JPH0320708A - 自動合焦装置 - Google Patents

自動合焦装置

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JPH0320708A
JPH0320708A JP1320625A JP32062589A JPH0320708A JP H0320708 A JPH0320708 A JP H0320708A JP 1320625 A JP1320625 A JP 1320625A JP 32062589 A JP32062589 A JP 32062589A JP H0320708 A JPH0320708 A JP H0320708A
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Japan
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signal
focus
image
focus signal
optical system
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JP1320625A
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English (en)
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Yasuhiro Komiya
康宏 小宮
Tatsuo Nagasaki
達夫 長崎
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、いわゆる山登り方式により合焦調節を行なう
カメラの自動合焦装置に関する。
〔従来の技術〕
従来より知られている合焦方法として、撮像素子より得
られる画像1言号から所定の周波数成分を抽出し、その
抽出した周波数成分の出力振幅が最大となる位置に撮影
光学系を移動させることにより合焦調節を行なういわゆ
る山登り方式がある。
このような山登り方式を適用したテレビカメラの自動合
焦装置が、例えばN H K技術報告.昭和40.第1
7巻・第1号通巻第86号(P21〜P37)に説明さ
れている。
上記文献に示されている山登り方式を適用した自動合焦
装置について、第30図および第31図を参照して説明
する。
第30図は上記自動合焦装置の構成を示す図である。こ
の自動合焦装置は、撮影光学系1により形成された被写
体像が撮像素子2に結像され、光電変換されてビデオ信
号として出力される。撮像素子2より出力されたビデオ
信号は、プリアンプ3で増幅された後、バンドバスフィ
ルター(以下、「B P FJと称する)4に入力し、
所定の周波数成分が抽出される。そして、この抽出され
た周波数成分の出力振幅が検波器5,ピーク検出回路6
により検出される。BPF4にて抽出されたビデオ信号
の周波数戊分の出力振幅を第31図に示す。
同図に示すように、ビデオ信号の出力振幅は合焦位置で
最大値を示す。このような特性を示す出力振幅をサンプ
ルホールド回路7でビデオ信号のフィールド毎にホール
ドし、1フィールド遅延回路8および比較回路9に出力
する。比較回路9では、1フィールド遅延回路8から送
られてくる前回ホールドした値とサンプルホールド回路
7より送られてくる今回ホールドした値とを比較し、こ
の比較結果に基づいて出力振幅が増加する方向へ撮像光
学系が移動するようにモータ駆動回路10を駆動制御す
る。そして、モータ11にて撮影光学系1が合焦位置に
移動される。
例えば、上記合焦装置において、前同ホールドされた出
力振幅値が第31図に示すAのレベルで今同ホールドさ
れた出力振幅値がBのレベルであれば、比較回路9では
A<Bと判断して撮影光学系1の移動方向をそのまま維
持するように、モタ駆動回路10を制御して撮影光学系
1を合焦位置に近付ける。そして、サンプルホールド回
路7より比較回路9へ送られてくる出力振幅値がEレベ
ルとなったときに比較回路9はDIEと判断し、すなわ
ち撮影光学系1が合焦位置を通過したと判断してモータ
11の駆動方向を反転させ、撮影光学系1を合焦位置方
向へ移動させる。このような動作を繰返していくことに
より、合焦位置付近でこきざみに振動しながら定常状態
に達し合焦調節が行われる。
また、他の合焦方法゛として、撮影光学系の異なる瞳位
置を通過する2光束を用いて合焦調節を行なういわゆる
位相相関方式が知られている。この位相相関方式は、例
えばミノルタテクノレポート(1 986年)に掲載さ
れている。
第32図は上記位相相関方式を適用した自動合焦装置の
構成を示す図である。同図に示す21は撮像レンズであ
り、この撮像レンズ21でとらえられた被写体像は、結
像面Fで一度結像した後、セバレータレンズ22a,2
2bにより撮像素子23a  23b上に再結像する。
なお、24a,24bは絞りマスクであり、特定のFナ
ンバーの光束のみを通過させる機能を有している。そし
て、撮像索子23a.23bで光電変換されて得られた
画像信号はブリアンプ25a,25bで増幅された後、
A/D変換器26a,26bでA/D変換され、デジタ
ル化された画像信号がマイクロプロセッサ27に入力す
る。マイクロプロセッサ27は撮像素子23a.23b
にそれぞれ結像された被写体像の画像間距離dを計算し
、モータ駆動回路28に制御信号を出力して、モータ2
9を駆動して合焦調節を行なう。ここで、前ビンの時に
は画像間距離は小さく、後ビンのときは大きくなるので
、マイクロプロセッサ27では相関演算を用いて画像間
距離を算出し、デフォーカス量および焦点方向を検出し
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、第30図に示す山登り方式を適用した自
動合焦装置では、ビデオ信号の1フィールド時間ずれた
出力振幅値を比較して行なっているので、1回の含焦動
作に1フィールド分の時間を要してしまい、カメラの自
動合焦装置としては合焦時間が長ずざるという欠点があ
る。
また、BPF4より抽出される周波数成分の出力振幅は
、電気的ノイズ.手ぶれ,被写体の急変(物体が瞬間的
に通り過ぎるような場合)等の原因により滑らかな曲線
を描くとは限らず、例えば第33図に示すように複数の
極大点P1〜P4を持つ場合がある。このような出力振
幅曲線を用いて山登り方式の合焦調節を行なうと、各極
大点P1〜P4を合焦位置と判断してしまい、著しく合
焦精度が低下する。
また、位相相関方式を適用した自動合焦装置の場合には
、絞りマスク24a,24bで所定領域の入射光量をカ
ットしているので、入射光量が著しく減じられてしまう
。そのため、暗い被写体の場合には、適正な露出による
撮影を行なうために撮像素子23a,23bの電荷蓄積
時間を長くする必要があり、かつ、電荷蓄積中は撮影光
学系の駆動は行なえないので、合焦動作に長時間を要し
てしまう。
また、位相相関演算では被写体が周期的なパターン等の
場合には、正確な画像間距離を求めることができないの
で、合焦精度が低下してしまう。
なお、特開昭61〜32669号公報には、山登り方式
の改良として、暗い被写体のように信号のS/N比が低
い画像に対して前後する水平走査線の信号を加算するこ
とにより信号のS/N比を向上させる方法が開示されて
いるが、この方法では前後する水平走査線の相関が低い
