JPH09189609A - 色分類装置 - Google Patents

色分類装置

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JPH09189609A
JPH09189609A JP230796A JP230796A JPH09189609A JP H09189609 A JPH09189609 A JP H09189609A JP 230796 A JP230796 A JP 230796A JP 230796 A JP230796 A JP 230796A JP H09189609 A JPH09189609 A JP H09189609A
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謙介 石井
Yasuhiro Komiya
康宏 小宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、測定画像内の照明むらを補正可能
として照明むらの影響を抑えることにより、高精度でよ
り確実な色分類を行う色分類装置を提供する。 【解決手段】 本発明によれば、対象物の色成分を分類
する色分類装置において、結像光学系と、この結像光学
系の結像面に配置した撮像素子と、この撮像素子より光
学的な前側に配置され、異なる複数の光の透過波長帯域
を選択可能な光学的バンドパスフィルタと、この複数の
光の透過波長帯域から一つの透過波長帯域を選択する透
過波長選択手段と、この透過波長選択手段が選択した透
過波長帯域情報と、選択された透過波長帯域毎に前記撮
像素子で撮像された対象物の画像データとを対応して格
納する対象物データ記憶手段と、前記対象物の画像デー
タに対して、各画素毎に光源の照明むらを除去するよう
に補正する光源補正手段と、を有することを特徴とする
色分類装置が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色を利用して対象
物を分類、判定または識別する色分類装置及び色分類方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種工業の生産現場における
塗装色、染色度の管理、または生産物の色測定、あるい
は医療、学術分野における被検体の色測定などにおいて
は、対象物の色を分類する色分類装置が利用されてい
る。
【0003】この種の色分類装置においては、装置構成
が簡単で、低コストで、且つ機械的振動等にも耐えられ
るような色分類装置が望まれている。
【0004】特に、工場などで色分類を行なう場合に
は、光源を限定することができるが、光源を限定せず
に、そのスペクトルが変化する場合などにも良好に色分
類することができる装置が望まれている。
【0005】このため、本出願人は既に先願として特開
平7−120324号公報に開示されているように、装
置構成が簡単で、低コストで、且つ機械的振動等にも耐
えられ、しかも光源を限定せずにそのスペクトルが変化
する場合などにも良好に色分類可能な色分類装置に係る
発明の出願をなしている。
【0006】すなわち、この先願としての特開平7−1
20324号公報に開示された色分類装置は、対象物の
反射分光スペクトルを撮像する撮像手段と、上記対象物
と撮像手段との間に設置したそれぞれ異なる帯域を持つ
複数のバンドパスフィルタと、上記撮像手段によって撮
像された対象物の反射分光スペクトルから統計的手法を
用いた分類のための分類スペクトルを算出し、この分類
スペクトルを用いて上記対象物の分類を行なう分類手段
とを備えることを特徴としている。
【0007】この先願の色分類装置によれば、それぞれ
異なる帯域を持つ複数のバンドパスフィルタを用意して
おき、これら複数のバンドパスフィルタのそれぞれを上
記対象物と撮像手段との間に配置する。
【0008】そして、分類手段によって、上記撮像手段
によって撮像された対象物の反射分光スペクトルから統
計的手法を用いた分類のための分類スペクトルを算出
し、この分類スペクトルを用いて上記対象物の分類を行
なう。
【0009】先ず、この先願の色分類装置の原理から説
明する。
【0010】この先願の色分類装置では、図15の
(A)に示すような特定の波長のみを透過させるような
バンドパスフィルタを複数組み合わせた同図の(B)や
(C)に示すようなフィルタを用いることにより、簡易
で安価な構成の色分類装置を実現するものである。
【0011】また、この先願の色分類装置は、異なる光
源のもとでも色分類を行なうために、対象物を撮像する
ときと同じ条件で、適当な参照板の反射分光スペクトル
を計測し、対象物の反射分光スペクトルを参照板の反射
分光スペクトルで補正することによって、光源(照明
光)の影響を除去するようにしている。
【0012】すなわち、λを波長として、対象物の反射
分光スペクトルをf(λ)、参照板の反射分光スペクト
ルをs(λ)、照明光の反射分光スペクトルをL
(λ)、撮影系の感度スペクトル(撮影レンズの透過ス
ペクトル、撮影素子の感度スペクトル等)をM(λ)と
すれば、対象物の撮影スペクトルgi (λ)、及び参照
板の撮影スペクトルgs (λ)はそれぞれ、 gi (λ)=f(λ)×L(λ)×M(λ) gs (λ)=s(λ)×L(λ)×M(λ) で表せられ、対象物のスペクトルgi ′(λ)は、 gi ′(λ)=gi (λ)/gs (λ)=f(λ)/s(λ) …(1) と表すことができる。
【0013】こうして、照明光の反射分光スペクトルL
(λ)の影響を除去でき、gi ′(λ)を用いれば、異
なる光源のもとでも分類できることになる。
【0014】また、さらに照明光の輝度が異なる場合に
は、除去後の信号gi ′(λ)のパワーを正規化すれば
良い。
【0015】次に、この先願による2クラスの対象物の
分類を行なう色分類装置について説明する。
【0016】図14は、その構成を示す図で、この先願
の色分類装置は、絞りやレンズを含む光学系10、図1
5の(A)に示されるような複数枚のバンドパスフィル
タ12A,12B,…,12Eで構成される回転色フィ
ルタ12、対象物O及び参照板Rの画像を取り込むため
のCCD14、A/D変換器16、フレームメモリ1
8、撮影している部分を表示するモニタ20、CCD駆
動ドライバ22、回転色フィルタ12の駆動モータ2
4、CCD駆動ドライバ22及び回転色フィルタ駆動モ
ータ24等を制御すると共に分類演算回路28に命令を
送るコントロール部26、分類を行なうための分類演算
回路28から構成される。
【0017】上記回転色フィルタ12は、図15の
(B)に示すように、何種類かのバンドパスフィルタ1
2A〜12Eから構成されており、各フィルタは同図の
(A)に示すような任意のバンド幅を透過するような特
性を持っている。
【0018】この場合、図面及び説明の簡単化のため5
枚のバンドパスフィルタで回転色フィルタ12を構成し
ている。
【0019】なお、光学系10と回転色フィルタ12の
配置は、光学系10の前に回転色フィルタ12を配置す
るような逆の配置でも良い。
【0020】上記分類演算回路28は、図16に示すよ
うに、対象物Oの輝度成分を抽出するための輝度成分抽
出部30、分類のための演算(FS変換等)を行なう分
類演算部32、及び分類判定のための学習及び分類判定
を行なう分類判定部34から成る。
