JPH09187872A - ケーブル結束具の平衡マルチキャビティ射出成形 - Google Patents

ケーブル結束具の平衡マルチキャビティ射出成形

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JPH09187872A
JPH09187872A JP35481995A JP35481995A JPH09187872A JP H09187872 A JPH09187872 A JP H09187872A JP 35481995 A JP35481995 A JP 35481995A JP 35481995 A JP35481995 A JP 35481995A JP H09187872 A JPH09187872 A JP H09187872A
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JP
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pawl
mold
tongue
cavities
opening
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Application number
JP35481995A
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English (en)
Inventor
Soren Christian Sorensen
クリスチァン ソーレンセン ソーレン
Jens Ole Sorensen
オーリー ソーレンセン ジェンス
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GB Electrical Inc
Original Assignee
GB Electrical Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】複数の鋳型キャビティを射出した可塑材料で略
同時に充満する方法を提供する。 【解決手段】結束具の爪歯を異なる鋳型キャビティ内で
形成するための突出部52,54の相対寸法が不均一に
形成され、射出された可塑材料が鋳型キャビティを略同
時に充満するような流動速度で、異なる鋳型キャビティ
内を流動するような鋳型部品を備え、突出部52,54
の寸法は最初、好適寸法より大きく設定する。異なるキ
ャビティが充満されている度合いを計測した後、少なく
とも1つの鋳型キャビティに対する突出部52,54が
好適寸法となるような調節、および/または、少なくと
も1つの鋳型キャビティに対する突出部52,54が好
適寸法より大きい寸法A,Bとなり、一方、少なく
とも別の鋳型キャビティに対する突出部52,54が好
適寸法より小さい寸法となるような調節を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、一般的には、ケーブル等の細長
物品を捕縛するループの形成に使用される結束具の射出
成形に係わり、更に詳細には、この種の結束具のマルチ
キャビティ射出成形の改良に関する。この種の結束具
は、通常ケーブル結束具と称せられている。
【0002】或る種の形式の結束具は、両端部および両
幅広側面を有する細長舌片と、舌片の一端部上の締付け
頭部と、舌片の他端部上の先端部と、舌片の一方の幅広
側面上に延在する第一の爪歯列とおよび舌片の他方の幅
広側面上に延在する第二の爪歯列とを含み、そして、前
記締付け頭部には、舌片の先端部を受入れる開口部を画
定する側部が備えられている。図1を参照すると、前記
側部は、開口部の一方の側面上にヒンジ係合される可動
歯止め10とこの歯止めから開口部を横断する接触面1
2とを含む。歯止め10は、舌片18の先端部を、第一
の爪歯列16が歯止め10に対面された状態で開口部内
に挿通した際に、第一の爪歯列16と固定係合するよう
配置された歯止め歯部14を有する。このようにして、
少なくとも1つの歯止め歯部14が係合されると、歯止
め10は、舌片18に適用される引張り力に対応して挿
入方向とは反対方向へ接触面12に向け移動されること
により、第二の爪歯列22を接触面12に対して押圧す
ることができる。歯24が接触面12上に配置されてい
て、この歯は、舌片18の先端部を、第二の爪歯列22
が接触面12に対面すると共に第二の爪歯列22を含む
舌片の側面が歯止め10の移動で接触面12に押圧され
るような方向で開口部内に挿通した際に、第二の爪歯列
22と係合されるよう構成されている。このような結束
具は、パラディスの米国特許第4,473,524号公
報に開示されている。上記結束具とは異なる別の形式の
結束具は、爪歯列が、舌片を締付け頭部の開口部内に挿
通した際に歯止めに対面される舌片の幅広側面上にのみ
設けられている。
【0003】生産の効率化には、複数の結束具をマルチ
