JPH09187521A - 上部気道筋肉の剌激装置、上部気道筋肉の刺激制御装置、呼吸運動波形の供給装置、呼吸運動波形の初期化装置、呼吸運動波形の妥当性決定装置、及び閉塞性睡眠無呼吸処理用のための医療用装置 - Google Patents

上部気道筋肉の剌激装置、上部気道筋肉の刺激制御装置、呼吸運動波形の供給装置、呼吸運動波形の初期化装置、呼吸運動波形の妥当性決定装置、及び閉塞性睡眠無呼吸処理用のための医療用装置

Info

Publication number
JPH09187521A
JPH09187521A JP7290692A JP29069295A JPH09187521A JP H09187521 A JPH09187521 A JP H09187521A JP 7290692 A JP7290692 A JP 7290692A JP 29069295 A JP29069295 A JP 29069295A JP H09187521 A JPH09187521 A JP H09187521A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
determining
respiratory
waveform
stimulation
peak
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7290692A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3733556B2 (ja
Inventor
Donald J Erickson
ジェイ.エリックソン ドナルド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Medtronic Inc
Original Assignee
Medtronic Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Medtronic Inc filed Critical Medtronic Inc
Publication of JPH09187521A publication Critical patent/JPH09187521A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3733556B2 publication Critical patent/JP3733556B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/72Signal processing specially adapted for physiological signals or for diagnostic purposes
    • A61B5/7221Determining signal validity, reliability or quality
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/18Applying electric currents by contact electrodes
    • A61N1/32Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
    • A61N1/36Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for stimulation
    • A61N1/3601Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for stimulation of respiratory organs

