JPH0918767A - 被写体追従ズーム装置 - Google Patents

被写体追従ズーム装置

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JPH0918767A
JPH0918767A JP16425895A JP16425895A JPH0918767A JP H0918767 A JPH0918767 A JP H0918767A JP 16425895 A JP16425895 A JP 16425895A JP 16425895 A JP16425895 A JP 16425895A JP H0918767 A JPH0918767 A JP H0918767A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ズーム機能を有するビデオカメラ装置におい
て、目標被写体の表示画面サイズを、一定に継続表示す
ることができるようにする。 【構成】本発明は、ズーム装置1と、光電変換素子2
と、増幅器3と、AD変換器4と、HPF(高域フィル
タ)5と、動き検出回路6と、絶対値化回路7と、モニ
タ回路8と、ラッチ9と、減算回路10と、累算回路1
1と、LPF(低域フィルタ)12と、定数倍回路13
および14と、ズーム制御回路15と、加算器16およ
び18と、エリアデコーダ17と、カメラ信号処理回路
19とを備えて構成され、ズーム装置1は、ズーム制御
回路15より出力される自動ズーム信号とマニュアルズ
ーム信号101の加算出力により制御される。自動ズー
ム信号は、画像エッジ成分に着目し、目標被写体のサイ
ズに比例するパラメータを介して生成されており、ズー
ム機構は最適動作条件において動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被写体追従ズーム装置に
関し、特にズーム機能を有するビデオカメラ装置に適用
される被写体追従ズーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今のLSI技術の発達により、回路構
成規模が小型化し且つ信号処理速度が向上したことによ
り、映像信号処理の分野においてもディジタル信号処理
が採用されている。特にビデオカメラの複雑な光学的調
整を簡便化するためには、ディジタル信号処理技術は極
めて有効であり、例えば、オートフォ−カス制御、自動
絞り調整、手振れ補正および逆光補正等の技術は、既に
公知の技術として知られている。
【0003】以下においては、ズーム機能を有するビデ
オカメラにおいて、目標被写体の表面サイズを一定に継
続表示する被写体追従ズーム装置の従来技術として、特
開平2−87876号公報に開示されている「オートズ
ーム表示付撮像表示装置」を例として説明する。図5
は、従来の被写体追従ズーム装置の構成例を示すブロッ
ク図であり、図6および図7は、当該被写体追従ズーム
装置の動作を説明するために使用する図である。以下、
図5、図6および図7を参照して、前記従来例の動作に
ついて説明する。
【0004】図5に示されるように、従来の被写体追随
ズーム装置は、自動焦点制御回路34と制御信号に応じ
てズーム比を制御するズーム比制御回路35により構成
されるズームレンズ33と、ズームレンズ33を通過し
た被写体の光信号を電気信号に変換する光電変換部36
と、光電変換部36の出力を所定レベルに増幅する増幅
器37と、増幅器37の出力に対して所定のビデオ信号
処理を行うビデオ処理回路38と、ビデオ処理回路38
より出力されるビデオ信号を監視するTVモニタ39と
を備えて構成されるビデオ撮像装置に対応して、ビデオ
処理回路38より出力されるビデオ信号を分岐入力し
て、当該ビデオ信号に対する信号処理を介して前記ビデ
オ撮像装置による目標監視領域内の被写体の画面面積に
比例するデータを演算して出力する信号処理回路40
と、前記目標監視領域内に所望の被写体サイズを設定す
る目標サイズ設定回路47と、前記信号処理回路40よ
り出力される被写体の画面面積に比例するデータと目標
サイズ設定回路47より出力される被写体サイズとの差
を演算出力する減算回路48とを備えて構成されてお
り、減算回路48による減算出力は、セレクタ49を介
してズームレンズ33に帰還入力され、ズーム比制御回
路35によりズーム比が制御調整される。
【0005】なお、前記信号処理回路40は、ビデオ処
理回路38より出力されるビデオ信号を入力して、画面
の所定の目標領域内のビデオ信号を抽出するゲート回路
41と、ゲート回路41より出力されるビデオ信号のピ
ーク値を捕捉するピーククランプ回路42と、前記ビデ
オ信号に含まれる雑音レベルよりも高いレベルの信号を
生成するスレッショルド電圧発生回路45と、ピークク
ランプ回路42の出力とスレッショルド電圧発生回路4
5の出力とのレベルを比較して、「1」、「0」の2値
化ビデオ信号を出力する比較回路43と、比較回路43
より出力される2値化ビデオ信号を入力して、前記目標
監視領域内のアドレス位置に対応する「1」の総数をカ
ウントして、前述した目標監視領域内の被写体の画面面
積に比例するデータを演算出力する目標サイズ検出回路
44とを備えて構成されている。
【0006】次に、図6(a)は、図5に示されるビデ
オ撮像装置のTVモニタ39の画面に表示された目標被
写体の画像例であり、表示画面50には、1本の目標走
査線53に対応して、目標監視領域52と目標被写体の
画像51が示されている。また、図6(b)には、図6
(a)の目標被写体の画像51に対応する各部の映像信
号波形が示されている。即ち、前述のゲート回路41に
おいて設定される目標監視領域52内の目標被写体の画
像51を横切る目標走査線の内の1本の目標走査線53
に対応する映像信号波形pが示されている。この映像信
号波形pには、目標監視領域52内のビデオ信号走査期
間t内に目標被写体の画像51に対応する映像信号波形
が含まれている。この目標被写体の画像51に対応する
ビデオ信号波形の波高値Va は、目標被写体の画像51
のピーク波形を示しており、波高値Vb は前記スレッシ
ョルド電圧発生回路44の出力レベルを示している。即
ち、前記目標監視領域内の映像信号走査期間t内におい
て捕捉された前記目標被写体波形に対応して、その出力
期間中継続して発生するスレッショルド電圧Vb は、目
標被写体波形近くの雑音レベルよりも高いレベルに設定