場合には逆に信号のS/N比を低下させる恐れがある。
また、BPF4の出力振幅が複数の極大点P1〜P4を
持つ場合の対策として、特開昭58−215176号公
報には、被写体の変化を絞り値の変化で検出し、絞り値
が急変した場合には合焦調節を一定時間停止し、その後
、再起動するという手段が開示されている。また、特開
昭61−107312号公報には、一定時間毎にサンプ
リングする評価関数の変化を監視し、変化がn (n≧
2)回連続して所定のレベルで発生した場合に、′レン
ズと被写体の距離が嚢化したことを検出する手段が開示
されている。しかし、両公報に開示されている手段とも
、合焦に多くの時間を要するという問題があった。
そこで本発明の目的は、被写体の状態に影響を受けるこ
となく高速かつ高精度に合焦調節を行なうことのできる
自動合焦装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記課題を解決し、目的を達成するために次の
ような手段を講じた。すなわち、撮影光学系により形成
される画像を撮像するX−Yアドレス方式の撮像素子と
、この撮像素子と前記撮影光学系との相対位置を光軸方
向に変化させる駆動手段と、前記撮像素子で撮像された
画像の合焦させるべき領域をファジィ推論に基づいて決
定する手段と、この手段で決定された賄域に蓄積されて
いる電荷を画像信号として読出す手段と、この読出し手
段で読出された画像信号から所定帯域の周波数成分を取
出すための周波数抽出手段と、この周波数抽出手段で取
出された周波数成分の出力振幅を検出し、その検出され
た出力振幅を加算して焦点信号を生成する焦点信号生成
手段と、この焦点信号生成手段から出力される焦点信号
に含まれる高周波成分をカットする如きフィルタリング
処理を行なうフィルタリング手段と、このフィルタリン
グ手段から出力される焦点信号の複数の値を用いて合焦
状態および合焦位置検出演算を行ない、この演算結果に
基づく制御信号を前記駆動手段へ出力する制御手段とを
備える構成とした。
また、X−Yアドレス方式の撮像素子に非破壊読出し可
能な撮像素子を用い、上記焦点信号生成手段から出力さ
れる焦点信号の差演算を行なうと共に、この差演算によ
り得られた焦点13号の複数の値を用いた合焦状態およ
び合焦位置検出演算を行ない、このeL算結果に基づく
制御信号を前記駆動手段へ出力するようにした。
さらに、上記読出し手段により読出された画像信号から
前記画像の輝度を判定し、その輝度に応じて前記読出し
手段による読出し時間間隔を設定するapl光手段を備
える構成とした。
〔作用〕
本発明の自動合焦装置によれば、X−Yアドレス方式の
撮像素子で撮像された画像からa焦調節すべき領域がフ
ァジィ推論に基づいて選択され、その領域の電荷が画像
信号として順次読出される。
読出された画像信号の所定の周波数或分の出力振幅は複
数加算されて、SNの改善された焦点信号が生成される
。この焦点信号はフィルタリング処理されて極大点が抑
えられた信号となる。そして、この焦点信号の複数の値
から合焦位置検出演算が尖行されて、その演算結果に基
づいて撮影光学系を合焦位置へ移動させるための制御信
号が生成され、駆動手段へ出力される。
また、非破壊読出し可能なX−Yアドレス方式の撮像素
子の読出し領域がファジィ推論によって選択され、この
選択された領域から読出された画像信号は、所定の周波
数戊分の出力振幅が複数加算されたSNの改善された焦
点信号となる。そして、この焦点信号が撮影光学系の光
軸上の異なる位置における値を用いた差演算によって、
フィルタリング処理され、極大点が抑えられた信号とな
る。
また、測光手段を設けたことにより、撮像素子の電荷蓄
積量を推定でき、画像の輝度に応じて読出し時間間隔を
設定するので撮像素子の電荷蓄積量が飽和するのを有効
に防止できるものとなる。
〔実施例〕
第1図は本発明の第1実施例に係る自動合焦装置の構成
を示す図である。同図に示す31は撮影光学系であり、
この撮影光学系31により形戊される画像はCCD等か
らなるラインセンサ32上に結像される。このラインセ
ンサ32は、所定時間間隔で蓄積された電荷を画像信号
SOとしてブリアンブ33へ出力すると共に、蓄積電荷
量を示?ピーク信号PEを駆動同路34へ出力する。
上記ラインセンサ32の具体的な構或を第2図に示す。
このラインセンサ32は、n個のフォトセンサ51−1
〜51−nを列状に配列し、このフォトセンサ51−1
〜51−nの列の一方の側にトランスファゲート52を
介してCCDシフトレジスタ53を配置している。この
シフトレジスタ53は出力アンプ54を介して端子55
に接続されており、この端子55より画像信号が出力さ
れる。また、列状をなす各フォトセンサ51−1〜51
−nは、バッファ56−1〜56−nを介してピーク検
出部57に接続されている。このピーク検出部57は各
フォトセンサ51−1〜51−nから送られてくる信号
からピーク値を選択し、端子58からピーク信号PEを
出力する。
なお、トランスファゲート52が接続されている端子5
つには、後述する駆動パルスφ■が入力される。
駆動回路34は、上記ラインセンサ32の駆動回路であ
り、ラインセンサ32に対しクロックバルスφS,駆動
パルスφ丁を出力すると共に、カウンタ35に対しリセ
ット信号およびピーク信号PEが飽和量に達した時には
カウント停止信号を出力する。カウンタ35は発振器3
6から送られてくるクロックバルスφ0をカウントし、
カウント数Nを後述する除算器へ出力する。一方、ブリ
アンプ33で増幅された画像信号はBPF37に人力す
る。BPF37は画像信号の所定周波数戊分を抽出して
検波器38へ出力する。検波器38は抽出された周波数
成分の出力振幅の検出を行なう。この検波器38の出力
はA/D変換器3つでA/D変換された後、上記除算器
41に出力される。除算器41は、A/D変換器39か
ら入力したデジタルデータをカウンタ35から送られて
くるカウント数Nで除算し、画像信号に対し蓄積時間の
値に補正を施す。42は積分回路であり、加算器43お
よびラッチ44から構戊され、焦点信号f (x)をフ
ィルタリング回路45に出力する。
フィルタリング回路45は後述するフィルタリング処理
を行ないフィルタリングされた焦点信号(以下「フィル
タリング信号」と称する)g(x)をマイクロプロセッ
サ46に出力する。このマイクロプロセッサ46は、フ
ィルタリング回路45から送られてきたフィルタリング
信号g (x)をメモリ47に記憶すると共に、このメ
モリ47に記憶されているフィルタリング信号g (x
)を用いて、合焦状態および合焦位置を求めるための演
算処理を行なう。48はモータ駆動回路であり、マイク
ロプロセッサ46より送られてくる制御信号に基づいて
バルスモータ49を駆動する。
次に、本実施例において特徴的な信号処理について説明
する。
本実施例では、ラインセンサ32の蓄積に飽和が生じ信
号のS/N比が劣化するのを防IFする目的で、ライン
センサ32より出力されるビークf;号PEが飽和した
ときに、ラインセンサ32の蓄積を停止し、読出しを行
うと共に、飽和に達するまでの時間から、画像信号値を
換算し、この換算結果となるように読出された画像信号
に対し補正を加えている。第3図を参照して詳細に説明
する。
同図はラインセンサ32における電荷蓄積量と蓄積時間
との関係を示しており、IJIIToに電荷蓄積時間,
