JPH09188307A - 紙葉類結束機 - Google Patents

紙葉類結束機

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JPH09188307A
JPH09188307A JP8004357A JP435796A JPH09188307A JP H09188307 A JPH09188307 A JP H09188307A JP 8004357 A JP8004357 A JP 8004357A JP 435796 A JP435796 A JP 435796A JP H09188307 A JPH09188307 A JP H09188307A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平状態で束紙幣を収納部に収納することに
より生じる問題を排除することができる紙葉類結束機を
提供することである。 【解決手段】 長手方向を横方向に沿わせた状態の束紙
葉類S2を表裏方向両側から挾持する一対の挾持板4
5,46と、挾持板45,46を移動させることによ
り、挾持板45,46で挾持された束紙葉類S2をその
長手方向を縦方向に沿わせ収納部上で立位状態とする束
紙葉類立位手段47と、該束紙葉類立位手段47で立位
状態とされた束紙葉類S2をその長手方向に沿って挾持
板45,46から下方の収納部に送り出させる送出手段
と、を具備することにより、束紙葉類S2を収納部内に
その長手方向を縦方向に沿わせた状態で収納させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙幣、証券等の紙
葉類を集積して結束させる紙葉類結束機に関する。
【0002】
【従来の技術】所定枚数の紙幣、証券等の紙葉類を集積
して結束させ収納部に収納する紙葉類結束機として、例
えば、実公平6−27527号公報に開示されたものが
ある。この紙葉類結束機では、結束されたのち搬送され
てきた束紙葉類としての束紙幣を長手方向を横方向に沿
わせ表裏方向を鉛直に沿わせた水平状態で受箱に投入
し、該受箱を、金種や収納量の多少に応じて選択された
収納部上に移動させて、その底部を開放することによ
り、収納部に束紙幣を水平状態のまま落下させて収納す
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に、水平状態で束紙幣を収納部に収納すると、後に収納
部から取り出す際の取り出し作業を円滑に行なえない等
の問題があった。したがって、本発明の目的は、水平状
態で束紙幣を収納部に収納することにより生じる上記の
ような問題を排除することができる紙葉類結束機を提供
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、表裏方向に集積された紙葉
類にテープを巻き回して結束させる結束部と、該結束部
で結束された束紙葉類を多数収納可能な収納部と、前記
結束部で結束された束紙葉類を長手方向を横方向に沿わ
せた状態で受け入れ前記収納部に搬送する束紙葉類搬送
部とを有する紙葉類結束機において、前記束紙葉類搬送
部は、長手方向を横方向に沿わせた状態の束紙葉類を表
裏方向両側から挾持する一対の挾持板と、該挾持板を移
動させることにより、該挾持板で挾持された束紙葉類を
その長手方向を縦方向に沿わせ前記収納部上で立位状態
とする束紙葉類立位手段と、該束紙葉類立位手段で立位
状態とされた束紙葉類をその長手方向に沿って前記挾持
板から下方の前記収納部に送り出させる送出手段と、を
具備することを特徴としている。これにより、結束部で
結束された束紙葉類を長手方向を横方向に沿わせた状態
で一対の挾持板で表裏方向両側から挾持させ、束紙葉類
立位手段で該挾持板を移動させることにより、該挾持板
で挾持された束紙葉類をその長手方向を縦方向に沿わせ
収納部上で立位状態として、送出手段で束紙葉類をその
長手方向に沿って挾持板から下方の収納部に送り出させ
ることになるため、収納部内に束紙葉類をその長手方向
を縦方向に沿わせた状態で収納できる。
【0005】請求項2記載の発明は、請求項1記載のも
のに関して、前記収納部を複数横方向に並列させてなる
とともに、前記挾持板および前記束紙葉類立位手段を一
つのユニットとし、該ユニットを、前記挾持板で挾持さ
れ前記束紙葉類立位手段で立位状態とされた束紙葉類が
前記送出手段によりいずれの収納部にも送り出し可能と
なるよう横方向に移動させる移動手段を、さらに具備す
ることを特徴としている。これにより、移動手段が挾持
板および束紙葉類立位手段からなるユニットを横方向に
移動させることにより、挾持板で挾持され束紙葉類立位
手段で立位状態とされた束紙葉類を複数の収納部に選択
的に収納させることができる。
【0006】請求項3記載の発明は、請求項1または2
に記載のものに関して、前記送出手段は、前記束紙葉類
立位手段で立位状態とされた束紙葉類に接触および離間
可能に設けられ、接触状態で回転することにより束紙葉
類を前記挾持板から下方の前記収納部に送り出させる別
体送出部材を有することを特徴としている。これによ
り、別体送出部材が束紙葉類立位手段で立位状態とされ
た束紙葉類に接触および離間可能とされているため、挾
持板に一体に設ける場合に比して挾持板の重量を低減で
きる。
【0007】請求項4記載の発明は、請求項1または2
に記載のものに関して、前記送出手段は、前記挾持板で
挾持された束紙葉類に常時接触するよう該挾持板に取り
付けられるとともに前記束紙葉類立位手段が束紙葉類を
立位状態とした状態で回転して束紙葉類を前記挾持板か
ら下方の前記収納部に送り出させる一体送出部材を有す
ることを特徴としている。これにより、一体送出部材が
挾持板で挾持された束紙葉類に常時接触するよう該挾持
板に取り付けられているため、送り出しのための部材を
束紙葉類から離間させたり接触させたり等移動させる必
要がなくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の紙葉類結束機の第1の実
施の形態について、図1〜図10を参照して以下に説明
する。なお、第1の実施の形態の紙葉類結束機は、紙葉
類として紙幣を取り扱うものである。
【0009】図1は第1の実施の形態の紙葉類結束機を
示す全体構成図であり、この紙葉類結束機は、紙幣の判
別、収納および払出等を行う図示せぬ紙葉類処理機に付
設されて用いられるものである。
【0010】図1は紙葉類結束機を前面側から見た概略
断面図であって、紙葉類結束機は、その外郭をなす箱状
の機体11と、該機体11内の紙葉類処理機付設側(図
1における右側)に配置されるとともに、紙葉類処理機
から紙幣を受け入れこれを搬送する搬送部12と、機体
11内の紙葉類処理機付設側に対し反対側(図1におけ
る左側)かつ上側に配置されるとともに、搬送部12で
搬送されてきた紙幣を集積させ結束処理を行う上結束機
本体部13と、機体11内の該上結束機本体部13の下
側に配置されるとともに、搬送部12で搬送されてきた
紙幣を集積させ結束処理を行う下結束機本体部14と、
図示せぬコントローラと、で構成されている。
【0011】搬送部12は、紙葉類処理機から、機体1
1の前後方向(図1紙面に直交する方向)に長手方向を
沿わせた姿勢で紙幣を受け入れる一つの受入経路16
と、該受入経路16から上下方向に四つに分流されそれ
ぞれ前記姿勢のままで紙幣を搬送する分流経路17a,
17b,17c,17dと、分流部分に設けられた振分
部18とを有している。なお、紙葉類処理機側には紙葉
類結束機側に繰り出す紙幣の金種を判別する金種判別部
が設けられており、図示せぬコントローラは該金種判別
部からの金種信号を受けて紙幣の金種を判別しあるいは
金種別の数量を計数して、搬送される紙幣を分流経路1
7a〜17dの所定のものへ、振分部18を制御して振
り分けるようになっている。
【0012】上結束機本体部13は、二つの集積部20
a,20bと、これら集積部20a,20bの搬送部1
2に対し反対側に設けられた一対のチャック部材31,
32および結束部21と、集積部20a,20b、チャ
ック部材31,32および結束部21の下側に並列され
た、集積部20a,20bと同数すなわち二つの第1束
収納繰出部(収納部)22aおよび第2束収納繰出部
(収納部)22bと、これら第1束収納繰出部22aお
よび第2束収納繰出部22bの搬送部12に対し反対側
に設けられた端数収納部23と、チャック部材31,3
2および結束部21と第1束収納繰出部22a、第2束
収納繰出部22bおよび端数収納部23との間に設けら
れた束等搬送部(束紙葉類搬送部)24と、機体11の
前面側に設けられた機外放出部25と、機体11の前面
側に設けられた束払出部26とで構成されている。
【0013】各集積部20a,20bは、同形状をなし
ており、水平方向の位置を一致させ上下方向にのみ位置
をずらして配置されている。上側の集積部20aは最も
上側の分流経路17aに接続され、下側の集積部20b
は前記の一つ下側の分流経路17bに接続されており、
各分流経路17a,17bで搬送された紙幣は、各集積
部20a,20bで、機体11の前後方向に長手方向を
沿わせかつ表裏面方向を鉛直に沿わせた状態で、水平方
向の位置を一致させるよう整列させられながら載置板2
8上に上下方向に集積される。これら集積部20a,2
