JP4351742B2 - 合成複合構造を形成するための方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の分野】
この発明は一般に、積層構造の製造方法に関し、特に、合成複合積層体の製造方法に関する。
【0002】
【発明の背景】
速くて新しい超音速民間輸送機の計画により、合成複合構造から作られる胴体が特定される。これらの航空機に計画された巡航速度は音の速度を遙に超え、これらの航空機の胴体を持続した高運転温度にさらすこととなる。これらの状況下では、いかなる金属マトリクス複合物構造も、いかなる高分子マトリクス複合物構造も民間の乗客を輸送するには続けて経済的に用いるには十分でない。したがって設計者は合成複合構造に取組んだ。
【0003】
合成複合構造は一般に、互いにサンドイッチ型の配置に結合された金属マトリクス複合物の層、高分子マトリクス複合物の層およびハニカム材料の層を含む。これらの型の構造は持続した高運転温度に耐えることができ、かつ強度−重量比が高く、これらのことはいずれも高速度の輸送用途には決定的に重要である。
【0004】
しかし、合成複合構造は製造するのが困難である。製造を困難にする最も大きな要因の1つは、製造の間必要とされる手仕事の量である。合成複合構造を製造するための現在の製造技術は、従来の高分子マトリクス複合構造を製造するのに用いられる技術に類似する。特定的には、労力のかかるプロセスで、構造のさまざまな層がレイアップマンドレル上に互いにレイアップされる。典型的にはその後、構造全体が真空バッグに手動で封止され、かつオートクレーブに置かれて固化され、硬化されて、さまざまな層を互いに結合する。
【0005】
さらに、合成複合構造の種類によっては大規模な一体的な部品を製造するのは困難となり得る。たとえば、ARALLとして公知である、アラミド高分子マトリクス複合物およびアルミニウムから形成される合成複合構造は普通は、製造プロセスの一部として伸ばし成形を必要とする。伸ばし成形プロセスは、密な製造公差に従う必要がある大規模な一体的な部品を形成しようとするときに問題が生じる。実際問題として、ARALLから形成された大きな部品はこのため、部品を形成するために互いに固定されるいくつかの小さなARALLセクションを含む必要がある。GLAREとして公知である、ガラス高分子マトリクス複合物およびアルミニウムから形成される合成複合構造についても同じことがいえる。
【0006】
自動テープ積重ね機械により、従来の高分子マトリクス複合構造の製造コストが削減された。テープ積重ね機械は複合シートではなく複合物が含浸されたテープの層をレイアップマンドレルに自動的に置き、この方法によっていくつかの部品の労働コストがかなり削減できる。
【0007】
しかし合成複合構造の現在の製造技術は依然として、レイアップマンドレル上に構造の金属およびハニカム層を手動で置くことに依存する。陽極化面を有する貴金属フォイルを用いる場合は、汚染を避けるために製造の間、陽極化面を手で触れるのを避けなければならない。したがって手動によるレイアップ技術も十分ではない。
【0008】
【発明の概要】
この発明は、合成複合構造を形成するための方法を提供する。これらの製造プロセスによって材料の取扱いが最小になり、レイアップの効率が最大になり、かつ製造時間が減り、これらすべてにより、より経済的な最終生産物が提供される。モールドまたは「マンドレル」としてのレイアップマンドレルが提供される。好ましい形においてそれはチューブ状であり、たとえば複合形状であり得る胴体セクションの形をしている。方法の第1のステップは、リボン状の金属フォイルからなる、複数の「第1のストリップ」(請求項1)または「ストリップ」(請求項10および請求項17)としてのゴアストリップを形成することを含む。その後第1の量のゴアストリップがレイアップマンドレルに与えられて、「第1ストリップの第1の層」(請求項1)または「ストリップの第1の層」(請求項10および請求項17)としての第1のゴアスキン層を形成する。その後、「第2のストリップ」(請求項1)または「複合材料」(請求項10および請求項17)としての高分子マトリクス複合材料が第1のゴアスキン層に与えられて、「複合材料の第1の層」(請求項1および請求項10)または「複合材料の層」(請求項17)としての第1の複合層を形成する。次に、第2の量のゴアストリップが、第1のゴアスキン層の反対側で第1の複合層に与えられて、「少なくとも第2の層」(請求項1)または「少なくとも1つの他の層」(請求項10および請求項17)としての少なくとも第2のゴアスキン層を形成する。これにより、構造の第1の層および最後の層としてゴアストリップを有する第1のサンドイッチ構造が作られる。その後、接着剤を用いてハニカム材料の層が第1のサンドイッチ構造の最後の層に与えられる。さらに、実質的には第1のサンドイッチ構造と同一である第2のサンドイッチ構造が、ハニカム層の第1のサンドイッチ構造とは反対側に形成される。したがって合成複合構造は、中央のハニカム層によって分離された第1および第2のサンドイッチ構造を有して形成される。
【0009】
好ましくは、以下のようにしてゴアストリップはレイアップマンドレルに与えられる。第1にゴアストリップをスプールまたはカセットに巻く。次にこの構成がレイアップマンドレルに沿って縦方向に移動する際に、各ゴアストリップをスプールまたはカセットから解くことによってレイアップマンドレルにゴアストリップが与えられる。各ゴアストリップを与えた後に、レイアップマンドレルは予め規定された角度まで回転して、先に与えられたゴアストリップに隣接するよう構成を位置付ける。このため、この構成がマンドレルに沿って縦方向に移動する際に、スプールまたはカセットから次のゴアストリップを解くことによって第1のゴアストリップ(または、リボンの第1のセクション)の横に次のゴアストリップ(または、リボンセクション)を与えることができる。この結果、端縁をつき合わせた関係でレイアップマンドレルにゴアストリップが与えられる。スプール/カセット構成を移動し、ゴアストリップを解き、かつレイアップマンドレルを増加させながら回転させるステップは、その層のゴアストリップすべてが与えられるまで繰返される。
【0010】
好ましい実施例では、高分子マトリクス複合材料をレイアップマンドレルに与えるために、進歩した繊維配置機構が用いられる。これは、ストランドのような形に構成された樹脂含浸繊維、すなわちスリットテープまたはトウの形で複合材料を供給することによって行なわれる。高分子マトリクス複合物は進歩した繊維配置機構上に積まれ、この進歩した繊維配置機構はレイアップマンドレルに沿って縦方向に移動する。機構がレイアップマンドレルに沿って移動すると、レイアップマンドレルは回転して、好ましくは層を取囲むヘリカルパターンで、ゴアスキン層に高分子マトリクス複合材料を与える。