キャビティ鋳型で同時に射出成形すると有利である。結
束具のマルチキャビティ射出成形に係わる問題点は、結
束具が形成される鋳型内キャビティの全てが、射出され
た可塑材料で、必ずしも同時に充満され終えないことで
ある。図2−なお本図は、1つの鋳型部品30の複数の
キャビティ28内で形成された複数の射出成形結束具2
6を、キャビティを画定していた前記鋳型部品を分離し
た後で示したものである−を参照すると、鋳型キャビテ
ィの全てが同時に充満され終えていないために、幾つか
のキャビティ28aは完全には充満されずこの結果その
結束具26aは完全には形成されておらず、一方、別の
キャビティ28bは過剰充満されこの結果その結束具2
6bには過剰可塑材32の鋳ばりが付着されていること
が観察される。可塑材料を鋳型キャビティ28内へ射出
するゲートは、結束具26の締付け頭部34が形成され
るキャビティ28端部に配置されている。
【0004】本発明は、複数の結束具をマルチキャビテ
ィ鋳型内で平衡射出成形する−複数の鋳型キャビティを
射出された可塑材料で略同時に充満し終える−方法を提
供する。すなわち、複数の結束具をマルチキャビティ鋳
型内で射出成形するために、結束具を画定する少なくと
も2つの鋳型キャビティは、それぞれ、両端部および両
幅広側面を有する細長舌片と、舌片の一端部上の締付け
頭部と、舌片の他端部上の先端部と、舌片の一方の幅広
側面上に延在する第一の爪歯列とおよび舌片の他方の幅
広側面上に延在する第二の爪歯列とを有し;締付け頭部
は、舌片の先端部を受入れるための開口部を画定する側
部を有し、この側部は、前記開口部の一方の側面上にヒ
ンジ係合される可動歯止めとこの歯止めから開口部を横
断する接触面とを含み;歯止めは、舌片の先端部を、第
一の爪歯列が歯止めに対面された状態で前記開口部内に
挿通した際に、第一の爪歯列と固定係合するよう配置さ
れた少なくとも1つの歯止め歯部を有し;そして、接触
面は、舌片を、第二の爪歯列が接触面に対面すると共に
第二の爪歯列を含む舌片の側面が歯止めの移動で接触面
に押圧されるような方向で開口部内に挿通した際に、第
二の爪歯列と固定係合される少なくとも1つの歯を含む
よう構成されている射出成形方法において;前記方法
が、下記操作工程、すなわち(a) 前記結束具−両幅
広側面の間に均一な最大厚さを有する−を形成するため
の少なくとも2つのキャビティを画定する鋳型部品であ
って、その少なくとも1つは爪歯を形成するための突出
部を含む鋳型部品を備え;且つ(b) 可塑材料を、前
記少なくとも2つの鋳型キャビティの少なくとも双方内
に略同時に射出することにより結束具を形成する操作工
程を含み;更に操作工程(a)において、鋳型部品が、
前記少なくとも2つの鋳型キャビティ内で第一の爪歯列
および/または第二の爪歯列を形成するための突出部の
相対的寸法を不均一に形成されていることにより、前記
鋳型部品が、可塑材料が操作工程(b)に従って射出さ
れる際に、この射出された可塑材料を、前記少なくとも
2つの鋳型キャビティの少なくとも双方が射出可塑材料
で略同時に充満され終わるようなそれぞれの流動速度
で、前記少なくとも2つの鋳型キャビティ内を流動させ
るよう構成されることを特徴とする射出成形方法を提供
する。
【0005】本発明は、また、複数の結束具を射出成形
するためのマルチキャビティ鋳型であって、結束具を画
定する少なくとも2つの鋳型キャビティが、それぞれ、
両端部および両幅広側面を有する細長舌片と、舌片の一
端部上の締付け頭部と、舌片の他端部上の先端部と、舌
片の一方の幅広側面上に延在する第一の爪歯列とおよび
舌片の他方の幅広側面上に延在する第二の爪歯列とを有
し;締付け頭部は、舌片の先端部を受入れるための開口
部を画定する側部を有し、この側部は、前記開口部の一
方の側面上にヒンジ係合される可動歯止めとこの歯止め
から開口部を横断する接触面とを含み;歯止めは、舌片
の先端部を、第一の爪歯列が歯止めに対面された状態で
前記開口部内に挿通した際に、第一の爪歯列と固定係合
するよう配置された少なくとも1つの歯止め歯部を有
し;そして、接触面は、舌片を、第二の爪歯列が接触面
に対面すると共に第二の爪歯列を含む舌片の側面が歯止
めの移動で接触面に押圧されるような方向で開口部内に
挿通した際に、第二の爪歯列と固定係合される少なくと
も1つの歯を含むマルチキャビティ鋳型において;前記
鋳型が、前記結束具−両幅広側面の間に均一な最大厚さ
を有する−を形成するための少なくとも2つのキャビテ
ィを画定する鋳型部品であって、その少なくとも1つは
爪歯を形成するための突出部を含む鋳型部品を有し;そ
して、前記少なくとも2つの鋳型キャビティ内で第一の
爪歯列および/または第二の爪歯列を形成するための前
記突出部の相対的寸法が、不均一に形成されていて、こ
れにより、可塑材料が前記少なくとも2つの鋳型キャビ
ティの少なくとも双方内に略同時に射出される際に、こ
の射出された可塑材料を、前記少なくとも2つの鋳型キ
ャビティの少なくとも双方が射出可塑材料で略同時に充
