図(b)のように導電層42と検知用電線4
4との接続部を巻き込むようにテープ40の末端部を折
り曲げ、さらに、同図(c)に示すように、検知用電線
44の端子45をコネクタ3Aに挿し込む。
【0055】このようにして、外装部材の導電層42に
接続された検知用電線44が、ワイヤーハーネス1の各
電線2と並列に、コネクタ3A(3E)に接続されてい
る。
【0056】この実施形態による場合も、故障位置検出
時には、故障が生じている電線2を測定線としてコネク
タ3A(または3E)における測定線の端子と上記検知
用電線44の端子45とに測定器20の端子26A,2
6Bが接続されることにより、パルスレーダー法による
故障位置の検出が行なわれる。そして、上記外装部材の
導電層42が、電線群に対するシールド機能を有すると
ともに、故障位置検出のための検知線としての機能も有
するものとなる。
【0057】なお、外装部材の導電層42を検知線とす
るための末端の加工は、図11に示すようにしてもよ
い。この例では、先ず同図(a)のようにテープ40の
末端部で外面側の絶縁層を部分的に剥ぎ取って導電層4
2をテープ外面側に露出させ、次いで、同図(b)のよ
うに絶縁層を剥ぎ取った部分を織り込んだ後、この織り
込み部分の導電層42に端子46を圧着し、さらにこの
端子46を同図(c)のようにコネクタ3Aに挿し込む
ようにしている。
【0058】また、上記のように外装部材がテープ40
で構成される場合に、ワイヤーハーネス1の幹線部分及
び枝線部分にはそれぞれテープが別個に巻き付けられる
とともに、これらの部分の導電層が相互に接続される。
【0059】このような状態とするための加工の一例を
図12によって説明する。先ず同図(a)のようにワイ
ヤーハーネス1の幹線部分4における枝線基端側部分か
ら枝線部分5にわたってテープ40を巻き付けるととも
に、枝線基端側部分においてテープ40の外側の絶縁層
41の一部を剥ぎ取ることにより導電層42を露出させ
る。次に、同図(b)のように、上記幹線部分4にテー
プ40を巻き付けるとともに、先に巻いたテープ40と
重なり合う部分では、テープ40の内側の絶縁層の一部
を剥ぎ取ることにより導電層42をテープ内面側に露出
させ、この導電層42と先に巻いたテープ40の外面側
に露出している導電層42とを接合させるようにする。
【0060】このようにすることでワイヤーハーネス1
の各部分に装備される外装部材の導電層42を容易に接
続することができる。
【0061】また、図13に示すようにワイヤーハーネ
ス1の途中で外装部材(テープ40)が分離している部
分が存在する場合には、その分離箇所の両側のテープ4
0の導電層にそれぞれ導電層接続用電線47を接続する
とともに、この両電線47を端子48を介して相互に接
続すればよい。上記端子48は絶縁テープ49で被覆す
る。
【0062】ワイヤーハーネス1の電線群を保護する外
装部材は、上記テープ40に限らず、図14に示すよう
なチューブ50で構成してもよい。このチューブ50
は、外周側絶縁層51aと、内周側絶縁層51bと、そ
の間に介装した導電層52とからなっている。
【0063】また、図15及び図16に示すように、ワ
イヤーハーネス1の一部分の外装部材を上記チューブ5
0で構成するとともに、他の部分の外装部材をテープ4
0で構成してもよい。この場合、図16のように、テー
プ40からなる外装部材とチューブ50からなる外装部
材とは、それぞれの一部の絶縁層を剥がして露出させた
導電層42,52を導電層接続用電線55によって接続
しておくようにすればよい。
【0064】
【発明の効果】本発明の装置によると、所謂パルスレー
ダー法をワイヤーハーネスに有効に適用し、測定線及び
検知線にパルス波を送信してその送信波と反射波の時間
差を計測する測定器を用いて、ワイヤーハーネス内の電
線の故障位置を容易に、かつ精度良く検出することがで
きる。とくに、上記ワイヤーハーネス内の各電線をスプ
ライス部を有しない単線とするとともに、各電線を導電
性のシールド外皮を有するシールド線として、そのシー
ルド外皮を上記検知線とするように構成し、あるいは、
電線群を保護する外装部材に導電層を形成して、その導
電層を上記検知線とするように構成している。このた
め、比較的簡単な構造によりながら、電線をノイズから