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Physiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Psychiatry (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Electrotherapy Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 気道閉塞症を軽減するために患者の上部気道
筋肉を刺激する方法と装置を提供する。 【解決手段】 刺激は患者の呼吸周期の吸気位相に同期
させる。患者の呼吸運動波形を、吸気段階の呼吸運動波
形特性の傾きと振幅の変化を見るためにモニターする。
刺激は、検出した吸気段階に応じて開始及び終結させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、睡眠無呼吸の治療
に電気的刺激を用いる医療用装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】睡眠無
呼吸は、概ね2つの医学的症候群により認識されてい
る。第1は、中枢の睡眠無呼吸である。それは、固有時
間で呼吸の周期を開始しかつ制御するのに必要な神経筋
の刺激を、人体が自動的に発生させることを失敗するこ
とに関する。この状態を治療するために電気的刺激を採
用することについての研究が、Glenn氏の”Dia
phragm Pacing:Present Sta
tus”(横隔膜ペーシング:その現状:Pace誌、
第I巻、第357−370頁、1978年7−9月)で
論じられている。
【0003】第2の睡眠無呼吸症候群は、閉塞性の睡眠
無呼吸として知られている。通常、上部気道(鼻と咽
頭)の散大筋の収縮が、吸気作用の時点におけるそれら
の開通を可能にする。閉塞性の睡眠無呼吸では、気道の
障害が力の平衡失調の結果として生じる。気道のつぶれ
(吸気時に咽頭を貫通する負の圧力勾配)と、気道の開
口(筋肉収縮)に寄与する閉塞性の無呼吸を喚起するメ
カニズムは、上部気道のサイズ減少、それらの伸展性の
増加、及び筋肉拡大筋の活動減少を含む。筋肉拡大筋
は、呼吸筋肉に密接にリンクされ、そしてこれらの筋肉
は、刺激か呼吸中枢の機能低下に類似した態様で反応す
る。睡眠の間に観察される通気に関する変動(周期的な
呼吸の交互の呼吸亢進と呼吸減退)は、従って、上部の
気道の不安定性と口腔咽頭の障害の発生を促進する。頤
舌筋の呼吸のための能動化が、特に睡眠の間は無効なこ
とがわかっている。無呼吸の心臓血管への人為事象に
は、心臓周期の障害(心搏緩徐、房室心ブロック、心室
性期外収縮)及び血行力学的障害(肺動脈の及び全身性
の高血圧)を含む。これは自律神経系における刺激の物
質代謝的かつ機械的な人為事象の結果として生じる。上
部気道の閉塞症の緩和に先行する脳波記録の覚醒は、睡
眠の断片化の原因である。それゆえにこの症候群は、罹
病率(日周期性の昏蒙亢進と心臓血管の合併症の結果)
の増大に関わる。
【0004】閉塞性の睡眠無呼吸症候群の治療方法は、
それらの神経を刺激する電気的信号を発生させ、上部気
道の開通性を維持するために、患者の上部気道筋肉を能
動化することである。例えば、Meerへの米国特許第
4,830,008号では、吸気の運動がモニターさ
れ、電気信号がモニターされた吸気の運動に応じて上部
気道筋肉に導かれる。あるいは米国特許第5,123,
425号では、カラーは、無呼吸発現を検出するため
に、呼吸機能をモニターするセンサーとエレクトロニク
スモジュールを含み、カラーに位置する電極に電気的バ
ーストを発生させる。電気的バーストは、上部気道筋肉
を刺激している神経に電極から経皮的に転送される。あ
るいはKallokの米国特許第5,174,287号
では、センサーは胸部と上部気道内の横隔膜と圧力の収
縮に関する電気的活動をモニターする。横隔膜の電気的
活動が吸気作用周期が進行中であることを示し、プレッ
シャセンサーが、気道の異常な差圧を示すときは、閉塞
性の睡眠無呼吸の存在が推定され、電気的刺激が上部気
道の筋肉組織に印加される。あるいはWataru等の
米国特許第5,178,156号では、左右の鼻孔及び
口を通して呼吸を感知する呼吸感知センサーを含み、無
呼吸事象を識別し、それによって頤舌筋の電気的刺激を
トリガする。あるいはMeerの米国特許第5,17
8,156号では、口内で舌下に設ける電極が、上部気
道の開通性を維持するために、頤舌筋の電気的刺激に使
用される。あるいはKallok等の米国特許第5,2
11,173号では、センサーが上部気道の刺激の効果
を決定するために使用され、刺激のパルス幅と振幅が、
センサーからの測定値に応じて変更される。あるいはK
allok等の米国特許第5,215,082号では、
無呼吸事象の開始の感知時に、刺激ジェネレーターは、
強度を刺激の途中で徐々に増大するように可変させて上
部気道の筋肉を刺激する信号を供給する。しかしなが
ら、医学的に有用な治療システムにおいても、これらの
治療態様を実行するには多くの実際的難しさが残る。特
に、もし刺激が検出された吸気作用に応じて、あるいは
無呼吸事象の誤検知で生じるならば、刺激が印加すべき
ポイントを正確に検出可能なことが重要である。
【0005】それゆえに、呼吸周期の吸気作用部分の実
際的に信頼できる検知を含む無呼吸治療装置を提供する
ことが、本発明の目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、気道閉塞症を
軽減するために、患者の上部気道筋肉への刺激を供給す
る。刺激は患者の呼吸の周期の吸気位相と同期させる。
患者の呼吸運動波形が、吸気のターニングポイントの呼
吸運動波形特性の傾きの変化についてモニターされる。
刺激は、検出されたターニングポイントに応じ開始され
る。また、呼吸運動波形を、吸気のターニングポイント
の予め定めた振幅特性についてモニターできる。刺激は
検出されたターニングポイントに応じて開始させること
ができる。好ましくは呼吸運動波形を、予め定めた振幅
の傾きの変化と達成によって、吸気のターニングポイン
トについてモニターする。これらのターニングポイント
基準のどちらかと一致するとき、能動刺激によってより
信頼できる刺激の同期化が達成ができる。
【0007】傾きの変化は、呼吸運動波形の移動平均傾
き値と現在の傾きの間で比較によって決定できる。好ま
しくは、移動平均傾きは重み付き平均(例えば指数平均
値)であり、それが平均値の最も最近の傾き値最大の重
み付けをする。波形傾き値は、それ自身、患者呼吸運動
信号の特性の感知し、デジタル化された呼吸運動波形を
供給するために、感知信号を予め定めた間隔でサンプリ
ングし、そして最も最近の振幅値と次の最も最近の振幅
値の間の差を決定することによって達成できる。波形信
号は、新規な現在の傾きを計算するために使用され、か
つ移動平均計算に含まれる各サンプル値と共に受信され
るので、これは連続的に行える。吸気のターニングポイ
ントの傾きの変化特性は、予め定めた値を上まわるかど
うかを見るために、移動平均傾きと現在の傾きを比較す
ることによって決定できる。ターニングポイントの特性
である現在の傾き値は、それゆえに、一般的には移動平
均傾きの約1.5〜5倍の時間の範囲であり、患者の必
要に応じて無呼吸治療装置にプログラムできる。
【0008】予め定めた振幅による吸気のターニングポ
イントの検知に関しては、呼吸のための運動波形から取
り出された平均値からも決定できる。それゆえに、波形
の平均のピークから谷への振幅が決定でき、吸気のター
ニングポイントの検知のために必要な振幅は、平均振幅
の関数とし決定できる。例えば、ターニングポイントの
ための予め定めた振幅は、平均のピークから谷への振幅
の約15〜30%の範囲の量を加えた呼吸周期の最低振
幅値であるように決定できる。もちろん実際の比率は、
患者の必要に応じて無呼吸治療装置にプログラムでき
る。
【0009】振幅測定は、上述の傾き決定と同様に行う
ことができる。患者の呼吸運動の信号特性は、デジタル
化された呼吸運動波形を供給するために、予め定めた間
隔でサンプリングされる。デジタル化された波形の最高
及び最低振幅値は、連続する複数の呼吸周期について決
定される。各呼吸周期の最高及び最低振幅値の間の差が
わかる。それから平均値が、複数の振幅値差について決
定される。好ましくは、平均値は、最も最近の呼吸周期
にほとんどの重みを与えた重み付き平均である。指数平
均値が最も好ましい。
【0010】いったん吸気のターニングポイントが検出
されると、閉塞性無呼吸のための刺激処理を始め得る。
刺激は同じ呼吸周期ですぐに開始できるが、次の呼吸周
期まで遅延させることもできる。次の呼吸周期で刺激を
スタートすることによって、刺激は、吸気のターニング
ポイントを予期するようにできる。例えば、代表的なる
呼吸周期時間は、先行する呼吸周期中の検出された吸気
のターニングポイントの間で、平均時間によって患者の
ために決定できる。それから吸気のターニングポイント
が検出される時間がわかり、それから刺激の開始時間が
呼吸周期時間の関数として吸気のターニングポイントが
検出されるとき決定される。例えば、吸気のターニング
ポイントの検知後に、呼吸周期時間から約50〜100
0ミリ秒を引いた時間で刺激を開始することができる。
【0011】患者の呼吸周期の吸気位相と刺激の同期化
は、刺激が吸気位相の終わりに信頼できる態様で終結す
ることも必要とする。それゆえに、本発明の別の態様で
は、呼吸運動信号の感知とサンプリングも吸気のピーク
を判断するために使用される。従って、患者の呼吸運動
信号の特性を検出し、デジタル化された呼吸運動波形を
供給するためにサンプリングする。波形の移動平均傾き
を決定し、移動平均傾きがまず負時間を識別する。移動
平均傾きが負になったあと、間隔が終結し、移動平均傾
きがまだ負であるかをその間隔の終わりにチェックす
る。刺激が終わる前に、真の吸気のピークが検出された
ことをこの補助的チェックは保証する。ピークをチェッ
クするのに効果的な時間間隔は、一般的には、患者の呼
吸周期時間の5〜20%の範囲である。刺激は、確認さ
れた吸気のピークの検知時にすぐにオフとすることがで
きる。
【0012】確認された吸気のピークが検出されない場
合、患者の安全は、予め定められた時間後に刺激を終結
させるだけでという別の方法によって保証できる。例え
ば、刺激が能動である時間をモニターし、約1.5〜
3.5秒後に、もし吸気のピークが検出されなければ、
刺激は中止される。
【0013】吸気のターニングポイントについての呼吸
運動波形の同様のモニターと、上述のような吸気ピーク
のセットも、咳か動作のような信号の人為事象から呼吸
波形を見分けるために使用できる。例えば、呼吸波形
は、吸気のターニングポイントのパラメーター特性につ
いてモニターでき、そして刺激は検出されたターニング
ポイントに応じて開始され得る。同時に、呼吸運動波形
は、正常の呼吸の体動で特有でない人為事象についてモ
ニターできる。いったん人為事象が検出されると、刺激
は人為事象の検知時にオフとすることができ、患者は、
不適当な信号に応じては刺激されない。人為事象は、呼
吸運動波形をモニターし、人体動作か咳の波形特性のパ
ラメーターについて予め定めた限度とパラメーター値を
比較することによって検出できる。パラメーターは、波
形の不正規性について高感度な、例えば吸気の増加時
間、吸気のピークへまでの時間、吸気の開始から呼気の
オフセットへの時間、吸気のピークピーク時間、呼気の
ピークピーク時間、及び呼吸間時間のような多くのパラ
メーターとすることができる。そして波形の不規則性
は、パラメーターについて適当な限界値に対して波形を
チェックすることによって検出できる。例えば、もしパ
ラメーターが吸気の上昇時間であれば、多くとも220
ミリ秒間が、有効な呼吸よりむしろ信号の人為事象を示
す。あるいは、たとえば、多くとも750ミリ秒の吸気
のピークへの時間が、人為事象を示す。あるいは、吸気
の開始呼気のオフセットへの多くとも1000ミリ秒の
時間が、人為事象を示す。
【0014】本発明の更に他の形態では、装置の最大デ
ジタル範囲の中心に上記信号を持って来るために、デジ
タル化された波形の平均オフセットが決定される。感知
信号は、予め定めた最大のデジタル範囲の中心に平均の
オフセットを持って来るように調整される。適切な振幅
波形を供給するために、デジタル化された波形の平均ピ
ークピーク振幅が決定される。それから平均ピークピー
ク振幅が調整され、最大のデジタル範囲の約60〜90
%の範囲へ平均ピークピーク振幅を持って来る。適切な
サンプリング間隔とデジタル範囲を波形のために選択す
ることによって、波形の解像度が、有効な呼吸信号のパ
ラメーター特性を評価可能とすることができ、患者の呼
吸周期の吸気位相と無呼吸治療装置からの刺激出力を同
期可能とする。例えば、多くとも約100ミリ秒のサン
プリング間隔が、システムの予め定めた最大デジタル範
囲には望ましい。このデジタル範囲は、少なくとも4ビ
ット範囲(すなわち、0〜15の信号値の範囲)であ
り、8ビット範囲(0〜255の信号値の範囲)以上と
すれば波形の解像度を上げるのに好ましい。
【0015】信号出力は、一般的には約0〜5ボルトの
範囲にを維持するように、電圧を調整する。平均のオフ
セットは、約8秒間にわたり1秒間隔でデジタル化され
た波形値を取り出して、それらを平均することによって
得られる。信号の最も最近の値が、現在の信号レベルに
ついての最も重要な情報を含むので、平均オフセットの
平均値が最も最近の値を重み付けすることが好ましい。
たとえば波形値を指数平均することによってこれは達成
できる。
【0016】波形の解像度をよくするために、波形ピー
クのクリッピングを引き起こすことなく装置の最大デジ
タル値範囲を使用することが重要である。一般的には、
装置の最大範囲の60〜90%が使用されるべきであ
る。これは約8呼吸周期のにわたる波形のピークピーク
振幅を平均し、所望の平均範囲にデジタル化された波形
振幅を持って来るように信号電圧の振幅を調整すること
によって達成できる。
【0017】本発明の別の形態では、無呼吸治療を始め
得る有効な呼吸信号を早急に供給するために、デジタル
の呼吸運動波形を初期化する方法が提供される。有効な
呼吸運動波形のパラメーター特性の初期値は、予め選択
して装置のメモリに保持する。たとえばこのパラメータ
ーは、吸気の上昇時間、吸気ピークまでの時間、吸気の
開始から呼気のオフセットまでの時間、吸気のピークピ
ーク時間、呼気のピークピーク時間、及び呼吸間時間と
することができる。上述のように、それから患者の呼吸
運動の信号特性が感知され、予め定めた間隔でサンプリ
ングされ、デジタル化された呼吸運動波形を供給し、こ
の波形は、その平均値と平均振幅に関して調整される。
それから調整された波形は、パラメーター値を決定する
ために分析される。決定された平均パラメーター値は、
パラメーターのための予め選択された初期値を含む。こ
のパラメーターは、有効な呼吸運動信号が検出されたか
どうか、患者の刺激が始められたかどうかを決定するた
めに評価し得る。本発明のこの形態は、装置がオンとさ
れたあと、有効な呼吸信号のより急速な検知と、呼吸周
期の吸気位相を供給する。
【0018】パラメーターのための初期設定は、テスト
されたパラメーターに基く。例えば、パラメーターが吸
気上昇時間であれば、初期値は約1200〜1800ミ
リ秒の範囲である。あるいは、パラメーターが吸気のピ
ークまでの時間であれば、初期値は、約2000〜30
00ミリ秒の範囲である。あるいは、もしパラメーター
が吸気の開始から呼気のオフセットまでの時間であれ
ば、初期値は、約3000〜4500ミリ秒の範囲であ
る。あるいは、もしパラメーターが呼吸周期時間パラメ
ーター、例えば、吸気ピークピーク時間、呼気のピーク
ピーク時間、あるいは呼吸間時間であれば、初期値は約
10〜15秒の範囲である。
【0019】本発明の更に他の形態では、非呼吸の人為
事象を有する信号からの呼吸運動波形の有効性を判断す
るために、非呼吸の人為事象特性である波形パラメータ
ーについて呼吸運動波形をモニターすることを含む。そ
れからパラメーターは、有効な呼吸波形が検出されたか
どうか決定するために、予め定めた限度と比較される。
この波形検知は、睡眠時の正常呼吸の間に作られた緩慢
な通常呼吸の運動波形トレースと、咳か人体動作によっ
て作られた急速なトレースとの間で観察される差に基づ
く。たとえば波形の選択されたパラメーターは、吸気上
昇時間、吸気のピークまでの時間、吸気開始から呼気の
オフセットまでの時間、吸気のピークピーク時間、呼気
のピークピーク時間、あるいは呼吸間時間とすることが
できる。例えば、吸気作用のスタートの検知の後に来る
波形の急速な増加は、睡眠時の呼吸よりも患者の人体の
動作に特有のものである。それゆえに、呼吸運動の吸気
上昇時間をモニターし、もしそれが少なくとも約220
ミリ秒であれば、検出されたものが人為事象であって有
効な波形ではないと断定できる。その上、もし吸気の上
昇時間が予め定めた時間より長ければ、有効な呼吸形が
もはやシステムによってトラッキングされていない可能
性がある。これはパラメーターのためのベースライン平
均値を参照することによって判断できる。例えば、もし
吸気の上昇時間が、約625〜950ミリ秒をベースラ
イン平均値に加えたものより長ければ、有効な呼吸波形
がもはやトラッキングされていないことがあり得る。同
様に、他のパラメーターのための限度を確立できる。例
えば、もしモニターされたパラメーターが、吸気のピー
クまでの時間で、この時間が少なくとも750ミリ秒
で、かつパラメーターのベースライン平均値に約875
〜1300ミリ秒を加えたものより短いものであれば、
それは有効な呼吸波形を示す。あるいは、もしモニター
されたパラメーターが、吸気の開始から呼気のオフセッ
トまでの時間で、この時間が少なくとも1000ミリ秒
で、パラメーターのベースライン平均値に約1125〜
1700ミリ秒を加えたものより短ければ、それは有効
な呼吸波形を示す。あるいは、もしモニターされたパラ
メーターが吸気のピークピーク時間、あるいは呼気のピ
ークピーク時間、あるいは呼吸間の時間(単一の呼吸周
期長についての尺度)で、これらの時間が、多くとも2
000ミリ秒で、パラメーターのベースライン平均値に
約2000〜4000ミリ秒を加えたものであれば、そ
れは有効な呼吸波形を示す。
【0020】もし有効な呼吸波形の補助的証拠が所望で
あれば、波形の有効性に関する決定前に、複数のパラメ
ーターをモニターし、それらをそれぞれの限度と比較で
きる。また、パラメーターの値は、単一のデータより平
均値がよい。例えば、パラメーターの2〜3個の値を平
均し、予め定めた限度と比較することができる。
【0021】無呼吸治療では、呼吸周期の吸気位相で患
者に電気的刺激を供給することを制限することが望まし
い。有効な呼吸運動波形は、吸気作用に伴う刺激の誘導
と終了を同期させるために利用すべきである。それゆえ
に有効な呼吸運動波形が検出されないとき、電気的刺激
は抑制される。
【0022】本発明の更に他の形態では、無呼吸は、患
者の呼吸運動波形中の変化をモニターすることによって
検出される。これは患者の呼吸の気流が閉塞性の無呼吸
事象で減少すると、患者の呼吸運動が、閉塞部を通して
空気を移動させようとして増大するという認識に基づい
ている。それゆえに波形は、呼吸運動の患者のレベルの
パラメーター特性についてモニターされ、ベースライン
平均値を供給するために、連続した呼吸周期にわたって
平均される。一般的には、このパラメーターは、個々の
呼吸周期での波形の吸気ピークと呼気ピーク間での振幅
の差のような波形の振幅パラメーターである。それから
限界値は、ベースライン平均値から作り出される。例え
ば、限界値を装置に前もってプログラムすることができ
る。供給しようとする患者の必要に応じたベースライン
平均値の115〜150%という各呼吸周期で、パラメ
ーター値を限界値と比較し、パラメーター値が限界値を
越えるならば、無呼吸事象が検出される。無呼吸の検知
時に気道の開通性を回復するレベルで電気的刺激を上部
気道の筋肉に印加できる。この刺激は、無呼吸をすぐに
軽減するために、刺激により、あるいは次の吸気周期と
同調性して刺激を可能にすることによって割込み可能で
ある。
【0023】このようなベースライン平均計算は、装置
がオンとされたあとすぐに着手するか、あるいは患者の
呼吸の変化を考慮に入れて絶えず更新できる。第1の場
合、平均計算は、最初に装置が有効な呼吸波形を検出し
たあと2〜5分で行え、参考のためにその後の治療周期
の全体にわたって記憶する。第2の場合、計算を移動平
均、好ましくは重み付け移動平均(例えば指数平均)と
して行え、パラメーターの最も最近の値により大きい重
み付けをする。それからベースライン値を、各呼吸周期
で更新し、限界値を算出するために次の呼吸周期のパラ
メーター値と比較する。
【0024】はっきりと無呼吸を示す2〜5個の連続し
た呼吸周期を分析することによって、無呼吸検知への補
助的改良を達成できる。例えば、単一の呼吸周期の間に
得られた1つのパラメーター値が、限界値を上まわると
いう事実によっては、無呼吸が検出されたと考えられな
いかもしれない。それゆえに補助的呼吸周期を、それら
が限界値をも上まわるかどうかを判定するためにモニタ
ーすることができる。また、閉塞性無呼吸事象の特性で
ある連続した呼吸周期にわたる呼吸運動振幅中の増加を
探知する装置有することが望まれるかもしれない。
【0025】閉塞性睡眠無呼吸を治療するための医療用
装置は、呼吸波形検知と分析のための本発明で具現さ
れ、以下にそれを詳細に説明する。
【0026】
【発明の実施の形態及び実施の形態】本発明は、呼吸周
期の吸気位相に同調させて上部気道の筋肉組織の刺激を
供給することによる閉塞性の無呼吸の治療装置と方法に
関する。図1〜5で、正常の呼吸活動を示す。図1の患
者10は、空気20の吸気作用の間に気道15を開けて
いる。図2は、2つの完全な呼吸周期にわたる典型的な
呼吸運動波形を示す。このアナログ波形は、患者の胸部
に付着させるベルト変換器(たとえば、EPMS Sy
stems Resp−Ez Respiratory
Belt Transducer)によって発生させ
ることができる。これは睡眠実験において睡眠無呼吸の
検知と分析のために従来使用されるタイプのベルト変換
器である。波形の各々の波は、呼気完了時の負のピーク
30と、吸気作用の完了時の正のピーク35と、吸気作
用の開始を示す変向点40によって特性を決定される。
それゆえに波形の各々の波は、呼吸停止32と、吸気段
階33と、呼気段階34の期間に分離できる。同じ識別
可能な特性を有する呼吸運動波形を、胸内の圧力、胸内
のインピーダンスあるいは筋電図記録の電位差のような
他の生理的な信号をモニターすることによって供給でき
る。波形の他の特性は、睡眠無呼吸治療で呼吸活動をモ
ニターするための呼吸波形をトラッキングかつ分析する
ことでも識別できる。正常の呼吸での呼吸運動波形は、
図5、6で示すように気流に関連する。図6で、フロー
変換器からの正常呼吸の気流のトレースが示される。図
9は、気流を生じさせる正常の呼吸運動に対応するトレ
ースを示す。
【0027】図5、7で、閉塞性の睡眠無呼吸事象の開
始における同一の患者の呼吸が示される。図5は、閉塞
性の無呼吸事象の特性である気道閉塞症17を伴う患者
10の気道15を示す。図6は、正常の呼吸運動波形4
3での吸気のピーク45a−dが、ほぼ同じ振幅である
ことを示す。図7と比較すると、波形47において、吸
気のピーク50a−dは、閉塞性無呼吸の開始時に直前
の吸気の最大振幅52より顕著に大きくなる。これは、
塞がれた気道を通して呼吸することの難しさにより患者
が吸気運動を増大させたことを反映する。
【0028】本発明の装置と方法では、増大した呼吸運
動を、吸気段階の間に気道の開放を維持する上部気道筋
肉への同期刺激によって避け得る。好ましくは、刺激す
る筋肉は、舌下神経のまわりに位置させるカフ電極によ
って刺激する頤舌筋である。閉塞性の睡眠無呼吸時にお
けるこの刺激の人為事象を、図8の気流トレースで確認
できる。図中53aとして示す第1の期間に正常呼吸の
気流を生じさせ刺激を使用可能である。図中53bで示
す第2の期間に、気道の閉塞と気流容量の減少(無呼
吸)により刺激は使用不能である。図中53cで示す第
3の期間に、刺激は再開され、気道の開通性を回復し、
そして気流容量を増大させる。これを達成することがで
きる装置の主要な要素のブロック図を、図9で示す。本
装置は、吸気段階を感知し、上部気道筋肉に電気的刺激
パルスを伝送することができるトランスミッタ/コント
ローラ55を含む。トランスミッタ/コントローラ55
は、植え込み型でも外部装置でもよい。しかし、以下の
説明では、主に電池により動力供給する外部装置に関す
る。従来のベルト変換器のような呼吸の変換器60が、
トランスミッタ/コントローラ55へ呼吸の波形情報を
送出する。トランスミッタ/コントローラ55は、患者
の筋肉を刺激するために、アンテナ/電極システム65
を通して刺激パルスを送出する。アンテナ/電極システ
ムは、筋肉刺激のために従来公知の双極RF結合システ
ムとすることができる。たとえば、Medtronic
社のモデル3642B双極受信機に接続したMedtr
onic社のモデル3538AR−Fアンテナ及びMe
dtronic社のモデル3990ハーフカフ神経電極
を用いることができる。図示のように、外科的に植え込
まれた受信アンテナ、リード及び電極は、トランスミッ
タ/コントローラに付加した外部の伝送アンテナと経皮
的に高周波接続する。このようなシステムには、シリア
ル通信ソフトを有するラップトップ型のパーソナルコン
ピュータのようなプログラマー70を付加することが望
ましく、種々のパラメーターと共にトランスミッタ/コ
ントローラ55をプログラムすることで個々の患者に装
置を適合させることができる。それゆえに図9の装置
は、医師によってプログラムされ得るようにし、そして
呼吸周期の吸気段階における上部気道の閉塞を防ぐため
に、患者によって各々夜に使用される。そのような装置
は、患者が使用するのに容易でなければならないことは
当然である。そして所定の医学的管理なしで使用される
ので、安全に多くの異なる動作条件に適合させることが
できなければならない。
【0029】図10は、図9のトランスミッタ/コント
ローラ55のブロック図である。マイクロプロセッサ7
5(モトローラ68HC05B6)はトランスミッタ/
コントローラ55の主要な作用を制御する。呼吸のため
のベルト呼吸変換器80(EPMS Systems
Resp−Ez Respiratory BeltT
ransducer)は、約+/−10〜+/−100
ミリボルトの最新の呼吸波形の差信号を生じさせる。こ
の信号は、一般的には呼吸ベルト変換器に取り付けた圧
電結晶の端子の電気的出力である。変換器80からの信
号は、フィルター/アンプ回路85に接続され、アナロ
グ/ディジタルコンバータ95に適合するように、差分
信号を濾過、増幅する。マイクロプロセッサ75への出
力87は、呼吸変換器80がトランスミッタ/コントロ
ーラ55に接続しているかどうかを示す。これは呼吸変
換器80が接続していないとき、マイクロプロセッサ7
5が誤差指標を生じさせ、及び/または装置からの刺激
をシャットダウンすることを許容する。ゲイン制御装置
90は、呼吸オフセット信号85を供給する回路に接続
する。ゲイン制御装置90は、マイクロプロセッサ75
への出力92とマイクロプロセッサ75からの入力93
を含み、アナログ/ディジタルコンバータ95によって
使用するのに適当なレベルに信号をセットする。アナロ
グ/ディジタルコンバータ95は、ゲイン制御装置90
とマイクロプロセッサ75に接続する。アナログ/ディ
ジタルコンバータ95は、入力電圧(0〜2.5ボルト
の範囲の単極電圧)に基づいて0〜255の範囲でマイ
クロプロセッサ75にデジタル出力を生じさせる。ゲイ
ン制御装置90は、0〜255の範囲と0〜255範囲
の80%をカバーするオフセット範囲(波形の正のピー
クから負のピーク間を測定する)の中央の平均デジタル
出力を供給する電圧を調整する。本システム用のクロッ
クレートによって作るオフセット信号のサンプリング
は、各31ミリ秒ごとに生じる。これは、マイクロプロ
セッサ75による呼吸位相の分析を容易にするために、
十分に定義されたデジタル化された呼吸波形を生じさせ
る。
【0030】マイクロプロセッサ75は、波形の吸気作
用位相を識別し、本システムは、アンテナ出力100で
のその位相の持続期間にわたって形成される刺激バース
トを供給することができる。マイクロプロセッサ75
は、2重D/A変換器105に接続する。D/A変換器
105は、刺激整形器110(アナログ回路)とその出
力が接続する。これらの要素の組み合わせにより、「刺
激ウィンドー」を形成、供給する。刺激をいつ供給する
かを制御し、かつ刺激をどのくらいアンテナ出力100
に供給するかも制御する。RF結合刺激バーストは、こ
のウィンドーの範囲内で供給される。マイクロプロセッ
サ75は、D/A変換器105のためのデジタル値をセ
ットする。2重D/A変換器105は、直列で接続し、
刺激パルスの振幅すなわち、0〜8ボルトを32ミリボ
ルトごとに256分するのをセットする第1のディジタ
ル/アナログ部と、刺激バーストの形状すなわち、上昇
期間と下降期間の間における刺激の形状と持続期間を、
出力の各31ミリ秒間隔を8ビット解像度(1/25
6)で最大振幅の0〜100%を有する関数として、一
般的には、250ミリ秒の上昇時間にわたる直線状の傾
斜関数と、125ミリ秒の下降時間にわたる直線状の傾
斜関数がデフォルト設定であるが、あるいは、サイン関
数のような傾斜非線形関数を使用して刺激をより速くオ
ンとすることができる)をセットする第2のディジタル
/アナログ部を備えている。マイクロプロセッサ75へ
の入力112は、刺激ゲインが適切に制御されたかどう
かマイクロプロセッサ75が判断することを可能にす
る。RF発振器115は、460KHz方形波信号を供
給する。この方形波信号は、予めプログラムされた脈搏
数とパルス持続時間たとえば、20〜50パルス/秒の
範囲のレート、と60〜100マイクロ秒の持続期間)
でマイクロプロセッサ75によって正弦波にゲートさ
れ、刺激整形器110からの刺激ウィンドー信号と結合
され、アンテナ出力100から整形刺激バーストが供給
される。最大の発振器出力は、山対谷で8.0ボルトの
出力である。発振器は、マイクロプロセッサ75からの
出力117によってオンとされ、刺激ウィンドーの始ま
りと終了で発振器出力に同期する。マイクロプロセッサ
タイマ割り込みへの入力119が、発振器115によっ
て生じた刺激パルスのタイミングを制御する。
【0031】RS−232シリアル・インタフェース1
20は、システムのプログラマブルなパラメーターを標
準的コンピュータインタフェースを通しての患者の要求
に対応するために調整することを可能にする。例えば、
刺激パルス振幅、刺激パルス幅、刺激パルス周波数、刺
激バースト持続期間、そして刺激傾斜オン/オフ時間
は、インタフェース120を通して調整できる。またイ
ンタフェース120は、システムで種々のデータを記
憶、回復するために使用できる。例えば、患者の名前、
病院のコード番号、処方せん調剤日付及び最後の追跡日
付を、マイクロプロセッサのEEPROMに記憶させる
ことができ、シリアル・インタフェース120を通して
必要時に読み出せる。また、患者応諾データとシステム
性能データは、インタフェース120を通してシステム
によって読み出し及び蓄積できる。例えば、電源オンの
合計時間、電力周期かリセットサイクル数、平均電池電
圧と故障検出は、マイクロプロセッサ75に記憶でき、
そして必要に応じてインタフェース120を通して検索
できる。
【0032】図11は、トランスミッタ/コントローラ
55に接続するRF出力アンテナ125とリード13
0、及び出力アンテナ125と適当なRF結合した植え
込み型の受信アンテナ135とリード140を示す。
【0033】図12は、トランスミッタ/コントローラ
55の制御盤150を示す。制御盤150は、患者が刺
激をオン、オフすることができるオンオフスイッチ15
2を含む。またオンオフスイッチ152は、自動的にシ
ステムをリセット、再初期化する。瞬間リセットボタン
154は、患者がソフトウェア初期設定を再生すること
を可能にする。例えば、患者は、覚醒後に少なくとも5
秒間のうちにリセットボタンを押し下げ、患者が再び眠
るまで、刺激を短期間の間停止すべきであることを示せ
る。電源投入LEDインジケータ156は、患者に対し
て吸気作用LEDインジケータ158が明るいうちはト
ランスミッタ/コントローラ55がオンとなっており、
吸気作用段階の間に吸気作用段階が正しく検出されてい
ることを患者に示す。もし所望であれば、電源投入LE
Dインジケータ156と吸気作用LEDインジケータ1
58を組み合わせることができ、最初の5分間は明るく
なって装置がオンとなった後は吸気作用の検知時にだけ
明るくなるように結合することができる。低電圧LED
インジケータ160は、患者に電池交換の指標を提供す
る。電池には、直列に3本のAAアルカリ蓄電池と、別
の長寿命リチウムバックアップ電池を使用する。バック
アップ電池は、電池交換の間やシステムがオフとされる
ときに、システムクロック作用とプログラムされたパラ
メーターをシステムに保持する。例えば、もしシステム
が、電池電圧が3.2ボルトまで降下したときにシャッ
トダウンするようになっていれば、インジケータ160
が、電圧が3.6ボルトまで降下してときにオンとなる
ように設定できる。この指標は、患者が電池交換を行う
ことを可能とし、かつ装置が患者が眠っている状態でシ
ャットダウンすることによって生じ得る閉塞性の無呼吸
の再開を避け得るようにしている。アンテナLEDイン
ジケータ162は、トランスミッタ/コントローラ55
からのRF出力アンテナ125が切断されたことの検出
に応じて明るくなる。ベルトLEDインジケータ164
は、呼吸変換器60の切断検出に応じて明るくなる。
【0034】図13、14はシステムの作用の基本モー
ドを示し、患者の呼吸信号170がモニターされる。信
号170の吸気位相172を、タイミングポイント17
3と吸気ピーク174を見つけて波形解析で識別する。
またシステムは、上部気道筋肉組織に適切な双極刺激バ
ーストを供給する。刺激バーストは、吸気位相172に
同期させる。刺激バーストの形状は、刺激ウィンドー1
75として示され、刺激ウィンドー175は、特に患者
に必要なレベルに医師がセットしたピーク振幅177、
上昇期間に刺激を徐々に増大させる傾斜路179、下降
期間に刺激を徐々に減少させる傾斜路181を含む。ピ
ーク振幅177は、マイクロプロセッサ75によって1
秒に1回モニターされ、規定値の10%の範囲内である
かどうか判断される。理想的には、刺激は、タイミング
ポイント173と同時の出発点183を有し、終点18
5まで続く。終点185は、正確に吸気のピーク174
にある。しかしながら、吸気のピーク174に達したか
どうか、信号の振幅が増大し続けるかどうかが不確かな
ために、信号170が下向することによってシステムが
ピークをはっきりと識別するまで、刺激ウィンドー17
5の終点185は生じない。従って終点185は、吸気
のピーク174のわずか後に生じる。
【0035】図15〜22は、刺激ウィンドー175を
どのように形成するか及び信号170の吸気位相172
にどのように同期するか詳細を示す。図15は、所望の
振幅電圧205、刺激上昇時間207、刺激降下時間2
08及び刺激平坦域209を単相性の波形ウィンドー2
00を示す。刺激平坦域209が維持される時間は、信
号170の吸気位相172の持続期間によって決定され
る。図16では、図17で示されるように、呼吸信号1
70から感知された吸気作用の間隔によって決定される
連続した刺激バースト出発点の間のバースト期間211
が示される。図18〜20で示すように、咳か人体動作
によって引き起こされる不定期の波形異常が存在する
が、それらが刺激をトリガしたり、刺激を長時間続けさ
せることを許容しない。例えば、図18では、呼吸信号
170の中の急速な増加215では、刺激バーストをト
リガしない。スローレート限度が吸気作用検知に使用さ
れるからである。その場合、呼吸信号170の傾きが変
化したレートを、スローレート限度と比較され、それが
検出された吸気作用のための好ましい範囲を超えるべき
ことが見出される。呼吸信号170中の連続する増加2
17は、正しく吸気作用として識別され、刺激パルス2
19がそれに応じて生じる。図19では、呼吸信号17
0での3個のほぼ連続する急速な上向きのふれ220
a、220b、220cの存在し、これらは第2か第3
のふれ220b、220cのための刺激バーストをトリ
ガしない。患者の正常の呼吸によって作られる不応限度
は、第2のふれ220bと第3のふれ220cについて
一致しないので、図20では、呼吸信号170の上向き
のふれ225が、非常に長期間続く。刺激バースト22
7がこのふれ225に応じて生じるが、予め定めた時間
経過後にポイント229で終わる。RF発振器がどのよ
うに刺激パルスと同期したR−Fバーストを供給するか
を図21、22に示す。図21は、制御信号(刺激パル
ス)230を示し、これは、RF方形波信号232を生
じさせるために、R−F発振器を能動化する。この信号
232はその後刺激パルスによってゲート制御され、そ
して実際の刺激バーストを形成するために、単相性の整
形波形ウィンドー200と結合する。波235は、R−
Fアンテナで測定され、実際のゲートで制御されるRF
搬送波を示し、ほぼ、20〜30ミリ秒のRF搬送波遅
延期間237によって遅延されている。
【0036】無呼吸治療システムの機能の多くは、マイ
クロプロセッサ75によって制御される。マイクロプロ
セッサの機能について重要なことは、呼吸信号170を
分析し、刺激を取り出すべきときと、取り出すべきでな
いときを判断することである。人為事象的フリー呼吸
は、一般的には図23の呼吸信号170のような周期的
信号を示す。図23では、吸気作用は上向きのふれ24
0として示される。呼吸信号170の各周期は、3つの
位相に分解できる。第1は、能動的吸気位相T2であ
り、吸気作用が呼気が始まるピークPK1に向かい始め
るターニングポイント242からの時間である。第2の
段階は、T2の終了からT3の終了までの能動的呼気位
相であり、正の吸気ピークPK1から負の呼気ピークP
K2までの時間である。第3の位相は、T3の終了から
T4の終了までの呼吸停止であり、能動的吸気作用の終
了から次の吸気作用の始まりへの時間である。T1〜T
4はマイクロプロセッサ75によってモニターされる。
T1は吸気の上昇時間の尺度であり、吸気作用の能動的
位相のサブの構成要素である。それはピーク値の75%
までの吸気の上昇時間を示す。T2は能動的吸気位相の
時間である。T3は能動的吸気/呼気位相時間である。
T4は単一の呼吸周期長さである。これらの値をモニタ
ーするために、マイクロプロセッサ75は、吸気のター
ニングポイント242と吸気のピークPK1と負の呼気
のピークPK2と次の吸気のターニングポイント242
aを見付ける必要がある。一般にこれらのポイントは、
種々の傾き及び/または振幅判定基準によって見つけ得
る。マイクロプロセッサによっても各位相のPK1とP
K2振幅値がモニターされる。これらの変数の平均値を
計算して、無呼吸治療装置のメモリに記憶させ得る。呼
吸波形を分析するために使用されるいかなる方法も、あ
るいは睡眠の間に生じ得る波形における正常の変化に適
合する無呼吸の開始を検出するために使用されるいかな
る方法も採用可能である。
【0037】呼吸停止の間に、移動平均のベースライン
傾き値が、マイクロプロセッサ75によって算出され
る。ベースラインの傾きの計算値は、先行する傾きの指
数重み付け平均値であり、先行する8個の傾き値を合計
することによって算出され、それぞれ重み付け要素1/
2、1/4、1/8、1/16、1/32、1/64、
1/128、1/256に掛け合わせられる。それから
吸気ターニングポイント242、242aがベースライ
ン傾きが正であり実時間の傾きが予めセットした要素に
よってベースライン傾きを超えるポイントとして規定さ
れる。この要素は、好ましくは約2〜4倍で、たとえば
1.5〜5倍の範囲である。傾き閾値は、呼吸信号17
0中のいかなる心臓の人為事象でも除外できるように十
分大きくなければならない。吸気の段階の始まりが非常
に漸進的なものであり得るため、予備の閾値基準がポイ
ントTHR1を見つけるために使用され得る。閾値は、
先行するピークから谷への振幅の指数重み付け平均値の
1/4を加えた最後に検出された負のピークの振幅とし
てどの位相でもセットされる。先行するピークから谷へ
の振幅の指数重み付け平均値は、先行する8個のピーク
から谷への振幅値を合計することによって算出され、そ
れぞれ重み付け要素1/2、1/4、1/8、1/1
6、1/32、1/64、1/128、1/256に掛
け合わせられる。吸気のターニングポイント検知時に刺
激バーストを使用可能である。
【0038】最後の検出された負のピークの振幅を取り
出すことによって得られる算出振幅値と信号170の振
幅を比較することによって吸気のターニングポイント2
42を識別し、吸気の上昇時間T1を見い出し、そして
先行するピークから谷への振幅の指数重み付け平均値の
3/4を加えた信号170の振幅がこれらの値を超える
とき、T1とTHR2が見つけ出される。それからT1
は吸気作用の検知が真正であるかどうかを判断するため
に、記憶された最大値及び最小値と比較される。最小値
より少ないT1値は、一般的には咳か動作か他の変換器
動作に対応する。最小値より少ないT1は、刺激を呼吸
信号170がTHR2を超えるとすぐに使用不能とされ
る。これは上述のスローレート限度である。T1が最大
値を超えるところでは、吸気のターニングポイント24
2の検知に誤差があり得るので、刺激はすぐに使用不能
とする。T1の一般的最小値は220ミリ秒であるが、
T1の一般的最大値は、先行する呼吸周期からのT1の
指数重み付け平均値に781ミリ秒を加えた値である。
【0039】それから吸気作用時間T2と吸気作用ピー
クPK1が呼吸信号の極大(すなわち、呼吸信号の指数
移動平均の傾きが、負に正から行くところ。)で見い出
される。既にピークに達したことを保証する極大を過ぎ
たところでのヒステリシス減少すなわち、指数移動平均
傾きは、減少ポイントでの負のままである。一般的減少
値は、先行するピークから谷への振幅の指数重み付け平
均値の12.5%である。ピークが人為事象であるかど
うかは、T2の最小許容値で決まる。一般的な最小T2
値は、750ミリ秒である。T2が有効呼吸信号のター
ニングポイントのため、T2の最大許容値により、時間
の超過が決定される。最大のT2は、T2の履歴値によ
りセットされる。例えば、最大のT2は、8個の先行す
るT2値の指数移動平均に1093ミリ秒を加えた値と
することができる。PK1の検知か最大の許容T2値の
達成時に、刺激平坦域はオフとされ、刺激の下降傾斜が
始まる。安全予防措置としてトータルの刺激バースト
は、2.5秒を超えることを許されない。これは上述の
刺激の持続期間限度である。
【0040】吸気作用/呼気時間T3及び負の呼気ピー