満され終わるようなそれぞれの流動速度で、前記少なく
とも2つの鋳型キャビティ内を流動させることを特徴と
するマルチキャビティ鋳型を提供する。
【0006】本発明は、また更に、複数の結束具を射出
成形するためのマルチキャビティ鋳型の製造方法であっ
て、ここで、結束具を画定する少なくとも2つの鋳型キ
ャビティは、それぞれ、両端部および両幅広側面を有す
る細長舌片と、舌片の一端部上の締付け頭部と、舌片の
他端部上の先端部と、舌片の一方の幅広側面上に延在す
る第一の爪歯列とおよび舌片の他方の幅広側面上に延在
する第二の爪歯列とを有し;締付け頭部は、舌片の先端
部を受入れるための開口部を画定する側部を有し、この
側部は、前記開口部の一方の側面上にヒンジ係合される
可動歯止めとこの歯止めから開口部を横断する接触面と
を含み;歯止めは、舌片の先端部を、第一の爪歯列が歯
止めに対面された状態で前記開口部内に挿通した際に、
第一の爪歯列と固定係合するよう配置された少なくとも
1つの歯止め歯部を有し;そして、接触面は、舌片を、
第二の爪歯列が接触面に対面すると共に第二の爪歯列を
含む舌片の側面が歯止めの移動で接触面に押圧されるよ
うな方向で開口部内に挿通した際に、第二の爪歯列と固
定係合される少なくとも1つの歯を含むよう構成されて
いるマルチキャビティ鋳型の製造方法において;前記方
法が、下記操作工程、すなわち(a) 前記結束具−両
幅広側面の間に均一な最大厚さを有する−を形成するた
めの少なくとも2つのキャビティを画定する鋳型部品で
あって、その少なくとも1つは爪歯を形成するための突
出部−この突出部は、前記少なくとも2つの鋳型キャビ
ティの少なくとも双方に対して均一である−を含む鋳型
部品を備え、(b) 結束具を形成すべく、可塑材料を
前記少なくとも2つの鋳型キャビティの少なくとも双方
内に最少射出圧力下で略同時に射出して、1つのキャビ
ティを射出可塑材料で完全に充満し、(c) 前記少な
くとも2つの鋳型キャビティが射出可塑材料で充満され
ている相対度合を計測し、そして(d) 前記少なくと
も2つの鋳型キャビティの少なくとも双方が略同時に充
満され終えていない際には、前記少なくとも2つの鋳型
キャビティの少なくとも双方内で第一の爪歯列および/
または第二の爪歯列を形成するための突出部の相対的寸
法を調節することにより、可塑材料が操作工程(b)に
従って射出される際に、この射出された可塑材料を、前
記少なくとも2つの鋳型キャビティの少なくとも双方が
射出可塑材料で略同時に充満され終わるようなそれぞれ
の流動速度で、前記少なくとも2つのキャビティ内を流
動させる操作工程を含むことを特徴とするマルチキャビ
ティ鋳型の製造方法を提供する。
【0007】本発明の上記態様は、歯止めに係合される
爪歯が舌片の一側面上にのみ設けられている複数のケー
ブル結束具の、マルチキャビティ射出成形にも同様に適
用されることができる。
【0008】本発明の付加的な特徴は、好適な実施例に
関する詳細説明に関連して以下説明される。
【0009】図3,3A,4および4Aを参照すると、
本発明に係わる鋳型の好適な実施例は、少なくとも2つ
のキャビティ44,46−これらは、それぞれ、結束具
48,50の両幅広側面の間に均一最大厚さTを有する
前記結束具48,50を形成する−を画定する少なくと
も2つの鋳型部品40,42を含む。一方の鋳型部品4
0は、歯止め14に係合する第一の爪歯列16を形成す
るための突出部52を含む。他方の鋳型部品42は、接
触面歯24に係合する第一の爪歯列22を形成するため
の突出部54を含む。ここで、2つの鋳型キャビティ4
4,46内で第一の爪歯列16を形成するための突出部
52の相対的寸法は不均一に形成され、および/また
は、2つの鋳型キャビティ44,46内で第二の爪歯列
22を形成するための突出部54の相対的寸法は不均一
に形成されていて、そしてこれにより、可塑材料が2つ
の鋳型キャビティ44,46内へ略同時に射出される
と、この射出された可塑材料は、2つの鋳型キャビティ
44,46の双方が射出可塑材料で略同時に充満され終
わるようなそれぞれの流動速度で、2つの鋳型キャビテ
ィ44,46内を流動されるよう構成されている。
【0010】図1を参照すると、第一の爪歯列16は好
適な深さA Pを有し、一方、第二の爪歯列22は好適な
深さB Pを有する。図3に示す鋳型部分において、一方
の鋳型部品40の突出部52は、好適深さA Pの第一爪
歯列16を形成するのに必要な寸法よりは大きい深さ寸
法A Lを有し、一方、他方の鋳型部品42の突出部54
は、好適深さB Pの第一爪歯列22を形成するのに必要
な寸法よりは大きい深さ寸法B Lを有し、そしてこれに
より、図3Aに示すように、第一爪歯列16は好適深さ
Pより大きい深さA Lを有し、一方、第二爪歯列22
は好適深さB Pより大きい深さB Lを有するよう構成さ
れている。
【0011】図4に示す鋳型部分においては、一方の鋳
型部品40の突出部52は、好適深さA Pの第一爪歯列
