JPH09188777A - ポリウレタンフォーム及び化粧用塗布具 - Google Patents

ポリウレタンフォーム及び化粧用塗布具

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JPH09188777A
JPH09188777A JP35307395A JP35307395A JPH09188777A JP H09188777 A JPH09188777 A JP H09188777A JP 35307395 A JP35307395 A JP 35307395A JP 35307395 A JP35307395 A JP 35307395A JP H09188777 A JPH09188777 A JP H09188777A
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polyurethane foam
cell
cells
circular
makeup
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Naoshi Fujita
直志 藤田
Mitsuru Omoto
充 尾本
Satoshi Kondo
敏 近藤
Michikazu Sakura
光知一 佐倉
Yumi Hayakawa
由美 早川
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Inoac Corp
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Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に、簡便に且つ安価に製造でき、肌当た
りがソフトで、かさかさ感がなく、且つ高級感のあるポ
リウレタンフォーム及び化粧用塗布具を提供する。 【解決手段】 本ポリウレタンフォームは、連続気泡型
軟質ポリウレタンフォームからなり、セル数が100個
以上(特に200〜400個)/25mm2 であり、セ
ルの断面形状が円形若しくはほぼ円形であり、且つセル
径が80〜300μm(特に85〜280μm)、密度
が120g/cm3 である。これは、従来のものよりも
セル数が多く且つセル径が大きいので、肌当たりがソフ
トで、かさかさ感がなく、且つ高級感もある。これから
製作した化粧用塗布具(パフ等)は使い心地に極めて優
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリウレタンフォ
ーム及び化粧用塗布具に関する。本発明のポリウレタン
フォームは、化粧パフ、化粧チップ・アプリケーター
(アイカラー、頬紅用道具等)、洗顔・ボディ洗浄用
具、拭き取り用具、肌のマッサージ用具及び肌の敏感な
部位への緩衝材等に利用される。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧用の化粧用塗布具としては、
NBR、SBR、IR、Si等のゴム系発泡素材、
連続気泡型乾式ポリウレタンフォーム、連続気泡型湿
式ポリウレタンフォーム、これらの発泡弾性体と布又
は植毛等を組み合わせた複合素材等が知られている。そ
して、上記湿式ポリウレタンフォームは、ポリウレタン
をジメチルホルムアミド等の特殊の溶剤に溶解させ、こ
れにポリビニルアルコール等の気孔生成剤を配合した組
成物を撹拌し、所定の型内に充填させ、ゲル化させ、そ
の後多量の水にてこの気孔生成剤を溶出させることによ
り、製造される(特開昭58−189242号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のゴム
系発泡素材において、微細なセルを得るには、密度を上
げるため体感硬度が上がり、肌当たりにざらざら感を生
じ、滑らかさが損なわれる。また、ゴム素材固有の摩擦
係数の大きさにより、肌を引っ張る傾向があり、この素
材は親油性に近いため、油性のファンデーションに対す
る汚れ落ちが劣る。更に、ツーウェイファンデーション
用として、吸水性を持たせるためには加工する必要性が
あり、銅イオンと結びついて変色する可能性がある。ま
た、シリコン系のオイルに対し、膨潤・劣化する。
【0004】また、上記の乾式発泡ポリウレタンにお
いては、セル径が大きく、そのため肌当たりがざらざら