クPK2は、極小振幅で見い出される。負のピークに達
したことを保証する等しいヒステリシス量の付加を伴
う。一般的ヒステリシス量は、先行するピークから谷へ
の振幅の指数重み付け平均値の2.125%である。T
3は最小許容値に達したかどうかを判断するためにチェ
ックされる。一般的な最小のT3値は、1000ミリ秒
である。T3の最大許容値は、T3の履歴値によりセッ
トされ、もしT3が最大値を超えるならば、好ましい人
為的フリー呼吸位相が識別されるまで、刺激はそれ以後
の位相で使用不能とされる。例えば、最大のT3値は、
8個の先行するT3値の指数移動平均値に1406ミリ
秒を加えた値とすることができる。
【0041】呼吸の繰り返し周期T4は、最後の吸気の
開始(n−1)から現在の吸気の開始(n)への呼吸間
隔を示す。他の波形パラメーターと同様に、T4は指数
平均される。この平均値は、次の呼吸開始を予測するた
めのパラメーターとして使用される。刺激バースト開始
が生理的な吸気開始に可能な限り近いことが治療上重要
である。実際、正常な場合には、咽頭の筋肉の筋電図活
動が横隔膜の筋電図活動の開始に先行する。初期の咽頭
の活動が、上部気道の開通性を吸気作用の間に作られた
負圧に耐えるようにする。それゆえに、予め定めた時間
(500ミリ秒)を平均のT4値から減算でき、次の呼
吸を予測し、吸気運動と同調した刺激を可能にする。従
って、刺激が好ましくは以下の場合に使用可能とされ
る:(1)T4計算値から計算される吸気作用の予想開
始時、あるいは(2)吸気作用の予想開始時の計算され
た時間より早く生じるならば、有効な吸気ターニングポ
イントの検知時。
【0042】システムがオンとされるか、リセットされ
るとき、呼吸信号分析処理の初期化が行われる。T1〜
T4と、ベースライン計算値/信号アセスメントの初期
期間のデフォルト値が設定され、オフセット/ゲイン調
整が始められる。例えば、デフォルトパラメーターは、 T1=1500ミリ秒、 T2=2500ミリ秒、 T3=3750ミリ秒、 T4=12秒 とセットでき、作用の初期に、刺激は抑制され(たとえ
ばおよそ60秒間)、その間にシステムが波形について
のベースラインデータを作り出す。ベースラインデータ
は、受信された平均信号とその全体的振幅についてのデ
ータを含む。システムは、検知範囲の中心に呼吸信号を
セットするために、このデータを使用する。例えば、4
個の8秒間波形ベースライン平均値を計算し、指数関数
的に平均する。この値は、アナログ/ディジタルコンバ
ータの検知範囲の中心へ信号のベースラインを調整する
ために使用できる(すなわち、0〜255の範囲中の1
28の平均出力)。その後、さらに8秒間の指数平均値
によって信号をモニターし、必要であれば中央に位置さ
せ続けるために調整する。初めに信号のゲイン量も8秒
間に検出される最高、最低のピーク値を取り出すことに
よってセットする。そしてゲインをおおよそ調整してク
リッピングを防ぎかつ微小信号を避ける。その後、ゲイ
ンは、信号中で検出した先行する8個の正及び負の振幅
ピーク差の指数平均値を算出することによって制御す
る。そしてアンプゲインを調整するためにその平均値を
使用し、アナログ/ディジタルコンバータレンジの80
%を信号がカバーする。これは、最大と最小の基準に対
して平均値を試し、そしてゲイン制御をインクリメント
及びデクリメントして予め定めた最大と最小の範囲内で
保持することによって達成される。
【0043】それゆえに、呼吸信号170が図24で示
されたような咳の人為事象250を含むとき、あるいは
図25で示されたような動作による人為事象252を含
むとき、上述の波形解析は、正常の吸気作用の通常の形
態から人為事象の形態を微分し、それらの人為事象が不
適当な刺激をトリガしないことを保証する。不正な呼吸
周期の長い一連が出現する場合、刺激は停止され、シス
テムは、新規な補正サイクルを通して人為事象的フリー
信号を同期させようとする。
【0044】同じ波形解析は、刺激をオンとするのに好
ましい時間を識別するための患者の無呼吸の開始の指標
をも供給でき、あるいは、刺激が気道を開くことに効果
的であるかどうかを決定できる。理想的な診断上の設定
では、閉塞性の無呼吸検知は、空気流がない状態での呼
吸運動を測定することを含む。しかしながら、使い易い
治療用あるいは植え込み型の装置で、気流測定は容易に
は行えない。それゆえに、呼吸運動が、無呼吸発現の開
始を識別するために使用される。例えば、無呼吸の開始
で、図26の吸気容量グラフで示すように、気流測定値
260は、正常の気流ピーク262と、それに続く減少
したピーク264、266、268、及び復帰ピーク正
常の空気取り入れ270を示す。図27の比較のための
呼吸信号170は、ピーク272における正常呼吸運動
を伴う反対の状況を示し、塞がれた気道が患者を呼吸運
動を空気吸入ピーク274、276、278で示すよう
に漸次増大させる。ピーク280では、患者は、無呼吸
に応じてわずかに彼自身が目覚め、気道を正常の呼吸の
ために開いている。上述の波形解析からは、装置が正常
かつ非閉塞呼吸のためのベースライン値を作るためにオ
ンとされたあとすぐに、PK1からPK2への振幅と、
呼吸運動波形の他のパラメーターを測定することができ
る。それからこれらの値はメモリで記憶され、無呼吸事
象の特性である予め定めた限界値を上まわる増大した吸
気運動を識別するために、各呼吸周期中の同じパラメー
ターと比較される。個々の患者の要求により、閾値を装
置にプログラムできる。無呼吸事象の開始の検知時に、
刺激が気道の開通性を回復可能にでき、あるいは与えら
れた刺激強度が気道を開通させるのに不十分であれば、
刺激強度が増大される。
【0045】波形解析は、患者の検知覚醒にも使用でき
る。診断上の設定では、覚醒はEEG、EOG及び筋電
図信号を使用して臨床的に決定される。本質的には目覚
めつつあるときの覚醒は、睡眠状態である。これらの信
号は、使い易い治療の装置か植え込み型の装置では容易
に利用できない。しかしながら、咳の分析と呼吸波形中
の人為事象的動作による人為事象が覚醒の指標を与え
る。咳による人為事象を
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】正常な呼吸体動を示す患者の側面断面の図であ
る。
【図2】呼吸運動波形と呼吸運動波形の段階を示すグラ
フである。
【図3】呼吸気流波形のグラフを示すグラフである。
【図4】対応する呼吸運動波形を示すグラフである。
【図5】閉塞性の無呼吸の開始における図1の患者の側
面断面図である。
【図6】正常の吸気運動を示す吸気運動呼吸の波形を示
すグラフである。
【図7】無呼吸事象の開始における正常の吸気運動の変
化を示すグラフである。
【図8】呼吸の気流を示す呼吸波形(図6、7で示され
た呼吸運動波形ではなく、無呼吸事象における患者の)
のグラフである。
【図9】本発明による無呼吸治療装置の1つの実施形態
のブロック図である。
【図10】図9の上部気道トランスミッタ/コントロー
ラのブロック図である。
【図11】植え込まれた受信アンテナへの図10のRF
出力アンテナの結合を示す平面図である。
【図12】図10の上部気道トランスミッターの制御盤
の図である。
【図13】図9の上部気道トランスミッターからの剌激
同期する呼吸波形を示すグラフである。
【図14】図9の上部気道トランスミッターからの剌激
の同期化を示す波形グラフである。
【図15】マイクロプロセッサ、D/Aコンバータ及び
図14の剌激バーストウィンドーを作るための図10で
示す剌激整形器によって供給される整形波形を示すグラ
フである。
【図16】図15で示すような2つの剌激バーストウィ
ンドーを示す波形と、バースト期間を示す図である。
【図17】呼吸波形に同期した図16による波形を示す
グラフである。
【図18】図17の波形の咳か動作の人為事象による剌
激の休止を示すグラフである。
【図19】呼吸波形の通常の不応期の外側にあり、人為
事象的吸気信号の存在による剌激休止を示す図17によ
る波形のグラフである。
【図20】呼吸波形中の持続性の吸気信号に応じた剌激
バーストの丸めを示す図17による波形のグラフであ
る。
【図21】図15〜20の各剌激バーストに結合され、
マイクロプロセッサから信号に応じてオンとなった発振
器信号を示す波形である。
【図22】アンテナ出力で取り出される図10の装置の
ための出力波形であり、図21の発振器信号とRF搬送
波の結合遅延を伴う図15の剌激バーストウィンドーの
形成を示す。
【図23】図10の呼吸変換器による吸気周期のための
分析ポイントを伴う呼吸波形である。
【図24】咳による人為事象を伴う図23による呼吸波
形である。
【図25】動作による人為事象を伴う図23による呼吸
波形である。
【図26】吸気気流波形と、無呼吸事象の間の図23に
よる呼吸運動波形との比較を示す図である。
【図27】無呼吸事象間の図23による呼吸運動波形の
比較を示す図である。
【図28】図10の装置による呼吸の波形分析と剌激の
誘導を示すブロック図である。
【図29】図10の装置による呼吸の波形分析と剌激の
誘導を示すブロック図である。
【図30】図10の装置による呼吸の波形分析と剌激の
誘導を示すブロック図である。
【図31】患者の覚醒に応じた図10の装置の作用のブ
ロック図である。
【図32】図31による患者の覚醒に応じて能動化した
傾斜振幅及び遅延機能を示す図である。
【図33】図10の装置の呼吸運動信号の濾過と増幅の
ための回路図である。
【図34】図10の装置のゲイン制御装置の回路図であ
る。
【図35】図10の装置のA/D変換器の回路図であ
る。
【図36】図10の装置のD/Aコンバータと剌激整形
器の回路図である。
【図37】図10の装置のRF発振器の回路図である。
【図38】図10の装置のアンテナ出力回路図である。
【図39】電源リセットを含む図10の装置の実行可能
なリセット回路図である。
【図40】電源リセットとマニュアルリセットを含む図
10の装置の実行可能なリセット回路図である。
【図41】図12の制御盤のパネルインジケータの回路
の図である。
【図42】図9の無呼吸治療装置を患者に適用した状態
の図である。
【図43】植え込み型のパルス発生器と胸内植え込み型
のプレッシャセンサーを使用している本発明の実施形態
を示す図である。
【符号の説明】 10 患者 20 空気 15 気道 55 トランスミッタ/コントローラ 60 呼吸変換器 65 アンテナ/電極システム 70 プログラマー 75 マイクロプロセッサ 80 呼吸変換器 100 アンテナ出力 110 剌激整形器 115 RF発振器 120 RS−232シリアル・インタフェース 125 RF出力アンテナ 135 受信アンテナ 150 制御盤 175 剌激ウィンドー 200 波形ウィンドー 219 剌激パルス 227 剌激バース卜 230 制御信号 237 RF搬送波遅延期間 400 剌激遅延コントローラー 405 覚醒事象検出器 415 剌激傾斜路コントローラー 460 アンプ 470 ゲイン制御装置 480 オフセット制御回路 483 アナログ/ディジタルコンバータ 500 RF発振器回路 513 リセットスイッチ 520 アンテナ出力回路 530 電源投入リセット回路 540 マニュアルリセット回路 600 患者 602 ベルト 610 上部気道筋肉 612 出力アンテナ 624 剌激電極 630 舌下神経 700 患者 710 パルス発生器 715 プレッシャセンサー 720 電極 730 舌下神経 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 上部気道筋肉の剌激装置、上部気道
筋肉の刺激制御装置、呼吸運動波形の供給装置、呼吸運
動波形の初期化装置、呼吸運動波形の妥当性決定装置、
及び閉塞性睡眠無呼吸処理用のための医療用装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、睡眠無呼吸の治療
に電気的剌激を用いる医療用装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】睡眠無
呼吸は、概ね2つの医学的症候群により認識されてい
る。第1は、中枢の睡眠無呼吸である。それは、固有時
間で呼吸の周期を開始しかつ制御するのに必要な神経筋
の剌激を、人体が自動的に発生させることを失敗するこ
とに関する。この状態を治療するために電気的剌激を採
用することについての研究が、Glenn氏の”Dia
phragm Pacing:Present Sta
tus”(横隔膜ペーシング:その現状:Pace誌、
第I巻、第357−370頁、1978年7−9月)で
論じられている。
【0003】第2の睡眠無呼吸症候群は、閉塞性の睡眠
無呼吸として知られている。通常、上部気道(鼻と咽
頭)の散大筋の収縮が、吸気作用の時点におけるそれら
の開通を可能にする。閉塞性の睡眠無呼吸では、気道の
障害が力の平衡失調の結果として生じる。気道のつぶれ
(吸気時に咽頭を貫通する負の圧力勾配)と、気道の開
口(筋肉収縮)に寄与する閉塞性の無呼吸を喚起するメ
カニズムは、上部気道のサイズ減少、それらの伸展性の
増加、及び筋肉拡大筋の活動減少を含む。筋肉拡大筋
は、呼吸筋肉に密接にリンクされ、そしてこれらの筋肉
は、剌激か呼吸中枢の機能低下に類似した態様で反応す
る。睡眠の間に観察される通気に関する変動(周期的な
呼吸の交互の呼吸亢進と呼吸減退)は、従って、上部の
気道の不安定性と口腔咽頭の障害の発生を促進する。願
舌筋の呼吸のための能動化が、特に睡眠の間は無効なこ
とがわかっている。無呼吸の心臓血管への人為事象に
は、心臓周期の障害(心搏緩徐、房室心ブロック、心室
性期外収縮)及び血行力学的障害(肺動脈の及び全身性
の高血圧)を含む。これは自律神経系における剌激の物
質代謝的かつ機械的な人為事象の結果として生じる。上
部気道の閉塞症の緩和に先行する脳波記録の覚醒は、睡
眠の断片化の原因である。それゆえにこの症候群は、罹
病率(日周期性の昏蒙亢進と心臓血管の合併症の結果)
の増大に関わる。
【0004】閉塞性の睡眠無呼吸症候群の治療方法は、
それらの神経を剌激する電気的信号を発生させ、上部気
道の開通性を維持するために、患者の上部気道筋肉を能
動化することである。例えば、Meerへの米国特許第
4,830,008号では、吸気の運動がモニターさ
れ、電気信号がモニターされた吸気の運動に応じて上部
気道筋肉に導かれる。あるいは米国特許第5,123,
425号では、カラーは、無呼吸発現を検出するため
に、呼吸機能をモニターするセンサーとエレクトロニク
スモジュールを含み、カラーに位置する電極に電気的バ
ーストを発生させる。電気的バーストは、上部気道筋肉
を剌激している神経に電極から経皮的に転送される。あ
るいはKallokの米国特許第5,174,287号
では、センサーは胸部と上部気道内の横隔膜と圧力の収
縮に関する電気的活動をモニターする。横隔膜の電気的
活動が吸気作用周期が進行中であることを示し、プレッ
シャセンサーが、気道の異常な差圧を示すときは、閉塞
性の睡眠無呼吸の存在が推定され、電気的剌激が上部気
道の筋肉組織に印加される。あるいはWataru等の
米国特許第5,178,156号では、左右の鼻孔及び
口を通して呼吸を感知する呼吸感知センサーを含み、無
呼吸事象を識別し、それによって願舌筋の電気的剌激を
トリガする。あるいはMeerの米国特許第5,17
8,156号では、口内で舌下に設ける電極が、上部気
道の開通性を維持するために、願舌筋の電気的剌激に使
用される。あるいはKallok等の米国特許第5,2
11,173号では、センサーが上部気道の剌激の効果
を決定するために使用され、剌激のパルス幅と振幅が、
センサーからの測定値に応じて変更される。あるいはK
allok等の米国特許第5,215,082号では、
無呼吸事象の開始の感知時に、剌激ジェネレーターは、
強度を剌激の途中で徐々に増大するように可変させて上
部気道の筋肉を剌激する信号を供給する。しかしなが
ら、医学的に有用な治療システムにおいても、これらの
治療態様を実行するには多くの実際的難しさが残る。特
に、もし剌激が検出された吸気作用に応じて、あるいは
無呼吸事象の誤検知で生じるならば、剌激が印加すべき
ポイントを正確に検出可能なことが重要である。
【0005】それゆえに、呼吸周期の吸気作用部分の実
際的に信頼できる検知を含む無呼吸治療装置を提供する
ことが、本発明の目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、気道閉塞症を
軽減するために、患者の上部気道筋肉への剌激を供給す
る。剌激は患者の呼吸の周期の吸気位相と同期させる。
患者の呼吸運動波形が、吸気のターニングポイントの呼
吸運動波形特性の傾きの変化についてモニターされる。
剌激は、検出されたターニングポイントに応じ開始され
る。また、呼吸運動波形を、吸気のターニングポイント
の予め定めた振幅特性についてモニターできる。剌激は
検出されたターニングポイントに応じて開始させること
ができる。好ましくは呼吸運動波形を、予め定めた振幅
の傾きの変化と達成によって、吸気のターニングポイン
トについてモニターする。これらのターニングポイント
基準のどちらかと一致するとき、能動剌激によってより
信頼できる剌激の同期化が達成ができる。
【0007】傾きの変化は、呼吸運動波形の移動平均傾
き値と現在の傾きの間で比較によって決定できる。好ま
しくは、移動平均傾きは重み付き平均(例えば指数平均
値)であり、それが平均値の最も最近の傾き値最大の重
み付けをする。波形傾き値は、それ自身、患者呼吸運動
信号の特性の感知し、デジタル化された呼吸運動波形を
供給するために、感知信号を予め定めた間隔でサンプリ
ングし、そして最も最近の振幅値と次の最も最近の振幅
値の間の差を決定することによって達成できる。波形信
号は、新規な現在の傾きを計算するために使用され、か
つ移動平均計算に含まれる各サンプル値と共に受信され
るので、これは連続的に行える。吸気のターニングポイ
ントの傾きの変化特性は、予め定めた値を上まわるかど
うかを見るために、移動平均傾きと現在の傾きを比較す
ることによって決定できる。ターニングポイントの特性
である現在の傾き値は、それゆえに、一般的には移動平
均傾きの約1.5〜5倍の時間の範囲であり、患者の必
要に応じて無呼吸治療装置にプログラムできる。
【0008】予め定めた振幅による吸気のターニングポ
イントの検知に関しては、呼吸のための運動波形から取
り出された平均値からも決定できる。それゆえに、波形
の平均のピークから谷への振幅が決定でき、吸気のター
ニングポイントの検知のために必要な振幅は、平均振幅
の関数とし決定できる。例えば、ターニングポイントの
ための予め定めた振幅は、平均のピークから谷への振幅
の約15〜30%の範囲の量を加えた呼吸周期の最低振
幅値であるように決定できる。もちろん実際の比率は、
患者の必要に応じて無呼吸治療装置にプログラムでき
る。
【0009】振幅測定は、上述の傾き決定と同様に行う
ことができる。患者の呼吸運動の信号特性は、デジタル
化された呼吸運動波形を供給するために、予め定めた間
隔でサンプリングされる。デジタル化された波形の最高
及び最低振幅値は、連続する複数の呼吸周期について決
定される。各呼吸周期の最高及び最低振幅値の間の差が
わかる。それから平均値が、複数の振幅値差について決
定される。好ましくは、平均値は、最も最近の呼吸周期
にほとんどの重みを与えた重み付き平均である。指数平
均値が最も好ましい。
【0010】いったん吸気のターニングポイントが検出
されると、閉塞性無呼吸のための剌激処理を始め得る。
剌激は同じ呼吸周期ですぐに開始できるが、次の呼吸周
期まで遅延させることもできる。次の呼吸周期で剌激を
スタートすることによって、剌激は、吸気のターニング
ポイントを予期するようにできる。例えば、代表的なる
呼吸周期時間は、先行する呼吸周期中の検出された吸気
のターニングポイントの間で、平均時間によって患者の
ために決定できる。それから吸気のターニングポイント
が検出される時間がわかり、それから剌激の開始時間が
呼吸周期時間の関数として吸気のターニングポイントが
検出されるとき決定される。例えば、吸気のターニング
ポイントの検知後に、呼吸周期時間から約50〜100
0ミリ秒を引いた時間で剌激を開始することができる。
【0011】患者の呼吸周期の吸気位相と剌激の同期化
は、剌激が吸気位相の終わりに信頼できる態様で終結す
ることも必要とする。それゆえに、本発明の別の態様で
は、呼吸運動信号の感知とサンプリングも吸気のピーク
を判断するために使用される。従って、患者の呼吸運動
信号の特性を検出し、デジタル化された呼吸運動波形を
供給するためにサンプリングする。波形の移動平均傾き
を決定し、移動平均傾きがまず負時間を識別する。移動
平均傾きが負になったあと、間隔が終結し、移動平均傾
きがまだ負であるかをその間隔の終わりにチェックす
る。剌激が終わる前に、真の吸気のピークが検出された
ことをこの補助的チェックは保証する。ピークをチェッ
クするのに効果的な時間間隔は、一般的には、患者の呼
吸周期時間の5〜20%の範囲である。剌激は、確認さ
れた吸気のピークの検知時にすぐにオフとすることがで
きる。
【0012】確認された吸気のピークが検出されない場
合、患者の安全は、予め定められた時間後に剌激を終結
させるだけでという別の方法によって保証できる。例え
ば、剌激が能動である時間をモニターし、約1.5〜
3.5秒後に、もし吸気のピークが検出されなければ、
剌激は中止される。
【0013】吸気のターニングポイントについての呼吸
運動波形の同様のモニターと、上述のような吸気ピーク
のセットも、咳か動作のような信号の人為事象から呼吸
波形を見分けるために使用できる。例えば、呼吸波形
は、吸気のターニングポイントのパラメーター特性につ
いてモニターでき、そして剌激は検出されたターニング
ポイントに応じて開始され得る。同時に、呼吸運動波形
は、正常の呼吸の体動で特有でない人為事象についてモ
ニターできる。いったん人為事象が検出されると、剌激
は人為事象の検知時にオフとすることができ、患者は、
不適当な信号に応じては剌激されない。人為事象は、呼
吸運動波形をモニターし、人体動作か咳の波形特性のパ
ラメーターについて予め定めた限度とパラメーター値を
比較することによって検出できる。パラメーターは、波
形の不正規性について高感度な、例えば吸気の増加時
間、吸気のピークへまでの時間、吸気の開始から呼気の
オフセットへの時間、吸気のピークピーク時間、呼気の
ピークピーク時間、及び呼吸間時間のような多くのパラ
メーターとすることができる。そして波形の不規則性
は、パラメーターについて適当な限界値に対して波形を
チェックすることによって検出できる。例えば、もしパ
ラメーターが吸気の上昇時間であれば、多くとも220
ミリ秒間が、有効な呼吸よりむしろ信号の人為事象を示
す。あるいは、たとえば、多くとも750ミリ秒の吸気
のピークへの時間が、人為事象を示す。あるいは、吸気
の開始呼気のオフセットへの多くとも1000ミリ秒の
時間が、人為事象を示す。
【0014】本発明の更に他の形態では、装置の最大デ
ジタル範囲の中心に上記信号を持って来るために、デジ
タル化された波形の平均オフセットが決定される。感知
信号は、予め定めた最大のデジタル範囲の中心に平均の
オフセットを持って来るように調整される。適切な振幅
波形を供給するために、デジタル化された波形の平均ピ
ークピーク振幅が決定される。それから平均ピークピー
ク振幅が調整され、最大のデジタル範囲の約60〜90
%の範囲へ平均ピークピーク振幅を持って来る。適切な
サンプリング間隔とデジタル範囲を波形のために選択す
ることによって、波形の解像度が、有効な呼吸信号のパ
ラメーター特性を評価可能とすることができ、患者の呼
吸周期の吸気位相と無呼吸治療装置からの剌激出力を同
期可能とする。例えば、多くとも約100ミリ秒のサン
プリング間隔が、システムの予め定めた最大デジタル範
囲には望ましい。このデジタル範囲は、少なくとも4ビ
ット範囲(すなわち、0〜15の信号値の範囲)であ
り、8ビット範囲(0〜255の信号値の範囲)以上と
すれば波形の解像度を上げるのに好ましい。
【0015】信号出力は、一般的には約0〜5ボルトの
範囲にを維持するように、電圧を調整する。平均のオフ
セットは、約8秒間にわたり1秒間隔でデジタル化され
た波形値を取り出して、それらを平均することによって
得られる。信号の最も最近の値が、現在の信号レベルに
ついての最も重要な情報を含むので、平均オフセットの
平均値が最も最近の値を重み付けすることが好ましい。
たとえば波形値を指数平均することによってこれは達成
できる。
【0016】波形の解像度をよくするために、波形ピー
クのクリッピングを引き起こすことなく装置の最大デジ
タル値範囲を使用することが重要である。一般的には、
装置の最大範囲の60〜90%が使用されるべきであ
る。これは約8呼吸周期のにわたる波形のピークピーク
振幅を平均し、所望の平均範囲にデジタル化された波形
振幅を持って来るように信号電圧の振幅を調整すること
によって達成できる。
【0017】本発明の別の形態では、無呼吸治療を始め
得る有効な呼吸信号を早急に供給するために、デジタル
の呼吸運動波形を初期化する方法が提供される。有効な
呼吸運動波形のパラメーター特性の初期値は、予め選択
して装置のメモリに保持する。たとえばこのパラメータ
ーは、吸気の上昇時間、吸気ピークまでの時間、吸気の
開始から呼気のオフセットまでの時間、吸気のピークピ
ーク時間、呼気のピークピーク時間、及び呼吸間時間と
することができる。上述のように、それから患者の呼吸
運動の信号特性が感知され、予め定めた間隔でサンプリ
ングされ、デジタル化された呼吸運動波形を供給し、こ
の波形は、その平均値と平均振幅に関して調整される。
それから調整された波形は、パラメーター値を決定する
ために分析される。決定された平均パラメーター値は、
パラメーターのための予め選択された初期値を含む。こ
のパラメーターは、有効な呼吸運動信号が検出されたか
どうか、患者の剌激が始められたかどうかを決定するた
めに評価し得る。本発明のこの形態は、装置がオンとさ
れたあと、有効な呼吸信号のより急速な検知と、呼吸周
期の吸気位相を供給する。
【0018】パラメーターのための初期設定は、テスト
されたパラメーターに基く。例えば、パラメーターが吸
気上昇時間であれば、初期値は約1200〜1800ミ
リ秒の範囲である。あるいは、パラメーターが吸気のピ
ークまでの時間であれぱ、初期値は、約2000〜30
00ミリ秒の範囲である。あるいは、もしパラメーター
が吸気の開始から呼気のオフセットまでの時間であれ
ば、初期値は、約3000〜4500ミリ秒の範囲であ
る。あるいは、もしパラメーターが呼吸周期時間パラメ
ーター、例えば、吸気ピークピーク時間、呼気のピーク
ピーク時間、あるいは呼吸間時間であれば、初期値は約
10〜15秒の範囲である。
【0019】本発明の更に他の形態では、非呼吸の人為
事象を有する信号からの呼吸運動波形の有効性を判断す
るために、非呼吸の人為事象特性である波形パラメータ
ーについて呼吸運動波形をモニターすることを含む。そ
れからパラメーターは、有効な呼吸波形が検出されたか
どうか決定するために、予め定めた限度と比較される。
この波形検知は、睡眠時の正常呼吸の間に作られた緩慢
な通常呼吸の運動波形トレースと、咳か人体動作によっ
て作られた急速なトレースとの間で観察される差に基づ
く。たとえば波形の選択されたパラメーターは、吸気上
昇時間、吸気のピークまでの時間、吸気開始から呼気の
オフセットまでの時間、吸気のピークピーク時間、呼気
のピークピーク時間、あるいは呼吸間時間とすることが
できる。例えば、吸気作用のスタートの検知の後に来る
波形の急速な増加は、睡眠時の呼吸よりも患者の人体の
動作に特有のものである。それゆえに、呼吸運動の吸気
上昇時間をモニターし、もしそれが少なくとも約220
ミリ秒であれば、検出されたものが人為事象であって有
効な波形ではないと断定できる。その上、もし吸気の上
昇時間が予め定めた時間より長ければ、有効な呼吸形が
もはやシステムによってトラッキングされていない可能
性がある。これはパラメーターのためのベースライン平
均値を参照することによって判断できる。例えば、もし
吸気の上昇時間が、約625〜950ミリ秒をベースラ
イン平均値に加えたものより長ければ、有効な呼吸波形
がもはやトラッキングされていないことがあり得る。同
様に、他のパラメーターのための限度を確立できる。例
えば、もしモニターされたパラメーターが、吸気のピー
クまでの時間で、この時間が少なくとも750ミリ秒
で、かつパラメーターのベースライン平均値に約875
〜1300ミリ秒を加えたものより短いものであれば、
それは有効な呼吸波形を示す。あるいは、もしモニター
されたパラメーターが、吸気の開始から呼気のオフセッ
トまでの時間で、この時間が少なくとも1000ミリ秒
で、パラメーターのベースライン平均値に約1125〜
1700ミリ秒を加えたものより短ければ、それは有効
な呼吸波形を示す。あるいは、もしモニターされたパラ
メーターが吸気のピークピーク時間、あるいは呼気のピ
ークピーク時間、あるいは呼吸間の時間(単一の呼吸周
期長についての尺度)で、これらの時間が、多くとも2
000ミリ秒で、パラメーターのベースライン平均値に
約2000〜4000ミリ秒を加えたものであれば、そ
れは有効な呼吸波形を示す。
【0020】もし有効な呼吸波形の補助的証拠が所望で
あれば、波形の有効性に関する決定前に、複数のパラメ
ーターをモニターし、それらをそれぞれの限度と比較で
きる。また、パラメーターの値は、単一のデータより平
均値がよい。例えば、パラメーターの2〜3個の値を平
均し、予め定めた限度と比較することができる。
【0021】無呼吸治療では、呼吸周期の吸気位相で患
者に電気的剌激を供給することを制限することが望まし
い。有効な呼吸運動波形は、吸気作用に伴う剌激の誘導
と終了を同期させるために利用すべきである。それゆえ
に有効な呼吸運動波形が検出されないとき、電気的剌激
は抑制される。
【0022】本発明の更に他の形態では、無呼吸は、患
者の呼吸運動波形中の変化をモニターすることによって
検出される。これは患者の呼吸の気流が閉塞性の無呼吸
事象で減少すると、患者の呼吸運動が、閉塞部を通して
空気を移動させようとして増大するという認識に基づい
ている。それゆえに波形は、呼吸運動の患者のレベルの
パラメーター特性についてモニターされ、ベースライン
平均値を供給するために、連続した呼吸周期にわたって
平均される。一般的には、このパラメーターは、個々の
呼吸周期での波形の吸気ピークと呼気ピーク間での振幅
の差のような波形の振幅パラメーターである。それから
限界値は、ベースライン平均値から作り出される。例え
ば、限界値を装置に前もってプログラムすることができ
る。供給しようとする患者の必要に応じたベースライン
平均値の115〜150%という各呼吸周期で、パラメ
ーター値を限界値と比較し、パラメーター値が限界値を
越えるならば、無呼吸事象が検出される。無呼吸の検知
時に気道の開通性を回復するレベルで電気的剌激を上部
気道の筋肉に印加できる。この剌激は、無呼吸をすぐに
軽減するために、剌激により、あるいは次の吸気周期と
同調性して剌激を可能にすることによって割込み可能で
ある。
【0023】このようなベースライン平均計算は、装置
がオンとされたあとすぐに着手するか、あるいは患者の
呼吸の変化を考慮に入れて絶えず更新できる。第1の場
合、平均計算は、最初に装置が有効な呼吸波形を検出し
たあと2〜5分で行え、参考のためにその後の治療周期
の全体にわたって記憶する。第2の場合、計算を移動平
均、好ましくは重み付け移動平均(例えば指数平均)と
して行え、パラメーターの最も最近の値により大きい重
み付けをする。それからベースライン値を、各呼吸周期
で更新し、限界値を算出するために次の呼吸周期のパラ
メーター値と比較する。
【0024】はっきりと無呼吸を示す2〜5個の連続し
た呼吸周期を分析することによって、無呼吸検知への補
助的改良を達成できる。例えば、単一の呼吸周期の間に
得られた1つのパラメーター値が、限界値を上まわると
いう事実によっては、無呼吸が検出されたと考えられな
いかもしれない。それゆえに補助的呼吸周期を、それら
が限界値をも上まわるかどうかを判定するためにモニタ
ーすることができる。また、閉塞性無呼吸事象の特性で
ある連続した呼吸周期にわたる呼吸運動振幅中の増加を
探知する装置有することが望まれるかもしれない。
【0025】閉塞性睡眠無呼吸を治療するための医療用
装置は、呼吸波形検知と分析のための本発明で具現さ
れ、以下にそれを詳細に説明する。
【0026】
【発明の実施の形態及び実施の形態】本発明は、呼吸周
期の吸気位相に同調させて上部気道の筋肉組織の剌激を
供給することによる閉塞性の無呼吸の治療装置と方法に
関する。図1〜5で、正常の呼吸活動を示す。図1の患
者10は、空気20の吸気作用の間に気道15を開けて
いる。図2は、2つの完全な呼吸周期にわたる典型的な
呼吸運動波形を示す。このアナログ波形は、患者の胸部
に付着させるベルト変換器(たとえば、EPMS Sy
stems Resp−Ez Respiratory
Belt Transducer)によって発生させ
ることができる。これは睡眠実験において睡眠無呼吸の
検知と分析のために従来使用されるタイプのベルト変換
器である。波形の各々の波は、呼気完了時の負のピーク
30と、吸気作用の完了時の正のピーク35と、吸気作
用の開始を示す変向点40によって特性を決定される。
それゆえに波形の各々の波は、呼吸停止32と、吸気段
階33と、呼気段階34の期間に分離できる。同じ識別
可能な特性を有する呼吸運動波形を、胸内の圧力、胸内
のインピーダンスあるいは筋電図記録の電位差のような
他の生理的な信号をモニターすることによって供給でき
る。波形の他の特性は、睡眠無呼吸治療で呼吸活動をモ
ニターするための呼吸波形をトラッキングかつ分析する
ことでも識別できる。正常の呼吸での呼吸運動波形は、
図5、6で示すように気流に関連する。図6で、フロー
変換器からの正常呼吸の気流のトレースが示される。図
9は、気流を生じさせる正常の呼吸運動に対応するトレ
ースを示す。
【0027】図5、7で、閉塞性の睡眠無呼吸事象の開
始における同一の患者の呼吸が示される。図5は、閉塞
性の無呼吸事象の特性である気道閉塞症17を伴う患者
10の気道15を示す。図6は、正常の呼吸運動波形4
3での吸気のピーク45a−dが、ほぼ同じ振幅である
ことを示す。図7と比較すると、波形47において、吸
気のピーク50a−dは、閉塞性無呼吸の開始時に直前
の吸気の最大振幅52より顕著に大きくなる。これは、
塞がれた気道を通して呼吸することの難しさにより患者
が吸気運動を増大させたことを反映する。
【0028】本発明の装置と方法では、増大した呼吸運
動を、吸気段階の間に気道の開放を維持する上部気道筋
肉への同期剌激によって避け得る。好ましくは、剌激す
る筋肉は、舌下神経のまわりに位置させるカフ電極によ
って剌激する願舌筋である。閉塞性の睡眠無呼吸時にお
けるこの剌激の人為事象を、図8の気流トレースで確認
できる。図中53aとして示す第1の期間に正常呼吸の
気流を生じさせ剌激を使用可能である。図中53bで示
す第2の期間に、気道の閉塞と気流容量の減少(無呼
吸)により剌激は使用不能である。図中53cで示す第
3の期間に、剌激は再開され、気道の開通性を回復し、
そして気流容量を増大させる。これを達成することがで
きる装置の主要な要素のブロック図を、図9で示す。本
装置は、吸気段階を感知し、上部気道筋肉に電気的剌激
パルスを伝送することができるトランスミッタ/コント
ローラ55を含む。トランスミッタ/コントローラ55
は、植え込み型でも外部装置でもよい。しかし、以下の
説明では、主に電池により動力供給する外部装置に関す
る。従来のベルト変換器のような呼吸の変換器60が、
トランスミッタ/コントローラ55へ呼吸の波形情報を
送出する。トランスミッタ/コントローラ55は、患者
の筋肉を剌激するために、アンテナ/電極システム65
を通して剌激パルスを送出する。アンテナ/電極システ
ムは、筋肉剌激のために従来公知の双極RF結合システ
ムとすることができる。たとえば、Medtronic
社のモデル3642B双極受信機に接続したMedtr
onic社のモデル3538AR−Fアンテナ及びMe
dtronic社のモデル3990ハーフカフ神経電極
を用いることができる。図示のように、外科的に植え込
まれた受信アンテナ、リード及び電極は、トランスミッ
タ/コントローラに付加した外部の伝送アンテナと経皮
的に高周波接続する。このようなシステムには、シリア
ル通信ソフトを有するラップトップ型のパーソナルコン
ピュータのようなプログラマー70を付加することが望
ましく、種々のパラメーターと共にトランスミッタ/コ
ントローラ55をプログラムすることで個々の患者に装
置を適合させることができる。それゆえに図9の装置
は、医師によってプログラムされ得るようにし、そして
呼吸周期の吸気段階における上部気道の閉塞を防ぐため
に、患者によって各々夜に使用される。そのような装置
は、患者が使用するのに容易でなければならないことは
当然である。そして所定の医学的管理なしで使用される
ので、安全に多くの異なる動作条件に適合させることが
できなければならない。
【0029】図10は、図9のトランスミッタ/コント
ローラ55のブロック図である。マイクロプロセッサ7
5(モトローラ68HC05B6)はトランスミッタ/
コントローラ55の主要な作用を制御する。呼吸のため
のベルト呼吸変換器80(EPMS Systems
Resp−Ez Respiratory BeltT
ransducer)は、約+/−10〜+/−100
ミリボルトの最新の呼吸波形の差信号を生じさせる。こ
の信号は、一般的には呼吸ベルト変換器に取り付けた圧
電結晶の端子の電気的出力である。変換器80からの信
号は、フィルター/アンプ回路85に接続され、アナロ
グ/ディジタルコンバータ95に適合するように、差分
信号を濾過、増幅する。マイクロプロセッサ75への出
力87は、呼吸変換器80がトランスミッタ/コントロ
ーラ55に接続しているかどうかを示す。これは呼吸変
換器80が接続していないとき、マイクロプロセッサ7
5が誤差指標を生じさせ、及び/または装置からの剌激
をシャットダウンすることを許容する。ゲイン制御装置
90は、呼吸オフセット信号85を供給する回路に接続
する。ゲイン制御装置90は、マイクロプロセッサ75
への出力92とマイクロプロセッサ75からの入力93
を含み、アナログ/ディジタルコンバータ95によって
使用するのに適当なレベルに信号をセットする。アナロ
グ/ディジタルコンバータ95は、ゲイン制御装置90
とマイクロプロセッサ75に接続する。アナログ/ディ
ジタルコンバータ95は、入力電圧(0〜2.5ボルト
の範囲の単極電圧)に基づいて0〜255の範囲でマイ
クロプロセッサ75にデジタル出力を生じさせる。ゲイ
ン制御装置90は、0〜255の範囲と0〜255範囲
の80%をカバーするオフセット範囲(波形の正のピー
クから負のピーク間を測定する)の中央の平均デジタル
出力を供給する電圧を調整する。本システム用のクロッ
クレートによって作るオフセット信号のサンプリング
は、各31ミリ秒ごとに生じる。これは、マイクロプロ
セッサ75による呼吸位相の分析を容易にするために、
十分に定義されたデジタル化された呼吸波形を生じさせ
る。
【0030】マイクロプロセッサ75は、波形の吸気作
用位相を識別し、本システムは、アンテナ出力100で
のその位相の持続期間にわたって形成される剌激バース
トを供給することができる。マイクロプロセッサ75
は、2重D/A変換器105に接続する。D/A変換器
105は、剌激整形器110(アナログ回路)とその出
力が接続する。これらの要素の組み合わせにより、「剌
激ウィンドー」を形成、供給する。剌激をいつ供給する
かを制御し、かつ剌激をどのくらいアンテナ出力100
に供給するかも制御する。RF結合剌激バーストは、こ
のウィンドーの範囲内で供給される。マイクロプロセッ
サ75は、D/A変換器105のためのデジタル値をセ
ットする。2重D/A変換器105は、直列で接続し、
剌激パルスの振幅すなわち、0〜8ボルトを32ミリボ
ルトごとに256分するのをセットする第1のディジタ
ル/アナログ部と、剌激バーストの形状すなわち、上昇
期間と下降期間の間における剌激の形状と持続期間を、
出力の各31ミリ秒間隔を8ビット解像度(1/25
6)で最大振幅の0〜100%を有する関数として、一
般的には、250ミリ秒の上昇時間にわたる直線状の傾
斜関数と、125ミリ秒の下降時間にわたる直線状の傾
斜関数がデフォルト設定であるが、あるいは、サイン関
数のような傾斜非線形関数を使用して剌激をより速くオ
ンとすることができる)をセットする第2のディジタル
/アナログ部を備えている。マイクロプロセッサ75へ
の入力112は、剌激ゲインが適切に制御されたかどう
かマイクロプロセッサ75が判断することを可能にす
る。RF発振器115は、460KHz方形波信号を供
給する。この方形波信号は、予めプログラムされた脈搏
数とパルス持続時間たとえば、20〜50パルス/秒の
範囲のレート、と60〜100マイクロ秒の持続期間)
でマイクロプロセッサ75によって正弦波にゲートさ
れ、剌激整形器110からの剌激ウィンドー信号と結合
され、アンテナ出力100から整形剌激バーストが供給
される。最大の発振器出力は、山対谷で8.0ボルトの
出力である。発振器は、マイクロプロセッサ75からの
出力117によってオンとされ、剌激ウィンドーの始ま
りと終了で発振器出力に同期する。マイクロプロセッサ
タイマ割り込みへの入力119が、発振器115によっ
て生じた剌激パルスのタイミングを制御する。
【0031】RS−232シリアル・インタフェース1
20は、システムのプログラマブルなパラメーターを標
準的コンピュータインタフェースを通しての患者の要求
に対応するために調整することを可能にする。例えば、
剌激パルス振幅、剌激パルス幅、剌激パルス周波数、剌
激バースト持続期間、そして剌激傾斜オン/オフ時間
は、インタフェース120を通して調整できる。またイ
ンタフェース120は、システムで種々のデータを記
憶、回復するために使用できる。例えば、患者の名前、
病院のコード番号、処方せん調剤日付及び最後の追跡日
付を、マイクロプロセッサのEEPROMに記憶させる
ことができ、シリアル・インタフェース120を通して
必要時に読み出せる。また、患者応諾データとシステム
性能データは、インタフェース120を通してシステム
によって読み出し及び蓄積できる。例えば、電源オンの
合計時間、電力周期かりセットサイクル数、平均電池電
圧と故障検出は、マイクロプロセッサ75に記憶でき、
そして必要に応じてインタフェース120を通して検索
できる。
【0032】図11は、トランスミッタ/コントローラ
55に接続するRF出力アンテナ125とリード13
0、及び出力アンテナ125と適当なRF結合した植え
込み型の受信アンテナ135とリード140を示す。
【0033】図12は、トランスミッタ/コントローラ
55の制御盤150を示す。制御盤150は、患者が刺
激をオン、オフすることができるオンオフスイッチ15
2を含む。またオンオフスイッチ152は、自動的にシ
ステムをリセット、再初期化する。瞬間リセットボタン
154は、患者がソフトウェア初期設定を再生すること
を可能にする。例えば、患者は、覚醒後に少なくとも5
秒間のうちにリセットボタンを押し下げ、患者が再び眠