16を形成するのに必要な寸法よりは小さい深さ寸法A
Sを有し、一方、他方の鋳型部品42の突出部54は、
好適深さB Pの第一爪歯列22を形成するのに必要な寸
法よりは小さい深さ寸法B Sを有し、そしてこれによ
り、図4Aに示すように、第一爪歯列16は好適深さA
Pより小さい深さA Sを有し、一方、第二爪歯列22は
好適深さB Pより小さい深さB Sを有するよう構成され
ている。
【0012】深さ寸法A P,A LおよびA S間の相対的
相違、および深さ寸法B P,B LおよびB S間の相対的
相違は、図では大きく誇張されている。これら深さ寸法
間の相違は、実際的には、爪歯列16,22と各歯止め
歯部14および接触面歯24との間の固定係合強度が実
質的に影響されないように−この場合、仮に、図3Aに
示すように、第一爪歯列16の深さA Lが好適深さA
よりも大きくて歯止め歯部14が第一爪歯列16の全深
さA Lに亘って延在されず或いは第二爪歯列22の深さ
Lが好適深さB Pよりも大きくて接触面歯24が第二
爪歯列22の全深さB Lに亘って延在されなくても、お
よび/または、図4Aに示すように、第一爪歯列16の
深さA Sが好適深さA Pよりも小さくて第一爪歯列16
が歯止め歯部14の全深さに亘って延在されず或いは第
二爪歯列22の深さB Sが好適深さB Pよりも小さくて
第二爪歯列22が接触面歯24の全深さに亘って延在さ
れなくても−、設定されている。
【0013】鋳型を製造する好適な方法において、結束
具48,50−両幅広側面の間に均一な最大厚さTを有
する−を形成するための少なくとも2つのキャビティ4
4,46を予め画定する鋳型部分は、そのそれぞれの鋳
型部分40,42が、爪歯16,22を形成するための
突出部52,54を含み、そして、第一の爪歯列16を
形成するための突出部52は、少なくとも2つの鋳型キ
ャビティ44,46の少なくとも双方に対して均一であ
り、一方第二の爪歯列22を形成するための突出部54
は、少なくとも2つの鋳型キャビティ44,46の少な
くとも双方に対して均一である。好適には、突出部5
2,54は、好適寸法A P,B P(図1参照)の爪歯1
6,22を形成するのに必要な寸法より大きい深さ寸法
L,B L(図3参照)を有する。
【0014】そして、可塑材料が、結束具48,50を
形成すべく少なくとも2つの鋳型キャビティ44,46
の少なくとも双方内に最少射出圧力下で略同時に射出さ
れ、そしてキャビティ44,46の中の1つが射出可塑
材料で完全に充満される。
【0015】すると、少なくとも2つの鋳型キャビティ
44,46が射出可塑材料で充満されている相対度合か
計測され、そしてこの場合、少なくとも2つの鋳型キャ
ビティ44,46の少なくとも双方が略同時に充満され
終えていない際には、少なくとも2つの鋳型キャビティ
44,46の少なくとも双方に対する突出部52,54
の相対深さ寸法A,Bを調節することにより、可塑材料
が少なくとも2つの鋳型キャビティ44,46の少なく
とも双方内へ最少射出圧力下で略同時に射出された時
に、この射出可塑材料が、少なくとも2つの鋳型キャビ
ティ44,46の少なくとも双方を前記射出可塑材料で
略同時に充満し終わるようなそれぞれの流動速度で、少
なくとも2つのキャビティ44,46内を流動されるよ
うに調整される。
【0016】突出部52,54の深さ寸法A,Bは、そ
れぞれの突出部52,54の先端部56,58の延在を
減少する−この場合、第一の爪歯列16を形成する全て
の突出部52の先端部56は第一の均一深さで減少し、
第二の爪歯列22を形成する全ての突出部54の先端部
58は第二の均一深さ(突出部52の先端部56が減少
される第一の均一深さと同一であってもそうでなくても
良い)で減少する−ことにより調節される。代案とし
て、前記深さは、1つまたはそれ以上の結束具48,5
0を形成するための突出部52および/または54の先
端部56および/または58の幾つかのみについて減少
し、および/または、その減少も、深さが減少される全
ての先端部56,58に対して必ずしも均一である必要
はない。
【0017】代案としての好適実施例では、深さは、第
一の爪歯列16を形成する突出部52の先端部56かま
たは第二の爪歯列22を形成する突出部54の先端部5
8かのいずれかのみについて減少される。
【0018】好適には、第一の爪歯列16を形成するた
めの突出部52の寸法および/または第二の爪歯列22
を形成するための突出部54の寸法は、少なくとも2つ
の鋳型キャビティ44,46の中の少なくとも1つに対
する突出部52および/または54が、好適寸法A Pお
よび/またはB Pの爪歯16および/または22を形成
するのに必要な寸法となるように調節される。
【0019】しかしながら、若し、このように調節して
も、射出された可塑材料が、少なくとも2つの鋳型キャ
ビティ44,46を射出可塑材料で略同時に充満し終え
るようなそれぞれの流動速度で、少なくとも2つのキャ