【0011】
この発明の前述の局面およびそれに伴う利点の多くは添付の図面と関連して読まれると以下の詳細な説明からよりたやすく理解され、同時によりよく理解されるだろう。
【0012】
【好ましい実施例の詳細な説明】
この発明は、合成複合構造を経済的に製造するための方法に関する。好ましい実施例の詳細な説明を始める前に、この方法によって好ましく製造される合成構造を簡単に説明する。
【0013】
好ましい実施例に従って、ハニカム材料の中央の層を有する合成複合構造は、金属フォイルの2つのスキンと、高分子マトリクス複合物の2つのスキンとの間に挟み込まれる。構造を形成するために、チタン合金シートまたはフォイルの層がハニカム材料の各側に結合される。高分子マトリクス複合物層はチタン合金フォイル層の各々に結合される。さらに別のチタン合金フォイル層が高分子マトリクス複合層の各々に結合される。付加的な高分子マトリクス複合層がこれらのチタン合金フォイル層の各々に結合され、その後、外部の(および内部の)最後のチタン合金フォイル層がこれらの高分子マトリクス複合層の各々に結合される。
【0014】
したがって結果として生じるサンドイッチ構造は、中央のハニカム層と、中央のハニカム層の各側に結合されるチタン合金フォイルの3つの層と、高分子マトリクス複合物の2つの層とを含む。サンドイッチ構造の局部領域を補強するために必要な高分子マトリクス複合物および/またはチタン合金フォイルの付加的な層が内部および外部スキンに与えられてもよい。
【0015】
この発明に従って構成された構造のおもなコンポーネントの各々、すなわちチタンシートフォイルと、高分子マトリクス複合物と、ハニカム材料とは一般的に、この発明に関連して用いるために予め構築され(「キットにされ」)、かつ構成される。たとえばハニカム材料は、この発明に関連して用いるために予め製造され、かつ供給される。特に、ハニカム材料は予め定められた態様で、受取表面に置かれるセクションまたはパネルの形で提供される。樹脂フィルムは、この発明に従って合成複合構造を形成する間、受取表面にハニカムパネルを保つ。後により詳細に説明されるようにハニカムパネルを与える前に取除き可能なバッキングペーパーまたはプラスチックフィルム上に置かれた接着剤が受取表面に適用されて、樹脂フィルムを形成する。
【0016】
高分子マトリクス複合物は好ましくは、一般的には向きが均一な補強繊維、たとえば黒鉛、ホウ素および/または他の補強繊維を含み、これらは高温の高分子樹脂に包まれて、高分子マトリクス複合物のストランドのような構成を形成する。好ましい樹脂は、乾式熱可塑性または乾式(揮発しない)熱硬化性樹脂を含む。高分子マトリクス複合物は好ましくは、高分子樹脂で含浸されたトウを含み、樹脂含浸トウはスプールに巻かれる。特に、高分子マトリクス複合物は好ましくは、実質的に捩じれがなく緩いアセンブリに集められ、高分子樹脂で包まれるか、または被覆された、補強繊維を形成するためのフィラメントを含む。これに代えて高分子マトリクス複合物は、(典型的には8分の1から4分の1インチの幅である)かなり小さな幅に切り裂かれ、かつスプールに巻かれた従来の高分子樹脂含浸テープの形であってもよい。合成複合構造を形成するには、高分子マトリクス複合物を固化するよう熱および圧力を受ける間にトウまたはスリットテープがスプールから受取表面に解かれる。
【0017】
チタンフォイルは普通は大きなロールの形で供給される。図1を参照して、フォイルはまず受取場所(14)で受取られ、その後従来の切削機械(16)によって、予め定められた長さのゴアストリップにトリムまたは切削される。胴体セクションに関していうと、ゴアストリップは胴体セクションの一端から他方端まで延在する長手の一片である。円周が変わるまたは変化する胴体セクションでは、これにより、連続したゴアストリップを端縁がつき合わせられた関係で、好ましくは重ならず、かつ隣接するストリップの間のギャップが、特定の最大公差を確実に超えないようにして与えるためにはさまざまな幅でゴアストリップを切削する必要がある。
【0018】
ゴアストリップは陽極化されて、先に言及した高分子マトリクス複合物に結合するのに適するよう各ゴアストリップに外部被覆を形成する。この点に関しては、陽極化プロセスにより、各ゴアストリップの外部にデンドライト構造が形成されこれには高分子樹脂が浸透し、かつ有効に結合できる。陽極化プロセス(18)は従来のクロム酸陽極化を含んでもよく、このクロム酸陽極化は合成複合構造の形成に用いるのに有効であることがわかっている。
【0019】
陽極化プロセス(18)の後には準備プロセス(priming process )(19)が続く。準備プロセスはゴアストリップに、熱可塑性または熱硬化性のいずれかの型の高分子樹脂を与える。高分子マトリクス複合物は、ゴアストリップに確実によく結合するために十分な余分な樹脂を含んでいないかもしれない。したがって準備プロセス(19)は、ゴアストリップと高分子マトリクス複合物との間に十分な量の樹脂を確保して、しっかりと結合するようにする。
【0020】
この発明に従って、スプールまたはカセット(20)上にゴアストリップが積まれる。これらのカセットは製造設備の近くの保管場所(24)に運ばれ、積層プロセスに用いられるまで保管される。レイアップマンドレルはツール保管(28)から取出され、自動積層サイト(26)に移される。合成複合構造は以下に説明される積層工程によってマンドレルに与えられる。その後マンドレルが構築サイトから取除かれ、かつ合成複合構造から取出される。合成複合構造はトリムされ、ウィンドウ開口が構造に切削され、他の固定装置およびコンポーネントが加えられて最終構造(30)を形成する。
【0021】
この発明に従って、1つの合成複合構造、たとえば胴体セクションを準備するためのステップが図2に示される。この例において、チューブ状マンドレルが一般的にその縦軸は垂直方向に配向されて直立する。複数のチタンゴアストリップが、マンドレルの外部表面に縦方向に与えられて、チタンフォイルの第1の層(32)を形成する。トウまたはスリットテープの形の高分子マトリクス複合物が、高分子マトリクス複合物の第1の層が形成されるまで、マンドレルに対して横切る方向で、好ましくはヘリカル状の向きでマンドレルの周りに巻かれる(34)。チタンフォイルの第2の層がその後複合層に与えられ(36)、その後複合材料(38)の別の層およびチタンフォイル(40)の最後の層が与えられる。これにより、高分子マトリクス複合物の層を挟んだ、チタンフォイルの3つの層を含む第1の内部スキンが提供される。
【0022】