縦軸に蓄積電荷量をとっている。tsは単位蓄積時間で
あり、焦点信号の検出時間間隔に等しい。e5は蓄積電
荷の飽和量を示している。ここで、3種類の画@!i1
(r).i2(r),i3(r)の信号最大位置での蓄
積電荷量が直線Pl+P2+P,のように変化した場合
を考える。なお、rはラインセンサ32の位置を示して
いる。
画像il(r)は、ピーク値e,<e5となり、飽和が
生じていない場合であり、単位蓄積時間tsにおける蓄
積電荷量はすべてのラインセンサ位置『においてi+(
r)<e5である。画像i− (r) ,  i− (
r)は、少なくとも信号ピーク値は飽和する場合であり
、ピーク値飽和時間t2+t,で電荷蓄積を停止し、読
出しを行なう。そして、これを次式を用いて単位蓄積時
間t,における値゛に換算する。
i’ 2 D)− i2(1”)X js / t21
’ 3 (r)−13 (r) X t5 /t3また
は、単に i’ 1(r) − it (r) / tsi’ 2
 (r) = i2(r> / t21’ 3 (r)
−tt (r) /tsとする。すなわち、蓄積時間で
除算することにより、蓄積時間が異なることによる信号
出力の相違を補正する。
次に、フィルタリング回路45におけるフィルタリング
処理について説明する。h (x)をフィルタ関数とし
、「*」をコンポルーション記号とすれば、フィルタリ
ング信号g (x)は、g (x) − f (X) 
* h (X)         − (Dと表わせる
フィルタ関数h (X)としては、reCt関数.スプ
ライン関数,sine関数等がある。ここで、reC 
t関数をrect(x/a),スプライン関数をspl
ine(x/a)とし、例えば以下のように定義する。
rectcxla>  : I X I Sa/2のとき rect (x/a)−
1IXI>a/2のとき rect (x/a)−0・
・・(2) splfne(x/a): IXI≦a/2のとき spline(x/a)−X ’  − 2 X 2 
+ 1a/2 < l X l≦aのとき spllnc(x/a)=− X ’  + 5 X 
2 − 8 X + 4XI>aのとき sptine(x/a)−0 ・・・(3) このように定義したrect関数およびスプライン関数
の形状を第4図(a)(b)に示す。また、両関数のス
ペクトルを第5図(a)(b)にそれぞれ示す。同図よ
り明らかなように、ローパスフィルターとしての特性を
有しており、両関数を用いてフィルタリング処理するこ
とにより極大点のような高周波或分が抑制される。なお
、第5図(a)と同図(b)とを比較することにより、
スプライン関数のほうがよりローバスフィルタに近いこ
とがわかる。例えば、第5図(a)(b)に示すように
、ナイキスト周波数をu−3×(1/a)に設定すれば
、フィルタリング関数のサンプリングピッチΔXは、(
a/2)X(1/3) 一a/6となり、rec t関
数は6個,スプライン関数は12個のインパルス応答信
号を用いてコンポルーションによるフィルタリング処理
を行なうことができる。
このようなフィルタリング処理を実際に行なう回路とし
ては、第6図(a)に示す構成のものが考えられる。こ
れは、焦点信号f (X)をシフトレジスタ等の遅延素
子Tで次々と遅延していき、各遅延素子の出力にrec
t関数またはスプライン関数としての係数wl,w2,
・・・wmを乗算した後、加算器にて加算し、フィルタ
リング信号g (x)として出力する構成をしている。
また、第6図(b)に示すように、焦点信号f (x)
にそれぞれ係数Wl,W2,〜wmを乗算してから、各
々遅延素子Tで遅延し、順次加算したものをフィルタリ
ング信号g (X)として出力する構成にしてもよい。
さらに、フィルタリング関数としてlect関数を用い
る場合には、係数wl−W2−・・・−wm一1となる
ので、単なる信号の加算となり、第6図(c)に示す回
路構戊とすることができる。
このようなフィルタリング処理を行なうことにより、第
7図に示すように、複数箇所に極大点のある丈線で示す
焦点信号f (x)が、図中破線で示す複数の極大点が
抑制されたフィルタリング信号g (x)に変換される
。なお、ΔXは焦点信号の検出間隔を示している。
次に、合焦状態および合焦位置を求めるための演算処理
について第8図(a)(b)を参照して説明する。第8
図(a)はフィルタリング信号を示す図であり、縦袖は
フィルタリング信号の出力レベルg (X)を示してお
り、横軸は撮影光学系31の位置Xを示している。今、
横軸方向に距離pだけ離れたフィルタリング信号上の2
点g (xi),g (xi−N )をそれぞれVl,
V2とする。
なお、g(xi)は最も新しく計算されたフィルタリン
グ信号値とする。先ず、v1とv2との大小を比較し、
Vl>V2ならばラインセンサ32の駆動方向をそのま
まの維持する。そして、Vl,v2を横軸方向へ移動さ
せていき、v1が合焦醒置を過ぎ、v1<v2となる位
置を検出する。そして、合焦位置を挟んでv1<v2と
なる一対の2点(以下、Va,Vbとする)と、v1>
v2となる一対の2点(以下、Vc,Vdとする)を設
定する。このように設定した4点Va,VbVc,Vd
の位置関係を第8図(b)に示す。4点Va,Vb,V
c,Vdを設定したならば、線分VaVcと線分VbV
dとを横切り、かつ、X軸に平行な直線mを求める。そ
して、直線n1と線分VaVcとの接点を01とし、直
線mと線分VbVdとの接点をC2として、接点CI,
点Va間のX軸方向の距ttL2と、接点C2,点vb
間のX軸方向の距MLIとが等しくなるように直線mの
Y軸方向の位置を設定する。そして、線分CIC2の中
点〜1を求め、このMのX座漂を合焦位置αとする。こ
のαは次式で表わすことができる。
a  −  X Va十 1  /  2+A X(V
b−Va)/(Vc−Vd+Vb−Va)・・・(1) となる。上記(1)式をマイクロプロセッサにて演算処
理することにより、合焦位置を検出できる。
なお、実験の結果、上記合焦位置検出方法にて合焦調節
をしたところ、2次関数レベルでは検出誤差はゼロであ
った。また、上記(1)式におけるXVaはVaのX座
標を示している。距AIRは、デフォーカス量や画像,
ズーム位置やFナンバーにより適当な距離に設定する。
例えば、この距離を大きく設定すると、フィルタリング
信号g (X)の差が大きくなり、計算時のS/N比が
とりやすくなる。
次に、以上説明した構成および信号処理を行なう自動合
焦装置の動作について説明する。撮影光学系31を例え
ば常焦距1111(*影頻度の多い距M)に近づく方向
へ高速度で駆動させる。このとき、ラインセンサ32で
はトランスファゲート52によりフォトセンサ51−1
〜51−nがリセットされ電荷の蓄積を開始する。また
、これと同時にカウンタ35もリセットされ、クロック
パルスφ0のカウントが始まる。そして、所定の読出し
間隔である単位蓄積時間ts経過しても、ピーク値信号
PEが飽和量に達しなかった場合には、t,経過した時
点でカウンタ35のカウントを停止、トランスファゲー
ト54を介して画像信号SOをブリアンプ33に出力す
る。同時にカウンタ35をリセットし、次の電荷蓄積を
開始する。
また、15時間経過前にピーク値信号PEが飽和値を示
したときには、その時点で画像信号SOを出力すると共
に、カウンタ35のカウントを停止する。そして、時間
ts経過後にフォトセンサ51−1〜51−nおよびカ
ウンタ35をリセットし次の電荷蓄積を開始する。ライ
ンセンサ32から読出された画像信号はプリアンプ33
で増幅された後、BPF37で所定の周波数戊分が抽出
され、この抽出された周波数成分の出力振幅が検波器3
8にて検出される。そして、A/D変換器39でA/D
変換されデジタル化された信号は除算器41でカウンタ
35より送られてくるカウント数で除算される。すなわ
ち、上記したようにして、画像信号をill位蓄積晴間
に応じた値に捕正する。蓄積■,1間に応じた捕正の施
された画像信号は積分回路42に順次入力する。ここで
焦点信号f (x)のS/N比を向上させる目的でn個
の画像信号を加算する。このようにして、ts時間毎に
Δχずつ位置の冗なる値が得られ、第9図中に実線で示
す焦点信号f (x)が検出される。この焦点信号f 
(x)はフィルタリング回路45に入力し、上述したフ
ィルタリング処理が施される。このフィルタリング処理
により焦点信号f (x)のS/N比が改善されると共
に、極大点が抑制され、第9図中破線で示すフィルタリ
ング信号g (x)が得られる。このようにして得られ
たフィルタリング信号g (x)はマイクロプロセッサ
46に人力し、順次メモリ47に記憶される。そして、
このメモリ47に記憶したフィルタリング信号値を用い
て、上述した方法により合焦位置αを求める。この求め
た合焦位置αに基づいた制御信号がモータ駆動同路48
に出力され、バルスモータ49が駆動される。その結果
、撮影光学系31が合焦位置に移動し、合焦調節が行わ
れる。
このように本実施例によれば、ラインセンサ32から読
出した画像信号をその蓄積時間に応じたカウント数で除
算する構成としたので、画像信号を単位蓄積時間におけ
る値に補正することができ、露光過多の場合であっても
画像信号を損ねることなく撮像を行なうことができる。
また、BPF37で抽出した周波数成分の出力振幅を、
積分回路42で複数個加算しているので、出力される焦
点信号のS/N比を向上できる。
また、フィルタリング回路45で焦点信号f (x)と
スプライン関数またはrect関数とをコンポルーショ
ンしてフィルタリング処理するようにしたので、焦点信
号f (X)のS/N比を確保することができる。具体
的には、第4図(a)に示すrect関数によりフィル
タリング処理では、6個の焦点信号f (X)の位置x
をずらしながら単に加算したものがフィルタリング信号
g (X)となり、その信号成分はおよそ加算個数倍に
なるのに対し、雑音成分は加算個数の2乗根倍となるた
め、S/N比は約Jτ倍に改善される。また、周波数領
域で考えると、信号成分は帯域幅に比例し、雑音成分は
帯域幅の2乗根に比例するため、スプライン関数を用い
た場合であってもS/N比はおよそ5倍に改善される。
したがって、S/N比を確保できることから、短い間隔
で電荷を読出すことができ、合焦に要する時間を短縮で
きる。しかも、S/N比を確保できることから焦点信号
の検出間隔ΔXをちいさくでき、その上、焦点信号f 
(X)の極大点を抑へ11することができるので、合焦
精度を向上させることができる。
さらに、上記合焦位置検出方法にて、合焦位置を検出す
るので、極めて高精度に合焦位置を検出できる。
なお、上記第1実施例では、焦点信号を得るために1つ
のBPF37を備えた構成としているが、中心周波数の
異なる複数のBPFを切換えて用いる構或としてもよい
。このような構或とすることにより、次のような不都合
を除表できる。すなわち、BPFの中心周波数が低い場
合には、得られる焦点信号は第10図に示すAのように
ブロードな形状となり、撮影光学系31の位置の検出範
囲が広い反面、合焦位置を正確に求めることができない
。また、BPFの中心周波数が高い場合には、得られる
焦点信号は第10図中Bで示すように合焦位置で鋭く突
出した形状になり、高精度な合焦位置を検出するのには
適しているが、撮影光学系の位置の検出範囲が狭い。そ
こで、上記した構或とし、デフォーカス量が大きいとき
には中心周波数の低いBPFに切換え、合焦位置近傍に
撮影光学系が移動したならば、中心周波数の高いBPF
に切換える。また、画像やズーム位置,Fナンバー等に
より切換えてもよい。
また、上記実施例では、画像信号を焦点信号に変換する
ために、B P F 3 7.検波器38,A/D変換
器39.除算器41.積分回路42をIII図に示す構
成としているが、第11F!!J(a)に示す構戊とし
てもよい。すなわち、ブリアンブ33から出力される画
像信号をA/D変換器61でA/D変換した後、除算器
62にてカウンタからのカウント数Nで除算する。そし
て、この画像信号をデジタルバンドバスフィルタリング
回路63で所定の周波数成分を抽出し、さらにこの周波
数成分を検波回路64に入力し、この検波回路64で検
出された出力振幅を積分回路65で積分する構成とする
。このような横或とすることにより、ブリアンプ33か
ら出力される画像信号をA/D変換した後、各種の信号
処理が行われるので、信号のダイナミックレンジを有効
に使用できる。また、第11図(b)に示すように、B
PF71.検波器72.積分回路73,サンプルホール
ド回路74,A/D変換器75,除算器76から構戊し
てもよい。なお、積分回路73としては、ローバスフィ
ルターを用いることも可能である。このように構或する
ことにより、A/D変換を焦点信号の検出時間間隔毎に
行なえばよく、A/D変換の動作クロックを遅くするこ
とができると共に、構成が簡素化され製作が容易となる
さらに、ブリアンプ33の出力をA/D変換して、その
後の信号処理を全てマイクロプロセッサ内で行なうよう
にしてもよい。
次に、本発明の第2丈施例について説明する。
第12図は第2丈施例に係る自動合焦装置の構成を示す
図である。この自動合焦装置は、撮像素子としてS I
 T (Static Induction Tran
sistor )AMI(^ppl1f’icd Mo
s Intcll1gent Imagcr)C M 
D (Charge Modulation Dvlc
c ) , M O S等の非破壊読出し可能な撮像素
子(以下、「非破壊素子」と称する)71を備え、この
非破壊素子71から読出された画像信号を焦点信号に変
換した後、この焦点信号の差演算を行ない、フィルタリ
ング処理するようにしたことに特徴がある。なお、第1
図に示す第1実施例と同一部分には同一の符号を付して
いる。
非破壊素子71から読出された画像信号は増幅器33で
増幅した後、BPF37,検波器38で所定の周波数或
分の出力振幅を検出し、この検出値をA/D変換器39
を介して積分回路42に入力する。そして、積分回路4
2から所定の間隔で焦点信号f N (X)をマイクロ
プロセッサ73に出力する。このマイクロプロセッサ7
3に人力した焦点信号f N (X)はメモリ74に記
憶される。マイクロプロセッサ73はメモリ74に記憶
されている焦点信号fs(X)により光軸上の撮影光学
系31の位置の差を用いた差の演算を行なってフィルタ
リング処理されたフィルタリング信号g (x)を求め
る。そして、フィルタリング信号g (x)を用いた補
開演算を行ない合焦位置を検出し、この検出結果に基づ
いてモータ駆勤回路48に制aW信号を出力する。そし
て、モータ駆動回路48でパルスモー夕を駆動して撮影
光学系31の位置を移動させ、合焦調節する構或として
いる。
第13図は上記非破壊素子71の構成を示す図である。
同図に示す81−1〜81−nは非破壊読出しフォトセ
ンサであり、このフオトセンサ81にはそれぞれ読出し
スイッチ82−1〜82−nが接続されている。この読
出しスイッチ82−1〜82−nは走査回路83に接続
されていて、走査回路83で駆動され読出された画像信
号は出力アンブ84を介して端子85から画像信号とし
て出力される。なお、86はリセットスイッチである。
また、各非破壊フォトセンサ81−1〜81−nはそれ
ぞれバッファ87−1〜87−nを介してピーク検出部
88に接続され、このピーク検出部88からピーク値が
検出されて端子8つよりピーク値信号PEとして出力さ
れる。
次に、焦点信号f N (x)の光軸上の撮影光学系3
1の位置の差を用いた差演算によるフィルタリング処理
ついて説明する。
撮影光学系31を等速度で光軸方向へ移動しなからt1
時間だけ電荷の蓄積を行なった場合、そのとき得られる
画像信号は撮影光学系31の移動範囲における画像信号
の積分値となる。また、その画像信号より得られる焦点
信号も撮影光学系31の移動範囲におけるその焦点信号
の積分値となる。
つまり、撮影光学系31が時間t.で位置X。
から位置X1まで移動したときの焦点信号f N (X
l)は、 となり、第14図に示す斜線部の面積と等しくなる。そ
して、fN(x)は、第15図示の如く表わすことがで
き、f N (X)を微分したものがf (!)となっ
ている。
また、焦点信号f N (X)の差(撮影光学系31の
光軸方向の差はPxとする)は、 ・・・(5) となり、撮影光学系31が光軸方向に移動したときの各
位置での焦点信号f (X)を、rect関数でフィル
タリング処理したことになる。
以上のように、非破壊素子71を用いた場合にはフィル
タリング処理が差の演算に起き代えられる。
なお、丈際には、非破壊素子71に飽和が生じてしまう
ため、ピーク値信号PEが飽和した時点で非破壊素子7
1の蓄fX1電荷をリセットする。そのため、第15図
に示す焦点信号f N (X)は、第16図に示す実線
のように変化する。同図は、撮影光学系31が光軸方向
の位置Xa,Xbのときに素子のリセットが行われたこ
とを示している。
そして、Xa<X<Xbでは、 f N (x)=f N (x)+f N (xa)x
b<xでは、 f N (X)−f N (X)+f N (xa)+
 f N(xb)として得られる。
また、本実施例における合焦位置検出は、焦点信号の最
大値近傍の複数点を用いた補開演算により求めている。
以下、第17図(a)(b)を参照して説明する。
第17図(a)は焦点信号を示す図であり、横紬は光軸
方向に移動する撮影光学系31の位置を示し、縦軸は焦
点信号g (X)の信号レベルを示している。焦点信号
の最大値であるPO点と、この前後のp,,p2の3点
において、その焦点信号値が各々g (xm),  g
 (xm−1).  g (xm+1)であるとする。
ここで、g (xm−1)< g (xs+1)の場合
、点Poと点P1とを結ぶ直線と、この直線に対し傾き
の正負が逆でかつ点P2を通る直線との交点P.の横軸
における座標αが合焦位置となる。この座標αは、幾何
学的関係により次式により得られる。
a −Xm+ AX / 2 [ ( g (Xa+1
)− g (Xs−1)1/ I g (Xm)− g
 (Xs−1)l ]  −(II)また、g (Xm
−1) > g (xs+!)の場合は次式により得ら
れる。
amXm−ΔXIHI g (Xs−1)− g (x
Il+1)1/  (  g  (Xs)−  g  
CX鳳+1〉} ]   ・・・ (II[)次に、本
実施例の動作について説明する。
非破壊素子71をリセットし、電荷蓄積を開始する。そ
して、時間tS毎に読出しスイ・ソチ82−1〜82−
nを走査して非破壊フオトセンサ81−1〜81−nか
ら蓄積電荷を読出して画像信号として出力させる。読出
された画像信号は、プリアンプ33で増幅され、BPF
37で所定の周波数成分が抽出される。この周波数成分
は検波器38で検波され、A/D変換された後、積分同
路42でn個の画像信号が加算されこの加算された信号
が焦点信号rN(x)として出力される。そして、非破
壊素子71から出力されるピーク信号PEの値が飽和点
に達したときは、駆動回路72よりリセット信号が出力
され、非破壊素子71がリセットされる。このような合
焦動作により第18図のような焦点信号f N (X)
が得られる。この焦点信号f N (X)がメモリ74
に記憶される。
また、第18図に示す、時間ta,tbが飽和点に達し
た時間であり、この時間における撮影光学系31の位置
Xa,Xbもメモリ74に記憶される。メモリ74に記
憶された焦点信号f N (X)は、rect関数によ
るフィルタリング処理されたフィルタリング信号g (
x)を得るための差演算を行なった後、不必要なものか
ら消去されていく。
フィルタリング処理された焦点信号g (x)を得るた
めの差演算は、撮影光学系31の光軸上の位置の差をd
すると、 g  (x)  =  f  N  (X+d/2) 
 −  f  N  (X−d/2)    ・”(8
)と表わせる。
ここでf N (X)は X<Xaの時、f N (x) ・・・(9) である。
このようにして得られたフィルタリング信号g (X)
を新しい順にVl,V2,V3とすれば、マイクロプロ
セッサ73はこの3つの値から魚点状態を判断し、バル
スモータ49の制御駆動を行なう。つまり、Vl >V
2>V3の時は、焦点信号が増大する場合であるので、
そのまま撮影光学系31を駆動し、Vl<V2<V3の
時は、フィルタリング信号が減少する場合であるので、
駆動方向を反転させる。そして、Vl<V2,V3<V
2の時は、v2がフィルタリング信号の最大値であると
判断し、補開演算による合焦位置計算を行なう。この捕
開演算は、g (Xm−1)− V 3 ,g (Xs
)= V 2 .  g (Xm+1)− V 1とし
て、.l己(II)(m)式に代入することにより行わ
れる。
このようにして得られた合焦位置と、バルスモータ49
駆動時のパルス数から得られる現在の撮影光学系31の
位置とから、駆動量を判断し、撮影光学系31を合焦位
置へ駆動させる。
このような本実施例によれば、上記第1実施例と同様に
高速度でかつ、高精度な合焦調節を行なうことができる
。しかも、非破壊読出し可能な撮像素子7を用いたので
、焦点信号f N(X)の差演算を行なうことによりr
ec t関数によりフィルタリング処理された焦点信号
g (X)を得ることができ、その結果、第1実施例に
おいて用いていたフィルタリング回路45を削減するこ
とができ、装置の小型化を図ることができる。
なお、上記第2実施例において、フィルタリング信号の
各値Vl,V2,V3 (ただし、Vl<V2,V3<
V2)を検出した時点で、直ちに補開演算を行なわずに
、撮影光学系31の駆動方向を反転させ、駆動速度を遅
くしてから合焦調節をおこなうようにすれば、焦点信号
の検出間隔ΔXを短くすることができ、さらに精度の向
上を図ることができる。
次に、本発明の第3実施例について説明する。
第19図は第3実施例に係る自動合焦装置の構戊を示す
図である。なお、第1実施例,第2実施例と同一機能を
有する部分には同一符号を付し詳しい説明は省略する。
本実施例は、エリアセンサを用いて画像の任意領域に合
焦調節を行うと共に、ブリ測光により読出し時間間隔と
しての電荷蓄積時間を設定する自動合焦装置の例である
同図に示す100はエリアセンサであり、MOS,SI
T,CMD等のX−Yアドレス方式の撮像素子からなる
。このエリアセンサ100は駆動回路101から出力さ
れる駆動信号Dによって駆動され、所定領域の画像信号
が読出される。
ブリii#1光回路94は、エリアセンサ100から読
出された画像信号が人力され、この人力した画像信号か
ら画像の輝度を測定する。その輝度データはマイクロプ
ロセッサ102へ出力される。マイクロプロセッサ10
2は、入力する輝度データに基づいてエリアセンサ10
0の所定領域が飽和しないような蓄積時間を設定する機
能と、エリアセンサ100の読出し領域を指定する機能
と、前記フィルタリング信号g(x)から合焦位置検出
演算を実行する機能とを有している。
第20図はエリアセンサ100の構成を示す図である。
このエリアセンサ100は、複数のフォトセンサFSが
マトリクス状に配列されている。
各フォトセンサFSは、垂直アドレスデコーダ103に
それぞれ一端が接続されている複数の水平信号線L1−
,〜Ll−IJに、各々垂直アドレススイッチ103S
を介して接続されている。また、水平アドレスデコーダ
104にそれぞれ一端が接続されている複数の垂直信号
線Ll1−1〜Lll−Nに、各々水平アドレススイッ
チ104Sを介して接続されている。
このように構成されたエリアセンサ100では、垂直ア
ドレスデコーダ103で所定の水平信号線L,−,〜L
l−Nを選択し、水平アドレスデコーダ104で所定の
垂直信号線L I+−1〜Lll−Nを選択して、各信
号線に接続されている水甲アドレススイッチ103Sお
よび垂直アドレススイッチ104Sを同時にオンさせる
ことにより、選択された領域の複数のフォトセンサFS
から蓄積電荷が画像信号SOとして読出される。そこで
、垂直アドレスデコーダ103,水平アドレスデコーダ
104に入力する駆動信号Dで読出し領域のアドレスを
指定することにより、画像の任意領域の画像信号を読出
すことができる。
以下、本実施例の作用について第21図を参照して説明
する。なお、第20図に示すエリアセンサ100の水1
l方向をX軸(X−1.2−n)とし、垂直方向をY軸
(Y−1.2・・・n)とする。
同図中斜線で示す部分を合焦調節する場合を例にして説
明する。
先ず、斜線領域のブリ測光を行う。
マイクロプロセッサ102は、斜線領域( (Xs .
Ys ) 〜(Xe−Ye))のアドレス指定データを
駆動口路101に対して出力する。
駆動回路101は、垂直アドレスデコーダ103に対し
てアドレス(YsxYe)を指定した駆動信号Dを出力
し、水平アドレスデコーダ104に対してアドレス(X
s−Xe)を指定した駆動信号Dを出力する。そして、
例えば、所定時間t,に蓄積された電荷を斜線領域の各
フォトセンサFSから画像信号として順次読出す。測光
回路94では、この読出された画像信号から画像の輝度
を測定し、その輝度データをマイクロプロセッサ102
へ出力する。マイクロプロセッサ102では、輝度デー
タに基いて弔位蓄積時間t,を設定する。すなわち、フ
ォ゛トセンサFSに蓄積された電荷のピーク値が、飽和
せずかつ例えば飽和値の70%の値に設定されているし
きい値を越えている場合には、上記蓄積時間tpをli
t位蓄積時間1sとする。
また、ピーク値が飽和する場合には、電荷蓄積時間を順
次短くして輝度判定を繰り返し、ピーク値が飽和しない
蓄積時間tppを検出し、この検出した蓄積時間tpp
を、単位蓄積時間tsとする。
また、ピーク値がしきい値Vre fに達していない場
合には、電荷蓄積時間を順次延ばして輝度判定を繰り返
し、ピーク値がしきい値Vrefを越える蓄積時間t 
pppを検出し、その検出された蓄積時間t pppを
単位蓄積時間tsとする。
このようなブリ測光により、斜線領域の輝度に応じ、画
像信号の劣化を伴うことのない単位蓄積時間tsが設定
できる。
次に、時間ts毎に斜線領域の画像信号SOを読出す。
なお、斜線領域からの画像信号SOの読出し順序は、以
下の方式に従う。
?軸方向順次読出し この読出し方式は、X軸方向に順次読出す。先ず、Y−
Ys行( (Xs,Ys),(Xs=+Y,)・・・,
(Xe,Ys))を読出し、続いてY ”” Y s■
行,Y2+2行,・・・Yesテまで読出す。
Y軸方向順次読出し この読出し方式は、Y軸方向に順次読出す。
先ず、X−Xs列( (Xs,Ys).(Xs,Ysr
1) * ・・・.( X s + Y e ) )を
読出し、続いてX ” X s+ 1列,Xs+2列−
,Xe列まで読出す。
斜め方向順次読出し この読出し方式は、斜め方向に順次読出す。先ず、(X
s,Ys)を読出し、以下、 Y■−X+(Yi+Xs) なお、i = S + 1 ,  S + 2−X s
≦X≦Xe,Y 5+1 5 Y≦Yeを満たす画素(
X,Y)の電荷を順次読出す。
以上の3つの読出し方式は、被写体によって適宜選択す
る。例えば、横縞の被写体の場合は、Y軸方向順次読出
し方式を使い、縦縞の被写体の場合はX軸方向順次読出
し方式を使う。この読出し方式は、ブリ測光時に選択す
る。
このようにして、電荷蓄積時間【Sと読出し順序が決め
られる。
次に、エリアセンサ100に対する読出しクロックと電
荷蓄積時間の関係について、第22図を参照して説明す
る。
同図には、読出しクロックとその際に読出される画素(
フォトセンサFS)が示されている。
1〜N(N−mXn)は画素の位置に対応しており、1
′〜N′は、次回の読出し位置を示している。ここで、
読出しクロックの時間間隔をtcとすれば、全画素を読
出すのに要する時間tNは、t.mN*tcとなる。
ここで、単位蓄積時間tsがtNより大の場合(第24
図(a))は問題なく読出せるが、tS<tNとなる場
合は、対処できない。
そこで、連続する2クロック(または適当な間隔のクロ
ック)で同じ画素を読出す。この様にすれば、1s<I
N (なお、tNは同図(a)の2倍)となる場合であ
っても、読出し可能となり、tsの最小時間は、クロッ
ク時間間隔tcとなる(同図(b)(c))。また、さ
らに短い時間で読出すためには、水平アドレスデコーダ
,垂直アドレスデコーダを複数設けて、交互に読出しを
行うようにする。さらに、多線読出しを利用して、読出
し速度を早くすると共に、近接画素を加算してSNの向
上を図るようにしてもよい。なお、全画素の読出しは逐
次読出しのため各画素の積分一間が異なる(積分時間は
1sで同一)が、焦点信号が光軸方向に平均化される事
になるだけであり、特に不具合は生じない。
以上のようにして読出された画像信号は、一次元の信号
としてBPF37に入力され、以下第1実施例と同様に
して処理され、合焦調節が行われる。
このように本実施例によれば、エリアセンサ100を用
いて形成画像を撮像するので、画像の任意領域に高速か
つ高精度な合焦:A節を行うことができる。
なお、上記第3丈施例では、画像信号の読出し方式の選
択をプリ測光回路94で行う例を示したが、被写体の種
類を判別する専用回路を設ける構或とすることもできる
また、X軸順次方向読出し方式の場合は、行ごとに、ま
た、Y ?dl順次読出し方式の場合は、列ごとに画像
信号を加算する構成にすれば、さらに信号のSNが向上
する。なお、この様な加算を行う構成としては、例えば
第21図に示すBPF37〜A/D変換器39の経路を
、第25図に示すようにA/D変換器110,加算器1
11,BPF112.検波器113を直列に接続したも
のが考えられる。
また、上記第3丈施例では、BPF37は一次元信号(
画像信号)に対するフィルタ回路であったが、バッファ
内臓のマスク処理等による2次元フィルタ回路であって
もよい。
次に、本発明の第4実施例について説明する。
本実施例は、ファジィ推論を利用して前記第3実施例で
説明したエリアセンサの合焦させるべき領域を自動的に
選択し、その領域の合焦調節を行う例である。よって、
本実施例のハードウエア構成は第3実施例と同様な構成
となる。そこで、本実施例では、合焦させるべき領域の
選択方法について詳述する。
第24図に示すA,B,Cは測距領域である。
以下、この三領域から合焦させるべき領域をファジィ推
論に基づいて選択する例について説明する。
例えば、第25図(a)に示すように、領域Aに近物体
があり、領域BCに遠物体がある場合は、第26図(a
)に示す焦点信号となる。また、第25図(b)に示す
ように、領域Aに遠物体があり、領域B,Cに近物体が
ある場合は、第26図(b)に示す焦点信号となる。な
お、同図(a)(b)において横軸はレンズ位置を示し
ている。
ところで、レンズ位置がX1からx2へ変化した場合は
、領域A,B,Cの各領域での焦点信号は次のように変
化する。
第26図(a)に示す状態の場合、 領域Aの焦点信号  減少 領域Bの焦点信号  増加 領域Cの焦点信号  増加 第26図(b)に示す状態の場合、 領域Aの焦点信号  増加 領域Bの焦点信号  減少 領域Cの焦点信号  減少 本実施例では、このような焦点信号の変化量と焦点信号
値と.その時のレンズ位置とから、各領域の被写体が遠
物体であるか,近物体であるか,またはその間の物体(
ψ物体)であるかを推論する(推論1)。さらに、どの
領域にどのような距離の物体が存在するかということか
ら、合焦させるべき領域を決定する(推論2)。
推論1の具体的なルールを示す、 推論1 レンズ 焦点  焦点信号 結論 位置  信号値 値変化 ルールl  near   大   O    近物体
ルール1  medium  中   負    近物
体ルール1『a『   小   負    近物体ルー
ル1  near   中   正    中物体ルー
ル1  medium  大   0    中物体ル
ール1  [’ar   中   負    中物体ル
ール1  near   小   正    遠物体ル
ール1  medium  中   正    遠物体
ルール1  1’ar   大   O    遠物体
ただし、この推論はレンズが囚方向へ駆動される場合で
あり、至近方向へ駆動される場合は、焦点信号嚢化の正
負が逆になる。また、焦点信号値は、例えばxI + 
 x2の焦点信号値の平均値,レンズ位置はxl + 
 X 2の平均値である。
推論2の具体的なルールを示す、 推論2 ルール1   領域Aが近物体ならば;領域Aを選択 ルール2   領域Bが近物体ならば;領域Bを選択 ルール3   領域Cが近物体ならば:領域Cを選択 ルール4   領域Bが中物体で 領域Aが遠物体ならば; 領域Bを選択 ルール5   領域Cが中物体で 領域Aが遠物体ならば 領域Cを選択 また、上記ルールの中で記述されているレンズ位置,焦
点信号値,焦点信号値変化を、メンバシップ関数を用い
て第27図(a)〜(c)に示すファジィ集合としてそ
れぞれ定義する。
次に、上記推論1,2に基づいた具体的な推論方法につ
いて説明する。
先ず、推論1では、各ルールにおける諸条件のグレード
を第27図(a)〜(c)に示すメンバシップ関数より
求め、各ルールのグレードの最小値を各々G,,G2,
G.・・・G9とする。
次に、G+ ,G2 ,G3の中の最大値を近物体のp
lausib111ty (もっともらしさ)とし、G
4,G,,G6の中の最大値を中物体のp1ausib
illtyとし、G7,Gs.G9の沖の最大値を遠物
体のplauslbi l ltyとする。このように
して各領域のplausibilityが定まる。
次に、推論2では、推論1で求めた plausiblllLyを利用して、各ルールのグレ
ードを求める。例えば、ルール1では領域Aの近物体の
plauslbi I I Lyがそのままグレードと
なり、ルール4では領域Bの中物体であるplausi
bilityと領域Aが遠物体であるplauslbl
liLyとの小さい方がグレードとなる。そして、グレ
ードの最大値を与えるルールを正しいとして、そのルー
ルに基づいて選択する領域を決定する。
この様なファジィ推論を利用することにより、異なる2
位置の焦点信号値およびその撮影光学系の位置情報から
合焦させるべき領域を選択する。
次に、本実施例の作用について説明する。
合焦調節が開始されると、第3実施例と同様にしてプリ
測光が行われ、画像信号を損なわない蓄積時間が設定さ
れる。
次に、マイクロプロセッサ102によって、X−Yアド
レス方式撮像素子100の読出し領域A,B,Cのアド
レスが駆動回路101に順次設定される。そして、領域
A,B,Cに蓄積されている電荷が画像信号として順次
読出され、領域A,B,C毎に焦点信号を求めるための
演算が失行される。そして、撮影光学系31を移動させ
て、撮影光学系31の2位置Xl+X2での焦点信号値
g^ (X+ )+  gA (X2)(領域A)、g
s  (X+).gB (X2)(領域B)、gc  
(XI).gc  (X2)(領域C)が算出される。
この算出された各焦点信号値を用いて上記ファジィ推論
が実行されて、合焦頭域が決定される。
次に、この様にして決定された合焦領域からの画像信号
がBPF37へ人力され、以下第3実施例と同様に処理
され合焦調節が行われる。
このように本実施例によれば、撮影光学系の位置..w
点信号値,焦点信号値の変化量を条件としたルールを持
つ推論1と、被写体までの距離情報と被写体の位置を条
件としたルールを持つ推論2とによって、合焦領域を選
択するようにしたので、近物体から遠物体まで含んだ画
像の中から合焦させるべき領域を自動的に選択すること
ができる。
なお、上記第4実施例では、3分割した領域AB,Cの
中から所定の領域を選択する例を説明したが、2分割ま
たは4分割以上であってもよいのはもちろんである。
また、利用したメンバシップ関数を撮影光学系の諸条件
,たとえば焦点距離,Fナンバー等により適宜選択する
ようにしても良く、あるいは撮影光学系の諸条件に応じ
た補正を加えるようにしてもよい。
また、上記第4実施列では、ファジィ推論において、焦
点信号値として、光軸上の異なる2位置の焦点信号値の
平均値を用いた例を示したが、この平均値をさらにその
領域の輝度で除算等して正規化した値を用いるようにし
ても良い。
また、第27図(d)に示すメンバシップ関数に、推論
1で求めた各物体のplausibilityをそれぞ
れ乗じ、第29図に示すような関数の和(斜線部分)か
ら重心計算を行い、重心位置を求め、物体距離を求める
。なお、第29図において、斜線部分はplausib
illLyの乗じられた関数の和を示す部分であり、近
物体のplausibllttyはロ.5、中物体のp
lausibl 11tyは0,8、遠物体のplau
sibilityは0.1である。
そして、推論2では、推論1で求めた物体距離より各ル
ールのグレードを、第28図に示すメンバシップ関数か
ら計算し、その最大値を与えるルールを選択することに
より合焦領域を選択するようにしても良い。
また、推論1で求めた物体距離を、その後の合焦調節で
利用することも考えられる。また、推論1による物体距
離の推定は、ラインセンサ等にも利用できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、画像信号の周波数成分の出力振幅値を
加算して焦点信号を生威し、さらにこの焦点信号をフィ
ルタリング処理しているので、焦点信号のS/N比を改
善できると共に、焦点信号の極大点を抑制できる。した
がって、高速度でかつ高精度な合焦調節を行なうことが
できる。
また、測光手段で測定した輝度データに基づいて蓄積時
間明隔を設定するようにしたので、撮像素子が飽和する
のを確実に防止でき、高精度な合焦調節を行うことがで
きる。
また、X−Yアドレス方式の撮像素子を用い、かつその
読出し領域をファジィ推論に基づいて選択するようにし
たので、近物体から遠物体まで含む画像から合焦調節す
べき領域を自動的に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1丈施例の自動合焦装置の構威図、第2図は
ラインセンナの構成図、第3図は撮像素子における電荷
の蓄積時間と飽和量との関係を示す図、第4図(a)は
rec t関数を示す図、第4図(b)はスプライン関
数を示す図、第5図(a)はrect関数のスペクトル
を示す図、第5図(b)はスプライン関数のスペクトル
を示す図、第6図(a)〜(C)はフィルタリング回路
の構成を示す図、第7図は焦点信号とフィルタリング信
号を示す図、第8図(a)(b)は合焦位置検出方法を
説明するための図、m9図は読出し時間と焦点信号検出
時間とに対応した焦点信号およびフィルタリング信号を
示す図、第10図はバンドバスフィルターの周波数特性
に対応した検出能力を説明するための図、第11図(a
)(b)は第1図に示す自動合焦装置の変形部分の構成
を示す図、第12図は第2実施例に係る自動合焦装置の
構成図、第13図は非破壊読出し可能な撮像素子の構成
図、第14図〜第16図は焦点信号の差演算を説明する
ための図、第17図は合焦位置を検出するときの補開演
算を説明するための図、第18図は所定のタイミングで
読出しの行われる焦点信号を示す図、第19図は第3実
施例の構成図、第20図はエリアセンサの具体的な構成
図、第21図はエリアセンサからの読出し領域を示す図
、第22図は読出しクロックと画素との関係を示す図、
第23図は第19図に示す装置の部分的な変形例を示す
図、第24図は撮像素子の読出し領域を示す図、第25
図(a)(b)は読出し領域にある物体距離をそれぞれ
示す図、第26図(a)(b)は第25図(a)(b)
に示す続出凹 し領域からの画像信号を示す図、m27#は各条件のメ
ンバシップ関数を示す図、第28図は推論2で用いられ
るメンバシップ関数を示す図、第29図は重心計算を説
明するための図、第30図は山登り方式を適用した自動
合焦装置の構成図、第31図は画像信号の出力振幅と合
焦位置との関係を示す図、第32図は位相相関方式を適
用した自動合焦装置の構成図、第33図は焦点信号に現
れる極大点を示す図である。 31・・・撮影光学系、32・・・ラインセンサ、34
・・・駆動回路、35・・・カウンタ、37・・・バイ
パスフィルタ、38・・・検波器、41・・・除算器、
42・・・積分同路、45・・・フィルタリング同路、
46・・・マイクロプロセッサ、48・・・モータ駆動
回路、4つ・・・パルスモー夕、94・・・測光回路、
100,120・・・エリアセンサ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)撮影光学系により形成される両像を撮像するX−
    Yアドレス方式の撮像素子と、この撮像素子と前記撮影
    光学系との相対位置を光軸方向に変化させる駆動手段と
    、この駆動手段により前記相対位置を変化させながら所
    定時間間隔で前記撮像素子で撮像された前記画像の合焦
    させるべき領域をファジィ推論に基づいて決定する手段
    と、この手段で決定された領域に蓄積されている電荷を
    画像信号として読出す手段と、この読出し手段で読出さ
    れた画像信号から所定帯域の周波数成分を取出すための
    周波数抽出手段と、この周波数抽出手段で取出された周
    波数成分の出力振幅を検出し、その検出された出力振幅
    を加算して焦点信号を生成する焦点信号生成手段と、こ
    の焦点信号生成手段から出力される焦点信号に含まれる
    高周波成分をカットする如きフィルタリング処理を行な
    うフィルタリング手段と、このフィルタリング手段から
    出力される焦点信号の複数の値を用いて合焦状態および
    合焦位置検出演算を行ない、この演算結果に基づく制御
    信号を前記駆動手段へ出力する制御手段とを具備したこ
    とを特徴とする自動合焦装置。
  2. (2)撮影光学系により形成される画像を撮像する非破
    壊読出し可能なX−Yアドレス方式の撮像素子と、この
    撮像素子と前記撮影光学系との相対位置を光軸方向に変
    化させる駆動手段と、この駆動手段により前記相対位置
    を変化させながら所定時間間隔で前記撮像素子により撮
    像される画像の合焦させるべき領域をファジィ推論に基
    づいて決定する手段と、この手段で決定された領域に蓄
    積されている電荷を画像信号として非破壊的に読出す手
    段と、この読出し手段で読出された画像信号から所定帯
    域の周波数成分を取出すための周波数抽出手段と、この
    周波数抽出手段で取出された周波数成分の出力振幅を検
    出し、その検出された出力振幅の値を加算して焦点信号
    を生成する焦点信号生成手段と、この焦点信号生成手段
    から出力される焦点信号の差演算を行なうと共に、この
    差演算により得られた焦点信号の複数の値を用いた合焦
    状態および合焦位置検出演算を行ない、この演算結果に
    基づく制御信号を前記駆動手段へ出力する制御手段とを
    具備したことを特徴とする自動合焦装置。
  3. (3)前記X−Yアドレス方式の撮像素子から読出され
    る画像信号から前記画像の輝度を判定し、その輝度に応
    じて前記読出し手段による読出し時間間隔を設定する測
    光手段を具備したことを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の自動合焦装置。
  4. (4)前記ファジィ推論は、前記撮影光学系の位置、焦
    点信号値、焦点信号値の変化量を条件としたルールを持
    つ第1の推論と、被写体までの距離情報、被写体の位置
    を条件としたルールを持つ第2の推論とからなることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の自動合焦装置
JP1320625A 1989-03-03 1989-12-12 自動合焦装置 Pending JPH0320708A (ja)

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