ビティ44,46内を流動されない場合には、第一の爪
歯列16を形成するための突出部52の寸法および/ま
たは第二の爪歯列22を形成するための突出部54の寸
法は、少なくとも2つの鋳型キャビティ44,46の中
の少なくとも一方に対する突出部52および/または5
4が、好適寸法A Pおよび/またはB Pの爪歯16およ
び/または22を形成するのに必要な寸法より大きい寸
法A Lおよび/またはB Lとなるように、そして、少な
くとも2つの鋳型キャビティ44,46の中の少なくと
も他方に対する突出部52および/または54が、好適
寸法A Pおよび/またはB Pの爪歯16および/または
22を形成するのに必要な寸法より小さい寸法A Sおよ
び/またはB Sとなるように調節される。
【0020】このような調節によって、射出された可塑
材料が、少なくとも2つの鋳型キャビティ44,46を
射出可塑材料で略同時に充満し終えるようなそれぞれの
流動速度で、少なくとも2つのキャビティ44,46内
を流動されると、マルチキャビティ鋳型によって、複数
の結束具の平衡射出成形が達成されたこととなり、すな
わち、可塑材料が少なくとも2つの鋳型キャビティ4
4,46の少なくとも双方内に略同時に射出されること
により、複数の結束具48,50が形成される。前述し
た利点は、本発明の実施態様に全て適用される必要はな
い、また更に、本発明の前記利点は、単に例示されたも
のに過ぎず、従って、これのみが本発明の利点と理解さ
れるべきではない。
【0021】前述した説明には、多数の特定が含まれて
いるが、これらは、本発明の範囲を限定するものではな
く、単なる好適実施態様の実施例として理解されるべき
である。別の変形態様が可能であり、また、本発明の範
囲は、前記実施態様によってではなく、特許請求の範囲
およびその合法的等価によって決定されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の結束具において、その爪歯が、結束
具締付け頭部内の歯止めおよび接触面に対して好適係合
されている状態を示す断面図である。
【図2】従来技術のマルチキャビティ射出成形方法にお
いて、多数の射出成形結束具が、結束具成形キャビティ
を画定する鋳型部品が分離された後で一方の鋳型部品キ
ャビティ内に配置されている状態を示す説明図である。
【図3】本発明に係わるマルチキャビティ鋳型におけ
る、1つの結束具の爪歯を形成するための1つの鋳型キ
ャビティの一部分を画定する、鋳型の一部分を示す断面
図である。
【図3A】歯止めおよび接触面が、図3に示す鋳型部分
で形成される1つの結束具の爪歯部分に対して係合され
ている状態を示す断面図である。
【図4】本発明に係わるマルチキャビティ鋳型におけ
る、別の結束具の爪歯を形成するための別の鋳型キャビ
ティの一部分を画定する、鋳型の別部分を示す断面図で
ある。
【図4A】歯止めおよび接触面が、図4に示す鋳型部分
で形成される別の結束具の爪歯部分に対して係合されて
いる状態を示す断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 45/56 9350−4F B29C 45/56 45/77 8109−4F 45/77 D07B 7/16 D07B 7/16 // B29K 101:12 B29L 31:00 (72)発明者 ジェンス オーリー ソーレンセン イギリス領ケイマン諸島、グランド ケイ マン、ケイマン カイ、ウォーター ケイ (番地なし)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の結束具をマルチキャビティ鋳型内
    で射出成形する方法であって、ここで結束具(48,5
    0)を画定する少なくとも2つの鋳型キャビティ(4
    4,46)は、それぞれ、両端部および両幅広側面を有
    する細長舌片(18)と、舌片の一端部上の締付け頭部
    と、舌片の他端部上の先端部と、舌片の一方の幅広側面
    上に延在する第一の爪歯列(16)とおよび舌片の他方
    の幅広側面上に延在する第二の爪歯列(22)とを有
    し、 締付け頭部は、舌片の先端部を受入れるための開口部を
    画定する側部を有し、この側部は、前記開口部の一方の
    側面上にヒンジ係合される可動歯止め(10)とこの歯
    止めから開口部を横断する接触面(12)とを含み、 歯止めは、舌片の先端部を、第一の爪歯列が歯止めに対
    面された状態で前記開口部内に挿通した際に、第一の爪
    歯列と固定係合するよう配置された少なくとも1つの歯
    止め歯部(14)を有し、そして接触面は、舌片を、第
    二の爪歯列が接触面に対面すると共に第二の爪歯列を含
    む舌片の側面が歯止めの移動で接触面に押圧されるよう
    な方向で開口部内に挿通した際に、第二の爪歯列と固定
    係合される少なくとも1つの歯(24)を含むよう構成
