JPH09188445A - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
シート搬送装置及び画像形成装置Info
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- JPH09188445A JPH09188445A JP8001890A JP189096A JPH09188445A JP H09188445 A JPH09188445 A JP H09188445A JP 8001890 A JP8001890 A JP 8001890A JP 189096 A JP189096 A JP 189096A JP H09188445 A JPH09188445 A JP H09188445A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 例えば連続シートがシート幅方向に引っ張ら
れ過ぎた状態でピントラクタをロックしても搬送不良を
生じさせないようにする。 【解決手段】 シート幅方向両側にピン孔を有する連続
シートを搬送するシート搬送装置において、前記ピン孔
に係合して前記連続シートを搬送する一対のピントラク
タと、前記ピントラクタを前記連続シートの幅方向に移
動するのをガイドするためのガイド手段と、前記ピント
ラクタの少なくとも一方は、連続シートを保持するため
の保持部と、前記保持部を前記ガイド手段に取り付ける
ための軸受部と、前記軸受部を前記ガイド手段に固定す
るためのロック部とを有し、前記軸受部がガイド手段に
固定された状態で前記保持部を前記軸受部に対してシー
ト幅方向に移動可能に構成する。
れ過ぎた状態でピントラクタをロックしても搬送不良を
生じさせないようにする。 【解決手段】 シート幅方向両側にピン孔を有する連続
シートを搬送するシート搬送装置において、前記ピン孔
に係合して前記連続シートを搬送する一対のピントラク
タと、前記ピントラクタを前記連続シートの幅方向に移
動するのをガイドするためのガイド手段と、前記ピント
ラクタの少なくとも一方は、連続シートを保持するため
の保持部と、前記保持部を前記ガイド手段に取り付ける
ための軸受部と、前記軸受部を前記ガイド手段に固定す
るためのロック部とを有し、前記軸受部がガイド手段に
固定された状態で前記保持部を前記軸受部に対してシー
ト幅方向に移動可能に構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はシート幅方向両側に
ピン孔を設けた連続シートを搬送するためのシート搬送
装置及びこれを用いた画像形成装置に関する。
ピン孔を設けた連続シートを搬送するためのシート搬送
装置及びこれを用いた画像形成装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】コンピュータの出力機器として用いられ
る画像形成装置等にあっては、シート幅方向両側にピン
孔を設けた連続シートを搬送して記録を行うものがあ
る。この連続シートを搬送するシート搬送装置は、一般
的に前記ピン孔に係合し得る２個１対のピントラクタを
シート幅方向に移動可能に備えており、このピントラク
タのピンを前記ピン孔に合わせてセットし、連続シート
がシート幅方向に弛みがなくなるような位置で前記ピン
トラクタをロックしてシートを搬送するようにしてい
る。
る画像形成装置等にあっては、シート幅方向両側にピン
孔を設けた連続シートを搬送して記録を行うものがあ
る。この連続シートを搬送するシート搬送装置は、一般
的に前記ピン孔に係合し得る２個１対のピントラクタを
シート幅方向に移動可能に備えており、このピントラク
タのピンを前記ピン孔に合わせてセットし、連続シート
がシート幅方向に弛みがなくなるような位置で前記ピン
トラクタをロックしてシートを搬送するようにしてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記シ
ート搬送装置にあっては連続シートがシート幅方向に弛
みがなくなるような位置でピントラクタをロックする際
に、連続シートがシート幅方向に引っ張られ過ぎた状態
でピントラクタをロックすると、連続シートのピン孔が
ピントラクタのピンからシート幅方向に外れるような力
を受けながら搬送されることになり、搬送途中で連続シ