されている。前述のように、スレッショルド電圧発生回
路45より出力される波高値Vb とピーククランプ回路
42の出力レベルは比較回路43に入力されて比較照合
され、図6(b)に示されるように、Va がVb よりも
高いレベルの期間内においては「1」、Va がVb より
も低いレベルの期間内においては「0」の2値化波形q
として出力される。
【0007】目標サイズ検出回路44においては、比較
回路43より出力される2値化されたビデオ信号波形q
より、目標監視領域52内のアドレス位置に対応する
「1」の数をカウントし、同期信号発生回路46の出力
により垂直方向の全走査線について各カウント数を総合
計することにより、目標被写体の画像51の面積に対応
するデジタルデータが求められる。また、目標サイズ設
定回路47においては、目標監視領域52内において所
望の画像面積に対応するデジタルデータが設定される。
減算回路48においては、目標サイズ検出回路44の出
力と目標サイズ設定回路47の出力と間の減算処理が行
われてオートズーム制御信号が出力され、セレクタ49
を介してズームレンズ33に帰還入力される。このオー
トズーム制御信号が零となるようにズーム比制御回路3
5を制御することにより、被写体を一定の大きさに継続
的に捕捉することのできる被写体追従ズーム装置が実現
される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の被写体
追従ズーム装置においては、ゲート回路41において設
定される目標監視領域内のピーク信号とスレッショルド
電圧との比較により目標サイズを検出しているが、この
方法による場合には、目標監視領域内のピーク信号を全
て目標サイズに比例するパラメータとして検出している
ために、動く被写体に追従している場合には、目標被写
体の背景が変化すると背景の変化も目標サイズの変化と
して検出され、そのままズーム比制御に帰還入力される
ことになるために誤動作が生起するという欠点がある。
この欠点の要因については、図7を参照して以下に説明
する。
【0009】図7(a)および(b)は、目標被写体の
背景に垂直方向の縞模様のある2つの画面の例として、
表示画面54および56を示す図である。図7(a)に
示される表示画面54は、目標被写体と垂直方向縞模様
の背景が画面深さ方向(光軸方向)に近い場合であり、
目標監視領域55内に背景の縞が3本含まれている。こ
れに対して、目標被写体が画面深さ方向の手前に動く時
には、目標被写体を一定の大きさに継続的に捕捉するこ
とができるようにズーム制御を行うと、目標被写体と垂
直方向縞模様の背景の間の画面深さ方向の距離が遠くな
り、これによって相対的に背景の大きさが小さくなり、
図7(b)の表示画面56に示されるような画面とな
る。この場合には、図7(b)の目標監視領域57内に
背景の縞模様が6本含まれることになる。
【0010】これらの背景の縞模様が、それぞれピーク
クランプ回路42においてピーク値として捕捉され、目
標サイズ検出回路44において、誤まって目標サイズと
して計数されると、目標監視領域に3本の背景縞を含む
表示画面54において検出される目標サイズに対して、
図7に示されるように、仮に目標被写体を同一の大きさ
で捕捉しているものとすると、6本の背景縞を含む表示
画面56において検出される目標サイズが大きくなるた
めに、当該サイズを小さくするようにズーム制御が行わ
れて、結果的に目標被写体を継続的に同一の大きさで捕
捉することができなくなり、前述のような誤動作を生じ
る要因となる。
【0011】また、被写体追従ズーム装置においては、
被写体監視領域が固定されているたに、目標被写体が画
面内を水平方向および垂直方向に移動して、目標監視領
域から外れる場合に誤動作を生じるという欠点がある。
仮に被写体の画面内における水平方向および垂直方向の
動きを追尾し、当該被写体を目標監視領域内において捕
捉し続けることができても、目標被写体の背景自体は被
写体の動きに応じて常に変化しているために、目標監視
領域内の背景変化を目標被写体のサイズの変化として検
出するという動作状態となり、上記の場合と同様に誤動
作を生じるという欠点がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明の被写体追従
ズーム装置は、ズーム機構を有するビデオカメラ装置よ
り出力されるディジタル映像信号を入力し、当該ディジ
タル映像信号による表示画面上における目標被写体の運
動に起因する水平方向および垂直方向の移動量を検出す
る動き検出回路と、外部から入力される手動ズーム制御
信号と、前記動き検出回路より出力される目標被写体の
水平方向および垂直方向の移動量とを入力して、前記表
示画面内に、前記目標被写体を内包する所定の目標監視
領域を設定するためのエリア信号を出力するエリアデコ
ーダと、前記ビデオカメラ装置より出力されるディジタ
ル映像信号を入力し、その高周波成分を抽出する高域フ
ィルタと、前記高域フィルタより出力されるディジタル
映像信号の高周波成分を入力して、当該ディジタル映像
信号の絶対値を生成して信号出力する絶対値化回路と、
前記絶対値化回路の出力信号と、前記エリアデコーダよ
り出力される目標監視領域を設定するエリア信号とを入
力して、前記絶対値化回路の出力信号の内、前記目標監
視領域内の信号のみを前記表示画面における1画面の期
間にわたり累算して出力するモニタ回路と、前記手動ズ
ーム制御信号と前記モニタ回路の累算出力とを入力し
て、前記手動ズーム制御信号が手動動作を示す状態にお
いてリセットされ、手動非動作を示す状態において前記
モニタ回路の累算出力を所定の期間の間保持するラッチ
と、前記ラッチに保持されていた従前の累算出力と、前
記モニタ回路より出力される現時点の累算出力とを入力
し、当該従前の累算出力より現時点の累算出力を減算し
て両累算出力の差分を出力する減算回路と、前記手動ズ
ーム制御信号と前記減算回路より出力される累算出力の
差分とを入力して、前記手動ズーム制御信号が手動動作
を示す状態においてリセットされ、手動非動作を示す状
態において前記累算出力の差分を所定の期間の間累算す
る累算回路と、前記減算回路より出力される累算出力の
差分を入力して、当該累算出力の差分の低周波成分を抽
出する低域フィルタと、前記累算回路より出力される累
算出力のレベルを所定の倍率に増幅する第1の定数倍回
路と、前記低域フィルタより出力される累算出力の差分