    されている射出成形方法において、 前記方法が、下記操作工程、すなわち(a) 前記結束
    具(48,50)−両幅広側面の間に均一な最大厚さ
    (T)を有する−を形成するための少なくとも2つのキ
    ャビティ(44,46)を画定する鋳型部品(40,4
    2)であって、その少なくとも1つは爪歯を形成するた
    めの突出部(52,54)を含む鋳型部品を備え、且つ
    (b) 可塑材料を、前記少なくとも2つの鋳型キャビ
    ティの少なくとも双方内に略同時に射出することにより
    結束具を形成する操作工程を含み、更に操作工程(a)
    において、鋳型部品が、前記少なくとも2つの鋳型キャ
    ビティ内で第一の爪歯列および/または第二の爪歯列を
    形成するための突出部の相対的寸法(A,B)を不均一
    に形成されていることにより、前記鋳型部品が、可塑材
    料が操作工程(b)に従って射出される際に、この射出
    された可塑材料を、前記少なくとも2つの鋳型キャビテ
    ィの少なくとも双方が射出可塑材料で略同時に充満され
    終わるようなそれぞれの流動速度で、前記少なくとも2
    つの鋳型キャビティ内を流動させるよう構成されること
    を特徴とする射出成形方法。
  2. 【請求項2】 複数の結束具をマルチキャビティ鋳型内
    で射出成形する方法であって、ここで結束具(48,5
    0)を画定する少なくとも2つの鋳型キャビティ(4
    4,46)は、それぞれ、両端部および両幅広側面を有
    する細長舌片(18)と、舌片の一端部上の締付け頭部
    と、および舌片の一方の幅広側面上に延在する爪歯列
    (16)とを有し、 締付け頭部は、舌片の先端部を受入れるための開口部を
    画定する側部を有し、この側部は、前記開口部の一方の
    側面上にヒンジ係合される可動歯止め(10)とこの歯
    止めから開口部を横断する接触面とを含み、 歯止めは、舌片の先端部を、爪歯列が歯止めに対面され
    た状態で前記開口部内に挿通した際に、爪歯列と固定係
    合するよう配置された少なくとも1つの歯止め歯部(1
    4)を有するよう構成されている射出成形方法におい
    て、 前記方法が、下記操作工程、すなわち(a) 前記結束
    具(48,50)−両幅広側面の間に均一な最大厚さ
    (T)を有する−を形成するための少なくとも2つのキ
    ャビティ(44,46)を画定する鋳型部品(40,4
    2)であって、その少なくとも1つ(40)は爪歯を形
    成するための突出部(52)を含む鋳型部品を備え、且
    つ(b) 可塑材料を、前記少なくとも2つの鋳型キャ
    ビティの少なくとも双方内に略同時に射出することによ
    り結束具を形成する操作工程を含み、更に操作工程
    (a)において、鋳型部品が、前記少なくとも2つの鋳
    型キャビティに対する突出部の相対的寸法(A)を不均
    一に形成されていることにより、前記鋳型部品が、可塑
    材料が操作工程(b)に従って射出される際に、この射
    出された可塑材料を、前記少なくとも2つの鋳型キャビ
    ティの少なくとも双方が射出可塑材料で略同時に充満さ
    れ終わるようなそれぞれの流動速度で、前記少なくとも
    2つの鋳型キャビティ内を流動させるよう構成されるこ
    とを特徴とする射出成形方法。
  3. 【請求項3】 複数の結束具を射出成形するためのマル
    チキャビティ鋳型であって、 結束具を画定する少なくとも2つの鋳型キャビティ(4
    4,46)が、それぞれ、両端部および両幅広側面を有
    する細長舌片(18)と、舌片の一端部上の締付け頭部
    と、舌片の他端部上の先端部と、舌片の一方の幅広側面
    上に延在する第一の爪歯列(16)とおよび舌片の他方
    の幅広側面上に延在する第二の爪歯列(22)とを有
    し、 締付け頭部は、舌片の先端部を受入れるための開口部を
    画定する側部を有し、この側部は、前記開口部の一方の
    側面上にヒンジ係合される可動歯止め(10)とこの歯
    止めから開口部を横断する接触面(12)とを含み、 歯止めは、舌片の先端部を、第一の爪歯列が歯止めに対
    面された状態で前記開口部内に挿通した際に、第一の爪
    歯列と固定係合するよう配置された少なくとも1つの歯
    止め歯部(14)を有し、そして接触面は、舌片を、第
    二の爪歯列が接触面に対面すると共に第二の爪歯列を含
    む舌片の側面が歯止めの移動で接触面に押圧されるよう
    な方向で開口部内に挿通した際に、第二の爪歯列と固定
    係合される少なくとも1つの歯(24)を含むマルチキ
    ャビティ鋳型において、 前記鋳型が、 前記結束具(48,50)−両幅広側面の間に均一な最
    大厚さ(T)を有する−を形成するための少なくとも2