【0021】ここで、上記輝度成分抽出部30は、図1
7に示すように、撮影した画像の対象物O及び参照板R
の測定領域を抽出する3個の測定領域抽出部36A,3
6B,36W、測定した輝度成分の平均を求める3個の
輝度成分平均化部38A,38B,38W、撮影したク
ラス1またはクラス未知のテータの輝度成分を書き込む
輝度成分メモリ“A”40A、撮影したクラス2のデー
タの輝度成分を書き込む輝度成分メモリ“B”40B、
撮影した参照板Rのデータの輝度成分を書き込む輝度成
分メモリ“W”40W、光源の影響を補正するための補
正回路42、補正したクラス1又はクラス未知のデータ
を書き込む輝度スペクトルメモリ“dta”44A、及び
補正したクラス2のデータを書き込む輝度スペクトルメ
モリ“dtb”44Bを有している。
【0022】上記輝度成分メモリ40A,40B,40
Wは、回転色フィルタ12を構成するバンドパスフィル
タの枚数(この例では、5枚)分だけの輝度成分を書き
込むことができるようになっている。
【0023】上記補正回路42は、図18の(A)に示
すように除算器421 、または同図の(B)に示すよう
に除算器421 とパワー正規化回路422 により構成さ
れる。以下の説明では、同図の(B)に示した構成とし
て説明を行うものとする。
【0024】上記輝度スペクトルメモリ44A,44B
は、撮影するデータのサンプル数Nだけの輝度成分(各
輝度成分はフィルタ枚数個のデータからなる)を書き込
むことができるようになっている。
【0025】一方、上記分類演算部32は、図18の
(C)に示すように、切り替えスイッチ“A”46、分
類スペクトルを求める分類スペクトル算出部48、分類
スペクトルd1 を書き込む分類スペクトルd1 メモリ5
0、分類スペクトルd2 を書き込む分類スペクトルd2
メモリ52、切り替えスイッチ“B”54、積算器5
6、加算器58Aとラッチ58Bで構成され累積加算を
行なう累積演算部58とによって構成されている。
【0026】また、上記分類判定部34は、同図に示す
ように、切り替えスイッチ“C”60、分類境界を決定
する分類境界決定部62、決定した分類境界を書き込む
分類境界メモリ“c1 ”64、分類判定を行なう分類決
定部66とから構成されている。
【0027】次に、以上のような構成の色分類装置を使
い、2クラスの対象物を分類する処理について説明す
る。
【0028】この処理では、まず分類境界を求めるため
の学習モードを実行し、次にクラス未知のデータの色分
類を行なうための分類モードを行なう。
【0029】まず、学習モードについて説明する。
【0030】これは、図19に示すような2クラスの対
象物Oを分類するための分類スペクトルを求めるもので
ある。
【0031】最初に、コントロール部26は、光学系1
0の方向及び焦点距離を、2クラスの対象物を同時に撮
像できるように調節する。
【0032】そして、図示しない合焦調節機構により合
焦調節を行うと共に、図示しない測光器により測光し光
学系10の絞り及びCCD14の露光時間を設定する。
【0033】ここで、回転色フィルタ12の第1のバン
ドパスフィルタ(例えば、12A)で撮影が行なわれる
ように、回転色フィルタ12の位置を制御する。
【0034】そして、CCD駆動ドライバ22に撮影コ
マンドを送ることによって第1の画像を撮影する。
【0035】CCD14で取り込み、A/D変換器16
でA/D変換された画像データは、フレームメモリ18
に転送され格納される。
【0036】そして、分類演算回路28にフレームメモ
リ18に格納された画像データを読み込ませる。
【0037】分類演算回路28においては、画像データ
は、まず、輝度成分抽出部30へ転送される。
【0038】この輝度成分抽出部30においては、各画
像について、測定領域抽出部36A,36Bにて、取り
込んだ各画像データのなかでそれぞれクラス1,クラス
2に対応する分類対象領域を抽出し、その各画素ごとに
輝度成分を抽出する。
【0039】そして、輝度成分平均化部38A,38B
にて、各領域での輝度の平均値を検出し、輝度成分メモ
リ40A,40Bに書き込む。
【0040】これをデータda1 ,db1 とする。
【0041】次に、回転色フィルタ12を回転し、第2
のフィルタ(例えば、12B)で第2の画像を撮影し、
同様にして平均値を輝度成分メモリ40A,40Bに書
き込む。
【0042】これを、データda2 ,db2 とする。
【0043】このような操作を、第5のフィルタ(例え
ば、12E)まで行ない、輝度成分メモリ“A”40A
にデータda3 ,da4 ,da5 を、また輝度成分メモ
リ“B”40Bにデータda3 ,da4 ,da5 を書き
込む。
【0044】すなわち、この一連の操作で、輝度成分メ
モリ“A”40Aにはデータdai(但し、i=1〜
5)を、輝度成分メモリ“B”40Bにはデータdbi
(i=1〜5)を書き込む。
【0045】次に、対象物の近傍に参照板Rを配置し、
同様に5種類のフィルタで撮影し、輝度成分メモリ
“W”40Wにデータdwi (i=1〜5)を書き込
む。
【0046】その後、補正回路42では、クラス1につ
いては輝度成分メモリ“A”40Aと輝度成分メモリ
“W”40Wから、またクラス2については輝度成分メ
モリ“B”40Bと輝度成分メモリ“W”40Wから、
データを読み出して補正を行なう。
【0047】この補正は、各フィルタ成分ごとに輝度成
分メモリ“A”40Aのデータを輝度成分メモリ“W”
40Wのデータで除算器421 にて次式のように除算す
る。
【0048】 dam i ′=dam i /dwi (但し、i=1〜5,m=1〜N) dbm i ′=dbm i /dwi (但し、i=1〜5,m=1〜N) …(2a) この演算により、異なる光源(スペクトル特性)の影響
を除去できる。
【0049】ここで、iはフィルタ番号、mはサンプル
番号を示す。
【0050】さらに、パワー正規化回路422 にて、上
記除算されたデータのパワー値が一定化されるように、
パワー値Cam 及びCbm により次式の演算が行なわれ
る。
【0051】 dam i ″=dam i ′/Cam (但し、i=1〜5,m=1〜N) dbm i ″=dbm i ′/Cbm (但し、i=1〜5,m=1〜N) …(2b) ここで、パワー値Cam 及びCbm は、
【数1】
【0052】または、
【数2】
【0053】である。
【0054】このパワー正規化により、光源の輝度が異
なる場合の影響を除去することができる。
【0055】このようにして求められたdam i ″及び
dbm i ″を、輝度スペクトルとして輝度スペクトルメ
モリ“dta”44A及び“dtb”44Bに書き込む。
【0056】以上の補正を、対象物のサンプル数Nだけ
行ない、輝度スペクトルメモリ“dta”44A及び“dt
b”44Bに輝度スペクトルを書き込む。
【0057】この際、対象物のサンプルは、対象物その
ものを交換しても良いし、同一対象物の異なる領域を利
用しても良い。
【0058】このようにして、輝度スペクトルメモリ
“dta”44A,“dtb”44Bには、対象物のサンプ
ル数Nだけの輝度スペクトルデータが書き込まれること
になる。
【0059】また、同時に、2つのクラスの対象物を撮
影できない場合は、1つのクラス毎に対象物、参照板に
ついて上記と同様に撮影及び補正を行い、それぞれ輝度