その後、ハニカムレイアップステップ(41)、(42)および(43)が起こる。ハニカムレイアップの第1のステップは接着剤適用プロセス(41)を含む。接着剤塗布プロセスは先のステップで形成された第1の内部スキンの外部表面に樹脂フィルムを形成して、ハニカムパネルをスキンに保つ。好ましくは、取除き可能なバッキングペーパーまたはプラスチックフィルムの、幅の狭いストリップに置かれた接着剤がスキンに適用されて樹脂フィルムを形成する。接着剤ストリップは必要に応じて都合よく分配されるようスプール上に巻かれる。特に、後により詳細に説明されるように接着剤ストリップは高分子マトリクス複合物の塗布プロセスに似た態様でスキン上のスプールから分配される。接着剤ストリップ分配プロセスでは好ましくは、ストリップがスプールからスキン上に解かれる際にペーパーまたはフィルムバッキングを取除く。これに代えて、接着剤ストリップを与えた後に、別個のステップにおいてペーパーまたはフィルムバッキングが取除かれてもよい。
【0023】
ハニカムレイアップの次のステップはハニカム適用プロセス(42)を含む。より詳細に説明されることとなるように、ハニカムパネルは第1の内部スキンの外部にある接着フィルム上に与えられる。その後ハニカムレイアップは、第1の接着剤適用プロセス(41)と実質的に同一である第2の接着剤適用プロセス(43)で終わる。第1の接着剤適用プロセス(41)と、第2の接着剤適用プロセス(43)との違いは、第2のプロセスにより第1の内部スキンではなくハニカムパネルの外部表面に樹脂フィルムが形成されるという点である。
【0024】
その後、チタンおよび高分子マトリクス複合物層の第2の外部スキンが形成される。第2のスキンのチタンフォイルの第1の層はハニカム層(44)の外部に与えられる。次に、高分子マトリクス複合物の第1の外部の層(46)が与えられ、その後連続したチタンフォイルの層(48)、高分子マトリクス複合物の層(50)およびチタンフォイルの最後の外部層(52)が与えられる。このように、中央のハニカムコアはチタン/高分子マトリクス複合物の第1の内部スキンとチタン/高分子マトリクス複合物の第2の外部スキンとの間に挟まれる。マンドレルが取外されると、構造は強くて堅い、強度−重量比の高い胴体セクションを形成し、このセクションは、用いられる材料のおかげで、高速の超音速飛行に関連する高温度に耐えることができる。構造全体はオートクレーブといった最後の後熱および圧力プロセス(53)にさらされて、開口が構造に切削される前または後のいずれかに、さまざまな層の十分な固化と結合とが確実にされる。
【0025】
合成複合構造は図3に示されるようにモールドまたはレイアップマンドレル10上に形成される。好ましくはレイアップマンドレル10は、合成複合構造によって形成されるコンポーネントの形に一般的に対応する形である。最も簡単な形では、レイアップマンドレル10は実質的にはシリンダの形であり、超音速民間輸送機といった航空機に用いるためのシリンダの胴体セクションを形成する。レイアップマンドレル10の周りに合成複合構造のさまざまな層が形成されて、一般的にはシリンダの形をした合成複合構造を形成する。より複雑な形、たとえばさまざまな直径を有する胴体セクションをこの発明に従って形成することもできる。
【0026】
さらに図3を参照して、合成複合構造を構成するのに用いられるチタンフォイル層が、フォイルのリボンまたはゴアストリップ12から形成される。特に個々のゴアストリップ12はチタン合金フォイルのシートから切削されるか、または切り裂かれ、かつ上述のように予め処理される。好ましくはフォイルシートはおよそ0.005インチの厚さを有する。
【0027】
各ゴアストリップ12は、ゴアストリップの縦軸がレイアップマンドレルの縦軸に実質的に平行になるようレイアップマンドレル10上に位置付けられる。ゴアストリップ12は端縁がつき合わせられる関係でレイアップマンドレル10の円周周りに連続して与えられて、レイアップマンドレルを覆う連続した平滑なチタンフォイル層を形成する。
【0028】
上述のとおり、チタンフォイルは切削または切り裂かれてリボン状になり、ゴアストリップ12を形成する。好ましくは従来の切削機械はチタンフォイルを切り裂いてゴアストリップ12にする。機械の切削機構はフォイルシートを切り裂いてゴアストリップ12にするためには高速でアブレッシブな流体噴射であってもよく、たとえば水およびガーネット粒子または水中の他の型の粒子であってもよい。これに代えて、切削機械は動力シアーまたは他の切削方法を採用してもよい。ゴアストリップ12は各々、シリンダのレイアップマンドレル10に用いるために実質的に長方形の形を有する。長方形のゴアストリップ12は各々、シリンダのレイアップマンドレル10の、およそ等しい面積を覆う。隣接するゴアストリップ12のエッジはレイアップマンドレル10を覆うチタンフォイルの平滑な層を形成するよう位置付けられる。
【0029】
他のジオメトリを有するレイアップマンドレルに用いるためにはゴアストリップ12は好ましくは他の形を有する。たとえば円錐形のレイアップマンドレルでは、ゴアストリップ12は好ましくは台形の形であろう。すなわちゴアストリップの一端が他方端よりも幅が広いだろう。したがって、端縁がつき合わせられる関係でゴアストリップが円錐のレイアップマンドレル上に置かれるときには、幅の広い端部が円錐形のベースに近接すると考えられる。したがって各ゴアストリップはレイアップマンドレルのおよそ等しい面積を覆って、平滑なチタンフォイル層を形成することとなる。したがってフォイルを切り裂いてゴアストリップ12にすることには、各ゴアストリップがレイアップマンドレルのおよそ等しい面積を覆うようゴアストリップの形を予め計算することが含まれる。したがってゴアストリップ12がレイアップマンドレル上に端縁がつき合わせられる関係で置かれるときには、ゴアストリップは平滑なチタンフォイル層を形成する。
【0030】
合成複合構造を構成するための自動積層工程は、図3から図7までの一連の斜視図において一部示される。レイアップマンドレル10はカラセル54上に支えられる。好ましい実施例においてカラセル54はレイアップマンドレル10を支え、レイアップマンドレル10の縦軸は一般的に垂直に配向される。レイアップマンドレル10を垂直に配向することにより、レイアップマンドレルおよび/またはレイアップマンドレル10に合成複合構造の層を与える、後に説明される機械における撓みを最小にする。
【0031】
カラセル54は、一般的に垂直に上方に延在し、カラセルの一方の側に近接するスタンド56を含む。フィンガ58がスタンド56の上部端部から片持ちし、かつレイアップマンドレル10の上部端部を回転可能に支持する。好ましくはレイアップマンドレル10は回転可能な支持に適した端部を含む。
【0032】