しているし、かさかさ感も感じられる。また、液体又は
ゲル状ファンデーションの場合には、この液体等が浸透
しすぎてしまう。更に、公知のものでは、セル数が10
0個/25mm2 以上のものがない(即ち、セル径が大
きい。)ため、得られる感触に限界が生じている。
【0005】更に、上記の湿式発泡ポリウレタンにお
いては、その製造が複雑であるとともに、ポリウレタン
溶解用溶剤であるジメチルホルムアミド(DMF)、ジ
メチルスルホキシド(DMSO)等の特殊で高価である
とともに有害な溶剤を使用する必要がある。更に、これ
らの有害な溶剤の排液をも処理する必要がある。
【0006】また、上記の複合品においては、使用材
毎に接着強度が要求され、接着面に硬さが出たり、加工
工程が増え、加工の手間がかかる。以上より、特殊溶剤
を使用するような複雑な製法ではなく、もっと簡便な製
法で作れ、しかも従来よりも更に一層微細で且つ均一な
フォーム径をもち滑らかで感触の良いポリウレタンフォ
ームの出現が、強く望まれている。
【0007】本発明は、容易に、簡便に且つ安価に製造
でき、肌当たりがソフトで、かさかさ感がなく、且つ高
級感のあるポリウレタンフォーム及び化粧用塗布具を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来通りの
乾式の簡便な製法で作れ、しかも従来よりも更に一層微
細で且つ均一なフォーム径をもつポリウレタンフォーム
の製造を、鋭意検討した所、苦労の末、従来にない優れ
たソフトな感触のポリウレタンフォームを開発でき、本
発明を完成するに至ったのである。
【0009】本第1発明のポリウレタンフォームは、連
続気泡型軟質ポリウレタンフォームからなり、セル数が
100個以上/25mm2 であることを特徴とする。本
第2発明のポリウレタンフォームは、連続気泡型軟質ポ
リウレタンフォームからなり、セルの断面形状が円形若
しくはほぼ円形であり、セル径が50〜400μmであ
ることを特徴とする。本第3発明のポリウレタンフォー
ムは、連続気泡型軟質ポリウレタンフォームからなり、
セル数が100個以上/25mm2 であり、セルの断面
形状が円形若しくはほぼ円形であり、且つセル径が50
〜400μmであることを特徴とする。
【0010】本第4発明の化粧用塗布具は、連続気泡型
軟質ポリウレタンフォームからなり、セル数が100個
以上/25mm2 であることを特徴とする。本第5発明
の化粧用塗布具は、連続気泡型軟質ポリウレタンフォー
ムからなり、セルの断面形状が円形若しくはほぼ円形で
あり、セル径が50〜400μmであることを特徴とす
る。本第6発明の化粧用塗布具は、連続気泡型軟質ポリ
ウレタンフォームからなり、セル数が100個以上/2
5mm2 であり、セルの断面形状が円形若しくはほぼ円
形であり、且つセル径が50〜400μmであることを
特徴とする。
【0011】上記において、「化粧用塗布具」とは、化
粧パフ、化粧チップ・アプリケーター(アイカラー、頬
紅用道具等)、洗顔・ボディ洗浄用具、拭き取り用具、
肌のマッサージ用具及び肌の敏感な部位への緩衝材等を
いう。更に、セルの断面形状において「略円形」とは、
単純な丸に近似するものばかりではなく、四角形状であ
ってもその角部が丸まった形状をも含み、広い意味に使
用される。また、上記各発明において、セル径は50〜
400μmのうち、好ましくは80〜〜300μm、更
に好ましくは80〜200μmである。更に、上記各発
明において、セル数が100個以上(例えば100〜5
00個)/25mm2 、好ましくは200個以上(例え
ば200〜400個)/25mm2 、更に好ましくは3
00個以上(例えば300〜400個)/25mm2
ある。
【0012】上記「連続気泡型軟質ポリウレタンフォー
ム」は、通常、以下のようにして製造される。即ち、ポ
リイソシアネートとポリオール成分とを混合し、機械撹
拌によって発泡させるとともに反応硬化させて製造され
る。このポリオール成分にはポリオール、発泡剤及び金
属触媒若しくは他の触媒を含む。この場合、必要に応じ
て、他の添加剤、例えば、整泡剤、紫外線吸収剤、着色
剤等を配合することができる。
【0013】上記「ポリイソシアネート」としては、一
般に軟質ポリウレタンフォームの製造に使用されるもの
を特に制限することなく使用できるが、なかでもTD
I、MDI若しくはそれらの混合物、及びMDI変性物
若しくはTDI変性物等が好ましい。