スペクトルメモリ“dta”44A及び“dtb”44Bに
それぞれの輝度スペクトルを書き込む。この操作をサン
プル数Nだけ行なうようにする。
【0060】次に、分類演算部32おいては、切り替え
スイッチ“A”46をb側に切り替える。
【0061】そして、輝度スペクトルメモリ“dta”4
4A及び“dtb”44Bからそれぞれクラス1及びクラ
ス2に係る輝度スペクトルデータを読み出し、分類スペ
クトル算出部48にて、前述したFS変換を用いて分類
スペクトルd1i(但し、i=1〜5)、及びこれに直交
するd2i(i=1〜5)を求め、それぞれ分類スペクト
ルd1 メモリ50及びd2 メモリ52にそれぞれ分類ス
ペクトルd1i及びd2iを書き込む。
【0062】次に、切り替えスイッチ“A”46をa側
に、また分類判定部34の切り替えスイッチ“C”60
をb側に切り替える。
【0063】そして、切り替えスイッチ“B”54をa
側に切り替えて、輝度スペクトルメモリ“dta”44A
から輝度スペクトルデータdam i ″を、また分類スペ
クトルd1 メモリ50から分類スペクトルデータd1iを
読み出して、積算器56及び累積演算部58により内積
演算
【数3】
【0064】を行ない、結果を分類判定部34の分類境
界決定部62へ転送する。
【0065】続いて、輝度スペクトルメモリ“dtb”4
4Bから輝度スペクトルデータdbm i ″を、また分類
スペクトルd1 メモリ50から分類スペクトルデータd
1iを読み出して、同様に内積演算
【数4】
【0066】を行ない、結果を分類境界決定部62へ転
送する。
【0067】次に、切り替えスイッチ“B”54をb側
に切り替えて、輝度スペクトルメモリ“dta”44Aか
ら輝度スペクトルデータdam i ″を、また分類スペク
トルd2 メモリ52から分類スペクトルデータd2iを読
み出して、内積演算
【数5】
【0068】を行ない、結果を分類境界決定部62へ転
送する。続いて、輝度スペクトルメモリ“dtb”44B
から輝度スペクトルデータdbm i ″を、また分類スペ
クトルd2 メモリ52から分類スペクトルデータd2iを
読み出して、内積演算
【数6】
【0069】を行ない、結果を分類境界決定部62へ転
送する。
【0070】このように、各クラスについてサンプル数
分だけ処理を行ない、こうして得た内積値を分類境界決
定部62で図20のように分類境界を決定し、分類境界
メモリ“c1 ”64に書き込む。
【0071】以上、ここまでが、学習モードである。
【0072】次に、分類モードについて説明する。
【0073】この分類モードでは、まず、図21に示す
ような分類したいクラス未知の対象物Oを、学習モード
のときと同様に撮影し、輝度成分メモリ“A”40Aに
輝度スペクトルdxi (但し、i=1〜5)を書き込
む。
【0074】続いて、これと同じ撮影条件で、参照板R
を同様に撮影し、輝度成分メモリ“W”40Wに輝度ス
ペクトルdwi (但し、i=1〜5)を書き込む。
【0075】そして、これら輝度成分メモリ“A”40
A及び“W”40Wからデータを読み込んで、補正回路
42で補正 dxi ′=dxi /dwi (但し、i=1〜5) …(9) を行ない、更にパワー正規化回路422 にて上記除算さ
れたデータのパワー値が正規化されるように
【数7】
【0076】を行って、輝度スペクトルメモリ“dta”
44Aにスペクトルdxi ″を書き込む。
【0077】ここで、分類演算部32では、切り替えス
イッチ“A”46をa側に切り替え、分類判定部34で
は、切り替えスイッチ“C”60をa側に切り替える。
【0078】そして、分類演算部32の切り替えスイッ
チ“B”54をまずa側に切り替えて、輝度スペクトル
メモリ“dta”44Aから輝度スペクトルdxi ″を、
また分類スペクトルd1 メモリ50から分類スペクトル
データd1iを読み出して、積算器56及び累積演算部5
8により内積演算
【数8】
【0079】を行い、tx1 を分類判定部34の分類決
定部66へ転送する。
【0080】次に、切り替えスイッチ“B”54をb側
に切り替えて、輝度スペクトルメモリ“dta”44Aか
ら輝度スペクトルdxi ″を、また分類スペクトルd2
メモリ52から分類スペクトルデータd2iを読み出し
て、内積演算
【数9】
【0081】を行い、tx2 を分類決定部66へ転送す
る。
【0082】そして、分類決定部66は、分類境界メモ
リ“c1 ”64から分類境界を読み出して、このデータ
より、上記転送されてきた内積値tx1 ,tx2 が分類
境界のどちら側にあるかを判定し、分類結果を出力す
る。
【0083】ここまでの操作が、分類モードである。
【0084】以上のように、この先願の色分類装置で
は、光源のスペクトル特性の相違を除算器421 にて、
また輝度の相違をパワー正規化回路422 にて補正する
ため、異なる光源についても良好な分類を行うことがで
きる。
【0085】この際に、さらに図18の(B)に示すよ
うに、パワー正規化回路422 を用いているために、光
源の輝度が変化する場合においても良好な分類を行なう
ことができる。
【0086】なお、光源のスペクトルが変化せずに、輝
度のみが変化する場合には、除算回路421 は不要で、
パワー正規化回路422 だけで良い。
【0087】また、回転色フィルタ12を用いた簡単な
構成であるため、安価で機械的振動等にも頑健になる。
【0088】また、学習モードと分類モードを有するこ
とから、異なる分類目的にも容易に対応することができ
る。
【0089】さらに、図22に示すように、分類演算部
32を、既に学習済みの分類スペクトルd1i,d2iを記
憶する分類スペクトルd1 ,d2 メモリ50,52の対
とそれらを選択するための切り替えスイッチ“B”54
との組を複数設け、それぞれの組の分類スペクトルd1
,d2 メモリ50,52に異なる学習済みの分類スペ
クトルを記憶しておき、各組を選択するための切り替え
スイッチ“C′”68を利用するようにすれば、異なる
分類目的にも瞬時に対応することができる。
【0090】なお、この例では回転色フィルタ12とし
て、図15の(B)に示すように、円形のフィルタ12
A〜12Eを同一円上に配置した構成のものを用い、各
フィルタで停止させるため各フィルタ毎にその位置を制
御するようにしているが、図15の(C)に示すよう
に、フィルタ12A〜12Eを円弧状に構成し、それら
を同一円上に配列してなる回転色フィルタ12を用いれ
ば、各フィルタ毎に停止させ位置制御する必要がなくな
り、常に動かし続けることができるので、より高速に対
象物の色分類処理を行うことができる。
【0091】ただし、当然のことながら、この場合は、
CCD14での露光のタイミングと回転色フィルタ12
の回転のスピードとの同期をとる必要がある。
【0092】また、分類した結果は、分類されたクラス
に応じて異なる色の画像として表示しても良いし、音声
等で撮影者に知らせるようにしても良い。
【0093】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開平
7−120324号公報に記載の先願による色分類装置
では、それぞれ異なる通過帯域特性を有する複数の光学
バンドパスフィルタを備えた回転フィルタを介して対象
物を撮像することにより得られるマルチスペクトル画像
データから、対象物の色成分を分類している。