レイアップマンドレル10にゴアストリップ12を与えるストリップ積重ね機械62が提供される。ストリップ積重ね機械62は、レイアップマンドレル10に近接する一般的に垂直なスタンド66を有するキャリッジアセンブリを含む。スタンド66は実質的に平行であって、一般的に垂直な、スペースのあけられた1対のレール68を支持し、このレールにはキャリッジ63が可動式に取付けられる。この点において、キャリッジアセンブリは内部原動機と、レール68に沿って垂直にキャリッジ63を移動させる関連装置(図示せず)とを含む。たとえば原動機は、キャリッジ63を接続するねじジャッキ機構を動作して、レール68に沿ってキャリッジを移動させてもよい。
【0033】
1つまたはそれ以上のゴアストリップ12を運ぶスプールまたはカセット67がキャリッジ63に取外し可能に取付けられる。カセット67は、レイアップマンドレル10に最も近いキャリッジ63の端部に取付けられるその場(in-situ )固化ヘッド60にゴアストリップ12を供給する。キャリッジ63がレール68に沿って移動すると、その場固化ヘッドはレイアップマンドレル10にゴアストリップ12を与える。その場固化ヘッド60は好ましくは、その場固化機構を有する従来のテープ積重ねヘッドであって、テープ積重ねヘッドはテープの代わりにゴアストリップ12を与えるよう適合されている。従来のその場固化ヘッドは、刊行物に開示されており、たとえばカリフォルニア州パロアルト(Palo Alto )のスタンフォード大学(Stanford University )を通して入手可能な、1995年付の「熱可塑性複合物をその場で固化するための数学的モデル」(“A Mathematical Model For An In-situ Consolidation of Thermoplastic Composites ”)と題されたクオ シー リュー(Kuo-Shih Liu)の博士論文に開示される。「その場固化による熱可塑性トウ配置プロセスの設計および最適化」(“Design And Optimization of A Thermoplastic Tow-Placement Process With In-situ Consolidation ”)と題された、デラウェア大学複合材料センター(University of Delaware Center for Composite Materials )によって発行され、かつそこから入手可能な技術報告もまた、従来の型のその場固化ヘッドについて議論している。
【0034】
ゴアストリップ12を与える際に、キャリッジ63はレール68の下部端部から上部端部まで移動し、かつ再び下部まで戻って反復的に移動する。キャリッジ63が移動するにつれて、ゴアストリップ12はその場固化ヘッド60を通してカセット67から動かされ、かつレイアップマンドレル10の長さに沿って与えられる。好ましい実施例においては、キャリッジ63はレイアップマンドレル10の下部端部から上部端部まで移動して各ゴアストリップ12を与える。ゴアストリップ12を与えた後、キャリッジ63は下部端部に戻り別のゴアストリップを与え始める。
【0035】
これに代えて、キャリッジ63は上方向および下方向の両方に移動しながらゴアストリップ12を与えてもよい。特定的にはキャリッジ63はレイアップマンドレル10の一端から他方端に移動してゴアストリップ12を与え、その後反対方向に移動して次のゴアストリップを与えてもよい。
【0036】
好ましくは「粘着付与剤」と呼ばれることが多い従来剤が各ゴアストリップ12をレイアップマンドレル10に接着する。粘着付与剤は高分子樹脂または他の適当な材料であってもよく、噴霧されるか、塗られるか、または別の方法でレイアップマンドレル10に適用される。粘着付与剤はレイアップマンドレル10上に、粘着度が高く、かつ製造される部品の質に悪影響を及ぼさない樹脂フィルムを形成する。粘着付与剤のための適当な類の樹脂には、複合部品を製造するのに典型的に用いられる熱可塑性または熱硬化性の型が含まれる。ストリップ積重ね機械62が、各ゴアストリップ12を与えると、固化ヘッド60はゴアストリップに熱および圧力を与えて、少なくとも部分的にゴアストリップを樹脂フィルムに結合する。特に固化ヘッド60は窒素といった過熱ガスまたは他の方法を用いて、ストリップが分配される際に各ゴアストリップ12を熱し、かつローラといった圧縮機構を用いて圧力を与える。熱および圧力はゴアストリップ12の下にある樹脂フィルムを少なくとも部分的に固化しかつ硬化し、それによりストリップをレイアップマンドレル10に結合する。
【0037】
真空システム(図示せず)が単独でまたは先に述べた粘着付与剤と関連して用いられて、レイアップマンドレル10にゴアストリップ12を保つようにしてもよい。真空システムは、レイアップマンドレル10の表面上に分配された複数の小さな孔と、エアポンプとを含む。ストリップ積重ね機械62が各ゴアストリップ12をレイアップマンドレル10に与えると、エアポンプはマンドレルの内部を部分的に真空にし、それにより気圧によってレイアップマンドレル表面に対してゴアストリップが押圧される。
【0038】
これに代えて、クリップまたは他のクランプ装置が各ゴアストリップ12の端部を、レイアップマンドレル10の端部に保ってもよい。たとえばストリップ積重ね機械62がゴアストリップ12を与える前にゴアストリップの一端がストリップ積重ね機械62から延び、これがストリップ積重ね機械62に最も近いレイアップマンドレル10の端部に留め付けられてもよい。その後ストリップ積重ね機械62はレイアップマンドレル10のその端部から他方端へと移動し、そこでゴアストリップ12の、対向する端部がレイアップマンドレル10に留め付けられる。クランプ装置は単独で用いられても、先に述べた真空システムおよび/または粘着付与剤と組合せて用いられてもよい。
【0039】
ストリップ積重ね機械62がゴアストリップ12を与えた後に、レイアップマンドレル10を支持するカラセル54はその垂直軸の周りを回転させる。カラセル54は予め定められた量だけ回転し、それによりレイアップマンドレル10の外周は、ストリップ積重ね機械62に対して、ゴアストリップ12の幅におよそ等しい、ある距離だけ移動する。その後ストリップ積重ね機械62は、すぐ前に与えられたゴアストリップに隣接して、別のゴアストリップ12を与える。エッジ−エッジ間の関係でゴアストリップ12がレイアップマンドレル10の周りを円周上に延びるまでこのステップが繰返される。
【0040】