【0014】上記「ポリオール」としても、その種類等
は特に制限されないが、ポリオールとしては、ポリエー
テルポリオール、ポリエステルポリオール及びそれらの
変成体等が挙げられる。上記「ポリエーテルポリオー
ル」としては、2個以上の活性水素を有する出発物質
に、塩基性触媒の存在下、アルキレンオキサイドをラン
ダム又はブロック状に付加重合して得られる。例えば、
プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリ
セリン、トリメチロールプロパン、ベンタエリスリトー
ル、ソルビトール、ショ糖、サッカロール、エチレンジ
アミン等の芳香族アミン等の活性水素化合物に、エチレ
ンオキサイド、プロピレンオキサイド、トリメチレンオ
キサイド、ブチレンオキサイド、スチレンオキサイド、
α−メチルトリメチレンオキサイド、3,3'- ジメチルト
リメチレンオキサイド等のオキサイド物を付加重合させ
たもの等が挙げられる。また、この種のポリエーテルに
アクリロニトリル、スチレン等をグラフト重合させた、
いわゆるポリマーポリオール、即ち、ポリエーテルポリ
オールにアクリロニトリル、スチレン、メチルメタアク
リレート等のエチレン性不飽和化合物をグラフト重合さ
せたポリオールが挙げられる。
【0015】上記「ポリエステルポリオール」として
は、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブタンジオール、ヘキサンジオール、グリセリン、
トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、ペン
タエリスリトール、ジグリセリン、ソルビトール、シュ
ガー(ショ糖)等の低分子ポリオールと、コハク酸、ア
ジピン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸、イソフタ
ル酸、無水コハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸等
との縮合により得られるポリエステルポリオール等が挙
げられる。更に、ラクトンエステルとして分類されるカ
プロラクトンの開環縮合物であるポリオール等が挙げら
れる。
【0016】上記「発泡剤」としては、通常、炭化水素
の水素原子の一部若しくは全部をフッ素原子で置き換え
たフッ化水素化炭素(フッ化炭化水素)又はフッ化炭
素、このうち特にフッ化炭素が用いられる。また、この
両者を含んでもよい。このフッ化炭素としては、例え
ば、Cn F2n+2〔n=1-8 〕、このフッ化水素化炭素とし
ては、例えば、Cn F2n+1H〔n=1-7 〕、Cn F2nH2
〔n=1-7 〕等がある。また、これらの上記化合物には、
その分子中に窒素原子や硫黄原子や酸素原子を含んでも
よい。更に、上記フッ化水素化炭素(フッ化炭化水素)
及び/又はフッ化炭素の発泡剤に、トリクロロフルオロ
メタン、ジクロロフルオロメタン、ジクロロフルオロエ
タン(CH3 CCl2 F)、モノクロロジフルオロエタ
ン(CH3 CClF2)、ジクロロトリフルオロエタン
(CF3 CHCl2 )等のHCFC(ハイドロクロロフ
ロオロカーボン)、メチレンクロライド等の低沸点溶
剤、更には水を配合することもできる。
【0017】上記「金属触媒」としては、スタナスオク
トエート、ジブチルチンジアセテート、ジブチルチンジ
ラウレート等のポリウレタンフォーム用として好適な触
媒を使用でき、その使用量はポリオール100重量部に
対して1〜3重量部程度が好ましい。また、本発明は機
械発泡によりフォームを製造するものであるため、実質
的に金属触媒のみの使用が好ましい。発泡には、反応開
始前の粘度の低い状態で泡立てを行い、この際、発泡剤
として表面張力の著しく小さいフッ化炭素若しくはフッ
化炭化水素等を用いるので、均一でミクロな泡を作るも
のと考えられる。通常、この種の発泡剤を用いて得られ
るフォームは独泡性が高い。しかし、本発明では、これ
らの発泡剤の使用でありながら、連続気泡構造のポリウ
レタンフォームが製造されるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を具体
的に説明する。 (1)ポリウレタンフォームの製造 実施例品の製造 まず、A液及びB液として以下のものを準備した。 A液(ポリオール成分):ポリマーポリオール(三井東
