JPH09188478A - 巻回装置 - Google Patents

巻回装置

Info

Publication number
JPH09188478A
JPH09188478A JP27448796A JP27448796A JPH09188478A JP H09188478 A JPH09188478 A JP H09188478A JP 27448796 A JP27448796 A JP 27448796A JP 27448796 A JP27448796 A JP 27448796A JP H09188478 A JPH09188478 A JP H09188478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
wound
mold
wound object
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27448796A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihide Nonaka
俊秀 野中
Hirohide Nakagawa
裕英 中川
Tsuyoshi Ono
毅之 大▼野▲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP27448796A priority Critical patent/JPH09188478A/ja
Publication of JPH09188478A publication Critical patent/JPH09188478A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動巻回機を効率的に稼働させることによ
り、自動化を向上させる巻回装置及び、これを用いた被
巻回物端の切断方法を提供する。 【解決手段】 自動巻回機1に装着された被巻回用ガイ
ド5を通して線状又は帯状の被巻回物4を型3の周りに
巻き付ける巻回装置であって、自動巻回機1の巻回位置
Pに、前記型3が着脱自在とされ複数の型回転装置2が
択一的に配置可能とされ、前記被巻回用ガイド5が、前
記型回転装置2にそれぞれ準備されて、被巻回物4を通
した状態にて自動巻回機1に着脱自在とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィラメントワイ
ンディング(以下、FWという)法、テープワインディ
ング(以下、TWという)による被巻回物の自動巻回及
び自動切換えが可能な巻回装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、FW法等により成形品を得るに
は、型を回転させながら、作業者が被巻回物を手で位置
決めしながら、型上の所望箇所に巻回していく。この作
業を自動化する場合には、被巻回物の被巻回物用ガイド
を製作し、それを自動で移動できる装置としている。被
巻回物用ガイドとは、型の回転軸に沿う方向の移動、型
に近接離反する方向及び上下方向の移動作業の三次元的
移動動作と、型の回転軸を含む水平面上で回動する回動
動作と被巻回物の繰り出し方向を回転軸として回転する
回転作動が可能とされたものである。
【0003】又、被巻回物用ガイドの移動装置として産
業用ロボットを利用し、それを型の自動着脱に利用した
例がある(USE OF INDASTRIAL RO
BOTS FOR WINDING,40th RP/
C Annual Conference Prepr
int Session 19─B pp.1─3)。
【0004】そこで、例えば、Society of
Manufacturing Enineers EM
90−662−1〜14には、まず芯型を主管軸の周り
に回転させてその周りに被巻回物を巻回し、次いで、主
管軸の回転を停止し、枝管軸の周りに被巻回物用ガイド
を周回させることによりその周りに被巻回物を巻回する
方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような自
動化装置は、部分的な省人化の効果はあるが、必ずしも
生産性を上げるまでにはいたらなかった。
【0006】本発明は、上記の如き従来の問題点を解消
し、自動巻回機を効率的に稼働させることにより、自動
化を向上させる巻回装置を提供することを目的としてな
されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に記載の
発明(以下、本発明1という)は、自動巻回機に装着さ
れた被巻回物用ガイドを通して線状又は帯状の被巻回物
を型の周りに巻き付ける巻回装置であって、自動巻回機
の巻回位置に、前記型が着脱自在とされ複数の型回転装
置が択一的に配置可能とされ、前記被巻回物用ガイド
が、前記型回転装置にそれぞれ準備されて、被巻回物を
通した状態にて自動巻回機に着脱自在とされている巻回
装置である。
【0008】本願の請求項2に記載の発明(以下、本発
明2という)は、被巻回物を、巻回始めに型回転装置に
自動で固定し、巻回終了時に型回転装置より自動で切断
する装置を備えている本発明1に記載の巻回装置であ
る。
【0009】本願の請求項3に記載の発明(以下、本発
明3という)は、被巻回物を、巻回始めに型回転装置に
自動で固定する手段として型又は型回転装置に被巻回物
取り付け部が設けられている本発明2に記載の巻回装置
である。
【0010】本願の請求項4に記載の発明(以下、本発
明4という)は、被巻回物は硬化性樹脂含浸繊維であっ
て、被巻回物を巻回終了時に切断するにあたり、切断部
位を硬化させる手段を備える本発明2又は3に記載の巻
回装置である。
【0011】本願の請求項5に記載の発明(以下、本発
明5という)は、被巻回物を巻回終了時に切断するにあ
たり、予め、被巻回物に切断位置と被巻回物用ガイドと
の間の位置で固定用部材を取り付ける手段を備える本発
明2又は3に記載の巻回装置である。
【0012】本願の請求項6に記載の発明(以下、本発
明6という)は、被巻回物を切断するときに、固定用部
材を挟持する手段を備える請求項5記載の巻回装置であ
る。
【0013】本発明1において、型としては、例えば、
FW法により繊維強化樹脂(FRP)製のソケット型管
継手、ベンド型管継手、チーズ型管継手等を形成するた
めの型が挙げられる。
【0014】本発明1において、線状又は帯状の被巻回
物としては、例えば、多数本のフィラメントを集束した
ロービング、フィラメント束のストランドを、2次元ラ
ンダムに配してバインダーにより接着したコンティニア
スストランドマット、ストランド束を円(スワール)状
に配してニードルパンチにより結合したスワールマッ
ト、ロービングを平織り、朱子織りした、ロービングク
ロス等の連続強化繊維や、これらの連続強化繊維に熱硬
化性樹脂等が含浸された熱硬化性樹脂含浸強化繊維等か
らなる線状又は帯状のものが挙げられる。
【0015】(作用)本発明1の巻回装置は、自動巻回
機の巻回位置に、前記型が着脱自在とされ複数の型回転
装置が択一的に配置可能とされ、前記被巻回物用ガイド
が、前記型回転装置にそれぞれ準備されて、被巻回物を
通した状態にて自動巻回機に着脱自在とされていること
により、自動巻回機を効率的に稼働させることができる
ので、巻回物の生産性が向上する。
【0016】本発明2の巻回装置は、被巻回物を、巻回
始めに型回転装置に自動で固定し、巻回終了時に型回転
装置より自動で切断する装置を備えていることにより、
巻回作業が全て自動化することができるので、更に生産
性が向上する。
【0017】本発明3の巻回装置は、巻回始めに型回転
装置に自動で固定する手段として、型又は型回転装置に
被巻回物取り付け部が設けられていることにより、被巻
回物の交換が容易となるので、更に生産性が向上する。
【0018】本発明4の巻回装置は、被巻回物は硬化性
樹脂含浸繊維であって、被巻回物を巻回終了時に切断す
るにあたり、切断部位を硬化させる手段を備えるている
ことにより、被巻回物が繊維支持部から抜け落ちること
がなく、また、本発明3記載の被巻回物取り付け部に被
巻回物を係止することができ、また、未硬化物が切断用
具に付着せず、洗浄が不要となるので、更に生産性が向
上する。
【0019】本発明5の巻回装置は、被巻回物を巻回終
了時に切断するにあたり、予め、被巻回物に切断位置と
被巻回物用ガイドとの間の位置で固定用部材を取り付け
る手段を備えているものであるから、被巻回物が被巻回
物支持部から抜け落ちることがなく、また、本発明3記
載の被巻回物取り付け部に被巻回物を係止することがで
きるので、更に生産性が向上する。
【0020】本発明6の巻回装置は、被巻回物を切断す
るときに、固定用部材を挟持する手段を備えているもの
であるから被巻回物の切断が容易となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例により図面