の低周波成分を所定の倍率に増幅する第2の定数倍回路
と、前記第1および第2の定数倍回路の出力信号を加算
する第1の加算器と、前記第1の加算器の加算出力信号
を入力して、所定のズーム制御信号を生成して出力する
ズーム制御回路と、前記手動ズーム制御信号と前記ズー
ム制御回路より出力されるズーム制御信号とを入力して
加算し、前記ズーム機構を有するビデオカメラ装置にズ
ーム制御信号として出力する第2の加算器と、を備えて
構成されることを特徴としている。
【0013】なお、前記第1の発明において、前記エリ
アデコーダは、前記目標監視領域の水平方向の始点およ
び終点の座標を格納する水平座標レジスタと、前記目標
監視領域の垂直方向の始点および終点の座標を格納する
垂直座標レジスタと、前記水平座標レジスタより出力さ
れる目標監視領域の水平方向の始点および終点の座標
と、所定の第1の加算保持出力とを入力して、前記手動
ズーム制御信号の制御作用を介して何れか一方を選択し
て出力する第1のセレクタと、前記垂直座標レジスタよ
り出力される目標監視領域の垂直方向の始点および終点
の座標と、所定の第2の加算保持出力とを入力して、前
記手動ズーム制御信号の制御作用を介して何れか一方を
選択して出力する第2のセレクタと、前記第1のセレク
タの出力と、前記動き検出回路より出力される目標被写
体の運動に起因する水平方向および垂直方向の移動量と
を入力して、前記第1のセレクタの出力と目標被写体の
運動に起因する水平方向の移動量とを加算して出力する
第3の加算器と、前記第2のセレクタの出力と、前記動
き検出回路より出力される目標被写体の運動に起因する
水平方向および垂直方向の移動量とを入力して、前記第
2のセレクタの出力と目標被写体の運動に起因する垂直
方向の移動量とを加算して出力する第4の加算器と、前
記第3の加算器の出力を所定の期間の間保持し、前記第
1の加算保持出力として出力する第1のFIFOと、前
記第4の加算器の出力を所定の期間の間保持し、前記第
2の加算保持出力として出力する第2のFIFOと、前
記ビデオカメラ装置より得られる画像信号の水平位置座
標をカウントする水平カウンタと、前記ビデオカメラ装
置より得られる画像信号の垂直位置座標をカウントする
垂直カウンタと、前記第1のFIFOの第1の加算保持
出力と、前記水平カウンタのカウント出力とを入力し
て、目標被写体の運動に起因する水平方向の移動量に応
じて水平方向の目標監視領域の位置座標を補正して出力
する水平デコーダと、前記第2のFIFOの第2の加算
保持出力と、前記垂直カウンタのカウント出力とを入力
して、目標被写体の運動に起因する垂直方向の移動量に
応じて垂直方向の目標監視領域の位置座標を補正して出
力する垂直デコーダと、前記水平デコーダの補正出力と
前記垂直デコーダの補正出力とを入力して、被写体の移
動量に対応する目標監視領域を設定するエリア信号を出
力するゲート回路と、を備えて構成してもよい。
【0014】また、第2の発明の被写体追従ズーム装置
は、ズーム機構を有するビデオカメラ装置より出力され
るディジタル映像信号を入力し、当該ディジタル映像信
号による表示画面上における目標被写体の運動に起因す
る水平方向および垂直方向の移動量を検出する動き検出
回路と、外部から入力される手動ズーム制御信号および
目標監視領域初期データと、前記動き検出回路より出力
される目標被写体の水平方向および垂直方向の移動量と
を入力して、前記表示画面内に、前記目標被写体を内包
する所定の目標監視領域を設定するためのエリア信号を
出力するエリアデコーダと、前記ビデオカメラ装置より
出力されるディジタル映像信号を入力し、その高周波成
分を抽出する高域フィルタと、前記高域フィルタより出
力されるディジタル映像信号の高周波成分を入力して、
当該ディジタル映像信号の絶対値を生成して信号出力す
る絶対値化回路と、前記絶対値化回路の出力信号と、前
記エリアデコーダより出力される目標監視領域を設定す
るエリア信号とを入力して、前記絶対値化回路の出力信
号の内、前記目標監視領域内の信号のみを前記表示画面
における1画面の期間にわたり累算して出力するモニタ
回路と、前記手動ズーム制御信号と前記モニタ回路の累
算出力とを入力して、前記手動ズーム制御信号が手動動
作を示す状態においてリセットされ、手動非動作を示す
状態において前記モニタ回路の累算出力を所定の期間の
間保持するラッチと、前記ラッチに保持されていた従前
の累算出力と、前記モニタ回路より出力される現時点の
累算出力とを入力し、当該従前の累算出力より現時点の
累算出力を減算して両累算出力の差分を出力する減算回
路と、前記手動ズーム制御信号と前記減算回路より出力
される累算出力の差分とを入力して、前記手動ズーム制
御信号が手動動作を示す状態においてリセットされ、手
動非動作を示す状態において前記累算出力の差分を所定
の期間の間累算する累算回路と、前記減算回路より出力
される累算出力の差分を入力して、当該累算出力の差分
の低周波成分を抽出する低域フィルタと、前記累算回路
より出力される累算出力のレベルを所定の倍率に増幅す
る第1の定数倍回路と、前記低域フィルタより出力され
る累算出力の差分の低周波成分を所定の倍率に増幅する
第2の定数倍回路と、前記第1および第2の定数倍回路
の出力信号を加算する第1の加算器と、前記第1の加算
器の加算出力信号を入力して、所定のズーム制御信号を
生成して出力するズーム制御回路と、前記手動ズーム制
御信号と前記ズーム制御回路より出力されるズーム制御
信号とを入力して加算し、前記ズーム機構を有するビデ
オカメラ装置にズーム制御信号として出力する第2の加
算器と、を備えて構成されることを特徴としている。
【0015】なお、前記第2の発明において、前記エリ
アデコーダは、前記目標監視領域初期値データの入力を
受けて、当該目標監視領域初期値データに含まれる前記
目標監視領域の水平方向の始点および終点の座標を格納
する水平座標レジスタと、前記目標監視領域初期値デー
タの入力を受けて、当該目標監視領域初期値データに含
まれる前記目標監視領域の垂直方向の始点および終点の
座標を格納する垂直座標レジスタと、前記水平座標レジ
スタより出力される目標監視領域の水平方向の始点およ
び終点の座標と、所定の第1の加算保持出力とを入力し
て、前記手動ズーム制御信号の制御作用を介して何れか
一方を選択して出力する第1のセレクタと、前記垂直座
標レジスタより出力される目標監視領域の垂直方向の始
点および終点の座標と、所定の第2の加算保持出力とを