0bは、載置板28上に載置された集積紙幣S1を、図
示せぬ押出機構により搬送部12側から集積状態のまま
押して、搬送部12に対し反対側方に水平移動させるよ
うになっている。
【0014】チャック部材31,32は、集積部20
a,20bで集積され図示せぬ押出機構により側方に出
された結束すべき所定枚数(通常100枚)の集積紙幣
S1を機体11の前後方向に長手方向を沿わせかつ表裏
方向を鉛直に沿わせた姿勢のまま集積方向における両側
すなわち上下から若干中央を屈曲させるよう挾持する。
結束部21は、結束テープを所定長さ供給するテープ供
給部30と、チャック部材31,32で挾持された集積
紙幣S1の短手側にテープ供給部30から供給された結
束テープを巻回させる図示せぬ巻付機構と、結束テープ
の重合部分を熱接着させかつ捺印を施して、束紙幣とす
る図示せぬ接着部とで構成されている。
【0015】なお、チャック部材31,32は、上下移
動可能とされており、上側の移動限界位置が上側の集積
部20aから集積紙幣S1を受け入れる位置とされ、下
側の移動限界位置が束等搬送部24へ束紙幣S2等を受
け渡す位置とされ、これらの間に下側の集積部20bか
ら集積紙幣S1を受け入れる位置が位置するように、集
積部20a,20bおよび束等搬送部24との位置関係
が設定されている。
【0016】また、コントローラは、集積部20a,2
0bのうち、結束すべき所定枚数の集積紙幣S1が集積
された側から押出機構で集積紙幣S1を押出し、チャッ
ク部材31,32で集積紙幣S1を受け入れさせ、これ
を束等搬送部24に向け下降させ該下降と並行して結束
処理を実施し、また束等搬送部24へ束紙幣を受け渡し
た後は、集積部20a,20bのうち、次に結束すべき
所定枚数の集積紙幣S1が集積された側へ移動させるよ
う制御する。さらに、コントローラは、チャック部材3
1,32で受け入れた集積紙幣S1を、結束部21によ
り結束させずにそのまま束等搬送部24に受け渡すよう
チャック部材31,32および結束部21を制御するこ
ともできる。
【0017】束等搬送部24は、チャック部材31,3
2が下限位置に位置するときに、結束された束紙幣S2
または結束されていない集積紙幣S1を、機体11の前
後方向に長手方向を沿わせかつ表裏方向を鉛直に沿わせ
た姿勢のままで受け入れ、コントローラにより制御され
て、金種あるいは収納量に応じて第1束収納繰出部22
a、第2束収納繰出部22b、機外放出部25および端
数収納部23のいずれかに振り分けるよう搬送する。
【0018】なお、束等搬送部24による第1束収納繰
出部22aおよび第2束収納繰出部22bへの束紙幣S
2の受け渡しは、機体11の前後方向に長手方向を沿わ
せかつ表裏方向を鉛直に沿わせた姿勢の束紙幣S2を、
その長手方向を上下方向に沿わせかつ表裏方向を機体1
1の前後方向に沿わせた立位姿勢に姿勢変更を行った後
に、下方に移動させることにより行われる(後述す
る)。
【0019】機外放出部25は、束等搬送部24で搬送
された束紙幣S2または集積紙幣S1を、収納すること
なくそのまま機外へ放出させるための開口部で、束紙幣
S2または集積紙幣S1を放出させる時にコントローラ
により自動的に開作動されそれ以外は閉状態とされる図
示せぬシャッタを具備している。
【0020】高さ方向が一致された状態で機体11の左
右方向に並列された同形状の第1束収納繰出部22aお
よび第2束収納繰出部22bは、束等搬送部24で立位
姿勢とされ下方に移動される束紙幣S2をそのままの姿
勢で受入れ、これをそのままの姿勢で順次機体11の前
方側から後方側に並べて多数収納する収納庫(収納部)
34と、コントローラで制御されて、収納庫34内の束
紙幣S2を水平方向にスライドさせ収納庫34の機体前
面側から一束ずつ繰り出す図示せぬ繰出機構とを有して
いる。なお、収納庫34は、機体11の前面側に設けら
れた図示せぬ扉を開作動させることにより形成される開
口部から取り出すことができるよう着脱可能とされてお
り、上面が開口されて束紙幣を上方から取り出し可能と
なっている。
【0021】束払出部26は、両収納庫34に対し機体
11の前面側に配置された引き出し状のもので、各収納
庫34から繰り出された束紙幣S2を受け取り、コント
ローラで制御されて機体11外に突出して束紙幣S2を
機体11外へ受け渡し可能となるよう搬出する。
【0022】端数収納部23は、束等搬送部24で搬送
される集積紙幣S1を、機体11の前後方向に長手方向
を沿わせかつ表裏方向を鉛直に沿わせた姿勢のまま、受
け入れて上下方向に集積させて収納するもので、機体1
1の前面側に設けられた図示せぬ扉を開作動させること
により形成される開口部から取り出すことができるよう
着脱可能とされている。なお、コントローラは、金種信
号の計数状況から、集積部20a,20bのいずれかで
集積された集積紙幣S1が結束させるべき所定枚数に達
したと判定した場合に、該集積紙幣S1をチャック部材
31,32で挾持して結束部21により結束させること
になり、例えば紙葉類処理機で一取引分の処理終了後、
上下の集積部20a,20bのいずれかに結束されてい
ない端数の集積紙幣S1がある場合には、該端数の集積
紙幣S1をチャック部材31,32で挾持し結束部21
で結束させることなく束等搬送部24に搬送させ、該束
等搬送部24により上記端数収納部23に収納させる。
【0023】ここで、束等搬送部24は、結束された束
紙幣S2および結束されていない集積紙幣S1を、下限
位置に位置するチャック部材31,32より受け入れる
位置から側方一定位置まで移動させる共通ルート24A
と、該共通ルート24Aの末端から、束紙幣S2および
集積紙幣S1を機外放出部25へ導く機外放出ルート2
4Bと、前記共通ルート24Aの末端から機外放出ルー
ト24Bとは分岐して、束紙幣S2および集積紙幣S1
を端数収納部23上に移動させる分岐ルート24Cとを
有している。
【0024】なお、分岐ルート24Cはその末端近傍の
端数収納部23上に、束紙幣S2および集積紙幣S1
を、機体11の前後方向に長手方向を沿わせかつ表裏方
向を鉛直に沿わせた姿勢で位置させるよう搬送するよう
になっており、この位置には、コントローラで制御され
て開閉し開時に分岐ルート24C上の集積紙幣S1のみ
を端数収納部23内に前記姿勢のまま落下させる図示せ
ぬ開閉部が設けられている。束等搬送部24は、さら
に、分岐ルート24Cの末端からコントローラで制御さ
れて送り出される束紙幣S2のみを受け入れ束紙幣S2
を第1束収納繰出部22aに搬送する束搬送第1ルート
24Dと、該束搬送第1ルート24Dに接続されて束紙
幣S2を第2束収納繰出部22bに搬送する束搬送第2
ルート24Eとを有している。
【0025】上記束搬送第1ルート24Dおよび束搬送
第2ルート24Eは、図2〜図10に示す束搬送装置部
40で構成されており、以下にこの束搬送装置部40に
ついて説明する。図2において、符号41は、上記分岐
ルート24Cの搬送方向における末端側を構成し束紙幣
S2を機体11の前後方向(図2における左右方向)に
長手方向を沿わせかつ表裏方向を鉛直に沿わせた姿勢で
搬送させる搬送部材を、符号42は、搬送部材41の末
端部まで搬送された束紙幣S2を、コントローラに制御
されてその長手方向に沿って機体11の後面側に向けそ
の姿勢のまま押し出させる束押出板をそれぞれ示してい
る。
【0026】束搬送装置部40は、水平配置される平板
状の底板44と、束押出板42で押し出される束紙幣S
2を受け入れて表裏方向両側から挾持する一対の上部挾
持板45・下部挾持板46およびこれらを移動させるこ
とによりこれらで挾持された束紙幣S2をその長手方向
を縦方向に沿わせ表裏方向を機体11の前後方向に沿わ
せた立位状態とする束立位部(束紙葉類立位手段)47
が一体とされた挾持立位ユニット(ユニット)48と、
該挾持立位ユニット48を、束押出板42で押し出され
る束紙幣S2を上部挾持板45および下部挾持板46間
に受け入れる束受入位置から、第1束収納繰出部22a
および第2束収納繰出部22bのいずれにも送り出し可
能となるよう、機体11の左右方向に水平移動させる移
動部(移動手段)49と、束立位部47で立位状態とさ
れた束紙幣S2をその長手方向に沿って上部挾持板45
および下部挾持板46間から下方に送り出させる送出部
(送出手段)50とを有している。
【0027】底板44には、図3に示すように、機体1
1の左右方向(図3における左右方向)に並列して配置
された第1束収納繰出部22aおよび第2束収納繰出部
22bの各収納庫34上にそれぞれ配置され、機体11
の左右方向に延在する矩形長穴状をなして上下に貫通す
る第1束投入口52および第2束投入口53が機体11
の前後方向(図3における上下方向)の位置を一致させ
て形成されており、これら第1束投入口52および第2
束投入口53は、長手方向を上下方向に沿わせかつ表裏
方向を機体11の前後方向に沿わせた立位姿勢にある束
紙幣S2が上方から投入された際にこれを通過させるよ
うになっていて、これら第1束投入口52および第2束
投入口53を通過した束紙幣S2は、それぞれ、そのま
まの姿勢で対応する収納庫34内に落下され、該収納庫
34内で順次機体11の前方側から後方側に並べられて
収納される。
【0028】束立位部47は、機体11の左右方向に延
在するよう底板44上に取り付けられたスライドレール