を参照して説明する。図1は本発明の巻回装置の一例を
示す平面図である。図1において、1は自動巻回装置
(ロボット)であって、巻回位置Pに設置されており、
アーム11の先端に被巻回物用ガイド装着部111が設
けられている。
【0022】その被巻回物用ガイド装着部111に被巻
回物用ガイド5を装着した状態で、巻回位置Pに設置さ
れる型回転装置2上を、その回転軸に沿う移動作動、近
接離反する移動作動並びに上下方向の移動作業、回転軸
を含む水平面で回動する回動作業及び被巻回物の繰り出
し方向を回転軸として回転する回転作業を行って、型回
転装置2にセットされた型3上に被巻回物用ガイド5を
通して線状又は帯状の被巻回物4を巻き付けることがで
きるようにされている。
【0023】自動巻回機1の巻回位置Pには、2つの型
回転装置2A,2Bが択一的に配置可能とされている。
即ち、型回転装置2A,2Bは、図示しないレール上に
乗せられ、そのレール上を左右に移動できるようにされ
ており、図2(a)に示すように、型回転装置2Aが巻
回位置Pに配置されたときには、型回転装置2Bが巻回
位置Pの右側方のQ位置に押し出され、図2(b)に示
すように、型回転装置2Bが巻回位置Pに配置されたと
きには、型回転装置2AがP位置の左方のR位置に押し
出されるようにされている。型回転装置2A,2Bに
は、型3A,3Bが着脱自在とされ、被巻回物用ガイド
5A,5Bが準備されている。
【0024】尚、2つの型回転装置2A,2Bは、必ず
しも左右に移動できるようにして、配置される必要はな
く、自動巻回機1の周囲の円周上を移動できるようにさ
れるか、上下2段に配列されたものがターンするように
して、自動巻回機1の巻回位置Pに択一的に配置されて
いてもよい。又、型回転装置は2つに限定されることな
く3つ以上であってもよい。
【0025】図3に示すように、被巻回物用ガイド5に
は、基端部に係合部51が設けられており、被巻回物支
持具52,52に線状又は帯状の被巻回物4が通された
状態とされている。被巻回物用ガイド5の係合部51
は、自動巻回装置1の被巻回物用ガイド装着部111に
着脱自在とされている。
【0026】その着脱機構の一例を図4を参照して説明
する。自動巻回装置1の被巻回物用ガイド装着部111
は、図4(a),(b)に示すように、空気圧Pの供給
により、シリンダー部のピストン611が出れば、ピス
トン611の先端にある鋼球62が外側に押し出され、
逆にピストン61が入れば鋼球62が内側に押し戻され
る構造のマスタ・プレート61となっている。
【0027】被巻回物用ガイド5の係合部51として、
図4(c)に示すように、鋼球受部621が設けられた
ツール・プレート62となっている。そして、図4
(d)に示すように、接続用空気圧Pの供給により、マ
スタ・プレート61にツール・プレート62が装着状態
となり、逆に切離し用空気圧の供給により切離すことで
きるようにして着脱自在とされている。
【0028】型回転装置2には、図5(a),(b)に
示すように、巻回始めに、被巻回物4を型回転装置2に
自動で固定する固定手段23と、図6(a),(b)に
示すように、巻回終了時に、被巻回物4を型回転装置2
より自動で切断するエアニッパ等の切断手段24とを備
えている。
【0029】次に、図1に示す巻回装置の使用態様の一
例を図7を参照して説明する。この例では、1種の被巻
回物を巻回する。まず、第1工程では、図7(a)に示
すように、一方の型回転装置2Aにおいては、型3Aが
装着され、巻回位置Pに配置されて、被巻回物4の巻初
めの状態となっている。被巻回物用ガイド5Aは被巻回
物4を通した状態にて支持具6Aに支持されるようにし
て載置される。他方の型回転装置2Bにおいては、巻回
位置Pの右側方のQ位置に押し出され、巻終わり状態の
型3Bが装着されている。被巻回物用ガイド5Bは被巻
回物4を通した状態にて支持具6B上に載置されてい
る。被巻回物4はまだ切断されていない。
【0030】第2工程では、図7(b)に示すように、
一方の型回転装置2Aにおいては、自動巻回機1には被
巻回物用ガイド5Aが被巻回物4を通した状態にて装着
され、被巻回物4が固定手段(図示せず)により自動で
固定される。他方の型回転装置2Bにおいては、被巻回
物4が切断手段(図示せず)により切断される。
【0031】第3工程では、図7(c)に示すように、