圧社製、商品名「POP34/28」)100重量部、
発泡剤(C5 12)5〜10重量部、及び整泡剤(東レ
シリコン社製、商品名「SF2910」)10重量部及
び樹脂化触媒(スタナスオクトエート、中京油脂社製)
2重量部を混合しポリオール成分を調整した。 B液:ポリイソシアネート(日本ポリウレタン社製、商
品名「ミリオネートMTL」)
【0019】上記配合のA液と、イソシアネートインデ
ックスが110となる量のB液とを混合し、これを機械
撹拌により泡立てを行った。その後、反応硬化させ、得
られたフォームを110℃で4時間アフターキュアーし
て連泡性フォームスラブ(600×200×2000m
m)を得た。そして、これを表面部及び裏面部の各20
mm厚さを除去し、厚さ8mmの板材を得た。その後、
パフ形状(四隅が丸められた略四角形)に型抜きをし、
次いで端面を研磨して、パフ(50×45×8mm、実
施例品という。)を製作した。尚、略楕円形のパフとす
ることもできる。
【0020】比較例品(パフ)の製造及び入手 上記発泡剤としてのC5 12の代わりに、通常用いられ
るフッ化塩化炭素(CCl3 F)を使用すること以外
は、上記と同様にして、ポリウレタンフォームを製造
し、同様にして、パフ(乾式型比較例品という。)を製
作した。更に、上記特開昭58−189242号公報に
開示された従来技術を用いて製造されたと考えられる湿
式ポリウレタンフォームから得たパフ〔湿式型比較例品
という。商品名;「ルビセル」、東洋ポリマー(株)
製〕を入手した。
【0021】(2)各パフのセル構造の比較 上記実施例品、湿式型比較例品及び乾式型比較例品の各
パフの表面の写真(200倍に拡大)を撮影し、この写
真の一部をトレースした模式図を、各々、図1、図2及
び図3に示す。そして、実施例品及び湿式型比較例品に
おいては、各パフ表面に朱肉を、スタンプを押すように
して、即ちその骨格のみに朱肉が付着するように塗布し
た。これにより、セル骨格は朱肉により赤色に塗られる
ので、白黒写真にすれば黒色(濃色)となり、一方、気
泡は白色となる。従って、図1及び図3においては略丸
形状枠の外の部分、図2においては斜線部分がこのセル
骨格を示し、その他の部分が気泡を示す。
【0022】これらの図によれば、乾式ポリウレタンフ
ォーム(乾式比較例品、図3)では、セル径が約430
〜570μm程度の範囲にあり、セル数が約80個/2
5mm2 (撮影写真の全表示領域2.9mm×2.2m
mに約20個のセルがある。)である。尚、セルの断面
形状が円形若しくはほぼ円形である。この密度は110
g/cm3 である。手で触った感触は、ざらざらしてい
る。
【0023】また、湿式比較品(図2)では、気泡が球
状ではなく、即ち、乾式のようにセルの横断面が略円形
を示すのではなく、枝状のトンネルが3次元的に繋がっ
ているミクロ構造、換言すれば、綿菓子を散りばめたよ
うな構造を示している。これは、水溶性の高分子ポリマ
ーがポリウレタン内に延びた状態にて多数分散されてい
たからと考えられる。即ち、乾式による場合のようにセ
ル(即ち1つの気泡)というものを観念できず、セル数
を容易に数えることができない。従って、この湿式にお
けるミクロ構造は、乾式の場合と全く異なる。更に、目
視上においては、その表面の所々に大きな溝(穴)が観
察され、十分に均一な構造とはなっていない。この密度
は150g/cm3 である。触感はきめ細やかな感じが
あるものの、長期間使用するとトンネル構造が徐々に破
壊され、ボロボロとなりきめ細かな触感が低下する。特
に、目の粗い湿式型においてはこの傾向が強い。
【0024】一方、実施例品(図1)においては、セル
の断面形状が円形若しくは略円形(又は四角形状であっ
ても比較的丸まったものを含む。)であり、そしてセル
径が約85〜280μm程度の範囲にある。即ち、セル
数が約390個/25mm2(撮影写真の全表示領域
2.9mm×2.2mmに約100個のセルがある。)
であり、従来の乾式ポリウレタンフォームと比べると、
セル径が著しく小さく、セル数が著しく多い。この密度
は120g/cm3 である。更に、目視上においても、
写真上においても、極めて均一な気泡状態を示してい
る。触感はきめ細やかな感じであり、且つ高級感がす
る。尚、本発明においては、前記具体的実施例に示すも
のに限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種
々変更した実施例とすることができる。即ち、使用する
原料は、他種のイソシアネート及び他種のポリオール、
更に他種の発泡剤等を使用できる。また、化粧用塗布具
の形状、大きさ、厚さ等も種々選択使用できる。更に、
発泡程度及びセル径の大きさ等も種々設定することがで
きる。そして、その密度も120g/cm3 を越えて1
60g/cm3 程度以下、好ましくは120g/cm3
を越えて150g/cm3 以下程度とすることができ
る。
【0025】
【発明の効果】本発明のポリウレタンフォームは、微細
なセル構造であるので、滑らかな肌触り及びソフトなタ
ッチが同時に得られる。従って、肌当たりがソフトなた
め、アプリケーター用としても良好な使用性を得られ
る。また、高密度発泡体を示すので、ポリウレタン特有
のかさかさ感がなく、高級感のあるしっとりとしたコシ
が得られる。更に適度な液密性・遮断性が得られる。従
って、単体で使用してもリキッドファンデーション用と
してソフトで良好な使用性を得られる。更に、ウレタン
素材からなるので、摩擦係数が低く、独特の滑り感及び
タッチが得られる。また、親水性のため水含みが良く、
加工しなくても適度な含水性を備えており、水と馴染み
易いため汚れ落ちにも優れている。更に、耐シリコンオ
イル性にも優れている。また、乾式ウレタンのため、製
造が簡便且つ容易であり、しかも従来の発泡設備をその
まま用いて製造できる。本発明の化粧用塗布具は、上記
に示す如く、きめ細やかで、滑らかな肌触り及びソフト
なタッチが得られ、かさかさ感がなく高級感があり、使
い心地に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るパフの表面を200倍の倍率に
て撮影した乾式ポリウレタンフォームの粒子構造を示す
一部模式図である。
【図2】本比較例に係る湿式法にて製造されたポリウレ
タンフォームからなるパフの表面を200倍の倍率にて
撮影した湿式ポリウレタンフォームの粒子構造を示す一
部模式図である。
【図3】本比較例に係る乾式法にて製造されたポリウレ
タンフォームからなるパフの表面を200倍の倍率にて
撮影した乾式ポリウレタンフォームの粒子構造を示す一
部模式図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 敏 愛知県安城市今池町3丁目1番36号 株式 会社イノアックコーポレーション安城工場 内 (72)発明者 佐倉 光知一 愛知県安城市今池町3丁目1番36号 株式 会社イノアックコーポレーション安城工場 内 (72)発明者 早川 由美 名古屋市中村区名駅南2丁目13番4号 株 式会社イノアックコーポレーション内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続気泡型軟質ポリウレタンフォームか
    らなり、セル数が100個以上/25mm2 であること
    を特徴とするポリウレタンフォーム。
  2. 【請求項2】 連続気泡型軟質ポリウレタンフォームか
    らなり、セルの断面形状が円形若しくはほぼ円形であ
    り、セル径が50〜400μmであることを特徴とする
    ポリウレタンフォーム。
  3. 【請求項3】 連続気泡型軟質ポリウレタンフォームか
    らなり、セル数が100個以上/25mm2 であり、セ
    ルの断面形状が円形若しくはほぼ円形であり、且つセル
    径が50〜400μmであることを特徴とするポリウレ
    タンフォーム。
  4. 【請求項4】 連続気泡型軟質ポリウレタンフォームか
    らなり、セル数が100個以上/25mm2 であること
    を特徴とする化粧用塗布具。
  5. 【請求項5】 連続気泡型軟質ポリウレタンフォームか
    らなり、セルの断面形状が円形若しくはほぼ円形であ
    り、セル径が50〜400μmであることを特徴とする
    化粧用塗布具。
  6. 【請求項6】 連続気泡型軟質ポリウレタンフォームか
    らなり、セル数が100個/25mm2 であり、セルの
    断面形状が円形若しくはほぼ円形であり、且つセル径が
    50〜400μmであることを特徴とする化粧用塗布
    具。
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