ートのピン孔がトラクタのピンから外れ、搬送不良を生
ずるおそれがある。
ート搬送装置にあっては連続シートがシート幅方向に弛
みがなくなるような位置でピントラクタをロックする際
に、連続シートがシート幅方向に引っ張られ過ぎた状態
でピントラクタをロックすると、連続シートのピン孔が
ピントラクタのピンからシート幅方向に外れるような力
を受けながら搬送されることになり、搬送途中で連続シ
ートのピン孔がトラクタのピンから外れ、搬送不良を生
ずるおそれがある。
【０００４】本発明は従来の上記課題を解決するもので
あり、その目的とするところは、例えば連続シートがシ
ート幅方向に引っ張られ過ぎた状態でピントラクタをロ
ックしても搬送不良を生じないシート搬送装置及びこれ
を用いた画像形成装置を提供することにある。
あり、その目的とするところは、例えば連続シートがシ
ート幅方向に引っ張られ過ぎた状態でピントラクタをロ
ックしても搬送不良を生じないシート搬送装置及びこれ
を用いた画像形成装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、シート幅方向両側にピ
ン孔を有する連続シートを搬送するシート搬送装置にお
いて、前記ピン孔に係合して前記連続シートを搬送する
一対のピントラクタと、前記ピントラクタを前記連続シ
ートの幅方向に移動するのをガイドするためのガイド手
段と、前記ピントラクタの少なくとも一方は、連続シー
トを保持するための保持部と、前記保持部を前記ガイド
手段に取り付けるための軸受部と、前記軸受部を前記ガ
イド手段に固定するためのロック部とを有し、前記軸受
部がガイド手段に固定された状態で前記保持部を前記軸
受部に対してシート幅方向に移動可能に構成したことを
特徴としてなる。
の本発明に係る代表的な構成は、シート幅方向両側にピ
ン孔を有する連続シートを搬送するシート搬送装置にお
いて、前記ピン孔に係合して前記連続シートを搬送する
一対のピントラクタと、前記ピントラクタを前記連続シ
ートの幅方向に移動するのをガイドするためのガイド手
段と、前記ピントラクタの少なくとも一方は、連続シー
トを保持するための保持部と、前記保持部を前記ガイド
手段に取り付けるための軸受部と、前記軸受部を前記ガ
イド手段に固定するためのロック部とを有し、前記軸受
部がガイド手段に固定された状態で前記保持部を前記軸
受部に対してシート幅方向に移動可能に構成したことを
特徴としてなる。
【０００６】上記構成にあっては、ピントラクタがロッ
クされた時に、シートを保持する保持部が軸受部に対し
てシート幅方向に移動可能であるために、連続シートが
シート幅方向に引っ張られ過ぎた状態でピントラクタが
ロックされたとしても、保持部がシートにかかっている
引っ張り力が弱くなる方向へ移動する。また逆にシート
がシート幅方向に弛んだ状態でピントラクタがロックさ
れたとしても、同様に保持部がシートの腰の強さによっ
て弛みがなくなる方向へ移動する。このため、シートの
ピン孔とトラクタのピンとは常に安定して係合し、両者
が外れるおそれがなくなり、搬送不良を防止することが
出来る。
クされた時に、シートを保持する保持部が軸受部に対し
てシート幅方向に移動可能であるために、連続シートが
シート幅方向に引っ張られ過ぎた状態でピントラクタが
ロックされたとしても、保持部がシートにかかっている
引っ張り力が弱くなる方向へ移動する。また逆にシート
がシート幅方向に弛んだ状態でピントラクタがロックさ
れたとしても、同様に保持部がシートの腰の強さによっ
て弛みがなくなる方向へ移動する。このため、シートの
ピン孔とトラクタのピンとは常に安定して係合し、両者
が外れるおそれがなくなり、搬送不良を防止することが
出来る。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施形態に係るシ
ート搬送装置及びこれを用いた画像形成装置について図
面を参照して説明する。
ート搬送装置及びこれを用いた画像形成装置について図
面を参照して説明する。
【０００８】〔第１実施形態〕図１乃至図６は第１実施
形態を示すものであり、図１はシート搬送装置を用いた
画像形成装置の全体構成説明図、図２はシート搬送装置
の構成説明図、図３はピントラクタの正面説明図、図４
はピントラクタの平面説明図、図５及び図６はロック状
態の説明図である。
形態を示すものであり、図１はシート搬送装置を用いた