一方の型回転装置2Aにおいては、型3Aの周りに自動
巻回機1に装着された被巻回物用ガイドを通して被巻回
物4が巻き付けられる。他方の型回転装置2Bにおいて
は、被巻回物4の巻回終了後の型3Bが取り外される。
【0032】第4工程では、図7(d)に示すように、
一方の型回転装置2Aにおいては、型3Aの周りに自動
巻回機1に装着された被巻回物用ガイド5Aを通して被
巻回物4の巻き付けが継続される。他方の型回転装置2
Bにおいては、新たな型3Bがセットされる。
【0033】第5工程では、図7(e)に示すように、
一方の型回転装置2Aにおいては、型3Aに対する被巻
回物4の巻回が終了し、被巻回物用ガイド5Aは被巻回
物4を通した状態にて支持具6A上に載置される。被巻
回物4はまだ切断されていない。他方の型回転装置2B
においては、待機状態とされている。
【0034】第6工程では、図7(f)に示すように、
一方の型回転装置2Aにおいては、巻回位置Pの左側方
のR位置に押し出され、巻終わり状態の型3Aが装着さ
れている。被巻回物用ガイド5Aは被巻回物4を通した
状態にて支持具6A上に載置されている。被巻回物4は
まだ切断されていない。他方の型回転装置2Bにおいて
は、待機状態とされている。以下、上記と同様の第1〜
第5工程を経て、他方の型回転装置2Bに装着された型
2Bの周りに被巻回物が巻き付けられる。上記の如き工
程を繰り返すことにより、連続的に巻回物を得る。
【0035】次に、図1に示す巻回装置の使用態様の別
の例を図8を参照して説明する。この例では、2種の被
巻回物を巻回する。まず、第1工程では、図8(a)に
示すように、一方の型回転装置2Aにおいては、型3A
が装着され、巻回位置Pに配置されて、被巻回物41
巻初めの状態となっている。被巻回物用ガイド5A1
5A2 は被巻回物41 ,42 を通した状態にて支持具6
1 ,6A2 に支持されるようにして載置される。他方
の型回転装置2Bにおいては、巻回位置Pの右側方のQ
位置に押し出され、巻終わり状態の型3Bが装着されて
いる。被巻回物用ガイド5B1 ,5B2 は被巻回物
1 ,42 が切断されて、被巻回物41 ,42 を通した
状態にて支持具6B1 ,6B2 上に載置されている。
【0036】第2工程では、図8(b)に示すように、
一方の型回転装置2Aにおいては、自動巻回機1に被巻
回物用ガイド5A1 が被巻回物41 を通した状態にて装
着される。他方の型回転装置2Bにおいては、被巻回物
2 の巻回終了後の型3Bが取り外される。
【0037】第3工程では、図8(c)に示すように、
一方の型回転装置2Aにおいては、被巻回物41 が固定
手段により自動で固定される。他方の型回転装置2Bに
おいては、新たな型3Bがセットされる。
【0038】第4工程では、図8(d)に示すように、
一方の型回転装置2Aにおいては、型3Aの周りに自動
巻回機1に装着された被巻回物用ガイドを通して被巻回
物4 1 が巻き付けられる。他方の型回転装置2Bにおい
ては、そのままの待機状態とされる。
【0039】第5工程では、図8(e)に示すように、
一方の型回転装置2Aにおいては、型3Aに対する被巻
回物41 の巻回が終了し、被巻回物用ガイド5A1 は、
被巻回物41 を通した状態にて支持具6A1 上に載置さ
れる。被巻回物41 が切断される。他方の型回転装置2
Bにおいては、そのまま待機状態とされる。
【0040】第6工程では、図8(f)に示すように、
一方の型回転装置2Aにおいては、自動巻回機1に被巻
回物用ガイド5A2 が被巻回物42 を通した状態にて装
着された後、第3工程〜第5工程と同様にして、型3A
に対して被巻回物42 が巻き付けられる。他方の型回転
装置2Bにおいては、そのまま待機状態とされる。
【0041】第7工程では、図8(g)に示すように、
一方の型回転装置2Aにおいては、巻回位置Pの左側方
のR位置に押し出され、巻終わり状態の型3Aが装着さ
れている。被巻回物用ガイド5A1 ,5A2 は被巻回物
2 端が切断されて、被巻回物41 ,42 を通した状態
にて支持具6A1 ,6A2 上に載置されている。
【0042】他方の型回転装置2Bにおいては、型3B
が装着され、巻回位置Pに配置されて、被巻回物41
巻初めの状態となっている。被巻回物用ガイド5B1
5B 2 は被巻回物41 ,42 を通した状態にて支持具6
1 ,6B2 に支持されるようにして載置されている。
第2工程〜第7工程と同様の工程を経て、他方の型回転