図4および図5に示されるように、自動積層機械は、進歩した繊維配置機械70をさらに含む。繊維配置機械70は高分子樹脂含浸スリットテープまたはトウの形で、高分子マトリクス複合物71をレイアップマンドレル10に与える。この点については、含浸樹脂は好ましくはPETI−5などの熱可塑性または疑似熱硬化性型であって、特定の樹脂にNASAラングレーリサーチセンター(NASA langley Research Center)が用いるためのものである。PETI−5はカリフォルニア州アナハイム(Anaheim )のシーテックエンジニアマテリアル会社(Cytec Engineered Material Inc.)から入手可能である。一般的には、熱硬化性高分子型の樹脂は、超音速航空機といった高温度の使用要件を有する部品に用いられる。市場で入手可能な熱可塑性樹脂はポリエステルエーテル−ケトンであって、「PEEK」と呼ばれることが多く、かつカリフォルニア州オレンジ(Orange)のICI-Fiberiteによって製造されるものか、またはポリエステルケトン−ケトンであって、「PEKK」と呼ばれることが多く、かつデラウェア州ウィルミントン(Wilmington)のデュポン社(DuPond)によって製造されるものを含む。高温にさらされる部品を製造するための、開発中である新しい熱可塑性樹脂も、入手できるようになれば用いることができる。亜音速機におけるような低温の使用要件を有する用途にはエポキシ樹脂が用いられてもよい。
【0041】
繊維配置機械70は、先に述べたストリップ積重ね機械62用のキャリッジアセンブリと実質的に同一であるキャリッジアセンブリを含む。特定的には、繊維配置機械70用のキャリッジアセンブリは一般的に、レイアップマンドレル10に近接する垂直スタンド66を含む。繊維配置機械70用のスタンド66は1対の、実質的に平行で一般的に垂直な、間隔のあけられたレール68を支持する。キャリッジ69はレール68を可動式に取付け、キャリッジがレールの長さに沿って移動できるようにする。
従来の進歩した繊維配置その場固化ヘッド73はレイアップマンドレル10に最も近いキャリッジ69の端部に取付けられる。適当な型のその場固化ヘッドは先に参照された、「熱可塑性複合物をその場で固化するための数学的モデル」(“A Mathematical Model For An In-situ Consolidation of Thermoplastic Composites ”)と題された博士論文および先に参照された「その場固化による熱可塑性トウ配置プロセスの設計および最適化」(“Design And Optimization of A Thermoplastic Tow-Placement Process With In-situ Consolidation ”)と題された技術報告に開示される。
【0042】
繊維配置その場固化ヘッド73はレイアップマンドレル10に高分子マトリクス複合物71を与える。先に述べたように、高分子マトリクス複合物71は好ましくは、高分子樹脂で含浸され、かつスプール75に巻かれたスリットテープまたはトウを含む。スプール75はキャリッジ69に取付けられて必要に応じてその場固化ヘッド73によって高分子マトリクス複合物71を分配する。その場固化ヘッド73はレール68に取付けられて、スリットテープまたはトウの形の高分子マトリクス複合物71が一般的には水平方向に分配されるようにする。
【0043】
とくに、ゴアストリップ12の層がレイアップマンドレル10に与えられた後、固化ヘッド73を支持するキャリッジ69はレール68の一端から対向する端部に移動する。キャリッジ69が移動する際に、レイアップマンドレル10を支持するカラセル54が回転し、かつ固化ヘッド73はゴアストリップ12上に高分子マトリクス複合物71を与える。これにより、スリットテープまたはトウの形の高分子マトリクス複合物71が、ヘリカルパターンでレイアップマンドレル10の円周を囲むゴアストリップ12に与えられる。固化ヘッド73は高分子マトリクス複合物71が分配される際にそれに熱および圧力を与える。熱および圧力は高分子マトリクス複合物71を少なくとも部分的に固化し、硬化し、かつ下にあるゴアストリップ12に結合し、クリップ、クランプ、樹脂フィルム、真空システムまたは他の複合物をゴアストリップ12に保つための方法が必要でないようにする。
【0044】
従来の高分子樹脂の含浸テープは、テープの面で進めるのが困難であると考えられる。すなわち従来のテープでは、曲率半径の大きなところを除いてはテープの面に滑らかな曲線を作ろうとするときに困難が生じる。したがってこの発明に従った方法はスリットテープまたはトウの形の高分子マトリクス複合物71によって、レイアップマンドレル10の周りで円周上にヘリカルパターンで、ゴアストリップ12上に滑らかな曲線を形成する。特定的には、スリットテープまたはトウの幅は狭く(典型的には8分の1から4分の1インチ)、かつ材料の面に容易に進めることができて、レイアップマンドレル10の周りで円周パターンに、ゴアストリップ12上に滑らかな曲線を形成することができる。
【0045】
ゴアストリップ12の層がレイアップマンドレル10に与えられ、かつ高分子マトリクス複合物71の層がゴアストリップ上に与えられた後、ゴアストリップの第2の層が図5に示されるように高分子マトリクス複合層上に与えられる。特定的には先に述べたようにストリップ積重ね機械62のヘッド60がレイアップマンドレル10の長さに沿って移動して、各ゴアストリップ12を与える。好ましい実施例では、高分子マトリクス複合層を覆うゴアストリップ12のエッジは、高分子マトリクス複合層の下にあるゴアストリップのエッジと半径方向には整列しない。特にオフセットされ、このオフセットは結果として生じる合成複合構造の強度を増す役割を果たす。
【0046】
次に、高分子マトリクス複合物71の第2の層が、高分子マトリクス複合物の第1の層が与えられたのと同じ方法(図4参照)で与えられる。好ましくは高分子マトリクス複合物71のスリットテープまたはトウのエッジは各層ごとに軸方向にオフセットされて、構造の強度を増加する。
【0047】
高分子マトリクス複合物71の第2の層は、ゴアストリップの第2の層が与えられたのと同じ方法(図5参照)でゴアストリップ12の第3の層によって被覆される。好ましくは、ゴアストリップの第2および第3の層にあるゴアストリップ12のエッジは半径方向に整列せず、すなわちオフセットされ、合成複合構造の強度を最大にする。
【0048】
次に、自動積層工程はゴアストリップ12の、最後に与えられた層に接着剤を適用することを含む。接着剤は好ましくは熱可塑性の高分子樹脂または擬似熱可塑性の型を含み、たとえば先に参照されたPETI−5を含む。接着剤の適用の好ましい方法は、取外し可能なバッキングペーパーまたはプラスチックフィルムのストリップ上に接着剤をおいて、接着ストリップ(図示せず)を形成することを含む。その後接着ストリップは、都合よく分配されるようスプールに巻かれる。その後接着ストリップは、高分子マトリクス複合物71の適用プロセスと同じように、スプールからゴアストリップ層に分配される。特定的には接着ストリップ積重ねヘッド(図示せず)が、最後に与えられたゴアストリップ層に接着ストリップを与える。ストリップ積重ね機械62または繊維配置機械70のいずれかからのヘッド60または73は好ましくは容易に取除くことができ、かつ接着ストリップ積重ねヘッドと置換えることができる。これに代えて、接着剤の適用に用いられる別個の機械が供給されてもよい。