【0094】そして、この先願の色分類装置の光源補正
部は、異なる光源のもとで色分類を行うときに、参照板
を測定し、あるエリアの平均を求めてその値から光源を
補正するものであった。
【0095】この先願の光源補正部では、測定都度の光
源の補正は行えるものの、一度の測定の中で測定エリア
の位置による光源(照明むら)は補正することについて
は、その開示及び示唆がなされていない。
【0096】つまり、この先願による光源補正部は異な
る光源のもとで色分類を行うときに、照明光の反射分光
スペクトルL(λ)の影響を除去し得るようにはしてい
るが、一度の測定の中で測定エリアの位置による光源の
照明むらによる影響を積極的に防止する点については、
その開示及び示唆もなされていない。
【0097】そこで、本発明は以上のような点に鑑みて
なされたもので、測定画像内の照明むらを補正可能とし
て照明むらの影響を抑えることにより、高精度でより確
実な色分類を行うことができる色分類装置を提供するこ
とを目的としている。
【0098】
【発明が解決しようとする手段】本発明によると、上記
課題を解決するために、対象物の色成分を分類する色分
類装置において、結像光学系と、この結像光学系の結像
面に配置した撮像素子と、この撮像素子より光学的な前
側に配置され、異なる複数の光の透過波長帯域を選択可
能な光学的バンドパスフィルタと、この複数の光の透過
波長帯域から一つの透過波長帯域を選択する透過波長選
択手段と、この透過波長選択手段が選択した透過波長帯
域情報と、選択された透過波長帯域毎に前記撮像素子で
撮像された対象物の画像データとを対応して格納する対
象物データ記憶手段と、前記対象物の画像データに対し
て、各画素毎に光源の照明むらを除去するように補正す
る光源補正手段と、を有することを特徴とする色分類装
置が提供される。
【0099】また、本発明によると、前記透過波長選択
手段が選択した透過波長帯域情報と、選択された透過波
長帯域毎に前記撮像素子で撮像された参照板の画像デー
タとを対応して格納する参照板データ記憶手段を更に備
え、前記光源補正手段が、前記対象物の画像データに対
して、前記参照板の画像データに基づいて各画素毎に光
源の照明むらを除去するように補正するものであること
を特徴とする色分類装置が提供される。
【0100】さらに、本発明によると、前記対象物デー
タ記憶手段が、複数の異なる撮像位置毎に記憶された複
数の対象物の画像データを記憶するものであり、前記光
源補正手段が、前記複数の異なる撮像位置毎の対象物の
画像データに基づいて各画素毎に光源の照明むらを除去
するように補正するものであることを特徴とする色分類
装置が提供される。
【0101】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明によ
る色無分類装置の実施の形態について説明する。
【0102】(第1の実施の形態)この第1の実施の形
態は、基本的には上記先願としての特開平7−1203
24号公報に開示された色分類装置と同様に、対象物の
反射分光スペクトルを撮像する撮像手段と、上記対象物
と撮像手段との間に設置したそれぞれ異なる帯域を持つ
複数のバンドパスフィルタと、上記撮像手段によって撮
像された対象物の反射分光スペクトルから統計的手法を
用いた分類のための分類スペクトルを算出し、この分類
スペクトルを用いて上記対象物の分類を行なう分類手段
とを備えた色分類装置に適用される。
【0103】図1に示すように、この第1の実施の形態
は、上記特開平7−120324号公報に記載の先願に
よる色分類装置と同様に、複数のバンドパスフィルタを
用いた色分類装置において、画像入力部111と,画像
処理部112とからなり、画像処理部112内の画像メ
モリ114に画像入力部111内のバンドパスフィルタ
枚数分の参照板と対象物の画像データを保存するそれぞ
れのフレームメモリ116,117を用意し、測定画像
内の任意の位置での光源の影響を波長毎に補正する例で
ある。
【0104】ここで、画像入力部111は、上記特開平
7−120324号公報に記載の先願による色分類装置
と同様に、図14に示されているような絞りやレンズを
含む光学系10、図15の(A)に示されているような
複数枚のバンドパスフィルタ12A,12B,…,12
Eで構成される回転色フィルタ12、対象物O及び参照
板Rの画像を取り込むためのCCD14、フレームメモ
リ18、撮影している部分を表示するモニタ20、CC
D駆動ドライバ22、回転色フィルタ12の駆動モータ
24、CCD駆動ドライバ22及び回転色フィルタ駆動
モータ24等を備えており、参照板または対象物の測定
画像信号を画像処理部112に対して入力する。
【0105】そして、画像処理部112では、A/D変
換器113において参照板または対象物の測定画像信号
をディジタル画像データに変換した後、画像メモリ11
4内で切換えスイッチ115により、バンドパスフィル
タ枚数分の参照板と対象物の画像データをそれぞれのフ
レームメモリ116,117に切換えて記憶させるよう
になされている。
【0106】すなわち、この第1の実施の形態におい
て、画像メモリ114は参照板用フレームメモリ116
と、対象物用フレームメモリ117からなる。
【0107】参照板測定時には、参照板として測定エリ
アをカバーできるある程度の大きさを持ち、一様な色の
参照板となるものを用いて画像入力部111により撮影
して測定し、その画像データを参照板用フレームメモリ
116に記憶する。
【0108】また、対象物測定時には、その測定画像デ
ータは、対象物用フレームメモリ117に記憶され、光
源補正処理部118で参照板用フレームメモリ116か
らの参照板画像データを参照しながら補正される。
【0109】このようにして第1の実施の形態において
は、光源補正処理部118で光源補正が行われた対象物
画像データに対し、上記対象物の分類を行なう分類手段
としての判定処理部119で判定処理を行い、判定結果
出力部120から判定結果を出力するようになされてい
る。
【0110】なお、判定処理部119、判定結果出力部
120における分類処理演算は、前述した先願のそれと
同様であるので、ここにその記載を編入するものとして
その説明を省略する。
【0111】図2の(a)は光源補正処理部118の具
体例を示している。
【0112】この光源補正処理部118は、対象物の画
像データに対して各対象物の画像データと同じ波長のバ
ンドパスフィルタで撮影された参照板の画像データを用
いて補正を行う例である。
【0113】すなわち、光源補正処理部118内の補正
フィルタ選択手段123からの切換え信号により、画像
メモリ114内の切換えスイッチ121,122を介し
てバンドパスフィルタ枚数分の参照板と対象物の画像デ
ータの内、同じ波長のバンドパスフィルタで撮影された
参照板と対象物の画像データをそれぞれのフレームメモ
リ116,117から切換えて読み出すようになされて
いる。
【0114】そして、この光源補正処理部118におけ
る実際の補正処理は、割算器124により対象物の画像
データを参照板の画像データでそれぞれ各画素毎に割算
した後、掛算器125により適当な係数αを乗じる。
【0115】これは、割算器124の出力値が大体、1
付近になるので、その後の処理で整数で演算処理すると
きに1付近だと計算ができなくなるのを防止するためで
ある。