保護するシールド機能を達成しつつ、故障位置の検出を
効果的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の第1実施形態を示す概略図であ
る。
【図2】自動車の車体にワイヤーハーネスを組み込んだ
状態を示す図である。
【図3】(a)はワイヤーハーネスの全体構造を示す斜
視図、(b)はワイヤーハーネスの端部の構造を示す斜
視図である。
【図4】パルスレーダー法の概略を示す説明図である。
【図5】パルスレーダー法による場合の送信波及び反射
波を示す説明図である。
【図6】第2実施形態によるワイヤーハーネスの概略図
である。
【図7】第2実施形態によるワイヤーハーネスの外観図
である。
【図8】第3実施形態によるワイヤーハーネスの概略図
である。
【図9】ワイヤーハーネスの外装部材の一例を示す図で
ある。
【図10】(a)(b)(c)はワイヤーハーネスの外
装部材の端部の加工の一例を作業順に示す図である。
【図11】(a)(b)(c)はワイヤーハーネスの外
装部材の端部の加工の他の例を作業順に示す図である。
【図12】(a)(b)はワイヤーハーネスの外装部材
の取付方の一例を作業順に示す図である。
【図13】ワイヤーハーネスの外装部材の連結の仕方の
一例を示す図である。
【図14】ワイヤーハーネスの外装部材の他の例を示す
図である。
【図15】ワイヤーハーネスの外装部材取り付け構造の
他の例を示す図である。
【図16】図15に示すワイヤーハーネスの外装部材取
り付け型を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ワイヤーハーネス 2 電線 3A〜3E コネクタ 10 シールド外皮 13 検出用コネクタ 20 測定器 21 パルス発生器 22 シンクロスコープ 26A,23B 測定器の端子 40,50 外装部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮▲崎▼ 順之 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 城戸 元則 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の電線を有するワイヤーハーネス
    と、このワイヤーハーネス内の故障位置検出対象となる
    電線とこれに並行する検知線とに対して一端側からパル
    ス信号を送信し、その反射波を検知して送信波と反射波
    の時間差を計測する測定器とを備え、上記時間差と信号
    伝播速度とに基づいて上記故障が生じている箇所までの
    距離を求めるようにしたワイヤーハーネスの故障位置検
    出装置であって、上記ワイヤーハーネス内の各電線をス
    プライス部を有しない単線とし、かつ各電線を導電性の
    シールド外皮を有するシールド線とするとともに、上記
    各電線とシールド外皮とを上記測定器に接続する接続部
    をワイヤーハーネスに設けることにより、故障位置検出
    時に上記シールド外皮を検知線として使用するように構
    成したことを特徴とするワイヤーハーネスの故障位置検
    出装置。
  2. 【請求項2】 多数の電線を有するワイヤーハーネス
    と、このワイヤーハーネス内の故障位置検出対象となる
    電線とこれに並行する検知線とに対して一端側からパル
    ス信号を送信し、その反射波を検知して送信波と反射波
    の時間差を計測する測定器とを備え、上記時間差と信号
    伝播速度とに基づいて上記故障が生じている箇所までの
    距離を求めるようにしたワイヤーハーネスの故障位置検
    出装置であって、上記ワイヤーハーネス内の各電線をス
    プライス部を有しない単線とするとともに、その電線群
    を保護する外装部材に導電層を形成し、上記各電線と上
    記導電層とを上記測定器に接続する接続部をワイヤーハ
    ーネスに設けることにより、故障位置検出時に上記導電
    層を検知線として使用するように構成したことを特徴と
    するワイヤーハーネスの故障位置検出装置。
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