るまで、剌激を短期間の間停止すべきであることを示せ
る。電源投入LEDインジケータ156は、患者に対し
て吸気作用LEDインジケータ158が明るいうちはト
ランスミッタ/コントローラ55がオンとなっており、
吸気作用段階の間に吸気作用段階が正しく検出されてい
ることを患者に示す。もし所望であれば、電源投入LE
Dインジケータ156と吸気作用LEDインジケータ1
58を組み合わせることができ、最初の5分間は明るく
なって装置がオンとなった後は吸気作用の検知時にだけ
明るくなるように結合することができる。低電圧LED
インジケータ160は、患者に電池交換の指標を提供す
る。電池には、直列に3本のAAアルカリ蓄電池と、別
の長寿命リチウムバックアップ電池を使用する。バック
アップ電池は、電池交換の間やシステムがオフとされる
ときに、システムクロック作用とプログラムされたパラ
メーターをシステムに保持する。例えば、もしシステム
が、電池電圧が3.2ボルトまで降下したときにシャッ
トダウンするようになっていれば、インジケータ160
が、電圧が3.6ボルトまで降下してときにオンとなる
ように設定できる。この指標は、患者が電池交換を行う
ことを可能とし、かつ装置が患者が眠っている状態でシ
ャットダウンすることによって生じ得る閉塞性の無呼吸
の再開を避け得るようにしている。アンテナLEDイン
ジケータ162は、トランスミッタ/コントローラ55
からのRF出力アンテナ125が切断されたことの検出
に応じて明るくなる。ベルトLEDインジケータ164
は、呼吸変換器60の切断検出に応じて明るくなる。
【0034】図13、14はシステムの作用の基本モー
ドを示し、患者の呼吸信号170がモニターされる。信
号170の吸気位相172を、タイミングポイント17
3と吸気ピーク174を見つけて波形解析で識別する。
またシステムは、上部気道筋肉組織に適切な双極剌激バ
ーストを供給する。剌激バーストは、吸気位相172に
同期させる。剌激バーストの形状は、剌激ウィンドー1
75として示され、剌激ウィンドー175は、特に患者
に必要なレベルに医師がセットしたピーク振幅177、
上昇期間に剌激を徐々に増大させる傾斜路179、下降
期間に剌激を徐々に減少させる傾斜路181を含む。ピ
ーク振幅177は、マイクロプロセッサ75によって1
秒に1回モニターされ、規定値の10%の範囲内である
かどうか判断される。理想的には、剌激は、タイミング
ポイント173と同時の出発点183を有し、終点18
5まで続く。終点185は、正確に吸気のピーク174
にある。しかしながら、吸気のピーク174に達したか
どうか、信号の振幅が増大し続けるかどうかが不確かな
ために、信号170が下向することによってシステムが
ピークをはっきりと識別するまで、剌激ウィンドー17
5の終点185は生じない。従って終点185は、吸気
のピーク174のわずか後に生じる。
【0035】図15〜22は、剌激ウィンドー175を
どのように形成するか及び信号170の吸気位相172
にどのように同期するか詳細を示す。図15は、所望の
振幅電圧205、剌激上昇時間207、剌激降下時間2
08及び剌激平坦域209を単相性の波形ウィンドー2
00を示す。剌激平坦域209が維持される時間は、信
号170の吸気位相172の持続期間によって決定され
る。図16では、図17で示されるように、呼吸信号1
70から感知された吸気作用の間隔によって決定される
連続した剌激バースト出発点の間のバースト期間211
が示される。図18〜20で示すように、咳か人体動作
によって引き起こされる不定期の波形異常が存在する
が、それらが剌激をトリガしたり、剌激を長時間続けさ
せることを許容しない。例えば、図18では、呼吸信号
170の中の急速な増加215では、剌激バーストをト
リガしない。スローレート限度が吸気作用検知に使用さ
れるからである。その場合、呼吸信号170の傾きが変
化したレートを、スローレート限度と比較され、それが
検出された吸気作用のための好ましい範囲を超えるベき
ことが見出される。呼吸信号170中の連続する増加2
17は、正しく吸気作用として識別され、剌激パルス2
19がそれに応じて生じる。図19では、呼吸信号17
0での3個のほぼ連続する急速な上向きのふれ220
a、220b、220cの存在し、これらは第2か第3
のふれ220b、220cのための剌激バーストをトリ
ガしない。患者の正常の呼吸によって作られる不応限度
は、第2のふれ220bと第3のふれ220cについて
一致しないので、図20では、呼吸信号170の上向き
のふれ225が、非常に長期間続く。剌激バースト22
7がこのふれ225に応じて生じるが、予め定めた時間
経過後にポイント229で終わる。RF発振器がどのよ
うに剌激パルスと同期したR−Fバーストを供給するか
を図21、22に示す。図21は、制御信号(剌激パル
ス)230を示し、これは、RF方形波信号232を生
じさせるために、R−F発振器を能動化する。この信号
232はその後剌激パルスによってゲート制御され、そ
して実際の剌激バーストを形成するために、単相性の整
形波形ウィンドー200と結合する。波235は、R−
Fアンテナで測定され、実際のゲートで制御されるRF
搬送波を示し、ほぼ、20〜30ミリ秒のRF搬送波遅
延期間237によって遅延されている。
【0036】無呼吸治療システムの機能の多くは、マイ
クロプロセッサ75によって制御される。マイクロプロ
セッサの機能について重要なことは、呼吸信号170を
分析し、剌激を取り出すべきときと、取り出すべきでな
いときを判断することである。人為事象的フリー呼吸
は、一般的には図23の呼吸信号170のような周期的
信号を示す。図23では、吸気作用は上向きのふれ24
0として示される。呼吸信号170の各周期は、3つの
位相に分解できる。第1は、能動的吸気位相T2であ
り、吸気作用が呼気が始まるピークPK1に向かい始め
るターニングポイント242からの時間である。第2の
段階は、T2の終了からT3の終了までの能動的呼気位
相であり、正の吸気ピークPK1から負の呼気ピークP
K2までの時間である。第3の位相は、T3の終了から
T4の終了までの呼吸停止であり、能動的吸気作用の終
了から次の吸気作用の始まりへの時間である。T1〜T
4はマイクロプロセッサ75によってモニターされる。
T1は吸気の上昇時間の尺度であり、吸気作用の能動的
位相のサブの構成要素である。それはピーク値の75%
までの吸気の上昇時間を示す。T2は能動的吸気位相の
時間である。T3は能動的吸気/呼気位相時間である。
T4は単一の呼吸周期長さである。これらの値をモニタ
ーするために、マイクロプロセッサ75は、吸気のター
ニングポイント242と吸気のピークPK1と負の呼気
のピークPK2と次の吸気のターニングポイント242
aを見付ける必要がある。一般にこれらのポイントは、
種々の傾き及び/または振幅判定基準によって見つけ得
る。マイクロプロセッサによっても各位相のPK1とP
K2振幅値がモニターされる。これらの変数の平均値を
計算して、無呼吸治療装置のメモリに記憶させ得る。呼
吸波形を分析するために使用されるいかなる方法も、あ
るいは睡眠の間に生じ得る波形における正常の変化に適
合する無呼吸の開始を検出するために使用されるいかな
る方法も採用可能である。
【0037】呼吸停止の間に、移動平均のベースライン
傾き値が、マイクロプロセッサ75によって算出され
る。ベースラインの傾きの計算値は、先行する傾きの指
数重み付け平均値であり、先行する8個の傾き値を合計
することによって算出され、それぞれ重み付け要素1/
2、1/4、1/8、1/16、1/32、1/64、
1/128、1/256に掛け合わせられる。それから
吸気ターニングボイント242、242aがベースライ
ン傾きが正であり実時間の傾きが予めセットした要素に
よってベースライン傾きを超えるポイントとして規定さ
れる。この要素は、好ましくは約2〜4倍で、たとえば
1.5〜5倍の範囲である。傾き閾値は、呼吸信号17
0中のいかなる心臓の人為事象でも除外できるように十
分大きくなければならない。吸気の段階の始まりが非常
に漸進的なものであり得るため、予備の閾値基準がポイ
ントTHR1を見つけるために使用され得る。閾値は、
先行するピークから谷への振幅の指数重み付け平均値の
1/4を加えた最後に検出された負のピークの振幅とし
てどの位相でもセットされる。先行するピークから谷へ
の振幅の指数重み付け平均値は、先行する8個のピーク
から谷への振幅値を合計することによって算出され、そ
れぞれ重み付け要素1/2、1/4、1/8、1/1
6、1/32、1/64、1/128、1/256に掛
け合わせられる。吸気のターニングポイント検知時に剌
激バーストを使用可能である。
【0038】最後の検出された負のピークの振幅を取り
出すことによって得られる算出振幅値と信号170の振
幅を比較することによって吸気のターニングポイント2
42を識別し、吸気の上昇時間T1を見い出し、そして
先行するピークから谷への振幅の指数重み付け平均値の
3/4を加えた信号170の振幅がこれらの値を超える
とき、T1とTHR2が見つけ出される。それからT1
は吸気作用の検知が真正であるかどうかを判断するため
に、記憶された最大値及び最小値と比較される。最小値
より少ないT1値は、一般的には咳か動作か他の変換器
動作に対応する。最小値より少ないT1は、剌激を呼吸
信号170がTHR2を超えるとすぐに使用不能とされ
る。これは上述のスローレート限度である。T1が最大
値を超えるところでは、吸気のターニングポイント24
2の検知に誤差があり得るので、剌激はすぐに使用不能
とする。T1の一般的最小値は220ミリ秒であるが、
T1の一般的最大値は、先行する呼吸周期からのT1の
指数重み付け平均値に781ミリ秒を加えた値である。
【0039】それから吸気作用時間T2と吸気作用ピー
クPK1が呼吸信号の極大(すなわち、呼吸信号の指数
移動平均の傾きが、負に正から行くところ。)で見い出
される。既にピークに達したことを保証する極大を過ぎ
たところでのヒステリシス減少すなわち、指数移動平均
傾きは、減少ポイントでの負のままである。一般的減少
値は、先行するピークから谷への振幅の指数重み付け平
均値の12.5%である。ピークが人為事象であるかど
うかは、T2の最小許容値で決まる。一般的な最小T2
値は、750ミリ秒である。T2が有効呼吸信号のター
ニングポイントのため、T2の最大許容値により、時間
の超過が決定される。最大のT2は、T2の履歴値によ
りセットされる。例えば、最大のT2は、8個の先行す
るT2値の指数移動平均に1093ミリ秒を加えた値と
することができる。PK1の検知か最大の許容T2値の
達成時に、剌激平坦域はオフとされ、剌激の下降傾斜が
始まる。安全予防措置としてトータルの剌激バースト
は、2.5秒を超えることを許されない。これは上述の
剌激の持続期間限度である。
【0040】吸気作用/呼気時間T3及び負の呼気ピー
クPK2は、極小振幅で見い出される。負のピークに達
したことを保証する等しいヒステリシス量の付加を伴
う。一般的ヒステリシス量は、先行するピークから谷へ
の振幅の指数重み付け平均値の2.125%である。T
3は最小許容値に達したかどうかを判断するためにチェ
ックされる。一般的な最小のT3値は、1000ミリ秒
である。T3の最大許容値は、T3の履歴値によりセッ
トされ、もしT3が最大値を超えるならば、好ましい人
為的フリー呼吸位相が識別されるまで、剌激はそれ以後
の位相で使用不能とされる。例えば、最大のT3値は、
8個の先行するT3値の指数移動平均値に1406ミリ
秒を加えた値とすることができる。
【0041】呼吸の繰り返し周期T4は、最後の吸気の
開始(n−1)から現在の吸気の開始(n)への呼吸間
隔を示す。他の波形パラメーターと同様に、T4は指数
平均される。この平均値は、次の呼吸開始を予測するた
めのパラメーターとして使用される。剌激バースト開始
が生理的な吸気開始に可能な限り近いことが治療上重要
である。実際、正常な場合には、咽頭の筋肉の筋電図活
動が横隔膜の筋電図活動の開始に先行する。初期の咽頭
の活動が、上部気道の開通性を吸気作用の間に作られた
負圧に耐えるようにする。それゆえに、予め定めた時間
(500ミリ秒)を平均のT4値から減算でき、次の呼
吸を予測し、吸気運動と同調した剌激を可能にする。従
って、剌激が好ましくは以下の場合に使用可能とされ
る:(1)T4計算値から計算される吸気作用の予想開
始時、あるいは(2)吸気作用の予想開始時の計算され
た時間より早く生じるならば、有効な吸気ターニングポ
イントの検知時。
【0042】システムがオンとされるか、リセットされ
るとき、呼吸信号分析処理の初期化が行われる。T1〜
T4と、ベースライン計算値/信号アセスメントの初期
期間のデフォルト値が設定され、オフセット/ゲイン調
整が始められる。例えば、デフォルトパラメーターは、 T1=1500ミリ秒、 T2=2500ミリ秒、 T3=3750ミリ秒、 T4=12秒 とセットでき、作用の初期に、剌激は抑制され(たとえ
ばおよそ60秒間)、その間にシステムが波形について
のベースラインデータを作り出す。ベースラインデータ
は、受信された平均信号とその全体的振幅についてのデ
ータを含む。システムは、検知範囲の中心に呼吸信号を
セットするために、このデータを使用する。例えば、4
個の8秒間波形ベースライン平均値を計算し、指数関数
的に平均する。この値は、アナログ/ディジタルコンバ
ータの検知範囲の中心へ信号のベースラインを調整する
ために使用できる(すなわち、0〜255の範囲中の1
28の平均出力)。その後、さらに8秒間の指数平均値
によって信号をモニターし、必要であれば中央に位置さ
せ続けるために調整する。初めに信号のゲイン量も8秒
間に検出される最高、最低のピーク値を取り出すことに
よってセットする。そしてゲインをおおよそ調整してク
リッピングを防ぎかつ微小信号を避ける。その後、ゲイ
ンは、信号中で検出した先行する8個の正及び負の振幅
ピーク差の指数平均値を算出することによって制御す
る。そしてアンプゲインを調整するためにその平均値を
使用し、アナログ/ディジタルコンバータレンジの80
%を信号がカバーする。これは、最大と最小の基準に対
して平均値を試し、そしてゲイン制御をインクリメント
及びデクリメントして予め定めた最大と最小の範囲内で
保持することによって達成される。
【0043】それゆえに、呼吸信号170が図24で示
されたような咳の人為事象250を含むとき、あるいは
図25で示されたような動作による人為事象252を含
むとき、上述の波形解析は、正常の吸気作用の通常の形
態から人為事象の形態を微分し、それらの人為事象が不
適当な剌激をトリガしないことを保証する。不正な呼吸
周期の長い一連が出現する場合、剌激は停止され、シス
テムは、新規な補正サイクルを通して人為事象的フリー
信号を同期させようとする。
【0044】同じ波形解析は、剌激をオンとするのに好
ましい時間を識別するための患者の無呼吸の開始の指標
をも供給でき、あるいは、剌激が気道を開くことに効果
的であるかどうかを決定できる。理想的な診断上の設定
では、閉塞性の無呼吸検知は、空気流がない状態での呼
吸運動を測定することを含む。しかしながら、使い易い
治療用あるいは植え込み型の装置で、気流測定は容易に
は行えない。それゆえに、呼吸運動が、無呼吸発現の開
始を識別するために使用される。例えば、無呼吸の開始
で、図26の吸気容量グラフで示すように、気流測定値
260は、正常の気流ピーク262と、それに続く減少
したピーク264、266、268、及び復帰ピーク正
常の空気取り入れ270を示す。図27の比較のための
呼吸信号170は、ピーク272における正常呼吸運動
を伴う反対の状況を示し、塞がれた気道が患者を呼吸運
動を空気吸入ピーク274、276、278で示すよう
に漸次増大させる。ピーク280では、患者は、無呼吸
に応じてわずかに彼自身が目覚め、気道を正常の呼吸の
ために開いている。上述の波形解析からは、装置が正常
かつ非閉塞呼吸のためのベースライン値を作るためにオ
ンとされたあとすぐに、PK1からPK2への振幅と、
呼吸運動波形の他のパラメーターを測定することができ
る。それからこれらの値はメモリで記憶され、無呼吸事
象の特性である予め定めた限界値を上まわる増大した吸
気運動を識別するために、各呼吸周期中の同じパラメー
ターと比較される。個々の患者の要求により、閾値を装
置にプログラムできる。無呼吸事象の開始の検知時に、
剌激が気道の開通性を回復可能にでき、あるいは与えら
れた剌激強度が気道を開通させるのに不十分であれば、
剌激強度が増大される。
【0045】波形解析は、患者の検知覚醒にも使用でき
る。診断上の設定では、覚醒はEEG、EOG及び筋電
図信号を使用して臨床的に決定される。本質的には目覚
めつつあるときの覚醒は、睡眠状態である。これらの信
号は、使い易い治療の装置か植え込み型の装置では容易
に利用できない。しかしながら、咳の分析と呼吸波形中
の人為事象的動作による人為事象が覚醒の指標を与え
る。咳による人為事象を伴う典型的な呼吸波形が図24
で示され、典型的な動作による人為事象の人為事象が図
25で示される。これらの波形が通常の呼吸活動には存
在しないことをT1−T4とPK1とPK2の値が示
す。事実、急速な増加時間と頻繁な正及び負のピークは
覚醒期間の間の人体動作の特性である。それゆえに、確
立された閾値より短く、検出された複数のピークPK
1、PK2の存在と関連する複数の検出されたT1−T
4値は、覚醒の検出である。この検出された覚醒は、患
者が睡眠に戻るまで、剌激の開始を遅らせるために使用
できる。心臓ペースメーカーで使用されるような体動セ
ンサーを本装置に含ませ、患者の覚醒の判断に使用でき
る。例えば、体動センサーからの信号をモニターし、も
し予め定めた振幅と持続期間の閾値を満足していれば、
それは覚醒の検出である。覚醒をより正確に検出するた
めにも、体動センサーの覚醒判断を、呼吸波形での覚醒
検出と結合させることができる。それから例えば、もし
体動センサーと呼吸波形が覚醒を示すならば、患者への
剌激は使用不能である。呼吸波形と体動センサー用の覚
醒判断の閾値は、個々の患者の睡眠活動に応じて装置に
予めプログラムできる。
【0046】図28〜30のブロック図は、吸気作用検
知と吸気作用検知に応じた剌激の基本的方法を示す。概
略的には、ベースライン振幅とオフセット計算値が呼吸
運動波形のために確立される。それから波形は、吸気の
開始(すなわち、吸気のターニングポイントの達成)か
ら呼気の開始(すなわち、吸気のピークPK1の達成)
まで、そして呼気のオフセット(すなわち、負の呼気の
ピークPK2の達成)までトラッキングされる。適応可
能な時間/形態フィルタを、呼吸パターン中の基準変化
への調整に使用する。先行する呼吸間隔の平均値が、次
の呼吸のために予測された開始を供給するために使用さ
れ、剌激は、予測された開始と同調して能動化され、そ
してそれによって実際の呼吸にわずかに先行する。呼吸
が予測より早いとき、剌激は検出された吸気作用開始で
始められる。全てのシステム周辺装置入力と出力のブロ
ック300における初期設定は、システムの電力投入
時、あるいはのマニュアルでリセットされたときに能動
化される。ブロック302における呼吸のオフセット計
算は、波形をサンプリングし、DC結合アンプのための
平均オフセットを見つけることによって着手される。そ
れからシステムは、ブロック305で呼気のオフセット
を検出することによって波形にそれ自身を同期させる。
それからシステムは、ブロック307で初期設定ステッ
プを実行され、システムは、波形のアンプゲインをセッ
トし、正常の形態上のパラメーターを確立するために、
いくつかの呼吸周期をトラッキングする。時間参照値
は、最後の吸気の開始に関しても確立され、予測された
開始を次の呼吸のために算出できる。それからブロック
310で予測された開始のための適切な時間が経過した
かどうかをシステムは決定する。イエスであれば、ブロ
ック315における剌激遅延のための要求がテストさ
れ、もし遅延が必要でなければ、剌激はブロック312
で使用可能となる。ノーであれば、ブロック320にお
いて、吸気作用開始の検知のために波形がテストされ
る。イエスであれば、吸気作用開始検知のために、ブロ
ック325における剌激遅延のための要求のテストが、
剌激がブロック330ですでに使用可能であるかどうか
のテストとともになされる。もしそれらのテストが一致
すれば、剌激はブロック335で使用可能となり、次の
予測された開始時間がブロック340で算出される。ブ
ロック320においての吸気開始検知後、振幅限界値
(THR2)と上昇時間(T1)がブロック345で算
出される。もし上昇時間が、ブロック350であまりに
長いことが分かれば、検出された吸気作用開始が無効な
開始検知であろうから、剌激はブロック352で使用不
能となる。同様に、もし上昇時間が、ブロック355で
あまりに短いことが分かれば、検出された吸気作用開始
が無効な開始検知であろうから、剌激はブロック357
で使用不能となる。それからシステムは、ブロック36
0で呼気開始(PK1)を探し、これが検出されるとき
は剌激は使用不能となる。もし検出されなければ、剌激
時間がブロック365でチェックされもしそれがあまり
に長ければ、剌激はブロック367で使用不能となる。
いったん呼気の開始(PK1)が識別されると、システ
ムは、ブロック370で呼気のオフセット(PK2)を
探す。一度呼気のオフセットが発見されると、システム
は、ブロック375で傾きベースラインの算出を開始
し、次の吸気の開始を見つけることができる。それから
システムは、再びブロック310における予測された吸
気開始の分析によって新規な周期を開始する。
【0047】上部気道の剌激が、患者の睡眠の邪魔をす
る非常に別の間隔を有することができるので、患者が刺
激の開始前に眠ることを許容されることが非常に重要で
あり、もし目覚めれば、剌激の人為事象を感じずに睡眠
に戻ることができる。これは図31で示された剌激遅延
システムによって達成される。剌激遅延コントローラ−
400は、覚醒事象検出器405から覚醒信号を受信す
る。上述のように覚醒事象検出器405は、波形解析を
通して検出された動作であり得るし、あるいは覚醒を示
す他の事象でもあり得る。例えば、患者がリセットボタ
ンを押したり、あるいは装置をオフとして、目が覚めて
おり、剌激の遅延を望むことを手動で示す。あるいは上
述のように、装置自身が、体動センサーを含むかもしれ
ない。心臓ペースメーカーで患者の体動を検出するため
に採用されるものと類似した人体動作に反応する。An
derson等の米国特許第4,428,378号やM
ullettの米国特許第5,031,618号に開示
される神経剌激器で使用された位置検出器のように、圧
電センサーや、覚醒事象検出器405からの信号は、剌
激遅延コントローラー400によって受信され、そして
同時に、それは剌激を動作不能にする信号410を剌激
出力段に送る。それからいつ、どのように剌激を再開す
るかを剌激遅延コントローラー400は決定しなければ
ならない。例えば、オンとされるのに応じて、剌激は、
完全にユニットの初期設定位相(一般的には約60秒)
にわたって抑制され、患者の要求に応じて前もってプロ
グラムされた0〜20分の範囲にわたって抑制される。
例えば、15分の遅延が、患者がまず眠るために使用さ
れ得る。あるいは、リセットボタンをプッシュすれば、
第2の予めプログラムされた遅延も(電源投入遅延より
一般毅的には短い)が能動化され、剌激をも抑制する。
例えば、1〜5分遅延でも眠気を感じている患者には十
分かもしれない。それが遅延期間の間に剌激を完全に抑
制するのに便利であるが、患者が知覚できる生理的な応
答レベルを下まわるレベルに剌激レベルを減少させるこ
とが必要なだけである。抑制しないで剌激レベルを減少
させることは、完全に剌激傾斜路コントローラー415
を能動化することによって達成でき、コントローラ41
5が能動化されると、非常に低い値に剌激振幅を減少さ
せ、徐々に予め選択された時間に移って増大させてゆ
き、選択時間の終わりには、供給された剌激は、装置に
プログラムされた最大の剌激振幅とされる。例えば、剌
激は、推定された患者の不眠の度合いに基づいて、30
〜60秒間にわたって傾斜させることができる。どちら
かの1つの完全な剌激抑制が傾斜遅延剌激は、患者が所
望により使用できる。図32で示すように、好ましい遅
延システムでは、最大限のプログラムされた剌激435
が達成されるまで、完全な剌激抑制を伴う遅延425
は、傾斜制御された剌激430と結合される。また好ま
しい実施形態では、患者の不眠の一個以上のパラメータ
ー、たとえば覚醒事象の周波数、強度あるいは持続期間
の特性を剌激遅延コントローラーが記録して反応し、覚
醒パラメーターか結合パラメーターが予めプログラムさ
れた基準と一致するならば、遅延期間が自動的に調整さ
れる。従って、低強度の短い、頻繁な覚醒期間(たとえ
ば患者の睡眠期間にわたる患者のタイミング)は、患者
が非常に眠く、短い遅延だけが供給された(たとえば、
約30秒間の傾斜を伴って1分ぐらい)ことを推定させ
る。一方、床に就いている患者のように、より長い持続
期間の覚醒事象かより強烈な覚醒事象の場合、患者が眠
れずにおり、より長い遅延が供給される(たとえば、6
0秒間の傾斜を伴って5分ぐらい)ことが推定される。
個々のパラメーターの選択や、パラメーターの結合は、
覚醒を検出するのに選択された方法に基づき、上述のよ
うに患者でテストすることで当業者には容易に調整でき
る。好ましいパラメーターは、上述のような呼吸波形の
分析と、体動応答型の心臓ぺースメーカーでの体動セン
シング実施により、得られる。
【0048】1つの実施形態では、5つの覚醒情報源、
即ち電源リセット、マニュアルリセット、位置検出器、
呼吸波形及び体動センサーが、覚醒事象検出器405を
トリガするために本システムで採用される。剌激遅延の
制御とともにこれらのパラメーターのすべてのモニター
はマイクロプロセッサ75によって操作できる。電源リ
セットは、患者が床に入って、刺激遅延コントローラー
400での15分の遅延を引き起こすときに能動化され
る。マニュアルリセットは、覚醒を示すために患者によ
って能動化され、5分遅延が刺激遅延コントローラー4
00によって供給される。位置検出器は、患者の呼吸部
位に取り付けられ、そこで患者の体勢(すなわち、患者
が、横臥している直立しているかどうか)を判断でき
る。そして患者が横臥から座るか立つかする状態の変化
も判断する。立つか座るかしている姿勢への変化の検知
で覚醒が検出され、そして8分の遅延が剌激遅延コント
ローラー400によって印加される。呼吸波形は、指数
移動平均上昇時間の算出とともに、上昇時間T1に関し
てモニターされる。平均の上昇時間が250ミリ秒を下
まわるとき、覚醒が推定され、そして剌激遅延コントロ
ーラー400が1分の遅延を供給する。圧電体動センサ
ーは、患者の体動を示すために呼吸部位の表面に取り付
ける。このセンサーは、表面のたわみによってセンサー
出力を発生させるが、患者の動作からの圧縮波がその表
面を撓ませるように取り付けられる。体動センサーの出
力は、患者の動作変化を検出するのためにモニターされ
る。これは、まず体動センサーの出力をモニターし、電
源リセットの16分間における1分間隔でのセンサー出
力の計算4個の8秒平均値レベルを算出し、4個の8秒
平均値を平均して患者のベースライン体動レベルとする
ことによって可能であり、その後、このセンサーはほぼ
毎秒ごとにモニターされ、センサー出力の指数移動平均
が算出される。平均出力が予めプログラムされたレベル
(たとえば、ベースラインレベルの3〜5倍)に達する
とき、覚醒が推定され、そして30秒の遅延が剌激遅延
コントローラー400によって印加される。剌激遅延コ
ントローラー400の出力は、覚醒検知パラメーター間
の相互関係によっても決定される。例えば、電源リセッ
ト後の15分の遅延の間に、もしマニュアルリセットが
検出されれば、コントローラー400は、マニュアルリ
セットによって供給される電源投入か、5分遅延によっ
て供給される残りの15分の遅延より長い遅延を供給す
る。すなわち、より長い遅延が常によいとき上述の遅延
期間に加えて、呼吸波形と体動センサーから検出された
覚醒に応じて供給された遅延は、感知された覚醒の持続
期間と感知された覚醒間の時間での覚醒検知数に基づい
て調整される。例えば、もし覚醒が少なくとも15秒間
にわたり呼吸波形と体動センサーの両方で検出されれ
ば、はっきりした覚醒が推定され、2分の遅延がコント
ローラー400によって供給される。他方、もし体動セ
ンサーだけが複数の短い覚醒期間(たとえば、3〜10
秒離れている3〜5回の覚醒)を示すならば、患者が単
に眠っていて動いているだけであると推定でき、体動セ
ンサーに応じてコントローラー400によって供給され
る遅延を10秒に減少させることができる。また、上述
の装置がプログラマブルであるので、上述のような種々
の遅延時間と他のシステムパラメーターは、治療してい
る医師によって異なる設定にプログラムされ得る装置の
デフォルト値であるかもしれない。
【0049】患者が遅延の完了より前に睡眠に戻る場
合、無呼吸事象をモニターし、閉塞性の睡眠無呼吸の検
知に応じて剌激を維持あるいは増加させることができ
る。例えば、1つの実施態様として、呼吸運動波形の最
高、最低振幅をモニター、振幅の指数移動平均を算出す
る。各連続する3個の呼吸周期の各々の振幅が平均振幅
を10%超えるとき、無呼吸が推定され、遅延コントロ
ーラー400は遅延を取り消し、それによって剌激が可
能になる。誤った無呼吸検知を防ぐために、本装置は、
第1の無呼吸検出後の遅延プログラムに応じて1〜3個
の補助的無呼吸発現の検知までを、無呼吸検知を確かめ
るための3〜5分にわたって維持するようにプログラム
できる。図33〜41の回路図に言及すると、図33
は、4つのピンコネクター452を通して受信される変
換器信号を処理するためのローパスフィルター450と
差動ローパスアンプ460を示す。コネクター454か
らの1つの線は、変換器が適切に接続していることを示
すために、マイクロプロセッサ75に接続する。3個の
オペレーショナルアンプ462a、462b、462c
がアンプ460で使用される。アンプ460からの信号
出力は、図34に示すゲイン制御装置470に送られ
る。ゲイン制御装置470は、4個のアナログスイッチ
472a、472b、472c、472dの一個以上を
マイクロプロセッサ75が選択することで駆動される。
抵抗器474a、474b、474c、474dは、マ
イクロプロセッサ75によって必要に応じて選択あるい
は選択解除される。抵抗器474a〜dは、各々異なる
値を有し、回路からのそれらの選択か選択解除により、
調整すべき信号のゲインが変わる。ゲイン制御装置47
0からの信号出力は、図35のオフセット制御回路48
0に送られる。図35に言及すると、アナログオフセッ
トは、マイクロプロセッサ75によって制御されるD/
A変換器482によって発生させられる。結果として生
じる増幅されかつオフセットされた呼吸信号は、アナロ
グ/ディジタルコンバータ483に送られ、信号はデジ
タル化されて、そしてマイクロプロセッサに75に送ら
れる。アナログ/ディジタルコンバータ483は、波形
情報をマイクロプロセッサ75に与えるために使用さ
れ、マイクロプロセッサ75は、信号ゲインとオフセッ
トを制御することができる。所定間隔(たとえば、8
秒)にわたるアナログ/ディジタルコンバータ483か
ら呼吸信号をマイクロプロセッサはサンプリングし、か
つ平均する。それからこの算出された平均オフセット
は、D/A変換器482を通して発生させるべきDCオ
フセットを決定するために使用される。有効な呼吸信号
のための指数平均ピーク/天底値は、図34のマイクロ
プロセッサゲイン制御線を通してゲインを決定するため
に使用される。図36は、剌激整形回路490を示す図
で、2重のD/A変換器が、マイクロプロセッサ75か
らの信号を単相性の波形に変換し、剌激パルスの形状を
規定する。コンバータ492の第1段は、剌激の形状を
規定しているマイクロプロセッサ75からディジタル信
号を受信する。この剌激は、傾斜部分と平坦部分を波形
に含んでおり、第1段494で最大ゲインにおいてアナ
ログ波形を出力する。コンバータ496の第2段は、マ
イクロプロセッサ75からディジタル信号を受信する。
この信号は、印加すべきゲインとコンバータからのアナ
ログ出力がその所望のレベルに波形のゲインを減少させ
ることを示す。電圧レベル回路497は、ポテンショメ
ータ498とともにRF信号の出力レベルを制御する
(剌激出力の最大値及び第1、第2コンバータ段49
4、496を調整するために)。マイクロプロセッサ7
5は剌激レベル出力をモニターし、そして過電圧機能不
全の予めプログラムされた剌激レベル特性とそのレベル
を比較し、もしそれを超えれば剌激出力が使用不能とな
る。この回路からの出力信号は、図38のアンテナ出力
回路のRF出力スイッチングトランジスター422にバ
イアスを掛けるために使用される。図37のRF発振器
回路500に言及すると、マイクロプロセッサ75は、
能動ゲート502によって発振器をオンとし、また能動
ゲート503によってパルスをゲート制御する。リセッ
トスイッチ513が押されるとき、ラッチ512は、ゲ
ート504を通しての剌激出力を動作不能にする。アン
テナが取り除かれると、ラッチ514は、ゲート504
を通しての剌激出力を動作不能にする。これらの事象の
いずれの後でも、剌激がマイクロプロセッサ75によっ
て再使用可能でなければならない。出力信号515は、
図38のアンテナ出力回路520に送られ、図36の剌
激整形回路390で形成された信号と結合される。アン
テナ出力回路520では、信号は、アンテナコネクター
524で装置の所望の出力信号にNPNパワートランジ
スター522を通して結合される。アンテナ接続の存在
を検出するために、NチャンネルFET526を採用し
ているアンテナ検出器回路が用いられ、この回路は図3
7のラッチ514と、図41のLEDアンテナインジケ
ータ162への信号出力528を備えている。図39、
40は、それぞれ電源投入リセット回路530と、マニ
ュアルリセット回路540を含む患者が実行可能なリセ
ット装置を示す。電源投入リセット回路530では、装
置に動力を供給することは、マイクロプロセッサ75を
能動化させるためのリセットをもたらす。マニュアルリ
セット回路540で、患者はリセットスイッチ513を
押して、マイクロプロセッサ75をリセットし、図37
で示すようにラッチ514によって剌激出力を動作不能
にすることができる。図41は、吸気作用LEDインジ
ケータ158を含むインジケータ回路550を示し、こ
の回路は、システムが初めにオンとされたとき、各々マ
イクロプロセッサ75から制御される電源投入表示と低
電池LED表示160及びRFの検出された切断に応じ
て出力アンテナを照らすアンテナLEDインジケータ1
62に応答する。
【0050】図42で、患者600に使用される上述の
システムが示される。このシステムは外部のトランスミ
ッタ/コントローラ55、患者の胸部の周囲のベルト6
02を含む呼吸変換器60及びベルト602からトラン
スミッタ/コントローラ55に延びてトランスミッタ/
コントローラ55に呼吸波形情報を供給するリード60
4を含む。感知された波形に応じて、トランスミッタ/
コントローラ55は、患者600の上部気道筋肉610
(願舌筋筋肉)を剌激するために、アンテナ/電極シス
テム65を通してパルス剌激を送出する。アンテナ/電
極システム65は、リード610と出力アンテナ612
によりトランスミッタ/コントローラ55に接続する。
出力アンテナ612は、受信アンテナ620にRF信号
615によって結合し、リード622により剌激電極6
24に接続する。剌激電極624は、舌下神経630を
剌激するために位置決めされている。
【0051】上述のように、本装置は、図43で示すよ
うな完全に植え込み型の剌激システムでも実行できる。
図43で、植え込み型のパルス発生器710(たとえ
ば、呼吸センサーからの入力を含むように変更されたM
edtronic社のITREL II Mode17
424)を、プレッシャセンサー715から呼吸感知の
ために患者700に植え込むことができる。Medtr
onic社のITRELII植え込み型神経剌激器は、
経皮的なRFテレメトリーによってモード変化を可能に
している進歩したプログラマブルな特徴を有する。装置
作用の患者が制御可能パラメーターは、それゆえに小さ
なハンドヘルド型のテレメトリー装置を通して患者が制
御できるが、医師が外部のプログラマーを通しての装置
の補助的操作パラメータを予めセットできる。プレッシ
ャセンサー715は、動的差圧プレッシャセンサータイ
プであり、たとえばAndersonの米国特許第4,
407,296号やAnderson等の米国特許第
4,485,813号のようなものである。プレッシャ
センサー715は、外科的に植え込まれ、胸膜腔内のた
とえば胸骨上切痕のようなスペースや、道管と食道の間
あるいは肋間スペースと圧力が共通する。胸骨上切痕
は、腹板のすぐ上の上胸部のよく知られている入体構造
であり、胸膜腔内のスペースと解剖学的に連続性してい
る。胸膜腔内の圧力変化が特有の呼吸波形を供給するこ
とは、よく知られており、正式にそれは呼吸ベルト変換
器によって生じるものに非常に類似し、そして同期剌激
を生じさせるために、上述の態様と同じように分析され
得る。呼吸運動検知のための補助的あるいは代用の方法
は、胸郭のインピーダンスか肋骨内面のEMOか横隔膜
筋電図の測定である。吸気作用への同期剌激は、舌下神
経730のまわりの電極720にリード718を通して
パルス発生器710から供給される。
【0052】本発明は、上記各実施形態に限定されるも
のではなく、種々の他の実施形態や実施形態の変形例と
も使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】正常な呼吸体動を示す患者の側面断面の図であ
る。
【図2】呼吸運動波形と呼吸運動波形の段階を示すグラ
フである。
【図3】呼吸気流波形のグラフを示すグラフである。
【図4】対応する呼吸運動波形を示すグラフである。
【図5】閉塞性の無呼吸の開始における図1の患者の側
面断面図である。
【図6】正常の吸気運動を示す吸気運動呼吸の波形を示
すグラフである。
【図7】無呼吸事象の開始における正常の吸気運動の変
化を示すグラフである。
【図8】呼吸の気流を示す呼吸波形(図6、7で示され
た呼吸運動波形ではなく、無呼吸事象における患者の)
のグラフである。
【図9】本発明による無呼吸治療装置の1つの実施形態
のブロック図である。
【図10】図9の上部気道トランスミッタ/コントロー
ラのブロック図である。
【図11】植え込まれた受信アンテナへの図10のRF
出力アンテナの結合を示す平面図である。
【図12】図10の上部気道トランスミッターの制御盤
の図である。
【図13】図9の上部気道トランスミッターからの剌激
同期する呼吸波形を示すグラフである。
【図14】図9の上部気道トランスミッターからの剌激
の同期化を示す波形グラフである。
【図15】マイクロプロセッサ、D/Aコンバータ及び
図14の剌激バーストウィンドーを作るための図10で
示す剌激整形器によって供給される整形波形を示すグラ
フである。
【図16】図15で示すような2つの剌激バーストウィ
ンドーを示す波形と、バースト期間を示す図である。
【図17】呼吸波形に同期した図16による波形を示す
グラフである。
【図18】図17の波形の咳か動作の人為事象による剌
激の休止を示すグラフである。
【図19】呼吸波形の通常の不応期の外側にあり、人為
事象的吸気信号の存在による剌激休止を示す図17によ
る波形のグラフである。
【図20】呼吸波形中の持続性の吸気信号に応じた剌激
バーストの丸めを示す図17による波形のグラフであ
る。
【図21】図15〜20の各剌激バーストに結合され、
マイクロプロセッサから信号に応じてオンとなった発振
器信号を示す波形である。
【図22】アンテナ出力で取り出される図10の装置の
ための出力波形であり、図21の発振器信号とRF搬送
波の結合遅延を伴う図15の剌激バーストウィンドーの
形成を示す。
【図23】図10の呼吸変換器による吸気周期のための
分析ポイントを伴う呼吸波形である。
【図24】咳による人為事象を伴う図23による呼吸波
形である。
【図25】動作による人為事象を伴う図23による呼吸
波形である。
【図26】吸気気流波形と、無呼吸事象の間の図23に
よる呼吸運動波形との比較を示す図である。
【図27】無呼吸事象間の図23による呼吸運動波形の
比較を示す図である。
【図28】図10の装置による呼吸の波形分析と剌激の
誘導を示すブロック図である。
【図29】図10の装置による呼吸の波形分析と剌激の
誘導を示すブロック図である。
【図30】図10の装置による呼吸の波形分析と剌激の
誘導を示すブロック図である。
【図31】患者の覚醒に応じた図10の装置の作用のブ
ロック図である。
【図32】図31による患者の覚醒に応じて能動化した
傾斜振幅及び遅延機能を示す図である。
【図33】図10の装置の呼吸運動信号の濾過と増幅の
ための回路図である。
【図34】図10の装置のゲイン制御装置の回路図であ
る。
【図35】図10の装置のA/D変換器の回路図であ
る。
【図36】図10の装置のD/Aコンバータと剌激整形
器の回路図である。
【図37】図10の装置のRF発振器の回路図である。
【図38】図10の装置のアンテナ出力回路図である。
【図39】電源リセットを含む図10の装置の実行可能
なリセット回路図である。
【図40】電源リセットとマニュアルリセットを含む図
10の装置の実行可能なリセット回路図である。
【図41】図12の制御盤のパネルインジケータの回路
の図である。
【図42】図9の無呼吸治療装置を患者に適用した状態
の図である。
【図43】植え込み型のパルス発生器と胸内植え込み型
のプレッシャセンサーを使用している本発明の実施形態
を示す図である。
【符号の説明】 10 患者 20 空気 15 気道 55 トランスミッタ/コントローラ 60 呼吸変換器 65 アンテナ/電極システム 70 プログラマー 75 マイクロプロセッサ 80 呼吸変換器 100 アンテナ出力 110 剌激整形器 115 RF発振器 120 RS−232シリアル・インタフェース 125 RF出力アンテナ 135 受信アンテナ 150 制御盤 175 剌激ウィンドー 200 波形ウィンドー 219 剌激パルス 227 剌激バースト 230 制御信号 237 RF搬送波遅延期間 400 剌激遅延コントローラー 405 覚醒事象検出器 415 剌激傾斜路コントローラー 460 アンプ 470 ゲイン制御装置 480 オフセット制御回路 483 アナログ/ディジタルコンバータ 500 RF発振器回路 513 リセットスイッチ 520 アンテナ出力回路 530 電源投入リセット回路 540 マニュアルリセット回路 600 患者 602 ベルト 610 上部気道筋肉 612 出力アンテナ 624 剌激電極 630 舌下神経 700 患者 710 パルス発生器 715 プレッシャセンサー 720 電極 730 舌下神経
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 上部気道筋肉の剌激装置、上部気道筋肉の刺激制御装置、呼吸運動波形の供給装置、呼吸運動波 形の初期化装置、呼吸運動波形の妥当性決定装置、及び閉塞性睡眠無呼吸処理用のための医療用 装置