    つのキャビティ(44,46)を画定する鋳型部品(4
    0,42)であって、その少なくとも1つは爪歯を形成
    するための突出部(52,54)を含む鋳型部品を有
    し、そして前記少なくとも2つの鋳型キャビティ内で第
    一の爪歯列および/または第二の爪歯列を形成するため
    の前記突出部の相対的寸法(A,B)が、不均一に形成
    されていて、これにより、可塑材料が前記少なくとも2
    つの鋳型キャビティの少なくとも双方内に略同時に射出
    される際に、この射出された可塑材料を、前記少なくと
    も2つの鋳型キャビティの少なくとも双方が射出可塑材
    料で略同時に充満され終わるようなそれぞれの流動速度
    で、前記少なくとも2つの鋳型キャビティ内を流動させ
    ることを特徴とするマルチキャビティ鋳型。
  4. 【請求項4】 複数の結束具を射出成形するためのマル
    チキャビティ鋳型であって、 結束具(48,50)を画定する少なくとも2つの鋳型
    キャビティ(44,46)が、それぞれ、両端部および
    両幅広側面を有する細長舌片(18)と、舌片の一端部
    上の締付け頭部と、および舌片の一方の幅広側面上に延
    在する爪歯列(16)とを有し、 締付け頭部は、舌片の先端部を受入れるための開口部を
    画定する側部を有し、この側部は、前記開口部の一方の
    側面上にヒンジ係合される可動歯止め(10)とこの歯
    止めから開口部を横断する接触面とを含み、 歯止めは、舌片の先端部を、爪歯列が歯止めに対面され
    た状態で前記開口部内に挿通した際に、爪歯列と固定係
    合するよう配置された少なくとも1つの歯止め歯部(1
    4)を有するマルチキャビティ鋳型において、 前記鋳型が、 前記結束具(48,50)−両幅広側面の間に均一な最
    大厚さ(T)を有する−を形成するための少なくとも2
    つのキャビティ(44,46)を画定する鋳型部品(4
    0,42)であって、その少なくとも1つ(40)は爪
    歯を形成するための突出部(52)を含む鋳型部品を有
    し、そして前記少なくとも2つの鋳型キャビティに対す
    る前記突出部の相対的寸法(A)が、不均一に形成され
    ていて、これにより、可塑材料が前記少なくとも2つの
    鋳型キャビティの少なくとも双方内に略同時に射出され
    る際に、この射出された可塑材料を、前記少なくとも2
    つの鋳型キャビティの少なくとも双方が射出可塑材料で
    略同時に充満され終わるようなそれぞれの流動速度で、
    前記少なくとも2つの鋳型キャビティ内を流動させるこ
    とを特徴とするマルチキャビティ鋳型。
  5. 【請求項5】 複数の結束具を射出成形するためのマル
    チキャビティ鋳型の製造方法であって、ここで結束具
    (48,50)を画定する少なくとも2つの鋳型キャビ
    ティ(44,46)は、それぞれ、両端部および両幅広
    側面を有する細長舌片(18)と、舌片の一端部上の締
    付け頭部と、舌片の他端部上の先端部と、舌片の一方の
    幅広側面上に延在する第一の爪歯列(16)とおよび舌
    片の他方の幅広側面上に延在する第二の爪歯列(22)
    とを有し、 締付け頭部は、舌片の先端部を受入れるための開口部を
    画定する側部を有し、この側部は、前記開口部の一方の
    側面上にヒンジ係合される可動歯止め(10)とこの歯
    止めから開口部を横断する接触面(12)とを含み、 歯止めは、舌片の先端部を、第一の爪歯列が歯止めに対
    面された状態で前記開口部内に挿通した際に、第一の爪
    歯列と固定係合するよう配置された少なくとも1つの歯
    止め歯部(14)を有し、そして接触面は、舌片を、第
    二の爪歯列が接触面に対面すると共に第二の爪歯列を含
    む舌片の側面が歯止めの移動で接触面に押圧されるよう
    な方向で開口部内に挿通した際に、第二の爪歯列と固定
    係合される少なくとも1つの歯(24)を含むよう構成
    されているマルチキャビティ鋳型の製造方法において、 前記方法が、下記操作工程、すなわち(a) 前記結束
    具(48,50)−両幅広側面の間に均一な最大厚さ
    (T)を有する−を形成するための少なくとも2つのキ
    ャビティ(44,46)を画定する鋳型部品(40,4
    2)であって、その少なくとも1つは爪歯を形成するた
    めの突出部(52,54)−この突出部は、前記少なく
    とも2つの鋳型キャビティの少なくとも双方に対して均
    一である−を含む鋳型部品を備え、 (b) 結束具を形成すべく、可塑材料を前記少なくと
    も2つの鋳型キャビティの少なくとも双方内に最少射出
    圧力下で略同時に射出して、1つのキャビティを射出可
    塑材料で完全に充満し、 (c) 前記少なくとも2つの鋳型キャビティが射出可