【0049】
接着剤適用過程は、ストリップ積重ねヘッドが接着ストリップを与える際にカラセル54を回転して、最後に与えられたゴアストリップ層の周りに、第1の、一般的には水平方向の円周接着バンドを形成することを含む。ストリップ積重ねヘッドは接着ストリップを必要な長さに切削してバンドを形成してもよく、または接着ストリップが、適当な長さの複数の短いセクションに予め切削されてもよい。接着ストリップ積重ねヘッドは好ましくは、ヘッドが接着ストリップを与える際にバッキングペーパーまたはプラスチックフィルムを取除く。これに代えてバッキングペーパーまたはプラスチックフィルムを別個の手動のステップまたは他のプロセスで取除くことができる。バッキングペーパーまたはプラスチックフィルムを取除くと、樹脂フィルムがゴアストリップ層上に残る。
【0050】
その後ストリップ積重ねヘッドを支持するキャリッジはちょうど与えられたその接着バンドの幅におよそ等しい幅だけ垂直方向に進む。その後カラセル54は、ヘッドが接着剤を適用する際に再び回転して、第1に与えられた接着バンドに隣接する第2の円周接着バンドを形成する。この過程は、ゴアストリップ層が接着剤によって実質的に覆われるまで繰返される。他の過程、たとえばゴアストリップ12を与えた方法に類似する、長さ方向に接着剤のストリップを与える過程を用いることができる。
【0051】
その後、図6に示されるような、複数の長方形のパネルまたはセクション72にある樹脂フィルム上にハニカム材料の層が与えられる。長方形のセクション72はゴアストリップ12の層に手動で与えられてもよい。これに代えて、自動配置技術における一般的な技術のうち1つで公知である自動配置設備が用いられてもよい。
【0052】
ハニカム材料は好ましくはチタン合金金属コアであって、一般的にはシートの表面を横切って延びる六角形のセルに形成されるものを含む。シートはおおよそ2分の1インチまたは他の適当な厚さを有してもよい。シートにある各セルはセルの対向する壁の間におよそ16分の3インチの長さを有し、各壁はおよそ0.003インチの厚さを有する。シートは、特定の表面に合うよう形どられた複数の長方形のセクション72に予め形成される。したがってそれらは特定のマンドレルの形によっては、平らであってもよく、単一の曲率または複合曲率を有してもよい。長方形セクション72は端縁がつき合わせられた関係でゴアストリップ12の層に与えられてゴアストリップ12の層を被覆するようにする。
【0053】
各長方形セクション72はゴアストリップ層に対して押圧され、長方形セクション72とゴアストリップ層との間の樹脂フィルムインタフェースに熱が与えられる。加熱方法は放射線、誘導、または樹脂フィルム/ゴアストリップ/長方形セクションのインタフェースの下の構造物の層に熱を与えすぎない他の型の加熱方法であってもよい。熱は樹脂フィルムの少なくとも一部分を固化し、かつ硬化して、各長方形セクション72を、その下にあるゴアストリップ層に結合する。さらに、各長方形セクション72が与えられる際に、接着剤がセクションのエッジに与えられる。接着剤は好ましくは、下にあるゴアストリップ層に樹脂フィルムを形成するのに用いられるものと同じ型であって、かつ加熱されて隣接する長方形セクション72を互いに端縁がつき合わせられた関係で結合する。これにより、連続して結合されたハニカム層が形成され、このハニカム層は、下にあるゴアストリップ12の層に結合され、かつその周りにある。
【0054】
好ましくは、長方形セクション72はレイアップマンドレル10の周りを円周上に延びる、一般的に水平の列としてゴアストリップ12に与えられる。好ましい実施例において、隣接する列の始めの位置は互いにオフセットされる。このため隣接する列にある長方形セクション72の垂直な端縁は整列せず、このことにより合成複合構造の強度が最大になる。
【0055】
次に長方形のハニカムセクション72の上に接着剤が与えられる。接着剤は好ましくは、ハニカム層の下にあるゴアストリップ層に与えられた接着剤と実質的に同じ型であり、かつ実質的に同じ方法で与えられる。ゴアストリップ12の別の層が、図7に示されるように接着剤の上および長方形のハニカムセクション72の層上に与えられる。これらのストリップ12は図3および図5に関連して述べた内部のサンドイッチの、もとのゴアストリップと似た態様で与えられる。先に述べたように、ストリップ積重ね機械62のその場固化ヘッド60は、各ゴアストリップ12が与えられるとそれを熱する。加熱することによって樹脂フィルムは少なくとも部分的に固化し、かつ硬化し、それにより各ゴアストリップ12を、長方形のハニカムセクション72の、下にある層に結合する。
【0056】
その後図4に関連して述べたように高分子マトリクス複合物71の層がゴアストリップ12の最後の層上に与えられる。ゴアストリップ12の別の層は、図5に関連して述べたように高分子マトリクス複合物71のこの層に与えられる。ゴアストリップ12の層の後に高分子マトリクス複合物71の最後の層およびゴアストリップ12の最後の層が続き、これにより自動積層工程が完了する。自動積層工程の後に、ゴアストリップ12の端部が必要であれば外されるか、またはクランプを外され、かつ実質的にはレイアップマンドレル10の端部と同一平面になるようトリムされる。
【0057】
構造物の、ある区域が、実質的により強い力を受ける合成複合構造物のための適用例があってもよい。これらの適用例では、自動積層工程は構造のこれらの区域を強化することを含む。強化区域は高分子マトリクス複合物71の層とゴアストリップ12の層とを付加的に交互に含む。しかし強化された区域においてはゴアストリップ12は好ましくは円周バンドを形成する。
【0058】
特定的には、強化された区域を形成するためにストリップ積重ね機械62のヘッド60がおよそ90°(図示せず)で回転させる。その後カラセル54が、各ゴアストリップ12が与えられるにつれて回転し、それにより各ゴアストリップがレイアップマンドレル10を円周に囲むようにする。好ましくはゴアストリップ12の各強化層は高分子マトリクス複合物71の強化層で挟まれ、それにより各ゴアストリップ層の間には常に高分子マトリクス複合物の層がある。各ゴアストリップ12を与えた後、ヘッド60を支持するキャリッジ63が、ゴアストリップの幅におよそ等しい幅だけ垂直方向に増加する。その後ヘッド60は、カラセル54が回転する際に、最後に与えられたゴアストリップに隣接して別のゴアストリップ12を与える。強化される区域がゴアストリップ12で覆われるまでこの工程が続く。
【0059】
図3から図7までに示されるように、カラセル54とキャリッジアセンブリ62および70とはコントロールパネル70に接続されていてもよい。コントロールパネル74は担当者76によって、以上に説明された工程をコントロールするための集中位置を提供し、その結果さらに労力が節約できる。コントロールパネルは、機械コントロール技術における普通の技術のうちの1つによってカラセル、パネルおよびテープ積重ね機械にたやすく結合できる。