画像形成装置の全体構成説明図、図２はシート搬送装置
の構成説明図、図３はピントラクタの正面説明図、図４
はピントラクタの平面説明図、図５及び図６はロック状
態の説明図である。
【０００９】まず、シート搬送装置を用いた画像形成装
置の全体構成について説明すると、この画像形成装置は
図１に示すように、幅方向両側にピン孔を設けた連続シ
ートを、シート搬送装置を構成するピントラクタＡ1 ，
Ａ2 にセットし、このピントラクタＡ1 ，Ａ2 を駆動さ
せて連続シートを搬送すると共に、搬送ローラ１及びこ
れにシートを押圧する付勢コロ２によって連続シートを
搬送し、画像形成手段３によって所定画像を形成する。
そして、画像が形成されたシートを排出ローラ対４，５
によって搬送して所定の排出部へ排出するものである。
置の全体構成について説明すると、この画像形成装置は
図１に示すように、幅方向両側にピン孔を設けた連続シ
ートを、シート搬送装置を構成するピントラクタＡ1 ，
Ａ2 にセットし、このピントラクタＡ1 ，Ａ2 を駆動さ
せて連続シートを搬送すると共に、搬送ローラ１及びこ
れにシートを押圧する付勢コロ２によって連続シートを
搬送し、画像形成手段３によって所定画像を形成する。
そして、画像が形成されたシートを排出ローラ対４，５
によって搬送して所定の排出部へ排出するものである。
【００１０】本実施形態における画像形成手段３は搬送
手段で搬送された連続シートにインクジェット記録方式
によってインク像を記録するものである。即ち、画像形
成手段３は液状インクを収納したインクタンク３ａと前
記インクを吐出する記録ヘッド３ｂを、シート幅方向
（図１の表裏面方向）に往復移動可能なキャリッジ３ｃ
に載置し、キャリッジ３ｃの移動に対応して記録ヘッド
３ｂから記録信号に応じてインクを吐出して画像記録を
行うものである。
手段で搬送された連続シートにインクジェット記録方式
によってインク像を記録するものである。即ち、画像形
成手段３は液状インクを収納したインクタンク３ａと前
記インクを吐出する記録ヘッド３ｂを、シート幅方向
（図１の表裏面方向）に往復移動可能なキャリッジ３ｃ
に載置し、キャリッジ３ｃの移動に対応して記録ヘッド
３ｂから記録信号に応じてインクを吐出して画像記録を
行うものである。
【００１１】前記記録ヘッド３ｂは微細な液体吐出口
（オリフィス）、液路及びこの液路の一部に設けられる
エネルギー作用部と、該作用部にある液体に作用させる
液滴形成エネルギーを発生するエネルギー発生手段を備
えており、本実施形態ではインクの吐出構成として、記
録信号に応じて電気熱変換体に通電し、その熱エネルギ
ーによってインクに生ずる膜沸騰を利用してインクに生
ずる気泡の成長、収縮により、インクを吐出口から吐出
して記録を行うように構成している。
（オリフィス）、液路及びこの液路の一部に設けられる
エネルギー作用部と、該作用部にある液体に作用させる
液滴形成エネルギーを発生するエネルギー発生手段を備
えており、本実施形態ではインクの吐出構成として、記
録信号に応じて電気熱変換体に通電し、その熱エネルギ
ーによってインクに生ずる膜沸騰を利用してインクに生
ずる気泡の成長、収縮により、インクを吐出口から吐出
して記録を行うように構成している。
【００１２】次にシート搬送装置の構成について説明す
ると、これは図２に示すように、２個１対のピントラク
タからなり、一方は連続シートの幅方向基準側に係合す
る基準側ピントラクタＡ1 であり、他方はシート幅に応
じて移動させる移動側ピントラクタＡ2 である。このピ
ントラクタＡ1 ，Ａ2 は共にシート幅方向に長いガイド
手段であるガイド軸６に沿って移動可能であると共に、
前記ガイド軸６と平行に設けられたトラクタ軸７から駆
動力をうけて回転ベルト８が回転するようになってい
る。
ると、これは図２に示すように、２個１対のピントラク
タからなり、一方は連続シートの幅方向基準側に係合す
る基準側ピントラクタＡ1 であり、他方はシート幅に応
じて移動させる移動側ピントラクタＡ2 である。このピ
ントラクタＡ1 ，Ａ2 は共にシート幅方向に長いガイド
手段であるガイド軸６に沿って移動可能であると共に、
前記ガイド軸６と平行に設けられたトラクタ軸７から駆
動力をうけて回転ベルト８が回転するようになってい
る。
【００１３】前記回転ベルト８は、図３及び図４に示す