55に下面が支持されることにより該スライドレール5
5に沿って、第1束投入口52および第2束投入口53
より機体11における後方側で水平移動する筐体56
と、該筐体56の下面に底板44に当接するよう設けら
れ該筐体56の水平移動時に底板44上を転動する二つ
の走行ローラ57と、該筐体56内の機体11における
前側に、上下方向に延在する状態で機体11における左
右方向に並列配置された二本のガイド軸58と、これら
ガイド軸58に上下摺動自在に支持された昇降ブロック
59と、該昇降ブロック59を昇降させる昇降機構部6
0とを有している。
【0029】昇降機構部60は、筐体56の上下に機体
11における左右方向に軸線を配置してそれぞれ軸線方
向移動が規制された状態で回転自在に設けられた軸部6
2,63と、これら軸部62,63に機体11の左右方
向における位置を合わせた状態でそれぞれ固定された従
動プーリ64,65と、これら従動プーリ64,65に
掛け渡された無端状の昇降ベルト66と、筐体56内に
機体11における左右方向に軸線を配置した状態で昇降
ベルト66の後方に取り付けられた、コントローラで駆
動が制御される昇降モータ67と、該昇降モータ67の
回転軸68に固定された駆動プーリ69と、該駆動プー
リ69に機体11における左右方向の位置を合わせて軸
部63に固定された従動プーリ70と、これら駆動プー
リ69および従動プーリ70に斜めに掛け渡された無端
状の駆動ベルト71とを有しており、昇降ベルト66の
上下に沿う辺部66aが昇降ブロック59に固定されて
いる。
【0030】これにより、昇降モータ67を回転させる
と、駆動プーリ69、駆動ベルト71および従動プーリ
70を介して軸部63が回転し、該軸部63の回転によ
り従動プーリ65、昇降ベルト66および従動プーリ6
4が回転する。そして、昇降モータ67の正逆回転によ
る昇降ベルト66の正逆回転で該昇降ベルト66の辺部
66aに固定された昇降ブロック59がガイド軸58に
沿って昇降する。
【0031】昇降ブロック59には、上下方向に沿う平
板部73と、平板部73の下端部から機体11の前面方
向に延出する平板部74とを有するL型部材75が、両
平板部73の上下方向における中間位置間には機体11
の左右方向に沿ってピン76が設けられていて、両平板
部74の延出先端位置には、機体11の左右方向に沿っ
て外側にピン77が設けられている(図においては一方
のみ図示)。
【0032】そして、ピン76には両端部近傍にそれぞ
れ立位アーム79の一端部側が回転自在に取り付けられ
ており、これら立位アーム79の長手方向(図2におけ
る左右方向)の中央位置には機体11の左右方向に沿っ
てピン80が取り付けられている。該ピン80にはその
両端部近傍に前記立位アーム79の半分の長さの支持ア
ーム81の一端部側が回転自在に取り付けられていて、
これら支持アーム81の他端部側は、筐体56の下限位
置にある平板部74よりも下側位置に固定された固定部
材82の、前記ピン76の鉛直下方に平行に配置された
固定ピン83に回転自在に取り付けられている。
【0033】両立位アーム79の他端先端部には、機体
11の左右方向に沿うようピン85が回転自在に設けら
れており、該ピン85には、該ピン85に幅方向(図2
における紙面に直交する方向)を沿わせた状態で下部挾
持板46の長手方向(図2における左右方向)における
一端部側が取り付けられている。そして、該下部挾持板
46の長手方向における他端部側には、機体11の左右
方向における両側に立位アーム79側に突出する片部8
6(一方のみ図示)が設けられており、これら片部86
には、相互に平行をなして下部挾持板46の長手方向に
沿って延在する移動溝87がそれぞれ形成されていて、
各移動溝87には各L型部材75のピン77がそれぞれ
延在方向に沿って移動可能となるよう挿通されている。
【0034】これにより、図5に示すように、下部挾持
板46は、昇降ブロック59が下限位置にあるときほぼ
水平方向に沿わされた状態で底板44に全体が近接さ
れ、図6,図7に示すように、昇降ブロック59および
L型部材75が上昇すると、L型部材75に固定されて
いるピン76および該ピン76に支持されている立位ア
ーム79のピン76側が上昇するとともに、ピン80が
上昇し、さらにピン85がガイド軸方向に引き寄せられ
ることで上下方向に沿わされる。
【0035】ここで、ピン76,80および固定ピン8
3を結んだ三角形とピン85,80および固定ピン83
を結んだ三角形とは、二等辺三角形であり、ピン76,
80および固定ピン83を結んだ二等辺三角形は、ピン
76の上昇により立位アーム79が立位状態になるにし
たがってピン76と固定ピン83との間隔が開いて行き
(図6参照)、これによりピン80,76を結んだ辺
と、固定ピン83およびピン76を結んだ辺とのなす角
度が小さくなるため、ピン80,76を結んだ辺とピン
80および固定ピン83を結んだ辺とのなす角度は大き
くなる。立位アーム79と支持アーム81の長さは一定
のためピン80はピン76および固定ピン83を結んだ
辺に近づいてくる。そして、立位アーム79が立位状態
となりピン76が最上部に位置すると、ピン80はピン
76と固定ピン83とを結んだ辺に最も近づく(図7参
照)。
【0036】このとき、立位アーム79の上側に配置さ
れていた下部挾持板46は、立位アーム79と同様に立
位状態に近づいて行くが、下部挾持板46は機体11の
後方側でピン77に係合しているL型部材75により、
立位状態になったときに、底板44に対して垂直状態と
され、しかもその上部挾持板45に対向する面の機体1
1における前後方向位置を第1束投入口52および第2
束投入口53の機体11における後面側の縁部位置にほ
ぼ一致させる。なお、片部86の移動溝87に挿通され
たL型部材75のピン77は、昇降ブロック59が下限
位置にあって下部挾持板46がほぼ水平状態にあると
き、移動溝87内の機体11における前面側に位置し、
下部挾持板46が立位状態になるにしたがって徐々に逆
側に移動し、最終的に昇降ブロック59が上限位置にあ
って下部挾持板46が立位状態になると前記逆側の端部
に移動する。
【0037】下部挾持板46の機体11における左右方
向における両側面部46a,46bには、その先端部側
とやや片部86側の中間位置とにピン89,90がそれ
ぞれ設けられており、そのうち先端部側のピン89は機
体11の左右方向に沿って両外側に突出し、側面部46
a,46bにそれぞれ位置および形状を合わせるよう下
部挾持板46の長手方向に沿って延在形成された移動溝
91(一方のみ図示)にその延在方向に沿って移動自在
となるよう挿通され、他側のピン90は固定されてい
る。
【0038】下部挾持板46の上側にこれにほぼ平行し
て配置される上部挾持板45の機体11の左右方向にお
ける両側面部45a,45bにも、ピン93,94が、
その長手方向(図2における左右方向)における一端部
側と他端部側とに設けられており、そのうち一端部側の
ピン93は、側面部45a,45bにそれぞれ位置およ
び形状を合わせるよう長手方向に沿って延在形成された
移動溝95(一方のみ図示)にその延在方向に沿って移
動自在となるよう挿通され、他側のピン94は固定され
ている。
【0039】そして、下部挾持板46の先端部側のピン
89と上部挾持板45の他端部側のピン94とには、そ
れぞれ機体11の左右方向における同側同士のものを連
結させるように直線状のアーム97の各端部が回転自在
に取り付けられており、下部挾持板46の片部86側の
ピン90と上部挾持板45の一端部側のピン93とに
は、それぞれ機体11の左右方向における同側同士のも
のを連結させるように直線状のアーム98の各端部が回
転自在に取り付けられている。加えて、機体11の左右
方向における同側のアーム97,98同士はその交差部
分がピン99で回転自在に連結されている。よって、こ
れらアーム97,98の二組により上部挾持板45と下
部挾持板46とが相互に平行をなし、移動溝91,95
に沿ってピン89,93が移動することで平行状態を維
持したまま近接離間する。
【0040】下部挾持板46の側面部46a,46bお
よび上部挾持板45の側面部45a,45bのそれぞれ
の長手方向における中間位置には、機体11における左
右方向に沿ってピン100,101が外側に固定されて
いて、ピン100,101には、それぞれプーリ10
2,103が回転自在に取り付けられている。下部挾持
板46の片部86側のピン90とプーリ100と上部挾
持板45の同側のピン94とプーリ101とには、ピン
90,94に両端が固定されプーリ100,101に中
間部分が掛けられコ字状をなした状態でバネ104が、
機体11における左右方向における各側にそれぞれ設け
られている。このバネ104の付勢力は、上部挾持板4
5および下部挾持板46を近接させる方向に作用する。
【0041】ここで、底板44には、上方に突出する二
つのストッパ106が、両ピン89に機体11における
前面側から直接当接可能な位置に設けられている。これ
らストッパ106は、鉛直方向に沿う下部挾持板46
が、昇降ブロック59の下限位置への下降により先端部
側を最も機体11の前面側に位置させ最も水平状態に近
くなる状態になる若干手前の位置でピン89に当接し該
ピン89のそれ以上の移動を規制することになり、よっ