【0116】すなわち、割算器124の出力値に対して
掛算器125により適当な係数αを掛けて出力値を1よ
り大きくすることにより、整数演算でその後の処理が行
えるようになってる。
【0117】そして、この光源補正処理部118におけ
る実際の補正処理は、各対象物の画素毎に行われると共
に、同じ波長のバンドパスフィルタで撮影された参照板
の画像データで対象物の画像データを正規化して補正す
るということが特徴となる。これにより、この第1の実
施の形態として、例えば光源からの照明光が波長スペク
トルによって違った照明むらを生じるときでも対応する
ことができるようになる。
【0118】もし、その照明むらが各波長スペクトルで
同じである場合にはその内のどれか1つでもよいが、通
常はスペクトルによって照明むらが異なつているので、
対象物に応じたスペクトルで対応させて補正することが
特徴となる。
【0119】また、参照板の画像データは対象物測定画
像と同じ大きさを持つ画像データなので、測定するエリ
アと対応したエリアの画像の参照板データを用いること
によって、照明むらを画素毎に除去することができる。
【0120】なお、上述したように各波長毎に照明むら
が殆ど一定である場合には、任意の波長の一枚のバンド
パスフィルタで撮影された参照板の画像参照板データで
対象物の画像データを正規化して補正することもでき
る。
【0121】図2の(b)は光源補正処理部118の他
の具体例を示している。
【0122】この光源補正処理部118は、対象物の画
像データに対して各対象物の画像データと同じ波長のバ
ンドパスフィルタで撮影された参照板の画像データの平
均値を用いて補正を行う例である。
【0123】すなわち、画像メモリ114内の切換えス
イッチ122を介してバンドパスフィルタ枚数分の対象
物の画像データを対象物用フレームメモリ117から切
換えて読み出すと共に、バンドパスフィルタ枚数分の参
照板の全画像データを参照板用フレームメモリ116か
ら読み出して画像メモリ114内の平均化部126で平
均化した参照板画像データを得るようになされている。
【0124】そして、この光源補正処理部118におけ
る実際の補正処理は、割算器124により対象物の画像
データを平均化した参照板画像データでそれぞれ各画素
毎に割算した後、正規化部127で正規化して補正す
る。
【0125】すなわち、図2の(b)は、図2の(a)
の変形例として、参照板用フレームメモリ116の全画
像データを各画素毎に平均化していることにより、図2
の(a)の光源補正処理部118内の補正フィルタ選択
手段123を省略することができるのが特徴となる。
【0126】この補正フィルタ選択手段123を省略し
て処理を簡略化すると共に、正規化部127により図2
の(a)の光源補正処理部118内の掛算器125と同
様に適当な係数αを掛け、パワースペクトルの和を一定
とすることにより、例えば輝度が非常に暗かったり、非
常に明るかったりした場合の補正をここで行うようにす
ることができる。
【0127】なお、図2(b)において、画像メモリ1
14内の平均化部126で各波長の画像データを平均す
るのでなく、メジアンフィルタを用いて行うようにして
もよい。
【0128】また、パワースペクトルの正規化部により
学習時と判定時の照明強度のが異なっても正しく判定す
ることができる。
【0129】なお、以下の各実施の形態の説明におい
て、前述した第1の実施の形態と同様に構成されている
と共に、同様な機能を有している部分については、同一
符号又は関連符号を付して援用することにより、それら
の説明又は図示を適宜省略するものとする。
【0130】(第2の実施の形態)この第2の実施の形
態は、図3に示すように、上述した第1の実施の形態の
変形例として、光源補正演算に用いる参照板画像データ
は、補正フィルタ選択手段123によって選択された一
枚の参照板画像データを用いるものであるが、光源補正
が行われた対象物の画像データを判定処理部128で判
定処理した後、さらにその判定結果を補正結果判断部1
29で評価して補正フィルタ選択手段123に帰還する
ことにより、必要ならばもう一度違う参照板画像データ
を選択して、対象物の画像データを補正し直すようにし
ている。
【0131】このような第2の実施の形態は、システム
のセッティング時等に、任意の一枚の参照板画像データ
を選択するのに適用可能なもので、一度選択されればそ
の後の補正結果判断部129による処理は不要となる。
【0132】(第3の実施の形態)この第3の実施の形
態は、上述した第1の実施の形態の変形例として、マル
チスペクトルの参照板画像データをフィルタ枚数分画像
で記憶せずに、図4の(a),(b),(c)に示すよ
うに、クロスライン、代表点、或いは近似式で記憶する
ことによって、参照板データ用メモリを減らすようにし
たものである。
【0133】すなわち、図5に示すように、光源補正処
理部118内の参照板データ演算部130にて各画素の
参照板画像データを算出する。
【0134】ここで、図4の(a)に示すようなクロス
ライン方式記憶の場合には対応するx,y座標の画素の
乗算により算出する。
【0135】すなわち、このクロスライン方式記憶の場
合には、予め画像中央の水平、垂直のラインのデータだ
け持っていて、必要なデータについては対応するxとy
の座標値から掛算して求める。
【0136】また、図4の(b)に示すような代表点方
式記憶の場合には近傍の代表点の補間により算出する。
【0137】すなわち、この代表点方式記憶の場合に
は、代表点方式として文字通り代表点だけのデータをも
っていて、必要なデータについては代表点に対応する例
えば近傍の4点から補間して求めていくことになる。
【0138】さらに、図4の(c)に示すような近似式
方式記憶の場合には多項式により算出する。
【0139】すなわち、この近似式方式記憶の場合に
は、所定の近似式例えばAx+By、またはAx2 +B
2 +Cx+Dy+Eとかの1次式または2次式とかに
ついて、その係数だけを保存しておくもので、この例の
場合にはAとBとの2つの係数だけ保存しておく。
【0140】通常は2次式Ax2 +Bx+Cy2 +Dy
+Eとして、A,B,C,D,Eと、5つ程度の係数だ
けを保存しておく。
【0141】これが近似式方式で非常にメモリが少なく
て済むことになる。
【0142】このような第3の実施の形態によれば、参
照板画像データ用メモリの記憶容量を大幅に削減するこ
とができる。
【0143】(第4の実施の形態)この第4の実施の形
態は、図6に示すように、複数のバンドパスフィルタを
用いた色分類装置において、光源補正部118にハイパ
スフィルタ131を用いることによって、参照板を測定
せずに照明むらを除去するようにしている。
【0144】すなわち、通常、照明むらは低周波に偏っ
ているのに対して、画像信号成分はこの照明むらより高
周波成分に偏っている。
【0145】そこで、画像メモリ114内の切換えスイ
ッチ122を介してバンドパスフィルタ枚数分の対象物
の画像データを対象物用フレームメモリ117から切換
えて読み出した後、ハイパスフィルタ(HPF)131
にかけて画像信号成分のみを抽出する。
【0146】このような第4の実施の形態によれば、参
照板の測定が不要となり、測定が高速になると共に、参
照板用メモリが不要となり装置が小型、安価になる。