ように、外周面に連続シートのピン孔と等間隔で配置さ
れ、且つ前記ピン孔に係合するピン８ａを有すると共
に、２個のトラクタプーリ９（一方は図示せず）間に掛
け渡され、一方のプーリが前記トラクタ軸７に取り付け
られて回転ベルト８を回転可能としている。
ように、外周面に連続シートのピン孔と等間隔で配置さ
れ、且つ前記ピン孔に係合するピン８ａを有すると共
に、２個のトラクタプーリ９（一方は図示せず）間に掛
け渡され、一方のプーリが前記トラクタ軸７に取り付け
られて回転ベルト８を回転可能としている。
【００１４】また、図３において、10はトラクタプーリ
９の軸受であり、この軸受10はガイド軸６に対してスラ
イド可能に取り付けられ、且つ図示しないロック部を締
めつけるとガイド軸６に対して固定されるようになって
いる。また軸受10にはロックレバー11が取り付けてあ
り、このレバー11をを一方向に回転すると軸受10のロッ
ク部が緩んで軸受10がガイド軸６に対してスライド移動
可能な状態となり、他方向に回転すると前記ロック部が
締めつけられて軸受10がガイド軸６に移動不能となるよ
うになっている。
９の軸受であり、この軸受10はガイド軸６に対してスラ
イド可能に取り付けられ、且つ図示しないロック部を締
めつけるとガイド軸６に対して固定されるようになって
いる。また軸受10にはロックレバー11が取り付けてあ
り、このレバー11をを一方向に回転すると軸受10のロッ
ク部が緩んで軸受10がガイド軸６に対してスライド移動
可能な状態となり、他方向に回転すると前記ロック部が
締めつけられて軸受10がガイド軸６に移動不能となるよ
うになっている。
【００１５】また、回転ベルト８の上部にはピン８ａに
セットされた連続シートが上方に浮き上がるのを防止す
るために、開閉可能なカバー部材12が取り付けられてい
る。このカバー部材12、プーリ９、回転ベルト８はハウ
ジング13に取り付けられ、これらによって連続シートを
保持する保持部が構成されている。また前記保持部をガ
イド軸６に取り付けるための軸受部が前記軸受10及びロ
ックレバー11によって構成されている。
セットされた連続シートが上方に浮き上がるのを防止す
るために、開閉可能なカバー部材12が取り付けられてい
る。このカバー部材12、プーリ９、回転ベルト８はハウ
ジング13に取り付けられ、これらによって連続シートを
保持する保持部が構成されている。また前記保持部をガ
イド軸６に取り付けるための軸受部が前記軸受10及びロ
ックレバー11によって構成されている。
【００１６】上記構成において、ピントラクタに連続シ
ートをセットする場合には、まず基準側ピントラクタＡ
1 のカバー部材12を開き、その回転ベルト８のピン８ａ
に連続シートのピン孔を合わせて入れてカバー12を閉じ
る。次に図示しないペーパーパン上に記されたシート基
準位置にシート端を合わせて基準側ピントラクタＡ1の
ロックレバー11を押し下げる。これにより、該ピントラ
クタＡ1 の軸受10の先端に設けられたロック部がガイド
軸６に対して締めつけられ、基準側ピントラクタＡ1 は
シート幅方向に移動不能となる。この基準側ピントラク
タＡ1 はロックレバー11を回転して軸受10をガイド軸６
にロックした状態で軸受10とハウジング13との間にガタ
が生じないような構成になっており、シート保持部は軸
受部に対してシート幅方向へは移動不可能になってい
る。
ートをセットする場合には、まず基準側ピントラクタＡ
1 のカバー部材12を開き、その回転ベルト８のピン８ａ
に連続シートのピン孔を合わせて入れてカバー12を閉じ
る。次に図示しないペーパーパン上に記されたシート基
準位置にシート端を合わせて基準側ピントラクタＡ1の
ロックレバー11を押し下げる。これにより、該ピントラ
クタＡ1 の軸受10の先端に設けられたロック部がガイド
軸６に対して締めつけられ、基準側ピントラクタＡ1 は
シート幅方向に移動不能となる。この基準側ピントラク
タＡ1 はロックレバー11を回転して軸受10をガイド軸６
にロックした状態で軸受10とハウジング13との間にガタ
が生じないような構成になっており、シート保持部は軸
受部に対してシート幅方向へは移動不可能になってい
る。
【００１７】次に移動側ピントラクタＡ2 のカバー部材
12を開き、前記と同様にその回転ベルト８のピン８ａに
連続シートのピン孔を合わせて入れてカバー部材12を閉
じる。そして連続シートの幅方向の弛みがなくなる位置
まで移動側ピントラクタＡ2を移動させてロックレバー1
1を図３のＢの位置からＣの位置まで押し下げて軸受10
をロックする。ことのき、ロックレバー11を押し下げて
角度θ回転させることにより、ロックレバー11に形成し
たロックリブ11ａが図３のＤの位置からＥの位置へ移動
する。このロックリブ11ａの回動範囲にあるハウジング
13には図４及び図５に示すように、幅狭部13ａと該幅狭
部からシート幅方向一方側へ幅広な幅広部13ｂとが形成
してあり、ロックリブ11ａが前述したＤの位置にあると
きは幅狭部13ａに位置し、Ｅの位置に移動すると幅広部
13ｂの位置に移動する。
12を開き、前記と同様にその回転ベルト８のピン８ａに
連続シートのピン孔を合わせて入れてカバー部材12を閉
じる。そして連続シートの幅方向の弛みがなくなる位置
まで移動側ピントラクタＡ2を移動させてロックレバー1
1を図３のＢの位置からＣの位置まで押し下げて軸受10
をロックする。ことのき、ロックレバー11を押し下げて
角度θ回転させることにより、ロックレバー11に形成し
たロックリブ11ａが図３のＤの位置からＥの位置へ移動
する。このロックリブ11ａの回動範囲にあるハウジング
13には図４及び図５に示すように、幅狭部13ａと該幅狭
部からシート幅方向一方側へ幅広な幅広部13ｂとが形成
してあり、ロックリブ11ａが前述したＤの位置にあると
きは幅狭部13ａに位置し、Ｅの位置に移動すると幅広部
13ｂの位置に移動する。
【００１８】そして、図４及び図５に示すように、ロッ
クリブ11ａが前記幅狭部13ａの位置にあるときは、ロッ
クリブ11ａとハウジング13間にはガタはなく、且つ軸受
10がロック状態にないためにハウジング13と軸受10とは
一体的（ハウジング13が軸受10に対してシート幅方向に
移動不能）にガイド軸６に沿ってシート幅方向に移動可
能である。一方、図４及び図６に示すように、ロックリ
ブ11ａが前記幅広部13ｂの位置にあるときは、軸受10が
ロックされてガイド軸６に固定されるが、このときロッ
クリブ11ａとハウジング13間には前記幅広分のガタがあ
り、ハウジング13は前記ガタの範囲（図４のＡの範囲）
でシート幅方向に移動可能である。
クリブ11ａが前記幅狭部13ａの位置にあるときは、ロッ
クリブ11ａとハウジング13間にはガタはなく、且つ軸受
10がロック状態にないためにハウジング13と軸受10とは
一体的（ハウジング13が軸受10に対してシート幅方向に
移動不能）にガイド軸６に沿ってシート幅方向に移動可
能である。一方、図４及び図６に示すように、ロックリ
ブ11ａが前記幅広部13ｂの位置にあるときは、軸受10が
ロックされてガイド軸６に固定されるが、このときロッ
クリブ11ａとハウジング13間には前記幅広分のガタがあ
り、ハウジング13は前記ガタの範囲（図４のＡの範囲）
でシート幅方向に移動可能である。
【００１９】従って、連続シートの幅方向の弛みがとれ
る方向にピントラクタＡ2 を引っ張り過ぎた状態でロッ
クしたとしても、前述したようにロックと同時にシート
保持部（ハウジング13等）は軸受部（軸受10等）に対し
て前述した範囲でシート幅中央方向へ移動可能であるた
めに、連続シートのシート幅方向の張力によってシート
保持部はシートの幅方向の張力が弱くなる方向へ移動す
る。これによって連続シートのピン孔がピントラクタＡ
1 ，Ａ2 のピン８ａから外れるような力を受けながら搬
送されることがなくなり、搬送不良の発生が防止される
ものである。
る方向にピントラクタＡ2 を引っ張り過ぎた状態でロッ
クしたとしても、前述したようにロックと同時にシート
保持部（ハウジング13等）は軸受部（軸受10等）に対し
て前述した範囲でシート幅中央方向へ移動可能であるた
めに、連続シートのシート幅方向の張力によってシート
保持部はシートの幅方向の張力が弱くなる方向へ移動す
る。これによって連続シートのピン孔がピントラクタＡ
1 ，Ａ2 のピン８ａから外れるような力を受けながら搬
送されることがなくなり、搬送不良の発生が防止される
ものである。
【００２０】尚、前述した実施形態では基準側ピントラ
クタＡ1 は軸受10をガイド軸６に固定したときに、ハウ
ジング13が軸受10に対してシート幅方向に移動不能に構
成した例を示したが、この基準側ピントラクタＡ1 も移
動側ピントラクタＡ2 と同様に構成して軸受10をガイド