入力して、前記手動ズーム制御信号の制御作用を介して
何れか一方を選択して出力する第2のセレクタと、前記
第1のセレクタの出力と、前記動き検出回路より出力さ
れる目標被写体の運動に起因する水平方向および垂直方
向の移動量とを入力して、前記第1のセレクタの出力と
目標被写体の運動に起因する水平方向の移動量とを加算
して出力する第3の加算器と、前記第2のセレクタの出
力と、前記動き検出回路より出力される目標被写体の運
動に起因する水平方向および垂直方向の移動量とを入力
して、前記第2のセレクタの出力と目標被写体の運動に
起因する垂直方向の移動量とを加算して出力する第4の
加算器と、前記第3の加算器の出力を所定の期間の間保
持し、前記第1の加算保持出力として出力する第1のF
IFOと、前記第4の加算器の出力を所定の期間の間保
持し、前記第2の加算保持出力として出力する第2のF
IFOと、前記ビデオカメラ装置より得られる画像信号
の水平位置座標をカウントする水平カウンタと、前記ビ
デオカメラ装置より得られる画像信号の垂直位置座標を
カウントする垂直カウンタと、前記第1のFIFOの第
1の加算保持出力と、前記水平カウンタのカウント出力
とを入力して、目標被写体の運動に起因する水平方向の
移動量に応じて水平方向の目標監視領域の位置座標を補
正して出力する水平デコーダと、前記第2のFIFOの
第2の加算保持出力と、前記垂直カウンタのカウント出
力とを入力して、目標被写体の運動に起因する垂直方向
の移動量に応じて垂直方向の目標監視領域の位置座標を
補正して出力する垂直デコーダと、前記水平デコーダの
補正出力と前記垂直デコーダの補正出力とを入力して、
被写体の移動量に対応する目標監視領域を設定するエリ
ア信号を出力するゲート回路と、を備えて構成してもよ
い。
【0016】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0017】図1は本発明の第1の実施例の構成を示す
ブロック図である。図1に示されるように、本実施例
は、ズーム装置1と、光電変換素子2と、増幅器3と、
AD変換器4と、カメラ信号処理回路19とを含むビデ
オカメラ装置に対応して、低域フィルタ(以下、HPF
と云う)5と、動き検出回路6と、絶対値化回路7と、
モニタ回路8と、ラッチ9と、減算回路10と、累算回
路11と、低域フィルタ(以下、LPFと云う)12
と、定数倍回路13および14と、ズーム制御回路15
と、加算器16および18と、エリアデコーダ17とを
備えて構成される。また、図2は、エリアデコーダ17
の第1の実施例の構成を示すブロック図であり、水平軸
座標レジスタ(以下、H座標レジスタと云う)20と、
垂直軸座標レジスタ(以下、V座標レジスタと云う)2
1と、セレクタ22および23と、加算器24および2
5と、FIFO26および27と、水平デコーダ(以
下、Hデコーダと云う)28と、垂直デコーダ(以下、
Vデコーダと云う)29と、水平カウンタ(以下、Hカ
ウンタと云う)30と、垂直カウンタ(以下、Vカウン
タと云う)31と、ANDゲート32とを備えて構成さ
れる。以下、図1および図2を参照して、本実施例の動
作について説明する。
【0018】図1において、ズーム装置1のズームレン
ズにより集光された被写体の光信号は、光電変換素子2
に入力されて、所定のタイミングとフォ−マットで画面
上を走査する映像信号に変換される。光電変換素子2よ
り出力される映像信号は増幅器3により所定レベルに増
幅されて、AD変換器4に入力されてディジタル映像信
号に変換される。このディジタル映像信号はカメラ信号
処理回路19に入力され、所定のフォ−マットのディジ
タル映像信号に変換されて出力される。カメラ信号処理
回路19より出力されるディジタル映像信号は、HPF
5と動き検出回路6に入力される。動き検出回路6にお
いては、例えば、注目する被写体に対して、前画面と現
在の画面の位置座標が比較され、それぞれの位置座標の
差分により、被写体の水平方向および垂直方向の移動量
△Hおよび△Vを示す動き検出信号が検出されて、エリ
アデコーダ17に入力される。エリアデコーダ17に対
しては、上記の動き検出信号以外に、手動ズームを制御
するためのマニュアルズーム信号101が外部から入力
されている。
【0019】図2に示されるエリアデコーダ17におい
ては、H座標レジスタ20に格納されている目標監視領
域の水平方向始点および終点の座標出力と、FIFO2
6の出力は、それぞれセレクタ22の対応する接点に接
続されており、画面の水平方向の走査に従って、順次所
定のタイミングで当該セレクタ22の各接点に入力され
る。一方、セレクタ22に対しては、選択制御信号とし
て前述のマニュアルズーム信号101が外部から入力さ
れており、当該マニュアルズーム信号101による制御
作用を介して、手動ズーム操作をしている時にはH座標
レジスタ20の出力が選択され、手動ズームを操作して
いない時にはFIFO26の出力が選択されて加算器2
4に入力される。加算器24に対しては前述の動き検出
信号102も入力されており、セレクタ22の座標出力
に対して、動き検出信号102に含まれる水平方向の移
動量△Hが加算される。加算器24の加算出力は、水平
方向始点座標および水平方向終点座標の順にFIFO2
6に入力されて格納され、1画面の期間の間保持され
る。そして、当該保持期間後に、FIFO26より出力
される水平方向始点座標および水平方向終点座標はHデ
コーダ28に入力される。Hデコーダ28に対しては、
Hカウンタ30においてカウントされる水平方向の座標
が入力されており、Hデコーダ28からは、水平方向始
点座標から水平方向終点座標に至るまでの水平方向の目
標監視領域を示す信号が出力されて、ANDゲート32
の一方の入力端に入力される。
【0020】同様に、V座標レジスタ21に格納されて
いる目標監視領域の垂直方向始点および終点の座標出力
と、FIFO27の出力は、画面の垂直方向の走査に従
って、順次所定のタイミングでセレクタ23の各接点に
入力され、外部から入力されるマニュアルズーム信号1
01による制御作用を介して、手動ズーム操作をしてい
る時にはV座標レジスタ21の出力が選択され、手動ズ
ームを操作していない時にはFIFO27の出力が選択
されて加算器25に入力される。加算器25において
は、セレクタ22の座標出力と、動き検出信号102に
含まれる垂直方向の移動量△Vが加算される。加算器2
5の加算出力は、垂直方向始点座標および垂直方向終点
座標の順にFIFO27に入力されて格納され、1画面
の期間の間保持される。そして、当該保持期間後に、F
IFO27より出力される垂直方向始点座標および垂直
方向終点座標はVデコーダ29に入力される。Vデコー
ダ29に対しては、Vカウンタ31においてカウントさ
れる垂直方向の座標が入力されており、Vデコーダ29
からは、垂直方向始点座標から垂直方向終点座標に至る
までの垂直方向の目標監視領域を示す信号が出力され
て、ANDゲート32の他の入力端に入力される。AN
Dゲート32においては、Hデコーダ28およびVデコ
ーダ29より出力される各座標方向の目標監視領域を示
す信号の論理積がとられて、エリア信号103が生成さ
れて出力される。
【0021】即ち、目標監視領域は、エリアデコーダ1
7により被写体の水平方向および垂直方向の動きに追従
して、それぞれ△Hおよび△Vに相当する距離分移動し
てゆく。従って、目標監視領域は、常に被写体の水平方
向および垂直方向の移動に対して追従してゆく状態にお
いて、当該領域が設定される。また、撮像の途中過程に
おいてマニュアルズームが行われる場合には、目標監視
領域を示す座標が初期値となり、マニュアルズーム終了
後において、再度、水平方向および垂直方向の動きに対
する追従が開始される。
【0022】図1に戻り、カメラ処理回路19より出力
されるディジタル映像信号は、前述のようにHPF5に
も入力されるが、HPF5においては、ディジタル映像
信号の高周波成分、即ち画像のエッジを示す信号成分が
抽出されて出力され、絶対値化回路7に入力される。絶
対値化回路7においては、前記高周波成分の入力信号が
符号のない振輻のみの絶対値信号に変換されて出力さ
れ、モニタ回路8に入力される。モニタ回路8に対して
は、前述のエリアデコーダ17より出力されるエリア信
号103も入力されており、当該エリア信号103を介
して入力される目標監視領域内において、画像のエッジ
成分の信号が1画面の期間にわたり累算されて出力され
る。
【0023】モニタ回路8による累算出力は、ラッチ9
と減算器10に入力されるが、ラッチ9に対しては、外
部から入力されるマニュアルズーム信号101も入力さ
れており、マニュアルズームの動作時においては、マニ
ュアルズーム信号101により当該ラッチ9はリセット
され、またマニュアルズームの非動作時においては、モ
ニタ回路8の累算出力が、例えば1画面の期間の間保持
される。ラッチ9の出力とモニタ回路8の累算出力は減
算回路10に入力されており、減算回路10において
は、ラッチ9から出力される1画面前の累算出力とモニ
タ回路8から出力される現時点における累算出力との差
分が抽出されて出力される。即ち、減算回路10におい
ては、目標監視領域内の画像エッジ成分の累算和の前後
画面における変化分が検出される。
【0024】減算回路10の差分出力はLPF12およ
び累算回路11に入力されるが、LPF12においては
前記差分出力における低周波成分が抽出されて出力さ
れ、定数倍回路13に入力される。また、累算回路11
においては、減算回路10の差分出力と外部から入力さ
れるマニュアルズーム信号101の入力を受けて、マニ
ュアルズームの動作時においては当該累算回路11がリ
セットされ、マニュアルズームの非動作時においては、
減算回路10の差分出力が所定の期間にわたって累算さ
れて、定数倍回路14に入力される。即ち、LPF12
からは、目標監視領域内の画像エッジ成分の時間変化に
おける低周波成分が抽出されて出力され、また累算回路
11からは、目標監視領域内の画像エッジ成分の時間変
化が一定期間にわたって累算されて出力される。
【0025】定数倍回路13および14においては、L
PF12の出力と累算回路11の出力はそれぞれ所定の
倍率でレベル変換されて出力され、加算器18の入力さ
れて加算される。加算器18による加算出力はズーム制
御回路15に入力され、ズーム制御回路15からは、加
算器18の加算出力に含まれる目標監視領域の画像エッ
ジ成分の時間変化の累算和と低周波成分の和に対応して
生成される自動ズーム信号が出力され、加算器16に入
力される。加算器16に対しては外部からのマニュアル
ズーム信号101も入力されており、当該加算器16に
おいては、ズーム制御回路15から入力される前記自動
ズーム信号とマニュアルズーム信号101が加算され
て、ズーム装置1に対するズーム制御信号として入力さ
れ、これにより、自動ズーム信号とマニュアルズーム信
号101の加算出力に応じてズームレンズが制御調整さ
れる。
【0026】以上説明したように、本実施例において
は、HPF5により被写体の画像エッジ成分が検出さ
れ、動き検出回路6とエリアデコーダ17により被写体
の動きに追従して目標監視領域内において画像エッジ成
分の累算が行われる。即ち、常に被写体の画像エッジを
被写体の大きさとして捕捉することができる。従って、
目標監視領域内の被写体の画像エッジ成分の変化を相殺
するようにズームレンズを制御することにより、被写体
を常時一定の大きさで捕捉することができるようにズー
ム制御を行うことが可能となる。
【0027】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図3は、当該第2の実施例の構成を示すブロック
図である。図3に示されるように、本実施例は、ズーム
装置1と、光電変換素子2と、増幅器3と、AD変換器
4と、カメラ信号処理回路19とを含むビデオカメラ装
置に対応して、HPF5と、動き検出回路6と、絶対値
化回路7と、モニタ回路8と、ラッチ9と、減算回路1
0と、累算回路11と、LPF12と、定数倍回路13
および14と、ズーム制御回路15と、加算器16およ
び18と、エリアデコーダ17とを備えて構成される。
また、図4は、エリアデコーダ17の第2の実施例の構
成を示すブロック図であり、H座標レジスタ20と、V
座標レジスタ21と、セレクタ22および23と、加算
器24および25と、FIFO26および27と、Hデ
コーダ28と、Vデコーダ29と、Hカウンタ30と、
Vカウンタ31と、ANDゲート32とを備えて構成さ
れる。
【0028】図3および図4より明らかなように、本発
明の第2の実施例および当該実施例に含まれるエリアデ
コーダ17の第2の実施例の構成内容は、前述の第1の
実施例の場合と同様であるが、本実施例においては、構
成要素の接続内容において第1の実施例とは異なってい
る。即ち、図3の第2の実施例においては、エリアデコ
ーダ17に対して、新たに目標監視領域初期値データ1
04が外部から入力されており、また図4のエリアデコ
ーダ17の第2の実施例においては、前記目標監視領域
初期値データ104が、H座標レジスタ20およびV座
標座レジスタ21に入力されている。それ以外の接続関
係に関しては、第1の実施例の場合と全く同様である。
以下、図3および図4を参照して、本実施例の動作につ
いて説明する。
【0029】図3において、本実施例の動作は基本的に
は第1の実施例と同様であり、動作説明の重複を避ける
ために、第2の実施例については、特に第1の実施例と
異なる動作に主眼をおいて説明するものとする。始め
に、本実施例におけるエリアデコーダ17の動作につい
て説明する。図3において、エリアデコーダ17に対し
ては、動き検出回路6より出力される、被写体の水平方
向および垂直方向の移動量△Hおよび△Vを示す動き検
出信号102と、外部からのマニュアルズーム信号10
1とともに、新たに外部より目標監視領域初期値データ
104が入力される。図4に示されるように、目標監視
領域初期値データ104の内、水平方向の始点データx
s と終点データxe はH座標レジスタ20に入力されて
格納され、また目標監視領域初期値データ104の内、
垂直方向の始点データys と終点データye はV座標レ
ジスタ21に入力されて格納される。即ち、マニュアル
ズーム信号101の終了時点に設定される目標監視領域
の初期座標が、それぞれ対応するH座標レジスタ20お
よびV座標レジスタ21に設定される。これらのH座標
レジスタ20およびV座標レジスタ21の出力は、第1
の実施例の場合と同様にそれぞれセレクタ22および2
3に入力され、これらのセレクタ22および23におい
て、マニュアルズーム信号101により、それぞれラッ
チFIFO26およびFIFO27の出力と切替制御さ
れて、対応する加算器24および25に入力される。加
算器24および25に対しては、前述の動き検出信号1
02も入力されており、セレクタ22および23の座標
出力に対して、それぞれ動き検出信号102に含まれる
水平方向の移動量△Hおよび垂直方向の移動量△Vが加
算される。加算器23および24以降の動作について
は、図1および図2に示される第1の実施例の場合と同
様であり、その説明は省略する。
【0030】即ち、本実施例においては、目標監視領域
初期値データ104を介して、外部からマニュアルズー
ム信号101の終了時点に設定される目標監視領域の初
期座標を、H座標レジスタ20およびV座標レジスタ2
1に設定することができるために、初期の目標監視領域
の位置およびサイズを自由に設定することが可能とな
り、目標とする被写体の大きさにより、最適の目標監視
領域を設定することができるという利点がある。
【0031】以上、本発明の第1および第2の実施例に
ついて説明したが、本発明においては、画像エッジ成分
に着目して、目標被写体のサイズに比例するパラメータ
としているために、被写体の背景画像の変化による誤動
作を防止することができるとともに、移動する被写体が
目標監視領域から外れることがなくなるという効果が得
られる。また、被写体画像エッジ成分の時間軸変化を所
定期間にわたり累算して、その低周波成分を抽出してい
ることにより、急激な画面変化に起因するズーム誤動作
が回避される。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、HPF
により画像エッジ成分を抽出し、モニタ回路により目標
監視領域内の画像エッジ成分の累算和を演算して、目標
被写体サイズに比例するパラメータとすることにより、
被写体に焦点を合わせて撮像する際に、当該被写体の背
景画像の変化に起因するズーム誤動作を防止することが
できるという効果があるとともに、被写体の移動に対応
して、被写体監視領域を追従させることが可能となり、
被写体が目標監視領域内から外れるという事態を未然に
防止することができるという効果がある。
【0033】また、目標監視領域内の被写体画像エッジ
成分の時間軸変化を所定期間にわたって累算し、同時に
低周波成分を抽出することにより、急激な画面変化に起
因するズーム制御における誤動作を防止することが可能
となり、最適のズーム制御を行うことができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】前記第1の実施例に含まれるエリアデコーダの
1実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図4】前記第2の実施例に含まれるエリアデコーダの
1実施例の構成を示すブロック図である。
【図5】従来例の構成を示すブロック図である。
【図6】前記従来例の動作説明図である。
【図7】前記従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ズーム装置 2 光電変換素子 3 アンプ 4 AD変換器 5 HPF 6 動き検出回路 7 絶対値化回路 8 モニタ回路 9 ラッチ 10 演算回路 11 累算回路 12 LPF 13、14 定数倍回路 15 ズーム制御回路 16、18、23、24 加算器 17 エリアデコーダ 19 カメラ信号処理回路 20 H座標レジスタ 21 V座標レジスタ 22、23、49 セレクタ 26、27 FIFO 28 Hデコーダ 29 Vデコーダ 30 Hカウンタ 31 Vカウンタ 32 ANDゲート 33 ズームレンズ 34 自動焦点制御回路 35 ズーム比制御回路 36 光電変換部 37 増幅器 38 ビデオ処理回路 39 TVモニタ 40 信号処理回路 41 ゲート回路 42 ピーククランプ回路 43 比較回路 44 目標サイズ検出回路 45 スレッショルド電圧発生回路 46 同期信号発生回路 47 目標サイズ設定回路 48 減算回路 50、54、56 表示画面 51 目標被写体の画像 52、55、57 目標監視領域 53 目標走査線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズーム機構を有するビデオカメラ装置よ
    り出力されるディジタル映像信号を入力し、当該ディジ
    タル映像信号による表示画面上における目標被写体の運
    動に起因する水平方向および垂直方向の移動量を検出す
    る動き検出回路と、 外部から入力される手動ズーム制御信号と、前記動き検
    出回路より出力される目標被写体の水平方向および垂直
    方向の移動量とを入力して、前記表示画面内に、前記目
    標被写体を内包する所定の目標監視領域を設定するため
    のエリア信号を出力するエリアデコーダと、 前記ビデオカメラ装置より出力されるディジタル映像信
    号を入力し、その高周波成分を抽出する高域フィルタ
    と、 前記高域フィルタより出力されるディジタル映像信号の
    高周波成分を入力して、当該ディジタル映像信号の絶対
    値を生成して信号出力する絶対値化回路と、 前記絶対値化回路の出力信号と、前記エリアデコーダよ
    り出力される目標監視領域を設定するエリア信号とを入
    力して、前記絶対値化回路の出力信号の内、前記目標監
    視領域内の信号のみを前記表示画面における1画面の期
    間にわたり累算して出力するモニタ回路と、 前記手動ズーム制御信号と前記モニタ回路の累算出力と
    を入力して、前記手動ズーム制御信号が手動動作を示す
    状態においてリセットされ、手動非動作を示す状態にお
    いて前記モニタ回路の累算出力を所定の期間の間保持す
    るラッチと、 前記ラッチに保持されていた従前の累算出力と、前記モ
    ニタ回路より出力される現時点の累算出力とを入力し、
    当該従前の累算出力より現時点の累算出力を減算して両
    累算出力の差分を出力する減算回路と、 前記手動ズーム制御信号と前記減算回路より出力される
    累算出力の差分とを入力して、前記手動ズーム制御信号
    が手動動作を示す状態においてリセットされ、手動非動
    作を示す状態において前記累算出力の差分を所定の期間
    の間累算する累算回路と、 前記減算回路より出力される累算出力の差分を入力し
    て、当該累算出力の差分の低周波成分を抽出する低域フ
    ィルタと、 前記累算回路より出力される累算出力のレベルを所定の
    倍率に増幅する第1の定数倍回路と、 前記低域フィルタより出力される累算出力の差分の低周
    波成分を所定の倍率に増幅する第2の定数倍回路と、 前記第1および第2の定数倍回路の出力信号を加算する
    第1の加算器と、 前記第1の加算器の加算出力信号を入力して、所定のズ
    ーム制御信号を生成して出力するズーム制御回路と、 前記手動ズーム制御信号と前記ズーム制御回路より出力
    されるズーム制御信号とを入力して加算し、前記ズーム
    機構を有するビデオカメラ装置にズーム制御信号として
    出力する第2の加算器と、 を備えて構成されることを特徴とする被写体追従ズーム
    装置。
  2. 【請求項2】 前記エリアデコーダが、前記目標監視領
    域の水平方向の始点および終点の座標を格納する水平座
    標レジスタと、 前記目標監視領域の垂直方向の始点および終点の座標を
    格納する垂直座標レジスタと、 前記水平座標レジスタより出力される目標監視領域の水
    平方向の始点および終点の座標と、所定の第1の加算保
    持出力とを入力して、前記手動ズーム制御信号の制御作
    用を介して何れか一方を選択して出力する第1のセレク
    タと、 前記垂直座標レジスタより出力される目標監視領域の垂
    直方向の始点および終点の座標と、所定の第2の加算保
    持出力とを入力して、前記手動ズーム制御信号の制御作
    用を介して何れか一方を選択して出力する第2のセレク
    タと、 前記第1のセレクタの出力と、前記動き検出回路より出
    力される目標被写体の運動に起因する水平方向および垂
    直方向の移動量とを入力して、前記第1のセレクタの出
    力と目標被写体の運動に起因する水平方向の移動量とを
    加算して出力する第3の加算器と、 前記第2のセレクタの出力と、前記動き検出回路より出
    力される目標被写体の運動に起因する水平方向および垂
    直方向の移動量とを入力して、前記第2のセレクタの出
    力と目標被写体の運動に起因する垂直方向の移動量とを
    加算して出力する第4の加算器と、 前記第3の加算器の出力を所定の期間の間保持し、前記
    第1の加算保持出力として出力する第1のFIFOと、 前記第4の加算器の出力を所定の期間の間保持し、前記
    第2の加算保持出力として出力する第2のFIFOと、 前記ビデオカメラ装置より得られる画像信号の水平位置
    座標をカウントする水平カウンタと、 前記ビデオカメラ装置より得られる画像信号の垂直位置
    座標をカウントする垂直カウンタと、 前記第1のFIFOの第1の加算保持出力と、前記水平
    カウンタのカウント出力とを入力して、目標被写体の運
    動に起因する水平方向の移動量に応じて水平方向の目標
    監視領域の位置座標を補正して出力する水平デコーダ
    と、 前記第2のFIFOの第2の加算保持出力と、前記垂直
    カウンタのカウント出力とを入力して、目標被写体の運
    動に起因する垂直方向の移動量に応じて垂直方向の目標
    監視領域の位置座標を補正して出力する垂直デコーダ
    と、 前記水平デコーダの補正出力と前記垂直デコーダの補正
    出力とを入力して、被写体の移動量に対応する目標監視
    領域を設定するエリア信号を出力するゲート回路と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の被写体追従ズ
    ーム装置。
  3. 【請求項3】 ズーム機構を有するビデオカメラ装置よ
    り出力されるディジタル映像信号を入力し、当該ディジ
    タル映像信号による表示画面上における目標被写体の運
    動に起因する水平方向および垂直方向の移動量を検出す
    る動き検出回路と、 外部から入力される手動ズーム制御信号および目標監視
    領域初期データと、前記動き検出回路より出力される目
    標被写体の水平方向および垂直方向の移動量とを入力し
    て、前記表示画面内に、前記目標被写体を内包する所定
    の目標監視領域を設定するためのエリア信号を出力する
    エリアデコーダと、 前記ビデオカメラ装置より出力されるディジタル映像信
    号を入力し、その高周波成分を抽出する高域フィルタ
    と、 前記高域フィルタより出力されるディジタル映像信号の
    高周波成分を入力して、当該ディジタル映像信号の絶対
    値を生成して信号出力する絶対値化回路と、 前記絶対値化回路の出力信号と、前記エリアデコーダよ
    り出力される目標監視領域を設定するエリア信号とを入
    力して、前記絶対値化回路の出力信号の内、前記目標監
    視領域内の信号のみを前記表示画面における1画面の期
    間にわたり累算して出力するモニタ回路と、 前記手動ズーム制御信号と前記モニタ回路の累算出力と
    を入力して、前記手動ズーム制御信号が手動動作を示す
    状態においてリセットされ、手動非動作を示す状態にお
    いて前記モニタ回路の累算出力を所定の期間の間保持す
    るラッチと、 前記ラッチに保持されていた従前の累算出力と、前記モ
    ニタ回路より出力される現時点の累算出力とを入力し、
    当該従前の累算出力より現時点の累算出力を減算して両
    累算出力の差分を出力する減算回路と、 前記手動ズーム制御信号と前記減算回路より出力される
    累算出力の差分とを入力して、前記手動ズーム制御信号
    が手動動作を示す状態においてリセットされ、手動非動
    作を示す状態において前記累算出力の差分を所定の期間
    の間累算する累算回路と、 前記減算回路より出力される累算出力の差分を入力し
    て、当該累算出力の差分の低周波成分を抽出する低域フ
    ィルタと、 前記累算回路より出力される累算出力のレベルを所定の
    倍率に増幅する第1の定数倍回路と、 前記低域フィルタより出力される累算出力の差分の低周
    波成分を所定の倍率に増幅する第2の定数倍回路と、 前記第1および第2の定数倍回路の出力信号を加算する
    第1の加算器と、 前記第1の加算器の加算出力信号を入力して、所定のズ
    ーム制御信号を生成して出力するズーム制御回路と、 前記手動ズーム制御信号と前記ズーム制御回路より出力
    されるズーム制御信号とを入力して加算し、前記ズーム
    機構を有するビデオカメラ装置にズーム制御信号として
    出力する第2の加算器と、 を備えて構成されることを特徴とする被写体追従ズーム
    装置。
  4. 【請求項4】 前記エリアデコーダが、前記目標監視領
    域初期値データの入力を受けて、当該目標監視領域初期
    値データに含まれる前記目標監視領域の水平方向の始点
    および終点の座標を格納する水平座標レジスタと、 前記目標監視領域初期値データの入力を受けて、当該目
    標監視領域初期値データに含まれる前記目標監視領域の
    垂直方向の始点および終点の座標を格納する垂直座標レ
    ジスタと、 前記水平座標レジスタより出力される目標監視領域の水
    平方向の始点および終点の座標と、所定の第1の加算保
    持出力とを入力して、前記手動ズーム制御信号の制御作
    用を介して何れか一方を選択して出力する第1のセレク
    タと、 前記垂直座標レジスタより出力される目標監視領域の垂
    直方向の始点および終点の座標と、所定の第2の加算保
    持出力とを入力して、前記手動ズーム制御信号の制御作
    用を介して何れか一方を選択して出力する第2のセレク
    タと、 前記第1のセレクタの出力と、前記動き検出回路より出
    力される目標被写体の運動に起因する水平方向および垂
    直方向の移動量とを入力して、前記第1のセレクタの出
    力と目標被写体の運動に起因する水平方向の移動量とを
    加算して出力する第3の加算器と、 前記第2のセレクタの出力と、前記動き検出回路より出
    力される目標被写体の運動に起因する水平方向および垂
    直方向の移動量とを入力して、前記第2のセレクタの出
    力と目標被写体の運動に起因する垂直方向の移動量とを
    加算して出力する第4の加算器と、 前記第3の加算器の出力を所定の期間の間保持し、前記
    第1の加算保持出力として出力する第1のFIFOと、 前記第4の加算器の出力を所定の期間の間保持し、前記
    第2の加算保持出力として出力する第2のFIFOと、 前記ビデオカメラ装置より得られる画像信号の水平位置
    座標をカウントする水平カウンタと、 前記ビデオカメラ装置より得られる画像信号の垂直位置
    座標をカウントする垂直カウンタと、 前記第1のFIFOの第1の加算保持出力と、前記水平
    カウンタのカウント出力とを入力して、目標被写体の運
    動に起因する水平方向の移動量に応じて水平方向の目標
    監視領域の位置座標を補正して出力する水平デコーダ
    と、 前記第2のFIFOの第2の加算保持出力と、前記垂直
    カウンタのカウント出力とを入力して、目標被写体の運
    動に起因する垂直方向の移動量に応じて垂直方向の目標
    監視領域の位置座標を補正して出力する垂直デコーダ
    と、 前記水平デコーダの補正出力と前記垂直デコーダの補正
    出力とを入力して、被写体の移動量に対応する目標監視
    領域を設定するエリア信号を出力するゲート回路と、 を備えることを特徴とする請求項3記載の被写体追従ズ
    ーム装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100457302B1 (ko) * 2002-10-31 2004-11-16 전자부품연구원 영상 처리를 이용한 다채널 자동 트랙킹 및 자동 줌 방법
JP2008244586A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Hitachi Ltd 映像処理装置
JP2011100010A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Canon Inc 撮像装置

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US9025052B2 (en) 2009-11-06 2015-05-05 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus that provides for control of angle of view during auto zooming

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