【0147】図7(a)は、第4の実施の形態の変形例
を示すもので、照明光をl(x)、画像信号をf(x)
とすれば撮像信号g(x)は g(x)=l(x)* f(x) と表され、対数部132でその対数をとると log{g(x)}=log{l(x)}+log{f
(x)} となり、乗算が加算となり、上述のハイパスフィルタ
(HPF)131がより有効に働く。
【0148】このハイパスフィルタ(HPF)131に
掛けた後に指数演算部133で指数演算を行うことによ
り、画像信号f(x)を取り出すことができる。
【0149】図7(b)は、第4の実施の形態の別の変
形例を示すもので、光源補正処理部118内の平均化部
134で各波長の対象物データを平均化して参照板デー
タとしたものである。
【0150】なお、平均化部134で平均化した後に図
示しないローパスフィルタに掛けるようにしてもよい。
【0151】すなわち、参照板を撮影するということ
は、非常に煩雑な処理で、条件が変わる度にとらなくて
はならないとなると、極めて手間がかかってしまう。
【0152】そこで、条件が変わった場合でも、参照板
を測定しなくても済むようにしたのが、この第4の実施
の形態である。
【0153】このような第4の実施の形態の変形例によ
れば、参照板を測定せずに照明むら成分だけを良好に除
去することができる。
【0154】(第5の実施の形態)この第5の実施の形
態は、後述する図11に示すように、測定対象を複数回
ずらして撮像することにより、参照板を測定せずに照明
むらを除去するようにした例である。
【0155】すなわち、測定対象をずらしながら2回撮
影する場合、得られる画像信号は g1(x)=l(x)* f(x) g2(x)=l(x)* f(x+t) となり、この差は g1(x)−g2(x)=l(x)* {f(x)−f
(x+t)} となる。
【0156】ここで、f(x)−f(x+t)は、t=
1としたとき、f(x)の微分と等しくなる。
【0157】一般に、微分した信号は原信号に比較して
は周波数成分が高くなるため、第4の実施の形態のよう
にハイパスフィルタ(HPF)131に掛けることによ
り、画像信号f(x)を良好に抽出することができる。
【0158】そして、抽出された画像信号f(x)を積
分することにより、照明むらが補正された原信号f
(x)を得ることができる。
【0159】なお、この第5の実施の形態では、図8及
び図9の二つの例に示すように、照明むらが補正された
画像信号は補正データ用フレームメモリ144に記憶さ
れることになる。
【0160】また、図8及び図9に示す例では、実際に
対象物を撮影した後,一旦画素をずらすようにして、も
う一度撮影することによって得られた二つの対象物画像
データは、それぞれバンドパスフィルタ枚数分の対象物
用フレームメモリ117A,117Bに記憶されている
ものとする。
【0161】まず、図8に示す例では、画像メモリ11
4内の切換えスイッチ122A,122Bを介してバン
ドパスフィルタ枚数分の対象物の画像データを対象物用
フレームメモリ117A,117Bから切換えて読み出
した後、互いに1画素ずらされている二つの信号に対
し、一方に掛算器137により−1を掛けた後、加算器
138によりそれらを加算することにより、それらの差
分値で得られる。
【0162】ここで、差分値はディジタル的には微分値
と一致しているので、被写体の成分だけが微分化された
ことになる。
【0163】そして、対数部139でその対数をとると
共に、ハイパスフィルタ(HPF)131に掛けた後、
指数演算部140で指数演算を行うことにより、画像信
号f(x)を取り出し積分部142で、それを積分する
ことによって被写体の成分が得られる。
【0164】このようにして、照明むらが補正された画
像信号は補正データ用フレームメモリ144に記憶され
る。
【0165】以上のようにして、図8に示す例では、参
照板を測定せずに照明むらを良好に除去することができ
る。
【0166】つぎに、図9に示す例では、1つの仮定が
あり、図8に示す例と異なって被写体の成分が低周波に
偏り、照明光の成分がより高周波に偏っている場合を想
定している。
【0167】これは、例えば、塗装体のように、塗装の
表面のむら自体は少ないにもかかわらず照明むらが非常
に大きいといった場合である。
【0168】この場合には、得られる画像信号を g1(x)=l(x)* f(x) g2(x)=l(x+t)* f(x) とすれば、その差は g1(x)−g2(x)=f(x)* {l(x)−l
(x+t)} となり、被写体が低周波数成分に偏っていたとしても、
l(x)−l(x+t)は高周波成分に偏っているため
に、ローパスフィルタ(LPF)146に掛けることに
より、画像信号成分だけを良好に抽出することができ
る。
【0169】この場合には、位置移動部145により、
対象物用フレームメモリ117A,117Bからの読み
出しのアドレスを変更して位置を移動している。
【0170】すなわち、この位置移動部145は照明光
をずらすような機能を有しているもので、メモリ上で被
写体の方の成分が同じになるようにずらすと、照明光の
方がずれることになる。
【0171】このようにして、画像メモリ114内の切
換えスイッチ122A,122B及び位置移動部145
を介してバンドパスフィルタ枚数分の対象物の画像デー
タを対象物用フレームメモリ117A,117Bから位
置を移動して読み出した後、互いに1画素ずらされてい
る二つの信号に対し、一方に掛算器137により−1を
掛けた後、加算器138によりそれらを加算することに
より、それらの差分値で得られる。
【0172】ここで、差分値はディジタル的には微分値
と一致しているので、被写体の成分だけが微分化された
ことになる。
【0173】そして、この微分値をローパスフィルタ
(LPF)146に掛けると被写体の成分だけが出てく
ることになる。
【0174】これは、図8に示す例のように、対数部1
39でその対数をとると共に、ハイパスフィルタ(HP
F)131に掛けた後、指数演算部140で指数演算を
行うことにより、画像信号f(x)を取り出し積分部1
42で、それを積分することによって被写体の成分が得
られるようにしてもよい。
【0175】しかるに、図9に示す例では、単純にロー
パスフィルタ(LPF)146に掛けると被写体の成分
だけが、ダイレクトに出てくるので、このようにして、
照明むらが補正された画像信号は補正データ用フレーム
メモリ144に記憶することにより、参照板の測定をな
くしている。
【0176】以上のようにして、図9に示す例では、参
照板を測定せずに照明むらを良好に除去することができ
ると共に、対象物が低周波成分に偏っている場合でも照
明むらを良好に除去することができる。
【0177】なお、図10は、図8及び図9に示したよ
うに、画像メモリ114内に対象物用フレームメモリ1
17A,117B及び補正データ用フレームメモリ14
4を備える場合の全体構成図を示しており、判定処理部
119は補正データ用フレームメモリ144から照明む
らが補正された画像信号を読出して上述したような判定
処理を行うことになる。
【0178】(第6の実施の形態)一般的に、色分類装
置における参照板には標準白色板が用いられる。
【0179】図11に示すような測定条件で標準白色板
を測定すると照明の強い部分は中心による。
【0180】しかしながら、測定対象物の表面が反射す