装置2Bに装着された型3Bの周りに被巻回物41 ,4
2 が巻き付けられる。このようにして、巻回装置が連続
的に運転される。
【0043】図9(a)、(b)は本発明3の巻回装置
要部の一例を示す正面図である。図9(a)に示すよう
に、型回転装置2にシャフト21を介して型3が取り付
けられている。シャフト21には被巻回物取り付け部7
が設けられ、被巻回物4を固定可能としている。又、図
9(b)は本発明3の別の例を示す正面図である。型3
に被被巻回物取り付け部7が設けられ、被巻回物4を固
定可能としている。
【0044】図10(a)、(b)、(c)は本発明4
の巻回装置要部の一例を示し、被巻回物切断方法及び、
被巻回物を被巻回物取り付け部け部に係止する工程の一
例を順次示す説明図である。被巻回物4は硬化性樹脂含
浸繊維であって、熱硬化性樹脂(例えば、不飽和ポリエ
ステル樹脂)と、補強用連続繊維(ガラスロービング)
からなる。被巻回物4切断部位近傍を加熱(例えば25
0℃)硬化し、図10(a)に示すように硬化物41を
得、切断用具(エアグラインダー)24により切断す
る。
【0045】切断した硬化物41を図10(b)に示す
ように、被巻回物支持具52を前進させて、シャフト2
1に設けられた被巻回物取り付け部7に係止し、被巻回
物支持具52を後退させる。〔図10(c)〕。
【0046】図11は本発明5、6の巻回装置要部の一
例を示す説明図である。内側に固定用部材(クリップ)
27を取り付けた挟持具(エアーバサミ)26により被
巻回物4の切断位置42と被巻回物用ガイド(図示せ
ず)セツ2の両側を固定し、エアーニッパー25により
切断する。被被巻回物42は、図10(b)、(c)に
示したと同様に、被巻回物取り付け部7に係止される。
【0047】
【発明の効果】本発明1の巻回装置は、上記の如き構成
とされているので、巻回の自動化が向上する。
【0048】本発明2の巻回装置は、上記の如き構成と
されているので、更に、被巻回物が多種の場合でも、巻
回の自動化が向上する。
【0049】本発明3の巻回装置は、上記の如き構成と
されているので、被巻回物の交換が容易になるので、巻
回の自動化が更に向上する。
【0050】本発明4の巻回装置は、上記の如き構成と
されているので、被巻回物が被巻回物支持具から抜け落
ちることが無く、また、被巻回物取り付け部に被巻回物
を係止でき、更に切断用具の洗浄が不要となる。
【0051】本発明5の巻回装置は、上記の如き構成と
されているので、被巻回物が被巻回物支持具から抜け落
ちることが無く、また、被巻回物取り付け部に被巻回物
を係止でき、更に生産性が向上する。
【0052】本発明6の巻回装置は、上記の如き構成と
されているので、被巻回物の切断が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻回装置の一例を示す平面図である。
【図2】図1に示す巻回装置の型回転装置の移動状態の
説明図であり、(a)は一方の型回転装置がP位置に配
置され、他方の型回転装置がQ位置に押し出された状態
を示す平面図、(b)は他方の型回転装置がP位置に配
置され、一方の型回転装置がR位置に押し出された状態
を示す平面図である。
【図3】被巻回物用ガイド5の自動巻回装置1に対する
着脱状態を説明する正面図である。
【図4】被巻回物用ガイド5の自動巻回装置1に対する
着脱機構の一例の説明図であり、(a)は、マスタ・プ
レートのシリンダーのピストンは入った状態を示す断面
図、(b)はマスタ・プレートのシリンダーのピストン
は出た状態を示す断面図、 (c)は、ツール・プレー
トを示す断面図、(d)はマスタ・プレートにツール・
プレートが装着状態となった状態を示す断面図である。
【図5】巻回始めに、被巻回物を型回転装置に自動で固
定する固定手段を示す説明図であり、(a)はその正面
図、(b)はその平面図である。
【図6】巻回終了時に、被巻回物4を型回転装置より自
動で切断する切断手段24を示す説明図であり、(a)
はその平面図、(b)はその正面図である。
【図7】図1に示す巻回装置の使用態様の一例の工程を
順次示す説明図であり、(a)〜(e)はそれぞれ第1
工程〜第7工程を説明する模式図である。
【図8】図1に示す巻回装置の使用態様の別の例の工程
を順次示す説明図であり、(a)〜(g)はそれぞれ第
1工程〜第7工程を説明する模式図である。
【図9】本発明3の巻回装置の被巻回物取り付け部を示