て、下部挾持板46がほぼ水平状態となるまで移動する
と、ピン89がストッパ106に当接してその移動が規
制されることにより移動溝91内で片部86側に移動
し、同時に、ピン93が上部挾持板45の移動溝95で
同方向に移動しつつアーム97,98が上部挾持板45
および下部挾持板46に対し鋭角側のなす角度を大きく
するよう起き上がることで、上部挾持板45が下部挾持
板46からバネ104の付勢力と上部挾持板45の自重
とに抗して平行状態のまま離間する(図2および図5に
示す状態)。
【0042】また、この状態から昇降ブロック59の上
昇で下部挾持板46がその先端部を機体11における後
方側に移動させると、ストッパ106の位置が下部挾持
板46の移動により片部86から離れる方向に相対移動
する。すると、バネ104の付勢力等で移動溝91内を
ストッパ106に当接しつつピン89が移動し、同時
に、ピン93が上部挾持板45の移動溝95で同方向に
移動しつつアーム97,98が上部挾持板45および下
部挾持板46に対し鋭角側のなす角度を小さくするよう
寝ることで、上部挾持板45が下部挾持板46に近接
し、最終的には、ストッパ106からピン89が離間す
る。これにより、上部挾持板45および下部挾持板46
が比較的水平状態に近い状態のまま近接し、間に束紙幣
S2があれば、該束紙幣S2がバネ104の付勢力で挾
持され、さらに昇降ブロック59が上昇すると図6に示
すように立位状態に徐々に近づき、最終的に昇降ブロッ
ク59が上限位置に至ると、図7に示すように該束紙幣
S2が長手方向を鉛直に沿わせた立位状態となる。
【0043】なお、図3に示すように、上部挾持板45
には、ほぼ水平状態にあるときに機体11の前面側に位
置する部分に、その長手方向に沿って延在するU字状の
切込部107が二カ所形成されている。また、図2に示
すように、筐体56内のガイド軸58の近傍位置には、
昇降ブロック59が、上記した下限位置に位置する際に
これを検出する近接スイッチ等の初期位置検知センサ1
09と、上記した上限位置に位置する際にこれを検出す
る立位状態検知センサ110とが設けられており、これ
ら初期位置検知センサ109および立位状態検知センサ
110は、それぞれ昇降ブロック59を検出した際に検
出信号をコントローラに出力する。さらに、ほぼ水平状
態にある上部挾持板45および下部挾持板46の機体1
1における前面側近接位置には、これらに近接して、搬
送部材41から束押出板42で押し出された束紙幣S2
を光路が遮断されることにより検知する光学式の束検知
センサ111が設けられており、該束検知センサ111
は、束紙幣S2を検出した際に検出信号をコントローラ
に出力する。なお、コントローラでは、束押出板42で
束紙幣S2を押し出させるよう指示したタイミングから
所定時間経過しても束検知センサ111から検出信号が
出力されなかった場合および所定時間経過しても束検知
センサ111で出力された検出信号が停止されなかった
場合に、束紙幣S2が正常に押し出されなかったと判定
する。
【0044】挾持立位ユニット48を機体11における
左右方向に水平移動させる移動部49は、筐体56すな
わち挾持立位ユニット48を横移動させるよう機体11
の左右方向に延在して該筐体56と底板44との間に取
り付けられた上記スライドレール55と、該スライドレ
ール55の両端部近傍の上側に設けられた一対のプーリ
113,114と、これらプーリ113,114間にス
ライドレール55に平行をなして掛けられた無端状の横
移動ベルト115と、機体11の正面から見て右側のプ
ーリ113をその出力軸116に固定させることにより
前記位置に配置させるとともに、コントローラで制御さ
れて該プーリ113を駆動する横移動モータ117とを
有している。そして、横移動ベルト115の下側の辺部
115aが筐体56に固定されており、これにより、横
移動モータ117が正逆回転すると、横移動ベルト11
5の筐体56への固定部分が往復走行し、よって筐体5
6すなわち挾持立位ユニット48がスライドレール55
上を往復移動する。なお、昇降モータ67の下方に横移
動ベルト115が配置されている。
【0045】加えて、移動部49は、筐体56の背面側
に突設された突出部119と、束押出板42で搬送部材
41から押し出される束紙幣S2の短手方向における中
央位置と上部挾持板45および下部挾持板46の同方向
すなわち機体11の左右方向における中央位置とを一致
させる束受入位置(機体11の正面から見て左側位置)
に筐体56すなわち挾持立位ユニット48が位置すると
き突出部119を検出する受入位置検知センサ120
と、上部挾持板45と下部挾持板46の機体11の左右
方向における中央位置と第1束投入口52の同方向にお
ける中央位置とを一致させる第1の束投入位置(機体1
1の正面から見て中央位置)に挾持立位ユニット48が
位置するとき突出部119を検出する第1投入位置検知
センサ121と、上部挾持板45と下部挾持板46の機
体11の左右方向における中央位置と第2束投入口53
の同方向における中央位置とを一致させる第2の束投入
位置(機体11の正面から見て右側位置)に挾持立位ユ
ニット48が位置するとき突出部119を検出する第2
投入位置検知センサ122とを有している。受入位置検
知センサ120、第1投入位置検知センサ121および
第2投入位置検知センサ122はコントローラに接続さ
れており、それぞれ突出部119を検出した時点で検出
信号を出力する。
【0046】立位状態とされた束紙幣S2を上部挾持板
45および下部挾持板46間から下方に送り出させる送
出部50は、図3に示すように、並列された第1束投入
口52および第2束投入口53に対し、機体11におけ
る前面側にほぼ設けられており、機体11における左右
方向に回転軸124を配置した、コントローラで制御さ
れるローラ駆動モータ125と、該ローラ駆動モータ1
25と第1束投入口52および第2束投入口53との間
に設けられた、図4に示す一対の脚部127,128お
よびこれら脚部127,128の上部同士を連結させる
連結部129からなる支持部材130と、該支持部材1
30の両脚部127,128を貫通して、ローラ駆動モ
ータ125の回転軸124と平行するよう軸線方向の移
動が規制された状態で回転自在に支持された支軸131
と、前記回転軸124に固定されたプーリ132と、前
記支軸131の脚部127より外側部分に固定されたプ
ーリ133と、これらプーリ132,133に掛けられ
た無端状のベルト134と、支持部材130の機体11
における後面側に機体11における左右方向に並列して
配置された支持部材135,137と、支軸131と平
行をなすように支持部材135と支持部材137とに回
転自在に支持された支軸136とを有している。
【0047】そして、図4,図8に示すように、支軸1
31にギア138が固定されており、該ギア138に常
時噛み合うギア139がワンウェイクラッチ140を介
して支軸136に支持されている。また支軸136にギ
ア141が固定されており、該ギア141に常時噛み合
うギア142が支軸131に回転自在に支持されてい
る。なお、ワンウェイクラッチ140は、ギア139が
機体11における右側から見て時計回りに回転する時に
支軸136を一体に回転させ、ギア139が同側から見
て反時計回りに回転する時に該回転を支軸136に伝達
しないようになっている。加えて、ワンウェイクラッチ
140は、ギア139が機体11における右側から見て
反時計回りに回転する時に、支軸136の同方向の回転
をギア139の回転を越えない範囲で許容し、また、ギ
ア139が機体11における右側から見て反時計回りの
回転が規制されている時に、支軸136の同方向の回転
を規制する。ここで、ギア142には、支軸131に回
転自在に支持される一対の脚部143,144とこれら
脚部143,144の同側端部同士を支軸131に平行
をなして連結させる連結部145とからなる旋回部材1
46の脚部143側が固定されている。
【0048】また、支軸131には、四つのローラ14
8〜151がそれぞれ所定の位置に固定されており、旋
回部材146には、その支軸131に対し反対側に、支
軸131の軸線方向における位置を各ローラ148〜1
51と合わせた位置に四つのローラ152〜155が、
軸線方向の移動が規制された状態でそれぞれ支軸156
〜159を介してブラケット160〜163により回転
自在に支持されていて、ローラ148〜151とローラ
152〜155のうち位置を合わせたもの同士には、そ
れぞれ無端状の収納ベルト(別体送出部材)164〜1
67が掛けられている。さらに、支軸131には、一端
側が底板44側に係止され他端側が旋回部材146に係
止されて、旋回部材146を第1束投入口52および第
2束投入口53側に倒す方向すなわちギア142を機体
11における右側から見て時計回りに回転させる方向に
付勢するねじりバネ168が設けられている。
【0049】そして、ローラ駆動モータ125を機体1
1における右側から見て時計回り方向に回転させると、
図9に回転方向を矢印で示すように、プーリ132、ベ
ルト134およびプーリ133を介して支軸131およ
びギア138が同側から見て時計回り方向に回転する。
すると、ローラ148〜151、収納ベルト164〜1
67およびローラ152〜155が同側から見て時計回
り方向に回転するとともに、ギア138に噛み合うギア