る場合は、真上方向(撮像素子方向)には反射が少なく
なり、図12に示すような照明の強度分布が得られる。
【0181】従って、このような場合、標準白色板を照
明むら補正の参照板に用いることはできない。
【0182】そこで、測定する対象物と同じ材質で、測
定エリアの面積内で一様な色を持つ物を参照板とするこ
とによって、対象物測定時の照明むらを正確に補正する
ことができる。
【0183】すなわち、この第6の実施の形態は、上述
したような、例えば、第1の実施の形態において、白色
板を参照板として撮影したような場合に、実際の対象物
がその参照板と違った材質の場合に好適する。
【0184】つまり、図11に示すように、二つの光源
から照明を当てた場合には、通常は中央部が明るくなる
ので、このような状態で参照板を撮影すると中央部が輝
度的には強くなる。
【0185】ところが、鏡面みたいに反射する被写体、
参照板の場合には、その両脇に反射することになり、そ
れが正反射ではないにしても非常に明るい部分が出てき
てしまう。
【0186】このような被写体、参照板の場合には、照
明むらが実際に生じてしまうことになり、それは参照板
とその対象物の材質が違うということが原因となってい
るので、この第6の実施の形態では対象物と同じ材質の
参照板を使用することにより、そのような不具合を未然
に防止しようとするものである。
【0187】このように、材質を参照板と対象物とで同
じくすると、対象物の色むらが生じないようにすること
ができ、検査したいものの標準品を参照板にすることが
できるようになる。
【0188】(第7の実施の形態)この第7の実施の形
態は、上述したような、例えば、第1の実施の形態にお
いて、立体的な対象物(例えば球)を測定する場合に、
照明光の正反射が写ってしまうと共に、正反射が生じる
と前述のような照明むらの除去を行っても良好な測定を
行うことはできないことに対処しようとするものであ
る。
【0189】つまり、この第7の実施の形態では、図1
3に示すように、照明光と画像入力部の直前に偏光板を
配置する。
【0190】すなわち、照明光測定では偏光板1、2に
より直線偏光に変えて測定対象へ投射すると共に、正反
射した光と正反射しない光では偏光方向が異なるため、
画像入力部直前に配置された偏光板3により正反射光の
みを完全にカットして画像入力を行うことができるよう
にしている。
【0191】そして、このような画像入力後の照明むら
の処理は、上述したような、例えば、第6の実施の形態
と同じように正常なものを参照板代わりにして、実際の
測定対象と入れ替えて使用するようにしてやればよい。
【0192】以上第1乃至第7の実施の形態について説
明してきたが、本明細書には以下の発明が含まれる。
【0193】(1)対象物の色成分を分類する色分類装
置において、結像光学系と、この結像光学系の結像面に
配置した撮像素子と、この撮像素子より光学的な前側に
配置され、異なる複数の光の透過波長帯域を選択可能な
光学的バンドパスフィルタと、この複数の光の透過波長
帯域から一つの透過波長帯域を選択する透過波長選択手
段と、この透過波長選択手段が選択した透過波長帯域情
報と、選択された透過波長帯域毎に前記撮像素子で撮像
された対象物の画像データとを対応して格納する対象物
データ記憶手段と、前記対象物の画像データに対して、
各画素毎に光源の照明むらを除去するように補正(照明
光強度、輝度等)する光源補正手段と、を有することを
特徴とする色分類装置。
【0194】(対応する実施形態)この発明は、全ての
実施の形態(第1乃至第7)が対応する。
【0195】(作用効果)この発明によれば、各画素毎
に光源の照明むらを除去する光源補正手段を設けたの
で、対象物の画像内の照明むらを補正することができ
る。
【0196】さらに、この発明によれば、照明光が異な
った場合や照明光が時間的に変化する場合においても良
好に色分類を行うことができる。
【0197】(2)前記透過波長選択手段が選択した透
過波長帯域情報と、選択された透過波長帯域毎に前記撮
像素子で撮像された参照板の画像データとを対応して格
納する参照板データ記憶手段を更に備え、前記光源補正
手段が、前記対象物の画像データに対して、前記参照板
の画像データに基づいて各画素毎に光源の照明むらを除
去するように補正(照明光強度、輝度等)するものであ
ることを特徴とする(1)記載の色分類装置。
【0198】(対応する実施形態)この発明は、第1乃
至第3の実施の形態が対応する。
【0199】(作用効果)この発明によれば、分類性能
を向上することができる。
【0200】(3)前記光源補正手段は、前記対象物の
画像データに対して低周波成分を除去するハイパスフィ
ルタからなることを特徴とする(1)記載の色分類装
置。
【0201】(対応する実施形態)この発明は、第4の
実施の形態が対応する。
【0202】(作用効果)この発明によれば、参照板の
測定を必要としないので、簡便に分類性能を向上するこ
とができる。
【0203】(4)前記光源補正手段は、前記対象物デ
ータ記憶手段に記憶された複数の透過波長帯域毎の対象
物の画像データを平均化する平均化手段と、この平均化
された対象物データで、前記複数の対象物の画像データ
をそれぞれ除算した後、正規化する演算部とを備えたこ
とを特徴とする(1)記載の色分類装置。
【0204】(対応する実施形態)この発明は、第1の
実施の形態の変形例が対応する。
【0205】(作用効果)この発明によれば、複数の透
過波長帯域毎の対象物の画像データを正規化することに
より、光源の光量が変化した場合にも良好な色分類する
ことができる。
【0206】(5)前記対象物データ記憶手段が、複数
の異なる撮像位置毎に記憶された複数の対象物の画像デ
ータを記憶するものであり、前記光源補正手段が、前記
複数の異なる撮像位置毎の対象物の画像データに基づい
て各画素毎に光源の照明むらを除去するように補正(照
明光強度、輝度等)するものであることを特徴とする
(1)記載の色分類装置。
【0207】(対応する実施形態)この発明は、全ての
実施の形態(第1乃至第7)が対応する。
【0208】(作用効果)この発明によれば参照板の測
定を必要としないので、簡便に分類性能を向上すること
ができる。
【0209】を必要としない。
【0210】(6)前記対象物データ記憶手段が、複数
の異なる撮像位置毎に記憶された複数の対象物の画像デ
ータをそれぞれ記憶する複数のフレームメモリからな
り、前記光源補正手段が、前記複数のフレームメモリの
出力の差分を求める差分算出手段と、この差分算出手段
からの出力に対して高周波成分を抽出するハイパスフィ
ルタ(HPF)と、このハイパスフィルタからの出力を
積分する積分手段とを有することを特徴とする(3)記
載の色分類装置。
【0211】(対応する実施形態)この発明は、第5の
実施の形態が対応する。
【0212】(作用効果)この発明によれば、参照板を
測定せずに照明むらを良好に除去することができる。
【0213】(7)前記対象物データ記憶手段が、複数
の異なる撮像位置毎に記憶された複数の対象物の画像デ
ータをそれぞれ記憶する複数のフレームメモリからな
り、前記光源補正手段が、前記複数のフレームメモリの
内、一方のフレームメモリの読み出しアドレスを変更し
た後、他方のフレームメモリの出力との差分を求める差
分算出手段と、この差分算出手段からの出力に対して低