す正面図であり、(a)は取り付けその一例を示す正面
図、(b)は他の一例を示す正面図である。
【図10】本発明4の巻回装置の要部を示し、被巻回物
切断方法及び、被巻回物を被巻回物取り付け部け部に係
止する工程の一例を順次示す説明図であり、(a)は被
巻回物の切断方法を示す説明図、(b)は被巻回物を被
巻回物取り付け部け部に係止する方法を示す説明図であ
る、(c)は被巻回物を被巻回物取り付け部け部に係止
した後、ガイドを後退した状態を示す説明図である。
【図11】本発明5、6の巻回装置要部の一例を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 自動巻回機 2,2A,2B 型回転装置 3,3A,3B 型 4,41 ,42 被巻回物 5,5A,5A1 ,5A2 ,5B,5B1 ,5B2
巻回物用ガイド 7 被巻回物取り付け部 23 固定手段 24 切断手段 P 巻回位置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動巻回機に装着された被巻回物用ガイ
    ドを通して線状又は帯状の被巻回物を型の周りに巻き付
    ける巻回装置であって、自動巻回機の巻回位置に、前記
    型が着脱自在とされ複数の型回転装置が択一的に配置可
    能とされ、前記被巻回物用ガイドが、前記型回転装置に
    それぞれ準備されて、被巻回物を通した状態にて自動巻
    回機に着脱自在とされていることを特徴とする巻回装
    置。
  2. 【請求項2】 被巻回物を、巻回始めに型回転装置に自
    動で固定し、巻回終了時に型回転装置より自動で切断す
    る装置を備えていることを特徴とする請求項1に記載の
    巻回装置。
  3. 【請求項3】 被巻回物を、巻回始めに型回転装置に自
    動で固定する手段として、型又は型回転装置に被巻回物
    取り付け部が設けられていることを特徴とする請求項2
    に記載の巻回装置。
  4. 【請求項4】 被巻回物は硬化性樹脂含浸繊維であっ
    て、被巻回物を巻回終了時に切断するにあたり、切断部
    位を硬化させる手段を備えるていることを特徴とする請
    求項2又は3記載の巻回装置。
  5. 【請求項5】 被巻回物を巻回終了時に切断するにあた
    り、予め、被巻回物に切断位置と被巻回物用ガイドとの
    間の位置で固定用部材を取り付ける手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項2又は3記載の巻回装置。
  6. 【請求項6】 被巻回物を切断するときに、固定用部材
    を挟持する手段を備えていることを特徴とする請求項5
    記載の巻回装置。
JP27448796A 1995-11-07 1996-10-17 巻回装置 Pending JPH09188478A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27448796A JPH09188478A (ja) 1995-11-07 1996-10-17 巻回装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28857095 1995-11-07
JP7-288570 1995-11-07
JP27448796A JPH09188478A (ja) 1995-11-07 1996-10-17 巻回装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09188478A true JPH09188478A (ja) 1997-07-22

Family

ID=26551057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27448796A Pending JPH09188478A (ja) 1995-11-07 1996-10-17 巻回装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09188478A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009078495A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Murata Mach Ltd フィラメントワインディング自動化システム