139が同側から見て反時計回り方向に回転する。この
とき、ギア139のこの方向の回転はワンウェイクラッ
チ140の回転伝達方向ではないため、支軸136すな
わちギア141がギア139からの駆動力では回転され
ないものの、同側から見てこのギア139の反時計回り
方向の回転で支軸136すなわちギア141は反時計回
り方向の回転を許容されることになる。ローラ駆動モー
タ125が駆動することにより、ローラ駆動モータ12
5の停止による停止トルクが解除されることになり、ね
じりバネ168の付勢力でギア142および旋回部材1
46が同側から見て時計回り方向に回転させられ、旋回
部材146に設けられたローラ152〜155および収
納ベルト164〜167が同方向に旋回させられる。
【0050】一方、この状態から、ローラ駆動モータ1
25を同側から見て反時計回り方向に回転させると、図
10に回転方向を矢印で示すように、プーリ132、ベ
ルト134およびプーリ133を介して支軸131およ
びギア138が同側から見て反時計回り方向に回転す
る。すると、ローラ148〜151、収納ベルト164
〜167およびローラ152〜155が同側から見て反
時計回り方向に回転するとともに、ギア138に噛み合
うギア139が同側から見て時計回り方向に回転する。
すると、ギア139のこの方向の回転はワンウェイクラ
ッチ140の回転伝達方向であるため、ギア139が支
軸136およびギア141を同側から見て時計回り方向
に一体に回転させ、ねじりバネ168の付勢力に抗して
ギア142および旋回部材146を同側から見て反時計
回り方向に回転させ、旋回部材146に設けられたロー
ラ152〜155および収納ベルト164〜167を同
方向に旋回させる。そして、ローラ駆動モータ125を
停止させると、この停止トルクがねじりバネ168の付
勢力によるトルクを上回るよう設定されており、よっ
て、ギア139が回転することなく支軸136の回転を
規制するため、旋回部材146がその位置で停止され
る。
【0051】そして、機体11の正面から見て左側の二
組みの、ローラ148、収納ベルト164およびローラ
152とローラ149、収納ベルト165およびローラ
153の位置は、ねじりバネ168の付勢力で機体11
の右側から見て時計回り方向に旋回部材146が旋回し
た際に、第1の束投入位置に挾持立位ユニット48が位
置しかつ束立位部47で立位状態とされた上部挾持板4
5の切込部107にローラ152,153側の収納ベル
ト164,165の一部がそれぞれ入り込むことができ
るよう設定されており、機体11の正面から見て右側の
二組みの、ローラ150、収納ベルト166およびロー
ラ154とローラ151、収納ベルト167およびロー
ラ155の位置は、ねじりバネ168の付勢力で機体1
1の右側から見て時計回り方向に旋回部材146が旋回
した際に、第2の束投入位置に挾持立位ユニット48が
位置しかつ束立位部47で立位状態とされた上部挾持板
45の切込部107にローラ154,155側の収納ベ
ルト166,167の一部がそれぞれ入り込むことがで
きるよう設定されている。
【0052】ここで、送出部50には、旋回部材146
に固定され該旋回部材146から外方に延出する延出片
170と、支持部材130に固定され、ローラ152〜
155がローラ148〜151の第1束投入口52およ
び第2束投入口53側に位置しその高さが一致されるま
で旋回部材146が旋回した際に上方に延出する前記延
出片170を検出して検出信号をコントローラに出力す
るフォトインタラプタ171とからなる旋回検知センサ
172が設けられている。なお、立位状態にある上部挾
持板45および下部挾持板46から束紙幣S2が下方に
送り出された際に、ねじりバネ168の付勢力で旋回さ
れるローラ152〜155がローラ148〜151と高
さが一致されることになり、これを旋回検知センサ17
2で検出する。
【0053】また、送出部50には、旋回部材146に
固定され該旋回部材146から外方に延出する延出片1
74と、支持部材130に固定され、ローラ152〜1
55がローラ148〜151の真上位置に位置し立位状
態とされた上部挾持板45の横方向移動にローラ152
〜155および収納ベルト164〜167が干渉せぬ位
置まで旋回部材146が旋回した際に上方に延出する前
記延出片174を検出して検出信号をコントローラに出
力するフォトインタラプタ175とからなる立位検知セ
ンサ176が設けられている。また、ローラ152〜1
55がローラ148〜151に対し第1束投入口52お
よび第2束投入口53側に旋回し収納ベルト164〜1
67のローラ152〜155側が上部挾持板45および
下部挾持板46で挾持された束紙幣S2に上部挾持板4
5の切込部107から接触すると延出片170,174
の検出が不可となり検出信号のコントローラへの出力を
停止させることにより、ローラ152〜155が束紙幣
S2に接触中であることを検知する。
【0054】下結束機本体部14は、上記した上結束機
本体部13と同様の構成をなしており、該上結束機本体
部13と水平方向の位置を一致させ上下方向にのみ位置
をずらして下側に配置されている。なお、上結束機本体
部13と同様の構成であるため、下結束機本体部14の
説明は略すが、集積部20aに対応する上側の集積部2
0cには、搬送部12の上から三番目の分流経路17c
が接続され、集積部20bに対応する下側の集積部20
dには、搬送部12の最下の分流経路17dが接続され
ており、また、上記第1束収納繰出部22aに対応して
第1束収納繰出部22cが、第2束収納繰出部22bに
対応して第2束収納繰出部22dがそれぞれ設けられて
いる。
【0055】以上の構成の第1の実施の形態の紙葉類結
束機のコントローラの制御内容を以下に説明する。ここ
で、コントローラの制御の前提として、例えば、紙葉類
処理機側からすべての金種の紙幣がランダムに搬送され
てくると、搬送量の最も多い金種すなわち例えば万券
を、上結束機本体部13の各集積部20a,20bに交
互に集積させ、他の金種すなわち例えば千券を下結束機
本体部14の集積部20cに、さらに他の金種すなわち
例えば五千券を下結束機本体部14の集積部20dに集
積させ、また、集積部20aで集積された金種すなわち
万券を第1束収納繰出部22aに、集積部20bで集積
された金種すなわち万券を第2束収納繰出部22bに、
集積部20cで集積された金種すなわち千券を第1束収
納繰出部22cに、集積部20dで集積された金種すな
わち五千券を第2束収納繰出部22dに収納させるよう
制御する。また、上結束機本体部13においては、同一
金種を扱うため、第1束収納繰出部22aおよび第2収
納繰出部22bに対しては、どちらか一方が最大収納状
態になるまで一方のみに束紙幣S2を投入するよう制御
し、下結束機本体部14においては、異金種を扱うた
め、第1束収納繰出部22cおよび第2収納繰出部22
dに対しては、各金種に応じて束紙幣S2を投入するよ
う制御する。
【0056】まず、集積部20a〜20dのいずれかの
集積紙幣S1が結束すべき所定枚数に達すると該集積紙
幣S1に結束部21のうち対応するものにより結束処理
を行わせる。例えば、集積部20aの集積紙幣S1が結
束すべき所定枚数に達したとすると、上結束機本体部1
3において、チャック部材31,32を該集積部20a
の水平側方に位置させた後に、載置板28上の集積紙幣
S1を図示せぬ押出機構により水平移動させ、チャック
部材31,32間に集積紙幣S1が位置した時点でチャ
ック部材31,32で集積紙幣S1を挾持させる。な
お、この挾持が完了すると、押出機構は元の位置に戻
り、よって次の紙幣の集積を行う。
【0057】集積紙幣S1を挾持した状態のチャック部
材31,32を、束等搬送部24方向に移動させなが
ら、結束部21により、結束テープの集積紙幣S1への
供給、巻き付けおよび熱接着すなわち結束処理を行わせ
る。そして、チャック部材31,32が下限位置に位置
すると、結束処理が終わった状態の束紙幣S2を束等搬
送部24に受け渡す。
【0058】このようにして束等搬送部24に受け渡さ
れた束紙幣S2を収納する場合、コントローラは、束等
搬送部24の搬送部材41でその末端部まで束紙幣S2
を長手方向を機体11の前後方向に沿わせた状態で搬送
し、末端部位置で停止させた状態で、束押出板42で該
束紙幣S2を長手方向に沿って押し出させる。ここで、
前回の収納処理の完了にともなって、挾持立位ユニット
48は、移動部49により束受入位置に位置されるとと
もに、その束立位部47が昇降ブロック59を下限位置
に位置させ、上部挾持板45および下部挾持板46をほ
ぼ水平状態で相互に離間状態とさせており、よって、束
押出板42で押し出された束紙幣S2は、その機体11
における左右方向の中央位置を上部挾持板45および下
部挾持板46の同方向における中央位置と一致させて下
部挾持板46上にその束押出板42への当接側の端部が
完全に下部挾持板46内に位置するまで押し込まれる
(図5に示す状態)。なお、前回の収納処理が完了して
いない場合、完了と判断されるまでコントローラは、束
押出板42による束紙幣S2の押し出しを停止させる。
【0059】束押出板42の押し出し作動開始されてか
ら所定時間内に束検知センサ111が検出信号を出力し
別の所定時間内に該出力が停止されたことすなわち正常