【0060】
複合構造が形成されると、レイアップマンドレル10がカラセル54から取除かれ、合成複合構造がレイアップマンドレル10から取除かれる。その後ウィンドウ、ドア、アクセスパネルなどといった開口が構造物に切削されて航空機または他の製品を形成するのに用いられる。自動積層工程は、十分な熱と、各層が形成する際に材料に与えられる圧力とによって行なわれてもよく、それによりさまざまな層が十分に固化し、かつ/または互いに結合される。これに代えて、開口が構造の中に切削される前または後のいずれかに、構造全体がオートクレーブなどにおいて最終的な加熱および圧力プロセスを受け、確実に十分に固化し、結合するようにしてもよい。
【0061】
発明の好ましい実施例が示され、述べられたが、この発明の精神および範囲から離れることなくさまざまな変更がなされることが認められるだろう。たとえばレイアップマンドレル10は一般的に水平方向または他の、垂直でない方向にその縦軸の周りで回転可能に支持でき、ストリップ積重ね機械62と繊維配置機械70とは、ウィングパネル用などの(回転しない)静止レイアップマンドレルの周りを移動するよう構成でき、ゴアストリップ12は連続したリボンであって、カセット上に巻かれ、かつストリップ積重ね機械62がゴアストリップを分配する際に、ある長さに切削されるものとして形成することができ、さまざまな層が形成される際に十分な熱および圧力がそれらに与えられて、オートクレーブで最終的に固化する必要と、結合するプロセスの必要とがなくなり、かつ機械加工を用いる代わりに、ハニカム層および/またはハニカム層の下にあるゴアストリップ層に接着剤を手動で与えることができる。これらおよび他の変更を鑑みて、技術において一般的な技術のうち1つを用いることにより代替および修正がなされ、特許の範囲は前掲の特許請求の範囲によってのみここに限定されることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従った合成複合構造を構成するための好ましい実施例を示すフロー図である。
【図2】この発明に従った合成複合構造を構成するために、ハニカムおよび高分子マトリクス複合材料とともにマンドレルにゴアストリップを与えるための好ましい方法を示す概略フロー図である。
【図3】図2に関連して述べられた方法を用いてレイアップマンドレルに与えられる金属ゴアストリップの斜視図である。
【図4】図2に関連して述べられた方法を用いて、図3の金属ゴアストリップの層に与えられる高分子マトリクス複合物の層の斜視図である。
【図5】図2に関連して述べられた方法を用いて、図4の高分子マトリクス複合物の層を与えるための金属ゴアストリップの斜視図である。
【図6】図2に関連して述べられた方法を用いて、接着剤がハニカム材料上に与えられる、図5の金属ゴアストリップの第1のスキンおよび高分子マトリクス複合物に与えられる接着剤の層およびハニカム材料の斜視図である。
【図7】図2に関連して述べられた方法を用いて、図6に示されるハニカム材料の層に与えられる金属ゴアストリップの第2のスキンおよび高分子マトリクス複合物の構造の始めの部分を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 レイアップマンドレル
12 ゴアストリップ

Claims (21)

  1. マンドレル上に合成複合構造を形成するための方法であって、
    複数の第1のストリップを形成するステップと、
    前記マンドレル上にリボン状の金属フォイルからなる第1の量の第1のストリップを第1の方向に与えて、間にシームを有する、第1のストリップの第1の層を形成するステップと、
    前記第1のストリップの第1の層上に複合材料の第2のストリップを与えて、前記マンドレル上に複合材料の第1の層を形成するステップとを含み、前記第2のストリップは前記第1の方向を横切る方向に与えられ、さらに
    前記第1のストリップの第1の層の反対側で前記複合材料の第1の層上に前記第1の方向に第2の量の第1のストリップを与えて、第1のストリップの少なくとも第2の層を形成して、前記第1ストリップの第1の層および前記第1ストリップの前記少なくとも第2の層を有するスキン構造を作るステップとを含む、合成複合構造を形成するための方法。
  2. 第1の量の第1のストリップを与えるステップが、
    前記第1のストリップを形成した後に前記第1のストリップの各々をスプールに巻くサブステップと、
    各第1のストリップが前記マンドレルに与えられる際にそれを前記スプールから解くサブステップとを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記マンドレルがチューブ状であり、前記第1の方向が前記チューブ状マンドレルの縦軸に一般的に平行であり、前記方法が、
    前記スプールから第1のストリップを解いて各第1のストリップを前記マンドレルに与える間に、前記マンドレルに沿って前記第1の方向に前記スプールを移動するサブステップと、
    各第1のストリップが与えられた後に、予め定められた角度で増加させながら前記マンドレルをその縦軸の周りで回転させるサブステップと、
    前記マンドレルに沿って前記スプールを移動するステップを繰返して、第1のストリップを与え、かつ各第1のストリップが与えられた後に前記第1の量の第1のストリップすべてが与えられるまで前記マンドレルを回転させるサブステップとを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記マンドレルの前記縦軸が実質的に垂直に配向される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記複合材料の第2のストリップを与えるステップが、
    トウの形の前記第2のストリップを繊維配置機構に供給するサブステップと、
    前記繊維配置機構を前記マンドレルに隣接して位置付けるサブステップと、
    前記マンドレルを回転させるサブステップと、
    前記マンドレルを回転させる際に前記第1のストリップの第1の層に前記トウを円周方向に与えるサブステップとを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記マンドレルの縦軸が実質的に垂直に配向され、前記方法が、前記マンドレルを回転させる際に前記マンドレルに沿って縦方向に前記繊維配置機構を移動するステップをさらに含み、前記トウは前記第1のストリップ上にヘリカルパターンになるように置かれる、請求項5に記載の方法。