Claims (75)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要件からなる、気道閉塞症を軽減
    するために患者の上部気道筋肉に患者の呼吸周期の吸気
    位相に同期した刺激を供給する装置。 (a)患者の呼吸運動波形について、吸気ターニングポ
    イントの呼吸運動波形特性の傾きの変化をモニターする
    傾きモニター手段、(b)呼吸運動波形について、吸気
    ターニングポイントの予め定めた振幅特性をモニターす
    る振幅モニター手段、(c)上記傾きモニター手段と上
    記振幅モニター手段と接続し、傾きか振幅基準により第
    1の吸気のターニングポイントを検出する検出手段、及
    び(d)上記検出手段と接続し、検出された吸気ターニ
    ングポイントに応じて刺激を開始する刺激手段。
  2. 【請求項2】 上記傾きモニター手段が、以下の要件を
    含む請求項1の装置。 (a)呼吸運動波形の移動平均傾きを決定する傾き平均
    手段、(b)呼吸運動波形の現在の傾きを決定する傾き
    測定手段、及び(c)上記傾き平均手段及び上記傾き決
    定手段と接続し、上記移動平均傾きと現在の傾きを比較
    する比較手段。
  3. 【請求項3】 上記傾き手段が以下の要件を含む請求項
    2の装置。 (a)患者の呼吸運動信号特性を感知する感知手段、
    (b)上記感知手段と接続し、予め定めた間隔で感知さ
    れた信号をサンプリングし、デジタル化された呼吸運動
    波形を供給するサンプリング手段、及び(c)上記サン
    プリング手段と接続し、最近の振幅値と次の最近の振幅
    値の間の差を決定する差手段。
  4. 【請求項4】 現在の傾きが、移動平均傾きの約1.5
    〜5倍の範囲にある請求項2の装置。
  5. 【請求項5】 以下の要件を含む請求項1の装置。 (a)波形の平均のピークから谷への振幅を決定する振
    幅決定手段、及び(b)上記振幅決定手段と接続し、平
    均のピークから谷への振幅の関数として予め定めた振幅
    基準を決定する基準決定手段。
  6. 【請求項6】 振幅決定手段が以下の要件を含む請求項
    5の装置。 (a)患者の呼吸運動信号特性を感知する感知手段、
    (b)上記感知手段と接続し、予め定めた間隔で上記感
    知信号をサンプリングし、デジタル化された呼吸運動波
    形を供給するサンプリング手段、(c)上記サンプリン
    グ手段と接続し、複数の連続する呼吸周期のデジタル化
    された波形の最高、最低振幅を決定するピーク決定手
    段、(d)上記ピーク決定手段と接続し、各呼吸周期に
    ついて最高、最低振幅の間の差を決定する差手段、及び
    (e)上記差手段と接続し、複数の振幅値差の平均値を
    決定する平均手段。
  7. 【請求項7】 上記刺激手段が、吸気のターニングポイ
    ント検知時にすぐに刺激を開始するための手段を含む請
    求項1の装置。
  8. 【請求項8】 上記刺激手段が、吸気のターニングポイ
    ントの検知後の次の呼吸周期で刺激を開始するための刺
    激遅延手段を含む請求項1の装置。
  9. 【請求項9】 上記刺激遅延手段が以下の要件を含む請
    求項8の装置。 (a)患者の代表的呼吸周期時間を決定する周期時間決
    定手段、(b)吸気のターニングポイントがいつ検出さ
    れるかを決定するターニングポイント検出手段、(c)
    上記同期時間決定手段及び上記ターニングポイント決定
    手段と接続し、呼吸周期時間の関数として、刺激の開始
    時間を決定し、かついつ上記吸気のターニングポイント
    が検出されるかを決定する刺激決定手段。
  10. 【請求項10】 以下の要件からなる、気道閉塞症を軽
    減するために患者の上部気道筋肉に患者の呼吸周期の吸
    気位相に同期した刺激を供給する装置。 (a)患者の呼吸運動信号の特性を感知する感知手段、
    (b)予め定めた間隔で上記感知信号をサンプリング
    し、デジタル化された呼吸運動波形を供給するサンプリ
    ング手段、(c)上記サンプリング手段と接続し、呼吸
    運動波形の移動平均傾きを決定する平均傾き決定手段、
    (d)上記サンプリング手段と接続し、呼吸運動波形の
    現在の傾きを決定する傾き決定手段、(e)上記傾き平
    均値決定手段及び上記傾き決定手段と接続し、移動平均
    傾きと現在の傾きを比較する比較手段、(f)上記比較
    手段と接続し、傾き比較により吸気位相を検出する位相
    検出手段、及び(g)上記位相検出手段と接続し、検出
    された吸気位相により上部気道筋肉の刺激を開始及び終
    結させる刺激手段。
  11. 【請求項11】 上記傾き平均値測定手段が以下の要件
    からなる請求項10の装置。(a)各サンプリング間隔
    と直前のサンプリングの間隔の振幅値の差を決定する振
    幅差手段、(b)上記振幅差手段と接続し、連続する複
    数のサンプリング間隔からの平均差を決定する平均値決
    定手段、及び(c)上記振幅差手段及び上記平均値決定
    手段と接続し、各サンプリング間隔で平均値を再決定す
    る平均再決定手段。
  12. 【請求項12】 上記位相検出部手段が以下の要件を含
    む請求項10の装置。 (a)上記傾き判断手段に接続し、現在の傾きから吸気
    のターニングポイントを決定するターニングポイント検
    出手段、及び(b)上記平均値傾き決定手段に接続し、
    移動平均傾きから吸気のピークを決定するピーク決定手
    段。
  13. 【請求項13】 上記ピーク決定手段が以下の要件を含
    む請求項12の装置。 (a)上記平均値傾き決定手段に接続し、移動平均傾き
    が最初にいつ負になるかを識別する第1の負の傾き決定
    手段、(b)上記第1の負の傾き決定手段に接続し、移
    動平均傾きが負になった後に予め定めた間隔をタイミン
    グアウトするタイミング手段、及び(c)上記タイミン
    グ手段と接続し、上記移動平均傾きが予め定めた間隔の
    終わりに負になることを決定する第2の負の傾き決定手
    段。
  14. 【請求項14】 上記刺激手段が、吸気のターニングポ
    イント検知時にすぐに刺激を開始するための手段を含む
    請求項12の装置。
  15. 【請求項15】 上記刺激手段が、吸気のターニングポ
    イントの検知後に次の呼吸のための周期で刺激を開始す
    るための手段を含む請求項12の装置。
  16. 【請求項16】 上記刺激手段が以下の要件を含む請求
    項15の装置。 (a)患者の代表的呼吸周期時間を決定する周期決定手
    段、(b)吸気のターニングポイントがいつ検出される
    かを決定するターニングポイント検知手段、及び(c)
    上記周期決定手段及び上記ターニングポイント決定手段
    と接続し、呼吸周期時間の関数として刺激の開始時間を
    決定し、かついつ上記吸気のターニングポイントが検出
    されるかを決定する刺激決定手段。
  17. 【請求項17】 上記刺激手段が、吸気のピークの検知
    時にすぐに刺激を終了させる手段を含む請求項12の装
    置。
  18. 【請求項18】 以下の要件からなる、気道閉塞症を軽
    減するために患者の上部気道筋肉へ供給する患者の呼吸
    周期の吸気位相と同期した刺激を制御する装置。 (a)患者の呼吸運動波形における吸気ターニングポイ
    ントの変化特性をモニターするターニングポイントモニ
    ター手段、 (b)上記ターニングポイントモニター手段と接続し、
    検出された吸気のターニングポイントに応じて刺激を開
    始させる刺激開始手段、 (c)上記ターニングポイントモニター手段と接続し、
    吸気のターニングポイントの検知後の経過時間をモニタ
    ーする時間モニター手段、 (d)呼吸運動波形の吸気ピークをモニターするピーク
    モニター手段、 (e)上記ピークモニター手段及び上記時間モニター手
    段と接続し、 (1)吸気のピークの検知、あるいは (2)予め定めた時間の経過より早く刺激を終らせる 刺激終結手段。
  19. 【請求項19】 上記ターニングポイントモニター手段
    が以下の要件を含む請求項18の装置。 (a)呼吸運動波形の移動平均傾きを決定する平均傾き
    決定手段、(b)呼吸運動波形の現在の傾きを決定する
    傾き決定手段、及び(c)上記平均傾き決定手段及び上
    記傾き決定手段と接続し、移動平均傾きと現在の傾きを
    比較する比較手段。
  20. 【請求項20】 上記現在の傾きを判断する手段が以下
    の要件を含む請求項19の装置。 (a)患者の呼吸運動の信号特性を感知する感知手段、
    (b)上記感知手段と接続し、予め定めた間隔で感知さ
    れた信号をサンプリングし、デジタル化された呼吸運動
    波形を供給するサンプリング手段、及び(c)上記サン
    プリング手段と接続し、呼吸運動波形の最も最近の振幅
    と次の最も最近の振幅の間の差を決定する差手段。
  21. 【請求項21】 上記刺激開始手段が、吸気ターニング
    ポイント検知時にすぐに刺激を開始させる手段を含む請
    求項18の装置。
  22. 【請求項22】 上記刺激開始手段が、吸気のターニン
    グポイント検知後に次の呼吸周期で刺激を開始させる手
    段を含む請求項18の装置。
  23. 【請求項23】 上記次の呼吸周期に刺激を開始させる
    手段が以下の要件を含む請求項22の装置。 (a)患者の代表的呼吸周期時間を決定する周期時間決
    定手段、(b)吸気のターニングポイントがいつ検出さ
    れるかを決定するターニングポイント決定手段、(c)
    上記周期時間決定手段及び上記ターニングポイント決定
    手段と接続し、呼吸周期時間の関数としての刺激の開始
    時間を決定し、かついつ上記吸気のターニングポイント
    が検出されるかを決定する開始決定手段。
  24. 【請求項24】 吸気のピークモニター手段が以下の要
    件を含む請求項18の装置。 (a)波形の移動平均傾きがいつ最初に負になるかを識
    別する負の傾き決定手段、(b)予め定めた間隔からの
    タイミングをとるタイミング手段、及び(c)上記負の
    傾き決定手段及びタイミング手段と接続し、上記移動平
    均傾きが予め定めた間隔の終わりで負であることを決定
    する手段。
  25. 【請求項25】 以下の要件からなる、気道閉塞症を軽
    減するために患者の上部気道筋肉への患者の呼吸周期の
    吸気位相に同期した刺激を制御する装置。 (a)患者の呼吸運動波形をモニターする波形モニター
    手段、(b)上記モニター手段と接続し、吸気のターニ
    ングポイントの呼吸運動波形特性の変化を検出するター
    ニングポイント検知手段、(c)上記ターニングポイン
    ト検知手段と接続し、検出された吸気のターニングポイ
    ントに応じて刺激を開始させる刺激開始手段、(d)上
    記波形モニター手段と接続し、正常の呼吸の体動に特有
    でない人為事象について呼吸運動波形をモニターする人
    為事象モニター手段、(e)上記人為事象モニター手段
    と接続し、波形中の人為事象を検出する人為事象検出手
    段、及び(f)上記人為事象検出手段と接続し、人為事
    象の検知時に刺激を抑制する刺激抑制手段。
  26. 【請求項26】 上記ターニングポイント検知手段が以
    下の要件を含む請求項25の装置。 (a)呼吸運動波形の移動平均傾きを決定する平均傾き
    決定手段、(b)呼吸運動波形の現在の傾き決定する現
    在の傾き決定手段、及び(c)上記平均傾き検出手段及
    び上記現在の傾き検出手段と接続し、移動平均傾きと現
    在の傾きを比較する比較手段。
  27. 【請求項27】 上記現在の傾き決定手段が以下の要件
    含む請求項26の装置。 (a)患者の呼吸運動信号特性を感知する感知手段、
    (b)上記感知手段に接続し、予め定めた間隔で上記感
    知信号をサンプリングし、デジタル化された呼吸運動波
    形を供給するサンプリング手段、及び(c)上記サンプ
    リング手段と接続し、呼吸運動波形の最も最近の振幅と
    次の最も最近の振幅の間の差を決定する差手段。
  28. 【請求項28】 上記人為事象検出手段が以下の要件を
    含む請求項25の装置。 (a)人体動作か咳の波形特性の少なくとも1つのパラ
    メーターについて呼吸運動波形をモニターするパラメー
    ターモニター手段、及び(b)上記パラメーターモニタ
    ー手段と接続し、予め定めた限度とパラメーターのため
    の少なくとも1つの値を比較する比較手段。
  29. 【請求項29】 上記モニターされたパラメーターが、
    吸気上昇時間、吸気のピークまでの時間、吸気の開始か
    ら呼気のオフセットまでの時間、吸気のピークピーク時
    間、呼気のピークピーク時間、及び呼吸間時間からなる
    グループから選択されたものである請求項28の装置。
  30. 【請求項30】 以下の要件からなる、気道閉塞症を軽
    減するために患者の上部気道筋肉へ患者の呼吸周期の吸
    気位相と同期した刺激を供給する装置。 (a)患者の呼吸運動信号の特性を感知する感知手段、
    (b)上記感知手段と接続し、予め定めた間隔で上記信
    号をサンプリングし、デジタル化された呼吸運動波形を
    供給するサンプリング手段、(c)上記サンプリング手
    段と接続し、呼吸運動波形について移動平均傾きを決定
    する平均傾き決定手段、(d)上記サンプリング手段に
    接続し、呼吸運動波形について現在の傾きを判断する現
    在傾き決定手段、(e)上記平均傾き決定手段及び上記
    現在傾き決定手段と接続し、移動平均傾きと現在の傾き
    を比較し、移動平均傾きの約1.5〜5倍の範囲にある
    現在の傾きによって吸気のターニングポイントを決定す
    るターニングポイント決定手段、及び(f)上記ターニ
    ングポイント決定手段と接続し、検出された吸気のター
    ニングポイントにより上部気道筋肉の刺激を開始させる
    刺激開始手段。
  31. 【請求項31】 上記を平均傾き決定手段が以下の要件
    を含む請求項30の装置。 (a)上記サンプリング手段と接続し、各サンプリング
    間隔と直前の先行するサンプリング間隔の振幅値の差を
    決定する差決定手段、(b)上記サンプリング手段及び
    上記差決定手段と接続し、連続する複数のサンプリング
    間隔の差の平均値を決定する平均値決定手段、及び
    (c)上記サンプリング手段及び上記平均値決定手段と
    接続し、各サンプリングの間隔で平均値を再判断する平
    均値再判断手段。
  32. 【請求項32】 上記刺激開始手段が、吸気のターニン
    グポイントの検知時にすぐに刺激を開始させる手段を含
    む請求項30の装置。
  33. 【請求項33】 上記刺激開始手段が、吸気のターニン
    グポイントの検知後の次の呼吸周期で刺激を開始させる
    手段を含む請求項30の装置。
  34. 【請求項34】 次の呼吸周期の間に刺激を開始させる
    手段が以下の要件を含む請求項33の装置。 (a)患者の代表的呼吸周期時間を決定する周期時間決
    定手段、(b)吸気ターニングポイントがいつ検出され
    るかを決定するターニングポイント検知手段、(c)上
    記周期時間決定手段及び上記ターニングポイント検知手
    段とに接続し、刺激の開始時間を決定し、かつ呼吸周期
    時間の関数としていつ吸気のターニングポイントが検出
    されるかを決定する手段。
  35. 【請求項35】 以下の要件からなる、気道閉塞症を軽
    減するために患者の上部気道筋肉に患者の呼吸周期の吸
    気位相と同期した刺激を供給する装置。 (a)患者の呼吸運動信号特性を感知する感知手段、
    (b)上記感知手段と接続し、予め定めた間隔で感知信
    号をサンプリングし、デジタル化された呼吸運動波形を
    供給するサンプリング手段、(c)上記サンプリング手
    段と接続し、連続する複数の呼吸周期についてデジタル
    化された波形の最高、最低振幅値を決定する振幅決定手
    段、(d)上記振幅の決定手段と接続し、複数の呼吸周
    期間の各最高及び最低振幅値の間の差を決定する差決定
    手段、(e)上記差決定手段と接続し、複数の振幅値差
    の平均値を決定する平均値決定手段、(f)上記平均値
    決定手段と接続し、平均の振幅差の関数として振幅トリ
    ガー値を決定するトリガー値決定手段、(g)上記トリ
    ガー値決定手段及び上記サンプリング手段と接続し、呼
    吸運動波形中の振幅トリガー値の達成によって吸気のタ
    ーニングポイントを検出するターニングポイント決定手
    段、及び(h)上記ターニングポイント検出手段と接続
    し、検出された吸気のターニングポイントに応じて刺激
    を開始させる刺激開始手段。
  36. 【請求項36】 上記刺激開始手段が、吸気のターニン
    グポイントの検知時にすぐに刺激を開始する手段を含む
    請求項35の装置。
  37. 【請求項37】 上記刺激開始手段が、吸気のターニン
    グポイントの検知後の次の呼吸周期で刺激を開始させる
    手段を含む請求項35の装置。
  38. 【請求項38】 上記次の呼吸周期で刺激を開始させる
    手段が以下の要件を含む請求項37の装置。 (a)患者の代表的呼吸周期時間を決定する周期時間決
    定手段、(b)吸気のターニングポイントがいつ検出さ
    れるかを決定するターニングポイント検出手段、(c)
    上記周期時間決定手段及び上記ターニングポイント検出
    手段に接続し、呼吸の周期時間の関数として刺激開始時
    間を決定し、かついつ吸気のターニングポイントが検出
    されるかを決定する手段。
  39. 【請求項39】 以下の要件からなる、患者の呼吸運動
    波形を供給する装置。 (a)患者の呼吸運動の出力特性を有する信号を感知す
    る感知手段、(b)上記感知手段と接続し、予め定めた
    間隔で信号をサンプリングし、デジタル化された呼吸運
    動波形を供給するサンプリング手段、(c)上記サンプ
    リング手段と接続し、デジタル化された波形平均オフセ
    ットを決定するオフセット決定手段、(d)上記オフセ
    ット決定手段と接続し、上記平均のオフセットを予め定
    めた最大のデジタルの範囲の中心に持って来るために、
    上記信号出力を調整する出力調整手段、(e)上記サン
    プリング手段と接続し、上記デジタル化された波形につ
    いて平均の最高、最低振幅を決定する振幅決定手段、及
    び(f)上記振幅決定手段と接続し、平均のピークピー
    ク振幅を最大のデジタルの範囲の約60〜90%に持っ
    て来るように平均のピークピーク振幅を調整する振幅手
    段手段、
  40. 【請求項40】 上記予め定めたサンプリング間隔が0
    〜100ミリ秒の範囲にある請求項39の装置。
  41. 【請求項41】 上記予め定めた最大のデジタルの範囲
    が少なくとも8ビットの範囲である請求項39の装置。
  42. 【請求項42】 上記信号出力が約0〜5ボルトの範囲
    にある請求項39の装置。
  43. 【請求項43】 上記オフセット測定手段が、約8秒間
    のデジタル化された波形を平均する請求項39の装置。
  44. 【請求項44】 上記オフセット測定手段が、指数関数
    平均値を供給する請求項33の装置。
  45. 【請求項45】 上記振幅測定手段が、約8個の呼吸周
    期のピークピーク振幅を平均する請求項39の装置。
  46. 【請求項46】 上記振幅測定手段が、指数平均値を供
    給する請求項45の装置。
  47. 【請求項47】 以下の要件からなる、呼吸運動波形を
    初期化する装置。 (a)有効な呼吸運動波形のパラメーター特性の初期値
    を予め選択するパラメーター選択手段、(b)患者の呼
    吸の運動の出力特性を有する信号を感知する感知手段、
    (c)上記感知手段に接続し、予め定めた間隔で上記信
    号をサンプリングし、デジタル化された呼吸運動波形を
    供給するサンプリング手段、(d)上記サンプリング手
    段と接続し、デジタル化された波形の平均のオフセット
    を決定するオフセット決定手段、(e)上記オフセット
    決定手段と接続し、上記信号出力を調整して上記予め定
    めた最大のデジタル範囲の中心に平均のオフセットを持
    って来る出力調整手段、(f)上記サンプリング手段に
    接続し、デジタル化された波形の平均のピークピーク振
    幅を決定する振幅決定手段、(g)上記振幅決定手段と
    接続し、最大のデジタル範囲の約60〜90%の範囲に
    平均のピークピーク振幅を持って来るように平均のピー
    クピーク振幅を調整する振幅調整手段、(h)上記サン
    プリング手段、上記オフセット調整手段及び上記振幅調
    整手段と接続し、上記調整波形からの上記パラメーター
    の値を決定するパラメーター決定手段、(i)上記パラ
    メーター選択手段及び上記パラメーター決定手段と接続
    し、予め選ばれた初期値と決定されたパラメーター値を
    平均するパラメーター平均手段。
  48. 【請求項48】 上記パラメーターが、吸気上昇時間、
    吸気の開始から呼気のオフセットまでの時間、吸気のピ
    ークピーク時間、呼気のピークピーク時間、及び呼吸間
    時間からなるグループから選択されたものである請求項
    47の装置。
  49. 【請求項49】 上記パラメーターが吸気上昇時間であ
    り、上記初期値が約1200〜1800ミリ秒の範囲に
    ある請求項48の装置。
  50. 【請求項50】 上記パラメーターが吸気のピークまで
    の時間であり、上記初期値が約2000〜3000ミリ
    秒の範囲にある請求項48の装置。
  51. 【請求項51】 上記パラメーターが吸気の開始から呼
    気のオフセットまでの時間であり、上記初期値が約30
    00〜4500ミリ秒の範囲にある請求項48の装置。
  52. 【請求項52】 上記パラメーターが、吸気のピークピ
    ーク時間、呼気のピークピーク時間及び呼吸間時間から
    なるグループから選択されたものであり、上記初期値が
    約10〜15秒の範囲にある請求項48の装置。
  53. 【請求項53】 上記予め定めたサンプリング間隔が0
    〜100ミリ秒の範囲にある請求項47の装置。
  54. 【請求項54】 上記予め定めた最大のデジタル範囲が
    少なくとも8ビットの範囲である請求項47の装置。
  55. 【請求項55】 上記信号出力が約0〜5ボルトの範囲
    にある請求項47の装置。
  56. 【請求項56】 上記オフセット決定手段が、約8秒間
    のデジタル化された波形を平均する請求項47の装置。
  57. 【請求項57】 上記オフセット決定手段が、指数平均
    値を供給する請求項56の装置。
  58. 【請求項58】 以下の要件からなる、非呼吸の人為事
    象を有する信号から呼吸運動波形の有効性を決定する装
    置。 (a)非呼吸の人為事象の特性の波形の少なくとも1つ
    のパラメーターについて患者の呼吸運動波形をモニター
    するモニター手段、及び(b)上記モニター手段と接続
    し、予め定めた限度と上記パラメーター値を比較する比
    較手段。
  59. 【請求項59】 上記パラメーターが、吸気上昇時間、
    吸気のピークまでの時間、吸気の開始から呼気のオフセ
    ットまでの時間、吸気のピークピーク時間、呼気のピー
    クピーク時間、及び呼吸間時間からなるグループから選
    択されたものである請求項58の装置。
  60. 【請求項60】 吸気上昇時間が、少なくとも約220
    ミリ秒であり、約625〜950ミリ秒を加えたパラメ
    ーターのベースライン平均値より小さい請求項59の装
    置。
  61. 【請求項61】 吸気のピークまでの時間が、少なくと
    も約750ミリ秒であり、約875〜1300ミリ秒を
    加えたパラメーターのベースライン平均値より小さい請
    求項59の装置。
  62. 【請求項62】 吸気の開始から呼気のオフセットへの
    時間が、少なくとも約1000ミリ秒であり、約112
    5〜1700ミリ秒を加えたパラメーターのベースライ
    ン平均値より小さい請求項59の装置。
  63. 【請求項63】 吸気のピークピーク時間が、少なくと
    も約2000ミリ秒であり、約2000〜4000ミリ
    秒を加えたパラメーターのベースライン平均値より小さ
    い請求項59の装置。
  64. 【請求項64】 呼気のピークピーク時間が、少なくと
    も約2000ミリ秒であり、約2000〜4000ミリ
    秒を加えたパラメーターのベースライン平均値より小さ
    い請求項59の装置。
  65. 【請求項65】 呼吸間の時間が、少なくとも約200
    0ミリ秒であり、約2000〜4000ミリ秒を加えた
    パラメーターのベースライン平均値より小さい請求項5
    9の装置。
  66. 【請求項66】 上記モニター手段及び上記比較手段と
    接続し、パラメーターの複数の値を平均し、予め定めた
    限度と比較する平均手段を含む請求項59の装置。
  67. 【請求項67】 上記モニター手段及び上記比較手段と
    接続し、患者の要求による予め定めた限度を調整する手
    段を含む請求項59の装置。
  68. 【請求項68】 上記モニター手段と比較手段が波形の
    複数のパラメーターをモニターして比較する手段を含む
    請求項59の装置。
  69. 【請求項69】 以下の要件からなる、上部気道の筋肉
    の電気的刺激によって患者の閉塞性睡眠無呼吸を処理す
    る医療用装置。 (a)無呼吸を検出する以下の要件からなる、無呼吸検
    知手段、(1)患者の呼吸運動のレベルのパラメーター
    特性について呼吸運動波形をモニターするモニター手
    段、(2)上記モニター手段と接続し、連続した呼吸周
    期から取り出された複数のパラメーター値を平均し、該
    平均値が、上記パラメーターのベースライン平均値を供
    給する平均手段、(3)上記平均手段と接続し、ベース
    ライン平均値から限界値を発生させる限度発生手段、
    (4)上記モニター手段及び上記限度発生手段と接続
    し、上記限界値とパラメーター値を比較する比較手段、
    及び (b)上記無呼吸検知手段と接続し、無呼吸の検知時に
    気道の開通性を回復するレベルで電気的刺激を印加する
    刺激手段。
  70. 【請求項70】 上記パラメーターが波形のピーク振幅
    である請求項69の医療用装置。
  71. 【請求項71】 上記波形のピーク振幅が、呼吸周期中
    の波形の吸気のピークと呼気のピークの間の振幅の差で
    ある請求項70の医療用装置。
  72. 【請求項72】 上記平均値を、指数移動平均値として
    発生させる請求項70の医療用装置。
  73. 【請求項73】 上記限界値が、上記ベースライン平均
    値の115%〜150%の範囲にある請求項70の医療
    用装置。
  74. 【請求項74】 上記無呼吸検知手段が、2〜5個の連
    続した呼吸周期中の限界値と上記パラメーター値を比較
    する手段を含む請求項70の医療用装置。
  75. 【請求項75】 上記無呼吸検知手段が、上記モニター
    手段及び上記平均手段と接続し、上記2〜5個の連続し
    た呼吸周期の各々についてパラメーター値の増加を検出
    する請求項70の医療用装置。
JP29069295A 1994-09-21 1995-09-21 上部気道筋肉の剌激装置、上部気道筋肉の刺激制御装置 Expired - Fee Related JP3733556B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/309,821 1994-09-21
US08/309,821 US5549655A (en) 1994-09-21 1994-09-21 Method and apparatus for synchronized treatment of obstructive sleep apnea