に束紙幣S2が押し込まれたことを条件に、コントロー
ラは、昇降モータ67を所定方向に回転させて下限位置
にあった昇降ブロック59を立位状態検知センサ110
で検出信号が出力されるまで上昇させる。この昇降ブロ
ック59の上昇で、上述したように、上部挾持板45と
下部挾持板46とが、相互に近接して束紙幣S2を挾持
した後、該束紙幣S2の長手方向を上下方向に沿わせる
立位状態に徐々に近づき(図6に示す状態)、最終的に
立設状態とされる(図7に示す状態)。
【0060】そして、立位状態検知センサ110で検出
信号が出力されたことを条件に、コントローラは、上部
挾持板45、下部挾持板46および束紙幣S2が立位状
態になったと判定して、昇降モータ67の回転を停止さ
せるとともに、横移動モータ117を所定方向に回転さ
せる。これにより、挾持立位ユニット48が第1の束投
入位置に向け横方向に移動する。コントローラは、該束
紙幣S2が、金種あるいは収納量により第1束収納繰出
部22aに収納されるべき場合、挾持立位ユニット48
が第1の束投入位置に位置し第1投入位置検知センサ1
21から検出信号が出力された時点で横移動モータ11
7を停止させ、他方、第2束収納繰出部22bに収納さ
れるべき場合、挾持立位ユニット48が第2の束投入位
置に位置し第2投入位置検知センサ122から検出信号
が出力された時点で横移動モータ117を停止させる。
【0061】続いて、ローラ駆動モータ125を機体1
1における右側から見て時計回り方向に回転させること
により、ギア138および支軸131を同方向に回転さ
せ、ローラ148〜151、収納ベルト164〜167
およびローラ152〜155を同方向に回転させる。ま
た、これにより、ローラ駆動モータ125による停止ト
ルクが無くなるため、ねじりバネ168の付勢力でギア
142および旋回部材146が同側から見て時計回り方
向に回転させられ、旋回部材146に設けられたローラ
152〜155および収納ベルト164〜167が同方
向に旋回させられる。
【0062】以上により、挾持立位ユニット48が第1
の束投入位置に位置している場合、機体11における右
側から見て時計回り方向に回転する収納ベルト164〜
167のうち収納ベルト164,165が切込部107
を通過して束紙幣S2に接触し(図7に実線で示す収納
ベルト164〜167の状態)、上部挾持板45および
下部挾持板46間から束紙幣S2を下方に送り出す。こ
れにより束紙幣S2は、位置が合わされている第1束投
入口52に挿入され、さらに下方に送り出されること
で、収納ベルト164,165の下側に位置し、このと
き、上部挾持板45および下部挾持板46の挾持による
摩擦力を、自重による力およびねじりバネ168による
収納ベルト164,165を介しての下方向への押圧力
の合力が上回って、第1束収納繰出部22a(22c)
の収納庫34内に落下する。
【0063】また、挾持立位ユニット48が第2の束投
入位置に位置している場合、機体11における右側から
見て時計回り方向に回転する収納ベルト164〜167
のうち収納ベルト166,167が切込部107を通過
して束紙幣S2に接触し、上部挾持板45および下部挾
持板46間から束紙幣S2を下方に送り出すことによ
り、同様に、束紙幣S2を第2束投入口53から第2束
収納繰出部22b(22d)の収納庫34内に落下させ
る。
【0064】そして、上部挾持板45および下部挾持板
46から束紙幣S2が送り出されると、ねじりバネ16
8の付勢力で収納ベルト164〜167がローラ152
〜155をローラ148〜151と高さを合わせるまで
旋回することなり(図7に破線で示す収納ベルト164
〜167の状態)、これにより旋回検知センサ172か
ら検出信号が出力される。すると、コントローラは、送
り出しが正常に行われたものと判断して、ローラ駆動モ
ータ125を、一旦停止させたのち機体11の右側から
見て反時計回り方向に回転させ支軸131およびギア1
38を同側から見て反時計回り方向に回転させて、ギア
139を同側から見て時計回り方向に回転させ、ワンウ
ェイクラッチ140を介して支軸136およびギア14
1を同側から見て時計回り方向に一体に回転させ、ねじ
りバネ168の付勢力に抗してギア142および旋回部
材146を同側から見て反時計回り方向に回転させ、旋
回部材146に設けられたローラ152〜155を同方
向に旋回させる。これにより、ローラ152〜155お
よび収納ベルト164〜167が立位状態にある上部挾
持板45および下部挾持板46から離間する(図7に一
点鎖線で示す収納ベルト164〜167の状態)。そし
て、これらが完全に離間する位置まで旋回部材146が
旋回されると、離間検知センサ176から検出信号が出
力される。
【0065】この検出信号の出力を条件に、コントロー
ラは、ローラ駆動モータ125を停止させることによ
り、旋回部材146を次の収納に備えて前記状態に維持
させるとともに、横移動モータ117を上記に対し逆方
向に回転させる。これにより、挾持立位ユニット48が
束受入位置に向け横方向に移動する。コントローラは、
挾持立位ユニット48が束受入位置に位置し受入位置検
知センサ120から検出信号が出力された時点で横移動
モータ117を停止させる。続いて、昇降モータ67を
上記に対し逆方向に回転させて上限位置にあった昇降ブ
ロック59を、初期位置検知センサ109で検出信号が
出力されるまで下降させる。これにより、束立位部47
は上部挾持板45および下部挾持板46をほぼ水平状態
で相互に離間状態とさせる。
【0066】そして、前記検出信号が出力されたことを
条件に今回の収納処理が完了したと判断して昇降モータ
67を停止させ、次回の収納処理に向け待機する。な
お、以上に述べた正常作動に対し各センサで検出信号が
出力されるべきタイミングで出力されない場合あるいは
停止されるべきタイミングで停止されない場合、コント
ローラはこのセンサ位置において異常が発生したものと
判定して、各部の作動を停止させるとともに、アラーム
を発生させ、さらにいずれのセンサ位置で異常が発生し
たかを図示せぬ表示部に表示させる。
【0067】以上に述べたように、第1の実施の形態の
紙葉類結束機によれば、結束部21で結束された束紙幣
S2を長手方向を横方向に沿わせた状態で上部挾持板4
5および下部挾持板46で表裏方向両側から挾持させ、
束立位部47でこれら上部挾持板45および下部挾持板
46を移動させることにより、これら上部挾持板45お
よび下部挾持板46で挾持された束紙幣S2を、これら
とともにその長手方向を縦方向に沿わせ第1束収納繰出
部22a、第2束収納繰出部22b、第1束収納繰出部
22cあるいは第2束収納繰出部22d上で立位状態と
して、送出部50で束紙幣S2をその長手方向に沿って
上部挾持板45および下部挾持板46間から下方の収納
庫34に送り出させることになるため、収納庫34内に
束紙幣S2をその長手方向を縦方向に沿わせた状態で収
納できる。したがって、収納庫34内に水平状態で収納
することにより生じていた問題を排除することができ
る。
【0068】また、上部挾持板45および下部挾持板4
6とともに束立位部47を一体の挾持立位ユニット48
とし、移動部49が該挾持立位ユニット48を横方向に
移動させることにより、上部挾持板45および下部挾持
板46で挾持され束立位部47で立位状態とされた束紙
幣S2を複数の収納庫34に選択的に収納させることが
できる。したがって、束紙幣S2が複数種類ある場合に
各種類別に収納させたり、束紙幣S2が一種類の場合に
各収納庫34の収納量に応じて収納させたりすること等
ができる。
【0069】送出部50は、束立位部47で立位状態と
された束紙幣S2に接触および離間可能とされているた
め、上部挾持板45あるいは下部挾持板46に一体に設
ける場合に比してこれらの重量を低減できる。したがっ
て、これらを移動させるための昇降モータ67および横
移動モータ117を小型のものにできる。加えて、立位
状態とする際に、上部挾持板45および下部挾持板46
の機体11における後面側の端部を、水平方向の位置は
略そのまま維持した状態で上昇させることになるため、
上部挾持板45および下部挾持板46をその端部を中心
に揺動させて立位姿勢に姿勢変更する場合に比して、姿
勢変更に要するスペースを小さくできる。
【0070】さらに、立位状態にある上部挾持板45お
よび下部挾持板46間から束紙幣S2が完全に収納庫3
4に送り出されると、旋回部材146がねじりバネ16
8の付勢力で旋回し旋回検知センサ172から検出信号
が出力されることになるため、束紙幣S2の送り出しす
なわち収納庫34への収納を検知することができる。そ
して、コントローラは、前記検知がなされない場合に移
動部49を含む各部を停止させることになるため、確実
に送り出されない状態で移動部49が挾持立位ユニット
48を移動させることにより生じるジャム等を防止する
ことができる。
【0071】次に、本発明の紙葉類結束機の第2の実施
の形態を図11を参照して、第1の実施の形態との相違
部分を中心に以下に説明する。なお、第1の実施の形態
と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。こ
こで、第1の実施の形態が、底板44側に設けられたロ
ーラ152〜155および収納ベルト164〜167を