周波成分を抽出するローパスフィルタ(LPF)とを有
することを特徴とする(3)記載の色分類装置。
【0214】(対応する実施形態)この発明は、第5の
実施の形態の変形例が対応する。
【0215】(作用効果)この発明によれば、参照板を
測定せずに照明むらを良好に除去することができる。
【0216】(8)前記光源補正手段が用いる前記参照
板の画像データを前記参照板データ記憶手段から選択す
る選択手段を備えたものであることを特徴とする(2)
記載の色分類装置。
【0217】(対応する実施形態)この発明は、第1乃
至第3の実施の形態が対応する。
【0218】(作用効果)この発明によれば、照明光の
照明むらに対応して適当な参照板データが選択されるの
で、良好な光源補正することができる。
【0219】(9)前記選択手段が、前記参照板データ
記憶手段から前記対象物の画像データが対応する透過波
長帯域情報と同一の透過波長帯域情報に対応する参照板
の画像データを選択するものであることを特徴とする
(8)記載の色分類装置。
【0220】(対応する実施形態)この発明は、第1乃
至第3の実施の形態が対応する。
【0221】(作用効果)この発明によれば、照明光の
照明むらに対応して適当な参照板データが選択されるの
で、良好な光源補正することができる。
【0222】(10)前記光源補正手段により補正された
対象物の画像データを判定する判定手段と、この判定結
果から光源補正が正しく行なわれたかどうかを判断する
補正結果判断手段をさらに有し、前記選択手段が、前記
補正結果判断手段からの出力に応じて異なる参照板の画
像データを選択するものであることを特徴とする(8)
記載の色分類装置。
【0223】(対応する実施形態)この発明は、第2の
実施の形態が対応する。
【0224】(作用効果)この発明によれば、光源補正
性能を向上することができる。
【0225】(11)前記参照板データ記憶手段が、前記
対象物と同じ材質からなる参照板から得られた参照板の
画像データを記憶したものであることを特徴とする
(2)記載の色分類装置。
【0226】(対応する実施形態)この発明は、第6の
実施の形態が対応する。
【0227】(作用効果)この発明によれば、光源補正
性能を向上することができる。
【0228】(12)前記参照板データ記憶手段が、前記
参照板から得られた参照板の画像データの内、一部のデ
ータを記憶したものであることを特徴とする(2)記載
の色分類装置。
【0229】(対応する実施形態)この発明は、第2の
実施の形態が対応する。
【0230】(作用効果)この発明によれば、参照板デ
ータ記憶手段の記憶容量を小さくすることができる。
【0231】(13)前記参照板データ記憶手段が、前記
参照板から得られた参照板の画像データを所定の近似式
として記憶したものであることを特徴とする(2)記載
の色分類装置。
【0232】(対応する実施形態)この発明は、第3の
実施の形態が対応する。
【0233】(作用効果)この発明によれば、参照板デ
ータ記憶手段の記憶容量を小さくすることができる。
【0234】
【発明の効果】従って、以上詳述したように本発明によ
れば、測定画像内の照明むらを補正可能として照明むら
の影響を抑えることにより、高精度でより確実な色分類
を行うことができる色分類装置を提供することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示す概略構成
図。
【図2】この発明の第1の実施の形態における要部の構
成を示す概略構成図。
【図3】この発明の第2の実施の形態を示す要部の概略
構成図。
【図4】この発明の第3の実施の形態における要部の動
作原理説明図。
【図5】この発明の第3の実施の形態における要部の構
成を示す概略構成図。
【図6】この発明の第4の実施の形態における要部の構
成を示す概略構成図。
【図7】この発明の第4の実施の形態における変形例を
示す概略構成図。
【図8】この発明の第5の実施の形態を示す要部の概略
構成図。
【図9】この発明の第5の実施の形態の変形例を示す要
部概略構成図。
【図10】この発明の第5の実施の形態を示す概略構成
図。
【図11】この発明の第6の実施の形態を示す要部の動
作説明図。
【図12】この発明の第7の実施の形態を示す要部の動
作説明図。
【図13】この発明の第8の実施の形態を示す要部の概
略構成図。
【図14】本発明の先願による色分類装置の構成を示す
図。
【図15】(A)は先願による色分類装置に使用される
回転色フィルタに使用される複数のバンドパスフィルタ
の特性を示す図、(B)及び(C)はそれぞれ回転色フ
ィルタの構成を示す図。
【図16】図14中の分類演算回路のブロック構成図。
【図17】図16中の輝度成分抽出部の構成を示す図。
【図18】(A)及び(B)はそれぞれ図17中の補正
回路の構成を示す図、(C)は図14中の分類演算部及
び分類判定部の構成を示す図。
【図19】2クラスの対象物を示す図。
【図20】先願による色分類装置が学習モードで決定す
る分類境界を示す図。
【図21】分類したいクラス未知の対象物を示す図。
【図22】先願における分類演算部の別の構成例を示す
図。
【符号の説明】
111…画像入力部、 112…画像処理部、 113…A/D変換器、 114…画像メモリ、 115…切換スイッチ、 116…参照板用フレームメモリ、 117…対象物用フレームメモリ、 118…光源補正処理部、 119…判定処理部、 120…判定結果出力部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物の色成分を分類する色分類装置に
    おいて、 結像光学系と、 この結像光学系の結像面に配置した撮像素子と、 この撮像素子より光学的な前側に配置され、異なる複数
    の光の透過波長帯域を選択可能な光学的バンドパスフィ
    ルタと、 この複数の光の透過波長帯域から一つの透過波長帯域を
    選択する透過波長選択手段と、 この透過波長選択手段が選択した透過波長帯域情報と、
    選択された透過波長帯域毎に前記撮像素子で撮像された
    対象物の画像データとを対応して格納する対象物データ
    記憶手段と、 前記対象物の画像データに対して、各画素毎に光源の照
    明むらを除去するように補正する光源補正手段と、 を有することを特徴とする色分類装置。
  2. 【請求項2】 前記透過波長選択手段が選択した透過波
    長帯域情報と、選択された透過波長帯域毎に前記撮像素
    子で撮像された参照板の画像データとを対応して格納す
    る参照板データ記憶手段を更に備え、 前記光源補正手段が、 前記対象物の画像データに対して、前記参照板の画像デ
    ータに基づいて各画素毎に光源の照明むらを除去するよ
    うに補正するものであることを特徴とする請求項1記載
    の色分類装置。
  3. 【請求項3】 前記対象物データ記憶手段が、複数の異
    なる撮像位置毎に記憶された複数の対象物の画像データ
    を記憶するものであり、 前記光源補正手段が、前記複数の異なる撮像位置毎の対
    象物の画像データに基づいて各画素毎に光源の照明むら
    を除去するように補正するものであることを特徴とする
    請求項1記載の色分類装置。
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