軸６に固定したときにハウジング13が軸受10に対してシ
ート幅方向に移動可能に構成してもよい。
クタＡ1 は軸受10をガイド軸６に固定したときに、ハウ
ジング13が軸受10に対してシート幅方向に移動不能に構
成した例を示したが、この基準側ピントラクタＡ1 も移
動側ピントラクタＡ2 と同様に構成して軸受10をガイド
軸６に固定したときにハウジング13が軸受10に対してシ
ート幅方向に移動可能に構成してもよい。
【００２１】〔第２実施形態〕前述した第１実施形態で
は移動側ピントラクタＡ2 をロックした状態でシート保
持部がシート幅方向中央側へ移動可能に構成した例を示
したが、前記幅広部13ｂを図７に示すように構成しても
よい。図７に示す幅広部13ｂの構成は、幅狭部13ａに対
してシート幅方向両方側に幅広に形成してあり、ロック
レバー11を回転させて軸受10をガイド軸６にロックし、
ロックリブ11ａが前記幅広部13ｂに位置したときに、軸
受部に対してシート保持部が図７のＦの領域でシート幅
方向両側に移動することが可能となっている。
は移動側ピントラクタＡ2 をロックした状態でシート保
持部がシート幅方向中央側へ移動可能に構成した例を示
したが、前記幅広部13ｂを図７に示すように構成しても
よい。図７に示す幅広部13ｂの構成は、幅狭部13ａに対
してシート幅方向両方側に幅広に形成してあり、ロック
レバー11を回転させて軸受10をガイド軸６にロックし、
ロックリブ11ａが前記幅広部13ｂに位置したときに、軸
受部に対してシート保持部が図７のＦの領域でシート幅
方向両側に移動することが可能となっている。
【００２２】これにより、シート保持部は連続シートが
幅方向に弛む方向のみならず、弛みをとる方向へも移動
可能となる。従って、前述した第１実施形態と同様の効
果が得られるのみならず、連続シートの幅方向で弛みが
とれていない状態でピントラクタＡ2 をロックしたとし
ても、シートの腰の強さによってシート保持部はシート
の弛みがとれる方向に移動する。このために、第１実施
形態と同様の効果のみならず、連続シートの幅方向の弛
みがとれていないときでもピン孔からピンが外れること
がなくなり、搬送不良の発生が防止される。
幅方向に弛む方向のみならず、弛みをとる方向へも移動
可能となる。従って、前述した第１実施形態と同様の効
果が得られるのみならず、連続シートの幅方向で弛みが
とれていない状態でピントラクタＡ2 をロックしたとし
ても、シートの腰の強さによってシート保持部はシート
の弛みがとれる方向に移動する。このために、第１実施
形態と同様の効果のみならず、連続シートの幅方向の弛
みがとれていないときでもピン孔からピンが外れること
がなくなり、搬送不良の発生が防止される。
【００２３】〔第３実施形態〕前述した第２実施形態で
は、連続シートの弛みがとれていない状態でピントラク
タＡ2 をロックした場合、シートの腰の強さによってピ
ントラクタＡ2 のシート保持部を移動させるようにした
例を示したが、高湿度環境下や腰の弱いシートを使用し
た場合でもシートの弛みが確実にとれるように構成する
ことが好ましい。そのために、前述した第２実施形態の
構成に加え、シート保持部を軸受10に対してシートの弛
みをとる方向に付勢する付勢手段を設けるとよい。
は、連続シートの弛みがとれていない状態でピントラク
タＡ2 をロックした場合、シートの腰の強さによってピ
ントラクタＡ2 のシート保持部を移動させるようにした
例を示したが、高湿度環境下や腰の弱いシートを使用し
た場合でもシートの弛みが確実にとれるように構成する
ことが好ましい。そのために、前述した第２実施形態の
構成に加え、シート保持部を軸受10に対してシートの弛
みをとる方向に付勢する付勢手段を設けるとよい。
【００２４】このときの付勢力は、前記シートの幅方向
の弛みをなくすのに必要な力以上であって、且つ前記シ
ートを引っ張り過ぎてピントラクタＡ2 をロックした際
に、シートのピン孔がピントラクタのピンから外れるこ
とがないような力に設定する。
の弛みをなくすのに必要な力以上であって、且つ前記シ
ートを引っ張り過ぎてピントラクタＡ2 をロックした際
に、シートのピン孔がピントラクタのピンから外れるこ
とがないような力に設定する。
【００２５】前記のような付勢手段を設けると、腰の弱
いシートであっても確実に弛みをとることが可能となる
ので好ましい。
いシートであっても確実に弛みをとることが可能となる
ので好ましい。
【００２６】
【発明の効果】本発明は前述したように、ピントラクタ
がロックされた時に、シートを保持する保持部を軸受部
に対してシート幅方向に移動可能に構成したために、連
続シートがシート幅方向に引っ張られ過ぎた状態でピン
トラクタがロックされたとしても、保持部がシートにか
かっている引っ張り力が弱くなる方向へ移動する。この
ため、シートのピン孔とトラクタのピンとは常に安定し
て係合し、両者が外れるおそれがなくなり、搬送不良を
防止することが出来るものである。
がロックされた時に、シートを保持する保持部を軸受部
に対してシート幅方向に移動可能に構成したために、連
続シートがシート幅方向に引っ張られ過ぎた状態でピン
トラクタがロックされたとしても、保持部がシートにか
かっている引っ張り力が弱くなる方向へ移動する。この
ため、シートのピン孔とトラクタのピンとは常に安定し
て係合し、両者が外れるおそれがなくなり、搬送不良を
防止することが出来るものである。
【００２７】従って、このシート搬送装置を用いた画像
形成装置を構成することにより、連続シートに対して確
実に画像形成することが出来るものである。
形成装置を構成することにより、連続シートに対して確
実に画像形成することが出来るものである。
【図１】シート搬送装置を用いた画像形成装置の全体構
成説明図である。
成説明図である。
【図２】シート搬送装置の構成説明図である。
【図３】ピントラクタの正面説明図である。
【図４】ピントラクタの平面説明図である。
【図５】ロックリブがハウジングの幅狭部に位置する状
態の説明図である。
態の説明図である。
【図６】ロックリブがハウジングの幅広部に位置する状
態の説明図である。
態の説明図である。
【図７】ピントラクタをガイド軸にロックした状態で、
ハウジングがシート幅方向両側に移動可能な実施形態の
説明図である。
ハウジングがシート幅方向両側に移動可能な実施形態の
説明図である。
Ａ1 …基準側ピントラクタ Ａ2 …移動側ピントラクタ １…搬送ローラ ２…付勢コロ ３…画像形成手段 ３ａ…インクタンク ３ｂ…記録ヘッド ３ｃ…キャリッジ ４，５…排出ローラ ６…ガイド軸 ７…トラクタ軸 ８…回転ベルト ８ａ…ピン ９…トラクタプーリ 10…軸受 11…ロックレバー 11ａ…ロックリブ 12…カバー部材 13…ハウジング 13ａ…幅狭部 13ｂ…幅広部
Claims (6)
- 【請求項１】 シート幅方向両側にピン孔を有する連続
シートを搬送するシート搬送装置において、 前記ピン孔に係合して前記連続シートを搬送する一対の
ピントラクタと、 前記ピントラクタを前記連続シートの幅方向に移動する
のをガイドするためのガイド手段と、 前記ピントラクタの少なくとも一方は、連続シートを保
持するための保持部と、前記保持部を前記ガイド手段に
取り付けるための軸受部と、前記軸受部を前記ガイド手
段に固定するためのロック部とを有し、前記軸受部がガ
イド手段に固定された状態で前記保持部を前記軸受部に
対してシート幅方向に移動可能に構成したことを特徴と
するシート搬送装置。 - 【請求項２】 前記軸受部がガイド手段に固定された状
態で前記保持部を前記軸受部に対してシート幅方向に移
動可能に構成したピントラクタは、前記軸受部がガイド
手段に対して移動可能な状態では前記保持部を前記軸受
部に対してシート幅方向に移動不能に構成したことを特
徴とする請求項１記載のシート搬送装置。 - 【請求項３】 前記一対のピントラクタのうち、前記連
続シートの基準側に位置するピントラクタは、連続シー
トを保持するための保持部と、前記保持部を前記ガイド
手段に取り付けるための軸受部と、前記軸受部を前記ガ
イド手段に固定するためのロック部とを有し、前記軸受
部を前記ガイド手段に固定した状態で前記保持部を前記
軸受部に対してシート幅方向に移動不能に構成したこと
を特徴とする請求項１記載のシート搬送装置。 - 【請求項４】 前記軸受部がガイド手段に固定された状
態で前記保持部を前記軸受部に対してシート幅方向に移
動可能に構成したピントラクタは、前記保持部を前記シ
ート幅方向に付勢する付勢手段を有することを特徴とす
る請求項１記載のシート搬送装置。 - 【請求項５】 前記付勢手段による付勢力は、前記シー
トの幅方向の弛みをなくすのに必要な力以上であって、
前記シートのピン孔がピントラクタから外れないような
力であることを特徴とする請求項４記載のシート搬送装
置。 - 【請求項６】 連続シートに画像を形成するための画像
形成装置において、 請求項１乃至請求項５のいずれか１項記載のシート搬送
装置と、 前記シート搬送装置によって搬送されるシートに画像を
形成するための画像形成手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8001890A JPH09188445A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | シート搬送装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8001890A JPH09188445A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | シート搬送装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09188445A true JPH09188445A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11514186
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8001890A Pending JPH09188445A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | シート搬送装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09188445A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102837508A (zh) * | 2011-06-20 | 2012-12-26 | 东芝泰格有限公司 | 牵引器及打印机 |
| JP2013075747A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Seiko Epson Corp | トラクターユニットおよびプリンター |
| US9056494B2 (en) | 2012-08-06 | 2015-06-16 | Seiko Epson Corporation | Tractor unit, conveyance device, and printer |
-
1996
- 1996-01-10 JP JP8001890A patent/JPH09188445A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102837508A (zh) * | 2011-06-20 | 2012-12-26 | 东芝泰格有限公司 | 牵引器及打印机 |
| JP2013028151A (ja) * | 2011-06-20 | 2013-02-07 | Toshiba Tec Corp | トラクタおよびプリンタ |
| US9016537B2 (en) | 2011-06-20 | 2015-04-28 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Tractor and printer using the same |
| JP2013075747A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Seiko Epson Corp | トラクターユニットおよびプリンター |
| US9056494B2 (en) | 2012-08-06 | 2015-06-16 | Seiko Epson Corporation | Tractor unit, conveyance device, and printer |
| US9469496B2 (en) | 2012-08-06 | 2016-10-18 | Seiko Epson Corporation | Tractor unit, conveyance device, and printer |
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