旋回させることで束紙幣S2を送り出させるものであ
り、またストッパ106が位置固定であったのに対し、
第2の実施の形態は、上部挾持板45および下部挾持板
46で挾持された束紙幣S2に送り出しのための部材が
常時接触するよう上部挾持板45に送出部50を設けた
点とストッパを移動式とした点とが主に相違している。
【0072】図11に示す状態をもって説明すると、第
2の実施の形態の送出部50は、上部挾持板45の下部
挾持板46に対し反対側であって機体11における後面
側に、機体11における左右方向に回転軸180を配置
した状態で取り付けられた束搬送モータ181と、束搬
送モータ181の機体11における前面側の近傍位置と
上部挾持板45の機体11における前面側の端部近傍位
置とに回転軸180と平行をなしてそれぞれ回転自在に
取り付けられた支軸182,183と、束搬送モータ1
81の回転軸180に固定された駆動プーリ184と、
該駆動プーリ184と軸線方向における位置を合わせて
支軸182に固定された従動プーリ185と、これら駆
動プーリ184および従動プーリ185に掛けられた無
端状の回転ベルト186と、支軸182,183にそれ
ぞれ固定されたローラ187,188と、これらローラ
187,188に掛けられた無端状の搬送ベルト(一体
送出部材)189とを有している。
【0073】この搬送ベルト189は、ローラ187と
ローラ188との間に位置する下部挾持板46側の辺部
189aが上部挾持板45に形成された図示せぬ溝から
下部挾持板46方向に上部挾持板45と平行をなして僅
かに突出されており、これにより、上部挾持板45およ
び下部挾持板46で束紙幣S2を挾持すると該束紙幣S
2に前記辺部189aが接触する。
【0074】そして、上部挾持板45および下部挾持板
46が束紙幣S2を挾持しかつ立位状態にある状態で束
搬送モータ181を駆動させその回転軸180を機体1
1における右側から見て時計回り方向に回転させると、
駆動プーリ184、回転ベルト186および従動プーリ
185が同方向に回転し、さらにローラ187、搬送ベ
ルト189およびローラ188が同方向に回転する。こ
れにより、上部挾持板45および下部挾持板46で挾持
された束紙幣S2が下方に送り出されることになる。
【0075】また、第2の実施の形態においては、上部
挾持板45と下部挾持板46の機体11における前面側
すなわち束紙幣S2の受入側かつ送出側の端部に、搬送
部材41から束押出板42で上部挾持板45および下部
挾持板46間に押し出される束紙幣S2の通過と、上部
挾持板45および下部挾持板46間から送り出される束
紙幣S2の通過とを、光路が遮断されることにより検知
する光学式の束検知センサ191が設けられており、該
束検知センサ191は、束紙幣S2を検出した際に検出
信号をコントローラに出力する。そして、コントローラ
では、束押出板42で束紙幣S2を押し出させるよう指
示したタイミングから所定時間経過しても束検知センサ
191から検出信号が出力されなかった場合および所定
時間経過しても束検知センサ191で出力された検出信
号が停止されなかった場合に、束紙幣S2が正常に送り
出されなかったと判定する。
【0076】また、底板44の下側の所定位置に機体1
1における左右方向に回転軸192が配置された図示せ
ぬ移動モータと、該移動モータに平行をなして底板44
の下側の機体11における前面側所定位置に配置された
支軸194と、回転軸192および支軸194にそれぞ
れ固定されたローラ195,196と、これらローラ1
95,196に掛けられた無端状の移動ベルト197
と、該移動ベルト197のローラ195,196間の上
側の辺部197aに固定されることにより、移動モータ
による移動ベルト197の回転で、底板44に形成され
た図示せぬ溝内を機体11における前後方向に移動する
上側に延出する移動ストッパ198とを有している。
【0077】この移動ストッパ198は、昇降ブロック
59が下限位置に位置することにより先端部側を最も機
体11の前面側に位置させたほぼ水平状態にある下部挾
持板46のピン89に対し機体11の前面側に離間する
離間位置と、該離間位置から機体11の後面側に移動し
てピン89に当接しこれを押圧することにより該ピン8
9を移動溝91内で片部86側に移動させる押圧位置と
の間で移動する。そして、移動ストッパ198は、離間
位置から押圧位置に移動すると、ピン89に当接して該
ピン98を移動溝91内で片部86側に移動させ、同時
に、ピン93を上部挾持板45の移動溝95で同方向に
移動させつつアーム97,98を上部挾持板45および
下部挾持板46に対し鋭角側のなす角度を大きくするよ
う起き上がらせることで、上部挾持板45を下部挾持板
46からバネ104の付勢力と上部挾持板45の自重と
に抗して平行状態のまま離間させる。
【0078】また、この状態で移動ストッパ198を離
間位置に移動させると、バネ104の付勢力等で移動溝
91内を移動ストッパ198に当接しつつピン89が移
動し、同時に、ピン93が上部挾持板45の移動溝95
で同方向に移動しつつアーム97,98が上部挾持板4
5および下部挾持板46に対し鋭角側のなす角度を小さ
くするよう寝ることで、上部挾持板45が下部挾持板4
6に近接し、最終的には、移動ストッパ198からピン
89が移動溝91の機体11における前面側端部に当接
した状態で離間する。これにより、上部挾持板45およ
び下部挾持板46がほぼ水平状態のまま近接し、間に束
紙幣S2があれば、該束紙幣S2がバネ104の付勢力
で挾持される。
【0079】以上の構成の第2の実施の形態の紙葉類結
束機のコントローラの制御内容を第1の実施の形態との
相違部分を中心に以下に説明する。コントローラは、前
回の収納処理の完了にともなって、挾持立位ユニット4
8を移動部49により束受入位置に位置させるととも
に、昇降ブロック59を下限位置に位置させて、上部挾
持板45および下部挾持板46をほぼ水平状態とし、さ
らに、移動モータにより移動ストッパ198を上記押圧
位置に移動させて、上部挾持板45および下部挾持板4
6を相互に離間状態とさせており、この状態から、搬送
部材41の末端部まで搬送されている束紙幣S2を今回
の収納処理を開始させるよう束押出板42で該長手方向
に沿って押し出させる。
【0080】ここで、コントローラは、束検知センサ1
91が検出信号を出力した時点から、束検知センサ19
1と上部挾持板45の搬送ベルト189との距離と束押
出板42の押し出しの速度とから割り出される時間経過
後、搬送ベルト189に束紙幣S2の一部が水平方向の
位置が重なり合う位置まで押し出されるであろうタイミ
ングで、移動ストッパ198を上記押圧位置から離間位
置に移動させる。これにより、束紙幣S2の一部が近接
する上部挾持板45および下部挾持板46で挾持され
る。
【0081】そして、送出部50の束搬送モータ181
を駆動させることにより、搬送ベルト189をその辺部
189aが筐体56方向に移動するよう回転させる。こ
れにより、一部が挾持された束紙幣S2が上部挾持板4
5および下部挾持板46間に引き込まれる。そして、束
検知センサ191からの検出信号の出力が停止されてか
ら所定の時間経過後、束紙幣S2が完全に下部挾持板4
6の内側に引き込まれるタイミングで、束紙幣S2の挾
持が完了したと判断して束搬送モータ181を停止させ
る。
【0082】なお、離間状態にある上部挾持板45およ
び下部挾持板46間に束紙幣S2を内側まで束押出板4
2で完全に押し込ませてから、移動ストッパ198を離
間位置に移動させることにより、挾持時において送出部
50を非作動とすることも可能である。さらには、後述
する昇降ブロック59の上昇と同時に、上記した送出部
50による上部挾持板45および下部挾持板46への束
紙幣S2の挾持後の引き込み作動を行うことも可能であ
る。
【0083】この後、第1の実施の形態と同様に、昇降
モータ67を所定方向に回転させて下限位置にあった昇
降ブロック59を立位状態検知センサ110で検出信号
が出力されるまで上昇させて、上部挾持板45および下
部挾持板46で挾持された束紙幣S2がその長手方向を
上下方向に沿わせた立位状態にするとともに、これに続
いて、横移動モータ117を所定方向に回転させて、挾
持立位ユニット48を、第1の束投入位置に位置させる
場合は第1投入位置検知センサ121から、第2の束投
入位置に位置させる場合は第2投入位置検知センサ12
2から検出信号が出力されるまで移動させる。
【0084】挾持立位ユニット48の所定位置への移動
が完了すると、束搬送モータ181を駆動させることに
より、搬送ベルト189をその辺部189aが下方に移
動するよう回転させる。これにより、上部挾持板45お
よび下部挾持板46間に挾持された束紙幣S2は、辺部
189aにより下方に送り出され、束検知センサ191
から検出信号を出力させながら、挾持立位ユニット48
が第1の束投入位置に位置している場合は第1束投入口
52に挿入されて第1の束収納繰出部22a(22c)
の収納庫34に落下され、挾持立位ユニット48が第2
の束投入位置に位置している場合は第2束投入口53に
挿入されて第2の束収納繰出部22b(22d)の収納
庫34に落下される。
【0085】そして、上部挾持板45および下部挾持板
46間から完全に束紙幣S2が送り出されると、束検知
センサ191から出力されていた検出信号の出力が停止
される。すると、コントローラは、送り出しが正常に行
われたものと判断して、束搬送モータ181を停止させ
るとともに、第1の実施の形態と同様、横移動モータ1
17を上記に対し逆方向に回転させて、挾持立位ユニッ
ト48を、束受入位置に位置するまですなわち受入位置
検知センサ120から検出信号が出力されるまで移動さ
せる。続いて、昇降モータ67を上記に対し逆方向に回
転させて上限位置にあった昇降ブロック59を、初期位
置検知センサ109で検出信号が出力されるまで下降さ
せるとともに、移動モータを駆動させて移動ストッパ1
98を上記押圧位置に移動させる。これにより、上部挾
持板45および下部挾持板46がほぼ水平かつ相互離間
状態にされる。
【0086】そして、前記検出信号が出力されたことを
条件に今回の収納処理が完了したと判断して昇降モータ
67を停止させ、次回の収納処理に向け待機する。な
お、第1の実施の形態と同様、以上に述べた正常作動に
対し各センサで検出信号が出力されるべきタイミングで
出力されない場合あるいは停止されるべきタイミングで
停止されない場合、コントローラはこのセンサ位置にお
いて異常が発生したものと判定して、各部の作動を停止
させるとともに、アラームを発生させ、さらにいずれの
センサ位置で異常が発生したかを図示せぬ表示部に表示
させる。
【0087】以上に述べたように、第2の実施の形態の
紙葉類結束機によれば、第1の実施の形態に対し、送り
出しのための搬送ベルト189が上部挾持板45および
下部挾持板46で挾持された束紙幣S2に常時接触する
よう上部挾持板45に取り付けられているため、送り出
しのための部材を束紙幣S2から離間させたり接触させ
たり等移動させる必要がなくなる。したがって、送り出
しを即座に行うことができ、第1収納繰出部22a(2
2c)あるいは第2収納繰出部22b(22d)への束
紙幣S2の収納のための時間を短縮できる上に、送り出
しのための部材を束紙幣S2に対し離間させたり接触さ
せたりする機構が不要となり簡素化が図れる。
【0088】なお、上記第1および第2の実施の形態
は、紙幣に限定されることなく他の種々の紙葉類を結束
させる際に用いて好適である。
【0089】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、結束部で結束された束紙葉類を長手方向を
横方向に沿わせた状態で一対の挾持板で表裏方向両側か
ら挾持させ、束紙葉類立位手段で該挾持板を移動させる
ことにより、該挾持板で挾持された束紙葉類をその長手
方向を縦方向に沿わせ収納部上で立位状態として、送出
手段で束紙葉類をその長手方向に沿って挾持板から下方
の収納部に送り出させることになるため、収納部内に束
紙葉類をその長手方向を縦方向に沿わせた状態で収納で
きる。したがって、収納部内に水平状態で収納すること
により生じていた問題を排除することができる。
【0090】請求項2記載の発明によれば、移動手段が
挾持板および束紙葉類立位手段からなるユニットを横方
向に移動させることにより、挾持板で挾持され束紙葉類
立位手段で立位状態とされた束紙葉類を複数の収納部に
選択的に収納させることができる。したがって、束紙葉
類が複数種類ある場合に各種類別に収納させたり、束紙
葉類が一種類の場合に各収納部の収納量に応じて収納さ
せたりすること等ができる。
【0091】請求項3記載の発明によれば、別体送出部
材が束紙葉類立位手段で立位状態とされた束紙葉類に接
触および離間可能とされているため、挾持板に一体に設
ける場合に比して挾持板の重量を低減できる。したがっ
て、挾持板を移動させる束紙葉類立位手段等の駆動源を
小型のものにできる。
【0092】請求項4記載の発明によれば、一体送出部
材が挾持板で挾持された束紙葉類に常時接触するよう該
挾持板に取り付けられているため、送り出しのための部
材を束紙葉類から離間させたり接触させたり等移動させ
る必要がなくなる。したがって、送り出しを即座に行う
ことができ、収納部への束紙葉類の収納のための時間を
短縮できる上に、送り出しのための部材を束紙葉類に対
し離間させたり接触させたりする機構が不要となり簡素
化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙葉類結束機の第1の実施の形態の全
体構成を概略的に示す正断面図である。
【図2】本発明の紙葉類結束機の第1の実施の形態の束
搬送装置部を示す機体右側から見た図であって昇降ブロ
ックが下限位置にある状態を示すものである。
【図3】本発明の紙葉類結束機の第1の実施の形態の束
搬送装置部を示す機体正面側を下側に配置した平面図で
ある。
【図4】本発明の紙葉類結束機の第1の実施の形態の送
出部等を示す機体正面側から見た図である。
【図5】本発明の紙葉類結束機の第1の実施の形態の挾
持立位ユニットを示す機体右側から見た図であって昇降
ブロックが下限位置にある状態を示すものである。
【図6】本発明の紙葉類結束機の第1の実施の形態の挾
持立位ユニットを示す機体右側から見た図であって昇降
ブロックが中間位置にある状態を示すものである。
【図7】本発明の紙葉類結束機の第1の実施の形態の挾
持立位ユニットを示す機体右側から見た図であって昇降
ブロックが上限位置にある状態を示すものである。
【図8】本発明の紙葉類結束機の第1の実施の形態の送
出部の一部を示す斜視図である。
【図9】本発明の紙葉類結束機の第1の実施の形態の送
出部の概念図であって、ローラ駆動モータの一方向回転
時の各部の回転方向を矢印で示すものである。
【図10】本発明の紙葉類結束機の第1の実施の形態の
送出部の概念図であって、ローラ駆動モータの逆方向回
転時の各部の回転方向を矢印で示すものである。
【図11】本発明の紙葉類結束機の第2の実施の形態の
束搬送装置部を示す機体右側から見た図であって昇降ブ
ロックが下限位置にある状態を示すものである。
【符号の説明】
21 結束部 22a,22c 第1束収納繰出部(束収納部) 22b,22d 第2束収納繰出部(束収納部) 24 束等搬送部(束紙葉類搬送部) 45 上部挾持板(挾持板) 46 下部挾持板(挾持板) 47 束立位部(束紙葉類立位手段) 48 挾持立位ユニット(ユニット) 49 移動部(移動手段) 50 送出部(送出手段) 164〜167 収納ベルト(別体送出部材) 189 搬送ベルト(一体送出部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏方向に集積された紙葉類にテープを
    巻き回して結束させる結束部と、該結束部で結束された
    束紙葉類を多数収納可能な収納部と、前記結束部で結束
    された束紙葉類を長手方向を横方向に沿わせた状態で受
    け入れ前記収納部に搬送する束紙葉類搬送部とを有する
    紙葉類結束機において、 前記束紙葉類搬送部は、 長手方向を横方向に沿わせた状態の束紙葉類を表裏方向
    両側から挾持する一対の挾持板と、 該挾持板を移動させることにより、該挾持板で挾持され
    た束紙葉類をその長手方向を縦方向に沿わせ前記収納部
    上で立位状態とする束紙葉類立位手段と、 該束紙葉類立位手段で立位状態とされた束紙葉類をその
    長手方向に沿って前記挾持板から下方の前記収納部に送
    り出させる送出手段と、を具備することを特徴とする紙
    葉類結束機。
  2. 【請求項2】 前記収納部を複数横方向に並列させてな
    るとともに、 前記挾持板および前記束紙葉類立位手段を一つのユニッ
    トとし、 該ユニットを、前記挾持板で挾持され前記束紙葉類立位
    手段で立位状態とされた束紙葉類が前記送出手段により
    いずれの収納部にも送り出し可能となるよう横方向に移
    動させる移動手段を、さらに具備することを特徴とする
    請求項1記載の紙葉類結束機。
  3. 【請求項3】 前記送出手段は、前記束紙葉類立位手段
    で立位状態とされた束紙葉類に接触および離間可能に設
    けられ、接触状態で回転することにより束紙葉類を前記
    挾持板から下方の前記収納部に送り出させる別体送出部
    材を有することを特徴とする請求項1または2に記載の
    紙葉類結束機。
  4. 【請求項4】 前記送出手段は、前記挾持板で挾持され
    た束紙葉類に常時接触するよう該挾持板に取り付けられ
    るとともに前記束紙葉類立位手段が束紙葉類を立位状態
    とした状態で回転して束紙葉類を前記挾持板から下方の
    前記収納部に送り出させる一体送出部材を有することを
    特徴とする請求項1または2に記載の紙葉類結束機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104217491A (zh) * 2013-06-04 2014-12-17 冲电气工业株式会社 纸张类物品处理装置及纸张类物品处理方法
CN105857655A (zh) * 2016-04-27 2016-08-17 安徽海澄德畅电子科技有限公司 带称重结构的包装机移动托架
JP2017156990A (ja) * 2016-03-02 2017-09-07 グローリー株式会社 貨幣処理装置、貨幣処理システムおよび貨幣処理方法

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