  7. 前記スキン構造の前記少なくとも第2の層上にハニカム材料の層を与えるステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. 請求項1に記載のすべてのステップを繰返して、前記ハニカム材料の上に第1のストリップおよび複合材料を与えるようにし、第1のストリップの層の間に前記ハニカム層を挟むようにするステップを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記マンドレルが、航空機のウィング構造に用いるためのパネルを形成するのに適する表面を形成する、請求項1に記載の方法。
  10. チューブ状のマンドレル上に合成複合構造を形成するための方法であって、前記マンドレルは軸と、該軸の周囲に外周表面とを有し、前記方法は、
    リボンの形の金属合金を含むフォイルを提供するステップと、
    前記リボンの第1のセクションを前記マンドレルの外周表面に軸方向に与えてストリップを形成し、前記リボンの第1のセクションから円周上にずれた位置であって該第1セクションに対して端縁をつき合わせた位置にリボンセクションを与えて前記マンドレル上にストリップの第1の層を形成するステップと、
    前記ストリップの縦の向きを横切る方向に、前記ストリップの第1の層に複合材料を与えて複合材料の第1の層を形成するステップと、
    前記ストリップの第1の層の反対側の、前記複合材料の第1の層に第2の複数のリボンセクションを与えて、ストリップの少なくとも1つの他の層を形成するステップとを含む、方法。
  11. 前記リボンの第1のセクションを与えるステップが、
    スプールに前記リボンを巻くサブステップと、
    前記スプールが前記マンドレルに沿って軸方向に移動する際に、前記リボンを前記スプールから解いて前記マンドレルに前記リボンの1つのセクションを与えるサブステップとを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記スプールが前記マンドレルの長さに沿って移動した後に、前記リボンをその長さに切削して、前記マンドレルにストリップを形成するサブステップと、
    前記リボンの第1のセクションから円周上にずれた位置にリボンセクションを与えるサブステップとをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記マンドレル上にストリップを形成した後に、予め規定された角度で増加させながら前記マンドレルを回転させて、先に形成されたストリップに隣接して第2のストリップが形成できるようにするサブステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記マンドレルの前記軸が実質的に垂直に配向され、かつ前記マンドレルをその軸の周りに回転させる、請求項12に記載の方法。
  15. 複合材料を与えるステップが、
    トウの形の複合材料を繊維配置機構に供給するサブステップと、
    前記マンドレルに隣接して前記繊維配置機構を位置付けるサブステップと、
    その軸の周りで前記マンドレルを回転させるサブステップと、
    前記繊維配置機構を用いて、前記ストリップの第1の層にトウを分配して与えて、前記ストリップ上に複合材料の第1の層を形成するサブステップとを含む、請求項10に記載の方法。
  16. 前記マンドレルに沿って軸方向に実質的に垂直に前記繊維配置機構を移動するサブステップと、
    その軸周りで前記マンドレルを回転させるサブステップと、
    前記マンドレルが回転し、かつ前記繊維配置機構が垂直に移動する際にヘリカルパターンで前記マンドレルにトウを与えるサブステップとを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 合成複合構造を形成する方法であって、
    金属合金の複数のストリップを形成するステップを備え、各ストリップは、それらの縁端の間に縦シームを形成するように配置され、さらに
    縦軸を有するマンドレルを提供するステップと、
    前記マンドレルの端縁にまで延びるように、前記マンドレル上に前記金属合金のストリップを与えるステップとを備え、前記ストリップの前記縦軸は前記マンドレルの縦軸に一般的に平行であって前記金属合金のストリップの第1の層を形成し、さらに
    前記ストリップの縦の向きを横切る方向に、前記第1の層に複合材料を与えて、複合材料の層を形成するステップと、
    前記複合材料の端縁にまで延びるように、前記複合材料の上に前記金属合金のストリップを与えて前記金属合金のストリップの、少なくとも1つの他の層を形成するステップとを備え、前記ストリップの前記縦シームは前記マンドレルの前記縦軸に一般的に平行である、合成複合構造を形成するための方法。
  18. 前記金属合金のストリップを与えるステップが、
    スプールに前記金属合金の前記ストリップの各々を第1に巻くサブステップと、
    各ストリップを前記マンドレルに与える間に前記スプールから前記金属合金の各ストリップを解くサブステップとを含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記マンドレルの上に巻かれた前記金属合金の各ストリップを与える間に、前記マンドレルに沿って前記スプールを縦方向に移動するサブステップと、
    前記金属合金の各ストリップが与えられた後に、予め規定された角度で前記マンドレルを回転させて、前記金属合金の別のストリップを、さきに与えられたストリップに隣接して与えることができるようにするサブステップと、
    前記マンドレルに沿ってスプールを移動するステップを繰返して、前記金属合金のストリップを与え、かつ前記金属合金のストリップの層が前記マンドレルに形成されるまで前記マンドレルを回転させるサブステップとをさらに含む、請求項18に記載の方法。
  20. 複合材料を与えるステップが、
    ストランド手段の形の複合材料を供給するサブステップと、
    繊維配置機構上に前記ストランド手段を積むサブステップと、
    前記マンドレルに沿って前記繊維配置機構を縦方向に移動して、前記金属合金の前記ストリップの縦の向きを横切る方向に、前記金属合金のストリップの前記第1の層に前記複合材料を与えるサブステップと、
    前記複合材料が前記金属合金のストリップの前記第1の層に与えられる際に前記マンドレルを回転して、前記金属合金の前記第1の層のストリップをヘリカルパターンの複合材料で囲むサブステップとを含む、請求項17に記載の方法。
  21. 前記材料が与えられる際に、前記複合材料を十分に固化するように前記複合材料に熱および圧力を与えるステップをさらに含む、請求項17に記載の方法。
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