JP2009166434A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Toyota Motor Corp 回転体への樹脂含浸繊維の巻着方法
JP2010005789A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Murata Mach Ltd フィラメントワインディング装置における糸受け渡しリング機構

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009078495A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Murata Mach Ltd フィラメントワインディング自動化システム
JP2009166434A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Toyota Motor Corp 回転体への樹脂含浸繊維の巻着方法
JP2010005789A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Murata Mach Ltd フィラメントワインディング装置における糸受け渡しリング機構

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2033766B1 (en) Automated filament winding system
US6073670A (en) Multiple fiber placement head arrangement for placing fibers into channels of a mold
EP2067611B1 (en) Modular composite manufacturing method
RU2162790C2 (ru) Способ и устройство для изготовления абразивных инструментов
JP4351742B2 (ja) 合成複合構造を形成するための方法
CN104275807B (zh) 短节段纤维铺放头
JP4880178B2 (ja) 金型の溝に繊維を装着する方法、およびこのために使用する繊維装着ヘッド
US20060169396A1 (en) Method for producing a three-dimensional preform
US9623611B2 (en) Flexible fiber placement system for small composite parts manufacturing and methods
US6406580B1 (en) Method for manufacturing composite parts
US4288267A (en) Preliminary and end winding method and apparatus
JPH09188478A (ja) 巻回装置
JP2001278543A (ja) フィラメントワインディング装置における糸条の端部処理方法及び装置並びにフィラメントワインディング装置
JP6218007B2 (ja) プリフォームの製造方法および製造装置
JPH11104775A (ja) 被巻回物の巻回方法
JP2006502929A (ja) 複合繊維を分離結束するシステム
JP2008221724A (ja) 繊維束及びその接合方法、並びに、frp成形体の製造方法
CN111284037A (zh) 一种缠绕制品自动换装输送以及自动对接充压装置
JPH11114646A (ja) 巻回装置
CN212352987U (zh) 一种缠绕制品自动换装输送以及自动对接充压装置
KR102423626B1 (ko) 유리 섬유 보강재의 절곡 장치
US20240092039A1 (en) Winding Apparatus for Producing Fiber-Reinforced Components
US11760039B2 (en) Apparatus and process for producing pultruded FRP rebar
JPH1158539A (ja) 樹脂含浸被巻回物の巻回方法
JP2005289067A (ja) 繊維強化樹脂製円筒状成形物及びその製造方法