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09187521A true JPH09187521A (ja) 1997-07-22
JP3733556B2 JP3733556B2 (ja) 2006-01-11

Family

ID=23199807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29069295A Expired - Fee Related JP3733556B2 (ja) 1994-09-21 1995-09-21 上部気道筋肉の剌激装置、上部気道筋肉の刺激制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5549655A (ja)
EP (3) EP1277491B1 (ja)
JP (1) JP3733556B2 (ja)
DE (3) DE69526767T2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007181613A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Denso Corp 寝具に加わる被験者の荷重変化により得られる呼吸信号の解析方法および装置
JP2007190196A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Ngk Spark Plug Co Ltd 呼吸状態監視装置及び呼吸状態監視システム
JP2012187176A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Seiko Epson Corp 拍動検出装置
WO2012157277A1 (ja) * 2011-05-18 2012-11-22 Tada Yoshihiko 電極パッド及びこれを備えた気道確保装置
JP2014522713A (ja) * 2011-08-10 2014-09-08 カーディアック ペースメイカーズ, インコーポレイテッド 頚部インピーダンスを使用する生理学的パラメータの判定
WO2022224599A1 (ja) * 2021-04-20 2022-10-27 東洋紡株式会社 四肢動物用の生体情報計測衣類、四肢動物用の衣類型生体情報計測装置、四肢動物の異常呼吸検知方法、および四肢動物の異常呼吸検知装置