    塑材料で充満されている相対度合を計測し、そして (d) 前記少なくとも2つの鋳型キャビティの少なく
    とも双方が略同時に充満され終えていない際には、前記
    少なくとも2つの鋳型キャビティの少なくとも双方内で
    第一の爪歯列および/または第二の爪歯列を形成するた
    めの突出部の相対的寸法(A,B)を調節することによ
    り、可塑材料が操作工程(b)に従って射出される際
    に、この射出された可塑材料を、前記少なくとも2つの
    鋳型キャビティの少なくとも双方が射出可塑材料で略同
    時に充満され終わるようなそれぞれの流動速度で、前記
    少なくとも2つのキャビティ内を流動させる操作工程を
    含むことを特徴とするマルチキャビティ鋳型の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 複数の結束具を射出成形するためのマル
    チキャビティ鋳型の製造方法であって、ここで結束具
    (48,50)を画定する少なくとも2つの鋳型キャビ
    ティ(44,46)は、それぞれ、両端部および両幅広
    側面を有する細長舌片(18)と、舌片の一端部上の締
    付け頭部と、および舌片の一方の幅広側面上に延在する
    爪歯列(16)とを有し、 締付け頭部は、舌片の先端部を受入れるための開口部を
    画定する側部を有し、この側部は、前記開口部の一方の
    側面上にヒンジ係合される可動歯止め(10)とこの歯
    止めから開口部を横断する接触面とを含み、 歯止めは、舌片の先端部を、爪歯列が歯止めに対面され
    た状態で前記開口部内に挿通した際に、爪歯列と固定係
    合するよう配置された少なくとも1つの歯止め歯部(1
    4)を有するよう構成されているマルチキャビティ鋳型
    の製造方法において、 前記方法が、下記操作工程、すなわち(a) 前記結束
    具(48,50)−両幅広側面の間に均一な最大厚さ
    (T)を有する−を形成するための少なくとも2つのキ
    ャビティ(44,46)を画定する鋳型部品(40,4
    2)であって、その少なくとも1つ(40)は爪歯を形
    成するための突出部(52)−この突出部は、前記少な
    くとも2つの鋳型キャビティの少なくとも双方に対して
    均一である−を含む鋳型部品を備え、 (b) 結束具を形成すべく、可塑材料を前記少なくと
    も2つの鋳型キャビティの少なくとも双方内に最少射出
    圧力下で略同時に射出して、1つのキャビティを射出可
    塑材料で完全に充満し、 (c) 前記少なくとも2つの鋳型キャビティが射出可
    塑材料で充満されている相対度合を計測し、そして (d) 前記少なくとも2つの鋳型キャビティの少なく
    とも双方が略同時に充満され終えていない際には、前記
    少なくとも2つの鋳型キャビティの少なくとも双方に対
    する突出部の相対的寸法(A)を調節することにより、
    可塑材料が操作工程(b)に従って射出される際に、こ
    の射出された可塑材料を、前記少なくとも2つの鋳型キ
    ャビティの少なくとも双方が射出可塑材料で略同時に充
    満され終わるようなそれぞれの流動速度で、前記少なく
    とも2つの鋳型キャビティ内を流動させる操作工程を含
    むことを特徴とするマルチキャビティ鋳型の製造方法。
  7. 【請求項7】 操作工程(a)が、下記操作工程、すな
    わち(e) 好適寸法(A P、B P)の爪歯を形成する
    のに必要な寸法より大きな寸法(A L、B L)の前記突
    出部を含む前記鋳型部品を備える操作工程を含むことを
    特徴とする請求項6または7記載の方法。
  8. 【請求項8】 操作工程(d)が、下記操作工程、すな
    わち(f) 前記少なくとも2つの鋳型キャビティの少
    なくとも1つに対する突出部が、好適寸法の爪歯を形成
    するのに必要な寸法(A P、B P)となるように、突出
    部の寸法を調節する操作工程を含むことを特徴とする請
    求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 操作工程(d)が、下記操作工程、すな
    わち(f) 前記少なくとも2つの鋳型キャビティの少
    なくとも一方に対する突出部が好適寸法の爪歯を形成す
    るのに必要な寸法より大きな寸法(A L、B L)とな
    り、一方、前記少なくとも2つの鋳型キャビティの少な
    くとも他方に対する突出部が好適寸法の爪歯を形成する
    のに必要な寸法より小さな寸法(A S、B S)となるよ
    うに、突出部の寸法を調節する操作工程を含むことを特
    徴とする請求項7記載の方法。
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