Families Citing this family (311)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6675797B1 (en) 1993-11-05 2004-01-13 Resmed Limited Determination of patency of the airway
EP0927538B1 (en) 1993-11-05 2004-04-07 Resmed Limited Determination of airway patency
AUPN236595A0 (en) 1995-04-11 1995-05-11 Rescare Limited Monitoring of apneic arousals
AUPN344195A0 (en) 1995-06-08 1995-07-06 Rescare Limited Monitoring of oro-nasal respiration
AUPN547895A0 (en) 1995-09-15 1995-10-12 Rescare Limited Flow estimation and compenstion of flow-induced pressure swings cpap treatment
CA2232546A1 (en) 1995-09-18 1997-03-27 Resmed Limited Pressure control in cpap treatment or assisted respiration
AUPN616795A0 (en) 1995-10-23 1995-11-16 Rescare Limited Ipap duration in bilevel cpap or assisted respiration treatment
US6628987B1 (en) 2000-09-26 2003-09-30 Medtronic, Inc. Method and system for sensing cardiac contractions during vagal stimulation-induced cardiopalegia
US8036741B2 (en) * 1996-04-30 2011-10-11 Medtronic, Inc. Method and system for nerve stimulation and cardiac sensing prior to and during a medical procedure
USRE38705E1 (en) * 1996-04-30 2005-02-22 Medtronic, Inc. Method and device for electronically controlling the beating of a heart using venous electrical stimulation of nerve fibers
US6532388B1 (en) 1996-04-30 2003-03-11 Medtronic, Inc. Method and system for endotracheal/esophageal stimulation prior to and during a medical procedure
US7269457B2 (en) 1996-04-30 2007-09-11 Medtronic, Inc. Method and system for vagal nerve stimulation with multi-site cardiac pacing
US6006134A (en) * 1998-04-30 1999-12-21 Medtronic, Inc. Method and device for electronically controlling the beating of a heart using venous electrical stimulation of nerve fibers
US6735471B2 (en) * 1996-04-30 2004-05-11 Medtronic, Inc. Method and system for endotracheal/esophageal stimulation prior to and during a medical procedure
US6449507B1 (en) 1996-04-30 2002-09-10 Medtronic, Inc. Method and system for nerve stimulation prior to and during a medical procedure
US7225019B2 (en) * 1996-04-30 2007-05-29 Medtronic, Inc. Method and system for nerve stimulation and cardiac sensing prior to and during a medical procedure
US5895360A (en) * 1996-06-26 1999-04-20 Medtronic, Inc. Gain control for a periodic signal and method regarding same
US6099479A (en) * 1996-06-26 2000-08-08 Medtronic, Inc. Method and apparatus for operating therapy system
US5944680A (en) * 1996-06-26 1999-08-31 Medtronic, Inc. Respiratory effort detection method and apparatus
AUPO163896A0 (en) 1996-08-14 1996-09-05 Resmed Limited Determination of respiratory airflow
AUPO247496A0 (en) 1996-09-23 1996-10-17 Resmed Limited Assisted ventilation to match patient respiratory need
AUPO418696A0 (en) 1996-12-12 1997-01-16 Resmed Limited A substance delivery apparatus
US7992572B2 (en) 1998-06-10 2011-08-09 Asthmatx, Inc. Methods of evaluating individuals having reversible obstructive pulmonary disease
US7027869B2 (en) 1998-01-07 2006-04-11 Asthmatx, Inc. Method for treating an asthma attack
US7425212B1 (en) 1998-06-10 2008-09-16 Asthmatx, Inc. Devices for modification of airways by transfer of energy
US6411852B1 (en) * 1997-04-07 2002-06-25 Broncus Technologies, Inc. Modification of airways by application of energy
US6634363B1 (en) 1997-04-07 2003-10-21 Broncus Technologies, Inc. Methods of treating lungs having reversible obstructive pulmonary disease
US6093158A (en) * 1997-05-15 2000-07-25 Morris; Donald E. Systems for modifying behavioral disorders
AUPO742297A0 (en) 1997-06-18 1997-07-10 Resmed Limited An apparatus for supplying breathable gas
US6479523B1 (en) 1997-08-26 2002-11-12 Emory University Pharmacologic drug combination in vagal-induced asystole
AU1093099A (en) 1997-10-17 1999-05-10 Penn State Research Foundation; The Muscle stimulating device and method for diagnosing and treating a breathin g disorder
AUPP026997A0 (en) 1997-11-07 1997-12-04 Resmed Limited Administration of cpap treatment pressure in presence of apnea
US7921855B2 (en) 1998-01-07 2011-04-12 Asthmatx, Inc. Method for treating an asthma attack
US6269269B1 (en) 1998-04-23 2001-07-31 Medtronic Inc. Method and apparatus for synchronized treatment of obstructive sleep apnea
US6251126B1 (en) 1998-04-23 2001-06-26 Medtronic Inc Method and apparatus for synchronized treatment of obstructive sleep apnea
CA2239673A1 (en) * 1998-06-04 1999-12-04 Christer Sinderby Automatic adjustment of applied levels of ventilatory support and extrinsic peep by closed-loop control of neuro-ventilatory efficiency
US7198635B2 (en) 2000-10-17 2007-04-03 Asthmatx, Inc. Modification of airways by application of energy
US8181656B2 (en) 1998-06-10 2012-05-22 Asthmatx, Inc. Methods for treating airways
US6240316B1 (en) * 1998-08-14 2001-05-29 Advanced Bionics Corporation Implantable microstimulation system for treatment of sleep apnea
US6212435B1 (en) 1998-11-13 2001-04-03 Respironics, Inc. Intraoral electromuscular stimulation device and method
CA2376877C (en) * 1999-06-11 2007-06-05 Cochlear Limited Stimulus output monitor and control circuit for electrical tissue stimulator
EP1198271A4 (en) * 1999-06-25 2009-01-21 Univ Emory DEVICES AND METHODS FOR STIMULATING THE VAGUSNERVS
US6758216B1 (en) * 1999-09-15 2004-07-06 Resmed Limited Ventilatory assistance using an external effort sensor
US6513530B2 (en) 1999-09-17 2003-02-04 Pi Medical, Inc. Braided palatal implant for snoring treatment
US6513531B2 (en) 1999-09-17 2003-02-04 Pi Medical, Inc. Proximal placement of snoring treatment implant
US6250307B1 (en) 1999-09-17 2001-06-26 Pi Medical, Inc. Snoring treatment
US6601584B2 (en) 1999-09-17 2003-08-05 Pi Medical, Inc. Contracting snoring treatment implant
US6450169B1 (en) 1999-09-17 2002-09-17 Pi Medical, Inc. Braided implant for snoring treatment
US6415796B1 (en) 1999-09-17 2002-07-09 Pi Medical, Inc. Placement tool for snoring treatment
US6516806B2 (en) 1999-09-17 2003-02-11 Pi Medical, Inc. Compliant snoring treatment implant
US6523541B2 (en) 1999-09-17 2003-02-25 Pi Medical, Inc. Delivery system for snoring treatment implant and method
US6431174B1 (en) 2000-08-10 2002-08-13 Pi Medical, Inc. Method and apparatus to treat conditions of the naso-pharyngeal area
US6502574B2 (en) 1999-09-17 2003-01-07 Pi Medical, Inc. Lateral stiffening snoring treatment
US6390096B1 (en) 1999-09-17 2002-05-21 Pi Medical, Inc. Needle with pre-loaded implant for snoring treatment
US6636767B1 (en) 1999-09-29 2003-10-21 Restore Medical, Inc. Implanatable stimulation device for snoring treatment
US8251070B2 (en) 2000-03-27 2012-08-28 Asthmatx, Inc. Methods for treating airways
US6439238B1 (en) 2000-06-30 2002-08-27 Pi Medical, Inc. Snoring diagnostic and treatment
US7305268B2 (en) 2000-07-13 2007-12-04 Northstar Neurscience, Inc. Systems and methods for automatically optimizing stimulus parameters and electrode configurations for neuro-stimulators
US7672730B2 (en) 2001-03-08 2010-03-02 Advanced Neuromodulation Systems, Inc. Methods and apparatus for effectuating a lasting change in a neural-function of a patient
US20050021118A1 (en) * 2000-07-13 2005-01-27 Chris Genau Apparatuses and systems for applying electrical stimulation to a patient
US7024247B2 (en) * 2001-10-15 2006-04-04 Northstar Neuroscience, Inc. Systems and methods for reducing the likelihood of inducing collateral neural activity during neural stimulation threshold test procedures
US7146217B2 (en) 2000-07-13 2006-12-05 Northstar Neuroscience, Inc. Methods and apparatus for effectuating a change in a neural-function of a patient
US7236831B2 (en) * 2000-07-13 2007-06-26 Northstar Neuroscience, Inc. Methods and apparatus for effectuating a lasting change in a neural-function of a patient
US7831305B2 (en) 2001-10-15 2010-11-09 Advanced Neuromodulation Systems, Inc. Neural stimulation system and method responsive to collateral neural activity
US7756584B2 (en) 2000-07-13 2010-07-13 Advanced Neuromodulation Systems, Inc. Methods and apparatus for effectuating a lasting change in a neural-function of a patient
US7010351B2 (en) 2000-07-13 2006-03-07 Northstar Neuroscience, Inc. Methods and apparatus for effectuating a lasting change in a neural-function of a patient
US20040176831A1 (en) * 2000-07-13 2004-09-09 Gliner Bradford Evan Apparatuses and systems for applying electrical stimulation to a patient
US6487446B1 (en) 2000-09-26 2002-11-26 Medtronic, Inc. Method and system for spinal cord stimulation prior to and during a medical procedure
US7104987B2 (en) 2000-10-17 2006-09-12 Asthmatx, Inc. Control system and process for application of energy to airway walls and other mediums
US6357438B1 (en) * 2000-10-19 2002-03-19 Mallinckrodt Inc. Implantable sensor for proportional assist ventilation
DE60136387D1 (de) 2000-12-29 2008-12-11 Ares Medical Inc Risikobewertung von schlafapnoe
US7299096B2 (en) 2001-03-08 2007-11-20 Northstar Neuroscience, Inc. System and method for treating Parkinson's Disease and other movement disorders
AU2002334749A1 (en) * 2001-09-28 2003-04-07 Northstar Neuroscience, Inc. Methods and implantable apparatus for electrical therapy
US7017582B2 (en) 2002-02-04 2006-03-28 Restore Medical Inc. Stiffening pharyngeal wall treatment
US7146981B2 (en) 2002-02-04 2006-12-12 Restore Medical, Inc. Pharyngeal wall treatment
US7221981B2 (en) 2002-03-28 2007-05-22 Northstar Neuroscience, Inc. Electrode geometries for efficient neural stimulation
US7245967B1 (en) 2002-06-12 2007-07-17 Pacesetter, Inc. Parasympathetic nerve stimulation for termination of supraventricular arrhythmias
US7403819B1 (en) * 2002-06-12 2008-07-22 Pacesetter, Inc. Parasympathetic nerve stimulation for control of AV conduction
US7620444B2 (en) * 2002-10-05 2009-11-17 General Electric Company Systems and methods for improving usability of images for medical applications
US6945939B2 (en) * 2002-10-18 2005-09-20 Pacesetter, Inc. Hemodynamic analysis
US7236830B2 (en) 2002-12-10 2007-06-26 Northstar Neuroscience, Inc. Systems and methods for enhancing or optimizing neural stimulation therapy for treating symptoms of Parkinson's disease and/or other movement disorders
US20050075680A1 (en) * 2003-04-18 2005-04-07 Lowry David Warren Methods and systems for intracranial neurostimulation and/or sensing
US7302298B2 (en) 2002-11-27 2007-11-27 Northstar Neuroscience, Inc Methods and systems employing intracranial electrodes for neurostimulation and/or electroencephalography
US7189204B2 (en) 2002-12-04 2007-03-13 Cardiac Pacemakers, Inc. Sleep detection using an adjustable threshold
US6959215B2 (en) 2002-12-09 2005-10-25 Northstar Neuroscience, Inc. Methods for treating essential tremor
AU2003297761A1 (en) 2002-12-09 2004-06-30 Northstar Neuroscience, Inc. Methods for treating neurological language disorders
US20050080348A1 (en) * 2003-09-18 2005-04-14 Stahmann Jeffrey E. Medical event logbook system and method
US7992566B2 (en) 2002-12-30 2011-08-09 Quiescence Medical, Inc. Apparatus and methods for treating sleep apnea
US7647931B2 (en) 2002-12-30 2010-01-19 Quiescence Medical, Inc. Stent for maintaining patency of a body region
US7025730B2 (en) * 2003-01-10 2006-04-11 Medtronic, Inc. System and method for automatically monitoring and delivering therapy for sleep-related disordered breathing
US7277749B2 (en) * 2003-01-15 2007-10-02 Alfred E. Mann Institute For Biomedical Engineering At The University Of Southern California Treatments for snoring using injectable neuromuscular stimulators
US7499750B2 (en) 2003-04-11 2009-03-03 Cardiac Pacemakers, Inc. Noise canceling cardiac electrodes
CA2523540A1 (en) * 2003-04-24 2005-01-06 Northstar Neuroscience, Inc. Systems and methods for facilitating and/or effectuating development, rehabilitation, restoration, and/or recovery of visual function through neural stimulation
US20040226556A1 (en) 2003-05-13 2004-11-18 Deem Mark E. Apparatus for treating asthma using neurotoxin
US7477932B2 (en) 2003-05-28 2009-01-13 Cardiac Pacemakers, Inc. Cardiac waveform template creation, maintenance and use
EP1654032A2 (en) 2003-08-01 2006-05-10 Northstar Neuroscience, Inc. Apparatus and methods for applying neural stimulation to a patient
US7757690B2 (en) * 2003-09-18 2010-07-20 Cardiac Pacemakers, Inc. System and method for moderating a therapy delivered during sleep using physiologic data acquired during non-sleep
US7532934B2 (en) 2003-09-18 2009-05-12 Cardiac Pacemakers, Inc. Snoring detection system and method
US7469697B2 (en) * 2003-09-18 2008-12-30 Cardiac Pacemakers, Inc. Feedback system and method for sleep disordered breathing therapy
US7591265B2 (en) 2003-09-18 2009-09-22 Cardiac Pacemakers, Inc. Coordinated use of respiratory and cardiac therapies for sleep disordered breathing
EP1670547B1 (en) 2003-08-18 2008-11-12 Cardiac Pacemakers, Inc. Patient monitoring system
US7336996B2 (en) * 2003-09-18 2008-02-26 Cardiac Pacemakers, Inc. Rate regularization of cardiac pacing for disordered breathing therapy
US7510531B2 (en) * 2003-09-18 2009-03-31 Cardiac Pacemakers, Inc. System and method for discrimination of central and obstructive disordered breathing events
US7668591B2 (en) * 2003-09-18 2010-02-23 Cardiac Pacemakers, Inc. Automatic activation of medical processes
US8606356B2 (en) 2003-09-18 2013-12-10 Cardiac Pacemakers, Inc. Autonomic arousal detection system and method
US7572225B2 (en) * 2003-09-18 2009-08-11 Cardiac Pacemakers, Inc. Sleep logbook
US7468040B2 (en) * 2003-09-18 2008-12-23 Cardiac Pacemakers, Inc. Methods and systems for implantably monitoring external breathing therapy
US7720541B2 (en) 2003-08-18 2010-05-18 Cardiac Pacemakers, Inc. Adaptive therapy for disordered breathing
US7610094B2 (en) 2003-09-18 2009-10-27 Cardiac Pacemakers, Inc. Synergistic use of medical devices for detecting medical disorders
US7967756B2 (en) 2003-09-18 2011-06-28 Cardiac Pacemakers, Inc. Respiratory therapy control based on cardiac cycle
US7575553B2 (en) 2003-09-18 2009-08-18 Cardiac Pacemakers, Inc. Methods and systems for assessing pulmonary disease
US7396333B2 (en) 2003-08-18 2008-07-08 Cardiac Pacemakers, Inc. Prediction of disordered breathing
US7678061B2 (en) * 2003-09-18 2010-03-16 Cardiac Pacemakers, Inc. System and method for characterizing patient respiration
US7662101B2 (en) 2003-09-18 2010-02-16 Cardiac Pacemakers, Inc. Therapy control based on cardiopulmonary status
US8192376B2 (en) 2003-08-18 2012-06-05 Cardiac Pacemakers, Inc. Sleep state classification
US8251061B2 (en) 2003-09-18 2012-08-28 Cardiac Pacemakers, Inc. Methods and systems for control of gas therapy
US7887493B2 (en) 2003-09-18 2011-02-15 Cardiac Pacemakers, Inc. Implantable device employing movement sensing for detecting sleep-related disorders
EP1512430B1 (de) 2003-09-02 2008-02-13 Biotronik GmbH & Co. KG Vorrichtung zur Behandlung von Schlaf-Apnoe
DE10347294A1 (de) * 2003-10-02 2005-04-28 Biotronik Gmbh & Co Kg Vorrichtung und Verfahren zur Behandlung von Schlaf-Apnoe
US7970475B2 (en) * 2003-10-15 2011-06-28 Rmx, Llc Device and method for biasing lung volume
US8160711B2 (en) 2003-10-15 2012-04-17 Rmx, Llc Multimode device and method for controlling breathing
US9259573B2 (en) 2003-10-15 2016-02-16 Rmx, Llc Device and method for manipulating exhalation
US8140164B2 (en) * 2003-10-15 2012-03-20 Rmx, Llc Therapeutic diaphragm stimulation device and method
US8244358B2 (en) 2003-10-15 2012-08-14 Rmx, Llc Device and method for treating obstructive sleep apnea
US7979128B2 (en) * 2003-10-15 2011-07-12 Rmx, Llc Device and method for gradually controlling breathing
US8265759B2 (en) 2003-10-15 2012-09-11 Rmx, Llc Device and method for treating disorders of the cardiovascular system or heart
US8467876B2 (en) 2003-10-15 2013-06-18 Rmx, Llc Breathing disorder detection and therapy delivery device and method
US20050085874A1 (en) * 2003-10-17 2005-04-21 Ross Davis Method and system for treating sleep apnea
US20060247693A1 (en) 2005-04-28 2006-11-02 Yanting Dong Non-captured intrinsic discrimination in cardiac pacing response classification
US7319900B2 (en) 2003-12-11 2008-01-15 Cardiac Pacemakers, Inc. Cardiac response classification using multiple classification windows
US8521284B2 (en) 2003-12-12 2013-08-27 Cardiac Pacemakers, Inc. Cardiac response classification using multisite sensing and pacing
US7774064B2 (en) 2003-12-12 2010-08-10 Cardiac Pacemakers, Inc. Cardiac response classification using retriggerable classification windows
US20050149132A1 (en) 2003-12-24 2005-07-07 Imad Libbus Automatic baroreflex modulation based on cardiac activity
US7120499B2 (en) * 2004-02-12 2006-10-10 Ndi Medical, Llc Portable percutaneous assemblies, systems and methods for providing highly selective functional or therapeutic neuromuscular stimulation
AU2005214041B2 (en) * 2004-02-12 2011-08-25 Spr Therapeutics, Inc. Portable assemblies, systems and methods for providing functional or therapeutic neuromuscular stimulation
US7483747B2 (en) 2004-07-15 2009-01-27 Northstar Neuroscience, Inc. Systems and methods for enhancing or affecting neural stimulation efficiency and/or efficacy
US7690378B1 (en) 2004-07-21 2010-04-06 Pacesetter, Inc. Methods, systems and devices for monitoring respiratory disorders
US7949407B2 (en) 2004-11-05 2011-05-24 Asthmatx, Inc. Energy delivery devices and methods
WO2006052940A2 (en) 2004-11-05 2006-05-18 Asthmatx, Inc. Medical device with procedure improvement features
US7565200B2 (en) 2004-11-12 2009-07-21 Advanced Neuromodulation Systems, Inc. Systems and methods for selecting stimulation sites and applying treatment, including treatment of symptoms of Parkinson's disease, other movement disorders, and/or drug side effects
US20070093802A1 (en) 2005-10-21 2007-04-26 Danek Christopher J Energy delivery devices and methods
JP2006185060A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Fujitsu Ltd パスワード入力方法
US7680534B2 (en) 2005-02-28 2010-03-16 Cardiac Pacemakers, Inc. Implantable cardiac device with dyspnea measurement
US7680538B2 (en) * 2005-03-31 2010-03-16 Case Western Reserve University Method of treating obstructive sleep apnea using electrical nerve stimulation
US7392086B2 (en) 2005-04-26 2008-06-24 Cardiac Pacemakers, Inc. Implantable cardiac device and method for reduced phrenic nerve stimulation
US7644714B2 (en) 2005-05-27 2010-01-12 Apnex Medical, Inc. Devices and methods for treating sleep disorders
US8036750B2 (en) 2005-06-13 2011-10-11 Cardiac Pacemakers, Inc. System for neural control of respiration
US7856264B2 (en) 2005-10-19 2010-12-21 Advanced Neuromodulation Systems, Inc. Systems and methods for patient interactive neural stimulation and/or chemical substance delivery
US7729773B2 (en) 2005-10-19 2010-06-01 Advanced Neuromodualation Systems, Inc. Neural stimulation and optical monitoring systems and methods
US8929991B2 (en) 2005-10-19 2015-01-06 Advanced Neuromodulation Systems, Inc. Methods for establishing parameters for neural stimulation, including via performance of working memory tasks, and associated kits
US20070118180A1 (en) 2005-11-18 2007-05-24 Quan Ni Cardiac resynchronization therapy for improved hemodynamics based on disordered breathing detection
CN1977767B (zh) * 2005-12-08 2010-10-06 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 提高呼吸波识别率的方法
US7519409B2 (en) * 2005-12-29 2009-04-14 Medtronic, Inc. Implantable cell/tissue-based biosensing device
US7650189B1 (en) * 2006-06-02 2010-01-19 Pacesetter, Inc. Techniques to maintain or alter upper airway patency
EP2037850A2 (en) 2006-07-06 2009-03-25 Quiescence Medical Inc Apparatus and methods for treating sleep apnea
FR2903314B1 (fr) * 2006-07-10 2018-01-12 Universite Pierre Et Marie Curie Dispositif de detection d'un reglage inapproprie d'une machine d'assistance ventilatoire utilisee sur un mammifere.
US8209013B2 (en) 2006-09-14 2012-06-26 Cardiac Pacemakers, Inc. Therapeutic electrical stimulation that avoids undesirable activation
US8417343B2 (en) 2006-10-13 2013-04-09 Apnex Medical, Inc. Obstructive sleep apnea treatment devices, systems and methods
US9913982B2 (en) * 2011-01-28 2018-03-13 Cyberonics, Inc. Obstructive sleep apnea treatment devices, systems and methods
US9205262B2 (en) 2011-05-12 2015-12-08 Cyberonics, Inc. Devices and methods for sleep apnea treatment
US8855771B2 (en) 2011-01-28 2014-10-07 Cyberonics, Inc. Screening devices and methods for obstructive sleep apnea therapy
US9744354B2 (en) 2008-12-31 2017-08-29 Cyberonics, Inc. Obstructive sleep apnea treatment devices, systems and methods
US9186511B2 (en) 2006-10-13 2015-11-17 Cyberonics, Inc. Obstructive sleep apnea treatment devices, systems and methods
US7931647B2 (en) 2006-10-20 2011-04-26 Asthmatx, Inc. Method of delivering energy to a lung airway using markers
US20080109047A1 (en) * 2006-10-26 2008-05-08 Pless Benjamin D Apnea treatment device
US8280513B2 (en) 2006-12-22 2012-10-02 Rmx, Llc Device and method to treat flow limitations
DK2107920T3 (da) 2007-01-29 2013-10-21 Univ Fraser Simon Transvaskulært nervestimulationsapparat
ES2550960T3 (es) * 2007-02-01 2015-11-13 Boston Scientific Neuromodulation Corporation Sistema de neuroestimulación para medir la actividad de un paciente
US8235983B2 (en) 2007-07-12 2012-08-07 Asthmatx, Inc. Systems and methods for delivering energy to passageways in a patient
US9037239B2 (en) 2007-08-07 2015-05-19 Cardiac Pacemakers, Inc. Method and apparatus to perform electrode combination selection
US8265736B2 (en) 2007-08-07 2012-09-11 Cardiac Pacemakers, Inc. Method and apparatus to perform electrode combination selection
CN101939051B (zh) 2008-02-14 2013-07-10 心脏起搏器公司 用于膈刺激检测的方法和装置
US8483831B1 (en) 2008-02-15 2013-07-09 Holaira, Inc. System and method for bronchial dilation
US8579794B2 (en) 2008-05-02 2013-11-12 Dymedix Corporation Agitator to stimulate the central nervous system
EP2662027B1 (en) 2008-05-09 2017-09-27 Holaira, Inc. Systems, assemblies, and methods for treating a bronchial tree
CA2732732C (en) * 2008-08-01 2016-04-12 Jonathan L. Sakai Portable assemblies, systems, and methods for providing functional or therapeutic neurostimulation
WO2010021556A1 (en) * 2008-08-19 2010-02-25 Fisher & Paykel Healthcare Limited Breathing transition detection
EP2352554B1 (en) 2008-08-22 2014-10-08 Dymedix Corporation Dosage optimization for a closed loop neuromodulator
US10667727B2 (en) 2008-09-05 2020-06-02 Varian Medical Systems, Inc. Systems and methods for determining a state of a patient
US8372013B2 (en) 2008-09-19 2013-02-12 Medtronic, Inc. Method and apparatus for determining a respiration parameter in a medical device
US8302602B2 (en) 2008-09-30 2012-11-06 Nellcor Puritan Bennett Llc Breathing assistance system with multiple pressure sensors
US9889299B2 (en) * 2008-10-01 2018-02-13 Inspire Medical Systems, Inc. Transvenous method of treating sleep apnea
US8777850B2 (en) * 2008-10-31 2014-07-15 Medtronic, Inc. Heart failure patient management using an implantable monitoring system
EP2389224B1 (en) 2008-11-19 2017-03-01 Inspire Medical Systems, Inc. Device treating sleep disordered breathing
US9409013B2 (en) 2009-10-20 2016-08-09 Nyxoah SA Method for controlling energy delivery as a function of degree of coupling
US10716940B2 (en) 2009-10-20 2020-07-21 Nyxoah SA Implant unit for modulation of small diameter nerves
US10751537B2 (en) 2009-10-20 2020-08-25 Nyxoah SA Arced implant unit for modulation of nerves
CN104042322B (zh) 2009-10-27 2017-06-06 赫莱拉公司 具有可冷却的能量发射组件的递送装置
US8911439B2 (en) 2009-11-11 2014-12-16 Holaira, Inc. Non-invasive and minimally invasive denervation methods and systems for performing the same
EP4111995A1 (en) 2009-11-11 2023-01-04 Nuvaira, Inc. Device for treating tissue and controlling stenosis
US8620425B2 (en) 2010-04-29 2013-12-31 Medtronic, Inc. Nerve signal differentiation in cardiac therapy
US8423134B2 (en) 2010-04-29 2013-04-16 Medtronic, Inc. Therapy using perturbation and effect of physiological systems
US8639327B2 (en) 2010-04-29 2014-01-28 Medtronic, Inc. Nerve signal differentiation in cardiac therapy
US9242104B2 (en) * 2010-05-11 2016-01-26 Cardiac Pacemakers, Inc. Systems for patient control of implantable medical device therapy
US10086202B2 (en) 2010-05-11 2018-10-02 Cardiac Pacemakers, Inc. Patient control of therapy suspension
US8788045B2 (en) 2010-06-08 2014-07-22 Bluewind Medical Ltd. Tibial nerve stimulation
EP2621333B1 (en) 2010-09-28 2015-07-29 Masimo Corporation Depth of consciousness monitor including oximeter
US8844537B1 (en) 2010-10-13 2014-09-30 Michael T. Abramson System and method for alleviating sleep apnea
US9186504B2 (en) 2010-11-15 2015-11-17 Rainbow Medical Ltd Sleep apnea treatment
US9457186B2 (en) 2010-11-15 2016-10-04 Bluewind Medical Ltd. Bilateral feedback
WO2012082791A2 (en) 2010-12-13 2012-06-21 Quiescence Medical, Inc. Apparatus and methods for treating sleep apnea
US8706223B2 (en) 2011-01-19 2014-04-22 Medtronic, Inc. Preventative vagal stimulation
US8781583B2 (en) 2011-01-19 2014-07-15 Medtronic, Inc. Vagal stimulation
US8718763B2 (en) 2011-01-19 2014-05-06 Medtronic, Inc. Vagal stimulation
US8725259B2 (en) 2011-01-19 2014-05-13 Medtronic, Inc. Vagal stimulation
US8781582B2 (en) 2011-01-19 2014-07-15 Medtronic, Inc. Vagal stimulation
EP2741813B1 (en) 2011-08-11 2022-03-09 Inspire Medical Systems, Inc. System for selecting a stimulation protocol based on sensed respiratory effort
US8855783B2 (en) 2011-09-09 2014-10-07 Enopace Biomedical Ltd. Detector-based arterial stimulation
US8983611B2 (en) 2011-09-27 2015-03-17 Cardiac Pacemakers, Inc. Neural control of central sleep apnea
CA2850436C (en) * 2011-09-30 2021-06-22 Adi Mashiach Apparatus and method for controlling energy delivery as a function of degree of coupling
US8923973B2 (en) 2011-11-10 2014-12-30 Rainbow Medical Ltd. Blood flow control element
US9364624B2 (en) 2011-12-07 2016-06-14 Covidien Lp Methods and systems for adaptive base flow
US9498589B2 (en) 2011-12-31 2016-11-22 Covidien Lp Methods and systems for adaptive base flow and leak compensation
WO2013111137A2 (en) 2012-01-26 2013-08-01 Rainbow Medical Ltd. Wireless neurqstimulatqrs
US9386991B2 (en) 2012-02-02 2016-07-12 Rainbow Medical Ltd. Pressure-enhanced blood flow treatment
EP3556427B1 (en) 2012-03-05 2022-06-08 Lungpacer Medical Inc. Transvascular nerve stimulation apparatus
US8844526B2 (en) 2012-03-30 2014-09-30 Covidien Lp Methods and systems for triggering with unknown base flow
EP2854682B1 (en) 2012-06-04 2021-06-23 Boston Scientific Scimed, Inc. Systems for treating tissue of a passageway within a body
US9592086B2 (en) 2012-07-24 2017-03-14 Boston Scientific Scimed, Inc. Electrodes for tissue treatment
US9907967B2 (en) 2012-07-26 2018-03-06 Adi Mashiach Transcutaneous power conveyance device
US11253712B2 (en) 2012-07-26 2022-02-22 Nyxoah SA Sleep disordered breathing treatment apparatus
US10052097B2 (en) 2012-07-26 2018-08-21 Nyxoah SA Implant unit delivery tool
US9511238B2 (en) 2012-07-26 2016-12-06 Nyxoah SA Implant holder and suture guide
US9272132B2 (en) 2012-11-02 2016-03-01 Boston Scientific Scimed, Inc. Medical device for treating airways and related methods of use
US9283374B2 (en) 2012-11-05 2016-03-15 Boston Scientific Scimed, Inc. Devices and methods for delivering energy to body lumens
WO2014087337A1 (en) 2012-12-06 2014-06-12 Bluewind Medical Ltd. Delivery of implantable neurostimulators
US9398933B2 (en) 2012-12-27 2016-07-26 Holaira, Inc. Methods for improving drug efficacy including a combination of drug administration and nerve modulation
US9981096B2 (en) 2013-03-13 2018-05-29 Covidien Lp Methods and systems for triggering with unknown inspiratory flow
US9814618B2 (en) 2013-06-06 2017-11-14 Boston Scientific Scimed, Inc. Devices for delivering energy and related methods of use
US9643022B2 (en) 2013-06-17 2017-05-09 Nyxoah SA Flexible control housing for disposable patch
BR112014032002A2 (pt) 2013-06-21 2017-06-27 Univ Fraser Simon sistemas de estimulação de diafragma transvascular e métodos de utilização
JP6479005B2 (ja) 2013-08-09 2019-03-06 ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッドBoston Scientific Scimed,Inc. 医療器具
US9504423B1 (en) 2015-10-05 2016-11-29 Bardy Diagnostics, Inc. Method for addressing medical conditions through a wearable health monitor with the aid of a digital computer
US10624551B2 (en) 2013-09-25 2020-04-21 Bardy Diagnostics, Inc. Insertable cardiac monitor for use in performing long term electrocardiographic monitoring
WO2015048194A1 (en) 2013-09-25 2015-04-02 Bardy Diagnostics, Inc. Self-contained personal air flow sensing monitor
US9737224B2 (en) 2013-09-25 2017-08-22 Bardy Diagnostics, Inc. Event alerting through actigraphy embedded within electrocardiographic data
US9619660B1 (en) 2013-09-25 2017-04-11 Bardy Diagnostics, Inc. Computer-implemented system for secure physiological data collection and processing
US10463269B2 (en) 2013-09-25 2019-11-05 Bardy Diagnostics, Inc. System and method for machine-learning-based atrial fibrillation detection
US9700227B2 (en) 2013-09-25 2017-07-11 Bardy Diagnostics, Inc. Ambulatory electrocardiography monitoring patch optimized for capturing low amplitude cardiac action potential propagation
US10820801B2 (en) 2013-09-25 2020-11-03 Bardy Diagnostics, Inc. Electrocardiography monitor configured for self-optimizing ECG data compression
US9364155B2 (en) 2013-09-25 2016-06-14 Bardy Diagnostics, Inc. Self-contained personal air flow sensing monitor
US9433380B1 (en) 2013-09-25 2016-09-06 Bardy Diagnostics, Inc. Extended wear electrocardiography patch
US10667711B1 (en) 2013-09-25 2020-06-02 Bardy Diagnostics, Inc. Contact-activated extended wear electrocardiography and physiological sensor monitor recorder
US9655537B2 (en) 2013-09-25 2017-05-23 Bardy Diagnostics, Inc. Wearable electrocardiography and physiology monitoring ensemble
US9408551B2 (en) 2013-11-14 2016-08-09 Bardy Diagnostics, Inc. System and method for facilitating diagnosis of cardiac rhythm disorders with the aid of a digital computer
US9717433B2 (en) 2013-09-25 2017-08-01 Bardy Diagnostics, Inc. Ambulatory electrocardiography monitoring patch optimized for capturing low amplitude cardiac action potential propagation
US10433748B2 (en) 2013-09-25 2019-10-08 Bardy Diagnostics, Inc. Extended wear electrocardiography and physiological sensor monitor
US10736529B2 (en) 2013-09-25 2020-08-11 Bardy Diagnostics, Inc. Subcutaneous insertable electrocardiography monitor
US11723575B2 (en) 2013-09-25 2023-08-15 Bardy Diagnostics, Inc. Electrocardiography patch
US20190167139A1 (en) 2017-12-05 2019-06-06 Gust H. Bardy Subcutaneous P-Wave Centric Insertable Cardiac Monitor For Long Term Electrocardiographic Monitoring
US11213237B2 (en) 2013-09-25 2022-01-04 Bardy Diagnostics, Inc. System and method for secure cloud-based physiological data processing and delivery
US9615763B2 (en) 2013-09-25 2017-04-11 Bardy Diagnostics, Inc. Ambulatory electrocardiography monitor recorder optimized for capturing low amplitude cardiac action potential propagation
US10736531B2 (en) 2013-09-25 2020-08-11 Bardy Diagnostics, Inc. Subcutaneous insertable cardiac monitor optimized for long term, low amplitude electrocardiographic data collection
US10251576B2 (en) 2013-09-25 2019-04-09 Bardy Diagnostics, Inc. System and method for ECG data classification for use in facilitating diagnosis of cardiac rhythm disorders with the aid of a digital computer
US10799137B2 (en) 2013-09-25 2020-10-13 Bardy Diagnostics, Inc. System and method for facilitating a cardiac rhythm disorder diagnosis with the aid of a digital computer
US9775536B2 (en) 2013-09-25 2017-10-03 Bardy Diagnostics, Inc. Method for constructing a stress-pliant physiological electrode assembly
US10888239B2 (en) 2013-09-25 2021-01-12 Bardy Diagnostics, Inc. Remote interfacing electrocardiography patch
US9433367B2 (en) 2013-09-25 2016-09-06 Bardy Diagnostics, Inc. Remote interfacing of extended wear electrocardiography and physiological sensor monitor
US9345414B1 (en) 2013-09-25 2016-05-24 Bardy Diagnostics, Inc. Method for providing dynamic gain over electrocardiographic data with the aid of a digital computer
US9408545B2 (en) 2013-09-25 2016-08-09 Bardy Diagnostics, Inc. Method for efficiently encoding and compressing ECG data optimized for use in an ambulatory ECG monitor
US9730593B2 (en) 2013-09-25 2017-08-15 Bardy Diagnostics, Inc. Extended wear ambulatory electrocardiography and physiological sensor monitor
US9717432B2 (en) 2013-09-25 2017-08-01 Bardy Diagnostics, Inc. Extended wear electrocardiography patch using interlaced wire electrodes
US10433751B2 (en) 2013-09-25 2019-10-08 Bardy Diagnostics, Inc. System and method for facilitating a cardiac rhythm disorder diagnosis based on subcutaneous cardiac monitoring data
US10806360B2 (en) 2013-09-25 2020-10-20 Bardy Diagnostics, Inc. Extended wear ambulatory electrocardiography and physiological sensor monitor
US10165946B2 (en) 2013-09-25 2019-01-01 Bardy Diagnostics, Inc. Computer-implemented system and method for providing a personal mobile device-triggered medical intervention
US9655538B2 (en) 2013-09-25 2017-05-23 Bardy Diagnostics, Inc. Self-authenticating electrocardiography monitoring circuit
US9242088B2 (en) 2013-11-22 2016-01-26 Simon Fraser University Apparatus and methods for assisted breathing by transvascular nerve stimulation
US20170000571A1 (en) * 2013-12-12 2017-01-05 Koninklijke Philips N.V. Method and system for respiratory monitoring during ct-guided interventional procedures
CA2935454A1 (en) 2014-01-21 2015-07-30 Simon Fraser University Systems and related methods for optimization of multi-electrode nerve pacing
US11383083B2 (en) 2014-02-11 2022-07-12 Livanova Usa, Inc. Systems and methods of detecting and treating obstructive sleep apnea
US9731089B2 (en) * 2014-02-14 2017-08-15 Breathe Technologies, Inc. Sleep detection for controlling continuous positive airway pressure therapy
JP6315576B2 (ja) * 2014-06-16 2018-04-25 国立大学法人山口大学 寝息呼吸音解析装置及び方法
US9808591B2 (en) 2014-08-15 2017-11-07 Covidien Lp Methods and systems for breath delivery synchronization
WO2016033245A1 (en) 2014-08-26 2016-03-03 Rmx, Llc Devices and methods for reducing intrathoracic pressure
WO2016057553A1 (en) 2014-10-07 2016-04-14 Masimo Corporation Modular physiological sensors
US9950129B2 (en) 2014-10-27 2018-04-24 Covidien Lp Ventilation triggering using change-point detection
US9925346B2 (en) 2015-01-20 2018-03-27 Covidien Lp Systems and methods for ventilation with unknown exhalation flow
US10004896B2 (en) 2015-01-21 2018-06-26 Bluewind Medical Ltd. Anchors and implant devices
US9764146B2 (en) 2015-01-21 2017-09-19 Bluewind Medical Ltd. Extracorporeal implant controllers
US9597521B2 (en) 2015-01-21 2017-03-21 Bluewind Medical Ltd. Transmitting coils for neurostimulation
WO2016149344A1 (en) 2015-03-19 2016-09-22 Inspire Medical Systems, Inc. Stimulation for treating sleep disordered breathing
US9782589B2 (en) 2015-06-10 2017-10-10 Bluewind Medical Ltd. Implantable electrostimulator for improving blood flow
US10105540B2 (en) 2015-11-09 2018-10-23 Bluewind Medical Ltd. Optimization of application of current
US9713707B2 (en) 2015-11-12 2017-07-25 Bluewind Medical Ltd. Inhibition of implant migration
EP3377168B1 (en) 2015-11-17 2023-06-21 Inspire Medical Systems, Inc. Microstimulation sleep disordered breathing (sdb) therapy device
CN108289784B (zh) * 2015-11-27 2022-04-01 皇家飞利浦有限公司 控制一氧化氮水平的富集的设备和控制方法
JP2019535396A (ja) 2016-11-10 2019-12-12 ザ リサーチ ファウンデーション フォー ザ ステート ユニバーシティ オブ ニューヨーク 気道閉塞に関するシステム、方法、及びバイオマーカ
US10124178B2 (en) 2016-11-23 2018-11-13 Bluewind Medical Ltd. Implant and delivery tool therefor
WO2018144631A1 (en) * 2017-02-01 2018-08-09 The Alfred E. Mann Foundation For Scientific Research Stimulator systems and methods for obstructive sleep apnea
US10293164B2 (en) 2017-05-26 2019-05-21 Lungpacer Medical Inc. Apparatus and methods for assisted breathing by transvascular nerve stimulation
US20180353764A1 (en) 2017-06-13 2018-12-13 Bluewind Medical Ltd. Antenna configuration
WO2019006239A1 (en) 2017-06-30 2019-01-03 Lungpacer Medical Inc. DEVICES FOR PREVENTION, MODERATION AND / OR TREATMENT OF COGNITIVE DISORDER
US10195429B1 (en) 2017-08-02 2019-02-05 Lungpacer Medical Inc. Systems and methods for intravascular catheter positioning and/or nerve stimulation
US10940308B2 (en) 2017-08-04 2021-03-09 Lungpacer Medical Inc. Systems and methods for trans-esophageal sympathetic ganglion recruitment
EP3877043A4 (en) 2018-11-08 2022-08-24 Lungpacer Medical Inc. STIMULATION SYSTEM AND ASSOCIATED USER INTERFACES
JP2022532375A (ja) 2019-05-16 2022-07-14 ラングペーサー メディカル インコーポレイテッド 検知及び刺激のためのシステム及び方法
EP3983057A4 (en) 2019-06-12 2023-07-12 Lungpacer Medical Inc. CIRCUIT FOR MEDICAL STIMULATION SYSTEMS
US11266838B1 (en) 2019-06-21 2022-03-08 Rmx, Llc Airway diagnostics utilizing phrenic nerve stimulation device and method
US11324954B2 (en) 2019-06-28 2022-05-10 Covidien Lp Achieving smooth breathing by modified bilateral phrenic nerve pacing
US11096579B2 (en) 2019-07-03 2021-08-24 Bardy Diagnostics, Inc. System and method for remote ECG data streaming in real-time
US11116451B2 (en) 2019-07-03 2021-09-14 Bardy Diagnostics, Inc. Subcutaneous P-wave centric insertable cardiac monitor with energy harvesting capabilities
US11696681B2 (en) 2019-07-03 2023-07-11 Bardy Diagnostics Inc. Configurable hardware platform for physiological monitoring of a living body
US11759636B2 (en) 2019-08-05 2023-09-19 David Goldfarb Apparatus and method for treating obstructive sleep apnea
WO2021050985A1 (en) * 2019-09-13 2021-03-18 The Regents Of The University Of Colorado, A Body Corporate A wearable system for intra-ear sensing and stimulating
US20210177329A1 (en) * 2019-12-16 2021-06-17 Laborie Medical Technologies Corp. Uroflowmetry Signal Artifact Detection and Removal Systems and Methods
US11666751B2 (en) 2020-01-24 2023-06-06 Medtronic Xomed, Inc. Combination obstructive sleep apnea trialing lead and chronic lead
US11198002B2 (en) 2020-01-24 2021-12-14 Medtronic Xomed, Inc. Needle and introducer used in lead placement for obstructive sleep apnea treatment
US11819233B2 (en) 2020-01-24 2023-11-21 Medtronic Xomed, Inc. Devices and techniques for separating tissue
US11426201B2 (en) 2020-01-24 2022-08-30 Medtronic Xomed, Inc. Treatment of obstructive sleep apnea (OSA)
US11273305B2 (en) 2020-01-24 2022-03-15 Medtronic Xomed, Inc. Medical lead for treating obstructive sleep apnea (OSA) with electrical stimulation
US11400299B1 (en) 2021-09-14 2022-08-02 Rainbow Medical Ltd. Flexible antenna for stimulator

Family Cites Families (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH406519A (de) * 1963-12-13 1966-01-31 Fenyves & Gut Dr Verfahren und Einrichtung für die Markierung der Inversionspunkte in Atemschleifen
DD147910A1 (de) * 1975-07-30 1981-04-29 Dieter Schubert Verfahren zur fehlerarmen messung der inspirations-und exspirationsdauer
US4050458A (en) * 1976-01-26 1977-09-27 Puritan-Bennett Corporation Respiration system with patient assist capability
US4074710A (en) * 1976-05-28 1978-02-21 City Of Hope National Medical Center Intrathoracic pressure biofeedback method
US4180059A (en) * 1978-02-03 1979-12-25 City Of Hope National Medical Center Method of measuring intrathoracic pressure
NL183221C (nl) * 1978-03-20 1988-09-01 Univ Groningen Inrichting voor het detecteren van de activiteit van de ademhalingsorganen en het hart van een levend wezen.
US4197856A (en) * 1978-04-10 1980-04-15 Northrop Robert B Ultrasonic respiration/convulsion monitoring apparatus and method for its use
US4278142A (en) * 1978-05-08 1981-07-14 Agency Of Industrial Science And Technology Automatic guidance system for vehicles
US4420001A (en) * 1979-01-19 1983-12-13 Hearne Keith M T Respiratory measuring devices
US4296757A (en) * 1980-04-14 1981-10-27 Thomas Taylor Respiratory monitor and excessive intrathoracic or abdominal pressure indicator
US4428378A (en) 1981-11-19 1984-01-31 Medtronic, Inc. Rate adaptive pacer
US4462398A (en) * 1982-12-03 1984-07-31 Kircaldie, Randal and McNab, Trustee Respirating gas supply method and apparatus therefor
US4860766A (en) * 1983-11-18 1989-08-29 Respitrace Corp. Noninvasive method for measuring and monitoring intrapleural pressure in newborns
FR2569975B1 (fr) * 1984-09-11 1989-01-27 Fournier Montgieux Francois Dispositif pour la detection en continu du rythme respiratoire, notamment en vue de la prevention de la mort subite du nourrisson par arret respiratoire au cours du sommeil
DE3442174C2 (de) * 1984-11-17 1993-11-11 Hanscarl Prof Dr Med Leuner Verfahren und Vorrichtung zum Messen eines Indikators für den Entspannungszustand eines Menschen
US4781201A (en) * 1984-12-27 1988-11-01 American Home Products Corporation (Del.) Cardiovascular artifact filter
EP0212370B1 (de) * 1985-08-21 1990-03-21 Kontron Instruments Holding N.V. Verfahren und Gerät zur Atmungsüberwachung
US4834109A (en) * 1986-01-21 1989-05-30 Respitrace Corporation Single position non-invasive calibration technique
US5050614A (en) * 1986-08-06 1991-09-24 Spacelabs, Inc. Apparatus and method for inspiration detection
US4830008A (en) * 1987-04-24 1989-05-16 Meer Jeffrey A Method and system for treatment of sleep apnea
US4838279A (en) * 1987-05-12 1989-06-13 Fore Don C Respiration monitor
US4982738A (en) * 1988-11-30 1991-01-08 Dr. Madaus Gmbh Diagnostic apnea monitor system
US5105354A (en) * 1989-01-23 1992-04-14 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha Method and apparatus for correlating respiration and heartbeat variability
US5167610A (en) * 1989-05-25 1992-12-01 Matsushita Electric Works, Ltd. Sleep inducing system
JP2794196B2 (ja) 1989-06-20 1998-09-03 チェスト株式会社 無呼吸防止刺激装置
JPH0341926A (ja) * 1989-07-07 1991-02-22 Matsushita Electric Works Ltd 睡眠の状態変化検出装置および睡眠状態制御装置
US5031618A (en) 1990-03-07 1991-07-16 Medtronic, Inc. Position-responsive neuro stimulator
US5123425A (en) 1990-09-06 1992-06-23 Edentec Obstructive sleep apnea collar
US5158080A (en) * 1990-11-08 1992-10-27 Medtronic, Inc. Muscle tone
US5133354A (en) * 1990-11-08 1992-07-28 Medtronic, Inc. Method and apparatus for improving muscle tone
US5211173A (en) 1991-01-09 1993-05-18 Medtronic, Inc. Servo muscle control
US5190053A (en) 1991-02-28 1993-03-02 Jeffrey A. Meer, Revocable Living Trust Method and apparatus for electrical sublingual stimulation
US5146918A (en) * 1991-03-19 1992-09-15 Medtronic, Inc. Demand apnea control of central and obstructive sleep apnea
US5215082A (en) 1991-04-02 1993-06-01 Medtronic, Inc. Implantable apnea generator with ramp on generator
US5273036A (en) * 1991-04-03 1993-12-28 Ppg Industries, Inc. Apparatus and method for monitoring respiration
US5335657A (en) * 1991-05-03 1994-08-09 Cyberonics, Inc. Therapeutic treatment of sleep disorder by nerve stimulation
US5174287A (en) * 1991-05-28 1992-12-29 Medtronic, Inc. Airway feedback measurement system responsive to detected inspiration and obstructive apnea event
US5203343A (en) * 1991-06-14 1993-04-20 Board Of Regents, The University Of Texas System Method and apparatus for controlling sleep disorder breathing
US5335666A (en) * 1992-02-27 1994-08-09 Edentec Medical monitor with input regulation

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007181613A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Denso Corp 寝具に加わる被験者の荷重変化により得られる呼吸信号の解析方法および装置
JP2007190196A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Ngk Spark Plug Co Ltd 呼吸状態監視装置及び呼吸状態監視システム
JP2012187176A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Seiko Epson Corp 拍動検出装置
WO2012157277A1 (ja) * 2011-05-18 2012-11-22 Tada Yoshihiko 電極パッド及びこれを備えた気道確保装置
JP2012239575A (ja) * 2011-05-18 2012-12-10 Hitohiko Tada 電極パッド及びこれを備えた気道確保装置
JP2014522713A (ja) * 2011-08-10 2014-09-08 カーディアック ペースメイカーズ, インコーポレイテッド 頚部インピーダンスを使用する生理学的パラメータの判定
US9814395B2 (en) 2011-08-10 2017-11-14 Cardiac Pacemakers, Inc. Method and apparatus for determination of physiological parameters using cervical impedance
WO2022224599A1 (ja) * 2021-04-20 2022-10-27 東洋紡株式会社 四肢動物用の生体情報計測衣類、四肢動物用の衣類型生体情報計測装置、四肢動物の異常呼吸検知方法、および四肢動物の異常呼吸検知装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1277491B1 (en) 2008-01-09
DE69532514D1 (de) 2004-03-04
EP0706808A1 (en) 1996-04-17
JP3733556B2 (ja) 2006-01-11
EP0706808B1 (en) 2002-05-22
DE69526767D1 (de) 2002-06-27
EP1175919A1 (en) 2002-01-30
EP1277491A1 (en) 2003-01-22
DE69526767T2 (de) 2003-01-02
EP1175919B1 (en) 2004-01-28
DE69535686T2 (de) 2009-01-22
DE69532514T2 (de) 2004-10-14
US5549655A (en) 1996-08-27
DE69535686D1 (de) 2008-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3733556B2 (ja) 上部気道筋肉の剌激装置、上部気道筋肉の刺激制御装置
JP3684514B2 (ja) 閉塞性睡眠無呼吸患者治療用の医療用装置、及び睡眠からの覚醒検知用の医療用装置
US5485851A (en) Method and apparatus for arousal detection
US5546952A (en) Method and apparatus for detection of a respiratory waveform
US5540733A (en) Method and apparatus for detecting and treating obstructive sleep apnea
US5483969A (en) Method and apparatus for providing a respiratory effort waveform for the treatment of obstructive sleep apnea
JP3733555B2 (ja) 上部気道障害を処理するための医療用装置
US6021352A (en) Diagnostic testing methods and apparatus for implantable therapy devices
EP0917485B1 (en) System for treatment of respiratory disorders
EP0914179B1 (en) Gain control for a periodic signal
EP0907926B1 (en) Respiratory effort detection apparatus
US6099479A (en) Method and apparatus for operating therapy system
AU768822B2 (en) Method and apparatus for operating therapy system
AU1830801A (en) System for treatment of respiratory disorders

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050118

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050418

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051007

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081028

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091028

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091028

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091028

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091028

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091028

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101028

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees